JPH0752210Y2

JPH0752210Y2 - 電池駆動のリモコン式便器洗浄装置の電池交換表示装置

Info

Publication number: JPH0752210Y2
Application number: JP1989045759U
Authority: JP
Inventors: 修筒井; 隆博道家; 驛　　利男; 恭介崎野
Original assignee: 東陶機器株式会社
Priority date: 1989-04-19
Filing date: 1989-04-19
Publication date: 1995-11-29
Anticipated expiration: 2004-04-19
Also published as: JPH02136172U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は電池を電源として動作するリモコン信号の送信
器および受信器を備えて便器への洗浄給水を行なう便器
洗浄装置に係り、特に送信器および受信器の電池寿命を
検出して電池交換が必要であることを使用者へ表示する
リモコン式便器洗浄装置の電池交換表示手段に関する。

（従来の技術）電池にて動作する送信器・受信器において、電池の電圧
をモニタして電池電圧が所定のしきい値電圧以下となっ
た場合は、ランプを点灯したり、あるいは発音体を鳴動
させて電池交換が必要である旨使用者へ表示するように
したものは知られている。

（考案が解決しようとする課題）しかしながら、使用者が存在しない時に継続して電池交
換の表示を行なうのは、残り少ない電池の寿命をさらに
短縮することになり効果的でない。

本考案は、このような問題点を解決するためなされたも
ので、その目的は、使用者が存在する時のみ電池交換が
必要であることを表示することのできるリモコン式便器
洗浄装置の電池交換表示装置を提供するものである。

（課題を解決するための手段）前記課題を解決するため本考案がとる手段は以下のとお
りである。

請求項１または２記載の装置は、送信器または受信器に
使用者検出手段を備え、使用者が存在する時のみ電池電
圧検出回路により電池電圧を検出し、電池電圧が所定の
しきい値電圧以下の場合は表示手段により表示を行なう
ことを特徴とする。

請求項３の装置は前記表示手段が発光素子を点灯または
点滅させる可視表示手段であることを特徴とする。

請求項４記載の装置は前記表示手段は音声合成装置等か
らなる可聴表示手段であることを特徴とする。

請求項５記載の装置は、送信器に投光手段と受光手段と
を備え、使用者によって反射された反射光の受光レベル
に基づいて使用者の存在の有無を検出する使用者検出手
段と洗浄指令入力を与える入力判断手段とを兼用すると
ともに、使用者が存在する時のみ電池電圧検出回路を作
動させて、電池寿命が近づいた場合は表示手段によりそ
の旨の表示を行なう構成としたことを特徴とする。

請求項６記載の装置は、請求項５記載の送信器に、使用
者検出手段の出力に基づいて使用者の存在および非存在
に係るリモコン信号を送信する送信手段を備え、受信器
は受信したリモコン信号に基づいて使用者が存在する時
のみ電池電圧検出回路を作動させ、電池寿命が近づいた
場合はその旨の表示を行なう構成としたことを特徴とす
る。

（作用）請求項１または２記載の送信器または受信器にあって
は、電池の寿命が近づくと使用者が存在する時のみ電池
交換が必要である旨の表示を行なう。

請求項３または４記載の送信器または受信器にあって
は、電池交換が必要である旨を発光素子の点灯もしくは
点滅による可視表示または音声合成装置による可聴表示
を行なう。

請求項５記載の送信器は、投光・受光手段により使用者
の存在を検出した場合に、電池電圧をモニタし、電池電
圧が所定のしきい値電圧以下の場合は、表示手段により
表示を行なう。

請求項６記載の受信器にあっては、請求項５記載の送信
器より送信される使用者の存在および非存在に関するリ
モコン信号に基づいて使用者が存在する時のみ電池電圧
をモニタして、電池寿命の表示を行なう。

（実施例）以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。

第１図は本考案に係るリモコン式便器洗浄装置を設置し
た便所の要部外観斜視図である。

便所１の床２には、便器３がその後部を後壁４に当接し
て設置されている。後壁４には点検用の扉５が開閉自在
に設けられ、扉５の内側に給水装置６が設けられてい
る。この給水装置６は電磁弁７と、電磁弁７の上流側に
接続された給水管８と、電磁弁７の下流側に接続された
洗浄給水管９とからなり、電磁弁７を開状態とすること
で、洗浄水を便器３へ給水するよう構成されている。

