JPH07507678A - ステッピングモータの制御方法 - Google Patents

ステッピングモータの制御方法

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JPH07507678A
JPH07507678A JP6508702A JP50870294A JPH07507678A JP H07507678 A JPH07507678 A JP H07507678A JP 6508702 A JP6508702 A JP 6508702A JP 50870294 A JP50870294 A JP 50870294A JP H07507678 A JPH07507678 A JP H07507678A
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シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ステンビングモータの制御方法 本発明は、請求項1の上位概念に記載のステンピングモータの制御方法に関する 。
この形式の方法は、アメリカ合衆国特許第4280084号から公知である。こ の場合、そのつどのステップ角度は、一定の粗いステップと、ステップごとに増 減しメモリから読み出される値を有する細かいステップの和として形成される。
このようにして、ロータ速度が変化しても負荷角度(磁1ベクトルとロータ位置 の角度差)つまりはトルクは最初の最大値に保持される。
本発明は以下の認識に基づくものである。すなわち、移動の開始および終了に際 して最大トルクで加速/減速する場合には最短可能な移動時間は決して得られず 、衝撃的に作用する高いトルクによりステンピングモータの振動が引き起こされ る。そしてこのことによってステップのロスが生じることも多い。さらに、ステ ンビングモータの設計仕様の不所望な点も生じる。それというのはその最大トル クは短期間しか利用されないからである。
したがって本!!明の課題は、ステンピングモータを好適に設計するにあたって 、移動過程にかかる時間を短くし、さらにステンピングモータの振動傾向を減少 させることにある。
本発明は次のように構成されている。すなわち、ステップ角度自体は角度テーブ ルに記憶されており、それらの値は開始値ゼロを有する開始位置から最終値を有 する最終位置までマイクロステップによって粗いステップの大きさで上昇する( たとえば4分の1ステツプから1つの完全なステップまで)、これにより、停動 トルクから著しく大きいセーフティマージンを維持する僅かなトルクで定常的な 一定の加速が可能になり、その結果、ステップ損失の危険が実際に排除される。
殊に有利には、高分解能での位置決めのためのマイクロステップ動作と高速な移 動速度のための全ステップ動作との間の自動的な連続的移行が可能である;本発 明によればこの目的のために粗いステップ動作とマイクロステップ動作との間で いかなる切り換えも不要でおる。
有利には角度テーブルのステップ角度は、360mでおるベクトル角度の少なく とも1つの制御サイクルに及んでおり、この場合、ベクトル角度は相電流により 定められている。50個の極の対を有する2相のステップモータの場合、このこ とはそれぞれ1.8″″のロータ角度での4つの完全なステップに相応する:し たがって、7.2’のロータ角度が電気的なベクトル角度の1回転に相応する。
この場合、全ステップ動作ではいっそう大きな調整運動が生じ、その際、ポイン タ回転数はオーバーフローカウンタに格納される。
しかし、調整装置を含めて所定のステッピングモータのための角度テーブルのス テップ角度を次のように構成すると、殊に好適でおる。すなわち、加速度時相と そのすぐあとに続く制動時相が最高速度の点から最大調整領域の両方の限界値ま で達するように構成すると、殊に有利である。したがって全体の移動中に常に、 正または負の加速度が有利には一定のトルクで生じる。
このため、ステッピングモータの著しく僅かな振動傾向と好適な設計構成で最短 可能な移動時間を達成できる。
