JPH03103190A - 腫瘍関連ガングリオシド及びフコガングリオシドに対するモノクローナル抗体及びその製造法 - Google Patents

腫瘍関連ガングリオシド及びフコガングリオシドに対するモノクローナル抗体及びその製造法

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JPH03103190A
JPH03103190A JP2021935A JP2193590A JPH03103190A JP H03103190 A JPH03103190 A JP H03103190A JP 2021935 A JP2021935 A JP 2021935A JP 2193590 A JP2193590 A JP 2193590A JP H03103190 A JPH03103190 A JP H03103190A
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エドワード ヌーデルマン
Anil Singhal
アニール シンゴール
Henrik Clausen
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Sen-Itiroh Hakomori
センイチロウ ハコモリ
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は腫瘍関連ガングリオシドに対するモノクローナ
ル抗体の改良された製造法並びにその方法により製造さ
れるハイブリドーマ及びモノクローナル抗体に関する。
より詳しくは、本発明は精製されたガングリオシド ラ
クトンを免疫ステップでブースターとして用いる、腫瘍
関連ガングリオシドに対するモノクローナル抗体の新規
な製造法に関する。本発明はさらに、改良された方広に
より製造される新規なハイブリドーマ及び該ハイブリド
ーマから産生される新規なモノクローナル抗体に関する
。該モノクローナル抗体はガングリオシドを含む腫瘍の
検出及び治療に有用である。
従来の技術 細胞は細胞膜で囲まれている。細胞膜はその中にグリコ
スフィンゴリピッドと呼ばれる成分を含む。この戊分は
細胞の特徴的表面構造の形戊に役立っている。細胞の各
タイプは、細胞膜に存在するガングリオシドとして知ら
れる戊分を含むグリコスフィンゴリピッドの特性により
特,徴付けられる。ガングリオシドはシアル酸として知
られる特別なタイプの酸性炭水化物を含む。さらに、腫
瘍細胞を含む多くの特定のタイプの細胞は、その細胞膜
中に特別なタイプのガングリオシドを含むことにより特
徴付けられる。
近年、ヒト腫瘍細胞又は組織で免疫することにより、多
くのモノクローナル抗体が確立された。
これらのモノクローナル抗体はその腫瘍細胞に対する反
応陽性及び正常細胞又は組織に対する反応陰性により選
択される。メラノーマ、ニューロブラストーマ、アデノ
カルシノーマに対する選択的反応性により選択された多
くのモノクローナル抗体は、ガングリオシドに対するも
のであることが確認されている。特異的イソタイプ(特
にIgG3及びIgG2−)でありガングリオシドに対
し強い反応性を示すこれらの抗ガングリオシド抗体の幾
つかは、イン ビボで腫瘍の成育を抑制することが見出
だされた。例えば、幾人かの患者のメラノーマは特異的
抗GD3ガングリオシド抗体の大量投与により抑制され
た[Houghton,A.N.et al. Pro
c.Natl.Acad.sci.USA.82.12
42−1246(1985)]。さらに、最近、BCG
細菌に吸収させたGM2が、検出可能な免疫反応を起こ
すことが示された。このように、GM2はヒトメラノー
マに対して有用なワクチンとなり得ると述べられている
[Livingston,P.0.et al.Pro
c.Natl.Acad.Sci.USA,84.29
11−2915(1987)]。このように、ガングリ
オシドは腫瘍組織及び腫瘍細胞の重要な抗原又は免疫原
である[lIakomori .S. ,Annu.R
ev. Immunol.,2.103−126(19
84) ;Hakomori,S. .Handboo
k ofLipid Research.Vo1.3.
Sphingolipidbiochemistry,
Kanfer.J.N.et al編. Plenum
出版.New York.l−165頁(1983) 
; Hakomori.S..Sci.Amer..2
54.44−53(1986) ]。
しかしながら、ガングリオシドは重要な細胞タイプ特異
的マーカーであるが、液性又は細胞性免疫反応を生じさ
せるには弱い免疫原でしかない。
ガングリオシドの小部分は腫瘍細胞及び組織にそのラク
トン型で存在する。例えば、メラノーマ細胞に存在する
GM3と呼ばれる特別なガングリオシドの0.1.%以
下が、そのラクトンであると確認された。ガングリオシ
ドラクトンはシアル酸のカルボキシル基及び同じ分子内
の糖残基の一級又は二級水酸基の間での内部エステルで
あることが確認された。
ガングリオシド ラクトンが検出され、それが天然に生
成する細胞膜成分であると信じられているにもかかわら
ず、その量は非常に少なく、従って天然での生成につい
ては論争中である[Nores,G.A.et al.
J.Immuno1..139.3171−3178(
1987) :Riboni , L. , J .B
io l .Chem. . 261 . 8514−
8519 (1986)]。
ガングリオシド ラクトンは、その天然生成に問題はあ
るが、それ自身は強い免疫原であり、本来のガングリオ
シドよりも非常に強い免疫反応を生起させ得る[Nor
es.G.A.et al,J.Immunol..L
39,3171−3176(1987)] .ざらにノ
アス(Notes )らは、免疫原としてガングリオシ
ド ラクトンを用いて得た抗体はIgG3タイプである
ことを見出した。
本発明においては、ハイブリドーマ製造における免疫ス
テップで、腫瘍細胞及び腫瘍細胞膜の使用に引続き精製
ガングリオシド ラクトンのブーストを行うと、ヒト癌
関連フコガングリオシドを含む種々の腫瘍関連ガングリ
オシドに対するモノクローナル抗体を産生ずる新規なハ
イブリドーマが得られることが発見された。さらに、新
規な抗体のなかには既知の抗体と類似の結合特異性を示
すものもあるが、そのイソタイプは異なる。従って、そ
の薬力学的活性は異なることが期待される。
又、新規な抗体の多くは独特の交叉反応性を有する。
従って本発明の目的は、腫瘍関連ガングリオシド、特に
腫瘍関連フコガングリオシドに対する抗体を製造する改
良された方法を提供することにある。
腫瘍関連抗原に対するモノクローナル抗体を産生ずる新
規なハイブリドーマを提供することもまた、本発明の目
的である。
さらに本発明の目的は、腫瘍関連抗原に対する新規なモ
ノクローナル抗体を提供することにもある。
本発明の他の目的の一つは、ガングリオシドを含む腫瘍
を治療するための、受動免疫方法を提供することにある
さらに本発明の他の目的は、ガングリオシドを含む腫瘍
