JPH07505667A - 低密度多孔質架橋ポリマー材料の製造方法 - Google Patents

低密度多孔質架橋ポリマー材料の製造方法

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JPH07505667A
JPH07505667A JP5518358A JP51835893A JPH07505667A JP H07505667 A JPH07505667 A JP H07505667A JP 5518358 A JP5518358 A JP 5518358A JP 51835893 A JP51835893 A JP 51835893A JP H07505667 A JPH07505667 A JP H07505667A
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ベショウリ,シャロン・マリー
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シェル・オイル・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 低密度多孔質架橋ポリマー材料の製造方法本発明は高分散相(internal  phase)油中水形エマルジョン重合方法による低密度多孔質架橋ポリマー 材料の製造に関する。
ポリマーフオーム(polymeric foall)は独立気泡フオーム又は 連続気泡フオームのいずれかに分類することができる。連続気泡フオームは種々 な液体及びガスを含むためのマトリックスとして用いることができる。これらは 例えばワイプ(wipe)及びおむつとして、担体(carr4er)及びイオ ン交換樹脂として、種々に工業的に適用可能である。これらの用途の幾つかに対 しては、非常に低密度を有し、液体を吸収し、保留する高い容量を有する多孔質 架橋ポリマーブロックを形成することが望ましい。このような高吸収容量で低密 度のポリマーブロックは、比較的少量の連続油相と比較的多量の内部水相すなわ ち分散水相とを有する高分散相エマルジョン(HI P E)として知られる、 ある−元種類の油中水形エマルジョンを重合することによって製造される。さら に、例えば薄い乾燥厚さくすなわち、水分除去後のポリマー製品の厚さ)と低い 圧縮歪み(すなわち、耐圧縮撓み性)のような、池の性質も吸収剤としての使用 に望ましい。
典型的に、これらの高吸収容量の低密度フオームは、界面活性剤の存在下で高分 散相油中水形エマルジョン(9:1を越える、典型的な水対油重量比)を形成し 、このエマルジョンの油相のモノマーを約60℃において重合開始剤によって約 8時間重合させることによって製造される。しかし、例えば、30:1を越える ような、高い水対油化におけるエマルジョンの安定性は悪く、時にはエマルジョ ンの破壊が生ずることが判明している。
本発明は、改良された吸収容量とフオーム特性とを有する、低密度で多孔質の架 橋ポリマーフオームを高い水対油化における改良された安定性を有する油中水形 高分散相エマルションを用いて製造することを目的とする。
本発明によると、多孔質架橋ポリマー材料の製造方法において、下記工程=(a )(i)少なくとも1種のビニルモノマーと、混合物を基準にして2〜50重量 %の二官能性不飽和架橋性モノマーとを含む重合可能なモノマー混合物と、(i i)エマルジョンを基準として少なくとも90重量にの分散相としての水と、( 市)重合可能なモノマーを基準にして2〜40重量%の、(A)少なくとも炭素 数6の脂肪酸部分を有するソルビタンモノエステルと、(B) 成分(A)とは 異なる少なくとも1種類の脂肪酸部分を有する、少な(とも1種類の他のソルビ タンエステルとを含む界面活性剤と、(tv)重合触媒とを含む油中水形エマル ジョンを形成する工程と: (b)前記浦中水形エマルションを加熱して、重合可能なモノマーを重合させ、 架橋させる工程と を含む前記方法を提供する。この方法は高い吸着容量と良好なフオーム特性とを 有する、低密度の連続気泡ポリマーフオームを形成する。
本発明によると、高い吸収容量と良好な耐圧縮撓み性とを有する低密度の多孔質 架橋ポリマー材料(以下では、“フオーム”)が、油中水形高分散相エマルジョ ン中のモノマーをある一定のソルビタンエステル界面活性剤ブレンドを用いて重 合させることによって製造される。これらのフオームは一般に0.1g/cm” 未満の乾燥密度を有する。
