JP2002205999A - Gm2特異的抗体の製造方法 - Google Patents

Gm2特異的抗体の製造方法

Info

Publication number
JP2002205999A
JP2002205999A JP2001385622A JP2001385622A JP2002205999A JP 2002205999 A JP2002205999 A JP 2002205999A JP 2001385622 A JP2001385622 A JP 2001385622A JP 2001385622 A JP2001385622 A JP 2001385622A JP 2002205999 A JP2002205999 A JP 2002205999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antibody
cells
antigen
adjuvant
lps
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001385622A
Other languages
English (en)
Inventor
Gerd Ritter
リッター,ゲルト
Lloyd J Old
オールド,ロイド,ジェイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ludwig Institute for Cancer Research London
Ludwig Institute for Cancer Research New York
Original Assignee
Ludwig Institute for Cancer Research London
Ludwig Institute for Cancer Research New York
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ludwig Institute for Cancer Research London, Ludwig Institute for Cancer Research New York filed Critical Ludwig Institute for Cancer Research London
Publication of JP2002205999A publication Critical patent/JP2002205999A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/569Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for microorganisms, e.g. protozoa, bacteria, viruses
    • G01N33/56911Bacteria
    • G01N33/56922Campylobacter
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2333/00Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature
    • G01N2333/195Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature from bacteria
    • G01N2333/205Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature from bacteria from Campylobacter (G)
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2400/00Assays, e.g. immunoassays or enzyme assays, involving carbohydrates
    • G01N2400/10Polysaccharides, i.e. having more than five saccharide radicals attached to each other by glycosidic linkages; Derivatives thereof, e.g. ethers, esters
    • G01N2400/50Lipopolysaccharides; LPS

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、“GM2”として知られてい
るモノシアロガングリオシド(monosialoganglioside
s)に特異的な抗体の製造方法と、これらの抗体の用途
を提供することを目的とする。 【解決手段】 実験用動物を、下記の構造を有する抗原
で免疫する工程、GalNAcβ1→4Gal(II3
NeuAc)Hex、但し、前記抗原はGM2ではない
ものである、を有することを特徴とする、GM2に結合
する抗体を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糖脂質に対する抗
体の製造、およびこれら抗体の利用方法に関する。詳し
くは、本発明は、”GM2”として知られているモノシ
アロガングリオシド(monosialogangliosides)に特異
的な抗体の製造方法と、これらの抗体の利用方法とに関
する。その用途には、診断およびスクリーニングへの適
用、更に、治療方法が含まれる。
【0002】
【従来の技術】ガングリオシドは、糖脂質の1クラスの
分子である。様々なガングリオシドが、メラノーマ、お
よび、他の神経外胚葉起源の腫瘍を含む種々のトランス
フォーム細胞の顕著な細胞表面構成物質として同定され
ている。たとえば、参考文献として、本出願にその内容
全体が合体される、リッター(Ritter)及びリヴ
ィングストン(Livingston)他,Sem.C
anc.Biol.2:401−409(1991),
Oettgen,VCH Verlags Gesel
lshaft(Weinheim Germany 1
989)参照。ガングリオシドは、シアル酸残基による
グリコシル化の程度によって、モノー、ジー、トリ、又
はポリシアロガングリオシドとして知られている。これ
