JPH0751440Y2 - 船舶用プロペラ - Google Patents
船舶用プロペラInfo
- Publication number
- JPH0751440Y2 JPH0751440Y2 JP1994003939U JP393994U JPH0751440Y2 JP H0751440 Y2 JPH0751440 Y2 JP H0751440Y2 JP 1994003939 U JP1994003939 U JP 1994003939U JP 393994 U JP393994 U JP 393994U JP H0751440 Y2 JPH0751440 Y2 JP H0751440Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- boss
- propeller
- end portion
- blades
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H1/00—Propulsive elements directly acting on water
- B63H1/02—Propulsive elements directly acting on water of rotary type
- B63H1/12—Propulsive elements directly acting on water of rotary type with rotation axis substantially in propulsive direction
- B63H1/14—Propellers
- B63H1/26—Blades
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H1/00—Propulsive elements directly acting on water
- B63H1/02—Propulsive elements directly acting on water of rotary type
- B63H1/12—Propulsive elements directly acting on water of rotary type with rotation axis substantially in propulsive direction
- B63H1/14—Propellers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Hydraulic Turbines (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は船舶用プロペラに関する
ものである。ここでは「プロペラ」という用語は船舶用
スクリュ及び同様の推進ユニットを含むものとする。
ものである。ここでは「プロペラ」という用語は船舶用
スクリュ及び同様の推進ユニットを含むものとする。
【0002】
【従来の技術】従来のプロペラはボスに取付けられ且つ
意図した用途に最も適するように選択されたピッチ角で
設定した2枚以上のブレードを有している。そのプロペ
ラは推進力が周囲の水中に消散されるので、プロペラの
効率を減少する拡散円錐形の推進力を生じ、更にプロペ
ラは特に高速において、喫水線の上方に位置推進力エネ
ルギが消費されたことを示す「カクテル」又は「ルース
ターテール」の噴射を発生する。拡散円錐形状の作用は
プロペラを囲い板で被覆するか又はリンクで包囲するこ
とにより部分的に除去させることができるが、これらは
乱流の増加を生じさせ、抵抗の増大を受ける。最後に、
公知のプロペラはプロペラを取付けた船を逆転するかま
たは制動するのに使用できる逆進力を極めて僅かしか生
じさせることができない。
意図した用途に最も適するように選択されたピッチ角で
設定した2枚以上のブレードを有している。そのプロペ
ラは推進力が周囲の水中に消散されるので、プロペラの
効率を減少する拡散円錐形の推進力を生じ、更にプロペ
ラは特に高速において、喫水線の上方に位置推進力エネ
ルギが消費されたことを示す「カクテル」又は「ルース
ターテール」の噴射を発生する。拡散円錐形状の作用は
プロペラを囲い板で被覆するか又はリンクで包囲するこ
とにより部分的に除去させることができるが、これらは
乱流の増加を生じさせ、抵抗の増大を受ける。最後に、
公知のプロペラはプロペラを取付けた船を逆転するかま
