JPH0752182Y2 - マンホール用開蓋装置 - Google Patents

マンホール用開蓋装置

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JPH0752182Y2
JPH0752182Y2 JP40711890U JP40711890U JPH0752182Y2 JP H0752182 Y2 JPH0752182 Y2 JP H0752182Y2 JP 40711890 U JP40711890 U JP 40711890U JP 40711890 U JP40711890 U JP 40711890U JP H0752182 Y2 JPH0752182 Y2 JP H0752182Y2
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JP
Japan
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prying
jack
lid
force
tool
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Application number
JP40711890U
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JPH0492053U (ja
Inventor
博高 長島
Original Assignee
長島鋳物株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はマンホールの枠体の開口
縁に嵌合した蓋体をこじあけるための開蓋装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】鉄蓋が長期間解放されずに放置された場
合に開蓋するための装置として例えば実公平2−202
73号のものがあり、それは蓋体外周のこじり穴に係合
する複数のこじり杆を突張り杆により接続し、受枠にさ
し渡した基杆を支点とする操作螺杆に、前記突張り杆を
上下させる昇降体を螺装した構成を有する。このため複
数個のこじり杆やそれらを接続する突張り杆等非常に多
くの部材が必要である。また夫々が細長く、個々にこじ
り穴へ挿し込む状態を保ちながら全体の組立てを行な
い、かつ細い基杆上でねじ操作をする必要があるため取
扱い易いとはいえない問題があった。鉄蓋には複数のこ
じり穴を持たないものもあるが、そうした蓋の開蓋には
使用できないことも問題である。
【0003】他方、実公昭51−34130号のものの
ように、マンホール蓋自体にへ字形のレバーを取付けて
おき、その一端を受枠の棚に、他端は蓋に設けた孔の下
に配置して、該孔から引揚げ金具を挿入してへ字形レバ
ーの他端を引揚げ、開蓋する考案が公知である。しかし
これでは個々の蓋にレバー等を組付けなければならない
欠点があり、しかもレバーは或る程度大型でないと役に
立たない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は前記の点に鑑
みなされたもので、その課題とするところは1個のこじ
り穴を有する蓋体であれば、どのようなマンホールの開
蓋も可能であり、小型で強力な開蓋操作が行なえるよう
にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本考案は、蓋体2の周縁部に形成されたこじり穴3に挿
込んで蓋体2に係止するこじり部4を上下方向に長い縦
杆15の下端部の側方に設け、こじり部4でこじる支点
として前記枠体1に係止する支持部5を前記縦杆15の
下端部の他側面側に設け、前記こじり部4にこじる力を
加える力点部6を支持部5からジャッキ9の高さ程度離
れた箇所で、かつ蓋体上に配置されるように縦杆15の
上部より側方に突設したこじり具7と、前記力点部6に
接して力を加える伸縮部8を有するジャッキ9及び前記
こじり具7の姿勢変化に追随しながらジャッキ9を支え
る支持台11と基盤12とが揺動可能に軸支され、前記
こじり具7の下端部をこじり穴3にセットしたときに力
点部6の下方の蓋体上に載置されるジャッキのせ台10
とによってマンホール用開蓋を構成するという手段を講
じたものである。
【0006】上記こじり具7は上下方向の縦杆15とそ
の上部から側方へ突出させた杆材によって構成し、その
杆材の先端部に力点部6を設けることができる。ジャッ
キ9は、こじり具7をこじり穴3にセットしたときにそ
の力点部6の下方に位置するジャッキのせ台10を介し
て配置され、このためジャッキ9は蓋体2に対して若干
位置を変えながら、こじり具7の力点部6に力を加え
。そのためジャッキのせ台10はジャッキ9をのせる
支持台11と蓋2に置く基盤12とを支軸13によって
傾斜可能に組み合わせる構成とすることができる。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して説明すると、この考案の
装置は、蓋体の周縁部に形成されたこじり穴に先端
のこじり部4を挿込むこじり具7と、そのこじり具7に
こじる力を加えるジャッキ9及びジャッキ9を蓋体上に
揺動可能に載置させるジャッキのせ台10とからなる。
【0008】こじり具7は直状の縦杆15の下端に側方
へ湾曲したこじり部4を有し、該こじり部4からジャッ
キ9の高さ程度上方に離れた縦杆15に、側方へ突出し
た横杆16を有する。横杆16の先端部には力点部6が
設けられ、力点部6の下面に、ジャッキ9の伸縮部8を
受け入れる下向きの凹部14が形成されている。このよ
うなこじり具自体の基本形状は新規である必要はなく、
縦杆15と、ハンドルとしての横杆16を備えたもの
で、ジャッキ9の使用が可能であれば在来のこじり具類
の構造を踏襲しても良い。
【0009】ジャッキ9は、縦型円筒状のもので、上部
に伸縮部8を有することが必要である。図示のものは油
圧により伸長するピストン上端が伸縮部8として利用さ
れる構造であり、油圧ポンプを駆動するため軸支された
操作部材17とこれを操作するためのハンドル18とを
有する。しかしこれに限らず油圧でも手動でなく電動式
のもの、或いはねじ式のジャッキも使用可能である。
【0010】ジャッキのせ台10は、こじり具7により
蓋体2をこじる際に、こじり具が蓋体2の中心から半径
方向外方へ姿勢を変えて行くのに、ジャッキ9の姿勢を
追随させるために設けられる。このため該のせ台10は
ジャッキ9を立ててのせる支持台11と、これを前記姿
勢変化の方向と直交する支軸13により揺動可能に軸支
した基盤12とからなる。
【0011】このような開蓋装置で開蓋される蓋体2に
は、こじり具7のこじり部4の挿入係止が可能なこじり
穴3、或いはこじり穴として利用可能な切欠状の部分が
設けられていれば良い。例えば図3に示された袋状こじ
り穴のほか、袋状でない透孔状の部分、その他周縁部が
切欠されている構造の蓋体2はほぼすべて開蓋可能であ
る。またそのようなこじり穴3部分の枠体1の縁19が
支持部5を支える枠体側の支点となる。
【0012】
【考案の効果】本考案に係る開蓋装置は以上の如く構成
されており、こじり穴3として利用できる構造を持った
蓋体2であればどのようなマンホールにも使用でき、小
型ながら強力な開蓋能力を有するので、長期間解放され
ずに放置され、鉄蓋との受枠との接触部に錆が生じたり
或いは土砂が詰って開蓋が困難な状態にあるものでも容
易にこじあけることができる効果を奏する。特にジャッ
キ9が、こじりの進行に応じて姿勢を変化させるので初
心者でも安全に作業を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の分解斜視図である。
【図2】操作状態の斜視図である。
【図3】作用を説明する断面図である。
【図4】作用を説明する断面図である。
【図5】作用を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 蓋体 3 こじり穴 4 こじり部 5 支持部 6 力点部 7 こじり具 8 伸縮部 9 ジャッキ 10 ジャッキのせ台

