JPH07504884A - ガングリオシド類似体 - Google Patents

ガングリオシド類似体

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JPH07504884A JP5508895A JP50889593A JPH07504884A JP H07504884 A JPH07504884 A JP H07504884A JP 5508895 A JP5508895 A JP 5508895A JP 50889593 A JP50889593 A JP 50889593A JP H07504884 A JPH07504884 A JP H07504884A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 29 動物を請求項1〜5のいずれかの化合物又は請求項13による抗−イディ オタイプ抗体で免疫化して抗原と反応しつる抗体を産生ずる細胞を得、動物又は 細胞から抗体を分離することからなる抗体の製法。
30、動物を、請求項1〜5のいずれかの化合物又は請求項13による抗−イデ ィオタイプ抗体で免疫化して、抗原と反応しつる抗体を産生ずる細胞を得、その 細胞を融合細胞を不死化する細胞系の細胞と融合し、モノクロナール抗体を産生 して得られるハイブリドーマ抗体を選択してクローン化又はモノクロナール抗体 を産生ずる未融合細胞系を不死化し、次いで、培地中の細胞を生育してモノクロ ナール抗体を得、この抗体を生育培地から採取することからなる請求項1による モノクロナール抗体を作る請求項29記載の方法。
31、免疫化される動物が、ウサギ、サル、ヒツジ、ヤギ、マウス、ラット、豚 、馬又は二十日ネズミから選択された哺乳動物である請求項29又は30記載の 方法。
32、抗体を産生ずる細胞が膵臓又はリンパ細胞である請求項29〜31のいず れかによる方法。
33、ハイブリドーマ細胞が、生体外又はマウスのような動物の体内て育成され る請求項30〜32のいずれかによる方法。
明細書 ガングリオシド類似体 本発明の分野 この発明は、ガングリオシドの類似体、該化合物の製造方法、免疫応答を誘導す るための該化合物の用途、及びバクテリア及びウィルスの付着阻害剤としての用 途、ならびに該化合物に対する抗体の生成における。該化合物に対する抗体、な らびに治療又は診断における該抗体の用途に関する。
本発明の背景 ガングリオシド、つまり、シアリン酸含有グリコスフィンゴリビッドは、哺乳動 物の細胞表面の成分として公知である。さらに、ガングリオシドは対応するラク トンとの平衡で生じることが見出されている。このように、GM、−及びCD、 −ガングリオシド[NeuAc a (2−3)Ga lβ(+−4)Glcβ 0−セラミド及びNeuAca (2−8)NeuAca(2−3)Galβ( 1−4)Glcβ0−セラミド1は、シアリン酸由来のカルボニル基が、Neu Ac及びGal残基のそれぞれ異なる水酸基とともに、ラクトンの形成に加わる ところでラクトンを形成することが証明されている。さらに、そのようなラクト ンは、生体内、例えば、脳組織及び腫瘍細胞の細胞膜に存在し、まさに単離工程 の人工物でないことが示されている(Gross、S、 K、: Willia ms、 M、 A、; McCIuer、 R,H,、J、 Neuroche m、 +980.34.1351−1361)。GM、−ラクトンは、GM、− ガングリオシドの開放型(open form)よりもより免疫遺伝的であるこ とが示されている(Nores、 G、A: Dohi、 T、: Tanig uchi、 M。
; Hakoo+ori、 S、−1,J、Ia+ll1un、1987. 1 39.3171−3176)。
GMs−ラクトンは、柔軟であるその粗構造に比較して、認識部位又は膜抗体と して機能する能力が高められうることを意味する椅子型配座のラクトン環を有す る高剛性構造であることも示唆されている(Yu、 R,K、; Koerne r、 T、 A、 W、;Ando、 S、:Yohe、 H,C,; Pre stegaard、 J、 H,J、 Biochem、 1985.98.1 367−1373) (図1参照)。さらに、GMs−ガングリオシドのラクト ン(GM、−ラクトン)は、実験マウス黒腫の細胞における腫瘍関連抗原となる ことが示唆されている(上記文献Nores、 G、ら)。0M2−ガングリオ シド及び対応するラクトンでの比較免疫化において、同じ著者が、ラクトンはよ り強力な免疫原であることを示しており、この化合物は、少数の細胞膜成分であ るにもかかわらず実質的な免疫原であること示唆している。さらに、種々の細胞 とリポソームを有するモノクローナル抗−黒腫抗体(M2590)の活性は、細 胞膜又はリポソームにおけるGMs−ガングリオシドの濃度の型、全てか無か、 閾値に依存することを示した。また、抗原は、GMs−ラクトンと相互反応する ことが見出された。
ガングリオシドラクトンは、中性のpHで不安定で、一方、酸性下で、GM、− ガングリオシドとGMz−ラクトンとの間の平衡において、ラクトンに育利に働 く。しかし、GM、−ガングリオシドはそれ自体酸性であり、酸含有糖脂質であ るので、ガングリオシドは、その濃度が細胞膜又はリポソームにおいて十分高い とき、それ自身のラクトン化を誘導しつる。これは、上述した閾値効果を説明す るのに有効であり、他のサツカライド含有シアリン酸と同様の関連を有しうる。
このように、ガングリオシドラクトンは開放型ガングリオシドよりも非常に免疫 原的であることを示しているが、中性に近いpH値でのラクトンの低平衡濃度が 、ラクトンをむしろ無力の免疫原とするであろう、このように、ガングリオシド のラクトン型に類似し、ガングリオシドラクトンと少なくとも部分的な相互作用 をし得る抗体(及び他の免疫系の存在)を生じることができる不安定でない免疫 原的化合物を有することが望ましいことは明らかである。
本発明の要旨 1つの観点において、本発明は、空間的に広がりがあり、密接にガングリオシド に類似し、従って、対応するガングリオシドと相互反応し、さらにガングリオシ ドに指向し、よってガングリオシドが存在するところの存在物に対する免疫応答 を順次引出す抗体の生成を誘導しうるガングリオシド類似体に関する。
従って、本発明は、一般式■のガングリオシドラクタム類似体誘導体に関する。
〔式中、Aは、式■のシアリン酸残基 (上記残基は、2位の点線を介して結合され、Zlは−OH又は基−NHX’  、Y”は−CHs又は−CH,OH)、Xl及びY’は互いに結合を形成し、Y ′は−OH又は基○R2o、又はXl及びY2は互いに結合を形成し、Ylは− OH又は−NHAc、Y2は−OH又は基OR″、R1はH又は式■のシアリン 酸基 (上記残基は、2位の点線を介して結合し、Z2は−OH又は基−NHX” 、 Y”は上記と同義) X!及びYl6は互いに結合を形成し、Y”は−0H1又はX!及びy t a は互いに結合を形成し、Yl6は−OH,但し、R1がHのとき、Zlは−NH X’ 、R’が上記式■のシアリン酸残基のとき、Zl及びZlの少なくとも1 つは−OHとは異なる、R16がH、キャリアCA、又は基−(糖)1、糖は、 D−グルコース、D−ガラクトース、D−マンノース、D′−キシロース、D− リポース、D−アラビノース、L−フコース、2−アセタミド−2−デオキシ− D−グルコース、2−アセタミド−2−デオキシ−D−ガラクトース、D−グル クロン酸、D−ガラクトユロニン酸、D−マンヌユロニン酸、2−デオキシ−2 −フタルイミド−D−グルコース、2−デオキシ−2−フタルイミド−D−ガラ クトース及びシアリン酸からなる群から選ばれたモノサッカライド単位、nは1 −10の整数、そこで還元 末端糖単位がへミアセタール又はキャリアCAにグ リコシド的に結合されている、R20が式I′の基 −グルコース、D−ガラクトース、D−マンノース、D−キシロース、D−リポ ース、D−アラビノース、L−フコース、2−アセタミトー2−デオキシ−D− グルコース、2−アセタミビー2−デオキシーD−ガラクトース、D−グルクロ ン酸、D−がラクトロン酸、D−マンヌユロン酸、2−チオキシ−2−ブタリミ ドーD−グルコース、2−デオキシ−2−フタリミド−D−ガラクトース及びシ アリン酸からなる群から選ばれたモノサッカライド単位、 R1はH又は上述の式■のシアリン酸残基(Zl 、 R1、Y2O、Y”、Y ”及びZ2は上記と同義、Xl及びY’は互いに結合を形成し、Yt′は−OH 1又X′及びY”は互いに結合を形成し、Y’は−OH又は−NHAcである) 〕。
このように、本発明の化合物は、対応するガングリオシドラクトンのラクタム類 似体であり、そのようなラクタムは中性のpHで非常に安定であり、良好なラク トン代用物を与える。このように、GM、〜ラクトンの場合、対応GMs−ラク タムは、ラクタムが、潜在的に対応ガングリオシドラクトンと相互に作用し、さ らに順次ガングリオシドラクトンに指向し、よってガングリオシドラクトンが存 在する存在物に指向する免疫応答を引き出す抗体の生成を誘導しうろことを意味 するラクトンに比較して非常に類似した全形を存していることが(以下に議論す るように)分かった。
本発明の詳細な説明 上記記載から明らかなように、基(糖)、及び基〔糖I)。
は、それぞれn及びp単糖類単位からなる群であり、それぞれは、これらのリス トから選択される。式Iにおける環に最も近似している糖単位がグリコシド的に 結合されている(α又はβ)ことが式Iから明らかである。さらに、式I゛の環 に最も近似している糖単位、つまり、環の6位に結合している単位は、グリコシ ド的に結合されている(α及びβ)。全基(糖)、及び基〔糖1〕、は直鎖又は 分岐していもよく、つまり、全群における集合した単位は直鎖又は分岐鎖を形成 してもよい。一般に、各単位(還元末端単位と独立に)は、配糖体の結合(α及 びβ)を介して、次の単位に結合する。配糖体の結合は、次の単位において利用 できる位置、例えば、通常の単糖類単位又はそれらの単一の誘導体の2位、3位 、4位又は6位、又はシアリン酸の8位のいずれと結合してもよい。
さらに、上述のように、基(糖)、における還元末端単糖類単位は、ヘミアセタ ール、つまり未置換である、又はキャリアCAに対してグリコンド的な結合(α 及びβ)をしていてもよい。同様に、つまりRtoがそのようなキャリアの場合 、式■における環はキャリアCAに対してグリコシド的に結合していてもよい。
キャリアCAは、天然に、又は合成の糖抱合体、配糖体(可溶又は不溶)、糖脂 質又は糖蛋白において見出されているアグリコン基のいずれでもよい(例えば、 G、 Magnussonら、J、 Org。
Chem、 [990,55,3932で議論され、具体的に示されている)。
このように、そのようなアグリコンは脂質基、つまり、炭水化物分子と共に糖脂 質を形成する脂肪親和性基でもよい。そのような脂質基の具体例としては、脂肪 酸のアシル基、例えば、Cl−2゜のアルカン酸又はアルケン酸のような炭素数 1〜25の飽和又は不飽和で分岐又は末分技炭水化物鎖を存する脂肪酸のアシル 基、ベンゾイル、フェニル又はベンジル基のようなアリール含有基、又はコレス テロール又はラノステロール基のようなステロイド基である。脂質基の他の例は 、スフィンゴリビッド及びグリコグリセロリピッド基である。末端糖単位とカン ブリングした結果生ずるグリコスフィンゴリピッド又はグリコグリセロリピッド は、以下の一般構造を有する。
グリコスフィンゴリビッド グリコグリセロリピッド 末i糖単位に結合されつる他の脂質基は、ここに参考として導入される米国特許 第4.868.289号に述べられたアグリコン基の一つである。そのようなア グリコン基は、好ましくCHt CH−CHt −S (0)−−R4R*(q は0.1又は2の整数、R1は飽和又は不飽和、分枝又は未分技の炭素数1〜2 5のアルキル鎖、R6はH又はCHOlNo、 、NH,、OH,SH,C0O H,C0NH,等の官能基である。しかし官能基、特にC0OH又はCO’N  H,は、さらに以下に示したような大きな、又は巨大分子構造に結合してもよい )のイオウ含有アグリコンである。
