JPH0752941A - 折り畳み式容器 - Google Patents
折り畳み式容器Info
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- JPH0752941A JPH0752941A JP27978892A JP27978892A JPH0752941A JP H0752941 A JPH0752941 A JP H0752941A JP 27978892 A JP27978892 A JP 27978892A JP 27978892 A JP27978892 A JP 27978892A JP H0752941 A JPH0752941 A JP H0752941A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- folded
- inner bag
- parts
- box body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/36—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper specially constructed to allow collapsing and re-erecting without disengagement of side or bottom connections
- B65D5/3607—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper specially constructed to allow collapsing and re-erecting without disengagement of side or bottom connections formed by folding or erecting a single blank
- B65D5/3614—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper specially constructed to allow collapsing and re-erecting without disengagement of side or bottom connections formed by folding or erecting a single blank to form a tubular body, at least one of the ends of the body remaining connected
- B65D5/3621—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper specially constructed to allow collapsing and re-erecting without disengagement of side or bottom connections formed by folding or erecting a single blank to form a tubular body, at least one of the ends of the body remaining connected collapsed along two fold lines of the tubular body
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cartons (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立及び折り畳み作業の煩雑さを軽減し、極
めて簡単な操作で組立及び折り畳みを可能とした折り畳
み式容器を提供すること。 【構成】 箱の上面及び下面の外ラップと内ラップの一
部が予め固着してあり、該箱を折り畳んだ時に、該箱の
上面と下面が箱胴部の幅面と長さ面の内側又は外側に折
り込まれるか、該箱の上面又は下面のいずれかが箱胴部
の幅面と長さ面の内側に折り込まれ、他方が外側に折り
込まれている折り畳み及び組立自在なる折り畳み式容
器。 【効果】 組立及び折り畳み作業の煩雑さが軽減され、
極めて簡単な操作で組立及び折り畳みを可能となり、し
かも予め箱を組立てることなく、折り畳んだ状態で内容
物を注入することによって、自動的に外箱の組立が完了
する非常に便利であり、また外箱の損傷のないときは再
使用可能となり、かつ廃棄処分も簡単に出来る。
めて簡単な操作で組立及び折り畳みを可能とした折り畳
み式容器を提供すること。 【構成】 箱の上面及び下面の外ラップと内ラップの一
部が予め固着してあり、該箱を折り畳んだ時に、該箱の
上面と下面が箱胴部の幅面と長さ面の内側又は外側に折
り込まれるか、該箱の上面又は下面のいずれかが箱胴部
の幅面と長さ面の内側に折り込まれ、他方が外側に折り
込まれている折り畳み及び組立自在なる折り畳み式容
器。 【効果】 組立及び折り畳み作業の煩雑さが軽減され、
極めて簡単な操作で組立及び折り畳みを可能となり、し
かも予め箱を組立てることなく、折り畳んだ状態で内容
物を注入することによって、自動的に外箱の組立が完了
する非常に便利であり、また外箱の損傷のないときは再
使用可能となり、かつ廃棄処分も簡単に出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗料、灯油、食用油等の
液体を収納する小型容器として用いる折り畳み式容器に
関するものである。
