JP2575536Y2 - 液圧式溝支持具 - Google Patents

液圧式溝支持具

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JP2575536Y2
JP2575536Y2 JP1992077027U JP7702792U JP2575536Y2 JP 2575536 Y2 JP2575536 Y2 JP 2575536Y2 JP 1992077027 U JP1992077027 U JP 1992077027U JP 7702792 U JP7702792 U JP 7702792U JP 2575536 Y2 JP2575536 Y2 JP 2575536Y2
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JP
Japan
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cylinder
connector
piston
pin
base
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JP1992077027U
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JPH0643044U (ja
Inventor
裕 宮地
Original Assignee
宮地建材リース株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば上下水道管、ガ
ス管等を土中に埋設する土木工事において、予め溝を掘
削形成し、その溝の両側に矢板を張り、該矢板に横架さ
れる腹起し材間に水平に介設して両側土壁の崩落を防止
する液圧式溝支持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の液圧式溝支持具としては例えば
実公昭61−23083号の土留用水平サポートが公知
であるが、その構成を機能的に表示すると図7および図
8のごとくなる。図中CYLは伸長可能のシリンダ、C
はコネクター、Bはベース、Pはピン、Hは腹起しであ
る。この構成のものは、ピンPが両側のコネクターCの
上部及び下部にあるので、片側への傾斜は図8に示すご
とく無制限に対応できるが、反対側には対応できない。
また圧を受ける箇所が線状であって局部的に高圧力とな
る欠点がある。
【0003】図9および図10に示す従来例では、支持
ピンPの位置が両側ともコネクターCの下部にあるの
で、ベースBの上部が開くが、サポート自体の傾きは無
い、という欠点がある。
【0004】図11および図12に示す従来例では、両
側のコネクターCが球形であって、上下の傾きのみなら
ず左右の傾きに対応できるが、圧を受ける支持点が点で
あって局部圧力が著しく高いという欠点がある。
【0005】またピストン部の構造について考察する
に、従来例たる図13に示すものは、ピストンPIにパ
ッキンPAを押圧するリングRIをボルトBOにより固
定する構造であるが、ピストンPIおよびリングRIの
接触面は平面同志であるため、リングRIの中心孔とボ
ルトBOの径の差だけリングRIが中心軸より片寄る可
能性があり、ボルトBOの締め付けに何等かの工夫が必
要という欠点がある。
【0006】さらに、図14に示すものは、ピストンP
IとリングRIが一体であるため、パッキンPAの脱着
に工夫を要するという欠点がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記した従
来例における欠点を解消した液圧式溝支持具を提供する
ことをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の液圧式溝支持具
は、上記目的を達成するための手段として下記の構成を
具えている。
【0009】(1)両端開口の第一シリンダ、該第一シ
リンダの外側を摺動する両端開口の第二シリンダ、前記
第一シリンダ内を摺動するピストン、該ピストンに固定
されたピストンロッド、前記第一シリンダの一端に固着
せられ液体出入用のジョイントを有する第一コネクタ
ー、前記第二シリンダおよびピストンロッドと中間ピン
を介して接続せられる第二コネクター、前記第一コネク
ターと第一ピンを介して接続せられ両者の面同志が接触
するようにされた第一ベース、および前記第二コネクタ
ーと第二ピンを介して接続せられ両者の面同志が接触す
るようにされた第二ベースを各備え、かつ前記第一コネ
クターおよび第二コネクターの各ベースとの接触面は平
行に設定された第一ピンおよび第二ピンに各平行な3枚
の平面部の組合せからなり中央平面部は軸線と垂直で両
側平面部はこれと最大7度の傾斜を与えられているこ
と。
【0010】(2)両端開口の第一シリンダ、該第一シ
リンダの外側を摺動する両端開口の第二シリンダ、前記
第一シリンダ内を摺動するピストン、該ピストンに固定
されたピストンロッド、前記第一シリンダの一端に固着
せられ液体出入用のジョイントを有する第一コネクタ
ー、前記第二シリンダおよびピストンロッドと中間ピン
を介して接続せられる第二コネクター、前記第一コネク
ターと第一ピンを介して接続せられ両者の面同志が接触
するようにされた第一ベース、および前記第二コネクタ
ーと第二ピンを介して接続せられ両者の面同志が接触す
るようにされた第二ベースを各備え、かつ前記ピストン
先端にボルト止めされるパッキン押圧用のリングがピス
トンと円形凹凸面をもって嵌合すること。
【0011】
【実施例】図1は本考案実施の1例を示す一部切断正面
図、図2は同じく一部切断底面図、図3は同じくA−A
断面図である。図中1は両端開口の第一シリンダ、2は
第一シリンダ1の外側を摺動する両端開口の第二シリン
ダ、3は第一シリンダ1内を摺動するピストン、4はピ
ストン3に固定された中空のピストンロッド、1aは第
一シリンダ1の一端に固定されたピストンガイドであ
る。第一シリンダ1の他端には液出入口のジョイント5
を有する第一コネクター6が固着せられ、第二シリンダ
2およびピストンロッド4とは中間ピン7を介して第二
コネクター8が接続されている。また第一コネクター6
と第一ピン9を介して第一ベース10が接続せられる
が、その際第一コネクター6と第一ベース10とは面同
志が接触するように各部構成されている。さらに第二コ
ネクター8と第二ベース11とは第二ピン12を介して
接続せられ、その際第二コネクター8と第二ベース11
とは面同志が接触するように各部構成されている。な
お、10aおよび11aはそれぞれベース10,11に
取付けた持上げ用のハンドルである。また図1において
二点鎖線は第一シリンダ1に対して第二シリンダ2およ
びピストン3が進入してシリンダ部が縮少した状態を示
す。
【0012】図から明らかなように、図1においては、
第一ピン9と第二ピン12とは共に軸線上において紙面
と垂直に配置されており、したがって、第一ベース10
と第二ベース11とはそれぞれ第一ピン9、第二ピン1
2を中心として紙面と平行に回動する。第一コネクター
6のベースとの接触面は図1に示すようにそれぞれピン
9と平行な3枚の平面部6a,6b,6cの組合せから
なり、中央平面部6bは軸線と垂直に、また上下側面部
6a,6cは6bに対して7度の傾斜が与えられてい
る。同様に第二コネクター8のベースとの接触面は図1
に示すようにそれぞれピン12と平行な3枚の平面部8
a,8b,8cの組合せからなり、中央平面部8bは軸
線と垂直に、また上下側面部8a,8cは8bに対して
7度の傾斜が与えられている。
【0013】図4および図5は前記本考案実施例のもの
の機能を示す説明図であって図から明らかなように本考
案は次のごとき機能上の特長を有する。
【0014】(1)両側の支持点がコネクターCの上下
の中間点に位置し、支持点を中心として左右何れの側の
傾きにも対応できる。
【0015】(2)圧を受けるのは面であって局部的に
大圧力となることはない。
【0016】(3)傾きは最大7度と制限される。
【0017】次に図6は本考案の実施の1例を示すピス
トン部拡大図である。図中3はピストンで、リング3a
をボルト3bによりピストン3の頂部にねじ込み、バッ
クアップリング3cとの間にパッキン13を押圧支持す
るものであるが、リング3aとピストン3頂部の接触面
に図示のごとき円形の凹部と凸部が形成され、両者が嵌
合するので、リング3aの孔とボルト3bの外径とが径
違があっても常に正しい位置にリング3aがセットされ
る。
【0018】
【考案の効果】本考案により奏せられる効果は次の通り
である。
【0019】(1)両側の支持点がコネクターの上下の
中間点に位置し、支持点を中心として左右何れの側の傾
きにも対応できる。
【0020】(2)圧を受けるのは面であって局部的に
大圧力となることがない。
【0021】(3)傾きは最大7度と制限される。
【0022】(4)ピストンの頂部はリングとピストン
が円形の凹部と凸部により嵌合するので簡単にボルト止
めして常に正しい軸心を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案実施の1例を示す一部切断正面図であ
る。
【図2】 本考案実施の1例を示す一部切断底面図であ
る。
【図3】 本考案実施の1例を示す一部切断側面図(A
−A断面図)である。
【図4】 本考案の機能的説明図である。
【図5】 本考案の機能的説明図である。
【図6】 本考案の実施の1例を示すピストン部拡大図
である。
【図7】 従来例の機能的説明図である。
【図8】 従来例の機能的説明図である。
【図9】 従来例の機能的説明図である。
【図10】 従来例の機能的説明図である。
【図11】 従来例の機能的説明図である。
【図12】 従来例の機能的説明図である。
【図13】 従来例のピストン部拡大図である。
【図14】 従来例のピストン部拡大図である。
【符号の説明】
1 第一シリンダ 2 第二シリンダ 3 ピストン 4 ピストンロッド 5 ジョイント 6 第一コネクター 7 中間ピン 8 第二コネクター 9 第一ピン 10 第一ベース 11 第二ベース 12 第二ピン 13 パッキン 1a ピストンガイド 3a リング 3b ボルト 3c バックアップリング 6a 上側面部 6b 中央面部 6c 下側面部 8a 上側面部 8b 中央面部 8c 下側面部 10a ハンドル 11a ハンドル CYL シリンダ C コネクター B ベース P ピン H 腹起し

