JPH07507755A - 改良に係る弁機構を備える分与装置 - Google Patents

Abstract

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Description

【発明の詳細な説明】 改良に係る弁機構を備える分与装置 発明の背景 １、発明の分野 本発明は、液体及び粉末材料を分与する装置（ｄｉｓｐｅｎｓｉｎｇ　ａｐｐａ ｒａｔｕｓ）　、特に自動式、又は、一部だけが自動化された分与操作に適した 分与装置に関する。また、本発明は、弁を密封し、又は閉じる装置にも関する。

２　関連技術の説明 今日、使用されている商業的に重要な材料の多くは、慎重に制御されたフオーミ ュレーンヨンに従って正確な分量で分与される。かかる材料には、食品風味料、 化学添加物のような液体材料、例えば、塗料、塗料の着色剤のような粉末材料、 及びインキが含まれる。

少量で、一種類であることが多いフオーミュレーノヨン、及び大量生産用フオー ミュレーンヨンに対する需要が高まっている。本発明の譲受人は、比較的少量の 材料を正確でしかも反復可能な方法で分与する技術を改善する多数の重要な技術 を提供している。その池の営業用の設備と同様に、分与装置は、特に、分与され る材料の相違、及びこうした材料のフオーミュレー／ヨンの相違に迅速に且つ容 易に適応可能でなければならない。本明細に以下に更に詳細に説明するように、 商業的に重要な多くの種類の材料に共通する変化は、その材料の乾燥速度が速く なっていることであり、従って、商業的に成功するためには、分与装置は、かか る乾燥速度の速い材料に対応し得るものでなければならない。

大雑把にいって、食品、塗装及び塗料業界、及びその他の多くの業界で使用され ている分与装置は、手動又は（完全）自動操作を実現するものと、半自動操作を 行う複合装置とに概ね分類される。手動分与装置の例は、本発明の譲受人に譲渡 された米国特許第４．８１３．７８５号、及び同第４．９５３．７８５号に開示 されたものを含む。

この手動分与装置は、直ちに商業的に受け入れられ、その操作の簡単であること 、販売価格及び保守コストが低額である点で評価されている。この分与装置は、 同様に、本発明の譲受人に譲渡された米国特許第４．０２７．７８５号に開示さ れた型式の手動操作式分与ポンプを採用する。

適用例によって、少数の異なる材料しか必要とされない場合、分配ポンプ及びそ の関係する貯蔵容器は、固定形態にて取り付けることが出来、−又は複数の材料 を受け入れる容器を、一つの分配ポンプから別のポンプに移動させる。しかし、 一つのフォーミュレーションに対して、比較的多数の異なる材料が必要とされる 場合、容器及び分配ポンプは、回転台の上に取り付けられることが多く、この回 転台を回転させて、所望の材料を分与位置に動かす間に、容器は固定状態に保持 されている。例えば、在庫量を少な（するため、塗料の小売店は、共通の塗料基 材を必要な着色剤及び添加剤で着色し、需要に応じた必要量の所望のフォーミュ レーションを提供する方法を選択している。かかる施設の場合、特定の塗料「シ ステム」に対して、例えば、１６種類の異なる着色剤といった比較的多数の着色 剤を備えることは珍しいことではない。１６個の容器が回転台の外周に取り付け られ、この回転台が回転して、特定の一つの容器を所定位置に動かし、その後、 手動のポンプ分与装置が作動している間に、該回転台は所定位置にロックされて いる。

米国特許第４．０２７．７８５号には、分与精度及び供給速度を改善するため、 比較的大容量のポンプと、比較的小容量のポンプとを備える、いわゆる二重ポン プ分与装置が開示されている。典型的に、この寸法の大きいポンプが部分的にス トロークすると、小さい寸法のポンプの何回かの完全なストロークに等しい蚤の 材料を供給することが出来る。

上述の分与装置の各々において、分与弁は、手動操作によって作動され、該分与 弁は、ポンプ分与装置と容器との間の流体連通状態を開放して、定量供給された 量を受け取る。分与操作の後、弁を手で閉じて、分与装置を確実に閉じて、材料 が誤って逃げるのを防止する。手動操作弁は閉位置にばね偏倚されていることが あり、このため、ポンプの作動中、操作者が弁を開放状態に保持する必要がある 。典型的に、操作者は片手を手動操作弁に載せ、その反対の手で分与ポンプの操 作を行う。ポンプのストローク、そのメンテナンス状態、ノズルの寸法、及び分 与する材す１の粘度、及びその池の因子に依存して、操作者が必要な送出力を発 生させることは煩わしいことがある。操作者の介入を必要とせずに、弁を適当な 時点て開閉し得るならば利点が得られる。