らの分子を識別するために使用される略語として、”G
M1”,”GD3”,”GT1”等があり、ここで、”
G”は、ガングリオシドであることを表わし、”
M”,”D”又は”T”等は、シアル酸残基の数を示
し、数字又は数字+文字は(たとえば、”GT1a”)
は、その分子について観察される結合パターンを指す。
レーニンガー(Lehninger),Biochem
istry,pg.294−296(Worth Pu
blishers,1981);ヴィーガント(Wie
gandt),in Glycolipids: Ne
w Comprehensive Biochemis
try (ノイベルガー(Neuberger)他,e
d.,Elsevier,1985),pp.199−
260参照。
【0003】モノシアロガングリオシドGM2は下記の
構造を有する。
【化2】
【0004】これに対して、GM1は下記の構造を有す
る。
【化3】
【0005】前述したように、ガングリオシドは、メラ
ノーマ等のトランスフォーム細胞における有力な細胞表
面マーカーである。このことによって、ガングリオシド
は、ガン研究に於いて魅力的な課題となってきた。前述
の参考文献として本出願にその内容が合体されるリヴィ
ングストン(Livingston)他,Proc.N
atl.Acad.Sci.USA84:2911−2
915(1987)は、ワクチンに基づく試験の結果を
記載しており、ここで、メラノーマを患う患者に、ワク
チンとして、高レベルのGM2を提示する細胞そのも
の、純粋なGM2、又は純粋なGM2にバクテリア・ア
ジュバントを加えたもののいずれかが投与された。又、
その両方を参考文献として本出願にその内容を合体させ
る、リヴィングストン(Livingston)他,
J.Clin.Oncol.12(5):1036−1
044(1994)およびアイリー(Irie)他の米
国特許第4,557,931号も注目され、これらは、
GM2のワクチンとしての利用に関する。
【0006】又、ガングリオシドに結合するモノクロー
ナル抗体等の抗体の製造方法と利用方法も注目されてき
た。このような抗体は、抗原特異性を含む、すべての抗
体に共通の特定を有し、診断用としても又、治療用とし
ても注目されている。たとえば、クイェルドセン(Kj
eldsen)他の米国特許第5,229,289号、
ヌーデルマン(Nudelmann)他の米国特許第
5,240,833号、ハコモリ(Hakomori)
他の米国特許第5,308,614号、およびハコモリ
(Hakomori)他の米国特許第5,389,53
0を参照。これらの特許は、すべて、参考文献として本
出願にその内容が合体され、全部が、概してガングリオ
シド特異的抗体の製造方法に関連している。
【0007】ガングリオシドの免疫学に固有の困難性が
あり、これらについてここで簡単に触れておく。第1
に、これらの分子は、トランスフォーム細胞上で優勢で
あるが、これらは、又、神経細胞等のある種の正常細胞
においても普通に存在する。患者にガングリオシドを投
与するに当たって、その結果起こる抗体産生応答によっ
て正常細胞が損傷を受けるというリスクがある。事実、
ギャン−バレー症候群等のある種の自己免疫疾患は、G
M1又はGQ1bと反応する自己免疫抗体によって特徴
付けられる。たとえば、ユーキ(Yuki)他,J.E
xp.Med.178:1771−1775(199
3);アスピナル(Aspinall)他,Infec
t&Immun.62(5):2122−2125(1
994)を参照。
【0008】更に、ガングリオシドを、免疫処置プロト
コール用に十分な量、確保することは極めて困難である
という実用上の問題もある。現在において、実用的な合
成方法は存在しない。従って、ガングリオシドは、ウシ
脳組織等の組織からの精製によって確保されている。し
かし、最適条件下に於いても、純粋なガングリオシドの
収率は、極めてわずかである。更に、哺乳類組織からの
精製には、ウィルス、プリオン粒子、等のコンタミナン
トが伝搬されるリスクがある。従って、ガングリオシド
特異的抗体を確保するための別の方法が強く望まれてい
る。
【0009】リポ多糖、即ち”LPS”分子は、グラム
陰性細菌の表面上に見られる。これらの分子の多くは、
極めて毒性が高く、トキシックショック症候群、エンド
トキシン中毒症、その他の状態を引き起こす。種々の細
菌のLPS分子には非常に多様性がある。事実、或特定
のタイプの細菌の範囲内においてさえ、LPS分子は、
種々の血清型(serotype/serovar)間で異なる可能性が
ある。
【0010】カンピロバクター-ジェジュニ(Campyloba
cter jejuni)(”C.jejuni”)のLPS分子
は、ある程度詳しく研究されている。これらLPS分子
に関する研究の代表的なものとして以下のものがある
が、これらは徹底的な研究ではない。アスピナル(As
pinall)他,Eur.J.Biochem.21
3:1017−1027(1993);アスピナル(A
spinall)他,Biochem.33:241−
249(1994);ユーキ(Yuki)他,Infe
ct & Immun.62(5):2101−210
3(1994);アスピナル(Aspinall)他,
Infect.& Immun.62(5):2122
−2125(1994)。これらの文献のすべてを参考
文献として本出願にその内容を合体させる。前記アスピ
ナル(Aspinall)1993の論文は、C.je
juni血清型0:1,0:4,0:23および0:3
6のLPSの構造を提供しているために、特に注目され
る。アスピナル(Aspinall)他は、OS:1
と、OS:23とOS:36とは互いに識別不能であ
り、GM2のものと同じ鎖末端を有するのに対して、O
S:4鎖末端は、GD1aと同じである、と述べてい
る。これらの論文の内のいくつかは、0:19LPS分
子の部分とGM1との間のある種の類似性について論じ
ており、この考えは、参考文献として本出願にその内容
を合体させる、ヴィルグイン(Wirguin)他,A
nn.Neurol.35(6):698−703(1
994)と、更に、アスピナル(Aspinall)
他,Infect.& Immun.52(5):21
22−2125(1994);ユーキ(Yuki)他,
Infect.& Immun.62(5):2102
−2103(1994);ユーキ(Yuki)他,J.