液体を収納する小型容器として用いる折り畳み式容器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、塗料、灯油、食用油等の液体を収
納する小型容器として最も古くから用いられているもの
としては、ぶりきやテインフリースチールから製造され
る金属板製の18リットル缶等がある。いわゆる、石油
缶とかガロン缶と言われているものである。一方、約3
0年前からバック・イン・ボックス(BIB)といっ
て、段ボール箱の中に、主としてポリエチレン樹脂のブ
ロー成形で製造された注入口付き折り畳み可能な薄肉容
器やポリエチレン単体フィルム或いはポリエチレン、ナ
イロン、エバール、アミン蒸着ポリエステル等の積層フ
ィルムをヒートシールして製造した袋を外装段ボール箱
の中に入れた複合容器が使用されている。また、容量は
5〜20Lが多く、用途は調味料である醤油、ソース、
酢等、アルコール類、清涼飲料であるコーヒー、ウーロ
ン茶、果汁、シロップ、ミネラルウオーター等乳製品等
の食料関係や液体洗剤、メッキ処理液等の化学薬品関係
が多いのが実状である。
納する小型容器として最も古くから用いられているもの
としては、ぶりきやテインフリースチールから製造され
る金属板製の18リットル缶等がある。いわゆる、石油
缶とかガロン缶と言われているものである。一方、約3
0年前からバック・イン・ボックス(BIB)といっ
て、段ボール箱の中に、主としてポリエチレン樹脂のブ
ロー成形で製造された注入口付き折り畳み可能な薄肉容
器やポリエチレン単体フィルム或いはポリエチレン、ナ
イロン、エバール、アミン蒸着ポリエステル等の積層フ
ィルムをヒートシールして製造した袋を外装段ボール箱
の中に入れた複合容器が使用されている。また、容量は
5〜20Lが多く、用途は調味料である醤油、ソース、
酢等、アルコール類、清涼飲料であるコーヒー、ウーロ
ン茶、果汁、シロップ、ミネラルウオーター等乳製品等
の食料関係や液体洗剤、メッキ処理液等の化学薬品関係
が多いのが実状である。
【0003】なお、上述のBIBの特徴は輸送、保管コ
ストが安いこと、外装、内装が折り畳み出来るので、か
さばらず、保管スペースを取らないこと。また、段ボー
ルとプラスチックで出来ているので軽く、18Lの容量
での比較で見るとガラス瓶の約14分の1の重さである
こと、更には廃棄処理が容易であり、外装、内装とも容
易に焼却が出来るし、化学的性質に優れ内装の液接触面
はポリオレフィンを使用しているために耐酸性、耐アル
カリ性に優れていることから、商品性が高く、かつ段ボ
ールに印刷を行い、輸送中における宣伝効果を高めるこ
とにも利用し易い等の優れた特性を持っている。
ストが安いこと、外装、内装が折り畳み出来るので、か
さばらず、保管スペースを取らないこと。また、段ボー
ルとプラスチックで出来ているので軽く、18Lの容量
での比較で見るとガラス瓶の約14分の1の重さである
こと、更には廃棄処理が容易であり、外装、内装とも容
易に焼却が出来るし、化学的性質に優れ内装の液接触面
はポリオレフィンを使用しているために耐酸性、耐アル
カリ性に優れていることから、商品性が高く、かつ段ボ
ールに印刷を行い、輸送中における宣伝効果を高めるこ
とにも利用し易い等の優れた特性を持っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した金属板製缶に
おいては、塗料、灯油、食用油等のような危険物から食
料に至るまで広く使用されているが、しかし、使用する
前は製缶された状態で運搬、保管されるために大きなス
ペースが必要であり、そのために運搬や保管に要するコ
ストが嵩むという問題がある。また、金属製缶は錆を生
じ易く、耐薬品性が劣るので内外面ともに塗装が必要で
ある。しかも使用後に潰して減容化できるが焼却するこ
とは出来ないために廃棄処理が簡単には出来ない。更に
は回収して屑鉄としてリサイクル使用が可能であるが、
屑鉄市況が悪化した時には、回収されず産業廃棄物とし
て処理される。一方、従来のBIBは段ボール箱の組
立、段ボール箱に内装の装着と内容物を注入するまでの
準備段階として複数工程が必要で煩雑である。また、内
容物を取り出した後も、そのままでは嵩張って保管のた
めのスペースが多く必要とし、例え折り畳むとすれば段
ボールを壊し、内袋を取り出してから、それぞれを折り
畳む必要があり作業が煩雑であると言う問題がある。
おいては、塗料、灯油、食用油等のような危険物から食
料に至るまで広く使用されているが、しかし、使用する
前は製缶された状態で運搬、保管されるために大きなス
ペースが必要であり、そのために運搬や保管に要するコ
ストが嵩むという問題がある。また、金属製缶は錆を生
じ易く、耐薬品性が劣るので内外面ともに塗装が必要で
ある。しかも使用後に潰して減容化できるが焼却するこ
とは出来ないために廃棄処理が簡単には出来ない。更に
は回収して屑鉄としてリサイクル使用が可能であるが、
屑鉄市況が悪化した時には、回収されず産業廃棄物とし
て処理される。一方、従来のBIBは段ボール箱の組
立、段ボール箱に内装の装着と内容物を注入するまでの
準備段階として複数工程が必要で煩雑である。また、内
容物を取り出した後も、そのままでは嵩張って保管のた
めのスペースが多く必要とし、例え折り畳むとすれば段
ボールを壊し、内袋を取り出してから、それぞれを折り
畳む必要があり作業が煩雑であると言う問題がある。
【0005】このような組立及び折り畳み作業の煩雑さ
を軽減するために、最近は予めポリエチレン製内袋を折
り畳んだ段ボール箱の中に入れておき、更に段ボール箱
の外側をポリエチレン製袋で包んだBIBが実用化され
