JPH07508450A - 滑走板上に靴を保持するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 滑走板上に靴を保持するための装置 本発明は、特に雪上サーフボード用ではあるが、それに限らず滑走用の板（ボー ド）上に靴を保持するための装置に関する。

雪上サーフは、前端部が持ち上がってアップターンを形成する細長いボードで実 施される滑走スポーツである。サーファ−の靴は、保持部材によってボード上に 保持される。靴は、通常、ホードにより画定される長手方向軸上で互に隣接して 固定されるとともに、該長手方向軸の一側または他側で、該長平方向軸と５°な いし９０゜の範囲で変化し得る角度を成す。

この種の滑走用具上に靴を保持するための装置が数多（存在する。サーファ−の 快適性とボードの性能を改善するために現在知られている装置は、例えばボード の長手方向軸に対する足の向きの調節とか、ボードに垂直な方向に対する傾斜度 の調節とか、場合によっては両足間（すなわち、２の保持装置間）の距離の調節 といった諸々の調節を行うのが普通である。

また、滑走用具を異なる種類、長さ、または大きさの靴に適合できるようにする ため、現存する保持装置は異なる長さの靴に適合させることのできる手段を備え るのが普通である。

例えば、スイス国特許第６７７１９２号により、ボードに垂直な軸を中心として 方向づけられる細長いボードを含む雪上サーフの締め具が知られている。ボード は、その各端部において、靴底を乗せるための滑動可能な移動台を備えている。

この移動台は靴の先端部を保持するための錯形部材を担持する。ボードに沿った この移動台の長手方向位置は、ボードが滑動のため長手方向に沿って有する開口 部の内の１つに嵌入する歯部な備えた鎖錠装置によって決まる。

このような装置は良好な結果を与えるが、鎖錠装置を新たに位置調節する目的で 解錠するためには、ねじ回しのような道具に頼る必要がある。

フランス国特許出願第２６２６１８９号により、各々が靴の一端を保持するため の錯形部材を備えた２の可動な移動台を含む同型の締め具も知られている。移動 台を担持するボードに対する各移動台の長手方向位置は、ここでは、ボードの長 手方向に沿って方向づりられな長いねじで実現される。この種の装置も良好な結 果を与＾るが、上２の装置と同じく、調節を行うためには道具に頼る必要がある 。この種の装置の別の欠点は、ボードが受ける振動または衝撃のために、時の経 過と共に独りでに回転する傾向があることである。このことにより、保持装置の 長さの調節は時と共に信頼度が低くなる。

本発明の目的は、靴の長さに適合させるための調節が特別な調節用道具の使用を 必要としない、滑走用ボード上に靴を保持するための装置を提案することにある 。

本発明の他の目的は、この調節が手動で行える装置を提案することにある。

本発明のまた別の目的は、調節が完全な方法で行われないと、保持装置内へ靴を 挿入できないようにする装置を提案することにある。

本発明のその他の目的と利点は、非限定的な例としてのみ示す以下の記載の中で 明らかとなろう。

本発明による滑走用ボード上に靴を保持するための装置は、はぼ水平な面内に延 在する支持用の長手方向形材と、酸底の少なくとも一部分のための支承用上面を 有する少なくともｌの支持用移動台と、少なくともｌの長手方向および１の垂直 方向に沿って靴の端部を支持用移動台に連結するための保持手段とを含む、この 支持用移動台は形材に沿って滑動可能に取り付けられ、更に、この形材はその全 長の少なくとも一部分にラックを有する。

該移動台は形材のラックと共働し、かつ移動台を形材に沿って長平方向の異なる 位置に固定可能にするための歯部を有する鎖錠装置を備えている。

本装置は、一部を備＾た鎖錠装置が移動台の中央垂直凹部内で案内される可動タ ペットであり、形材のラック内に歯部が嵌入する低位置では、このタペットが移 動台に収納されるように取り付けられること、および歯部が形材のラック外にあ って係合しない高位置では、このタペットが移動台の上表面に突出することを特 徴とする。

