JPH0751046A - 移動式米浸漬水槽及び蒸米兼用装置 - Google Patents
移動式米浸漬水槽及び蒸米兼用装置Info
- Publication number
- JPH0751046A JPH0751046A JP23256293A JP23256293A JPH0751046A JP H0751046 A JPH0751046 A JP H0751046A JP 23256293 A JP23256293 A JP 23256293A JP 23256293 A JP23256293 A JP 23256293A JP H0751046 A JPH0751046 A JP H0751046A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rice
- water tank
- mobile type
- steam
- apparatus used
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、清酒醸造用の移動式米の浸漬水槽及
び蒸米兼用の装置に関する。 【構成】断熱容器１の底面に蒸気排気用のバルブ２を設
け、この下面に車輪３を設けて移動式とし、蓋４を被装
して上方に蒸気噴出口５を設けた移動式米の浸漬水槽及
び蒸米兼用装置。
び蒸米兼用の装置に関する。 【構成】断熱容器１の底面に蒸気排気用のバルブ２を設
け、この下面に車輪３を設けて移動式とし、蓋４を被装
して上方に蒸気噴出口５を設けた移動式米の浸漬水槽及
び蒸米兼用装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、清酒醸造用の米の浸漬
水槽及び蒸米兼用装置に関する。
水槽及び蒸米兼用装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来酒造業では米を洗い大型の和釜を使
用し、この和釜の上に「せいろう」を数段に積み重ねて
下から蒸気を当てて米の蒸しを行っていた。そして蒸し
上った最下段の「せいろう」を取出して種付槽に移し麹
菌を散布するものであり、これと共に釜の最上段には新
しい「せいろう」を載るものであってこの操作が順次繰
返されていた。
用し、この和釜の上に「せいろう」を数段に積み重ねて
下から蒸気を当てて米の蒸しを行っていた。そして蒸し
上った最下段の「せいろう」を取出して種付槽に移し麹
菌を散布するものであり、これと共に釜の最上段には新
しい「せいろう」を載るものであってこの操作が順次繰
返されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、下方から上る
蒸気は上方の「せいろう」の重量が加わるため圧力が上
り蒸気の温度に変化が出ること、また釜の中の湯の量お
よび湯の質が初めと終りでは変るため蒸しの状態に差が
出て均一な蒸し米が得られなかった。
蒸気は上方の「せいろう」の重量が加わるため圧力が上
り蒸気の温度に変化が出ること、また釜の中の湯の量お
よび湯の質が初めと終りでは変るため蒸しの状態に差が
出て均一な蒸し米が得られなかった。
【０００４】また蒸し上った米を種付槽に移す際にも
「せいろう」を運び、熱い「せいろう」の中に作業員が
入ってスコップで移すための重労働が強いられていた。
「せいろう」を運び、熱い「せいろう」の中に作業員が
入ってスコップで移すための重労働が強いられていた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような
「せいろう」での蒸し米の製造に代えて、断熱材によっ
て形成された容器を用い、洗米された米をこの容器内で
浸漬し、上から蓋をして上方から蒸気を噴出して容器内
の米を均一な蒸しの状態にするものである。
「せいろう」での蒸し米の製造に代えて、断熱材によっ
て形成された容器を用い、洗米された米をこの容器内で
浸漬し、上から蓋をして上方から蒸気を噴出して容器内
の米を均一な蒸しの状態にするものである。
【０００６】
【作用】本発明は、同一容器で洗米の浸漬から蒸しまで
行うため米をそれぞれの行程に移すことなく、また蒸気
を上方から送ることによって蒸気が飽和状となって自然
に下方に移り容器内の米を上から下まで均一に包むため
均質な蒸米が得られるばかりか、「せいろう」による場
合と比較して湯の量に関係なく、また湯の汚れを考慮す
る必要がないため容器内の蒸米は理想的な状態で均一に
仕上るものである。
行うため米をそれぞれの行程に移すことなく、また蒸気
を上方から送ることによって蒸気が飽和状となって自然
に下方に移り容器内の米を上から下まで均一に包むため
均質な蒸米が得られるばかりか、「せいろう」による場
合と比較して湯の量に関係なく、また湯の汚れを考慮す
る必要がないため容器内の蒸米は理想的な状態で均一に
仕上るものである。
【０００７】
【実施例】添付図面により本発明を説明すると、図１は
本発明の移動式米浸漬水槽及び蒸米兼用装置の側面の断
面図であり、図２は同正面の断面図を示すものである。
本発明の移動式米浸漬水槽及び蒸米兼用装置の側面の断
面図であり、図２は同正面の断面図を示すものである。
【０００８】図において、（１）は容器であって二重構
成あるいは二重構成で断熱材をサンドイッチ状にした断
熱材により形成されていて底面に蒸気排気バルブ（２）
を設けるものであって、この容器（１）の下面には車輪
（３）が装着されていて蒸し上った米を後述する種付槽
に移すための移動用とする。また（４）は容器（１）の
蓋であり、容器内上方から蒸気送入用のパイプ（５）を
導入して容器内に蒸気噴出口（６）を設けて構成されて
いる。
成あるいは二重構成で断熱材をサンドイッチ状にした断
熱材により形成されていて底面に蒸気排気バルブ（２）
を設けるものであって、この容器（１）の下面には車輪
（３）が装着されていて蒸し上った米を後述する種付槽
に移すための移動用とする。また（４）は容器（１）の
蓋であり、容器内上方から蒸気送入用のパイプ（５）を