便器３の座部と便器本体との間には、使用者の着座にと
もなって閉状態となる着座スイッチ10が設けられ、ま
た、便器３の周囲の床２には、面状の床スイッチ11が敷
設されている。この床スイッチ11は、例えば対向するシ
ートに導電性ラバーを貼着し、ラバー間に適宜間隔で絶
縁材のスペーサを配設したので、荷重が加わると上・下
のラバーが接触して導通状態になるものである。

本実施例では、着座スイッチ10および床スイッチ11によ
り便所１の使用者を検出する検出手段12を構成してい
る。なお、この使用者検出手段12は、着座または床スイ
ッチ10,11のいずれか一方でもよく、また、これら以外
に便所１のドアの内鍵に連動して作動するスイッチ等で
あってもよい。

便所１の側壁13には、送信器14が使用者の手の届きやす
い位置に取り付けられ、送信器14と着座および床スイッ
チ10、11はスイッチ接続線15により接続されている。

送信器14は、正面に小洗浄用の起動スイッチ16、大洗浄
用の起動スイッチ17および電池交換状態にあることを可
視表示するための発光ダイオード，ランプの発光素子18
ならびに、可聴表示するためのスピーカ，サウンダ等の
電気音響変換器19が設けられている。さらに、送信器14
の側面には赤外線を利用したリモコン信号を送信（投
光）するための赤外発光ダイオード20が受信器21を指向
して取り付けられている。

受信器21は、点検用の扉５の内奥に設置され、扉５の開
口部5aに臨んでリモコン信号を受光するための受光素子
22ならびに電池交換状態にあることを表示する発光素子
18を備えている。さらに、この受信機21は可聴表示手段
である電気音響変換器19を備えている。また、受信器21
と着座および床スイッチ10,11とはスイッチ接続線23に
より接続され、受信器21と電磁弁７とは弁駆動線24によ
り接続されている。

第２図は本考案に係るリモコン式便器洗浄装置のブロッ
ク構成図である。

便器洗浄装置25は、送信器14、受信器21、給水装置６よ
り構成されている。

送信器14は、電池26を電源として動作し、小および大洗
浄用の起動スイッチ16,17の押下にともない、各洗浄指
令に関するリモコン信号を発生して赤外発光ダイオード
20から送信（投光）する送信手段27を備える。

送信器14は、着座および床スイッチ10,11との接続端子1
4a,14bを備え、端子14bは電池26のマイナス側端子へ接
続されている。端子14aは、逆流防止用ダイオード28、
ベース抵抗29を介してPNPトランジスタ30のベースへ接
続され、このトランジスタ30のベース・エミッタ間には
プルアップ抵抗31が接続されている。トランジスタ30の
エミッタは電池26のプラス側端子へ接続され、そのコレ
クタ電池電圧検出回路32、点灯回路33、音声合成装置34
の各電源端子へ接続されている。

電池電圧検出回路32は、電流制限抵抗32aを介して定電
圧回路32bで発生した電圧が基準入力端子に印加され、
比較入力端子には電源端子32cの電圧を抵抗32d,32eで分
圧された電圧が印加された電圧比較器32fで構成されて
いる。この電圧検出回路32は電源端子32cに印加される
電圧が所定の電圧以下になると、出力端子32gにＨレベ
ルの電池電圧低下検出出力を発生するもので、この出力
は点灯回路33の入力端子33aおよび音声合成装置34の入
力端子34aへ印加される。

点灯回路33はマルチバイブレータ，駆動回路等からな
り、端子33aの入力がＨレベルの時、所定の同期で発光
素子18を点滅表示させるよう構成されている。なお、点
灯回路33は発光素子18を連続点灯する構成であってもよ
い。

音声合成装置34は、端子34aの入力がＨレベルの時予め
記憶されているデータに基づいて例えば「電池の交換を
して下さい」等の音声のメッセージを電気音響交換器19
より発生させるものである。

