JPH075184B2 - 重量物用反転機構 - Google Patents

重量物用反転機構

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JPH075184B2
JPH075184B2 JP3349691A JP34969191A JPH075184B2 JP H075184 B2 JPH075184 B2 JP H075184B2 JP 3349691 A JP3349691 A JP 3349691A JP 34969191 A JP34969191 A JP 34969191A JP H075184 B2 JPH075184 B2 JP H075184B2
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洋 酒井
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日峯工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種重量物を反転させる
ための重量物用反転機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば多数のパレットを90度回動させる
装置は実開昭51−4079号に見られるように公知で
あり、そのものはL字型の載置台の背部に三本のアーチ
型支持体を設け、該支持体を回転体上に載せて90度回
動させるようになっている。
【0003】この装置によれば、ワークは水平な状態か
らは垂直な状態に、或いはその逆に90度ワークの姿勢
を変えることができる。しかしながらこのような載置台
を用いた回動方式では、90度を超えてワークの姿勢を
変えるとワークが倒れてしまうため実施不可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に鑑
みなされたもので、その課題とするところは重量物から
なるワークを油圧や空圧或いは電力等の特別の動力に頼
ることなく確実に保持し、それによりワークの反転が安
全に行なえるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、一方が開口した側面略コ字型のワーク受け入
れ部1を有し、かつ外周に円形の回動面2を設けた反転
ガイド体3を備え、反転ガイド体3を水平方向の軸周り
に回動可能に装置するため、回転方向前後の基台4に設
けた複数個のローラ5に前記回動面2を支持させること
により、反転ガイド体3をローラ5上に載置し、ワーク
受け入れ部1内に送り込まれる重量物のワークWを支持
するためのワーク支持部6とその内方部分に設けられ、
ワークWを停止させるための停止部7とを有する一対の
略L字形の受け支え盤8、9をワーク受け入れ部1にて
接近離開するように平行移動可能に対向配置するととも
に、反転によりワークWの荷重が停止部7を押す力で一
対の受け支え盤8、9を接近方向へ揺動させ、ワークW
を挾持する一対のリンク11、12により受け支え盤
8、9を夫々反転ガイド体3に取り付け、さらに一対の
受け支え盤8、9の接近、離開度合を一定にするため両
受け支え盤8、9に、一対の連続リンク10a、10a
を接続し、その他端19を受け支え盤8、9の開閉中心
線上に設けたガイド10bに沿って移動可能に結合する
という手段を講じたものである。
【0006】以上の構成によれば、ワークW一対の受
け支え盤8、9のいずれか一方の側のワーク支持部6に
載せられ、回動されることにより、停止部7で止められ
ワークWの荷重がリンク11、12及び連接手段10
を介して一対の受け支え盤8、9を接近させワークW
を挾持するように作用する。
【0007】なお、反転ガイド体3それ自体を回動させ
るための動力は必要に応じて装備され、実施例にもチエ
ン、スプロケットを用いた電動式として説明されてい
る。しかしこれは例示であり、その他の方式例えば、ラ
ックとピニオン或いはピストン等によっても反転ガイド
体3を駆動することができる。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して説明する。図1乃至図3
には本発明に係る反転機構が組込まれた重量物反転装置
が示されており、図4及び図8にはその装置が重量物を
搬入、搬出するコンベアと共に示されている。
【0009】反転ガイド体3は、一方が開口した側面略
コ字型のワーク受け入れ部1を有し、その周囲を囲む部
分の外周面が円形の回動面2となっている。実施例の場
合回動面2は反転ガイド体3の左右両側に設けられ(図
1参照)、中央部にはチエン15を張設するためのチエ
ン掛枠18が回動面2と同じ回転半径の円弧で設けられ
ている。
【0010】回動面2の設置範囲は、ワーク受け入れ部
1が一側方、例えば図示の如く右方から他側方へ180
度反転ガイド体3を反転させられるような範囲に設定さ
れる。この範囲は反転ガイド体3を支持するのに必要な
ローラ5の間隔を考慮すると4分の3周程となる。反転
ガイド体3を支持するローラ5は、前記左右2個の回動
面2、2に回転方向の前後2箇所で接するように、基台
4上に計4組設けられている。
【0011】コの字の上下の辺に相当するワーク受け入
れ部1の平行な部分には、一対の受け支え盤8、9が設
けられる。この受け支え盤8、9はワーク受け入れ部1
内に送り込まれる重量物のワークWを支持するため、搬
入、搬出態勢で略水平な姿勢をとるワーク支持部6と、
その内方部分に設けられ、ワークWを停止させるための
停止部7とを有する略L字型を呈している。
【0012】各受け支え盤8、9のワーク支持部6には
ローラ13が多数列設されており、重量物であるワーク
Wを停止部7までころ移動できるようになっている。各
ローラ13は動力駆動することができる。
【0013】前記の受け支え盤8、9は、反転ガイド体
3に、夫々前後一対のリンク11、12を用いて平行移
動可能に取り付けられている。
【0014】各一対のリンク11、12は反転ガイド体
3の受け入れ部1の前後に軸支された揺動リンク11
a、12aと、それら揺動リンク11a、12aの他端
部に軸支された、各受け支え盤8、9に固定の軸支アー
ム11b、12bとを有する。
【0015】各揺動リンク11a、12a、11a、1
2aは先端が最も外方向へ旋回した状態で一対の受け支