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体1の開口縁に嵌合した蓋体2をこじ
    あけるための装置であって、蓋体2の周縁部に形成され
    たこじり穴3に挿込んで蓋体2に係止するこじり部4を
    上下方向に長い縦杆15の下端部の側方に設け、こじり
    部4でこじる支点として前記枠体1に係止する支持部5
    前記縦杆15の下端部の他側方側に設け、前記こじり
    部4にこじる力を加える力点部6支持部5からジャッ
    キ9の高さ程度離れた箇所で、かつ蓋体上に配置される
    ように縦杆15の上部より側方に突設したこじり具7
    と、前記力点部6に接して力を加える伸縮部8を有する
    ジャッキ9及び前記こじり具7の姿勢変化に追随しなが
    らジャッキ9を支える支持台11と基盤12とが揺動可
    能に軸支され、前記こじり具7の下端部をこじり穴3に
    セットしたときに力点部6の下方の蓋体上に載置される
    ジャッキのせ台10とからなることを特徴とするマンホ
    ール用開蓋装置。
  2. 【請求項2】 力点部6は、ジャッキ伸縮部8の先端を
    受け入れる下向きの凹部14を有する請求項第1項記載
    のマンホール用開蓋装置。
JP40711890U 1990-12-19 1990-12-19 マンホール用開蓋装置 Expired - Lifetime JPH0752182Y2 (ja)

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JP40711890U JPH0752182Y2 (ja) 1990-12-19 1990-12-19 マンホール用開蓋装置

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Publication Number Publication Date
JPH0492053U JPH0492053U (ja) 1992-08-11
JPH0752182Y2 true JPH0752182Y2 (ja) 1995-11-29

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ID=31884098

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5712014B2 (ja) * 2011-03-22 2015-05-07 長島鋳物株式会社 マンホール蓋のはがし装置
JP6368640B2 (ja) * 2014-12-26 2018-08-01 日之出水道機器株式会社 開蓋アダプタ

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JPH0492053U (ja) 1992-08-11

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