キャリアCAは、さらに、具体的には蛋白質、多糖類、プラスチックポリマー及 び無機物質の残基のような、有機又は無機、重合体又はさもなければ巨大分子構 造のいづれかの大きな又は巨大分子構造であってもよい。蛋白質残基は、好まし くは、例えばアミノ基、水酸基又はメルカプト基等の蛋白質の核性基を介して結 合される。蛋白質自体は、広範に多様な蛋白質、特に、グロブリン等の生物学的 に共存できる蛋白質、オバルブミン、生型血清アルブミン(BSA)及びヒト血 清アルブミン(HSA)等のアルブミン、フィブリン、ポリリシン、”キーホー ル”透明ヘモシアニン(KLH)、破傷風前等のいずれでもよい。多糖類は、広 範に多様な多糖類のいずれでもよく、セルロース、スターチ又はグリコーゲン等 の通常の多糖類の水酸基を介して結合されていてもよく、キトサン又はアミノ化 セファ0−ス等のアミノ糖類のアミノ基を介して結合されていてもよく、チオ変 性化多糖類のメルカプト基を介して結合されていてもよい。プラスチックポリマ ーの例は、アミノ化又はチオール化ラテックス、チオール化、アミノ化又はヒド ロキシル化ポリスチレン及びポリビニルアルコールである。無機物質の例は、酸 化アルミニウム、又はシリカゲル、−ゼオライト、珪藻土等の酸化シリコン又は ガラスが、例えばビーズの形態で存在するチオール化又はアミノ化ガラス等の種 々のガラス又はシリカゲル型の表面である。
キャリアCAの特定の例は、それらが、還元末端糖単位に付加されたものとして 以下に示す。
ビス−スルフィドグリコリピッド ビスースルホングリコリピッド 本発明の好ましい化合物は、Y′及びY3の最大一つが基−Q Rt 6である ものである。
これらの化合物のうち、特に好ましい化合物は、Y3が−OHで、もし存在する ならばR”における各糖単位、ならびにもし存在するならば式I′における環構 造及び各糖単位が、D−グルコース、D−ガラクトース、2−アセタミド−2− デオキシ−D−ガラクトース及びL−フコース単位である。このような化合物に おいて、特に好ましくは、一般式■の環が、ガラクト型を有することである。ま た、R’がHであることがさらに好ましい。
式■及び■の2つのシアリン酸残基のそれぞれに、式I及び式■のそれぞれの環 の位置で、シアリン酸における酸基にラクタムを形成するための2つの可能な方 法がある。また、本発明の化合物は、式1′におけるR8の定義によって、可能 なラクタム化部位の当然の数で4種までのシアリン酸残基を含有できる。さらに 、可能なラクタム化部位の少なくとも1つは、ラクタム機能に関与することが必 要である。これは、種々の炭水化物機能の性質に関して、各基本のガングリオシ ド構造にかなりの数の特異構造が可能となる〔式I及びI′における環、糖lの 性質及び(糖)、の性質と組成、ならびにラクタム構造に含有されていない、残 存する変わりやすい性質〕。この関係を示すため、以下の図に、2つのガングリ オシド、つまり、(A)1つのシアリン酸単位を含むGM、−ガングリオシドと (B)2つのシアリン酸単位を含むCD、−ガングリオシドから形成され得る可 能なラクトンを示す。図において用いられている学において述べられているガン グリオシドの同定及び特徴のための標準学術用語からきている。
特異のラクタム構造の例を、以下に示すが、そこでは、各化合物はそれが由来す るガングリオシドに基づいて、かつラクタムブリッジが形成されている間の位置 を介して示されているラクタム機能から名付けられている。
fM(12−ラクタム) 開(ふ4−ラクタム) GD3(IIL 9−ラクタム) GD2(8,9−ラクタム) シアリルグロポテトラオース(3,2−ラクタム)6Lフ(ふ4−ラクタム) フォルスマン(■−コンノくイン(3,2−ラクタム)GDla(a 2−ジラ クタム) 一般に、ラクタム環の新規な形成はさておき、本発明の式Iの化合物は、上記に 引用したG、 Magnussonらによ′ってのように文献に示されているオ リゴサツカライド・グリココンジュゲートの製造において使用される保護/脱保 護及び配糖体合成の確立した標準反応シーケンスと方法によって製造される。ラ クタム環形成は、通常オリゴサツカライド鎖の構造の完成後され、その後アグリ コンキャリアCAか誘導される。ラクタム環の一部である窒素は、合成経路にお ける単糖類レベルで保護された型において導入され、その後脱保護され、シアリ ン酸残基のカルボキシル分子と閉環のため活性化される。ラクタム環の形成のた めの他の及び選択の対象となる経路は、Ga1NacのN−アセチル基をペブチ ターゼ酵素によって除去し、次いでNeuAc残基のカルボキシル基と生成する 遊離アミノ基との閉環をさせるNeuAcα2−3 Ga1Nac残基のペプチ ダーセ誘因ラクタム化を採用することに基づいている。
より詳しくは、グリコジル化反応は、塩化メチレン、トルエン、アセトニトリル 、エーテル又はニトロメタンのような中性、極性もしくは非極性の有機溶媒中で 行うことができる。反応温度は、臨界的ではなく、−78℃〜+150°C1通 常0°C〜50°C1例えば室温で行われ、しかし最高の収率は、温度調節で得 ることができる。反応時間は、0.1〜200時間、通常1〜24時間、例えば 16時間であろう。グリコジルドナーは、ハロゲン糖、糖1.2−オルジエステ ル類、1−〇−アシル糖又はチオグリコシド類であることができ、かつ促進剤は 、酸化銀、炭酸銀、トリフレート銀(トリフルオロメタンスルホン酸銀) 、H gBrt、Hg(CN)1、メチルヌルフェニルトリフレート、ジメチルチオメ チルスルホニウムトリフレートのような金属塩又は他の親電子試薬から選択でき る。反応条件に敏感な糖誘導体の基は保護される。
従って、水酸基は、アセチル又はベンゾイルのような了シル、ベンジル又はベン ジリデン基で保護できる。形成された生成物は抽出、結晶化又はクロマトグラフ ィーなどの当該分野で周知の方法で精製できる。保護基は、所望により、続いて 当該分野で周知の方法で(選択的に)除去され、任意に脱保護した位置を変換し 、さらに精製される。
ラクタムの窒素原子は、対応するアジドを経て導入でき、これは、原料モノサッ カライド構成ブロック中に存在する。アジドのアミンへの還元は、硼素化水素ナ トリウムに、任意に塩化ニッケルと硼酸を加えて処理するか、又は各種のチオー ルと硫化水素での処理によって行うことができる。還元はシアリン酸残基を導入 するグリコジル化工程の前か後に行うことができる。
しかし、現在では、還元を合成経路の遅い時点で行うのが好ましいと考えられ、 これによって、形成されるアミンの保護が避けられる。反応温度は、−78°C 〜+150°C1通常−20°C〜+50゛Cの範囲、例えば0°Cである。反 応時間は0.1〜200時間、通常0.1〜24時間、例えば20分である。
ラクタム環の閉環は、アミノシアリン酸メチルエステル−サツカライドをピリジ ンのような適切な溶媒で処理することによって行うことができる。現在知られて いる系では、触媒の追加(例えば酸又は塩基)は必要とみられないが、ある場合 には必要であろう。反応温度は一78°C〜+150“C1通常0°C〜50℃ の範囲、例えば室温である。反応時間は0. 1〜200時間、通常0.1〜2 4時間、例えば12時間である。
オリゴサツカライド・ラクタム、例えばキャリアグリコシドへの変換は、一般的 な方法、ことに上記のG、 Magnussonらの報告に記載の方法で行うこ とができる。
他の観点によれば、この発明は、上記の式Iの化合物に指向する抗体に関する。
この抗体は、対応するガングリオシドラクトンと反応しうるのが好ましい。
抗体は、モノクロナール抗体が有利であり、これはポリクロナール抗体より特異 性が高い(すなわち、抗原とのより密接な幾何学的“フィソビをし、結果として より高い結合恒数となる)ものである傾向がよい。従って、正確な診断測定に育 用となる。
モノクロナール性を要求しない目的には、抗体はポリクロナール抗体であっても よい。これは、適当な動物(例えば、ウサギ、サル、ヒツジ、マウス、ヤギ、ラ ット、豚、馬又は二十日ネズミ)に、この発明の化合物を注射し、次いで、最初 の放血前6ケ月まで適当な間隔(例えば2週間〜1ケ月)で1以上の補助注射を することによって行うことができる。次いで、この確立した免疫管理を続ける一 方、動物は各補助免疫後約1週間飼育し、抗体は、常法、例えばHarboeと rngild、 5cand、J、Immun、 2 (補1) 、1973年 、161−164頁に記載のように、血清から単離される。
モノクロナール抗体は、また池の常法(例えばKohlen、 Misstei n、 Nature 256巻(1975年) 、 495頁)により、ハイブ リドーマ細胞系の使用、あるいはクローン又はそのサブクローン、又は該モノク ロナール抗体をコードするハイブリドーマ細胞系から遺伝子情報を保持する細胞 によって産生ずることができる。
モノクロナール抗体は、モノクロナール抗体を産生ずる細胞と適当な細胞系の細 胞を融合し、モノクロナール抗体を産生する生成したハイブリドーマ細胞を選択 、クローン化することによって得ることができる。又は、モノクロナール抗体を 産生する未融合細胞系を不死化し、次いで適当な培地中で細胞を発育させて抗体 を産生じ、生育培地からモノクロナール抗体を採取することによりマノクロナー ル抗体を得ることができる。この発明の抗体を産生ずる細胞は、免疫動物からの ひ臓細胞又はリンパ細胞、例えば末梢リンパ球である。
この発明の抗体の産生にハイブリドーマ細胞が使用される際、生体外又は動物の 体内に生育できる。抗体産生細胞は、動物、例えば動物の腹水中で高濃度の抗体 を放出する腹水腫瘍を生成をするマウスに注入される。動物は、また通常の抗体 を産生ずるが、この量はモノクロナール抗体に対し小さな割合であり、標準隋製 法、例えば遠心分離、濾過、沈殿、クロマトグラフィー又はこれらの組合せを用 いて、腹水から精製できる。
モノクロナール抗体が産生しつる適当な方法の例は、免疫マウス(例えばBa1 b/Cマウス)からのび臓細胞とミエローマとを常法(例えば、R,Dalch au、 J、Kinkley、 J、W、Fabre、 Eur、J、Immu nol、 to、 1980.737〜744、“ラットの白血球−′共通(L −〇)抗体に恐らく相同のヒト白血球−特異性膜糖蛋白に対するモノクロナール 抗体”に記載の方法)を用いて融合させるものである。得られた融合体は、この 発明の化合物を使用する結合アッセイのような常法でスクリーンされる。
ある目的には、抗体は、この発明の化合物のエピトープに対し、指向した結合部 位を含有し、同じ抗原の他のエピトープ、他の抗原のエピトープ又はある医薬の エピトープに対し、指向した他の結合部位をさらに含有するハイブリッド抗体で あるのか有利である。用語”結合部位“とは、抗体分子の各種領域での抗原認識 構造を意味するものとして理解される。ハイブリッド抗体は、サンプル中の抗体 を検出させ、かつ医薬又は池の生理的に活性な分子又は池の抗原を、試薬が最も 大きな効果を示す腫瘍部位に標的化させるのに特別な方法を可能とする。有利な 具体例では、ハイブリッド抗体が反応する他の抗原は、細胞毒T−細胞の分化抗 原である(Staergら、Nature 314.1985.628参照)。
ハイブリッド抗体が反応しつる医薬は、細胞毒性又は抗新生物性剤(Colli er、 R,J、 Kaplan、 DA、 5cientific Amer ican 251.1984.44参照、下記の説明参照)である。
