JPH07506004A - 炭水化物モノエステルを分割する部位選択性方法 - Google Patents

炭水化物モノエステルを分割する部位選択性方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は炭水化物モノエステルの生合成による分割方法に関するものである。
この分割方法は、上記モノエステルの1種類以上の位置異性体について選択的で ある。さらに詳しくは、本発明はスクロースモノエステルの混合物を特定の酵素 に接触させることにより、その混合物中に含まれる特定成分を選択的に加水分解 することによりスクロースモノエステルを分割する方法に関するものである。さ らに本発明は、本発明の方法により作られたモノエステルを薬品、食品、化粧品 における賦形剤として、または乳化剤、コーティング剤、防腐剤等として使用す ることに関するものである。
発明の背景 炭水化物モノエステル、具体的にはスクロースモノエステルが、食品乳化剤とし て、コーティング剤として、そして薬品、化粧品および他の製品における防腐剤 として、商業的に用いられている。一般的に化学的手段により製造される市販の モノエステルは、位置異性体(positfonal isomer )の里企 惣からなるか、またはある量のジエステルおよびトリエステル(通常、混合物の 約20%)としばしば混合されている。しかしながら、純粋なモノエステル、す なわち、6−0−モノエステル、6’−0−モノエステル、または1’ −0− モノエステルのようなモノエステルの1種類の位置異性体から実質的になるモノ エステルを選択的に生産する商業的に実施できる合成方法は今までになかった。
化学的手段により製造された市販の混合物をモノエステルの特定の異性体を単離 できるように分割できれば、モノエステルは、異性体の選択的な単離により混合 物と比較して食品および化粧品用途に独特の特性を有するかもしれないので、そ のような分割は好ましい。
したがって、炭水化物モノエステル、特にスクロースモノエステルの異性体を部 位選択的に分割する方法が要望されている。本発明の目的は、化学反応により得 られた炭水化物モノエステルの混合物を、6−0−エステル、6’ −0−エス テル、または1′−〇−エステルから実質的になる所定構造のモノエステルに分 割する方法を提供することにある。
発明の概要 本発明は炭水化物モノエステルの混合物を部位選択的に分割する方法に関するも のである。その方法は、適切な溶媒系中のエステル混合物を1種類以上の部位選 択性の酵素とともにインキュベーションし、所望のモノエステルを精製する工程 から成り立つものである。
本発明の実施態様において、炭水化物モノエステル(またはその混合物)は、長 さにおいて少なくとも8の炭素原子、好ましくは約8−22の炭素原子を有する 脂肪酸のスクロースモノエステルまたはグルコースモノエステルである。最も好 ましいものは、約8−18の炭素原子を有する脂肪酸のモノエステルである。本 発明の特に好ましい実施態様は、グルコースおよびスクロースからなる群より選 択される炭水化物と、バルミチン酸、ラウリン酸およびカプリン酸からなる群よ り選択される脂肪酸とのエステルからなる。6−0−エステル、6’ −0−エ ステル、または1′−〇−エステルの意味するところを説明するための例示とし て、並びに様々な長さの鎖を有する脂肪酸を使用できることを示すための例示と して、スクロースモノパルミテートおよびグルコース−6−パルミテートの構造 を下記に示す。これらの構造は、本発明を限定するものとしてとらえるべきでは ない。
グルコース−6−パルミテート スクロースモノパルミテート RI=CI5831CO(パルミチン酸基)の場合 6−0−エステル と表記 する。
本発明に有用な酵素は、モノエステルのある成分を選択的に加水分解する酵素、 特に炭水化物の第1アルコールを加水分解する酵素である。有用な酵素の例とし ては、以下に限定されるものではないが、エステラーゼ、リパーゼ、プロテアー ゼ、グリコシダーゼ、またはそれらの混合物が挙げられる。
発明の詳細な説明 現在、脂肪酸アシル供与体によるスクロースの化学的な酸または塩基触媒作用反 応により生産されるエステルは、約90%がスクロースの3つの第1アルコール 基をエステル化することにより生じるエステルである。残りの10%は、スクロ ースの第2アルコール基のエステルから構成されている。そのような市販のエス テルは一般的に、6−〇−エステル、6’ −0−エステルおよびi’ −o− エステルの混合物からなる。一般的に、6−0−エステルおよび6′−〇−エス テルはほぼ等量で存在し、i’ −o−エステルは6−0−エステルおよび6’  −0−エステルの合計量の約20%の量で存在する。残りの量のモノエステル は、スクロース分子中の5つの第2アルコールとの化合物からなる。スクロース の8つのアルコール官能基に見られるモノエステルの比率は、それらの位置での 化学的反応性と直接的に関連性がある。
