JPH0752284A - 提げ手付き包装用袋及びその製造方法 - Google Patents
提げ手付き包装用袋及びその製造方法Info
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- JPH0752284A JPH0752284A JP5206571A JP20657193A JPH0752284A JP H0752284 A JPH0752284 A JP H0752284A JP 5206571 A JP5206571 A JP 5206571A JP 20657193 A JP20657193 A JP 20657193A JP H0752284 A JPH0752284 A JP H0752284A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 提げ手と袋本体とを一体的に形成し、製造管
理上の煩雑さを解消すると共に、不良品の発生も生じ難
い提げ手付き包装用袋を提供する。 【構成】 長尺の熱可塑性合成樹脂シートを、その幅方
向中間の折り返し部1aから二つ折り状に折り返し、一方
を前壁2、他方を後壁3とし、その上縁部において前後
両壁間に断面V字状折込み蓋片4を折り込むと共に、折
込み蓋片4の幅方向中央部から提げ手片5を突設させ
る。提げ手片5の中央部に横長逆C字状の提げ手孔形成
用切目を穿設して、提げ手孔7を切り起し形成する。前
後両壁2、3の左右両側縁を溶着する。
理上の煩雑さを解消すると共に、不良品の発生も生じ難
い提げ手付き包装用袋を提供する。 【構成】 長尺の熱可塑性合成樹脂シートを、その幅方
向中間の折り返し部1aから二つ折り状に折り返し、一方
を前壁2、他方を後壁3とし、その上縁部において前後
両壁間に断面V字状折込み蓋片4を折り込むと共に、折
込み蓋片4の幅方向中央部から提げ手片5を突設させ
る。提げ手片5の中央部に横長逆C字状の提げ手孔形成
用切目を穿設して、提げ手孔7を切り起し形成する。前
後両壁2、3の左右両側縁を溶着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、提げ手付き包装用袋
とくに紙おむつのように圧縮して包装される商品の包装
に好適な提げ手付き包装用袋及びその製造方法に関す
る。
とくに紙おむつのように圧縮して包装される商品の包装
に好適な提げ手付き包装用袋及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術と課題】従来、この種の包装用袋として、
袋本体とは別体の一対の提手片を袋本体の前後壁に熱溶
着したものが公知である。
袋本体とは別体の一対の提手片を袋本体の前後壁に熱溶
着したものが公知である。
【0003】ところが、提げ手と袋本体とが別体である
と、製造管理上いささか煩わしいことはもとより提げ手
を袋本体に貼着する際に、貼着位置が所定位置よりズレ
たり、貼着が不十分に行われたりしてしまうこともあっ
て、不良品も発生しやすい。
と、製造管理上いささか煩わしいことはもとより提げ手
を袋本体に貼着する際に、貼着位置が所定位置よりズレ
たり、貼着が不十分に行われたりしてしまうこともあっ
て、不良品も発生しやすい。
【0004】この発明は、上記課題を解決することを目
的としてなされたもので、提げ手を袋本体と一体的に形
成することにより、製造管理上の煩雑さを解消し、かつ
製造時に不良品も発生し難い提げ手付き包装用袋及びそ
の製造方法を提供するものである。
的としてなされたもので、提げ手を袋本体と一体的に形
成することにより、製造管理上の煩雑さを解消し、かつ
製造時に不良品も発生し難い提げ手付き包装用袋及びそ
の製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的において、こ
の発明に係る提げ手付き包装用袋は、熱可塑性合成樹脂
シートないしフィルムからなり、袋本体の相対する前後
両壁が、上縁部において前後両壁間に折り込まれた断面
V字状折り込み片を介して連設されると共に、左右両側
縁部において熱溶着され、下端が被包装物挿入口として
