JPH01500119A - Gm2に対する抗体の産生を賦活又は増強させるためのワクチン - Google Patents

Gm2に対する抗体の産生を賦活又は増強させるためのワクチン

Info

Publication number
JPH01500119A
JPH01500119A JP62503188A JP50318887A JPH01500119A JP H01500119 A JPH01500119 A JP H01500119A JP 62503188 A JP62503188 A JP 62503188A JP 50318887 A JP50318887 A JP 50318887A JP H01500119 A JPH01500119 A JP H01500119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vaccine
cancer
subject
adjuvant
bcg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62503188A
Other languages
English (en)
Inventor
リビングストン,フイリツプ・オー.
オールド,ロイド・ジエイ.
カーブス,マイケル・ジヨーンズ
ナトリ,エドワード・ジエイ.
エトゲン,ヘルベルト・エフ.
Original Assignee
スローン‐ケツテリング・インステイテユート・フオー・キヤンサー・リサーチ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スローン‐ケツテリング・インステイテユート・フオー・キヤンサー・リサーチ filed Critical スローン‐ケツテリング・インステイテユート・フオー・キヤンサー・リサーチ
Publication of JPH01500119A publication Critical patent/JPH01500119A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/0005Vertebrate antigens
    • A61K39/0011Cancer antigens
    • A61K39/001169Tumor associated carbohydrates
    • A61K39/001171Gangliosides, e.g. GM2, GD2 or GD3
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K2039/555Medicinal preparations containing antigens or antibodies characterised by a specific combination antigen/adjuvant
    • A61K2039/55588Adjuvants of undefined constitution
    • A61K2039/55594Adjuvants of undefined constitution from bacteria

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 GM2に対する抗体の産生を賦活又は増強させるためのワクチン 発明の背景 本出願は1986年5月7日付出願のU、S、出願No.1860,663の一 部継続出願であり、その出願内容は参照により本願明細Sに包含される。
本発明は、National Cancer In5tituteから交付番号 CA−36120及びCA−08748で政府補助を受けてなされた。米国政府 は本発明の一部権利を有している。
本明細書には、多数の文献がカッコ内のアラビア数字で参照されている。これら の参照文献は請求の範囲の直ぐ前の明細書の末尾に掲載されているので参照され たい。本発明当時の当業界の技術水準をより詳しく理解するために、前記文献の 開示内容も参照により本願用l18Sに包含されるものとする。
ガングリオシドは、神軽外胚菓性メラノーマ及びその他の腫瘍の突起した細胞表 面成分である。3種のガングリオシド、即ちモノシアロガングリオシドGH2と ジシアロガングリオシドGD2及びGD3は、モノクローナル抗体(1Abs) を用いて受動免疫し且つ癌ワクチンを用いて能動免疫するためのターゲットとし て機能し得る可能性があるので、腫瘍免疫学者にとっては特に興味深いものであ る。CH2、GD2及びGD3が正常な脳及び他の組織内に存在しているにもか かわらず(1)、これらのガングリオシドはマウス及びヒトにおいて免疫原性を 示す。マウス鵬^bsはCH2(2) 、 GD2 (3,4)及びGD3 ( 5−8)に対して産生された。またCH2(9−12)、 GD2 (11,1 3,14)及びGD3 (15)に対する反応性を有するヒト血清及びヒト−A bsが同定されている。
過去千年間に亘り、本発明者らは各種メラノーマ細胞ワクチンを用いて数種のメ ラノーマ患者群に免疫性を与えた(16−20)。
これらワクチンの試みは、自己及び同種メラノー9の細胞表面抗原に対するメラ ノーマ患者の体液免疫応答を血清学的に分析した本発明者らの研究(21)に基 づいて行なわれたものであり、各ワクチンはヒトにおいて免疫原付であると公知 のメラノーマ表面抗原を含むように構築した。ワクチンを接種した患者ではワク チン中の異種血清成分及びHLA−関連同種抗原に対する抗体が直ちに産生され たが、まれにではあるが、より制限されたメラノーマ抗体例えばクラス1 (u nique) 、或いはGD2又は他のクラス2 (shared)メラノーマ 抗原に対して誘導された(elicited)抗体も産生された。マウスにおけ るワクチン研究と平行して、腫瘍抗原に対する血清学的応答を促進する免疫化方 法を同定した(22−24)。GD3の場合、マウスにおいてGD3−発現腫瘍 細胞(eXprO3sin(J ttlloor ceus)又は精製GH2を 用いて免疫化すると極めてまれにしかGH2抗体が産生されなかったが、G14 2とアジュバント例えばバチラスCa1mette−Guerin(BCG)又 はSalmonella m1nnesota R595とを含むワクチンはは るかに有効であった(24)。
LiVingStOnら(22,23)には、BCG及び5alionella が免疫原性反応を賦活する際のアジ1バントとして有用である旨が教示されてい る。しかしながら、LivingstonらにはGD3に対する抗体ユバントを 使用する旨は少しも教示乃至示唆されていない。また、LiVingStOnら はアジュバントとして5alllOnella ll1inneSOtaR59 5を使用することを開示していない。
Taiらはメラノーマ患者の研究過程でGD3の免疫原性を同定した(12)。
しかしながら、TaiらにはGD3に対する抗体を賦活又は増強させるためにB CG又はSalmonella 1nnesota R595を使用する旨は少 しも教示乃至示唆されていない。
Ir1eら(1985年12月10日付発行米国特rFm 4,557,931 >には、GD3に対する抗体を高めるためにG)+2とアジュバントを組合せて 使用する旨が開示されている。しかしながら、Ir1eらはアジュバントとして リポソーム又は血清アルブミンを使用している。
また、Ir1eらには、GD3に対する抗体を賦活又は増強させるためにBCG 又はSalmonella s+1nnesota R595を使用する旨は少 しも教示乃至示唆されていない。
本研究で、本発明者らは第■期メラノー7患者におけるGD3−含有ワクチンの 免疫原性を研究した。2種のタイプのワクチン、即ち高レベルのGD3を含有す る全細胞ワクチン及び精製GH2と適宜微生物アジュバントを含有するワクチン を使用した。