たは制動するのに使用できる逆進力を極めて僅かしか生
じさせることができない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】各種の型式のプロペラ
が提案された。例えば、米国特許第2087243号明
細書(コールドウエル氏)にはプロペラに沿って半径方
向の高さを一点に集中させたプロペラが開示されてお
り、このプロペラは各ブレードの前方部分を前方に向っ
て傾斜させ、後方部分を後方に向って傾斜させ、ボスと
ブレードとの接合線を一定のピッチの規則的な螺旋状に
巻回させ、ブレードの周辺ピッチを接合線の周辺ピッチ
より大きくしてある。1909年の英国特許第8568
号明細書(マークス氏)には、ブレードの周辺ピッチが
プロペラに沿って増大し、ブレードの半径方向の高さが
プロペラに沿って高さを増大させてあるものが開示され
ている。
が提案された。例えば、米国特許第2087243号明
細書(コールドウエル氏)にはプロペラに沿って半径方
向の高さを一点に集中させたプロペラが開示されてお
り、このプロペラは各ブレードの前方部分を前方に向っ
て傾斜させ、後方部分を後方に向って傾斜させ、ボスと
ブレードとの接合線を一定のピッチの規則的な螺旋状に
巻回させ、ブレードの周辺ピッチを接合線の周辺ピッチ
より大きくしてある。1909年の英国特許第8568
号明細書(マークス氏)には、ブレードの周辺ピッチが
プロペラに沿って増大し、ブレードの半径方向の高さが
プロペラに沿って高さを増大させてあるものが開示され
ている。
【0004】実際のところ、これらのプロペラは上述し
た公知のプロペラの持つ技術的な問題を解決するに十分
ではなかった。
た公知のプロペラの持つ技術的な問題を解決するに十分
ではなかった。
【0005】本考案の目的は従来のものと同じ寸法で従
来のプロペラより大きな推進力を発生させるプロペラを
提供することにある。
来のプロペラより大きな推進力を発生させるプロペラを
提供することにある。
【0006】本考案の他の目的は大きな制動作用、例え
ば50%までの逆進力を発生させることができるプロペ
ラを提供することにある。
ば50%までの逆進力を発生させることができるプロペ
ラを提供することにある。
【0007】本考案の更に他の目的は乱流が少なく、収
束する円錐形状の推進力を発生させるプロペラを提供す
ることにある。
束する円錐形状の推進力を発生させるプロペラを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係る船舶用プロ
ペラは駆動軸に接続可能なボスと、該ボスに取付けた先
端部分と、中央部分と後端部分とを有する同じ輪郭の2
つのブレードとから成り、各ブレードの先端部分をボス
の軸線に対して前方に傾斜させ、各ブレードの後端部分
をボスの軸線に対して後方に傾斜させ、中央部分をボス
に対してほぼ半径方向に延伸させ、各ブレードの半径方
向の長さを先端部分から中央部分に向かって増大させ、
中央部分において半径方向の長さを最大にし、次いで中
央部分から後端部分に向かって減少させ、一方のブレー
ドの先端部分が他方のブレードの後端部分にそれぞれ互
いに重ね合わさるように各ブレードをボスの軸線を中心
に対称的に配置し、互いに重なり合う各ブレード間に間
隙が形成できるように各ブレードを離してボスの軸線を
中心に互いに対向させて螺旋状に取付け、ブレード間の
間隙に末広がり状通路がボスに沿って螺旋状に形成でき
るようにボスにブレードを螺旋状に取付ける接合線のピ
ッチを少なくとも中央部分から後端部分にわたってボス
に沿って増大させたものである。
ペラは駆動軸に接続可能なボスと、該ボスに取付けた先
端部分と、中央部分と後端部分とを有する同じ輪郭の2
つのブレードとから成り、各ブレードの先端部分をボス
の軸線に対して前方に傾斜させ、各ブレードの後端部分
をボスの軸線に対して後方に傾斜させ、中央部分をボス
に対してほぼ半径方向に延伸させ、各ブレードの半径方
向の長さを先端部分から中央部分に向かって増大させ、
中央部分において半径方向の長さを最大にし、次いで中
央部分から後端部分に向かって減少させ、一方のブレー
ドの先端部分が他方のブレードの後端部分にそれぞれ互
いに重ね合わさるように各ブレードをボスの軸線を中心
に対称的に配置し、互いに重なり合う各ブレード間に間
隙が形成できるように各ブレードを離してボスの軸線を
中心に互いに対向させて螺旋状に取付け、ブレード間の
間隙に末広がり状通路がボスに沿って螺旋状に形成でき
