JPH07508811A - セル状遮閉体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 セル状遅閉体 本発明は窓遅閉体の技術分野に関し、より詳細にはセル状構造を有する窓遅閉体 の技術分野に関する。

セル状遅閉体は従来技術において周知である。セル状遅閉体は伸張したときに本 体内にエアポケットが形成される遅閉体である。この型の遅閉体は窓を遮閉する ために用いられる。ハニカムセル状の遅閉体のセルは遅閉体を操作するひもを被 覆するが、これはひだ状の遅閉体に対する改善になっている。またセル状遅閉体 は色の深さを高めている。最も知られたセル状の遅閉体は／へネカムセル状の遅 閉体である。この型の遅閉体は底側レールに取付けられたひもによって上昇及び 下降せしめられる。他のセル状遅閉体はローラ上に巻付けられる。この型の遅閉 体は前面及び後面の両方が平坦になっている。

典型的な六二カムセル状の遅閉体は伸張したときに３次元のセル状構造をなすよ うに堆積され、その後に相互に接着された多数の中空のスラ°ットないし筒体で 形成されている。伸張していない状態において、スラットないし筒体は矩形の堆 積体をなすように平坦化される。堆積体の高さは遅閉体の長さとそれが形成され る材料とによる。この型のセル状遅閉体の例がラスムラセンの米国特許第４０１ ９５５４号に開示されている。

典型的な巻上げ式のセル状遅閉体は翼仮によって相互に分離された２枚またはそ れ以上のシートを含む構造を有している。翼板は各々のセルの上部及び底部をな し、シートが側壁をなしている。翼板はシートの一方または両方に取付けられて いる。前述のように、一般的に遅閉体はローラに巻上げられる。翼板が両方のシ ートに取付けられていれば、ローラが遅閉体の翼板を上昇、下降させ、操作する 。２枚のシートは平坦である。遅閉体を巻上げるために、最初に翼板が傾斜して 平坦なシートを一体にし、一体内になると遅閉体が典型的なローラ遅閉体と同様 に巻上げられる。この型の遅閉体の例がフロゲットの米国特許第３３８４５１９ 号に示されている。この遅閉体の他の例のものはブルームフィールド・カンパニ ーのハンター・ダグラス・インコーホレーテッドによりｒＳＩＬＨＯＵＥＴＴＥ 」という商標名で販売されている。

セル状ローマン遅閉体は従来知られている。セル状ローマン遅閉体の利点はセル 状遅閉体の機能的特性と併せてローマン遮閉体の柔軟で、豪華な外観である。

いままでに製造されている全てのセル状ローマン遅閉体はセル状ハニカムの技術 を用いている。典型的なハニカムセル状の遅閉体に用いられているようなセルの 両方の縁部に折目をつける代りに、一方の縁部だけに折目がつけられ、他方の縁 部は垂らしたままにされてローマン遮閉体の外観を与える。遅閉体を操作するた めに、セル状布地を通り抜は底部から堆積体内に引き込まれるひもが底側レール に取付けられる。セル状ローマン遅閉体の例がコルソンの米国特許第５１０４４ ６９号に開示されている。

従来知られているセル状ローマン遅閉体の一つの欠点は、遅閉体が上昇及び下降 せしめられたときに、ひだが折目になり得ることである。これは製品のローマン 遮閉体の外観に重大な影響を与えるであろう。他の欠点は、従来知られているセ ル状ローマン遅閉体が遅閉体を上昇及び下降させるために引きひもを用いている ことである。かくしていくつかの型の遅閉体は子供や動物を締め付ける可能性の ある、ヘッドレールから吊下げられたコードを有するであろう。これらの欠点の ために、多数回上昇及び下降させた後に最初の完全な外観を保持するセル状ロー マン遅閉体を形成する必要がある。また引きひもで操作されないセル状ローマン 遅閉体が必要とされる。それゆえ連続して使用した後に完全にひだを保持し操作 のために引きひもを必要としない改善されたセル状ローマン遅閉体を提供するこ とが本発明の１つの目的である。種々の布地及び材料で形成されるセル状ローマ ン遅閉体を提供することが本発明の他の目的である。

