JPH0752A - シクラメンの育成方法 - Google Patents

シクラメンの育成方法

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Publication number
JPH0752A
JPH0752A JP5110107A JP11010793A JPH0752A JP H0752 A JPH0752 A JP H0752A JP 5110107 A JP5110107 A JP 5110107A JP 11010793 A JP11010793 A JP 11010793A JP H0752 A JPH0752 A JP H0752A
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JP
Japan
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bulb
divided
cyclamen
root
true leaf
Prior art date
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Pending
Application number
JP5110107A
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English (en)
Inventor
Masashi Watanabe
正支 渡辺
Tatsuyuki Kimura
龍之 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NITSUSEN KAGAKU KK
Nissen Chemitec Corp
Nippon Chemitec Corp
Original Assignee
NITSUSEN KAGAKU KK
Nissen Chemitec Corp
Nippon Chemitec Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NITSUSEN KAGAKU KK, Nissen Chemitec Corp, Nippon Chemitec Corp filed Critical NITSUSEN KAGAKU KK
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Publication of JPH0752A publication Critical patent/JPH0752A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐暑性、耐病性に勝ると共に
観賞性にも優れた簡便かつ新規なシクラメンの育成方法
を提供することにある。 【構成】 根部(R)及び発芽部を有しか
つ未発芽状態のものから本葉(L)を数枚つけた幼苗状態
までの生育段階にあるシクラメンの球根(T)を任意に選
択し、これを分割して分割面に形成層が露出された分割
球根片(T1)(T2)を得、互いに異なる品種に由来する分割
球根片同士を組合わせて新種のシクラメンを育成する方
法からなり、1つの分割球根片(T2)には少なくとも実質
的な根を形成し得る根部(R)を含み、他の1つの分割球
根片(T1)には少なくとも本葉(L)又は実質的な本葉(L)を
形成し得る発芽部を含むように組合わせ、各分割球根片
(T1)(T2)の分割面に露出されている形成層の少なくとも
一部を互いに接合させた後培養する事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なシクラメンの育
成方法に関する。さらに詳しくは、耐病性、耐暑性等に
優れかつ美麗な花を有するシクラメンや、一株において
花色、花形、葉状などに多様性を有するシクラメン等の
新規なシクラメンの育成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】サクラソウ科(F.Primulaceae)、カガ
リビバナ属(G.Cyclamen)には20余種の種が知られてい
るが、これらのうち、特にペルシクム属(C.Persicum
及びその改良品種(以下“シクラメン”と呼ぶ)は秋か
ら冬にかけて美麗な花を開く鉢植え植物として古くから
根強い人気があり、晩秋から初春にかけて花屋の店頭を
