JPH07509360A - 馬用合成敷材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、動物の収容又は運搬用の馬房、中扉、家畜小屋、箱、おり、台車に用 いられるのに特に適している床／壁用カバーに関するものである。但し、本発明 の床／壁用カバーは、上記の用途に限られるものではない。

背景技術 馬、豚、牛等の家畜頻用の家畜小屋、馬房、中扉、箱、おり、台車等の多くは、 固くて通常は冷たい床から家畜を離しておくために、また、動物の排泄物やゴミ を吸収させるために、わらや同様の微粒子状の敷材て覆われている。

従来の敷わら材において、清潔さを保ち、病気の広がりを防ぐために、継続的に 取り替えを行う必要があり、また、家畜小屋や馬房等から取り除かれた使用済の わら材は、処理されることとなる。そのような従来のわら等の微粒子状の敷材は 、特に、僻地の不毛地帯では、購入価格、運搬費用が高いだけでなく、動物の排 泄物で濡れた大量の使用済みの敷材を処理するのにも、費用がかさむことになる 。

更に、従来の微粒子状の敷材は、わら、木の削りくず、おがくず等から成ってお り、家畜を小屋の床や壁から離して保護するという点では、不十分であった。

また、従来の敷材ては、家畜小屋内に配置された後、動物がその敷材をあちこち にまき散らすので、床か部分的にむき出しの状態になっている。加えて、わらや その池の微粒子状の敷材は、動物か家畜小屋や馬房内を動き回る際に、滑ったり ころんだりする原因となりかちである。特に、馬が立ち上がろうとする時に、敷 材て滑ったりころんたりしがちである。わら、木の削りくず、おがくずから成る 従来の敷材は、特に濡れているときに、家畜小屋の床の上を滑ることがある。馬 か立ち上かろうとする時、敷材かそのひづめの下になることが多く、滑ったり、 ことによると１我をする原因となる。

わら、おがくず、木の削り屑なとの従来の敷材によって引き起こされるこれらの 問題を解決するため、マット状の代替敷材を、家畜小屋や馬房、中扉の区画ごと に配置したり、小屋や馬房の大きさにちょうと切り取って敷設することか、以前 から提案されている。

例えば、水分不透過性の最上層に、多孔質の繊維状材料がら成る圧縮性副層を埋 設してなる家畜小屋用床材が、米国特許第４１２９０９７号及び第４５０２４１ ５号に開示されている。

このマット材は、家畜小屋の床からの温度的影響を十分に遮断することは出来る か、動物のｔＪＦ泄物やゴミを小屋から取り除く機構は有していない。従って、 米国特許第４１２９０９７号及び第４５０２４１５号のマット材を用いれば、動 物の排泄物やゴミ、汚れ等をすべて、人の手によって除去し処理しなければなら ない。或いは、マット自体を、小屋から取り出して洗うことも可能である。

更に、米国特許第４１２９０９７号及び第４５０２４１５号に開示のマット材の 最上層を通り抜けた動物の排泄物やその他のｔＪＦ出物は、多孔質の繊維状圧縮 性副層によって吸収され、そこに滞留することとなる。このように吸収された動 物の排出物は、動物にも家畜小屋の側にも、不利な状況を生み出す結果となる。

まず、すぐに耐え難い臭いを発生し、マット材の下に入り込んだ動物の排出物は 、疑いなく、病気が広がる原因となる。

こうした困難な問題に対応して、ドイツ特許明細ｉｇ第２６４９０５４号には、 動物の排泄物やゴミの通過を許容する複数の穴を備えた水分不透過性菌セル型発 泡体を用いることか提案されている。しかし、このマットは、穴を通過した物質 を除去する機清か設けられていないために、上記と同様の問題をかがえることと なる。

それに加えて、これら従来のマットは、極めて薄く、例えば、１０〜４０ｍｌ１ １の厚さしかない。この程度の厚さでは、動物を、家畜小屋の床や壁からの物理 的、温度的影響から隔離するには不十分である。これらの問題を解決するために 、米国特許第４１２９０９７号、第４５０２４１５号、及びドイツ特許明細書第 ２６４９０５４号に記載のマットは、わら、木の削り屑、おがくずなどの従来の 敷材と共に用いられることとなるか、そうすれば、先に述へた、従来の敷材の補 給と処理に関する全ての問題をかかえる結果となる。