ている。これはポリエチレン製外袋の上面に内袋の口栓
を取付け、段ボール箱を組立てられるだけで使用可能で
あり、従来のBIBよりも準備作業が軽減されている。
また、使用後も使用前と同じように折り畳んで保管する
ことが出来て運搬、保管の点では有利ではある。しか
し、ポリエチレン製外袋を介して段ボール箱を組み立て
る作業が煩雑で、また、段ボール箱の上面と下面は外袋
で固定保持されていて、外袋が破けたら段ボール箱の強
度は低下し、箱としての体裁は保てない。また、このB
IBは外袋、段ボール箱、内袋と3体から成り、製造時
複雑であり、内袋のみ交換して繰り返し使用することが
出来ない等の欠点がある。
を軽減するために、最近は予めポリエチレン製内袋を折
り畳んだ段ボール箱の中に入れておき、更に段ボール箱
の外側をポリエチレン製袋で包んだBIBが実用化され
ている。これはポリエチレン製外袋の上面に内袋の口栓
を取付け、段ボール箱を組立てられるだけで使用可能で
あり、従来のBIBよりも準備作業が軽減されている。
また、使用後も使用前と同じように折り畳んで保管する
ことが出来て運搬、保管の点では有利ではある。しか
し、ポリエチレン製外袋を介して段ボール箱を組み立て
る作業が煩雑で、また、段ボール箱の上面と下面は外袋
で固定保持されていて、外袋が破けたら段ボール箱の強
度は低下し、箱としての体裁は保てない。また、このB
IBは外袋、段ボール箱、内袋と3体から成り、製造時
複雑であり、内袋のみ交換して繰り返し使用することが
出来ない等の欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述したような問題を解
消すべく、発明者らは鋭意研究を重ねた結果、組立及び
折り畳み作業の煩雑さを軽減し、極めて簡単な操作で組
立及び折り畳みを可能とした折り畳み式容器を提供す
る。その発明の要旨とするところは、 (1)箱の上面及び下面の外ラップと内ラップが予め固
着しており、該箱を折り畳んだ時に、該箱の上面と下面
が箱胴部の幅面と長さ面の内側又は外側に折り込まれる
か、該箱の上面又は下面のいずれかが箱胴部の幅面と長
さ面の内側に折り込まれ、他方が外側に折り込まれてい
る折り畳み及び組立自在なることを特徴とする折り畳み
式容器。
消すべく、発明者らは鋭意研究を重ねた結果、組立及び
折り畳み作業の煩雑さを軽減し、極めて簡単な操作で組
立及び折り畳みを可能とした折り畳み式容器を提供す
る。その発明の要旨とするところは、 (1)箱の上面及び下面の外ラップと内ラップが予め固
着しており、該箱を折り畳んだ時に、該箱の上面と下面
が箱胴部の幅面と長さ面の内側又は外側に折り込まれる
か、該箱の上面又は下面のいずれかが箱胴部の幅面と長
さ面の内側に折り込まれ、他方が外側に折り込まれてい
る折り畳み及び組立自在なることを特徴とする折り畳み
式容器。
【0007】(2)箱の上面また/及び下面の固着部に
面ファスナーを取付け、固着及び固着排除を容易にした
(1)記載の折り畳み式容器。 (3)箱の上面に口栓を有する内袋を挿入した折り畳み
及び組立自在にしたことを特徴とする(1)記載の折り
畳み式容器。 (4)内袋の上面または/及び下面の一部を外箱の上面
または/及び下面の一部に固着したことを特徴とする
(1)記載の折り畳み式容器にある。
面ファスナーを取付け、固着及び固着排除を容易にした
(1)記載の折り畳み式容器。 (3)箱の上面に口栓を有する内袋を挿入した折り畳み
及び組立自在にしたことを特徴とする(1)記載の折り
畳み式容器。 (4)内袋の上面または/及び下面の一部を外箱の上面
または/及び下面の一部に固着したことを特徴とする
(1)記載の折り畳み式容器にある。
【0008】
【作用及び実施例】以下本発明について実施例である図
面に従って詳細に説明する。図1は本発明に係る折り畳
み式容器の展開図である。斜線部は糊付け部を示す。な
お、図1と図2において、糊付け箇所を説明するときに
は、表側から見える方をA,B,…と表示し、裏側にな
る方をA´,B´…と表示する。従ってA´の箇所を折
り畳んで表側に見えるようになるとAと表示している。
すなわち、Aの表側はA´の裏側と糊付けされる。図2
は本発明に係る折り畳み式容器の糊代部と糊付けされる
途中の過程を示す展開図である。図1に示すように、a
−a´線とb−b´線の所で糊代部を表側に折り畳み、
次いでp−p´線で箱の下面になる部分全体を表側に折
り畳み、更にc−c´線とd−d´線の所で糊代部を表
側に折り畳む。
面に従って詳細に説明する。図1は本発明に係る折り畳
み式容器の展開図である。斜線部は糊付け部を示す。な
お、図1と図2において、糊付け箇所を説明するときに
は、表側から見える方をA,B,…と表示し、裏側にな
る方をA´,B´…と表示する。従ってA´の箇所を折
り畳んで表側に見えるようになるとAと表示している。
すなわち、Aの表側はA´の裏側と糊付けされる。図2
は本発明に係る折り畳み式容器の糊代部と糊付けされる
途中の過程を示す展開図である。図1に示すように、a
−a´線とb−b´線の所で糊代部を表側に折り畳み、
次いでp−p´線で箱の下面になる部分全体を表側に折
り畳み、更にc−c´線とd−d´線の所で糊代部を表
側に折り畳む。
【0009】この後図2のように糊代部分には全て糊を
付ける。この折り畳み段階では、E´部分を除き全て表
側に糊を付けることになる。糊を付けたら、先ず、f−
f´線で表側に折り畳む。この時、Eの部分は糊付けさ
れないように箱に浮かして置く。ここでBとB部分及び
DとD部分が糊付けされる。次にg−g´線で表側に折
り畳んで、AとA部分、CとC部分を糊付けし、更にE
