JPH07508497A - 敗血症性ショックの治療のためのムラミル化合物 - Google Patents

敗血症性ショックの治療のためのムラミル化合物

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラミル− L−アラニル−α−D−グルタミル−し一すシルーL−トレオニルーNε−ステ アロイル−L−リシル−L−プロリル−L−アルギニン(親油性GMD PA− タフトシン)Nε−〔N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N −アセチル−ムラミル−L−アラニル−γ−D−イソグルタミニル)−L−リシ ル−し−ヒスチジル−し−グリシンアシド(GMD PA−プルシン) N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラミル− L−アラニル−D−イソグルタミニルート−グルタミル−L−トリプトファン( GMDP−チモゲン■)N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)− N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニルーε−アミノヘキ サノイル−L−グルタミル−L−1リブトフアン(GMDP−チモゲン■): Nα−〔N−アセチル−D−グルコサミニル−(βl−−4) −N−アセチル −ムラミル−し−アラニル−D−イソグルタミニル〕−Nε−ステアロイル−L −リシル−し−グルタミル−し−トリプトファン(GMDP−チモゲン■)。
N−アセチルムラミル−I7−トレオニルーD−イソグルタミン(Thr−MD P) ;又は、 N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−グルタミンn−ブチルエステル(ム ラブチド)。
代謝異常、タンパク質及びグルコース代謝異常及び体力消耗によっ敗血症性ソヨ ックの治療のだめのムラミル化合物。
本発明は、セブシス、敗血症性ショック及びその他の生命を脅かて特徴づけられ る。これは同様に、全身性細菌感染にも関与する可能性がある。
本発明は同様に、肺炎、外科創傷感染、小骨盤化膿、腹膜炎、腹膜膿瘍、結腸周 囲フィステル形成膜瘍、胆管炎、胆のう蓄膿症、前関する媒介物でありうる。本 発明が解決しようとするのは、敗血症性ショック及びその他の生命を脅がす炎症 状態を治療し予防するという問題である。
進行性敗血症及び敗血症ショックを治療するか又は予防する上で一群のムラミル ペプチド化合物が有用であることが発見された。いくつかのムラミルジペプチド (MDPs)は、免疫強化、抗腫瘍及び成る種の抗菌活性をもつものとしてこれ までに開示されてきた。しかしながらMDPは、内毒素の活性と相乗作用する( Parant、M、及びChedid、L、r内毒素とMDPの間の相乗作用の さまざまな様相」、Adv、 EXptl、 Med、 Biol、 2565 37〜547 (1990))が或いは少なくともその効果を悪化(Langh ans et al、、 Am、 J、 Physiol、 261 R659 (199+))させるものであることがわがっており、従って、少なくとも部分 的であれ内毒素によって媒介されると信じられている状態を治療するのに有用で あるとはほとんど期待できない。さらに、本発明の基礎を成す薬学的有益性をM DPの既知の抗菌作用から予測できないという事実は、敗血症性ショック及びそ の他の往々にして致命的な炎症状態と戦う上で数多くの既知の抗菌薬が臨床医の ニーズを満たせないでいるということによって裏付けされている。
本発明は、MDPが一般にリボ多糖(LPS)と相乗作用して炎症及び死亡をひ きおこすという事実にも関わらず、いくっがのムラミルペプチド化合物は実際に インビトロ及びインビボで内毒素活性を拮抗することができるという発見に基づ いている。従って、上述の技術分野での教示にもかかわらず、全てとは言わない までもいくつかのムラミルペプチド化合物は、LPSといった内毒素により媒介 される敗血症性ショック及びその他の生命を脅がす炎症状態の治療、予防又は管 理において有用である。さらに又、本発明において有用なムラミルペプチド化合 物は、過度の実験が関与しない日常的試験をベースとして容易に同定することが できる。
免疫系の非特異的刺激が、細菌又は細菌細胞から抽出された成分に対する露呈に よりもたらされつるということは、ずいぶん前から知られている。この活性の原 因となる特異的成分は、細胞壁の糖含有ペプチドとして同定されており、ペプチ ドのさらなる生化学分析がこれらを細胞壁のペプチドグリカン成分として同定し ている。有効な最小合成分子はN−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソ グルタミンであることが発見された(Merser et al、 Bioch emBiophys、 Res、 Comm、 661316 (1975))  、この化合物(現在性々にして「始原型ムラミルジペプチド」又は「始原型M DP J と呼ばれている)のもつ細菌感染からマウスを防御する能力(Kle bsiellapneumonia (肺炎杆菌))についてはすでに記述され てきた(Chedidet al、 Proc、 Natl、^cad、 Sc i、 USA、 742089 (1977))。
その後、始原型ムラミルジペプチドの多様な類似体が合成され、そのうちのいく つかは免疫機能の回復又は免疫系の非特異的刺激のための治療として提案されて きた。これらの類似体及び始原型MDP自体が、ムラミルペプチド化合物である 。
本発明の第1の態様に従うと、内毒素により媒介される炎症状態の治療又は予防 のための薬剤の製造における、(a)非発熱性又は低発熱性のものであり及び/ 又は(b)内毒素により誘発された体重損失及び/又は食欲減退を改善し、及び /又は (c ) TNF産生を減少させ;及び/又は、(d)マクロファージを刺激し て内毒素を処理させる、ムラミルペプチド化合物の利用、が提供されている。
この内毒素は通常はLPSであるが、本発明は、例えばウィルス又は真菌の内毒 素といったその他の内毒素によって媒介される状態をも網羅する。
有意なことに、本発明において有用なムラミルペプチドは、敗血症の発症後の患 者の治療のためにさえ使用可能である。始原型MDPの既知の特性に照らし合わ せると、この発見事実は、正に予想外のことである。
MDPを使用して治療又は予防することのできる特に重要な炎症状態は、敗血症 性ショックである。
「ムラミルペプチド化合物」という表現は当業者にとっては明確な意味をもつ。
特にこれは、単数又は複数の糖残基を含み、そのうち往々にしてムラミン酸残基 である少なくとも1つの糖残基が少なくとも1つ又は複数の(通常は2つ以上) アミノ酸残基で置換されている化合物のことを言う。ムラミルペプチド化合物は 、哺乳動物における細胞抗原性応答を強化することができ、かつ始原性ムラミル ジペプチド(MDP)又はその類似体又は誘導体であるペプチド−グリカンであ りうる。
「非発熱性又は低発熱性の」という表現は、その1〜2mgの投与後に0.5度 未満の成人体温の上昇を誘発する化合物のことを意味する。
LIS4357322号ては、炎症の治療において成る種のムラミルジペプチド か有用でありうるということが示唆された。しかしながら、炎症状態の範囲は広 く、わずかな創傷の後に発生する炎症から自己免疫疾患、細菌、真菌及びウィル ス性感染及びガンにまで及ぶ。
化合物を用いて正確にとの炎症状態を有効に治療できるかは、US435733 3からは明らかでなく、確かにLPS媒介の炎症状態についての言及は全くなさ れていない。その上、この先行技術の文書の中で選定されている好ましい化合物 はムラミルジペプチド、デスメチルムラミルジペプチド及びその誘導体であり、 それ以後に、この先行技術文書の教示とは反対に、これらの化合物のいくつかが LPS媒介の炎症を軽減せず、実際にはそれを悪化させるということが立証され てきた(Parant at al、 Journal of Leukocy ti Biology (白血球生物学ジャーナル、47.164−169 ( 1990))。
本発明において有用なムラミルペプチド化合物は、以上で簡単に述−(たように 、その特性のいくつかによって同定されうる。実際はいくつかの共通の因果関係 をもちつるこれらの特性は、以下のように決定できる。