の検出方法を提供することである。
問題を解決するための手段 以下に本発明を詳細に説明し、本発明の上記又は他の目
的を具体的に明らかにする。
本発明の一態様は、腫瘍関連ガングリオシドに結合する
モノクローナル抗体の製造法に関する。
本方法は、 (1)宿主を腫瘍細胞で免疫し、 (2)腫瘍細胞膜と少なくとも1種の精製ラクトン化腫
瘍関連ガングリオシドとの混合物を含む懸濁液で該宿主
をブーストし、 (3)担体に吸着または結合した腫瘍関連ガングリオシ
ド ラクトンを含む免疫原で該宿主をブーストし、 (4)該宿主からの免疫細胞にミエローマ細胞を融合し
てハイブリドーマ細胞を形成させ、(5)ステップ(3
)の該ガングリオシドに桔合する抗体を産生ずるハイブ
リドーマ細胞を選択し、 (6)選択された該ハイブリドーマ細胞を培養し、及び (7)該抗体を回収する各ステップを含む。
本発明はさらに、以下の同定上の特徴を有するモノクロ
ーナル抗体を産生ずるハイブリドーマ細胞ラインを提供
する。
(1)IgMイソタイプであり、 (2)(a)シアリルLex及び (b)シアリル ジフコシルLexに結合する。
本発明はさらに、以下の同定上の特徴を有するモノクロ
ーナル抗体を産生ずるハイブリドーマ細胞ラインを提供
する。
(1)IgGtイソタイプであり、 (2)シアリル2→3Le  に結合する。
本発明はさらに、以下の同定上の特徴を有するモノクロ
ーナル抗体を産生ずるハイブリドーマ細胞ラインを提供
する。
(1)IgMイソタイプであり、 (2)(a)シアリル2→3Leaa (b)Lea (c)Le  エピトープを有するペンタオシルセ゜ラ
ミド及びヘキサオシルセ ラミド (d)Le  /Le  ハイブリッド及び(e)ラク
トイソオクタオシルセラミドの二価のLea に結合する。
本発明はさらに、以下の同定上の特徴を有するモノクロ
ーナル抗体を産生ずるハイブリドーマ細胞ラインを提供
する。
(1)I gG1イソタイプであり、 (2)(a)シアリル2→3Le  及び(b)補助的
脂質を用いて、またはプラスチック被覆プレートを用い
たTL C免疫染色により試験したとき、シ アリル2→3 タイプ1鎖パラグロ ボシドに結合する。
他の態様において、本発明は上記の同定上のハイブリド
ーマから産生ずるモノクローナル抗体を提供する。
他の態様において、本発明は、 (1)宿主を腫瘍細胞で免疫し、 (2)腫瘍細胞膜と少なくとも1種の精製ラクトン化腫
瘍関連ガングリオシドとの混合物を含む懸濁液で該宿主
をプーストし、 (3)担体に吸着または結合した腫瘍関連ガングリオシ
ド ラクトンを含む免疫原で該宿主をプーストし、 (4)該宿主からの免疫細胞にミエローマ細胞を融合し
てハイブリドーマ細胞を形成させ、(5)ステップ(3
)の該ガングリオシドに結合する抗体を産生ずるハイブ
リドーマ細胞を選択し、 (6)選択された該ハイブリドーマ細胞を培養し、及び (7)該抗体を回収する、 各ステップを含む方法により製造された薬理的有効量の
抗体を対象に投与することから成る、ガングリオシドを
含む腫瘍を治療するための受動免疫方法を提供する。
他の態様において本発明は、 (A)(1)宿主を腫瘍細胞で免疫し、(2)腫瘍細胞
膜と少なくとも1種の精製ラクトン化腫瘍関連ガングリ
オシ ドとの混合物を含む懸濁液で該宿主 をブーストし、 (3)担体に吸着または結合した腫瘍関連ガングリオシ
ド ラクトンを含む 免疫原で該宿主をブーストし、 (4)該宿主からの免疫細胞にミエローマ細胞を融合し
てハイブリドーマ細 胞を形成させ、 (5)ステップ(3)の該ガングリオシドに結合する抗
体を産生ずるハイブ リドーマ細胞を選択し、 (6)選択された該ハイブリドーマ細胞を培養し、及び (7)該抗体を回収する、 各ステップを含む方法により製造される抗体に試験試料
を接触させ、 (B)該試験試料中に含まれる抗原に対する上記抗体の
特異的結合を測定する、 各ステップを含むガングリオシドを含む腫瘍の検出方法
を提供する。
本発明に従えば、腫瘍関連ガングリオシドに対するモノ
クローナル抗体を製造する新規な方法が提供される。本
方法の重要な点は、宿主の免疫に腫瘍関連ガングリオシ
ドのラクトンを用いたブースター ステップが含まれる
ことである。
本方法は、 (1)宿主を腫瘍細胞で免疫し、 (2)腫瘍細胞膜と少なくとも1秤生精製ラクトン化腫
瘍関連ガングリオシドとの混合物を含む懸濁液で該宿主
をブーストし、 (3)担体に吸着または結合した腫瘍関連ガングリオシ
ド ラクトンを含む免疫原で該宿主をブーストし、 (4)該宿主からの免疫細胞にミエローマ細胞を融合し
てハイブリドーマ細胞を形戊させ、(5)ステップ(3
)の該ガングリオシドに結合する抗体を産生ずるハイブ
リドーマ細胞を選択し、 (6)選択された該ハイブリドーマ細胞を培養し、及び (7)該抗体を回収する、 各ステップを含む。
本方法のステップ(1)及び(2)で夫々使用される腫
瘍細胞および腫瘍細胞膜は特に制限されず、腫瘍細胞抗
原に対する抗体を産生ずるハイブリドーマの製造に通常
用いられるものを任意に使用できる[Fukushi 
et al.,J.)3fol.Chem.,259.
4672−4680 (1984) ; J .Bio
 l .Chem . . 259 . 10511−
10517(1984)] 。
その例としては結腸癌細胞(例えばSW948及びco
lo  205)、及びヒト肺カルシノマ細胞(例えば
PC9)等が含まれる。
腫瘍細胞による免疫は通常の方法に従いおこなわれる。
ステップ(2)に使用される膜分画は常法により調製さ
れる[Pukushi.et al.i.Biol.C
hem.259.4572−4680(1984) :
J.Biol .Chem. ,259,l05Ll−
105L7(1984) ]。
腫瘍細胞膜と少なくとも一種の精製ラクトン化腫瘍関連
ガングリオシドとの混合物が、ステップ(2)の免疫に
使用される。該混合物は膜分画に精製ラクトン化腫瘍関
連ガングリオシドを加え、pH6.0〜6.5(このp
Hではラクトンが安定である)でインキユベートするこ
とにより調製できる。あるいは該混合物は、腫瘍細胞膜
ガングリオシド及び精製ガングリオシドをラクトン化す
る既知の方法で混合物を処理することによっても調製で
きる。
例えば、膜分画を調製し、5%酢酸に懸濁し、精製ガン
グリオシドと混合し、その後凍結乾燥する。この方法は
ラクトン化と膜ガングリオシドの豊富化を起こす。
凍結乾燥された物質をPBSに懸濁し、よく知られた方
法に従い静脈内投与する。
本発明のステップ(2)及び(3)に使用される腫瘍関
連ガングリオシドは重要ではない。このような腫瘍関連
ガングリオシドの例はメラノーマに認められるGD3 
 [Pukel.C.S.et al.i.Exp、M
ed.,155.1133−1147(1982);N
udelman,E.et al.,J.Bio1.C
hem.,257.12752−12756(1982
) ] 、メラノーマ及びニューロブラストーマの様な
神経外胚葉性腫瘍に認められるGD2  [Cahan
,L.et al.,Proc.Natl.Acad.