るようにボスにブレードを螺旋状に取付ける接合線のピ
ッチを少なくとも中央部分から後端部分にわたってボス
に沿って増大させたものである。
【0009】
【実施例】プロペラ10はボス11を有し、該ボス11
は船の駆動軸に直接係合させるか、又は駆動軸と係合さ
せるため溝付駆動ボスを取付けることができる。
は船の駆動軸に直接係合させるか、又は駆動軸と係合さ
せるため溝付駆動ボスを取付けることができる。
【0010】一対のブレード12をボス11の外周にボ
ス11の回転軸線を中心に約220°の角度にわたって
互いに対称的に設け、各ブレード12は先端部分13
と、中央部分14と、後端部分15とをそれぞれ有し、
同じ輪郭で形成されている。2つのブレード12,12
は一方のブレード12の先端部分13が他方のブレード
12の後端部分15にそれぞれ互いに重ね合わさるよう
にボス22の軸線を中心に互いに対称的に配置され、互
いに重なり合う一方のブレード12の先端部分13と他
方のブレード12の後端部分15との間に間隙がそれぞ
れ形成できるように各ブレード12を離してボス11の
軸線を中心に互いに対向させて螺旋状に取付けてあり、
従って2つのブレード12,12はボス11の軸線を中
心に互いに対向して同じ輪郭でボス11に付設されると
共に、互いに対向方向で交差する関係で配置されてい
る。各ブレード12の先端部分13はボス11の円周を
中心に外周の高さ、即ち半径方向の長さが増大する湾曲
先端縁を有し、該先端縁は従来のプロペラの傾斜先端縁
と比較して刃先が比較的丸くなっている。先端部分13
はボス11の回転軸線に対して前方に向って傾斜してお
り(図4及び図5参照)、ブレードのその先端部分の表
面に低圧区域を形成するため半径方向の長さを増大させ
且つ前方に向かって傾斜させた断面形状を備えるように
前方に向かって湾曲している。
ス11の回転軸線を中心に約220°の角度にわたって
互いに対称的に設け、各ブレード12は先端部分13
と、中央部分14と、後端部分15とをそれぞれ有し、
同じ輪郭で形成されている。2つのブレード12,12
は一方のブレード12の先端部分13が他方のブレード
12の後端部分15にそれぞれ互いに重ね合わさるよう
にボス22の軸線を中心に互いに対称的に配置され、互
いに重なり合う一方のブレード12の先端部分13と他
方のブレード12の後端部分15との間に間隙がそれぞ
れ形成できるように各ブレード12を離してボス11の
軸線を中心に互いに対向させて螺旋状に取付けてあり、
従って2つのブレード12,12はボス11の軸線を中
心に互いに対向して同じ輪郭でボス11に付設されると
共に、互いに対向方向で交差する関係で配置されてい
る。各ブレード12の先端部分13はボス11の円周を
中心に外周の高さ、即ち半径方向の長さが増大する湾曲
先端縁を有し、該先端縁は従来のプロペラの傾斜先端縁
と比較して刃先が比較的丸くなっている。先端部分13
はボス11の回転軸線に対して前方に向って傾斜してお
り(図4及び図5参照)、ブレードのその先端部分の表
面に低圧区域を形成するため半径方向の長さを増大させ
且つ前方に向かって傾斜させた断面形状を備えるように
前方に向かって湾曲している。
【0011】プロペラ10の中央部分14は、ブレード
12の約70°から90°までの角度で始まり、約90
°〜110°の角度でブレード12の半径方向の最大の
高さに達する。中央部分14はボス11に関する傾斜を
前方に向かう傾斜(図5参照)から、実質的に半径方向
(図6参照)に向う傾斜に、そして後方に向う傾斜(図
7参照)に徐々に変化している。
12の約70°から90°までの角度で始まり、約90
°〜110°の角度でブレード12の半径方向の最大の
高さに達する。中央部分14はボス11に関する傾斜を
前方に向かう傾斜(図5参照)から、実質的に半径方向
(図6参照)に向う傾斜に、そして後方に向う傾斜(図
7参照)に徐々に変化している。
【0012】ブレード12の半径方向の長さは中央部分
14から後端部分15に向って徐々に減少し、ブレード
の後端部分15はボス11に関して後方に向って傾斜し
ている(図8及び図9に示す)。
14から後端部分15に向って徐々に減少し、ブレード
の後端部分15はボス11に関して後方に向って傾斜し
ている(図8及び図9に示す)。
【0013】後端部分15はブレード12のその部分の
正面に低圧区域を形成するため半径方向の長さを減少さ
せ且つ後方に向かって傾斜させた断面形状を有するよう