開口された包装用袋において、前記折り込み片の幅方向
中央部から提げ手片が一体的に突設されてなることを特
徴とする構成を採用している。
の発明に係る提げ手付き包装用袋は、熱可塑性合成樹脂
シートないしフィルムからなり、袋本体の相対する前後
両壁が、上縁部において前後両壁間に折り込まれた断面
V字状折り込み片を介して連設されると共に、左右両側
縁部において熱溶着され、下端が被包装物挿入口として
開口された包装用袋において、前記折り込み片の幅方向
中央部から提げ手片が一体的に突設されてなることを特
徴とする構成を採用している。
【0006】また、この発明に係る提げ手付き包装用袋
の製造方法は、所定幅を有する長尺の熱可塑性合成樹脂
シートないしフィルムを、その幅方向中間の折り返し部
から二つ折り状に折り返し、前記折り返し部側の上側縁
部を、所定間隔毎に前記折り返し部から下方に向かって
凹状に切断ないし溶断して、隣接する凹状部間に前記折
り返し部を頂部とする提げ手片を形成する工程と、前記
提げ手片の下方近傍において長尺シートないしフィルム
の表裏両面をその長さ方向に沿って熱溶着する工程と、
前記提げ手片に提げ手孔形成用切目を刻設する工程と、
前記提げ手片の下方近傍の熱溶着部より下方部位の所定
幅を前後両壁間に折り込んで、少なくとも前記提げ手部
下半部を前後両壁間に位置させる工程と、袋単位ごとに
その前記表裏両面の対応する側縁どうしを溶着し、かつ
袋単位毎に分離する工程とを備えてなる構成を採用して
いる。
の製造方法は、所定幅を有する長尺の熱可塑性合成樹脂
シートないしフィルムを、その幅方向中間の折り返し部
から二つ折り状に折り返し、前記折り返し部側の上側縁
部を、所定間隔毎に前記折り返し部から下方に向かって
凹状に切断ないし溶断して、隣接する凹状部間に前記折
り返し部を頂部とする提げ手片を形成する工程と、前記
提げ手片の下方近傍において長尺シートないしフィルム
の表裏両面をその長さ方向に沿って熱溶着する工程と、
前記提げ手片に提げ手孔形成用切目を刻設する工程と、
前記提げ手片の下方近傍の熱溶着部より下方部位の所定
幅を前後両壁間に折り込んで、少なくとも前記提げ手部
下半部を前後両壁間に位置させる工程と、袋単位ごとに
その前記表裏両面の対応する側縁どうしを溶着し、かつ
袋単位毎に分離する工程とを備えてなる構成を採用して
いる。
【0007】
【実施例】以下、この発明を図示実施例に基いて説明す
る。
る。
【0008】(1)は、ポリエチレン等の熱可塑性合成
樹脂シートからなる袋本体で、相対する前後壁(2)
(3)が、上縁部において断面V字状折込み蓋片(4)
を介して連設されると共に、左右両側縁部において相互
に熱溶着され、下縁部は被包装物挿入口として開口され
ている。(5)は、断面V字状折込み蓋片(4)の中央
折目から上方に突設された山形状の提手片で、前記折込
み蓋片両半部(4a)(4b)から連設され、上縁にお
いて二つ折りにされた前後一対の提手片半部(5a)
(5b)からなり、左右の斜状辺近傍において提手片半
部(5a)(5b)どうしが熱溶着されると共に、提手
片(5)の下方において、前記折込み蓋片両半部(4
a)(4b)の下端部どうしが長さ方向に沿って熱溶着
され、使用時に提手片半部(5a)(5b)が著しく乖
離しないようになされている。(5c)は、提手片半部
(5a)(5b)どうしの溶着部、(6)は折込み蓋片
両半部(4a)(4b)どうしの溶着部である。この提
手片(5)は、後述のように、二つ折り状の長尺の熱可
塑性合成樹脂シートを、折り返し部(1a)から下方に
向かって、上下両面を所定間隔ごとに凹状に溶断するこ
とにより得られるものであるから、前記溶着部(5c)
は、提手片(5)の斜辺から前後壁(2)(3)の左右
両側縁にまで達している。(7)は、提げ手片中央部に
穿設された横長逆C字状提げ手孔である。
樹脂シートからなる袋本体で、相対する前後壁(2)
(3)が、上縁部において断面V字状折込み蓋片(4)
を介して連設されると共に、左右両側縁部において相互
に熱溶着され、下縁部は被包装物挿入口として開口され
ている。(5)は、断面V字状折込み蓋片(4)の中央
折目から上方に突設された山形状の提手片で、前記折込