´部分はEの部分と糊付けされるように折り込む。この
状態で全ての糊代部分が糊付けされたことになる。
付ける。この折り畳み段階では、E´部分を除き全て表
側に糊を付けることになる。糊を付けたら、先ず、f−
f´線で表側に折り畳む。この時、Eの部分は糊付けさ
れないように箱に浮かして置く。ここでBとB部分及び
DとD部分が糊付けされる。次にg−g´線で表側に折
り畳んで、AとA部分、CとC部分を糊付けし、更にE
´部分はEの部分と糊付けされるように折り込む。この
状態で全ての糊代部分が糊付けされたことになる。
【0010】このようにして、図3に示すように箱が折
り畳まれた状態になる。この状態でこの図の面に平行に
折り畳まれた箱胴部の角をhとh´の方角から押すか、
あるいはi−i´線で示す箱胴部の角線部分を、この図
に対して垂直な方向に前方及び後方に引張ると箱の胴体
部分が拡がり、箱の上面と下面は共に箱の胴体に対して
垂直な方向に立ってくる。すなわち、箱の組立は箱の上
面や下面を折り曲げたり、重ねたりの手順を考える必要
がなく、箱胴部の一部に力を加えるだけで簡単に箱を組
み立てることが出来る。その時箱の上面と下面は図4に
示すような外観になる。
り畳まれた状態になる。この状態でこの図の面に平行に
折り畳まれた箱胴部の角をhとh´の方角から押すか、
あるいはi−i´線で示す箱胴部の角線部分を、この図
に対して垂直な方向に前方及び後方に引張ると箱の胴体
部分が拡がり、箱の上面と下面は共に箱の胴体に対して
垂直な方向に立ってくる。すなわち、箱の組立は箱の上
面や下面を折り曲げたり、重ねたりの手順を考える必要
がなく、箱胴部の一部に力を加えるだけで簡単に箱を組
み立てることが出来る。その時箱の上面と下面は図4に
示すような外観になる。
【0011】また、上面を形成する4枚の部分は図1の
A,A´,B,B´は交互に重なり合っている。箱を折
り畳むときは、a−a´線とb−b´線が折り曲がり、
蝶番の役目をしている。下面を形成するC,C´,D,
D´の部分はCとDが互いに向き合う形で下面の表面に
現れ、C´及びD´は一部しか下面の表面には見えな
い。そして箱の上面を取り去って、箱の上面から箱の内
部を箱の下面を見るとすると、D´が箱の下面の大部分
を覆い、その下にC´が折り畳まれている。このように
C´とD´をそれぞれCとDが支え、かつ箱を開閉する
時にc−c´線とd−d´線は蝶番の役目をしている。
そして、この箱を折り畳むときには、逆にhとh´の角
を引くか、iとi´の箱胴部の角を押せば、元のように
簡単に折り畳まれた状態になり、何度でも組立て、折り
畳みが可能である。なお、ここの説明ではA,A´,
B,B´及びC,C´,D,D´は箱の上面及び下面の
各ラップ全体を示す。
A,A´,B,B´は交互に重なり合っている。箱を折
り畳むときは、a−a´線とb−b´線が折り曲がり、
蝶番の役目をしている。下面を形成するC,C´,D,
D´の部分はCとDが互いに向き合う形で下面の表面に
現れ、C´及びD´は一部しか下面の表面には見えな
い。そして箱の上面を取り去って、箱の上面から箱の内
部を箱の下面を見るとすると、D´が箱の下面の大部分
を覆い、その下にC´が折り畳まれている。このように
C´とD´をそれぞれCとDが支え、かつ箱を開閉する
時にc−c´線とd−d´線は蝶番の役目をしている。
そして、この箱を折り畳むときには、逆にhとh´の角
を引くか、iとi´の箱胴部の角を押せば、元のように
簡単に折り畳まれた状態になり、何度でも組立て、折り
畳みが可能である。なお、ここの説明ではA,A´,
B,B´及びC,C´,D,D´は箱の上面及び下面の
各ラップ全体を示す。
【0012】図4は本発明によって組み立てられた箱体
を示す斜視図である。図4(A)は箱胴体1の上部の蓋
部2に内袋の口栓3を取り付けた組立て完成図である。
図4(B)はその蓋部の平面図であり、図4(C)は箱
体の下面図を示している。図4(D)は側面図である。
図5は本発明に係る折り畳み式容器の他の実施例を示す
展開図である。軽量物を収納する小型容器に採用され
る。折り込み操作は図1の場合と同様に行われる。
を示す斜視図である。図4(A)は箱胴体1の上部の蓋
部2に内袋の口栓3を取り付けた組立て完成図である。
図4(B)はその蓋部の平面図であり、図4(C)は箱
体の下面図を示している。図4(D)は側面図である。
図5は本発明に係る折り畳み式容器の他の実施例を示す
展開図である。軽量物を収納する小型容器に採用され
る。折り込み操作は図1の場合と同様に行われる。
【0013】これまでに説明した例では箱を折り畳んだ
状態で箱の上面は箱の胴体の外側に出ており、箱の下面
は箱の胴体の内側に入り込んでいる。これは箱の上面も
箱の胴体に入り込むようにしても良い。この時には、箱
の上面と下面が双方とも胴体部の上に折り曲げられるの
で箱の上面と箱の下面が互いに干渉しないように、箱の
上面の最大長と下面の最大長の和が胴体部長よりも小さ
いことが必要である。
状態で箱の上面は箱の胴体の外側に出ており、箱の下面
は箱の胴体の内側に入り込んでいる。これは箱の上面も
箱の胴体に入り込むようにしても良い。この時には、箱
の上面と下面が双方とも胴体部の上に折り曲げられるの
で箱の上面と箱の下面が互いに干渉しないように、箱の
上面の最大長と下面の最大長の和が胴体部長よりも小さ
いことが必要である。
【0014】すなわち、例えば前述した図1によって上
面と下面の形状と寸法を例示して説明すれば、上面に当
たる最大長e,oは160mmで、下面に当たる最大長
e´o´が230mmで、その和が390mmであるの
に対して、胴体部長e,e´は360mmであるから、