ハイブリッド抗体は、2つの関連する抗体を産生ずる2つのモノクロナール細胞 系間のハイブリッドで産生ずるか、2つの抗体のフラグメントを化合的に結合さ せることにより産生できる。
この発明は、さらに、各種の目的(下記参照)のため、抗イデイオタイプ抗体、 すなわち、抗原に関しエピトープと反応性である抗体の部位に指向した抗体、す なわちこの発明の化合物である抗体に関する。抗イデイオタイプ抗体は、この発 明の化合物と反応性である抗体に対し指向する。抗イデイオタイプ抗体は、モノ クロナール又はポリクロナール抗体について記した同様の方法て作ることができ る。この発明は、上で定義した抗イデイオタイプ抗体に対する抗−抗イデイオタ イプ抗体にも関する。
この発明の化合物に対する抗体及び上記の抗−抗イデイオタイプ抗体は原則的に 、弐■の化合物又は上記の抗イデイオタイプ抗体の親和クロマトグラフィーによ る精製に使用できる。
さらに重要な観点によれば、この発明は、上記の式Iの化合物、上記のこの発明 の抗体、上記の抗イデイオタイプ抗体、又は上記の抗−抗イデイオタイプ抗体か らなる診断薬に関する。
この発明の化合物に指向した抗体ならびに上記で定義した抗−抗イデイオタイプ 抗体は、癌の生体外診断に使用できる。例えば、生体サンプルが抗体又は抗−抗 イデイオタイプ抗体と処理され、下記のように結合した抗体を検出できる。抗イ デイオタイプ抗体は、この発明の式Iの化合物自体と同様に、この発明の化合物 に対する抗体の体液中での存在を検出するのに使用でき、従って免疫応答の強さ 、又はさらに抗体処置が必要かどうかを評価するのに使用できる。
殆んどの目的に、結合抗体を検出するため標識を育する抗体を提供するのが好ま しい。二重抗体(サンドイッチ)アッセイで、少なくとも1つの抗体が公知方法 での標識びて提供される。
この明細書で標識として育用な物質は、酵素、蛍光物質、放射性同位元素、ビオ チンのようなリガンドから選択できる。
無傷抗体に基づいて実施する全ての方法又は応用に代えて抗体のフラグメント、 例えばF (ab’ )s又はFabフラグメントを用いて行うことができると 理解されるべきである(B、 Delaloyeら、J、 Cl1n、 [nv est 87.1986.301参照)。
この発明は、さらに、この発明による式■の化合物と生理学的に受容な賦形剤又 はアジュバントからなるワクチンに関する。
このようなワクチンの使用に関して、この発明の化合物は、R10が前に定義し たキャリアCA又は基(糖)、で還元末端糖単位が、キャリアCAにグリコサイ ド的に結合しているものが好ましい。キャリアCAは蛋白キャリアからなるか、 上記の脂質基であるのが好ましい。
一般的に、ワクチンは免疫系の関連部分を最適に刺激する、すなわち免疫剤をあ る期間、認識、取込み又は刺激に必要な池の相互作用又はプロセッシングに関し て最適である型で提供させるべきである。
キャリアCAが脂質基のとき、ワクチンの特に興味ある具体例は、式Iの化合物 が超高分子集合体の一部を形成するものである。用語“超高分子集合体″とは、 粒子の懸濁液、コロイド、エマルジョン又は溶液(粒子サイズによる)で、粒子 の表面に、この発明の化合物が、免疫系の存在を検出し、免疫応答を溶出させる ように周囲環境と相互作用できる仕方で位置することを意味する。粒子は、生体 分解性ポリサッカライド粒子、例えばデキストリン粒子、式(1)の化合物を液 状メンブレン中に含む界面活性剤層からなるメンブレンからなる“液体”粒子の ような、多数の特に生体分解性粒子の何れであってもよい。“液体″粒子の例は 、リポソーム、ミセル又は立体相粒子である。
さらに他の観点では、この発明は請求項1O〜16の何れかによる抗体と医薬的 に受容な賦形剤とからなる、ガン関連抗体としてガングリオシドラクトンを有す るヒトのガン治療用医薬組成物に関する。
この発明の組成物に使用される賦形剤は、何れの医薬的に受容なビヒクルでもよ い。このビヒクルは、注射用組成物の製造に普通に用いられる何れのビヒクルで あってもよく、例えば、等張又は緩衝食塩水のような希釈剤、懸濁剤などがある 。組成物は、抗体の医薬性に有効量体に、ビヒクルを組成物中で抗体の所望濃度 が得られる量体で混合することにより作ることができる。
ある場合は、抗体をキャリアー、特に巨大分子キャリアに結合させるのが有利で ある。巨大分子キャリアとしては、この発明の化合物について上記した何れでも よい。巨大分子キャリヤーは、通常トキシンが疎水性の非共存相互作用で結合さ れるポリマー、例えばポリスチレンのようなプラスチック、抗原あるいは抗体が 共有結合されるポリマー、例えばポリサッカライド、あるいはポリペプチド、例 えばウシ血清アルブミン、オボアルブミン、キーホールリンベントヘモシアニン である。さらに、巨大分子キャリアは、抗体が結合する細胞審剤あるいは抗新生 物剤のような医薬から選ぶのが有利である。
巨大分子キャリアは、非毒性で非アレルギー性であるのが好ましい。抗体は、巨 大分子キャリアに多価的に結合でき、それにより組成物の免疫性を増大しつる。
径口投与用の組成物としては、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、パスタ、ゲル、混合 液又は懸濁液の型で、任意に放出遅延コーティング又は抗原(すなわち、この発 明の化合物)が胃を通過する際に保護するコーティングを有していてもよい。
顆粒、錠剤、カプセル剤のような固形製剤は、糖、フルビトール、マンニトール 、珪酸のような充填剤、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドンの ようなセルロース誘導体、澱粉、重炭酸ナトリウム、炭酸カルシウムのような崩 解剤、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ステアリン酸カルシウムのような滑 剤を含むことができる。パスタ、ゲルのような半固形製剤は、アルギネート、ゼ ラチン、カラギーナン、トラガントゴム、ペクチンのようなゲル化剤、流動パラ フィンのような鉱物油、トウモロコシ油、ヒマワリ油、ナタネ油、ブドウ種子油 のような植物油ならびに澱粉、ゴム、ゼラチンなどの糊料から構成できる。混合 液、懸濁液のような液状製剤は、水、流動パラフィンのような鉱物油、トウモロ コシ油、ヒマワリ油、ナタネ油、ブドウ種子油のような植物油などの水性又は油 性ビヒクルから構成できる。この発明の抗体は、常法により液状ビヒクルに懸濁 できる。
放出遅延コーチングとしは、例えば腸溶コーティングで、シヱラック、セルロー スアセテートフタレートのようなセルロールアセテートエステル類、ヒドロキシ プロピルメチルセルロースフタレートのようなヒドロキシプロピルメチルセルロ ースエステル類、ポリビニルアセテートフタレートのようなポリビニルアセテー トエステル類、メタクリル酸と(メタ)アクリル酸エステル類のポリマーから選 択できる。
特に、注射用組成物は、この発明のワクチンに関して記載した、粒子懸濁液、コ ロイド、エマルジョン又は溶液の型を使用して製剤化できる。
また、組成物は、半割のような直腸投与用に適用できる。このような半割は、カ カオ脂や他のグリセライドのような通常の賦形剤を含むことができる。
さらに、この発明は、この発明の化合物又はこの発明の抗イデイオタイプ抗体を 、ヒトのガン腫の治療用医薬の製造への使用、又はこの発明の抗体又は抗−抗イ デイオタイプ抗体をヒトのガン腫の治療用医薬の製造への使用に関する。
ガン、特にガン腫、通常の細胞より高濃度にガングリオシドラクトンを含む細胞 、特に細胞膜の治療は、当業者に知られた各種の手法で行うことができる。この 発明の化合物に対する抗体(特に上記の理由のヒトモノクロナール抗体)は、ガ ン患者に注射でき、ガンに直接又は、各種のエフェクター機構、例えば補体仲介 細胞毒性又は抗体依存細胞仲介細胞毒性を介して戦わすことかできる。
他の具体例によれば、抗体は、ドラック標的アプローチ(drug targe ting approach)に利用することができる。抗体は、上記のように 患者に注射する前に、医薬にカップリングさせ(従ってこれらをその活性の部位 に移送する)又は細胞毒T−細胞又は他の細胞毒細胞の抗原のような細胞毒エフ ェクター機構に対する池の抗体にカップリングさせて修飾することができる。
この発明の抗原化合物に対する1つの結合部位と他の抗原又は上記の医薬に対す る他の結合部位を含有するハイブリッド抗体も、問題の腫瘍にツーウェイアタッ クをするのに有利に用いると考えられる。
医薬の標的化は、原則として、医薬が既に抗原−抗体反応によりカップリングさ れているハイブリット抗体、又は医薬とカップリングしていないハイブリッド抗 体の何れかを用いて行うことができる。第1の場合に、抗体は投与により、抗体 を有する医薬を運んでガン細胞膜のガングリオシドラクトンをめ、そこで医薬の 効果を奏しつるであろう。第2の場合には、抗体の前又は後に医薬を別に投与す ることが必要で、抗体は、ガン細胞の表面での身体中又は血清中で医薬と反応す るであろう。
抗体とカップリングさせる医薬は、メルフアラン、クロラムブシル、ブスルファ ン、シスプラチン、チオテパのようなアルキル化剤の制ガン剤、メトトレキサー ト、プルラシル、アサチオプリンのような代謝拮抗物質、ビンクリスチン、ビン ブラスチンで代表される細胞分裂抑制剤、ドキソルビシン、タウノルブソン、プ レオマイシンのような抗生物質が代表的なものである。医薬は細菌又は他のトキ シンであってもよい゛。
この発明の化合物は、体内での抗ガン免疫応答を刺激するため免疫化に用いるこ とができる。このため、この発明は、この発明の式Iの化合物と生理的に受容な 賦形剤とからなるワクチンに関する。この発明の化合物をガン患者の、例えば白 血球と培養して、ガンに対するエフェクター細胞を作るため生体外で使用しても よい。
この発明の化合物又は医薬組成物は、それらを投与することからなる、特に細菌 又はウィルスの細胞への付着に関しての細胞−細胞又は細胞−ウィルス相互細胞 、ヒト又は動物における感染、ガンの転位を阻害する方法に使用できる。この方 法は、細胞表面におけるガングリオシドの機能の1つがレセプターとして機能す るという事実に基くもので、一方、例えば細菌又はウィルスと池方咄乳動物細胞 間の相互作用で、ガングリオシドは認識レセプターと機能し、このものは、細菌 又はウィルスの表面でエピトープと作用し、これらが細胞表面に付着するか、又 は実際に細胞を侵襲することをみかけることが知られている。
かくして、この発明の化合物は、細菌、ウィルス又は転移細胞でエピトープを“ 飽和する”のに役立つことができ、従って、エピトープの能力を低下させ、天然 レセプターと相互作用することができる。
さらに、この発明の化合物は、循環する抗腫瘍抗体又は免疫コンプレックスを除 去するため又は抗体製剤の精製のための体外装置に使用できる。そのため、この 発明は、抗体含有溶解と抗体と反応しうる式Iの化合物〔化合物は固形支持体( 親和クロマトグラフィー法におけるシリカゲルやデキストランのような固定相) にカプリングされているか結合されている〕と接触させ、支持体から抗体を放出 させることからなるこの発明の抗体の精製法に関する。結合抗体を支持体から放 出するには、Maniatlisら(Molecular Cloning:A  Laboratory Manual、Co1d Spring Harbo ur、 1982)に記載の周知方法により行うことができ、その際、例えば9 H1塩基度やイオン強度の変更、抗原様化合物の溶液に置き換えし、透析などを 行うことができる。
本発明の化合物をワクチン中に使用する可能の自然のなりゆきとして、本発明は 、さらに、本発明による化合物を、その化合物に対する抗体の生成を誘因しつる 量で、投与することからなるガン関連抗原としてガングリオシドラクトンを有す る人ガンに対する免疫保護を処置又は高める方法に関する。