み蓋片両半部(4a)(4b)から連設され、上縁にお
いて二つ折りにされた前後一対の提手片半部(5a)
(5b)からなり、左右の斜状辺近傍において提手片半
部(5a)(5b)どうしが熱溶着されると共に、提手
片(5)の下方において、前記折込み蓋片両半部(4
a)(4b)の下端部どうしが長さ方向に沿って熱溶着
され、使用時に提手片半部(5a)(5b)が著しく乖
離しないようになされている。(5c)は、提手片半部
(5a)(5b)どうしの溶着部、(6)は折込み蓋片
両半部(4a)(4b)どうしの溶着部である。この提
手片(5)は、後述のように、二つ折り状の長尺の熱可
塑性合成樹脂シートを、折り返し部(1a)から下方に
向かって、上下両面を所定間隔ごとに凹状に溶断するこ
とにより得られるものであるから、前記溶着部(5c)
は、提手片(5)の斜辺から前後壁(2)(3)の左右
両側縁にまで達している。(7)は、提げ手片中央部に
穿設された横長逆C字状提げ手孔である。
【0009】前記後壁(3)は、前壁(2)よりも長め
に形成され、左右一対の係止孔(8)(8)が穿設され
た非重合片(9)が下方に延設されている。この非重合
片(9)は、被包装物を袋本体(1)に収納する時に、
被包装物挿入口を大きく開口する際に用いられるもので
ある。すなわち、前記係止孔(8)(8)に、自動包装
ライン上の係止部材を係止させて、後壁(3)を固定し
た後、前後壁間にエアーを吹き込み、袋本体を膨らませ
た状態にして、図1に示す矢印方向から被包装物を収納
するものである。実際は、後壁(3)を下にして袋本体
(1)を寝かせた状態として被包装物を収納するのであ
る。被包装物が収納されると、折込み蓋片(4)は、両
半部(4a)(4b)が横並びとなった平面状となる。
に形成され、左右一対の係止孔(8)(8)が穿設され
た非重合片(9)が下方に延設されている。この非重合
片(9)は、被包装物を袋本体(1)に収納する時に、
被包装物挿入口を大きく開口する際に用いられるもので
ある。すなわち、前記係止孔(8)(8)に、自動包装
ライン上の係止部材を係止させて、後壁(3)を固定し
た後、前後壁間にエアーを吹き込み、袋本体を膨らませ
た状態にして、図1に示す矢印方向から被包装物を収納
するものである。実際は、後壁(3)を下にして袋本体
(1)を寝かせた状態として被包装物を収納するのであ
る。被包装物が収納されると、折込み蓋片(4)は、両
半部(4a)(4b)が横並びとなった平面状となる。
【0010】図中、(10)及び(11)は、前壁(2)上
端部と折り込み蓋片半部(4a)の上端部、及び後壁
(3)上端部と折り込み蓋片半部(4b)の上端部とが
線状に熱溶着された溶着部、(12)は前後壁(2)
(3)側縁の溶着部である。
端部と折り込み蓋片半部(4a)の上端部、及び後壁
(3)上端部と折り込み蓋片半部(4b)の上端部とが
線状に熱溶着された溶着部、(12)は前後壁(2)
(3)側縁の溶着部である。
【0011】而して、上記実施例の包装用袋は、製袋メ
ーカーから被包装物メーカーに搬出され、被包装物メー
カーの自動包装ラインにおいて、上記のようにして、被
包装物が収納された後、従来のこの種の包装用袋と同様
に前後壁(2)(3)の下端部どうしが溶着されて密封
され、非重合片(9)は溶断されることになる。
ーカーから被包装物メーカーに搬出され、被包装物メー
カーの自動包装ラインにおいて、上記のようにして、被
包装物が収納された後、従来のこの種の包装用袋と同様
に前後壁(2)(3)の下端部どうしが溶着されて密封
され、非重合片(9)は溶断されることになる。
【0012】なお、被包装物を収納する際に、袋本体を
大きく開口する方法は、例えば、前後壁(2)(3)を
外方に吸引して行うことも可能であり、その場合、前記
非重合片(9)の係止孔(8)(8)は不要となるし、
非重合片(9)そのものを廃止しても良い。また、前後
壁(2)(3)と折り込み蓋片半部(4a)(4b)と
の溶着部(10)(11)は、袋本体の保形性を向上させる
ためにあるほうが望ましいが絶対不可欠のものではな
い。
大きく開口する方法は、例えば、前後壁(2)(3)を
