JPH0750960B2 - ラウドスピ−カ−包囲体の改良 - Google Patents

ラウドスピ−カ−包囲体の改良

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JPH0750960B2
JPH0750960B2 JP61025689A JP2568986A JPH0750960B2 JP H0750960 B2 JPH0750960 B2 JP H0750960B2 JP 61025689 A JP61025689 A JP 61025689A JP 2568986 A JP2568986 A JP 2568986A JP H0750960 B2 JPH0750960 B2 JP H0750960B2
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ジヨージ デイツキー ローレンス
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/22Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only 
    • H04R1/28Transducer mountings or enclosures modified by provision of mechanical or acoustic impedances, e.g. resonator, damping means
    • H04R1/2869Reduction of undesired resonances, i.e. standing waves within enclosure, or of undesired vibrations, i.e. of the enclosure itself
    • H04R1/2884Reduction of undesired resonances, i.e. standing waves within enclosure, or of undesired vibrations, i.e. of the enclosure itself by means of the enclosure structure, i.e. strengthening or shape of the enclosure
    • H04R1/2888Reduction of undesired resonances, i.e. standing waves within enclosure, or of undesired vibrations, i.e. of the enclosure itself by means of the enclosure structure, i.e. strengthening or shape of the enclosure for loudspeaker transducers

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明はラウドスピーカー包囲体に関する。
従来技術 ラウドスピーカーシステムからの音響出力は、1つまた
は複数のラウドスピーカー駆動ユニットからの音響に加
えて包囲体壁の振動によつて生ずる音響を含んでいる。
包囲体は不可避的に共振周波数を有し、包囲体壁の振動
によつて生ずる音響の強度が或る周波数では他の周波数
におけるよりも大きくなり、従つて音響出力の音色(co
loration)を生ずるのである。
このような音色を減少させることは、与えられた励起レ
ベルに対して包囲体壁の振動の振幅を減少させることを
伴うが、このような振幅は低周波数においては主に包囲
体の剛性によつて決定され、また高周波数においては主
に壁の単位面積当りの質量によつて決定されるのであ
る。通常のラウドスピーカーは適当な剛性および単位面
積当りの大なる質量を与える目的で全く厚い木製の壁を
有するようになされている。単位面積当りの大なる質量
は高周波数における振動周波数を減少させる利点を有す
るが、2つの著しい欠点を有し、これらの2つの欠点は
包囲体壁が共振系を構成することに起因しているのであ
る。
包囲体壁の単位面積当りの質量を増加させることの第一
の欠点は、さらに長い「反響時間」を含むQ値が増加す
ることである。室内音響に使用される値から類推して、
ラウドスピーカー包囲体の反響時間は励起が終了した後
で壁の振動振幅が60dBだけ衰弱する時間として定義され
ることができる。このような定義によれば、0.3秒まで
の反響時間は木製壁を有する通常の包囲体に対しては異
常なものではないのである。
包囲体壁の単位面積当りの質量を増加させることの第二
の欠点は共振周波数が減少することである。先ず唯1つ
の駆動ユニツトを有するラウドスピーカーの包囲体を考
えると、包囲体内の空気圧力の振動の振幅は駆動ユニツ
トの振動周波数が増加するにつれて減少する。従つて、
壁は低周波数でさらに激しく「作動」されて、低周波数
の共振が高周波数の共振よりもさらに激しい結果になる
のである。簡単のために丁度2つの駆動ユニツトがある
場合を考えて、低周波数信号が専らまたは主に一方の駆
動ユニツト(通常「ウーフアー」すなわち低音ラウドス
ピーカーと称される)に与えられ、高周波数信号が専ら
または主に他方の駆動ユニツト(通常「トウイーター」
すなわち高音ラウドスピーカーと称される)に与えられ
るようになされている所謂分割回路(cross−over net
work)を通して信号が与えられるような2つまたはそれ
以上の駆動ユニツトを有するラウドスピーカー包囲体の