本発明の化合物に対する抗体は、さらに、抗−イディオタイプ又は抗−抗−イデ ィオタイプ免疫応答を刺激するために投与できる。本発明の化合物と反応する抗 体に対してもたらされる抗−イディオタイプ抗体(ノモクロナール又はポリクロ ナール、もしくはこれらのフラグメント)は、これらの抗原化合物に類似のエピ トープ(抗原決定基)を表現でき、そのため、抗ガン腫瘍免疫応答を誘出するた め、免疫化と類似の方法で使用できる。このような抗体は、tIclの抗体につ いて上記した体外装置にも使用できる。
抗−抗イデイオタイプ抗体は、第1の抗rm瘍抗体についての記載と同様に使用 できる。
この発明の診断方法の池の具体例は、この発明の抗体の手段で生体内で腫瘍(特 に限定されるものではないが、ガン腫)を探し出す方法に関する。この方法は、 この発明の抗体を検出できるように漂識化してその珍断有効量を投与し、結合抗 体の局在する部位を決定することからなる。抗体は、放射性同位元素、特にテク ネソウムのような生理学的に認容の同位元素で漂識化てき、続いて注射し、公知 の方法、例えば適当な構成のガンマ−線検出器て検出てきるQlach、 J、  P、 らNature 248.1974゜p704)。
この発明を図で例証すると、 図1は、GM、−ラクトンメチルグリコシドのエネルギーを最小化した立体構造 の2次元透視図、図2は、実施例1で生成したGMs −ラクタムのメチルグリ コンドについてエネルギーを最小化した3次元構造の2次元透視図、図3は、図 1と図2で示した2つの構造の重ね図、図4a−dは、GM、−ラクタム−BS Aフンシュゲートに対し生じたあるノモクロナールの結合阻止曲線(下記実施例 5参照)。
この発明はさらに次の実施例で例証される。実施例1〜4において用いられるか 又は製造される各種の原料、中間体と生成物1〜29を以下に示す。
実施例1 ネオグリコプロティンGM、−ラクタム−BS’A(18)の合成は、原料物質 l、2及び10を用いてなされた。中間体3〜9及びIf−17が単離され、特 徴付けられた。
A)2−(トリメチルシリル)エチル 2.3.6−)リー〇−ベンジル−4− 0−(3,4,54リ−0−アセチル−2〜アジド−2−デオキシ−α/β−D −ガラクトピラノシル)−β−D−グルコビラソシド(3αβ)化合物2 (J anssonらJ、 Org、 Chem、 198g、 53.5629:4 ゜5g、8.2’2モル)、+ (2,9g、7.36モル)及び乾燥分子篩( 4人、3g)を乾燥ジクロロメタン(50ml)に溶解し、その混合物を窒素雰 囲気下、60分間攪拌した。珪酸銀(van Boeckel、 C,A、 A 、、 Beetx、 T、 Rec、 Trav、 Chem、 Pays−B as、 1987.106.596: 8 g)を加え、その混合物を室温で1 8時間、強力に攪拌した。残渣をクロマトグラフィーに付して(SiO2;ヘプ タン/EtOAc傾斜6:1−4:1)、3αβ(3,87g、61%:α/β =8:92)を得た。
”)!−NMRdata (CDC13) 6 5.19 (d、LH,J =  3.コツ Hz、H−4’β)。
4.60 (dd、1.)!、J −3,27,10,8H2,F!−]/β1 . 4.40 (d、 LH,J −7,6Hz、H−1β)、 4.コ9 ( d、1)1. j −8,1Hz、H−1’ρ)、2.09. 2.04゜1. 99 (コS、 コHeach、OAcβl、1.05 (m、2H,O!2S il、0.04 (s、9H,’51M5コ)・ 1コC−)rMR(CDC13) 6 101.3. LOコ、0. 100. 7. 97.6゜B)2−(トリメチルシリル)エチ/L、2. 3. 6−1 −IJ−0−ベンジル−4−0−(2−アジド−2−デオキ゛シーα/β−D− ガラクトピラノシル)−β−D−グルコピラノシド(4αβ) 化合物3αβ(3,7g、4.28ミリモル)をメタノール性ナトリウムメトキ シド(0,2M、50m1)で、室温にて1時間処理した。その混合物をツユラ イト([1uolite;H’)樹脂で中和、濾過し、溶媒を除去して粗生成物 4αβ(3,06g、97%)を得、精製しないで次の工程で用いた。
C)2− (1−リメチルシリル)エチル 2.3.6−)リー〇−ベンジル− 4−0−(2−アジド−2−デオキシ−3,4−及び−4,6−0−イソプロピ リデン−α/β−D−ガラクトピラノシル)−β−D−グルコピラノシド(5α β及び6β)化合物4αβ(750mg、1.01ミリモル)及び(±)−カン ファースルホン酸(15mg)を、2.2−ジメトキシプロパン(25ml)に 溶解し、その混合物を、室温で48時間攪拌した。トリエチルアミン(2ml) を加え、その混合物を、トルエン(4X20ml)で共濃縮してアミンの痕跡を 除去した。残渣は、メタノール/水(10・1.44m1)に溶解し、その混合 物を3時間還流しく浴温度85°CL次いでトルエン(3X30ml)で共濃縮 した。残渣はクロマトグラフィーに付して(Si○、:ヘブタン/EtOAc傾 斜5:l→I:2)、(溶出液の順序で) Msa2C)、1.04 (m、2)!、CM2SLl、a、o4 (S、9H ,5ixaコ)。
を得た。
D)2− (トリメチルシリル)エチル 2,3.6−4リ−○−ベンジルー4 −0−(2−アジド−6−0−ベンジル−2−デオキシ−3,4−0−イソプロ ピリデン−β−D−ガラクトピラノシル)−β−D−グルコピラノシド(7β) 及び2−(トリメチルシリル)エチル2,3.6−トリー〇−ベンジル−4−0 −(2−アジド−4−0−ベンジル−2−デオキシ−4,6−0−イソプロピリ デン−β−D−ガラクトピラノシル)−β−D−グルコピラノシド(8β)混合 物5β6β(2,35g、3.02ミリモル)をジメチルホルムアミド(40m l)に溶解し、水素化ナトリウムを加え、室温で攪拌した。1時間後、臭化ベン ジル(0,6ml、5ミリモル)を加え、その混合物を一夜室温で攪拌した。メ タノール(5ml)を滴下し、ジクロロメタン(300ml)を加え、その混合 物を水で洗浄しく5X200ml)、乾燥して(Na、So、) 、IJ縮した 。残渣をクロマトグラフィーに付して(Sift;ヘプタン/EtOAc傾斜2 0’:l→1゜1)、(溶出液の順序で) フβ (2,24g、861; Rf O,コl、5i02. h*pcane /EセOAc コニi) [α]D25+2L’ +H1,4,CDC13); IH−NKRdata (CDC14164,40(d、LH,J −7,8H l、 )(−1)、4.2988 (221mq、84: Rf O,15,5 i02.haptane/EtOAc コニ1);IH−NMRdata (C DC13) & 4.40 (d、 IH,J −7,9Hl、 H()、4. 26(d、 LH,J −8,1Hz、 H(’)、 110 (dd、 11 (、J −16,10,2Hz。
H−3’)、L、45. 1.37 (2s、IHeach、Me2C)、1. 04 inl、CH25L)−を?辱tこ。
E)2− (、トリメチルシリル)エチル 2.3.6−トリー〇−ベンジル− 4−0−(2−アジド−6−〇−ベンジルー2−デオキシーβ−D−ガラクトピ ラノシル)−β−D−グルコピラノシド(9β) 混合物7β(2,20g、2.53ミリモル)を酢酸/水(50ml、85 :  15)に溶解し、その混合物を85°Cで、90分間攪拌し、次いで、トルエ ン(5X20ml)で共濃縮した。残渣をクロマトグラフィーに付して(SiQ t+ヘプタン/EtOAc傾斜4: l→2:I)、9β(1,96g、94% )を得た。
1−)!−NMRdata (CDCl2) 5 4.40 (d、LH,J  −7,6にz、)t−1)、4−コ1(d、LH,J −8,1Hz、H−1’ )、2.76 (d、1)t、、y −コ、7 Hz: 0HII2.56 ( d、 114. J −8,0Hz、 OHI、 1.04 (m、 2L C ’H2S1)、 0.04 (5゜9M、SiM!11゜ F)2−(トリメチルシリル)エチル 0−(メチル 5−アセトアミド−4, 7,8,9−テトラ−0−アセチル−3,5−シーデオキシーD−グリセロ−α −D−ガラクトー2−ノヌルビラノシロネート)−(2→3)−0−(2−アジ ド−2−デオキソ−6−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→ 4)−2,3,6−トリー〇−ベンジルーβ−D−グルコビラノット(11) 化合物9β(1,98g、2.39ミリモル)及び0−エチル−3−(メチル( 5−アセトアミド−4,フ、8.9−テトラ−0−アセチル−3,5−ジ−デオ キシ−α−D−グリセロD−ガラクトー2−ノヌロピラノンル)オネート) ( Marra、 A。
5inay、 P、 Carbohydr、 Res、 1989.187.3 5: 10; 1 、 71 g。
287ミリモル)を新鮮な蒸留乾燥アセトニトリル/ジクロロメタン(70ml 、3.2)に溶解し、分子篩(3人、4g。
加熱により活性化する)を加える。その混合物を窒素雰囲気下、室温で90分間 攪拌する。トリフレート銀(トリフルオロメタンスルホン酸銀)(0,738g 、2.87ミリモル)を加え、その混合物を一78゛Cに冷却し、20分間攪拌 した。1. 2−ジクロロエタン(0,77m1.)中の臭化メチルスルフェニ ル(Dasgupta、 F、、 Garegg、 P、 J、 Carboh ydr、 Res、 1988.177゜c13:0.365g、2.87ミリ モル)を、反応混合物に加え(シリンジ)、攪拌を一78°Cで2時間持続した 。ジイソプロピルアミン(1ml)を加え、その混合物を−“78°Cで1時間 攪拌し、次イテ、ジクロロメタン(300ml、−20°C)とともにセライト を通して濾過した。その混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び水で洗浄し 、乾燥(Nat 5o4)、濃縮した。残渣をクロマトグラフィーに付して(S ins:)ルエン/EtOH傾斜45:l→25・1)、不純物+1を得た。異 なった溶媒を用いた第2のクロマトグラフィー(SiO2)に付し、以下の化合 物を得た。
i)へキサン/EtOAc (1: l)で、9β(0,81g。
41%)、 11)トルエン/EtOAc(5:4→1:141:2)で、2’ −3’−β −リンクされたトリサツカライド(0,15g。
5%)、 1ii))ルzン/EtOAc (1: 3) で、化合物11(1゜63g、 52%)、 1v)EtOAcで、10の2.3−脱離生成物(0,59g。
); 4.40 (d、LH,J −7,コ Hz、H−1)、4.17 (dd、L H,J −3,2,10,01コC−NMRdata (CDC13) 6 C 70,9,170,6,170,2,’ 1フ0.1. C70,0゜16B、 4. エコ9.コ、l]a、7. LコB、5. 131m、1. L2L]、 L211.2. 12LL。
12フ、6. 127.5. C27,46,C27,4,127,L、10コ 6工、100.6. 97.5゜Bコ、L 112.1. フロ、9. 75. 2. ハ、9. 74J、7コ、コ、7:1.2. 72.5. 72.2゜6 9.0. 68.7. 6B、4. 6a、3. 674. 67、L、66. 9. 62.7. 62.4. 5コ、IL49、コ、 コア、0. 23.2 . 21.2. 20.9. 20.7. 20.6. 1B、5. −1.4 ゜G)TMSE t 0M3−ラクタム(12)化合物11 (400mg、0 .306ミリモル)、塩化二・メチル(NiCI*/6H* 0.1.37g、 5.75モル)及びホウ酸(648mg、11.iミリモル)を、エタノール( 30ml)に溶解した。その混合物を攪拌し、0°Cに冷却した。エタノール( 20ml)中の水素化ホウ素ナトリウム(308mg、8.14ミリモル)の溶 液を10分間で滴下した。