まず第1に、本発明において有用なムラミルペプチド化合物は、非発熱性であり うる。発熱性は当該技術分野において周知の方法によって簡単に測定できる。候 補であるムラミルペプチド化合物が患者及び/又は実験動物の体温において統計 的かつ生理学的に有意な上昇を生じさせない場合、それは本発明において有用で あるのに充分非発熱性であるとみなされつる。始原型MDPは、本発明で有用で あるには発熱性かあり過ぎ、従ってこの試験では不合格である。
第2に、本発明において有用なムラミルペプチド化合物は、特にLPS投与に先 立って投与された場合、リボ多糖(LPS)により誘発される体重損失及び/又 は食欲減退を改善する能力をもつ可能性がある。
セブシス特に敗血症及び敗血症性ショックの間、体重の急速な損失か観察される 。この体重損失は又、実験動物をLPSといった内毒素て処置することによって も実証できる。動物を特定のムラミルペプチド化合物で処置するとLPSの体重 損失誘発効果の悪化という結果かもたらされ、−力木発明で有用なその他のMD Psムラミルペプチド化合物は体重損失に対する防御を与える。LPSの生理学 的続発症の1つに対するこの防御効果は、LPSの効果が生理学的に有意なもの である状態及び敗血症性ショックにおいて臨床的に有用なものでありうるムラミ ルペプチド化合物の迅速な同定を可能にしている。
ムラミルペプチド化合物は一般に、発熱効果と体重損失誘発効果の両方を有して いる始原型ムラミルジペプチド(MDP)自体はLPS活性を悪化させ、従って 動物の体重損失を強める結果となる( Langhanset al、 Am、  J、 Physiol、 261 R659(1991)) 、体重損失の誘 発は部分的にはこのような化合物の食欲減退効果によるものと考えられている( すなわち、食物の摂取を減少させる)。始原型MDP及びLPSは両方共食欲減 退作用をもつ。従って、ムラミルペプチド化合物は、LPSが循環内に放出され る状態(例えば、セブシス)の治療において適切でないと予想されることになる 。この考察事項及びその関連する発熱性の結果として、ムラミルペプチド化合物 はセプシスの治療においてその地位を見い出すことはなかった。ここでは、予想 事実に反する効果をいくつかのMDP類似体が有していることか示されている。
すなわち、これらの類似体は、始原型MDPとは異なりLPSの効果を改善する (Langhans et al、 1991) oさらに、この考察事実はど のムラミルペプチド化合物が本発明において有用であるかを決定するための適切 なベースを構成している。以下のような実験プロトコルに従うことができる。
体重80〜100gのWistar−Porton系統のラットを、各々6匹ず つ含む4つのグループに無作為化する。動物を通常の動物小屋条件に一匹ずつ単 独で閉じ込め、標準R&Mペレットで任意に給餌する。
グループlの動物は、適切な期間だけ(例えば7日間)、適当な用量て(例えば 150μg/kg/日)試験対象のムラミルペプチド化合物で処置する。グルー プ2の動物は、グループ1の場合と同じように(例えば7日間150μg /  kg/日)試験対象の化合物で処置し、適切な期間中(例えば6日目と7日目) 適当な用量(例えば3 mg/kg)てリポ多糖(LPS)を与える。グループ 3の動物は、食塩水で処置する。グループ4の動物は、グループ3の場合と同じ ように食塩水で処置し、グループ2の場合と同様にLPSでも処置する。動物の 体重を監視する。
本発明において有用な化合物は、適切な用量でLPS誘発された体重損失の統計 的に有意な改善を結果としてもたらすような化合物である。例えば、以下で説明 するように本発明において有用な化合物であるグルコサミニルムラミルジペプチ ド(GMDP)を上述の試験に付した場合、体重損失は、グループ1〜4の各々 における動物の最終的体重を示す図1に示されているような結果となる:統計的 に有意な改善が見られる(グループ2及び4の比較についてはP<0.032; グループ3と4の比較についてはp < 0.001)。
本発明において有用な化合物は同様に、適当な用量でLPS誘発された食欲減退 の統計学的に存意な改善を結果としてもたらす化合物でもありうる。例えば、G MDPが上述の試験に付された場合、食欲減退は、グループ1〜4の各々におい て食べた食物を示す図2に示されたような結果となる:統計的に有意な改善が見 られる(グループ2及び4の比較についてはP<0.04.グループ3と4の比 較についてはP < 0.001)。
第3に、本発明において有用なムラミルペプチド化合物は、統計的及び生理学的 に有意な程度まで、LPSで処置された患者又は動物における腫瘍壊死因子(T NF)の産生を防止又は減少させる能力を有しうる。これに基づき、有用な化合 物についての単純なスクリーンを設定することが可能である。
第4に、本発明において有用なムラミルペプチド化合物は、統計的及び生理学的 に有意な程度まで、マクロファージがLPSを処理するのを刺激する能力を有し うる。この場合も又、これに基づいて、有用な化合物についての単純なスクリー ンを設定することが可能である。
本発明において有用な多くのムラミルペプチド化合物は、以下の一般構造式Iに 入る ハ R’CHCOR R1は水素原子又はC,−C2,アシル基を表わし、R2は水素原子又はC,− C,2アンル基を表わし、R3は水素原子又はC,−C。
アルキル基を表わし、R4はC,−C2,アルキル基又はC1又はC4゜アリル 基を表わし、 R5は水素原子を表わし。
Rは、少なくとも1つの残基が任意に親油性原子団で置換されている、2−6個 のアミノ酸残基て構築された線形ペプチド又はアミノ酸の残基を表わしており、 始原型ムラミルジペプチド及びデスメチルムラミルジペプチド以外のものである 。
R1及びR2のための好ましいアシル基は、アセチルといったC1−C,アシル 基である。アシル基内の炭素計数がカルボニル成分を含んでいないことかわかる だろう。R3のための好ましいアルキル基はメチル及びエチルといったc、−c 、アルキル基である。R4のための好ましいアルキル基は、C,−C,アルキル 基特にメチル又はエチルなとのC,−C,アルキル基である。フェニルか、好ま しいアリル基である。
Rは好ましくはモノ−、ジー、又はトリーペプチドを表わす、近位のペプチド残 基(又は1つしかない場合は唯一のペプチド残基)は好ましくはL−アミノ酸の ものである。例としては以下のものが挙げられる。
■、−アラニル し−リドブトファニルL−バリル し−リシル L−ロインル し−オルニチル L−イソロクシル し−アルギニル L−α−アミノブチリル し−ヒスチジルL−セリル し−グルタミル L−ルオニル し−グルタミニル L−メチオニル し−アスパルチル L−ンスティニル L−アスパラギニルL−フェニルアラニル し−プロリル L−チロシル L−ヒドロキシプロリルL−トレオニルと同様、L−アラニルか 好まれる。
ペプチドの近位末端からの次のアミノ酸は好ましくはD−配置のものである。こ れは好ましくは酸性のものであり、D−グルタミン酸又はD−アスパラギン酸又 はそのモノ−、ジー又は混合C1−C2゜(好ましくはC,−C,)アルキルエ ステル、アミド又はCI C−アルキルアミドであってよい。(「混合」という 表現は、1つのカルボキシル基がアミド化されもう1つがエステル化されている 場合に示される。D−イソグルタミン及びD−グルタミン酸塩か好ましい。
鎖の近位末端からの第3のアミノ酸残基が存在する場合、それは好ましくは近位 アミノ酸残基に関連して前述したとおりし配置のものである。L−アラニル及び L−リシルが好まれる。
アミノ酸残基又は線形ペプチドは、任意に少なくとも1つの親油性原子団で置換 される。親油性原子団は、例えばC1゜−C1!アシル基の各々がバルミトイル 基でありうるジー(C+。−022)アシル−5n−グリセロ−3′−ヒドロキ シホスフエリルオキシ基又はステアロイルといったC3゜−〇!!アシル基であ ってよい。親油性原子団は代替的に(又は複数の置換が存在しつる場合には付加 的に)、C3−〇、エステル基といったC、−C,。エステル基でありうる。ブ チルエステルがその1例である。
一般構造式■の範囲内のムラミルジペプチドの例としては以下のものが含まれる 。
ムロフタシン、別称MDP−Lys (LL8) (N” −(N−アセチルム ラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル)−N@−ステアロイル−L−リ ジン)。
MTP−PE(N−アセチル−ムラミル−し−アラニル−D−イソグルタミニル ーし一アラニルー2−(1’、2’−ジパルミトイル−5n−グリセロ−3′− ヒトロキシーホスフオリルオキシ)エチルアミド、−ナトリウム): ムラブチト(N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−グルタミン−α−N− ブチルエステル);及びt −MDP (N−アセチルムラミル−し−トレオニ ルーD−イソグルタミン)。
