JPH0750952Y2 - 蒲鉾成形機 - Google Patents

蒲鉾成形機

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Publication number
JPH0750952Y2
JPH0750952Y2 JP1991101492U JP10149291U JPH0750952Y2 JP H0750952 Y2 JPH0750952 Y2 JP H0750952Y2 JP 1991101492 U JP1991101492 U JP 1991101492U JP 10149291 U JP10149291 U JP 10149291U JP H0750952 Y2 JPH0750952 Y2 JP H0750952Y2
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JP
Japan
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raw material
kamaboko
supply hopper
material supply
gear
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991101492U
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English (en)
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JPH0548695U (ja
Inventor
裕次 池内
清晃 池内
Original Assignee
株式会社池内鉄工所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、蒲鉾の成形機に関し、
更に詳しくは蒲鉾内に残留する気泡を極力小さくする成
形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より用いられている蒲鉾成形機は、
図4(a) に示す側面側の断面図と(b)に示す正面側の断
面図のように、二重構造の原料供給ホッパ11とこの原
料供給ホッパ11からの蒲鉾原料を所定面積で送出する
ゲート部材13と、このゲート部材13下部に設けられ
た原料送出ポンプ14から構成されており、上記原料供
給ホッパ11内には蒲鉾原料を原料供給ホッパ11下端
の送出口11aへ移送するための螺旋状翼12が設けら
れている。この螺旋状翼12を駆動する駆動軸12aの
先端は、原料供給ホッパ11の下部に設けられたゲート
部材13の軸受部13aに支持されており、図5に示す
ゲート部材13の平面図に示すように、この軸受部13
aは支持部材13bにより支持されている。なお、上記
原料供給ホッパ11内に設けられた螺旋状翼12と原料
送出ポンプ14は、図示しない駆動装置により駆動され
ている。
【0003】このように構成された蒲鉾成形機による蒲
鉾の成形は、原料供給ホッパ11内に投入された蒲鉾原
料が原料供給ホッパ11内に設けられた螺旋状翼12に
より送出口11a側へと移送され、この送出口11aか
ら送出された原料がゲート部材13の下部所定断面から
送出された後、原料送出ポンプ14のギア14aにより
一定量ずつ移送されて押し出されていくものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記蒲鉾成形
機での蒲鉾原料の移送は、図5のゲート部材13の平面
図に示すように、ゲート部材13上部の大きな円形開口
部13cからゲート部材13下部の小さな略方形開口部
13dへと移送されていくものであり、その移送時には
外力が加えられることはない。従って、蒲鉾原料中に混
入した空気が大きな気泡として残留している場合には、
その気泡も残留した状態のままで移送されていくことに
なる。
【0005】この蒲鉾原料中に混入する気泡は直径5m
m〜6mm程度、あるいはそれ以上の大きさで残留して
しまい、蒲鉾製品となっても内部に残存することにな
る。そして、この気泡が残存した蒲鉾を切断した場合に
は外観を害してしまい粗悪な印象を与え、また、この蒲
鉾を食べた場合には食感を害してしまうことになる。一
般的に、蒲鉾内に残留した気泡が2〜3mm以上の場合
には外観、あるいは食感を害してしまい、2〜3mm以
下の場合には外観あるいは食感をあまり害さないと言わ
れている。
【0006】本考案は上記課題に鑑みて、蒲鉾中に残留
する気泡を小さくすることにより外観、あるいは食感を
害さないような蒲鉾を成形する蒲鉾成形機を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における蒲鉾成形機は、蒲鉾原料を送出する
螺旋状翼を有した原料供給ホッパと、該原料供給ホッパ