部位選択性酵素を使用することにより、化学反応により得られた炭水化物モノエ ステルの混合物を、所定の構造が、以下のエステル、すなわち、6−o−エステ ル、6’−0−エステル、または1′−〇−エステルのうちの1つから実質的に なるモノエステルに分割することが可能であることを発見した。本発明の方法は 、適切な溶媒中の炭水化物モノエステルの混合物を、個々の成分を選択的に加水 分解し、所望のエステルの量を多くする特定の酵素またはその組合せとともにイ ンキュベーションする工程からなる。その後、未加水分解エステルを標準的な方 法により精製する。
ここでは、「適切な溶媒系」とは、水性溶媒、好ましくは水またはテトラヒドロ フラン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ピリジン、アセトンの ような溶媒からなる有機溶媒系、並びに水と様々な量で混合される同様の溶媒を 意味する。
本発明において有用な酵素は、炭水化物モノエステルの特定の成分を選択的に加 水分解する酵素である。好ましくはこれらの酵素は、モノエステル混合物の第1 アルコールに対して部位選択性を有するものである。有用な酵素の例としては、 以下に限定されるものではないが、エステラーゼ、リパーゼ、プロテアーゼおよ びグリコシダーゼが挙げられる。特に有用な酵素は下記の表1に列記したもので ある。これらの酵素は、実施例1に記載した方法を用いてスクリーニングしたも のである。グリコシダーゼを用いる場合、反応は特定の第1アルコールに対して 選択性を有する加水分解ではなく、むしろ、所望の反応は、二糖類グリコシド結 合の選択性加水分解である。
本発明の炭水化物モノエステルはどのような炭水化物モノエステルであってもよ い。制限を意図するものではないが、様々な脂肪酸のスクロースエステルおよび /またはグルコースエステルについて本発明を実施した。スクロースモノエステ ルが商業的な見地からみておそらく最も重要である。したがって、スクロースモ ノエステルを本発明の主な実施例として用いる。炭水化物の例としては、以下に 限定するものではないが、グルコース、スクロース、ラクトース、セロビオース 、ラフィノース、マルトース、マンノース、ガラクトースおよびリボースが挙げ られる。そのような炭化水素は、少なくとも約8の炭素原子からなる脂肪酸のモ ノエステルである。そのような脂肪酸は、約8から約22の炭素原子からなるも のであってよく、その例としては、好ましくは、パルミチン酸、カプリン酸、ラ ウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸およびオレイン酸が挙げられる。
酵素スクリーニング方法 3種類の加水分解酵素をスクリーニングした:すなわち、リパーゼ(エステラー ゼ)、プロテアーゼおよびグリコシダーゼである。その方法の概略を以下に示す ニ 一般的手順ニスクロースモノパルミテート(リョート−P−1760)100m gをp H7,0,50mMのリン酸カリウム緩衝液10m1中に加熱しながら 溶解させた。
室温(23℃)まで冷却した後、100mg(乾燥粉末)の酵素を加えた。その 混合物を室温で5日間までの期間に亘り撹拌した。試料(200μL)を3時間 間隔、1日間隔、そしである場合には5日間隔で採取した。気流が生じているホ ットプレート上で試料を乾燥させた後、100℃で1時間に亘り加熱しながら、 1:1のピリジンとBSTFA (ピアース)との混合物1mlによりその試料 の誘導体を形成させた(derivatized )。
分析方法:構造の予備指定(preliminary assignment) をgcりovトゲラフイーにより行なった。gcクロマトグラムにより、3つの 主要ピークが3つの第1エステルに属することが分かった。この予備指定は、エ ステル化反応において第1アルコールと第2アルコールとの間に選択の可能性が ある場合、第1アルコールが優勢という仮定に基づいて行なった。一般的に、第 1アルコールは第2のアルコールより少なくとも約10倍速く反応する。gCク ロマトグライーによる製造物の分析の後に酸加水分解を行ない、酸による処理に よってグルコース−6−パルミテートのみが得られることが分かった。その物質 分析用の標準液は入手可能であった。他の2種類の第1エステルからは、遊離グ ルコースのみが観察された。
