JPH0626534Y2 - 建築ブロックのチャック装置 - Google Patents

建築ブロックのチャック装置

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JPH0626534Y2
JPH0626534Y2 JP8033391U JP8033391U JPH0626534Y2 JP H0626534 Y2 JPH0626534 Y2 JP H0626534Y2 JP 8033391 U JP8033391 U JP 8033391U JP 8033391 U JP8033391 U JP 8033391U JP H0626534 Y2 JPH0626534 Y2 JP H0626534Y2
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JP
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弘 後藤
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メーソンリー技術開発協同組合
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築ブロック組積み補
助装置の旋回アームのバランサーヘッドに吊り持ち連結
され、建築ブロックを集積位置から組積み位置まで持ち
上げるのに使用されるチャック装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】特開平1−317991号公報に開示さ
れた建築ブロックのチャック装置は、吊り下げ装置に取
り付けられる支持フレームと、支持フレームに水平枢軸
で連結された回動フレームと、回動フレームに水平枢軸
で連結され、建築ブロックの空洞部に挿通される一対の
フックと、支持フレームの水平プレートに固着したガイ
ドパイプに嵌挿された上下方向に摺動する操作ロッド
と、操作ロッドの下端部に固着され、前記一対のフック
を外側に開き回転させるカムプレートとで構成されてい
る。
【0003】このチャック装置では、一対のフックは内
側に退避回転した状態で建築ブロックの空洞部に上方か
ら挿入され、空洞部を通り抜けた段階でフックが開き回
転させられ、その後、支持フレームを引き上げることに
よって、フックの先端部が空洞部の左右両側の連絡壁部
の下端面に当接して、建築ブロックを吊り上げるように
なっている。
【0004】そのため、このチャック装置で吊り上げる
ことができる建築ブロックは、上下に貫通した空洞部を
備えたものに限定され、重量軽減用凹部を上面や下面に
設けた建築ブロックには適用することができない。ま
た、上下方向の空洞部を設けた建築ブロックであって
も、前記連絡壁部の下端面とブロック本体の下端面との
間にフックの回転を許容するに十分な空間が確保された
ものだけに限定され、連絡壁部がブロック本体の上下端
面にまで形成されている建築ブロックには適用できな
い。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従って本考案の目的
は、空洞部や凹部の形態によって何等制約されることな
しに各種断面形状の建築ブロックに的確に適用できるチ
ャック装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本考案のチャック装置では、
組積み補助装置1のアーム2のバランサーヘッド3に本
体フレーム4の上部ブラケット5を水平枢軸6によって
吊り持ち連結し、本体フレーム4の下部ブラケット7に
揺動チャック部材8の下端部を水平枢軸9によって連結
し、本体フレーム4の側部ブラケット18に流体圧操作
シリンダー19を水平配置して固着し、流体圧操作シリ
ンダー19のピストンロッド20に連結した可動フレー
ム21に直動チャック部材22を固着する。
【0007】建築ブロック10の空洞部11の垂直内側
面11aまたは凹部12の傾斜内側面12aに接離する
掴み面部13を揺動チャック部材8の一方の側壁面に設
け、下部ブラケット7の垂直壁面14に接離する停止面
部15を揺動チャック部材8の他方の側壁面に設け、垂
直壁面14の下側に連設した傾斜壁面16に接離する制
止面部17を揺動チャック部材8の下壁面に設ける。建
築ブロック10の垂直外側面10aに接離する掴み面部
23を直動チャック部材22の側壁面に設け、直動チャ
ック部材22を揺動チャック部材8に対して下方に一定
量ずらせて配置する。
【0008】
【作用】上下に貫通した空洞部11のある建築ブロック
10を持ち上げるときには、組積み補助装置1の旋回ア
ーム2を下方に作動させて、揺動チャック部材8を空洞
部11の上端部の中央部分に挿入する。この段階では、
揺動チャック部材8の掴み面部13は空洞部11の垂直
内側面11aに当接しておらず、掴み面部13は水平枢
軸9を中心に下向きに傾斜回転し、揺動チャック部材8
の制止面部17が下部ブラケット7の傾斜壁面16に当
接している。その後、流体圧操作シリンダー19のピス
トンロッド12を突出方向に作動させて、直動チャック
部材22を建築ブロック10に向かって直線移動させ
る。
【0009】直動チャック部材22の掴み面部23が建
築ブロック10の垂直外側面10aに当接して建築ブロ
ック10を押圧すると、この反動で揺動チャック部材8
が水平枢軸9を中心に上向きに回転する。この回転によ
って揺動チャック部材8の制止面部17が傾斜壁面16
から離れ、停止面部15が下部ブラケット7の垂直壁面
14に当接し、図4に示したように揺動チャック部材8
の掴み面部13が空洞部11の垂直内側面11aに当接
する。
【0010】このようにして揺動チャック部材8と直動
チャック部材22に挟持された建築ブロック10は、前
記アーム2を上方に作動させることによって、所定の組
積み作業位置に持ち上げられる。該作業位置で流体圧操
作シリンダー19の作動圧を解除することによって、チ
ャック装置から解放され、作業員によって順次積み上げ
施工される。
【0011】上下端面に凹部12のある建築ブロック1
0を持ち上げるときには、組積み補助装置1のアーム2
を下方に作動させて、揺動チャック部材8を凹部12の
中央部分に挿入する。この段階では、揺動チャック部材