本発明の窓遅閉体は第１及び第２の布地を含む構造を有している。第１の布地は 実質的に平坦である長さ及び幅の寸法を有している。第２の布地もある長さ及び 幅の寸法を有している。第２の布地の長さの寸法は第１の布地の長さの寸法より 長い。第２の布地は２枚の布地の幅方向にわたって布地の長さ方向に間隔をおい た線に沿って第２の布地に接合されている。いずれの２つの接合部の間でも、第 １の布地の長さに対する第２の布地の長さの比は１より大きい。

また窓遅閉体はそれが取付けられるローラを含む。窓遅閉体はローラに選択的に 巻付けられる。この特徴は使用の容易性及び安全性を与える。

この窓遅閉体はまた接合線を被覆するように２枚の布地の間の接合部に接着され た筒状の布地を第１及び第２の布地に加えて含むようにしてもよい。筒体は種々 の寸法及び色のものとすることができる。これは接合線を被覆することのほかに また美的に好適な外観を与える。

本発明の他の目的、特徴及び利点は以下の好ましい実施例についての詳細な説明 、図面、請求の範囲の記載からより十分に明らかになろう。

図１は窓のローラに取付けられて示された本発明の遅閉体の好ましい実施例の等 角図である。

図２は図１に示される遅閉体の左方側面図である。

図３は図１に示される遅閉体の単一のセルの拡大した部分的な左方側面図である 。

図４は本発明の遅閉体の第２の実施例の左方側面図である。

図５は図４に示される遅閉体の単一のセルの拡大した部分的な左方側面図である 。

図６は本発明の遅閉体の第３の実施例の左方側面図である。

図７は本発明の遅閉体の第４の実施例の左方側面図である。

図８は本発明の遅閉体の第５の実施例の左方側面図である。

図９は本発明の遅閉体の第６の実施例の左方側面図である。

図１０は本発明の遅閉体の第７の実施例の左方側面図である。

図１１は本発明の遅閉体の第８の実施例の左方側面図である。

図１２は本発明の遅閉体の第９の実施例の左方側面図である。

図１３は本発明の遅閉体の第１０の実施例の正面図である。

図１４は遅閉体の第１１の実施例の正面図である。

図１５は本発明の遅閉体の第１２の実施例の左方側面図である。

図１６は本発明の遅閉体の第１３の実施例の左方側面図である。

図１７は図１の遅閉体を製造する方法を概略的に示す図である。

本発明の好ましい実施例が図１〜３に例示されている。建築物の窓の遅閉体が概 略的に２０で示されている。遅閉体２０は実質的に平坦な第１の布地２２を有す る。布地２２はゲージ４０のポリエステルニットの布地で形成されるのが好まし い。この布地はノースカロライナ州グリーンズポロのギルフォード・ミルズによ り製品番号３４４１４として製造されている。他の材料が第１の布地２２を製造 するために用いられる。第１の布地として用いられる他の材料の例はポリマーフ ィルム、非織布、織布、ニット、フェルトを含むが、これらに限定されない。

第２の布地２４が第１の布地２２に取付けられている。第２の布地２４の長さは 第１の布地２２の長さより長い。第２の布地２４は概略的に窓遅閉体の装飾的側 であるので一般的に第１の布地より色彩に富んだ布地で形成される。好ましい布 地はノースカロライナ州グリーンズポロのバーリントン・ミルズによって製造さ れているサテン織地ポリエステルである。この織地で特に興味があるのは、布地 の一方の側がフォーマルであり、布地の他方の側がカジュアルであるという点で ある。これにより１枚の布地が２つの異なる外観を生せしめるように用いられる 。第２の布地２４を製造するために用いられる他の布地及び材料はフィルム、非 織布、ニット、織布、薄地及びフェルトを含むが、これらに限定されない。