外方に吸引して行うことも可能であり、その場合、前記
非重合片(9)の係止孔(8)(8)は不要となるし、
非重合片(9)そのものを廃止しても良い。また、前後
壁(2)(3)と折り込み蓋片半部(4a)(4b)と
の溶着部(10)(11)は、袋本体の保形性を向上させる
ためにあるほうが望ましいが絶対不可欠のものではな
い。
【0013】次に、上記提げ手付き包装用袋の製造方法
について説明すると、まず、図3(イ)に示すように、
所定幅を有する長尺の合成樹脂シートないしフィルム
を、幅方向中間の折り返し部(1a)から、袋本体の後
壁(3)となる面を前壁(2)となる面よりも長めにし
た態様の二つ折り状に折り返し、この二つ折り状合成樹
脂シートないしフィルムを連続して移送する。
について説明すると、まず、図3(イ)に示すように、
所定幅を有する長尺の合成樹脂シートないしフィルム
を、幅方向中間の折り返し部(1a)から、袋本体の後
壁(3)となる面を前壁(2)となる面よりも長めにし
た態様の二つ折り状に折り返し、この二つ折り状合成樹
脂シートないしフィルムを連続して移送する。
【0014】そして、前記折り返し部(1a)から下方
に向かって、シートないしフィルムの表裏両面を所定間
隔ごとに凹状に溶断し、該凹状溶断部(5c)(5c)
に挟まれた部位を各袋単位(B)(B)……の提げ手片
(5)(5)……とする。次に、各提げ手片(5)下方
近傍位置において、表裏両面を熱溶着する一方、提げ手
片(5)の中央部に横長逆C字状切目(7a)を刻設
し、提げ手孔(7)を切り込み形成する。その後、後壁
(3)の非重合片(9)に左右一対の係止孔(8)
(8)を刻設し、提げ手片(5)を、その上部が前後壁
(2)(3)間から上方に突出するように、提げ手片
(5)の下方熱溶着部(6)よりさらに下方部位を折目
(13)(13)から前後壁(2)(3)間に折り込む。こ
の折り込みにより、図2に示すように、前後両壁間の上
部に断面V字状の折り込み蓋片(4)を形成し、該折り
込み蓋片(4)の幅方向中央部から前記提げ手片(5)
を上向きに突出させた状態とする。そして、袋本体上部
の保形性を向上させるために、前記折目(13)近傍位置
において前壁上縁部と折り込み蓋片半部(4a)及び後
壁上縁部と折り込み蓋片半部(4b)とを線状に熱溶着
する。この熱溶着は、図6に示すように、折り込み蓋片
の半部(4a)(4b)どうし、及び折り込み蓋片半部
(4a)又は(4b)と提げ手片(5)とが、相互に溶
着されるのを防止するためのスペーサー(S)を介在さ
せて行われる。(H)は、この熱融着に用いられるヒー
トバーである。
に向かって、シートないしフィルムの表裏両面を所定間
隔ごとに凹状に溶断し、該凹状溶断部(5c)(5c)
に挟まれた部位を各袋単位(B)(B)……の提げ手片
(5)(5)……とする。次に、各提げ手片(5)下方
近傍位置において、表裏両面を熱溶着する一方、提げ手
片(5)の中央部に横長逆C字状切目(7a)を刻設
し、提げ手孔(7)を切り込み形成する。その後、後壁
(3)の非重合片(9)に左右一対の係止孔(8)
(8)を刻設し、提げ手片(5)を、その上部が前後壁
(2)(3)間から上方に突出するように、提げ手片
(5)の下方熱溶着部(6)よりさらに下方部位を折目
(13)(13)から前後壁(2)(3)間に折り込む。こ
の折り込みにより、図2に示すように、前後両壁間の上
部に断面V字状の折り込み蓋片(4)を形成し、該折り
込み蓋片(4)の幅方向中央部から前記提げ手片(5)
を上向きに突出させた状態とする。そして、袋本体上部
の保形性を向上させるために、前記折目(13)近傍位置
において前壁上縁部と折り込み蓋片半部(4a)及び後
壁上縁部と折り込み蓋片半部(4b)とを線状に熱溶着
する。この熱溶着は、図6に示すように、折り込み蓋片
の半部(4a)(4b)どうし、及び折り込み蓋片半部
(4a)又は(4b)と提げ手片(5)とが、相互に溶
着されるのを防止するためのスペーサー(S)を介在さ
せて行われる。(H)は、この熱融着に用いられるヒー
トバーである。
【0015】最後に、各袋単位ごとにその左右両側縁を
溶断することにより、所期する提げ手付き包装用袋が得