Sci.USA.79.7629−7633(1982
) ] 、胃腸及び膵臓癌に認められるシアリルLea
[Magnani.J.L.et al.J.Bio1
.Chem..257.14365−14369(19
g2) ] 、結腸直腸、胃腸及び肺腺癌に認められる
シアリルL e x[Pukushima,K.et 
al.,Cancer Res.,44.5279−5
285(1984)] 、結腸直腸、胃腸及び肺腺癌に
認められるシアリル ジフコシルL e  [Fuku
shi.Y.et a11.Biol.Chem..2
59.10511−10517(1984) ] 、メ
ラノーマに認められるGM3  [Taniguchi
,M..Gann,75,418−426(1984)
;Hirabayashi.Y et al..Bio
chem.Biophys.Res.ComIIlun
. . 113 , 791−798 (1983) 
:Nores .G.et al . . J .Im
munol . , 139 . 3171−3176
 (1987)コ、結腸直腸カルシノーマに認められる
6Cガングリオシド[11akomori.S.et 
al.,Biochem.Biophys.Res.C
ommun.,113,791−798(1983) 
] 、ミエロゲナスリューケミア細胞に認められるG2
ガングリオシド[Fukuda.Y.et al..J
.Bio1.Chem.,261.5487−5495
(198B)] 、結腸直腸癌に認められるジシアロシ
ルL e a[Nudelman.E.et al..
J.Biol.chem..銭貝5487−5495(
1986) ] 、結腸直腸カルシノーマ・及びテラト
カルシノーマに認められるモノシアリル タイプ1鎖[
Nilsson.O.et al..PEBsLett
ers,182.398−402( ↓985);Fu
kuda,M.N.et  at.,J.Bio1.C
hem.261.5145−5153(198B)コ、
結腸直腸癌に認められるジシアロシル タイプ1鎖[P
ukushi.Y.et al..Biochem..
25.2859−2866(1986)] 、小細胞肺
カルシノーマに認められるフコシルGM.  [Nil
sson.0.et al..Glycoconjug
ate J.,1.43−49(1984) ]等を含
む。
本方法のステップ(3)に用いるガングリオシドのラク
トンは既知の方法により製造できる[Nores,G.
A.et al.,J.Immuno1.,139.3
171−3176(1987)コ 。
例えば、ラクトンは任意のガングリオシドを氷酢酸に溶
解し、溶液を少なくとも48時間放置した後、酢酸を凍
結乾燥することにより調製できる。
ガングリオシド ラクトンの生成は、薄層クロマ1・グ
ラフィによりモニターできる。薄層クロマトグラフィに
あたっては、ガングリオシド ラクトンは薄層クロマト
グラフィ上で本来のガングリオシドよりも顕著に高い移
動性を示すため、J.T.Baker Chemica
l Co. (Phillipsburg,NJ)から
購入した高速薄層クロマトグラフィ ブレート及び0.
05%(w/v)C a C 1 2を含むクooホル
ム:メタノール:水(50:40:10(v/v/v)
 )を溶媒として使用する。上記溶媒組戊は特に限定さ
れず、ラクトンからガングリオシドを分離可能な任意の
知られた溶媒、例えばノアーズ(Nores.G.A.
)らの記載したものを使用できる[J.In+muno
l.,139.3171−3176 (1987)]。
また、より効率的には、ガングリオシド ラクトンは任
意のガングリオシドをクロロホルム:メタノール: 1
 2N  HC 1 (10:35:4.5(v/v/
v))に溶解し、溶液を約1日放置することに・より調
製できる。得られた溶液をDEAE−セファデックスを
用いクロロホルム:メタノール:水(0.1:1:1 
(v/v/v) )でクロマトグラフィを行う。主な2
成分及び構造の未だはっきりしていない幾つかの少量の
成分が、この系で分析できる。得られたガングリオシド
 ラクトンは、ワタナベ( %(atanabeK.)
らの方法により [J.Lipia Res..22.
1029−1024(1981)] 、イアトロビーズ
(Iatrobeads) 6RS8010を用いたH
PLCで、イソプロパノール:ヘキサン:水(55:2
5:20(v/v/v) )中で勾配溶離により精製で
きる。精製されたガングリオシド ラクトンの構造は、
リボニ(Riboni . L. . )の方法で[J
.Biol .Chem.,261.8514−851
9(1986)]、直接プローブ高速原子衝撃質量スペ
クト口メトリ− (direct probe fas
  atom bombardment masssp
ectrometry)により確認できる。
ガングリオシド ラクトンはカルボジイミドの処理によ
っても調製できる[Sonnino,S.et al.
Glycoeonjugate J..2,343−3
54(1985) ]。
精製したラクトン化ガングリオシドは、適当な担体と共
に宿主に静脈内投与される。
腫瘍関連ガングリオシドのラクトンと共に用いられる担
体は、本発明では制限されない。このような使用できる
担体の例として酸処理サルモネラミネソタ(Salmo
nella minnesotae ) 、ニューキャ
ッスル病ウイルス膜のような再構成ウイルス膜、及びオ
クチルグルコースとインキュベートの後透析した任意の
再構成細胞膜を挙げることができる。
ハイブリドーマ製造のため免疫される宿主は本発明では
制限されない。適当な宿主の例には、マウス、ウサギ、
ラット及びヒツジが含まれる。
本明細書で用いられる「免疫細胞」の用語は、免疫され
た宿主の感作された牌臓細胞、例えばBalb/cマウ
スのようなマウスのそれのことをいう。
本発明で使用される特別なミエローマ細胞も限定的では
なく、マウス、ラット、ウサギ、ヒツジおよびヒト由来
のハイブリドーマ調製に有用な良く知られたミエローマ
細胞を用いることができる。
このようなミエローマ細胞の例には、NS/1細胞およ
びSp−2細胞のようなHAT感受性マウス ミエロー
マ細胞が含まれる。
本発明において投与される腫瘍細胞、膜とガングリオシ
ドの混合物及び腫瘍関連ガングリオシドラクトンの量は
免疫される動物の年齢、体重、性および種によって変化
し、この技術の当業者が容易に決めることができる。例
えば、ラクトンの免疫原としての適当な有効量としては
、投与1回当り20〜100μgの担体に吸収させた約
2.0〜5.0μgである。
本発明に於いて、マウスの様な動物のガングリオシド 
ラクトンによる免疫、免疫細胞の単離、免疫細胞の例え
ばマウス ミエローマ細胞との融合および得られた融合
細胞のハイブリドーマの生育できる条件下での培養は、
全て技術的にすでに確立された良く知られた方法により
行われる[Young,W.W.et  al.,J.