場合には、高音ラウドスピーカーのダイアフラムの後面
に隣接する空気が包囲体の主要部分内の空気と連通しな
いことを高音ラウドスピーカーが保証する点で附加的な
要因があるのである。従つて、通常3KHz以上の周波数で
ある実質的に高音ラウドスピーカーによつてのみ取扱わ
れる周波数においては包囲体壁は著しい程度まで作動さ
れることはないのである。
上述のような分析によつて、ラウドスピーカー包囲体壁
の構成材料として例えばアルミニウム合金のハニカム構
造によつて離隔された2つの薄いアルミニウムシートの
形状の材料を使用することが提案されていた。このよう
な材料は大なる剛性−質量比を有し、このことが通常の
木製キヤビネツトの共振周波数よりも高い共振周波数を
生じさせるのである。もし、Q値が一定に保たれると仮
定するならば、さらに高い共振周波数はさらに短い反響
時間を与える。何故ならば、Q値は振動系の振動によつ
て生ずるその系のエネルギーのサイクル当りの%損失に
逆比例し、周波数が高いと時間当りさらに多数のサイク
ルがあり、従つてさらに大なる比率の振動エネルギーが
単位時間当りに失われるのである。実際上、壁の剛性−
質量比の増加はまたQ値を増加させるが、高い共振周波
数によつて生ずる反響時間の減少を部分的にのみ相殺す
る程度までしか増加させない。従つて、壁の増加された
剛性−質量比の正味の効果は包囲体の反響時間を短縮さ
せることである。しかし、所謂コインシデンス効果のた
めに困難が生ずるのである。
このコインシデンス効果の根拠をなす理論は若干複雑で
あつて、駆動ユニツトの後面によつて包囲体内に発生さ
れる音響に対する包囲体壁の伝達能力によつて(壁の振
動によつてでなく)この効果を考えるのが便利である。
簡単な共振現象ではない(単一の周波数では生じない点
で)コインシデンス効果はそれ自体或る臨界的な周波数
以上の周波数を有する音響に対する壁の伝達能力の増加
を明示しているのである。
このような臨界的な周波数は壁の単位面積当りの質量の
平方根に直接比例し、壁の撓み剛性の尺度である量に逆
比例する。従つて低い剛性−質量比を有する壁では、臨
界的な周波数は低く、コインシデンス効果は著しい欠点
となる。従つて、このような壁を有するラウドスピーカ
ー包囲体を少なくとも部分的に音響吸収材料によつて充
填して壁の内面に入射する音波の振幅を減少させること
が提案されていたのである。
本出願人はラウドスピーカー包囲体の壁の振動によつて
生ずる音色を調査するために試験を行つた。これらの試
験はハウジング壁からの音響レベルを、与えられた入力
信号に対して絶対的に、また1つまたはそれ以上の駆動
ユニツトからの音響レベルに対して相対的に測定して、
包囲体の反響時間を測定し、ハウジング壁からの音響の
異なるレベルおよび異なる反響時間の本来的な効果を確
認するように設計されていた。これらの試験の手続きの
簡単な概略を以下に示す。
多数の異なる構造のラウドスピーカー包囲体がそれぞれ
一連のテストを受けた。第一のテストにおいて、ラウド
スピーカーは反響室内に置かれ、ラウドスピーカーシス
テムからの全体の音響すなわち1つまたはそれ以上のユ
ニツトからの音響および包囲体壁からの音響が室内のマ
イクロフオンによつて拾い上げられた。ラウドスピーカ
ーに与えられた信号はピンクノイズ(調査中の周波数帯
域にわたるオクターブ当り等しいエネルギーを有するラ
ンダムなノイズ)であつて、マイクロフオンからの出力
はスペクトル分析装置に与えられた。
このような試験は、ラウドスピーカー包囲体の前面に、
これに整合して駆動ユニツトが取外されている以外はこ
のラウドスピーカー包囲体と同様の包囲体が封止状態で
取付けられているラウドスピーカー包囲体によつて繰返
された。この時のスペクトル分析装置からの出力はこの
ように作られた二重ハウジングの壁のみによつて発され
た音響を示すものであつて、この音響のレベルは元のラ
ウドスピーカー包囲体の壁の振動のみによつて発生され
た音響レベルに良好に近似しており、従つて、この音響
レベル、すなわちラウドスピーカーに対して与えられた
信号の強度に対し、また駆動ユニツトからの音響レベル
に対する音響レベルが確認されたのである。
上述のような第二の包囲体によって遮蔽された1つまた
はそれ以上の駆動ユニツトを有し、元のラウドスピーカ
ーシステムとは異なるラウドスピーカー包囲体が残余の
テストに使用された。
第二のテストにおいては、「遮蔽」されたラウドスピー
カーはマイクロフオンを有する無反響室内に置かれて、
音響の発出を示す信号がラウドスピーカーに与えられ、
マイクロフオンからの出力信号の衰弱が「遮蔽」された
ラウドスピーカーの反響時間を確認するために試験され
たが、これは元のラウドスピーカー包囲体の壁の反響時
間に良く近似していることが示されることができた。
第三のテストにおいて、ラウドスピーカーが再びマイク
ロフオンとともに無反響室内に置かれ、音楽信号が例え
ば小型デイスクプレイヤーからラウドスピーカーに与え
られた。同じ信号が室の外側の聴取者が着用しているヘ
ツドフオンにも与えられた。マイクロフオンからの出力
は元の信号レベルよりも第一のテストによつて定められ
た程度までの低いレベルでヘツドフオンに与えられてい
る元の信号と混合された。マイクロフオンからの信号が
混合されたレベルは勿論正しいレベルすなわち第一のテ
ストによつて定められたレベルと考えられるレベル以上
または以下に変化されることができ、マイクロフオンか
らの信号もまた加え、または除去されるように(switch
in or out)切換ることができた。