ムロフタシンの調製についてはEP−A−0021367及びUS−A−431 7771に開示されている。MTP−PEの調製についてはEP−A−0025 495に開示されている。ムラブチドの調製については、Lefrancier  et al、 J。
Med、 Chem、、 2587 (1982)の中に記述されている。t− MDPの調製物は、当該技術分野において既知の方法により調製されうる。ムラ ミルペプチド化合物の調製物についての詳細を示す特許公報としては一般+:B E−A−0834753. BE−A−0834754,BE−A−08471 03,BE−A−0849214゜DE−A−2710455,DE−A−29 22533,DE−A−2747379,DE−A−2912865゜PR−A −2355505,PR−A−2358159,PR−A−2375249,U P−A−0004512゜EP−A−0002677、JP−A−540630 16,JP−A−54073729,JP−A−55019236゜US−A− 4082735及びUS−A−4082736が含まれる。(始原型ムラミルジ ペプチドの調製は、DE−A−2450355及びUS−A−4235771に 開示されている)。
本明細書に参照指示されている文書は、本書に参考として内含されるものである 。
本発明において有用なムラミルジペプチドが全て一般構造式Iに入るわけてはな い。多くのものは、本発明において使用するためのはるかに好ましい一群の化合 物を表わす一般構造式■の中に入る:Rは、少なくとも1つの残基か親油性原子 団で置換されている2−6個のアミノ酸残基て構築された線形ペプチド又はアミ ノ酸の残基を表わし。
nはl又は2である。
Rのための好ましい値は一般構造式Iとの関係において前述したとおりである。
ペブチl’ Rか始原型MDP(L−Ala−D−isoGln)内のペプチド に相応することか特に好まれる。代替的には、もう1つの好ましい実施態様にお いて、RはL−Ala−D−Glnを表わすことができる。
nに対する好ましい値はlである。
一般構造式■の化合物は、US−A−4395399の中で開示されており、こ の文書中に規定された優先性は、本発明においても同様に好まれる。付加的には 、本発明においては、基Rは上述のとおり親油的に置換されうる。
本発明において使用するための最も好ましい化合物の1つは、一般構造式■に入 り、N−アセチル−D−グルコサミニル−(βl−4)−N−アセチルムラミル −L−アラニル−D−イソグルタミン(Gλ+DP)であり、その構造は以下の とおりである。
グリコピンとしても知られているこの化合物(US−A−4395399中の化 合物■)はすてに、(当時の)ソ連において臨床的に使用するだめのライセンス 付与に必要とされた臨床面毒性試験及び薬物動力学的調査を受けていた。LD、 、試験によってff111定されたマウスの急性毒i生は7g/kgである。こ の数字は、この化合物か、マウス体内で625 mg/kgcil)LDso値 をもつムロフタノンよりもほぼ1ケタ低い毒性を有することを示している。
G M D Pの発熱性は本発明での使用のために適したものとなりしかもその 池の目的のためのその臨床的評価を妨けないほとに充分低いものであるものの、 いくつかの状況の下ではさらに低い発熱性の類似体を使用することか好ましい可 能性もある。このような類似体は入手可能であり、US−A−4395399中 の化合物■て以下の構造をもつN−アセチル−D−グルコサミニル−(βl−4 )−N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−グルタミン酸(GMDP−A) である一般構造式■の範囲内のその他の好ましい化合物には、以下のものか含ま れる 次のような構造をもつ、N−アセチル−D−グルコサミニル−(βl−4)−N アセチルムラミル−L−アラニル−L−イソグルタミン(GMDP−LL) 以下の構造をもつN−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−4)−Nアセチ ルムラミル−L−アラニル−D−グルタミン n−ブチルエステル(GMDP− OBu) 以下の構造をもつN−アセチル−D−グルコサミニル−(βl−4)−Nアセチ ルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニルート−リジン(GMDP−L ys) 以下の構造をもつN’−CN−アセチル−D−グルコサミニル−(βl−4)− N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル)−N −ステア ロイル−L−リジン(GMDP−Lys (St))・GMDP−LYS (S t) その他の有用な化合物としては、以下のものが含まれる。
以下の構造をもっN−(N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)− N−アセチル−ムラミル−L−アラニル−γ−D−グルタミル)−N −ステア ロイル−L−リジン・GMDPA−Lys(St) 以下の構造をもつN−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−=4)−N−ア セチルムラミル−L−アラニル−D−グルタミン酸GMDPA (OBz 11  z 以下の構造をもつN−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−ア セチルムラミル−N−メチル−し−アラニル−D−イソグルタミン 以下の構造をもっN−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−ア セチルムラミル−(β1−−4)−N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1 −i)−N−アセチルムラミル−ビス−(L−アラニル−D−イソグルタミン) 以下の構造をもつN−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−1l)−N− アセチルムラミル−(β1−−4)−N−アセチル−D−グルコサミニルー(β m−−4)−N−アセチルムラミル−ヒス−(L−アラニル−D−グルタミン酸 )以下の構造をもつN−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N− アセチルムラミル−(β1−−4)−N−アセチル−D−グルコサミニル−(β l−−4)−N−アセチルムラミル−ビス−(L−アラニル)−D−イソグルタ ミニルーし一リジン)(GMDP Lysl。
N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4) −N−アセチルムラミル −(βl−−4)−N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N− アセチルムラミル−ビス−〔Lアラニル−D−イソグルタミニルーN&−ステア ロイル−L−リジン〕 。
