JPH075178B2 - ベルト走行装置の蛇行修正装置 - Google Patents
ベルト走行装置の蛇行修正装置Info
- Publication number
- JPH075178B2 JPH075178B2 JP3366593A JP3366593A JPH075178B2 JP H075178 B2 JPH075178 B2 JP H075178B2 JP 3366593 A JP3366593 A JP 3366593A JP 3366593 A JP3366593 A JP 3366593A JP H075178 B2 JPH075178 B2 JP H075178B2
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- Japan
- Prior art keywords
- belt
- roller
- filter cloth
- self
- meandering correction
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- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、濾布ベルト式脱水機や
ベルトコンベアのように、ベルトが回転自在のローラに
支持されて走行する装置において、ベルトが走行中に左
右に変位するのを修正して中立位置に戻す装置に関す
る。
ベルトコンベアのように、ベルトが回転自在のローラに
支持されて走行する装置において、ベルトが走行中に左
右に変位するのを修正して中立位置に戻す装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の濾布ベルト式脱水機においては、
濾布ベルトがローラ上で蛇行することは避けることがで
きず、蛇行修正装置は不可欠の要素になっている。従来
の脱水機の蛇行修正装置においては、濾布ベルトの両端
位置をマイクロスイッチの如き電気的センサで検知し、
その電気的信号を空圧又は油圧のシリンダ或いはモータ
による機械的出力装置の出力に変換して、支持ローラの
一端をベルト進行方向前方又は後方へ動かしてその軸方
向を強制的に変え、濾布ベルトの走行方向を調節して蛇
行を修正している。
濾布ベルトがローラ上で蛇行することは避けることがで
きず、蛇行修正装置は不可欠の要素になっている。従来
の脱水機の蛇行修正装置においては、濾布ベルトの両端
位置をマイクロスイッチの如き電気的センサで検知し、
その電気的信号を空圧又は油圧のシリンダ或いはモータ
による機械的出力装置の出力に変換して、支持ローラの
一端をベルト進行方向前方又は後方へ動かしてその軸方
向を強制的に変え、濾布ベルトの走行方向を調節して蛇
行を修正している。
【0003】この従来装置においては、前記の機械的出
力装置を必要とするから、高価である上に脱水機全体が
大型になり、電気系統の防水にも細心の注意を払う必要
がある。
力装置を必要とするから、高価である上に脱水機全体が
大型になり、電気系統の防水にも細心の注意を払う必要
がある。
【0004】また、物品を運搬するベルトコンベアにお
いても、同様の手段を用いるときは同様の不都合があ
る。
いても、同様の手段を用いるときは同様の不都合があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単な機構
で小型に作ることができ、しかも確実に作動する、ベル
トの蛇行修正装置を得ることを課題とする。
で小型に作ることができ、しかも確実に作動する、ベル
トの蛇行修正装置を得ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における前記課題
の解決手段は、ベルトの進行方向と交差して、該ベルト
を支持する回転自在の支持ローラを複数設置した、ベル
ト走行装置において、両側にフランジ状のベルトガイド
を有する規制ローラをベルトに接して配置し、該規制ロ
ーラのローラ軸の両端を支承する軸受として、自動調心
軸受を用い、外端がベルト進行方向前方に傾くケース内
に、前記自動調心軸受をケース内面に沿って移動自在に
保持したことを特徴とする。
の解決手段は、ベルトの進行方向と交差して、該ベルト
を支持する回転自在の支持ローラを複数設置した、ベル
ト走行装置において、両側にフランジ状のベルトガイド
を有する規制ローラをベルトに接して配置し、該規制ロ
ーラのローラ軸の両端を支承する軸受として、自動調心
軸受を用い、外端がベルト進行方向前方に傾くケース内
に、前記自動調心軸受をケース内面に沿って移動自在に
保持したことを特徴とする。
【0007】
【作用】前記の手段を備えるので、ベルトが正しい軌跡
を走行しているときは、規制ローラは、ベルトと直角状
態を保ち、ベルトが右又は左に変位すると、ベルトの側
縁が規制ローラの一方のベルトガイドに接して側圧を作
用させ、ローラを変位側に移動させる。この移動によ
り、変位側の自動調心軸受はケース内で前方へ移動し、
反対側の自動調心軸受は後方へ移動して規制ローラが傾
斜する。この傾斜で規制ローラの回転表面の運動方向が
ベルトの変位方向と反対になるから、ベルトは反対側へ
移動し、この作用を繰返して中立位置を保つ。
を走行しているときは、規制ローラは、ベルトと直角状
態を保ち、ベルトが右又は左に変位すると、ベルトの側
縁が規制ローラの一方のベルトガイドに接して側圧を作
用させ、ローラを変位側に移動させる。この移動によ