10分後、その混合物を濃縮し、残渣をジクロロメタン(50ml)に溶解した 。その混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び水で洗浄し、乾燥(Nat  SO4) 、濃縮した。残渣をメタノール性ナトリウムメトキシド(0,05M 、5m1)で、−夜室温にて処理し、次いで、酢酸で中和し、トルエンで共濃縮 した。残渣をピリジン(5ml)とともに室温で一夜攪拌し、トルエンで共濃縮 した。残渣を、シリカ(CHCl s /Me 0HIO:1)を通して濾過し 、ろ液を濃縮した。残渣を酢酸(10ml)で、室温にて一夜還元した(H*  、Pd/C,10%、1気圧)。その混合物をセライトを通して濾過し、ろ液を 濃縮した。残渣をクロマトグラフィーに付しくSiO,;C1)、12 (11 8mg、54%);((Z)D” 22゜LH−NMRdata (020)  64.69 (d、 IM、 J = 8.0 Hz、 H−1’)、 4.4 7(d、LH,J −11,1Hz、I(−1)、4.32 (m、LH,H− 411)、:1.2コ (t、LH。
J = 9.0 Hz、H−21,2,59(dd、LM、J −5,3,13 ,4Hz、H−3+T6q)。
2.02 (s、3H,NHAc)、1.67 (dd、LH,j −LL、4 . 12.9 Hz。
H−3″ax)、L、OO(m、2M、CH25il、0.00 (S、9H, SiMa31;1コC−NMR(02016L12.9. C69,6,102 ,コ、100.7. 98.8. 7g、9゜7L8. 77.0. 74.9 . 74.8. 7コ、9. 712. 7L、0. 69.コ、6B、6.  67.5゜66、コ、64.1,6L、a、6L5,52.6. 5L、6.  40.1,22.9. 1B、4.−C7゜H)TMSEt 0M3−ラクタム −AC(+3)化合物+2(l13mg、0.158ミリモル)を無水酢酸/ピ リジン(1:l、5m1)で、室温にて24時間処理し、次いてトルエンで共濃 縮した。残渣をクロマトグラフィーに付しく5iO=;トルエン/エタノール、 5:l)、13(171M−NMRdata (CDC13) 6 5.61  (bd、IH,J −10,5Hl、H−7′1)。
5.46 (bdt、 LH,H−4”l、 4.45 (dd、 IH,J  −7,9,9,2Hl、 H−2+。
4.54 (d、 IH,J −7,8Hz、 H−11,4,40(d、 I H,J −8,6Hz、 H−1’)、2.40 (dd、LH,J = 5. 6 and エコ、4 Hz、H−3”aq)、2.20゜2.1B、2.09 . 2.09. 2.08. 2.06. 2.Oa、2.03. 2.00.  L、119 (9!I。
コHeach、OAc、1fHAc)、C79(dd、1)!、J −11−4 ,12,9Hz、H−■)クロロGMs−ラクタム−Ac (14)化合物13  (167mg、0.153ミリモノL;)及びジクロロメチルメチルエーテル (0,105m1,1.18ミリモル9を乾燥クロロホルム(4ml)に溶解し 、新鮮な溶融塩化亜鉛(=20mg)を加えた。その混合物を、室温にて一夜攪 拌し、クロロホルム(25ml)を加え、その混合物を飽和炭酸水素ナトリウム 水溶液及び水で洗浄、乾燥(Nag So、)t、、濃縮して粗生成物14を得 、精製しないで用いた。
’HNMR(CDCI * )66、 20 (d、IH,J=3゜9Hz、H −1) J)2−ブロモエチルGM、−ラクタム−Ac(15)化合物14 (156m g、0.154ミリモル)を、ジクロロメタン(2ml)中の2−ブロモエタノ ール(0,1ml。
1.4ミリモル)、トリフルオロメタンスルホン酸銀(52mg、0.2mmo  l)及び分子篩(3人、0.1g)の攪拌した混合物に、−28°CS窒素雰 囲気下にて滴下した。4時間後、冷却浴を除去し、その混合物を一夜放置し、次 いで、セライトを通して濾過し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び水で洗浄し 、乾燥(Nat SO4) 、濃縮した。残渣をクロマトグラフィーに付しく5 iOt;)ルエン/エタノール、lOO12、α、β−混合物(15:85)と して、15 (90,mg、 54%) ; (α) o ” −27° (c  1.2.CDC1*)を得た。
1H−NMRdata (CDC13) 6 4.90 (dd、IJi、J  −8,0,9,4N2. H−21。
4.78 (d、LM、、、7−8.1 Hz、H−11,3,42(bt、2 L QC■2CH2)、2−40(dd、LH,J −5,6,エコ、2 +( z、+(−3”eq)、2.20. 2.L5. 2.エコ、2.07゜2.0 6. 2.05. 2.oo、C89,(8s、コOH,OAc、N11Ac) 。
K)スペーサーGM、−ラクタム−Ac(16)化合物15(90mg、0.0 82ミリモル)、炭酸セシウム(32mg、0.10ミリモル)及びジメチルホ ルムアミド(4,5m1)を室温で、窒素雰囲気下、10分間攪拌した。
メチル3−メルカプトプロピオネート(37μL0.33ミリモル)を加え、混 合物を2.5時間攪拌し、ジクロロメタン(30ml)を加え、その混合物を水 で洗浄し、乾燥(NagSQ、)、!縮した。残渣をクロマトグラフィーに付し く5iO1:トルエン/エタノール、傾斜15:1→10・1)、α。
β−混合物(〜15:85)として、16(77mg、82%)、〔α〕。!!  23° (c 1.1.CDC1,)を得た。
2、L5.2.11.2.07.2.06F3.2.06.2.04.2.00 .1.99.1.89゜(10g、コHaach、OAc、N’HAcl H1 3C−?iKR(CDCl2) 6 C72,C71,4,17L2. 170 .8. 170.4. 170.コ。
C70,l、 169.9. C69,8,169,7,167,7,100, 5,100,2,974,77,2゜76.7. 75.2. 75.1. 7 コ、0. 72.3. 72.1. 717、7L4. 70.4. 69.7 ゜69.4. 67、コ、65.1. 62.15. 61.0. Si8.  50.9. 4g、7. コア、コ、:14.7゜L)スペーサー0M3−ラク タム(17)化合物16(49mg、0.043ミリモル)゛を、メタノール性 ナトリウムメトキシド(0,02M、2m1)に溶解し、その混合物を室温にて 4時間攪拌し、次いでシュライl−H”樹脂で中和し、濾過及び濃縮した。残渣 をクロマトグラフィーに付しくS iot; CHCl、/MeOH/H,01 lO:5:1)、α、β−混合物(、〜I:8)として、17(28mg、1− H−NMRdata (CDC13) & 4.92 (d、 L)I、 J  −4,1Hl、 H−1a)、 4.69(d、 LH,J m 8.I N2 . H−11)、 4.48 (d、 1M、 J −8,1N2. !(−I B)。
4、:+2 4rn、LH,H−4”l、170 (s、コH,COOMe)、 lコO(t、IH,J =8.1 Hl、 H−21,2,85,2,81(k it、 2Heach、 CH2)、 2.71 (kit、 2H。
CI(2)、2.57 (dd、L)L、J −5,4,13,2Hz、H−: l”aq)、2.02 (S、3H。
N)lAc)、 1.67 (dd、IH,J −10,3,L3.2 1(z 、H−コ”ax);13cmドMRdata (o2o) & C75,9,C 69,6,103,1,100,7,911,8゜1B、74. 7B、71.  フ7.0. 75.0. 74.6. 7コ、a、711.2. 7L、0.  69.9゜61i1.6. 6g、2. 64.1. 6L日、 6L、5.  5コ、1. 52.6. 51.6. 40.工、 コ5.0゜]L6. 2 7+1.、 22.9. Lコ+O,L2.9゜M)0M3−ラクタム−BSA −コンジュゲート(18)化合物17(22mg、28.9マイクロモル)及び 水和ヒドラジン(85%、0.25m1)をエタノール(2ml)に溶解し、そ の混合物を一夜室温で攪拌し、濃縮した。残渣を水に溶解し、凍結乾燥した。得 られたヒドラジンをジメチルスルホキシド(0,5m1)中に溶解し、ジメチル スルホキシド(50μm)中の亜硝酸第3級ブチル(9μm、75マイクロモル )の溶液を添加し、続いて、ジオキサン中の塩酸(4M。
53μm)を加えた。混合物を室温で30分撹拌′し、ジメチルスルホキッド( 50μm)中のスルファニル酸(5mg、55マイクロモル)の溶液を加えた。
15分後、混合物に攪拌下で四ホウ素酸ナトリウムー炭酸水素カリウム緩衝液( 1ml、0゜08MのN a 2 B + O?及び0.35MのKHCO,) 中の牛の血清アルブミン(27mg、0.41マイクロモル)の溶液を滴下によ り加えた。pHを水酸化ナトリウム(IM)の添加によって85〜95に維持し た。混合物を4〜15°Cで1時間及び室温で一夜攪拌し、次いで4d用の蒸留 水で透析し、凍結乾燥し、18(33mg)を得た。結合の度合い(18のモル 数/BSAのモル数)は硫黄燃焼分析により21であった。
実施例2 TMSEt GM、−ラクタム(22)の製造A)化合物19 エタノール(60ml)中の化合物II (Ig、0.768ミリモル)を0° CまてのN1CIz・6HtO(3,42g。
14、ミリモル)で冷却し、エタノール(60ml)中のH。
BCh (1,72g、27. 8ミリモル)を攪拌しながら15分かけて滴下 した。攪拌と冷却を更に15分続けた。反応混合物を乾燥状態まで濃縮し、CH tC1* (〜150rnl)に溶解し、N a HCOrの飽和溶液と水でそ れぞれ洗浄した。有機層を乾燥しくN a !S O4) 、乾燥状態にまで蒸 留した。残渣をピリジン(20ml)中に溶解し、85°Cで48時間攪拌した 。蒸留及びトルエン(lomlx3)と共沸蒸留し、続いて1H−NMR(CD C13) 6’ 5.63 、(1,LH,)l−4”)、5.:エコ (d、 LH,J s 10.2Hz、 AcNHl、 5.27 (dd、LH,J  −2,20,5,86Hl、 H−7) 、5.16 (m。
LH,H−6”)、4.48 (d、IH,J −8,05Hz、H4)、4. 37 (d、IH,j −ajQ Kz、 H−L)、 2.67 (d、 L H,J −2,21(z、 O)り、 2.49 (dd、 LH。
J−5,64,111Hz、H−3”eq)、2.16,2.0コ、2.02. L、96,188(5s、 40Ac and II(Ac) 、 LJ5 ( dd、 1M、 J # 1.LL 12.91(z。
H−コ”aXl、126 (Ill、2H,C7(2Sll、0.05 (S、 9H,SiMa31゜B)メチル−3,4,6−1−クー0−アセチル−2−デ オキシ−2−フタルイミド−1−チオーβ−D−ガラクトピラノシドメチル−3 ,4,6−1−クー0−アセチル−2−デオキシ−2−フタルイミド’−1−チ オ−β−D−ガラクトース(680mg、1.425ミリモル)、メチルチオト リメチルシラン(0,8m1.5.64ミリモル)及びCH,C1,中のトリメ チルシリルトリフレートの混合物を室温で2日攪拌した。ジイソプロピルアミン (1mlまで)を加え、CH*C1*(50mlまで)で希釈し、NaHCO, の飽和溶液と水でそれぞれ洗浄した。有機層を乾燥しくNa2SO2) 、乾燥 状態まで蒸留した。カラムクロマトグラフィー(トルエン−EtOAする非晶質 の粉末として純粋な2oを得た(630mg、95%)。
IH−ドMRdata (CDC13) 6 フ、8フーフ、74 (m、41 . aromaticl、s、a)Hz、H−2+、4.25−4.10 (町  コH,H−6,H−5)、2.20 (1,コH,5CH3)。