Exp.Med.178:1771−1775(199
3)にも論じられている。C.jejuni細菌は、そ
れ自身、胃腸障害に関係しており、サンプル中のC.j
ejuniの存在を判定する診断検査法の開発も注目さ
れ、その開発活動も行われている。この点に関して、ラ
イト(Wright)他のPCT出願WO86/018
08、ブレイザー(Blaser)他の米国特許第5,
200,344号、ヤマザキ(Yamazaki)他の
米国特許第5,169,757号、そして日本特許出願
第63−273497号を参照。これらの文献のすべて
に於いて、前記抗体を生産する方法は、細胞そのものを
使用したものであることが銘記される。ブレイザー(B
laser)他は、C.jenuniに対して固有の抗
原に言及しているが、それはタンパク質であって、糖脂
質ではない。
【0011】C.jejuni LPS抗原が、GM2
に対する特異的抗体を供給する供与源であるという関連
付けこれまでなかった。更に、このようにして産生され
た抗体を、ガン等の病状に対する診断および治療アプロ
ーチに使用可能であるという示唆はこれまでなかった。
これらは、すべて、ここで次の開示に詳細に記載される
本発明の特徴である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題点を解決するガングリオシド特異的抗体を確保するた
めの方法を提供することを課題とする。すなわち、本発
明の目的は、新規な“GM2”として知られているモノ
シアロガングリオシドに特異的な抗体の製造方法を提供
することにある。また、本発明の他の目的は、新規な
“GM2”として知られているモノシアロガングリオシ
ドに特異的な抗体の製造方法によって作製された抗体の
利用方法を提供することにある。そして、本発明の更に
他の目的は、新規な“GM2”として知られているモノ
シアロガングリオシドに特異的な抗体の製造方法によっ
て作製された抗体の診断およびスクリーニングへの適
用、更に治療方法が含まれる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
課題を解決するため、鋭意研究を行った結果、LPS抗
原がGM2に対する特異的抗体を供与源となり得ること
を見出した。更に、これらの知見に基づき、検討を重ね
た結果、このように作製された抗体がガン等の病状に対
する診断および治療アプローチに利用可能であるという
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0014】本発明を概説すれば、本発明の第1の発明
は、モノシアロガングリオシド(monosialog
anglioside)GM2に結合する抗体を製造す
る方法であって、以下の工程、(i)実験用動物を、そ
の動物による抗体の産生を誘発するのに十分な量の、下
記の構造を有する抗原で免疫する工程、
【化4】GalNAcβ1→4Gal(II3NeuA
c)Hex 但し、前記抗原はGM2ではないものであり、そして
(ii)前記動物によって産生された前記抗体を単離す
る工程、を有する方法を提供する。
【0015】ここで、前記抗原がリポ多糖であること
が、好ましく、また、リポ多糖が、グラム陰性細菌から
精製したリポ多糖であることが更に好ましく、また、具
体的には、前記グラム陰性細菌がカンピロバクター−ジ
ェジュニ(Campylobacter jejun
i)であることがより好ましく、より具体的には、血清
型0:1または血清型0:36のカンピロバクター−ジ
ェジュニであることが特に好ましい。
【0016】そして、リポ多糖がアジュバントと組み合
わされることが好ましく、具体的には、アジュバントが
完全フロイントアジュバント又は不完全フロイントアジ
ュバントであることがより好ましい。
【0017】本発明の第2の発明は、サンプル中のモノ
シアロガングリオシドGM2の存在を判定する方法であ
って、前記サンプルを、第1の発明によって作り出され
た抗体と接触させて、前記サンプル中におけるGM2の
判定として前記抗体の結合を判定することからなる方法
を提供する。サンプルは、トランスフォーム細胞を有す
ることが好ましく、具体的には、トランスフォーム細胞
が、メラノーマ細胞、神経芽腫細胞、肉腫細胞、グリオ
ーマ細胞、又は精上皮腫細胞であることがより好まし
い。
【0018】本発明の第3の発明は、細胞上におけるG
M2分子の異常発現によって特徴づけられる病状を有す
る患者を治療するため方法であって、前記患者に対し
て、本発明の第1の発明の方法によって作成された抗体
を治療上有効な量で投与することからなる方法を提供す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】ここで、添付の図面について簡単
に説明する。
【0020】図1は、様々なガングリオシド種をテスト
して得られた結果を示すドット・ブロットであり、抗血
清は、種々のカンピロバクター-ジェジュニ血清型から
調製されたLPSによる、ウサギの免疫処置後に得られ
た。レーン1および2は、0:1での免疫処置後の抗血
清を使用し、レーン3および4は0:19を使用し、レ
ーン5および6は0:23を使用し、レーン7および8
は0:36を使用し、レーン9および10はウシ脳ガン
グリオシドGM2を使用した。奇数番号のレーンは、免
疫前血清でのテストであり、偶数番号のレーンは免疫血
清である。図2および図3は、免疫薄層クロマトグラフ
ィー・テストで得られたデータを示している。図2は、
免疫前血清のテストによって得られた結果を示してい
る。この免疫前血清は、LPS 0:1によるテストに
用いた免疫処置前のウサギからのものであり、PBS中