折り畳んだ上面と下面が互いに重なりあって干渉するの
で箱の組立が出来なくなる。従って、このような箱の上
面と下面の形状であれば胴体部長を390mm以上にし
なければならない。また、図5のように箱の下面が上面
と胴体の中央線に対して線対象に成る形状であるなら
ば、上面160mmと下面160mmの最大長の和が3
20mmになり、胴体部長よりも小さいので折り畳んだ
時に干渉の心配はないので、この場合には箱の上面と下
面は箱の胴体に入り込んでも、一方が外に出てもどちら
でも可能で、上面を箱の胴体に入れる時には図1の箱の
上面をj−j´の線で上方から折り曲げてからa−a´
線とb−b´線の所で折り曲げる。但し糊代は図1の図
面に対して表裏の逆の面になる。
面と下面の形状と寸法を例示して説明すれば、上面に当
たる最大長e,oは160mmで、下面に当たる最大長
e´o´が230mmで、その和が390mmであるの
に対して、胴体部長e,e´は360mmであるから、
折り畳んだ上面と下面が互いに重なりあって干渉するの
で箱の組立が出来なくなる。従って、このような箱の上
面と下面の形状であれば胴体部長を390mm以上にし
なければならない。また、図5のように箱の下面が上面
と胴体の中央線に対して線対象に成る形状であるなら
ば、上面160mmと下面160mmの最大長の和が3
20mmになり、胴体部長よりも小さいので折り畳んだ
時に干渉の心配はないので、この場合には箱の上面と下
面は箱の胴体に入り込んでも、一方が外に出てもどちら
でも可能で、上面を箱の胴体に入れる時には図1の箱の
上面をj−j´の線で上方から折り曲げてからa−a´
線とb−b´線の所で折り曲げる。但し糊代は図1の図
面に対して表裏の逆の面になる。
【0015】また、この図の上面と下面の形状の場合
は、折り畳んだ時に両方とも胴体部の外側に出るように
することが出来る。しかし、内容物として軽量な菓子や
キャンデイー等の包装容器としての用途であれば問題は
なく、デザインの上で好ましい点もあるが、20Kg前
後の重量物用の容器として用いる場合には箱を組み立て
るときに箱の下面は胴体の内部から出てくる形の方が内
容物を支える強度の点で優れている。箱の下面が胴体の
外側にある場合は箱を組み立てて重量物を中に収納した
ときに、箱の下面に重量が加わると、箱の下面は外側に
開く傾向があり好ましくない。
は、折り畳んだ時に両方とも胴体部の外側に出るように
することが出来る。しかし、内容物として軽量な菓子や
キャンデイー等の包装容器としての用途であれば問題は
なく、デザインの上で好ましい点もあるが、20Kg前
後の重量物用の容器として用いる場合には箱を組み立て
るときに箱の下面は胴体の内部から出てくる形の方が内
容物を支える強度の点で優れている。箱の下面が胴体の
外側にある場合は箱を組み立てて重量物を中に収納した
ときに、箱の下面に重量が加わると、箱の下面は外側に
開く傾向があり好ましくない。
【0016】なお、段ボールはJIS Z1537に規
定されている防水段ボール、或いはパラフィン・ワック
ス加工紙、塩化ビニリデン共重合物加工紙、ポリエチレ
ン・ラミネート加工紙等の耐水性を向上した段ボールや
ポリプロピレンや塩化ビニル等のプラスチックスから形
成したプラスチックス・ダンボール等を使用して箱を加
工する。接合部は酢酸ビニル系接着剤を使用したり、ヒ
ート・シールをしたり、或いはポリプロピレン樹脂製の
鋲を用いる事も可能である。
定されている防水段ボール、或いはパラフィン・ワック
ス加工紙、塩化ビニリデン共重合物加工紙、ポリエチレ
ン・ラミネート加工紙等の耐水性を向上した段ボールや
ポリプロピレンや塩化ビニル等のプラスチックスから形
成したプラスチックス・ダンボール等を使用して箱を加
工する。接合部は酢酸ビニル系接着剤を使用したり、ヒ
ート・シールをしたり、或いはポリプロピレン樹脂製の
鋲を用いる事も可能である。
【0017】特に、外箱に段ボールを使用した時に、耐
水性を向上するために防水段ボール、パラフィンワック
ス加工紙、塩化ビニリデン共重合物加工紙、ポリエチレ
ンラミネート紙等を使用した時に段ボール箱の面での耐
水性は向上しているが、段ボールの切り口は開放状態に
なっており、そこから侵入する水で段ボールのライナー
と中芯の強度が低下することがある。それを防止するた
めにはライナーの両面及び中芯も耐水加工段ボールを使
用し、更に耐水性の優れた接着剤を使用する必要があ
る。更に、耐水性を向上するためには段ボールの切り口
を耐水性のある接着剤で密閉するとよい。
水性を向上するために防水段ボール、パラフィンワック
ス加工紙、塩化ビニリデン共重合物加工紙、ポリエチレ
ンラミネート紙等を使用した時に段ボール箱の面での耐
水性は向上しているが、段ボールの切り口は開放状態に
なっており、そこから侵入する水で段ボールのライナー
と中芯の強度が低下することがある。それを防止するた
めにはライナーの両面及び中芯も耐水加工段ボールを使
用し、更に耐水性の優れた接着剤を使用する必要があ
る。更に、耐水性を向上するためには段ボールの切り口
を耐水性のある接着剤で密閉するとよい。
【0018】図6は本発明に係る内袋の展開図である。
予めポリエチレンやポリプロピレンのような熱可塑性樹
脂で成形したプラスチック製口栓を内袋用フイルムにヒ
ートシールで固着して置く。細線は折り曲げ線、斜線部
はヒートシール部を示す。また、同一ローマ字は互いに
固着されることを示す。すなわち、FとF、GとGの部
分は互いにヒートシールで固着される箇所を示す。
予めポリエチレンやポリプロピレンのような熱可塑性樹
脂で成形したプラスチック製口栓を内袋用フイルムにヒ
