JPH075281U - エンドレス電気用コネクタ - Google Patents

エンドレス電気用コネクタ

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JPH075281U
JPH075281U JP068427U JP6842792U JPH075281U JP H075281 U JPH075281 U JP H075281U JP 068427 U JP068427 U JP 068427U JP 6842792 U JP6842792 U JP 6842792U JP H075281 U JPH075281 U JP H075281U
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ザーン アーウィン
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オートスプライス インコーポレーテッド
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    • B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0003—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor of successively moulded portions rigidly joined to each other
    • H—ELECTRICITY
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    • H01R43/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 連続または半連続的に形成された軸方向セグ
メント及び一定の間隔で設けられた電気接点を有するエ
ンドレスヘッダとそれを接点の中間で選択的に切断し得
る切欠きを設けたエンドレスコネクタを提供することで
ある。 【構成】 連続絶縁材とその中に挿入される複数の電気
接点４とからなり、連続絶縁材が順に所定の長さをなし
て第１端で始まり、第２端で終るように連続したセグメ
ントであって、電気接点４を挿入する孔が絶縁材の中に
形成されていることを特徴としているエンドレス電気用
コネクタ。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気接点が設けられた絶縁体を有する電気用コネクタに関するもの であり、特に、エンドユーザーレベルで、任意の数の接点を有するコネクタの製 造を容易ならしめるので、「エンドレス」コネクタと呼ばれるコネクタに関する 。
【０００２】
【従来の技術】
電気接点を有する絶縁体を備える電気用コネタクは、当技術分野では公知であ る。いわゆる雄型コネクタでは、印刷回路板のような素子と例えば、いわゆる雌 型コネクタを備えうる別の素子とを容易に電気的に接続させるために、絶縁体は 、その上下に伸びるピン形接点を有する。雌型コネクタは、一端では雄型ピンを 、他端では多導体のフラットリボンケーブルの別の雄型ピン、単一の電気導体も しくは単一のストランドとなりうる電気導体を受入れることができる電気接点を 有する絶縁体を備えていることは公知である。
【０００３】 通常、前述の雄型及び雌型コネクタは、印刷回路板の印刷回路のような多導体 リボンケーブルの単一導体もしくは多導体とを電気的に接続させるために、縦列 状で即ち結合させて使用される。
【０００４】 前述の雄型及び雌型コネクタは、通常、接点の数を予め決定して製造される。 例えば、前述の雄型コネクタは、10，20，30等のいかなる個数のピンをも備える 絶縁材を有する。また、雌型コネクタも電気接点が設けられた単一案内孔を有す る絶縁体を備えうる。雄型コネクタと同様に、雌型コネクタも10，20，30等の接 点を有するように製造される。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】
前述の雄型及び雌型コネクタには、製造及び使用に関しての問題点がある。