また、多年に亘って、非常に多くの手動ポンプ分与装置が信頼性の高い連続運転 にて良好に、使用されているが、予想し得ない程、乾燥時間の速い材料が採用さ れ始めており、こうした課題に対応するため、既存の装置の改造が試みられてい る。

手動の分与装置に加えて、本発明の譲受人は、（完全）自動式の分配装置を開発 し、この装置も同様に、直ちに商業的に受け入れられたた。かかる装置の例は、 共有譲渡された米国特許第４．９６７、９３８号及び同第５．０７８．３０２号 に開示されている。

典型的に、かかる装置は、例えば、塗料、インキ及び食品風味料の大量生産メー カによって採用されている。この型式の装置において、フォーミュレーションは 、デジタルコンピュータ内に記憶されている。弁作動及びポンプ作動装置が回転 台に隣接する位置に配置された分与ステーションに設けられて、コンピュータに より制御され得るように、コンピュータに結合されている。操作者は、コンピュ ータ内に記憶させたフォーミュラのリストから名称により、特定のフォーミュラ を選択する。そのフォーミュレーションが識別されたならば、コンピュータは回 転台を回転させ、そのフォーミュラにより要求された最初の材料を分与ステーシ ョンに送る。次に、コンピュータは、弁作動子に弁を開放するよう命令し、また 、ポンプ作動子に対し送出ストロークを準備するよう命令する。コンピュータの 制御の下、ポンプは、その選択したフォーミュラにより要求された量を供給し得 るように作動する。その送出操作が完了すると、コンピュータは弁を閉じること を要求し、回転台はフォーミュレーンヨンにより要求された次の材料を分与ステ ーションに割り出し、この分与サイクルは必要に応じて何回も反復される。また 、本発明の譲受人に譲渡された米国特許第５．１１９．９７３号には、回転台を 手で割り出すために操作者が必要とされる点を除いて、上述の完全自動式装置と 同様「半自動」分配装置と称することも出来る装置が開示されている。完全自動 式装置と同様に、弁の作動及びポンプの作動は、コンピュータの制御により行わ れる。

上述のように、手動の分配装置は、その価格が低廉であるため多くのユーザにと って魅力がある。ソレノイド作動子又はそれぞれの弁作動子をコンピュータ又は アナログ回路制御を使用する装置に改造することは、この種類の製品にとって極 めてコスト高である。従って、この型式の分配装置は、依然、改良がめられてい る。

上記の米国特許第５．０７８．３０２号には、既存の完全自動式分配装置に後か ら取り付け（リトロフィト）得るようにした密封弁が開示されている。この密封 弁は、閉位置にはね偏倚されており、上述のように、コンピュータ制御された弁 作動子に取り付けられた機械的な連結機構により、分配作動中に開放状態に保持 されている。

発明の概要 本発明の一つの目的は、手操作式の分配弁に対し更なる密封機能を提供すること である。

本発明の原理による別の目的は、分配サイクル中、操作者の介入を必要としない 密封装置を提供することである。

本発明の原理による更なる目的は、その作動のためにソレノイド、空気圧ピスト ン、又は同様の制御装置を必要としない弁密封装置を提ｉ１にすることである。

本発明の原理による更に別の目的は、既存の装置に容易に後から取り付けること が出来、また、現在の設計に容易に組み込むことの出来る、上記型式の弁密封装 置を提供することである。

以下の説明及び添付図面を参照することにより明らかになるであろう本発明の上 記及びその他の目的は、回転台の支持体に回転可能に取り付けられる回転台に取 り付ける弁機構にして、 弁体と、該弁体内に可動に取り付けられた弁部材と、該弁部材に結合された作動 子部材とを有する弁組立体であって、該作動子部材が、弁部材の外側に突出し且 つ第一の位置と第二の位置との間を動いて、弁部材をそれぞれ閉位置と開放位置 との間で作動させる自由端を有する弁組立体と、弁組立体を回転台と共に動き得 るように該回転台に取り付け、作動子の自由端を所定の移動経路に沿って動かし 得るようにした取り付は手段と、移動経路の上の一点に隣接して、回転台の支持 体に取れ付けられたカムブロックと、を備え、 該カムブロックが、移動経路に略ｉｆｆって伸長する第一の通路部分と、移動経 路から離れるように、第一の通路部分から伸長して、回転台が回転したとき、作 動子の自由端を変位させ、これによって、弁部材を上記閉位置と上記開放位置と の間で動かす第二の通路部分とを有する通路を形成することを特徴とする弁機構 によって達成される。