こうした従来技術の不都合を改善するために、従来技術に加えた選択を提供し、 少なくとも好ましい態様においては、従来の敷材を更に必要とすることなく、動 物の排出物を効率的に除去しつつ、物理的、温度的影響から動物を充分に隔離す ることのできる床・壁用カバー材を提供することが、提案されている。

従って、第一の発明は、水分不透過性、耐破壊性材料からなる上部被覆層で覆わ れた圧縮性支持層を有する床／壁用マット材にして、それが、上部被覆層から、 該マット材の下側に延びる複数のｔＪＦ水通路まで、少なくとも動物の液体排出 物を通過させ得る大きさの複数の穴を有し、該排水通路が、該支持層の下側、或 いは、配設されたマット材に覆われる壁又は床に形成されている床、壁用マット 材を提供するものである。

一つの態様によれば、前記支持層は、実質的に水分を透過させない、閉セル型発 泡体から構成される。特に好ましくは、該閉セル型発泡体は、エチレン−酢酸ビ ニル、エチレン−プロピレン−ジエンモノマー（ＥＰＤＭ）、スチレン−ブタジ ェンゴム（ＳＤＲ）、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、或いは、ポリエチレ ンを含むものである。

別の態様によれば、前記上部被覆層は、耐破壊性ゴム層から構成され、好ましく は、１〜１ｏｉｎの厚さである。前記支持層の厚さは、用途に応じて変更される が、好ましくは、物理的、一度的影響を充分に遮断するためには、３０〜８０ｎ ｍに調整される。

第二の発明は、上記の床／壁用マット材を含み、更に、前記排水通路に隣接して 設けられ、該床／壁用マットの穴を通過した排泄物やゴミを、該排水通路から外 部へ洗い流すための流し機構を備えた、床／壁用カバー兼洗浄装置を提供するも のである。

第二の発明の一つの態様によれば、前記流し機構は、前記床／壁用マットの端縁 部に沿って延びる導水管を有し、その導水管には前記排水通路に対応して複数の 穴か設けられ、該通路に強制的に洗浄用液体を流すようになっている。

これらの排水通路には、水、消毒剤、又は殺菌剤を含む適当な液体であれば何で も、流すことか可能である。

動物の排泄物やゴミを、該排水通路から洗い流すのを容易にするために、好まし くは、前記流し機構の導水管か、本発明のマット材にて覆われた床または壁の上 方部に沿って延びており、これによって、洗浄用液体が、該排水通路を通って、 該上方部の下方に位置する床または壁の下方部に向かって、強制的に流される前 記マット材及び第二の発明であるカバー兼洗浄装置は、家畜小屋、馬房等に用い られる従来の微粒子状の敷材に、完全に取って替わるものである。従って、本発 明のマット材は、従来の敷材のように、運搬や除去の必要がなく、このため、家 畜小屋の維持管理、清掃に関わる労力を、かなり軽減させることが出来る。

また、本発明のマット材は、はこりを生じることがなく、緩衝材としても機能し 、衛生的には、その他の従来の微粒子状敷材のいずれと比べても優れている。

加えて、本発明のマット材は、従来の微粒子状敷材のように、広がって散らかっ たすせず、該マット材が配置された部分は、すべて適切に覆われていることが保 証される。更に、上部カバ一層の滑り止め表面は、従来の微粒子状敷材とは違っ て、家畜小屋の床に対して移動しないので、動物が、家畜小屋の中で立ち上がっ たり、動き回るのを補助する役目を果たす。

例えば、動物の排泄物や、石、汚れ等のゴミは、ホースの水を使って、本発明の マット材に設けられた穴を通して、下方のｌＪｉ水通路まで流すことも可能で、 その排水通路から、下水道口に向けて流し出される。洗浄用液体を、該排水通路 に沿って強制的に流す前記流し機構によって、動物の排泄物やゴミを、排水通路 から容易に除去することかできる。

本発明のマット材によって、温度、物理的影響が遮断される利点とは別に、動物 の排泄物やゴミをすばやく除去する機能を持ち、マット材が水分を吸収しない性 質を存していることから、本発明は、従来の微粒子状の敷材に比べ、より衛生的 な環境を生み出すことができる。かかる衛生的な環境の下では、動物が切り傷や 擦り傷を患っている場合でも、確実に感染を防止することができる。

