JPH07506726A - 皮付魚肉から切り身を得る方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮付魚肉から切り身を得る方法及び装；Ｕ本発明は皮の付いた状態で魚の切り身 を得る方法であって、魚肉を皮側から冷凍し固定する冷凍ドラムに送り、魚肉の 長手方向を好ましくはドラムの円周方向に向けて置き、好ましくはエンドレスに 動くバンドナイフの形をした切断具を、刃をドラムの覆い表面から（半径方向に 向って）離して配置し、ドラムに付着した冷凍された魚肉からドラムの周囲に実 質的に平行に延びる切断面を持った切り身を得る方法に関するものである。

魚肉から皮を剥ぐのに適した方法並びに装置は以前より知られており、その氷点 直下の凍らせた回転冷凍ドラムを用いている。湿った魚肉の皮の側を回転する冷 凍ドラムに接触させたとき、その魚肉は、ドラムの周囲表面に凍り付き、操作中 、魚肉から皮を剥ぐバンドナイフの形をした切断具にに向って案内される場所に しっかりと保持される。そこで、皮が、バンドナイフの後にあってドラム表面に 常に接触している欠き落し具によりドラムから、欠き落される。この公知方法及 び装置は魚肉の皮剥ぎによく適しているが、魚肉の骨なし切り身を皮の無い側か ら切るのには向いておらず、固定した欠き落し具は実質的に皮の側でもって平行 した幾つかの切り身に魚肉を分けることはできない。

ノルウェー特許第５４　８０１号明細書は、皮を剥いだり他の処理をした後魚肉 を固定する方法及び装置を開示している。この特許明細書によれば、冷凍処理す る保持表面を用い、皮剥ぎあるいは他の処理を行う間魚肉を冷凍し、その後魚肉 の冷凍を解凍により元に戻している。合理的に魚肉を処理するには、解凍は余り にもゆっくりとした方法である。

ノルウェー特許第１０９　４８６号明細書は、魚を処理する装置を開示している 。

その装置は、閉路に沿って動き、魚を処理中に凍った状態におく冷凍表面を有す るコンベヤーからなっている。凍った魚は固定して盟かれた処理装置を通して移 動される。

可動性の冷凍コンベヤーは冷凍ドラムからなり、ドラムの外側覆い面に常に当る 欠き落し具を有し、その欠き落し具はドラムに凍り付いた魚の小片を欠き落した り、霜や氷も欠き落す働きをする。この公知の装置は特にニシンの皮を剥ぐのに 適しており、魚肉を皮に平行に「層状に」分けることがない。

サケやマスのような高級魚の解体処理について、魚肉をその２つの主面に実質的 に平行に幾つかの切り身に分けると種々の点で効果が得られることが見いだされ た。このようにサケやマスを解体すると特に切り身をより速く燻製にし、品質を より良いものにし、同時に無駄を省くことになる。

このようにして、それぞれの魚肉は主面に平行に２ヶ以上の切り身にされる。

本発明の目的は上記解体処理を行うのに適した方法及び装置を提供することであ る。

この薄く切り身にする方法は魚肉を解体する新しい方法である。

本発明によれば、目的は、方法に関する独立の請求の範囲に記載されたように処 理を行うことにより達成される。その方法は装置に関する独立の請求の範囲に記 載された装置により行うのが適切である。その他の効果のある特徴は従属請求の 範囲の主題である。′ 本発明の装置はそれ自体公知の魚肉或は数種の魚肉を冷凍状態におき、しかもそ れら魚肉を固定して設置された切断具（自動とすることができる）に移行できる ようにした冷凍ドラムを含み、その切断具はドラムの覆い面に対しては該切断共 が魚肉を通過すると、ある予定した厚さを持つ切り身に切断できるような距離を おいて皮の側に平行に設置され、ドラムは少なくとも１つの可動性の欠き落し具 を備えである。ドラムは上手にドラムに入る口を開は締めすることのできる可動 性のフラップを設けてあり、もし１ヶ以上の魚肉から２ヶ以上の平行に切った切 り身を得ようとするならば、フラップが、１ヶ以上の魚肉（合わせてもドラムの 周囲全体を覆わない）に相当する「長さ」を越えるように制御されている。切断 具は好ましくはバンドナイフによって出来ており、プログラムされたコントロー ラーが備えられており、バンドナイフの刃を最初の切り身を切断するためにドラ ムの周囲から所望の距離に置くように作用する。