図面の簡単な説明 図１は、本発明の原理による分与装置の斜視図、図２は、図１の線２−２に沿っ た概略図的な断面図、図３は、弁機構を追加した状態を示す図２と同様の概略図 的な断面図、図４は、図１に示した容器の一つの概略図的な正面図、図５は、弁 機構の一部を省略した図４と同様の概略図的な正面図、図６は、図５の底面図、 図７は、図６に示したカムブロックの平面図、図８は、図６の正面図、 図９は、図６の底面図、 図１０は、図６端面図、 図１１乃至図１６は、弁機構の作動順序を示す図であり、その内、図１１、図１ ３及び図１５は弁機構の作動順序を示す正面図である一方、図１２、図１４及び 図１６はそれぞれ図１１、図１３及び図１５の概略図的な断面図であり、図１７ は、密封弁部材の平面図、 図１８は、密封弁部材の底面図である。

好適な実施例の詳細な説明 次に、添付図面、最初に、図１を膠解すると、本発明による分与装置は、回転台 １４を矢印１２の方向に回転可能に支持する円筒形の基部１０を備えている。

回転台１４は、同一の構造であることが望ましい、分離した、円筒形の材料キャ ニスタ、又は容器１６を支持している。図１に示した実施例において、回転台１ ４上における容器の数は所望通りに増減することが可能であるが、１２個の容器 が示しである。これらの容器１６の各々は、例えば、液体塗料着色剤のような分 配すべき材料の供給源を有しており、各容器１６は、その関係する容器１６から 一定量の材料を分与する、概ね符号１８で示した手操作式のポンプ機構を備えて いる。米国特許第４．０２７．７８５号（その開示内容は、引用して本明細書の 一部に含めである）に開示されたような二重ポンプ機構の採用も可能であるが、 図１の実施例には、単一のポンプ機構が示しである。

図２を参照すると、該ポンプ機構１８は、その下端２２が一体の取り付はブロッ ク２６に取り付けられたポンブノリンダ２０を備えている。複数のシール３２を 有するピストン３０がピストンロッド３４の下端に支持されており、該ピストン ロッド３４は、図１に示すように、フリンゾ２０の下方の閉塞端３６を貫通して 伸長している。ノブ３８がピストンロッド３４の自由端に取り付けられており、 操作者は該ノブ３８を把持することにより、ピストンロッドに往復運動動作を付 与し、これにより、送出ストロークを行わせる。

再度、図２を参照すると、通路４０がフリンゾ２０の下方にて取り付はブロック ２６に形成されている。通路４０は、ピストン３０の圧縮ストローク中、加圧さ れた材料を受け取る。この加圧された材料は、第一の、又は上流の弁部材４４に よって制御され、この弁部材４４は、多数の位置に動（ことが出来、又、上述の 米国特許第４．０２７．７８５号に開示された弁部材と全体的な形状及び機能が 同一である。例えば、弁部材４４は、取り付はブロック２６を貫通して略半径方 向に伸長することが望ましい通路４６内を移動する容器１６内の材料の流れを制 御する。

本発明による装置は、各種の液体及び粉末材料を分与し得るようにされており、 塗料業界において直ちに、採用された。好適な実施例において、容器１６は、図 １に仮想線で示すように、塗料の基材料を保持する塗料缶内に選択的に分与され る着色材料を保持している。この図において、塗料缶５０は、回転台１４の下方 に取り付けられ、回転台１４を二重矢印１２で示す方向に適当に回転させれば、 缶５０の上方に特定の容器を配置することが出来る。図１に示した最前方の容器 １６ａは、静止した塗料缶５０の上方に位置する分与ステーノヨンに配置されて いる。ノブ３８の操作によって、予め選択した一定量の４１色剤が塗料缶５０内 に分与される。その後、その次の容器が塗料缶５０の上方の分与ステーションに 配置される迄、回転台１４は所望の方向に回転されて、更なる分与操作が行われ る。