本発明は、以下の記載およびその記載の一部を成す添付図を参照することにより 、より良く理解されるだろう。

第１図は、本発明の第一の実施態様による保持装置の全体を示す斜視図である。

第２図は、第１図の装置の前部を示す要部斜視図である。

第３図は、第２図に示す諸要素の分解斜視図である。

第４図は、本発明の一変形実施態様を示す分解斜視図である。

第５図は、第４図にあるタペットの底面斜視図である。

第１図は、本発明の第一実施態様による保持装置を示す０本装置は、適宜な手段 で滑走用ボードに組み付けられるための中央台座１を含む、場合により、この台 座は、図示してない底板によって担持される。この底板自体は、例えばねじでボ ードに組み付けられ、かつ台座はボードに垂直な軸を中心として該底板に対し方 向調節ができるように取り付けられる。この種の軸は第１図に符号２で略示され 、また、軸２を中心として回転できる台座を鎖錠できるようにするための中央ボ タンが符号３で略示される。この種の組み立ては当業者に知られており、本発明 にとって限定的なものではない。

台座１は細長い形材５を担持する。この細長い形材５は滑走用ボードの水平面に 対して平行に延在し、かつ靴底により画定される長手方向に対応する長手方向を 決定する。

第１図を参照すると、形材は２の部分（すなわち、台座１の両側で長手方向に沿 って互に延長部内で延在する前部分６と後部分７）からなる、各部分は、　ｒＵ Ｊ字形の金属製弓形部分から成り、その側方分岐部６ａ、６ｂおよび７ａ、７ｂ は、それぞれ平行である。形材５の各部分は台座ｌと一体的に連結される。

支持用移動台１０．１１は形材の各部分６．７に沿って滑動可能に取り付けられ る。この目的のために、各移動台１０゜１１は、形材５の分岐部６ａ、６ｂおよ び７ａ、７ｂが貫通する孔（オリフィス）　２Ｇ、２１を有する９図示の例にお いて、孔２０．２１は、横長の断面を有して長手方向に伸びる孔で、その大寸法 部分は水平面内に広がり、かつ形材の各部分の２の分岐部間の間隔にほぼ対応す る。形材の分岐部間の空間は、嵌め込まれる部材で閉鎖できよう、また、横長の 断面を有する各孔部は、形材の各分岐部のために個別の２の孔に置き替えること もできよう。

分岐部６ａ、６ｂおよび７ａ、７ｂは移動台１Ｇ、　ｌ　ｌを担持し、長手方向 滑動において移動台を案内する。

各支持用移動台は、靴底のための支承面１２．１３をその上面に有する。更に、 各支持用移動台１０．１１は、靴の端部を保持する手段を備えている。この保持 手段は公知の型のものである０図には、錯形部材１４．１５として示され、その 形状は従来からある靴の各端部を把持するように画定される。＃ｌ形部材１５は 更に、靴をこの保持用の鐙形部材内に任意に挿入したり、離脱させたりするため のレバー１６を備えている。もちろん、他の適宜な保持手段もこの目的に適する 。

形材５に沿って移動台の長平方向位置を調節するため、この形材５の各部分６． ７の少な（とも１分岐部（好ましくは両分枝部）は、その全長の一部分に、ラッ クを形成する一連の切り込み（すなわち、ノツチ）を有する。

ノツチは分岐部の内側（つまり部分６または７の他の分岐部の方へ向けられたｇ Ａ）に位置し、かつ垂直方向に沿って該分岐部に切り込まれるのが好ましい、こ のようにして形成されるラック＋８ａ、１８ｂおよび１９は、移動台１０．１１ が形材５に沿って長手方向に滑動するとき、その孔２０．２１を貫通する。

各移動台にはタペットが備えられる。つまり、移動台ｌＯにはタペット２２が、 また移動台１１にはタペット２３が備えられる。

これら２のタペット２２と２３は似ているので、以後、移動台ｌＯのタペット２ ２のみについて詳述することにする。

タペット２２は、全体として直方体の形状を呈する。このタペットは移動台ＩＯ の対応する寸法の中央部内に位置する垂直凹部内に取り付られる。この凹部２６ は移動台の上表面に開口する。該凹部は移動台を貫通するのが好ましい、その場 合、タペット２２はこの箇所における移動台ｌＯの厚さに近い厚さを有する。

凹部２６とタペット２２は、形材５の分岐部６ａと６ｂの内側間の間隔にほぼ等 しい幅を有する。該タペットは、その側面２８と２９に沿って、垂直方向に方向 づけられた、２の突出する歯３０．３１を含む歯部を有し、その断面寸法はラッ クのノツチ１８ａ、１８ｂの断面寸法と同一または幾らか小さい、断面において 、ノツチと歯は長方形、半円形、台形等、適宜な補完的形状を有する。高さの方 向では、歯３０と３１は、タペットの高さの一部のみに亙って、その上部分内に 延在する。歯の位置と高さは、タペットが低位置にあるとき、歯がラックのノツ チ１８ａ　、１８ｂ内に嵌入するよう、またタペットが高位置にあるとき、ノツ チ１８ａ。

