JPH07509379A - ガイドワイヤ交換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ガイドワイヤ交換装置 発明の背景 本発明は、広くは、経皮的冠動脈内腔拡張術（ｐｅｒｃｕｔａｎｅｏｕｓ　ｔｒ ａｎｓｌｕｍｉｎａｌ　ｃ−ｏｒｏｎａｒｙ　ａｎｇｉｏｐｌａｓｔｙ：　ＰＴ ＣＡ）のような血管内生術に関し、より詳しくは、このような手術中のガイドワ イヤの交換に関する。

古典的なＰＴＣＡ手術では、予成形先端チップ（ｐｒｅｓｈａｐｅｄ　ｄｉｓｔ ａｌ　ｔｉｐ）を備えたガイディングカテーテルが患者の心血管系内に経皮的に 導入され、且っ予成形先端チップが所望の冠動脈口に隣接する大動脈内に配置さ れるまで、心血管系内で前進される。ガイディングカテーテルは、この先端チッ プを回転させるべく、患者の体外に延びた手元側端部がら捩じられ（すなわちト ルクが加えられ）、これにより先端チップが冠動脈口内に案内されて、該冠動脈 口内に位置される。先端側端部に拡張バルーンを備えた拡張カテーテル及び該拡 張カテーテルの管腔内に摺動自在に配置されたガイドワイヤは、ガイディングカ テーテルの手元側端部から導入され、冠動脈口内に位置しているがイディングカ テーテルの先端チップまで前進される。ガイドワイヤが拡張カテーテルと一緒に ガイディングカテーテル内に導入される前に、通常、ガイドワイヤの先端チップ は、医者又は付添い人の一人により手で成形される（曲げられる）。

ガイドワイヤの成形された先端チップは、先ず、ガイディングカテーテルの先端 チップから出て、患者の冠動脈内に前進される。ガイドワイヤの曲げられた、別 の表現でいうなら成形された先端側端部を、拡張を目指す分枝動脈内に案内する には、ガイドワイヤの手元側端部（該手元側端部は、ガイディングカテーテルが 冠動脈の解剖学的構造（ｃｏｒｏｎａｒｙ　ａｎａｔｏｍｙ）内で前進されると きにガイディングカテーテルの手元側端部がら外部に延びている）にトルクを加 える。目標動脈内でのガイドワイヤの前進は、ガイドワイヤが病変箇所と交差す るまで続けられる。

病変箇所を横切って適正に位置決めされるまで、以前に前進されたガイドワイヤ 上で、ガイディングカテーテルの先端チップから出るように前進される。病変箇 所を横切ってひとたび適正に位置決めされたならば、カテーテル上の可撓性があ り且つ比較的弾性の小さな拡張バルーンが、比較的高圧（例えば、一般に４〜１ ２気圧）の放射線非透過性液体で所定サイズまで膨張され、病変動脈の狭窄領域 を拡張する。狭窄を完全に拡張するには、１つ以上のバルーンの膨張を要するこ とがある。最後の拡張後、バルーンが収縮される。これにより、拡張された狭窄 から拡張カテーテルを取り出すことができ且つ拡張された動脈を通って血液の流 れが再開される。

米国特許第４．３２３．０７１号（Ｓｉｍｐｓｏｎ−Ｒｏｂｅｒｔ）　、第４． ４３９．１８５号（Ｌｕｎｄｑｕｉｓｔ）、第４．４（ｉ８．２２４号（Ｅｎｚ ｍａｎｎ等）、第４．５１６．９７２号（Ｓａｍｓｏｎ）　、第４．４３８．６ ２２号（Ｓａｍｓｏｎ等）、第４．５５４．９２９号（Ｓａｍｓｏｎ等）、第４ ．５８２．１８５号（Ｓａｍｓｏｎ）　、第４．６１６，６５２号（Ｓｉ＋ｎｐ ｓｏｎ）、第４，６３８．８０５号（Ｐｏｗｅｌｌ）　、第４，７４８，９８６ 号（Ｍｏｒｒｉ−ｓｏｎ等）、第４．８９８．５７７号（Ｉｌａｄｇｅｒ等）、 第４．７４８．９８２号（Ｈｏｒｚｅｗｓｋｉ等）及び第４．８２１．７２２号 （Ｍｉｌｌｅｒ等）には、血管内手術用のガイディングカテーテル、拡張カテー テル、ガイドワイヤ等の他の詳細を見いだすことができる。尚、これらの米国特 許は本願に援用する。