2.19. 2−05. L、a5 (1g、98. 30人C1゜C)化合物 21 CH*CII−CH3CN (2: 1,3m1)中の化合物19 (200m g、0.161ミリモル)、化合物20 (150mg、0.322ミリモル) 及び3人の分子篩(0,1g)を窒素雰囲気下で1時間撹拌した。トリフレート 銀(0,084g、0.327ミリモル)を添加し、窒素雰囲気下でフラッシュ させ、−78℃に冷却した。メチルスルフェニルブロマイド(l、2−ジクロロ エタ”、to、09m1中、0.041g。
0.322ミリモル)を4部に分けて注入した。温度を一28°Cに上げて、混 合物を3時間攪拌した。ジイソプロピルアミン(0,2m1)を加え、30分攪 拌した。混合物をセライトを通して濾過し、CH,C1,(50ml)で希釈し 、NaHC・ 0.の飽和溶液と水でそれぞれ洗浄した。有機層を乾燥しくNa tS04)、乾燥状態まで蒸留した。カラムクロマトグラフィー(トルエン−E tOH40:1→30:1)+、:より[<23 o ”−18° (c 1. 0.7.CHCIs)を育する粉末として21を得た(137mg、51%)。
11f−NMRdata (CDC13) J 7.8−7.2 (!II、  aromatic)、 5.81 (d、 1HtJ 館8.4 Hl、H−1 ”’)、5.53 (dd、LH,Jm〕、2,12.4 M!、H−3”#) 。
5.41 (m、LH,!(−4”)、5.コロ (bd、Jm2.7 8!、 )i−4”’)、5.31 (m。
2M、)i−7″、II”l、5.19 (d、LM、、7−10.3 Hz、 NM)、4.56 (dd、LH。
J w 8.4. 11.5 Hz、、H−2”勺、コ、0) (dd、LH, J # 5.7. 9.1 Hz。
H−3″・q)、2.1a−t、+n (7S、24H,70Ae and N RA(:)、1.oo (Ill、2M。
CH25i)、0.02 (L 9H,、SiMel)。
D)TMSE t GMt−ラクタム(22)氷酢酸(3ml)中の化合物21  (90mg、0.054ミリモル)及び10%Pd−C(50mg)を室温で 一夜水素下で攪拌し、セライトを通して濾過し、蒸留した。残渣を20m1 ( エタノール)で希釈し、蒸留及びエタノール(5XlOml)で共蒸留した後、 エタノール(3ml)に溶解し、ヒドラジン水和物(0,3m1)を加え85℃ で1時間20分攪拌した。残渣をピリジン/Ac*O(1:l、3m1)中で1 時間室温で攪拌し、次いで蒸留及びトルエン(5g5ml)で共蒸留した。脱ア セチル化をメタノール性NaOMe (0,05M。
2m1)を用いて2時間室温で行った。次いで混合物をジュライト上3樹脂を用 いて脱陽イオン化し、濾過し、蒸留した。残渣を、カラムクCl?トゲラフイー  (CHCIs−MeOH−HsO,10:5:1)により[α]。′鵞−29 ’(旦1.0゜(t、LH,J −8+5 Hl、H−2)、2.6コ (dd 、11. J m 5.95. 14.9 Hl。
H−3″!q3. 2.12 (dd、LH,J −5,Lコ、14.9 Hl 、H−31111X)、2.0コ。
2.02 +25!、6M、2NにAcl、o、s9 (m、2H,CH25i l、0.00 (j コH2S1M*コ)。
実施例3 TMSEt GM、−ラクタム(29)の製造A)2− ()リメチルシリル) エチル−3,4,6−)リー〇−アセチルー2−アンド−2−デオキシ−β−D −ガラクトピーアセチルー2−アジド−2−デオキシ−β−D−ガラクトビ 。
ラノンルブロマイド(6g、15.2ミリモル)、2−(トリメチルシリル)− エタノール(2,7g、22.8ミリモル)及び4人の粉末状分子篩(14,6 g)を窒素雰囲気下で1時間攪拌した。珪酸銀(369)を加えた。20分攪拌 した後、反応混合物をセライトを通して濾過し、乾燥させるために濾過物を蒸留 した。残渣のカラムクロマトグラフィー(ヘプタン−EtOAc 3 : 1) により[αコD”−18° (C1,I。
CHCl5)を育するシロップ状の23を得た(5..11g。
78%)。
1H−NHRdata (CDCL:l) 6 5.32 (bd、114.  H−41,4:)7 (dd、LH,、r −]、コ、10.9 Hz、H−3 )、4.コツ (d、LH,J −8,0Hz、I(−11,4,22−コ、9 8 (m、コH,H−6,0CH2)、コ+115 (m、LH,H−5)、3 .フO−3,61(In。
2J H−2,0CH2)、2.15−2.04 (コs、98. コ0Acl 、1.06 (m、2M。
CH251)、0.04 (s、 91(、5i3411))。
B)2− ()リメチルシ・リル)エチル−2−アジド−2−デオキシ−β−D −ガラクトピラノシド(24)化合物23 (4,88g、11.3ミリモル) を90分、メタノール性NaOMe (0,04M、50m1)中で攪拌した。
混合物をアンバーライトTR−120(H”)樹脂で脱陽イオン化し、濾過し、 ’ [a] o ”+8.5° (co、8.MeOH)、融点158〜16ビ c(エーテル−ヘプタ:/)17)24(3゜24g、94%)を得るために乾 燥状態まで蒸留した。
IH−ド!’OL data (CD30口) 6 4.29−4.26 (m 、LH,H−1)、4.10−4.01 (m。
LH,0CH2)、コ、99 (dd、i14,1.L 2.6 Hz、H−4 1,3,7コ (m、2M。
ト2.コ)、 3.65 (m、LH,0Of2)、3.46 (me 1u、 H−5L コ、4コ (m、28゜86)、L、OO(m、2H,CH2511 ,0,05(5,9M、51Ml11)。
C)2− (1−リメチルシリル)エチル−2−アジド−2−デオ牛シー3,4 −イソプロピリデン−β−D−ガラクトピラノシド(25) 2.2−ジメトキシプロパン(15ml)中の化合物24(1,0g、3.27 ミリモル)を24時間、触媒量(10mg以下)のp−)ルエンスルホン酸の存 在中で攪拌した。トリエチルアミン(0,5mlまで)を加え、EtsNの痕跡 を除くために蒸留とトルエン(2xiOm+I)との共沸蒸留した。
カラムクロマトグラフィー(ヘプタン−EtOAc 2:10.1%のEtりN を含む)により[α]。”+40.4゜”!4−)1’MRdata (CDC 13) 6 4.24 (d、LH,J −8,51Hz、)i−1)、4.1 0(dd、LH,J −2,0,5,4Hz、H−414,04−3−81(m 、6H)、3.62 (m+LH,0CH2CH2)、]−18(t、 LH, H−2)、2.07 (dd、LH,OHI、C54゜L、:14 (2s、6 )1. CM!21. 1.05 (ra、2H,CH25i)、0.04 ( S、9M。
SLMIり)。
D)2−0リメチルシリル)エチル−2−アジド−2−〇−ベンゾイルー2−デ オキシー3,4−イソプロピリデン−β−D−ガラクトピラノシド(26) ベンゾイルクロライド(0,4g、3.29ミリモル)をOoCでピリジン(I Oml)中の25 (0,87g、2.53ミリモル)の溶液に加えた。混合物 をCH,C1,(50ml)で希釈し、N a HCOsの飽和溶液と水でそれ ぞれ洗浄した。
有機層を乾燥させ(NaxCO−) 、蒸留した。残渣のカラムクロマトグラフ ィー(ヘプタン−EtOAc)により[αコ。
り5+61 (旦0.9.CHCl3)の26を得た(1.12g198%)。
1H−)fMRdata (CDC13168,06−7,57(m、 5H, aramaticl 、 4−25 (d。
LH,J = L5 Hz、 H−11,4,17(dd、 L)L、 、、7 −2.2.5.コ)lz、 H−4)。
1.42 (t、LH,H−2)、1.57. L、コロ (2g、6H,CM @2)、L、04 (m、2H。
C)!2511. −0.01 (s、 9M、SLMeコl。
E)2−(トリメチルシリル)エチル−2−アジド−6−〇−ベンゾイルー2〜 デオキシーβ−D−ガラクトピラノシド(280%(7)酢酸水中の化合物26  (1,07g、2.37ミリモル)を90″Cて2時間攪拌した。混合物を濃 縮し、[α]I。
”+37.8° (c 1. CHCI +) (’)26を得ルタメニ(08 g、83%)、残渣をクロマトグラフ処理したくヘプタン−EtOAc 2 :  l)。
ジデオキシ−D−グリセロ−α−D−ガラクトー2−ノヌルビアジドー2−デオ キソ−6−0−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシド(28) CH,CI、−CH,CN (2+ 3.40m1)中の化合物17 (0,5 g、1.22ミリモル)、化合物10 (0,9g。
1.51ミリモル)及び粉末の分子篩(3人、1.5g)を1時間室温でN、下 で攪拌した。トリフレート銀(0,41g。
1.61ミリモル)を加え、混合物を一78℃に冷却した。l。
2−ジクロロエタン(0,37m1)中のメチルスルフェニルプロミド(0,1 9g、1.47ミリモル)を3部に分けて加え、攪拌を3時間30分、78°C で続けた。ジイソプロピルアミン(0,27m1)を加え、30分、78℃で攪 拌した。通常の仕上げ(仕上げ工程は化合物!■の製造の欄を見よ)を行った後 に、残渣をアセチル化(ピリジン/Ac*Ol : l。
20m1,2時間)された混合物を得るためにクロマトグラフ処理(MTBE− Eta)(20: 1)した。溶媒を除去し、[α] o ”−45° (c  1. CHCIs)の粉末の28を得るために(661mg、58%)、残渣を クロマトグラフ処理した (EtOAc−1ルエン 1 : l→8 ・ 1) 。
1)!−NMRdata (CDCIIl 68.02−7.42 (m、 5 H,aromatic)、 5.6L (m。
L)I、H−81)、5.25 (dd、LH,J −Lり、9.3 Hz、H −7’)、5.06 (d。
IH,J −9,96Hz、 N)LAcl、 4.99 (m、 2!(、H −4,H−4’)、 4.62 (dd。
IJi、J = 3.4. io、i Hz、H−3)、4.41 (m、IM 、+(−6a)、4.37 (d。
LH,J −LI Hz、)(−1)、4.コl (dd、IH,J −2,5 ,12,7Hz。
H−9’a)、4.24 (dd、LH,J −6,2,エエ、コ Hz、H− 6b)、4.10 (dd。
3−H,J −4,8,12,7Hz、H−9’bl、コ、99 (m、コH1 ,3,80(s、コH。
OCRコ)、3.62 (m、2)f)、2.64 (dd、LH,J −4, 6,12,5Hz。
H−4’eq)、2.13−2.04 (5g、15 H,50Acl、194  (m、LH,!(−3’axl。
L、BB (s、 31(、覗C1,1,08(m、 2H,CH25il、  0.00 (J 9K。
51M5コ)。
G)TMSE t GM、−ラクタム(29)エタノール(12ml)中のNa BH+ (204mg、5゜4ミリモル)を滴下し、エタノール(5ml)中の 化合物28(50mg、0.0534ミリモル)、NiC11・6H! 0(4 00mg、1.68ミリモル) 、H,BOs (120mg、l Oミリモル )の溶液を、0°C14時間攪拌した。その混合物を、その後蒸発させ、残渣を CH,C12(69ml)で採取し、次いて炭酸水素ナトリウムの飽和溶液及び 水で、それぞれ洗浄した。残渣は、AcOHで中和されたメタノール性NaOM e (0,05M、5m1)中で、2時間攪拌し、蒸発させた。残渣をSin、 (CH,CL −MeOHl : I/ (CH2C] 2 Me OH1:  1)を通して濾過した。ろ液を蒸発させ、ピリジン(2ml)、)リエチルアミ ン(2m l)及び4−ジメチルアミノビリジン(6mg)とともに、2日間、 室温で攪拌した。溶媒を蒸発により除去し、残渣をクロマトグラフィーに付して (CH,Cl、−MeOH6: l) 、白色粉末として29 (18mg、6 1%)を得た。(α) a ” 13゜4° (cl、Hs○)。