に後方に向かって湾曲し、その低圧区域は他方のブレー
ド12の先端部分13に形成された低圧区域に隣接し且
つその下流に位置している。
正面に低圧区域を形成するため半径方向の長さを減少さ
せ且つ後方に向かって傾斜させた断面形状を有するよう
に後方に向かって湾曲し、その低圧区域は他方のブレー
ド12の先端部分13に形成された低圧区域に隣接し且
つその下流に位置している。
【0014】ボス11にブレード12を螺旋状に取付け
る接合線16のピッチは少なくとも中央部分14から後
端部分15、例えば70〜110°の角度から220°
の角度の範囲にわたってボスに沿って増大させてあるの
で、ブレード12間の間隙にはボス11に沿って末広が
り状の通路17が形成され、末広がり状の通路17はブ
レード12の先端部分13から後端部分15にわたって
その間隙を徐々に増大し、ボス11に沿って螺旋状に形
成されている。
る接合線16のピッチは少なくとも中央部分14から後
端部分15、例えば70〜110°の角度から220°
の角度の範囲にわたってボスに沿って増大させてあるの
で、ブレード12間の間隙にはボス11に沿って末広が
り状の通路17が形成され、末広がり状の通路17はブ
レード12の先端部分13から後端部分15にわたって
その間隙を徐々に増大し、ボス11に沿って螺旋状に形
成されている。
【0015】各種の試験において、本考案によるプロペ
ラは高速でも非常に小さなしぶきの集束円錐形状の推進
力を発生し、同様に同径の従来のプロペラより大きな推
進力を発生することが判明した。(1つの試験におい
て、本考案の40cm直径のプロペラを直径63cmの
損傷したプロペラに代えてその船に取付けたところ、ほ
ぼ同一の推進力を発生した。)本考案のプロペラの性能
はプロペラに水を吸い込む傾向があるブレード12の断
面形状により改善され、他方はブレード12間の末広が
り状通路17がボス11に対するブレード12の接合線
16のピッチ角度の増大により、プロペラに流体のチョ
ーキングが生じるのを防止する。
ラは高速でも非常に小さなしぶきの集束円錐形状の推進
力を発生し、同様に同径の従来のプロペラより大きな推
進力を発生することが判明した。(1つの試験におい
て、本考案の40cm直径のプロペラを直径63cmの
損傷したプロペラに代えてその船に取付けたところ、ほ
ぼ同一の推進力を発生した。)本考案のプロペラの性能
はプロペラに水を吸い込む傾向があるブレード12の断
面形状により改善され、他方はブレード12間の末広が
り状通路17がボス11に対するブレード12の接合線
16のピッチ角度の増大により、プロペラに流体のチョ
ーキングが生じるのを防止する。
【0016】末広がり状通路17に対する入口及び出口
におけるブレード12の断面形状によって発生される低
圧区域はプロペラを通る水を排水するのを助ける。
におけるブレード12の断面形状によって発生される低
圧区域はプロペラを通る水を排水するのを助ける。
【0017】試験において、プロペラは前進力の増大に
加えて、前進力の50%までの逆進力を示した。この逆
進力は前進力の0%〜10%の範囲の逆進力を有する従
来のプロペラよりも非常に大きい。改善された逆進力は
逆転時にプロペラ内に低圧区域を形成するブレードの断
面形状によるものである。
加えて、前進力の50%までの逆進力を示した。この逆
進力は前進力の0%〜10%の範囲の逆進力を有する従
来のプロペラよりも非常に大きい。改善された逆進力は
逆転時にプロペラ内に低圧区域を形成するブレードの断
面形状によるものである。
【0018】プロペラは所望の形状に鋳造することがで
きるし、鋼板又はアルミニウム板により形成したブレー
ドにより製造することもできる。
きるし、鋼板又はアルミニウム板により形成したブレー
ドにより製造することもできる。
【0019】プロペラの製造を容易に理解するために、
図3について説明する。
図3について説明する。
【0020】環状金属片を切り取って、ブレード12の
最大半径方向の長さ(中央部分14)にほぼ等しい外側
半径17及びボス11の外側半径より多少大きい内側半
径18を備える。
最大半径方向の長さ(中央部分14)にほぼ等しい外側
半径17及びボス11の外側半径より多少大きい内側半
径18を備える。
【0021】ボス11を中心に約220°の角度のブレ
ード12を残すように環状金属片の板の部分を取り除
く。先端部分13の縁部から約90°において(即ち点
19において)、板の内側半径18を中央部分14から