ステッピングモータが一方の方向でばねバイアスに抗して動作しなければならな い場合、このことは、制動過程はこの方向で、加速は逆方向で、ばねにより支援 されることを意味する。このため最適な設計仕様のためには、加速時と制動時と ではばねに抗するトルクが異なるようにする必要があり、その際、それらのトル クも、ばねによる加速と制動のトルクよりさらに小さくすべきである。このこと も、ステップ角度の相応の選定(両方の方向に関して非対称な角度テーブル)に より考慮することができる。この場合、ばねの支援を受けた制動および加速時の いっそう高い信頼性のあるトルクは、本発明の実施形態によればステップ角度の ジャンプ(何倍かの減分)により達成できる。
上述の公知の方法の場合、加速時相と制動時相ならびにその間に位置する一定速 度一以下では定速動作と称するーの時相の持続時間は、目標値のプリセットに依 存してメモリから読み出される。これに対して本発明による1つの実施形態の場 合、加速動作から定速動作または制動動作への切り換えは自動的に行われ、その 際、この切り換えは時間に依存するのではなくそのつどの目標偏差に依存する。
この目的で、各インターバルごとにステップ角度および配属された領域パラメー タが読み出される。これに伴い、少なくとも2つの領域すなわち増分領域と減分 領域が定義される。この場合、目標偏差が一方の領域に位置するかまたは能力の 領域に位置するかに応じて、次に大きいステップ角度(加速動作)または次に小 さいステップ角度(制動動作)が出力される。 ・好適には、増分領域と減分領 域との間にさらに、ステップ角度ごとに領域パラメータすなわち補正幅によって 定められた補正領域が設けられている。目標偏差がこの補正幅内にあれば、同じ ステップ角度が再び出力され、つまりステップ速度がそのまま保持されたまま進 む(定速動作)。
これらの領域パラメータのほかに、ステップ角度テーブルの各ステップ角度に、 インターバル終了時における事前時算出されて割り当てられたステップ速度値も 配属させなければならない。しかし本発明の1つの実施形態によれば、システム クロックとインターバル長を一定に保持すれば、このような付加的な速度値がな くても良好に動作する:つまり各インターバル終了時のステップ速度はステップ 角度に正比例している。
この場合、加速から定速および制動への移行に関してきわめて単純な判定基準が 得られる。
次に、この形式の実施例に基づき本発明の細部ならびに利点をさらに詳細に説明 する。
第1図は、本発明を実施する装置のブロック回路図である。
第2図は、プログラムシーケンスである。
第3図は、切り換え判定基準を説明するための位相平面である。
第4図は、2つの異なる方向での加速動作および制動動作を示す、4つの象限を もつ位相平面である。
第5図は、第4図による位置決め過程の詳細図である。
第1図に示されているように、2相の50極のステッピングモータSのロータS Rは調整装置SEと結合されている。この場合、有利にはスロットルバルブを対 象としており、これはロータの延長軸にじかに取り付けられている。両方の界磁 巻線SWI、SW2は空間的に互いに90″ずらされており、これらの巻線中を 流れる相電流SSI、552の大きさおよび方向にしたがって電気的な電流ベク トルが発生し、これは目標ベクトルZSのベクトル角度wZにより定められるべ きものである。この目的で、目標ベクトルZsはスイッチング装置Eへ供給され る。このスイッチング装置は基本的に、目標値発生器E1と、これにより制御さ れる2つの終段E21.E22により構成されている。上記のスイッチング装置 は、相電流ssi、ss2をそれぞれの目標値へと設定調整する。この目的で、 目標値発生器EI−実質的には8ピントのアナログ/ディジタルコンバーターは 2つの目標値を生成し、これらの値は目標ベクトルZSのベクトル角度wZのサ インまたはコサインに比例している。
目標ベクトルZSは、マイクロコントローラEEMとメモリEESとを備えた制 御ユニットEEにより供給され、これは電気的に3601512=0.7036 の分解能で、あるいは機械的に7.21512=0゜014066 (=1つの マイクロステップ)で行われる。
目標ベクトルZSのベクトル角度WZの目標値WZSは、ペダル値発生器PWか らまたはアイドリングコントローラLLRかも供給される。