8の掴み面部13は凹部12の傾斜内側面12aに当接
しておらず、揺動チャック部材8の制止面部17は下部
ブラケット7の傾斜壁面16に当接している。その後、
流体圧操作シリンダー19のピストンロッド12を突出
方向に作動させて、直動チャック部材22を建築ブロッ
ク10に向かって直線移動させる。
【0012】直動チャック部材22の掴み面部23が建
築ブロック10の垂直外側面10aに当接して建築ブロ
ック10を押圧すると、この反動で揺動チャック部材8
の掴み面部13が図5に示したように凹部12の傾斜壁
面12aに当接する。このとき、揺動チャック部材8は
傾斜壁面12aの傾斜角度に対応して水平枢軸9を中心
に所要角度だけ調整回転するか全く回転しない。揺動チ
ャック部材8と直動チャック部材22に堅固に挟持され
た建築ブロック10は、前記アーム2の上方作動によっ
て、所定の組積み作業位置に持ち上げられ、流体圧操作
シリンダー19の作動圧を解除することによってチャッ
ク装置から解放される。
【0013】
【実施例】図示の実施例では、建築ブロックの組積み補
助装置1は、図1に示したように基台24は車輪25を
備えており、基台24には可動テーブル26がパンタグ
ラフ機構27によって上下動可能に連結され、可動テー
ブル26には旋回ポスト28とアーム2の駆動装置29
が搭載されている。基台24には車輪浮き上げ脚30が
装備され、組積み補助装置1は所要位置に静止させるこ
とができる。
【0014】図2と図3に示したようにチャック装置の
上部ブラケット5は本体フレーム4の左端部の中央部分
に突設され、下部ブラケット7は本体フレーム4の左端
部の前後各端部に突設され、揺動チャック部材8は前後
2個設けられている。可動フレーム21は本体フレーム
4の下面に前後方向に配置され、直動チャック部材22
は可動フレーム21の前後各端に設けられている。
【0015】可動フレーム21には本体フレーム4に嵌
挿された案内ロッド31が固着されている。側部ブラケ
ット18には流体圧操作シリンダー19の油圧または空
気圧の駆動装置32が固定支持されている。側部ブラケ
ット18には更に駆動装置32の上方に本体フレーム4
の操作用ハンドル33が突設されている。本体フレーム
4の右端部の上面には水準器34が備えられている。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案では、組積み補助装
置1のアーム2の先端部に本体フレーム4の上部ブラケ
ット5を水平枢軸6で吊り持ち連結し、本体フレーム4
の下部ブラケット7に揺動チャック部材8を水平枢軸9
で連結し、建築ブロック10の空洞部11の垂直内側面
11aまたは凹部12の傾斜内側面12aに接離する掴
み面部13を揺動チャック部材8の一方の側壁面に設
け、下部ブラケット7の垂直壁面14に接離する停止面
部15を揺動チャック部材8の他方の側壁面に設け、垂
直壁面14の下側の傾斜壁面16に接離する制止面部1
7を揺動チャック部材8の下壁面に設け、本体フレーム
4の側部ブラケット18に固着した流体圧操作シリンダ
ー19のピストンロッド20に可動フレーム21を連結
し、可動フレーム21に固着した直動チャック部材22
に建築ブロック10の垂直外側面10aに接離する掴み
面部23を設け、直動チャック部材22を揺動チャック
部材8に対して下方にずらせて配置したので、空洞部1
1や凹部12の形態によって何等制約されることなしに
各種断面の建築ブロック10を的確に挟持して持ち上げ
ることができる、汎用型のチャック装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るチャック装置を組み込
んだ組積み補助装置の概略的な正面図である。
【図2】該チャック装置の正面図である。
【図3】該チャック装置の平面図である。
【図4】空洞部のある建築ブロックを挟持した該チャッ
ク装置の要部正面図である。
【図5】凹部のある建築ブロックを挟持した該チャック
装置の要部正面図である。
【符号の説明】
1 組積み補助装置 2 アーム 3 バランスヘッド 4 本体フレーム 5 上部ブラケット 6 水平枢軸 7 下部ブラケット 8 揺動チャック部材 9 水平枢軸 10 建築ブロック 10a 垂直外側面 11 空洞部 11a 垂直内側面 12 凹部 12a 傾斜内側面 13 掴み面部 14 垂直壁面 15 停止面部 16 傾斜壁面 17 制止面部 18 側部ブラケット 19 流体圧操作シリンダー 20 ピストンロッド 21 可動フレーム 22 直動チャック部材 23 掴み面部 24 基台 25 車輪 26 可動テーブル 27 パンタグラフ機構 28 旋回ポスト 29 駆動装置 30 車輪浮き上げ脚 31 案内ロッド 32 駆動装置 33 操作用ハンドル 34 水準器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組積み補助装置1のアーム2のバランサ
    ーヘッド3に本体フレーム4の上部ブラケット5を水平
    枢軸6によって吊り持ち連結し、本体フレーム4の下部
    ブラケット7に揺動チャック部材8の下端部を水平枢軸
    9によって連結し、建築ブロック10の空洞部11の垂
    直内側面11aまたは凹部12の傾斜内側面12aに接
    離する掴み面部13を揺動チャック部材8の一方の側壁
    面に設け、下部ブラケット7の垂直壁面14に接離する
    停止面部15を揺動チャック部材8の他方の側壁面に設
    け、垂直壁面14の下側に連設した傾斜壁面16に接離
    する制止面部17を揺動チャック部材8の下壁面に設
    け、本体フレーム4の側部ブラケット18に流体圧操作
    シリンダー19を水平配置して固着し、流体圧操作シリ
    ンダー19のピストンロッド20に連結した可動フレー
    ム21に直動チャック部材22を固着し、建築ブロック
    10の垂直外側面10aに接離する掴み面部23を直動
    チャック部材22の側壁面に設け、直動チャック部材2
    2を揺動チャック部材8に対して下方にずらせて配置し
    た建築ブロックのチャック装置。
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