これらの試験はハウジング壁に対する低いレベルの音響
出力および短い反響時間を有するのが望ましいことを確
認したのみでなく、聴取者によつて経験された本来的な
効果を実質的に損なわない点で包囲体壁からの許容可能
の最大音響レベルが反響時間の減少とともに増加するこ
とを確認したのである。
発明の目的 本発明は上述のような従来技術のラウドスピーカー包囲
体の性能をさらに改良することを目的とする。
発明の概要 本発明は頂壁および底壁と前壁および後壁と左壁および
右壁とより成り、それぞれのこれらの壁が木製パネルに
よつて形成されている矩形の箱状ハウジングと、前記ハ
ウジング内に配置され、前記頂壁から底壁まで、および
前記左壁から右壁まで伸長し、その面が実質的に互いに
平行に、また対向するハウジング壁の対をなす壁に実質
的に平行に配列されている間隔をおかれた補強パネルの
第一の組およびその面が互いに平行に、また対向するハ
ウジング壁の前記とは異なる対をなす壁に実質的に平行
に配列されている間隔をおかれた補強パネルの第二の組
を含むようになされた中空補強構造体とを含み、前記第
一の組の補強パネルが前記第二の補強パネルに剛性的に
固定されて実質的にこれらの第二の補強パネルと直交す
るように交叉し、これによつて前記補強パネルが前記ハ
ウジング壁とともに多数の矩形の平行六面体の区画を形
成し、孔が前記補強パネルに設けられて隣接する区画間
の連通を行うようになされているラウドスピーカー包囲
体を提供するものである。
木製壁を有する通常のラウドスピーカー包囲体と比較し
て、上述の分析および上述の本出願人の試験の結果に基
づいて、本発明によるラウドスピーカー包囲体の補強パ
ネルが低周波数(最低共振周波数以下)において包囲体
壁の振動の振幅の若干の減少を与えるが、何れにしても
その改良は構造の複雑さが増加したことを正当化する程
には著しいものではなく、包囲体壁が単位当りの比較的
大きい質量を不可避的に有する木製パネルである場合に
期待される長い反響時間のために本来的な性能の改良
は、たとえあるとしても少ないことが期待された。特
に、本来的な性能が少なくともその包囲体の臨界的周波
数以下においては前述したように既に提案されていた金
属サンドイツチ構造の性能よりも良好でないことが期待
されたのである。驚くべきことに、上述した線に沿つた
試験は補強パネルが低周波数において包囲体壁の振動の
振幅を減少させたのみでなく、反響時間を実質的に減少
させて本来的な性能を実質的に改良する結果を得たこと
を証明したのである。反響時間の減少は補強パネルが減
衰を著しく増大させるものであることを示すが、減衰を
増大させる機構は現在のところ完全には判つていない。
有利なことは、補強パネルの前記組の内の少なくとも一
方の補強パネルが一体構造で、ハウジングの内部を差渡
しているのである。補強パネルの前記組の内の一方の組
の補強パネルが一体構造で、ハウジングの内部を差渡し
ている場合に、補強パネルの前記組の内の他方の組の補
強パネルは帯体によつて作られて、その内の若干のもの
が前記一方の組の隣接するパネルの間に伸長してこれら
のパネルに固定され、残余の帯体が前記一方の組のパネ
ルおよびハウジング壁の間に伸長してこれらのパネルお
よびハウジング壁に固定されるようになされるのであ
る。1つの与えられた補強パネルを形成する帯体は、実
際は同平面になされているけれども、同平面になされる
必要はない。しかし、補強パネルの前記両方の組の補強
パネルが一体構造でハウジングの内部を差渡し、それぞ
れの補強パネルが溝を有して、それぞれの組の補強パネ
ルの溝が他方の組の補強パネルを受入れるようになされ
るのが望ましいのである。
一方の組の補強パネルが他方の組の補強パネルに固定さ
れるのが有利である。補強パネルは接着剤によつてとも
に固定されるようになされるのが望ましい。
補強パネルは木製となすのが有利であつて、ハードボー
ドによつて作られるのが望ましい。合板は望ましい他の
材料である。このような木製の補強パネルの厚さはハウ
ジングの寸法により、またそれぞれの組の隣接するパネ
ルの間の間隔によつて変化されるが、通常2から6mmの
厚さが適当であることが見出されている。
木製の補強パネルを使用する代りに、プラスチツク材料
の補強パネルも使用でき、この場合には中空補強構造体
は一体構造となされることができる。このようにして中
空補強構造体は射出成形によつて形成できるのである。
補強パネルはハウジング壁に固定されるのが有利であ
る。補強パネルがハウジング壁に固定される場合には、
これらの補強パネルは張力状態または圧縮状態になされ
て、その結果能率が向上されるようになるのである。補
強パネルは接着剤によつてハウジング壁に固定されるの
が有利であつて、使用される接着剤は脆い状態でなく、
ゴム状の状態で固定させるような接着剤が望ましい。満
足なものであることが見出されているこの型式の接着剤
はポリ酢酸ビニル接着剤である。同じ考えが一方の組の
木製の補強パネルを他方の組の木製の補強パネルに固定
するのに使用される接着剤を選択する場合にも当てはま
る。
上述にて説明されたように、補強構造体がハウジング壁
の振動を減衰させる機構は完全には理解されていないけ
れども、上述の目的で脆い状態でなくゴム状の状態で固
定させる接着剤が使用されている場合には、このような
接着剤は補強構造体によつて与えられる減衰に対して実
質的に寄与するのである。
補強構造体および少なくとも駆動ユニツトを受入れるよ
うには設計されていないハウジング壁の内面は消音物質
をスプレーされることができ、この消音物質はまた補強
パネルの縁部をハウジング壁に固定し、また補強構造が
