JPH07507208A - 汚染された土壌および水を生物浄化するための改善された栄養素混合物 - Google Patents
汚染された土壌および水を生物浄化するための改善された栄養素混合物Info
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- JPH07507208A JPH07507208A JP6500190A JP50019094A JPH07507208A JP H07507208 A JPH07507208 A JP H07507208A JP 6500190 A JP6500190 A JP 6500190A JP 50019094 A JP50019094 A JP 50019094A JP H07507208 A JPH07507208 A JP H07507208A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
汚染された土壌および水を生物浄化するための改善された栄養素混合物炭化水素
化合物(例えば原油)による土壌および水の汚染を生物浄化(B io−rem
ediation)することは、ますます重要視されつつある。廃棄物処分場所
を必要としない、その場で行う安価な方法が非常に有利である。この手法に関し
て、比較的好ましくない基本条件下にも、炭化水素化合物を消費する微生物が重
要な手段である(汚染部において該微生物の増加および/または増殖を充分促進
し得る場合)。最近の文献のうち、ヒエーミシエ・インドウストリー(Chem
ischeI ndustrie) 5 / 91.10〜12、「ハンガー・
フォー・クルード・オイル(Hunger for Crude 0il)J、
およびエルトエル・ラント・コーレーエルトガス(Erd(51und Koh
le −Erdgas)、44.1991年4月、197〜200゜テーバ−・
ヘブナ−(Th、 HOpner)ら、「ディー・エルヵタストロフェ・イム・
パーシッンユーアラビッシエン・ゴルフ(Die 01katastrophe
is Persisch−Arabischen Golf)J並びにそこに
引用された広範な文献を参照することができる。
生物浄化の作用原理は、汚染消費微生物数の増加を最適に促進することに基づく
。これに関して、次の二点が特に重要である。第一に、増殖促進物質の供給であ
る。そのような物質は通例、汚染域に充分な濃度で存在しない。増殖促進物質は
主として、窒素およびリンの無機および/または有機化合物であり、栄養素濃厚
物として、炭化水素化合物消費微生物の増殖の刺激および促進のために利用可能
となる。第二に、適当な炭化水素消費微生物の予め形成した濃厚物をしばしば使
用することである。これはとりわけ、初期相において生物学的分解を促進するた
めで、汚染域に例えば適間隔で適用し得る。しかし、場合によっては、特に処理
する汚染域の来歴によっては、微生物濃厚物の使用が必要でないこともあると考
えられる。これは通例、自然な微生物分解過程により既に微生物株が充分増殖し
ているような場合であり得る。これに関しては、例えば前記引用文献のうち、二
番目に挙げたものを参照し得る。
未公開のドイツ連邦共和国特許出願束4131714.9号には、汚染された土
壌および水の生物浄化のための改善された栄養素混合物が提案されている。該特
許出願に記載の混合物は、グリセロールを含有する生体適合性水溶性担体成分と
、グリセロールエステルを含有する生体適合性油溶性担体成分との混合液相中に
、P源およびN源を含有している、貯蔵可能な溶液またはエマルジョンの形態で
ある。該特許出願は、昆虫分解性の物質のみを汚染土壌試料に導入する溶液を提
案しているのであるが、グリセロールエステルの形態のC源も大量に導入される
。そのような成分は、望ましくない増殖条件下には、汚染の分解に適さない微生
物の増殖を促進し、それが分解性微生物を阻害することがある。
このような背景を鑑み、本発明の課題は、乳化作用を有し、P−およびN−原物
質を含有し、純粋なC化合物は殆んど含有しない栄養素混合物を提供することで
あった。
本発明のもう一つの課題は、処理する土壌試料中に残留物を殆んど残さないよう
な栄養素混合物を調製することであった。本発明の更なる課題は、汚染分解性微
生物の増殖を他の微生物の増殖よりも促進する栄養素混合物を提供することで本
発明は第一の態様において、リン(P)および窒素(N)の水溶性および/また