Exp.Med..l50.lO08一王019(19
79)  ; Pukushi,Y.et al..J
.Biol.chem..259.4681−4685
(1984) ]。
得られたハイブリドーマをスクリーンし、ステップ(3
)でラクトンの調製に用いたガングリオシドに特異的に
結合するモノクローナル抗体を産生ずるハイブリドーマ
を単離する。スクリーンは、例えばガングリオシド被覆
ウエルを用いた固相ラジオイミュノアッセイ及び第2抗
体(ウサギ抗マウス1 gM+ I g G (Mil
es Biochemical,Elkhart,IN
) )と125■ラベル化プロテインAとを用いたアッ
セイで行う。
このようにして本発明方法により単離したハイブリドー
マから分泌されるモノクローナル抗体は、ハイブリドー
マ細胞を大バッチで生育させ上清から抗体を精製するこ
とにより、またはハイブリドーマ ラインをマウスに投
与して腹腔液の生成を刺激することにより、大量に製造
できる。両方法はいずれもこの技術分野で良く知られて
いる。
本発明に従い単離されたハイブリドーマは懸濁培地で大
バッチで生育でき、又はより簡便には、細胞がパックさ
れ、高密度で生育でき、その中で抗体が培地中に拡散さ
れ得るファイバーグラスコンテナ中で生育できる。本発
明に従いモノクローナル抗体を大量に製造する方法は上
記ヤング(Young )らが記載している。
モノクローナル抗体は知られた方法、例えばプロテイン
Aを用いたアフィニティ分離、或いは、逆層アルキル化
シリカゲル上の又は合成ポリスチレン ゲル濾過カラム
を用いた高圧液体クロマトグラフィにより精製できる。
上記の方法に従い製造された新規ハイブリド−マは、ヒ
ト癌関連フコガングリオシドを含む種々の腫瘍関連ガン
グリオシドに対する新規モノクローナル抗体を産生ずる
。これらの新規抗体は、同様の結合特異性を示す既知の
抗体とは異なるイソタイプを有し、新規抗体の多くは独
有の交叉反応性を有する。さらに、本方法は、予期せず
にIgG3以外のイソタイプを持つ抗体が得られる点で
、従来のフコガングリオシドで免疫する方法とは異なる
。このイソタイプにはIgM及びIgG1が含まれる。
上記方法に従い単離された5種の好ましいモノクローナ
ル抗体はSNH3、NKH1、NKH2、NKH3及び
NKH4である。これらのモノクローナル抗体を産生ず
るハイブリドーマは夫々ハイブリドーマSNH3、NK
H 1、NKH2、NKH3及びNKH4と呼び、,R
ockvi lIe.MarylandのAmeric
an Type Culture Collectio
nに1989年1月5日寄託され、夫々、ATCC寄託
番号HB9941、HB9942、HB9943、HB
9944、HB9945を有する。
本発明に従うモノクローナル抗体SNH3は、ハイブリ
ドーマSNH3から産生され、以下の重要な特徴を有す
る。
(1)IgMイソタイプであり、 (2)(a)シアリルLeX及び (b)シアリル ジフコシルLexに結合する。
(3)特にプラスティック コーティング物質で前処理
したTLC免疫染色において (a)2→3シアリルノルへキサオシルセラミド(VI
3NeuAcnLc6 )及び (b)拡張LeX(Vl3NeuAcIII3Fucn
Lc6) と弱く結合する。
この反応性は、FH6及びCSLEXを含む多くの同様
の知られた抗体とは異なるものである。
本発明に従うモノクローナル抗体NKH1は、ハイブリ
ドーマN K H 1から産生され、以下の重要な特徴
を有する。
(1)IgGエイソタイプであり、 (2)シアリル2→3Leaに結合する。
この反応性は公知のモノクローナル抗体N−19−9及
びCSLEAと類似している。しかし、モノクローナル
抗体NKH1のイソタイプはN−19−9及びCSLE
Aとは異なり、したがってその薬力学的活性はN−19
−9及びCSLEAとは異なることが予想される。
本発明に従うモノクローナル抗体NKH2はハイブリド
ーマN K H 2から産生され、以下の重要な特徴を
有する。
(1)IgMイソタイプであり、 (2)(a)シアリル2 → 3 Lea(b)Lea (C)Leaエピトーブを有するペンタオシルセラミド
及びヘキサオシル セラミド (d)Le  /Le  ハイブリッド及び(e)ラク
トイソオクタオンルセラミドの二価のLea に結合する。
モノクローナル抗体NKH2は、Lea含有構造に対す
る交叉反応性において独有のものである。
本発明に従うモノクローナル抗体NKH3及びNKH4
はハイブリドーマNKH3及びNKH4から夫々産生き
れ、以下の重要な特徴を有する。
(1)IgGtイソタイプであり、 (2)(a)シアリル2 → 3 L ea及び(b)
補助的脂質を用いて、またはプラ スチック被覆プレートを用いたT LC免疫染色により試験したとき、 シアリル2→3 タイプ1鎖パラ グロボンド に結合する。
モノクローナル抗体N K H 3及びNKH4は見掛
けの反応性においてモノクローナル抗体CA50に類似
するが、イソタイプは異なる。従ってモノクローナル抗
体NKH3及びNKH4の薬力学的活性はCA50とは
異なることが予想される。
さらに、モノクローナル抗体NKH3及びNKH4のシ
アリル2→3Le  との反応性は実験条件によらず非
常に明確であるが、シアリル タイプ1鎖パラグロボシ
ドとの交叉反応性は、実施例により詳細に記載したよう
に補助脂質と共に試験するか又はプラスチック コート
されたプレートを用いたTLC免疫染色による試験以外
は不明瞭である。
本発明に従うモノクローナル抗体SNH3、NKH1、
NKH2、NKH3及びNKH4のイソタイプ及びこれ
らモノクローナル抗体の結合特性を下記第1表に要約す
る。
さらに本発明は、ガングリオシドを含む腫瘍を治療する
ための受動免疫方法を提供する。本方法は、 (1)宿主を腫瘍細胞で免疫し、 (2)腫瘍細胞膜と少なくとも1種の精製ラクトン化腫
瘍関連ガングリオシドとの混合物を含む懸濁液で該宿主
をブーストし、 (3)担体に吸着または結合した腫瘍関連ガングリオシ
ド ラクトンを含む免疫原で該宿主をブーストし、 (4)該宿主からの免疫細胞にミエローマ細胞を融合し
てハイブリドーマ細胞を形成させ、(5)ステップ(3
)の該ガングリオシドに結合する抗体を産生ずるハイブ
リドーマ細胞を選択し、 (6)選択された該ハイブリドーマ細胞を培養し、及び (7)該抗体を回収する、 各ステップを含む方法により製造された薬理的有効量の
抗体を対象に投与することから成る。
抗体を製造する詳細は前記の通りである。
薬理学的に受容できる希釈剤が本発明の免疫方法で使用
できる。使用する薬理学的に受容できる希釈剤は特に限
定されない。このような希釈剤の例には、生理食塩水、
リンゲル液、ビタミン カクテル及びアミノ酸ビタミン
 カクテルが含まれる。
抗体の投与によりイン ビボで抗腫瘍効果を起こすため
には、担体は使用しないほうがよい。精製された抗体は
担体なしに静脈内投与される。
投与される本発明抗体の、薬理的有効量は、年齢、体重
、性及び動物種に依存して変化する。
般には、薬理学的有効量は、一回の投与で約1.0〜5
.0μg/100g体重である。一般に抗体は5〜10
回投与されるが、これに限られない。
本発明に於いて投与されるべき抗体は、治療しようとす
る腫瘍に存在するガングリオシドに依存する。腫瘍中に
存在する特定のガングリオシドは、種々のガングリオシ
ドについての血清アッセイ又は生検アッセイにより知る
ことができる。ここで用いられる用語「治療」は、腫瘍
形成の防止及び存在する腫瘍の治療の両者を意味する。
本発明はまた、 (A)(1)宿主を腫瘍細胞で免疫し、(2)腫瘍細胞
膜と少なくとも1種の精製ラクトン化腫瘍関連ガングリ
オシ ドとの混合物を含む懸濁液で該宿主 をブーストし、 (3)担体に吸着または結合した腫瘍関連ガングリオシ
ド ラクトンを含む 免疫原で該宿主をブーストし、 (4)該宿主からの免疫細胞にミエローマ細胞を融合し
ハイブリドーマ細胞 を形成させ、 (5)ステップ(3)の該ガングリオシドに結合する抗
体を産生ずるハイブ リドーマ細胞を選択し、 (6)選択された該ハ,イブリドーマ細胞を培養し、及
び (7)該抗体を回収する、 各ステップを含む方法により製造される抗体に試験試料
を接触させ、 (B)該試験試料中に含まれる抗原に対する該抗体の特
異的結合を測定する、 各ステップを含むガングリオシドを含む腫瘍の検出方法
を提供する。
本発明のガングリオシドを含む腫瘍の検出方法において
、「試験試料」とは、例えば組織生検、血清、腹腔液及
び髄液を意味する。
抗体の製造法の詳細は既に記載した通りである。
検出はイン ビトロ又はイン ビボで行い得る。
イン ビトロでの検出は、任意の良く知られたイン ビ
トロ免疫アッセイ、例えばヤング(Young,W.W
.)らの記載[J.Exp.Med..l50.lO0
8−1019(1979)]及びカンナギ(Kanna
gi.R.)らの記載[Cancer Res..43
.4977−5005(1983)]の方法により行う
ことができる。又イン ビボでの検出は、例えばバーチ
ェル(Burchell.J. )ら[lnt.J.C
ancer.34,763−7Ei8(1984) ]
 、−Lペネタス(Epenetos.A.A. )ら
[Lancet ,2 .999−1004(1982
)コ、チャタル(Chatal.J.一F.)ら[J.