ートシールで固着して置く。細線は折り曲げ線、斜線部
はヒートシール部を示す。また、同一ローマ字は互いに
固着されることを示す。すなわち、FとF、GとGの部
分は互いにヒートシールで固着される箇所を示す。
【0019】次に内袋の折り曲げ手順を示す。図6のl
−l´線及びq−q´線で表側に折り曲げ、続いてr−
r´線で表側に折り曲げる。その時の全体形状は、図7
(A)、断面形状は図7(B)のようになる。図7は内
袋を折り畳む過程の状態の断面形状を示す図である。更
に続いて図6のs−s´線で表側に折り曲げた時の断面
形状は図7(C)になる。続いて図6のt−t´線で折
り曲げた時の断面形状は図7(D)である。次にkの部
分と、図7(F)の長さ面から見た図で示すように上面
と下面の中央線n,mの箇所をヒートシールする。この
ままでも袋としての機能は充分であり、内容物を入れた
ときには図8の組立見取り図のような外観になるか、更
に袋としての密封性能や強度を丈夫にするために、Fと
F,GとG,HとH〜MとMの箇所のように内袋の上面
と下面を構成する部分をヒートシールしても良い。
−l´線及びq−q´線で表側に折り曲げ、続いてr−
r´線で表側に折り曲げる。その時の全体形状は、図7
(A)、断面形状は図7(B)のようになる。図7は内
袋を折り畳む過程の状態の断面形状を示す図である。更
に続いて図6のs−s´線で表側に折り曲げた時の断面
形状は図7(C)になる。続いて図6のt−t´線で折
り曲げた時の断面形状は図7(D)である。次にkの部
分と、図7(F)の長さ面から見た図で示すように上面
と下面の中央線n,mの箇所をヒートシールする。この
ままでも袋としての機能は充分であり、内容物を入れた
ときには図8の組立見取り図のような外観になるか、更
に袋としての密封性能や強度を丈夫にするために、Fと
F,GとG,HとH〜MとMの箇所のように内袋の上面
と下面を構成する部分をヒートシールしても良い。
【0020】図6の場合は幅面と長さ面で構成する4隅
の縦線のうちの1箇所と上面と下面の中央線の3箇所を
ヒートシールしたものであるが、幅面と長さ面で構成す
る4隅全部と上面と下面をヒートシールした他の形式の
ものもある。この場合の折り曲げ手順は、図7の(E)
の幅面と長さ面との接触線k、t,l,qと上面と下面
の中央線n,mをヒートシールする。袋の密封性能や強
度は更に向上する。図9に示すのは上面と下面の中央線
だけをヒートシールして幅面と長さ面で構成する縦線の
シールをしないで内袋を作成する方法である。予めチュ
ーブ状に成形したものを所定長さに切断して口線を融着
する。断面形状は図9(A)の形で更に左右の横面を真
ん中から内側に折り込んで図9(B)の形にする。次い
で図9(C)のように上面と下面の中央部のnとmをシ
ールする。この方法の場合はヒートシール部は上下の2
箇所だけである。
の縦線のうちの1箇所と上面と下面の中央線の3箇所を
ヒートシールしたものであるが、幅面と長さ面で構成す
る4隅全部と上面と下面をヒートシールした他の形式の
ものもある。この場合の折り曲げ手順は、図7の(E)
の幅面と長さ面との接触線k、t,l,qと上面と下面
の中央線n,mをヒートシールする。袋の密封性能や強
度は更に向上する。図9に示すのは上面と下面の中央線
だけをヒートシールして幅面と長さ面で構成する縦線の
シールをしないで内袋を作成する方法である。予めチュ
ーブ状に成形したものを所定長さに切断して口線を融着
する。断面形状は図9(A)の形で更に左右の横面を真
ん中から内側に折り込んで図9(B)の形にする。次い
で図9(C)のように上面と下面の中央部のnとmをシ
ールする。この方法の場合はヒートシール部は上下の2
箇所だけである。
【0021】ヒートシールして袋状になったものを側面
の襠部分から見て図10(A)のように下面部分を左右
に広げて、次に下面を矢印の方向に折り曲げて図10
(B)のような形にして口栓の付いている前面に対して
後面に下面の中央シール部がくるようにする。次に図1
0(C)で示す如く上面をX−X´線とY−Y´線の所
で表側に折り曲げて図10(D)の形にする。図10
(D)の形の内袋を図2の外箱の折り畳み図で、内袋の
前面を後ろに向けて、外箱の胴面と上面のB辺の右上部
及び下面のD辺との間に挿入する。内袋の口栓は外箱の
口栓孔に入れ、外箱の外部から割リングで固定する。内
袋の下面の外側と外箱のD辺の一部を糊り付けて固着し
ておくと、外箱のを折り畳んだ後で、箱を組み立てる時
に外箱の上面と下面が広がる時に、その動きに伴って内
袋は自動的に外箱内部の所定の位置に納まり、内容物の
充填が容易になる。
の襠部分から見て図10(A)のように下面部分を左右
に広げて、次に下面を矢印の方向に折り曲げて図10
(B)のような形にして口栓の付いている前面に対して
後面に下面の中央シール部がくるようにする。次に図1
0(C)で示す如く上面をX−X´線とY−Y´線の所
で表側に折り曲げて図10(D)の形にする。図10
(D)の形の内袋を図2の外箱の折り畳み図で、内袋の
前面を後ろに向けて、外箱の胴面と上面のB辺の右上部
及び下面のD辺との間に挿入する。内袋の口栓は外箱の
口栓孔に入れ、外箱の外部から割リングで固定する。内
袋の下面の外側と外箱のD辺の一部を糊り付けて固着し
ておくと、外箱のを折り畳んだ後で、箱を組み立てる時
に外箱の上面と下面が広がる時に、その動きに伴って内
袋は自動的に外箱内部の所定の位置に納まり、内容物の
充填が容易になる。
【0022】外箱の上面A,Bにプラスチック製面ファ
スナーを取り付けている場合は、外箱を組み立てた後で
内袋を上部から挿入して、前述のように外箱を上面と下