当該技術の当業者は認識されるように、塗料着色剤（及びその他の材料）は、液 体媒体中にＶ濁させた多数の成分から成ることが多い。微粒子で且つ高密度の液 体であることが多い重量の重い成分は、時間の経過に伴って、容器１６の底部に 蓄積する傾向を生じる。従って、容器の底部には、混合羽根５４を設け、又、混 合シャフト５６によってその羽根を回転可能に駆動することが概ね望ましい。

シャフト５６を駆動する装置は図示していないが、例えば、本発明の譲受人に譲 渡された米国特許第４．９５３．９８５号に記載された駆動装置を備えるものと してもよい。材料は、ピストン３０の上方ストローク、即ち吸引ストローク時に 、シリンダ２０内に吸引され、通路４６．４０を通じてポンプ機構１８内に吸引 される。

弁要素４４が回転すると、通路４０は、下方通路６０と連通し、該下方通路６０ は、定量供給された材料を下方に分与するための出口６２を有している。図２に おいて、明確にする目的のため、下流の密封弁機構は省略しである。

図面の簡単な説明すると、弁部材４４は、分与操作中に所望に応じて上下動され る、相互に係合可能なりランクハンドル６６によって操作位置の間を動く。図２ に示すように、通路６０の長さは、その断面寸法に比べて極めて長い。分配操作 後に通路６０内に残った材料は、大気に開放している。最近、益々、多くの材料 が気化し易くなっており、このため、材料通路を保護し、こうした新たに調合さ れた材料の分与を改善することが益々、重要となっている。従って、図１及び図 ３を参照すると、通路６０を大気から密封すべく概ね符号７０で示した密封弁組 立体が設けられている。理解されるように、密封弁組立体は、図２に示した分与 装置に迅速且つ容易に取り付けられる。

図３に示した回転台１４には、中央穴と、その上面７６を回転台１４の上面７８ に対して凹状の状態に保つため、段を付けた外周とを有するプラグ取り付は具７ ４を受け入れる穴７２が形成されている。符号８０で概略図的に示したねじ式締 結具は、プラグ取り付は具７６を取り付は手段、又はブラケット８４に係合させ ることにより、回転台１４に固着し、該ブラケット８４は、略り字形の断面形状 をしており、締結具８０のねじ付き端部を受け入れるねじ穴８６を有している。

第二の穴８８が平担な頭のねじ９０を受け入れ、弁体又はハウジング１００をブ ラケット８４に取り付は且つ最終的に回転台１４と共に動き得るように回転台１ ４に取り付ける。

また、図３に示すように、基部１０に固着され且つ分与装置に関して所定位置に 静止し、又は固定された回転台の支持板、又は支持ディスク１０４が示しである 。支持板１０４は、ねじ式締結具１０８を受け入れるねじ穴１０６を形成する。

締結具１０８は、カム板１１０を支持体１０４に固着する。漏洩槽１１２が図示 しない手段により回転台１４と共に回転可能であるように回転台１４に取り付け られている。樋１１２は、明確にすべくその池の図面ては省略されており、本発 明の一部を構成するものではない。

図２を参照すると、取り付はブロック２６の下端、即ち、オリフィス６２に隣接 した端部は、部分１１４にて段差が付けられており、この段差部分の断面寸法は 通路６０の断面寸法よりも著しく大きい。段差部分１１・ｌは、側壁１１６と、 水平壁１１８を備えている。この段差部分は、ブロック２６の下側の水平壁１２ ０を露出させる。

次に、図１７を参照すると、弁ハウジング１００は、ハウジングの後部に向けて 、即ち、回転台１４の中心に向けて開口したＵ字形の凹所１２６が形成された上 面１２４を備えている。円形の凹所１２８がＵ字形の凹所１２６内に配置されて おり、又、ハウジンク１００の高さの全体に亙って伸長する通路１３０に関して 中心法めされている。