本発明の譲受人であるＡｄｖａｎｃｅｄ　Ｃａｒｄｉｏｖａｓｃｕｌａｒ　Ｓｙ ｓｔｅｍｓ、　ｌ００１社は、米国特許第５．０４０．５４８号（Ｙｏｃｋ）、 第５．０６１．２７３号（Ｙｏｃｋ）及び第４．７４８．９８２号（Ｈｏｒｚｅ −ｗｓｋｉ等）に開示され且つ特許請求された改良形拡張カテーテルを、ＡＣ３ ＲＸ（登録商標）冠動脈拡張カテーテルの商標で市販している。この拡張カテー テルは、短いガイドワイヤ受入れスリーブ、すなわちカテーテルの先端側端部を 通って延びた内側管腔を有している。スリーブは、カテーテルの先端部の第１ガ イドワイヤポートから、カテーテルの第２ガイドワイヤポート（該ポートは、カ テーテルの膨張バルーンから手元側に間隔を隔てた位置にある）まで、少なくと も１０ｃｍ（通常は約５０ｃｍを超えない）の距離だけ手元側に延びている。ガ イドワイヤからのカテーテルの取外しを助けるため、第２ガイドワイヤポートか ら、好ましくは膨張バルーンの手元側端部に近い位置まで先端側に延びているス リットをカテーテル壁に設けるのか好ましい。このカテーテルの構造は、交換ワ イヤを用いたり又はガイドワイヤの手元側端部にガイドワイヤ延長部を付加する 必要なくしてカテーテルの迅速交換を可能にする。このカテーテルの設計は、そ のユニークさの故に、医療専門家から広い称賛を得ており且つ市場において大き な商業的成功を収めている。

上記のような迅速交換可能張カテーテルの大きな改良がＭｃｌｎｎｅｓ等により 最近行われており、この改良は、１９９０年２月７日付出願に係る係属中の米国 特許出願第０７７４７６、０５６号及び１９９０年６月１９日付出願に係る米国 特許出願第０７７５４１．２６４号に記載されている。尚、これらの米国特許出 願は本願に援用する。これらの迅速交換可能な拡張カテーテルでは、潅流ボート が、バルーンに近い位置及び遠い位置においてカテーテル軸に設けられている。

これらの潅流ボートは、ガイドワイヤを受け入れる内側管腔と流体連通しており 、バルーンが膨張されたときに血液をカテーテルの先端側に潅流させることがで きる。

しかしながら、迅速交換できる上記拡張カテーテル装置の１つの不便さは、血管 位置へのアクセスを中止することなくして、患者の血管構造内の所定位置に既に 配置されたガイドワイヤを取り外すことができないことである。交換ガイドワイ ヤを、血管構造に通して拡張カテーテルの最先端部の短いガイドワイヤ受入れ内 側管腔内に前進させる便利な方法は存在していない。位置決めガイドワイヤ（ｉ ｎ−ｐｌａｃｅ　ｇｕｉｄｅｗｉｒｅ）は、異なる構造をもつ別のガイドワイヤ に交換（例えば、別体の成形リボンを備えたフロッピ形設計のものから、ガイド ワイヤの先端チップまで延びたコアワイヤを備えた中間すなわち標準形のものに 交換）するか、位置決めガイドワイヤを引き出して先端チップを再成形し、次に 再挿入する必要がある。両場合共、本願では、ガイドワイヤを交換ガイドワイヤ と呼ぶことにする。

これまで、必要とされているけれども未だ入手できないものは、カテーテル、及 び体管腔に通してカテーテルを案内するのに使用されるガイドワイヤの両者を　 −容易且つ迅速に交換できる管腔内カテーテル装置である。本発明は、これらの 及び他の要望を満たすことができる。

