JPH07504802A - 遺伝子操作抗体 - Google Patents

遺伝子操作抗体

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JPH07504802A
JPH07504802A JP5505540A JP50554093A JPH07504802A JP H07504802 A JPH07504802 A JP H07504802A JP 5505540 A JP5505540 A JP 5505540A JP 50554093 A JP50554093 A JP 50554093A JP H07504802 A JPH07504802 A JP H07504802A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 遺伝子操作抗体 本発明は、ヒト定常領域と、ヒト高分子量黒色腫関連抗原(BMW−MAA)の 内部像(internal image)を抱える、可変領域とを含んで成る抗 イデイオタイプモノクローナル抗体、及びこの抗体の誘導体を考慮している。本 発明の抗体及びそれらの誘導体は診断、予防及び治療目的、例えば黒色腫の治療 に有用である。
発明の背景 黒色腫は皮膚、あまり頻繁ではないが粘膜の腫瘍であり、その一部は良性である 。悪性黒色腫は一般にメラノサイト(色素産生細胞)に由来する、時折り粘膜、 脈絡膜コート又は髄膜に由来する神経外胚葉起源の癌腫である。場所、蔓延の仕 方、及び転移の発生において異なるいくつかのタイプの悪性黒色腫がある。
黒色腫の慣用の処置には、外科、放射線又は化学治療、及び生物応答改善剤の適 用が含まれる。しかしながら、これらの方法は病気を打倒する、例えば腫瘍の再 発を防ぐことにとっては不十分であると実証されており、そして数多くのひどい 副作用によって複雑となっている。従って、これらの欠点を解消し、且つ慣用の 処置にとって代わる又は組合せて利用する治療的アプローチの開発が所望されて いる。
免疫系はこの疾患の病原にかなり関与しているようであるため、最も適切な処置 は、例えば特異的な抗イデイオタイプ抗体の適用に基づくような能動的な免疫療 法であろう。治療用途にとって特に注目されるのは、−次抗原を擬態し、そして それを代替しつる内部像タイプの抗イデイオタイプ抗体である。
腫瘍治療に関して、適当な抗イデイオタイプ抗体は腫瘍関連抗原に対して特異的 な抗体に対して高揚せしめたものである。黒色腫において、今までに同定された 関連抗原(MAA)のうちの一つは> 1.000.000の分子量を存する高 分子量−黒色腫関連抗原(HMW−MAA)である。l(MW−MAAに対する 抗体に対して高揚せしめたネズミ抗イディオタイプモノクローナル抗体は欧州特 許出願No、 428.485号に開示されている。
ところで、診断及び治療剤としての前記ネズミ由来型抗イディオタイプモノクロ ーナル抗体の利用の主たる制約は、外来タンパク質としてのその免疫原性、循環 系の中でのそのやや長めの存続性、及び傷害性免疫複合体の形成にある。他方、 ヒトモノクローナル抗体による処置も、ヒトハイブリドーマ細胞系は調製するの が困難であり、一般に不安定であり、そして十分な量及び妥当な価格で適当な特 異性のモノクローナル抗体を産生じないことにより、制約されている。
従って、抗イデイオタイプ抗体であって、その用途が、所望されない抗−ネズミ イムノグロブリン免疫応答の誘発の危険性の低さを本質的に備えており、且つ例 えばイディオタイプ免疫応答、そしてそれ故内因性抗イディオタイプ抗体の産生 に影響を及ぼさないような抗イデイオタイプ抗体の要望がある。
発明の目的 本発明の目的はかかる抗体及びその製造方法の提供にある。本発明の抗体は、H MW−MAAの内部像を抱えるネズミ抗イディオタイプモノクローナル抗体を「 ヒト化」することにより獲得できる。
本発明の抗体は、診断、予防及び治療目的のために、例えば黒色腫の制御、予防 及び処置のために利用できつる。本発明の抗体は免疫抑制機能、例えば体液性及 び細胞性免疫の刺激化を有する。
本発明の別の目的は、本発明にかかわる抗体をエンコードする組換DNA分子、 及びその製造方法の提供にある。