弁部（４、又は密封弁１３４がハウジング１００の底部１＝１近に配置されてお り、また、該密封弁１３４は、該密封弁が開放位置にあるとき、通路１３０に連 通ずる中央通路１３６を有している。偏平で直１の大きい円錐形の形態とするこ とが望ましい出口オリフィス１４０がハウジング１００の底部に形成され、ハウ ジンク１００を通る材料の流れの終端に配置されて、ハウジング１００の底面１ ４２の他の部分は、平担な平面状の形態をしている。このオリフィス１４０は極 めて浅い（しかも、通路６０よりもはるかに短かい）。このことは、この分与装 置に材料が蓄積するのを少なくし、また、より正確に定ｍａｔ給することを可能 にする。

更に、この分与装置は、材料が蓄積しない状態に保たれるため、分与を妨げ、頻 繁に洗浄を必要とする乾燥材料が形成されることがない。段付きの縁部１４６は 、図１８の右端部に示しである。このように、ハウジンク１００の上端は、ハウ ジングの前面から後部まで、取り付はブロック２６の底面１２０に略接触してい る。

理解され得るように、密封弁組立体は、複数のキャニスタを支持する、化１ｕ運 動型床のような、キヤローゼル型の構造体、又は、その池の型式の可動構造体を 有する既存の装置に迅速に且つ容易に取り付けることが出来る。例えば、図３を 参照すると、支持板１０４は、簡単なねじ取り付は具によって、カムブロック１ １０を便宜に受け入れる。また、このねじ取り付は具は、密封弁及び取り付はブ ラケット組立体にも使用することが出来、この取り付はブラケットは、ハウジン グ１００の上端を押圧して、ブロック２６の下端に係合させる。０リング１９０ の形態とすることが望ましい弾性的ガスケットが比較的大形のブロック２６とハ ウジンク１００との間に圧力密のノールを提供する。

次に、図３、図４、図６を参照すると、密封弁１３４は、ハウジング１００を通 って伸長し、ハウジンク１００の一側部に配置された露出した自由端１５０を有 する。円形の自由端１５４を有する（図３参照）アクチュエータアーム１５２が 弁要素１３４に固着され、該アームは、これによって弁要素の中心軸線の周りで 回転可能に取り付けられている。この自由端１５・１は、ローラを備えることが 望ましい。このため、例えば、図３を参照すると、アクチュエータアームが上下 に動くとき、即ち、弁要素１３４の中心軸線の周りで回転するとき、弁１３４は 、閉位置と開放位置との間を動く。好適な実施例において、密封弁組立体と主要 な部材、即ち上流の弁部材４４との間には、何ら機械的な相互作用手段（例えば 、共有譲渡された米国特許第５．１１９．９７３号におけるような商業的に成功 した自動分与装置に見られるようなもの）が存在しない。理解され得るように、 密封弁１３４の作動は、基部１０により（最終的に）支持された固定のカム部材 と接触することで行われる。図３を参照しつつ、カム部材１１０について、及び 支持板１０４への取り付は方法に関して説明したが、次に、カムブロックの特徴 について更１こ詳細に説明する。

図７乃至図１０を参照すると、カムブロック１１０は、図３に関して上述したよ うに、ねじ式締結具１０８を受け入れる取り付は穴１６０を形成する取り付は部 分１５８を備えている。この取り付は部分１５８は、矩形の台座状の形状をして いる、即ち、前面１６２を有する六つの側部がある矩形の中実体である（図８の 正面図から理解されるように）。カム要素が前面１６２から伸長し、本明細書に 説明するように、アクチュエータアーム１５２の自由端１５４を上下方向に案内 し、密封弁の作動に操作者の介入を必要とせずに、密封弁１３４を作動させる。

好適な実施例において、カム要素は、上方突起１６６及び下方突起１６８という 二つの外方への突起として提供される。上方突起１６６は、単一のカム作用ロー ブ１７０を有する一方、下方突起１６８は二つのローブ１７２．１７４を有し、 その突起の間に配置された凹所１７６が突起１７０に対向し且つ該突起１７０と 相補的である。これらの上方及び下方のカム要素は、共に、その全長を通じて略 一定の断面寸法の通路、又は溝１８０を形成する。

本発明の好適な実施例のその他の特徴によれば、カム要素は、密封弁組立体をＵ ｉ害する程度が最小の状態で密封弁の作動アームを通路１８０内に案内し得るよ うに長さの長い最初のカム面１８４．１８６を含み得るように形成されている。

図８から理解し得るように、カム部分１６６．１６８は、例えば図７に示すよう に、入口傾斜路１８４．１８６及びローブ１７２．１７４の少なくとも一部が上 方に露出されるような形状とすることが望ましい。これは、表面を摩耗の有無に ついて直ちに視覚的に検査し、洗浄及び保守を容易することを可能にする。