【０００６】 第１に、最終的なユーザーは、異なる数の電気接点もしくは「ピン」を有する コネクタを複数個使用する可能性がある。従って、ユーザーは、多数の異なる寸 法のコネクタを購入し保管しなければならない。すなわち、８ピン、12ピン、20 ピン等のコネクタの在庫が必要となる。
【０００７】 コネクタの実施例におけるエンドレスコネクタは、内部にピンを埋込んだ絶縁 材を有するいわゆる雄型コネクタである。別の実施例のコネクタは、雌型接点が 設けられた並行な案内孔を有するいわゆる雌型コネクタである。このコネクタの 別の特徴は、雄型及び雌型コネクタに雄型及び雌型コネクタを介して、例えば、 印刷回路板の中の帯電孔と個別のコネクタもしくは多導体のフラットリボンケー ブルとを電気的に接続するために、共働する相互連結装置が設けられていること である。
【０００８】 米国特許第4,230,387号明細書に開示されたエンドレスコネクタは、例えば射 出成形によって製造された連続絶縁材を備えている。米国特許第4,230,387号明 細書に開示されたエンドレスコネクタの製造方法によると、各連続絶縁材は、金 型で単一製品として製造された。言い換えると、絶縁材は、金型より長くはなり 得ない。従って、いわゆる「エンドレスコネクタ」の製造は、著しく制限される 。というのは、金型が、「エンドレス」でなければならないからである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記の問題は、絶縁材、すなわちヘッダーを連続もしくは半連続的に形成する 軸方向セグメントの中で製造することによって解決される。 本考案の好適実施例においては、軸方向セグメントは、ヘッダーの一端から始 まる連続方法で押出によって形成される。
【００１０】 本考案の別の実施例においては、軸方向セグメントは、半連続的な射出成形に よって形成される。 「エンドレス」ヘッダーが押出され、リールに巻き取られてから、絶縁材を成 形機に供給する。成形機は、絶縁材に連続的に孔をあけ切欠きを形成し、ついで その孔にピン、タブ、ソケットもしくは別の電気接点を挿入する。それによって 、エンドレスコネクタが形成される。射出成形の場合は、エンドレスコネクタに は、電気接点用の孔が設けられる。
【００１１】 「エンドレス」という言葉は、本明細書を通してエンドレス成形品が本発明の 方法によっていかなる長さにでも製造されるということを意味するものとして使 用される。真のエンドレスコネクタは、コネクタを無限に連続的もしくは半連続 的に形成することによって製造されうる。これが不可能ならば、「エンドレス」 という言葉は、上記の意味では使用されない。
【００１２】 本考案の第１の目的は、連続もしくは半連続的に形成された軸方向セグメント 及び一定の間隔で設けられた電気接点を有するエンドレスヘッダーよりなり、接 点の中間でヘッダーを選択的に切断するために、接点の中間に切断装置（すなわ ち、切欠き）を設けたエンドレスコネクタを提供することである。
【００１３】 本考案の第２の目的は、エンドレス金型を使用せずにエンドレスヘッダーを製 造することである。エンドレスヘッダーは、軸方向セグメントの形成中に巻き取 られる。それによって、製造工程に必要な時間と空間が節約される。
【００１４】 本考案の第３の目的は、最終ユーザーレベルにおいて、予め決められた所望の 数の電気接点を有するコネクタの製造を容易ならしめるエンドレスコネクタを提 供することである。
【００１５】 本考案の第４の目的は、雄型もしくは雌型のエンドレスコネクタを提供するこ とである。
【００１６】 本考案の第５の目的は、相互連結装置によって別のエンドレスコネクタと結合 されうるエンドレスコネクタを提供することである。
【００１７】 本考案の別の目的は、後述の実施例及び図面によって説明される。
【００１８】
【実施例】
次に、添付図面を参照して、本考案の実施例を詳細に説明する。 図１のＡは、エンドレスヘッダー(２)に挿入された１列の直線ピン端子を有す る連続式コネクタの側面図である。ピン(４)の断面は、ほぼ正方形だが、プラス チックヘッダーにおおわれる部分は、強度を向上させ、挿入されたピンの縦方向 の置換を防ぐためにプラスチックと適合するように「星形」形状であってもよい 。ヘッダー(２)の側面には、Ｖ字形の切欠き(６)が形成されている。Ｖ字形の切 欠き(６)は、ヘッダー(２)の縦軸とほぼ垂直である。対向する２つの切欠き(６) の部分でヘッダー(２)を切断して、所定の数のピン端子を形成する。後段では、 本考案の方法を１列コネクタの製造に関連して説明する。しかし、図２〜図４で 示されたようなコネクタも本考案によって製造されうる。