加えて、従来の代替マットと違って、本発明では、尿などの動物の排泄物が、マ ットの下に滞留しないようになっている。本発明とは違って、従来のマットを通 り抜けた尿などの動物の排泄物は、そこで発酵し、該マットの下側の温度を上昇 させ、結果的に、自然燃焼を引き起こす可能性がある。更に、このように滞留し た尿などの動物の排泄物が原因で、従来のマットの下に、うじが繁殖してしまう こともある。

本発明のマット材においては、マット材の下の排水通路に開口する穴が設けられ ていることから、尿などの動物の排泄物がすべて、該マット材を通過し、排水通 路を通って、適当な下水口へと流れ出るようになっている。また、マット上を歩 き回る動物から加えられる力によって、該マット材の下側全体にわたって空気が 循環し、従って、動物の排泄物が発酵するのを避けることが出来る。更に、第二 の発明では、マット材の下側から、動物の排泄物を定期的に洗い流すことが出来 るので、かかる排泄物が滞留したり、その結果うじが繁殖したりすることを確実 に防ぐことが出来る。

本発明のマット材はまた、軽量で、取扱いや運搬が容易である。このマット材は 、適当な大きさに切断してもよいし、或いは、予め幾つかに分断された形で設け られてもよい。

本発明のマット材が、家畜の収容や運搬に特に適しているが、例えば、子供用の 運動場に用いることも可能である。この場合、衛生的な状態を確保しつつ、子供 達か、周囲の環境の物理的な影響を受けないようにすることが可能である。

図面の簡単な説明 以下に、添付の図面を参照して、本発明を、例示的に説明することとする。

図１は、本発明の第１実施例に従う床／壁用マット材の斜視図である。

図２は、図１の床／壁用マット材の平面図である。

図３は、図１及び図２の床／壁用マット材の端面図である。

図４は、図１、図２及び図３の床／壁用マット材の下側の底面図である。

図５、図６及び図７は、それぞれ、本発明の第２実施例に従う床／壁用マット材 の平面図、端面図、及び底面図である。

図８は、本発明の第３実施例に従う床／壁用カバー兼洗浄装置の平面図である図 ９は、図１〜図７の床／壁用マット材と共に用いられる流し機構の平面図である 。

図１０は、図９の流し機構の端面図である。

発明の実施形感 本発明は、動物を収容又は運搬できる家畜小屋、馬房、半扉、おり、箱、台車の 床や壁を覆うのに特に適している床／壁用マット材ｌＯを含むものである。但し 、該床／壁用マット材ｌＯは、上記の用途に限られるものではない。

図１には、床２１及び壁２２で仕切られた家畜小屋２０が示されている。その床 ２１は、本発明の床マツト材ｌＯにて覆われている。後述するように、本発明の マット材は、壁２２を覆うのにも適している。

図１に示される実施例においては、床２１が、複数のマット１１によって覆われ ている。尤も、そのような個々に分断された複数のマット１１で、小屋の床２１ や壁２２を覆うことができる他、本発明のマット材ｌＯを、床２１や壁２２に合 わせた大きさの一片のマットに切断し、その床２１や壁２２を覆うようにするこ とも可能であることは言うまでもない。

図２乃至図４に示されているように、本発明の床／壁用マット材は、圧縮性支持 層４０上に設けられた、水分不透過性、耐破壊性材料からなる上部被覆層３０を 有する。本発明に用いられる被覆１１ｉ３０は、好ましくは、耐破壊性ゴムから 構成され、それによって、床／壁用マット材ｌＯへの損傷が避けられるだけでな く、動物のひづめによって加えられた力を均等に分散することもできる。

同様に、前記支持層４０は、適当な圧縮性材料から形成される。特に効果的であ ると証明された材料は、水分を実質的に通過（透過）させない閉セル型発泡体で ある。かかる閉セル型発泡体を用いることによって、動物の排泄物、ゴミ、水等 か、支持層４０にしみ込まないことを保証できる。

特に好ましい閉セル型発泡層は、エチレン−酢酸ビニルから構成される。表１に は、保存加工されたエチレン−酢酸ビニル発泡体の作用特性が、詳細に示されて いる。但し、これらの数値は、本発明のマット材の用途に応じて、±５００％ま で変化し得る。