発明の要約 本発明は、ガイドワイヤの交換が行える管腔内カテーテル装置、及び、該管腔内 カテーテル装置を特に血管的手術中に患者の冠動脈内に使用することに関する。

概略的にいえば、本発明のガイドワイヤ交換装置は長いカテーテル軸を有し、該 カテーテル軸内には、カテーテルの先端側端部のガイドワイヤポートまで延びた ガイドワイヤ受入れ内側管腔が設けられている。カテーテル軸には、該軸の先端 側端部から長手方向に少なくともｌｃ−間隔を隔てた位置に手元側ガイドワイヤ ポートが設けられており、該ポートはガイドワイヤ受入れ内側管腔と流体連通し ている。カテーテル軸は、比較的長い手元側管状部分及び比較的短い先端側管状 部分を有する。手元側ガイドワイヤポートは、交換装置の手元側管状部分と先端 側管状部分との間の移行部又はこの近くに配置されている。先端側管状部分は、 ガイドワイヤの手元側端部が先端側ガイドワイヤポートからガイドワイヤ交換装 置の内側管腔を通って前進されるときに、ガイドワイヤの手元側端部が手元側ガ イドワイヤポートから出るように案内できるようになっているのが好ましい。１ つの好ましい実施例では、ガイドワイヤの手元側端部が手元側ガイドワイヤボー トから出て前進できるように、手元側部分と先端側部分との間の移行部に僅かな 角度（例えば約５〜４０″、好ましくは約５〜３０’）が付されている。ガイド ワイヤ交換装置の先端側管状部分の先端側端部は、例えば交換装置が容易に交換 可能なカテーテルの手元側ガイドワイヤボートから出て延びているガイドワイヤ 上を前進されるときに、容易に交換可能なカテーテルの手元側ガイドワイヤポー ト内に容易に挿入できる寸法を有し且つテーパ状になっている。

ガイドワイヤ交換装置は、該交換装置の先端チ・ノブが容易に交換可能なカテー テルの手元側ガイドワイヤボート内に配置されるまで、又は交換装置の先端側端 部がガイドワイヤポートを通って前進され且つ容易に交換可能なカテーテルの先 端側部分内に延びている短いガイドワイヤ受入れ内側管腔内に充分配置されるま で、患者内に配置されたガイドワイヤ上で前進できるようになっている。ガイド ワイヤ交換装置の先端側端部がひとたびガイドワイヤポート内に配置されたなら ば、患者の体外に出ているガイドワイヤの手元側端部を引っ張ることにより、カ テーテル及び患者の血管系から位置決めガイドワイヤを引き出すことができる。

次に、ガイドワイヤが拡張カテーテルの先端側ガイドワイヤポートから出るまで 、交換装置の内側管腔、拡張カテーテルの手元側ガイドワイヤポート、及びカテ ーテルの内側管腔を通して交換ガイドワイヤを前進させることができる。

交換装置の先端側管状部材の先端側部分が、容易に交換可能なカテーテルの比較 的短いガイドワイヤ受入れ内側管腔のほぼ全長に挿入され且つ前進されるように 構成された本発明の実施例は、本願に援用する前述のＭｃｌｎｎｅｓ等の出願に 記載されているような潅流ポートを備えた迅速交換形拡張カテーテルへの使用に 特に適しており、血液をガイドワイヤ受入れ内側管腔に通すことができる。カテ ーテル軸に潅流孔が設けられた迅速交換形拡張カテーテルを使用するとき、ガイ ドワイヤ受入れ内側管腔内で交換ガイドワイヤを前進させると、時々、ガイドワ イヤが、カテーテルの先端側端部のガイドワイヤポートではなくカテーテル壁の 潅流孔の１つを通って出てしまうことがある。本発明のガイドワイヤ交換装置の 最先端部が容易に交換可能なカテーテルのガイドワイヤ受入れ内側管腔内に配置 されると、交換ガイドワイヤが先端側ガイドワイヤポートの方向に向けられ、従 って潅流孔の１つから出て前進されることはない。

先端側部分と手元側部分との間の結合部の構造は、前述のＹｏｃｋの米国特許及 び１１ｏｒｚｃｗｓｋｉ等の米国特許に開示されているような容易に交換可能な 拡張カテーテルを含む種々の管腔自装置及び血管的装置に使用できる。