1H−NIGdaセa (C201& 4.57 (d、LH,,7−8,2H 2,H−1]、4.コ2 (町LH,H−4’)、 4.06 (+!l、 L H,0CH2CH2)、 4.02 (bd、1’kl、 H−41,196( dd、L)I、J −2,6,10ニア Hz、H−3)、 3.87 (t、 LH,J −10,コ Hl。
H−5)、2.55 (dd、LH,J −5,4,io、2 Hz、H−3’ @Q)I 2.Ol (1,コH1NHAC)、1.66 (dd、LH,J  −115,12,9Hz、H−3”×L L、02 (ra。
2H,CA25il、o、oo (s、9M、51M113)。
実施例4 配座研究 まず、研究を、0M3−ラクトン、つまり天然に存在するGM、ガングリオシド のラクトンの立体配座構造で行った。驚くことに、CM!−ラクトンは、ラクト ン環がボート型配座(以下の図1参照)として存在する2つの構造によってよく 示され、上記に引用したYuらによって示唆された構造に反するものであったこ とを見出した。
ラクトン環のボート型配座の証拠は、2つの観察に基づ(もMRシグナルは、親 GM、−ガングリオシドに比較して〜0゜6ppmまでダウンフィールドにシフ トした。このような強力な脱遮蔽効果は、問題になっている水素原子と酸素原子 との間隔が近接している(H,、、O−間隔〈2.7人)しるしである( Bo ok、に、: Kihlberg、 J、; Magnusson、 G、 C arbohydr、 Res。
1998、176253)。2つのボート型配座(図1)において、シアリン酸 残基のH−4とカルボニル酸素との間隔は、〜2.5人であり、一方、この間隔 は、いす型配座におけるよりもかなり長い(〜3.0人)。
ii) CM!−ラクトンとの分子機構計算(U、 BurkertとN、 L 。
AIlAllln Morecular Mechanics、Am、Chem 、Soc、USA、1982参照)は、ボート型配座かいす型配座よりもかなり 安定であることを示している。このように、後者が予測における原料配座として 用いられているときでさえ、ボート型配座が、エネルギー最小化後に得られる。
分子構造及びエネルギー最小化計算が、誘電率80にセットしたMacMimi c/MM2(91)ソフトウェア・パッケージ(インスター・ソフトウェア、イ ブオン・リサーチ・パーク、5722370 Lund。
スウェーデン)を用いてアップル・マツキントラシュ・パーソナル・コンピュー タにおいてなされた。
対応ラクタムの同様の計算(化合物18として実施例1において製造された牛型 血清了ルブミンコンジュゲート)も、ボート型配座であった。さらに、メチルグ リコシドに対応する環元素の全てを用いたGkh−ラクトン及びGMs−ラクタ ムの低エネルギーボート型配座のスーパーインポジション及びRMF−フィッテ ィング(上記記載のソフトウェアによって)は、0゜097人と同じくらい低い RMSエラーと全形が非常に類似しているそれらを示した。この関係は、図1が 、GM、−ラクトンメチルグリコシドのエネルギー最小化構造を示し、図2が、 GMs−ラクタムメチルグリコシドのエネルギー最小化構造を示している図面に 表されている。図3は、図1及び2の重ね図であり、明確に、一方において天然 であるが加水分解に不安定なガングリオシドラクトンと、他方において、2つの 化合物が潜在的に同じ生物学的活性を強力に発揮しうることを示す本発明による 合成の、加水分解に安定なガングリオシドラクタムとの構造の非常に近接した類 似性を示す。たとえば、牛の血清アルブミン(実施例1の化合物18)にカップ リングしたGM!−ラクタムは、GMs−ラクトン抗原(上記に引用した1or esら参照)のそれに類似した免疫応答を誘発し、抗体は、各抗原と相互作用す る。これらラクトンは、生体内における加水分解に対して安定であるべきであり 、従って抗原の高濃度を維持する。
実施例5 免疫の研究 原料及び方法 モノクロナール抗体の確立 ケエラー(Kohl、er)の方法に従った( [mmunol、 Meth、  K (1981)、 285−298頁)。GM、−ラクタム−BSAコンジ ュゲート(18,50μg)をリン酸緩衝生理食塩水(PBS、pH7゜2.5 00μl’)中に溶解し、500μlのフロイントのコンブリードアツユバンド (FCA、シグマ化学社製、アメリカ国、ミズーリー州、セントルイス所在)と 混合し、Bafb/cマウスの皮下(S、C,)に注射した。免疫処理を、さら にフロイントのインコンブリードアシュバンド(FIA)を抗原として使用して 、1週間の間隔で3回(S、C,)繰り返した。20日後、マウスに促進薬量( PBSの100μl中、18を50μg)の最終静脈注射(i、v、 )を行い 、7日後膵臓を摘出した。膵臓細胞を14の比で5p210骨髄腫単位で融合さ せ、ハイブリトーマをELISA(以下に示す)において、被覆されたGM、− ラクタム−BSA(1B、3μg/mi’)と共に反応性を調査した。18の内 部に対応する合成グルコース−誘導BSAコンジュゲート(40、上記1Bの製 造方法と類似の方法でグルコース5酢酸塩から製造される)とBSAを陰性の対 照として使用した。陽性ウェルから細胞を引き延ばし、再クローン化したa 3 00以上のモノクロナールハイブリドーマが確立された。8つのハイブリドーマ を任意に選び、それらの特異性を調査した。
ハイブリドーマ細胞系を、5%ウソ胎児血清、1ooIU/rnlペニシリン及 び1.50希釈のヒボキサンヂンーチミジン(H,T、 )が添加されたRPM II640培地において保持した。全ての組織培養培地及び添加物は、Gibc o Ltd、、ベーズリー、スコツトランドからのものであった。
ネオグリコプロティン及び糖脂質への結合による特異性テスト(表1) GM、−ラクタム−BSA (18)、 Gj7u−BAS (40) 、BS A、GM、−ガングリオシド(41; Biocarb、 Lund、 Swe denから得た)及び0M2−ガングリオシドラクトン(42) (Yu、 R ,K、、 Koerner、 T、A、W、、 Ando、 S、、 Yohe 、 H。
C1及びPrestegaard、 J、H,(1985) J、 Bioch em、 98.1367−1373)を、Noredら(J、Immunol、  139 (1987)、 3171−3176)により述べられた方法を用い てマイクロタイタープレートに被覆した。
全ての化合物を3μg / m 1の濃度で用いた。抗体(上澄み液の100μ Iりを、被覆された各ウェルに加え、結合抗体の量を以下に述べるELISAに おいて検出した。
ELISAスクリーニング ELISAは、まずネオグリコプロティン1B及び40、BSA (pH9,6 ,100mlの炭酸水素ナトリウム緩衝液中3μg / m i’ )ならびに ガングリオシド41及び42をELISAフィクロプレート(Costar、  Cambridge、 MA、 USA)に固定することによってなされた。プ レートは、21°C1腐食雰囲気(ネオグリコプロティンプレート)中、又は換 気フード(ガングリオシド)で−夜装置され、30分間、BAS溶液(PBS緩 衝液中1%、200μl/ウエル)でブロックした。プレートを3X200μl の洗浄緩衝液(PBA−0,05%トウウィーン20)で洗浄した。ハイブリド ーマ上澄み液(100μl)を各ウェルに加え、プレートを2時間、2ピCにて インキュベートし、3×200μlの洗浄緩衝液で洗浄した。0゜1%BSAを 含存するPBS中のウサギ抗−マウスー1g/アルカリホスホターゼーコンジュ ゲート(Dako A/S、 Glostrup。
Denmark)を各ウェルに加え、プレートを1時間、2ビCにてインキュベ ートし、上記のように洗浄した。ホスホターゼ基質(p−ニトロフェニルホスフ ェート、5mg、タブレット、SIgma Diagnostics、セントル イス、ミズーリー州、アメリカ)を10m/基質緩衝液(pH9,8,1000 mlの用量の水に溶解した0、97ml1ジエタノールアミン及びI 01mg MgC1,・6HtO)に溶解し、ウェル(200μl/ウエル)に加えた。プ レートを30分間、37°Cでインキュベートし、光学密度(OD)をタイター チック・マルチスキャン・ホトメータ(Flow Labs I、td、、 A yshire、スコツトランド)にて、4051mで測定した。免疫及び前免疫 のBa1b/cマウスからの血清を、それぞれ陽性及び陰性コントロールとして 用いた。
阻害による特異性テスト(図4) 以下の2−(トリメチルシリル)エチルグリコシドを阻害試験において用いた  GM、−TMSE t (43) 、GM、−ラクタム−TMSE t (+  2)、GM、−ラクタム−TMSEt(22) 、GM、−ラクタム−TMSE  t (29)、Gb、−TMS E t (44) (Kihlberg、J 、、)lultgren、 ’S、J、、 Norrnrk、 S、 及びMa gnussoti、 G、 (1989) J、 Am、 Chem、 Soc 、 111.6364−6368)及び727口(asialo) −GM*  −TMSE t (45)ならびにアシアロ(asialo) −GM+ −T MSE t (46)(Ra、y、 A、 K、及びMagnusson、 G 、 (1992) Acta Chem、 5cand、 46、 487−4 91) 45 7:/70−GM、−TMSEt44 (&−TMSEt 46 アシアロ−GM、 −TMsat各配糖体を、0. 1%BSAとともに PBS緩衝液に溶解し、連続的に、試験管中でPBS緩衝液の5倍用量で希釈し た。各サツカライド溶液の一部(160μりを・、抗体溶液の一部(上澄み液の 160μりに加え、プレートを一夜、4°Cにてインキュベートし、ELISA (図4)においてテストした。
モノクロナール抗体のアイソタイプ ハイブリドーマの1gクラス及びサブクラステストを、市販のディップ−スティ ックキット()lolland biotechnology、 AjLeid en、 The Ne1therlands)で行った。
結果及び考察 GM、−ラクタム−BSA(1B)でのマウスの免疫、続いてハイブリドーマの 確立及び大きい数の抗原−特異クローン(> 300)を発見した。これらクロ ーンの大部分は、抗原のシアリル−ラクタム−ガラクトースプロティンを認識し た。Glc−BSA構造(40)又はBSAを認識するクローンは、さらに処理 しなかった。一般のガングリオシドの低免疫性を考慮すると、その高い”非自己 “構造及び免疫性を示す、GM、−ラクタムへの高いIgG反応を示したことは 特に興味あるものである。
8つの任意に選択されたハイブリドーマがIgG、にクラス(表1)に属するこ とが見出された抗体を製造する。それらはすべて、マイクロタイタープレートに 被覆された抗原GMs−ラクタム−BSA (18)を認識するが、B S A SGlc−B S A(40)又はGMs−ガングリオシドラクトン(42)に 結合せず、よって、免疫のためにサツカライドアナピグ(18)を用いること及 び天然の対応物を認識する抗体を得ることに反対する理由を満たす。