後端部分15まで徐々に増加させ、その有効内側半径1
8aを式、 R=r+a(b/c) により決定し、ここでrは板の本体部分の内側半径(線
18で示す)、Rは中央部分14および後端部分15の
有効内側半径(線18aで示す)、aは半径増加比、b
は点19から先端部分13までの角度間隔(例えば90
°)より少ない後端部分15からの角度間隔、cは角度
係数(例えば40〜45°)である。
ード12を残すように環状金属片の板の部分を取り除
く。先端部分13の縁部から約90°において(即ち点
19において)、板の内側半径18を中央部分14から
後端部分15まで徐々に増加させ、その有効内側半径1
8aを式、 R=r+a(b/c) により決定し、ここでrは板の本体部分の内側半径(線
18で示す)、Rは中央部分14および後端部分15の
有効内側半径(線18aで示す)、aは半径増加比、b
は点19から先端部分13までの角度間隔(例えば90
°)より少ない後端部分15からの角度間隔、cは角度
係数(例えば40〜45°)である。
【0022】例えば、 R=r+1.6(b/45) それゆえ、220°ブレードの後端部分において、 R=r+1.6(130/45) 後端部分15において、有効内側半径Rは有効半径が点
19からボスのまわりで45°ごとに約16mm(1/
16インチ)だけ増大する場合先端部分13の半径より
大きく約4〜45mmである。
19からボスのまわりで45°ごとに約16mm(1/
16インチ)だけ増大する場合先端部分13の半径より
大きく約4〜45mmである。
【0023】中央部分14はボス11に取付けられ、ブ
レード12は後端部分15に向ってボスのまわりに段々
に巻回されている。有効内側半径Rがボス11の外側半
径に対して増大されるので、ブレード12はボス11と
係合してブレード12を後方に引き抜くように引張られ
ねばならない。これは同時にブレード12の周辺の高さ
を減少し、ブレード12の周辺ピッチを増加し、後端部
分に向って増大されるようなブレードの後方傾斜を生じ
させながら、ボス11とブレード12との接合線16の
ピッチを増加する(図6乃至図9参照)。ブレード12
の先端部分13は先端部分13の先端がボス11に取付
けることができるように前方に屈曲されている。ブレー
ド12の前方傾斜は図4および図5に示されている。
レード12は後端部分15に向ってボスのまわりに段々
に巻回されている。有効内側半径Rがボス11の外側半
径に対して増大されるので、ブレード12はボス11と
係合してブレード12を後方に引き抜くように引張られ
ねばならない。これは同時にブレード12の周辺の高さ
を減少し、ブレード12の周辺ピッチを増加し、後端部
分に向って増大されるようなブレードの後方傾斜を生じ
させながら、ボス11とブレード12との接合線16の
ピッチを増加する(図6乃至図9参照)。ブレード12
の先端部分13は先端部分13の先端がボス11に取付
けることができるように前方に屈曲されている。ブレー
ド12の前方傾斜は図4および図5に示されている。
【0024】同一の船舶機関において従来のプロペラと
本考案のプロペラとを使用する比較試験は本考案のプロ
ペラに以下の改善を示した。
本考案のプロペラとを使用する比較試験は本考案のプロ
ペラに以下の改善を示した。
【0025】1)スロットルが全開して押圧されたと
き、本考案のプロペラは全速力ではないが、船を駆動
し、全速まで走行し、船が従来のプロペラにより駆動さ
れる約2/3の距離で全速に達する。
き、本考案のプロペラは全速力ではないが、船を駆動
し、全速まで走行し、船が従来のプロペラにより駆動さ
れる約2/3の距離で全速に達する。
【0026】2)船の最高速度を10〜30%高くする
ことができる。
ことができる。
【0027】3)荒い波において、プロペラは水から上
方に出現することはなく、オーバーランする傾向がな
い。
方に出現することはなく、オーバーランする傾向がな
い。
【0028】4)速度において、船舶は水の上を滑上す
る傾向がある。すなわち、船尾が水中より上がってい
る。
る傾向がある。すなわち、船尾が水中より上がってい
る。
【0029】5)急転回において、船舶は航空機のよう
に傾きがあり、船尾は横すべりすることがない。
に傾きがあり、船尾は横すべりすることがない。
【0030】6)エンジンが停止された場合に、強力な
制動作用が認められ、逆転において、強力な逆転推進力
が得られる(そして船舶が逆転されたとき船尾梁を越え