更に、本発明はかかる組換DNA分子の発現にとって適当な発現系に関する。
発明の詳細 イムノグロブリン分子の可変領域及び各定常ドメインは自己スプライス部位を有 する別々のエクソンにおいてエンコードされる事実に基づき、組換DNA技術を 、個々の部分のクローン化イムノグロブリン遺伝子を単離する及びイムノグロブ リンのその他の部分にそれらをリゲートするのに利用できつる。再構築した遺伝 子は適当な形質転換宿主により発現される。ネズミ抗体は、例えばネズミ定常領 域エクソンをヒトイムノグロブリン定常領域エクソンに交換することにより[ヒ ト化」抗体に変換することができ、それ故ネズミ抗体−結合部位及びヒト定常領 域を育するキメラ抗体を作ることができる。このキメラ抗体はネズミ可変領域に より決定される抗原特異性を有するが、しかし重鎮ポリペプチドのカルボキシ末 端定常領域セグメントにより決定されるヒトエフェクター機能(例えば補体結合 、食細胞の刺激、マスト細胞による顆粒放出の誘発)も示す。
より詳しくは、本発明は、ヒト定常領域と、ヒト高分子量黒色腫関連抗原(、H MW−MAA)上のエピトープの内部像である可変領域とを含んで成る抗イデイ オタイプモノクローナル抗体を考慮している。このことは、本発明の抗イデイオ タイプモノクローナル抗体(抗−idMAb)が、ヒト抗体より獲得されたもの である定常領域を存するか、又はこの定常領域のアミノ酸配列がヒト抗体の配列 に相同性であり、そして本発明の抗−id MAbが、I(MW−MAA抗原に 対して特異的な(選択的結合性)抗体(−次Abs−1)を認識するモノクロー ナル抗イデイオタイプ内部像抗体、例えばネズミ抗体から獲得されたものである 可変領域を存するか、又はその可変領域のアミノ酸配列がかかる抗−id MA bの配列に相同性であることを意味する。
抗イデイオタイプ抗体は、その他の抗体分子の可変領域に対して、即ち、特定の 抗体イディオタイプに対して特異的であり、そして免疫原として抗体を利用して 製造される。従って、抗イデイオタイプ抗体はAb−2(抗体2)とよく呼ばれ ており、そして免疫用抗体はAb−1と呼ばれている。この内部像タイプの抗イ デイオタイプ抗体は、この抗原に相補性である免疫用抗体(Ab−1)上の抗原 −結合性構造との反応性を有しており、即ち、かかる抗体(Abs−2)はこの 抗原の立体鏡像を示す。内部像抗体は、インビトロで、標的細胞に対する免疫用 抗体(Ab−1)の結合を阻害し、そしてインビボで、抗原に対して特異的であ り、且つAb−1と同−又は非常に類似の反応性パターンを有するAb−3とも 呼ばれる抗−抗イデイオタイプ抗体を誘発する。
本発明により供される内部像タイプ抗体は、免疫用抗体により認識されるBMW −MAAの前記の決定基を擬態する。これらは免疫用抗−〇MW−MAAモノク ローナル抗体Ab−1の抗原結合部位内のイデイオトーブを認識し、それ故1( MW−MAAを発現する黒色腫細胞に対するAblの結合を阻害し、モしてHM W−MAAと反応性である抗−抗イデイオタイプ抗体(Ab−3)を誘発する。
免疫用抗−HMW−MAAモノクローナル抗体(Ab−1) 、例えばネズミモ ノクローナル抗体763.74に対する本発明の抗体の特異性を、イムノアッセ イ、例えば結合アッセイにおいて試験し、これにおいては担体をAb−1でコー トし、本発明のラベル化、例えば放射活性又は酵素ラベル化抗イデイオタイプモ ノクローナル抗体とインキュベートシ、次いで結合ラベルを検出する。本発明の 抗体が、免疫のために用いたモノクローナル抗体の抗原結合部位内のイデイオト ープを認識するかどうかを調べるため、HMW−MAAを発現する黒色腫細胞に 対するAblの結合を阻害する能力を、例えばイムノアッセイで試験した。かか るイムノアッセイは競合放射性又は酵素イムノアッセイであってよく、ここでは ラベル化、例えば放射活性又は酵素ラベル化された免疫用抗−〇MW−MAAモ ノクローナル抗体を、本発明の対応の抗体とインキュベートし、その混合物をH MW−MAA保有黒色腫細胞、例えば培養黒色腫細胞Co1o 38に加え、次 いで更なるインキュベーションの後に結合ラベルを測定する。