第２の布地２４は複数の接合部２６において第１の布地２２に取付けられている 。好ましい実施例において、接合部２６は相互に等しい間隔をおいている。間隔 はどのような距離でもよい。接合部の間の距離の適当な範囲は２．５ｃｍ〜１５ ｃｍ（１〜６インチ）の間であるが、好ましい距離は７．６Ｃｍ（３インチ）で ある。

接合部２６の間での第１の布地２２の長さに対する第２の布地２４の長さの比は 特定の遅閉体の全ての間隔に関して一定である。２枚の好ましい布地２２及び２ ４に関して好ましい比は約１，６６である。この比は異なる型の布地に関して変 化してもよい。この比を変えると異なる機能及び美的特性を有する製品となるで あろう。１，６６の比はループの上側及び下側の縁部をなす２つの接合部２６の 下側のものより低く下がっているループの底部３０を有するループ２８を与える 。この形状でループ２８は下側の接合部２６を見えないように被覆する。

ループが下がる距離は第２の布地２４に用いられる布地による。遅閉体の長さ方 向に剛性の大きい繊維を有する布地は長さ方向に柔軟な繊維を有する布地はどに 垂れ下がらないであろう。柔軟な繊維が用いられれば、第１の布地と第２の布地 との長さの比は好ましい下がり量が得られるように調節される。好ましい下がり 量は、第１の布地２２によって形成される平面を横切る線から見て下側の接合部 ２６を覆う大きさのものである。

遅閉体をローラの周りに上昇方向とは反対側に巻付け、遅閉体にミニブラインド あるいは典型的なセル状遅閉体と同様に縮ませることによって遅閉体が窓に対し て上昇及び下降せしめられれば、遅閉体が２つの層を有し、それゆえ遅閉体がロ ーラの周り巻付けられる際に遅閉体の各々の層に関して周囲の差があるというこ とのために、巻上げの問題が生ずる。各々の間隔における第２の布地の大きさが 両方の布地のいずれにも応力を与えずに巻上げられるのに必要な大きさに正確に 一致すれば、布地が巻戻されたときに２枚の布地の間に小さいエアポケットない しセル生ずるであろう。このポケットないしセルは布地が巻戻されるに従って外 方に拡大する。ロールの径が大きくなると、このポケットは薄（なって、再びい ずれの布地にも応力を与えずに巻上げ、熱的にも装飾的にもより望ましくなくな る。しかしながら第２の布地が巻上げられるのに完全に適合するよりわずかに太 き（形成されれば、このように形成されたセルはより多（の遅閉体の購買者を満 足させるような遅閉体の全長にわたって顕著になるであろう。折畳まれていない セル、すなわち巻上げられたときに装飾的布地の折目がない程度に薄いセルは幅 方向に遅閉体の布地を硬化させ、また適度な表面の波形を与える上である程度価 値を有するが、美的には望ましくない。

ロールに巻かれた２枚の布地の間の周方向の差によって生ずるセルの拡大を十分 に利用し、前述の要因に十分に対処するために、製品が巻上げられる前にセルが 平坦な製品として形成される。このセルが図１〜４に示されており、本発明の他 の実施例は第１の布地に対して第２の布地を大きくすることによって形成される 。完成した製品がローラに巻付けられたときに、セルがコールの直径に対して平 坦にされてロールの直径による正確な周方向の差を与えるようにする。セルが平 坦になったときに折目が形成され、折目はロールの直径の周方向の差に従う。

ロールが巻戻されたときに、第１の布地の平坦化及びロール上での折目づけによ って生ずる折目の位置のためにセルが外方に拡大する。遅閉体が引かれて開かれ たときに、余分の布地がまた接合部を被覆するであろう。

折目を有することに対する付随的な利点は、セルにかかる巻上げの張力が解除さ れると折目がばねとして作用してセルを押し開こうとすることである。これは周 方向の差によって生ずる拡大をさらに増すので価値がある。この付加的な拡大の 程度は半ば折目のつけられる布地の寸法安定性による。図５を参照すると、折目 ６４及び６６が第２の布地を第１の布地から離れるように偏倚させている。折目 ６４及び６６の間の布地の距離は短過ぎず、あるいは長過ぎることもなく、その ときに上方に向かう面６７が形成されて圧縮要素となる面の布地を増し、ひだの 完全性を高める。

