JPH0750640Y2 - 低温液化ガス供給装置 - Google Patents

低温液化ガス供給装置

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JPH0750640Y2
JPH0750640Y2 JP2694591U JP2694591U JPH0750640Y2 JP H0750640 Y2 JPH0750640 Y2 JP H0750640Y2 JP 2694591 U JP2694591 U JP 2694591U JP 2694591 U JP2694591 U JP 2694591U JP H0750640 Y2 JPH0750640 Y2 JP H0750640Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、低温液化ガス供給装置
に関し、詳しくは、低温液化ガスを一定の圧力で、かつ
迅速に低温液化ガス消費設備に供給する低温液化ガス供
給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、10-6Pa以下という超高真空
を形成した空間の内部に配置した基板(ウェハ)に向け
て原料ガスを分子流の状態で照射して該基板上に薄膜を
形成する分子線エピタキシー(MBE)では、これを行
うMBE装置に、高性能の排気装置を連設するととも
に、該装置内に低温液化ガスを流すシュラウドを設け
て、真空排気時に残留するガスを該シュラウドに低温吸
着させて超高真空を実現している。
【0003】また、MBE装置で良好な薄膜成長を行う
には、MBE装置の内部を常時所定の超高真空に保持す
る必要があるが、一方、MBE装置では、前記基板を加
熱するヒータや、該基板に照射するガスを加熱分解する
ためのヒータ等の加熱源が必要に応じ作動するので、こ
れらのヒータの発熱による圧力変動の要因に対して、前
記シュラウドでMBE装置内の真空度を一定に保持する
必要がある。
【0004】このため、シュラウドに供給する低温液化
ガスは、必要に応じていつでも供給できること、迅速に
供給できること、一定の圧力で供給できること、の3条
件を満たす必要がある。特に一定圧力での供給は、液の
温度が圧力により変化することに配慮したもので、供給
する液の温度を一定にするため一定圧力で供給するもの
である。
【0005】そこで、従来は、図5に示すようにして低
温液化ガスをMBE装置に供給していた。即ち、1は可
搬式の小型貯槽、2はMBE装置で、この小型貯槽1
は、真空断熱された貯槽本体の頂部に、低温液化ガスの
液導入弁3と液供給弁4及び貯槽1の内圧が所定の圧力
より上昇したときに内部の気化ガスを外部に放出して貯
槽1内の圧力を下げる放圧弁5が付設されているととも
に、内圧が低下したときに貯槽内の液を気化して貯槽1
内の気相部に導入する加圧自動弁6aと蒸発器6bとか
らなる加圧手段6を備えており、さらに、小型貯槽1内
の液量を検知するための差圧式液面計7を備えている。
【0006】上記小型貯槽1を用いてMBEを行うに
は、まず、小型貯槽1に低温液化ガスを充填する。これ
は、小型貯槽1を図示しない大型貯槽のある場所に移動
し、大型貯槽に付設された液導出弁を開、小型貯槽1に
付設された液導入弁3を開として大型貯槽内の低温液化
ガスを小型貯槽1内に充填する。なお、大型貯槽は、低
温液化ガス輸送車からの液の受け入れ及び保安上の必要
性から屋外に設置され、一方前記小型貯槽1は、MBE
装置2に迅速に液を供給できるよう、MBE装置2に近
接して屋内に設置されて使用される。
【0007】次いで、小型貯槽1をMBE装置2に近接
配置し、小型貯槽1の液供給弁4とMBE装置2に付設
された液導入弁2aを接続した後、MBE装置2に連設
する排気装置2bを作動してMBE装置2内の真空排気
を行うとともに、前記液供給弁4を開いて小型貯槽1内
の液、例えば液化窒素をMBE装置2内のシュラウド
8,8に供給し、該シュラウド8を冷却して排気装置2
bで排気しにくい水蒸気等を該シュラウド8の表面に低
温吸着させて装置内を高真空にする。