[GMDP−LyS(””) ]2 以下の構造をもつN−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−ア セチルムラミル−Lアラニル−D−イソグルタミンGMDP−Ad 以下の構造をもつし一トレオニルーNE−CN−アセチル−D−グルコサミニル −(β1−−4)−N−アセチル−ムラミル−し−アラニル−γ−D−イソグル タミニル)−L−リシル−L−プロリル−し−アルギニン: G M D P−タフトシンE 以下の構造をもつA−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−ア セチル−ムラミル−L−アラニル−γ−D−イソグルタミニルーL−トレオニル ーし一リシルーし一プロリルーし一アGMDP−タフトシンA 以下の構造をもつN−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4>−N−ア セチルムラミル−L−アラニル−α−D−グルタミル−し一リシルーし一トレオ ニルーN6−スチアロイルーL−リシル−し−プロリル−し−アルギニン 親油性GMDPA−タフトシン 以下の構造をもつN’ −(N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4 )−N−アセチル−ムラミル−L−アラニル−γ−D−イソグルタミニル)−L −リノルーし一ヒスチジルーL−グリシGMDPA−ブルシン 以下の構造をもつN−アセチル−D−グルコサミニル−(βl−−4)−N−ア セチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニルーL−グルタミル−L− トリプトファンGMDP−チモゲンI 以下の構造をもつN−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−ア セチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニルーε−アミノベキサイイ ル−し一グルタミルーし一トリプトファン GMDP−チモゲン■ 以下の構造をもつN’ −(N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4 )−N−アセチル−ムラミル−し−アラニル−D−イソグルタミニル〕−N6− スチアロイルーL−リンルーL−グルタミル−L−4リブトファン GMDP−チモゲン■ 以下の構造をもつN−アセチルムラミル−L−1−レオニル−D−イソグルタミ ン ト Thr−MDP 以下の構造をもつN−アセチルムラミル−L−アラニル−D−グ上述の構造にお いて、以下の省略記号か用いられているBzl −ヘンシル、 Me−メチル。
Ahx−ε−アミノヘキサノイル 最も好ましい化合物は、GMDPでありその次にGMDP−A及びムラプチトが 続く。
一般構造式■の範囲内のグルコサミニル−ムラミルジペプチドは、US−A−4 395399に開示されている方法によって比較的安価にかつ適正に大量に調製 することができる。開示されている調製は、細菌Micrococcus 1y sodecticusからの三糖類の抽出及び精製及び、例えば従来のペプチド 化学により合成されたジペプチドに対するその後のその化学的結合に基づくもの である。しかしながら、三糖類は標準的糖化学を用いても同等にうまく化学合成 できる。
上述のように、本発明を用いると、ムラミルジペプチドは、敗血症性ショック及 び/又はLPSにより媒介され悪液質を含むその他の生命を脅かす炎症状態の治 療又は予防において有用である。本発明は、腹腔内に腸内細菌叢が侵入する可能 性のため特に腹部手術の場合といった外科手術の後の細菌感染から生じる合併症 を治療、予防又は管理する上で特に利用できる。しかしながら、胸部手術及び胆 のうの治療又は切除のための手術といったその他のタイプの外科手術の後にも感 染の危険性は存在する。さらに、細胞セブシス及び究極的には敗血症性ショック は、肺又は尿生殖器系といった器官の慢性又は急性の細菌感染から、肺炎から、 穿孔性潰瘍から、膵臓壊死から又は胆のう炎から発生する可能性がある。
従って本発明が応用される状態としては、肺炎、外科的創傷の感染、小骨盤の化 膿、腹膜炎、腹膜膿瘍、結腸周辺フイステル形成膜瘍、胆管炎、胆のう、蓄膿症 、前腹部のフレグモーネ、シグマ及び注射後の膿瘍のフレグモーネならびに内毒 素血症、グルコース低下、低血圧、心臓不整脈及び血管拡張といった関連合併症 が含まれる。
本発明が特に利用される状態は、免疫抑制された患者における外科手術である。
これは、このような患者が特に、感染を発生させ低いリンパ球及び好中球計数を 有する可能性が高いからである。本発明において有用なムラミルジペプチドは、 好中球及びリンパ球に対するその免疫回復作用ならびに内毒素に対するその防御 効果のため、これらの患者に対し付加的な恩恵をもつものでありうる。免疫抑制 された患者には、腫瘍の存在が免疫系の抑制を導く可能性があることから、ガン 患者も含まれる。さらに、化学療法及び放射線療法は両方共免疫抑制という副作 用をもつ。
上述のことから、本発明か同様に、有効量のムラミルジペプチドを患者に投与す ることを含む、敗血症性ショック及び/又はLPSといった内毒素により媒介さ れるその他の生命を脅かす炎症状態の治療、予防又は管理のための方法にも関す るということがわかる。本発明のこの態様に対する優先性は、以上に示したとお りである。
以上で簡単に論述した通り、本発明において有用なムラミルペプチド化合物は、 腸管外で又は非腸管外で投与することができる。最も普通の、実際好まれる投与 経路は、経口投与であるが、その他の腸管外でない経路どしては、鼻、又は舌下 投与又は吸入による投与か含まれる。腸管外投与のための製剤形態は一般に無菌 である。生理食塩水といった単数又は複数の適切な担体か存在する。ムラミルペ プチド化合物は、注射のため生理食塩水又は水を用いて調剤する前にグリシンと いった保護化合物で凍結乾燥させることかできる。
本発明において有用なムラミルペプチド化合物は、薬学組成物内の唯一の有効成 分でありうる。しかしながら、その他の有効成分か存在しうろことか好ましい可 能性かある。例えば、生命を脅かす炎症状態か細菌を病因とする場合、抗生物質 又はその他の抗菌薬か存在していることも有用である。その他の微生物又はウィ ルスにより媒介される炎症状態は、その他の抗菌薬又は抗ウィルス薬で治療され ることになる。又ガンは、ビンブラスチン、アドリオマイシン、アクチノマイシ ンD1メトトレキセート及びマイトマイシンCといった抗ガン剤によって治療さ れる。
特に錠剤の形をしたものといった経口製剤形態が好まれる。単数又は複数の適切 な担体も存在しうる。標準的な担体にはラクトース、サッカロース、ジャガイモ デンプン、ステアリン酸カルシウム及びメチルセルロースが含まれる。
投与のための精確な用量はつねに、臨床医又は開業医により適切と思われる用量 である。その条件で、−日あたり(又は−錠あたり又はその池の単位用量あたり )0.1〜100mgの範囲内の日用量が受容可能なものとされる可能性があり 、−日あたり(又は−錠あたり又はその他の単位用量あたり) 0.5mg〜5 mg又は10mgの範囲が好ましい。1〜2mgの日用量が最適とみなされる。
腸管外(例えば静脈内、筋向又は皮下)投与のための用量は一般に比較的低く、 −日あたり(又は単位用量あたり) 0.01mg−1mgが適当である。−日 あたり(又は単位用量あたり) 0.05mg〜0.5mgの範囲か好ましく、 −日あたり約0.1mgの用量が最適である。
用量のタイミングも、臨床医又は開業医により決定されるのが最も良い。外科手 術の結果生じる可能性のある敗血症性ショック及びその池の炎症状態の予防の場 合、手術の前に製剤を投与することが有利であることか考えられる。
さらに化合物は、敗血症の合併症及び死亡率を減少させるため、外科手術を受け ていない患者にも使用することかできる。
ここで本発明について、以下の制限的意味の無い例及び図面により例示する・な お図面中、 図1は、マウスにおけるLPSにより誘発された死亡率に対するMDPの効果を 示す。
図2は、マクロファージの貧食能に対するムラミルペプチドの効果を示す。
図3は、全血培養内のTNF産生に対するムラミルペプチドの効果を示す。
図4は、MDPによるIL−1産生の抑制を示す。
図5は、血清TNFのLPS誘発に対するMDPの効果を示す。
図6は、TNPα産生を抑制するムラミルペプチドの能力を示す。
図7は、LPSにより誘発された体重損失に対するムラミルペプチドの効果を示 す。
図8は、LPSにより誘発された体重損失に対するムラミルペプチドの効果を示 す。
例1 細菌感染による術後合併症を防ぎ、好中球機能を維持し、究極的に結腸ガン手術 を受けている患者の死亡率を低減するための、N−アセチル−グルコサミニル− N−アセチル−ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミン(GMDP)の使 用。
この試験に参入した全ての患者は、結腸のガン腫を切除するための大規模な腹部 外科手術を受けようとしていた。
手術に先立ち(3日前)、全ての患者の好中球機能を一連の試験により監視した 。
好中球を末梢血から分離した。ヘパリン化血3.5mlをM−PRM培地(Fl ow Laboratories)の上に伸展させ、20°Cで400gで40 分遠心分離した。最高97%の好中球を含むより低い中間期を除去し、ハンクス 平衡塩類溶液で3回細胞を洗浄した。白血球生存度(トリバンプルー)は98% 以上であった。細胞を2 XIO” mlの濃度に調整した。