から送出された原料をギアにより一定量で送り出す原料
送出ポンプとを具備する蒲鉾成形機において、上記原料
供給ホッパを円錐状に形成し、該原料供給ホッパと上記
原料送出ポンプとの間に押圧ゲートを設け、該押圧ゲー
トの上端を円形開口部に形成し、該押圧ゲートの下端を
上記原料送出ポンプのギア軸心間距離よりも狭い幅で上
記円形開口部よりも狭い面積の方形開口部に形成すると
ともに該原料送出ポンプのギア歯先円に近接させ、該方
形開口部の下端側部を該ギア歯先円にほぼ沿った形状に
形成して上記原料供給ホッパから送出される蒲鉾原料を
押圧して原料送出ポンプのギアへ送出することを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】上記構成によって、蒲鉾原料は、原料供給ホッ
パ内に設けられた螺旋状翼により下方へと移送されると
ともに原料供給ホッパの円錐状面により押圧されながら
押圧ゲートへと送出される。そして、押圧ゲートの円形
開口部からこの円形開口部よりも狭い面積の方形開口部
へ移送される間に更に押圧されて原料送出ポンプへと送
出される。従って、この押圧ゲートから送出される蒲鉾
原料は、押圧力により大きな気泡が潰された状態で送出
されることになる。
【0009】そして、この蒲鉾原料は、原料送出ポンプ
のギア軸心間距離よりも狭い幅で原料送出ポンプのギア
歯先円に近接した方形開口部の下端から、ギア歯先円に
ほぼ沿った形状に形成された下端側部に送出され、原料
送出ポンプのギアにより一定量ずつ押し出されて行く。
【0010】このように、蒲鉾原料を原料供給ホッパと
押圧ゲートで押圧した後原料送出ポンプに送出すること
により、蒲鉾原料内部に残留する気泡を極めて小さくす
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案に係る蒲鉾成形機を示す正面側の断
面図であり、図2は図1のA−A矢視図であり、押圧ゲ
ートから上方の部品を取り除いた押圧ゲートの平面視を
あらわしている。図3は押圧ゲートの要部斜視図であ
る。
【0012】図1において、1は円錐状に形成された円
錐状面1bを有する原料供給ホッパであり、原料供給ホ
ッパ1の内部には螺旋状翼2が設けられており、この螺
旋状翼2は駆動軸2aに固着されている。
【0013】この原料供給ホッパ1下端の送出口1aの
下部には押圧ゲート3が締結金具4により取着されてお
り、この押圧ゲート3は、図2及び図3に示すように、
原料供給ホッパ1に接続する上端は円形開口部3aで、
後述する原料送出ポンプ5に接続する下端は方形開口部
3bで形成されており、上端の円形開口部3aの面積よ
りも下端の方形開口部3bの面積の方が狭くなるように
形成されている。更に、図示するように中央部には上記
螺旋状翼2の駆動軸2a先端を支持する軸受部3cと案
内翼3d,3eが設けられている。この案内翼3d,3
eは上記軸受部3cを支持するものであるとともに、蒲
鉾原料の螺旋運動と同一の方向に傾斜したものであり、
図2の平面図において上方の案内翼3eが中央から左下
方向へ傾斜し、下方の案内翼3dが中央から右下方向へ
傾斜するように形成されており、押圧ゲート3のほぼ上
端から形成されている。
【0014】そして、この押圧ゲート3の下部には原料
送出ポンプ5が設けられている。この原料送出ポンプ5
はギアポンプであり、駆動側ギア5aを図示しない駆動
装置で駆動することにより上記押圧ゲート3から送出さ
れた原料を一定量ずつ移送して押し出すように構成され
ている。
【0015】上記押圧ゲート3の下端は、この原料送出
ポンプ5のギア5a,5bの軸心間距離よりも狭い幅に
形成されるとともにギア5a,5bの歯先円に近接する
位置に設けられ、その下端側部は歯先円にほぼ沿った形
状に形成されている。
【0016】このように構成された本考案の蒲鉾成形機
は以下のように作用する。先ず、二重構造の原料供給ホ
ッパ1の外側に蒲鉾原料を冷却するための氷を投入し、
内側に蒲鉾原料を投入する。そして、原料供給ホッパ1
内の螺旋状翼2と原料送出ポンプ5を駆動することによ
り、原料供給ホッパ1内の螺旋状翼2で蒲鉾原料を原料
供給ホッパ1下端の送出口1a側へと移送する。この移
送中の蒲鉾原料は、原料供給ホッパ1の円錐状面1bに
より押圧されながら移送され、原料供給ホッパ1下端の
送出口1aから送出されることになる。
【0017】次に、この原料は、押圧ゲート3上部の両
側方に設けた案内翼3d,3eにより上記螺旋状翼2に
より蒲鉾原料に与えられた螺旋運動の方向に沿って押圧
ゲート3内へと移送される。そして、押圧ゲート3内で
は、上述したように上端の円形開口部3aの面積よりも
下端の方形開口部3bの面積の方が狭くなるように形成
されているので、蒲鉾原料は下端の方形開口部3bまで
移送される間で押圧されることになる。このように押圧