角度テーブルは、マイクロプロセッサEEMによりアドレッシング可能であり、 読み出し可能なメモリEESに格納されている。しかもこの場合、ステップ角度 は順次連続して、アドレスポインタで定められたアドレスにより次のようにして 割り当てられている。すなわち、それらの値が開始アドレスのところにある開始 値からはじまって最終アドレスのと二ろにある最終値まで上昇するように割り当 てられている。これはだとば以下のテーブルに示されているように上昇する。
記憶されている列(アドレスTA、ステップ角度WS、領域パラメータであるス イッチング間隔BAおよび補正幅BAK)のほかにも、理解を深める目的でこの テーブルにはさらに時間、ステップ速度ZG、スタート位置31からのステップ 角度WSの和としてのベクトル角度Wz、ならびに所属のロータ角度WRが含ま れている。この場合、1msの間隔期間に基づいているので、ステップ角度WS とステップ速度ZGの数値は等しい、量WS、ZG、BA、BAKはマイクロス テップMSの倍数で示されている。
この実施例の場合、それぞれ1つの方向に対して有効な2つの角度テーブルによ って、連続するアドレスTAを有するただ1つの統合テーブルが形成されている 。この場合、同じステップ角度が加速と減速に用いられ、その角度はそれぞれ方 向だけが互いに異なるように構成されている。
しかし本発明の枠内で、方向に応じて制動動作および/または加速動作用にそれ ぞれ異なるステップ幅を有する複数のテーブルを格納し、付加的なパラメータに 依存しである1つのテーブルから別のテーブルへ移行させるように構成できる。
既述の記憶されている値を用いながら、マイクロコントローラEEMにおいて実 質的に第2図に示されているプログラムが実行される。
始動時、ステップS1において初期化が実行され、その際、ステップモータは最 終位[(スロットルノくルブ閉鎖)へ移動し、メモリEES内の角度テーブルの アドレスポインタは開始位置(開始アドレス31)に、実際値WZI用の位置メ モリはゼロにセットされるにの場合、後続のプログラムステップはシステムクロ ックの各インターバルで繰り返され、たとえばミリ秒ごとに繰り返される。
ステップS2において、目標値WZSがペダル位置発生器P Wから、またはア イドリング調整器LLRから得られ、一時記憶される6次にステップS3におり λて、先行のインターバルで形成され位置メモリに格納されている実際値WZI と目標値WZSとの差として目標偏差が計算される。そしてステップS4におt lて、目標偏差WZAが増分領域内にあるか合力1力Sチェックされる。これは 目標偏差がスイッチング特性曲線KSのスイッチング間隔BAよりも小さいとき (こ該当するものである。増分領域内にあれば、角度テーブルのアドレスが増分 され、増分領域内になければステップS6において、目標偏差が減分領域内にあ るか否カー、つまり目標偏差がスイッチング間隔BAと補正領域の補正幅BAK との和よりも大きいか否かがチェックされる。これがあてはまるならば、ステッ プS7にお11で角度テーブルのアドレスが減分され、そうでなけれ1fアドレ スは同じまま保持され、したがって次のインターバルでは同じステップ角度で再 び始められる。
ステップS9において、アドレスポインタにより定められたステップ角度SW、 スイッチング間隔BAおよび補正幅BAKの値が読み出される。ステップS10 において、読み出されたステップ角度がそのままの極性符号で位置メモリの内容 に加算されることによって、実際値WZIが形成される。その結果、位置メモリ は、初期化以降のすべてのステップ角度SWの和を得ることになり、つまりはロ ータの位置に対する尺度となる実際のベクトル角度を得ることになる。アドレス ポインタが最終位置または制限により定められた限界位置にある場合、相前後す るインターバルにおいて、目標偏差が制動動作への移行の判定基準を満たすまで 、所属のステップ角度が出力される。したがってこのステップ角度が何度も位置 メモリに加算される。
これらのステップは、目標偏差がゼロと等しくないかぎり、各インターバルが終 了するたびに繰り返される。
第3図による位相平面には、角速度ZG(ステップ角度WSと同じ意味)の経過 特性がベクトル角度WZに依存して示されている。基本特性曲線KGの各点は角 度テーブルの個々の行により与えられているものであり、加速度経過特性を表す 。各インターバル(ステップ)の終わりは、連続番号1〜8によりマークされて いる。第6ステツプの終わりにはステップ角度WS6と、これに比例するステッ プ速度ZG6が生じ、さらに開始位置以降のすべてのステップ角度WSの和とし て位置メモリに格納されているベクトル角度WZI6が生じる0位置目標値WZ Sとともに一定義にしたがって一負の目標偏差WZAが生じる。