【0008】MBE装置2内が所定の真空度に達した
ら、前記基板上にガスの分子流を照射するが、このと
き、前記のように、ヒータ等が作動するので、シュラウ
ド8に供給する低温液化ガスを該シュラウド8に連設す
る調節弁8aで制御して該シュラウド8の温度を一定に
保持する。
【0009】そして、この場合、前記のように、低温液
化ガスは、圧力によって液温が変化するので、一定の圧
力で供給するため、基板上の薄膜の検査等により低温液
化ガスの供給が中断し、自然蒸発により小型貯槽1内の
圧力が所定の圧力より上昇したときは、前記放圧弁5が
開いて内圧を下げる。また、小型貯槽1内の圧力が低下
したときは、加圧自動弁6aが開き、小型貯槽1の液が
蒸発器6bで気化して該貯槽1の気相部に導入され、小
型貯槽1内の圧力を、常時所定の範囲内に保持してい
る。
【0010】なお、薄膜形成中は、いつでも低温液化ガ
スをシュラウド8に供給できるように前記液面計7によ
り貯蔵量を把握し、少なくなったときは、前記のように
小型貯槽1を大型貯槽の近くに移動して低温液化ガスを
充填する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記小型貯槽
1による液供給では、MBEを行う毎に大型貯槽から液
を充填する必要があり、しかも、小型貯槽といえども1
00Kg程度の重量があってトラクターを利用するなど
して小型貯槽を大型貯槽のある場所まで運搬してから充
填することが必要なので面倒であった。また、MBEが
長時間に及ぶ場合や連続的に行う場合は、小型貯槽内の
液量では不十分となり、この場合は、小型貯槽を複数設
置することが考えられるが、設置面積が大きくなるとと
もに、このようにしても小型貯槽への液充填を行わなけ
ればならないという不都合は避けられないのが実情であ
る。
【0012】一方、MBE装置2の近傍に前記小型貯槽
1を固定して設けるとともに、大型貯槽と小型貯槽1と
を低温液化ガス導入管で連通させ、液面計7により検出
した小型貯槽1内の液量に応じて大型貯槽内の低温液化
ガスを小型貯槽1に導入するように構成すれば、上記問
題が解決できると考えられる。
【0013】しかしながら、この場合、小型貯槽1は容
量が小さいために、液導入に伴い液面が大きく変動して
液面計7の検出値が変化し、液導入弁3が頻繁に開閉作
動してしまうため、円滑な液導入を行うことができな
い。また、低温液化ガスが小型貯槽1内に導入されたと
きに、圧力変動を生じ、この圧力変動が前記液導入弁3
の頻繁な開閉に連動して発生するため、円滑な液導入が
できないだけでなく、放圧弁5が頻繁に作動して低温液
化ガスのロスを生じる。さらに、急激な圧力上昇によっ
て放圧弁5が開くと、気相部の容量が少ないために急減
圧し、これによって加圧手段6が作動してしまう不都合
もある。即ち、一般的な水や油等の液体導入と本質的に
異なり、単純な液面制御では円滑な液補充が行えなかっ
た。
【0014】そこで本考案は、大型貯槽から小型貯槽へ
の円滑な低温液化ガス導入を可能とし、従来より低温液
化ガスのロスを低減できる低温液化ガス供給装置を提供
することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本考案は、第1の構成として、低温液化ガスの消
費設備に近接して設けた小型の液溜容器と、該液溜容器
に低温液化ガスを補給する大型の液化ガス貯槽と、前記
液溜容器の重量を測定する重量計と、該重量計の測定値
に基づいて前記液化ガス貯槽から液溜容器への低温液化
ガスの補給量を制御する制御器とを備えていることを特
徴とする低温液化ガス供給装置を提供するものである。
【0016】また、本考案の第2の構成は、上記第1の
構成の低温液化ガス供給装置において、前記液化ガス貯
槽と液溜容器との間に、液化ガス貯槽側から液溜容器側
に気化ガスを導入するガス導入管を設けるとともに、該
ガス導入管に、液溜容器内の圧力が低下したときに開方
向に作動するガス導入弁を設けたことを特徴とし、さら
に、第3の構成は、第2の構成の低温液化ガス供給装置