【００１９】 図２のＡは、本考案の２列コネクタの側面図である。図２のＡの側面図は、図 １のＡのそれと同じである。図２のＢは、２列のエンドレスコネクタの端面図で ある。この場合のヘッダー(２)は、図１のヘッダーより幅が広いので、２列の直 線ピン(４)(４′)を挿入するための１対の孔(８)をヘッダーに形成することがで きる。
【００２０】 本考案は、直線ピン端子を有するエンドレスコネクタの製造にのみ限定される ものではない。図３のＢは、ヘッダー(２)内に形成された孔(８)に挿入された直 角に湾曲したピン端子(５)を有するエンドレスコネクタの端面図である。直角に 湾曲した１列のピン端子を有する電気用コネクタのヘッダー(２)は、１列の直線 ピン端子を有する電気用コネクタのそれと同じであってもよい。
【００２１】 図４のＢは、直角に湾曲した２列のピン端子を有する電気用コネクタの端面図 である。一方の列のピン端子(５)は、他方の列のピン端子(５′)より小さい。図 ４のＡ〜Ｃに示されている電気用コネクタのエンドレスヘッダーの形状は、図２ のＡ〜２のＣに示された２列の直線ピン端子を有する電気用コネクタのそれと同 じでもよい。
【００２２】 図１〜図４に示されている電気用コネクタにはピン端子が設けられているが、 本発明によれば、エンドレスヘッダーに挿入される電気部品に応じていかなる形 状をも有しうる電気用コネクタの製造も可能である。
【００２３】 図５は、押出によってエンドレスヘッダーを製造するための装置の概略図であ る。押出機を符号(10)で示す。プラスチックの粒状のものをホッパー(12)で押出 機に投入する。押出機の中では、公知の方法でプラスチックの粒状物を溶融状態 になるまで加熱し、ついで溶融プラスチックを金属ダイ(14)の孔(15)から押し出 し、(図６を参照されたい)。孔(15)の形状は、ヘッダーの最終断面形状とほぼ一 致する。この種の押出機は、本技術分野では公知である。サンディエゴ・カスタ ム・エクストルージョン(San Diego Custom Extrusions）社によって製造された 押出機の実動実施例のスクリューの直径は、3.8cm(1.5インチ)で、長さ対直径の 比は、20：１であった。しかし、当業者には、同一のスクリュー直径及び同一の 長さ対直径比を有する押出機ならどれでも連続絶縁材の押出に使用できることは 、明白である。
【００２４】 プラスチック材料が、ダイ(14)の孔(15)から押出されたときには、プラスチッ ク材料は、可鍛状態にある。押出された材料は、直ちに、水の満たされた冷却タ ンク(16)の中へ投入される。押出ヘッダーは、対向する１組のローラー(20)によ って、冷却タンク(16)から引き出される。押出ヘッダーが完全に水に浸るように 、１組のガイドロッド(18)(18′)が設けられている。押出ヘッダーは、ローラー (20)で引っ張られると、ガイドロッド(18)(18′)の下を通過するようになってい る。ローラー(20)によって与えられる張力によって、ダイ(14)の孔(15)から出て くる押出ヘッダーは、その最終断面の寸法が孔(15)より小さくなるように、引き 伸ばされる。押出ヘッダーは、ローラー(20)を通過してから、切断されずにリー ル(22)に巻き取られる。 押出ヘッダーを手動でリール(22)に巻き取ってもいいし、公知の自動引張り巻 取装置で巻取ってもよい。
【００２５】 図７は、切欠き、孔あけ及びピン挿入装置(26)の斜視図である。切欠き、孔あ け及びピン挿入送置(26)は、追加の孔あけ及び切欠き作業も行なうようになって いるピン挿入機構(30)を備えている。ピン挿入機構は、米国ニューヨーク州のウ ッドサイドにあるオートスプライス・インコーポレーテット(Autosplice, Inc.) 製の標準オートピン−２機構でよい。これは、米国特許第4,318,964号明細書に 詳述されている。ピン挿入機構(30)は、移動可能なラム(34)に設けられたピン挿 入ジョー(32)を備えている。ラム(34)の下向きストロークの終了時に、ピン挿入 ジョー(32)は、ピン(4)を押出ヘッダー(２)の中へ導入する。