Nuclear Med.−.25.307−314(
1984) ] 、?ンッ(Munz,Dil.  )
  ら [J.Nuclear  Med..27.1
739−1745(1986)] 、及びキーナン(K
eenan.A.N. )ら[J.Nuclear }
ted..26,531−537 (1985)]によ
り記載された良く知られたイン ビボの免疫アッセイを
使用して行うことができる。
実施例 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例に限定されない。
実施例1 SNH3抗体は、以下のようにマウスを腫瘍細胞及びラ
クトン化したシアリル ジフコシルLexで免疫して得
た。106SW948結腸癌細胞をBalb/cマウス
に1週1回ずつ2回(第1週及び第2週)腹腔内投与し
た。次いで106個のヒト肺カルシノーマPC9細胞を
第3週及び第4週に腹腔内投与した。最後に第5週にサ
ルモネラ ミネソタ(Salmonella mine
sotae)に吸着させたラクトン化シアリル ジフコ
ンルLe Xを静脈内投与した。免疫前のシアリル ジ
フコシル Le  ガングリオシドのラクトン化及びサ
ルモネラ ミネソタ(Salmonella lIIi
nesotae)への吸着は公知の方法で行った[No
res . G . A . etal,J.  Im
muno1.,139.3171−3176(1987
)コ。シアリル ジフコシルLexのラクトン化は氷酢
酸中で行うか[Nores.G.A.et al,J.
I+nmunol.,L39,3L7L−3176(1
987)] 、または最近の方法によりカルボジイミド
で処理して行った[Sonn4no,S.et al,
Glycoconjugate J..2,343−3
54(1985) ] o シアリル ジフコシルLe
xラク1・ン抗原の場合、5μgの抗原を200μ1の
リン酸緩衝生理食塩水(P B S)に懸濁した40μ
gのサルモネラ ミネソタ(Salmonella m
inesotac)に吸着させ、静脈内投与した。ラク
トン投与から3日後、牌細胞を摘出し、マウス ミエロ
ーマSP2またはNS1と融合させた。シアリル ジフ
コシルLeX抗原(第1表、構造式2)に対する反応陽
性によりクローンを選択し、確立されたハイブリドーマ
SNH3から分泌される抗体の特異性をTLC免疫染色
及び固相ラジオイミュノアッセイにより公知の方法で試
験した。抗体S N H 3の反応性を第1図に示す。
固相ラジオイミュノアッセイは公知の方法で行った[K
annagi.R.et al.,Cancer Re
s.,43.4997−5005(1983)コ 。
第1図に於いて、縦軸は第一抗体および第二抗体に結合
するプロテインAの活性を、分当りのカウントで示す。
横軸は抗原の稀釈度を示し、例えば1と記された1番目
のウェルは100ngの抗原を、2と記された2番目の
ウエルは50nHの抗原を含む。白丸は腫瘍から単離さ
れたシアリルジフコシルLeX(第1表、構造式2;■
3NeuAcV3Fucm3FucNLc6 )を示す
白三角は同じ抗原であるがシアリル2−3ノルヘキサオ
シルセラミドから酵素的に合成したものを示す。黒逆三
角は[から単離されたシアリルLeXヘキササッ力ライ
ド セラミド(第1表、構造式1 ;IV3NeuAc
IIr3FucnLc4)を示す。白逆三角はシアリル
2−3ノルヘキサオシルセラミドを示す。黒丸はGM3
、2−3シアリルパラグロボンド(SPG)(IV3N
euAcnLc4 )  、2→6SPG  (VI6
 Ne uAc nLc4)、シアリル2→3Leaa
(第1表、構造式3;IV3NeuAcm’ FucL
c4)およびシアリル2→6ノルヘキサオシルセラミド
(VI6NeuAcnLc6 )を示す。
第1図のデータは、SNH3抗体は長鎖シアリルシフコ
シルLexと優先的に反応するだけでなく、短鎖シアリ
ルLeX(即ち、シアリルLexヘキササッ力ライド 
セラミド)ともかなり良く反応することを示す。本抗体
はまた、シアリル2→3ラクトノルヘキサオシルセラミ
ド(■3NeuAcnLc6 )及び内部のG1cNA
cにフコシル残基を有するシアリル2→3ラクトノルヘ
キサオシルセラミド(VI3NeuAcIII3Fuc
nLc6)とも弱く反応する。SNH3は池の関連構造
とは反応しない。この反応性は同様の抗体の公知の反応
性とは異なる。即ち、短鎖シアリルLex (TV3N
euAcIII’  FugnLc4)とは反応しない
FH6、及び内部フコシル化したシアリル2→3ノルヘ
キサオシル構造またはシアリル2→3ノルヘキサオシル
構造とは反応しないCSLEXとは異なる。本抗体は他
種類のヒト癌の血清のアッセイによる診断に特に有用で
ある。
実施例2 各抗体のイソタイプ及び特異性は以下の通りであ′る。
NKH1・・・IgG1 ;シアリル2 →3 L e
  と特異的に反応する。
N K H 2・・・IgM.主としてシアリル2→3
Leaと反応するが、Leaとも交 叉反応する。
NKH3− 1 gGt  ;シアリル2→3Le  
及びSPGタイプ1鎖の両者と反応す る(CA50の特異性に類似する)。
NKH4−I gGt  ;シアリル2→3Le  及
びSPGタイプ1鎖の両者と反応す る(NKH3に非常に似るが、2種 のガングリオシド間の交叉反応性の 程度に微妙な差がみられる)。
ハイブリドーマの調製方法は以下の通りである。
a)Balb/cvウスを、5X106個のCo1 o
205全細胞で1週1回ずつ3回腹腔内投与し免疫した
b)Colo  205の膜分画を公知の方法で調製し
、5%酢酸に懸濁し、3〜5μgの精製ガングリオシド
(シアリル2→3Le  及びSPGタイプ1鎖)と混
合し、凍結乾燥した。この方法は膜ガングリオシドのラ
クトン化及び豊富化を起こす。凍結乾燥された物質をP
BSに懸濁し、第4週に静脈内投与した。
C)実施例1と同様にして調製し、実施例1の方法で2
00μ1の生理食塩水中の40μgのサルモネラ ミネ
ソタ(S.minnesotae)上にコートした、3
〜5μgの精製ラクトン化ガングリオシド(シアリル2
→3Lea)を第5週に静脈内投与した。
d)5回目の投与の3日後牌臓を摘出し、牌細胞をSP
2細胞と融合させた。精製ガングリオシド シアリル2
→3Lea及びSPGタイプ1鎖に対する特異反応性に
より、実施例1の方法でハイブリドーマを選択した。
全てのハイブリドーマ(NHKI、2、3及び4)を同
様の方法で調製した。
NKH系列の抗体の固相ラジオイミュノアッセイによる
反応性を第2図に、TLC免疫染色による反応性のデー
タを第3図に示す。
固相ラジオイミュノアッセイ1こ用いた方法は既に記載
がある[Kannagi.R.et al.,Canc
er Res..43,4997−5005(1983
) ]。抗体CF4C4は既知の抗Lea抗体であるが
、これをN K H 1、2、3、及び4の測定に使用
した各試料のLea活性を確かめるため、又、交叉反応
性を検出するために用いた。第1表、構造式5、7及び
8のようなLea抗原決定基を有するグリコリピッドは
CF4C4に陽性であったが、構造式3のものはCF4