図８（又、例えば図４及び図５）から理解されるように、ローブ１７０．１７４ ．１７２は円形ではな（、「平担」、又は略平担面であることが望ましい。ロー ブの両側部の角度をつけた中間のカム作用面は、平坦な平面であることが望まし く、又、好適な実施例において、約４５°の角度で曲げられている。しかしなが ら、所望であれば、これらのローブは円形とすることも可能である。また、上方 及び下方カム部材１６６．１６８に形成された「コーナ部分」も円形とし、又、 所望であれば、ローブ間のカム作用面を平担ではなく、湾曲させてもよい。しか しながら、製造の経済性及び密封弁の所望の機能にとって、図面に示した形態が 概ね望ましい。カム板１１０は、デルリン（ＤＥＬＲＩＮ）　、テフロン（ＴＥ ＦＬＯＮ）　、又はその他の適当な材料、望ましくはプラスチック材料て形成す ることが望ましい。

次に、図５を参照すると、密封弁アクチュエータアームの自由端が通路１８０内 に配置されている。図１２から理解されるように、該自由端１５４は、通路１８ ０内に拘束されるカム要素１６６．１６８の間に配置されている。図４、図５、 図１１及び図１２に示した位置において、密封弁１３４は、開放位置にあり、ピ ストン１３０の圧力により材料が容器５０内に分配される。

図１１に示したクランクハンドル６６は、上流弁４４を１開放」して、ブロック ２６に形成された通路１６０を通じて材料を分与する下方位置にある。ピストン ３０の下方ストロークの直後に、クランクハンドル６６は密封弁の作動と独立的 に作用して、図１３に示した垂直位置まで持ち上げられる。この垂直位置にある とき、クランクハンドル６６は弁４４を図１４に示した位置まで動かし、ピスト ン３０を吸引し、又は上方にストロークさせ、その後の排出に備えてシリンダ２ ０に材料を充填する。実際には、ピストン３０は下方位置に留まり、シリンダ２ ０を完全に排出する。多分、異なる塗料缶に対しその後のフオーミュレーション が行われない限り、ピストン３０が上昇してシリンダ２０に定量の着色材料を充 填しない。

図１１乃至図１６には、密封弁が閉じられる、分与作用の後の一連の作用が示し である。上述のように、図１１及び図１２において、密封弁は分与操作のために 開放している。作動レバーの自由端は通路１８０の下方部分の下方位置に移動し ている。

好適な実施例において、回転台１４は、矢印１２の両方向に回転させることが出 来、また、図１３乃至図１６において、回転台は、矢印１９４で示すように右方 向に動かされる。回転台が右方向に回転すると、作動アームの自由端１５４も又 右方向に動いて、図１３に示すように、通路１８０の上方に傾斜した中間部分と 直交するようにされる。図１４から理解されるように、密封弁１３４は分配路の 下端を閉じるように移動している。図１２及び図１４を参照することにより理解 されるように、弁１３４は、図１１に示した最下方の分配位置から去ると略直ち に、図１３に示した箇所に到達する前に実際に閉じられている。図１３において 、自由端１５４は、例えば、図８に示した垂直方向のずらした通路部分１７６． １７２の間の水平距離又は横方向距離の約１／２の位置に配置されている。

回転台は矢印１９４の方向に回転を続け、作動レバー自由端１５４を上方通路部 分まで動かし、突起１７２を収容する。図１６に示した位置において、弁通路１ ３６は、ハウジング１００に形成された通路１３０に対し略直角に方向決めする ことが望ましい。このように、回転台１・１が完全に一回転すると、操作レバー の自由端１５４は上方位置に動いて、密封弁は完全に閉じた形態となる。

回転台１４の右方向への回転が続行すると仮定して、密封弁の操作レバーの自由 端１５４は、分配操作に備えて、カム板の左端部に接近する。該自由端１５４は 、ローブ１７４の上を通過するときに通路１８０に入る。次に、該自由端１５４ は、上方カム部材１５６の左側中間の傾斜面に接触す乞次に、操作レノく−の自 由端１５４は、通路１８０に沿って下方に傾斜した方向に案内され、これ１こよ り、密封弁１３４の漸進的動作に伴なって、密封弁は図１２に示した位置１こ開 放する。理解されるように、操作アーム１５２の動きは漸進的であるが、排出通 路を開放する実際の開放は比較的迅速に行われる。