１８ｂから離脱するように決められる。つまり、タペットが高位置にあると、移 動台は形材に沿って自由に滑動できる。このタペットは、その歯がラックのノツ チ１８ａ、１８ｂと向かい合っているとき低位置に至ることができる。タペット のこの低位置において、移動台は、歯３Ｇと３１がラックのノツチと噛合するこ とにより、形材５に沿って長平方向に固定される。

タペットが高位置にあるとき、その一部分は上方に向かって移動台の外部に突出 する。第２図は高位置にあるタペット２２を示す。

低位置では、該タペットは移動台の内部に格納されて、その上面は移動台の上面 と同一の高さになる。第１図では、タペットはこのような低位置にある。

したがって、タペットが高位置または低位置にあることは、長手方向の調節作業 が正しく達成されているか否かを視覚的に確認する目安となる。なお、タペット が高位置にあれば、靴を錯形部材内に正しく挿入して、そこに維持することはで きない、同じく、高位置において、タペットは一部が突出しているが、ラックの ノツチに対して移動台を固定するには、突出している部分を手で押すだけで足り る。

タペットが低位置にあれば、靴の挿入は難なく可能である。滑走を行なっている 間、移動台の上面に靴が支承されていれば、偶発的または非偶発的なタペットの 持ち上がりを阻止する。

止め具はタペットの垂直行程を制限し、その高位置と低位置を画定するのが好ま しい、低位置は、該タペットの上部分に位置する２の横断方向縁取り部で画定さ れる。この縁取り部は、凹部２らの周囲にある窪み部３５．３６に収容される。

これらの縁取り部は、窪み部３５．３１ｉの下にある移動台の壁の厚さに近い幅 を有し、その結果、該縁取り部は移動台の前面と後面から突出し、またタペット を例えば手で摘んで、低位置から高位置へ引き上げることを可能にする杷持手段 にもなる。

タペットの高位置は、該タペットが、形材の分岐部６ａと６ｂに対当して、その 側面２８と２９の下部分に担持する２の縁取り部３９．４０を支承させることに より画定される。該縁取り部３９．４０と歯３０．３１間の空間は、分岐部６ａ 、６ｂの直径に近い。

例えば、歯３０．３１は分岐部６ａ、６ｂの直径に近い高さでタペットの側面２ ８．２９の上部に延在し６歯３０．３＋の下で、該タペットは、縁取り部３９と ４０まで、形材５の分岐部６ａ、６ｂの直径に近い高さで、むき出しの側面（ｆ ａｃｅｓｌａｔｅｒａｌｅｓ　ｎｕｅｓ）を有する。丸み部分はこの高さを減少 させることができるとともに、歯がラックのノツチ内で良好な噛み合わせを保つ 。

もちろん、ある位置から他の位置に移行するために克服しなければならない硬点 を介してタペットの高位置と低位置を決めるための適宜な手段を付は加えてもよ い。

台座と移動台とタペットは、適宜な材料（例えば、プラスチックまたは合金）で 作製する。形材５は、そのｒＵＪ字形をした２の部分６．７を形成するために、 例えば折り曲げた金属線で作製する。

移動台とタペットを形材に組み付けるには、適宜な手段によって行えばよい１例 えば、縁取り部３３．３４または３９．４０を、可逆的または不可逆的な組立手 段（例えば、ねじまたはクリップ）でタペットに組み付けられる嵌め込み小板に よって構成する。そこで、移動台をその形材の部分に嵌合し、次いでタペットを その凹部内に入り込ませ、最後に、縁取り部を有する小板をタペットに組み付け る。他の適宜な組立方法を用いてもよい１例えば、プラスチック材で製作された 部材の場合、その固有の弾性を利用し、かつタペットを移動台の所定位置に押し 込むことによって、組立を実現できる。

第４図は、本発明の一変形実施態様を概略的に示す。

この変形態様によれば、形材５５は水平面に沿って全般的に方向付けられた板部 材である。この板部材は適宜な手段によりボードに接続される。

支持用移動台６２は板部材５５に連結され、適宜な手段（例えば、該板部材の長 手方向細長孔５６を貫通して、この板部材５５の下面に位置する裏板５７にねじ 止めされる例えばねじ５９により該板部材に沿って滑動可能に案内される。該板 部材は、その中央長手方向に沿って、中央ラックを形成する一連のノツチ６１を 有する。

