JPH0751089A - 光学活性ヒドロキシカルボン酸類の製造法 - Google Patents
光学活性ヒドロキシカルボン酸類の製造法Info
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- JPH0751089A JPH0751089A JP19947293A JP19947293A JPH0751089A JP H0751089 A JPH0751089 A JP H0751089A JP 19947293 A JP19947293 A JP 19947293A JP 19947293 A JP19947293 A JP 19947293A JP H0751089 A JPH0751089 A JP H0751089A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】HMG−CoA還元酵素阻害剤の共通な新規合
成中間体として有用な光学活性β,δ−ジヒドロキシヘ
プチン酸及びその原料である光学活性γ−アセチレン−
β−ヒドロキシカルボン酸類を提供する。 【構成】γ−アセチレン−β−ケトカルボン酸〔I〕を
パン酵母により還元し、化合物〔II〕又は〔III〕で表
される光学活性γ−アセチレン−β−ヒドロキシカルボ
ン酸の製造法及び化合物〔II〕又は〔III〕よりそれぞ
れ化合物〔IV〕又は〔V〕を経由しそれぞれ化合物〔V
I〕又は〔VII〕を製造する方法。 【化1】
成中間体として有用な光学活性β,δ−ジヒドロキシヘ
プチン酸及びその原料である光学活性γ−アセチレン−
β−ヒドロキシカルボン酸類を提供する。 【構成】γ−アセチレン−β−ケトカルボン酸〔I〕を
パン酵母により還元し、化合物〔II〕又は〔III〕で表
される光学活性γ−アセチレン−β−ヒドロキシカルボ
ン酸の製造法及び化合物〔II〕又は〔III〕よりそれぞ
れ化合物〔IV〕又は〔V〕を経由しそれぞれ化合物〔V
I〕又は〔VII〕を製造する方法。 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学活性なγ−アセチ
レン−β−ヒドロキシカルボン酸類の新規な製造法、及
びそれを用いた光学活性なβ、δ−ジヒドロキシヘプチ
ン酸類の製造方法に関するものである。光学活性なγ−
アセチレン−β−ヒドロキシカルボン酸類は、医農薬及
び各種機能性材料等に有用な化合物であり、それから誘
導される光学活性なβ、δ−ジヒドロキシヘプチン酸類
は、コレステロ−ル低下剤として注目されているHMG
−CoA還元酵素阻害剤の共通な新規合成中間体として
有用な化合物である。
レン−β−ヒドロキシカルボン酸類の新規な製造法、及
びそれを用いた光学活性なβ、δ−ジヒドロキシヘプチ
ン酸類の製造方法に関するものである。光学活性なγ−
アセチレン−β−ヒドロキシカルボン酸類は、医農薬及
び各種機能性材料等に有用な化合物であり、それから誘
導される光学活性なβ、δ−ジヒドロキシヘプチン酸類
は、コレステロ−ル低下剤として注目されているHMG
−CoA還元酵素阻害剤の共通な新規合成中間体として
有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】光学活
性なβ−ヒドロキシカルボン酸類の合成法は数多く知ら
れているが、中でも対応するβ−ケトカルボン酸をパン
酵母により不斉還元する方法は、簡便で広く研究されて
いる。しかしながら、γ−アセチレン−β−ケトカルボ
ン酸をパン酵母で不斉還元した例はなく、光学活性なγ
−アセチレン−β−ヒドロキシカルボン酸類の具体的な
合成例としては、別法として下記の2例が知られてい
る。
性なβ−ヒドロキシカルボン酸類の合成法は数多く知ら
れているが、中でも対応するβ−ケトカルボン酸をパン
酵母により不斉還元する方法は、簡便で広く研究されて
いる。しかしながら、γ−アセチレン−β−ケトカルボ
ン酸をパン酵母で不斉還元した例はなく、光学活性なγ
−アセチレン−β−ヒドロキシカルボン酸類の具体的な
合成例としては、別法として下記の2例が知られてい
る。
【0003】1)不斉アルドール反応を利用する方法
(G.Solladieら,Synthesis,19
91,979)(スキーム1)、 2)凍結乾燥酵母を
用いる光学分割法(B.I.Glanzerら、Tet
rahedron,43,5791(1987))(ス
キーム2)。
(G.Solladieら,Synthesis,19
91,979)(スキーム1)、 2)凍結乾燥酵母を
用いる光学分割法(B.I.Glanzerら、Tet
rahedron,43,5791(1987))(ス
キーム2)。
【0004】
【化7】
【0005】1)の方法は、化学的合成であるため不斉
源の立体を代えることで、両方の立体異性体を作り分け
ることができるが、特殊な不斉源や試薬を用いる等、安
価な方法とは言えない。2)の方法は、操作・試剤等は
簡便であるが、光学分割法であるため、理論最大収率は
50%であること、反応率によリ生成物の光学純度が大
きく変動するため、反応率を厳密に制御する必要がある
こと、両方の生成物を分離生成する必要があること等の
欠点がある。
源の立体を代えることで、両方の立体異性体を作り分け
ることができるが、特殊な不斉源や試薬を用いる等、安
価な方法とは言えない。2)の方法は、操作・試剤等は
簡便であるが、光学分割法であるため、理論最大収率は
50%であること、反応率によリ生成物の光学純度が大
きく変動するため、反応率を厳密に制御する必要がある
こと、両方の生成物を分離生成する必要があること等の
欠点がある。
【0006】さらに、光学活性なβ、δ−ジヒドロキシ
ヘプチン酸類は、新規化合物であるため、従来有効な合
成法は明かにされていない。
ヘプチン酸類は、新規化合物であるため、従来有効な合
成法は明かにされていない。
【0007】
【課題を解決するための手段及び効果】本発明者らは、
γ−アセチレン−β−ヒドロキシカルボン酸類の新規な
製造法を開発すべく検討した結果、γ−アセチレン−β
−ケトカルボン酸をパン酵母で不斉還元するという、き
わめて簡便な方法を見いだすと共に、その立体選択性に
ついて新規な知見を見いだすに至った。さらには、得ら
れた光学活性なγ−アセチレン−β−ヒドロキシカルボ
ン酸類から、その光学純度を損なうことなく光学活性な
β、δ−ジヒドロキシヘプチン酸類を合成するルートを
開発することに成功した。
γ−アセチレン−β−ヒドロキシカルボン酸類の新規な
製造法を開発すべく検討した結果、γ−アセチレン−β
−ケトカルボン酸をパン酵母で不斉還元するという、き
わめて簡便な方法を見いだすと共に、その立体選択性に
ついて新規な知見を見いだすに至った。さらには、得ら
れた光学活性なγ−アセチレン−β−ヒドロキシカルボ
ン酸類から、その光学純度を損なうことなく光学活性な
β、δ−ジヒドロキシヘプチン酸類を合成するルートを
開発することに成功した。
【0008】すなわち、本発明により、式[I]
【0009】
【化8】
【0010】(式中、R1は水素原子又は三重結合の保護
基を表し、R2は水素原子又はC1−20のアルキル基を
表す。)で表されるγ−アセチレン−β−ケトカルボン
酸類を、パン酵母により還元することにより、R1の種類
に応じて、式[II]又は[III]
基を表し、R2は水素原子又はC1−20のアルキル基を
表す。)で表されるγ−アセチレン−β−ケトカルボン
酸類を、パン酵母により還元することにより、R1の種類
に応じて、式[II]又は[III]
【0011】
【化9】
【0012】(式中、R1,R2は前記に同じ。)で表され
る光学活性なγ−アセチレン−β−ヒドロキシカルボン
酸類が得られる。さらには、得られたγ−アセチレン−
β−ヒドロキシカルボン酸類[II]又は[III]
を、それぞれ酢酸エステルのアニオンと反応させ、式
[IV]又は[V]
る光学活性なγ−アセチレン−β−ヒドロキシカルボン
酸類が得られる。さらには、得られたγ−アセチレン−
β−ヒドロキシカルボン酸類[II]又は[III]
を、それぞれ酢酸エステルのアニオンと反応させ、式
[IV]又は[V]
【0013】
【化10】
【0014】(式中、R1は前記に同じ。R3は水素原子又
はC1−8のアルキル基を表す。)で表されるβ−ケト
−δ−ヒドロキシカルボン酸類とし、これを選択還元し
て、式[VI]又は[VII]
はC1−8のアルキル基を表す。)で表されるβ−ケト
−δ−ヒドロキシカルボン酸類とし、これを選択還元し
て、式[VI]又は[VII]
【0015】
【化11】
【0016】(式中、R1、R3は前記に同じ。)で表され
るβ、δ−ジヒドロキシカルボン酸類とし、必要に応じ
水酸基を保護することにより、式[VIII]又は[I
X]
るβ、δ−ジヒドロキシカルボン酸類とし、必要に応じ
水酸基を保護することにより、式[VIII]又は[I
X]
【0017】
【化12】
【0018】(式中、R1、R3は前記に同じ。Z1、Z2は水
酸基の保護基を表す。)で表される光学活性なβ、δ−
ジヒドロキシヘプチン酸類が得られる。
酸基の保護基を表す。)で表される光学活性なβ、δ−
ジヒドロキシヘプチン酸類が得られる。
【0019】原料であるγ−アセチレン−β−ケトカル
ボン酸[I]は、(スキーム3)に示したごとく、アセ