以下のパラメータを測定した二すなわち、−付着:平底培養皿のウェル内に10 0μlの好中球懸濁液を入れ、60分間37°Cでインキュベートした。非付着 性細胞を洗い流した後、付着した好中球をエタノールで固定し、Romanov sky−Giemsa染料で染色した。遊離染料を洗い流した後、細胞に結びつ いた染料をイソプロパツール内で溶解させ、溶液の光学密度(ODo。)をrE LIsA IIJマイクロプロセッサ(Boehr inger)を用いて測定 した。付着性細胞の数を、標準曲線を基準にして計算した。
−ケミルミネッセンス: 1251ルミノメータ−(LKB)上でルミノール依 存性ケミルミネッセンスを測定した。
−NBT試験(Merckによりスーパーオキシドアニオン産生を決定した。
−ミエロペルオキシダーゼ:リン酸クエン酸緩衝液(pH5,0)中の0.01 4%の過酸化水素と0.04%のオルトフェニレンジアミン(Sigma)から 成る基質混合物100μlを細胞に付加し、10分間インキュベートしてから1 00μmの10%硫酸で反応を停止させた。492+nuでの光学密度をMul tiscan Titertek Plus (Flow Laborator ies)を用いて測定した。
一酸性ホスファターゼ・クエン酸ナトリウム緩衝液(pH5,5)中の0.84 %のNaCl及び0.24%のリン酸パラニトロフェニル(Boehring) から成る50μlの基質混合物を細胞に付加し、30°Cで30分間インキュベ ートした後、0.2MのNaOH100μlを付加することによって反応を停止 した。405muでの光学密度をMultiscan Titertek Pl us(Flow Laboratories)で測定した。
ケミルミネッセンス、スーパーオキシドアニオン産生、ミエロペルオキシダーゼ 及び酸性ホスファターゼについては、自発反応及び誘発反応の両方か測定された 。検定の前に37°Cで30分間オプソニン化ザイモサン(30μI 、 20 mg/ ml )に対して細胞を露呈することにより誘発が行なわれた。
処置済みグループにおいて、手術より2日前及び1日前に経口的に、又手術後1 日目、2日目及び3日目に皮下で1日あたり1〜2mgの用量てGMDPを投与 した。術後5日目に、前述のものと同じパラメータにより全ての患者において再 び好中球機能を評価した。
術後4週間、術後セブシスについて患者を監視した。審査された敗血症性合併症 には、散在性セプシス、肺炎、腹膜炎及び腹部膿瘍が含まれていた。これらは全 て敗血症性ショックを導くものとして知られている。結果は表1及び表2に表わ されている。
表1 結腸のガン腫切除後の敗血症性合併症の発生率に対する手術前後のGMDP処置 の効果 合計患者数 敗血症性合併症 敗血症性合併症 死亡率をもつ患者数 の発生率 (%) (%)対照 20 10 50 15 GMDP処置済み 16 3 18.75 6.25表1から、GMDP処置か 敗血症性合併症の発生率を50%〜18.75%まて低減させたことかわかる。
重要なことに、より特異的には15%から6.25%への死亡率の減少は、往々 にしてこのような死亡率における死亡原因である敗血症性ショックを治療するか 又は予防する上での本発明の有効性を示すものである。
表2 結腸ガン腫の切除を受けているGMDP処置済み患者及び対照における好中球機 能付着 54.3±4.6 33.8±5.4−37.8 39.8±5.4  47.9±12.s +20.4(0,0,650μ) ケミルミネッセンス(mv) 自発 2.3±0.31 1.39±0.2 +6.9 1.82±0.07  3.37±0.70 +85.2誘発 19,2±2.4 11.8±2.3  −38.5 11.3±2.1 15.8±4.2 +39.8スーパーオキシ ド 自発 110.2±10.1 63.9±8.5 −42.0 78.9±15 .7 97.6±12.8 +23.7誘発 148.1±19.2119.2 ±10.6−19.5133.7±16.1134.9±11.3 +0.9ミ エロペルオキシダーゼ(0,D、 492μ)自発 1149.3±150 9 93.2±178 −13.6 1145±204.11075±178.3− 6.1誘発 811.3±99.3894.1±158+io、 2948.3 ±205 948.3±205 +11.2酸性ホスフアターゼ(0,D、 4 05μ)自発 178.3±48.1114.7±7. −35.7133.8 ±75 114.9±2.4 −14.1誘発 138.9±21.6110. 8±I+、 5−20.2172.3±18.8120.8±3.2 −29. 94表2から、GMDP処置をしなかった場合、手術後の好中球機能のパラメー タの大部分において減少があったということがわかる。付着、ケミルミネッセン ス及びスーパーオキシド産生の場合、GMDP処置は、この減少を妨げ、逆に好 中球機能の増大をひき起こした。これは、ミエロペルオキシダーゼ及び酸性ホス ファターゼについては観察さ急性セプシスを阻止し、急性セブシスを患う患者に おける好中球機能を維持するためのN−アセチル−グルコサミニル−N−アセチ ル−ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミン(GMDP)の使用この試験 に参与した患者はすでに、破壊性胆のう炎、腹腔膿瘍、腹膜炎、膵臓壊死及び術 後肺炎の結果として生じた重症の全身性細菌セブシスを患っていた。
GMDPでの処置の1日前(1日前(−1日目))において、全ての患者の好中 球機能を、上記例1に記されている試験により測定した。
GMDP処置済みのグループでは、連続して5日間、1〜2 mg/日の用量で 腸管外でGMDPを投与した。GMDPの合計用量は5〜7mgであった。
GMDP処置の停止の1日後(6日目)に好中球機能を全ての患者において再度 測定した。結果は表3及び4に示されている。
表3 敗血症性合併症を患う患者におけるセブシスの進行に対するGMDPの効果 対照 +8 11 61 27 GMDP処置済み +4 4 28.6 14.3表3から、GMDP処置が、 敗血症性合併症の進行の発生率を61%から28.6%まて減少させたことがわ かる。ここでも又、重要なことに、より特異的に、27%から14.3%への死 亡率の減少は、本発明の有効性を示している。
表4 GMDP%置を受けていない又は受けたセペシスを患う患者における好中球機能 対 照 変化率 GMDP処置済み 変化率1日前 6日目 % 1日前 6日 目 %付着 52.3±5,7 40.4±8.1−22.8 34.6±6, 2 52.3±2.3 +51.2(0,D、 650μ) ケミルミネッセンス(mv) 自発 1.61+0.18 1.93+0.32+19.9 2.41±0.1 4 416±0.14 +72.6誘発 16.3+3.4 13.2±5.6  −19.0 9.41±2.1 21.3±3.51 +126.4スーパー オキシド(0,D、 540μ)自発 101.3±4,2 38.4±16. 3−12.7 55.5±6.4 84.3±8.7 +51.9誘発 196 .4±13.4169.4±13.4−13.7 92.1±3.21141. 1±8.3 +53.2ミエロペルオキシダーゼ(0,D、 492μ)自発  893.3±26.2 604±96.3−32.4504.5±118 59 5.2±48.3 +17.9誘発 697.2+19.4 419. +19 .4−39.9520.3±60.1587.1±96.3 +12.8酸性ホ スフアターゼ(0,D、 405μ)自発 116.7+ 16.3129.6 +24.4 +11.1119.4+l011251.3++6.1 +IIO ,5誘発 169.3±15.1126.6±14.1−25.2104.4± 3.6 201±14.3 +92.5表4から、GMDPで処置されていない 対照グループでは、1日前と6日目の間の好中球機能のほぼ全てのパラメータに おいて劣化があったが、これはGMDP処置により妨げられ、改善に転じた。
この例は、GMDPがセブシスの出現後でも存効な治療であることを明確に実証 している。始原型MDPは抗菌活性をもっことが示されてきたものの、確かにこ の実験の状況では死亡率を減少させない。
氾 マウスにおけるしPS誘発された死亡率に対するMDPの効果各々体重+6−1 8gの25匹の雌のBAL B/Cマウスを、5匹ずつの5つのグループに分け た。各々のマウスグループに2回ずつ1日量の食塩水、GMDP、 GMDP− OBu、 MDP又はGMDP−Aを与えた。化合物は、マウス1匹あたり30 0μgのLPSを注射する前9日間にわたり1匹あたり100μg又はモル当量 の一日量2回の割合で腹腔内注射によって投与した。LPS投与の2日後に死亡 率を測定し、結果を図1に示した。図1は、始原型MDPといった成る種のムラ ミルペプチドがLPSを相乗作用して、食塩水を受けたマウスで見られるもの以 上に死亡率の増大をひき起こすということを示している。これとは対照的に、G MDP及びGMDP−AはLPSの効果を拮抗する。かくして、GMDP及びG MDP−Aは、セブシス及び敗血症性ショックの治療及び予防において有用であ るのに対し、MDP及びGMDP−OBuは有用ではない。