本発明の抗体が内 部像タイプであるかを確認するため、それらが、BMW−MAAと反応性であり 、且つAblと同一の反応性パターンを示す抗−抗イデイオタイプ抗体を誘発で きるかどうかを調べた。抗−抗イデイオタイプ抗体の誘発は動物モデル、例えば マウスで実施できつる。作製された抗−抗イデイオタイプ抗体を例えばBMW− MAAに対するその特異性について、例えばHMW−MAA保有黒色腫細胞に対 するその結合性を調べるイムノアッセイにおいて、及びその細胞から免疫沈殿し た抗原の電気泳動分析、例えばドデシル硫酸ナトリウム、ポリアクリルアミドゲ ル電気泳動(5OS−PAGE)において試験する。この抗−抗イデイオタイプ 抗体は作製のために用いた抗体とのその反応性についても試験されつる。
特に、本発明はヒト定常領域と、MAb 763.74と呼ぶモノクローナル抗 体及びその誘導体、又はBMW−MAAに対する結合についてMAb763、7 4と競合することのできる任意の抗体により認識されるHMW−MAA上の決定 基の内部像である可変領域とを含んで成る抗イデイオタイプモノクローナル抗体 を考慮する。このモノクローナル抗体MAb 763.74はP、 Giaco miniら(J、 Imo+uno1.135.696 (1985))に記載 しである。
かかる抗イデイオタイプ抗体の例は、ヒト定常領域と、ネズミモノクローナル抗 体より獲得できる可変領域とを含んで成る、MK2−23と呼ぶキメラ抗体であ る。この抗イデイオタイプ抗体MK2−23は763、74と呼ばれるネズミモ ノクローナル抗体に対して高揚され、そしてこの抗体により認識される)IMW −MAA上の決定基の内部像である。
最も好ましいのは、軽鎖ヒト定常領域に、重鎮ヒト定常領域γ及びネズミ抗イデ ィオタイプモノクローナル抗体MK2−23の可変領域を含んで成るMK2−C Hγ1と呼ぶキメラ抗体、並びに抗体MK2−CHγlの誘導体、好ましくはフ ラグメント、例えばPab−、Fab’−、F(ab’)z−及びFv−フラグ メントである。この抗体Mに2−23は、モノクローナル抗体763.4の特徴 を擬態する抗体(ABs−3)を誘発することができる。
欧州特許出願に記載の抗体の「ヒト化」における別の技術は、ネズミ可変領域内 のその他の保存性の高めの領域、いわゆるフレームワーク領域(FRs)の、ヒ ト抗体に由来する対応のフレームワーク領域との交換も行う。かかるヒト化抗体 において、ネズミ抗体より獲得される唯一の部分は、抗原に対する特別な特異性 を規定する超可変領域、いわゆる相補性決定領域(CDR)である。
従って、本発明は、次式のポリペプチドFR,−CDRL、L−PR,−CDR ,、−PR,−CDR,L−PR,(I )(式中、PR,は19〜23個の天 然アミノ酸を含んで成るポリペプチド残基であり、PR,は13〜17個の天然 アミノ酸を含んで成るポリペプチド残基であり、PR,は30〜34個の天然ア ミノ酸を含んで成るポリペプチド残基であり、PR,は7〜11個の天然アミノ 酸を含んで成るポリペプチド残基であり、CDRlLはSEQ 10 NO:  1のアミノ酸配列22〜36のポリペプチド残基であり、CDRlLはSEQ  ID No : 2のアミノ酸配列52〜58のポリペプチド残基であり、そし てCDR1,、はSEQ rDNO:3のアミノ酸配列91〜99のポリペプチ ド残基であり、そしてここでアミノ酸CysはS−3架橋を形成している酸化状 態にあってよい)を含んで成る軽鎖可変領域を含んで成る、抗イデイオタイプモ ノクローナル抗体及びその誘導体に関する。これらの特定の相補性決定領域は、 Ar g−A 1a−Ser−G 1 u−Ser−Va 1−G 1u−Ty r−Tyr−G l y−Ser−Ser−Leu−Met−Gln (CDR +L)、Ala−Ala−3er−Asn−Val−Glu−Ser (CDR th)及びGin−Gln−Ser−Arg−Lys−1G1n−Gln−5e r−Ar (CDRst、)である。
特に、本発明は、フレームワーク領域PR,,PR,、PR,及びPR,のポリ ペプチド残基が、哺乳動物、特にネズミ又はヒトの抗体において好適に見い出せ るものである式Iの軽鎖可変領域を含んで成るモノクローナル抗体に関する。