で1:100に希釈された。TLCは、血清での重層
(overlaying)の前に、二つの溶媒(即ち、
第1溶媒は、CH3Clと、アセトンとが1:1、第2
溶媒は、CHCl3、メタノール、および0.2%Ca
Cl2が、55:45:10の割合)中で展開された。
各レーンを順に参照すると、レーン1は、混合ウシ脳ガ
ングリオシド(10μl)でのテストを示し、レーン2
はウシ脳ガングリオシドGM2(1μg)をテストした
ものであり、レーン3−5は、それぞれ、ヒト・メラノ
ーマ(5μl)、ヒト神経芽細胞腫(4μl)、および
ヒト腎ガン(5μl)細胞ライン、レーン6は新鮮なヒ
ト・メラノーマ(3μl)をテストしたものである。図
3に於いて、同じ実験用動物からの免疫血清をテストし
た。この血清は、第5回目の採血から得られ、前記材料
がテストされた時と同様に、PBS中で1:500に希
釈された。尚、レーン5および6の上側のバンドは、免
疫前血清がテストされた時のバンドにも見られ、従っ
て、これらは免疫処置の結果によるものではないことが
銘記される。これに対して、レーン5および6の下側の
バンドは、免疫処置の結果であり、上側のバンドはそう
ではない。図4および5は、抗体依存性細胞傷害テスト
に於いて得られた結果を示している。使用した血清は、
LPS血清型0:1での免疫処置の後に得られた。図4
に於いて、その表面上にGM2を提示することが知られ
ている腎細胞ガン細胞ラインSK−RC−9がテストさ
れ、図5に於いては、GM2を提示しない結腸ガン細胞
ラインSW1222がテストされた。これら両方の図に
於いて、○は、エフェクター細胞と、標的細胞と、免疫
血清が混合されたデータ点を示し、図面中「黒丸印」は、
エフェクター細胞と、標的細胞と、免疫前血清とを含む
テストからのデータ点を示し、そして図面中「黒四角印」
は、エフェクター細胞抜きの、標的細胞と免疫血清とを
混合したものを示している。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0022】例 1 使用したすべての細菌は、ATCC(the Amer
ican TypeCulture Collecti
on)から得た。血清型0:1,0:19,0:23お
よび0:36のカンピロバクター-ジェジュニ(Campylo
bacter jejuni)(以後、”C.jejuni”)のサ
ンプルを使用した。各サンプルにつき、リポ多糖抗原
(以後、”LPS”抗原)を、ここに参考文献として本
出願にその内容を合体させるウェストファール(Wes
tphal)他,Z.Naturforschlag.
7b:148−155(1952)の高温フェノール−
水法(hot phenol-water methodology)を、少し改変し
た方法を使用して、熱不活性化された細菌から抽出し
た。具体的な抽出方法は、RNAを、市販のウシ膵臓R
NAでの消化によって除去し、その後、ゴールドマン
(Goldman),Meth.Enzymol.13
8:267−275(1987)に依るSephade
x G−25でのサイズ排除クロマトグラフィーを行っ
た。抽出されたLPSを凍結乾燥し、使用時まで−20
℃で保存した。
【0023】例 2 次に、前記LPS抗原の調製物を使用して免疫原性組成
物を調製した。各ケースに於いて、前記LPS抗原をア
ジュバントと混合した。各組成物に対して、2匹のウサ
ギを実験用動物として使用した(雌ニュージーランド・
ホワイト・ウサギ、体重2−2.5kg)。第0日に、
これらの動物に、完全フロイントアジュバントに含ませ
た500μgのLPSを皮内注射した。14日後、前記
動物に、今度は不完全フロイントアジュバントに含ませ
た500μgのLPSの第2回目の注射をした。この
後、第28日目と第42日目とに於いて、それぞれ、不
完全フロイントアジュバントに含ませた250μgのL
PSの注射を行った。二匹の動物に、純粋なウシ脳GM
2(同実験中の同じ時点で、200μg,200μg,
100μg,100μg)を注射した。第0日目、第1
4日目、第28日目、第42日目および第64日目に、
すべての動物から採血し、抗体価を測定し、更に分析を
行った。いくらかのウサギには、更に、第4回目の注射
の後、13週間および17週間目に、IFAに含ませた
250μgのLPSの追加接種も行い、最後の追加接種
後2週間目に採血した。
【0024】例 3 上述した免疫処置プロトコールを参考にして、各採血
後、免疫されたウサギからの血清を、標準ELISA
(固相酵素免疫検定法)によって分析し、(i)GM2
に対する抗体が存在しているか否か、又、(ii)存在
しているならば、これらはクラスIgG又はIgMのも
のであるか、を判定した。これは、市販の抗ウサギIg
G又はIgM抗体を使用して行った。C.jejuni
血清型0:1での免疫処置によって、IgG抗体、高い
力価の血清(1:3200,および追加接種後では≧6
0,000)と、更に、低い力価のIgM抗体(1:1
00)とが産生され、これらは共にGM2を認識した。
C.jejuni0:36での免疫処置では、中程度の
力価のIgM抗体(1:800)と、低い力価のIgG
抗体(1:100)とが産生された。これらも、又、G
M2を認識した。0:19での免疫処置では、高い力価
のIgG抗体(ピーク: 1:12800)と、中程度
ないし高い力価のIgM抗体(ピーク: 1:120
0)とが産生されたが、これらの抗体は、ガングリオシ
ドGM1を認識した。純粋なウシ脳GM2でのテストで
は、低い力価のIgM(1:200)とIgG(1:2
00)とが産生された。
【0025】例 4 上述したようにして得られた血清の特異性を、ドット・