1肛立l且 本発明は、ワクチンを投与した被検体(subject)におけるGD3に対す る抗体の産生を賦活又は増強させるためのワクチンを提供する。ワクチンは、被 検体における抗体の産生を賦活又は増強させるに有効な間の精製G142と有効 量の微生物アジlバントと薬学的に許容され得るキャリアとを含む。微生物アジ ュバント(microbial adjuvant)はバチラス(bacill us)Calmette−Guerin又は5alionella m1nne sota R595であり得る。
本発明は、被検体におけるGD3に対する抗体の産生を賦活又は増強させるため の方法をも提供する。この方法は、本発明のワクチンを有効量被検体に投与する ことからなる。
本発明は、癌に冒されている被検体において癌を処置する方法をも提供する。こ の方法は、本発明のワクチンを有効は被検体に投与することからなる。
本発明は、癌に冒されている被検体において癌を防止する方法をも提供する。こ の方法は、本発明のワクチンを有効量被検体に投与することからなる。
図面の簡単な説明 第1図は、第■期メラノーマ患者に全細胞ワクチン又は精製G’H2ガングリオ シドワクチンを用いて免疫化後のGH2抗体応答を示す。各カーブは個々の患者 の応答を表わす。矢印はCy注入又はワクチン注入時を示す。ブースターワクチ ン中に使用したアジュバントはBCGをR595に代えたとき以外は最初のワク チンに使用したアジ1バントと同一であった。
第2図はワクチンを接種したメラノーマ患者の血清中のGH2抗体を免疫染色法 で検出したものである。同一のT1.Cプレートをレゾルシノールで染色するか (最左端)、又はELISAで1=160及び1:320のGH2/BCG +  GH2抗体価のワクチンを接種した患者の血清と反応させた。D及びEでは、 Cyで処理し且つELTSAで1:80及び1 : 160のG)12/BCG  : GM2抗体価のワクチンを接種した患者の血清を用いた。FではELIS Aで1=20のGH2/R595: GH2抗体価のワクチンを接種した患者の 血清を用いた。
1皿型JコL飢乳里 本発明は、ワクチンを投与した被検体におけるGD3に対する抗体(antib odies directed against GD3)の産生を賦活又は増 強させるためのワクチンを提供する。前記ワクチンは、被検体における抗体の産 生を賦活又は増強させるに有効な社の精製GH2と有効量の微生物アジュバント と薬学的に許容され得るキャリアとを含む。好ましくは、被検体はヒトであり、 0M2はGD3の脂質部分と微生物アジュバントの細胞膜間の疎水性結合により 微生物アジュバントに結合している。
薬学的に許容され得るキャリアは任意の公知のキャリアであり得る。しかしなが ら、現在好ましいキャリアはリン酸緩衝食塩水である。
好ましい微生物アジュバントはバチラスCal@ette−Guerinである 。しかし、微生物アジ1バントが5alllOnOIIa 1innesOta R595でもよい。
各種母の精l GD3が使用され得る。しかし、ワクチン中のましい存在量は約 50〜300埒である。また、各種けの5allO−nella n+1nnc sota R595が使用され(7る。しかし、ワクチン中の好ましい存在量は 約0.2〜1.5ηである。更に、各種母のバチラスCa1n+ette−Gu erinが使用され得る。しかし、ワクチン中の好ましい存在mは約105〜3 ×107生存単位(viable units)テある。
本発明は、癌に苦しんでいる被検体に本発明のワクチンを投与することを提供す る。ワクチンの投与により被検体中に産生された抗体が効果的に癌を処置する。
本発明は、癌にかかりやすい被検体に本発明のワクチンを投与することを提供す る。ワクチンの投与により被検体中に産生された抗体が効果的に癌を予防する。
癌にかかりやすい被検体には癌素質を有する被検体及び以前癌にかかった被検体 が包含される。
本発明のワクチンで処置又は予防される癌は神経外胚葉起源のものであり得る。
特に、神経外胚葉性癌としてはメラノーマが挙げられる。
本発明は、被検体においてGH2に対する抗体の産生な賦活又は増強させるため の方法にも関する。前記方法は、本発明のワクチンを有効量被検体に投与するこ とからなる。
本発明は、癌に胃されている被検体において癌を処置する方法にも関する。前記 方法は、本発明のワクチンを有効量被検体に投与することからなる。
本発明は更に、癌に冒されている被検体において癌を予防する方法にも関する。
前記方法は、本発明のワクチンを有効を被検体に投与することからなる。
ワクチンは、皮下、皮肉又は筋肉内に投与される。ワクチンを1回投与しても、 1回投与後ブースター注射してもよい。ブースターは最初の投与から12〜16 週間後に投与されるのが好ましい。
好ましくは、本発明の方法では、GH2の脂質部分と微生物アジュバントのI8 胞膜間の疎水性結合により微生物アジュバントに結合しているGH2を使用する 。微生物アジュバントはsa 110−nella m1nnesota R5 95又はバチラスCa1mctte−Guerinであり得る。
癌を処置又は防止する方法は神経外胚菓起源の癌を特徴とする特に、神経外胚菓 性癌としてはメラノーマが挙げられる。
まず、ワクチンを投与する前に有効量のシクロホスファミドが投与され得る。投 与時期はワクチンの投与前であればよい。
しかし、ワクチン投与の約3〜7日前にシクロホスファミドを投与するのが好ま しい。また、シクロホスファミドの使用組も任意である。しかし、好ましい量は 約1〜50011g/7dである。
1監叉皇 (動物) 2〜5力月齢のIBALB/C−C57BL /6 Fl(R6)マウスをTh e Jackson Laboratory (Bar Harbor、 H[ ’)から入手した。
(IJi細胞) JB−RHセルラインのBerkelhallllerら(26)による由来( deriva−tion)及び血清学的分析に使用したJB−R11−16サブ クローンの本発明者らによる由来、並びにこのサブクローンを0M2の例外的な 発現体(exceptional expressor)として特徴付ける血清 学的生化学的分析は文献に記載されている(2.26)。JB−RHに対する( 血清学的アッセイ) ワクチン接種後2週間間隔でマウスの眼窩後り洞(retro−orbital  5inus)から採血し、血清学的テスト用血清サンプル(約0.1d)を− 20℃で保存した。免疫付着反応(IA)、主に免疫グロブリンM (rob) 及びプロティンA(P^)を検出する補体依存性細胞毒性アッセイ(家兎の補体 を使用する)及び主にIIJGを検出する抗−11Gアツセイは、文献(22, 37,38)に記載されている如〈実施した。P^、抗−1gG及びIAアッセ イの結果を顕微鏡により分析し、最高抗体価として表示した。その結果、インジ ケータレッド細胞を有するターゲット細胞の20%がその細胞周界(cell  peris+eters)の50%以上に付着していた。
精製ガングリオシドを用いてIA反応性を阻害する阻害テストを、文献(2)に 記載されている如〈実施した。各種母のガングリオシドをクロロホルム:メタノ ール(2:1)に溶解させ、希釈管(ax 50am )に分注し、デシケータ 内で乾燥させた。30ρの血清を4℃にて11I8間ガングリオシドと反応させ た後、JB−RHセルを用いてI^アッセイにかけた。
(0M2ニ対するR595及びバチラスCa1g+ette−Guerin(B CG)の結合能力) 5G4のGH2を各種母のBCG及びR595と混合し、凍結乾燥した。
得られた粉末をワクチン作成時と同様にして再懸濁し、15 、600x(9で 遠心により沈降させ、上清及びペレット中のGH2を検出すべくS層りロントゲ ラフイー(TLC)を実施した。
り生育させた。ワクチン接種口に細胞を機械的に除去しくdis−Iodged ) 、コバルト60源から10,000ラドを照射し、計数した。
細胞(5X1G’ )を文献(22)に記載されている如< 0.2d標準食塩 水中で504のHPLAと混合した。文献(2)に記載されている如く細胞を抽 出し、TLCを実施し、デンシトメータ走査法を用いてガングリオシドを足固す る(2)ことによりワクチンのガングリオシド含量を測定した。JB−RH細胞 (5×107)は60JI9のGH2を含有していた。