本発明の上記及び他の長所は、添付の例示図面に関連して述べる以下の詳細な説 明から明らかになるであろう。

図面の簡単な説明 第１図は、本発明の交換装置を示す側面図である。

第２図は、第１図の２−２線に沿って交換装置の先端側管状部材と手元側管状部 材との間の連結部を長手方向に断面した拡大側面図である。

第３図は、第１図の３−３線に沿う横断面図である。

第４図は、第１図の４−４線に沿う横断面図である。

第５図は、ガイディングカテーテルと、本発明の特徴をもつガイドワイヤ交換装 置を備えた容易に交換可能な拡張カテーテルとを示す側面図である。

第６図は、第５図の組立体の楕円６で囲まれた部分の拡大断面図である。

第７図〜第１４図は、第１図〜第４図に示した交換装置を用いてガイドワイヤを 交換するところを示す図面である。

第１５図は、バルーンの膨張時に血液をカテーテルの先端側に潅流できる拡張で ある。

発明の詳細な説明 第１図〜第４図には、本発明の特徴を具現するガイドワイヤ交換装置ｌＯが示さ れている。交換装置ｌＯは、比較的長い手元側管状部分１１と、比較的短し為先 端側管状部分１２と、これらの両管状部分の間の結合部でこれらの両管状部分の 端部に接合された外側スリーブ１３とを有する。第２図に示すように、外側スリ ーブ１３の大きい方の手元側端部は手元側ガイドワイヤポー）１４を形成してお り、該ポート１４は、通路１６を通って先端側管状部分１２内に延びたガイドワ イヤ受入れ内側管腔１５と連通している。交換装置１０の先端チ、ツブ１７は、 容易に交換可能なカテーテルの手元側ガイドワイヤボート内への先端チ・ツブの 挿入を容易にするためベベル状すなわちテーパ状にすることができる。

先端側管状部分１２に比べ手元側管状部分１１は比較的剛性力法きく、カテーテ ルへの高度の押込み可能性を付与している。第３図に示すように、手元側管状部 分は、ハイポチューブ（ｈｙｐｏｔｕｂｉｎｇ）　１８と、該ノ１イボチューブ の外面に固定されたプラスチック材料からなるコーティング又はジャケット１９ で形成されている。ハイポチューブには、使用される交換ガイドワイヤ２１（仮 想線で示されている）の最大横方向寸法より大きい幅をもつスリツト２０が設け られており、ジャケットには非常に小さな間隔をもつス１ルソト２２が設けられ ている。これは、交換ガイドワイヤ２１が先端側管状部分１２内に前進された後 に、該交換ガイドワイヤ２１を手元側管状部分１１の内側管腔２３から剥ぎ取る ことができるようにする。好ましくは、手元側管状部分１１の手元側端部にルア アダプタ（Ｌｕｒｅａｄａｐｔｅｒ）　２４を設ける。ルアアダプタ２４は、取 外し可能なものにするか、或（１はスリット２０．２１と連続したスリットをル アアダプタ２４に設け、手元側管状部分１１の内側管腔２５からの交換ガイドワ イヤ２１の取外しが容易番二行えるようにする。

第４図は、適当なプラスチック材料で形成された比較的可撓性のある部分である 手元側管状部分１２の横断面図である。

第５図は、ガイディングカテーテル２６と、容易に交換可能な拡張カテーテル２ ７と、位置決めガイドワイヤ２８と、交換ガイドワイヤ２１と、ガイドワイヤ交 換装置１０とからなる拡張カテーテル組立体を示す。実際には、ガイドワイヤ、 拡張カテーテル及び交換装置を充分に収容できる大きさの止血弁を備えたアダプ タ（図示せず）が、ガイディングカテーテルの手元側端部に設けられる。