り、変位側の自動調心軸受はケース内で前方へ移動し、
反対側の自動調心軸受は後方へ移動して規制ローラが傾
斜する。この傾斜で規制ローラの回転表面の運動方向が
ベルトの変位方向と反対になるから、ベルトは反対側へ
移動し、この作用を繰返して中立位置を保つ。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を濾布ベルト式
の脱水機に用いた実施例を説明する。図1において1は
脱水機、2は濾布ベルトで、該濾布ベルト2は、上濾布
2aと下濾布2bを2枚重ねにしたもので、両濾布2
a、2bが開いた状態で両濾布2a、2b間にスラッジ
Sを供給したのち両濾布2a、2bを閉じ、濾布ベルト
2の進行方向Aと直角に並べた多数のローラ3、3…
に、図2に示すように波状に上下交互に接触させ、この
濾布ベルト2を引張って走行させることにより、濾布ベ
ルト2とローラ3でスラッジSを圧搾して水分を絞り出
し、下流側で両濾布2a、2bを開いてケーキとして取
出すようになっている。
の脱水機に用いた実施例を説明する。図1において1は
脱水機、2は濾布ベルトで、該濾布ベルト2は、上濾布
2aと下濾布2bを2枚重ねにしたもので、両濾布2
a、2bが開いた状態で両濾布2a、2b間にスラッジ
Sを供給したのち両濾布2a、2bを閉じ、濾布ベルト
2の進行方向Aと直角に並べた多数のローラ3、3…
に、図2に示すように波状に上下交互に接触させ、この
濾布ベルト2を引張って走行させることにより、濾布ベ
ルト2とローラ3でスラッジSを圧搾して水分を絞り出
し、下流側で両濾布2a、2bを開いてケーキとして取
出すようになっている。
【0009】この濾布ベルト2が蛇行したとき、これを
修正するために規制ローラ4が設けられ、該規制ローラ
4は、ローラ軸5と1対の濾布ガイド4a、4bを備え
る。そして前記ローラ3は、通常の軸受6a、6bで支
持されるのに対し、規制ローラ4は自動調心軸受7a、
7bによって支承される。
修正するために規制ローラ4が設けられ、該規制ローラ
4は、ローラ軸5と1対の濾布ガイド4a、4bを備え
る。そして前記ローラ3は、通常の軸受6a、6bで支
持されるのに対し、規制ローラ4は自動調心軸受7a、
7bによって支承される。
【0010】自動調心軸受7a、7bは、図3に示すよ
うに、ローラ軸5に固定された球面体8と、該球面体8
を回動自在に保持する外輪9からなり、該外輪9を進退
自在に保持するケース10内に収容されている。規制ロ
ーラ4の中立位置での中心線を01とすると、ケース1
0の中心線02は、濾布ベルト2の進行方向前方に向か
って角αだけ傾斜している。
うに、ローラ軸5に固定された球面体8と、該球面体8
を回動自在に保持する外輪9からなり、該外輪9を進退
自在に保持するケース10内に収容されている。規制ロ
ーラ4の中立位置での中心線を01とすると、ケース1
0の中心線02は、濾布ベルト2の進行方向前方に向か
って角αだけ傾斜している。
【0011】この装置の作用を説明すると、図1で濾布
ベルト2が上流側で2Rとして示すように進行方向右側
にずれると、その側縁が濾布ガイド4aに接触して規制
ローラ4を右方向すなわち図3の矢印R方向に移動させ
る。この移動により、自動調心軸受7aは、矢印R1方
向に移動し、ケース10の傾斜角αの案内作用により規
制ローラ4の右側部分は矢印R3方向に前進する。他方
の自動調心軸受7bは、ケース10内でR2方向に動い
て規制ローラ4の左側部分をR4方向に後退させる。こ
のようにして規制ローラ4は、図1に41として示すよ
うに左向きに傾斜し、その表面は矢印A1方向に動くか
ら、濾布ベルト2を次第に左側へ移して中立位置に戻
す。
ベルト2が上流側で2Rとして示すように進行方向右側
にずれると、その側縁が濾布ガイド4aに接触して規制
ローラ4を右方向すなわち図3の矢印R方向に移動させ
る。この移動により、自動調心軸受7aは、矢印R1方
向に移動し、ケース10の傾斜角αの案内作用により規
制ローラ4の右側部分は矢印R3方向に前進する。他方
の自動調心軸受7bは、ケース10内でR2方向に動い
て規制ローラ4の左側部分をR4方向に後退させる。こ
のようにして規制ローラ4は、図1に41として示すよ
うに左向きに傾斜し、その表面は矢印A1方向に動くか
ら、濾布ベルト2を次第に左側へ移して中立位置に戻
す。
【0012】濾布ベルト2が矢印Lの左方にずれる場合
は、各自動調心軸受7a、7bはケース10内で矢印L
1、L2の移動が生じて規制ローラ4を42として示すよ
うに傾け、濾布ベルト2を矢印A2方向に移動させなが
ら中立位置に戻す。
は、各自動調心軸受7a、7bはケース10内で矢印L
1、L2の移動が生じて規制ローラ4を42として示すよ
うに傾け、濾布ベルト2を矢印A2方向に移動させなが
ら中立位置に戻す。
【0013】濾布ベルト2が中立位置を通りすぎて反対
側のガイド4a又は4bに達したときは、同様な作用が
行われて再び反対に動く作用を繰返し、大きなずれが生
じるのを防止する。
側のガイド4a又は4bに達したときは、同様な作用が
行われて再び反対に動く作用を繰返し、大きなずれが生
じるのを防止する。
【0014】なお、ローラ軸5又は自動調心軸受7a、
7bに両側から同量の弾発力を作用させることにより中
立位置への復帰を迅速に行わせることができる。
7bに両側から同量の弾発力を作用させることにより中
立位置への復帰を迅速に行わせることができる。