C4に陰性であり、NKH2に陽性であった。
第2図中、縦軸は抗原に結合した第一抗体と反応する第
二抗体に対するプロテインAの活性を示す。横軸は第1
図と同様に抗原の稀釈度を示す。
白三角は腫瘍から精製されたシアリル2→3Lea(第
1表、構造式3 ;IV3NeuAcIII’FucL
c4)を示す。白逆三角は胎便から単離した同じ抗原を
示す(ジシアリルLeaも含有する)。黒四角はシアリ
ルパラグロボシド(S P G)タイプ1鎖を示す。黒
三角はLea(第1表、構造式5 ;m’ FucLc
4 )を示す。黒逆三角はLea/Lexハイブリッド
(第1表、構造式7)を示す。黒丸はラクトイソオクタ
オンルセラミドの二価Lea(イソLea)(第1表、
構造式8)を示す。白四角は合成シアリル2−3パラグ
ロボシドを示す。
第3図に示された各抗体による種々のグリコリピッド試
料の免疫染色パターンにおいて、各レーンのグリコリピ
ットは0.01%CaC 12を含むクロロホルムーメ
タノールー水(55:30:lo.v/v/V)で展開
した。HPTLCプレートはマグナニ(Magnani
 )らの変法により染色した[Magnani ,J.
L.et al..Anal.Biochem..10
9.399−402(1980)]。
第3図中、レーン1は胎便のモノシアロガングリオシド
分画、レーン2はメトキシド ナトリウム処理した胎便
のモノシアロガングリオシド分画(O−アセチル基を含
むガングリオシドの存在可能性を調べるため)、レーン
3はO赤血球の上位中性グリコリピッド、レーン4はヒ
ト結腸癌細胞ラインColo  205からのモノシア
口ガングリオシド分画、.レーン5はLea活性を有す
るセラミド ペンタサツカライド(m’FucLc4C
er;第1表、構造式5)、レーン6は胎便から単離さ
れたシアリル2+3パラグロボシド タイプ1鎖(第1
表、構造式4)、レーン7はCMP−シアル酸及びLc
4Cer(タイプ1鎖 パラグロボシド)から合成した
シアリル2→3パラグロボシド タイプ1鎖(第1表、
構造式4)、レーン8はシアリル2→3Le   (I
V  NeuAcm4FucnLc4Ce r ;第1
表、構造式3)レーン9はLex抗原決定基上のLea
(■3Galβ1→3 [F u c a 1→4] 
G 1 cNA cm3FucnLc4 Ce r ;
第1表、構造式7)、レーン10は分枝ラクトイソオク
タオシルセラミド上のLea(V3FucTV6Ga 
1β1−3[Fu Cα1→3コ Gl  cNAcn
Lc6 Ce  r  ;第1表、構造式8)を夫々示
す。第3B図レーン6に見られるスポットは2→3シア
リルLe  による汚染の為であり、特異性を示すもの
ではない。
第2図及び第3図のデータは、以下のことを示す。
(1)NKH1はシアリル2→3Le l.:回い特異
性を示し、2→3シアリルパラグロボシド(SPG)タ
イプ1鎖又はパラグロボシド(P G)タイプ1鎖とは
交叉反応しない。この反応性はN − 1 9 − 9
 [Magnani,J.L.etal..J. Bi
o1.Che[II..257.14365−1486
9(1982) ]及びC S L E A [Chi
a.D.et al..cancer Tes..45
. 435−437(1985)]のような公知の抗体
に類似する。しかし、N K H 1のイソタイプはN
−19−9及びCSLEAと異なる。
(2)抗体NKH2はLe  及びシアリル2→3Le
aの両者と反応する点で特徴付けられる。
PGタイプ1鎖に対しても、弱い反応性が示された。こ
の様な反応性は新規である。即ち、このような特異性を
有する抗体は今まで記載がなかった。
(3)NKH3及び4は、TLC免疫プロッティングに
よりシアリル2→3Le  及びシアリル2→3 タイ
プ1鎖の双方と反応するが、固相ラジオイミュノアッセ
イではシアリル2−→3Leaa及びSPGタイプ1鎖
との反応性は弱い。
さらに詳細な特異性を試験するため、Lex上にLea
構造を有するハイブリッド グリコリピッド(第1表、
構造式7)及びラクトイソオクタオシルセラミド上の二
価Lea(第1表、構造式8)のようなタイプ1鎖アナ
ログを酵素的に合成した。Lex上のLeaハイブリッ
ド構造は二価Leaと同様に、NKH2抗体とのみ反応
した。
本発明をその特定の実施例に関連して詳細に説明したが
、本発明の精神及び範囲からはずれることなく種々の変
更をなし得ることは当業者に明らかであろう。
寄託について ハイブリドーマ細胞ラインSNH3、NKH1、N K
 H 2、NKH3、及びNKH4はアメリカンタイプ
 力ルチャー コレクション(AmericanTyp
e Culture Collection ; 12
301 Parklawn Drive.Rockvi
lle.Maryland )に1989年1月5日寄
託され、夫々、寄託番号HB9941、9942、99
43、9944、9945を有する。
寄託は特許手続き上の微生物の寄託の国際的承認に関す
るブタペスト条約に従ってなされた。
本出願についての合衆国特許の承諾に対し、全ての接近
の制限は変更なく除かれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるモノクローナル抗体SNH3を用
いたラジオイミュノアッセイの結果を示すグラフである
。 第2図は固相ラジオイミュノアッセイにおける抗体NK
HI (第2A図) 、NKH2 (第26図)、NK
H3 (第2C図) 、NKH4 (.第2D図)およ
びCF4C4 (既知の抗Lea抗体;第2E図)の反
応性を示すグラフである。 第3図は抗体NKHI (第3A図)、NKH2(第3
B図) 、NKH3 (第3C図)及び抗Lea抗体(
第3D図)を用いた、種々のグリコリピッド試料の免疫
染色パターンを示す。 (以上) FIG 2A FIG,26 FIG 2C FIG 2D FIG.1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(1)宿主を腫瘍細胞で免疫し、 (2)腫瘍細胞膜と少なくとも1種の精製ラクトン化腫
    瘍関連ガングリオシドとの混合 物を含む懸濁液で該宿主をブーストし、 (3)担体に吸着させ又は結合させた腫瘍関連ガングリ
    オシドラクトンを含む免疫原 で該宿主をブーストし、 (4)該宿主からの免疫細胞にミエローマ細胞を融合し
    てハイブリドーマ細胞を形成さ せ、 (5)ステップ(3)の該ガングリオシドに結合する抗
    体を産生するハイブリドーマ細 胞を選択し、 (6)選択された該ハイブリドーマ細胞を培養し、及び (7)該抗体を回収する、 各ステップを含む、腫瘍関連ガングリオシドに結合する
    モノクローナル抗体の製造法。 2 ステップ(3)の該腫瘍関連ガングリオシドが腫瘍
    から単離され又は酵素的に合成されたシアリル2→3L
    e^a又はシアリルジフコシルLe^xであるか、又は
    シアリル2→3パラグロボシドである請求項1の方法。 3(1)IgMイソタイプであり、 (2)(a)シアリルLe^x及び (b)シアリルジフコシルLe^xに結合する ことなる同定上の特徴を有するモノクローナル抗体を産