チレンカルボン酸エステルに酢酸エステルのアニオンを
反応させる方法、(スキーム4)に示したごとく、マロ
ン酸の一酸クロリドとアセチレンアニオンとを反応させ
る方法等で合成することができる。
ボン酸[I]は、(スキーム3)に示したごとく、アセ
チレンカルボン酸エステルに酢酸エステルのアニオンを
反応させる方法、(スキーム4)に示したごとく、マロ
ン酸の一酸クロリドとアセチレンアニオンとを反応させ
る方法等で合成することができる。
【0020】
【化13】
【0021】R1は水素原子又は三重結合の保護基を表
し、保護基としては、特に置換シリル基、具体的にはト
リメチルシリル、トリエチルシリル、トリ−n−プロピ
ルシリル、トリ−i−プロピルシリル,トリ−n−ブチ
ルシリル、トリ−i−ブチルシリル、トリ−n−ヘキシ
ルシリル、ジメチルエチルシリル、ジメチル−n−プロ
ピルシリル、ジメチル−n−ブチルシリル、ジメチル−
i−ブチルシリル、ジメチル−t−ブチルシリル、ジメ
チル−n−ペンチルシリル、ジメチル−n−オクチルシ
リル、ジメチルシクロヘキシルシリル、ジメチルテキシ
ルシリル、ジメチルベンジルシリル、ジメチルフェニル
シリル、ジメチル−p−トリルシリル、メチルジフェニ
ルシリル、ジフェニル−t−ブチルシリル、トリフェニ
ルシリル等を挙げることができる。
し、保護基としては、特に置換シリル基、具体的にはト
リメチルシリル、トリエチルシリル、トリ−n−プロピ
ルシリル、トリ−i−プロピルシリル,トリ−n−ブチ
ルシリル、トリ−i−ブチルシリル、トリ−n−ヘキシ
ルシリル、ジメチルエチルシリル、ジメチル−n−プロ
ピルシリル、ジメチル−n−ブチルシリル、ジメチル−
i−ブチルシリル、ジメチル−t−ブチルシリル、ジメ
チル−n−ペンチルシリル、ジメチル−n−オクチルシ
リル、ジメチルシクロヘキシルシリル、ジメチルテキシ
ルシリル、ジメチルベンジルシリル、ジメチルフェニル
シリル、ジメチル−p−トリルシリル、メチルジフェニ
ルシリル、ジフェニル−t−ブチルシリル、トリフェニ
ルシリル等を挙げることができる。
【0022】R2は水素原子又はC1−20のアルキル基
を表し、具体的にはメチル、エチル、n−プロピル、i
−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、ヘ
キシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシ
ル、オクタデシル等を挙げることができる。
を表し、具体的にはメチル、エチル、n−プロピル、i
−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、ヘ
キシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシ
ル、オクタデシル等を挙げることができる。
【0023】還元反応は、通常市販の各種パン酵母(サ
ッカロマイセス セレビシエ)を用いて、ブドウ糖、糖
蜜などの栄養源を共存させた醗酵条件下で行なうことが
できる。反応溶媒としては水でよく、必要に応じて基質
を溶かすために、メタノール、エタノール、酢酸エチル
などの有機溶媒、望ましくはエタノールを少量加えても
よい。反応温度は、0〜80℃、好ましくは、20〜4
0℃である。反応時間は条件によって異なるが、2〜5
0時間、通常10時間程度でよい。
ッカロマイセス セレビシエ)を用いて、ブドウ糖、糖
蜜などの栄養源を共存させた醗酵条件下で行なうことが
できる。反応溶媒としては水でよく、必要に応じて基質
を溶かすために、メタノール、エタノール、酢酸エチル
などの有機溶媒、望ましくはエタノールを少量加えても
よい。反応温度は、0〜80℃、好ましくは、20〜4
0℃である。反応時間は条件によって異なるが、2〜5
0時間、通常10時間程度でよい。
【0024】反応液からの生成物の取り出しは、パン酵
母をろ別した後、ヘキサン、ヘプタン等の飽和炭化水素
系、ベンゼン、トルエン等の芳香族系、エーテル、イソ
プロピルエーテル等のエーテル系、酢酸エチル等のエス
テル系、塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン系等
の、水と分離する有機溶媒で抽出することにより行なう
ことができる。この際、必要に応じて水層に食塩等の無
機塩を加えることにより、抽出効率を上げることができ
る。有機層の溶媒を留去し、必要に応じて蒸留、カラム
クロマト等で生成することにより、光学活性なγ−アセ
チレン−β−ヒドロキシカルボン酸類が得られる。
母をろ別した後、ヘキサン、ヘプタン等の飽和炭化水素
系、ベンゼン、トルエン等の芳香族系、エーテル、イソ
プロピルエーテル等のエーテル系、酢酸エチル等のエス
テル系、塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン系等
の、水と分離する有機溶媒で抽出することにより行なう
ことができる。この際、必要に応じて水層に食塩等の無
機塩を加えることにより、抽出効率を上げることができ
る。有機層の溶媒を留去し、必要に応じて蒸留、カラム
クロマト等で生成することにより、光学活性なγ−アセ
チレン−β−ヒドロキシカルボン酸類が得られる。
【0025】得られてくる光学活性なγ−アセチレン−
β−ヒドロキシカルボン酸類の立体は、R1、R2の種類及
び組み合せで異なってくる。例えば、R1が水素原子でR2
がメチルである化合物[Ia]の場合、生成物は式[I
Ia]で表される立体であり、一方、R1がトリメチルシ
リルでR2がメチルである化合物[Ib]の場合、生成物
は式[IIIb]で表される立体であった(スキーム
5)。
β−ヒドロキシカルボン酸類の立体は、R1、R2の種類及
び組み合せで異なってくる。例えば、R1が水素原子でR2
がメチルである化合物[Ia]の場合、生成物は式[I
Ia]で表される立体であり、一方、R1がトリメチルシ
リルでR2がメチルである化合物[Ib]の場合、生成物
は式[IIIb]で表される立体であった(スキーム
5)。
【0026】
【化14】
【0027】このことは、従来の知見からは予期できぬ
ことであり、本発明により初めて明かとなったことであ
る。すなわち、従来ケトンのパン酵母による還元反応に
おいて、生成物の立体は、(スキーム6)に示すごと
く、RS(立体的により小さな基)とRS(より大きな
基)の関係で一義的に決定されるとされていた(Pre
log則;V.Prelog,Pure Appl.C
hem.,9,119(1964))。事実、β−ケト
エステルの場合も、化合物[1]ではメチルがR Sであ
り、化合物[2]ではエチルがRLであると解釈される
(E.Santanielloら,Chem.Re
v.,92,1071(1992))。
ことであり、本発明により初めて明かとなったことであ
る。すなわち、従来ケトンのパン酵母による還元反応に
おいて、生成物の立体は、(スキーム6)に示すごと
く、RS(立体的により小さな基)とRS(より大きな
基)の関係で一義的に決定されるとされていた(Pre
log則;V.Prelog,Pure Appl.C
hem.,9,119(1964))。事実、β−ケト
エステルの場合も、化合物[1]ではメチルがR Sであ
り、化合物[2]ではエチルがRLであると解釈される
(E.Santanielloら,Chem.Re
v.,92,1071(1992))。
【0028】
【化15】
【0029】しかるに、本発明の場合、化合物[Ia]
の結果より、アセチレン基はRLであると推測される
が、より大きな置換基であるトリメチルシリル基のつい
た化合物[Ib]では、生成物の立体は逆転しており、
アセチレン基があたかもRSであるような結果を与えて
いる。このことは、予測不可能であると同時に、本発明
の有用性を示すものである。すなわち、本来、パン酵母
還元のような生物学的手法では、一方の立体異性体のみ
を与えるため、他方の異性体を同様の手法で得ることは
不可能であった。本発明の方法によれば、簡単に脱着可
能な保護基を導入することで、光学活性なγ−アセチレ
ン−β−ヒドロキシカルボン酸類の両方の異性体を、パ
ン酵母還元という簡便な方法でどちらも製造することが
可能であり、きわめて有用である。
の結果より、アセチレン基はRLであると推測される
が、より大きな置換基であるトリメチルシリル基のつい
た化合物[Ib]では、生成物の立体は逆転しており、
アセチレン基があたかもRSであるような結果を与えて
いる。このことは、予測不可能であると同時に、本発明
の有用性を示すものである。すなわち、本来、パン酵母
還元のような生物学的手法では、一方の立体異性体のみ
を与えるため、他方の異性体を同様の手法で得ることは
不可能であった。本発明の方法によれば、簡単に脱着可
能な保護基を導入することで、光学活性なγ−アセチレ
ン−β−ヒドロキシカルボン酸類の両方の異性体を、パ
ン酵母還元という簡便な方法でどちらも製造することが
可能であり、きわめて有用である。
【0030】得られた光学活性なγ−アセチレン−β−
ヒドロキシカルボン酸類[II]又は[III]はそれ
ぞれ、そのままあるいはR1が保護基である場合は必要に
応じてはずして、光学活性原料として種々の用途に用い
ることができる。例えば、スキーム7のルートで光学活