表1 結合特異性及びGtvh−ラクタム−BSA(18)との免疫によって得られた 8つの任意に選択したモノクロナール抗体イのサブクラス 抗体 11 42 41 40 8SA サブクラスP2−010−84−14 9(?2−1)+++a −c −−−19G2b、gP2−EL2−C9−F 9 (P2−2) 中→ −−−−工qG2b、gPココ−l2−H4−Fコ  (Pコ) ÷++−−−工9G2b、gP5−FL2−H4−04(シ5−2) ÷→ −−−−工qG1.にP5−F12−G5−H6(25−3)→ +’s  −−−XqGl、ga +++:強力な結合、405μmで、〉1.5とよむ ELISA光学密度、 b ++:緩和な結合、405μmで、〜lとよむEL I SA光学密度、 c −二結合なし ハイブリドーマP3.P5−1及びP5−3を、ブタペスト条約の規定に従って 、ヨーロピアン・コレクション・オブ・アニマル・セル・カルチャーズ(Eur opean Co11ection of AnimalCe1l Cu1tu res) 、パブリック・ヘルス・ラボラトリ−・サービス(Public H ealth Laboratory 5ervice)、センター°フォー・ア プライド・マイクロバイオロジー・アンド・リサーチ(ボートン・ダウン、イギ リス) (Centre for Applied Microbi。
1ogy and Re5earch)に、それぞれ承認番号92062591 .92062592及び92062593で1992年6月25日に寄託した。
上記に示した3種の寄託されたハイブリドーマによって生産される、抗体をもた らす抗原(18)に対する抗体の結合を阻害する種々の化合物の能力を、阻害剤 の濃度の関数として試験した。図4Aは、I 2 (0)、22(ロ)、29( ・)及び43.44.45及び46(X)の濃度の関数として、抗体P3の阻害 曲線を示す。図4Bは、12(○)、29 (ロ)及び43.22.44.45 及び46(・)の濃度の関数として、抗体P5−1の阻害曲線を示す。図4Cは 、12(0)、29(ロ)及び43.22.44.45及び46(・)の濃度の 関数として、抗体P5−3の阻害曲線を示す。図4Dは、溶解した形態における 抗原の、溶解した抗原の濃度の関数としてテストプレート上で免疫化された抗原 に対する抗体P3(○)、抗体P5−1 (ロ)及び抗体P5−3 (・)の結 合を阻害する能抗体P5−1及びP5−3の結合は、溶性18及びラクタム12 及び29によって阻害され、一方、グリコシド42.22.44.45及び46 は、阻害剤として無力であった。0M2−ラクタム−TMSEt (22)は不 活性であったという事実は、抗体が、GM、−ラクタム(22)においてGa1 NAc残基を立体的にじゃまするラクタム化(及びラクトン化)したGM、−サ ツカライドのエピトープを認識することを示している。抗体p3(GMs−ガン グリオシドラクトン42を認識しない)の被覆された18への結合は、ラクタム 12.22及び29によって阻害された。明らかに、22のGa1NAc残基は 結合をじゃましない。よって、抗体P3及びP5−1/P5−3は異なったサツ カライド・エピトープを認識するようである。抗体P5−1及びP5−3は、C M !−ガングリオシド(41)の閉形でなく、GM!−ガングリオシドラクト ン(42)を認識しく表1)、それらは潜在的に、CM、−ガングリオシドラク トン(42)の選択的な免疫組織学的検出に有用である。
主な重要点は、これらの抗体が、天然GM、−ラクトンならびに合成GM、−ラ クトンのいずれをも認識するという事実であり、さらに、抗体に結合された場合 に、サツカライド・立体配座が非常に似ていることを確認する。従うて、安定な ガングリオシドラクトンは、腫瘍を示すガングリオシドに対する活性免疫におい て、一般に不安定なガングリオシドラクトンの置換に作動である。
阻害(%) 0.001 0.1 10 1010 001o阻害剤濃度二纜の 阻害(%) 0.001 0.1 10 1100 01o (阻害剤濃度、llめ 阻害(%) 0.001 0.1 10 1100 01o (阻害剤濃度、n■ 阻害(%) 0.0001 0.01 1 110 0fo (阻害剤濃度二μめ 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成6年5月lO日陣

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.一般式Iのガングリオシドラクタム類似誘導体▲数式、化学式、表等があり ます▼I 〔式中、Aは、式IIのシアリン酸残基▲数式、化学式、表等があります▼II (上記残基は、2位の点線を介して結合され、Z1は−OH又は基−NHX1、 Y30は−CH3又は−CH2OH)、X1及びY1は互いに結合を形成し、Y 2は−OH又は基OR20、又はX1及びY2は互いに結合を形成し、Y1は− OH又は−NHAc、Y3は−OH又は基OR20、R1はH又は式IIIのシ アリン酸基 ▲数式、化学式、表等があります▼III(上記残基は、2位の点線を介して結 合し、Z2は−OH又は基−NHX2、Y30は上記と同義) X2及びY10は互いに結合を形成し、Y20は−OH、又はX2及びY20は 互いに結合を形成し、Y10は−OH、但し、R1がHのとき、Z1は−NHX 1、R1が上記式IIIのシアリン酸残基のとき、Z1及びZ2の少なくとも1 つは−OHとは異なる、R10はH、キャリアCA、又は基−(糖)■、糖は、 D−グルコース、D−ガラクトース、D−マンノース、D−キシロース、D−リ ボース、D−アラビノース、L−フコース、2−アセタミド−2−デオキシ−D −グルコース、2−アセタミド−2−デオキシ−D−ガラクトース、D−グルク ロン酸、D−ガラクトユロニン酸、D−マンヌュロニン酸、2−デオキシ−2− フタルイミド−D−グルコース、2−デオキシ−2−フタルイミド−D−ガラク トース及びシアリン酸からなる群から選ばれたモノサッカライド単位、nは1〜 10の整数、そこで還元末端糖単位がヘミアセタール又はキャリアCAにグリコ シド的に結合されている、R20は式I′の基 ▲数式、化学式、表等があります▼I′(式中、mは0又は1の整数、pは1〜 5の整数、糖1は、D−グルコース、D−ガラクトース、D−マンノース、D− キシロース、D−リボース、D−アラビノース、L−フコース、2−アセタミド −2−デオキシ−D−グルコース、2−アセタミド−2−デオキシ−D−ガラク トース、D−グルクロン酸、D−ガラクトユロン酸、D−マンヌロン酸、2−デ オキシ−2−フタリミド−D−グルコース、2−デオキシ−2−フタリミド−D −ガラクトース及びシアリン酸からなる群から選ばれたモノサッカライド単位、 R2はH又は上述の式IIのシアリン酸残基(Z1、R1、Y10、Y20、Y 30及びZ2は上記と同義、X1及びY1は互いに結合を形成し、Y21は−O H、又X1及びY21は互いに結合を形成し、Y1は−OH又は−NHAcであ る)〕。
  2. 2.Y2とY2の最大1つが基−OR20である請求項1記載の化合物。
  3. 3.Y2が−OHで、R10が存在するとき、ならびに環構造における式I′の 糖1単位がD−グルコース、D−ガラクトース、2−アセタミド−2−デオキシ −D−ガラクトース及びL−フコース単位から選択される請求項2記載の化合物 。
  4. 4.−般式I中の環がガラクト構造を有する請求項3記載の化合物。
  5. 5.R′がHである請求項4記載の化合物。
  6. 6.請求項1〜5のいずれかによる化合物に対し指向し、好ましくは対応するガ ングリオシドラクトンと反応しうるものである抗体。
  7. 7.モノクロナール抗体である請求項6記載の抗体。
  8. 8.ヒト源である請求項6記載の抗体。
  9. 9.ポリクロナール抗体である請求項6記載の抗体。
  10. 10.請求項1〜5のいずれかによる化合物のエピトープに対する結合部位を含 有し、さらに同じ化合物の他のエピトープ、他の抗原のエピトープ又は医薬のエ ピトープに対する他の結合部位を含有するハイブリッド抗体である請求項6記載 の抗体。
  11. 11.他の抗原が細胞毒性T−細胞の分化抗原である請求項10記載の抗体。
  12. 12.医薬が細胞障害剤及び抗新生物剤から選択される請求項10記載の抗体。
  13. 13.請求項1〜5のいずれかによる化合物と反応性である抗体に指向している 抗−イディオタイプ抗体。
  14. 14.請求項13の抗−イディオタイプ抗体に指向している抗−抗イディオタイ プ抗体。
  15. 15.請求項1〜5のいずれかによる化合物、請求項6〜12のいずれかによる 抗体、請求項13による抗−イディオタイプ抗体又は請求項17による抗−抗イ ディオタイプ抗体からなる診断薬。
  16. 16.請求項6〜12のいずれかによる抗体又は請求項14による抗−抗イディ オタイプ抗体が標識を有している請求項15記載の診断薬。
  17. 17.標識が酵素、蛍光物質、放射性同位元素及びビオチンのようなリガンドか ら選択される請求項16記載の診断薬。
  18. 18.請求項1〜5のいずれかによる式Iの化合物と生理学的に受容な賦形剤又 はアジュバントからなるワクチン。
  19. 19.R10がキャリアCA又は請求項1に定義した基(糖)■で、還元末端糖 単位がキャリアCAにグリコシド的に結合している請求項18記載のワクチン。
  20. 20.キャリCAが蛋白からなる請求項19記載のワクチン。
  21. 21.キャリCAが脂質基からなる請求項19記載のワクチン。
  22. 22.式Iの化合物がリボソーム、ミセル又は立体相のような超巨大分子凝集体 の一部を形成している請求項20又は21記載のワクン。
  23. 23.請求項1〜5のいずれかによる化合物又は請求項6〜12のいずれかによ る抗体と医薬的に受容な賦形剤とからなるガン関連抗原としてガングリオシドラ クトンを有するヒトガンの治療用の医薬組成物。
  24. 24.請求項1〜5のいずれかによる化合物又は請求項23による医薬組成物を 投与することからなるヒト又は動物における、細胞への細菌またはウィルス付着 に、特に関連しての細胞−細胞又は細胞−ウィルス相互作用、炎症又は腫瘍の転 移を阻害する方法。
  25. 25.抗体を含有する溶液と、その抗体を反応しうる式Iの化合物又は請求項1 3による抗−イディオタイプ抗体(但し前記化合物又は抗イディオタイプ抗体は 固形支持体にカップリングされているか固体支持体とかなる)を接触させ、支持 体から抗体を放出させることからなる抗体の糖製法。
  26. 26.請求項1〜5のいずれかによる化合物を、その化合物に対する抗体の形成 を誘因しうる量で投与することからなるガン関連抗原としてガングリオシドラク トンを有するヒトガン2対する免疫保護を処置又は促進する方法。
  27. 27.検出しうる標識化された請求項6〜12のいずれかによる抗体の診断有効 量を投与し、結合抗体の局在部位を測定することからなる生体内のガン腫瘍の部 位を探す方法。
  28. 28.請求項6による抗体、特にハイブリッド細胞を産生しうる細胞。
  29. 29.動物を請求項1〜5のいずれかの化合物又は請求項13による抗−イディ オタイプ抗体で免疫化して抗原と反応しうる抗体を産生する細胞を得、動物又は 細胞から抗体を分離することからなる抗体の製法。
  30. 30.動物を、請求項1〜5のいずれかの化合物又は請求項13による抗−イデ ィオタイプ抗体で免疫化して、抗原と反応しうる抗体を産生する細胞を得、その 細胞を融合細胞を不死化する細胞系の細胞と融合し、モノクロナール抗体を産生 して得られるハイブリドーマ抗体を選択してクローン化又はモノクロナール抗体 を産生する未融合細胞系を不死化し、次いで、培地中の細胞を生育してモノクロ ナール抗体を得、この抗体を生育培地から採取することからなる請求項1による モノクロナール抗体を作る請求項29記載の方法。
  31. 31.免疫化される動物が、ウサギ、サル、ヒツジ、ヤギ、マウス、ラット、豚 、馬又は二十日ネズミから選択された哺乳動物である請求項29又は30記載の 方法。
  32. 32.抗体を産生する細胞が脾臓又はリンパ細胞である請求項29〜31のいず れかによる方法。
  33. 33.ハイプリドーマ細胞が、生体外又はマウスのような動物の体内で育成され る請求項30〜32のいずれかによる方法。
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