JPH07505269A - 二要素ヘッドホン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 二要素ヘッドホン 発明の背景 本発明は音を高忠実度に再生するヘッドホンに関し、より特定的には各耳毎に１ つの高めの周波数を再生する変換器と、各耳毎に１つの低めの周波数を再生する 変換器とを有する二要素ヘッドホンに関する。

従来からラウドスぜ一力の設計者は、全オーディオスペクトルを忠実に再生する ためには２以上の音響変換器を必要とすることを認識している。高品質なラウド スピーカは２つ乃至５つの別々の音響変換器を含むことができ、各音響変換器は オーディオスペクトルの特定部分にわたって動作するように設計されている。

印加されたオーディオ信号を適切な音響変換器に分配するためにクロスオーバ回 路網が使用され、これらのクロスオーバ回路網は典型的には抵抗、コンデンサ及 びインダクタからなる回路を含んでいる。

同じ考えから、各側に２つの変換器要素を有するヘッドホンが知られている。

例えばＰｉｒｉｂａｕｅｒの合衆国特許３．９４３．３０４号には、低めの周波 数のためのダイナミック変換器と、高めの周波数のための静電変換器とを組合わ せたヘッドホンスピーカシステムが開示されている。同様に、Ｍａｔｈｉｓの合 衆国特許４．４１８．２４８号でも２つの変換器を使用することが示され、この 場合には低めの周波数のためにダイナミック変換器を使用し、高めの周波数のた めには圧電変換器を使用している。またＡｎｄｒｅらの合衆国特許４．９６５． ８３６号は２つのダイナミック変換器の使用を開示しており、大きい方の変換器 を低めの周波数に当て、小さい方の変換器を高めの周波数に当てている。これら の特許に開示されている各ヘッドホンでは、変換器は実質的に同軸に配向されて いるので、２つの変換器からの音は殆ど全てが同一の方向に放出される。

本発明は、上述したヘッドホン及びラウドスピーカ装置の改良に関し、また、そ れらによって増した、もしくはそれらによって解決されていない諸問題の若干を 解決することに関する。

発明の概要 本発明は、聴取者によって使用される二要素へラドヘンからなる。本発明によれ ば、第１の音響変換器は第１のハウジング内に取り付けられていて、音を第１の ハウジング外のある方向に導くようになっている。第１のハウジングの寸法は少 なくとも部分的に聴取者の耳の甲介腔に適合するように充分に小さく、しかも聴 取者の外耳道の入口よりも大きい面積を有している。第１の変換器を聴取者の耳 の中に支持して第１の音響変換器が生成する音を外耳道の入口に向けて導く手段 が設けられている。第２の音響変換器は第２のハウジング内に取り付けられてい る。第２のハウジングは第１のハウジングよりも実質的に大きく、支持手段に接 続されて聴取者の耳殻の少なくとも一部分上に被さるようになっている。勿論、 ヘッドホンが受信した電気信号を分割して高めの周波数の信号を第１の小さい方 の変換器に伝え、低めの周波数の信号を第２の大きい方の変換器に伝える手段が 設けられている。支持手段は通常、ヘッドバンドと取り付は板とを含んでいて、 −組のこれらの変換器を各耳に結合させる。快適さと音の忠実度とを改善するた めに、第１の変換器を支持手段に柔軟に取り付けることができる。

本発明の他の目的及び長所は以下の説明から明白になるであろう。

図面の説明 図１は、本発明の好ましい実施例に従って製造されたヘッドホンの斜視図である 。

図２は、図１に示すヘッドホンの変換器組立体の（部分断面）側面図である。

図３は、図１に示すヘッドホンの変換器組立体の（部分断面）正面図である。

図４は、小さい方の変換器の（図２の４−４矢視部分断面）平面図である。

図５は、図４に示すヘッドホンの変換器組立体の５−５矢視（部分切除）側面図 である。

図６は、図３の概ね６−６矢視断面図である。

好ましい実施例の説明 図１に、本発明の好ましい実施例に従って製造されたヘッドホン装置１０を示す 。ヘッドホン１０は、聴取者の頭にほぼ適合するヘッドバンド１２を含む。ヘッ ドバンド１２の各端には、耳カップ組立体１６によって変換器組立体１４が取り 付けられている。