上記の場合と同じく、移動台６２は中央垂直凹部７６内に収容されるタペット７ ２を有する。

タペット７２の高さは移動台６２の厚さにほぼ等しいので、低位置では、タペッ トの下面は板部材５５の上面と同一の高さになる。

第５図で分かるように、タペットはその下面に、ラックのノツチ６１と共働する ための１または２の歯８０を含む歯部を有する。

上記の相異点以外では、タペット７２は前述のタペット２２に類似する。

タペット７２とその歯８０は、前述したと類似する方法で移動台６２と形材５５ と共働する。タペットの持ち上がりによって、ラックのノツチ６１の外へ歯８０ が離脱を引き起す。

そのとき、タペットは移動台の上面の上方へ突出する。

移動台は形材に沿って解放される。しかしながら、歯８０が滑動路７８のノツチ ６１と向かい合っていれば、タペットを単に下方へ押すだけでタペットは低位置 に戻る。靴が保持装置内に存在することにより、タペットが上方へ向う運動を不 可能にする。

もちろん、以上の記載は参考としてのみ示すものであり、本発明の範囲を逸脱す ることな（１本発明その他の実施態様をも採用することができよう。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．ほぼ水平面内に延在する長手方向支持用形材（５，５５）と；靴底の少なく とも一部分のために支承用上面を有する支持用移動台（１０，１１，６２）と： 長手方向および垂直方向に沿って靴の一端を少なくとも前記支持用移動台に接続 するための支持手段（１４，１５，１６）とを含み、前記支持用移動台（１０， １１，６２）は前記形材（５，５５）に沿って滑動可能に取り付けられ、更に、 前記形材はその長手方向の少なくとも一部分に亙って少なくとも１のラック（１ ８ａ，１８ｂ，１９，６１）を有し、また前記移動台（１０，１１，６２）は前 記形材のラックと共働して、該形材の異なる長手方向位置において該形材を不動 固定できるようにするための鎖錠装置を備える、滑走板上に靴を保持するための 装置において、 前記鎖錠装置は凹部（２６，７６）内で案内される可動タベット（２２，２３， ７２）であり、前記タペットは、前記移動台の中央部分に位置するとともに、前 記形材のラック内で歯部を係合解除するための低位置において、前記タベット（ ２２，２３，７２）が前記移動台内に収容されるように取り付けられること；お よび前記形材のラックの外側にある歯部の係合解除用高位置において、前記タベ ット（２２，２３，７２）が前記移動台の上表面に突出することを特徴とする靴 保持装置。
2. ２．前記タベット（２２）が把持手段（３３，３４）を有し、係合解除用の高位 置へ前記把持手段を手動で引き寄せることができることを特徴とする請求項１に よる靴保持装置ま。
3. ３．前記タペット（２２）が、前記移動台（１０）および／または形材（５）と 共働して前記タベットの高方および底方へ向かう垂直行程を制限する止め具（２ ８，２９，３９，４０）を有することを特徴とする請求項１による靴保持装置。
4. ４．前記タペット（２２）の歯部（３０，３１）が、該タベット（２２）の側面 （２８，２９）の少なくとも１上に取り付けられること：および前記ラック（１ ８ａ，１８ｂ，１９）が、前記タペットの両側の２つの側面部分に廷在すること を特徴とする請求項１、２または３による靴保持装置。
5. ５．前記タベット（２２）が、前記ラックの２部分（１８ａ，１８ｂ，１９）間 の間隔にほぼ等しい幅を有することを特徴とする請求項４による靴保持装置。
6. ６．前記歯部（３０，３１）が、前記形材（５）を構成する分岐部（６ａ，６ｂ ，７ａ，７ｂ）の直径に近い高さに亙って、前記タペットの側面（２８，２９） の上部分に延在すること；および、前記歯部（３０，３１）の下で、前記タペッ トが前記形材（５）の分岐部の直径に近い高さに亙って、むき出しの側面を有す ることを特徴とする請求項５による靴保持装置。
7. ７．前記タペット（７２）の歯部（８０）が該タペットの下面に取り付けられる こと；および前記ラック（６１）が、前記型材（５５）の中央部において、該タ ベットの下に位置することを特徴とする請求項１ないし５のいずれか１による靴 保持装置。
8. ８．前記タペット（２２，２３，７２）の把持手段が、該タペットの上部分に位 置する２の縁取り部（３３，３４）であり、その幅が該箇所において移動台の壁 部の厚みに近いことを特徴とする請求項２による靴保持装置。