受信器21は、電池35を電源として動作し、送信器14から
送信（投光）された赤外リモコン信号を発光するホトダ
イオード等の受光素子22、受光素子22の受光出力を増幅
・検波する受信回路36、受信回路36の検波出力36aを入
力として受信したりリモコン指令の内容を判断して小お
よび大洗浄で出力時間の異なるパルス出力を発生する判
断処理手段37、判断処理手段37の出力に基づいて電磁弁
７を駆動する出力インタフェース回路38を備える。端子
38aは弁駆動線24の接続端子である。

受信器21は、送信器14と同様に、着座および床スイッチ
10,11との接続端子21a,21bを備え、端子21bは電池35の
マイナス端子へ接続されている。本実施例では、スイッ
チ接続線15,23を介して、送信器14および受信器21の接
続端子14a,14b,21a,21bと各スイッチ10,11とが並列に接
続され、各スイッチ10,11のいずれかがオン状態となる
ことにより送信器14、受信器21とも使用者が存在するこ
とを検出した状態になるよう構成されている。

また、受信器21は送信器14と同様のPNPトランジスタ30
および周辺回路部品28,29,31ならびに電池電圧検出回路
32、点灯回路33、音声合成装置34、発光素子18、電気音
響変換器18を備えている。

以上の構成であるから便所１の使用者の存在は着座また
は床スイッチ10,11がオン状態となることで検出され、
これにより、送信器14および受信器21内のトランジスタ
30には、ベース抵抗29,逆流防止用ダイオード28を介し
てベース電流が流れ、トランジスタ30はオン状態となっ
て、電池電圧検出回路32、点灯回路33、音声合成装置34
のそれぞれへ、電池26,35の電源が印加される。

そして、電池26,35の容量が少なくなりその起電圧が低
下した場合は、電池電圧検出回路32で検出され、発光素
子18の点滅等の可視表示および電気音響変換器19からの
可聴表示により電池交換が必要である旨の表示がなされ
る。使用者が存在しなくなると、トランジスタ30はオフ
状態となり、各種表示は停止する。

なお、本実施例では、可視および可聴表示の両方の表示
手段を設けたがいずれか一方のみでもよい。また、トラ
ンジスタ30はFET,リレー等の各種スイッチング手段であ
ればよい。

次に本考案の他の実施例を第３図〜第６図に基づいて説
明する。なお、第１図および第２図と同一部分は同一符
号とし、説明を省略する。

第３図は本考案の他の実施例に係るリモコン式便器洗浄
装置を備えた便所の要部斜視図である。

便所１の側壁13には、光電式反射型の小および大洗浄用
の起動入力手段50,60を備えた送信器40が取り付けられ
ている。小および大洗浄用の起動入力手段50,60は、投
光手段51,61および受光手段52,62を備えている。

第４図は起動入力手段50,60の検出指向性を示す説明図
である。

送信器40の正面上段に設けられた小洗浄用の起動入力手
段50の投光部51および受光部52は、便器３に向かって立
っている使用者を検出するとともに、この使用者が立っ
た状態で手を投光・受光部51,52へ近づけた時、これを
有効に検出できるよう検出方向をやや上方へ傾けて配置
されている（第４図ａおよびｃ）。

送信器40の正面下段に設けられた大洗浄用の起動入力手
段60の投光部61および受光部62は、便器３に着座してい
る使用者を検出するとともに、便器３に着座している使
用者が手を投光・受光部61,62へ近づけた時、これを有
効に検出できるよう検出指向性を水平もしくはやや下向
きにして配置されている（第４図ｂおよびｃ）。

そして、第３図に示すように、送信機40の正面略中央に
は、可視表示手段である角形の発光素子18が、側面には
可聴表示手段である電気音響変換器19が取り付けられて
いる。

第５図は、第３図に示した送信器40のブロック構成図で
ある。

投光手段51,61は例えば赤外発光ダイオード等の発光素
子LEDおよびその駆動手段であるスイッチングトランジ
スタＱ、ならびにベース抵抗RBおよび発光素子LEDに流
れる電流を設定する電流制限用抵抗RCからなる。端子51
a,61aは各投光手段51,61の投光入力端子であり、この端
子がＨレベルの間、発光素子18LEDより例えば遠赤外光
等の所定波長の光を投光するものである。