前記支持層４０に用いられるその他の材料としては、ポリイソプレン、ポリクロ ロプレン、ポリエチレン、ＥＰＤＭ　（エチレン−プロピレン−ジエンモノマー ）、５ＢＲ（スチレン−ブタジェンゴム）等かある。

複数の穴５０は、マット材の上面から、該マット材１０の下側に沿って延びる複 数の排水通路６０まて延びている。これらの穴は、動物の排泄物や、石、汚れ等 のゴミを、マット材１０の上面から下方の排水通路６０まで通過させることか出 来る程度の大きさで設けられる。

本実施例では、排水通路６０は、支持層４０の下側に一体的に形成されたが、本 発明のマット材１０に覆われる床や壁に形成されても良い。前述のように、床２ １や壁２２を、適当な大きさに切断された一枚のマットで覆うことも、或いは、 複数のマット１１で覆うことも可能である。図２乃至図４に示されているように 、それらのマットは、接合部４１で単に互いに当接するように、切断されてもよ いし、また、該マット１１の長手方向端面に、さねや溝等の適当な接合部を形成 し、マット間の保合を充分に確保することもできる。

表１−ＥＶＡ（エチレン−酢酸ビニル）閉セル型発泡体＞ｋＪＩｓＫ　−ＪＩＳ 試験方法 本発明のマット材は、以下のようにして設置される。家畜小屋または馬房内の微 粒子状敷材を、すへて取り除く必要があり、壁と床は、ホースを使って洗い流さ れる。次に、マット材ＩＯを、被覆すべき領域に、ただ広げるだけである。上記 のように、マット材は、ただ１枚、適当な大きさに切断されたものを用いてもよ いし、規格の輻のマット数枚を、互いに隣合わせて敷設してもよい。図１に示さ れるような家畜小屋の床２１上では、マット材を床に係合するものは必要ない。

もちろん、マント材を壁２２に設ける場合には、例えば、留金（フック）、接着 剤等、何らかの保合手段が必要となる。

排水通路６０は、床／壁用マット材１０の全長にわたって、好ましくは、通常は 後方にある床２Ｉの最上点から、通常は正面側にある床の最下点に向がって、延 びている。このようにして、本発明のマット材が所定の位置に設置されると、マ ット材１１上の動物の排泄物やゴミは、ホースの水で、穴５ｏの中に簡単に流し 込まれ、そこから排水通路６０に落ちて、家畜小屋の正面にある下水道口に向け て、流れ出てしまうのである。

床／Ｉ２！用マット材の大きさ、形、向きは、その使用目的に応じて変更され得 ることは言うまてもない。例えば、本願出願人は、６−のゴム層＆、約２０Ｅｌ ｌ１１の高さの排水通路を含む６０市の支持層を存するマット材が、馬の収容、 運搬に使用するのに特に適していることを発見した。この排水通路６ｏの高さに 合わせて、穴５０の直径も２０ｍｍとされる。しかしながら、これらの寸法は、 マット材の用途に応じて、かなりの幅で変更され得る。要するに、本発明のマッ ト材に加えられる力か大きければ大きいほと、マット材の厚さや密度は大きく設 定されるべきである。例えば、豚を、温度、物理的な影響から隔離するのに充分 な厚さまたは密度を有するマット材は、馬または牛を、温度、物理的な影響から 適切に隔離するのに充分であるとは限らない。従って、出願人は、上部被覆層、 圧縮性支持層及び排水通路の密度や厚さを、使用意図に応じて変更することを、 予め考慮している。例えば、ゴム層の厚さは、１〜１０岨、支持層３ｏの厚さは 、３０〜８０画、また排水通路の厚さは、ｌθ〜３０−の範囲内で設定される。

次に、図５乃至図７は、本発明の別の実施例を示しており、そこでは、ゴム層３ ０か、複数の突起を有し、波形形状を呈している。これらの突起の最下点は、穴 ５０と同平面上に位置し、ゴム層のうね（隆起部）にある物質は、穴５ｏの方へ 落ち、そこを通って排水通路６０に至るようになっている。この場合、排水通路 は、圧縮性支持層４０とは別の層に設けられてもよい。例えば、本実施例に示さ れるように、排水通路６０を、支持層４０よりも緻密な材料からなる層に設け、 マット材ＩＯの上面に力が加えられても、排水通路の高さが変わらないようにし てもよい。