インターバル6の終わりに領域パラメータBA6とBAK6も読み出され、これ によってスイッチング曲線KSないし限界曲線KSGの点PKSとPKSGが定 められる。
点6では目標偏差WZAは所属のスイッチング間隔BA6よりも小さいので(負 であるので)、アドレスは増分されステップ角度WS7が出力される。この点に 所属する目標偏差−これは次のインターバル(ステップ7)でめられるーはこの とき、補正幅BAK内にあり、その結果、このインターバルのためのステップ角 度はそのまま保持される。
既述の判定基準の代わりに各点において目下のステップ角度を、曲線KSとKS Gで与えられた角度と比較することもできる。しかし曲線KSとKSGが一通常 のように一点ごとにしか記憶されていなければ、これらの角度をはじめに補間に よって算出する必要がある。しかし基本的に間じ結果1こなる;つまり点6にお いて、KSにより与えられた角度はWS6よりも大きく、それに応じて加速する 必要がある。これに対して、点7に属するステップ角度WS7は曲Jl!KSと KSGで与えられたステップ角度の間にあり、したがってステップ角度の変更は 行われない。
次に第4図を参照して、既述の量ならびにそれら相互間の関係について詳細に説 明する。この図面には(前述の角度テーブルに応じて)4つの象限Q1〜Q4を 有する座標系が示されている。この場合、横座標にはベクトル角度WZおよびこ れに関連する角度量たとえば目標偏差WZAが示されており、縦座標には角速度 ZG (=ステップ速度ZGS)が示されている。
最大調整範囲BS−たとえば90″のスロットルバルブ位置−は、この座標系の ゼロ点における目標位置Bから負の値のほうに延びている。実際値WZIと目標 値WZSとの差として目標偏差WZAが定義されていることから、90°の負の 目標値WZSIは、閉鎖位置からスロットルバルブを完全に開いた状態に相応す る。この点から基本特性曲線K Gが延びており、この特性曲線は、角度テーブ ルの1つの位置によりそれぞれ与えられている各固定点PFによって定められて いる。横座標にはそれぞれ実際値WZIとして、初期化以降読み出されたすべて のステップ角度の和が示されている。
基本特性曲線は調整範囲BSのほぼ中央で最高速度ZGMに達しており、ここか ら目標位置Bへ目標制動特性曲線KBSが延びている。この目標制動特性曲線K BSは角速度ゼロで目標位置Bへ入る この曲線は各制動点PKBSにより定め られており、これらの点は目標位置Bから所定の制動間隔BABを有する。この 間隔は目標値WZSからの固定点PFの間隔と等しく、つまりこれは基本特性曲 線の鏡像である。
この実例の場合、目標制動特性曲線KBSおよび基本特性曲線KGは、9番目の インターバル(点9)の終了時には同じ目標偏差において同じ速度ZGMを有す る。したがってこの場合、理想的な目標制動特性曲線KBSへの途切れのない移 行が可能である。しかしこのことは、第2の目標値WZS2に対応づけられた第 2の基本特性曲線KG2が示すように、通常はあてはまらない°この場合、角速 度は7番目のインターバル終了時にはまだ目標制動特性曲線KBSよりも下にあ るが、次のインターバル一点8−の終了時にはすでにそれを超えている したが って、8番目のインターバルが終了してはじめてそれに続く制動特性曲線は、目 標点にすぐに達するのではなく、反対方向にさらに加速し制動した後ではじめて 目標点に達する。
このような目標点の遅れた”オーバーシュート”を回避する目的で、加速から制 動動作への移行は2つの別の特性曲線で行われ、つまり両方とも目標制動特性曲 11KBsないしはその制動点PKBSから導出されたスイッチング特性曲線K Sと限界特性曲線KSGで行われる6スイッチング間隔曲線KSはスイッチング 点PKSにより定められ、限界特性曲線KSGは限界点PKSGにより定められ る。この場合、同じインク−パルにおいて互いに基本特性曲線KGの固定点PF に対応づけられた点は同じ速度を有する(同じステップ角度に対応づけられてい る)。各スイッチング点PKSは目標位置Bから所定のスイッチング間隔BAを 有しており、各限界点PKSGは目標位置Bから所定の目標間隔BAGを有して いる。