て水を引き出すことができる)。
制動作用が認められ、逆転において、強力な逆転推進力
が得られる(そして船舶が逆転されたとき船尾梁を越え
て水を引き出すことができる)。
【0031】7)「カクテル」作用が減少されるか又は
最小にされ、プロペラの後部の水は僅かな乱れで「均
質」になる。
最小にされ、プロペラの後部の水は僅かな乱れで「均
質」になる。
【0032】8)ブレードの翼形状により、水はプロペ
ラに吸い込まれているようにプロペラに入る前に動いて
いるように見える。
ラに吸い込まれているようにプロペラに入る前に動いて
いるように見える。
【0033】9)ブレードの刃先の丸い周辺縁部は岩又
は他の水没した物体に衝突したときチッピング又はブレ
ーキングにより損傷するおそれはない。
は他の水没した物体に衝突したときチッピング又はブレ
ーキングにより損傷するおそれはない。
【0034】プロペラの特定の形状、例えばブレードの
数、形状、直径、長さ、ピッチおよび傾斜は特別な意図
された用途に適するように選択することができる。
数、形状、直径、長さ、ピッチおよび傾斜は特別な意図
された用途に適するように選択することができる。
【0035】種々の変形および変更は実用新案登録請求
の範囲に定めた本考案の範囲から逸脱することなく記載
された実施例において行うことができる。
の範囲に定めた本考案の範囲から逸脱することなく記載
された実施例において行うことができる。
【0036】
【考案の効果】本考案の船舶用プロペラは上述した構成
であるからプロペラに流体のチョーキングが生じるのを
防止できるので、流体の抵抗や乱流が少なく、直径の小
さいプロペラでも非常に大きな推進力を発生させること
ができ、又船舶の逆転や制動に用いる逆進力をも多量に
発生させることができる。
であるからプロペラに流体のチョーキングが生じるのを
防止できるので、流体の抵抗や乱流が少なく、直径の小
さいプロペラでも非常に大きな推進力を発生させること
ができ、又船舶の逆転や制動に用いる逆進力をも多量に
発生させることができる。
【図1】本考案によるプロペラの側面図である。
【図2】本考案のプロペラを明瞭にするため一部分を点
線で示したプロペラの後端面図である。
線で示したプロペラの後端面図である。
【図3】製造前の板から切取ったブレードの平面図であ
る。
る。
【図4】図2の4−4線に沿うブレードの断面図であ
る。
る。
【図5】図2の5−5線に沿うブレードの断面図であ
る。
る。
【図6】図2の6−6線に沿うブレードの断面図であ
る。
る。
【図7】図2の7−7線に沿うブレードの断面図であ
る。
る。
【図8】図2の8−8線に沿うブレードの断面図であ
る。
る。
【図9】図2の9−9線に沿うブレードの断面図であ
る。
る。
10 プロペラ 11 ボス 12 ブレード 13 先端部分 14 中央部分 15 後端部分 16 接合線 17 末広がり状通路
Claims (1)
- 1)駆動軸に接続可能なボス(11)と、該ボス(1
1)に取付けた先端部分(13)、中央部分(14)及
び後端部分(15)を有する同じ輪郭の2つのブレード
(12)とから成り、各ブレード(12)の先端部分
(13)をボス(11)の軸線に対して前方に傾斜さ
せ、各ブレード(12)の後端部分(15)をボス(1
1)の軸線に対して後方に傾斜させ、中央部分(14)
をボス(11)に対してほぼ半径方向に延伸させ、各ブ
レード(12)の半径方向の長さを先端部分(13)か
ら中央部分(14)に向かって増大させ、中央部分(1
4)において半径方向の長さを最大にし、次いで中央部
分(14)から後端部分(15)に向って減少させ、一
方のブレード(12)の先端部分(13)が他方のブレ
ード(12)の後端部分(15)にそれぞれ互いに重ね
合わさるように各ブレード(12)をボス(11)の軸
線を中心に対称的に配置させ、互いに重なり合うブレー
ド(12)間に間隙が形成できるように各ブレード(1
2)を離してボス(11)の軸線を中心に互いに対向さ
せて螺旋状に取付け、互いに重なり合う各ブレード(1
2)間の間隙に末広がり状通路(17)がボス(11)
に沿って螺旋状に形成できるようにボス(11)に各ブ
レード(12)を螺旋状に取付ける接合線(16)のピ
ッチを少なくとも中央部分(14)から後端部分(1
5)にわたってボス(11)に沿って増大させたことを
特徴とする船舶用プロペラ。
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