性なβ、δ−ジヒドロキシヘプチン酸類に導くことがで
きる。
ヒドロキシカルボン酸類[II]又は[III]はそれ
ぞれ、そのままあるいはR1が保護基である場合は必要に
応じてはずして、光学活性原料として種々の用途に用い
ることができる。例えば、スキーム7のルートで光学活
性なβ、δ−ジヒドロキシヘプチン酸類に導くことがで
きる。
【0031】
【化16】
【0032】すなわち、光学活性なγ−アセチレン−β
−ヒドロキシカルボン酸類[II]又は[III]を通
常の条件下、酢酸エステルのアニオンと反応させ、光学
活性なβ−ケト−δ−ヒドロキシカルボン酸類[IV]
又は[V]とする。
−ヒドロキシカルボン酸類[II]又は[III]を通
常の条件下、酢酸エステルのアニオンと反応させ、光学
活性なβ−ケト−δ−ヒドロキシカルボン酸類[IV]
又は[V]とする。
【0033】R3は水素原子又はC1−8のアルキル基を
表し、具体的にはメチル、エチル、n−プロピル、i−
プロピル、n−ブチル,i−ブチル、t−ブチル、ヘキ
シル、ヘプチル、オクチル等を挙げることができる。
表し、具体的にはメチル、エチル、n−プロピル、i−
プロピル、n−ブチル,i−ブチル、t−ブチル、ヘキ
シル、ヘプチル、オクチル等を挙げることができる。
【0034】続いて、低温下、ジエチルメトキシボラン
−水素化ホウ素ナトリウムで還元する等、β−ケト基を
選択還元することにより、光学活性なβ、δ−ジヒドロ
キシカルボン酸類[VI]又は[VII]とする。
−水素化ホウ素ナトリウムで還元する等、β−ケト基を
選択還元することにより、光学活性なβ、δ−ジヒドロ
キシカルボン酸類[VI]又は[VII]とする。
【0035】必要に応じて、水酸基に保護基Z1、Z2を導
入することにより、光学活性なβ、δ−ジヒドロキシヘ
プチン酸類[VIII]又は[IX]が合成できる。
Z1、Z2は、具体的にはメトキシメチル、2−メトキシエ
トキシメチル、テトラヒドロピラニル、4−メトキシテ
トラヒドロピラニル、1−エトキシエチル、1−メチル
−1−メトキシエチル、アリル、ベンジル、p−メトキ
シベンジル、トリフェニルメチル、トリメチルシリル、
t−ブチルジメチルシリル、t−ブチルジフェニルシリ
ル、ベンゾイル、p−ニトロベンゾイル及びアセチル等
を挙げることができる。また環状の保護基としては、メ
チリデン、イソプロピリデン、シクロペンチリデン、シ
クロヘキシリデン、ベンジリデン、ジメチルシリル、ジ
エチルシリル及びジフェニルシリル等を挙げることがで
きる。
入することにより、光学活性なβ、δ−ジヒドロキシヘ
プチン酸類[VIII]又は[IX]が合成できる。
Z1、Z2は、具体的にはメトキシメチル、2−メトキシエ
トキシメチル、テトラヒドロピラニル、4−メトキシテ
トラヒドロピラニル、1−エトキシエチル、1−メチル
−1−メトキシエチル、アリル、ベンジル、p−メトキ
シベンジル、トリフェニルメチル、トリメチルシリル、
t−ブチルジメチルシリル、t−ブチルジフェニルシリ
ル、ベンゾイル、p−ニトロベンゾイル及びアセチル等
を挙げることができる。また環状の保護基としては、メ
チリデン、イソプロピリデン、シクロペンチリデン、シ
クロヘキシリデン、ベンジリデン、ジメチルシリル、ジ
エチルシリル及びジフェニルシリル等を挙げることがで
きる。
【0036】なお三重結合の保護基としてのR1(水素原
子である場合を除く)は、必要に応じて、上記どの段階
ででもはずして、対応するR1が水素原子の化合物とする
ことができる。以上のようにして、R1が水素原子である
光学活性なβ,δ−ジヒドロキシヘプチン酸類[VII
I]又は[IX]が得られることとなり、どちらの立体
の異性体も作り分けることができる。
子である場合を除く)は、必要に応じて、上記どの段階
ででもはずして、対応するR1が水素原子の化合物とする
ことができる。以上のようにして、R1が水素原子である
光学活性なβ,δ−ジヒドロキシヘプチン酸類[VII
I]又は[IX]が得られることとなり、どちらの立体
の異性体も作り分けることができる。
【0037】光学活性なβ、δ−ジヒドロキシヘプチン
酸類は、スキーム8のようにして,コレステロール低下
剤として注目されているHMG−CoA還元酵素阻害剤
を合成する共通な新規合成中間体として利用できる。
酸類は、スキーム8のようにして,コレステロール低下
剤として注目されているHMG−CoA還元酵素阻害剤
を合成する共通な新規合成中間体として利用できる。
【0038】
【化17】
【0039】
参考例1 3-オキソ-4-プロピン酸メチルの合成
【0040】
【化18】
【0041】ジイソプロピルアミン(14.1 g, 140 mmo
l)のテトラヒドロフラン(THF)100 ml溶液に-78℃
でブチルリチウム(1.62 Mヘキサン溶液, 80 ml, 129 m
mol)を加え、0℃で15分間撹拌した。-78℃に冷却し、
酢酸メチル(9.9 g, 134 mmol)を加え、1.5時間撹拌し
たした後、プロピン酸エチル(4.06 g, 41.3 mmol)の
THF(12 ml)溶液を加え、16時間撹拌した。この反
応液に飽和塩化アンモニウム水溶液(300 ml)を加え、
室温まで昇温した。1M塩酸を加えpH4〜5にした後、エ
ーテル抽出(200 ml×3)し、有機層を水および飽和食
塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残渣
をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチ
ル=19/1)で精製して、3-オキソ-4-プロピン酸メ
チル(2.4 g, 47%)を得た。
l)のテトラヒドロフラン(THF)100 ml溶液に-78℃
でブチルリチウム(1.62 Mヘキサン溶液, 80 ml, 129 m
mol)を加え、0℃で15分間撹拌した。-78℃に冷却し、
酢酸メチル(9.9 g, 134 mmol)を加え、1.5時間撹拌し
たした後、プロピン酸エチル(4.06 g, 41.3 mmol)の
THF(12 ml)溶液を加え、16時間撹拌した。この反
応液に飽和塩化アンモニウム水溶液(300 ml)を加え、
室温まで昇温した。1M塩酸を加えpH4〜5にした後、エ
ーテル抽出(200 ml×3)し、有機層を水および飽和食
塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残渣
をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチ
ル=19/1)で精製して、3-オキソ-4-プロピン酸メ
チル(2.4 g, 47%)を得た。
【0042】無色油状物質 Rf 0.45 (ヘキサン/酢酸エチル=4/1) IR (neat) 3275, 2975, 2125, 1745, 1695, 1620, 144
5, 1330, 1240, 1100, 1020, 815 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 3.22(s, 0.4H), 3.35(s, 0.6H),
3.76(s, 3H), 3.63(s, 0.6H), 5.43(s, 0.2H), 11.8(br
oad s, 0.2H) MS m/z (相対強度) 126(M+, 4), 95(17), 94(11), 68(1
3), 66(14), 59(12), 53(10), 42(15)
5, 1330, 1240, 1100, 1020, 815 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 3.22(s, 0.4H), 3.35(s, 0.6H),
3.76(s, 3H), 3.63(s, 0.6H), 5.43(s, 0.2H), 11.8(br
oad s, 0.2H) MS m/z (相対強度) 126(M+, 4), 95(17), 94(11), 68(1
3), 66(14), 59(12), 53(10), 42(15)
【0043】実施例1 (S)-3-ヒドロキシ-4-プロピン酸メチルの合成
【0044】
【化19】
【0045】パン酵母(オリエンタル酵母(株)、ドラ
イイースト、9.0 g)のブドウ糖(30 g)水溶液(400 m
l)に3-オキソ-4-プロピン酸メチル(495 mg, 3.92 mmo
l)のエタノール(2 ml)溶液を加え、30〜31℃で12.5
時間撹拌した。反応液を0℃に冷やし、セライト5.2 g
を加え、2時間撹拌した。セライトをろ別し、セライト
層を酢酸エチルで洗浄した。ろ液と酢酸エチル層を合わ
せ、飽和食塩水を加え、酢酸エチル抽出(50 ml×5)
後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残渣
をエーテルに溶かし、0℃でジアゾメタン−エーテル溶
液をジアゾメタンの黄色が消えなくなるまで加えた。反
応液を濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製して、
(S)-3-ヒドロキシ-4-プロピン酸メチル(234 mg, 46%,
80% e.e.)を得た。
イイースト、9.0 g)のブドウ糖(30 g)水溶液(400 m