好ましいのは、アミノ酸配列1〜21 (PR+)、37〜51 (PRl)、  59〜90 (FRs)及び/又は100〜toe (FR4)内の任意的l 又は数個、例えば1,2.3又は4個の単独のアミノ酸が別のアミノ酸により変 換されている、又は欠失しており、そしてアミノ酸CysがS−8架橋を形成し ている酸化状態にあるSEQ 10 NO: 1のアミノ酸配列のポリペプチド を含んで成る軽鎖可変領域を存する本発明にかかわるモノクローナル抗体、特に 、アミノ酸CysがS−3架橋を形成している酸化状態にあるSEQ 10 N O: 1のアミノ酸配列のペプチドを含んで成る軽鎖可変領域を有するキメラ抗 体及びその誘導体である。
例えば、フレームワーク領域内の疎水性アミノ酸は別のアミノ酸、好ましくはそ れも疎水性であるアミノ酸により置換されていてよく、2個のアミノ酸により置 換されていてよく、又は欠失していてよい。
同様に、フレームワーク領域内の親水性アミノ酸は別のアミノ酸、好ましくはそ れも親水性であるアミノ酸により置換されていてよく、2個のアミノ酸により置 換されていてよく、又は欠失していてよく、ここで、アミノ酸の置換は対応のフ レームワーク領域の水素結合構造を維持することが好ましい。
同様に、本発明の好適な抗イデイオタイプモノクローナル抗体は、次式のポリペ プチド PR,−CDRL、 、−PR,−CDR,、−PR,−CDR,□−FR#  (n)(式中、PR,は25〜29個の天然アミノ酸を含んで成るポリペプチド 残基であり、PR,は12〜16個の天然アミノ酸を含んで成るポリペプチド残 基であり、PR,は30〜34個の天然アミノ酸を含んで成るポリペプチド残基 であり、PR,は6〜10個の天然アミノ酸を含んで成るポリペプチド残基であ り、CDR、、はSEQ ID NO: 3のアミノ酸配列28〜32のポリペ プチド残基であり、CDR2HはSEQ [ONo : 3のアミノ酸配列47 〜63のポリペプチド残基であり、そしてCDR5,IはSEQ IDN0:3 のアミノ酸配列96〜109のポリペプチド残基であり、そしてここでアミノ酸 CysはS−8架橋を形成している酸化状態にあってよい)を含んで成る。これ らの特定の相補性決定領域は、5er−Phe−Gly−IJet−His ( CDR+x)、Tyr−11e−Ser−Ser−Asp−Set−Ser−A sn−11e−Tyr−Tyr−Ala−Asp−Thr−Val−Lys−G IY (CDRIII)及びSet−Asn−Tyr−Val−Gly−Tyr −)1is−Val−Arg−Trp−Tyr−Phe−Asp−Val (C DRs++)である。
特に、本発明は、フレームワーク領域FR1,PR,、PR,及びPR,のポリ ペプチド残基が、哺乳動物、特にネズミ又はヒトの抗体において好適に見い出せ るものである式■の軽鎖可変領域を含んで成るモノクローナル抗体に関する。
好ましいのは、アミノ酸配列1〜27 (FRi)、 33〜46 (FRY) 、64〜95 (FR))及び/又は110〜117 (FRY)内の任意的l 又は数個、例えば1. 2. 3又は4個の単独のアミノ酸が別のアミノ酸によ り変換されている、又は欠失しており、そしてアミノ酸CysがS−3架橋を形 成している酸化状態にあるSEQ 10 NO: 3のアミノ酸配列のポリペプ チドを含んで成る重鎮可変領域を有する本発明にかかわるモノクローナル抗体、 特に、アミノ酸CysがS−8架橋を形成している酸化状態にあるSEQ ID  NO: 3のアミノ酸配列のペプチドを含んで成る軽鎖可変領域を存するキメ ラ抗体及びその誘導体である。例えば、このフレームワーク領域内のアミノ酸は 軽鎖について詳しく記載した通り、その他のアミノ酸により置換又は欠失してい てよい。
軽鎖可変領域及び重鎮可変領域はそれぞれSEQ 10 NO: 1及びSEQ  ID NO: 3に記載のアミノ酸配列のN末端においてアシル残基、例えば ホルミル又はアルカノイル、例えばバルミトイル、ミリストイル、又は低級アル カノイル、例えばアセチルもしくはプロピオニルを含んで成りつる。