第５図に示す楕円６で囲まれた領域は、第６図に拡大断面図で示されている。

交換装置ｌＯの先端チップが、拡張カテーテル２７の手元側ガイドワイヤポート ２９内に位置している状態が示されている。第１ガイドワイヤ２９が、拡張カテ ーテル２７のガイドワイヤ受入れ内側管腔１５内の所定位置に位置決めされ且つ ガイドワイヤ交換装置ｌＯの内側管腔１５、通路１６及び手元側ポー）１４を通 って延びている。好ましくは、スリーブ１３は、その手元側端部が拡大されてお り且つ図示のように例えば約５〜４０’（好ましくは約５〜３Ｇ”）の僅かな角 度が付与されており、これにより、ガイドワイヤが手元側から先端側部分１２の 内側管腔１５を通って前進されるときに、真っ直ぐに通路１６及び手元側ポート １４を通ることができる。ガイドワイヤが内側管腔２５内に前進する傾向は、殆 ど又は全くない。手元側管状部分１１の内側管腔２５内に配置された第２ガイド ワイヤすなわち交換ガイドワイヤ２１が仮想線で示されている。

第７図〜第１４図には、位置決めガイドワイヤ２８と交換ガイドワイヤ２１との 交換が示されている。第７図に示すように、位置決めガイドワイヤは、容易に交 換可能な拡張カテーテル２７の先端側部分の短いガイドワイヤ受入れ内側管腔３ ０（図示せず）内に配置されている。第５図に示すように、位置決めガイドワイ ヤ２８及び拡張カテーテル２７の両者は、拡張カテーテルの先端側端部がガイデ ィングカテーテルの先端側端部から出た状態でガイディングカテーテル２６内に 配置されている。本発明の背景の項目で述べたように、ガイディングカテーテル ２６の先端側端部は、ガイドワイヤ及び拡張カテーテルを患者の冠動脈の解剖学 的構造内に案内するため、血管つ手術中には患者の冠動脈口内に位置している。

位置決めガイドワイヤの手元側端部が、ガイドワイヤ交換装置ｌＯの先端側ポ− ト内に挿入すなわち後方装着され、且つ手元側端部が手元側管状部分１１と先端 側管状部分１２との間の結合部の手元側ポート１４から出るまで内側管腔１５及 び通路１６に通される。次に、第９図に示すように交換装置の先端チップが容易 に交換可能な拡張カテーテルの手元側ガイドワイヤポート２９内に位置するまで 、ガイドワイヤの手元側端部を手で掴み、第８図に示すように位置決めガイドワ イヤ２８上で交換装置ｌＯを前進させる。この時点で、第１０図に矢印で示すよ うに、位置決めガイドワイヤ２８を拡張カテーテル２７及び患者から引き出すこ とができる。交換ガイドワイヤ２１の先端側端部が、第１１図に示すようにアダ プタ２４及び交換装置ＩＯの内側管腔１５．２５を通り、且つ容易に交換可能な 拡張カテーテル２７のガイドワイヤポート２９内に位置している交換装置１０の テーバ状先端側端部から出るように前進される。第５図に示すように、位置決め ガイドワイヤ２８を取り外す前に、交換ガイドワイヤ２１を内側管腔２５内に配 置することができる。交換ガイドワイヤ２１の前進は、該交換ガイドワイヤ２１ の先端チップが拡張カテーテル２７の先端側端部から出て患者の冠動脈内に入る まで続けられる。次に、交換装置を患者から取り外す。ガイドワイヤ交換装置が 患者から引き出されると、該交換装置は、第１４図に示すように、手元側管状部 分Ｈのスリット２０．２１を通して交換ガイドワイヤ２１から剥ぎ取られる。ガ イドワイヤ交換装置が患者から完全に引き出され、これにより交換ガイドワイヤ ２１が手元側ポート１４から出され且つ裸のガイドワイヤ２１が交換装置の先端 側端部Ｉ７から出されて見えるようになると、交換装置がガイドワイヤから取り 外される間、先端側端部１７の先端側の露出されたガイドワイヤを手で掴み、ガ イドワイヤを所定位置に保持することができる。

容易に交換可能な拡張カテーテル２７は、位置決めガイドワイヤ２８又は交換ガ イドワイヤ２１のいずれかのワイヤ上の別の容易に交換可能な拡張カテーテルと 交換することができる。