え盤8、9が全開状態になる(図2)。また一対の受け
支え盤8、9を全開状態に保つ方向へ作用するばね14
が各リンクに設けられている。なお両受け支え盤8、9
が最接近する時点は反転ガイド体3が真上を向くのと同
時又はそれ以前が良い。
【0016】前記の受け支え盤8、9の移動量は、それ
らと反転ガイド体3とを連繋する連接手段10により相
互に一定になるように企図されている。
【0017】連接手段10は各受け支え盤8、9の開閉
中心線に対称な位置で各盤に軸支された連接リンク10
a、10aと、各連接リンク10a、10aの後端19
を結合し、該後端19の移動方向を前記開閉中心線上に
拘束するためのガイド10bとからなる。なお連接手段
10を非対称化することにより各受け支え盤8、9の接
近、離開度合が変えられる。
【0018】反転ガイド体3は、前述のチエン15に噛
み合うスプロケット17によりモータ駆動される。チエ
ン15は回動面2aの一端から基台4に軸支されたスプ
ロケット17′、モータ16によって駆動されるスプロ
ケット17及び調整スプロケット17″を経て他端に張
設されている。
【0019】図4、図8に示されたコンベア21、22
は夫々ワークWの搬入及び搬出用である。故に、水平に
ワーク支持部6がセットされたときそれと同高かつ一直
線状となる搬送ローラ23、24を有する。このローラ
コンベア21、22は、 ワークWが1〜2t程度までな
ら人力によりワークWを動かすのに困難は少ないが、そ
れ以上になると危険でもあるため動力駆動することがで
きる。
【0020】このように構成された重量物用反転機構で
は、図4に示す用にワークWをワーク受け入れ部1内の
下側のワーク支持部6上に載せ、その後反転ガイド体3
を上向きに回動させる。すると、ワークWは下方の受け
支え盤8の係止部7をそれ自体の重さにより押すので、
リンク11、12 が動いて一対のワーク受け支え盤8、9が
同時に接近し(図5)、反転ガイド体3の開口が上向き
になる前又は上向きになると同時にワークWは両受け支
え盤8、9に挾持される(図6)。
【0021】一対のワーク受け支え盤8、9によるワー
クWの挾持は相互的であり、一方から他方への受け渡し
が同時的に行なわれるのでショックを伴なわず、しかも
ワークWを挾持する固定力はワークWの重量に比例する
ので、過大でも過小でもなく、常に必要十分な力が作用
する。
【0022】次いで反転ガイド体3をさらに回動させる
と、ワークWの荷重はそれまでとは逆に他方の受け支え
盤9にかかるようになる。一方、それまでの受け支え盤
8はワークWから離れてゆき(図7)、やがて180度
反転した方向を向く(図8)。ここに他方の受け支え盤
9上のワークWは上下反転された状態で搬出されること
となる。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、油圧や空圧或いは電力等の特別の動
力を全く使用しなくても、重量物からなるワークWの重
さをリンクにより保持力に転換することにより一対の受
け支え盤8、9で確実に保持し、それによりワークWが
重力で落ちないように押えながら反転させ、一方の受け
支え盤8から他の一方の受け支え盤9へワークWを安全
移載させることができる効果を奏する。特に本発明で
は、ワークWの荷重をリンクにより固定力に転換してい
るため構成が簡潔化され、従来方式では著しい困難の伴
った180度反転操作を合理的に実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る反転機構を実施した装置の正面
図。
【図2】同上の側面図。
【図3】同上の背面図。
【図4】反転機構へのワーク搬入状態の側面図。
【図5】同じくワーク傾斜状態の側面図。
【図6】同じくワーク上向状態の側面図。
【図7】同じくワーク傾斜状態の側面図。
【図8】同じく反転したワーク搬出状態の側面図。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方が開口した側面略コ字型のワーク受
    け入れ部1を有し、かつ外周に円形の回動面2を設けた
    反転ガイド体3を備え、反転ガイド体3を水平方向の軸
    周りに回動可能に装置するため、回転方向前後の基台4
    に設けた複数個のローラ5に前記回動面2を支持させ
    ことにより、反転ガイド体3をローラ5上に載置し、
    ーク受け入れ部1内に送り込まれる重量物のワークWを
    支持するためのワーク支持部6とその内方部分に設けら
    れ、ワークWを停止させるための停止部7とを有する一
    対の略L字形の受け支え盤8、9をワーク受け入れ部1
    にて接近離開するように平行移動可能に対向配置すると
    ともに、反転によりワークWの荷重が停止部7を押す力
    で一対の受け支え盤8、9を接近方向へ揺動させ、ワー
    クWを挾持する一対のリンク11、12により受け支え
    盤8、9を夫々反転ガイド体3に取り付け、さらに一対
    の受け支え盤8、9の接近、離開度合を一定にするため
    両受け支え盤8、9に、一対の連続リンク10a、10
    aを接続し、その他端19受け支え盤8、9の開閉中
    心線上に設けたガイド10bに沿って移動可能に結合し
    たことを特徴とする重量物用反転機構。
  2. 【請求項2】 反転ガイド体3は、略コ字型のワーク受
    け入れ部1が一側方を向いた状態から他側方を向いた状
    態まで180度反転可能な円形の回動面2を有する請求
    項第1項記載の重量物用反転機構。
  3. 【請求項3】 一対の受け支え盤8、9のワーク支持部
    6に、ワークWを送り込むための多数のローラ13が列
    設されている請求項第1項記載の重量物用反転機構。
  4. 【請求項4】 一対の受け支え盤8、9を全開状態に保
    つ方向へ作用するばね14が設けられた請求項第1項記
    載の重量物用反転機構。
  5. 【請求項5】 反転ガイド体3を駆動するためのチエン
    15が円形の回動面2に沿うように張設されており、該
    チエン15と噛合し、かつモータ16によって駆動され
    るスプロケット17が基台4に装備された請求項第1項
    記載の重量物用反転機構。
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