l)に3-オキソ-4-プロピン酸メチル(495 mg, 3.92 mmo
l)のエタノール(2 ml)溶液を加え、30〜31℃で12.5
時間撹拌した。反応液を0℃に冷やし、セライト5.2 g
を加え、2時間撹拌した。セライトをろ別し、セライト
層を酢酸エチルで洗浄した。ろ液と酢酸エチル層を合わ
せ、飽和食塩水を加え、酢酸エチル抽出(50 ml×5)
後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残渣
をエーテルに溶かし、0℃でジアゾメタン−エーテル溶
液をジアゾメタンの黄色が消えなくなるまで加えた。反
応液を濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製して、
(S)-3-ヒドロキシ-4-プロピン酸メチル(234 mg, 46%,
80% e.e.)を得た。
【0046】無色油状物質 Rf 0.33 (ヘキサン/酢酸エチル=2/1) [α]D 20-19.2 (c=0.71, CHCl3) IR(neat) 3437, 3291, 2957, 2118, 1736, 1441, 1364,
1281, 1171, 1047, 1000, 864, 664 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 2.48(d, J= 2.2Hz, 1H), 2.77(d, J
=5.9Hz, 2H), 3.03(d, J=6.3Hz, 1H), 3.74(s, 3H), 4.
76(dtd, J=2.2, 5.9, and 6.3Hz, 1H) MS m/z (相対強度) 129(M++1, trace), 127(M+-1, 4),
113(9), 97(16), 74(98), 68(24), 59(13), 55(100), 4
3(90)
1281, 1171, 1047, 1000, 864, 664 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 2.48(d, J= 2.2Hz, 1H), 2.77(d, J
=5.9Hz, 2H), 3.03(d, J=6.3Hz, 1H), 3.74(s, 3H), 4.
76(dtd, J=2.2, 5.9, and 6.3Hz, 1H) MS m/z (相対強度) 129(M++1, trace), 127(M+-1, 4),
113(9), 97(16), 74(98), 68(24), 59(13), 55(100), 4
3(90)
【0047】実施例2 (S)-5-ヒドロキシ-3-オキソ-6-ヘプチン酸 t-ブチルの
合成
合成
【0048】
【化20】
【0049】ジイソプロピルアミン(165 mg, 1.3 mmo
l)のTHF(2 ml)溶液に-78℃でブチルリチウム(1.62
M ヘキサン溶液, 0.8 ml, 1.3 mmol)を加え、0℃で1
5分間撹拌した。-78℃に冷却し、酢酸 t-ブチル(190 m
g, 1.6 mmol)を加え、30分間撹拌したした後、(S)-3-
ヒドロキシ-4-プロピン酸メチル(31 mg, 0.24 mmol)
のTHF(1.2 ml)溶液を加え、7時間撹拌した。この
反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液(10 ml)を加
え、室温まで昇温した。1M塩酸を加えpH4〜5にした
後、エーテル抽出(20 ml×3)し、有機層を水および飽
和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。
残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸
エチル=4/1)で精製して、(S)-5-ヒドロキシ-3-オ
キソ-6-ヘプチン酸 t-ブチル(35 mg, 69%)を得た。
l)のTHF(2 ml)溶液に-78℃でブチルリチウム(1.62
M ヘキサン溶液, 0.8 ml, 1.3 mmol)を加え、0℃で1
5分間撹拌した。-78℃に冷却し、酢酸 t-ブチル(190 m
g, 1.6 mmol)を加え、30分間撹拌したした後、(S)-3-
ヒドロキシ-4-プロピン酸メチル(31 mg, 0.24 mmol)
のTHF(1.2 ml)溶液を加え、7時間撹拌した。この
反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液(10 ml)を加
え、室温まで昇温した。1M塩酸を加えpH4〜5にした
後、エーテル抽出(20 ml×3)し、有機層を水および飽
和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。
残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸
エチル=4/1)で精製して、(S)-5-ヒドロキシ-3-オ
キソ-6-ヘプチン酸 t-ブチル(35 mg, 69%)を得た。
【0050】無色油状物質 Rf 0.36 (ヘキサン/酢酸エチル=2/1) [α]D 20-34.4 (c=0.71, CHCl3) IR(neat) 3289, 2982, 2110, 1715, 1640, 1370, 1325,
1256, 1150, 1047, 953, 841, 661 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 1.46(s, 9H), 2.47(d, J=2.1Hz, 1
H), 2.97(m, 3H), 3.39(s, 2H), 4.76(m, 1H) MS m/z (相対強度) 213(M++1, trace), 97(18), 87(1
1), 57(100)
1256, 1150, 1047, 953, 841, 661 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 1.46(s, 9H), 2.47(d, J=2.1Hz, 1
H), 2.97(m, 3H), 3.39(s, 2H), 4.76(m, 1H) MS m/z (相対強度) 213(M++1, trace), 97(18), 87(1
1), 57(100)
【0051】(3R,5S)-3,5-ジヒドロキシ-6-ヘプチン酸
t-ブチルの合成
t-ブチルの合成
【0052】
【化21】
【0053】(S)-5-ヒドロキシ-3-オキソ-6-ヘプチン酸
t-ブチル(25 mg, 0.11 mmol)のTHF(0.8 ml)と
メタノール(0.2 ml)混合溶液に-78℃でジエチルメト
キシボラン(20μl, 0.13 mmol)を加え、15分間撹拌し
た。さらに、水素化ホウ素ナトリウム(20 mg, 0.5 mmo
l)を加え、5.5時間撹拌した。反応液に酢酸(0.3 ml)
を加え室温にもどし、エーテルを加えた後、有機層を飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗い、硫酸
マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣にメタノール
を加え、常圧下加熱濃縮を5回繰り返した。この残渣を
シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル
=2/1)で精製して、(3R,5S)-3,5-ジヒドロキシ-6-
ヘプチン酸 t-ブチル(21 mg, 83%)を得た。
t-ブチル(25 mg, 0.11 mmol)のTHF(0.8 ml)と
メタノール(0.2 ml)混合溶液に-78℃でジエチルメト
キシボラン(20μl, 0.13 mmol)を加え、15分間撹拌し
た。さらに、水素化ホウ素ナトリウム(20 mg, 0.5 mmo
l)を加え、5.5時間撹拌した。反応液に酢酸(0.3 ml)
を加え室温にもどし、エーテルを加えた後、有機層を飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗い、硫酸
マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣にメタノール
を加え、常圧下加熱濃縮を5回繰り返した。この残渣を
シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル
=2/1)で精製して、(3R,5S)-3,5-ジヒドロキシ-6-
ヘプチン酸 t-ブチル(21 mg, 83%)を得た。
【0054】無色油状物質 Rf 0.16 (ヘキサン/酢酸エチル=4/1) [α]D 20 -18.1 (c=1.1, CHCl3) IR(neat) 3450, 3310, 3000, 2950, 2125, 1720, 1375,
1300, 1260, 1155, 1080, 845, 760, 660 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 1.46(s, 9H), 1.82(dddd, J=1.0,
3.0, 4.9, and 14.1Hz, 1H), 1.97(ddd, J=8.2, 9.9, a