カテーテルの先端側部分の膨張可能部材すなわちバルーンに対し手元側及び先端 側の潅流ポートを備えた容易に交換可能な拡張カテーテルについての手順も第７ 図〜第１４図に示した手順と本質的に同じであるが、第１５図に示すように、ガ イドワイヤが内側管腔３０を通って前進されるときに進路をそれて潅流ポート特 表千７−５０９３７９　（５） ３１の１つから出てしまわないように、ガイドワイヤ交換装置ｌＯの先端側管状 部分１２が内側管腔３０内に充分に挿入される点で異なっている。

ガイドワイヤ交換装置の全長は、一般に約８５〜１３０ｃｍである。横方向寸法 は、普通、使用されるガイドワイヤの最大横方向寸法により制御されるが、一般 に、直径で約０．０３〜０．０５インチ（約０．７６〜１．３ｍ）の範囲にある 。手元側管状部分１１のハイポチューブはステンレス鋼又は超弾性ＮｉＴｉ合金 で作ることができ、且つジャケットは低密度ポリエチレンで作ることができる。

先端側管状部分１２及びスリーブ１３は高密度ポリエチレンで形成できる。ガイ ディングカテーテル、拡張カテーテル及びガイドワイヤは、慣用的な構造及び材 料で形成できる。

以上、容易に交換可能な拡張カテーテルのガイドワイヤ交換を容易にするカテー テル装置に関連して本発明を説明したが、本発明の改良されたカテーテル構造は 容易に交換可能な拡張カテーテル等の拡張カテーテルに使用することもできる。