多孔質ポリマー材料の製造には、種々なビニルモノマーと二官能性モノマーが、 油中水形高分散相エマルジョン中に分散するか又はこのエマルジョンの油相を形 成することができるかぎり、使用可能である。適当なビニルモノマーには、例え ば、スチレン、α−メチルスチレン、クロロメチルスチレン、ビニルエチルベン ゼン及びビニルトルエンのような、モノアルケニルアレンモノマー:例えば、2 −エチルへキシルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレ ート、t−ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、n−ブチルメタクリレ ート、ラウリルメタクリレート及びイソデシルメタクリレートのようなアクリレ ート又はメタクリレートエーテル;及びこれらの混合物がある。
適当な二官能性不飽和架橋性モノマーは、ビニルモノマーと反応することができ る任會なモノマーでよい。二官能性不飽和架橋性モノマーには、例えば、ジビニ ルベンゼン、ジエチレングリコールジメタクリレート、3−ブチレンジメタクリ レート、及びアリルメタクリレートがある。架橋性七ツマ−は典型的に、総モノ マー混合物を基準にして2〜50重量%、好ましくは5〜40重量%の量で存在 する。
適当な重合触媒は水溶性又は油溶性のいずれでもよい。水溶性触媒には、例えば 過硫酸カリウム若しくはカリウムと、例えばメタ亜硫酸水素ナトリウムと一緒に した過硫酸アンモニウムのようなのような、種々なレドックス系とがある。油溶 性(モノマー溶解性)触媒には、例えばアゾジビスイソブチロニトリル(AIB N)、過酸化ベンゾイル及びジー2−エチル−ヘキシル−ペルオキシジカーボネ ートがある。触媒量は典型的にモノマーを基準にして領 005〜15重量%で あることができる。重合触媒が水相中に存在して、触媒が油相に移った後に重合 が生ずることが可能である、又は活性化モノマー/触媒の反応混合物を油相に加 えることができる。或いは、重合触媒を油相に直接加えることができる。好まし くは、取り扱いを容易にするために、重合触媒を水相に加え、触媒が油相に移っ た後に重合させる。
高分散相エマルジジンを形成するために用いられる、水相と油相との相対的量は 得られるポリマーフオームの構造的、機械的及び性能的性質の決定に関係する要 素である。エマルジョン中の水と油の割合はフオーム生成物の密度、セル(ce ll)サイズ及び比表面積に影響を与えることができる。適当な密度と高い吸収 容量とを有するポリマーフオーム生成物を形成するためには、油中水形高分散相 エマルジョンは典型的に、分散相として、少なくとも9:1の水対油量量比に対 応して、エマルジョンを基準として、少なくとも90重量%の水、より好ましく は、少なくとも95重量%の水を含む。
水分散相は好ましくは、HI P Eを安定化し、フオームをさらに水湿潤性に するために、水溶性電解質をも含む。適当な電解質には、無機塩(−価、二価、 三価又はこれらの混合物)、例えばハロゲン化物、硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩及 びこれらの混合物のような、アルカリ金属塩、アルカリ性金属塩及び重金属塩が ある。このような電解質は、例えば、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化カ リウム、硫酸カリウム、塩化リチウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、硫 酸マグネシウム、塩化アルミニウム及びこれらの2種類以上の混合物を含む。例 えばハロゲン化物のような一価アニオンによる一価又は二価の金属塩が好ましい 。
油中水彩分散相エマルジョンの形成は、例えば使用するモノマー、水対油化、混 合条件、使用する界面活性剤の種類と量、水溶性電解質の存在と量のような、幾 つかの要素に依存する。これらの要素の全てが油中水形エマルジョンに好都合で あるような要素でないかぎり、エマルジョンは油中水形高分散相エマルジョン以 外の油中水形エマルジョンを形成することになる。油中水形エマルジョンの形成 は米国特許第A4,522,953号に述べられている。
一般に、油中水形エマルジョンを形成するためには、水を約13:1、好ましく は約10=1までの水対油量量比にまで任意の方法で混合することができる。