面に内袋を固着することが出来る。或いは使用済の内袋
を取り外して新品の内袋と取り替えることも容易である
から、外箱を繰り返し使用する場合には便利である。
スナーを取り付けている場合は、外箱を組み立てた後で
内袋を上部から挿入して、前述のように外箱を上面と下
面に内袋を固着することが出来る。或いは使用済の内袋
を取り外して新品の内袋と取り替えることも容易である
から、外箱を繰り返し使用する場合には便利である。
【0023】次に内袋の素材フィルムにはポリエチレ
ン、ナイロン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化
ビニリデン、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、
ポリエステル、ポリプロピレン等の樹脂フィルム単体或
いは数種類の複層張り合わせや更に紙やアルミ箔との張
り合わせ、また、アルミ蒸着等を行ったフィルムが用い
られる。これはガスバリヤー性、耐薬品性、保香性、耐
ピンホール性等の必要な特性を考慮して選択される。例
えば(a)線状低密度ポリエチレン100μ、(b)内
側に低密度ポリエチレン50μ、外側に二軸延伸ポリプ
ロピレン20μの2層フィルム、(c)内側に低密度ポ
リエチレン50μ、真中にエチレン−ビニルアルコール
共重合樹脂15μ、外側にアルミ蒸着ポリエステル20
μの3層フィルム等の組合せて用いられる。また、口栓
はポリエチレン或いはポリプロピレン、ナイロン等の樹
脂で射出成形で製作されたものである。
ン、ナイロン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化
ビニリデン、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、
ポリエステル、ポリプロピレン等の樹脂フィルム単体或
いは数種類の複層張り合わせや更に紙やアルミ箔との張
り合わせ、また、アルミ蒸着等を行ったフィルムが用い
られる。これはガスバリヤー性、耐薬品性、保香性、耐
ピンホール性等の必要な特性を考慮して選択される。例
えば(a)線状低密度ポリエチレン100μ、(b)内
側に低密度ポリエチレン50μ、外側に二軸延伸ポリプ
ロピレン20μの2層フィルム、(c)内側に低密度ポ
リエチレン50μ、真中にエチレン−ビニルアルコール
共重合樹脂15μ、外側にアルミ蒸着ポリエステル20
μの3層フィルム等の組合せて用いられる。また、口栓
はポリエチレン或いはポリプロピレン、ナイロン等の樹
脂で射出成形で製作されたものである。
【0024】更に内袋と外箱との組み込みについて、外
箱を折り畳んでいく時に外箱の内側から外箱の口栓孔に
内袋の口栓を挿入し、外側にポリエチレンまたはポリプ
ロピレン製の割リングを口栓の下部にはめ込んで口栓を
固定する。更に内袋の口栓の周りの斜線部分は外箱の上
面を折り畳む時に邪魔にならないように両角は折り曲げ
ておく。次に内袋の底面は外箱のD辺と側面との間に挟
み込み、外箱のD辺の内側の一部と糊付けしておく。外
箱は前述のような手順で折り込んでいくと、内袋を内側
に入れた状態で外箱の折り込が完了する。次に、外箱を
前述のような手順で組立てる時に、外箱の上面及び下面
が水平に開くに伴って、内袋も所定の位置に安定する。
箱を折り畳んでいく時に外箱の内側から外箱の口栓孔に
内袋の口栓を挿入し、外側にポリエチレンまたはポリプ
ロピレン製の割リングを口栓の下部にはめ込んで口栓を
固定する。更に内袋の口栓の周りの斜線部分は外箱の上
面を折り畳む時に邪魔にならないように両角は折り曲げ
ておく。次に内袋の底面は外箱のD辺と側面との間に挟
み込み、外箱のD辺の内側の一部と糊付けしておく。外
箱は前述のような手順で折り込んでいくと、内袋を内側
に入れた状態で外箱の折り込が完了する。次に、外箱を
前述のような手順で組立てる時に、外箱の上面及び下面
が水平に開くに伴って、内袋も所定の位置に安定する。
【0025】また、箱を折り畳んだままの状態でも口栓
から液体を中に入れると、内袋が前述の組立完了図のよ
うな形に広がって、同時に外箱も内側から押し広げて組
み立てた形になる。すなわち、この複合容器は予め箱を
組立てることなく、折り畳んだ状態で内容物を注入する
ことによって自動的に外箱の組立が完了する。この複合
容器は1回使用したら廃棄してよいが、外箱の損傷が少
ない時には再使用してもよい。また、再使用するときに
は、内袋のみ新品に取替えたら内容物への汚染の心配も
なく経済的である。
から液体を中に入れると、内袋が前述の組立完了図のよ
うな形に広がって、同時に外箱も内側から押し広げて組
み立てた形になる。すなわち、この複合容器は予め箱を
組立てることなく、折り畳んだ状態で内容物を注入する
ことによって自動的に外箱の組立が完了する。この複合
容器は1回使用したら廃棄してよいが、外箱の損傷が少
ない時には再使用してもよい。また、再使用するときに
は、内袋のみ新品に取替えたら内容物への汚染の心配も
なく経済的である。
【0026】なお、内袋のみ新品と交換して数回使用す
るような用途の場合は、外箱の上面の糊付け部分にプラ
スチック面ファスナーを取り付けると、上面の開閉が容
易になり内袋の取替え作業が容易になる。特にプラスチ
ック段ボールで製作した外箱の場合は、耐久性能が格段
に向上するので繰り返し使用する用途に適する。このよ
うな場合にはプラスチック面ファスナーを使用すること
が望ましい。内容物を入れてから容器を持ち運びするた
めに外箱の底面から上面にかけてプラスチック製のテー
プを1重若しくは十字に掛けるとよい。