１ｊＪ２乃至図４の穴は、円形の断面形状を呈していたが、図５乃至図７の穴５ ０は、正方形の断面を有している。このことから、これらの穴５ｏ及び排水通路 ６０は、動物の排泄物やゴミの通過を容易に実現できるのであれば、如何なる形 状を有していてもよいことがわかる。

図５乃至図７のマット材はまた、前記実施例とは異なる形状の排水通路６ｏを有 する。つまり、本実施例のマット材１０には、直角に交差して延びる、２組の平 行な排水通路が設けられている。穴５０は、その２組の排水通路の交差する点に 位置している。

かかる床／壁用マット材１０を設置する際には、排水通路６０が、家畜小屋の床 や壁の傾斜に沿って延びるようにすることか望ましい。つまり、家畜小屋や馬房 等の床は、水が掃けるように僅かに傾いていることが多く、たいていの場合、小 屋の正面に向かって下がっていく傾斜になっている。従って、図１に示される如 く、排水通路６０が、家畜小屋の床の傾斜に沿って延びるように、マット材ＩＯ を配置するのか望ましい。

床／Ｉ！！用マット材を、家畜小屋、馬房、台車等の壁に張り付ける場合、排水 通路６０は、鉛直（垂直）方向に延びるように設けられるべきである。

家畜小屋の床がほんの僅かしか傾斜していない場合、若しくは、床が正面側にも 一方の側にも傾く場合には、図５乃至図７の実施例が有効である。つまり、本実 施例では、ｔＪｒ水通路か、マット材ＩＯの縦横両方向に延びていることから、 ｔＪＦ水通路に存在する動物の排泄物やゴミを、マット材の下側に沿って、縦、 横、斜めの方向に流すことか可能である。

図８乃至図」０には、本発明の更なる実施例として、床／壁用カバー兼洗浄装置 か示されている。このカバー兼洗浄装置を用いれば、穴５０を通り抜けた排出物 やゴミは、すへて、排水通路６０から洗い流され、下水道口に排出されることと なる。

まず、図８に示されるように、この床／壁用カバー兼洗浄装置は、上記のマット 材と共に、マット材１０の側端部１２に隣接して位置する流し機構を存する。

この流しｖ１構は、床／壁用マットを才ＩＯの穴５０を通過したものをすへて、 排水通路から洗い流してＨＦ出するのに使用される。

詳細には、流し機構は、本発明のマット材ＩＯの側端部１２に沿って配置された 導水管７０を含む。

図９及び図１０に示されるように、導水管７ｏは、排水通路６０と並んで位置す る複数の放水ロア１を存し、そこから適当な洗浄用液体を放出して、該排水通路 を強制的に通過させ、それによって、動物のＵ［泄物、ゴミ、汚れ等を、下水道 口に向けて、洗浄用液体と共に運び出すことが出来る。

図１Ｏに示されるように、マット材１０の下側には、導水管７ｏを所定の位置に 位置決めするための切り欠き１３が設けられている。このようにして、床／壁用 マット材ＩＯは、導水管７０が、マット上に晒された状態では配置されない。

従って、動物を、導水管７０から保護し、また、逆に、導水管７ｏが損傷しない ようにすることができる。該切り欠き１３は、本発明のマット材の両側に設けら れるのか望ましい。このようにすれば、マット材を反転させて使用し、均等に摩 耗が広かっていくようにすることが出来る。加えて、両側に切り欠きを設けるこ とによって、その一方が、横方向の排水通路として機能し、家畜小屋の正面に流 れ出た液体等を、小屋の出口地点まで流すことが可能になる。たいていの場合、 ただの水で洗い流すことによって、排水通路６０からゴミ等の排出物をすべて取 り除くことか出来るが、病気の発生を防ぐため、消毒剤や殺菌剤を使用すること か必要な場合もある。

前記流し機構は、連続的に、又は間欠的に作動させられる。導水管７０や放水ロ ア１は、それが取り付けられる排水通路に合った適当な大きさに調節され、圧力 源や、ポンプ又はタンクからの供給を受ける。この流し機構を、網状に形成し、 排水通路が、個別に、またはグループ毎に洗浄されるようにしてもよい。