約13=1の水対油止を越えて、水を全て一度に加えるならば、水中油形エマル シコンに好都合になる。典型的に、水は中程度の剪断速度で徐々に加えなければ ならない。少な(とも5秒−1、好ましくは少な(とも10秒−1の剪断速度を 有するペイントミキサーのような小容量ミキサーを用いて、油中水形エマルジョ ンを混合することができる。少なくとも50秒−1、好ましくは少なくとも10 0秒−1の剪断速度を有するピンギャップミキサー(pin gap m1xe r)が好ましい。この剪断速度が低すぎるならば、油中水形エマルジョンは水中 油形エマルジョンに逆戻りする。高吸収容量フオームのためには、少なくとも9 :1、好ましくは少なくとも19:1、より好ましくは29:1の水対油量量比 を有することが望ましい。
重合及び硬化プロセス中にエマルジョンが分解しないように、高分散相エマルシ ョン(HI P E)の安定性が重要である。30:1を越える高い水対油量量 比を用いる場合には、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート 又はソルビタンモノステアレートのような単独界面活性剤を用いて、満足できる HIPE及び/又はフオームを形成することが困難であると判明している。
本発明の方法には、ソルビタンエステルの混合物を用いる。ソルビタンはアンヒ ドロソルビトール、主として1.4−ソルビタンとイソソルビド(isobor bide)との混合物である。ソルビタンエステルは商業的に、酸性触媒又は塩 基性触媒の存在下での225〜250℃の温度における脂肪酸によるソルビトー ルの直接エステル化によって製造することができる。
高い水対油量量比において良好に安定なエマルシコン及び満足できるフオームを 形成するためには、ソルビタンエステル界面活性剤の組合せを用いるべきである 。界面活性剤使用量は、油中水形高分散相エマルジョンが形成されるような量で なければならない。一般に、存在する界面活性剤量は、モノマーを基準にして、 2〜40重量%、好ましくは5〜25重量%である。
本発明によって良好に安定なエマルジョンを得るためには、種々な脂肪酸部分を 有するソルビタンエステルの混合物を用いるべきである。脂肪酸部分はRCOO −[式中、Rは炭化水素である]として定義される。成分Aとして、炭素数少な くとも6、より好ましくは炭素数的6〜30の範囲内の脂肪酸部分を有する、少 な(とも1種類のソルビタンエステルと、成分Bとして、成分への脂肪酸部分以 外の(より好ましくは異なる鎖長を有する)少なくとも1種類の脂肪酸部分を資 する、少なくとも1種類の池のソルビタンエステルとを含む界面活性剤が存在す べきである。より好ましくは、成分(A)としてのCIl、C,a又はCI8脂 肪酸基部分を有するソルビタンモノエステル、界面活性剤を基準として5〜95 重量%が、成分Bとしての炭素数少なくとも6、より好ましくは炭素数6〜30 の少なくとも1種類の脂肪酸部分を有する少な(とも1種類の池のソルビタンエ ステルと組合せて存在すべきである。界面活性剤は3種類以上のソルビタンエス テルの混合物であることができる、すなわち、成分(B)は、ソルビタンC1□ 、C+s又はCIl+脂肪酸モノエステル5〜95重量%が存在するかぎり、2 種類以上のエステルであることができる。良好なエマルジョンを得るために、成 分(A)のソルビタンモノエステルは、より好ましくは、界面活性剤を基準にし て10〜90重量%の量で、最も好ましくは25〜75重量%の量で存在する。
成分(A)の好ましいソルビタンモノエステルはソルビタンモノラウレート、ソ ルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート及びソルビタンモノオ レエートである。成分(A)の商業的に入手可能なソルビタンモノエステルは特 に5PAN乳化剤20,40,60.80と、ALKAMULSソルビタンエス テルSMLとSMOである。(“5PAN″と“ALKAMULS”は登録商標 である。) 成分(B)のソルビタンエステルは、少なくとも1種類の脂肪酸部分が成分(A )の脂肪酸部分と異なるものであるかぎり、任意の脂肪酸エステルでよい。
成分(B)のソルビタンエステルはモノ−、ジー又はトリーソルビタンエステル のいずれでもよい。成分(B)の好ましいソルビタンエステルには、例えば、モ ノ−、ジー又はトリーソルビタンカプロエート、ソルビタンカプリレート、ソル ビタンカブリエート、ソルビタンラウレート、ソルビタンミリステート、ソルビ タンパルミテート、ソルビタンステアレート、ソルビタンオレエート、ソルビタ ンエル−ト及びソルビタンオレエ−トである。成分(B)の商業的に入手可能な ソルビタンエステルは、特に5PAN乳化剤20. 40. 60. 65.  80及び85(フル力 ケミカル社(Fluka Chemical Corp 、 )から)と、ALKAMULSソルビタンエステルSML、SMO,SMS 及びSTO(アルカリル ケミカルス社(^1karil Chemicals  Ltd、 )から)である。