接合部２６は接着接合部であるのが好ましいが、超音波融着の接合部、熱融着の 接合部、縫合接合部あるいは他の型の接合部でも作用するであろう。図３に示さ れるように、第１の布地３２と第２の布地３４との間に接着剤が施される。接着 剤のビード３６及び３８の位置は接合部４０及び４２の位置を決定する。接合部 ４０と接合部４との間の距離はある間隔の長さである。複数の接合部が単一の遅 閉体を形成し、かくして各々の遅閉体がある数の間隔を有している。

シート３２と３４とを接合するために用いられる好ましい接着剤は１２０°Ｃよ り低い融点を有するポリエステル共重合体である。この接着剤は重合体のバック ボーンの性質によってポリエステルの布地によく接着する。好ましい布地の代り に他の布地が用いられると、適切な接着強度を得るために異なる接着剤が必要と なろう。

再び図１及び２を参照すると、遅閉体２０がローラ２１に取付けられている。

ローラ２１は種々のローラ遅閉体のハードウェアシステムのいずれでもよい。１ つのこのようなシステムが商標名ｒＲＯＬＬ−ＥＡＳＥＪでコネチカット州スタ ンフォードのゼネラル・クラッチ・コーポレーションによって製造されている。

ローラは従来のようにばねで作動し、あるいは子供が届かない位置になるように 適当な長さにしたループコードによって駆動される従来のクラッチ機構によって 操作されよう。

遅閉体２０をローラ２１に取付けるために、１片の両面テープがローラの長さに 沿って敷設される。このようなテープに見られる従来のレリーズペーパはテープ から除去されて、遅閉体２０のシート２２が接着剤上に載置され圧接保持される 。接合部２６はローラ２１の長さ方向に平行であることが非常に重用である。

これにより遅閉体２０が傾斜しないようになる。また遅閉体２０をローラ２１に 保持するために機械的な取付けの方法を用いることができる。１つのこのような 従来の方法はローラにおける凹溝とスラット挿入体とを用いている。シート２２ がスラットの周りに配置され、スラットが凹溝内に挿入される。これはスラット と凹溝との間にシート２２を挟み込むようにする。遅閉体２０は第１の布地が常 に第２の布地に対して内径側の布地となるように巻上げられるのが好ましい。

遅閉体２０は装着ブラケット２３を有する窓開口に近接して装着されている。

装着ブラケット２３はローラ２１の端部に着脱可能になっている。ブラケット２ ３は遅閉体が被覆して保護しようとする開口に近接して装着される。本発明に関 して周知の装着ブラケットをい（つ用いてもよい。ブラケットは前述のｒＲＯＬ Ｌ−ＥＡＳＥＪのローラシステムに含まれる。

第２の布地は巻上げられると常にローラから第１の布地より大きい半径の位置に あるので、第２の布地が常に第１の布地より外側にあるように材料が巻取られる とすると、遅閉体が巻戻されたときに余分の量の第２の布地が第１の布地から外 方に拡大して開いたセルを形成するであろう。また巻取られることによって布地 に設定される曲率がこの過程を助長する。第２の布地は巻取られて従来のセル状 ローマン遅閉体のように縮められないので、第２の布地は反復して使用した後に その完全性を保持するであろう。

本発明の他の実施例が図４及び５に示されている。この形態は図１及び３に示さ れているのと同様であるが、ループに折目がつけられているという点で異なって いる。遅閉体５０は第１の布地５２及び第２の布地５４を有している。第２の布 地５４は接合部５６において第１の布地に取付けられている。第２の布地５４は 第１の布地５２より長ぐＪ接合部の間のシートの長さの比が１より大きくなって いる。接合部６０と６２との間で第２の布地５４によって形成されるループ５８ は２箇所で折目がつけられている。折目６４は内側の折目であり、折目６６は外 側の折目である。