薄い切り身にする間、１つ以上の可動性欠き落し具は、それが働かない位置に移 しておき、切断処理の邪魔をしないようにする。

最初の切り身を切断するとき、プログラムを組み込んだコントローラーは動作し ている切断刃をドラムの周囲面から例えば１５ｍｍの距離に置き、それによって バンドナイフは魚肉から一番外側の切り身を切断し、切断された切り身を新鮮な 製品として取り出し、あるいは他の処理、例えば燻製にすることもできる。この 最初の切断に続いて、コントローラーはドラムの周囲の魚肉に覆われていない部 分がバンドナイフを通過する間に、バンドナイフを新しいプログラム位置に変え る準備をする。その場合切断用の刃は、最初のプログラム位置よりもドラムの周 面に対して例えば２ｍｍ近くなる。魚肉が２度目にバンドナイフを通過するとき 、バンドナイフは皮の側と平行に、カリ２ｍｍの厚さに新しい切り身を切断し、 得られた２度目に切断された薄い切り身は装置から取り出され、残りのまだ皮の 付いている魚肉片は冷凍されたままドラムに残ってドラムと一緒に回転している 。この方法が所望の数だけ切り、元の魚肉の厚さとなるまで、繰り返される。そ の後プログラムされたコントローラーは信号を可動性の欠き落しＪＬに伝え、そ れによって、欠き落し具は、魚肉によって覆われていないドラム部分が通過する 間に、ドラム表面に接触するようになる。ドラムは、回転を続けて欠き落しによ りきれいになり、１ケ以１−の魚肉の新しい配置並びに冷凍の準備をする。その 後、可動性の欠き落し共がいずれは魚肉が通過する領域から外れた動作しない位 置に移動したら直ちコントロラーは信号を可動性のフラップに伝え、そのフラッ プが開いて１ケ以」−の新しい魚肉がドラムに入る。

この方法で処理／加工すべき量、即ち平行な切り身にすべき魚肉の量が少量であ るならば、この方法は手動で、即ちコントロラーなしで行ってもよい。魚の切り 身のそれぞれの厚さを決めるのに技術的な問題はない。同じ厚さでもそれぞれの 厚さでもバンドナイフをドラムの周囲表面に対する方向に段々に位置を変えるよ うに出来る。

以下に図面を参照しながら実施例により本発明を更に説明する。

第１図及び第２図は魚肉から切り身を切断するための％’ｌｌの側面の立面図で ある。

幾つかの可動部分は２つの図面において斤いに異なる位置にある。即ち、第１図 は最初の魚肉処理位置における装置を示している。そこでは魚肉を冷凍ドラムに 供給することを制御するフラップは開いた位置にあり、可動性の欠き落し具は作 動しない位置にある。即ち、魚肉がドラムの覆い１ｒｉｉに冷凍されるとき魚肉 の回転する通路から外れている。

第２図は第１図に相当しているが、フラップは閉じた位置にある。欠き落し具は 作動する位置にある。

図面において、参照番号１は装置のフレームである。フレームの末端には魚肉Ｆ をエンドレスベルトコンベヤー３に供給するためのシュート２が挿入して取り付 けられている。この運搬用のベルトは、長手方向／魚肉供給方向４に延びており 、装置の上手側で回転ローラ５に巻いており、装置の下手側で駆動ローラ６に巻 いている。このコンベヤーベルト３と懸架装置の材料は、ベルトは横方向に限ら れた弾性を有している。コンベヤーベルト３の下の部分は３′で表しである。