は油溶性化合物を、微生物増殖用栄養素の性質を少なくとも部分的に有する他の
水溶性および/または油溶性有機混合物成分との混合物として含有する、炭化水
素消費微生物を有機成分の生物学的分解に使用するために該微生物増殖を促進す
る増殖刺激剤および増殖助剤として使用する栄養素濃厚物であって、乳化剤およ
びP源としての1種またはそれ以上のリン酸エステル、並びに要すれば1種また
はそれ以上の水溶性もしくは水分散性N源を含有する水性液体製剤の形態である
栄養素濃厚物に関する。
本発明は、炭化水素化合物を分解し得る好ましくは天然物由来の微生物の濃厚物
と組み合わせた前記栄養素混合物の用途にも関する。本発明による栄養素混合物
の重要な用途は、土壌、水および/または塩水の浄化(炭化水素化合物系汚染の
除去による)、並びに工業用設備、バイブ、大型容器(タンカーを包含する)な
どの処理を包含する。
好ましい一態様において、本発明は、本発明の栄養素混合物、とりわけ炭化水素
化合物を分解し得る微生物濃厚物と組み合わせて使用する本発明の栄養素混合物
の用途であって、陸または海洋の掘削(例えば地質資源の開発)による、油の付
いた掘削屑の処分のための用途に関する。
発明の詳細な説明
本発明に関して特に重要なのは、本発明に使用するリン酸エステルである。その
ようなリン酸エステルは、一方ではP源として、他方では乳化剤として機能する
。それがどのように作用するのか完全にはわかっていないが、考えられるのは、
リン酸エステルは土壌試料中の疎水性汚染物/水界面に集中し、一方では乳化作
用を発揮し、他方ではP源を汚染物のすぐ側で利用可能に保つことによって、と
りわけ該汚染物を分解し得る微生物に有用であるということである。好ましいリ
ン酸エステルは、微生物が取り込み可能なものである。従って、この条件を満足
する化合物のうち、リン脂質が特に重要である。リン脂質は、植物または動物の
細胞から得られる両親媒性物質である。好ましいリン脂質は、通例レシチンとし
ても知られるグリセロリン脂質である。それよりもスフィンゴリン脂質は好まし
さが劣る。本発明に従って使用し得る既知の化合物は、ジアシルリン脂質である
ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノ
シトール、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジ
ルグリセロールホスフェート、ジホスファチジルグリセロール、N−アシルホス
ファチジルエタノールアミンおよびホスファチジン酸である。好ましい化合物は
、モノアンルリン脂質であるリゾホスファチジルコリン、リゾホスファチジルエ
タノールアミン、リゾホスファチジルイノシトール、リゾホスファチジルセリン
、リゾホスファチジルグリセロール、リゾホスファチジルグリセロホスフェート
、リゾホスファチジルグリセロール、リゾ−N−アシルホスファチジルエタノー
ルアミンおよびリゾホスファチジン酸である。当業者は、植物または動物性レシ
チンおよびセファリンとして市販されているホスファチジルグリセリドが入手し
易いので、それを主に使用するであろう。それらは通例、小麦胚芽油、綿実油ま
たは大豆油のような油から得られる。本発明によると、好ましいのは酵素加水分
解したグリセロリン脂質(酵素加水分解したレシチン)である。これは、脂肪酸
残基の脱離により、親水性の高められたものである。酵素加水分解の結果リン酸
成分を失った生成物は、これには当らない。
本発明の栄養素濃厚物のP源として、上記リン脂質に加えて、またはその代わり
に、脂肪アルコールとのリン酸部分エステル、特に直鎖状脂肪アルコールとのリ
ン酸部分エステルを使用し得る。比較的短鎖の脂肪アルコール、すなわち例えば
C,−C,。脂肪アルコールのエステルが特に適当である。しかし、比較的長鎖
の脂肪アルコール、すなわちCl2−C!4脂肪アルコールのアルキルホスフェ
ートを使用してもよい。脂肪アルコールエーテルホスフェートも適当である。こ
れはすなわち、エトキン化脂肪アルコール(炭素数8〜24の脂肪アルコールを
、脂肪アルコール1モル当たり1〜10モル、好ましくは4〜6モルのエチレン
オキシドでエトキシ化したもの)のリン酸部分エステルである。
前記リン酸エステルは、本発明の栄養素濃厚物中に、10〜40重量%、好まし
くは20〜30重量%の量で使用する。
本発明の栄養素濃厚物は更に、無機的および/または有機的に結合した窒素の形
態のN源を含有する。無機的に結合した窒素は土壌中に塩分をもたらし得るので