(従来のワクチン) 等客間の食塩水中のGH2及び完全フロインドアジュバント(DIrCOLab oratories、 Detroit、HT)を文献(22)に記載されてい る如く乳化させた。HPl八及びBCG NJ胞堅壁骨格BCG CWS)(R ibiImmunochem、 HaIlliliton、 HT)をイントラ リピド(Cutter Labo−ratories Inc、、 Berke ly、 CA)に添加し、これを用いて乾燥ガングリオシドを懸濁させた。
(細菌含有ワクチン) J−5[、Co11とSalmonella minnesota(Ameri can Type Cu1tureCollection、 Rockvill e、 HD)及びSalmOllella 1linneSOta変異体R59 5(A labama大学のJerry HcGhee博士より快く提供された )を文献(21)に記載されている如く 1%酢酸中で加熱し、洗浄し、ワクチ ン又はBCG (Tice系; tlniversity of l1lino is Hedicalcenter)を超音波処理により蒸留水中に再懸濁させ 、乾燥GH2を収容した管中に導入した。懸濁液を凍結乾燥させ、ワクチン接種 口に投与直前に標準食塩液に再懸濁させた。
(リポソームワクチン) 20011gのGH2をレシチン9.3IlIy、スフィンゴミ1リン9.3〜 及びコレステロール(Sigma Chemical Co、、 St、 Lo uis、 No)18.4119と混合してリポソーム製剤1を調製した。リポ ソーム1は、マイクロチップを有するプローブ超音波処理機(モデル185:B ronson 5onic Power Co、、Danbury、 CT)を 用いてエネルギーレベル7で5秒間超音波処理して作成した。GH2200J4 .ホスファチジルフリン800iJ9. mlレステn−ル60011g及びジ ャチルホスフェート30埒を用いてリポソーム製剤2a及び2bを調製した。リ ポソーム2aはリポソーム1と同様にしてプローブ超音波処理機を用いて作成し たが、リポソーム2bは水浴超音波処理機(Bransonic 12; Br ansonic C1eanino Equiu+ent Company 。
5heltOn CT)を用いて5秒間超音波処理して作成した。リポソームに 混入すべきアジュバントは超音波処理前にGH2に添加した。これらのアジ1バ ントには、リボイディラミンCP−20,961(Pfizer、 Groto n、 CT)、スイス・バーゼルにあルCIBA−Gei1gyのり、 G、  Braun教授のご厚意で提供されたムラミルジペプチド(HDP)スクシンイ ミドエステルアナログCGP 17107.ドイツ・フライブルクのC、汐ヒ3 n o s博士から提供されたSalmonella abortus由来のエ ンドトキシン(高純度リボボリサッhライド)及びHPl、Aが包含される。
(シクロホスファミドCy) 15IItg/Kg用量のCy (Cytoxan : Head Johns on and Company。
Evansville、 IN)を第1回ワクチン接種の3日前にi、I)、投 与した。
(ワクチンの投与) マウスは同−小g (shipHent)から無作為に選択した。マウス1匹当 り総容ffi 0.1d!のワクチンを皮下投与した。5oIJ!lのGH2を 含有するワクチンを1力月間隔で2回以上投与した。但し、(顕著な硬化及び排 液性(draining)潰瘍を生じた)完全70インドアジユバントを含有す るワクチンは例外である。どのワクチンを投与しても中毒状M若しくは病的状態 は認められなかった。
臨床実験 (患者) 精製GM2をワクチン接種する研究の場合には、腫瘍及び局所リンパ節を4fJ 月内に切除したとき及びこれらに検出され得るメラノーマがなかったときには、 AJCC第m期メラノーマ(即ち転移が局所的に皮膚及びリンパ節に限定されて いる)患者を適確な被検体と見做した。全細胞ワクチンを用いた研究では、クラ ークレベル■又はVの初期メラノーマ若しくは触診できる程度の局所リンパ節転 移が見られる患者を対象とし、局所リンパ節の切開を行うこととした。この場合 には、手術の少なくとも10日前に最初のワクチンを投与した。どの患者に対し ても化学療法若しくは放射線療法を殆こさなかった。患者を6週間間隔で検査し た。胸部X線、肝機能検査及び尿検査を3力月間隔で実施した。血清学的テスト のために2週間間隔で採血した。
(ガングリオシド) 公知の方法(14)に従ってGHIをβ −ガラクトシド(ミシガン州立大学、  G、14.Jourdian)で処理してGH2を作成した。GDla。
GDlb及びG11は5upelco(Bellafonte、 P^)から購 入した。GD2はHerbert Wiegandt (西ドイツのマールブル ク大学)からご厚意で提供された。ガングリオシドの抽出、同定及び定mは文献 (2)に記載されている如〈実施した。
(血清学的手順) 文献(2,3,5)に記載されている如くしてmAbs 5−3.3F8及びR 24を用いてm胞表面ガングリオシドを発現させるためにセルラインのタイピン グを実施した。家兎抗−ヒトIgH、抗−ヒト1(IG又はアルカリホスファタ ーゼ(Zymed Laboratories 、 Sanベントアッセイ(E LISA) (2)を、実施した。抗体価を0.190に等しいか又はそれ以上 の00を示すIa高血清希釈度として定義した。補体源として正常ヒト血?Ff (1:3希釈)を用いて補体依存性細胞毒性アッセイ(22)を実施した。IT LC(Gellarl)(2)に対する試薬は1:500に希釈したヤギ抗−ヒ トIgG (lago、 Burlin−game、 CA)及びベルオキシダ ーぜ複合ヤギ抗−ヒトIgMであった。
(全細胞ワクチン) ヒト星状細胞セルラインSに−NG−14及びヒトメラノーマセルラインSに− HEL−31を樹立させるべく使用した手順は文献(25)に記載されている。
JB−RHマウスメラノーマセルラインはJ。
Berkelhammerら(26)に従って樹立させ、高GH2発現のために 選択されたサブクローンJB−RH−16は本発明者ら(2)に従って樹立させ た。ワクチン調製のために細胞を培養・採集する方法は文献(+’l)に記載さ れている。細胞に60コバルト源から10,000ラド(1ラド=0.01グレ ー)を照射し、ジメチルスルホキシド中で生育可能に凍結させた。ワクチン接種 口に各ラインからの細胞を迅速に融解さゼ、リン酸緩衝食塩水(PBS)中で3 回洗浄し、はとんど同数をプールし、注入した。ワクチン当りの平均総細胞数は PBS 1 d中に懸濁している2、2X 10’個であり、(トリパンブルー 排除法で判定して)約40%の生育度であった。細菌性アジュバントは使用しな かった。リンパ節切開直前に5日間隔でワクチンを2〜3回投与し、手術後4週 間目に更に2〜3回のワクチンを接種して、全体で5回のワクチンを接種した。
ワクチン【tすべての実験を含めて順番に(rotating basis)皮 肉に投与した。
(精製GH2ワクチン) アジュバントを含有しないGH2ワクチンをll製するために、100nのGH 2をPBS l d中に溶解させた。BCG含有ワクチンの場合には、107生 育単位のBCG (Tice系、イリノイ大学)又はBCGに対して強い反応性 を示した患者には3X 106単位のBCGを超音波処理により蒸留水に懸濁さ せ、100II9の乾燥GH2を収容した管に導入した。懸濁液を凍結乾燥させ 、ワクチン投与直前にPBSに懸濁させた。s、 mtnnesota変異体R 595(アラバマ大学のJarry HcGheeのご厚意により提供された) を文献(27)に記載されている如く 1%酢酸中で1時間加熱し、洗浄、乾燥 し、凍結保存した。ワクチン調製のために、o、 5#i!のR595を超音波 処理によりPBS中に懸濁させ、BCGの場合と同様にしてGH2に添加した。