【００２６】 ラム(34)には、孔あけブロック(36)も取付けられている。孔あけブロック(36) には、一定の高さを有し、ラム(34)の下向きストロークの際に、パンチ(38)の上 面に衝撃を与えるようになっている。ラム(34)が下向きストロークを行なってい るときに、パンチ(38)は、孔あけブロック(36)によってダイ(39)に押しつけられ る。それによって、押出ヘッダー(２)にはＶ字形の溝が切欠かれ、同時に孔があ けられる。この切欠き及び孔あけ作業は、ピン端子(４)が、既に形成された孔に 挿入される点より下流の点で、押出ヘッダー(２)に対して同時に行なわれる。
【００２７】 押出ヘッダー(２)は、隣接するピン端子間の間隔と同一の間隔で切欠き及びピ ン挿入送置(26)に送られる。押出ヘッダー(２)は、前進アーム(40)によって一歩 ずつ進められる。前進アーム(40)の先端には、押出ヘッダーの上下に差し込まれ たピン端子と当接するように形成された溝(41)が設けられている。
【００２８】 図８に示すように、溝(41)が複数のピン端子に当接すると、前進アームはＸ軸 の方向に段階的に動く。この段階的移動の終了時に、前進アーム(40)はピボット (50)の回りをR2の方向に回転する。それによって、溝(41)は、ピン端子からはず れ、前進アームは最初の位置に戻る。例えば、３つの溝(41)がそれぞれ３本のピ ン端子(４)と当接している場合は、Ｘ方向の第１の段階的前進中に３つの溝は、 押出ヘッダーに連続して設けられた第１、第２及び第３のピン端子と当接する。 Ｘ方向の次の段階的前進中に、３つの溝はそれぞれ第２、第３及び第４のピン端 子と当接する。第４のピン端子は、第１の段階的前進と第２の段階的前進の間に 挿入されていた。
【００２９】 前進アーム(40)は、ピボットアーム(44)に固着されており、ピボットアーム(4 4)は、ピボットピン(50)に回転可能に取付けられている。前進アーム(40)は、２ つの部材(52)(52′)を備えており、部材(52)は、押出ヘッダーの上部のピン端子 (４)と当接する溝(41)を有し、部材(52′)は押出ヘッダー(２)の下部のピン端子 (４)と当接する溝(41)を有する。ピボットピン(50)の近傍では、部材(52)(52′) は、押出ヘッダー(２)が通過するのに十分な大きさの間隙によって隔てられてい る。
【００３０】 ピボットアーム(44)は、前進リンク(42)に連結されており、この前進リンク(4 2)は、ラム(34)に連結されている（方法は示さず）。前進リンク(42)とピボット アーム(44)は、前進アーム(40)が、ラム(34)の上向きストーク中にＸ方向に進む ように連結されている。前進アーム(40)をピン端子(４)からはずすために適切な 時間で回転させるための別の機構（図示せず）も設けられている。この機構は、 供給機構が本考案には含まれないので図示していない。また、段階的前進を行な うための機械的連結の設計は、当業者には公知である。
【００３１】 図８に示すように、パンチ(38)は、複数、望ましくは４本の支柱(56)によって ダイ(39)に連結される。好適実施例においては、パンチ(38)は、支柱(56)を挿入 する孔を有する。従って、パンチ(38)は、支柱(56)を軸にして矢印Ｚで示す下向 き方向へ移動しうる。各支柱(56)は、パンチ(38)が下方へ滑り落ちるのを防ぐた めのばね(図示せず)を周囲に巻きつけている。しかし、孔あけブロック(36)がパ ンチ(38)の上面に当たると直ぐに、パンチ(38)は、ラム(34)の下向きストローク の間に下方へ押される。それによって、支柱(56)に設けられたばねによって与え られる抵抗力を排除する。その結果、パンチ(38)は、ダイ(39)に当たる。
【００３２】 図９に示すように、パンチ(38)は、ピンホールパンチ(58)及び切欠き歯(60)(6 2)を有する。ダイ(39)が押出ヘッダー(２)を保持している間に、ピンホールパン チ(58)は、孔あけブロック(36)によって押出ヘッダーを貫通する。それによって 、孔(８)が形成される。同時に、切欠き歯(60)(62)が、孔あけブロック(36)によ って下方に押され、押出ヘッダー(２)の両面に切欠き(６)が形成される。ついで 、押出ヘッダーは、隣接するピン端子間の距離と同一の距離を段階的に進み、孔 あけ及び切欠き作業が繰り返される。