好適な実施例において、容器１６が分配ステーションから離れた位置に配置され たとき、密封弁組立体のアクチュエータアームを所定の位置に口・ツクするため の手段は、何も設けられていない。従って、密封弁組立（：・の操作アームが開 放位置、又は少な（とも下方に偏向した位置にて誤って外れる可能性がある。回 転台が右方向に移動したならば、自由端１５４は傾斜面１８（ｉに接触して、該 自由端をローブ１７４まで動かし、弁を完全に閉じ、その後に、わ自由端を凹所 １７６まて動かし、その位置にて、密封弁は完全に開放する。

理解されるように、本発明の密封弁の構成により、キ）・ニスタが分配ステーシ ョンに提示される毎に、密封弁は、−回の完全な動作サイクルを行い、これによ り、分与される材料の硬化によって分配装置の作動が妨げられないことを確実に する。

該分与装置を使用しないとき、回転台は「休止位置」まて動かし、容器は分配ス テーノヨンに配置されず、このため、回転台の上の全ての容器の密封弁１ま完全 ζこ閉じた位置にある。

このように、上記の説明から理解されるように、分与１２の各容器に対して密封 弁が別個に独立的に作動することが可能であり、このことは、大気に露出された ときに急速に蒸発する材料のような取り扱いの困難な（１料にとって特に有利な ことである。更に本発明は、操作者の介入を必要とせずに、完全に開放可能であ る密封弁を提供し、従って、操作者が密封弁の操作の詳細について知る必要はな い。更に、密封弁組立体の構成要素は、殆んど又は全くメンテナンス不要である 。

又、本発明の原理による密封弁組立体は、最小コス１〜で裂遺し且つ既存の装置 に取り１寸けることが可能である。

図面及び」二記の説明は、その構造及び作用方法の詳細について、本発明の唯一 の形態を示すことを目的とするものではない。形態の変更及び部品の配置の変更 、及び均等物による置換は、状況が便宜であると考えられる場合に可能であり、 又、特定の語を使用して説明したが、これらは、一般的で且つ説明のためにのみ 使用したもので、何ら限定する意図はなく、本発明の範囲は、請求の範囲の記載 によって判断されるべきである。