装置のフレーム１において、それ自体は公知である冷凍用ドラム７が取り付けら れており、冷凍装置は参照番号８で表しである。

装置フレームｌに取り付けられたギヤモータ９は冷凍ドラム７及びコンベヤーベ ルト３の両方を作動するように働く。第一チェーンｌＯはギヤモータ９のシャフ ト１１と冷凍ドラム７にあるスプロケット１２とに巻回され、一方、第二チェー ン１３はその一部をコンベヤーベルト３の駆動ローラ６のスプロケット１４に巻 回しており、一部を第一チェーンにより駆動する自由回転するスプロケット１５ に巻いている。参照番号１６は張力調整スプロケットを示している。

冷凍ドラム７の回転方向１７は反時計廻りである。

本装置で処理する魚肉Ｆは皮を有しており、皮の側を上に向けて供給シュート２ に入れる。このように、１ケ以上の魚肉を、皮を上にしてコンベヤーベルト３に 載せて冷凍ドラム７に向けて移動させる。したがって、魚肉Ｆの側は冷凍ドラム ７の覆い面７゛に最初に触れる部分である。これはドラム７の覆い面７′に丁度 触れようとしている魚肉Ｆ１によって説明される。魚肉の皮調はＳで表されてい る。

冷凍ドラム７は魚の処理についてそれ自体は一般的に知られている原理に従って 動作する。即ち、湿った魚肉はドラムの周囲面７′に凍り付き、そこで魚肉は確 実に固定され、切断具、例えばエンドレスに動く公知の形をしたバンドナイフ１ ８に向って行き通りすぎる。

冷凍ドラム７の−Ｌ手に、ある予め定めた距離で可動性フラップ１９を配置した 。第１図において、フラップは開いた振り」ユげられた状態を示している。この 状態で、魚肉Ｆ、Ｆ１はドラムに入ることが出来る。第２図において、フラップ は下がって閉じた状態にあり、その状態ではフラップは魚肉がドラムに入るのを 阻止している。

この可動性のフラップ１９は好ましくは電ｆ−的がっ自動的に制御される。１ケ あるいは複数の魚肉Ｆ、Ｆ１．Ｆ２のそれぞれからその主面即ち皮の側Ｓと平行 に幾つかの平行な切り身に切断しようとするならば、フラップ１９を、魚肉の「 長さ」を通過させるように制御する。１ケ以」−の魚肉は、ドラムの覆い面に凍 り付いて、ドラムの円周方向で技手方向に延びているとき、ドラム周囲全体を覆 うことはない。

参照番号２０及び２１は欠き落し具を表し、第２図においてドラムの覆い表面か ら凍った皮を欠き落している操作位置と、第１図においてドラムの覆い表面と接 触していないだけでなく、凍り付いている魚肉Ｆ２（第１図）がドラム７の回転 に邪魔になることなく欠き落し具が通過出来るようにドラムの覆い面から離れて いる非操作位置との間で移動可能である。

上述のように、コンベヤーベルト３．３゛は、一部は本来的に材料の性質により 、一部は晋架の状態により、横即ち面方向に弾性を有している。コンベヤーベル ト３．３′の弾性は冷凍ドラム７の下方の領域に示しである。即ち、コンベヤー ベルト３．３°の−Ｌ部はいつでも−１−手の支持ローラ２２と下手の支持ロー ラ２３との間の反った部分３パを通過し、該」一部の反った部分３”は支持ロー ラ２２．２３の間の中間領域にありドラム７の半径に実質的に相当するコースに 従っている。そのような配置は移動中適当な段階でコンベヤーベルト３がら冷凍 ドラム７の覆いに魚肉Ｆ１の皮調Ｓを確実に凍り付かせるように配給するのに適 していることが見いだされた。