【0015】規制ローラ4を適用するベルト2は、図2
の形式のほかに、図4に示すように円弧に沿って配列し
たローラ3の外面に巻掛けたものであってもよい。
の形式のほかに、図4に示すように円弧に沿って配列し
たローラ3の外面に巻掛けたものであってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明は、ベルトが進行方
向左右にずれたとき、ベルトの側縁から伝わる側圧でロ
ーラの向きを変えてベルト進行方向を自動的に修正する
から、ずれのセンサや修正用の機械的出力装置を用いる
必要がなく、極めて簡単に修正を行うことができる効果
を奏する。したがって、ベルトを安定した状態で走行さ
せる装置を小型かつ安価に製作することができる。
向左右にずれたとき、ベルトの側縁から伝わる側圧でロ
ーラの向きを変えてベルト進行方向を自動的に修正する
から、ずれのセンサや修正用の機械的出力装置を用いる
必要がなく、極めて簡単に修正を行うことができる効果
を奏する。したがって、ベルトを安定した状態で走行さ
せる装置を小型かつ安価に製作することができる。
【図1】 本発明の実施例の平面図
【図2】 同上側面図
【図3】 同上要部拡大図
【図4】 他の実施例の側面図
【符号の説明】 2 ベルト 4 規制ローラ 5 ローラ軸 7a、7b 自動調心軸受
Claims (1)
- 【請求項1】 ベルト(2)の進行方向と交差して、該
ベルト(2)を支持する回転自在の支持ローラ(3)を
複数設置した、ベルト走行装置において、 両側にフランジ状のベルトガイド(4a、4b)を有す
る規制ローラ(4)をベルト(2)に接して配置し、 該規制ローラ(4)のローラ軸(5)の両端を支承する
軸受として、自動調心軸受(7a、7b)を用い、 外端がベルト進行方向前方に傾くケース(10)内に、
前記自動調心軸受(7a、7b)をケース内面に沿って
移動自在に保持したことを特徴とする、ベルト走行装置
の蛇行修正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3366593A JPH075178B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | ベルト走行装置の蛇行修正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3366593A JPH075178B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | ベルト走行装置の蛇行修正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06247526A JPH06247526A (ja) | 1994-09-06 |
JPH075178B2 true JPH075178B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=12392758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3366593A Expired - Lifetime JPH075178B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | ベルト走行装置の蛇行修正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075178B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997045188A1 (fr) * | 1996-05-31 | 1997-12-04 | Toray Industries, Inc. | Tissu filtrant et filtre |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101120030B1 (ko) * | 2011-08-19 | 2012-03-26 | 유니베어(주) | 벨트 컨베이어 장치 |
JP7010746B2 (ja) * | 2018-03-30 | 2022-01-26 | 日立造船株式会社 | フィルタプレス装置 |
KR102184503B1 (ko) * | 2020-03-12 | 2020-11-30 | 배성우 | 3차원 프린터 및 3차원 프린팅 방법 |
KR102407716B1 (ko) * | 2020-05-27 | 2022-06-10 | 주식회사 포스코 | 스트립의 사행 교정 장치 |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP3366593A patent/JPH075178B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997045188A1 (fr) * | 1996-05-31 | 1997-12-04 | Toray Industries, Inc. | Tissu filtrant et filtre |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06247526A (ja) | 1994-09-06 |
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