巻上げ量が第１の布地５２と第２の布地５４との接合部の間の長さの比と、第２ の布地として用いられる材料との関数であれば、折目のついたループ５８の大き さが増大するであろう。材料はループの大きさより折目に大きい影響を有してい る。

第２の布地として用いられる材料が湿気を吸収しない重合体で形成されていれば 、折目が最小になるであろう。１つのこのような材料はポリエステルである。

他の材料はポリプロピレン、ポリエチレンを含むが、それらに限定されない。第 ２の布地が湿気を吸収しない材料で形成されれば、折目が生じ得る。このような 材料の例はナイロン、レーヨン及び綿である。ループを有する遅閉体は巻上げら れたときに一般的に折目が生ずるであろう。湿気があり第２の布地が湿気をある 程度吸収する種類の材料で形成されていれば、折目が形成されるであろう。折目 は巻上げられることによって生ずるので、折目６４及び６６の位置は遅閉体が巻 上げられる際のロールの変化する直径によってループ毎に変化するであろう。

図６は約１．４より小さい各々の間隔内での第１の布地７２に対する第２の布地 ７４の長さの比を有する他の遅閉体７０を示している。この比はある程度対称的 で接合部７８を被覆しないループ７６となる。もちろん１．４の比は用いられる 布地による。

図７は２つの異なる型の接合部を有するさらに他の遅閉体８０を示している。

ループ８４の上部に位置する接合部８２は第２の布地８６を第１の布地８８に取 付はループ８４を接合部８２上に折返すことによって形成される。形成されたル ープは図１〜３に示される遅閉体よりある程度十分なものである。

図８は接合部９２を被覆するために筒体９０が用いられる本発明の他の構造を示 している。筒体９０はいずれの型の材料で構成してもよい。３８ｇ／ｍ２　のポ リエステルのスパンポンドされた非織布が典型的な材料である。筒体は接着剤で 接合部９２に取付けられる。筒体は好ましくは６．４ｃｍ　（１／４’　）から ５１ｍｍ（２インチ）以上までの大きさの範囲にある、種々の直径を有すること ができる。筒体は異なる断面形状を有するようにしてもよ（、対照的な色を有し ていてもよく、また種々のループの大きさ及び形状を有する遅閉体に備えられる ようにしてもよい。

筒体ではなく、図９に示される遅閉体１０４の接合部１０２を被覆するように中 実ビード１００状の材料が付加される。ビード状の材料はコード、ひも状のプラ スチック、ロープあるいは何らかの他の材料としてもよい。ビード１００は接合 部１０２に接着される。

好ましい実施例の興味ある変形例は接合部の間で単一の間隔ではなく複数の異な る間隔を用いている。これは図１０に示される遅閉体で表される。接合部１１０ と１１２との間の長さの差によって表される間隔は接合部１１２と１１４との間 の差によって表される間隔とは異なっている。これは非常に興味のある美的効果 を与える。ループ１１６は大小いずれの寸法でもよい。

本発明の他のい（つかの変形例は図１１に示されるような各々のループ１３２の 上部に層状の帯状体１３０を付与すること、図１２に示されるように遅閉体の両 側で３次元的になった布地シート１３１を用いること、図１３に示されるように 異なる形状、大きさ及び色のループを形成するように第２の布地シートとして垂 直方向の布地の帯状体１３３を用いること、あるいは図１４に示されるように異 なる配色及び繊維質のループを形成するように水平方向の帯状体１３５を用いる ことを含む。

元地の両側に配置されたセルは装飾的なセルの形状が窓及び室に面するよう−に できる。しかしながらこの場合に窓側のセルはローラに面して巻上げられる際に 室側に面するセルより平坦になっているであろう。