、有機結合窒素のみを含有するN源が好ましい。
上記のような適当なN源は、例えば、アルカリ金属硝酸塩もしくは亜硝酸塩、ま
たはアンモニウム塩(例えば硫酸アンモニウムまたは特に硝酸アンモニウム)の
ような無機塩である。有機N源としては、生体適合性有機窒素化合物がある。本
発明において、微生物増殖の調節および促進に、尿素が特に有用であるとわかっ
た。尿素は栄養素濃厚物中に、約10〜40重量%、特に15〜30重量%の量
で存在し得る。これに関して、尿素を上記濃度で使用すると、望ましくない微生
物汚染に対して防腐効果がもたらされ、栄養素濃厚物に貯蔵に適した高安定性が
付与されるということがわかった。
本発明の好ましい一態様においては、本発明の栄養素濃厚物は、PおよびNの両
方を含有するリン脂質をP源として使用する場合には、別のN源無しに使用し得
る。
リン酸エステルの乳化作用を補助するために、本発明の栄養素濃厚物は、生体適
合性の界面活性剤(先のドイツ連邦共和国特許出願第4131714号に記載の
グリセロールエステルは除外する)を含有し得る。この目的で、アニオン性、ア
ニオン性とノニオン性との界面活性剤混合物、および単独でノニオン性界面活性
剤を使用し得る。適当なアニオン性界面活性剤は、石鹸のような昆虫分解性アニ
オン性界面活性剤である。アルキルスルフェート、とりわけ脂肪アルコールスル
フェートを使用してもよい。石油化学系アニオン性界面活性剤、例えばアルキル
ベンゼンスルホネ−1・またはアルキルエーテルスルフェートは、好ましさが劣
る。好ましいノニオン性界面活性剤は、アルキルグリコシド化合物、好ましくは
炭素数少なくとも8の直鎖状脂肪アルコールから得たものである。適当なアルキ
ルグリコシド化合物は、例えば、c、C11l、とりわけC1゜−C18脂肪ア
ルコール成分を有し、オリゴグリコンドの平均重合度は約1.2〜5である。重
合度約1.5〜5の前記のようなアルキルグリコシド化合物は、特にHLB値が
約10〜18である場合、o/v型の有効な界面活性剤とみなし得るだけでなく
、生体適合性も優れており、とりわけ比較的短時間で分解を受ける。
上記界面活性剤に加えて、またはその代わりに、生体由来のバイオサーファクタ
ントを使用し得る。バイオサーファクタントの例は、多くの微生物株の代謝産物
または膜構成物質として知られているようなソホロース脂質、トレハロース脂質
またはりポペプチドである。これに関連して、本発明の系には更に次のようなこ
とが言える。バイオサーファクタントの存在は、浄化工程の初期段階において栄
養素濃厚液の組成によってのみ確実にもたらされ得るのではない。バイオサーフ
ァクタントの性質を有する代謝産物のその場での生成もまた、炭化水素化合物の
微生物分解中に栄養素混合物によって促進される。前記リン酸エステルと同様、
バイオサーファクタントも分散剤および乳化剤として作用し、それによって油の
分解を促進する。
前記ノニオン性界面活性剤の代わりに、またはそれに加えて、ソルビタンエステ
ル、例えばソルビタンモノステアレートまたはソルビタンモノオレエートを使用
し得る。エトキシ化ソルビタンエステルを使用してもよいが、好ましさは劣る。
前記界面活性剤化合物は、本発明の栄養素濃厚物中に通例0.5〜5重量%の量
で存在する。所望の微生物増殖を刺激および促進するのに、通例、界面活性剤量
は約1重量%までで充分である。すなわち、アルキルグリコシド化合物含有界面
活性剤の、微生物増殖を効果的に促進するために必要な量は、混合物全体に対し
てわずか約0.5〜1重量%である。
前記のような栄養素濃厚物は貯蔵可能な生成物であり、固体および/または液体
表面に適用するためにはまず、複数倍量の水と混合し得る。例えば、栄養素濃厚
物を、5〜50倍重量の水と混合し得る。好ましい混合比は、栄養素濃厚物1重
量部に対して、水約15〜30重量部である。次いで、水と混合した形態の生成
物を、処理する面に適用し得る。栄養素濃厚物は、好ましくは汚染物1g当たり
5〜200mgの量で汚染土壌試料と組み合わせる。
本発明の栄養素混合物の利点は、例えば、分解性が充分であること、本発明の栄
養素混合物は生態学的に有害な、および/または安全でない化学物質を含有しな
いということ、また、それと同時に、広域にでも短時間で容易に適用し得る比較
的安価な混合物であるということを包含する。本発明の栄養物、選択した親油性
および親水性の担体および乳化剤の混合物は、例えば油汚染された土壌中に存在