【００３３】 ラム(34)の下向きストロークの間に、ピン挿入ジョー(32)は、ピン(４)を前回 のラム(34)の下向きストロークの際に形成された孔(８)の中に挿入する。ピンの 挿入時には、押出ヘッダーの孔をあけられ、かつ切欠かれた部分は、ピン端子が 挿入される点の上流及び下流に設けられたガイドブロック(46)(48)によって、進 められ保持される。
【００３４】 ピンの挿入工程を図10に示す。ピン挿入機構(30)は、供給リール(69)からワイ ヤ(68)を受け取る。このワイヤは、連続したピンとなる。ピン挿入機構は、ワイ ヤの先端から１回に１本のピンを切断し、ついでピンを押出ヘッダーの孔の中に 垂直方向下向きストロークで挿入するようになっている。このようなピン挿入機 構は、公知技術なので、機構の一部しか示していない。
【００３５】 図10の一番左の図は、切断工程を示す。ワイヤ(68)は、連続的に支持ブロック (80)の中に形成されたワイヤガイド(78)の中に供給される。各工程の後で、ワイ ヤの誘導ピンは、カッターの前方の所定の位置に設置される。２つの部分（図10 に片方のみを示す）よりなる工具(70)は、次の工程で誘導ピンを受け止めるため の対向するジョー(32)を有する。ジョー(32)はばねによって互いに押しつけられ る(図示せず)。カッター(74)がワイヤの方へ押しつけられると、カッター(74)は 、ワイヤから誘導ピンを切り落とし、それをジョー(32)の間に挿入する。それに よって、ピンは摩擦で保持される（図10の中央の図を参照されたい）。図10の一 番右の図に示すように、カッター(74)は、ばね(76)によって後退位置まで戻る。 ついで、工具(70)は、下向きストロークを行ない（方法は、図示せず）、ピン( ４)がジョー(32)によって押出ヘッダーの孔の中に挿入される。
【００３６】 本考案の別の実施例によると、エンドレスヘッダーは、射出成形によって不連 続なセグメントとして製造することもできる。不連続セグメントは、溶融状態の プラスチックを同一の金型へ繰り返し注入して製造する。図11のＡに示すように 、エンドレス雄型コネクタ用のヘッダーの各セグメントは、複数のユニット(102 )を有し、各ユニットは、ピン端子の挿入あるいは別の電気接触用の孔(104）を 有する。孔(104)は、金型の中で適切な道具で形成される。ユニット(102)は、脊 柱(106)に接続されている。脊柱(106)の先端には、ノブもしくは別の突出部を有 する傾斜延長部(108）が設けられている。金型（図示せず）は、同一の形状を有 するが、金型の一端には既に形成されたセグメントの延長部(108）を挿入するた めの開口部(105)が設けられている。
【００３７】 本考案によると、金型キャビティは、開口部(105）を介して既に形成されたヘ ッダーを受入れるための装置とつながっている。第１ヘッダーのセグメントを形 成するために、開口部(105)をふさぐ（方法は図示せず)。ついで溶融状プラスチ ックを金型キャビティに注入し、(冷却して)硬化させる。第１ヘッダーセグメン トが硬化したら、金型から取出し(方法は図示せず)、収容装置(図示せず)に挿入 する。その結果、第１ヘッダーセグメントの脊柱(106)の延長部(108)は、開口部 (105）は経て金型キャビティに到達する。金型キャビティに到達する第１セグメ ントの延長部(108)を使用して、溶融状プラスチックを再び案内孔の中に注入し 、硬化させて、第２ヘッダーセグメントを形成する。注入された第２ヘッダーセ グメントの溶融プラスチック材料が、第１ヘッダーセグメントの延長部(108）の ノブの周囲に流れ込み、第２セグメントが凝結すると、第１セグメントと第２セ グメントが結合し一体化する。
【００３８】 この工程を繰り返し、連続したセグメントを形成し、既に形成されたヘッダー に結合させる。その結果、押出し加工によって製造ヘッダーの最終的な長さには 限界がない。
【００３９】 図12は、本考案によって製造された脊柱及び溝を有するヘッダーの端面図であ り、溝と脊柱の形状は一致する。１列コネクタ(2)の脊柱(106)を別の１列コネク タ(2′)の溝(110)に差し込むことによって、２つの１列コネクタを２列コネクタ にすることができる。