抗体(イムノグロブリン、Ig)分子のクラスは重鎮領域により規定される。本 発明のモノクローナル抗体は任意のイムノグロブリンのクラス、即ち、rgA、 IgD、IgE、IgG又はIgMであってよい。抗イデイオタイプ抗体の異な るアイソタイプは異なる免疫−抑制作用を有しうるため、この抗イデイオタイプ MAbは適宜選ばれつる。本発明にかかわる好適なモノクローナル抗体は、軽鎖 ヒト定常領域に又はλ、特にヒト定常領域に、及び重鎮ヒト定常領域γl、γ2 .γ3又はγ4、特にヒト定常領域γlを含んで成るクラスGのイムノグロブリ ンである。
本発明は、好適な意義を有する、例えばSEo 10 NO: lに示すアミノ 酸配列を有する式Iの軽鎖可変領域(ここで、そのアミノ酸CysはS−8架橋 を形成している酸化状態にあってよい)、軽鎖ヒト定常領域に、好適な意義を有 する、例えばSEQ ID NO: 3に示すアミノ酸配列を有する式■の重鎮 可変領域(ここで、そのアミノ酸CysはS−8架橋を形成している酸化状態に あってよい)、及び重鎖ヒト定常領域γ1を育する抗イデイオタイプモノクロー ナル抗体及びその誘導体を主に考慮する。
本発明の抗イデイオタイプモノクローナル抗体の誘導体は前記抗イデイオタイプ モノクローナル抗体の抗原特異性を有する。かかる誘導体の例は、抗イデイオタ イプモノクローナル抗体フラグメント、及び修飾、例えば化学修飾により本発明 の抗体又はそのフラグメントにより得られる任意の分子である。例えば、その意 図する用途に応じて、本発明の分子は吸着又は当業界に公知のカップリング技術 を利用して任意の様々な化合物の付加により修飾されてよく、これによりコンジ ュゲートが形成される。かかるフンシュゲートの例には、抗体又はそのフラグメ ントと、抗原性を高める化合物との、酵素との、蛍光マーカーとの、ケミルミネ ッセンスマーカーとの、金属キレートとの、アビジンとの、ビオチン等とのコン ジュゲート、又は放射性ラベル化抗体又はフラグメントが含まれる。
本発明の抗体フラグメントは例えば−価フラグメントFabもしくはFab’、 二価フラグメントF(ab’)z又はPvフラグメントである。
本発明の抗体の抗原性を高める適当な化合物は例えば、カップリングのために有 用な自由アミノ基を有するリジンに富むタンパク質、特に高分子量タンパク質、 例えば牛血清アルブミン(BSA ; MW66.200) 、バチルス スブ チリス(Bacillus 5ubtilis)由来のα−アミラーゼ(MW  58.000)又はキーホールリンベットヘモシアニン(KLH; Mw >  1,00o、0Oo)であり、これらは大量に市販されている。
ブタチログプリン、毒素、例えばヘビー、コレラ−又はジフテリア−毒素、ヒト 血清アルブミン(ISA)、β−2マイクログロブリン等も、抗原性を高める化 合物として利用できつる。その他の可能な化合物には多糖類、天然又は合成リボ 多糖類、合成ポリペプチド、例えばポリリシン、活性化膜、ラテックス粒子、細 菌、例えばサルモ旦菌(Salmonella)等が含まれる。フロインドアジ ュバント、任意的に殺傷されたミコバクテリア、例えばバチルス カルメツチー ブニリン(Bacillus Calmette−Gu6rin) (BCG) を更に含む油中水エマルションも利用できうる。抗原性を高める好適な化合物は ムラミルペプチド、特にムラミルペプチドMTP−PHである。かかるムラミル ペプチド及びそのコンジュゲートは欧州特許出願0.003.833及び0、6 25.495号に開示されている。その他の別の抗原性を高める化合物はみょう ばんである。
本発明の抗体コンジュゲートのために利用される酵素は例えば西洋ワサビペルオ キシダーゼ、アルカリホスファターゼ、β−D−ガラクトシダーゼ、グルコース オキシダーゼ、グルコアミラーゼ、カルボニックアンヒドラーゼ、アセチルコリ ンエステラーゼ、リゾチーム、マレートデヒドロゲナーゼ又はグリコース−6− リン酸デヒドロゲナーゼである。
本発明の抗体又はフラグメントのコンジュゲートされた蛍光マーカーはフルオレ セイン、フルオロクローム、ローダミン等でありうる。