GH2ワクチンで免疫化した患者に2週間間隔で皮肉に4回ワクチンを接種した 。更に、BCG又はR595を含有するGH2ワクチンで免疫化した数名の患者 には第4回のワクチン接種後3〜5カ月の間にブースター注射を行った。
結 果 ワクチン接種の前と接種後一定の間隔でマウスから血清を採取し、JB−RH標 的細胞に対するIAアッセイとPAアッセイによってテストした。ワクチン接種 前の血清には反応性がなかった。8回の別々の実験で二回ワクチン接種をした後 に得られた血清の反応性を表工に示す。反応はすべてIAアッセイ(19Mを検 出する)によって検出され、19G反応は全熱誘発されなかった。3種の広いカ テゴリーのワクチン、すなわち、照射した全細胞、GM2単独、もしくは完全フ ロインドアジュバント中に混和した0M2のような従来のワクチン、細菌に結合 もしくは混合した0M2 、およびリポソーム中に入れた0M2をテストした。
従来のワクチン。生理食塩水、完全70インドアジユバントならびにMPLAお よびBCG CWSと混合した1ntralipid(Cy金含有たは不含有の いずれか)に入れて投与した0M2では、65匹のマウスのうちの9匹のみで血 清応答がみられた(メジアンタイター1/20、表■参照)。照射したJB−R H細胞sx io7個(0M2を604含有することが知られている)とMPL Aとで、予めCyで処理したマウスを免疫すると、20匹のマウスのうちの4匹 で血清応答が誘発された(メジアンタイター 1/20)。
細菌アジュバント。大腸菌(E、coli)はアジュバントとして効果がないこ とが判明した( 1odのうち2だけ応答するという結果になる)。サルモネラ ・ミネソタ(Salmonella m1nnesota)とBCGは中程度に 有効なアジュバントであり(応答はそれぞれ25のうち10および15のうち8 )、サルモネラ・ミネソタ(Saln+onella m1nnesota)の R595変異体はGM2に対する血清応答を誘発するのに極めて有効なアジュバ ントであったく応答は30のうち27、メジアンタイター1/64、タイターが 1/128を越えるマウス9匹も含まれる)(表工参照)。これらをGM2+生 理食塩水と比較したp値はそれぞれ0.03.0,01および0.001未満で あった。R595の至適用量は0.5■であり、Cyで前処理するとワクチンの 免疫原性はかなり増大した。
最適の効果を得るのに0M2とアジュバントの結合が必要であるのか否かを決定 するためにR595とBCGの0M2に対する結合能を測定した。0M2が50 埒、R595がQ、3!11gの用量で痕跡量の0M2が上溝中に検出された。
R595の用量がこれより高いとガングリオシドは全てベレット中にあり、R5 95の用量がこれより低いとガングリオシドはほとんどが上溝中にtあった。し たがって、ここで最も免疫原性であることが判明したR595の用量(0,5a y)は、50〜の0M2を全てR595の表面に結合させることができる( R 595の)最少量に一致している。
BCGの場合は、細菌R595の約5%が生存していた点と、マウスが許容でき る最高用ffl (107)で0M2の約60%がBCG細菌ベレット(15, 600x G 、 30分)に結合しておらず上清中に見い出された点において R595の場合とは相異していた。これはBCG : GM2比のある程度の範 囲に亘ってみられた。上清中の0M2が遊離であるのかあるいはBCGの細胞下 成分に結合しているのかを決定するために、混合物を超遠心(300,0OOX G1180分)にかけ、ベレットと上清の両者からTLCプレートを調製した。
50埒 0M2:106生菌BCG単位の比で0M2の90%はベレット中にあ った。BCGの用量がこれより高いと全てのBCGがベレット中にあり、これよ り用量が低いとほとんどが上清中にあった。これらのプレートを抗−GM2モノ クローナル抗体5−3で免疫染色することによって、観察されたバンドが実際に 0M2であることを確認した。これらの結果が示しているのは、はとんどの免疫 原性のBCGワクチンとR595ワクチンにおいて、0M2は大部分が細菌また は細菌産物に結合しており、これらの細菌は0M2で最大限に飽和しており、か つこれらのワクチンは遊離の0M2をほとんど含有していないということである 。
リポソームワクチン。リポソーム1と2bはあまり免疫原性が高くない(それぞ れ15のうち3と15のうち5、表工参照)が、リポソーム2aは中程度に免疫 原性である(25のうち16が応答、GM2+生理食塩水と比較したp= o、 ooi)。リポソーム製剤1と2の間にある違いはその脂質含有量であるのに対 し、2aと2bの間にある違いは超音波処理法であった。リポソーム2aの方が 激しく超音波したが、この方が小さいものと仮定する。我々の結果が示している ように、免疫原性を決定するのはリポソームの組成とそれらの作り方との両方で あるリポソーム中にはMPLAが必要とされ、これはりボイジルアミンCP 2 0,961またはMDPで置き替えることはできなかりた。エンドトキシンはが ならなかつ亡−′この用量でのMPLAもまた有効でなかった。
これらのような高めのIgG抗体タイターは以後の4回の実験では二度と検出さ れなかった。Cyはリポソーム2a−M P L Aワクチンの免疫原性を増進 する(10のうちの3の応答に対して25のうちの16の応答)ようにみえたが 、その差は統計的に有意ではなかった(フィッシャーFisherの精密テスト によるp−−RH−16に対して高いタイターの反応性をもつ選択された血清を 精製されたガングリオシドのパネルに対するELISAアッセイによってテスト した。しかしこの分析は、マウスによってはワクチン接種の前後に検出されるG Mlに対する天然の抗体のため、またマウスによって得られることがあり、いろ いろなガングリオシドを含有するウェルやガングリオシドを全く含有しないウェ ルで陽性の反応を示す「粘着血清(Stickysara) Jのため複雑であ った。この後の人為構造はウシ血清アルブミンや正常マウス血清でブロックする ことができなかったので、JB−RHIffi胞に対するタイターの高い5つの 血清の特異性を阻害テストによって分析した(表■参照)。JB−RH細胞との IA反応性は0M2によってのみ完全に阻害され、GDla、GDl 、GD3 およびG M 3 Lt コ(7) 反応性ヲIA VM L/ すいことが見 い出された。しかし、GMIはBCG 0M2で処置したマウスの2つの血清の 反応性を部分的に阻害した。
に増大したが、PAも抗−1gGアッセイ反応性(IgG>もIAにより反応性 の血清もまた補体依存性ill F!a 責性(CDCX)を媒介する。最初に IAテストで反応性の血清をcocxについてもテストした。反応性のタイター は類似していた。そのような実験のひとつにおいて、0M2単独で免疫したマウ ス5匹から得た血清はどちらのアッセイでも反応性でなかったのに対し、GM2 +R595マウス5匹のうち4匹から得た血清はいずれのアッセイでも強い反応 性を示した。cocxによって50%を殺すメジアンタイターへは1/40であ り、IAでは1/64であった。CDCXとIAで得られたタイターの間には有 意な相違は検出されていないが、IAの方がより迅速であり必要とする血清が少 ないのでIAの方を主に使用してしいる。
IgG応答を得る試みと遅延型過敏症(DTH)。これらの実験でさまざまなワ クチンによって誘発された血清はJB−RHに対するラビット補体による強力な cocxを媒介することができたが、T9G応答への常に変わらぬ自発的な変換 は全く観察されなかった。そのような変換を得るために一連の実験において、1 0匹のマウスに最後のワクチン接種の2ケ月後R595−GM2を皮下に再接種 した。この群におけるJB−RH細胞に対するメジアンIAタイター(I gM )は1/80からj/160ミド(GV)(200I!g/d>で患者を前以っ て処置した。この全組観察されなかった。別に一群4匹のマウス三群に対し、最 後のワクチン接種の2ケ月後50/Jの0M2を単独で、またはR595もしく はBCGと共に静注投与して「追加免疫(booster ) Jのワクチン接 種をした。ここでもメジアンIAタイターはやや増大した( 1/40から1/ 80へ)が、PAも抗−IgG反応性も検出されなかった。これらと同じ群のマ ウスのDTH反応性も、0M2を1/li、54および254足に注射してテス トした。