目標制動特性曲線KBSの各制動点PKBSと、これに向き合った補正領域3の 限界との間には捕捉間隔RASがあり、これは個々のステップ速度ZGSにおい て少なくともステップ角度と等しい。象限Q4の場合、この限界は限界特性曲線 KSGにより形成され、象限Q2の場合にはスイッチング特性曲線KS’ によ り形成される。この相違点は物理的な意味をもつものではなく、運動方向と象限 ごとにそれぞれ異なる極性符号を考慮しなから′いっそう簡単な計算ができるよ うになるだけである。既述のように捕捉間隔BASを選定することにより、象限 Q4における限界特性曲線KSG上ないしは象限Q2におけるスイッチング特性 曲線KS’ 上で始まるインターバル−第5図の点9−は目標制動特性曲線を超 えるのではなくこの特性曲線上−第5図の点10−で正確に終わるようになる。
各ステップ速度における補正領域3の補正幅BAKは少なくとも、次に高いステ ップ速度における捕捉間隔BASおよび制動間隔BABの和と、目下のステップ 速度における捕捉間隔BASと制動間隔BABとの和の差(BAB+RAS)、 、l−(BAB=BAS)。
に等しい。このように選定することで、スイッチング特性曲線KSないしは限界 特性曲線KSG’上で始まるインターバル−第5図の点4−が目標制動特性曲線 KBS上(点5)で正確に終了するようになる。
個々のステップ角度に対応づけられて記憶されたスイッチング間隔BAは、制動 間隔BAW、捕捉間隔BAsおよび補正幅BAKの和としてこれらの量から得ら れる。
第4図の5番目のインターバル終了時、基本特性曲線KG2の目標偏差は一極性 符号を考慮すると一遮断速度ZGAにおけるスイッチング間隔BAよりも著しく 小さい゛したがってアドレスポインタが増分され、次に高いステップ角度が送出 される。しかし、このインターバル終了時の目標偏差はすでにスイッチング特性 曲線KSの上方にあり、つまり補正幅BAK内にあり、結果として1つのインタ ーバルの間、アドレスポインタはそのまま保持されているので、6番目のインタ ーバル終了時(点7)における目標偏差はすでに、限界特性曲線KSGにより制 限された減分領域2内にある。したがって制動動作へ切り換えられ、その際、第 5図にいっそうはっきりと示されている経過特性が生じる。そこに示されている ように、目下の制動特性曲線KBはまずはじめ、限界特性曲線KSGと目標制動 特性曲線KBSとの間で経過し、これにより一点9で一再びいくらか補正領域に 入るようになる′したがって10番目のインターバルの間、速度はそのまま保持 され、目下の制動特性曲線KBは点10で目標制動特性曲線に合流し、その後、 この特性曲線とともに理想的に目標位置へと経過する。
さらに第4図には次のような事例が示されている。
すなわちこの場合、5番目のインターバルの持続時間内で新たな目標位置WZS 3が設定され、これにより正の目標偏差が生じ方向転換が必要になる。この状況 は、KO2からKO3の位置への移動によって表せる。
KO3上の点5′は減分領域2内の目標制動特性曲線のはるか上方にあり、この ためただちに制動動作へ移行され、このことによってまずはじめに目標偏差がさ らに増加することになる。したがって静止状態位置に達した後でさらに減分され 、つまり逆方向で加速され、次に、KS′で与えられたスイッチング間隔BAよ りも目標偏差が小さくなればただちに増分(制動)される。
本発明の場合、これらのプロセスは自動的に経過し、角度テーブルのアドレスの 単純な減分により得られる。
したがって第4図の場合、ステップ角度へのアドレスの割り当ては左端部に数字 0〜36で示されており、その際、18は開始値0(静止位置)に対するアドレ スである。さらにこの場合、象限Q2とQ4に示されている特性曲線により、そ れぞれ異なる回転方向に対して有効な2つの角度テーブルが形成されており、こ れらの角度テーブルは連続するアドレスを用いることで1つの統合テーブルにま とめられている。この場合、一方の回転方向(スロットルバルブの開放)ではス イッチング特性曲線KSにより定められ逆の回転方向では限界特性曲線KSG’  により定められている値よりも目標偏差が小さい間、アドレスポインタは増分 される(増分領域1)。