導入して容器内に蒸気噴出口（６）を設けて構成されて
いる。
【０００９】図３は本発明の装置Ａを用いた蒸米処理工
程を示す図であって、（Ａ−１）は洗米を容器内に入れ
て水を入れて浸漬し、次いで水切り（Ａ−２）をし蓋を
して上方から蒸気を送入して蒸米とする。蒸し上った蒸
米（Ａ−３）は種付機Ｃ側に移動させる。この種付機Ｃ
には昇降反転装置Ｄが設けられていて蒸し上った容器
（Ａ−４）内の蒸米は昇降反転装置Ｄによって種付機内
に反転投入（Ａ−５）される。したがって同一の容器で
米の浸漬から蒸米までを行い、また同位置で行うため場
所をとることがない。
程を示す図であって、（Ａ−１）は洗米を容器内に入れ
て水を入れて浸漬し、次いで水切り（Ａ−２）をし蓋を
して上方から蒸気を送入して蒸米とする。蒸し上った蒸
米（Ａ−３）は種付機Ｃ側に移動させる。この種付機Ｃ
には昇降反転装置Ｄが設けられていて蒸し上った容器
（Ａ−４）内の蒸米は昇降反転装置Ｄによって種付機内
に反転投入（Ａ−５）される。したがって同一の容器で
米の浸漬から蒸米までを行い、また同位置で行うため場
所をとることがない。
【００１０】上方から送入される蒸気はスチームボイラ
ーよりクリーナーを通して温度制御されながら容器内に
噴出され温度センサーによって均一な蒸米として仕上る
ものである。本発明においては上方からの蒸気の噴出に
よって蒸米としているが、温度センサー等を用いた場合
には下方からの蒸気の噴出であっても十分均一な蒸米が
得られる。
ーよりクリーナーを通して温度制御されながら容器内に
噴出され温度センサーによって均一な蒸米として仕上る
ものである。本発明においては上方からの蒸気の噴出に
よって蒸米としているが、温度センサー等を用いた場合
には下方からの蒸気の噴出であっても十分均一な蒸米が
得られる。
【００１１】
【発明の効果】上述のように本発明は、同一の容器で洗
米の浸漬から蒸しまでを行い、さらに種付機に移すまで
も容器ごとの移動が可能で、また蒸気を上方から送るこ
とにより均質蒸米を得ることができるため麹菌の種付に
最適であって品質のよい麹造りが出来る。
米の浸漬から蒸しまでを行い、さらに種付機に移すまで
も容器ごとの移動が可能で、また蒸気を上方から送るこ
とにより均質蒸米を得ることができるため麹菌の種付に
最適であって品質のよい麹造りが出来る。
【図１】 本発明装置の側方断面図。
【図２】 本発明装置の正面側断面図。
【図３】 本発明装置の実施例図。
（１）…断熱材による容器 （２）…排気バルブ （３）…車輪 （４）…蓋 （５）…蒸気送入パイプ （６）…蒸気噴出口
Claims (1)
- 【請求項１】断熱式容器の底面に排気用バルブを設け、
下面に車輪を設けて移動式とすること、蓋を被装して上
方に蒸気噴出口を設けることを特徴とした移動式米浸漬
水槽及び蒸米兼用装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23256293A JPH0751046A (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 移動式米浸漬水槽及び蒸米兼用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23256293A JPH0751046A (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 移動式米浸漬水槽及び蒸米兼用装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0751046A true JPH0751046A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16941285
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23256293A Pending JPH0751046A (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 移動式米浸漬水槽及び蒸米兼用装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751046A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008136309A1 (ja) | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Meiji Dairies Corporation | 発酵ホエイ調製物およびその製造方法 |
| WO2010047230A1 (ja) | 2008-10-23 | 2010-04-29 | 明治乳業株式会社 | 発酵ホエイ調製物およびその製造法 |
-
1993
- 1993-08-10 JP JP23256293A patent/JPH0751046A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008136309A1 (ja) | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Meiji Dairies Corporation | 発酵ホエイ調製物およびその製造方法 |
| EP2644035A1 (en) | 2007-04-26 | 2013-10-02 | Meiji Co., Ltd. | Fermented whey preparation and method for producing the same |
| WO2010047230A1 (ja) | 2008-10-23 | 2010-04-29 | 明治乳業株式会社 | 発酵ホエイ調製物およびその製造法 |
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