られる。
溶断することにより、所期する提げ手付き包装用袋が得
られる。
【0016】なお、上記製造方法は、図1及び図2に示
す提げ手付き包装用袋に対応するものであるので、例え
ば、前壁上縁部と折り込み蓋片半部及び後壁上縁部と折
り込み蓋片半部とを線状に熱溶着する工程を省いても良
いし、後壁(3)の非重合片(9)に左右一対の係止孔
(8)(8)を刻設する工程を省いても良い。
す提げ手付き包装用袋に対応するものであるので、例え
ば、前壁上縁部と折り込み蓋片半部及び後壁上縁部と折
り込み蓋片半部とを線状に熱溶着する工程を省いても良
いし、後壁(3)の非重合片(9)に左右一対の係止孔
(8)(8)を刻設する工程を省いても良い。
【0017】
【発明の効果】この発明に係る提げ手付き包装用袋は、
袋本体の相対する前後両壁が、上縁部において前後両壁
間に折り込まれた断面V字状折り込み蓋片を介して連設
されると共に、左右両側縁部において熱溶着されてな
り、前記折り込み蓋片中央折り返し部から提げ手部が一
体的に突設されたものであるから、袋本体に別体の提げ
手が貼着されてなる従来の提げ手付き包装用袋のような
袋本体と提げ手とを別々に製造、管理しなければならな
い手間を省き、合理的に製作できる。しかも、従来のよ
うに提げ手を袋本体に取り付ける際に、所定取り付け位
置からズレたり、取り付け状態が不十分であったりする
ような不良品が発生することがないので、生産性も向上
するという利点を有する。
袋本体の相対する前後両壁が、上縁部において前後両壁
間に折り込まれた断面V字状折り込み蓋片を介して連設
されると共に、左右両側縁部において熱溶着されてな
り、前記折り込み蓋片中央折り返し部から提げ手部が一
体的に突設されたものであるから、袋本体に別体の提げ
手が貼着されてなる従来の提げ手付き包装用袋のような
袋本体と提げ手とを別々に製造、管理しなければならな
い手間を省き、合理的に製作できる。しかも、従来のよ
うに提げ手を袋本体に取り付ける際に、所定取り付け位
置からズレたり、取り付け状態が不十分であったりする
ような不良品が発生することがないので、生産性も向上
するという利点を有する。
【0018】また、上記提げ手付き包装用袋の製造に、
所定幅を有する長尺の熱可塑性合成樹脂シートないしフ
ィルムを、その幅方向中間の折り返し部から二つ折り状
に折り返し、前記折り返し部を頂部とする提げ手部を形
成するために、所定間隔毎に折り返し部から下方に向か
って凹状に切断ないし溶断する工程と、前記提げ手部下
方において長尺シートないしフィルムの上下両面をその
長さ方向に沿って熱溶着する工程と、前記提げ手部に提
げ手孔形成用切目を刻設する工程と、少なくとも前記提
げ手部下半部を前後両壁間に折り込む工程と、袋単位ご
とにその左右両側縁を溶断する工程とを備えてなる製造
方法を採用した結果、上記提げ手付き包装用袋を機械的
に連続生産できるものとすることができた。
所定幅を有する長尺の熱可塑性合成樹脂シートないしフ
ィルムを、その幅方向中間の折り返し部から二つ折り状
に折り返し、前記折り返し部を頂部とする提げ手部を形
成するために、所定間隔毎に折り返し部から下方に向か
って凹状に切断ないし溶断する工程と、前記提げ手部下
方において長尺シートないしフィルムの上下両面をその
長さ方向に沿って熱溶着する工程と、前記提げ手部に提
げ手孔形成用切目を刻設する工程と、少なくとも前記提
げ手部下半部を前後両壁間に折り込む工程と、袋単位ご
とにその左右両側縁を溶断する工程とを備えてなる製造
方法を採用した結果、上記提げ手付き包装用袋を機械的
に連続生産できるものとすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る提げ手付き包装用袋の一部切欠
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1及び図3(ハ)のII−II線断面図である。
【図3】この発明に係る提げ手付き包装用袋の製造方法
の概略図である。
の概略図である。
【図4】図3(イ)のIV−IV線断面図である。
【図5】図3(イ)のV−V線断面図である。