ゲート3と上述した原料供給ホッパ1とで押圧すること
により、押圧ゲート3下端の方形開口部3bから送出さ
れる蒲鉾原料は、内部に残留した気泡が潰されて極めて
小さな気泡となった状態で送出されることになる。
【0018】そして、押圧ゲート3の下端から送出され
た蒲鉾原料は、原料送出ポンプ5として用いられている
ギアポンプのギア5a,5bの回転力により両側方へと
移送されて、一定量ずつ押し出されていく。
【0019】以上説明したように、本考案によれば原料
供給ホッパ1を円錐状とするとともに、この原料供給ホ
ッパ1と原料送出ポンプ5間に押圧ゲート3を設けるこ
とにより、原料供給ホッパ1から原料送出ポンプ5に移
送される蒲鉾原料を押圧して蒲鉾原料中に混入する気泡
を極めて小さくすることができる。
【0020】
【考案の効果】本考案により、蒲鉾中に残留する気泡を
極めて小さくすることができるので、外観あるいは食感
を害さないような蒲鉾を成形することができる。
【0021】また、蒲鉾原料の密度を原料送出ポンプに
供給する前に均一にするので、成形した蒲鉾も安定し、
蒲鉾製品自体の外観及び食感も良くなるという効果も奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る蒲鉾成形機を示す正面側の断面
図である。
【図2】 図1のA−A矢視図である。
【図3】 押圧ゲートの要部斜視図である。
【図4】 従来の蒲鉾成形機を示す断面図であり、(a)
は側面側の断面図、(b) は正面側の断面図である。
【図5】 図4のゲート部材の平面図である。
【符号の説明】
1…原料供給ホッパ 1b…円錐状面 2…螺旋状翼 3…押圧ゲート 3a…円形開口部 3b…方形開口部 4…締結金具 5…原料送出ポンプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒲鉾原料を送出する螺旋状翼を有した原
    料供給ホッパと、該原料供給ホッパから送出された原料
    ギアにより一定量で送り出す原料送出ポンプとを具備
    する蒲鉾成形機において、 上記原料供給ホッパを円錐状に形成し、該原料供給ホッ
    パと上記原料送出ポンプとの間に押圧ゲートを設け、
    押圧ゲートの上端を円形開口部に形成し、該押圧ゲート
    の下端を上記原料送出ポンプのギア軸心間距離よりも狭
    い幅で上記円形開口部よりも狭い面積の方形開口部に形
    成するとともに該原料送出ポンプのギア歯先円に近接さ
    せ、該方形開口部の下端側部を該ギア歯先円にほぼ沿っ
    た形状に形成して上記原料供給ホッパから送出される蒲
    鉾原料を押圧して原料送出ポンプのギアへ送出すること
    を特徴とする蒲鉾成形機。
JP1991101492U 1991-12-10 1991-12-10 蒲鉾成形機 Expired - Lifetime JPH0750952Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991101492U JPH0750952Y2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 蒲鉾成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991101492U JPH0750952Y2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 蒲鉾成形機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0548695U JPH0548695U (ja) 1993-06-29
JPH0750952Y2 true JPH0750952Y2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=14302173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991101492U Expired - Lifetime JPH0750952Y2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 蒲鉾成形機

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5152094U (ja) * 1974-10-15 1976-04-20

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Publication number Publication date
JPH0548695U (ja) 1993-06-29

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