ブロット法によって徹底的に分析した。ニトロセルロー
スペーパーに固定化されたGM2、及びGM3,GM
1,GD3,GD2,GD1a,GD1b,GT1bお
よびGQ1bを含むウシ脳材料由来の他のガングリオシ
ドのパネルに対するIgMおよびIgG抗体について血
清を染色した。その結果を次の表1に示す。前記ドット
・ブロット法は、1:100の血清希釈物と、市販の抗
―ウサギIgGおよびIgM抗体とを使用した、標準式
のものであった。その後の表2に於いて、”3+”の等
級は、強い染色があったことを意味し、”2+”は、中
−強程度の染色、”1+”は弱い染色、そして、”+
/”はわずかな染色をそれぞれ意味する。後の図1に、
ドット・ブロットを示している。
【0026】
【表1】
【0027】表1に示されているように、C.jeju
ni血清型0:1 LPSで免疫された動物からはGM
2に対する強い血清IgG抗原反応性があったのに対し
て、テストされたその他の血清サンプルは陰性であっ
た。C.jejuni血清型0:19で免疫された動物
からの血清はGM1に対する強い抗原反応性と、GD1
bに対する中程度の抗原反応性を示した。GD1aに対
する弱い活性も見られた。
【0028】例 5 更に別の実験に於いて、免疫薄層クロマトグラフィーに
依り、血清の、精製ウシ脳GM2、及び新鮮なヒト・メ
ラノーマと、ヒト腎細胞ガン細胞ラインと、ヒト・メラ
ノーマ細胞ラインと、ヒト神経芽細胞腫細胞ラインとか
ら抽出されたGM2とに対する抗原反応性をテストし
た。前記免疫薄層クロマトグラフィーテストは、標準方
法を使用して行われた。C.jejuni血清型0:1
で免疫された動物の血清から得られたIgG抗体は、す
べての供与源からのGM2と強く反応した。図2および
図3は、これらの結果を示している。C.jejuni
血清型0:19で免疫された動物の血清から得られたI
gG抗体は、精製ウシ脳GM1と強く反応した。
【0029】例 6 前記GM2特異的血清が、細胞表面に結合する能力を、
標準式混合赤血球吸着アッセイによってテストした。こ
のアッセイに於いて、その表面に高いレベルの細胞表面
GM2を発現する、ヒト腎ガン細胞ラインSK−RC−
9を、C.jejuni血清型0:1 LPSで免疫さ
れた動物から得た血清と混合された。前記血清中の抗体
は、表面反応性であった(ピーク・力価 1:60
0)。次の表2を参照。
【0030】
【表2】
【0031】例 7 抗体−依存性細胞性細胞傷害(”ADCC”)を仲介す
る抗体の存在を調べるために更に実験を行った。これら
の実験は、周知の51Cr放出アッセイを使用したもので
あった。これらの実験に於いて、C.jejuni血清
型0:1から単離されたLPSでの6回のワクチン注射
を受けたウサギから得た血清を、様々な腫瘍細胞ライン
と組み合わせた。抗体は、腎細胞ガン細胞ラインSK−
RC−9(1:800の血清希釈液で、60%までの特
異的殺害)と、神経芽細胞腫細胞ライン1MR−32
(1:800の血清希釈液で、80%までの特異的殺
害)と、SK−Mel−31(メラノーマ細胞ライン;
35%までの特異的溶解)と、腎細胞ガンSK−RC−
49(1:400の血清希釈液で、35%の特異的溶
解)を含む、GM2発現腫瘍細胞ラインに対して細胞傷
害性であった。その表面にGM2を提示しない細胞ライ
ンでは特異的溶解は見られなかった。普通の状態のウサ
ギ血清も、細胞溶解を仲介しなかった。これは、図4、
5から理解されるであろう。
【0032】以上の諸例は、ガングリオシド、即ち、G
M2又はGM1、に対して特異的な抗体の製造方法を記
載したものである。この方法は、免疫原がガングリオシ
ドでない点に於いて驚くべきものである。前述したよう
に、GalNAcβ1−4Gal(II3NeuAc)
−Hexの構造の分子での免疫処置は、抗−GM2特異
的抗体を産生したのに対して、Galβ1−3GalN
Acβl−4Gal(II3NeuAc)の構造の免疫
原での免疫処置は、抗−GM1特異的抗体を産生した。
これらの分子はガングリオシドではない。使用される免
疫原は好ましくはリポ多糖分子であり、もっとも好まし
くは、C.jejuniから得られるLPS分子であ
る。上記記載から理解されるように、異なった血清型の
C.jejuniは、その表面に異なるLPS分子を有
する。LPS分子等の分子が、アスピナル(Aspin
all)他,1993前述、等による所望の構造を有す
るか否かを判断するための分析を行うことは十分当業者
の技術範囲である。従って、本発明は、ここに記載した
特定の血清型の使用に限定されるものではない。
【0033】前記免疫原は、前述した完全及び不完全フ
ロイントアジュバント等の、アジュバントと共に投与さ
れることが好ましい。たとえば、百日咳菌(Borta
della pertussis)、水酸化アルミニウ
ム、QS−21、BCG、サルモネラ・ミネソタ(Salm
onella minnesota)R595、アジュバント、MPL、
およびその他当該技術に於いて周知のアジュバントを含
むその他のアジュバントを使用することが可能である。
同様に、前記免疫原は、「そのままで”asis”」、
即ち、ここに記載した要領で、使用することも可能であ
り、又は、キーホールリンペットヘモシニアン、ウシ血
清アルブミン、等の、その免疫原性を高める物質と結合
させることも可能である。
【0034】実験用動物は、マウス、ラット、およびそ
の他の齧歯動物、羊、ヤギおよび他の反芻動物等を含
む、当該技術に於いて、抗体の産生に使用される標準哺
乳類宿主のいずれであってもよい。
【0035】ここに記載した抗体の性質はポリクローナ