する微生物叢の増殖および活性を太き(促進向上する。最初から少量の乳化剤を
使用することによって、例えば油含有汚染物の生体利用率が高まる。このように
して、汚染物に対する微生物の作用が促進され、汚染物の分解が促進される。
しかし、多くの場合、未処理の油汚染土壌および/または水は、油分解性微生物
を非常に少量しか含有していない。その場合、自然の微生物による汚染物分解は
、特に初期相において進行が遅い。そのような場合には、本発明によると、栄養
素濃厚物と共に、汚染物に適した微生物濃厚物を、少なくとも浄化工程開始時に
使用する。この目的のために、本発明においては、好ましくは環境から分離し、
別の工程で予め濃厚化した、とりわけ非病原性で無害な微生物を使用する。汚染
域へのこの接種は、炭化水素化合物の分解において、自然に存在していた微生物
叢を補助する。このようにして、分解速度(例えば油分解速度)は、特に問題の
初期相において、顕著に高められる。この始動培養物に加えて、自然に存在して
いた微塗物も、最初に適用した助剤の適用後数日以内に増殖し、分解を続ける。
始動培養物としては、広範な適用が可能となるように、塩水耐性の微生物株を使
用することが有利であり得る。それにより例えば、海洋および海岸の油汚染でも
有効に処理することが可能となる。
本発明の重要な一態様においては、天然物由来の炭化水素汚染域から分離した天
然株を培養することによって得た微生物濃厚物と共に、栄養素混合物を使用する
。これに関して、代謝産物としてバイオサーファクタントを生成する微生物株の
濃厚物を使用することが有利であり得る。使用し得る始動培養物を次にい(つか
挙げるが、それらは全てを網羅するものではない;それらは通例、個々の株とし
てではな(、多種の株の混合物として使用する;シュードモナス・オレオボラン
ス(Pseudomonas oleovorans) D S M 1045
; シュードモナス・プチダ(putida) D S M 54’ 8およ
びDSM50208;アシネトバクタ−・カルコアセチカス(Acinetob
acter calcoaceticus)D S M 590 :ノカルジア
°パラフイネウス(Nocardia paraffineus)A CC21
198:アルスロバクター・バラフィネウス(Arthrobacter ba
raffineus)AT CC15591゜本発明に従って使用する栄養素混
合物、および要すればそれと共に使用する微生物培養物は、土壌、水および/ま
たは塩水の浄化に、すなわち土壌および/または水の炭化水素化合物系汚染物の
除去および/または分解促進のために、極めて一般的に使用し得る。これに関し
て、今日重要な適用分野は、望ましくない油汚染、特に原油汚染の除去、および
通例地球上の限られた域からの対応する古い汚染の除去である。しかし、本発明
は全(異なった様式で適用することもできる。
すなわち、油汚染された工業用設備、例えばパイプまたは大型容器(タンカーに
至るまであらゆるものを包含する)の汚染を、生物浄化によって有効に除去する
ことができる。そのような方法に関しては、関連のある先行文献、例えばアル・
ダブリュ・ボーキン(AI W、 Bourquin)、「パイオリメゾイエ−
ジョンφオブ・ハザダス・ウェースト(Bioremediation of
Hazardous Waste)J、[バイオツユ−チャー (I31ofu
ture)J、1990年9月、24〜35を参照し得る。
特に重要な一態様においては、本発明は、前記栄養素混合物、特に炭化水素を分
解し得る微生物濃厚物と組み合わせた前記栄養素混合物の用途であって、陸また
は海洋の掘削(例えば地質資源の開発)による、油の付いた掘削屑の処分のため
の用途に関する。これには、次のような場合が考えられる:例えば原油および/
または天然ガスの開発において、通常の条件下に流動性の、連続油相を有するポ
ーリング液が、現在広範に用いられている。そのような液の代表的な例は、V2
O型の掘削液および掘削泥である。他の例は、いわゆるスポッティンダ液、スペ
ーサー、改修、刺激および破壊用補助液である。
実際、従来の連続油相を有するポーリング液は、殆んど専ら鉱油フラクションか
ら成っている。それ故、例えばもしも掘削泥が直接に、または掘削岩から環境中
にもたらされると、重大な環境汚染が生じる。鉱油は補助手段が無ければ容易に
分解せず、嫌気的には実質的に非分解性であるので、汚染は長期にわたると考え
られる。
近年、そのような問題の解決のために、いくつかの提案がなされている。すなわ