例4 マクロファージの貧食能に対するムラミルペプチドの効果この実験は、マクロフ ァージの貧食能活性に対するさまざまなMDPの効果を示そうどするものである :貧食能が太き(なればなるほど、MDP t!LPSに対する耐性を誘発する 上で効果的になる。マウスを9つのグループに分け、各グループに対して次のも のの1つを投与した1食塩水、MDP、 MDP−OBu、MDP−Thr、G MDP、 MDP−LYS(St)。
G!1fDP−OH及びGMDP−LL 。
試験対象の化合物を、マウスの腹腔内に注射し、各々のマウスは100μg又は 当モル当量用量を受けた。対照マウスは200μmの食塩水を受けた。ムラミル ペプチドの注射の一日後に、生理食塩水200μm中の致死量のLPS(マウス −匹あたり300μg)を腹腔内に注射し、20分後に、1mlの黒インキを同 しく腹腔内に注射した。10分後、腹膜マクロファージを獲得し、これを2度洗 浄した。細胞数を計数し、次にマクロファージを溶解させ、上清の光学密度を6 10μmで測定した。結果は図2に示されている。この図はGMDPがマクロフ ァージ貧食能を増大する潜在能を有すること、そしてその他のMDPも同様にこ の特性を有することを実証している。マクロファージの貧食能の増大は動物の細 菌及びLPS処理能力と相関関係をもつものと一般に考えられている。従って、 セブシス及び敗血症性ショックにおいてGMDP、 GMDP−Lys(St) 及びGMDP−OHは有用である。しかしなから、発熱性に差があることから、 この検定の結果と共にMDPのその他の活性を考慮に入れることも必要である。
例5 全血培養中のTNF産生に対するMDFの効果ヒトヘパリン化全血を、RPM[ を用いて1:2の割合に希釈させ、96ウエルのマイクロタイタープレート内に 送り出した。上述の用量で食塩水、GMDP、 MDP又はLPSで、個々のウ ェルを処理した。6時間37°Cでインキュベートシた後、標準捕獲ELISA 方法によりTNFαについて上清を検定した。結果は図31こ示されている。こ の図は、MDP及びLPSの両方共が有意なTNF誘発能力を有しているのに対 してGMDPかTNFをさほと誘発しないということを示している。これは、セ ブソス及び敗血症性ショックにおける炎症、凝血異常及び死亡の一次的媒介物で あると考えられているTNFαの免疫細胞産生に対する媒介物の効果を測定する ための感受性検定である。GMDPが最低の炎症媒介物であることがわかる;こ れらの物質のそれぞれのTNF誘発活性はその毒性と偶発的相関関係をもつ。
例6 異なるMDPによるIL−1産生の抑制各グループ5匹ずつの体重13〜14g のマウス(BAL B/C、雌)は、12時間の間隔をおいて2回のMDP注射 を受けた。試験したMDPは、MDP、ムロフタシン、MDP−Thr、 MD P−OBu、 GMDP−LL、GMDP−Lys(St)及びGMDP−Aで あった。最後の注射の後、腹膜細胞を収集し、腹膜マクロファージによるIL− 1分泌の誘発について試験した。
腹膜マクロファージの調製: マクロファージを、ハンクス平衡塩類溶液での洗浄によりマウスの腹腔から収集 した。細胞を洗った後、平底の96ウエルプレートのウェル内に入れ、5%のF CSを含むRPMI内で1時間37℃でインキュベートした。次にプレートを、 温かいRPM[で洗って付着していない細胞を除去した。次に新鮮な培地内にL SP(25μg/ml)を付加し、さらにプレートを24時間培養した。
腹膜マクロファージによるIL−1産生:腹膜マクロファージによるIL−1の 産生を胸腺細胞共同刺激生物学的検定によって検定した。(CBA C57BL ・6)Flマウス(106)からの胸腺細胞、PHA(1μg−ml)及び試験 された上溝(50μm)を平底96−ウェルプレートのウェル内に入れた。培養 の終結前の6時間3HのTdR(lμCi・ウェル)を取込むことにより72時 間後、胸腺細胞の増殖速度を測定した。
TNFαに加えて、IL−1が、免疫応答及び炎症において中心的役割をもつサ イトカインとなることが提案された。TNFαの場合と同様に、IL−1はLP S刺激に応答して産生される。図4は、GMDP、ムロフタシン、MDP−OB u、 GMDP−Lys(St)及びGMDP−Aが全てLPSに対するIL− 1応答を抑制しうろことを示している。MDP及びMDP−Thrはこの特質に おいては貧弱である。前述の図の場合と同様に、このデータは、TNF 、マク ロファージ貧食能及びその他のインビボモデルに対するMDPの効果と合わせて 考慮されな(てはならない。しかしながら、MDPとGMDPの違いはここでも 明白である。
例7 血清TNFのLPS誘発に対するMDP類似体の効果この実験において、4つの 化合物を試験した。つまり、MDP。
GMDP−A、 GMDP−OBu及びGMDPである。対照マウスに対しては 、食塩水を投与した。BAL B/Cマウス(lグループにつき6匹のマウス) に対しては、 1.4mgの死んだC,Parum (懸濁液1mlあたり0. 2m1)を腹腔内に注射した。その後(2週間後)マウスを食塩水、0.5ml の食塩水中のMDP (100μg)又は類似体(100μg)で、腹腔内で処 置した。動物が等モル量を受けるよう各々のrMDP Jの用量を調整した。M DP /類似体の注入から18時間後にLPS(25μg)を注射し、次にマウ スを安楽死させ出血させた。標準捕獲ELISA検定によりTNFを決定した。
結果は図5に示されており、この図は、GMDPがTNFαの産生を抑制できる ことを実証したことを示しており、かくしてそれが抗炎症物質であることを示し ている。これとは対照的に、MDP及びGMDP−Aは、炎症促進性であり、L PSにより誘発されるTNPレベルの上昇をひき起こす。ここでも又、前述の実 験の場合と同様に、このデータは、MDPのその他の特性と合わせて考慮されな くてはならない。
例8 ムラミルペプチドによるTNF誘発 ここで試験対象となったムラミルペプチドは、始原型MDP、 GMDP。
GMDP−A、 GMDP−OBu、 GMDP−Lys(St)、 GMDP A−Lys(St)、 GMDP−Benz及びThr−MDPであった。
BALB/マウス(lグループにつき6匹のマウス)に対して1.4mgの死ん だC,parvum (7mg/mlの懸濁液0.2m1)を腹腔内に注射した 。その後(2週間後)、マウスを食塩水、0.5mlの食塩水中のMDP(10 0μg)又は類似体(100μg)で腹腔内で処置した。動物が等モル量を受け 入れるように各rMI)P Jの用量を調整した。MDP/類似体の注射から1 8時間後にLO’5(25μg)を注射し、その後マウスを安ブ2] 処置 処置(モルベースでMDPを適用した)GMDPによるLPS誘光された 処置(食塩水、MDP又は類似体) フロントページの続き (51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号CO7K 51083 7106 Z N A // CO7K 105:00 (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、SE)、 A U、 BG、BR,CA、 C3,FI、 HU、JP、 KR,No、PL、  R○、RU、UA、 US I