ルである。しかし、当業者にとって開示されたポリクロ
ーナル抗体を生成させる物質を用いて、ハイブリドー
マ、およびモノクローナル抗体を開発することは十分に
可能であると推定される。周知のケーラー−ミルシュタ
イン法(Koehler−Milstein meth
od)、および、抗体産生B細胞を「不死化“immo
rtalize”」させる他の方法を含むそのような方
法は、ここで記載する必要はない。
【0036】ヒトをテスト動物として使用しないとして
も、これらのLPS構造に対する抗体を作り出すことが
可能であることは、受動免疫化ではなく能動免疫化を達
成するべく、人間にワクチン接種する適当な方法を、当
業者に提供するものである。その免疫原性を大きく変え
ることなく、LPS分子の毒性効果を取り除く方法は、
当該技術に於いて十分に周知である。哺乳類免疫系は、
これらのLPS分子と反応可能で、又、事実反応して、
GM2に対する抗体を産生するということが示されてい
る。又、腎ガン、神経芽細胞腫ガン、肉腫、グリオー
マ、精上皮腫、およびメラノーマ等の種々のタイプのガ
ンは、部分的に、その表面上に於けるGM2分子の発現
によって特徴付けられる、ということも示されている。
ここに記載した諸例に於いて使用したものを含めて、非
毒性形態のLPSのワクチン接種によって、GM2提示
ガン細胞が免疫的に除去(immunological
clearance)されるはずである。従って、本
発明の一態様は、異常細胞がその表面上にGM2を提示
する、ガン等の病状を有する患者を、該患者中に於ける
抗−GM2抗体の産生を誘発させるべく、患者に対し
て、有効量の非毒性LPS分子を投与することによっ
て、治療する方法に関する。
【0037】前述した諸例に示されているように、記載
した方法で産生された抗体は、その表面上にガングリオ
シドGM1又はGM2を提示する細胞がサンプル中に存
在するか否かの判定等に於いて、診断用に有用である。
従って、腫瘍細胞がGM1又はGM2をその表面上に提
示し、他方、非トランスフォーム細胞は提示しない場合
における、腫瘍形成の開始、等の異常性に関してサンプ
ルをスクリーニングすることができる。メラノーマ及び
腎ガンは、そのようなトランスフォーム細胞の例であ
る、同様に、ここに記載した抗体を使用して、一般にサ
ンプルを分析することができる。たとえば、ウシ脳断片
を分析して、所望のガングリオシドGM1および/又は
GM2が存在しているか否か、そして、もし存在してい
た場合、それらが更なる分析と精製を保証するような量
で存在しているか否か、を判定することができる。
【0038】ワクチンに関するここに記載した研究は、
又、その病状が異常細胞上に於けるGM2又はGM1の
出現によって特徴付けられる、メラノーマ、神経芽細胞
腫、肉腫、グリオーマ、精上皮腫、およびその他のタイ
プのガン等の、病状を治療する方法である本発明の別の
態様に対する支持を提供するものである。治療されるべ
き患者に対して治療的にプラスの効果を与えるのに十分
な治療的有効投与量の本発明の抗体を投与することがで
きる。
【0039】本発明のその他の態様は、当業者にとって
明白であり、従って、ここに繰り返す必要はないであろ
う。
【0040】ここに使用した用語および表現は、限定の
用語としてではなく、記載の用語として使用されたもの
であり、このような用語および表現を使用するに当たっ
て、ここに図示および記載した特徴構成のいかなる均等
物又はその一部も除外する意図はなく、本発明の範囲内
で様々な改変が可能であると認識される。
【図面の簡単な説明】
【図1】種々のカンピロバクター-ジェジュニ血清型か
ら調製されたLPSによる、ウサギの免疫処置後に得ら
れた抗血清を、様々なガングリオシド種についてテスト
した結果を示すドット・ブロット
【図2】免疫前血清の免疫薄層クロマトグラフィー・テ
ストで得られたデータを示す図
【図3】免疫血清の免疫薄層クロマトグラフィー・テス
トで得られたデータを示す図
【図4】LPS血清型0:1での免疫処置の後の血清を
用いたGM2を提示する腎細胞ガン細胞ラインSK−R
C−9の抗体依存性細胞傷害テストの結果を示す図
【図5】LPS血清型0:1での免疫処置の後の血清を
用いたGM2を提示しない結腸ガン細胞ラインSW12
22の抗体依存性細胞傷害テストの結果を示す図
フロントページの続き (71)出願人 594011992 605 THIRD AVENUE,NEW YORK,NEW YORK 10158, UNITED STATES OF AM ERICA (72)発明者 オールド,ロイド,ジェイ アメリカ合衆国 ニューヨーク 10105 ニューヨーク アベニュー・オブ・ジ・ア メリカズ 1345 Fターム(参考) 4C085 AA13 BB01 CC07 CC31 EE01 4H045 AA11 AA20 AA30 CA11 DA75 EA20 FA71

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノシアロガングリオシド(monos
    ialoganglioside)GM2に結合する抗
    体を製造する方法であって、以下の工程、 (i)実験用動物を、その動物に依る抗体の産生を誘発
    するのに十分な量の、下記の構造を有する抗原で免疫す
    る工程、 【化1】GalNAcβ1→4Gal(II3NeuA
    c)Hex 但し、前記抗原はGM2ではないものであり、そして
    (ii)前記動物によって産生された前記抗体を単離す
    る工程、を有する方法。
  2. 【請求項2】 前記抗原がリポ多糖である請求項1の方
    法。
  3. 【請求項3】 前記リポ多糖が、グラム陰性細菌から精