成分(A)と(B)のさらに好ましい組合せは、例えばソルビタンモノラウレー トとソルビタンモノパルミテート;ソルビタンモノラウレートとソルビタンモノ オレエート;ソルビタンモノラウレートとソルビタンモノステアレート:ソルビ タンモノラウレートとソルビタントリオレエート;ソルビタンモノパルミテート とソルビタンモノオレエート;ソルビタンモノパルミテートとソルビタンモノス テアレート;ソルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレエート及びソルビ タンモノパルミテートの混合物のような、上記の種々な鎖長の脂肪酸部分を有す るソルビタンエステルの任意の混合物を含む。
特に、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモ ノステアレート及びソルビタンモノオレエートから選択される少なくとも2種類 のソルビタンエステルを含む界面活性剤混合物が好ましい。界面活性剤のこの組 合せは低い水対油化においても単独界面活性剤よりも安定なエマルジョンを形成 し、より良好なフオーム特性を与える。ソルビタンモノラウレートとソルビタン モノパルミテートとを含む界面活性剤混合物又はソルビタンモノラウレートとソ ルビタンモノステアレートとを含む混合物が、高い吸収容量と、例えば高い耐圧 縮撓み性値のような、良好なフオーム特性とを有するフオームを製造するために 最も好ましい。ソルビタンモノラウレートとソルビタンモノパルミテートとの混 合物が最高の吸収容量を有するフオームを製造することが判明している。
良好な高分散相油中水形エマルジョンは、好ましい大きさの水対油化がエマルジ ョンの実質的な分解なしに得られるようなエマルジョンである。エマルジョン生 成後にエマルジョン表面に存在する(又は水のプールを形成する)吸収されない 遊離水によって、フオームの分解又は劣化を知ることができる。従って、良好な エマルジョンが硬化した場合には、硬化後に吸収されない水は全(又は殆ど目視 されない。エマルジョン製造に用いられた総水量を基準にして、吸収されない遊 離水によって測定してエマルジョンが一般に5重量%より太き(分解する場合に 、エマルジョンは実質的に分解したことになる。硬化中に、エマルジョン分解は 、エマルジョン製造に用いられた総水量を基準にして、水の10重量%未満、よ り好ましくは5重量%未満であるべきである。
良好なエマルシコンはまた、得られるフオームにスイスチーズ(Swiss c heese)と同様な外観を与える、大きな目視可能な孔又は欠陥を有するフオ ームを製造しないエマルジョンでもある。このような欠陥の存在は、界面活性剤 がエマルジョン中の水滴の合体を許した不安定なエマル′)gンを意味すること ができる。エマルジョン安定性は、エマルジョン中に均一に分散した水滴に起因 する硬化フオーム中の均一な孔サイズによっても知ることができる。良好なエマ ルジョンは一般に、撹拌されたヨーグルトの稠度を有し、クリーミーで、乳白光 を放つ外観を有する。不良なエマルジョンは水のように薄(、ブロス(brot h)に外観が類似している。
一般に、HIPE中のモノマーは室温を越えて(約25℃を越えて)90℃まで の温度において硬化することができる。好ましくは、HIPE中のモノマーはエ マルジョンの実質的な劣化なしに良好な性質を得るために有効な時間、30〜7 0℃の温度に加熱することによって硬化される。一般に、硬化時の反応度は、良 好な性質を得るために、モノマーの少な(とも85%、好ましくは少なくとも9 0%、最も好ましくは少なくとも95%である。一般に、所望の反応度を得るた めには、モノマーを60℃において少な(とも1時間硬化させるべきである。
本発明の方法によって製造したフオームを洗浄し、乾燥させて、液体の吸収に特 に有用な吸収性ブロックを得ることができる。フオームの電解質含量を減するた めに、これらのフオームを溶剤によって典型的に洗浄する。適当な溶剤は、例え ば、アルコール、低1度の電解質溶液(水相よりも低濃度)、例えば1%塩化カ ルシウム溶液又は脱イオン水を含む。洗浄したフオームはフオームから水及び/ 又は溶剤をスクィーズする(squeezing)ことによって及び/又は風乾 、熱乾燥若しくは真空乾燥を用いることによって乾燥させることができる。本発 明の方法によって製造したフオームは小さい乾燥厚さ値と高い吸収容量とを有し 、例えばワイプ、おむつ、月経用品のような液体吸収性製品に使用するために特 に適する。
下記実施例は本発明の詳細な説明を容易にするであろう。