これとは逆に、一方の回転方向(スロットルバルブの開放)では限界特性曲線K SGにより定められ、他方の方向ではスイッチング特性曲線KS’により定めら れている値よりも目標偏差が大きい間、アドレスポインタは減分される(減分領 域2)。プラスないしマイナスの極性符号でマーキングされた限界値を有する両 方の領域の間に、補正領域3が位置している°目標偏差がこの領域にあれば、ア ドレスポインタはその位置でそのまま保持される。
第4図に示されているものとは異なり、各曲線を非対称に選定することもできる 。このことは殊に、ステンビングモータが開放時にばねに抗して作動しなければ ならないときに行うことができる。このためには平坦に経過する特性曲線(象限 Q4における基本特性曲線および象限Q2における制動特性曲線)が好適である 。これに付随する移動速度の低減は、バネにより支援された制動および加速時に 一つまり第4図の減分領域2において一2倍または3倍も減分することにより補 償できる このことによりただ1つのインターバル内で2つまたは3つの順次連 続するステップ角度の和がステップ角度として有効にされる。
目標偏差と所属の角速度が狭い目標範囲BB内で目標位置Bの周囲を囲むような 状態になった場合、角度テーブルを介した制御は中断され、目標ベクトルのベク トル角度WZはそのまま目標値WZS八セへトされる。
本発明の枠内で、たとえば内燃機関のパラメータに依存して最高角速度を設定調 整できるようにするのことは容易に実現可能である。このためには、アドレスポ インタが移動可能な領域が相応に制限されるようにするだけでよい。さらにまた 、回転方向に応じてそれぞれ異なる傾斜の加速度特性曲線および制動特性曲線を 有する複数のステップ角度テーブルを設けることもでき、これらのテーブルをそ のつど内燃機関の動作パラメータに依存してアクティブにすることができる。
手続補正書(自発) 平成 7年 3月29日

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ステッピングモータ(S)の界磁巻線(SW1,SW2)がスイッチング装 置(E)に接続されており、該スイッチング装置(E)により、前記界磁巻線に おける相電流(SS1,SS2)の値および方向が目標ベクトル(ZS)のべク トル角度(WZ)に依存して設定調整され、前記ベクトル角度はシステムクロッ クのインクーバルごとに1つのステップ角度(WS)だけシフト送りされ、該ス テップ角度は記憶された値に依存しており、該記憶値は、値の増加方向での加速 と逆方向での制動のために続み出されるように構成されている、ステッピングモ ータ(S)の制御方法において、 前記ステップ角度(WS)自体は角度テーブル(T)として記憶され、該ステッ プ角度の値は、開始値ゼロを有する始端位置から粗いステップの大きさの終値を 有する終端位置まで、マイクロステップで増加することを特徴とする、ステッピ ングモータの制御方法。
  2. 2.各部分角度は1つのマイクロステップの整数倍である、請求項1記載の方法 。
  3. 3.ステップ角度テーブルにおいて同じ極性符号を有するすべてのステップ角度 (WS)の値の和は、360°のベクトル角度(WZ)である1つの制御サイク ル全体と少なくとも等しい、請求項1記載の方法。
  4. 4.1つのステップ角度および配置された領域パラメータ(BA,BAK)が続 み出され、 開始位置および初期化以降に読み出されたすべてのステップ角度(WS)の和と して実際値(WZI)が形成され、該実際値(WZI)と目標値(WZS)との 差として目標偏差(WZA)が形成され、前記領域パラメータにより少なくとも 2つの領域すなわち増分領域(1)と減分領域(2)が定義され、 これら傾城のうちいずれの領域に前記目標偏差(WZA)が位置しているかが検 査され、その結果に応じてステップ角度テーブルからいっそう大きいステップ角 度またはいっそう小さいステップ角度が読み出される、請求項1記載の方法。
  5. 5.1つのインターバル内で目標偏差(WZA)とステツプ角度(WS)が配属 された限界値よりも小さければ、前記目標ベクトル(ZS)のベクトル角度(W Z)は一角度テーブルを介して制御されずに一目標値(WZS)へただちにセッ トされる、請求項4記載の方法。
  6. 6.前記の増分領域(1)と減分領域(2)との間に補正領域(3)が設けられ ており、該補正領域(3)内に前記目標偏差(WZA)が位置していれば、同じ ステップ角度が再び読み出される、請求項4記載の方法。