一体構造でない場合には、一方の組の補強パネルを他方
の組の補強パネルに固定するのに役立つのである。アス
フアルトおよび充填剤混合のビチユマステイツク材料は
この目的に適当であることが見出されていて、このもの
もまた補強構造体によつて与えられる減衰に実質的に寄
与するのである。
補強構造体として役立つパネルの組に対しては、これら
のパネルがハウジング内で緊密な嵌合となされるか、ま
たはパネルの縁部がハウジング壁に固定されなければな
らないことが認められる。さらに、少なくとも一般的な
原則として木製パネルとともに使用して満足に作用する
ことが見出されている接着剤は木材対木材の接触を必要
とするのである。他の場合に緊密な公差を得るために要
求されるような緊密な公差の必要を回避するために、補
強パネルの縁部はハウジング壁の溝内に受入れられるこ
とができる。その場合には、補強パネルの厚さが溝の幅
に正しく関連付けられることが必要になるだけである。
補強パネルによつて境界される区画がハウジング壁とと
もに実質的に正方形の断面となされるのが有利である。
その場合、それぞれのハウジング壁は、壁の2つの対を
なす対向する縁部に平行な2つの方向にて補強パネルに
よつて実質的に等間隔で補強されるのである。
補強パネルの前記それぞれの組が少なくとも3つの補強
パネルより成り、望ましくは前記組の内の一方の組が少
なくとも5つの補強パネルより成つているのが有利であ
る。1つの与えられた寸法のラウドスピーカー包囲体か
ら出発して著しく大なる寸法のものになす場合、使用さ
れる補強パネルの数を増加し、および/またはその厚さ
を増加することが可能である。
少なくとも前記区画の内の若干の区画が音響吸収材料を
含むのが有利である。また少なくとも大部分の区画がこ
のような材料を含むのが望ましく、総ての区画がこのよ
うな材料を含むような配置となすのが望ましいことが屡
見出されている。これらのことに関係する考慮が以下に
添付図面を参照して説明されるラウドスピーカーシステ
ムに関連して以下に説明される。音響吸収材料は開放セ
ルプラスチツク材料のブロツクの形状になすことがで
き、開放セルポリエステル発泡体のブロツクまたは開放
セルポリエーテル発泡体が適当である。上述の代りに音
響吸収材料は接着された音響フアイバー、廃物羊毛、岩
綿またはガラスファイバーの形状となすことができる。
ラウドスピーカー包囲体の前面が少なくとも1つのラウ
ドスピーカー駆動ユニツトを受入れるように配置され、
一方の組の補強パネルがハウジングの側壁に平行に位置
し、他方の組の補強パネルがハウジングの頂壁および底
壁に平行に位置するようになすのが有利である。
ハウジング壁は時にはチツプボードと称されるパーテイ
クルボードによつて作られるのが有利である。このもの
は樹脂マトリツクス内に埋設された木材の粒子すなわち
チツプによつて作られたもので、高い密度を有する。ベ
ニアが通常壁の外面に配置されるのである。
木製のハウジング壁に対する適当な厚さは通常10から20
mmの範囲内で、壁の単位面積当りの適当な質量は1m2
り7から12kgの範囲内である。
本発明はまたハウジング壁内に取付けられる1つまたは
それ以上のラウドスピーカー駆動ユニツトとともに本発
明によるラウドスピーカー包囲体を提供するものであ
る。1つまたはそれ以上のラウドスピーカー駆動ユニツ
トを有するハウジングの1つの壁はまた通風孔を設けら
れて、ラウドスピーカー包囲体がヘルムホルツ共振装置
を構成することができる。
本発明によつて構成された2つのラウドスピーカーシス
テムが例として添付図面を参照して以下に説明される。
発明の実施例 本発明によつて構成された第一のラウドスピーカーシス
テムは1つのラウドスピーカー包囲体および2つのラウ
ドスピーカー駆動ユニツトを含んでいる。ラウドスピー
カー包囲体は区画構造体を形成する多数の交叉する補強
パネルを含んでいる。総ての区画は音響吸収材料を含
み、これらのパネル内の孔は隣接する区画の間の連通を
与えるようになつている。交叉する補強パネルはハード
ボードによつて形成され、それぞれの区画は前面立面図
にて見て正方形断面となされる。全体の区画構造体は交
叉部分に接着剤を使用することによつてともに剛性的に
固定され、またラウドスピーカー駆動ユニツトおよび通
風孔によつて邪魔されていない部分を除き包囲体壁にも
剛性的に固定されている。溝が包囲体壁に形成されて区
画構造体の自由な縁部を受入れるようになつていて、こ
れらの縁部は接着剤によつて溝内に固定されている。包
囲体を構成するために使用される望ましい接着剤はPVA
(ポリ酢酸ビニル)接着剤である。音響吸収材料は発泡
合成樹脂材料であつて、この発泡合成樹脂材料がブロツ
ク状になされて個々の区画内に挿入さるのである。
図面特に第1図を参照すれば、ラウドスピーカー包囲体
は全体を符号100で示された矩形の箱状のハウジングを
含み、このハウジングは頂壁102と、底壁104と、前壁
(図示せず)と、後壁106と、左側壁108と、右側壁110
とより成つていて、これらのそれぞれの壁は木製パネル
である。それぞれのパネルは大体15mmの厚さでベニア張
りされて1m2当り約9kgの単位当りの質量(ベニアを含
む)を有する。前壁は包囲体の内部を示すために第1図
では省略してある。1対のラウドスピーカー駆動ユニツ
ト(図示せず)が通常の方法で前壁上に取付けられてい
る。ハウジング壁を形成する木製壁はハードボードによ
つて作られている。
全体を符号200で示された中空補強構造体がハウジング1
00内に配置されているが、ラウドスピーカー駆動ユニツ