反応性は全く検出されなかった。
系、すなわちマウス黒色腫細胞系ならびにヒト由来の黒色腫細胞系および星細胞 腫から構成された全細胞ワクチンの特性をまとめて表3に示す。これらのl胞系 は、0M2を検出するマウスmAbとの反応性によって示されるように、0M2 の高い表面発現に関して選択した。R製された0M2を含有する5種のワクチン (1種は0M2単独で、4種はアジュバントとしてBCGかR595を含む)を テストした。これらのうちの2つの実験では最初のワクチン接種の3日前に低用 量のシクロホスファ胞ワクチンは細菌性のアジュバントを含有しないにもかかわ らず、患者6人のうち5人で硬結紅斑が(48時間で直径8ag以上)、4人の 患者で軽度の発熱(39℃以下)がみられた。4人の患者では排液リンパ節(d raining 1yBh nodes)に圧痕と腫脹がみられ、6人の患者の うちの5人では切除したリンパ節で過血漿が目立った。皮膚およびリンパ節での これらの反応はワクチン接種の度毎に増大するが、我々が以前に行なったヒト黒 色腫細胞ワクチンを用いた実験ではみられなかった。したがって、この高い炎症 性反応は抗マウス応答に帰因すると思われる。0M2単独かまたは0M2/R5 95によるワクチン接種に対しては充分耐性であり、副作用は検出されなかった 。0M2/BCGワクチンの場合患者11人のうち5人で軽度の発熱(39℃以 下)と顕著な局所潰瘍化がみられ、そのためBCG用量を減らす(3x106生 体)か、またはブー不スターワクチン接種にBCGの代わりにR595を使用す る必要があった。神経学的またはその他の検出可能な異常がGM2ワクチン接種 に伴なうことはなかった。
表3 thnvワク手ン’l CvM2rQ92kix−Crしン!FE1に’ −− p’> 7°’/’I シト4 **FIL Xmay −a心上 c17ry”Ytv −tg−zq−16sx−<−1t、 sr−に!し一3 ts /I苓 イH不メ4ター (−を捉)5−3 (aQ’2) 65.00 0 6!1,000 22,0003FB (cG)2) O25,口00 2 .5 x 106R2& (eGD3) OOL、000尼← η゛ンク゛ソオ ンド4’ (い ハ07 伸し)Q仁 12−4 4.5 6.9 GD2 0 5.4 2.0゜ CD3 0 2.1 1.0 Q仁 173.8 GD2 543 Ω3 − 22.7 健常人由来向清、ワクチンを接種してない黒色腫患者由来の血清およびワクチン を接種した黒色腫患者由来の血清中のGM2抗体に関するELISAの結果を第 1図と表4に示す。
健常人とワクチン未接種黒色腫患者のGM2抗体タイターと頻度は類似しており 、80%は陰性で、1人の健常人だけが1:40を越えるタイターをもっていた 。全細胞ワクチンは、ワクチンを接種した患者6人のうちの5人で高タイター( 1:80またはそれ以上)の0M2を誘発した。0M2単独で免疫した患者では  GM2抗体は誘発されなかった。精製された0M2ワクチンにBCGを添加す ると、特にCvで前以って処置した患者または最後のワクチン注射の12〜16 週後にブースター免疫をした患者で、GM2抗体が産生された。Cyの効果はア ジュバントとしてR595を含む0M2ワクチンの場合にも明らかであり、生さ れ、一方Cyで前処置しなかった。患者ではGM2抗体は検出されなかった。R 595はBCGとは逆にブースター免疫のアジュバントとして有効ではなかった 。GM2/R595ワクチンを接種し、GM2/R595で(最後のワクチン注 射の14′ij4後)ブースター免疫した、Cyで処置した4人の患者では0M 2タイターの上昇はみられなかった。患者によってはBCGによって誘発される 局所炎症性反応と全身性反応が増大するので、最初に0M2 /BCGワクチン を接種した11人の患者のうちの6人にはGM2/R595ワクチンをブースタ ー注射した。GM2/BCGでブースター免疫した6人の患者のうちの4人では 0M2タイターが大幅に上昇した。GM2/R595でブースター免疫した5人 の患者では0M2タイターの増加はみられなかった。。
ワクチンを接種した患者に由来する血清の特異性分析。抗−GM2タイターが1 :40以上の患者19名の血清のQ [) 1a。
GMl 、GD2 、GD3 お、J:(FGM3 km対する反応性をELI SAとITLCによってテストした。反応性は、全amワクチン実験において1 :40のタイターでGD2が認められた1名の患者の血清を除いて、0M2に限 られていた。タイターがに80以上の血清は全てITLCによっても分析した。
反応性は0M2に限られていた。ELISAによる抗−GM2タイターがに80 以上である4つの血清を用いたITLCテストを第2図に示す。抗−GM2タイ ターがこれより低い血清は一般にITLCで分析することはできなかった。ワク チンを接種した患者のGM2抗体は19Mクラスに属していた。1gGインジケ ーター系を用いたテストによって19Gの抗−0M2はないことが判明した。
GM2抗体の補体依存性wi胞毒性。ワクチン接種の後GM2抗体の高タイター を示している患者の血清は、補体源として健常ヒト血清が存在している場合に0 M21性の標的細胞に対して細胞毒性であることが判明した。0M2に陰性の標 的細胞は溶菌されなかった。表5に、ELISAと細胞毒性テスト(SK−MG −6星mu腫使用、参考文献2)によって検出された抗−〇M2タイター間の関 係を示す。両アッセイにおける抗体タイターの15には正の相関がみられた。
議論 これらの研究の目的は、マウスを0M2に対して確実に免疫化する方法を見い出 すことにあった。適当なアジュバントと混合したGM2発現の照射全細胞を用い る免疫化は、選択可能な方法であることが予見されている。腫瘍細胞上および精 製ガングリオシド含有ワクチン内でのガングリオシドの相対的免疫原性を比較す るその他の研究はなされていないが、究極の目的物としてDTH又はl瘍拒絶( tLIIor rejection )を用イル蛋白質抗原又はグリコ蛋白質抗 原を利用した研究がなされている(39〜41)。これらの研究においては、照 射全細胞上に発現した抗原は同じ抗原精製物よりも確実に免疫原性であった。し かしながら、本発明の実験結果によると、0M2に対する抗体産生に関し、全細 胞ワクチンはそれ程免疫原性でなく、一部のマウスにのみ免疫応答を示した。更 に、本発明の実験結果から、GM2単独又は完全フロインドアジュバント中の0 M2は免疫原性ではないが、成る種のリポソーム調製物中に組み込まれるか又は BOG若しくは特に酸加水分解のR595のようなバクテリアと混合した0M2 がはるかに免疫原性であることが判った。
実際、このようにして出現する0M2は、全腫瘍細胞上で発現する同社の0M2 よりも顕著に免疫原性である。0M2を発現する腫瘍細胞に対する確実な細胞障 害抗体応答が誘発された。
このことは、本発明においてG・M2に対する一連のモノクローナル抗体を産生 ずる上での新しい発現である。これらの結果とDTH若しくは腫瘍拒絶および蛋 白質若しくはグリコ蛋白質抗原を使用する先人研究者等の結果とを比較すると、 相互に相客れないものとなっているように思われる。GM2単独又は完全フロイ ンドアジュバントとの混合GM2を含むワクチンは、照射腫瘍細胞上で0M2を 発現するものよりも免疫原性ではない。
このように相違点は抗原が存在するということであり、このことは今まで蛋白質 又はグリコ蛋白質腫瘍抗原を用いて完全に調査研究されなかったことである。