図８では、導水管７０か、家畜小屋の正面部に通じる接続管７２を含んでいる。

この接続管７２の端部には、小屋の床を間欠的に洗い流すためのホースが接続さ れていてもよい。或いは、導水管７０か、小屋の後方側において、上方に延びる Ｌ字形の管を有し、そのＬ字管を、小屋の床を洗浄するためのホースや圧力源に 接続するようにしてもよい。このような流し機構を、図５乃至図７のマット材と 共に使用する際には、接続管７２に、更なる放出ロア１を設け、洗浄用液体を、 縦横両方向に延びる排水通路に沿って、強制的に流すようにしてもよい。

工業的適用性 本発明のマント材、及びカバー兼洗浄装置は、床や壁からの温度、物理的影響を 遮断したい場所であれば、とこても使用することか出来る。

特に、本発明は、動物を、それを取り巻く環境から、温度、物理的影響を受けな いように隔離するのに適している。ここで言う環境とは、例えば、家畜小屋、鳥 居、主扉等の永久的な住処の他、乗降階段、おり、台車なと、動物を運搬する場 合の環境も含む。

また、本発明のマット材、カバー兼洗浄装置は、子供の運動場などにも用いるこ とか出来、この場合、温度、物理的影響から保護だけでな（、衛生的な状態も非 常に望ましいものが得られる。

上記した具体的な実施例に示される本発明には、広く定義した本発明の趣旨を逸 脱しない限りにおいて、種々なる変更、修正等を加え得るものであることは、当 業者に理解されるところであろう。故に、上記実施例は、すべての点で、例示的 であって、限定的ではないと考えられるべきである。

Ｆ／Ｃｙ、７ Ｆｅｅ、１０ 補正書の写しく翻訳文）提出書（特許法第１８４条の８）平成７年１月２幅劇

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．水分不透過性、耐破壊性材料からなる上部被覆層で覆われた圧縮性支持層を 有する床／壁用マット材にして、該マット材が、前記上部被覆層から、該マット 材の下側に延びる複数の排水通路まで、少なくとも動物の液体排出物を通過させ 得る大きさの複数の穴を有し、該排水通路が、前記支持層の下側、或いは、配設 されたマット材に覆われる壁又は床に形成されている床／壁用マット材。 ２．前記排水通路が、前記支持層の下側に形成されている請求項１に記載の床／ 壁用マット材。 ３．前記排水通路が、マット材に覆われる壁又は床に形成されている請求項１に 記載の床／壁用マット材。 ４．前記支持層が、実質的に水分を透過させない、閉セル型発泡体から構成され る請求項１乃至請求項３の何れかに記載の床／壁用マット材。 ５．前記支持層の厚さが、３０〜８０ｍｍである上記請求項の何れかに記載の床 ／壁用マット材。 ６．前記被覆層が、耐破壊性ゴム層から構成され、その厚さが１〜１０ｍｍであ る上記請求項の何れかに記載の床／壁用マット材。 ７．前記排水通路が、床又は壁の傾斜方向に延びるようにされた複数の平行な通 路として形成される上記請求項の何れかに記載の床／壁用マット材。 ８．前記閉セル型発泡体が、エチレン−酢酸ビニル、エチレン−プロピレン−ジ エンモノマー（ＥＰＤＭ）、スチレン−ブタジエンゴム（ＳＢＲ）、ポリイソプ レン、ポリクロロプレン、又はポリエチレンから選択される材料で構成される請 求項４乃至請求項７の何れかに記載の床／壁用マット材。 ９．請求項１乃至請求項８の何れかに記載の床／壁用マット材を含み、該床／壁 用マット材の排水通路に隣接して設けられ、該床／壁用マットの穴を通過した排 泄物やゴミを、該排水通路から外部へ洗い流すための流し機構を備えた床／壁用 カバー兼洗浄装置。 １０．前記流し機構が、前記床／壁用マットの端縁部に沿って延びる導水管を有 し、該導水管には前記排水通路に対応して複数の穴が設けられ、該通路に強制的 に洗浄用液体を流すようになっている床・壁用カバー兼洗浄装置。 ｌＩ．前記洗浄用液体が、水である請求項９又は請求項１０に記載の床／壁用カ バー兼洗浄装置。 １２．前記洗浄用液体が、消毒剤又は殺菌剤を含んでいる床／壁用カバー兼洗浄 装置。 １３．前記導水管が、床または壁の上方部に沿って延びており、液体が、前記排 水通路を通って、該上方部の下方に位置する床または壁の下方部に向かって強制 的に流される請求項９乃至請求項１２の何れかに記載の床／壁用カバー兼洗浄装 置。