nd 14.1Hz, 1H), 2.44(d, J=6.1Hz, 2H), 2.48(d,J=2.2
Hz, 1H), 3.14(d, J=3.3Hz, 1H), 3.63(dd, J=1.0 and
3.2Hz, 1H), 4.26(m, 1H), 4.68(m, 1H) MS m/z( 相対強度) 158(M+-C4H8, 1), 98(10), 89(17),
57(100), 43(27) CIMS m/z 215(M++1)
1300, 1260, 1155, 1080, 845, 760, 660 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 1.46(s, 9H), 1.82(dddd, J=1.0,
3.0, 4.9, and 14.1Hz, 1H), 1.97(ddd, J=8.2, 9.9, a
nd 14.1Hz, 1H), 2.44(d, J=6.1Hz, 2H), 2.48(d,J=2.2
Hz, 1H), 3.14(d, J=3.3Hz, 1H), 3.63(dd, J=1.0 and
3.2Hz, 1H), 4.26(m, 1H), 4.68(m, 1H) MS m/z( 相対強度) 158(M+-C4H8, 1), 98(10), 89(17),
57(100), 43(27) CIMS m/z 215(M++1)
【0055】(3R,5S)-3,5-イソプロピリデンジオキシ-6
-ヘプチン酸 t-ブチルの合成
-ヘプチン酸 t-ブチルの合成
【0056】
【化22】
【0057】(3R,5S)-3,5-ジヒドロキシ-6-ヘプチン酸
t-ブチル(11 mg, 0.05 mmol)の2,2-ジメトキシプロパ
ン(0.3 ml)溶液にp-トルエンスルホン酸(1 mg)を加
え、室温で2.5時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム
(0.5 ml)を加えた後、エーテルを加え、有機層を水お
よび飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧
濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキ
サン/酢酸エチル=4/1)で精製して、(3R,5S)-3,5-
イソプロピリデンジオキシ-6-ヘプチン酸 t-ブチル(13
mg, 96%)を得た。
t-ブチル(11 mg, 0.05 mmol)の2,2-ジメトキシプロパ
ン(0.3 ml)溶液にp-トルエンスルホン酸(1 mg)を加
え、室温で2.5時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム
(0.5 ml)を加えた後、エーテルを加え、有機層を水お
よび飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧
濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキ
サン/酢酸エチル=4/1)で精製して、(3R,5S)-3,5-
イソプロピリデンジオキシ-6-ヘプチン酸 t-ブチル(13
mg, 96%)を得た。
【0058】無色油状物質 Rf 0.55 (ヘキサン/酢酸エチル=4/1) [α]D 20-3.6(c=0.88, CHCl3) IR (neat) 3300, 2980, 2930, 2110, 1730, 1458, 138
1, 1315, 1260, 1201, 1155, 1123, 1099, 1051, 1011,
980, 951, 922, 872, 845, 760, 670 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 1.42(s, 3H), 1.44(s, 9H), 1.47
(s, 3H), 1.65(td, J=11.7and 13.0Hz, 1H), 1.82(td,
J=2.6 and 13.0Hz, 1H), 2.32(dd, J=6.1 and 15.4Hz,
1H), 2.45(dd, J=7.0 and 15.4Hz, 1H), 2.46(d, J=2.1
Hz, 1H), 4.26(m,1H), 4.68(ddd, J=2.1, 2.6, and 11.
7Hz, 1H) MS m/z (相対強度) 239(M+-CH3, 16), 183(15), 123(6
2), 81(17), 59(46), 57(100), 43(71) CIMS m/z 255(M++1)
1, 1315, 1260, 1201, 1155, 1123, 1099, 1051, 1011,
980, 951, 922, 872, 845, 760, 670 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 1.42(s, 3H), 1.44(s, 9H), 1.47
(s, 3H), 1.65(td, J=11.7and 13.0Hz, 1H), 1.82(td,
J=2.6 and 13.0Hz, 1H), 2.32(dd, J=6.1 and 15.4Hz,
1H), 2.45(dd, J=7.0 and 15.4Hz, 1H), 2.46(d, J=2.1
Hz, 1H), 4.26(m,1H), 4.68(ddd, J=2.1, 2.6, and 11.
7Hz, 1H) MS m/z (相対強度) 239(M+-CH3, 16), 183(15), 123(6
2), 81(17), 59(46), 57(100), 43(71) CIMS m/z 255(M++1)
【0059】参考例2 3-オキソ-5-トリメチルシリル-4-プロピン酸メチルの合
成
成
【0060】
【化23】
【0061】ジイソプロピルアミン(339 mg, 3.4 mmo
l)のTHF(7 ml)溶液に-78℃でブチルリチウム(1.
62 M ヘキサン溶液, 2 ml, 3.2 mmol)を加え、0℃で1
5分間撹拌した。-78℃に冷却し、酢酸メチル(276 mg,
3.7 mmol)を加え、2時間撹拌したした後、3-トリメチ
ルシリルプロピン酸エチル(425 mg, 2.5 mmol)のTH
F(1 ml)溶液を加え、3時間撹拌した。この反応液に
飽和塩化アンモニウム水溶液(10 ml)と1M塩酸(5
滴)を加え、室温まで昇温した。エーテル抽出(25 ml
×3)後、有機層を水および飽和食塩水で洗い、硫酸マ
グネシウムで乾燥、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマ
トグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=19/1)で精
製して、3-オキソ-5-トリメチルシリル-4-プロピン酸メ
チル(418 mg, 85%)を得た。
l)のTHF(7 ml)溶液に-78℃でブチルリチウム(1.
62 M ヘキサン溶液, 2 ml, 3.2 mmol)を加え、0℃で1
5分間撹拌した。-78℃に冷却し、酢酸メチル(276 mg,
3.7 mmol)を加え、2時間撹拌したした後、3-トリメチ
ルシリルプロピン酸エチル(425 mg, 2.5 mmol)のTH
F(1 ml)溶液を加え、3時間撹拌した。この反応液に
飽和塩化アンモニウム水溶液(10 ml)と1M塩酸(5
滴)を加え、室温まで昇温した。エーテル抽出(25 ml
×3)後、有機層を水および飽和食塩水で洗い、硫酸マ
グネシウムで乾燥、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマ
トグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=19/1)で精
製して、3-オキソ-5-トリメチルシリル-4-プロピン酸メ
チル(418 mg, 85%)を得た。
【0062】無色油状物質 Rf 0.66 (ヘキサン/酢酸エチル=4/1) IR(neat) 2975, 2150, 1750, 1685, 1660, 1615, 1440,
1385, 1325, 1250, 1150, 1100, 1030, 950, 910, 85
0, 810, 760, 650 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 0.20(s, 4.5H), 0.21(s, 4.5H), 3.
56(s, 1H), 3.73(s, 3H), 5.36(s, 0.5H), 11.8(broad
s, 0.5H) MS m/z (相対強度) 198(M+, 3), 183(34), 151(37), 14
1(23), 127(36), 125(100), 123(53), 97(46), 89(27),
73(31), 43(26)
1385, 1325, 1250, 1150, 1100, 1030, 950, 910, 85
0, 810, 760, 650 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 0.20(s, 4.5H), 0.21(s, 4.5H), 3.