1μLの注入量で炎イオン化検出器とともにDB−5カラム、15m1 (J& Wサイエンティフィック)を用いて、ガスクロマトグラフ分析を行なった。出発 温度は180℃であり、1分当たり10℃の速度で280℃まで上昇させて、6 分間の保持期間を設けた。6−0−エステル、1’−0−エステル、および6′ −0−エステルに対応するピーク下の面積を比較することにより、酵素の活性と 特異性を評価した。
この実施例に示したスクリーニング方法を用いて、様々なりラスの酵素を試験し た。表1に要約したスクリーニングには5つのクラスの酵素が示されている。= (1)活性を有さないもの(rBJ ) ; (2)活性を有するが特異性のな いもの(rAJ );(3)6−0−エステルに特異性を有するもの;(4)  6’ −0−エステルに特異性を有するもの;(5) 1’−0−エステルに特 異性を有するもの。全ての場合において、第1エステルは、第2エステルよりも 速い速度で攻撃された。
実施例1の結果に基づいて、3種類の酵素をさらなる研究のために選択した:6 −〇位置の特異性については、カンジダ シリンドラセア リパーゼ;6′−O 位置の特異性については、+he ジャワニカス リパーゼ;そして1′−〇位 置の特異性については、ペニシリウム シクロビウム リパーゼ(ペニシリウム  シクロピウム リパーゼの場合には、6’ −0−エステルよりもいっそう速 <1’−0−エステルが加水分解された)。
実施例2 SMPのCCL (リパーゼ)による加水分解スクロースモノパルミテート(S MP)を10mg/mlの濃度で用い、立ヱ2ダ シリンドラセア リパーゼ( CCL)cシグマ ■型)を加え% 5mg/mlの濃度で溶解した。インキュ ベーションを水中において室温で撹拌しながら行なった(緩衝液は加えなかった )。試料(200μl)を5.10.20.25.30および60分後に採取し た。採取した試料をドライアイス−プロパツールの槽中に浸漬することによって 、反応を停止させた。試料を2時間に亘り凍結乾燥し、実施例1に記載したよう にgc分析のために誘導体を形成した。ピーク下の面積を計算し、プロットした 。CCLがスクロースの6−〇−エステルについて著しい特異性を有することが 分かった。
実施例3 SMPのMa −10による切断 実施例2に記載した方法の後に、the ジャワニカス リパーゼ(M−APl o)(10mg/ml)をSMPとともにインキュベーションした。’rfye  ’)ヤワニカス リパ・−ゼ(M−APIO)は6′−〇−エステルについて 特異性を有することが分かった。
実施例2に記載した方法の後に、ペニシリウム シクロピウム リパーゼ(PC )(5mg/ml)をSMPとともにインキュベーションした。ペニシリウムシ クロピウム リパーゼ(P C)は1′−〇−エステルについて優先性を有し、 次いで6′−〇−エステルについて優先性を有することが分かった。
実施例5 カンジダ シリンドラセア リパーゼ(100mg)を10m1の水中に溶解し たスクロースジパルミテート(100mg)に加えた。その混合物を1時間に亘 り室温で撹拌し、gc分析のために200μmの試料を採取した。次いで混合物 に0゜INのHCIを加え、同一の温度で撹拌を一晩続けた。gc分析のために 実施例1に記載したように試料を採取した。
酵素を加えたインキュベーション時間を24時間としたことを除いて、同様の実 験をケカビ ジャワニカス リパーゼについて行なった。
gcピークを検討することにより以下のことが分かったニゲルコース−6−パル チミン酸エステルのみが、ケカビ リパーゼによる加水分解配列中に現れその後 酸加水分解が行なわれたので、この酵素は6′−位置について特異性を有し、同 様の推測により、カンジダ リパーゼは6−0の特異性を有するという結論に達 した。したがって、化学的なエステル化は第2アルコールよりも第1アルコール のほうをかなり優先することがよく知られているので、2つの大きいgcピーク は6−位置および6′−位置における第1エステルわ表わし、一方次に大きいピ ークは1′−エステルに表わすのに違いない。
スクロースジパルミテートとスクローストリパルミテートの500mgの混合物 の水溶液または懇濁液に、実施例2−5に詳述した3種類の酵素のうちのひとつ (200mg)を加えた。試料を30分間隔で採取し、前述の方法により分析し た。