当業者には、本発明の範囲を逸脱することなく他の変更及び改良をなし得ること が理解されよう。

ＦＩＧ、　１１

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. １．手元側端部及び先端側端部を備えた細長い軸と、該軸の少なくとも手元側ガ イドワイヤポートから先端側端部の先端側ガイドワイヤポートまで延びているガ イドワイヤ受入れ内側管腔とを有し、前記軸の先端側端部が迅速交換形拡張カテ ーテルのガイドワイヤポート内に挿入できるようになっていることを特徴とする 請求の範囲第１項に記載のガイドワイヤ交換装置。
2. ２．前記カテーテル軸の手元側ガイドワイヤポートが、カテーテル軸の先端側ガ イドワイヤポートから手元側に少なくとも約１ｃｍの間隔を隔てていることを特 徴とする請求の範囲第１項に記載のガイドワイヤ交換装置。
3. ３．前記手元側ガイドワイヤポートと交換装置の先端側部分内に延びているガイ ドワイヤ受入れ内側管腔との間にはガイドワイヤ通路が延びていることを特徴と する請求の範囲第１項に記載のガイドワイヤ交換装置。
4. ４．前記ガイドワイヤ通路が、交換装置の先端側部分内に延びているガイドワイ ヤ受入れ内側管腔と一直線状に整合していることを特徴とする請求の範囲第３項 に記載のガイドワイヤ交換装置。
5. ５．前記カテーテル軸の最先端側部分が、手元側ガイドワイヤポートとその膨張 可能部材との間の潅流ポートを備えた迅速交換形拡張カテーテルの手元側ガイド ワイヤポートを通って挿入され且つ手元側ガイドワイヤポートと拡張カテーテル の先端側ガイドワイヤポートとの間に延びているガイドワイヤ受入れ内側管腔内 で前進されるようになっていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のガイ ドワイヤ交換装置。
6. ６．ａ）バルーン拡張カテーテルを有し、該バルーン拡張カテーテルが、先端側 部分に膨張バルーンが設けられた細長い軸と、拡張カテーテルの先端側端部の先 端側ガイドワイヤポートから手元側ガイドワイヤポートまで延びているガイドワ イヤ受入れ内側管腔とを備えており、前記手元側ガイドワイヤポートが先端側ガ イドワイヤポートから手元側に間隔を隔て且つ細長い軸の手元側端部から先端側 に相当距離の間隔を隔てており、ｂ）ガイドワイヤ交換装置を有し、該ガイドワ イヤ交換装置が、内部に内側管腔が設けられた細長い軸と、交換装置の先端側端 部の先端側ガイドワイヤポートと、交換装置の先端側端部から少なくとも１ｃｍ の間隔を隔てている手元側ガイドワイヤポートとを備えており、ガイドワイヤ交 換装置の先端側端部が、拡張カテーテルの手元側ガイドワイヤポートに入ること ができるように形作られ、寸法形状決めされていることを特徴とするバルーン拡 張カテーテルキット。
7. ７．前記ガイドワイヤ受入れ内側管腔と連通したバルーンの手元側及び先端側で 、前記バルーン拡張カテーテルの細長い軸に灌流ポートが設けられていることを 特徴とする請求の範囲第６項に記載のキット。
8. ８．前記ガイドワイヤ交換装置の先端側部分が、ガイドワイヤ受入れ内側管腔内 に配置されたガイドワイヤ上を摺動し、手元側ガイドワイヤポートを通ってガイ ドワイヤ受入れ内側管腔内に入るように寸法形状決めされていることを特徴とす る請求の範囲第７項に記載のキット。
9. ９．細長いコア及びこの先端側部分の可撓性本体を備え且つ拡張カテーテルのガ イドワイヤ受入れ内側管腔内に少なくとも一部が配置されるガイドワイヤを有す ることを特徴とする請求の範囲第６項に記載のキット。
10. １０．拡張カテーテルの先端側端部の先端側ガイドワイヤポートと該先端側ガイ ドワイヤポートから少なくとも１０ｃｍの間隔を隔てた手元側ガイドワイヤポー トとの間に延び且つ先端側部分に短いガイドワイヤ受入れ内側管腔を備えた容易 に交換可能な拡張カテーテルが患者の血管構造内に配置され、且つ手元側端部及 び先端側端部を備えた第１ガイドワイヤが拡張カテーテルの先端側部分内の短い ガイドワイヤ受入れ内側管腔を通って配置される血管内手術中にガイドワイヤを 交換する方法において、 ａ）内部に内側管腔が設けられた細長い軸と、交換装置の先端側端部の先端側ガ イドワイヤポートと、交換装置の先端側端部から少なくとも１０ｃｍの間隔を隔 てている手元側ガイドワイヤポートとを有するガイドワイヤ交換装置を設け、前 記両ガイドワイヤポートが交換装置の内側管腔と流体連通しており、ガイドワイ ヤ交換装置の先端側端部が拡張カテーテルの手元側ガイドワイヤポートに入り得 るようになっており、 ｂ）ガイドワイヤ交換装置を第１ガイドワイヤの手元側端部に取り付け、ｃ）ガ イドワイヤ交換装置の先端側端部が拡張カテーテルの手元側ガイドワイヤポート 内に入るまで第１ガイドワイヤ上でガイドワイヤ交換装置を前進させ、 ｄ）第１ガイドワイヤをその手元側端部から引っ張ることにより、ガイドワイヤ 交換装置を通して第１ガイドワイヤを引き出し、ｅ）ガイドワイヤ交換装置の内 側管腔及び拡張カテーテルの先端側端部の短いガイドワイヤ受入れ内側管腔を通 り且つ拡張カテーテルの先端側端部から出るように第２ガイドワイヤを前進させ ることを特徴とする血管内手術中にガイドワイヤを交換する方法。