洗浄及び乾燥方法: 以下で製造するフオームの全ては下記のように洗浄し、乾燥させた:フォームブ ロックが硬化した後に、ブロックを0.35インチ(0,89cm)厚さにスラ イスした。次に、各個別スライスを0.04インチ(0,1cm)メツシュスク リーン上に載せて、9” x6.75” (22,9cm x 17.1cm) ステンレス鋼プレートの間に挿入し、これによってこのスライスを0.45イン チ(1,14cm)厚さにスクィーズした。スクィーズしたスライスをアンビル (八NVIL)プレス(アーボア(^RBOR)製)に入れ、塩化カルシウム溶 液を絞り出した。
スライスを次に、7.6リツトル(2米国ガロン)の塩化カルシウム溶液中に浸 漬し、アンビルブレスに入れることによって、2回洗浄し、スクィーズした。次 に、スライスをスクィーズした後に、洗浄したスライスの両面上にペーパータオ ルを載せて、再びスクィーズして、スライスから過剰な水分を除去した。次に、 スライスを60°Cのオーブンに4時間入れて、乾燥させた。洗浄し、乾燥させ たフオームスライスを以下に述べるように、物理的性質に関して分析した。
フオームスライスから2”x2” (5x、5cm)正方形を切り取る。100 g重量の4.1cm (1,60”)直径ディスクによって50g未満圧力をを 及ぼす死重厚さゲージ(dead weight thick gauge)  (オノ ソフ+(Ono 5okki)製のディンタル線ゲージモデルEG−2 25)を用いて、フオームサンプルの厚さを乾燥時に測定する(“乾燥厚さ”) 。この厚さは“キャリバー(caliper)”と呼ばれる。このフオーム正方 形をジャイコ(Jayco)からの熱い88°F(31℃)Syn−Urine 中に17分間浸漬する。この2” x2” (5x5cm)正方形から、1.1 29“ (2,868cm)直径の円を切り取る。このディスクを5yn−Ur ine中で5分間再平衡化させる。次に、湿潤ディスクを秤量する(“初期湿潤 重量”)。
湿潤サンプルの厚さは同じ荷重ゲージを用いて測定する(“初期キャリバー”) 。次に、ディスクを5.1kPa (0,74psi)応力下に置(、この場合 応力はゲージに加えられた総死重を横断面積によって除したものである。15分 間後にこのディスクのキャリバーをこの応力下で測定する(“湿潤キャリバー” )。
15分間後に、試験片ディスクを秤量して、保留流体を測定する。
このディスクと、このディスクを切り取った正方形の残部とから過剰な尿をスク ィーズする。フオームを沸騰水中に15分間入れる。その後、フオームを取り出 し、乾燥プロットしくblotted)、次に60〜70℃の真空オーブンに入 れ、フオームが完全に膨張するまで乾燥させる。次に、乾燥サンプルの重量を測 定する(“最終乾燥重量”)。
上記測定から下記値を算出した。
自由膨潤=初期湿潤重蛍/最終乾燥重量耐圧縮撓み性(RTCD)=15分間負 荷後の湿潤重量/最終乾燥重量膨潤比=RTCD/自由膨潤X100 歪み%=(初期湿潤キャリバー −湿潤キャリバー)/初期湿潤キャリパーフオ ーム体積=(直径/2) 2x3.142x初期湿潤キャリバ一体積は切り取っ た1、129”円に基づくものである。
cmで計算。
フオーム密度(mg/cm3)=最終乾燥重量x1000/体積垂直吸い上げ速 度。
036インチ(領 91cm)IIEさて切り取ったフオームスライスから、長 さ5cmを越える、1〜2cm幅のストリップを切り取る。このフオームストリ ップを金属ルーラ−(ruler)に、フオームストリップの下部がルーラ−の 0マークと同じ高さになるように、クランプさせるか又は接着テープで付着させ る。このルーラ−とフオームとを、99°F(37℃)のインキュベーターに入 れた、ジャイコからの約100m1の5yn−Urineの容器中に、ストリッ プの下部(0マーク)が5yn−Urineの表面に辛うじて(1mm未満)触 れるように入れる。この5yn−Urineはフオーム中へのその吸収と上昇と を監視し易いように、食用着色剤(food coloring)で染色する。
フオームサンプル中で液体レベルが5cm垂直高さに達するために要する時間を 測定するために、ストップウォッチを用いる。
実施例1 この実施例は本発明による低密度架橋ポリマー材料の製造を示す。下記表1はこ のプロセスに用いた界面活性剤を説明する。