受光手段52,62は投光した光のうち使用者の体等によっ
て反射され反射光を検出するためのもので、例えばホト
トランジスタ・ホトダイオード等の受光素子PTと負荷抵
抗RLからなる。端子52a,62aは受光出力端子であり、そ
れぞれ入力判断手段53,63の入力端子53a,63aへ接続され
ている。

入力判断手段53,63は、入力端子53a,63aに印加される電
圧が所定の条件を満足すると、出力端子53b,63bに洗浄
起動信号を出力するものである。この入力判断手段53,6
3は、増幅器AMP、充放電回路CRおよび電圧比較器COMPで
構成されている。入力端子53aに印加された受光出力信
号は、増幅器AMPで増幅され、その出力電圧を充電時定
数より放電時定数の長い充放電回路CRを透して電圧比較
器COMPの一方の入力端子へ印加され、電圧比較器COMPの
他方の入力端子には、基準電圧発生回路41で発生した入
力しきい値電圧V1が印加されている。そして、各起動入
力手段50,60の洗浄起動信号（端子53b,63bの出力）は、
送信手段42の各指令入力端子42a,42bへ印加されてい
る。

さらに、この送信器40は、各入力判断手段53,63内の増
幅器AMPの出力53c,63cに基づいて使用者の有無を検出す
る使用者検出手段54,64を備えている。この使用者検出
手段54,64は、充放電回路CRと電圧比較器COMQから構成
され、電圧比較器COMQの基準入力端子には、基準電圧発
生回路41で発生した使用者検出しきい値電圧V2（V2＜V
1）が印加されている。

各使用者検出手段54,64の検出出力54a,64aは、オア回路
43を介して復旧遅延回路44の入力端子44aへ印加され、
その出力44bは送信手段42の使用者検出手段入力端子42c
へ接続されている。

復旧遅延回路44は遅延タイマ回路等から構成され、入力
端子44aがＨからＬに変化しても所定の時間tdの間はＨ
レベルの出力を保持するものである。

送信手段42は、入力端子42a,42bの入力に基づいて、小
および大洗浄に関するリモコン指令信号を赤外発光ダイ
オード20から送信（投光）するものである。また、端子
42cの立上りおよび立下りを検出して、使用者の存在・
非存在に係るリモコン信号を送信（投光）するように構
成されている。

また、復旧遅延回路44の出力44bは、投光周期変更手段4
5の入力端子45aおよびインバータ回路46の入力端子46a
へ接続されている。

投光周期変更手段45はクロック発生回路、プログラマブ
ルカウンタ等の分周回路等を備え、入力端子46aがＬレ
ベルの時は、遅い周期TSの間欠投光パルスを、入力端子
45aがＨレベルの時は早い周期TFの間欠投光パルスを端
子45b,45cに出力するもので、端子45b,45cの出力パルス
は位相を180度異なえている。端子45b,45cは、投光手段
51,61の入力端子51a,61aへ接続されている。

インバータ回路46の出力は、ベース抵抗29を介してトラ
ンジスタ30のベースへ接続される。そして、このトラン
ジスタ30のコレクタ側へは、第１図と同様の電池電圧検
出回路32、点灯または点滅、音声合成装置34が接続され
ている。

第６図は、受信器70のブロック構成図である。

受信回路36の電源端子36bには、スイッチ手段71を介し
て、電池35の電源が印加されている。スイッチ手段71
は、PNPトランジスタ71a,ベース抵抗71bおよびインバー
タ回路71cから構成され、受信周期制御手段72の間欠受
信出力72aに同期して受信回路36へ電源を供給するもの
である。

受信周期制御手段72はクロック発生回路と、プログラマ
ブルカウンタ等から構成され、入力端子72bがＬレベル
の時は遅い周期T1の間欠受信出力を入力端子72bがＨレ
ベルの時は早い周期T2の間欠受信出力を発生するよう構
成されている。

判断処理手段73は、第２図と同じ機能を有する他に、送
信器40から送信された使用者の存在に係るリモコン信号
を受信した場合を端子73aをＨレベル状態に保持し、使
用者の非存在に係るリモコン信号を受信した場合は端子
73aをＬレベルに保持するよう構成されている。また、
端子73bには、端子73aと逆相（反転した）信号が出力し
ている。