    製したリポ多糖である請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 前記グラム陰性細菌がカンピロバクター
    -ジェジュニ(Campylobacter jejuni)である請求項3
    の方法。
  5. 【請求項5】 前記カンピロバクター-ジェジュニが血
    清型0:1のものである請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 前記カンピロバクター-ジェジュニが血
    清型0:36のものである請求項4の方法。
  7. 【請求項7】 前記リポ多糖がアジュバントと組み合わ
    される請求項2の方法。
  8. 【請求項8】 前記アジュバントが完全フロイントアジ
    ュバント又は不完全フロイントアジュバントである請求
    項7の方法。
  9. 【請求項9】 サンプル中のモノシアロガングリオシド
    GM2の存在を判定する方法であって、前記サンプル
    を、請求項1によって作り出された抗体と接触させて、
    前記サンプル中に於けるGM2の判定として前記抗体の
    結合を、判定することからなる方法。
  10. 【請求項10】前記サンプルがトランスフォーム細胞を
    有する請求項9の方法。
  11. 【請求項11】前記トランスフォーム細胞が、メラノー
    マ細胞、神経芽腫細胞、肉腫細胞、グリオーマ細胞、又
    は精上皮腫細胞である請求項10の方法。
  12. 【請求項12】細胞上に於けるGM2分子の異常発現に
    よって特徴付けられる病状を有する患者を治療する方法
    であって、前記患者に対して、請求項1によって作成さ
    れた抗体を治療上有効な量で投与することからなる方
    法。
JP2001385622A 1995-06-16 2001-12-19 Gm2特異的抗体の製造方法 Pending JP2002205999A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/491,310 US6057115A (en) 1995-06-16 1995-06-16 Process for producing GM2 specific antibodies
US08/491,310 1995-06-16

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50322597A Division JP3286845B2 (ja) 1995-06-16 1996-06-11 Gm2特異的抗体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002205999A true JP2002205999A (ja) 2002-07-23

Family

ID=23951660

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50322597A Expired - Fee Related JP3286845B2 (ja) 1995-06-16 1996-06-11 Gm2特異的抗体の製造方法
JP2001385622A Pending JP2002205999A (ja) 1995-06-16 2001-12-19 Gm2特異的抗体の製造方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50322597A Expired - Fee Related JP3286845B2 (ja) 1995-06-16 1996-06-11 Gm2特異的抗体の製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (2) US6057115A (ja)
EP (1) EP0842428B1 (ja)
JP (2) JP3286845B2 (ja)
AU (1) AU705699B2 (ja)
CA (1) CA2224460C (ja)
DE (1) DE69630039T2 (ja)
WO (1) WO1997000445A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017044705A (ja) * 2016-11-21 2017-03-02 国立大学法人北海道大学 糖鎖アレイ

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU1820800A (en) * 1998-11-12 2000-05-29 United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy, The A recombinant polypeptide for use in the manufacture of vaccines against campylobacter induced diarrhea and to reduce colonization
ES2568899T3 (es) * 1999-04-09 2016-05-05 Kyowa Hakko Kirin Co., Ltd. Procedimiento para controlar la actividad de una molécula inmunofuncional
AP2002002546A0 (en) * 1999-12-30 2002-06-30 Judith K Gwathmey Iron chelator delivery system.