飾る花卉として目に付くことは誰しも知っていることで
ある。
【0003】しかしシクラメンの原産地(地中海周辺及
びイラン)と日本の気候が相違するため、観賞に耐える
優良なシクラメンの栽培は難しい技術である。特に日本
の気候は、晩春から初秋にかけて高温多湿であるため、
秋蒔きの実生苗を越冬させ、翌年秋出荷可能な状態に生
育させるまでの約1年間の期間中に暑さ負けして病気に
罹ったり衰弱したりすることが多い。しかも、観賞性の
高い品種程、耐暑性や耐病性に劣る傾向が有る。
【0004】そこで近年に至り、葉柄培養、塊茎のキュ
アリング培養、葯培養、発芽した幼苗の黄化処理、無菌
苗の育成など、多岐の観点から優良な品種を量産せんが
ための実験が試みられているが、再生率が低い、生育に
長期間を必要とする(殊に葯培養の場合)、特別な施設
を必要とする(特に黄化処理の場合)などの問題点があ
り、栽培農家が無菌ベンチ程度の簡易施設で経済的に苗
を増産できる段階には達していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の解決し
ようとする課題は、耐暑性、耐病性に勝ると共に観賞性
にも優れた簡便かつ新規なシクラメンの育成方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】植物は免疫特異性が低い
ため、異種間、異属間の接ぎ木、接ぎ芽などによるキメ
ラ化が比較的容易であることは周知であり、ギリシャ時
代からの果樹を始め、野菜の分野においてもキュウリ苗
とカボチャ苗との間の異属間接ぎ木は連作障害の除去、
病害虫に対する抵抗性増大、収量の増大などを目的に広
く行われている。しかし、接ぎ木の台木と穂木間の親和
性に関する植物生理的解明は殆ど進んでおらず、近縁種
間においても日本クリと中国クリが接ぎ木できないよう
な事例が存在する。
【0007】更に接ぎ木等によるキメラ化の技術を実際
化する場合の条件は、操作が容易で、しかも活着率が高
いことである。これは、例えばタバコと他種ナス科植物
との接ぎ木のような、学術的研究を目的とする場合を除
き、園芸作物全般に共通する条件である。
【0008】本発明者は、シクラメンのキメラ化による
環境耐性の改善を意図して種々研究を行った結果、半割
したシクラメンの幼苗の球根部は、異品種シクラメンの
幼苗の半割球根と接合しやすく、特に接合部を接着して
おくことによって、殆ど 100%に近い活着率を示す事実
を見いだし、更に研究の結果、本発明に到達した。
【0009】かくして本願『請求項1』にかかる発明に
よれば、『根部及び発芽部を有しかつ未発芽状態のもの
から本葉を数枚つけた幼苗状態までの生育段階にあるシ
クラメンの球根を任意に選択し、これを分割して分割面
に形成層が露出された分割球根片を得、互いに異なる品
種に由来する分割球根片同士を組合わせて新種のシクラ
メンを育成する方法からなり、1つの分割球根片には少
なくとも実質的な根を形成し得る根部を含み、他の1つ
の分割球根片には本葉又は少なくとも実質的な本葉を形
成し得る発芽部を含むように組合わせ、各分割球根片の
分割面に露出されている形成層の少なくとも一部を互い
に接合させた後培養する事を特徴とするシクラメンの育
成方法』が提供される。
【0010】本発明に用いられる球根の品種としては、
主としてペルシクム種の園芸品種であるペルシクム系、
ロココ系及びパピリオ系の品種が好適なものとして挙げ
られるが、別段これらに限定されず、その他ギガンテウ
ム変種、小型のマルバシクラメン、アサザキシクラメ
ン、アトキンシイ、ツタバシクラメンなどの品種のもの
であっても良い。
【0011】本発明の育成方法に供される球根は、若け
れば若いほど後述する接合の成功率が高くなるが、ある
程度生育した幼苗の球根でも本発明の方法に供すること
ができ、理論的には、形質が固まる以前の状態の球根ま
でが対象とされる。すなわち、本発明においては、根部
及び発芽部を有しかつ未発芽状態のものから、本葉を数
枚つけた幼苗状態までの生育段階にあるシクラメンの球
根から任意に選択される。本葉を数枚つけた幼苗状態の
球根を適用限界の目安としているが、具体的には本葉が
5枚程度のものが挙げられる。
【0012】本発明において、組合わされる分割球根片
は、少なくとも実質的な根を形成し得る根部を含む分割
球根片と、少なくとも本葉又は実質的な本葉を形成し得