そして、端子73bは、ベース抵抗29を介してトランジス
タ30のベースへ接続され、このトランジスタ30のコレク
タ側には第２図で示したのと同様の回路32,33,34が接続
されている。

以上の構成において、本洗浄装置の動作を第７図のタイ
ムチャートを参考に説明する。

トイレ１内に使用者がいない状態では、送信器40の投光
手段51,61は遅い周期TSで間欠投光を行なっており（第
７図a,b）、受信器70は遅い周期T1で間欠信号を行なっ
ている（第７図ｈ）。

いずれかの投光・受光手段51,52,61,62により使用者が
検出され、復旧遅延回路44の出力44bがＨレベルになる
と（第７図ｄ）、投光手段51,61は早い周期TFで間欠投
光を行なうとともに（第７図a,b）、送信器40は使用者
存在に係るリモコン信号を送信する（第７図ｅ）。これ
により、受信器70は早い周期T2で間欠受信を行なう（第
７図ｈ）。

この使用者状態では、送信器40および受信器70内のトラ
ンジスタ30はオン状態となり、電池電圧検出回路32へ電
池26,35の電圧が印加されている。したがって、送信器4
0または受信器70の電池26,35の電池電圧が所定の電圧値
より低下している場合は、発光素子18によって電池交換
が必要な旨の可視表示が、また、電気音響変換器19より
可聴表示が行なわれる（第７図ｆおよびｇ）。

使用者が手を小または大洗浄用の起動入力手段50,60へ
近接させると、送信器は対応するリモコン信号を送信
（投光）し、受信器は受信した指令内容に基づいて予め
設定した時間の開弁出力を発生して便器３への洗浄水を
供給する。

なお、本実施例の受信器は間欠受信動作であるので、送
信器は所定の送信時間の間、同一指令内容のリモコン信
号を繰りし送信することで、リモコン信号の送・受信が
行なわれる。

（考案の効果）以上詳細に説明したように、本考案に係る電池駆動のリ
モコン式便器洗浄装置の電池交換表示手段は、使用者検
出手段により便所の使用者が存在する時のみ電池電圧を
モニタし、電池電圧が低下している場合は表示手段によ
り表示するので、使用者が存在しない時に表示のために
不要な電力を消費することなく、使用者に確実に電池交
換が必要である旨表示することができる。

また、表示は可視または可聴表示されるので、使用者の
注意を十分にうながすことができる。

さらに、洗浄起動入力手段を光電式反射型の入力手段で
構成し、この入力手段の投光・受光手段で使用者の有無
の検出を兼用させることで、使用者検出手段の構成を簡
略化でき、小形で経済的で、かつ設置工事の容易な電池
交換表示手段を備えた送信器を提供することができる。

また、送信器側で使用者を検出し、これをリモコン信号
で受信器へ送信して、受信器側の電池電圧モニタ動作を
行なわせる構成としたので、受信器側に使用者検出手段
等を設けなくてもよく、受信器の小形化・経済化さらに
は装置全体の経済化に大きく寄与することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るリモコン式便器洗浄装置を設置し
た便所の要部外観斜視図、第２図はリモコン式便器洗浄
装置のブロック構成図、第３図は本考案の他の実施例に
係るリモコン式便器洗浄装置を設置した便所の要部外観
斜視図、第４図は第３図に示す送信器の投光・受光手段
の検出指向方向を示す説明図、第５図は第３図に示す送
信器のブロック構成図、第６図は同受信器のブロック構
成図、第７図は第３図に示すリモコン式便器洗浄装置の
動作を説明するタイムチャートである。なお、図面中、１は便所、３は便器、６は給水装置、７
は電磁弁、10は着座スイッチ、11は床スイッチ、14,40
は送信器、16,17は小および大洗浄用の起動スイッチ、1
8は可視表示手段である発光素子、19は可聴表示手段で
ある電気音響変換器、21,70は受信器、26,35は電池、2
7,42は送信手段、32は電池電圧検出回路、33は点灯回
路、34は音声合成装置、50,60は小および大洗浄用の起
動入力手段、51,61は投光手段、52,62は受光手段、53,6
3は入力判断手段、54,64は使用者検出手段である。