図２．３及び６に示すように、本発明による各変換器組立体Ｉ４は適当な手段に よって耳カップ組立体１６に取り付けられている大きい変換器１８を含む。一般 的にはこの取り伺は手段は取り付は板２０を含み、大きい変換器１８はそれに取 り付けられている。取り付は板の一部分が変換器１８の前方に位置するので、取 り付は板にはスロット２０ａが設けられていて音がそれらを通過できるようにし である。大きい変換器１８の寸法は聴取者の耳の甲介腔２２よりも実質的に大き くしである。取り付は板２０は、それ自体及び大きい変換器１８を聴取者の耳殻 ２４に対して実質的に平らに位置定めするようにヘッドバンドに接続されている 。

本発明は、ハウジング２８内に固定されている別の小さい変換器２６をも含んで いる。このハウジング２８は、小さい変換器２６から放出される音の方向が、大 きい変換器から放出される音の方向に対して横方向になるように大きい変換器１ ８に結合されている。図示実施例ではハウジング２８は取り付は板２０に取り付 けられ、取り付は板２０から外方に突き出ている。図３及び６に示すようにハウ ジング２８は取り付は板２０に対して実質的に直角に突き出てお頃その大きさは 聴取者の耳の甲介腔２２内に少なくとも部分的に適合するような大きさである。

しかしながら、ハウジング２８の面積は、聴取者の外耳道３０の入口よりも大き くしである。聴取者が使用する場合、ハウジング２８は甲介腔２２内へ突入し、 小さい変換器２６は外耳道３０への入口とほぼ整列する。小さい変換器２６がこ のように位置決めされると、小さい変換器２６から放出される音は聴取者の耳の 鼓膜へ殆ど直接的に伝わる。

本発明は、音の信号を低めの周波数と高めの周波数とに分割するための普通のク ロスオーバフィルタ手段３４（図４）をも提供する。この手段３４によって、低 めの周波数は大きい方の変換器１８へ伝えられ、高めの周波数は小さい方の変換 器２６へ伝えられる。小さい方の変換器２６は鼓膜３２に殆ど直接的に対面する ように位置決めされるから、高めの周波数は高忠実度で鼓膜に伝わる。相応して 、大きい方の変換器１８は鼓膜３２から離されて位置決めされるから、低めの周 波数の相対的に大きい振幅が鼓膜を不快に働かせ過ぎることが防がれる。

ヘッドホンＩＯを使用し、装着するのをより快適にするために、発泡パッド３６ のような詰め物を用いて大きい変換器１８及び取り付は板２０を覆うことが知ら れている。本発明では、使用中の快適さを更に改善するために、ハウジング２８ を柔軟な取り付は具３８によって取り付は板２０に取り付けることができる。

この柔軟な取り付は具３８は板２０に取り付けられているブーツ４０を含み、ブ ーツの他の端は比較的軽量のハウジング２８を容易に担持する。小さい方の変換 器２６への信号は、堅いトレースのような他の手段ではなく、柔軟な電線４２（ 図５）のような柔軟な手段によって供給すべきである。

以上に説明した装置は上述した目的を効果的に達成するものではあるが、本発明 は上述した特定の好ましい実施例に限定されるものではないことを理解されたい 。むしろ、全ての合理的な等個物は以下の請求の範囲に含まれることを意図する ものである。