る発芽部を含む分割球根片とが選択される。上記各分割
球根片は、例えば本願『請求項2』に示すように、『根
部と発芽部若しくは本葉とを分断し得る分割面にて分割
された』ものであっても良く、また本願『請求項4』に
示すように、『根部と発芽部若しくは本葉とを結ぶ線に
沿って分割された』ものであっても良い。上記前者の例
としては、図2に示すようにe−e線を含む面にて分断
された分割球根片(T1)(T2)同士を組合わせる場合が典型
例として挙げられ、上記後者の例としては、図3に示す
ようにp−p線を含む面にて分断された分割球根片(T3)
(T4)同士を組合わせる場合が典型例として挙げられる。
また、上記後者の場合は二分割に限らず、三分割、四分
割等、任意数に分割されるものであっても良い。また更
に、一方の球根の発芽部又は本葉を含む部分を、円錐
状、角錐状、直方体状等の部分に切り取り、他方の球根
にこれと対応する凹部を穿ち、これらを組合わせるもの
であっても良い。なお、上記どのような分割方法であっ
ても、必ず分割面に形成層が露出するように行われる。
また分割する場合には、鋭利な刃物例えばメス等を用
い、このメス及び球根を次亜塩素酸塩溶液などを用いて
消毒しておくことが望ましいが、本消毒操作が絶対的に
必要であるというわけでもない。
【0013】上記本願『請求項2』にかかる発明におけ
る分割球根片の組合わせは、前述した多品種の中から、
耐暑性、耐病性などに優れているが花姿において劣るた
め出荷できないような変異種と、逆に花姿においては優
れているが耐暑性、耐病性などにおいて劣る変異種とを
組合わせて新規なシクラメンとする場合に好ましい。こ
の点から、本願『請求項3』にかかる発明すなわち『少
なくとも実質的な根を形成し得る根部を含む分割球根片
が、耐暑性、耐病性に優れた品種に由来し、本葉又は少
なくとも実質的な本葉を形成し得る発芽部を含む分割球
根片が、花、葉などの外観が優れた品種に由来するもの
であるシクラメンの育成方法』を提供する事ができる。
【0014】上記本願『請求項4』にかかる発明におけ
る分割球根片の組合わせは、一株の内に異なった品種の
形質を表す新規なシクラメンを育成する場合に好まし
い。
【0015】本発明の方法において、分割球根片は、互
いに接合(グラフティング)されるが、この接合は分割
後できるだけ速やかに行い、殺菌した培地(例えば殺菌
培養土又はロックウール等)中へ移植する。接合は、各
分割球根片の分割面の大きさが不同であっも、分割面に
露出している形成層が、接合面で少なくとも一部が対接
するように行われる。具体例として図4及び図5に示す
ように、例えば、小さい分割球根片(T5)の端縁を大きい
分割球根片(T6)の端縁に一致させる等が挙げられる。形
成層の対接する部分が多いほど活着率が高くなる。
【0016】また上記接合において、対接させた分割球
根片が互いに剥がれないように接合状態を保持すること
が必要であるが、このとき適宜な保持手段を用いること
が好ましく、例えば糸、Oリング等により結縛すること
が挙げられる。また上記保持手段として本願『請求項
5』にかかる発明に示すように、接着剤を用いることが
作業性の点から好ましい。。上記接着剤は、生物学的に
害の少ないものが選択され、例えばα−シアノアクリレ
ート系接着剤、コロジオン等が挙げられる。これらの接
着剤は、例えば接合線の外側に点状又は線状に塗布する
等が挙げられる。
【0017】本発明の方法において、上記接合後の分割
球根片群は培養に付されるが、この培養には公知の方法
がそのまま適用できる。なお、この際、特開平2−30
3432号公報に示される方法に従い、培養室内の空気
にオゾンを導入し、雰囲気内のオゾン濃度を1ppm前後
に維持しておくと、ウィルスによる汚染を激減させる事
ができ、一層生産性が向上する。
【0018】
【作用】本願『請求項1』にかかる発明によれば、少な
くとも実質的な根を形成し得る根部を含んだ分割球根片
と、これとは異なる種類の球根に由来し、少なくとも本
葉又は実質的な本葉を形成し得る発芽部を含んだ分割球
根片とを、これらの分割面に露出されている形成層の少
なくとも一部を互いに対接させて接合し、培養すること
により、接合部はカルスを形成して融合しながら一体化
し、互いに影響を及ぼしあうことなく、各分割片の有す
る特定の形質をそれぞれ保持したまま育成されることと
なる。
【0019】本願『請求項2』にかかる発明によれば、