図１５はセルの前部でローラに取付けられ底部１３６が元地１３７に取付けられ た自由に吊下がる布地１３４を示している。この形態において、布地の間に空気 が捕捉され、セルが遅閉体の絶縁能力を大いに改善する。自由に吊下がる布地１ ３４はまた遅閉体のセルの前部における美的効果を与える半透明材料で形成され てもよく、また熱的な理由でセル状遅閉体の底部に取付けられる必要はなく、そ れ自体の縁のバーを有していてもよい。

図１６は絶縁性を改善するために第１の層と同様な第２の層のセル１３８が取付 けられている図４のセル状構造を表している。各々の場合に装着されたセルの中 間に新たな層の取付線１３９を有する付加的な層が同様にして加えられよう。

ここで図１７を参照すると、図１〜３の実施例のものを形成するための装置の概 略的な図が示されている。布地を形成するために、第１の布地１４１及び第２の 布地１４３が供給される。ループを形成するように余分の布地を供給するために 、第２の布地１４３は第１の布地１４１より速く供給されなければならない。

余分の第２の布地は第１の布地から引離され、その後に引かれた余分の第２の布 地の上方の箇所で布地に接合固定されなければならない。それから第１及び第２ の布地の組立体１４５は収容及びそれ以後の処理のために収集されなければなら ない。

一方は第１の布地１４０のマスターロールを支持し、一方は第２の布地１４２の マスターロールを支持する２本の布地の巻戻しロールが設けられる。好ましい実 施例において巻戻しロール１４０及び１４２は駆動されず、従来の空気ブレーキ （図示せず）を備えている。ブレーキは異なるレベルの張力を与えるように調節 できる。ブレーキが与える張力はさらにロールの直径の減小とその後のロールの 重量の減小とによって生ずる張力の変化を補償するためのテーパカードを含むよ うな従来の張力制御装置を用いて制御される。巻戻しロールは装置の主フレーム に取付けられ支持される。

第１の布地１４１及び第２の布地１４３はそれぞれダンサローラ１４７及び１４ ９と一連の駆動ローラ１４８とを介してそれぞれの巻戻しローラの各々から供給 される。ダンサローラは布地に一定の張力を維持するのを助長し、布地の変化す る速度を調節する。一連の駆動ローラ１４８は布地を揃えて布地をループ形成部 分及びシーラーに供給する作用をなす。第１の布地の最後の駆動ローラ１４４は シリコンゴムで形成され、第１の布地の全幅に沿って直線状に移動する接着剤ヘ ッド１５０の下に配置されている。シリコンゴムのローラは接着剤の熱に耐久性 があり、接着剤に付着しない。

ローラ１４４はまた粘着性であり、これは装置を通して材料を駆動するように作 用する。第１の布地１４１は接着剤ヘッドの下を通過するシリコン供給ローラの 部分と密接している。第１の布地は駆動ローラ１４４と接着剤ヘッドとの間の位 置にある。

布地は接合され接着剤１６０が付与されるように周期的に停止する。駆動機構は 間欠駆動型のものである。装置のローラは１回の接着ごとに１回転だけするのが 好ましい。この型の駆動機構は周知である。この駆動の型の典型的な例はフロリ ダ州テンパのゼネバ・システムによって製造されている「ゼネバメカニズム」で ある。

駆動ローラがロックされると、接着剤が供給される。接着剤１６０は機械上の布 地の移動刃を横切る細い線状に供給される。接着剤ヘッドは直線状のトラック（ 図示せず）に装着され、トラックの長さ方向に駆動される。同期駆動装置が接着 剤ヘッドに接着剤を供給する確実変位型ロータリーポンプを駆動する。これによ り接着剤ヘッドの走行速度にかかわらず等しい量の接着剤が確実に供給されるよ うになる。接着剤が第１の布地の全幅にわたって供給されると、駆動ロールが駆 動されて両方の布地シートが前方に進む。