11. １１．ａ）バルーン拡張カテーテルを有し、該バルーン拡張カテーテルが、先端 側部分に膨張バルーンが設けられた細長い軸と、拡張カテーテルの先端側端部の 先端側ガイドワイヤポートと該先端側ガイドワイヤポートから少なくとも１０ｃ ｍの間隔を隔てた手元側ガイドワイヤポートとの間で延びているガイドワイヤ受 入れ内側管腔とを備えており、 ｂ）細長いコア及びこの先端側部分の可撓性本体を備え且つ拡張カテーテルのガ イドワイヤ受入れ内側管腔内に少なくとも一部が配置されるガイドワイヤと、 ｃ）ガイドワイヤ交換装置を有し、該ガイドワイヤ交換装置が、内部に内側管腔 が設けられた細長い軸と、交換装置の先端側端部の先端側ガイドワイヤポートと 、交換装置の先端側端部から少なくとも１０ｃｍの間隔を隔てている手元側ガイ ドワイヤポートとを備えており、ガイドワイヤ交換装置の先端側端部が、拡張カ テーテルの手元側ガイドワイヤポート内に配置されるように寸法形状決めされて いることを特徴とするバルーン拡張カテーテル組立体。
12. １２．前記バルーン拡張カテーテルの細長い軸が灌流ポートを有しており、該灌 流ポートがバルーンの手元側及び先端側に配置され且つガイドワイヤ受入れ内側 管腔と流体連通していることを特徴とする請求の範囲第１１項に記載の組立体。
13. １３．前記ガイドワイヤ交換装置が、ガイドワイヤ受入れ内側管腔内に配置され たガイドワイヤ上で摺動し、手元側ガイドワイヤポート及びガイドワイヤ受入れ 内側管腔を通るように寸法形状決めされていることを特徴とする請求の範囲第１ ２項に記載の組立体。
14. １４．血管内手術中に患者内に配置される血管内カテーテルの先端側部分の短い ガイドワイヤ受入れ内側管腔内に配置されたガイドワイヤを交換する方法におい て、 ａ）手元側端部及び先端側端部をもつ手元側管状部分と、手元側端部及び先端側 端部を備えた先端側管状部分とを備えたガイドワイヤ交換装置を設け、先端側管 状部分の手元側端部が手元側管状部分の先端側端部に固定され且つ手元側ガイド ワイヤポートを備えており、先端側管状部分の先端側端部が先端側ガイドワイヤ ポートを備え且つ血管内カテーテルの手元側ガイドワイヤポート内に配置できる ようになっており、 ｂ）ガイドワイヤ交換装置の先端側端部がカテーテルの、ガイドワイヤが出る手 元側ガイドワイヤポート内に配置されるまで、ガイドワイヤ上でガイドワイヤ交 換装置を前進させ、 ｃ）位置決めガイドワイヤを引き出し、ｄ）ガイドワイヤ交換装置内に延びた内 側管腔及びカテーテルの手元側ガイドワイヤポートを通り且つカテーテルの先端 側ガイドワイヤポートから出るように交換ガイドワイヤを前進させ、 ｅ）患者からガイドワイヤ交換装置を引き出し、ｆ）ガイドワイヤ交換装置が患 者から出るときに、ガイドワイヤ交換装置の手元側管状部分の壁に設けられたス リットを通して、交換ガイドワイヤからガイドワイヤ交換装置を剥ぎ取り、 ｇ）ガイドワイヤ交換装置の先端側端部が患者を出るまで、交換ガイドワイヤ上 でガイドワイヤ交換装置を更に引き出し、ガイドワイヤ交換装置の先端側端部の 先端側の交換ガイドワイヤの露出部分を手で固定し且つ次に交換ガイドワイヤか らガイドワイヤ交換装置を取り外すことを特徴とするガイドワイヤ交換方法。
15. １５．ａ）内部に内側管腔が設けられた手元側部分及び内部に内側管腔が設けら れた先端側部分を備えた細長い軸と、 ｂ）手元側軸部分と先端側軸部分との間の結合部とを有しており、該結合部が、 先端側軸部分の内側管腔と流体連通し且つ手元側軸部分の内側管腔からオフセッ トしている手元側ガイドワイヤポートを備えていることを特徴とする位置決めガ イドワイヤと交換ガイドワイヤとを交換できる管腔内カテーテル。
16. １６．前記先端側軸部分及び手元側軸部分が互いに小さな角度をなして配置され ていることを特徴とする請求の範囲第１５項に記載のカテーテル。
17. １７．前記先端側軸部分及び手元側軸部分が別々の管状エレメントであり、両軸 部分の間の結合部が、先端側軸部分を形成する管状エレメントの手元側端部に固 定された先端側端部及び管状エレメントの先端側端部に一部が固定された大きな 手元側端部を備えたスリーブを備えていることを特徴とする請求の範囲第１５項 に記載のカテーテル。
18. １８．前記角度が約５〜４０°であることを特徴とする請求の範囲第１６項に記 載のカテーテル。
19. １９．前記角度が約３０°を超えないことを特徴とする請求の範囲第１８項に記 載のカテーテル。