において、前記液溜容器に液溜容器内の圧力が上昇した
ときに開方向に作動する放圧弁を設けるとともに、該放
圧弁と前記ガス導入弁とをスプリット制御する制御器を
設けたことを特徴としている。
【0017】
【作 用】上記第1の構成によれば、液溜容器を低温液
化ガス消費設備の近傍に常時配設しておくので、液溜容
器を搬送して大型の液化ガス貯槽から低温液化ガスを充
填する手間がなくなる。また、いつでも充填できるの
で、効果的な液導入を行うことができる。特に、液溜容
器内に液化ガス貯槽から低温液化ガスを導入した際に液
面が変動したり、圧力変動が生じたりしても、液溜容器
内の低温液化ガス量は、重量計により確実に計量される
ので、1回で所定量の低温液化ガスを液溜容器内に充填
することができる。
【0018】また、第2の構成によれば、液溜容器内の
圧力が低下したときは、前記ガス導入弁が開いて大型の
液化ガス貯槽から気化ガスを液溜容器に導入し、液溜容
器内を所望の圧力に保持できる。このように、液溜容器
内の圧力が低下したときは、液化ガス貯槽の圧力を介し
て液溜容器内の圧力を所望の圧力に制御でき、低温液化
ガス消費設備に一定の圧力の低温液化ガスを供給するこ
とができるとともに、液溜容器を単なる断熱容器、即ち
魔法瓶とすることができる。
【0019】さらに、第3の構成によれば、放圧弁とガ
ス導入弁の作動がハンチングを起こさないように制御で
きるので、低温液化ガスのロスを低減することができ
る。
【0020】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0021】まず、図1は、本考案の第1の構成を適用
した一実施例を示すもので、前記同様に、MBE装置2
のシュラウド8に液化窒素等の低温液化ガスを供給する
低温液化ガス供給装置である。なお、MBE装置2に
は、前記図5と同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0022】図中、10は、ロードセル(重量計)11
に載置された小型の液溜容器であり、断熱構造を有する
貯槽本体の頂部には、フレキシブル部10a及びフレキ
シブルチューブ10bを介して、放圧弁12,液導入弁
13及び液供給弁14がそれぞれ接続されている。ま
た、液溜容器10には、加圧自動弁15aと蒸発器15
bとからなる加圧手段15が設けられている。
【0023】上記液導入弁13は、低温液化ガス導入管
16を介して大型液化ガス貯槽(大型貯槽)17の液導
出弁17aに接続している。さらに、液導入弁13の直
前には、ブロー弁18が設けられている。
【0024】前記ロードセル11の測定値は制御器19
に入力され、制御器19は、ロードセル11の測定値
が、あらかじめ設定された下限値になったときに、液溜
容器10への低温液化ガスの導入を開始し、上限値にな
ったときに導入を終了するように制御を行う。即ち、低
温液化ガスがMBE装置2で消費され、容器内の液量が
減少すると、ロードセル11からの測定値に基づいて制
御器19が作動し、まずブロー弁18を開いて低温液化
ガス導入管16の予冷を行う。ブロー弁18の2次側に
設けた温度計Tが液温になり、予冷が完了するとブロー
弁18を閉じ、液導入弁13を開いて液溜容器10内へ
の液導入が開始される。
【0025】液溜容器10内に液が導入されると、容器
内の液面は大きく変動するが、ロードセル11の測定値
(重量)は、液の導入量に伴い僅かずつ増加するだけな
ので、容器内の液量を確実に把握できる。従って、前述
のように液導入弁13が頻繁に開閉することがないの
で、所定量まで円滑に液導入を行うことができる。
【0026】このとき、ロードセル11による液溜容器
10の計量は、各配管(弁)と容器との間に、容器の重
量変化に伴う上下動を許容するフレキシブル構造を介在
させたことにより正確に行うことができる。
【0027】また、液導入に伴い容器内の圧力が上昇す
るが、液導入中は、液導入弁13の開度が一定に保たれ
ているので、液導入量に応じた緩やかな上昇率となり、
前述のような放圧弁12の頻繁な開閉を生じることもな
く、加圧手段15が作動することもない。
【0028】即ち、低温液化ガス供給装置をこのように
構成し、容器内の液量を従来の液面高さに代えて重量で
測定することにより、大型貯槽17から小型の液溜容器
10への円滑な低温液化ガス導入を可能とし、放圧弁1
2や加圧自動弁15aの無駄な開閉を防止できるので、
低温液化ガスのロスを低減することができる。
【0029】なお、容器内の圧力を調節する上記加圧手
段15の加圧自動弁15aや放圧弁12は、周知のよう
に、それ自身が2次側あるいは1次側の圧力に応じて自
動的に開閉する自動制御弁を用いたり、図示しない圧力
検知器の検出値に基づいて開閉作動させるようにすれば
よい。
【0030】さらに、大型貯槽17は、広く一般に用い
られている周知の大型低温液化ガス貯槽であって、上記
同様の自己加圧手段やタンクローリー等からの液導入系
統等を備えたものを使用することができる。
【0031】次に、図2は、上記図1と同様に構成した
低温液化ガス供給装置に、前述の第2の構成を適用した
一実施例を示すものである。尚、前記図1の装置と同一
要素のものには同一符号を付して、その詳細な説明は省
略する。
【0032】本実施例装置は、液溜容器10内を所定圧
力に加圧する手段として、前述の加圧自動弁と蒸発器と
からなる加圧手段に代えて、前記大型貯槽17と液溜容
器10との間に、大型貯槽17側から液溜容器10側に
気化ガスを導入するガス導入管20を設けるとともに、
該ガス導入管20に、液溜容器10内の圧力が低下した
ときに開方向に作動するガス導入弁21を設けたもので
ある。
【0033】上記ガス導入管20は、前記低温液化ガス
導入管16から分岐して前記放圧弁12の一次側に連通
するように設けられており、その途中には、前記ガス導
入弁21と、液化ガスを気化させるための蒸発器22と
が設けられている。
【0034】上記ガス導入弁21は、液溜容器10内の
圧力が設定圧力より低下したときに開弁し、液導出弁1
7aを介して蒸発器22に導入され、該蒸発器22で気
化した気化ガスを液溜容器10に導入する。なお、ガス
導入弁21の開閉は、前記同様に行うことができる。
【0035】このように、液溜容器10内の圧力を、大
型貯槽17からのガス導入で調節することにより、液溜
容器10に加圧手段を設ける必要がなくなり、液溜容器
10は、保冷と液やガスの導出導入が可能で、かつロー
ドセル11での計量が可能な構造であればよくなる。従
って、液溜容器10として簡単な構造の断熱容器、即ち
単なる魔法瓶を用いることができ、液溜容器10のコス
トダウンを図れる。
【0036】さらに、図2に想像線で示すように、大型
貯槽17の気相部に連通するガス導出管23を設けて大
型貯槽17から直接気化ガスを導出し、ガス導入弁21
を介して液溜容器10へのガス導入を行うこともでき
る。
【0037】図3は、上記図2に示した構成の低温液化
ガス供給装置に、前述の第3の構成を適用した一実施例
を示すものであり、前記放圧弁12とガス導入弁21の
開閉制御を制御器30でスプリット制御するようにした
ものである。
【0038】上記制御器30は、液溜容器10側の圧
力、即ち、ガス導入弁21の2次側あるいは放圧弁12
の1次側の圧力を検出し、該圧力に基づいて両弁を開閉
するもので、両弁の開度は、図4に示すように制御され
る。
【0039】即ち、液溜容器10内の圧力が低下してガ
ス導入弁21が開き、大型貯槽側から液溜容器10内に
気化ガスが導入される圧力範囲と、液溜容器10内の圧
力が上昇し、放圧弁12が開いて放圧が行われる圧力範
囲との間に、所定幅の不感帯が設定されている。
【0040】従って、ガス導入弁21は、液溜容器10
内の圧力が設定圧力より僅かに低い圧力から下が開弁状
態に設定され、一方の放圧弁12は、液溜容器10内の
圧力が設定圧力より僅かに高い圧力から上が開弁状態に
設定されている。両弁の開度は、液溜容器10内の圧力
が設定圧力に近付くに従い絞られていく。
【0041】このように、ガス導入弁21と放圧弁12
とを、間に不感帯を設けて開閉制御することにより、ハ