ち、鉱油フラクションの代わりに、生態学的に安全な易分解性油相を使用するこ
とが、比較的多数の出願に提案されている。種々の代替油が挙げられており、そ
れらは混合物の形態でも使用し得る。そのような代替油とは、選択された親油性
カルホン酸エステル、親油性炭酸ジエステル、作業条件下に流動性の、少なくと
も実質的に水不溶性の親油性アルコール、および対応するエーテルを含む。これ
に関しては、先のドイツ連邦共和国特許出願第3842659号、同第3842
703号、同第3907391号、同第3907392号、同第3903785
号、同第3903784号、同第3911238号、同第3911299号およ
び同第4018228号を参照し得る。
炭化水素系成分(とりわけそのような油)の微生物分解を促進するための本発明
の開示は、例えば前記のような油含有系を実際に使用する際に蓄積する掘削屑の
油汚染または残留物を短時間で除去するために、特に有利に用いることができる
。
従来は、例えば陸地の掘削による、油の付いた掘削屑は、必ず特定の廃棄物処分
場に輸送されている。その目的のために利用可能な空間が今や限られていること
は知られている。そこで、そのような掘削屑を清浄し、それによって処分を容易
にする目的で、界面活性剤を使用する比較的複雑な洗浄方法が提案されている。
本発明は、栄養素濃厚物を、要すれば適当な微生物の始動培養物と共に使用する
ことにより、油残留物の微生物分解を促進する方法を提供するものである。例え
ば、掘削岩と共に孔から排出される油含有掘削泥は、従来の分離方法(例えば篩
過)によって掘削屑から分離することができないが、本発明は、そのような掘削
泥を短時間で除去する方法を提供する。そのような処理中に増殖する微生物の部
分的再使用により、掘削屑の廃棄物としての処分がより容易になり得る。
実際には、前記栄養素濃厚物は水で希釈する(例えば1:20)。要すれば次い
で、やはり本発明に従って使用する選択した微生物の始動培養物をその中に混合
し得る。成分の混合は、その有効性を確実に最大とするために、即用混合物の適
用直前に行うべきである。即用混合物の適用は、狭い、または広い域に、例えば
噴霧によって行い得る。適間隔で反復適用することが有用であり得る。
栄養素濃厚物の補充モニタリングは容易に行い得る。すなわち、N源として尿素
を使用した場合は、処理開始時に、処理する試料中の尿素イオン濃度およびアン
モニウムイオン濃度を測定し得る。アンモニウムイオンの生成は、微生物の代謝
活性(尿素消費)の指標となる。従って、アンモニウムイオン含量(尿素消費)
から栄養物補充の必要を知ることができ、要すれば補充を行い得る。
実施例
以下の成分から栄養素濃厚物を調製した:グリセロリン脂質[酵素加水分解レシ
チン、商品名:リボティン(L 1potin、商標)NE、ルーカス・メイヤ
ー(L ucas Meyer)の製品コ 20重量%尿素 20重重量
子ルキルポリグリコシド(炭素鎖長:08〜Cl11、重合度:約1.4) 2
重量%、および水 100重量%とする。
汚染土壌の生物浄化を、以下の条件下に槓擬試験した:基材: 土砂2kg
汚染物: 原油7000ppm
インキュベーション温度= 16℃
観察期間: 42日間
処理頻度: 10日毎に栄養素濃厚物0.4g/kg土砂汚染分析法: DIN
38409H18結果。
インキュベーション時間 残留油 残留油(日) (処理せず) (栄養物処理
)(%) (%)
20日後の「分解性微生物」数 〈10% 〉70%DIN38409H18に
よる汚染分析法は、有機溶媒抽出物中の炭化水素混合物の赤外吸収スペクトル測
定を含んで成る。「分解性微生物」数、すなわち汚染を分解することのできる微
生物の数の測定は、まず増殖微生物または増殖可能微生物の総数を測定し、次い
で、該培養物をヘキサデカンを唯一のC源として含有する平板培地に移して得た
結果から、分解性微生物数をめることによって行った。
海洋条件下における試験:
「海浜浄化」の模擬試験のデータ:
基材: 海浜土砂(水分は海水) 1 kg汚染物: 古い原油(揮発成分なし
)20000pp■インキユベ一シヨン温度= 15℃
観察期間: 42日間
処処理炭: 10日毎に栄養素濃厚物0.4g/kg土砂汚染分析法: ガスク
ロマトグラフィー結果:
インキュベーション時間 残留油 残留油フラクション(日) (処理せず)
(栄養物処理)(%)(%) C17C18C20
本発明の栄養素濃厚物は、海洋微生物叢の分解能を高める。