グリコ脂質の免疫原性を増加させるベヒクルとして酸加水分解変異株5also nella m1nesota R595を使用することは、Ga1anO8e t alによって初めて記載されている(27)。Ga1anoset alは 、バクテリアのりボボリサッカライドの脂質A成分の免疫原性を増加させる上で 前記酸加水分N R595又は完全70インドアジユバントを見い出したのであ る。この手法はその後HakomoriおよびYoung et alによって 用いられ、アジア0GM2 (42)およびその他のグリコ脂質血液型抗原(4 3)の免疫原性を増加し、血液型および腫瘍グリコ脂質(44,45)に対する 一連のモノクローナル抗体を調製している。本発明に於いては、R595が0M 2のようなガングリオシドに対する抗体を誘発するのにも利用し得ることが明ら かにされる。脂質Aを用いたGa1anos et alの研究(27)以来、 グリコ脂質の免疫原性を増加させる別個の方法を見い出す研究は殆んどなされて いない。本発明者等は本発明の研究過程において、追加的研究の2つの他の価値 あるベヒクルとしてBCG含有リポソームおよびMPLA含有リポソームを同定 することにより、グリコ脂質の抗体を誘発させる種々の方法を研究した。 Ga 1anos et al(27)の研究結果、および酸処理R595が野生型S a1monella m1nnesota又はE、co++よりも優れているこ と及びGM2/R595比が最も高いものがまた最も免疫原性であるという本発 明者等の知見から、酸処理R595が果す役割が明らかにされた。リポポリサッ カライドは2つの顕著な領域からなっており、親水性のポリサッカライド部分は 〇−特異鎖と基底コアー(basal core)とからなり、疎水性の脂質部 分は脂質Aからなる。本発明者等の全tiAwj。
ワクチンを用いた以前の研究(20,22)およびここに記載するリポソームを 用いた研究の成果から、脂質Aが単一の最も可能性の高いアジュバントであるこ とが判った。R(rough)変異体595は脂質Aを含むが、〇−特異鎖を含 んでいない。コアーのポリサッカライドは2−ケト−3−ジオキシオクトネート のみからなり、これはGa1anos(27)に記載されであるように酸加水分 解によって除去される。そのため、酸処理R595のm胞表面は非常に疎水性と なっており、0M2のような追加されるグリコ脂質を結合し濃縮するのに理想的 なものとなる。0M2は当該表面で濃縮され、セラミドが埋設されポリサッカラ イド(抗原)が露出されるように且つバクテリアの脂質Aに非常に近接するよう に配向する。
リポソームは、免疫原性を増長させる配向で膜の上にグリコ脂質を濃縮させ、且 つグリコ脂質を選択アジュバントに非常に近接させる別個の方法である。本発明 者等の研究結果によると、リポソームの組成およびサイズの両方が重要であるこ とが判った。また、1つのアジュバントであるMPLAがリポソーム調製に最も 効果的であることも判った。変化物(variables)が制限され且つ迅速 にアドレスされるGM2被覆R595およびBCGを用いた本発明者等の研究と 違って、リポソームを用いた研究は研究のための追加的領域を示唆するのに役立 つだけであった。本発明者等は現在、脂質の組成、リポソームのサイズおよび電 荷、単層構造体対多層構造体の各影響、および抗原とリンフ才力インをリポソー ム内部でもなく、またリポソームの内部と表面でもなく、リポソームの表面に導 入する効果、更には種々の軍−アジュバント若しくはアジュバントの組合せの影 響を研究中である。
本発明において免疫化したマウスの多くは、神経毒およびその他の毒性の徴候を 示すことなく6ケ月以上抗体を産生し続けた。このことはもつともなことである 。というのは、0M2がヒトの小さな亜集団および(おそらくは)B−67スト ロサイト(1)に存在するからである。実験的アレルギー性脳を髄炎(EAE) は一般に、完全70インドアジユバントのような適当なアジュバント中のミニリ ンの塩基性蛋白質を用いる免疫化によって誘発されるが、Nagai et a t(46)は、完全フロインドアジュバント中のGD Ia又はGMIを用いて ウサギを免疫化した場合にはEAEについて記載されたのと同様の症候群すなわ ち後足まひとか時には死亡に至る症例が表われたと報告している。更に、Rap port et at(47)は、抗GM1抗体をウサギに脳内インジェクショ ンすると脳いっ血大発作が起こるが、その他の関連のない種々の抗原に対する抗 体をインジェクションしても当該大発作は起こらないことを記載している。EA Eは一般に短命であり、病気の進行に継続的な免疫化を要し、更には抗GM2抗 体活性に付随する自己免疫現象は報造されていないけれども、本発明者等はほぼ 一年の長きに亘って免疫マウスを観察したところ、抗GM2抗体と自己免疫疾患 との間には何の関連性もないことを確認した。
ヒト実験 もとの宿主で免疫原性である黒色腫細胞の表面抗原を同定することが、黒色腫患 者の血清(21)、細胞障害T1111胞(28,29)およびmA bs(1 5,30)についての本発明者等の分析目的であった。
同座の宿主で免疫原性若しくは潜在的に免疫原性である黒色腫細胞の表面抗原の 3つの主要なカテゴリーは次のようになっている。すなわち、同座の黒色腫細胞 にのみ検出される非常に限定された抗原(クラス1 (ユニーク)抗原)から、 黒色腫のザブセットに存在する抗原に至る範囲に加えて他の細胞タイプの限定さ れた範囲(クラス2抗原)から、黒色腫および他のl胞タイプに広く分布する抗 原(クラス3抗原)の範囲である(21)。
これらの黒色腫抗原の生化学的特徴づけは限られているが、クラス1 (ユニー ク)抗原はグリコ蛋白質(31)であり、クラス2の黒色腫抗原のうちの最も研 究されたものの1つはガングリオシドGD2 (13,14)である。これらの 抗原に対する反応性は数パーセントの黒色腫患者にのみ見い出されているので、 本発明者等はこれらの抗原を発現する照射細胞のワクチンを用いてクラス1又は クラス2の抗原に対する抗体の誘発を試みた(16〜20)。これらのヒト実験 は成功的ではなかったので、0ath A肉!! (22,23)およびガング リオシドGM2 (20,24)のクラス1抗原を含むマウスのmg抗原に対す る確実なヒトの免疫応答に必要な条件を明らかにしなければならなかった。マウ ス研究においてはアジュバント並びに低投与量のGyを用いた前処置が重要な因 子であったが、本発明のヒト実験の結果からも黒色腫患者におけるこれらの重要 性が明らかとなった。
Ir1e、Tai、Hortonおよび共同研究者達はまた、彼らの黒色腫患者 の研究において0M2の免疫原性を明らかにしている(11゜12)。彼らは、 0M2のiAbを産生する黒色腫患者からエプスタイン−パールウィルス形質転 換B111胞の安定な培養物を単離している(12)。加えて、Tai et  alはガングリオシドの混合物を含む黒色M[l胞ワクチンを用いて黒色腫患者 を免疫化し、26人の患者中10人にGM2に対する反応性が認められたことを 発見している(11)。本発明の研究においては、GD2に対する反応性はその シリーズでほんの少ししか認められず(26人の患者中2人) 、GD3又は0 M3に対する抗体も見い出されなかった。
本発明者等およびその他の研究者等は、最大かの正常個体(10)およびワクチ ン接種をしていない第3期黒色腫患者において低レベルのGM2抗体を見い出し ている。皮膚および局所のリンパ節における黒色腫の自然成長はGM2抗体の生 成に潜在的な刺激にならないようである。というのは、第3期黒色m息者の抗体 レベルは正常個体に比してより高くないからである。
殆んどの黒色腫患者がワクチンの接種後^レベルのGM2抗体を産生じ得るよう になるという事実は、脳および神経外胚菓起源の他の組織中にこれらのガングリ オシドが存在することに鑑みると驚くべきことである。GM2ワクチンの他の発 見は、GM2抗体の高い力価がこれらの患者にとって明白な病因とならないとい うことである。
本発明の研究から、黒色腫の再発がGM2抗体を産生ずる患者にあっては遅延さ れることが判った。本発明の研究において31人のワクチン接種患者を15ケ月 に亘って観察したところ、GM2力価が1:20若しくはそれ以下の14人の患 者のうち5人は、GM2力価が1:40若しくはそれ以上の17人の患者のうち の14人に比較して病気の治癒が認められた。