フロントページの続き (72)考案者崎野恭介福岡県北九州市小倉北区中島２丁目１番１号東陶機器株式会社内 (56)参考文献特開昭63−14934（ＪＰ，Ａ) 特開昭62−160335（ＪＰ，Ａ) 特開昭63−19344（ＪＰ，Ａ) 特開平１−278627（ＪＰ，Ａ)

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】電池動作の送信器と受信器を便所に備え、
送信器から便器洗浄に関するリモコン信号を送信し、受
信器を介して給水装置を作動させて便器へ洗浄水の供給
を行なう電池駆動のリモコン式便器洗浄装置において、
前記送信器は、便所の使用者を検出する使用者検出手段
を備え、使用者が存在する時のみ電池電圧検出回路によ
り電池電圧を検出し、電池電圧が所定のしきい値電圧以
下である場合は電池交換が必要であることを表示する表
示手段を備えたことを特徴とする電池駆動のリモコン式
便器洗浄装置の電池交換表示装置。
【請求項２】電池動作の送信器と受信器を便所に備え、
送信器から便器洗浄に関するリモコン信号を送信し、受
信器を介して給水装置を作動させて便器へ洗浄水の供給
を行なう電池駆動のリモコン式便器洗浄装置において、
前記受信器は、便所の使用者を検出する使用者検出手段
を備え、使用者が存在する時のみ電池電圧検出回路によ
り電池電圧を検出し、電池電圧が所定のしきい値電圧以
下である場合は電池交換が必要であることを表示する表
示手段を備えたことを特徴とする電池駆動のリモコン式
便器洗浄装置の電池交換表示装置。
【請求項３】請求項１または２記載の装置において、前
記表示手段は、パイロットランプ等の発光素子を点灯ま
たは点滅させる可視表示手段であることを特徴とする電
池駆動のリモコン式便器洗浄装置の電池交換表示装置。
【請求項４】請求項１または２記載の装置において、前
記表示手段は、音声合成装置を用いた可聴表示手段であ
ることを特徴とする電池駆動のリモコン式便器洗浄装置
の電池交換表示装置。
【請求項５】電池動作の送信器と受信器を便所に備え、
送信器から便器洗浄に関するリモコン信号を送信し、受
信器を介して給水装置を作動させて便器へ洗浄水の供給
を行なう電池駆動のリモコン式便器洗浄装置において、
前記送信器は、光を投光する投光手段と、投光した光の
うち使用者の体の一部によって反射される反射光を受光
する受光手段と、受光手段の受光出力の大・小に基づい
て投光・受光手段から所定の範囲内に使用者がいること
を検出する使用者検出手段と、受光手段の受光出力の大
・小に基づいて洗浄指令入力がなされたことを判断する
入力判断手段と、使用者検出手段の出力に基づいて使用
者が存在する時のみ電池電圧検出回路により電池電圧を
検出し、電池電圧が所定のしきい値電圧以下である場合
は電池交換が必要であることを表示する表示手段を備え
たことを特徴とする電池駆動のリモコン式便器洗浄装置
の電池交換表示装置。
【請求項６】電池動作の送信器と受信器を便所に備え、
送信器から便器洗浄に関するリモコン信号を送信し、受
信器を介して給水装置を作動させて便器へ洗浄水の供給
を行なう電池駆動のリモコン式便器洗浄装置において、
前記送信器は、光を投光する投光手段と、投光した光の
うち使用者の体の一部によって反射される反射光を受光
する受光手段と、受光手段の受光出力の大・小に基づい
て投光・受光手段から所定の範囲内に使用者がいること
を検出する使用者検出手段と、使用者検出手段の出力に
基づいて使用者の存在および使用者の非存在に係るリモ
コン信号を送信する送信手段を備え、前記受信器は受信
したリモコン信号に基づいて使用者が存在する時のみ電
池電圧検出回路により電池電圧を検出し、電池電圧が所
定のしきい値電圧以下である場合は電池交換が必要であ
ることを表示する表示手段を備えたことを特徴とする電
池駆動のリモコン式便器洗浄装置の電池交換表示装置。