るような用途の場合は、外箱の上面の糊付け部分にプラ
スチック面ファスナーを取り付けると、上面の開閉が容
易になり内袋の取替え作業が容易になる。特にプラスチ
ック段ボールで製作した外箱の場合は、耐久性能が格段
に向上するので繰り返し使用する用途に適する。このよ
うな場合にはプラスチック面ファスナーを使用すること
が望ましい。内容物を入れてから容器を持ち運びするた
めに外箱の底面から上面にかけてプラスチック製のテー
プを1重若しくは十字に掛けるとよい。
【0027】また、段ボール製外箱の耐水性を向上させ
るために収縮率20〜70%の熱収縮性ポリエチレンフ
ィルムで製作した袋で外箱の外部を覆え熱風で加熱する
ことによって段ボール製外箱の保護膜を形成する方法を
採用しても良い。この保護膜は箱の全面を覆ってもよい
し、上面を除く胴体及び下面だけを覆う形状でも効果が
ある。
るために収縮率20〜70%の熱収縮性ポリエチレンフ
ィルムで製作した袋で外箱の外部を覆え熱風で加熱する
ことによって段ボール製外箱の保護膜を形成する方法を
採用しても良い。この保護膜は箱の全面を覆ってもよい
し、上面を除く胴体及び下面だけを覆う形状でも効果が
ある。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によって、組
立及び折り込み作業の煩雑さが軽減され、極めて簡単な
操作で組立及び折り畳みが可能となり、しかも、予め箱
を組立てることなく折り畳んだ状態で内容物を注入する
ことによって、自動的に外箱の組立が完了する非常に便
利なものとなり、また外箱の損傷のないときは再使用可
能となり、かつ廃棄処理も極めて簡単に出来る優れた効
果を奏するものである。
立及び折り込み作業の煩雑さが軽減され、極めて簡単な
操作で組立及び折り畳みが可能となり、しかも、予め箱
を組立てることなく折り畳んだ状態で内容物を注入する
ことによって、自動的に外箱の組立が完了する非常に便
利なものとなり、また外箱の損傷のないときは再使用可
能となり、かつ廃棄処理も極めて簡単に出来る優れた効
果を奏するものである。
【図1】本発明に係る折り畳み式複合容器の展開図
【図2】本発明に係る折り畳み式複合容器の糊代部と糊
付けされる部分を示す展開図
付けされる部分を示す展開図
【図3】本発明に係る箱が折り畳まれた状態を示す図
【図4】本発明によって組み立てられた箱体を示す斜視
図
図
【図5】本発明に係る折り畳み式複合容器の他の実施例
を示す展開図
を示す展開図
【図6】本発明に係る内袋の展開図
【図7】本発明に係る内袋を折り畳んだ状態の断面形状
を示す図
を示す図
【図8】本発明に係る内袋の組立見取り図
【図9】上面と下面の中央線だけをヒートシールして幅
面と長さ面で構成する縦線のシールをしない内袋を示す
図
面と長さ面で構成する縦線のシールをしない内袋を示す
図
【図10】本発明に係るヒートシールして袋状になった
ものの側面の襠部分から見た図である。
ものの側面の襠部分から見た図である。
1 箱胴体 2 上部の蓋部 3 口栓 4 内袋
Claims (4)
- 【請求項1】 箱の上面及び下面の外ラップと内ラップ
が予め固着しており、該箱を折り畳んだ時に、該箱の上
面と下面が箱胴部の幅面と長さ面の内側又は外側に折り
込まれるか、該箱の上面又は下面のいずれかが箱胴部の
幅面と長さ面の内側に折り込まれ、他方が外側に折り込
まれている折り畳み及び組立自在なることを特徴とする
折り畳み式容器。 - 【請求項2】 箱の上面また/及び下面の固着部に面フ
ァスナーを取付け、固着及び固着排除を容易にした請求
項1記載の折り畳み式容器。 - 【請求項3】 箱の上面に口栓を有する内袋を挿入した
折り畳み及び組立自在にしたことを特徴とする請求項1
記載の折り畳み式容器。 - 【請求項4】 内袋の上面または/及び下面の一部を外
箱の上面または/及び下面の一部に固着したことを特徴
とする請求項1記載の折り畳み式容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27978892A JPH0752941A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 折り畳み式容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27978892A JPH0752941A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 折り畳み式容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0752941A true JPH0752941A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=17615930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27978892A Withdrawn JPH0752941A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 折り畳み式容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752941A (ja) |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP27978892A patent/JPH0752941A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |