JPH04121598U - 低温液化ガス供給装置 - Google Patents

低温液化ガス供給装置

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JPH04121598U JP2694591U JP2694591U JPH04121598U JP H04121598 U JPH04121598 U JP H04121598U JP 2694591 U JP2694591 U JP 2694591U JP 2694591 U JP2694591 U JP 2694591U JP H04121598 U JPH04121598 U JP H04121598U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型貯槽から小型貯槽への円滑な低温液化ガ
ス導入を可能とし、従来より低温液化ガスのロスを低減
できる低温液化ガス供給装置を提供する。 【構成】 低温液化ガスの消費設備であるMBE装置2
等に近接して設けた小型の液溜容器10と、該液溜容器
10に低温液化ガス導入管16を介して低温液化ガスを
補給する大型貯槽17と、前記液溜容器10の重量を測
定するロードセル11と、該ロードセル11の測定値に
基づいて前記液化ガス貯槽17から液溜容器10への低
温液化ガスの補給量を制御する制御器19とを備えた低
温液化ガス供給装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、低温液化ガス供給装置に関し、詳しくは、低温液化ガスを一定の圧 力で、かつ迅速に低温液化ガス消費設備に供給する低温液化ガス供給装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
例えば、10-6Pa以下という超高真空を形成した空間の内部に配置した基板 (ウェハ)に向けて原料ガスを分子流の状態で照射して該基板上に薄膜を形成す る分子線エピタキシー(MBE)では、これを行うMBE装置に、高性能の排気 装置を連設するとともに、該装置内に低温液化ガスを流すシュラウドを設けて、 真空排気時に残留するガスを該シュラウドに低温吸着させて超高真空を実現して いる。
【0003】 また、MBE装置で良好な薄膜成長を行うには、MBE装置の内部を常時所定 の超高真空に保持する必要があるが、一方、MBE装置では、前記基板を加熱す るヒータや、該基板に照射するガスを加熱分解するためのヒータ等の加熱源が必 要に応じ作動するので、これらのヒータの発熱による圧力変動の要因に対して、 前記シュラウドでMBE装置内の真空度を一定に保持する必要がある。
【0004】 このため、シュラウドに供給する低温液化ガスは、必要に応じていつでも供給 できること、迅速に供給できること、一定の圧力で供給できること、の3条件を 満たす必要がある。特に一定圧力での供給は、液の温度が圧力により変化するこ とに配慮したもので、供給する液の温度を一定にするため一定圧力で供給するも のである。
【0005】 そこで、従来は、図5に示すようにして低温液化ガスをMBE装置に供給して いた。即ち、1は可搬式の小型貯槽、2はMBE装置で、この小型貯槽1は、真 空断熱された貯槽本体の頂部に、低温液化ガスの液導入弁3と液供給弁4及び貯 槽1の内圧が所定の圧力より上昇したときに内部の気化ガスを外部に放出して貯 槽1内の圧力を下げる放圧弁5が付設されているとともに、内圧が低下したとき に貯槽内の液を気化して貯槽1内の気相部に導入する加圧自動弁6aと蒸発器6 bとからなる加圧手段6を備えており、さらに、小型貯槽1内の液量を検知する ための差圧式液面計7を備えている。
【0006】 上記小型貯槽1を用いてMBEを行うには、まず、小型貯槽1に低温液化ガス を充填する。これは、小型貯槽1を図示しない大型貯槽のある場所に移動し、大 型貯槽に付設された液導出弁を開、小型貯槽1に付設された液導入弁3を開とし て大型貯槽内の低温液化ガスを小型貯槽1内に充填する。なお、大型貯槽は、低 温液化ガス輸送車からの液の受け入れ及び保安上の必要性から屋外に設置され、 一方前記小型貯槽1は、MBE装置2に迅速に液を供給できるよう、MBE装置 2に近接して屋内に設置されて使用される。
【0007】 次いで、小型貯槽1をMBE装置2に近接配置し、小型貯槽1の液供給弁4と MBE装置2に付設された液導入弁2aを接続した後、MBE装置2に連設する 排気装置2bを作動してMBE装置2内の真空排気を行うとともに、前記液供給 弁4を開いて小型貯槽1内の液、例えば液化窒素をMBE装置2内のシュラウド 8,8に供給し、該シュラウド8を冷却して排気装置2bで排気しにくい水蒸気 等を該シュラウド8の表面に低温吸着させて装置内を高真空にする。
【0008】 MBE装置2内が所定の真空度に達したら、前記基板上にガスの分子流を照射 するが、このとき、前記のように、ヒータ等が作動するので、シュラウド8に供 給する低温液化ガスを該シュラウド8に連設する調節弁8aで制御して該シュラ ウド8の温度を一定に保持する。
【0009】 そして、この場合、前記のように、低温液化ガスは、圧力によって液温が変化 するので、一定の圧力で供給するため、基板上の薄膜の検査等により低温液化ガ スの供給が中断し、自然蒸発により小型貯槽1内の圧力が所定の圧力より上昇し たときは、前記放圧弁5が開いて内圧を下げる。また、小型貯槽1内の圧力が低 下したときは、加圧自動弁6aが開き、小型貯槽1の液が蒸発器6bで気化して 該貯槽1の気相部に導入され、小型貯槽1内の圧力を、常時所定の範囲内に保持 している。
【0010】 なお、薄膜形成中は、いつでも低温液化ガスをシュラウド8に供給できるよう に前記液面計7により貯蔵量を把握し、少なくなったときは、前記のように小型 貯槽1を大型貯槽の近くに移動して低温液化ガスを充填する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記小型貯槽1による液供給では、MBEを行う毎に大型貯槽から液 を充填する必要があり、しかも、小型貯槽といえども100Kg程度の重量があ ってトラクターを利用するなどして小型貯槽を大型貯槽のある場所まで運搬して から充填することが必要なので面倒であった。また、MBEが長時間に及ぶ場合 や連続的に行う場合は、小型貯槽内の液量では不十分となり、この場合は、小型 貯槽を複数設置することが考えられるが、設置面積が大きくなるとともに、この ようにしても小型貯槽への液充填を行わなければならないという不都合は避けら れないのが実情である。
【0012】 一方、MBE装置2の近傍に前記小型貯槽1を固定して設けるとともに、大型 貯槽と小型貯槽1とを低温液化ガス導入管で連通させ、液面計7により検出した 小型貯槽1内の液量に応じて大型貯槽内の低温液化ガスを小型貯槽1に導入する ように構成すれば、上記問題が解決できると考えられる。
【0013】 しかしながら、この場合、小型貯槽1は容量が小さいために、液導入に伴い液 面が大きく変動して液面計7の検出値が変化し、液導入弁3が頻繁に開閉作動し てしまうため、円滑な液導入を行うことができない。また、低温液化ガスが小型 貯槽1内に導入されたときに、圧力変動を生じ、この圧力変動が前記液導入弁3 の頻繁な開閉に連動して発生するため、円滑な液導入ができないだけでなく、放 圧弁5が頻繁に作動して低温液化ガスのロスを生じる。さらに、急激な圧力上昇 によって放圧弁5が開くと、気相部の容量が少ないために急減圧し、これによっ て加圧手段6が作動してしまう不都合もある。即ち、一般的な水や油等の液体導 入と本質的に異なり、単純な液面制御では円滑な液補充が行えなかった。
【0014】 そこで本考案は、大型貯槽から小型貯槽への円滑な低温液化ガス導入を可能と し、従来より低温液化ガスのロスを低減できる低温液化ガス供給装置を提供する ことを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本考案は、第1の構成として、低温液化ガスの 消費設備に近接して設けた小型の液溜容器と、該液溜容器に低温液化ガスを補給 する大型の液化ガス貯槽と、前記液溜容器の重量を測定する重量計と、該重量計 の測定値に基づいて前記液化ガス貯槽から液溜容器への低温液化ガスの補給量を 制御する制御器とを備えていることを特徴とする低温液化ガス供給装置を提供す るものである。