第２の布地が進む速度に対する第１の布地が進む速度は各々の布地のそれぞれの 駆動ローラを駆動する歯車の寸法によって決定される。この歯車は第１の布地に 対する第２の布地の速度のいかなる予め選択された比をも与えるような寸法にな っている。接着剤が第１の布地に供給されると、第１の布地及び第２の布地はと もに第１の布地の長さに対する第２の布地の長さの適切な比を与えるのに必要な 速度で接着剤再活性化ユニットを通って進む。両方の布地が停止して布地の接着 が生ずる。

接着剤再活性化ユニットはいくつかの装置のいずれでもよい。好ましい装置はア ンビル１５４とともに超音波ホーン１５３を含む従来の超音波接着組立体である 。ホーン１５３はアンビル１５４から約２５ｍｍ（１インチ）の間隙で分離され ている。これにより再活性化ユニットを通して布地が容易に移送されるようにな る。布地が接合されるときに、装置を通る布地の進行が停止し、この停止は接着 剤が付与されるのと同時である。装置は２度停止でき、一度は接着剤を供給する ために、また接着剤を再活性化させるために停止できるが、このような場合に接 着剤付与ヘッドと接着剤再活性化ユニットとの間の間隔は接合部の間隔の公分母 ではないことがわかるであろう。好ましい方法は接着剤の供給と接着とを同時に 生せしめるようにすることである。一度停止すると、それまでに供給された線状 の接着剤がホーン１５３及びアンビル１５４に揃えられる。ホーン１５３が布地 及びホーン１５４に接触するように移動し、それによって第１の布地が第２の布 地に接着させられる。接着剤で接着するのに十分な時間が過ぎると、布地が進む 。接着剤を再活性化する他の方法は加熱したニップロールの後に冷却したニップ ロールを用い、あるいは超音波ユニットと同様に作用する加熱したシューを用い ることを含む。布地を接合する他の方法は縫合、超音波シーリング及び他の同様 な方法を含む。

ホーン及びアンビルのすぐ下の位置に真空ダクト１５６がある。真空ダクトは布 地の全幅にわたって走行する。ダクトの入口は約５１ｍｍ（２インチ）の幅でロ ーラ１４４の長さの矩形である。ダクトの入口を通して５１〜７６ｍｍ（２〜３ インチ）Ｈ２Ｏの負圧がかけられる。この負圧は従来の大容積の遠心ブロワ−（ 図示せず）によって達成され、ブロワ−の入口にダクトが取付けられる。ブロワ −は約２８ｍ３（１０００立方フイート）７分の空気を移動させる。

真空ダクト１５６は第１の布地１４１から余分の第２の布地１４３を引離す。

またホーンとアンビルとの間から余分の布地を引離す。ある意味でダクトは接着 剤の再活性化とその後の布地の接合の前の張力をかけたアキュームレータとして 作用する。真空ダクトを使用するとしわのない一様なループとなる。

２枚の布地が接合されると、他のループを形成するように、またさらに池のルー プを形成するように、というように過程が反復される。それから組立てられた布 地１４５は収集ローラ１５８に巻付けられる。これは最終的に使用する前にルー プの折目ができるのを最少にするように低い張力でなされる。布地はコアに巻付 けられるが、これは直径が７６ｍｍ（３インチ）またはそれ以下であるのが好ま しい。直径７６ｍｍ（３インチ）のコアは布地が最終的に巻付けられるローラの 直径にできるだけ近くなるようにして用いられる。布地組立体のループに折目が つけられるとすれば、使用時の実際の窓遅閉体に近い位置に折目かっ（であろう 。典型的に誤った位置に一時的に折目がつくことがあるが、右の位置に近い一時 的な折目（実際のローラでの折目）は許容されるものであり、一般的に復元可能 である。折目が離れていると、適切な位置に折目をつけるのがずっと困難になる 。収集ロールに巻かれた布地の好ましい長さは約６０ｍ　（２００フイート）で あるが、より多くの布地が巻付けられよう。ロール上での６０ｍ（２００フイー ト）以上の布地は誤った位置の一時的折目が生じ得る地点までロールの外径を拡 大させる。