トおよび円形の通風孔(その位置が第9図に円形330に
よつて示されていて、以下に詳述される)の近辺の自由
空間のための余地を残している。中空の補強構造体200
は接着剤によつて定位置に固定され、頂壁102を底壁104
に、前壁(図示せず)を後壁106に、また左側壁108を右
側壁110に剛性的に連結している。中空の補強構造体200
は、3つのパネル1、3つのパネル2および3つのパネ
ル3(以下に更に詳述される)より成り、それらの平面
がそれぞれ相互に平行で頂壁10および底壁104に平行に
配置された(これによつてラウドスピーカーシステムが
通常の配向位置にて水平に伸長するようになされた)第
一の組の9つの間隔をおかれた補強パネルおよび2つの
パネル4および2つのパネル5(以下にさらに詳述され
る)より成り、それらの平面がそれぞれ相互に平行で左
側壁108および右側壁110に平行に配置された(これによ
つてラウドスピーカーシステムが通常の配向位置にて垂
直に伸長するようになされた)第二の組の4つの間隔を
おかれた補強パネルを含んでいる。第一の組の水平な補
強パネル1、2および3は第二の組の垂直な補強パネル
4および5と交叉し、これらのパネルに対してその交叉
位置に接着剤を使用することによつて剛性的に固定され
ている。多数の矩形の平行六面体の区画250がこのよう
な方法で作られている。円形の孔(以下に詳述される)
が補強パネルに形成されて隣接する区画の間の連通を与
えていて、総ての区画が以下に詳述されるように音響吸
収材料(第1図には示されていない)を含んでいる。
補強パネル1から5の形状はそれぞれ第2図から第6図
までに示されている。ラウドスピーカー包囲体は第2図
に示された形状の3つの補強パネル1と、第3図に示さ
れた形状の3つの補強パネル2と、第4図に示された形
状の3つの補強パネル3と、第5図に示された形状の2
つの補強パネル4と、第6図に示された形状の3つの補
強パネル5とを使用している。総ての補強パネル1、
2、3、4、5は3mmの厚さのハードボードによつて作
られている。
それぞれの補強パネル1は大体外形が矩形で255mmの長
さおよび230mmの幅を有する。それぞれの補強パネル1
の1つの横方向縁部は寸法が15×73mmの1つの中央に配
置される矩形の凹部11を有し、4つの溝12がそれぞれ互
いに平行にまたこの補強パネルの長手方向軸線に平行に
前記縁部から出発して補強パネルの長さに沿つて半分の
位置で終つている。2つの最外側の溝は前記横方向の縁
部に開放していて、2つの最内側の溝は凹部11に開放し
ている。それぞれの溝は3mmの幅で、補強パネルの長手
方向軸線の廻りに対称的に配列され、溝の軸線が46mmの
ピツチで間隔をおかれている。それぞれの補強パネル1
は直径が19mmの27個の円形の開口13を含み、それらの中
心が長手方向に42mmの間隔をおかれ、横方向に46mmの間
隔をおかれて5つの列に配列されている。これらの開口
13の配列は、材料の縁部に接近し過ぎるのを避けるよう
に、完全な対称的な配列の場合に必要になる凹部11の近
辺の3つの開口が設けられていない点を除いて補強パネ
ル1の横方向および長手方向の軸線の廻りに対称的であ
る。
1つのみが第3図に示されている補強パネル2は、さら
に大なる矩形の凹部21が設けられ、4個の5つの列に配
列された20個の開口23が設けられている点のみが補強パ
ネル1とは異なるのである。凹部21は90×186mmの寸法
を有し、4つの溝22がこの凹部に開放している。他の総
ての寸法は補強パネル1に与えられている寸法と同じ
で、また材料もハードボードである。
1つだけが第4図に示されている補強パネル3は、異な
る寸法の凹部31が設けられ、28個の開口33が設けられて
いる点のみが補強パネル1とは異なる。4つの溝32が設
けられ、寸法はパネル1に与えられた寸法と同じで、材
料もまたハードボードである。
補強パネル1、2および3はラウドスピーカー包囲体内
を水平に伸長しているが、補強パネル4および5は垂直
に伸長している。
それぞれの補強パネル4(第5図参照)は大体外形が矩
形で450mmの高さhおよび255mmの深さdを有し、3mmの
厚さのハードボードによつて作られている。それぞれの
補強パネル4の長い縁部の内の1つの側縁は対称的な中
央に配置される凹部41を有し、端部が開放した9つの溝
42がそれぞれ互いに平行にまたこの補強パネルの短い縁
部に平行にパネルの他方の長い縁部から内方に向つて伸
長している。それぞれの溝42は補強パネル4の深さの半
分に等しい長さを有する。凹部41はその形状が梯形で、
補強パネル4の長手方向軸線に平行で前記梯形の平行な
側部の1つを形成する後壁41′を有する。この梯形の側
壁41″は補強パネル4の前記1つの側縁に向つて拡大
し、この拡大角度αは20゜である。凹部41の口部は134m
mの長さmを有し、この凹部は90mmの深さnを有する。
補強パネル4は19mmの直径の52個の円形の開口43を含
み、これらの開口の中心がそれぞれ長手方向に45mmのピ
ツチで、また横方向に42mmのピツチで間隔をおかれてい
る。これらの開口43の配列は、完全な対称性を得るため
に必要な8個の附加的な開口に関係する開口が凹部41が
あるために設けられていない点を除いて補強パネル4の
横方向および長手方向の軸線の廻りに対称的である。そ
れぞれの溝42は幅が3mmで、溝の軸線が45mmの間隔のピ
ツチを有していた。
1つのみが第6図に示されている補強パネル5は、異な
る形状の凹部51が設けられ、形状が矩形の附加的な凹部
55が設けられ、44個の開口53が凹部51および55を考慮し