標準水相(1000ml) 塩化カルシウム 100g 過硫酸カリウム 1.5g 脱イオン水 溶液量を10100Oするまで標準油相(10ml) スチレン 2ml ジビニルベンゼン 2m1 2−エチルへキシルアクリレート 6m1表1に記載の総界面活性剤量 1.  2ml相の製造 電磁気撹拌バーを備えた、10100Oエーレンマイヤーフラスコ中で水相試薬 を混合することによって、水相を製造し、得られる混合物を塩が溶解するまで撹 拌した。この水相をポリエチレンボトル中に注入し、62℃に保持した。スチレ ン、ジビニルベンゼン及びアクリレートをポリエチレンカップに加えて、次に表 1に記載の界面活性剤(フル力 ケミカル社からそれぞれ、5PAN(登録商標 )乳化剤20.40,60.65.80及び85としてのソルビタンモノラウレ ート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタン トリステアレート、ソルビタンモノオレエート及びソルビタントリオレエート) を加えることによって、油相を製造した。この油状混合物を約5分間62℃に加 温して、界面活性剤をモノマー中に溶解させた。
エマルジョン 250m1添加ロートと、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)被覆ペイン トスターラー(SHUR−LINE社製のモデル06200PM−70)とを備 えたポリエチレン混合器(+oixing container)に、上記のよ うに製造した油相を加えた。この添加ロートに加温した水相100m1を加えた 。ペイントスターラーを、PTFE被覆インペラーが混合器の底部にあるように 配置して、ロート内の水相10m1を油相に加え、20ORPMにオンした空気 駆動撹拌モーターによって攪拌して、エマルジョンを形成した。エマルジョンを 撹拌しながら、水相の残り90m1を約2滴/秒で加えた後に、次の100m1 の水相を添加ロートから定常流で撹拌エマルジョンに加えた。次に、最後の10 0m1の水相を添加ロートから攪拌中のエマルジョンに迅速に加えた。水相の添 加(全体で300m1)が終了したときに、カップをスターシーから外した。得 られたエマルジョンはヨーグルトの稠度を有し、通常白色であり、やや半透明の 外観を有した。このエマルジョンを約500m1容量のポリエチレンタブに注入 し、タブの頂部に蓋を載せた。エマルジョン中のモノマーは60〜62℃におい て18時間で硬化した。
これらのポリマー生成物の性質を下記表1に示す。
比較例式 この実施例では、表1に記載するように単独界面活性剤を用いた以外は、HIP Eを実施例1と同様に製造した。ポリマー生成物の性質を下記表1に示す。
比較例B この実施例では、同じ脂肪酸部分鎖を有するソルビタンエステルの混合物を界面 活性剤としてを用いて、実施例1と同様に製造した。ポリマー生成物の性質を下 記表1に示す。
表1 1 L+P 2:l 33.822.22g、8 35.0 0.1070.4 0077.0>6002 L+S2:1 33.123.l 26.5 36. 7 0.1030.41487.2 4653 L+ts 2:129.520 .426,0 39.4 0.1450.42078.34274 l+0 2 :159.515.330.1 32.3 0.1480.60050.921 35 L+to l:230.61g、027.3 31.6 0.3640. 36966.1 456 t、+o+to l+1:1 18.419.1 2 2.0 41.3 0.1900.38586.7 1047 L+S+ts  4:1:140.519.828.3433.5 0.1450.4g570. l 4208 L+P+to 2:1:164.611,820.7 33.2  0.1820.55141.03859 L+P+0 1:1:129.51 3.019.2 34.0 0.4900.36667.5>6001OL+P +0 2:1:168.513.929.5 35.2 0.1190.381 47.036011 L+P+to 2:1:138.116.224.5 3 1.0 0.3150.31265.9>60012 L+P+S 2:l:1 50.122.331.0 29.2 0.2630.34372.04611 3 P+to l:l 56.016.432.0 28.3 .0.3420 .35050.I>60014 P+0 1+262.713.936.2 2 7.6 0.3740.37338.3 >600^I L 、 49.IL6 .92g、4 36.0 0.1360.34459.7 6738.915. 623.7 34.9 0.3g20.39365.7324A2 P 37. 118.722.1 29.6 0.4320.39184.6>600(Na C1) B O+TO本 3:1 70.024.3 36.0 26.7 0.041 0.25767.5 360*20%の総界面活性剤濃度を用いた。