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端開口の第一シリンダ、該第一シリン
    ダの外側を摺動する両端開口の第二シリンダ、前記第一
    シリンダ内を摺動するピストン、該ピストンに固定され
    たピストンロッド、前記第一シリンダの一端に固着せら
    れ液体出入用のジョイントを有する第一コネクター、前
    記第二シリンダおよびピストンロッドと中間ピンを介し
    て接続される第二コネクター、前記第一コネクターと第
    一ピンを介して接続せられ両者の面同志が接触するよう
    にされた第一ベース、および前記第二コネクターと第二
    ピンを介して接続せられ両者の面同志が接触するように
    された第二ベースを各備え、かつ前記第一コネクターお
    よび第二コネクターの各ベースとの接触面は平行に設定
    された第一ピンおよび第二ピンに各平行な3枚の平面部
    の組合せからなり中央平面部は軸線に垂直で両側平面部
    はこれと最大7度の傾斜を与えられていることを特徴と
    する液圧式溝支持具。
  2. 【請求項2】 両端開口の第一シリンダ、該第一シリン
    ダの外側を摺動する両端開口の第二シリンダ、前記第一
    シリンダ内を摺動するピストン、該ピストンに固定され
    たピストンロッド、前記第一シリンダの一端に固着せら
    れ液体出入用のジョイントを有する第一コネクター、前
    記第二シリンダおよびピストンロッドと中間ピンを介し
    て接続される第二コネクター、前記第一コネクターと第
    一ピンを介して接続せられ両者の面同志が接触するよう
    にされた第一ベース、および前記第二コネクターと第二
    ピンを介して接続せられ両者の面同志が接触するように
    された第二ベースを各備え、かつ前記ピストン先端にボ
    ルト止めされるパッキン押圧用のリングがピストンと円
    形凹凸面をもって嵌合することを特徴とする液圧式溝支
    持具。
JP1992077027U 1992-11-09 1992-11-09 液圧式溝支持具 Expired - Lifetime JP2575536Y2 (ja)

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JPH0643044U JPH0643044U (ja) 1994-06-07
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