て設けられている点だけがパネル4とは異なるのであ
る。9つの溝52が溝42と同様にして設けられている。凹
部51は補強パネル5の長手方向軸線に平行な後壁51′
と、補強パネルの横方向の軸線に平行な底部側壁51″
と、側壁51″に対称的凹部の口部に向つて拡大している
斜めの側壁51を有し、その拡大角度βは10゜である。
矩形の凹部55は15×56mmの寸法を有し、その頂縁(第6
図で見て)が補強パネル5の頂部から27.3mmだけ間隔を
おかれている。
さてここで凹部51を考えると、この凹部の側壁51の最
外方の端部は補強パネル5の頂縁から135mmの距離にあ
り、凹部の側壁51″は頂縁から408mmの距離にある。凹
部51は90mmの深さを有する。
他の総ての寸法は補強パネル4に与えられたものと同じ
で、その材料もまたハートボードである。
上述で説明された13個の補強パネルはともに溝によつて
互いに嵌合されて、第7図に示されるような交叉する補
強パネルの複合構造を形成して、これが補強構造体200
を構成しているのである。それぞれの交叉部分におい
て、垂直な補強パネルの溝はこれの端部まで水平な補強
パネルの厚さを受入れ、また水平な補強パネルの溝は垂
直な補強パネルの厚さを受入れるようになつている。凹
部11、21、31、41、51および55は、このシステムのそれ
ぞれの駆動ユニツトの後部を収容する空間および通風孔
の近辺の空間を境界している。
それぞれの交叉部分に接着剤を使用してこれらの13個の
補強パネルを補強構造体200に組立て、次に完成された
構造をハウジング100内に導入することが可能である
が、補強パネル1から5はハウジング壁に設けられた組
合う溝(図示せず)内に一つが1度だけ嵌合されるよう
になすのが望ましい。補強パネル1、2および3は、ズ
ボンがズボンのたんす内に挿入されるようになす代りに
ハウジング100の前壁が取外された状態でハウジング100
内に挿入されることができ、その後で補強パネル4およ
び5が定位置にて溝嵌合されることが出来る。ハウジン
グ100の内面および区画をなす補強構造体200は所望の場
合には、後えば交叉する補強パネルを互いに、またハウ
ジング100の壁に接着させ、(他の接着剤が使用されな
い時に)、または接着を助ける接着剤として役立つ液体
ビチユマステイツク材料のような振動減衰性化合物をス
プレーされることができる。
合成樹脂発泡体のそれぞれのブロツク300の形状の音響
吸収材料が補強構造体200のそれぞれの区画2520内に挿
入されている。概略的な組立体の図面は陰影によつて50
の区画250の何れが42×42×250mmの寸法の発泡体のブロ
ツクを受入れていて、他の区画(陰影を施してない)に
は短いブロツクが挿入されているのを示している。破線
で外形を示した円310は高周波駆動ユニツトの位置を示
し、円320は主駆動ユニツトの位置を示し、円330はハウ
ジング100の前パネルの円形の通風孔の位置を示してい
る。19の区画250が短い発泡体のブロツクを受入れて主
駆動ユニツトの後面の後および円形の通風孔の後方に自
由な区画を残すようになつている。これらの区画は、音
響吸収材料が主駆動ユニツトのコーンに接触してはなら
ず(高周波駆動ユニツトは包囲された構造のもので、従
つて開口を必要としない)、またヘルムホルツ共振の不
当な減衰を避けるように通風孔の近辺で空気の自由な運
動が許されなければならないから残されているのであ
る。通風孔は単純な円形開口になすことができ、または
短いパイプを含むことができるが、何れの場合にも約50
から100mmの自由な区画が通風孔の内端の後方に残され
なければならない。
音響吸収材料は個々の区画内の共振の振幅を減少させる
のに役立つが、ラウドスピーカー駆動ユニツトのコーン
が許容できない小さい出力になる程減衰するようなハウ
ジング内の大なる圧力変動の減衰を生ずるのを回避する
ように注意しなければならない。音響吸収の適正な量は
実質的には包囲体の与えられた寸法および形状に対する
妥協点の選択であつて、若干の例では、音響吸収材料の
ない若干の区画を残すのが望まれることがある。
本発明による第二の包囲体は、通風孔が省略され、第一
の包囲体で通風孔があつた場所の近辺の区画内に完全な
長さの発泡体のブロツクが使用されている点を除いて第
一の包囲体と同じである。
ハードボードの代りに補強パネルは他の適当な材料によ
つて作られることができるが、このような材料としては
合板が望ましい。
添付図面を参照して説明されたラウドスピーカー包囲体
は単一のラウドスピーカー駆動ユニツト、または前述さ
れたこのようなユニツトを2つ使用する代りに2つより
多い数のこのようなユニツトを有することができる。
前述された種々の構成要素の寸法は単に適当な寸法の例
であつて、本発明は広い範囲の寸法にわたる種々のラウ
ドスピーカー包囲体に適用することができる。上述にて
説明されたように大きい包囲体ではさらに多数の補強パ
ネルおよび/またはさらに厚い補強パネルを使用するの
が通常望ましいことが見出されている。
特許請求の範囲を含む本明細書の記載を通じてラウドス
ピーカー包囲体の主な部分が矩形で、一方の組の補強パ
ネルが他方の組の補強パネルと実質的に直角に交叉する
ものとされていたけれども、本発明は、ハウジングが上
述のような形状となされているラウドスピーカー包囲体
またはラウドスピーカーシステムに制限されるものでは
なく、また補強パネルが必ずしも互いに直交しなければ
ならないものではなく、またハウジング壁と直交するよ
うに当接しなければならないものではないことは認めら