L=ソルビタンモノラウレート to=ソルビタントリオレエートP−ソルビタ ンモノパルミテート S−ソルビタンモノステアレート 0=ソルビタンモノオレエート ts=ソルビタントリステアレート 表1から知ることができるように、フオーム性質は使用界面活性剤に依存して有 利に変えることができる。例えば、界面活性剤としてソルビタンモノラウレート とソルビタンモノパルミテートとの混合物を用いることによって、界面活性剤と してソルビタンモノラウレート又はソルビタンモノパルミテート単独を用いた場 合に比べて、改良された乾燥厚さく薄い)、RTCO値及び膨潤比を有するより 硬質のフオームを得ることができる。
実施例2 この実験シリーズは高分散相エマルジョンの水対論比を最大化することによって 、本発明の方法によって製造したエマルジョンの改良された安定性を実証する。
エマルジョンはモノマー10m1と、モノマーを基準にして、12重量%の総界 面活性剤(以下に括弧内に示した割合)(フル力 ケミカル社からそれぞれ、5 PAN(登録商標)乳化剤20.40.60,65.80及び85としてのソル ビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレ ート、ソルビタントリステアレート、ソルビタンモノオレエート及びソルビタン トリオレ土−ト)とを用いて、エマルジョンがもはや水を受容しなくなるまで水 相を加えた以外は、実施例1と同様に製造した。エマルジョンがそれ以上の水を 保持しなくなると、過剰な水がエマルジョンの表面に留まるのが見られる。硬化 のためにエマルジョンをポリエチレンタブに注入するときに、この水はエマルジ ョン表面に残留して、タブの角にプール(吸収されない遊離水)を形成する。
硬化後に、タブ中の得られたポリマーフオームから過剰な水(遊離水)をデカン トする。この水を測定して、遊離水量を決定する。遊離水量とエマルジョン製造 に用いた最大総水量との差が受容された水量(すなわち、ポリマーが保持する水 量)である。
これらの各フオームの水対論比を算出した。以下のGシリーズに本発明の方法の 適用によって見られる改良の例が認められる。例えば、5PAN乳化剤20と4 0との2=1比の界面活性剤混合物を用いて本発明によって製造したエマルジョ ンは、76:1の水対論比を有し、硬化後の吸収されない水を控除した後に、7 11のフす一ム水対油比を生じた。これとは対照的に、界面活性剤として12% 5PAN乳化剤20を用いると、70:1の水対論比のエマルジョンが形成され 、62・1のフオーム水対油比を生じた。
7リーズA SPAN60+65 [1: 11 総水量=633ml 遊離水量=65ml 受容量=568ml フオーム生成物外観:孔あり 5PAN60+65+20 [1: 1 : 1]総水量=650ml 遊離水量=38m l 受容量=612m l フオーム生成物外観、平滑 5PAN60+65+40 [1・1:1]総水量=700ml 遊離水量=52ml 受容量=648m l フオーム生成物外観二平滑 5PAN60+65+80 [1: 1 : 1]総水量=700ml 遊離水量=45ml 受容量=655ml フオーム生成物外観:小孔あり フリーズB SPAN80+85 [1: 1コ 総水量=600ml 遊離水量−60m1 受容量=540ml フオーム生成物外観:平滑 5PAN80+85+20 [1: 1 : 1]総水量=700ml 遊離水量=45ml 受容量=655ml フオーム生成物外観:平滑 5PAN80+85+40 [1: 1 : 1コ総水量=700ml 遊離水量=38ml 受容量=662ml フオーム生成物外観:平滑 5PAN80+85+60 [1・1:1]総水量=700ml 遊離水量=45m l 受容量=655ml フオーム生成物外観、平滑 シリーズC PAN60 総水量=550ml 遊離水量=32ml 受容量=518ml フオーム生成物外観:孔あり 5PAN60+20 [1: 11 総水量=700ml 遊離水量=45ml 受容量=655m l フオーム生成物外観:平滑 5PAN60+40 [1: 1] 総水量=700ml 遊離水量=47m l 受容量=653ml フオーム生成物外観:平滑 5PAN60+80 [1: 1] 総水量=700ml 遊離水量=44ml 受容量=656ml フオーム生成物外観:平滑 シリーズD PAN80 総水量=600ml 遊離水量=47ml 受容量=563m l フオーム生成物外観、平滑 5PAN80+20 [1: 1] 総水量=700ml 遊離水量=48ml 受容量=652ml 遊離水量=84m l 受容量=616m l フオーム生成物外観:平滑 5PAN20+40 [1: 1] 総水量=700ml 遊離水量=47ml 受容量=653ml フオーム生成物外観:平滑 5PAN20+40 [2+ 1コ 総水潰=760ml 遊離水量=49ml 受容量=711m 1 フオーム生成物外観:平滑 5PAN20+40 [l : 2] 総水量=730ml 遊離水量=42ml 受8Jl=688ml フオーム生成物外観、平滑 S PAN40 総水量=750ml 遊離水量−52m1 受容量=698ml フオーム生成物外観、平滑