【図6】前後壁上縁部の溶着工程を示す断面図である。
【符号の説明】 1…袋本体 1a…折り返し部 2…前壁 3…後壁 4…折込み蓋片 5…提手片 5a…凹状部 6…熱溶着部 7a…提げ手孔形成用切目
Claims (2)
- 【請求項1】 熱可塑性合成樹脂シートないしフィルム
からなり、袋本体の相対する前後両壁が、上縁部におい
て前後両壁間に折り込まれた断面V字状折り込み蓋片を
介して連設されると共に、左右両側縁部において熱溶着
され、下縁部が被包装物挿入口として開口された包装用
袋において、前記折り込み蓋片の幅方向中央部から提げ
手片が一体的に突設されてなることを特徴とする提げ手
付き包装用袋。 - 【請求項2】 所定幅を有する長尺の熱可塑性合成樹脂
シートないしフィルムを、その幅方向中間の折り返し部
から二つ折り状に折り返し、前記折り返し部側の上側縁
部を、所定間隔毎に前記折り返し部から下方に向かって
凹状に切断ないし溶断して、隣接する凹状部間に前記折
り返し部を頂部とする提げ手片を形成する工程と、前記
提げ手片の下方近傍において長尺シートないしフィルム
の表裏両面をその長さ方向に沿って熱溶着する工程と、
前記提げ手片に提げ手孔形成用切目を刻設する工程と、
前記提げ手片の下方近傍の熱溶着部より下方部位の所定
幅を前後両壁間に折り込んで、少なくとも前記提げ手部
下半部を前後両壁間に位置させる工程と、袋単位ごとに
その前記表裏両面の対応する側縁どうしを溶着し、かつ
袋単位毎に分離する工程とを備えてなることを特徴とす
る提げ手付き包装用袋の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5206571A JPH0752284A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 提げ手付き包装用袋及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5206571A JPH0752284A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 提げ手付き包装用袋及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0752284A true JPH0752284A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16525610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5206571A Pending JPH0752284A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 提げ手付き包装用袋及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752284A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009179357A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Shinwa Sangyo Kk | 食品用包装袋及びその製造方法 |
US7606406B2 (en) | 2003-06-19 | 2009-10-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Imaging method and apparatus |
JP2016055916A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 凸版印刷株式会社 | 包装袋 |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP5206571A patent/JPH0752284A/ja active Pending
Cited By (3)
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