れなければならない。しかし、この場合には、得られる
補強構造体は製造がさらに困難となる(補強パネルがプ
ラスチツク材料で作られて構造が一体構造である場合は
別として)ことが予想され、また、少なくとも若干の補
強パネルはハウジングの対向する壁でなく、隣接する補
強パネルの間を伸長するようになしてもよいために(た
とえ通常の包囲体よりもさらに有用な利点を与えるとは
言え)補強パネルが互いに、またハウジング壁に対して
直交して配置される場合に得られる利点に比してそれほ
ど顕著な改良はなされないことが予想される。
発明の効果 上述のように本発明によれば従来技術のラウドスピーカ
ー包囲体に比して性能の良好なラウドスピーカー包囲体
が提供されることが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図は前壁を除去した本発明の第一のシステムのラウ
ドスピーカー包囲体の概略的斜視図。 第2図は包囲体に使用される補強パネルの第一の形状の
平面図。 第3図は包囲体に使用される補強パネルの第二の形状の
平面図。 第4図は包囲体に使用される補強パネルの第三の形状の
平面図。 第5図は包囲体に使用される補強パネルの第四の形状の
側面立面図。 第6図は包囲体に使用される補強パネルの第五の形状の
側面立面図。 第7図は組立られた時の種々の補強パネルの斜視図。 第8図は第7図に示す補強パネルの組立体の前面立面
図。 第9図はラウドスピーカー包囲体の概略的組立体の図
面。 1、2、3、4、5……補強パネル 21、31、41、51、55……凹部 22、32、42、52……溝 23、33、43、53……開口 100……ハウジング 102……頂壁 104……底壁 106……後壁 108……左側壁 110……右側壁 200……中空補強構造体 250……区画 310……高周波駆動ユニツトの位置を示す円 320……主駆動ユニツトの位置を示す円 330……通風孔の位置を示す円

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂壁および底壁と前壁および後壁と左壁お
    よび右壁とより成り、それぞれのこれらの壁が木製パネ
    ルによって形成されている矩形の箱状ハウジングと、前
    記ハウジング内に配置され、前記頂壁から底壁まで、お
    よび前記左壁から右壁まで伸長し、その面が実質的に互
    いに平行に、また対向するハウジング壁の対をなす壁に
    実質的に平行に配列されている間隔をおかれた補強パネ
    ルの第一の組およびその面が互いに平行に、また対向す
    るハウジング壁の前記とは異なる対をなす壁に実質的に
    平行に配列されている間隔をおかれた補強パネルの第二
    の組を含むようになされた中空補強構造体とを含み、前
    記第一の組の補強パネルが前記第二の補強パネルに剛性
    的に固定されて実質的にこれらの第二の補強パネルと直
    交するように交叉し、これによって前記補強パネルが前
    記ハウジング壁とともに多数の矩形の平行六面体の区画
    を形成し、孔が前記補強パネルに設けられて隣接する区
    画の間の連通を行うようになされていることを特徴とす
    るラウドスピーカー包囲体。
  2. 【請求項2】前記補強パネルの組の内の少なくとも1つ
    の組の補強パネルが一体構造となされて、前記ハウジン
    グの内部を差渡すようになっている特許請求の範囲第1
    項記載のラウドスピーカー包囲体。
  3. 【請求項3】前記補強パネルの組の内の一方の組の補強
    パネルが一体構造となされて、前記ハウジングの内部を
    差渡すようになっていて、前記補強パネルの組の内の他
    方の組の補強パネルが帯体によって作られて、これらの
    帯体の内の若干のものが前記一方の組の隣接するパネル
    の間に伸長してこれらのパネルに固定され、他の帯体が
    前記一方の組のパネルの間に伸長してこれらのパネルお
    よびハウジング壁に固定されている特許請求の範囲第2
    項記載のラウドスピーカー包囲体。
  4. 【請求項4】前記補強パネルの両方の組の補強パネルが
    一体構造となされて、前記ハウジングの内部を差渡して
    おり、それぞれの補強パネルが溝を含み、それぞれの組
    の補強パネルの前記溝が他方の組の補強パネルを受入れ
    るようになっている特許請求の範囲第2項記載のラウド
    スピーカー包囲体。
  5. 【請求項5】前記補強パネルが木製となされている特許
    請求の範囲第1項から第4項の内の何れか1項に記載の
    ラウドスピーカー包囲体。
  6. 【請求項6】前記補強パネルがハードボードによって製
    造されている特許請求の範囲第5項記載のラウドスピー
    カー包囲体。
  7. 【請求項7】前記補強パネルが合板によって製造されて
    いる特許請求の範囲第5項記載のラウドスピーカー包囲
    体。
  8. 【請求項8】一方の前記補強パネルが他方の組の補強パ
    ネルに固定されている特許請求の範囲第5項または特許
    請求の範囲第6項または特許請求の範囲第7項の内の何
    れか1項記載のラウドスピーカー包囲体。
  9. 【請求項9】一方の組の補強パネルが接着剤によって他
    方の組の補強パネルに固定されている特許請求の範囲第
    8項記載のラウドスピーカー包囲体。
  10. 【請求項10】前記補強パネルがプラスチック材料によ
    って製造されている特許請求の範囲第1項から第4項の