【0016】 また、本考案の第2の構成は、上記第1の構成の低温液化ガス供給装置におい て、前記液化ガス貯槽と液溜容器との間に、液化ガス貯槽側から液溜容器側に気 化ガスを導入するガス導入管を設けるとともに、該ガス導入管に、液溜容器内の 圧力が低下したときに開方向に作動するガス導入弁を設けたことを特徴とし、さ らに、第3の構成は、第2の構成の低温液化ガス供給装置において、前記液溜容 器に液溜容器内の圧力が上昇したときに開方向に作動する放圧弁を設けるととも に、該放圧弁と前記ガス導入弁とをスプリット制御する制御器を設けたことを特 徴としている。
【0017】
【作 用】
上記第1の構成によれば、液溜容器を低温液化ガス消費設備の近傍に常時配設 しておくので、液溜容器を搬送して大型の液化ガス貯槽から低温液化ガスを充填 する手間がなくなる。また、いつでも充填できるので、効果的な液導入を行うこ とができる。特に、液溜容器内に液化ガス貯槽から低温液化ガスを導入した際に 液面が変動したり、圧力変動が生じたりしても、液溜容器内の低温液化ガス量は 、重量計により確実に計量されるので、1回で所定量の低温液化ガスを液溜容器 内に充填することができる。
【0018】 また、第2の構成によれば、液溜容器内の圧力が低下したときは、前記ガス導 入弁が開いて大型の液化ガス貯槽から気化ガスを液溜容器に導入し、液溜容器内 を所望の圧力に保持できる。このように、液溜容器内の圧力が低下したときは、 液化ガス貯槽の圧力を介して液溜容器内の圧力を所望の圧力に制御でき、低温液 化ガス消費設備に一定の圧力の低温液化ガスを供給することができるとともに、 液溜容器を単なる断熱容器、即ち魔法瓶とすることができる。
【0019】 さらに、第3の構成によれば、放圧弁とガス導入弁の作動がハンチングを起こ さないように制御できるので、低温液化ガスのロスを低減することができる。
【0020】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0021】 まず、図1は、本考案の第1の構成を適用した一実施例を示すもので、前記同 様に、MBE装置2のシュラウド8に液化窒素等の低温液化ガスを供給する低温 液化ガス供給装置である。なお、MBE装置2には、前記図5と同一符号を付し て詳細な説明を省略する。
【0022】 図中、10は、ロードセル(重量計)11に載置された小型の液溜容器であり 、断熱構造を有する貯槽本体の頂部には、フレキシブル部10a及びフレキシブ ルチューブ10bを介して、放圧弁12,液導入弁13及び液供給弁14がそれ ぞれ接続されている。また、液溜容器10には、加圧自動弁15aと蒸発器15 bとからなる加圧手段15が設けられている。
【0023】 上記液導入弁13は、低温液化ガス導入管16を介して大型液化ガス貯槽(大 型貯槽)17の液導出弁17aに接続している。さらに、液導入弁13の直前に は、ブロー弁18が設けられている。
【0024】 前記ロードセル11の測定値は制御器19に入力され、制御器19は、ロード セル11の測定値が、あらかじめ設定された下限値になったときに、液溜容器1 0への低温液化ガスの導入を開始し、上限値になったときに導入を終了するよう に制御を行う。即ち、低温液化ガスがMBE装置2で消費され、容器内の液量が 減少すると、ロードセル11からの測定値に基づいて制御器19が作動し、まず ブロー弁18を開いて低温液化ガス導入管16の予冷を行う。ブロー弁18の2 次側に設けた温度計Tが液温になり、予冷が完了するとブロー弁18を閉じ、液 導入弁13を開いて液溜容器10内への液導入が開始される。
【0025】 液溜容器10内に液が導入されると、容器内の液面は大きく変動するが、ロー ドセル11の測定値(重量)は、液の導入量に伴い僅かずつ増加するだけなので 、容器内の液量を確実に把握できる。従って、前述のように液導入弁13が頻繁 に開閉することがないので、所定量まで円滑に液導入を行うことができる。
【0026】 このとき、ロードセル11による液溜容器10の計量は、各配管(弁)と容器 との間に、容器の重量変化に伴う上下動を許容するフレキシブル構造を介在させ たことにより正確に行うことができる。
【0027】 また、液導入に伴い容器内の圧力が上昇するが、液導入中は、液導入弁13の 開度が一定に保たれているので、液導入量に応じた緩やかな上昇率となり、前述 のような放圧弁12の頻繁な開閉を生じることもなく、加圧手段15が作動する こともない。