【００４０】 図13に示すように、エンドレス雌型コネクタも複数のユニットを有する。説明 のために、３つの完全ユニット(112)と２つの不完全ユニット(113)(113′）を有 する雌型ヘッダーセグメントを示す。セグメントは、完全ユニットはいくつでも 有しうるが、不完全ユニットは両端に１つずつ有するのみである。各完全ユニッ トは、ソケットもしくは別の電気接点を挿入するための孔(114）を有する。各不 完全ユニットは、該当する孔の一部を形成する表面を有する。ユニットは、連続 的に結合される。各不完全ユニットは、１組のクモの巣状表面(116)(116′)を有 し、クモの巣部は、複数のＶ字形の突出部よりなる。金型(図示せず)が、既に形 成されたセグメントの不完全ユニットを受け入れるためにその一端に開口部を有 するという点を除いて、金型とセグメントの形状は同一である。
【００４１】 本考案によると、金型キャビティは、開口部(118）を経て既に形成されたヘッ ダーセグメントを受け入れる装置とつながる。第１ヘッダーセグメントを形成す めために、開口部(118)をふさぐ（方法は図示せず)。ついで、溶融状のプラスチ ックを金型キャビティに注入し、硬化させる。第１ヘッダーセグメントを形成し たら、金型から取出し（方法は図示せず)、収量装置（図示せず)の中に挿入する 。その結果、第１ヘッダーセグメントの不完全ユニット(113)が、開口部(118)を 経て金型キャビティの中に到達する。金型キャビティに到達する不完全ユニット (113）を使用して、溶融状プラスチックを再びキャビティの中へ注入し、硬化さ せて第２ヘッダーセグメントを形成する。注入された第２ヘッダーセグメントの 溶融状プラスチックは、第１ヘッダーセグメントのクモの巣状表面(116)(116′) の間及び周囲に流入する。第２セグメントが凝結すると、第１及び第２セグメン トは結合し一体化する。
【００４２】 この工程を繰り返すことによって、いかなる長さの雌型コネクタ用のエンドレ スヘッダーをも形成することができる。 その後、ソケット（図示せず）を公知の挿入装置によって、孔(114）へ挿入す る。
【００４３】 前述の好適実施例に関する説明は、単に例証のためになされたものであり、請 求項で定義された本考案の範囲を限定するものではない。当業者は、ここで開示 された本考案の主旨及び範囲から逸脱することなく、容易に変形させることがで きる。
【００４４】
【考案の効果】
本考案は、多数の電気接点(例えば、ピン、タブもしくはソケット)が挿入され るエンドレス絶縁ヘッダーを有するエンドレスコネクタの形成に使用しうる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１のＡ〜Ｃは、本考案の１列雄型コネクタの
側面図、端面図及び平面図である。
【図２】図２のＡ〜Ｃは、本考案の２列雄型コネクタの
側面図、端面図及び平面図である。
【図３】図３のＡ〜Ｃは、本考案の１列雄型直角コネク
タの側面図、端面図及び平面図である。
【図４】図４のＡ〜Ｃは、本考案の２列雄型直角コネク
タの側面図、端面図及び平面図である。
【図５】図５は、押出によってエンドレス雄型コネクタ
を製造するための装置の概略側面図である。
【図６】図６は、本考案によって引き出された押出ヘッ
ダーを示す。
【図７】図７は、本考案によって、押出ヘッダーに孔あ
け、切欠きを形成し、かつピンもしくは別の電気部品を
挿入するための装置の斜視図である。
【図８】図８は、孔あけ及び切欠きダイと本考案によっ
て押出ヘッダーを前進させる機構の斜視図である。
【図９】図９は、孔があけられ、１対の切欠きが形成さ
れ、同時にピンが挿入される図７に示されている装置の
下向きストロークの概略図である。
【図10】図10は、３段階よりなるピン挿入を示す。
【図11】図11のＡ及びＢは、それぞれ射出成形によって
半連続的方法で形成された雄型コネクタ用のエンドレス
ヘッダーの平面図及び側面図である。
【図12】図12は、2つのコネクタを平行に結合するため
の装置の端面図である。
【図13】図13は、本考案の半連続射出成形方法によって
形成された雌型コネクタ用のエンドレスヘッダーの平面
図である。
【符号の説明】