Ｚゲ ６．９．１智 平成　年　月　日

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. １．取り付け板に取り付けられ、電気信号から音を発生して発生した音を第１の 所定の方向へ導くように配列されている第１の音響変換器と、上記取り付け板に 取り付けられ、電気信号から音を発生して発生した音を第１の所定の方向に対し て横方向の第２の所定の方向へ導くように配列されている第２の音響変換器と を具備することを特徴とするヘッドホンスピーカ装置。
2. ２．音に変換する電気信号を受信する手段と、上記電気信号を分割し、高めの周 波数のための信号を上記第１の変換器へ送り、低めの周波数のための信号を上記 第２の変換器へ送る手段をも備えている請求項１に記載のヘッドホンスピーカ装 置。
3. ３．上記第１の変換器は、柔軟な取り付け具によって上記取り付け板に取り付け られている請求項１に記載のヘッドホンスピーカ装置。
4. ４．上記第１の変換器は、上記第２の変換器よりも実質的に小さい請求項１に記 載のヘッドホンスピーカ装置。
5. ５．上記第１の変換器の寸法は、聴取者の耳の甲介腔内に適合するような大きさ であり、 上記第２の変換器は、上記第１の変換器よりも実質的に大きく、上記聴取者の耳 殻の少なくとも一部分に実質的に被さるように上記取り付け板上に配列されてい る 請求項１に記載のヘッドホンスピーカ装置。
6. ６．上記第１の変換器は、上記聴取者の外耳道内へ音を導くように上記取り付け 板によって位置定めされている請求項５に記載のヘッドホンスピーカ装置。
7. ７．上記取り付け板に接続され、上記変換器を聴取者の耳に近接して支持するヘ ッドバンドをも備えている請求項１に記載のヘッドホンスピーカ装置。
8. ８．上記取り付け板は上記ヘッドバンドの一方の端に接続され、ヘッドホンスピ ーカ装置が更に他の取り付け板をも備え、上記他の取り付け板もまた第１及び第 ２の変換器を担持して聴取者の他方の耳に結合させるようになっている請求項７ に記載のヘッドホンスピーカ装置。
9. ９．聴取者によって使用されるヘッドホンにおいて、聴取者の頭に概ね適合する ヘッドバンドと、上記ヘッドバンドの各端に取り付けられている変換器組立体と を具備し、 上記各変換器組立体は、 上記変換器組立体を上記ヘッドバンドに取り付ける手段と、上記取り付け手段に 取り付けられ、電気信号から音を発生して発生した音を第１の所定の方向へ導く ように配列されている第１の音響変換器と、上記取り付け手段に取り付けられ、 電気信号から音を発生して発生した音を第１の所定の方向に対して横方向の第２ の所定の方向へ導くように配列されている第２の音響変換器と からなる組合わせを具備することを特徴とするヘッドホン。
10. １０．音に変換する電気信号を受信する手段と、上記電気信号を分割し、高めの 周波数のための信号を上記第１の変換器へ送り、低めの周波数のための信号を上 記第２の変換器へ送る手段をも備えている請求項９に記載のヘッドホン。
11. １１．上記第１の変換器は、上記取り付け板に柔軟に取り付けられている請求項 ９に記載のヘッドホン。
12. １２．上記第１の変換器は、上記第２の変換器よりも実質的に小さい請求項９に 記載のヘッドホン。
13. １３．上記第１の変換器の寸法は、聴取者の耳の甲介腔内に適合するような大き さであり、 上記第２の変換器は、上記第１の変換器よりも実質的に大きく、上記聴取者の耳 殻の少なくとも一部分に実質的に被さるように上記取り付け手段上に接続されて いる 請求項９に記載のヘッドホン。
14. １４．上記第１の変換器は、上記聴取者の外耳道内へ音を導くように上記取り付 け手段及びヘッドバンドによって位置定めされている請求項１３に記載のヘッド ホン。
15. １５．聴取者によって使用される二要素ヘッドホンであって、音を第１のハウジ ング外のある方向に導くように上記第１のハウジング内に取り付けられている第 １の音響変換器を具備し、上記第１のハウジングの寸法は聴取者の耳の甲介腔内 に少なくとも部分的に嵌まり込むような大きさであり、また上記第１のハウジン グの面積は聴取者の外耳道の入口よりも大きく、 上記二要素ヘッドホンは更に、 音を上記外耳道の入口に向けて導くように上記第１の音響変換器を聴取者の耳内 に支持する手段と、 第２のハウジング内に取り付けられている第２の音響変換器をも具備し、 上記第２のハウジングは上記第１のハウジングよりも実質的に大きく、そして聴 取者の耳殻の少なくとも一部分に被さるように上記支持手段に接続されているこ とを特徴とする二要素ヘッドホン。
16. １６．音に変換する電気信号を受信する手段と、上記電気信号を分割し、高めの 周波数のための信号を上記第１の変換器へ送り、低めの周波数のための信号を上 記第２の変換器へ送る手段をも備えている請求項１５に記載の二要素ヘッドホン 。
17. １７．上記第１の変換器は、上記支持手段に柔軟に取り付けられている請求項１ ５に記載の二要素ヘッドホン。
18. １８．上記支持手段は、上記変換器に接続されていて上記変換器を聴取者の耳に 近接して支持するヘッドバンドをも備えている請求項１５に記載のヘッドホンス ピーカ装置。
19. １９．上記支持手段は、 上記ヘッドバンドの一方の端に接続され、上記第１及び第２の変換器を取り付け ている第１の取り付け板と、 上記ヘッドバンドの反対の端に接続され、これもまた上記第１及び第２の変換器 を担持して聴取者の他方の耳に結合させる第２の取り付け板とを備えている請求 項１８に記載のヘッドホンスピーカ装置。