ケミルミネッセンスマーカーは例えばルミノールのアクリジニウムエステルであ る。
かかるコンジュゲートにおいて、この抗体又はフラグメントはそのコンシュゲー ジコンパ−トナーに直接、又はスペーサーもしくはリンカ−基を介して結合して いる。
金属キレートの例は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA) 、ジエチレントリ アミン五酢酸(DPTA)、1.4.8.11−テトラアザテトラデカン、1. 4,8.11−テトラアザテトラデカン−1,4,8゜11−四酢酸、l−オキ サ−4,7,12,15−テトラアザヘプタデカン−4,7,12,15−四酢 酸等である。
本発明の放射性ラベル化抗体又はフラグメントは、例えば放射性ヨウ素(I″$ I、I′s■、1″’I)、重水素(’H) 、炭素(”C)、硫黄(”S)  、イツトリウム(”Y) 、テクネチウム(91′″Tc)等を含む。
本発明は、本発明にかかわる抗体及びそのフラグメントの製造方法を更に考慮す る。
本発明にかかわる抗イデイオタイプモノクローナル抗体及びその誘導体は、本発 明のタンパク質を生産する以下に更に定義付けする適当な宿主細胞をインビトロ 又はインビボで増殖させ、そして所望するなら、所望のタンパク質を単離し、そ して任意的にその誘導体に変換せしめることを特徴とする、本質的に公知の方法 により製造される。本発明のタンパク質は、当業界において有用な任意の適当な 形質転換可能な宿主を、前記タンパク質の発現を可能にする条件のもとで培養し 、前記タンパク質を単離し、そして任意的にこの単離したタンパク質を、例えば タンパク質分解切断により、又は別の化合物、例えばタンパク質もしくは非タン パク質性分子の前記の通りによる付加により変改せしめることを含んで成る方法 により製造されうる。
適当な宿主細胞には、真核細胞、例えば動物細胞、植物細胞及び菌類、並びに原 核細胞、例えばダラム陽性菌及びグラム陰性菌、例えば大腸菌()i、 col i)が含まれる。好適な真核細胞は哺乳類起源の細胞及び酵母細胞である。
本明細書で用いているインビトロとは、生体外を意味し、それ故、例えば細胞培 養及び組織培養条件を含む。
例えば、インビトロでの哺乳細胞の増殖は、適当な培養培地、即ち、慣用の標準 培養培地、例えばダルベツコ改良イーグル培地(DMEM)又はRPMI 16 40培地であって、任意的に哺乳動物血清、例えば胎児牛血清、又は微量元素、 及び成長持続補助因子、例えば支持細胞、例えば正常マウス腹腔滲出細胞、牌臓 細胞、骨髄マクロファージ、2−アミノエタノール、インスリン、トランスフェ リン、低密度リポタンパク質、オレイン酸等の添加された培地の中で実施される 。
インビトロ生産は比較的純粋な抗体調製物を提供し、そして大量の所望の抗体を 供するためのスケールアップを可能にする。細菌細胞、酵母及び哺乳動物細胞の 培養についての技術は当業界に公知であり、そして例えばエアーリフトリアクタ ーの中での、もしくは連続スターラーリアクターの中での均質懸濁培養、又は例 えば中空ファイバー、マイクロカプセル中での、アガロースマイクロビーズもし くはセラミックカートリッジ上での固定型もしくは捕捉型細胞培養が含まれる。
本発明の大量の所望の抗イデイオタイプモノクローナル抗体は哺乳動物細胞をイ ンビトロで増殖させることによっても得られうる。
この目的のため、所望の抗体を生産するハイブリドーマ細胞を組織適合性哺乳動 物に注射して抗体生産性腫瘍の増殖を引き起こす。任意的に、これらの動物に炭 化水素、特に鉱物油、例えばブリスタン(テトラメチルペンタデカン)を注射の 前に服用させておく。1〜3週間後、これらの抗体をその動物の体液から単離す る。例えば、所望の抗体を生産するハイブリドーマ細胞系sp 210由来のト ランスフェクト細胞を、任意的にブリスタンで予備処置しておいたBa1b/c マウスに腹腔膜内的に注射し、次いで1〜2週間後、腹水をその動物から獲得す る。