皮調Ｓがドラム７の周囲面に付着した１ケ以上の魚肉を、魚肉Ｆ２の厚さよりも 小さいドラム表面７°からの予め定めた距離に設置したバンドナイフ１８の切断 刃を通過させるとき、該刃は魚肉の皮のない側から切り身を切り出し、この聞方 はドラム表面に平行に延びている。即ち、刃は魚肉の２つの面、皮調と皮のない 肉の側に平行である。この最初の切り身はいわゆる「魚の中骨（”ｔｈｉｃｋ− ｆｉｓｈ−ｂｏｎｅｓ”）」（魚の↑１は皮調にほぼ直角に延びている）がなく 、最良の品質の新しい製品である。

薄い小さい魚肉の場合、続いて最初の魚肉に平行に第２のあるいは更に複数の切 り身を切り出すには十゛分な肉が職い。しかし、より大きく厚い魚肉の場合、本 発明を最適に利用して、ドラム上の魚肉Ｆ２に対してバンドナイフを移動させ、 確実に各魚肉を２ケ以上の大きな切り身に分け、分けられた面は実質的に皮調と 平行に延びている。

最後にバンドナイフ１８を位置変えのできる懸架をするために、ブラケット２４ を装置のフレーム１に取り付け、バンドナイフ１８のフレーム２５は水平回転シ ャフトあるいはピボット２６によりブラケット２４に旋回軸的に懸架されている 。バンドナイフフレーム２５のアーム２７は、フレーム２５を段階的に回転させ るための駆動装置２８に連絡しており、結局、バンドナイフ１８の刃は冷凍ドラ ムに関連している。

この駆動装置２８は、ホイール２９から手で切り身の厚さを調節するように操作 できる。例えば、プログラムされたコントロラーにより電子的に制御することが できる。

駆動装置２８は適切な機構で構成することができ、例えば、段階的に回転できる 回転線からなり、この螺とバンドナイフのフレーム２５は協同して動く。

このように、該最初の魚の切り身が、なおもドラム７に付着している魚肉Ｆ２の 残りの部分から分離されるとき、駆動装置２８（ホイール２９による手動か電子 式かのどちらか）はバンドナイフ１８の刃を、例えばドラム７の周縁７゛に２ｍ ｍ近付けるように設置する。１ケ以上の魚肉Ｆ２が次の段階でバンドナイフを通 過するとき、ナイフは第一の切り身と平行に第二の切り身を切るが、正確に上記 ２ｍｍの厚さになる。

この方法で最初の魚肉の厚さに従って、バンドナイフを各回転毎にドラムに対し て位置を変え、第三、第四と次々と切り身を前の切り身と平行に切るように続け ることができる。

このようにして装置から出た魚の切り身をＦＳで示しである。

参照番号３０は第２図のスクラップ３１、例えばドラム覆い面７′から欠き落し 具２０．２１により欠き落した皮のための出口シュートを示している。

フロントページの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＰＴ、ＳＥ） 、０Ａ（ＢＦ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、　ＣＩ、　ＣＭ、　ＧＡ、　ＧＮ、　ＭＬ、 　ＭＲ，ＮＥ、　ＳＮ。