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．回転台の支持体上に回転可能に支持された回転台上に支持した排出弁の出口 に取り付けられる密封弁機構にして、弁体と、該弁体内に可能に取り付けられた 弁部材と、該弁部材に結合された作動子部材と、を有する弁組立体であって、該 作動子部材が、弁体の外方に突出し且つ第一の位置と第二の位置との間を動いて 、弁部材をそれぞれ閉位置と開放位置の間で作動させる自由端を有する弁組立体 と、前記弁組立体をその出口に隣接する排出弁の部分と密封係合状態に密封可能 に取り付け、前記回転台と共に動いて、前記作動子の自由端を所定の移動経路に 沿って動かし得るように、該回転台上に支持された取り付け手段と、前記移動経 路の一点に隣接して前記回転台の支持体に取り付けられたカムブロックと、を備 え、 該カムブロックが、前記移動経路に略沿って伸長する第一の通路部分と、該第一 の通路部分から伸長して、前記移動経路から離れる第二の通路部分とを有する通 路を形成し、回転台が回転したとき、作動子の自由端を変位させ、これにより、 前記弁部材を前記閉位置と前記開放位置との間で動かす一方、前記排出弁からの 材料の分与に備えて、弁部材を開放するようにしたことを特徴とする密封弁機構 。
2. ２．請求の範囲第１項に記載の弁機構にして、前記作動子部材が細長く、略水平 方向に伸長することを特徴とする弁機構。
3. ３．請求の範囲第１項に記載の弁機構にして、前記通路部分が互いに垂直方向に ずらした第一及び第二の通路部分を備えることを特徴とする弁機構。
4. ４．請求の範囲第３項に記載の弁機構にして、前記第一及び第二の通路部分が略 直線状であることを特徴とする弁機構。
5. ５．請求の範囲第４項に記載の弁機構にして、前記第一及び第二の通路部分が、 同様に略直線状である少なくとも一つの中間の通路部分によって互いに結合され ることを特徴とする井機構。
6. ６．請求の範囲第１項に記載の弁機構にして、前記弁部材が前記閉位置及び開放 位置の一方に向けてばね偏倚されることを特徴とする弁機構。
7. ７．請求の範囲第１項に記載の弁機構にして、前記カムブロックが単一の一体の 本体で形成されることを特徴とする弁機構。
8. ８．請求の範囲第１項に記載の弁機構にして、前記作動子部材の自由端が略正円 形の円筒形の形態をしたローラであることを特徴とする弁機構。
9. ９．請求の範囲第１項に記載の弁機構にして、前記カムブロックが、露出面が形 成された本体を有する取り付け部材を備え、第一及び第二の通路形成部材が前記 露出面から外方に突出し、且つ一方が他方の上になるように配置され、前記第一 及び第二の通路形成部材が、互いに離間され且つ露出面と協働して、通路を形成 することを特徴とする弁機構。
10. １０．請求の範囲第９項に記載の弁機構にして、前記通路形成部材の一方が、離 間した一対のローブを備え、その他方の通路形成部材がその上方に配置された単 一のローブを備え、該ローブが前記露出面に対して平行に配置された三角形の点 の位置に位置することを特徴とする弁機構。
11. １１．請求の範囲第１０項に記載の弁機構にして、前記ローブが略台形の形状で あることを特徴とする弁機構。
12. １２．分与装置にして、 回転可能な支持体の上に回転可能に支持された回転台と、該回転台の上に支持さ れ且つ材料を分与するための出口を有する分与弁と、前記回転台に隣接して配置 され、そこで材料の分与が行われる分与ステーションと、 弁体と、該弁体内に可動に取り付けられた弁部材と、該弁部材に結合された作動 子部材とを有し、該作動子部材が、弁体の外方に突出し且つ第一の位置と第二の 位置との間を動いて、弁部材をそれぞれ閉位置と開放位置の問で作動させる自由 端を有する弁組立体と、 前記弁組立体を排出弁の出口と密封係合状態に密封可能に取り付け、回転台と共 に動いて、前記作動子の自由端を所定の移動経路に沿って動かし得るように、該 回転台上に支持された取り付け手段と、前記移動経路の一点に隣接して前記回転 台の支持体に取り付けられたカムブロックと、を備え、 該カムブロックが、前記移動経路に略沿って伸長する第一の通路部分と、該第一 の通路部分から伸長して、前記移動経路から離れる第二の通路部分とを有する通 路を形成し、回転台が回転したとき、作動子の自由端を変位させ、これにより、 弁部材を前記閉位置と前記開放位置との間で動かすことを特徴とする分与装置。
13. １３．請求の範囲第１２項に記載の弁機構にして、前記作動子部材が細長く、略 水平方向に伸長することを特徴とする弁機構。
14. １４．請求の範囲第１２項に記載の弁機構にして、前記通路部分が互いに垂直方 向にずらしたことを特徴とする弁機構。
15. １５．請求の範囲第１４項に記載の弁機構にして、前記第一及び第二の通路部分 が略直線状であることを特徴とする弁機構。
16. １６．請求の範囲第１５項に記載の弁機構にして、前記第一及び第二の通路部分 が、同様に略直線状である少なくとも一つの中間の通路部分によって互いに結合 されることを特徴とする弁機構。
17. １７．請求の範囲第１２項に記載の弁機構にして、前記弁部材が前記閉位置及び 開放位置の一方に向けてばね偏倚されることを特徴とする弁機構。
18. １８．請求の範囲第１２項に記載の弁機構にして、前記カムブロックが単一の一 体の本体で形成されることを特徴とする弁機構。
19. １９．請求の範囲第１２項に記載の弁機構にして、前記カムブロックが、露出面 を有する取り付け部材と、該露出面から外方に突出し且つ一方がその上になるよ うに配置された第一及び第二の通路形成部材とを備え、該第一及び第二の通路形 成部材が、互いに離間され且つ露出面と協働して、通路を形成し得るようにこと を特徴とする弁機構。
20. ２０．請求の範囲第１９項に記載の弁機構にして、前記通路形成部材の一方が略 台形の形状の離間した一対のローブを備え、前記通路部材の他方がその上方に配 置された単一のローブを備え、該ローブが露出面に対して平行に配置された三角 形の点の位置に位置するようにしたことを特徴とする弁機構。