【0028】 即ち、低温液化ガス供給装置をこのように構成し、容器内の液量を従来の液面 高さに代えて重量で測定することにより、大型貯槽17から小型の液溜容器10 への円滑な低温液化ガス導入を可能とし、放圧弁12や加圧自動弁15aの無駄 な開閉を防止できるので、低温液化ガスのロスを低減することができる。
【0029】 なお、容器内の圧力を調節する上記加圧手段15の加圧自動弁15aや放圧弁 12は、周知のように、それ自身が2次側あるいは1次側の圧力に応じて自動的 に開閉する自動制御弁を用いたり、図示しない圧力検知器の検出値に基づいて開 閉作動させるようにすればよい。
【0030】 さらに、大型貯槽17は、広く一般に用いられている周知の大型低温液化ガス 貯槽であって、上記同様の自己加圧手段やタンクローリー等からの液導入系統等 を備えたものを使用することができる。
【0031】 次に、図2は、上記図1と同様に構成した低温液化ガス供給装置に、前述の第 2の構成を適用した一実施例を示すものである。尚、前記図1の装置と同一要素 のものには同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0032】 本実施例装置は、液溜容器10内を所定圧力に加圧する手段として、前述の加 圧自動弁と蒸発器とからなる加圧手段に代えて、前記大型貯槽17と液溜容器1 0との間に、大型貯槽17側から液溜容器10側に気化ガスを導入するガス導入 管20を設けるとともに、該ガス導入管20に、液溜容器10内の圧力が低下し たときに開方向に作動するガス導入弁21を設けたものである。
【0033】 上記ガス導入管20は、前記低温液化ガス導入管16から分岐して前記放圧弁 12の一次側に連通するように設けられており、その途中には、前記ガス導入弁 21と、液化ガスを気化させるための蒸発器22とが設けられている。
【0034】 上記ガス導入弁21は、液溜容器10内の圧力が設定圧力より低下したときに 開弁し、液導出弁17aを介して蒸発器22に導入され、該蒸発器22で気化し た気化ガスを液溜容器10に導入する。なお、ガス導入弁21の開閉は、前記同 様に行うことができる。
【0035】 このように、液溜容器10内の圧力を、大型貯槽17からのガス導入で調節す ることにより、液溜容器10に加圧手段を設ける必要がなくなり、液溜容器10 は、保冷と液やガスの導出導入が可能で、かつロードセル11での計量が可能な 構造であればよくなる。従って、液溜容器10として簡単な構造の断熱容器、即 ち単なる魔法瓶を用いることができ、液溜容器10のコストダウンを図れる。
【0036】 さらに、図2に想像線で示すように、大型貯槽17の気相部に連通するガス導 出管23を設けて大型貯槽17から直接気化ガスを導出し、ガス導入弁21を介 して液溜容器10へのガス導入を行うこともできる。
【0037】 図3は、上記図2に示した構成の低温液化ガス供給装置に、前述の第3の構成 を適用した一実施例を示すものであり、前記放圧弁12とガス導入弁21の開閉 制御を制御器30でスプリット制御するようにしたものである。
【0038】 上記制御器30は、液溜容器10側の圧力、即ち、ガス導入弁21の2次側あ るいは放圧弁12の1次側の圧力を検出し、該圧力に基づいて両弁を開閉するも ので、両弁の開度は、図4に示すように制御される。
【0039】 即ち、液溜容器10内の圧力が低下してガス導入弁21が開き、大型貯槽側か ら液溜容器10内に気化ガスが導入される圧力範囲と、液溜容器10内の圧力が 上昇し、放圧弁12が開いて放圧が行われる圧力範囲との間に、所定幅の不感帯 が設定されている。
【0040】 従って、ガス導入弁21は、液溜容器10内の圧力が設定圧力より僅かに低い 圧力から下が開弁状態に設定され、一方の放圧弁12は、液溜容器10内の圧力 が設定圧力より僅かに高い圧力から上が開弁状態に設定されている。両弁の開度 は、液溜容器10内の圧力が設定圧力に近付くに従い絞られていく。