56(s, 1H), 3.73(s, 3H), 5.36(s, 0.5H), 11.8(broad
s, 0.5H) MS m/z (相対強度) 198(M+, 3), 183(34), 151(37), 14
1(23), 127(36), 125(100), 123(53), 97(46), 89(27),
73(31), 43(26)
【0063】実施例3 (R)-3-ヒドロキシ-5-トリメチルシリル-4-プロピン酸メ
チルの合成
チルの合成
【0064】
【化24】
【0065】パン酵母(12 g)のブドウ糖(50 g)水溶
液(500 ml)に3-オキソ-5-トリメチルシリル-4-プロピ
ン酸メチル(1.45 g, 7.3 mmol)のエタノール(1.5 m
l)溶液を加え、30〜31℃で17時間撹拌した。反応液を
0℃に冷やし、セライト6.5gを加え、2時間撹拌した。
セライトをろ別し、セライト層を酢酸エチルで洗浄し
た。ろ液と酢酸エチル層を合わせ、飽和食塩水を加え、
酢酸エチル抽出(200ml×5)後、有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製
して、(R)-3-ヒドロキシ-5-トリメチルシリル-4-プロピ
ン酸メチル(705 mg, 48%, 82% e.e.)を得た。
液(500 ml)に3-オキソ-5-トリメチルシリル-4-プロピ
ン酸メチル(1.45 g, 7.3 mmol)のエタノール(1.5 m
l)溶液を加え、30〜31℃で17時間撹拌した。反応液を
0℃に冷やし、セライト6.5gを加え、2時間撹拌した。
セライトをろ別し、セライト層を酢酸エチルで洗浄し
た。ろ液と酢酸エチル層を合わせ、飽和食塩水を加え、
酢酸エチル抽出(200ml×5)後、有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製
して、(R)-3-ヒドロキシ-5-トリメチルシリル-4-プロピ
ン酸メチル(705 mg, 48%, 82% e.e.)を得た。
【0066】無色油状物質 Rf 0.30 (ヘキサン/酢酸エチル=4/1) [α]D 20+19.1 (c=0.93, CHCl3) IR (neat) 3470, 2950, 2175, 1740, 1440, 1360, 125
0, 1170, 1060, 1000, 840, 760, 700 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 0.16(s, 9H), 2.73(dd, J= 5.5 and
16.4Hz, 1H), 2.77(dd,J= 6.6 and 16.4Hz, 1H), 2.93
(d, J= 5.0Hz, 1H), 3.73(s, 3H), 4.76(ddd, J= 5.0,
5.6 and 6.6Hz, 1H)
0, 1170, 1060, 1000, 840, 760, 700 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 0.16(s, 9H), 2.73(dd, J= 5.5 and
16.4Hz, 1H), 2.77(dd,J= 6.6 and 16.4Hz, 1H), 2.93
(d, J= 5.0Hz, 1H), 3.73(s, 3H), 4.76(ddd, J= 5.0,
5.6 and 6.6Hz, 1H)
【0067】実施例4 (R)-5-ヒドロキシ-3-オキソ-7-トリメチルシリル-6-ヘ
プチン酸 t-ブチルの合成
プチン酸 t-ブチルの合成
【0068】
【化25】
【0069】ジイソプロピルアミン(172 mg, 1.7 mmo
l)のTHF(3.5 ml)溶液に-78℃でブチルリチウム(1.
62 M ヘキサン溶液, 0.8 ml, 1.3 mmol)を加え、0℃
で15分間撹拌した。-78℃に冷却し、酢酸 t-ブチル(18
5 mg, 1.6 mmol)を加え、30分間撹拌したした後、(R)-
3-ヒドロキシ-5-トリメチルシリル-4-プロピン酸メチル
(64 mg, 0.32 mmol)のTHF(1.5 ml)溶液を加え1
時間撹拌し、さらに-20〜-15℃で40分間撹拌した。この
反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液(10 ml)を加
え、室温まで昇温した。1M塩酸を加えpH4〜5にした
後、エーテル抽出(20 ml×3)し、有機層を水および飽
和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。
残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸
エチル=4/1)で精製して、(R)-5-ヒドロキシ-3-オ
キソ-7-トリメチルシリル-6-ヘプチン酸 t-ブチル(66
mg, 73%)を得た。
l)のTHF(3.5 ml)溶液に-78℃でブチルリチウム(1.
62 M ヘキサン溶液, 0.8 ml, 1.3 mmol)を加え、0℃
で15分間撹拌した。-78℃に冷却し、酢酸 t-ブチル(18
5 mg, 1.6 mmol)を加え、30分間撹拌したした後、(R)-
3-ヒドロキシ-5-トリメチルシリル-4-プロピン酸メチル
(64 mg, 0.32 mmol)のTHF(1.5 ml)溶液を加え1
時間撹拌し、さらに-20〜-15℃で40分間撹拌した。この
反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液(10 ml)を加
え、室温まで昇温した。1M塩酸を加えpH4〜5にした
後、エーテル抽出(20 ml×3)し、有機層を水および飽
和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。
残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸
エチル=4/1)で精製して、(R)-5-ヒドロキシ-3-オ
キソ-7-トリメチルシリル-6-ヘプチン酸 t-ブチル(66
mg, 73%)を得た。
【0070】無色油状物質 Rf 0.30 (ヘキサン/酢酸エチル=4/1) [α]D 20+19.3 (c=1.45, CHCl3) IR (neat) 3450, 2975, 2200, 1730, 1650, 1420, 137
5, 1330, 1255, 1150, 1050, 850, 765 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 0.16(s, 9H), 1.47(s, 9H), 2.82-
3.11(m, 3H), 3.40(s, 2H), 4.81(m, 1H) MS m/z (相対強度) 285(M++1, 7), 284(M+, trace), 22
9(27), 211(27), 169(11), 109(13), 75(25), 73(20),
59(100), 43(24), 41(27)
5, 1330, 1255, 1150, 1050, 850, 765 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 0.16(s, 9H), 1.47(s, 9H), 2.82-
3.11(m, 3H), 3.40(s, 2H), 4.81(m, 1H) MS m/z (相対強度) 285(M++1, 7), 284(M+, trace), 22
9(27), 211(27), 169(11), 109(13), 75(25), 73(20),
59(100), 43(24), 41(27)
【0071】(3S,5R)-3,5-ジヒドロキシ-7-トリメチル
シリル-6-ヘプチン酸 t-ブチルの合成
シリル-6-ヘプチン酸 t-ブチルの合成
【0072】
【化26】
【0073】(R)-5-ヒドロキシ-3-オキソ-7-トリメチル
シリル-6-ヘプチン酸 t-ブチル(28mg, 0.10 mmol)の
THF(0.8 ml)とメタノール(0.2 ml)混合溶液に-7
8℃でジエチルメトキシボラン(15 μl, 0.11 mmol)を
加え、15分間撹拌した。さらに、水素化ホウ素ナトリウ
ム(15 mg, 0.4 mmol)を加え、5時間撹拌した。反応
液に酢酸(0.2 ml)を加え室温にもどし、エーテルを加
えた後、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和
食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮し
た。残渣にメタノールを加え、常圧下加熱濃縮を5回繰
り返した。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
(ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製して、(3S,5
R)-3,5-ジヒドロキシ-7-トリメチルシリル-6-ヘプチン
酸 t-ブチル(23 mg, 82%)を得た。
シリル-6-ヘプチン酸 t-ブチル(28mg, 0.10 mmol)の
THF(0.8 ml)とメタノール(0.2 ml)混合溶液に-7
8℃でジエチルメトキシボラン(15 μl, 0.11 mmol)を
加え、15分間撹拌した。さらに、水素化ホウ素ナトリウ
ム(15 mg, 0.4 mmol)を加え、5時間撹拌した。反応
液に酢酸(0.2 ml)を加え室温にもどし、エーテルを加
えた後、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和
食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮し
た。残渣にメタノールを加え、常圧下加熱濃縮を5回繰
り返した。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
(ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製して、(3S,5
R)-3,5-ジヒドロキシ-7-トリメチルシリル-6-ヘプチン
酸 t-ブチル(23 mg, 82%)を得た。
【0074】無色油状物質 Rf 0.40 (ヘキサン/酢酸エチル=2/1) [α]D 20+9.62 (c=1.6, CHCl3) IR (neat) 3408, 2965, 2174, 1728, 1370, 1306, 125
2, 1153, 1082, 1016, 957, 845, 762, 700, 648 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 0.17(s, 9H), 1.46(s, 9H), 1.82(d
ddd, J= 0.9, 3.1, 4.5,and 14.2Hz, 1H), 1.96(ddd, J
=8.3, 9.6, and 14.2Hz, 1H), 2.44(d, J=6.2Hz, 1H),
3.01,(d, J=3.3Hz, 1H), 3.60(dd, J=0.7 and 3.1Hz, 1
H), 4.24(m, 1H), 4.66(ddd, J=3.3, 4.7, and 8.1Hz,