    内の何れか1項に記載のラウドスピーカー包囲体。
  11. 【請求項11】前記中空補強構造体が一体構造になされ
    ている特許請求の範囲第10項記載のラウドスピーカー包
    囲体。
  12. 【請求項12】前記中空補強構造体が射出成形によって
    形成されている特許請求の範囲第11項記載のラウドスピ
    ーカー包囲体。
  13. 【請求項13】前記補強パネルが前記ハウジング壁に固
    定されている特許請求の範囲第1項から第12項の内の何
    れか1項に記載のラウドスピーカー包囲体。
  14. 【請求項14】前記補強パネルが接着剤によって前記ハ
    ウジング壁に固定されている特許請求の範囲第13項記載
    のラウドスピーカー包囲体。
  15. 【請求項15】使用されている前記接着剤が脆い状態で
    なくゴム状の状態で固定させるような接着剤となされて
    いる特許請求の範囲第14項記載のラウドスピーカー包囲
    体。
  16. 【請求項16】前記接着剤がポリ酢酸ビニル接着剤とな
    されている特許請求の範囲第15項記載のラウドスピーカ
    ー包囲体。
  17. 【請求項17】前記補強構造体および1つまたは複数の
    駆動ユニットを受入れるようには少なくとも設計されて
    いないハウジング壁の内面が消音物質をスプレーされて
    いて、この消音物質がまた前記補強パネルの縁部を前記
    ハウジング壁に固定する接着剤として役立ち、また前記
    補強構造体が一体構造でない部分では一方の組の補強パ
    ネルを他方の組の補強パネルに固定するのに役立つよう
    になっている特許請求の範囲第1項から第12項の内の何
    れか1項に記載のラウドスピーカー包囲体。
  18. 【請求項18】前記補強パネルの縁部が前記ハウジング
    壁の溝に受入れられている特許請求の範囲第1項から第
    17項の内の何れか1項に記載のラウドスピーカー包囲
    体。
  19. 【請求項19】前記補強パネルによって境界されている
    区画が前記ハウジング壁とともに実質的に正方形の断面
    となされている特許請求の範囲第1項から第18項の内の
    何れか1項に記載のラウドスピーカー包囲体。
  20. 【請求項20】前記補強パネルのそれぞれの組が少なく
    とも3つの補強パネルより成っている特許請求の範囲第
    1項から第19項の内の何れか1項に記載のラウドスピー
    カー包囲体。
  21. 【請求項21】前記補強パネルの組の1つが少なくとも
    5つの補強パネルより成っている特許請求の範囲第1項
    から第20項の内の何れか1項に記載のラウドスピーカー
    包囲体。
  22. 【請求項22】前記区画の内の少なくとも若干のものが
    音響吸収材料を含んでいる特許請求の範囲第1項から第
    21項の内の何れか1項に記載のラウドスピーカー包囲
    体。
  23. 【請求項23】前記区画の少なくとも大部分のものが音
    響吸収材料を含んでいる特許請求の範囲第22項記載のラ
    ウドスピーカー包囲体。
  24. 【請求項24】前記音響吸収材料が開放セルプラスチッ
    ク材料のブロックの形状となされている特許請求の範囲
    第22項または第23項の内の何れか1項に記載のラウドス
    ピーカー包囲体。
  25. 【請求項25】前記音響吸収材料が開放セルポリエステ
    ル発泡体または開放セルポリエーテル発泡体のブロック
    の形状になされている特許請求の範囲第24項記載のラウ
    ドスピーカー包囲体。
  26. 【請求項26】前記音響吸収材料が接着された音響ファ
    イバー、廃物羊毛、岩綿またはガラスファイバーの形状
    になされている特許請求の範囲第22項または第23項の内
    の何れか1項に記載のラウドスピーカー包囲体。
  27. 【請求項27】前記包囲体の前壁が少なくとも1つのラ
    ウドスピーカー駆動ユニットを受入れるように配置さ
    れ、一方の組の補強パネルが前記ハウジングの頂壁およ
    び底壁に平行に位置している特許請求の範囲第1項から
    第26項の内の何れか1項に記載のラウドスピーカー包囲
    体。
  28. 【請求項28】前記ハウジング壁が任意にベニアを有す
    るパーティクルボールによって作られている特許請求の
    範囲第1項から第27項の内の何れか1項に記載のラウド
    スピーカー包囲体。
  29. 【請求項29】前記ハウジング壁が10から20mmの範囲内
    の厚さおよび1m2当り7から12kgの範囲内の単位面積当
    りの質量を有する特許請求の範囲第1項から第28項の内
    の何れか1項に記載のラウドスピーカー包囲体。
  30. 【請求項30】前記ハウジング壁に取付けられた1つま
    たはそれ以上のラウドスピーカー駆動ユニットとともに
    特許請求の範囲第1項から第29項の内の何れか1項に記
    載のラウドスピーカー包囲体を含んでいるラウドスピー
    カーシステム。
  31. 【請求項31】内部に取付けられた1つまたはそれ以上
    のラウドスピーカー駆動ユニットを有する前記ハウジン
    グ壁がまた通風孔を設けられていて、これによって前記
    ラウドスピーカー包囲体がヘルムホルツ共振装置を構成
    している特許請求の範囲第30項記載のラウドスピーカー
    包囲体。
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