ＴＤ、　ＴＧ）、　ＡＴ、　ＡＵ、　ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＣＡ。

ＣＨ，ＣＺ、　ＤＥ、　ＤＫ、　ＥＳ、　ＦＩ、　ＧＢ、　ＨＵ、ＪＰ、ＫＰ、 ＫＲ，ＫＺ、ＬＫ、ＬＵ、ＭＧ、ＭＮ、ＭＷ、　ＮＬ、　Ｎｏ、　ＮＺ、　ＰＬ 、　ＰＴ、　ＲＯ，ＲＵ、　ＳＤ。

ＳＥ、ＳＫ、ＵＡ、ＵＳ、ＶＮ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．皮（Ｓ）付魚肉（Ｆ、Ｆ１、Ｆ２）から切り身（ＦＳ）を得る方法であって 、魚肉（Ｆ、Ｆ１）を冷凍ドラム（７、７′）に供給し、魚肉を凍らせ（Ｆ２） 、皮側（Ｓ）をドラム側に保持して、好ましくは魚肉の長手方向をドラム（７、 ７′）の周囲方向に向け、好ましくは駆動エンドレスバンドナイフ（１８）の形 をした切断具をドラムの覆い面（７′）から（半径方向）のある距離を置いて配 置し、ドラムに冷凍により付着じた魚肉（Ｆ２）から、魚肉切り身（ＦＳ）を切 断し、切断操作中切り身の分割面が実質的にドラム周囲に平行に延びている、上 記方法において、単数又は複数の魚肉が皮側（Ｓ）でドラムに凍り付いたドラム （７、７′）が回転している間、最初の魚肉と平行に、即ち元の魚肉（Ｆ、Ｆ１ ）の２つの主面に平行に、順次次の魚肉の切り身（ＦＳ）をドラムの各回転毎に １つずつ切り出すために、該切断具（１８）の切断刃を、ドラム（７、７′）の 各回転の間にドラムの周囲に対して段階的に変位させることを特徴とする、皮付 魚肉から切り身を得る方法。
2. ２．魚肉（Ｆ）を挿入する位置（２）、その位置に接続し、凍結点以下の温度に 冷凍することのできる冷凍ドラム（７、７′）に魚肉を運ぶエンドレスコンベヤ
3. （３）、駆動エンドレスバンドナイフ（１８）の形をした切断具からなり、その 切断刃はドラムの覆い面（７′）から（半径方向に）隔たっている、請求の範囲 １項に記載の方法を実施するための装置において、 バンドナイフ（１８）の懸架フレーム（２５、２７）を、装置フレームに固定さ れたブラケット（２４）に水平軸（２６）の周りにピボット懸架されており、該 懸架フレーム（２５、２７）は、調節装置（２８）に操作可能に接続し、調節装 置は水平軸（２６）の周りに垂直面に段階的にバンドナイフフレーム（２５、２ ７）の位置決め／方向付けの切り替を変えることができ、バンドナイフ（１８） の切断刃とドラム覆い面（７′）との間の有効距離を冷凍ドラムの回転毎に段階 的に変えられることを特徴とする、上記装置。 ３．冷凍ドラム（７、７′）には、皮及び他の廃棄物（３１）からドラム覆い面 （７′）除くために欠き落し具を設置する、請求の範囲２に記載の装置において 、複数の該欠き落し具（２０、２１）はドラム（７、７′）の周囲（７′）に次 々に続けて、欠き落し位置と、その１つ以上の欠き落し具（２０、２１）が、ド ラムの回転が順次回転する間でドラム表面（７′）に凍り付いた魚肉（Ｆ２）に より画成された円状の通路から外されている位置との間で変位可能に配置されて いることを特徴とする、上記装置。
4. ４．エンドレスコンベヤが両端にあるローラ（５、６）、即ち回転可能な冷凍ド ラム（７、７′）に関して下方にある駆動ローラ（６）及び上方にある送りロー ラ（５）に巻いたコンベヤベルト（３）からなる請求の範囲３に記載の装置にお いて、コンベヤベルト（３）の、冷凍ドラム（７、７′）のすぐ下の領域（３′ ′）にある上側部分は冷凍ドラム（７、７′）の前面すぐの点からそのすぐ後の 点まで延びており、魚肉（Ｆ１）をドラムにうまく配送するために、上側部分が 垂直方向に順応して弾性的に動いて偏ったコースを取ることを特徴とする、上記 装置。
5. ５．コンベヤベルト（３）の上方部分は、その動く方向にみたとき該魚肉配送領 域（３′′）の各端部に、下から支持するローラ（２２、２３）を備えているこ とを特徴とする、請求の範囲４に記載の装置。
6. ６．冷凍ドラム（７、７′）の上手に魚肉供給制御フラツプ（１９）を備え、そ のフラップは降下して閉じ、魚肉（Ｆ）入口通路を塞ぐ位置と、フラツプが上が り、該通路が開く位置との間にある水平軸の周りに回転できることを特徴とする 、請求の範囲３に記載の装置。