6−特異的酵素によって、はとんど6′−〇−エステルのモノエステルが得られ 、6′−特異的酵素によって、はとんど6−0−エステルのモノエステルが得ら れた。
1)H7,10m1のリン酸カリウム中に溶解したグルコースパルミテートモノ エステルの混合物(50mg)に、25mgのカンジダ シリンドラセア リパ ーゼを加えた。インキュベーションを1時間に亘り23℃で行なった。gc分析 により、加水分解された主要なエステルは6−位置の第1エステルであることが 分かった。
実施例8 スクロースジーおよびトリーパルミテートの酵素的転化10m1の50%テトラ ヒドロフラン(THF)水溶液中に溶解したスクロースジーおよびトリーパルミ テートの酵素転化物を2時間に亘り45℃で100mgのfy>工! シリンド ラセア リパーゼとともにインキュベーションした。凍結乾燥およびヘキサンと THFによる連続的な抽出後、精製した6−0−スクロースパルミテートを得た 。カンジダ リパーゼをユニ旦 ジャワニカス リパーゼで置き換え、インキュ ベーションを20時間に延長することにより、6’ −0−スクロースパルミテ ートを得た。さらに、これらの標品から1′−〇−エステルを除去することが望 ましい場合には、ペニシリウム シクロピウム リパーゼ(10mg/ml)に より20分間のインキュベーションを行なう。
フロントページの続き (72)発明者 シーメイヤー、ロバートアメリカ合衆国 カリフォルニア州 94404 フォスター シティ キャタマラン ストリート655−4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.炭水化物モノエステルの混合物から1′−O−エステル、6′−O−エステ ルまたは6−O−エステルを分割する部位選択性生合成方法であって、a)炭水 化物モノエステルの混合物を用意し、b)水溶媒系の存在下で1種類以上の部位 選択性リパーゼとともに前記混合物をインキュベーションして1′−O−エステ ル、6′−O−エステルまたは6−O−エステルを選択的に加水分解し、c)目 的とする前記1′−O−エステル、6′−O−エステルまたは6−O−エステル を単離する各工程からなることを特徴とする方法。 2.前記炭水化物モノエステルの混合物が、少なくとも約8の炭素を有する脂肪 酸の炭水化物モノエステルの部位異性体の混合物であることを特徴とする請求の 範囲1記載の方法。 3.前記炭水化物モノエステルのベースとなる炭水化物がスクロースまたはグル コースであることを特徴とする請求の範囲2記載の方法。 4.前記脂肪酸が約8の炭素から約22の炭素からなることを特徴とする請求の 範囲2記載の方法。 5.前記脂肪酸がパルミチン酸であり、前記炭水化物モノエステルのベースとな る炭水化物がスクロースであることを特徴とする請求の範囲1記載の方法。 6.前記リパーゼの部位選択性が、前記炭水化物モノエステルのベースとなる炭 水化物の第1アルコールにあることを特徴とする請求の範囲1記載の方法。 7.前記水溶媒系が緩衝液を含むことを特徴とする請求の範囲1記載の方法。 8.前記部位選択性リパーゼが前記炭水化物モノエステルの混合物の6位置に選 択的に反応することを特徴とする請求の範囲1記載の方法。 9.前記部位選択性リパーゼがカンジダシリノンドラセア由来のものであること を特徴とする請求の範囲8記載の方法。 10.前記部位選択性リパーゼが前記炭水化物モノエステルの混合物の6′位置 に選択的に反応することを特徴とする請求の範囲1記載の方法。 11.前記部位選択性リパーゼがケカピジャワニカス由来のものであることを特 徴とする請求の範囲10記載の方法。 12,前記部位選択性リパーゼが前記炭水化物モノエステルの混合物の1′位置 に選択的に反応することを特徴とする請求の範囲1記載の方法。 13.前記部位選択性リパーゼがペニソリウムシクロピウム由来のものであるこ とを特徴とする請求の範囲12記載の方法。 14.炭水化物モノエステルの混合物から1′−O−エステル、6′−O−エス テルまたは6−O−エステルを分割する部位選択性生合成方法であって、a)炭 水化物モノエステルの混合物を用意し、b)水溶媒系の存在下で1種類以上の部 位選択性エステラーゼ、グリコシダーゼまたはプロテアーゼとともに前記混合物 をインキュベーションして1′−O−エステル、6′−O−エステルまたは6− O−エステルを選択的に加水分解し、 c)目的とする前記1′−O−エステル.6′−O−エステルまたは6−O−エ ステルを単離する各工程からなることを特徴とする方法。
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