1++++m++++ah番−皆PCT/EP93101323フロントページ
の続き
(72)発明者 ヴアイス、アルブレヒト (ドイツ連邦共和国デー−4076
4ランゲンフエルトーリヒラート、フオレレンヴエーク37番
′72)発明者 ベース、アーデルハイトドイツ連邦共和国デー−40472デ
ユツセルドルフ、イン・デア・二一スドンク31番
Claims (15)
- 1.リン(P)および窒素(N)の水溶性および/または油溶性化合物を、徴生 物増殖用栄養素の性質を少なくとも部分的に有する他の水溶性および/または油 溶性有機混合物成分との混合物として含有する、炭化水素消費徴生物を有機成分 の生物学的分解に使用するために該微生物増殖を促進する増殖刺激剤および増殖 助剤として使用する栄養素濃厚物であって、乳化剤およびP源としての1種また はそれ以上のリン酸エステル、並びに要すれば1種またはそれ以上の水溶性もし くは水分散性N源を含有する水性液体製剤の形態である栄養素濃厚物。
- 2.更なる成分として、グリセロールエステル以外の生体適合性界面活性剤、好 ましくはノニオン性界面活性剤を含有する請求項1記載の栄養素濃厚物。
- 3.乳化剤としてのリン酸エステル10〜40重量%、N源10〜40重量%、 および 水100重量%とする量 を含有する請求項1または2記載の栄養素濃厚物。
- 4.乳化剤としてのリン酸エステル20〜30重量%、N源15〜30重量%、 ノニオン性界面活性剤0.5〜5重量%、および水100重量%とする量 を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の栄養素濃厚物。
- 5.リン酸エステルとして、リン脂質、アルキルホスフェートおよび/またはア ルキルエーテルホスフェートを含有する請求項1〜4のいずれかに記載の栄養素 濃厚物。
- 6.リン酸エステルとして、グリセロリン脂質、特にそのP含有酵素加水分解物 を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の栄養素濃厚物。
- 7.N源は無機的および/または有機的に結合した窒素の形態で存在し、有機N 源としては尿素が、無機N源としては硝酸アンモニウムが好ましく、N源は栄養 素混合物中に特に約10〜50重量%の量で存在する請求項1〜6のいずれかに 記載の栄養素濃厚物。
- 8.ノニオン性界面活性剤として、炭素数8〜24の直鎖状脂肪アルコールとモ ノ−および/またはオリゴーグリコシドとから生成することが好ましいアルキル グリコシド化合物、C8−C24モノカルボン酸の部分糖エステル、ソルビタン エステル、生体由来のバイオサーファクタント、例えばソホロース脂質、トレハ ロース脂質およびリポペプチドを含有する請求項1〜7のいずれかに記載の栄養 素濃厚物。
- 9.汚染された土壌または水を生物浄化する方法であって、請求項1〜8のいず れかに記載の栄養素濃厚物を、水で10〜50倍の体積に希釈し、汚染物1g当 たり5〜200mgの量で、汚染土壌試料に1回またはそれ以上適用することを 含んで成る方法。
- 10.請求項1〜9のいずれかに記載の栄養素濃厚物の用途であって、炭化水素 化合物を分解することのできる、好ましくは天然物由来の徴生物の濃厚物と組み 合わせての用途。
- 11.炭化水素汚染された地域から分離した天然物由来の徴生物濃厚物を使用す る請求項10記載の用途。
- 12.代謝産物としてバイオサーファクタントを生成する徴生物株の濃厚物を使 用する請求項10または11記載の用途。
- 13.土壌、水および/または塩水を生物浄化するため、とりわけ土壌および/ または水の油汚染および/または炭化水素化合物系の他の汚染を除去および/ま たは分解促進するため、並びに工業用設備、パイプ、タンカーを包含する大型容 器などを清浄するために栄養素混合物を使用する請求項10〜12のいずれかに 記載の用途。
- 14.陸または海洋の掘削、例えば地質資源の開発による、油の付いた掘削屑を 処分するための、とりわけ炭化水素分解性徴生物濃厚物と組み合わせた、請求項 10〜13のいずれかに記載の栄養素混合物の用途。
- 15.親油性カルボン酸エステル、親油性炭酸エステル、親油性エーテルおよび /または親油性アルコールを含有する掘削泥の生物学的処分のために栄養素混合 物を使用する請求項14記載の用途。
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