収集ローラ１５８は第１の布地の駆動ローラと同じ速度あるいはそれよりわずか に速く駆動されることがわかるのが重要である。これは第１の布地が第２の布地 とともに真空ダクト内に引き込まれないように第１の布地に一定の張力を維持す るためになされる。

本発明により遅閉体を形成するときに、遅閉体に用いられる布地の厚さがローラ の直径を決定するが、本発明の場合折込み線は短い距離に余分の２層の布地を有 している点を考慮することが重要である。折込み線の間の距離が巻上げられる布 地の周長に正確に等しければ、全ての折込み線が相互に上側になって布地ロール の直径を偏心させる場合があろう。これはまた周長の倍数あるいは約数に関して も正しいであろう。巻かれた布地の周長は巻回ごとに変化するので、全てのセル が同じ高さであれば、わずかな数の折込み線だけが直接相互に上側に（るであろ う。しかしながらこの望ましくない効果を防止する方法はどのセルの高さもそれ がロールの周長より小さければロールの周長の偶数の約数にならないようにする ことである。セルの高さがロールの直径より大きければ、その高さは偶数で割り 切れる場合にロールの周長に等しくしてはならない。

本発明をその好−ましい実施例に関連して説明したが、本発明の思想、範囲内に は池の多くの実施例があることが理解されよう。

１つのこのような実施例は窓のフレームにおける遅閉体の縁側シールを改善する ためセルの端部が狭いトラックで摺動できるようにシールすることを含む。

他の実施例は窓に面する布地としてオープンメツシュを用いるが、この場合暖か い気候の際のプライバシーのために遅閉体を用いてさらにこれを通って空気が流 れるようにできる。

さらに他のこのような実施例は遅閉体のブラックカット能力を与えるように第１ の布地として金属製の布地ないしフィルムを用いることを含む。

遅閉体は図１３に示されるように垂直な帯状のセルで形成されることも考えられ るが、異なる布地をその地点で帯状体に接着することによってどのセルにも布地 の変化が生じ、垂直方向の色の変化を生せしめるであろう。

補装置の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の７第１ＩＪ） 平成　６年に弗１２７日

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．第１の長さ及び第１の幅を有し実質的に平坦な第１の布地と、第２の長さ及 び第２の幅を有する第２の布地と、ローラと、 からなり、 上記第２の布地の第２長さが上記第１の布地の第１の長さより長く、上記第２の 布地が上記第１の布地及び第２の布地の幅方向に延びる線に沿って上記第１の布 地に固着されて上記第１の布地の第１の長さに沿って複数の一様な間隔の接合部 を形成し、該接合部のいずれか２つの間での上記第１の布地の長さに対する上記 第２の布地の長さの比が１より大きいようにしたことを特徴とする建築物の開口 のための遮閉体。
2. ２．ある幅及び長さを有しその幅方向に延びてその長さ方向に間隔をおいた一組 の接合線をなす可撓性材料の第１のシートと、上記第１のシート幅に実質的に等 しい幅と上記第１のシートの長さより長い長さとを有しその幅方向に延びてその 長さ方向に間隔をおいた一組の接合線を有し該接合線の間隔が上記第１のシート の接合線の間隔より実質的に大きいようにした可撓性材料の第２のシートと、上 記第１のシートのその接合線における部分を上記第２のシートのその接合線にお ける部分に固着接合して上記シートの幅方向に延びる複数の平行なセルを形成す る手段と、からなり、上記第１のシートが各々の上記セルの後壁をなし、上記第 ２のシートが各々の上記セルの前壁をなし、該前壁が各々のセルの後壁から離れ るように外方に突出して下側の垂れ下がり縁部をなす曲線状の垂れ下がった面を 形成するようにした建築物の開口を遮閉するためのセル状遮閉体において、さら に上記遮閉体の幅方向に延び、上記第１及び第２のシートの上部が建築物の開口 を開くため上記シートを巻上げあるいは建築物の開口を遮閉するため上記シート を巻戻すように取付けられるローラを備えていることを特徴とするセル状遮閉体 。