1H) MS m/z (相対強度) 230(M+ -C4H8, trace), 211(M+-C4H
9-H2O, 2), 195(M+-SiMe 3-H2O, 8), 155(11), 27(10),
111(12), 109(15), 86(13), 75(52), 73(55), 57(100),
43(14), 41(26) CIMS m/z 287(M++1)
2, 1153, 1082, 1016, 957, 845, 762, 700, 648 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 0.17(s, 9H), 1.46(s, 9H), 1.82(d
ddd, J= 0.9, 3.1, 4.5,and 14.2Hz, 1H), 1.96(ddd, J
=8.3, 9.6, and 14.2Hz, 1H), 2.44(d, J=6.2Hz, 1H),
3.01,(d, J=3.3Hz, 1H), 3.60(dd, J=0.7 and 3.1Hz, 1
H), 4.24(m, 1H), 4.66(ddd, J=3.3, 4.7, and 8.1Hz,
1H) MS m/z (相対強度) 230(M+ -C4H8, trace), 211(M+-C4H
9-H2O, 2), 195(M+-SiMe 3-H2O, 8), 155(11), 27(10),
111(12), 109(15), 86(13), 75(52), 73(55), 57(100),
43(14), 41(26) CIMS m/z 287(M++1)
【0075】(3S,5R)-3,5-ジヒドロキシ-6-ヘプチン酸
t-ブチルの合成
t-ブチルの合成
【0076】
【化27】
【0077】(3S,5R)-3,5-ジヒドロキシ-7-トリメチル
シリル-6-ヘプチン酸 t-ブチル(21mg, 0.073 mmol)の
THF(1.5 ml)溶液に0℃でフッ化テトラブチルアン
モニウム(1M-THF溶液, 15 μl)を加え、2.5時間
撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(0.5 ml)、
さらにエーテルを加え、有機層を水、飽和食塩水で洗
い、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=
2/1)で精製して、(3S,5R)-3,5-ジヒドロキシ-6-ヘ
プチン酸 t-ブチル(12.3 mg, 78%)を得た。
シリル-6-ヘプチン酸 t-ブチル(21mg, 0.073 mmol)の
THF(1.5 ml)溶液に0℃でフッ化テトラブチルアン
モニウム(1M-THF溶液, 15 μl)を加え、2.5時間
撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(0.5 ml)、
さらにエーテルを加え、有機層を水、飽和食塩水で洗
い、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=
2/1)で精製して、(3S,5R)-3,5-ジヒドロキシ-6-ヘ
プチン酸 t-ブチル(12.3 mg, 78%)を得た。
【0078】無色油状物質 Rf 0.16 (ヘキサン/酢酸エチル=2/1) [α]D 20+18.9 (c=0.7, CHCl3) IR (neat) 3400, 3305, 3000, 2950, 2125, 1720, 137
5, 1300, 1260, 1155, 1080, 845, 760, 665 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 1.46(s, 9H), 1.82(dddd, J=0.8,
3.0, 4.8, and 14.1Hz, 1H), 1.97(ddd, J=8.2, 9.9, a
nd 14.1Hz, 1H), 2.44(d, J=6.1Hz, 1H), 2.48(d,J=2.2
Hz, 1H), 3.11(d, J=3.1Hz, 1H), 3.62(broad d, J=2.3
Hz, 1H), 4.26(m,1H), 4.68(m, 1H) MS m/z (相対強度) 158(M+-C4H8, 1), 89(14), 57(10
0), 43(36), 41(62)
5, 1300, 1260, 1155, 1080, 845, 760, 665 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 1.46(s, 9H), 1.82(dddd, J=0.8,
3.0, 4.8, and 14.1Hz, 1H), 1.97(ddd, J=8.2, 9.9, a
nd 14.1Hz, 1H), 2.44(d, J=6.1Hz, 1H), 2.48(d,J=2.2
Hz, 1H), 3.11(d, J=3.1Hz, 1H), 3.62(broad d, J=2.3
Hz, 1H), 4.26(m,1H), 4.68(m, 1H) MS m/z (相対強度) 158(M+-C4H8, 1), 89(14), 57(10
0), 43(36), 41(62)
【0079】(3S,5R)-3,5-イソプロピリデンジオキシ-6
-ヘプチン酸 t-ブチルの合成
-ヘプチン酸 t-ブチルの合成
【0080】
【化28】
【0081】(3S,5R)-3,5-ジヒドロキシ-6-ヘプチン酸
t-ブチル(11 mg, 0.05 mmol)の2,2-ジメトキシプロパ
ン(0.3 ml)溶液にp-トルエンスルホン酸(1 mg)を加
え、室温で2.5時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム
(0.5 ml)を加えた後、エーテルを加え、有機層を水お
よび飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧
濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキ
サン/酢酸エチル=4/1)で精製して、(3R,5S)-3,5-
イソプロピリデンジオキシ-6-ヘプチン酸 t-ブチル(13
mg, 98%)を得た。
t-ブチル(11 mg, 0.05 mmol)の2,2-ジメトキシプロパ
ン(0.3 ml)溶液にp-トルエンスルホン酸(1 mg)を加
え、室温で2.5時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム
(0.5 ml)を加えた後、エーテルを加え、有機層を水お
よび飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧
濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキ
サン/酢酸エチル=4/1)で精製して、(3R,5S)-3,5-
イソプロピリデンジオキシ-6-ヘプチン酸 t-ブチル(13
mg, 98%)を得た。
【0082】無色油状物質 Rf 0.55 (ヘキサン/酢酸エチル=4/1) [α]D 20+3.25 (c=0.8, CHCl3) IR (neat) 3300, 3000, 2100, 1735, 1380, 1320, 120,
1205, 1160, 1010, 850, 760, 670 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 1.42(s, 3H), 1.44(s, 9H), 1.47
(s, 3H), 1.65(td, J=11.6and 12.9Hz, 1H), 1.82(td,
J=2.6 and 12.9Hz, 1H), 2.31(dd, J=6.1 and 15.4Hz,
1H), 2.45(dd, J=7.0 and 15.4Hz, 1H), 2.46(d, J=2.1
Hz, 1H), 4.26(m,1H), 4.68(ddd, J=2.1, 2.6, and 11.
6Hz, 1H) MS m/z (相対強度) 239(M+-CH3, 12), 183(12), 123(5
9), 81(17), 59(43), 57(100), 43(63) CIMS m/z 255(M++1)
1205, 1160, 1010, 850, 760, 670 cm-1 1 H-NMR(CDCl3, δ) 1.42(s, 3H), 1.44(s, 9H), 1.47
(s, 3H), 1.65(td, J=11.6and 12.9Hz, 1H), 1.82(td,
J=2.6 and 12.9Hz, 1H), 2.31(dd, J=6.1 and 15.4Hz,
1H), 2.45(dd, J=7.0 and 15.4Hz, 1H), 2.46(d, J=2.1
Hz, 1H), 4.26(m,1H), 4.68(ddd, J=2.1, 2.6, and 11.
6Hz, 1H) MS m/z (相対強度) 239(M+-CH3, 12), 183(12), 123(5
9), 81(17), 59(43), 57(100), 43(63) CIMS m/z 255(M++1)
【0083】参考例3
【0084】
【化29】
【0085】3,5−O−イソプロピリデン−3,5−
ジヒドロキシ−6−ヘプチン酸t−ブチル(50mg, 0.20m
mol)、ジメチルクロロシラン(23mg, 0.24mmol)の混合物
に、封管中、室温にてt-Bu3PPt(η-CH2CHSiMe2)2O(0.6m
g, 0.5mol%)を加え、1時間撹拌した。過剰のジメチル
クロロシランを減圧下に除去すると、7−(ジメチルク
ロロシリル)−3,5−O−イソプロピリデン−3,5
−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸t−ブチルが得られ
た。
ジヒドロキシ−6−ヘプチン酸t−ブチル(50mg, 0.20m
mol)、ジメチルクロロシラン(23mg, 0.24mmol)の混合物
に、封管中、室温にてt-Bu3PPt(η-CH2CHSiMe2)2O(0.6m
g, 0.5mol%)を加え、1時間撹拌した。過剰のジメチル
クロロシランを減圧下に除去すると、7−(ジメチルク
ロロシリル)−3,5−O−イソプロピリデン−3,5
−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸t−ブチルが得られ
た。
【0086】
【化30】
【0087】1H-NMR(200MHz, CDCl3, δ) 0.48(s,6H),
1.42(s, 3H), 1.45(s, 9H), 1.48(s,3H), 1.55-1.74(m,
2H), 2.31(dd, J=15.3, 6.3Hz, 1H), 2.46(dd, J=15.
3, 6.8Hz, 1H), 4.24-4.49(m, 2H), 5.95(d, J=18.8Hz,
1H), 6.22(dd, J=18.8Hz, 4.4, 1H)
1.42(s, 3H), 1.45(s, 9H), 1.48(s,3H), 1.55-1.74(m,
2H), 2.31(dd, J=15.3, 6.3Hz, 1H), 2.46(dd, J=15.