e−I N p 寸 11 書 tJl 。
t″) −の FigL2r@昆 ttti t t 灯−め 1111 GM2/!ICG 1 11118M2/R95 Figure IB 1、y↓l l l l GM2/BCG l叫In GM2/R595j 遅− Figl−r脅2 国際調査報告

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.当該ワクチンが投与される被検体においてGM2に抗する抗体の産生を刺激 または増進するためのワクチンであって、該被検体における抗体産生を刺激また は増進するのに有効な量の精製されたGM2と、有効量の微生物アジュバントと 、薬剤として許容される担体とからなる前記ワクチン。
  2. 2.被検体がヒトである、請求の範囲1のワクチン。
  3. 3.GM2が微生物アジュバントに結合されている、請求の範囲1のワクチン。
  4. 4.GM2の脂質部分と微生物アジュバントの細胞膜との間の疎水性結合によっ てGM2が微生物アジュバントに結合されている、請求の範囲3のワクチン。
  5. 5.微生物アジュバントがサルモネラ・ミネソタ(Salmonella mi nnesota)R595である、請求の範囲1のワクチン。
  6. 6.微生物アジュバントがカルメットグラン菌(BCG、bacillus C almette−Guerin)である、請求の範囲1のワクチン。
  7. 7.GM2の有効量が約50μgと約300μgの間の量である、請求の範囲1 のワクチン。
  8. 8.サルモネラ・ミネソタ(Salmonella minnesota)R5 95の有効量が約0.2mgと約1.5mgの間の量である、請求の範囲5のワ クチン。
  9. 9.カルメットゲラン菌(Bacillus Calmette−Guerin )の有効量が約105生菌単位と約3×107生菌単位の間の量である、請求の 範囲6のワクチン。
  10. 10.被検体が癌に罹患しており、ワクチンの投与によって該被検体で産生され る抗体が該癌を有効に処置する、請求の範囲1のワクチン。
  11. 11.被検体が癌に罹患しやすく、ワクチンの投与によって該被検体で産生され る抗体が該癌を有効に予防する、請求の範囲1のワクチン。
  12. 12.癌が神経性外胚葉に由来する、請求の範囲10または11のワクチン。
  13. 13.神経性外胚葉由来の癌が黒色腫(メラノーマ)である、請求の範囲12の ワクチン。
  14. 14.請求の範囲1のワクチンを有効用量で被検体に投与することからなる、被 検体においてGM2に抗する抗体の産生を刺激または増進する方法。
  15. 15.請求の範囲10のワクチンを有効用量で被検体に投与することからなる、 癌に罹患した被検体において癌を処置する方法。
  16. 16.請求の範囲11のワクチンを有効用量で被検体に投与することからなる、 癌に罹患した被検体において癌を予防する方法。
  17. 17.GM2が微生物アジュバントに結合されている、請求の範囲14、15ま たは16のいずれかの方法。
  18. 18.GM2の脂質部分と微生物アジュバントの細胞膜との間の疎水性結合によ ってGM2が微生物アジュバントに結合されている、請求の範囲14、15また は16のいずれかの方法。
  19. 19.微生物アジュバントがサルモネラ・ミネソタ(Salmonella m innesota)R595またはカルメットゲラン菌(BCG、bacill us Calmette−Guerin)である、請求の範囲14、15または 16のいずれかの方法。
  20. 20.癌が神経性外胚葉に由来する、請求の範囲15または16の方法。
  21. 21.神経性外胚葉由来の癌が黒色腫である、請求の範囲20の方法。
  22. 22.ワクチンを投与する前に有効量のシクロホスフアミドを被検体に投与する 、請求の範囲14、15または16の方法。
  23. 23.ワクチンを投与する前約3日〜約7日の間シクロホスフアミドを投与する 、請求の範囲22の方法。
  24. 24.シクロホスフアミドの有効量が約1mg/m2と約500mg/m2の間 である、請求の範囲22の方法。
JP62503188A 1986-05-07 1987-05-07 Gm2に対する抗体の産生を賦活又は増強させるためのワクチン Pending JPH01500119A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US044,801 1979-06-01
US86066386A 1986-05-07 1986-05-07
US860,663 1986-05-07
US4480187A 1987-04-30 1987-04-30

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01500119A true JPH01500119A (ja) 1989-01-19

Family

ID=26722007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62503188A Pending JPH01500119A (ja) 1986-05-07 1987-05-07 Gm2に対する抗体の産生を賦活又は増強させるためのワクチン

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0268640A4 (ja)
JP (1) JPH01500119A (ja)
AU (1) AU603585B2 (ja)
WO (1) WO1987006840A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6432402B1 (en) 1989-05-25 2002-08-13 Sloan-Kettering Institute For Cancer Research Anti-idiotypic antibody which induces an immune response against a glycosphingolipid and use thereof
US6805862B1 (en) 1989-05-25 2004-10-19 Sloan-Kattering Institute For Cancer Research Anti-idiotypic antibody which induces an immune response against a glycosphingolipid and use thereof
ATE243713T1 (de) * 1989-05-25 2003-07-15 Sloan Kettering Inst Cancer Antiidiotypischer antikörper, der ein immunantwort gegen ein glykosphingolipid induziert und seine verwendung
US7585512B1 (en) 1990-05-08 2009-09-08 Thomas Jefferson University Composition and method of using tumor cells
US6149921A (en) * 1993-12-29 2000-11-21 Centro De Inmunologia Molecular Vaccine compositions for eliciting an immune response against N-acetylated gangliosides and their use for cancer treatment