US6946292B2 (en) 2000-10-06 2005-09-20 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Cells producing antibody compositions with increased antibody dependent cytotoxic activity
GB0414055D0 (en) * 2004-06-23 2004-07-28 Univ Edinburgh Specific binding members and uses thereof
CN104151372B (zh) * 2014-07-30 2017-05-17 湖南利诺生物药业有限公司 单唾液酸四已糖神经节苷脂gm1原料的制备方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4557931A (en) * 1982-12-02 1985-12-10 Regents Of The University Of California Antigenic compositions and methods for using same
GB8422651D0 (en) * 1984-09-07 1984-10-10 Technology Licence Co Ltd Monoclonal antibodies
US5169757A (en) * 1987-05-20 1992-12-08 Carleton University Antibodies or antigens bound to a macroporous hydrophobic synthetic polymer cloth for immunological techniques
US5229289A (en) * 1988-03-11 1993-07-20 The Biomembrane Institute Monoclonal antibodies and vaccine development directed to human cancer-associated antigens by immunization with animal and human and with synthetic carbohydrate-carrier conjugates
CA1337403C (en) * 1988-03-28 1995-10-24 Biomembrane Institute (The) Methods for the production of antibodies and induction of immune responses to tumor-associated gangliosides by immunization with ganglioside lactones
US4957741A (en) * 1988-08-02 1990-09-18 Angio-Medical Corp. Method for the treatment of gastric ulcer
US5240833A (en) * 1989-01-30 1993-08-31 The Biomembrane Institute Method for the production of monoclonal antibodies directed to tumor-associated gangliosides and fucogangliosides
US5258178A (en) * 1990-07-30 1993-11-02 Abbott Laboratories Method and product for the treatment of gastric disease
US5200344A (en) * 1990-11-13 1993-04-06 Blaser Martin J Diagnostic testing for campylobacter jejuni or campylobacter coli infections using novel antigens

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017044705A (ja) * 2016-11-21 2017-03-02 国立大学法人北海道大学 糖鎖アレイ

Also Published As

Publication number Publication date
EP0842428B1 (en) 2003-09-17
CA2224460A1 (en) 1997-01-03
US6057115A (en) 2000-05-02
EP0842428A4 (en) 2001-05-02
DE69630039T2 (de) 2004-08-05
EP0842428A1 (en) 1998-05-20
AU705699B2 (en) 1999-05-27
CA2224460C (en) 2002-10-01
AU6108696A (en) 1997-01-15
JPH11503172A (ja) 1999-03-23
WO1997000445A1 (en) 1997-01-03
US5854007A (en) 1998-12-29
DE69630039D1 (de) 2003-10-23
JP3286845B2 (ja) 2002-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ragupathi et al. Induction of antibodies against GD3 ganglioside in melanoma patients by vaccination with GD3‐lactone‐KLH conjugate plus immunological adjuvant QS‐21
EP1527080B1 (en) Campylobacter glycans and glycopeptides
US5102663A (en) Vaccine for stimulating or enhancing production of antibodies against 9-O-acetyl GD3
US5240833A (en) Method for the production of monoclonal antibodies directed to tumor-associated gangliosides and fucogangliosides
Ritter et al. Antibody response to immunization with ganglioside GD3 and GD3 congeners (lactones, amide and gangliosidol) in patients with malignant melanoma
JPH08508978A (ja) Qs−21を伴う、ガングリオシド‐klh複合体
Livingston et al. Antibody response after immunization with the gangliosides GM1, GM2, GM3, GD2 and GD3 in the mouse
EP0381310A1 (en) Monoclonal antibodies directed to tumor-associated gangliosides and fucogangliosides and method for production thereof
US5788985A (en) Vaccine composition for eliciting an immune response against N-glycolylated gangliosides and its use for cancer treatment
Ritter et al. Analysis of the antibody response to immunization with purified O‐acetyl GD3 gangliosides in patients with malignant melanoma
BREIMER et al. The specific glycosphingolipid composition of human ureteral epithelial cells
JP3286845B2 (ja) Gm2特異的抗体の製造方法
JPH02503387A (ja) 「動物及びヒトのムチンを用い、並びに合成炭水化物−担体結合物を用いた免疫による、ヒト癌関連抗原に対するモノクローナル抗体」
Ritter et al. Antibody response to immunization with purified GD3 ganglioside and GD3 derivatives (lactones, amide and gangliosidol) in the mouse
JPH01500119A (ja) Gm2に対する抗体の産生を賦活又は増強させるためのワクチン
Ritter et al. Induction of antibodies reactive with GM2 ganglioside after immunization with lipopolysaccharides from Campylobacter jejuni
EP0162825B1 (en) The use of a specific carcinom associated antigen (hapten), fucosylsialosylgangliotetraose (fuc-gm1) in diagnostic or therapeutic procedures related to human lung cancer (small cell carcinomas)
CA2002218C (en) Neoglycoproteins, the preparation and use thereof
JPH01132374A (ja) α2→3結合を認識するモノクローナル抗体
Cappello et al. Immunization of mice with fucosyl-GM1 conjugated with keyhole limpet hemocyanin results in antibodies against human small-cell lung cancer cells
Fredman et al. A monoclonal antibody reacting specifically with ganglioside GD1b in human brain
AU627518B2 (en) Monoclonal antibody specifically recognizing n-glycolyl type gm2 hybridoma producing the antibody and method for preparing the hybridoma
Taki Bio-recognition and functional lipidomics by glycosphingolipid transfer technology
EP0850244A1 (en) Toxoplasma gondii glycoconjugates
Boas et al. Reactivity of chagasic sera with crude and highly purified glycosphingolipid fractions from Trypanosoma cruzi epimastigotes