    生するハイブリドーマ。 4 ATCC寄託番号HB9941を有するハイブリド
    ーマ細胞ラインSNH3の同定上の特徴を有するハイブ
    リドーマ。 5 ATCC寄託番号HB9941を有するハイブリド
    ーマSNH3である請求項3又は4のハイブリドーマ 6(1)IgG_1イソタイプであり、 (2)シアリル2→3Le^aに結合する ことなる同定上の特徴を有するモノクローナル抗体を産
    生するハイブリドーマ。 7 ATCC寄託番号HB9942を有するハイブリド
    ーマNKH1の同定上の特徴を有するハイブリドーマ。 8 ATCC寄託番号HB9942を有するハイブリド
    ーマNKH1である請求項6又は7のハイブリドーマ 9(1)IgMイソタイプであり、 (2)(a)シアリル2→3Le^a (b)Le^a (c)Le^aエピトープを有するペンタオシルセラミ
    ド及びヘキサオシルセラミド (d)Le^a/Le^xハイブリッド及び (e)ラクト¥イソ¥オクタオシルセラミド上の二価L
    e^aに結合する ことなる同定上の特徴を有するモノクローナル抗体を産
    生するハイブリドーマ。 10 ATCC寄託番号HB9943を有するハイブリ
    ドーマNKH2の同定上の特徴を有するハイブリドーマ
    。 11 ATCC寄託番号HB9943を有するハイブリ
    ドーマNKH2である請求項9又は10のハイブリドー
    マ。 12(1)IgG_1イソタイプであり、 (2)(a)シアリル2→3Le^a及び (b)補助的脂質を用いて、またはプラスチック被覆プ
    レートを用いたTLC免疫染色により試験したとき、シ
    アリル2→3タイプ1鎖パラグロボシドに結合する ことなる同定上の特徴を有するモノクローナル抗体を産
    生するハイブリドーマ。 13 ATCC寄託番号HB9944を有するハイブリ
    ドーマNKH3の同定上の特徴を有するハイブリドーマ
    。 14 ATCC寄託番号HB9944を有するハイブリ
    ドーマNKH3である請求項12又は13のハイブリド
    ーマ。 15 ATCC寄託番号HB9945を有するハイブリ
    ドーマNKH4の同定上の特徴を有するハイブリドーマ
    。 16 ATCC寄託番号HB9945を有するハイブリ
    ドーマNKH4である請求項12又は15のハイブリド
    ーマ。 17(1)IgMイソタイプであり、 (2)(a)シアリルLe^x及び (b)シアリルジフコシルLe^xに結合する ことなる同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 18 ATCC寄託番号HB9941を有するハイブリ
    ドーマSNH3から産生するモノクローナル抗体SNH
    3の同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 19 ATCC寄託番号HB9941を有するハイブリ
    ドーマSNH3から産生するモノクローナル抗体SNH
    3である請求項17又は18のモノクローナル抗体。 20(1)IgG_1イソタイプであり、 (2)シアリル2→3Le^aに結合する ことなる同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 21 ATCC寄託番号HB9942を有するハイブリ
    ドーマNKH1から産生するモノクローナル抗体NKH
    1の同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 22 ATCC寄託番号HB9942を有するハイブリ
    ドーマNKH1から産生するモノクローナル抗体NKH
    1である請求項20又は21のモノクローナル抗体。 23(1)IgMイソタイプであり、 (2)(a)シアリル2→3Le^a (b)Le^a (c)Le^aエピトープを有するペンタオシルセラミ
    ド及びヘキサオシルセラミド (d)Le^a/Le^xハイブリッド及び (e)ラクト¥イソ¥オクタオシルセラミド上の二価L
    e^aに結合する ことなる同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 24 ATCC寄託番号HB9943を有するハイブリ
    ドーマNKH2から産生するモノクローナル抗体NKH
    2の同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 25 ATCC寄託番号HB9943を有するハイブリ
    ドーマNKH2から産生するモノクローナル抗体NKH
    2である請求項23又は24のモノクローナル抗体。 26(1)IgG_1イソタイプであり、 (2)(a)シアリル2→3Le^a及び (b)補助的脂質を用いて、またはプラスチック被覆プ
    レートを用いたTLC免疫染色により試験したとき、 シアリル2→3タイプ1鎖パラグロボシドに結合する ことなる同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 27 ATCC寄託番号HB9944を有するハイブリ
    ドーマNKH3から産生するモノクローナル抗体NKH
    3の同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 28 ATCC寄託番号HB9944を有するハイブリ
    ドーマNKH3から産生するモノクローナル抗体NKH
    3である請求項26又は27のモノクローナル抗体。 29 ATCC寄託番号HB9945を有するハイブリ
    ドーマNKH4から産生するモノクローナル抗体NKH
    4の同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 30 ATCC寄託番号HB9945を有するハイブリ
    ドーマNKH4から産生するモノクローナル抗体NKH
    4である請求項26又は29のモノクローナル抗体。 31(1)宿主を腫瘍細胞で免疫し、 (2)腫瘍細胞膜と少なくとも1つの精製ラクトン化腫
    瘍関連ガングリオシドとの混合 物を含む懸濁液で該宿主をブーストし、 (3)腫瘍関連ガングリオシドラクトンを含む免疫原で
    該宿主をブーストし、 (4)該宿主からの免疫細胞にミエローマ細胞を融合し
    てハイブリドーマ細胞を形成さ せ、 (5)ステップ(3)の該ガングリオシドに結合する抗
    体を産生するハイブリドーマ細 胞を選択し、 (6)選択された該ハイブリドーマ細胞を培養し、及び (7)該抗体を回収する、 各ステップを含む方法により製造された薬理的有効量の
    抗体を対象に投与することから成る、ガングリオシドを
    含む腫瘍を治療するための受動免疫方法。 32 ステップ(3)の腫瘍関連ガングリオシドが腫瘍
    から単離され又は酵素的に合成されたシアリル2→3L
    e^a又はシアリルジフコシルLe^xであるか、又は
    シアリル2→3パラグロボシドである請求項31の方法 33 薬理的有効量が、対象の100g体重当り約1.