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.内毒素により媒介される炎症状態の治療又は予防のための薬剤の製造におけ る、 (a)非発熱性又は低発熱性のものであり及び/又は(b)内毒素により誘発さ れた体重損失及び/又は食欲減退を改善し、及び/又は (c)TNF産生を減少させ;及び/又は、(d)マクロファ−ジを刺激して内 毒素を処理させる、ムラミルペプチド化合物の利用。 2.内毒素がリボ多糖(LPS)である、請求の範囲第1項に記載の利用。 3、ムラミルペプチド化合物が、下記−般化学式I:▲数式、化学式、表等があ ります▼I 〔式中、 R1は水素原子又はC1−C22アシル基を表わし、R2は水素原子又はCl− C22アシル基を表わし、R3は水素原子又はC1−C■アルキル基を表わし、 R4は、C1−C21アルキル基又はC6又はC10アリル基を表わし; R5は水素原子を表わし; Rは、少なくとも1つの残基が任意に親油性原子団で置換されている、2−6個 のアミノ酸残基で構築された線形ペプチド又はアミノ酸の残基を表わしている〕 で表わされる始原型ムラミルジペプチド以外のものである、請求の範囲第1項又 は第2項に記載の利用。 4.−般構造式Iの化合物が、 R1及びR2の各々が個別にアセチルなどのC1−C5アシル基を表わし、 R3がメチル又はエテルなどのC1−C4アルキル基を表わし、R4がC1−C ■アルキル基、特にメチル又はエチルといったC1−C4アルキル基又はフェニ ル基を表わし、Rがモノ、ジ、又はトリペプチドを表わしている、置換基のいず れか又は全て又はそのいずれかの相容性のある組合せを有する、請求の範囲第3 項に記載の利用。 5.ムラミルペプチド化合物が、 ムロクタシン、別称MDP−Lys(L18)(N2−(N−アセチルムラミル −L−アラニル−D−イソグルタミニル)−N6−ステアロイル−L−リジン) ; MTP−PE(N−アセチル−ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル −L−アラニル−2−(1′,2′−ジパルミトイル−sn−グリセロ−3′− ヒドロキシ−ホスフォリルオキシ)エチルアミド、−ナトリウム); MDP−OBu(N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミン− n−ブチルエステル); ムラプチド(N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−グルタミン−α−N− ブチルエステル);又はt−MDP(N−アセチルムラミル−L−トレオニル− D−イソグルタミン)、 である、請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか1項に記載の利用。 6.ムラミルペプチド化合物が一般構造式II:▲数式、化学式、表等がありま す▼II〔式中、 Rは、少なくとも1つの残基が親油性原子団で置換されている2−6個のアミノ 酸残基で構築された線形ペプチド又はアミノ酸の残基を表わし nが1又は2である〕を有する 請求の範囲第1項又は第2項に記載の利用。 7.nがlである請求の範囲第6項に記載の利用。 8.近位アミノ酸残基がLアミノ酸の残基である、請求の範囲第6項又は第7項 に記載の利用。 9.近位アミノ酸残基(又は1つしかない場合は唯一のアミノ酸残基)がL−ア ラニンの残基である、請求の範囲第8項に記載の利用。 10.ペプチドの近位末端からの第2のアミノ酸残基が存在する場合、それがD −配置のものである、請求の範囲第6項乃至第9項のいずれか1項に記載の利用 。 11.前記第2のアミノ酸残基がD−グルタミン酸又はD−アスパラギン酸又は そのモノ−、ジ−又は混合C1−C22(好ましくはC1−C4)アルキルエス テル、アミド又はC1−C4アルキルアミドのものである、請求の範囲第10項 に記載の利用方法。 12.前記第2のアミノ酸残基がD−イソグルタミニル又はD−グルタミルであ る、請求の範囲第9項、10項又は11項に記載の利用。 13.ペプチドの近位端部からの第3のアミノ酸残基が存在する場合、それがL 配置のものである、請求の範囲第6項乃至第12項のいずれか1項に記載の利用 。 14.第3のアミノ酸残基がL−アラニル又はL−リシルである、請求の範囲第 13項に記載の利用。 15.アミノ酸残基又は線形ペプチドが少なくとも1つの親油性原子団で任意に 置換されている、請求の範囲第6項乃至第14項のいずれか1項に記載の利用。 16.化合物がN−アセチル−グルコサミニル−N−アセチル−ムラミル−L− アラニル−D−イソグルタミン(GMDP)である、請求の範囲第6項に記載の 利用。 17.化合物が、 N−アセチル−グルコサミニル−N−アセチル−ムラミル−L−アラニル−D− グルタミン酸(GMDP−A);N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1− 4)−N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−グルタミンn−ブチルエステ ル(GMDP−OBu); N−〔Nα−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−4)−N−アセチルムラ ミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル〕−Nε−ステアロイル−L−リシ ン(GMDP−Lys(St)):Nα−〔N−アセチル−D−グルコサミニル −(β−1−−4)−N−アセチル−ムラミル−L−アラニル−γ−D−グルタ ミル〕−Nε−ステアロイル−L−リシン(GMDPA−Lys(St));N −アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラミル−L −アラニル−D−グルタミン酸ジベンジルエステル(GMDPA(OBzl)2 ); N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラミル− N−メチル−L−アラニル−D−イソグルタミン(Me−GMDP); N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラミル− (β1−−4)−N−アセチル−D−グルコサミニル−(β−−4)−N−アセ チルムラミル−ビス−(L−アラニル−D−イソグルタミン)((GMDP)2 );N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラミ ル−(β1−−4)−N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N −アセチルムラミル−ビス−(L−アラニル−D−グルタミン酸)((GMDP A)2);N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチル ムラミル−(β1−−4)−N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4 )−N−アセチルムラミル−ビス−(L−アラニル−D−イソグルタミニル−L −リジン)((GMDPLys)2);N−アセチル−D−グルコサミニル−( β1−−4)−N−アセチルムラミル−(β1−−4)−N−アセチル−D−グ ルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラミル−ビス−(L−アラニル −D−イソグルタミニル−Nε−ステアロイル−L−リジン〕(〔GMDP−L ys(St)〕2);N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N −アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミン1−アダマンチルエス テル(GMDP−Ad); L−トレオニル−Nε−〔N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4) −N−アセチル−ムラミル−L−アラニル−γ−D−イソグルタミニル〕−L− リシル−L−プロリル−L−アルギニン(GMDP−タフトシンE); N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチル−ムラミル −L−アラニル−γ−イソグルタミニル−L−トレオニル−L−リシル−L−プ ロリル−E−アルギニン(GMDP−タフトシンA); N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラミル− L−アラニル−α−D−グルタミル−L−リシル−L−トレオニル−Nε−ステ アロイル−L−リシル−L−プロリル−L−アルギニン(親油性GMDPA−タ フトシン)Nε−〔N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N− アセチル−ムラミル−L−アラニル−γ−D−イソグルタミニル〕−L−リシル −L−ヒスチジル−L−グリシンアシド(GMDPA−ブルシン) N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラミル− L−アラニル−D−イソグルタミニル−L−グルタミニル−L−トリプトファン (GMDP−チモゲンI)N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4) −N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル−ε−アミノヘ キサノイル−L−グルタミル−L−トリプトファン(GMDP−チモゲンII) ; Nα−〔N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチル− ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル〕−Nε−ステアロイル−L− リシル−L−グルタミル−L−トリプトファン(GMDP−チモゲンIII); N−アセチルムラミル−L−トレオニル−D−イソグルタミン(Thr−MDP );又は、 N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−グルタミンn−ブチルエステル(ム ラブチド)、 である、請求の範囲第6項に記載の利用。 