  7. 7.システムクロックとインターバルは一定であり、各インターバル終了時の角 速度(=ステップ速度ZGS)は当該インターバル内で前記角速度に比例するス テップ角度(WS)の値により与えられている、請求項6記載の方法。
  8. 8.前記ステップ角度(WS)は、該ステップ角度の値が開始アドレスにある開 始値で始まり最終アドレス(TAE)にある最終値まで増加するよう、順次連続 してアドレスポインタ(TZ)により所定のアドレス(TA)に対応づけられて おり、スイッチング間隔(BA)と補正幅(BAK)が領域パラメータとして各 アドレスポインタ(TZ)に割り当てられており、 各インターバルごとにアドレスポインタにより定められた値が読み出され、 目標偏差(WZA)がスイッチング間隔(BA)よりも小さいか、またはスイッ チング間隔(BA)と補正領域(BAK)の和よりも大きいかまたはこれらの値 の間にあるかが検査され、 その結果に依存して前記アドレスポインタは増分されるかまたは減分され、ない しはそのまま保持される、 請求項7記載の方法。
  9. 9.各回転方向ごとに少なくとも1つの角度テーブルが設けられており、それぞ れ異なる回転方向に対するステップ角度(WS)はそれらの極性符号で区別され る、請求項8記載の方法。
  10. 10.加速および制動のために同じ角度テーブル(T)がステップごとに両方向 で読み出される、請求項9記載の方法。
  11. 11.それぞれ異なる回転方向に有効な2つの角度テーブルによって1つの統合 テーブルが形成され、該統合テーブルでは、一方の方向に対しては開始アドレス から最終値までアドレスが増加し、他方の方向に対しては最終値へ向かってアド レスが減少する、請求項10記載の方法。
  12. 12.一方の回転方向で調整装置がばねにより支援され、該ばねにより支援され た制動動作または加速動作の行われる領域(2)に目標偏差があれば、前記アド レスポインタは少なくとも1つのアドレスを飛び越える、請求項11記載の方法 。
  13. 13.速度ゼロで目標位置(B)に至り該目標値(B)に対し制動間隔(BAB )を有する制動点(PKBS)により定められた目標制動特性曲線(KBS)が 算出され、 該目標制動特性曲線(KBS)からスイッチング特性曲線(KS)が導出され、 該スイッチング特性曲線は複数のスイッチング点(PKS)により定められてお り、これらのスイッチング点の各々はスイッチング速度(ZGA)において前記 日標位置(B)からスイッチング間隔(BA)を有する、請求項8記載の方法。
  14. 14.前記目標制動特性曲線(KBS)の各制動点(PKBS)とそれらに向き 合った前記補正領域(3)の限界値(KSG;KS′)との間に捕捉間隔(BA S)が存在し、該捕捉間隔は、そのつどのステツプ速度(ZGS)におけるろテ ツプ角度に少なくとも等しい、請求項13記載の方法。
  15. 15.前記補正領域(3)の補正幅(BAK)はいかなる速度でも、次に高いス テップ速度における捕捉間隔(BAS)と制動間隔(BAB)の和と目下のステ ツプ速度における捕捉間隔(BAS)と制動間隔(BAB)の和との差に等しい 、請求項14記載の方法。
  16. 16.前記スイッチング間隔(BA)はいかなるステツプ速度でも、制動間隔( BAB)と捕捉間隔(BAS)と補正幅(BAK)の和に等しい、請求項15記 載の方法。
  17. 17.調整装置(SE)は内燃機関の調量装置であり、目標位置(B)はペダル 値発生器(PW)により定められる、請求項1記載の方法。
  18. 18.それぞれ異なる傾斜の加速度特性曲線および制動特性曲線のために複数の 加速度テーブル(TS)と制動テーブル(TB)が記憶されており、そのつどこ れらのテーブルのうち1つのテーブルが内燃機関の動作パラメータに依存してア クティブにされる、請求項17記載の方法。
  19. 19.最大のステップ角度(WS)は内燃機関のパラメータに依存する、請求項 17記載の方法。
  20. 20.前記調量装置はスロツトルバルブ調整器であり、スロツトルバルブはロー タ(SR)の延長軸上にじかに取り付けられている、請求項17記載の方法。
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