【0041】 このように、ガス導入弁21と放圧弁12とを、間に不感帯を設けて開閉制御 することにより、ハンチングを防止でき、無駄な気化ガスの導入,排出を無くし て安定した圧力で低温液化ガスを供給することができるとともに、放圧による低 温液化ガスのロスを低減することができる。
【0042】 なお、以上の説明は、低温液化ガス消費設備としてMBE装置を例示したが、 本考案は、略一定圧力の低温液化ガスを必要とする任意の低温液化ガス消費設備 に適用することができる。
【0043】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の低温液化ガス供給装置は、液溜容器への液化ガ スの導入を、液溜容器の重量に基づいて行うから、低温液化ガスを導入した際に 液溜容器内の液面が変動したり、圧力が変動したりしても、液溜容器内の低温液 化ガス量を重量計により確実に計量でき、1回で所定量の低温液化ガスを液溜容 器内に円滑に充填することができる。これにより、液溜容器への低温液化ガスの 充填を随時に行うことができるので、液溜容器を消費設備の近傍に常時配設して おくことができ、液溜容器を搬送して大型の液化ガス貯槽から低温液化ガスを充 填する手間がなくなり、長時間に亙る液供給も安定して行うことができる。
【0044】 また、液溜容器内の圧力が低下したときに、大型貯槽側から気化ガスを液溜内 に導入するように構成することにより、液溜に自己加圧手段を設ける必要がなく なり、液溜容器を単なる断熱容器とすることができ、コストダウンを図れる。
【0045】 さらに、上記大型貯槽側から気化ガスを液溜容器内に導入するガス導入弁と、 液溜容器の放圧弁とをスプリット制御することにより、ハンチングを防止して安 定した液供給を可能にするとともに、低温液化ガスのロスも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1の構成を適用した一実施例を示
す系統図である。
【図2】 本考案の第2の構成を適用した一実施例を示
す系統図である。
【図3】 本考案の第3の構成を適用した一実施例を示
す要部の系統図である。
【図4】 圧力と弁開度の関係を示す図である。
【図5】 従来の低温液化ガス供給手段の一例を示す系
統図である。
【符号の説明】
2…MBE装置 8…シュラウド 10…液溜容器
11…ロードセル 12…放圧弁 13…液導入弁 14…液供給弁
15…加圧手段 16…低温液化ガス導入管 17…大型貯槽 19
…制御器 20…ガス導入管 21…ガス導入弁
22…蒸発器 30…制御器

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低温液化ガスを消費設備に供給する低温
    液化ガス供給装置において、前記低温液化ガスの消費設
    備に近接して設けた液溜容器と、該液溜容器に低温液化
    ガスを補給する液化ガス貯槽と、前記液溜容器の重量を
    測定する重量計と、該重量計の測定値に基づいて前記液
    化ガス貯槽から液溜容器への低温液化ガスの導入量を制
    御する制御器とを備えていることを特徴とする低温液化
    ガス供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の低温液化ガス供給装置に
    おいて、前記液化ガス貯槽と液溜容器との間に、液化ガ
    ス貯槽側から液溜容器側に気化ガスを導入するガス導入
    管を設けるとともに、該ガス導入管に、液溜容器内の圧
    力が低下したときに開方向に作動するガス導入弁を設け
    たことを特徴とする低温液化ガス供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の低温液化ガス供給装置に
    おいて、前記液溜容器に液溜容器内の圧力が上昇したと
    きに開方向に作動する放圧弁を設けるとともに、該放圧
    弁と前記ガス導入弁とをスプリット制御する制御器を設
    けたことを特徴とする低温液化ガス供給装置。
JP2694591U 1991-04-19 1991-04-19 低温液化ガス供給装置 Expired - Lifetime JPH0750640Y2 (ja)

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