18.生命を脅かす炎症状態が敗血症性ショックである、請求の範囲第1項乃至 第17項のいずれか1項に記載の利用。 19.生命を脅かす炎症状態が全身性細菌感染の結果である、請求の範囲第1乃 至第18項のいずれか1項に記載の利用。 20.生命を脅かす炎症状態が、外科手術中又はその後の細菌感染の結果である 、請求の範囲第1項乃至第19項のいずれか1項に記載の利用。 21.生命を脅かす炎症状態が、肺炎、穿孔性潰瘍、膵臓壊死、又は胆のうの炎 症からくる器官の慢性又は急性細菌感染の結果である、請求の範囲第1項乃至第 19項のいずれか1項に記載の利用。 22.生命を脅かす炎症状態が悪液質である、請求の範囲第1項乃至第21項の いずれか1項に記載の利用。 23.内毒素により媒介される生命を脅かす炎症状態の治療、予防又は管理のた めの方法において、 (a)非発熱性であり;及び/又は (b)内毒素により誘発される体重損失及び/又は食欲減退を改善し;及び/又 は (c)TNF産生を減少し;及び/又は、(d)マクロファージを刺激して内毒 素を処理させる、有効量のムラミルペプチド化合物を患者に投与することを含む 方法。 24.ムラミルペプチドが請求の範囲第2項乃至第16項のいずれか1項に記載 の通りである、請求の範囲第23項に記載の方法。 25.生命を脅かす炎症状態が敗血症性ショックである、請求の範囲第23項又 は第24項に記載の方法。 26.生命を脅かす炎症状態が悪液質である、請求の範囲第23項又は第24項 に記載の方法。 27.投与が経口投与である、請求の範囲第23項乃至第26項のいずれか1項 に記載の方法。 28.毎日の用量が一日あたり0.1〜10mgの範囲内である、請求の範囲第 27項に記載の方法。 29.投与が非経口投与である、請求の範囲第23項乃至27項のいずれか1項 に記載の方法。 30.毎日の用量が一日あたり0.01〜1mgの範囲内である、請求の範囲第 29項に記載の方法。 31.N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−4)−N−アセチルムラミ ル−L−アラニル−D−グルタミンn−ブチルエステル(GMDP−OBu); N−〔Nα−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−4)−N−アセチルムラ ミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル〕−Nε−ステアロイル−L−リシ ン(GMDP−Lys(St));Nα−〔N−アセチル−D−グルコサミニル −(β−1−−4)−N−アセチル−ムラミル−L−アラニル−γ−D−グルタ ミル〕−Nε−ステアロイル−L−リシン(GMDPA−Lys(St));N −アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラミル−L −アラニル−D−グルタミン酸ジベンジルエステル(GMDPA(OBzl)2 ); N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラミル− N−メチル−L−アラニル−D−イソグルタミン(Me−GMDP); N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラミル− (β1−−4)−N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−ア セチルムラミル−ビス−(L−アラニル−D−イソグルタミン)((GMDP) 2);N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラ ミル−(1β−−4)−N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)− N−アセチルムラミル−ビス−(L−アラニル−D−グルタミン酸)((GMD PA)2);N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチ ルムラミル−(β1−−4)−N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−− 4)−N−アセチルムラミル−ビス−(L−アラニル−D−イソグルタミニル− L−リジン)((GMDPLys)2);N−アセチル−D−グルコサミニル− (β1−−4)−N−アセチルムラミル−(β1−−4)−N−アセチル−D− グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラミル−ビス−(L−アラニ ル−D−イソグルタミニル−Nε−ステアロイル−L−リジン〕(〔GMDP− Lys(St)〕2);N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)− N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミン1−アダマンチルエ ステル(GMDP−Ad); L−トレオニル−Nε−〔N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4) −N−アセチル−ムラミル−L−アラニル−γ−D−イソグルタミニル〕−L− リシル−L−プロリル−L−アルギニン(GMDP−タフトシンE); N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチル−ムラミル −L−アラニル−γ−イソグルタミニル−L−トレオニル−L−リシル−L−ブ ロリル−E−アルギニン(CMDP−タフトシンA); N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラミル− L−アラニル−α−D−グルタミル−L−リシル−L−トレオニル−Nε−ステ アロイル−L−リシル−L−プロリル−L−アルギニン(親油性GMDPA−タ フトシン)Nε−〔N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N− アセチル−ムラミル−L−アラニル−γ−D−イソグルタミニル〕−L−リシル −L−ヒスチジル−L−グリシンアシド(GMDPA−ブルシン) N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチルムラミル− L−アラニル−D−イソグルタミニル−L−グルタミル−L−トリブトファン( GMDP−チモゲンI)N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)− N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル−ε−アミノヘキ サノイル−L−グルタミル−L−トリプトファン(GMDP−チモゲンII); Nα−〔N−アセチル−D−グルコサミニル−(β1−−4)−N−アセチル− ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル〕−Nε−ステアロイル−L− リシル−L−グルタミル−L−トリブトファン(GMDP−チモゲンIII); N−アセチルムラミル−L−トレオニル−D−イソグルタミン(Thr−MDP );又は、 N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−グルタミンn−ブチルエステル(ム ラブチド)。
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