この細胞上精液を、所望の抗イデイオタイプモノクローナル抗体について、主と して酵素イムノアッセイ、例えばサンドイッチアッセイもしくはドツトアッセイ 、又は放射性イムノアッセイによりスクリーンにかける。例えば、サンドイッチ 酵素イムノアッセイは適切に集成したイムノグロブリンが細胞上清液の中に存在 しているか否かを決定するために用いることができ、ここでは軽鎖ヒト定常領域 にもしくはλ(適宜)に特異的な抗体と、所望のサブクラスの重鎮ヒト定常領域 γに特異的な別の抗体を利用し、その一方は固相支持体にコートしておき、そし て他方は適当な酵素基質により検出を可能とする酵素にコンジュゲートしておく 。細胞上清液が所望の特異性の抗イデイオタイプ抗体を含むかどうかを決定する ため、固相支持体にコートされているイディオタイプ(Ab−1) 、例えばモ ノクローナル抗体763.74と、適当な軽鎖又は好ましくは重鎮定常領域に特 異的な酵素コンジュゲート化抗体を含んで成るサンドイッチ酵素イムノアッセイ が使用されつる。
抗イデイオタイプモノクローナル抗体の単離のため、培養上清液中又は腹水中の イムノグロブリンを、例えば硫酸アンモニウムによる沈殿、吸湿性材料、例えば PEGに対する透析、選択膜を介する濾過、等により濃縮してよい。必要ならば 、及び/又は所望するならば、それらの抗体を慣用のクロマトグラフィー法、例 えばゲル濾過、イオン交換クロマトグラフィー、疎水相互作用クロマトグラフィ ー又はアフィニティークロマトグラフィー、例えばイムノアフィニティークロマ トグラフィーにより精製する。好ましくは、この抗イデイオタイプモノクローナ ル抗体を、それらを含む細胞上清液から、例えばプロティン八によるアフィニテ ィークロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー及び/又はゲル濾過を 含んで成る手順により単離する。
抗イデイオタイプモノクローナル抗体のフラグメント、例えばFab、 Fab ’ 又はP(ab’)zフラグメントは、本質的に周知の方法により、例えばパ パインもしくはペプシンの如きの酵素による消化及び/又は化学還元によるジス ルフィド結合の切断により、又は組換DNA技術により、上記の通りに製造され た抗体から得られつる。
高められた抗原性を有する本発明の抗イデイオタイプモノクローナル抗体誘導体 は、本発明の抗体又はフラグメントのその抗原性を高める化合物への吸着による 、又は化学結合コンジュゲートを供するカップリングのいづれかによる本質的に 周知な方法により製造される。本発明の抗体又はフラグメントと、上記の免疫原 化合物との、又は酵素とのコンジュゲートは、例えば上記の通りに調製した抗体 又はフラグメントを、免疫原化合物又は酵素と、カップリング剤、例えばグルタ ルアルデヒド、過ヨウ素酸塩、N、N’ −o−フェニレンジマレイミド、N− (m−マレイミドベンゾイルオキシ)−スクシニミド、N−(3−(2’−ピリ ジルジチオ)−ブロビオノキシ)−スクシニミド、N−エチル−N’ −(3− ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド等の存在下で反応させることにより 調製される。ビオチンとのコンジュゲートは、例えば抗体又はフラグメントをビ オチンの活性化エステル、例えばビオチンN−ヒドロキシスクシニミドエステル と反応させることにより調製される。蛍光又はケミルミネッセントマーカーとの コンジュゲートはカップリング剤、例えば上記したものの存在下で、又はイソチ オシアネート、好ましくはフルオレセイン−イソチオシアネートとの反応により 調製される。
ヨウ素(+2JI、1tli、131i)で放射性ラベルされた抗イデイオタイ プモノクローナル抗体又はフラグメントは本発明の抗体又はフラグメントより、 本質的に周知なヨウ素化、例えば放射性ヨウ化ナトリウム又はカリウム及び化学 酸化剤、例えば次塩素酸ナトリウム、クロラミンT等、又は酵素的酸化剤、例え ばラクトペルオキシダーゼ、もしくはグルコースオキシダーゼ、及びグルコース により獲得される。本発明にかかわる抗体又はフラグメントはイ・ソトリウム( ”Y)に、例えばジエチレントリアミン五酢酸(DPTA)−キレート化により カップルされる。テクテチウムー9mラベル化抗体又はフラグメントは、リガン ド交換プロセスによって、例えばノ(−チクネート(TeO2−)を第一スズイ オン溶液で還元し、還元したテクネチウムをセファデックスカラム上でキレート 化し、次いでこのカラムにこの抗体又はフラグメントを適用することによって、 又は直接ラベリング技術によって、例えばパーチクネート、還元剤、例えば5n C1,、バッファー溶液、例えばナトリウム−カリウムフタレート溶液及びこの 抗体又はフラグメントをインキュベートすることによって調製される。