(2) ヘッダー (4)(5) ピン (6) 切欠き (8) 孔 (10) 押出機 (12) ホッパー (14) ダイ (15) 孔 (16) 冷却タンク (18)(18′) ガ
イドロッド (20) ローラー (22) リール (26) 切欠き、孔あけ及びピン挿入装置 (30) ピン挿入機構 (32) ピン挿入
ジョー (34) ラム (36) 孔あけブ
ロック (38) パンチ (39) ダイ (40) 前進アーム (41) 溝 (42) 前進リンク (44) ピボット
アーム (46)(48) ガイドブロック (50) ピボット (52)(52′) 部材 (56) 支柱 (58) ピンホールパンチ (60)(62) 切欠
き歯 (68) ワイヤ (69) 供給リー
ル (70) 工具 (74) カッター (76) ばね (102) ユニット (104) 孔 (105) 開口部 (106) 脊柱 (108) 延長部 (110) 溝 (112) 完全ユニ
ット (113)(113′) 不完全ユニット (114) 孔 (116)(116′) クモの巣状表面 (118) 開口部

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 連続絶縁材と当該絶縁材の中に挿入され
    る複数の電気接点とからなり、前記連続絶縁材が、順々
    に所定の長さをなして第１端で始まり、第２端で終るよ
    うに連続したセグメントを形成することによって製造さ
    れ、各セグメントの最初の部分は、すぐ前のセグメント
    の末端部に形成されるエンドレス電気用コネクタであっ
    て、前記セグメントが押出しによって形成されるものに
    おいて、 電気接点を挿入する孔が、押出し絶縁材の中に形成され
    ることを特徴とするエンドレス電気用コネクタ。
  2. 【請求項２】 孔あけが行われるのと同時に、絶縁材の
    側面に切欠きが形成されることを特徴とする請求項１に
    記載のエンドレス電気用コネクタ。
  3. 【請求項３】 孔が絶縁材の或る場所にあけられるのと
    同時に、ピンが、既に絶縁材の別の場所にあけられた孔
    の中に挿入されることを特徴とする請求項１に記載のエ
    ンドレス電気用コネクタ。
  4. 【請求項４】 連続絶縁材が、押出ダイの孔へ溶融状態
    のプラスチックを押込むことによって製造され、この孔
    は、連続絶縁材の外部断面形状とほぼ一致する断面形状
    を有することを特徴とする請求項１に記載のエンドレス
    電気用コネクタ。
  5. 【請求項５】 溶融プラスチックを、突出装置を有する
    セグメント形成用金型に注入し、硬化させて形成した第
    １のセグメントと、当該第１のセグメントを金型から取
    り出し、前記突出装置が金型の内部に達するように第１
    のセグメントを配置して溶融状態のプラスチックを当該
    金型に注入して、前記突出装置と接触させ硬化させて形
    成した第２セグメントとを、前記金型から取り出した時
    に固着させた連続絶縁材から成ることを特徴とする請求
    項１に記載のエンドレス電気用コネクタ。
  6. 【請求項６】 前記突出装置が、こぶ状先端を有する延
    長部よりなることを特徴とする請求項５に記載のエンド
    レス電気用コネクタ。
  7. 【請求項７】 前記突出装置が、Ｖ字形状を有する少く
    とも１つの突出部より成ることを特徴とする請求項５に
    記載のエンドレス電気用コネクタ。
  8. 【請求項８】 セグメントが複数の孔を有し、突出装置
    が不完全部と少くとも第１及び第２の突出部を備え、そ
    れによって、第１セグメントの不完全孔部は、第２セグ
    メントの不完全孔部とともに、前記第１及び第２セグメ
    ントが固着した時に、前記複数の各孔と大凡同一の孔を
    形成することを特徴とする請求項５に記載のエンドレス
    電気用コネクタ。
JP068427U 1987-01-23 1992-09-07 エンドレス電気用コネクタ Pending JPH075281U (ja)

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