根部と発芽部若しくは本葉とを分断し得る分割面にて分
割された、互いに異種の球根に由来する分割球根片同士
を接合させるので、生育する根は、根部を含む分割球根
片が保持する特定の形質を有し、生育する花形、花色、
葉状は、発芽部又は本葉が保持する特定の形質を有する
ものとなる。
【0020】本願『請求項3』にかかる発明によれば、
耐暑性、耐病性に優れた品種に由来する分割球根片から
根が生育し、花、葉などの外観が優れた品種に由来する
分割球根片から花及び葉が生育するので、病気や暑さに
強くかつ美麗な花を咲かせるシクラメンが生育すること
となる。
【0021】本願『請求項4』にかかる発明によれば、
いずれの分割球根片にも根部及び発芽部若しくは本葉が
含まれているので、組合わせた数に基づいて花形、花
色、葉状などが異なる変位株が生育することとなる。
【0022】本願『請求項5』にかかる発明によれば、
接合部が接着剤で固定されるので、接合部の密着性が良
好となり、活着率が向上することとなる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳述する
が、これによって本発明が限定されるものではない。な
お説明の便宜上、分割面に対し“赤道面”又は“極軸
面”という単語を用いるが、“赤道面”とは、図1に一
例として示される根部(R)及び本葉(L)を備えたシクラメ
ン幼苗(S)の球根(T)に対して、「根部(R)と本葉(L)とを
分ける線(e−e)を含む面」を意味し、“極軸面”と
は同図において「根部(R)と本葉(L)とを結ぶ線(p−
p)を含む面」を意味する。 実施例1 通常の栽培により、播種後約 120日経過した後記2品種
のシクラメンの幼苗(本葉5枚程度、平均径約8m/mφ)
を用いた。ここで使用したシクラメンの幼苗は、耐暑性
のサーモンスカーレット種(赤系)と、花型は優れてい
るものの耐暑性がなく、このため日本の夏の暑さでは栽
培しにくいビクトリア種であった。
【0024】各シクラメンの幼苗をそれぞれ栽培床から
抜き取り、各球根部を鋭利なメスで赤道面に沿って分割
した(図2に示す方法に準ずる)。そして根部を含む分
割球根片に耐暑性の強いサーモンスカーレット種由来の
ものを用い、本葉を含む分割球根片に花型に優れたビク
トリア種由来のものを用いた。これらの分割球根片を、
お互いの形成層ができるだけ多く接触するように接合さ
せた後、両者の接合線に沿って素早くメチル−α−シア
ノアクリレート系接着剤を点状塗布してこれらを接着
し、通常のシクラメン栽培用殺菌人工培地(ピートモス
主体)中に植え込んだところ、30本のうち28本が活
着して元気に育成し(接合率約93%)、翌年の11月
下旬〜12月中旬に開花した花は、完全にビクトリア種
の特性を備えていた。この結果を、対照例と共に下記
〔表1〕に示す。 ** 盛夏にはハウス内の温度が最高37■42℃になるた
め、非耐暑性のビクトリア種はこの時期に枯死すること
が多く、これが開花率を低下させている理由である。
【0025】上表1の示すように、本発明の育成方法に
よるシクラメンの開花率は、耐暑性のサーモンスカーレ
ット種のみの球根からなるシクラメンと殆ど差異がなか
ったが、ビクトリア種のみの球根からなるシクラメンの
開花率よりは明らかに高かった。従って本発明の方法に
より、非耐暑性品種の歩留まりを2倍以上に向上させう
ることが判る。
【0026】実施例2 試験苗として、通常の栽培法により播種後約90日経過
した赤系と白系の2品種の幼苗(本葉2枚程度、平均径
約3m/mφ)を用い、それぞれの球根を鋭利なメスを用い
て極軸面に沿って分割し、前例と同様の接着剤を用いて
接着した後、前例と同様に栽培した。なお、分割に際し
ては各分割球根片に同数の幼根が付着するようにした。
結果は、この例における活着率は96%(50中48
個)で、翌年の11月上旬〜12月上旬の間に、赤花と
白花が混じった新規なシクラメンがほぼ同時期に開花し
た。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な手法でもって耐
暑性、耐病性、花色、花形などにおいて複数の形質を備
えた新規なシクラメンを量産化する技術を提供する事が
できる。またこれによって、シクラメン生産性の向上及
び多様性の付加を通じて花卉園芸の発展に寄与すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シクラメン幼苗の外観及び分割面を説明する概
念図
【図2】分割球根片の組合わせの一例の説明図
【図3】分割球根片の組合わせの他の例の説明図
【図4】大きさの異なる分割球根片間での接合の一例の
説明図
【図4】大きさの異なる分割球根片間での接合の他の例
の説明図
【符号の説明】
(S)…シクラメンの幼苗 (T)…シクラ
メン幼苗の球根 (R)…根部 (L)…本葉 (T1)(T2)(T3)(T4)…分割球根片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】シクラメン幼苗の外観及び分割面を説明する概
念図
【図2】分割球根片の組合わせの一例の説明図
【図3】分割球根片の組合わせの他の例の説明図
【図4】大きさの異なる分割球根片間での接合の一例の
説明図
【図5】大きさの異なる分割球根片間での接合の他の例
の説明図
【符号の説明】 (S)…シクラメンの幼苗 (T)…シ
クラメン幼苗の球根 (R)…根部 (L)…本
葉 (T)(T)(T)(T)…分割球根片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 根部及び発芽部を有しかつ未発芽
    状態のものから本葉を数枚つけた幼苗状態までの生育段
    階にあるシクラメンの球根を任意に選択し、これを分割
    して分割面に形成層が露出された分割球根片を得、互い
    に異なる品種に由来する分割球根片同士を組合わせて新
    種のシクラメンを育成する方法からなり、 1つの分割球根片には少なくとも実質的な根を形成し得
    る根部を含み、他の1つの分割球根片には少なくとも本
    葉又は実質的な本葉を形成し得る発芽部を含むように組
    合わせ、各分割球根片の分割面に露出されている形成層
    の少なくとも一部を互いに接合させた後培養する事を特
    徴とするシクラメンの育成方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも実質的な根を形成し得
    る根部を含む分割球根片及び少なくとも本葉又は実質的
    な本葉を形成し得る発芽部を含む分割球根片が、根部と
    発芽部若しくは本葉とを分断し得る分割面にて分割され
    た球根片である請求項1記載のシクラメンの育成方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも実質的な根を形成し得
    る根部を含む分割球根片が、耐暑性、耐病性に優れた品
    種に由来し、少なくとも本葉又は実質的な本葉を形成し
    得る発芽部を含む分割球根片が、花、葉などの外観が優
    れた品種に由来するものである請求項2記載のシクラメ
    ンの育成方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも実質的な根を形成し得
    る根部を含む分割球根片及び少なくとも本葉又は実質的
    な本葉を形成し得る発芽部を含む分割球根片のいずれも
    が、根部と発芽部若しくは本葉とを結ぶ線に沿って分割
    された球根片である請求項1記載のシクラメンの育成方
    法。
  5. 【請求項5】 接合部が接着剤で固定される請求
    項1〜4のいずれかに記載のシクラメンの育成方法。
JP5110107A 1993-04-12 1993-04-12 シクラメンの育成方法 Pending JPH0752A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6548315B2 (en) 1999-09-27 2003-04-15 Hitachi, Ltd. Manufacture method for semiconductor inspection apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6548315B2 (en) 1999-09-27 2003-04-15 Hitachi, Ltd. Manufacture method for semiconductor inspection apparatus

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