3, 6.8Hz, 1H), 4.24-4.49(m, 2H), 5.95(d, J=18.8Hz,
1H), 6.22(dd, J=18.8Hz, 4.4, 1H)
【0088】これを封管中、THF(0.8ml) に溶かし、
2−シクロプロピル−3−ヨード−4−(4−フルオロ
フェニル) キノリン(77mg, 0.20mmol)、アリル塩化パラ
ジウム二量体(2mg, 2.5mol%)、フッ化テトラブチルアン
モニウム(1.0M THF 溶液, 0.39ml, 0.39mmol) を順次加
えた。60℃にて30分間撹拌したのち、反応混合物を室温
に冷却してエーテル(8ml)及び酢酸エチル(2ml)を加えて
15分間撹拌した。これをセライト濾過して不溶物を除去
し、濃縮した。生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=20:1により精製し
て、(6E)−7−〔2−シクロプロピル−4−(4−
フルオロフェニル)−キノリン−3−イル〕−3,5−
イソプロピリデンジオキシ−6−ヘプテン酸t-ブチル(8
4mg, 83%)を得た。
2−シクロプロピル−3−ヨード−4−(4−フルオロ
フェニル) キノリン(77mg, 0.20mmol)、アリル塩化パラ
ジウム二量体(2mg, 2.5mol%)、フッ化テトラブチルアン
モニウム(1.0M THF 溶液, 0.39ml, 0.39mmol) を順次加
えた。60℃にて30分間撹拌したのち、反応混合物を室温
に冷却してエーテル(8ml)及び酢酸エチル(2ml)を加えて
15分間撹拌した。これをセライト濾過して不溶物を除去
し、濃縮した。生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=20:1により精製し
て、(6E)−7−〔2−シクロプロピル−4−(4−
フルオロフェニル)−キノリン−3−イル〕−3,5−
イソプロピリデンジオキシ−6−ヘプテン酸t-ブチル(8
4mg, 83%)を得た。
【0089】
【化31】
【0090】IR(CHCl3, cm-1) 3000, 1720, 1605, 151
0, 1490, 1380, 1230, 1165, 1090, 1025, 8401 H-NMR(CDCl3, δ) 1.04(dd, J=8.1, 3.3Hz, 2H), 1.25
-1.31(m, 2H), 1.37(s,3H), 1.35-1.40(m, 2H), 1.46
(s, 12H), 2.35(dd, J=15.6, 6.4Hz, 1H), 2.43(m, 1
H), 2.54(dd, J=15.6, 6.7Hz, 1H), 4.25-4.32(m, 1H),
4.33-4.38(m, 1H),5.57(dd, J=16.3, 6.1Hz, 1H), 6.5
5(dd, J=16.3, 1.2Hz, 1H), 7.15-7.37(m, 6H), 7.58(d
d, J=6.6, 1.6Hz, 1H), 7.95(d, J=8.4Hz, 1H) MS m/z 517(M+, 6), 461(3), 448(8), 402(12), 386(2
2), 290(52), 288(56), 275(50), 57(100)
0, 1490, 1380, 1230, 1165, 1090, 1025, 8401 H-NMR(CDCl3, δ) 1.04(dd, J=8.1, 3.3Hz, 2H), 1.25
-1.31(m, 2H), 1.37(s,3H), 1.35-1.40(m, 2H), 1.46
(s, 12H), 2.35(dd, J=15.6, 6.4Hz, 1H), 2.43(m, 1
H), 2.54(dd, J=15.6, 6.7Hz, 1H), 4.25-4.32(m, 1H),
4.33-4.38(m, 1H),5.57(dd, J=16.3, 6.1Hz, 1H), 6.5
5(dd, J=16.3, 1.2Hz, 1H), 7.15-7.37(m, 6H), 7.58(d
d, J=6.6, 1.6Hz, 1H), 7.95(d, J=8.4Hz, 1H) MS m/z 517(M+, 6), 461(3), 448(8), 402(12), 386(2
2), 290(52), 288(56), 275(50), 57(100)
【0091】
【化32】
【0092】7−(2−シクロプロピル−4−(p−フ
ルオロフェニル)キノリン−3−イル)−3,5−O−
イソプロピリデン−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテ
ン酸t−ブチル(259mg)を塩化メチレン(3ml)に溶かし、
約15当量のトリフルオロ酢酸を加え終夜攪拌した。反
応液を酢酸エチル抽出し、重曹水洗浄、飽和食塩水洗浄
後、溶媒を留去し残渣をシリカゲルカラムクロマト(エ
ーテル:ヘキサン=5:1)で精製すると、7−(2−シク
ロプロピル−4−(p−フルオロフェニル)キノリン−
3−イル)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸の
ラクトン体151mg(収率75%)が得られた。
ルオロフェニル)キノリン−3−イル)−3,5−O−
イソプロピリデン−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテ
ン酸t−ブチル(259mg)を塩化メチレン(3ml)に溶かし、
約15当量のトリフルオロ酢酸を加え終夜攪拌した。反
応液を酢酸エチル抽出し、重曹水洗浄、飽和食塩水洗浄
後、溶媒を留去し残渣をシリカゲルカラムクロマト(エ
ーテル:ヘキサン=5:1)で精製すると、7−(2−シク
ロプロピル−4−(p−フルオロフェニル)キノリン−
3−イル)−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸の
ラクトン体151mg(収率75%)が得られた。
【0093】
【化33】
【0094】m.p. 201℃ IR(CHCl3, cm-1) 3440, 3005, 1730, 1600, 1560, 151
0, 1490, 1410, 1230, 1155, 1060, 970, 830, 7301 H-NMR(CDCl3, δ) 1.03-1.08(m, 2H), 1.30-1.40(m, 2
H), 1.56-1.60(m, 1H),1.78(m, 1H), 2.38(m, 1H), 2.6
0(ddd, J=7.4, 4.0, 1.5Hz, 1H), 2.70(dd, J=13.0, 4.
8Hz, 1H), 4.25(m, 1H), 5.18 and 4.66(m, 1H, ratio
64:36), 5.62(dd, J=16.1, 6.2Hz, 1H), 6.72(dd, J=1
6.1, 1.4Hz, 1H), 7.17-7.25(m, 4H), 7.30-7.37(m, 2
H), 7.61(dd, J=6.1, 1.4Hz, 1H), 7.17-7.25(m, 4H),
7.30-7.37(m, 2H), 7.61(dd, J=6.1, 2.1Hz, 1H), 7.96
(d, J=8.3Hz, 1H) MS (m/z) 403(M+, 9), 316(11), 288(100), 274(12)
0, 1490, 1410, 1230, 1155, 1060, 970, 830, 7301 H-NMR(CDCl3, δ) 1.03-1.08(m, 2H), 1.30-1.40(m, 2
H), 1.56-1.60(m, 1H),1.78(m, 1H), 2.38(m, 1H), 2.6
0(ddd, J=7.4, 4.0, 1.5Hz, 1H), 2.70(dd, J=13.0, 4.
8Hz, 1H), 4.25(m, 1H), 5.18 and 4.66(m, 1H, ratio
64:36), 5.62(dd, J=16.1, 6.2Hz, 1H), 6.72(dd, J=1
6.1, 1.4Hz, 1H), 7.17-7.25(m, 4H), 7.30-7.37(m, 2
H), 7.61(dd, J=6.1, 1.4Hz, 1H), 7.17-7.25(m, 4H),
7.30-7.37(m, 2H), 7.61(dd, J=6.1, 2.1Hz, 1H), 7.96
(d, J=8.3Hz, 1H) MS (m/z) 403(M+, 9), 316(11), 288(100), 274(12)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 檜山 爲次郎 神奈川県相模原市西大沼4−4−1 財団 法人相模中央化学研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 式[I] 【化1】 (式中、R1は水素原子又は三重結合の保護基を表し、R2
は水素原子又はC1−20のアルキル基を表す。)で表
されるγ−アセチレン−β−ケトカルボン酸類を、パン
酵母により還元することを特徴とする式[II]又は
[III] 【化2】 (式中、R1,R2は前記に同じ。)で表される光学活性な
γ−アセチレン−β−ヒドロキシカルボン酸類の製造
法。 - 【請求項2】 式[II]又は[III] 【化3】 (式中、R1は水素原子又は三重結合の保護基を表し、R2
は水素原子又はC1−20のアルキル基を表す。)で表
されるγ−アセチレン−β−ヒドロキシカルボン酸類
を、酢酸エステルのアニオンと反応させ、式[IV]又
は[V] 【化4】 (式中、R1は前記に同じ。R3は水素原子又はC1−8の
アルキル基を表す。)で表されるβ−ケト−δ−ヒドロ
キシカルボン酸類とし、これを選択還元して、式[V
I]又は[VII] 【化5】 (式中、R1、R3は前記に同じ。)で表されるβ、δ−ジ
ヒドロキシカルボン酸類とし、必要に応じ水酸基を保護
することにより、式[VIII]又は[IX] 【化6】 (式中、R1、R3は前記に同じ。Z1、Z2は水酸基の保護基
を表す。)で表される光学活性なβ、δ−ジヒドロキシ
ヘプチン酸類を製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19947293A JPH0751089A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 光学活性ヒドロキシカルボン酸類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19947293A JPH0751089A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 光学活性ヒドロキシカルボン酸類の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0751089A true JPH0751089A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16408372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19947293A Pending JPH0751089A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 光学活性ヒドロキシカルボン酸類の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751089A (ja) |
-
1993
- 1993-08-11 JP JP19947293A patent/JPH0751089A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040127 |