ンチングを防止でき、無駄な気化ガスの導入,排出を無
くして安定した圧力で低温液化ガスを供給することがで
きるとともに、放圧による低温液化ガスのロスを低減す
ることができる。
【0042】なお、以上の説明は、低温液化ガス消費設
備としてMBE装置を例示したが、本考案は、略一定圧
力の低温液化ガスを必要とする任意の低温液化ガス消費
設備に適用することができる。
【0043】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の低温液化
ガス供給装置は、液溜容器への液化ガスの導入を、液溜
容器の重量に基づいて行うから、低温液化ガスを導入し
た際に液溜容器内の液面が変動したり、圧力が変動した
りしても、液溜容器内の低温液化ガス量を重量計により
確実に計量でき、1回で所定量の低温液化ガスを液溜容
器内に円滑に充填することができる。これにより、液溜
容器への低温液化ガスの充填を随時に行うことができる
ので、液溜容器を消費設備の近傍に常時配設しておくこ
とができ、液溜容器を搬送して大型の液化ガス貯槽から
低温液化ガスを充填する手間がなくなり、長時間に亙る
液供給も安定して行うことができる。
【0044】また、液溜容器内の圧力が低下したとき
に、大型貯槽側から気化ガスを液溜内に導入するように
構成することにより、液溜に自己加圧手段を設ける必要
がなくなり、液溜容器を単なる断熱容器とすることがで
き、コストダウンを図れる。
【0045】さらに、上記大型貯槽側から気化ガスを液
溜容器内に導入するガス導入弁と、液溜容器の放圧弁と
をスプリット制御することにより、ハンチングを防止し
て安定した液供給を可能にするとともに、低温液化ガス
のロスも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1の構成を適用した一実施例を示
す系統図である。
【図2】 本考案の第2の構成を適用した一実施例を示
す系統図である。
【図3】 本考案の第3の構成を適用した一実施例を示
す要部の系統図である。
【図4】 圧力と弁開度の関係を示す図である。
【図5】 従来の低温液化ガス供給手段の一例を示す系
統図である。
【符号の説明】
2…MBE装置 8…シュラウド 10…液溜容器
11…ロードセル 12…放圧弁 13…液導入弁 14…液供給弁
15…加圧手段 16…低温液化ガス導入管 17…大型貯槽 19
…制御器 20…ガス導入管 21…ガス導入弁
22…蒸発器 30…制御器

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低温液化ガスを消費設備に供給する低温
    液化ガス供給装置において、前記低温液化ガスの消費設
    備に近接して設けた液溜容器と、該液溜容器に低温液化
    ガスを補給する液化ガス貯槽と、前記液溜容器の重量を
    測定する重量計と、該重量計の測定値に基づいて前記液
    化ガス貯槽から液溜容器への低温液化ガスの導入量を制
    御する制御器とを備えていることを特徴とする低温液化
    ガス供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の低温液化ガス供給装置に
    おいて、前記液化ガス貯槽と液溜容器との間に、液化ガ
    ス貯槽側から液溜容器側に気化ガスを導入するガス導入
    管を設けるとともに、該ガス導入管に、液溜容器内の圧
    力が低下したときに開方向に作動するガス導入弁を設け
    たことを特徴とする低温液化ガス供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の低温液化ガス供給装置に
    おいて、前記液溜容器に液溜容器内の圧力が上昇したと
    きに開方向に作動する放圧弁を設けるとともに、該放圧
    弁と前記ガス導入弁とをスプリット制御する制御器を設
    けたことを特徴とする低温液化ガス供給装置。
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