    0〜5.0μgである請求項31の方法。 34 抗体が以下の(A)〜(D)からなる群から選ば
    れたものである請求項31の方法。 (A)(1)IgMイソタイプであり、 (2)(a)シアリルLe^x及び (b)シアリルジフコシルLe^xに結合する ことなる同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 (B)(1)IgG_1イソタイプであり、 (2)シアリル2→3Le^aに結合する ことなる同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 (C)(1)IgMイソタイプであり、 (2)(a)シアリル2→3Le^a (b)Le^a (c)Le^aエピドープを有するペンタオシルセラミ
    ド及びヘキサオシルセラミド (d)Le^a/Le^xハイブリッド及び (e)ラクト¥イソ¥オクタオシルセラミド上の二価L
    e^aに結合する ことなる同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 (D)(1)IgG_1イソタイプであり、 (2)(a)シアリル2→3Le^a及び (b)補助的脂質を用いて、またはプラスチック被覆プ
    レートを用いたTLC免疫染色により試験したとき、シ
    アリル2→3タイプ1鎖パラグロボシドに結合する ことなる同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 35 抗体が以下の(A)〜(E)から選ばれたもので
    ある請求項31の方法。 (A)ATCC寄託番号HB9941を有するハイブリ
    ドーマSNH3から産生するモノクローナル抗体SNH
    3の同定上の特徴を有するモノクローナル抗体 (B)ATCC寄託番号HB9942を有するハイブリ
    ドーマNKH1から産生するモノクローナル抗体NKH
    1の同定上の特徴を有するモノクローナル抗体 (C)ATCC寄託番号HB9943を有するハイブリ
    ドーマNKH2から産生するモノクローナル抗体NKH
    2の同定上の特徴を有するモノクローナル抗体 (D)ATCC寄託番号HB9944を有するハイブリ
    ドーマNKH3から産生するモノクローナル抗体NKH
    3の同定上の特徴を有するモノクローナル抗体 (E)ATCC寄託番号HB9945を有するハイブリ
    ドーマNKH4から産生するモノクローナル抗体NKH
    4の同定上の特徴を有するモノクローナル抗体 36 抗体が以下の(A)〜(E)から選ばれたもので
    ある請求項31の方法。 (A)ATCC寄託番号HB9941を有するハイブリ
    ドーマSNH3から産生されるモノクローナル抗体SN
    H3 (B)ATCC寄託番号HB9942を有するハイブリ
    ドーマNKH1から産生されるモノクローナル抗体NK
    H1 (C)ATCC寄託番号HB9943を有するハイブリ
    ドーマNKH2から産生されるモノクローナル抗体NK
    H2 (D)ATCC寄託番号HB9944を有するハイブリ
    ドーマNKH3から産生されるモノクローナル抗体NK
    H3 (E)ATCC寄託番号HB9945を有するハイブリ
    ドーマNKH4から産生されるモノクローナル抗体NK
    H4 37(A)(1)宿主を腫瘍細胞で免疫し、 (2)腫瘍細胞膜と少なくとも1種の精製ラクトン化腫
    瘍関連ガングリオシドとの混合物を含む懸濁液で該宿主
    をブーストし、 (3)担体に吸着させ又は結合させた腫瘍関連ガングリ
    オシドラクトンを含む免疫原で該宿主をブーストし、 (4)該宿主からの免疫細胞にミエローマ細胞を融合し
    てハイブリドーマ細胞を形成させ、 (5)ステップ(3)の該ガングリオシドに結合する抗
    体を産生するハイブリドーマ細胞を選択し、 (6)選択された該ハイブリドーマ細胞を培養し、及び (7)該抗体を回収する、 各ステップを含む方法により製造される抗体に試験試料
    を接触させ、 (B)該試験試料中に含まれる抗原に対する該抗体の特
    異的結合を測定する、 各ステップを含むガングリオシドを含む腫瘍の検出方法
    。 38 ステップ(3)の腫瘍関連ガングリオシドが腫瘍
    から単離され又は酵素的に合成されたシアリル2→3L
    e^a又はシアリルジフコシルLe^xであるか、又は
    シアリル2→3パラグロボシドである請求項37の方法
    。 39 抗体が以下の(A)〜(D)からなる群から選ば
    れたものである請求項37の方法。 (A)(1)IgMイソタイプであり、 (2)(a)シアリルLe^x及び (b)シアリルジフコシルLe^xに結合する ことなる同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 (B)(1)IgG_1イソタイプであり、 (2)シアリル2→3Le^aに結合することなる同定
    上の特徴を有するモノクローナル抗体。 (C)(1)IgMイソタイプであり、 (2)(a)シアリル2→3Le^a (b)Le^a (c)Le^aエピドープを有するペンタオシルセラミ
    ド及びヘキサオシルセラミド (d)Le^a/Le^xハイブリッド及び (e)ラクト¥イソ¥オクタオシルセラミド上の二価L
    e^aに結合する ことなる同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 (D)(1)IgG_1イソタイプであり、 (2)(a)シアリル2→3Le^a及び (b)補助的脂質を用いて、またはプラスチック被覆プ
    レートを用いたTLC免疫染色により試験したとき、シ
    アリル2→3タイプ1鎖パラグロボシドに結合する ことなる同定上の特徴を有するモノクローナル抗体。 40 抗体が以下の(A)〜(E)から選ばれたもので
    ある請求項37の方法。 (A)ATCC寄託番号HB9941を有するハイブリ
    ドーマSNH3から産生するモノクローナル抗体SNH
    3の同定上の特徴を有するモノクローナル抗体 (B)ATCC寄託番号HB9942を有するハイブリ
    ドーマNKH1から産生するモノクローナル抗体NKH
    1の同定上の特徴を有するモノクローナル抗体 (C)ATCC寄託番号HB9943を有するハイブリ
    ドーマNKH2から産生するモノクローナル抗体NKH
    2の同定上の特徴を有するモノクローナル抗体 (D)ATCC寄託番号HB9944を有するハイブリ
    ドーマNKH3から産生するモノクローナル抗体NKH
    3の同定上の特徴を有するモノクローナル抗体 (E)ATCC寄託番号HB9945を有するハイブリ
    ドーマNKH4から産生するモノクローナル抗体NKH
    4の同定上の特徴を有するモノクローナル抗体 41 抗体が以下の(A)〜(E)から選ばれたもので
    ある請求項37の方法。 (A)ATCC寄託番号HB9941を有するハイブリ
    ドーマSNH3から産生されるモノクローナル抗体SN
    H3 (B)ATCC寄託番号HB9942を有するハイブリ
    ドーマNKH1から産生されるモノクローナル抗体NK
    H1 (C)ATCC寄託番号HB9943を有するハイブリ
    ドーマNKH2から産生されるモノクローナル抗体NK
    H2 (D)ATCC寄託番号HB9944を有するハイブリ
    ドーマNKH3から産生されるモノクローナル抗体NK
    H3 (E)ATCC寄託番号HB9945を有するハイブリ
    ドーマNKH4から産生されるモノクローナル抗体NK
    H4 42 試験試料が血清であり、抗体が (1)イソタイプがIgMであり、 (2)(a)シアリルLe^x及び (b)シアリルジフコシルLe^xと結合することの同
    定上の特徴を有するものである請求項37の方法。 43 試験試料が血清で、抗体がATCC寄託番号HB
    9941を有するハイブリドーマSNH3から産生され
    るモノクローナル抗体SNH3の同定上の性質を有する
    請求項37の方法。 44 抗体がATCC寄託番号HB9941を有するハ
    イブリドーマSNH3から産生されるモノクローナル抗
    体SNH3である請求項42又は43の方法。
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