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.多孔質架橋ポリマー材料の製造方法において、下記工程:(a)(i)少な くとも1種のビニルモノマーと、混合物を基準にして2〜50重量%の二官能性 不飽和架橋性モノマーとを含む重合可能なモノマー混合物と、(ii)エマルジ ョンを基準として少なくとも90重量%の分散相としての水と、(iii)重合 可能なモノマーを基準にして2〜40重量%の、(A)少なくとも炭素数6の脂 肪酸部分を有するソルビタンモノエステルと、(B)成分(A)とは異なる少な くとも1種類の脂肪酸部分を有する、少なくとも1種類の他のソルビタンエステ ルとを含む界面活性剤と、(iv)重合触媒とを含む油中水形エマルジョンを形 成する工程と; (b)前記油中水形エマルジョンを加熱して、重合可能なモノマーを重合させ、 架橋させる工程と を含む前記方法。
  2. 2.成分(iii)(A)が炭素数6〜30の脂肪酸部分を有するソルビタンモ ノエステルである請求項1記載の方法。
  3. 3.成分(iii)(A)がC12、Cl6又はC18脂肪酸部分を有するソル ビタンエステルであり;成分(iii)(B)が異なる、少なくとも炭素数6の 少なくとも1種類の脂肪酸部分を有するソルビタンエステルである請求項2記載 の方法。
  4. 4.成分(iii)(A)がソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミ テート、ソルビタンモノステアレート及びソルビタンモノオレエートから選択さ れる請求項3記載の方法。
  5. 5.成分(iii)(A)がソルビタンモノラウレートであり;成分(iii) (B)がソルビタンモノパルミテートである請求項4記載の方法。
  6. 6.成分(iii)がさらに(C)少なくとも1種類の他のソルビタンエステル を含む請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 7.成分(iii)(A)が界面活性剤を基準にして5〜95重量%の量で存在 する請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 8.成分(iii)(A)が界面活性剤を基準にして10〜90重量%の量で存 在する請求項7記載の方法。
  9. 9.少なくとも85%のモノマーが反応するまでエマルジョンを硬化させる請求 項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 10.少なくとも90%のモノマーが反応するまでエマルジョンを硬化させる請 求項9記載の方法。
  11. 11.ビニルモノマーが少なくとも1種類のモノアルケニルァレン、又はアタリ レート若しくはメタクリレートエステルを含む請求項1〜10のいずれかに記載 の方法。
  12. 12.二官能性不飽和架橋性モノマーがジビニルベンゼン、ジエチレングリコー ルジメタクリレート、3−ブチレンジメタクリレート及びアリルメタクリレート の中の少なくとも1種類である請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 13.油中水形エマルジョンが、エマルジョンを基準にして、少なくとも95重 量%の水を含む請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 14.油中水形エマルジョンがさらに電解質を含む請求項1〜13のいずれかに 記載の方法。
  15. 15.重合触媒が重合可能なモノマーを基準にして0.005〜15重量%の量 で存在する請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
  16. 16.油中水形エマルジョンを25℃〜90℃において硬化させる請求項15記 載の方法。
  17. 17.油中水形エマルジョンを30℃〜70℃において少なくとも1時間硬化さ せる請求項16記載の方法。
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