CU22420A1 (es) * 1993-12-29 1996-01-31 Centro Inmunologia Molecular Composicion vacunal para el desarrollo de una respuesta contra gangliosidos n glicolilados y su uso para el tratamiento del cancer
CA2222135A1 (en) * 1995-06-07 1996-12-19 Thomas Jefferson University Hapten modified tumor cell extract and methods of treating or screening for cancer
US5792455A (en) * 1996-03-21 1998-08-11 Sloan-Kettering Institute For Cancer Research Anti-idiotypic antibody vaccines
WO2000018432A1 (en) * 1998-10-01 2000-04-06 Progenics Pharmaceuticals, Inc. Carbohydrate vaccines for viral diseases
FR2790960B1 (fr) * 1999-03-15 2002-10-31 Pf Medicament Utilisation de fractions membranaires bacteriennes a activite immunostimulante dans le traitement de cancers, leurs procedes de preparation et les compositions pharmaceutiques les contenant

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3135663A (en) * 1960-06-28 1964-06-02 Glaxo Group Ltd Vaccines
US3567585A (en) * 1963-07-12 1971-03-02 Ciba Geigy Corp Process for obtaining bcg-cultures
US4557931A (en) * 1982-12-02 1985-12-10 Regents Of The University Of California Antigenic compositions and methods for using same

Also Published As

Publication number Publication date
AU603585B2 (en) 1990-11-22
EP0268640A1 (en) 1988-06-01
EP0268640A4 (en) 1989-11-30
WO1987006840A1 (en) 1987-11-19
AU7435887A (en) 1987-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Klein et al. Immunotherapeutic Approaches to the Man-agement of Neoplasms¹2
US4372945A (en) Antigen compounds
Estevez et al. Enhancement of the immune response to poorly immunogenic gangliosides after incorporation into very small size proteoliposomes (VSSP)
FI117668B (fi) Menetelmä gangliosidi-KLH-konjugaattia ja QS-21-ainetta sisältävän koostumuksen valmistamiseksi
US5102663A (en) Vaccine for stimulating or enhancing production of antibodies against 9-O-acetyl GD3
JP2009227680A (ja) 腸球菌抗原およびワクチン
Livingston et al. Approaches to augmenting the immunogenicity of the ganglioside GM2 in mice: purified GM2 is superior to whole cells.
US4816253A (en) Novel mutant strain of Listeria monocytogenes and its use in production of IgM antibodies and as an immunotherapeutic agent
KR100368475B1 (ko) 헬리코박터감염의치료및예방용항원제제
Ragupathi et al. Comparison of antibody titers after immunization with monovalent or tetravalent KLH conjugate vaccines
TW201429488A (zh) 具有較高碳水化合物抗原密度之疫苗及新穎皂素佐劑
BR112015032713B1 (pt) Composto, composição farmacêutica, uso de uma quantidade terapeuticamente efetiva da composição farmacêutica, e uso do composto
US4567041A (en) Mutant strain of Listeria monocytogenes and its use in production of IgM antibodies and as an immunotherapeutic agent
KR101566847B1 (ko) 항원에 대한 면역 반응 증강을 위한 글리코실세라마이드의 용도
US20240131152A1 (en) Nano-particles that contain synthetic variants of gm3 ganglioside as adjuvants in vaccines
JPH01500119A (ja) Gm2に対する抗体の産生を賦活又は増強させるためのワクチン
US5013555A (en) Agent for desensitizing man and/or animals against an allergen
JP5172864B2 (ja) 抗腫瘍ワクチン、抗腫瘍ワクチンの調製方法及び抗腫瘍免疫療法の実行方法
US4285930A (en) Antigens comprising immunostimulant adjuvants and their use in immunotherapy
EP0983086B1 (en) pH-SENSITIVE LIPOSOMES AND OTHER TYPES OF ENCAPSULATED VACCINES CONTAINING IMMUNOMODULATORS, AND METHODS FOR MAKING AND USING SAME
WO1998039027A2 (en) Sialyl lewis antigens as targets for immunotherapy
Becker et al. Phase I clinical trial on adjuvant active immunotherapy of human gliomas with GD2-conjugate
JP3286845B2 (ja) Gm2特異的抗体の製造方法
IE45145B1 (en) Immunostimulating agent
JP2024505427A (ja) コロナウイルス由来抗原タンパク質または当該タンパク質をコード化する遺伝子を含む細胞外小胞体およびその用途