フラグメント及び抗体又はフラグメントの抗原性を高める化合物又は酵素とのコ ンジュゲートは、例えば以下に説明するような組換DNA技術によっても直接調 製されつる。
本発明はまた、ヒト定常領域と、l(MW−MAA上のエピトープの内部像であ る可変領域とを含んで成る抗体の軽鎖可変領域及び/又は重鎮可変領域をコード するインサートを含んで成る組換DNAに関する発明も考慮する。定義により、 かかるDNAは一本鎖DNA 、前記コードDNA及びそれに相補性なりNAよ り成る二本111DNA 、又はそれら自身に相補性な(−重鎖) DNAを含 んで成る。
より特別には、本発明は本発明の抗体の軽鎖可変領域及び/又は重鎮可変領域に ついてコードするインサートを含んで成る組換DNAに関し、その可変領域はI (MW−MAA上のMab 763.74と呼ばれるモノクローナル抗体及びそ の誘導体、又はHMW−MAAに対する結合に関してMab 763.74と競 合することのできる任意の抗体により認識される決定基の内部像である。
特に、本発明はハイブリドーマ細胞系MK2−23のゲノムDNAより獲得され るか、又は前記細胞系のゲノムDNAに相同性であり、且つモノクローナル抗体 MK2−23の軽鎖可変領域に相同なアミノ酸配列についてコードする軽鎖可変 領域についてコードするインサートを含んで成る組換DNAを考慮する。このハ イブリドーマ細胞系MK2−23は、マウスミエローマ細胞と、ネズミモノクロ ーナル抗体763.74により免疫化されたBa1b/cマウスの8928球と の融合により作られている(P、 Giacominiら、J、 Immuno l、 135.696.1985) aこの細胞系MK2−23は、)IMW− MAA上の、ネズミモノクローナル抗体763.34により認識される決定基の 内部像であるネズミ抗イディオタイプモノクローナル抗体MK2−23を産生ず る。
本発明の式Iのポリペプチドについてコードするインサートを含んで成る組換D NAに関し、ここでPR,、PR2,PRl、 PR4,CDR,L。
CDRlL及びCDRlLは上記した意味を有し、任意的にイントロンを更に含 む。特に好ましいのは、ネズミ又はヒトフレームワーク領域PR,,PR,、P R,及びPR,をコードするインサート、並びにSEQ IDN0 : 1のD NA配列70〜114 (CDR,L) 、 DNA配列163〜180(CD RlL )及びDNA配列277〜303 (CDRlL)の相補性決定領域を コードするインサートを含んで成る式Iのポリペプチドについてコードする組換 DNAである。最も好ましいのはSEQ 10 NO: 1のDNA配列7〜3 34のインサートを含んで成るDNA(ここで任意的に1又は複数の、例えば1 〜IO個のヌクレオチドは別のヌクレオチドにより交換されている)、特にSE Q 10 NO: 1のDNA配列7〜334のインサートを含んで成るDNA である。SEQ ID NO: 1に示す配列のヌクレオチドが別のヌクレオチ ドにより交換されているDNAにおいて、かかる交換は、コードする相補性決定 領域(CDR)のアミノ酸配列を変更しない場合に好ましい。このことは、かか るヌクレオチドの交換はフレームワーク領域(FRs)についてコードするイン サートの中に、又は三重コトンの縮重に基づきコードするアミノ酸を変更しない 位置の中にありうることを意味する。
同様に、本発明は、ハイブリドーマ細胞系MK2−23のゲノムDNAから獲得 されるか、又は前記細胞系のゲノムDNAに相同性であり、且つモノクローナル 抗体MK2−23の重鎮可変領域に相同性なアミノ酸配列についてコードする、 重鎮可変領域についてコードするインサートを含んで成る組換DNAを考慮する 。
本発明は式■のポリペプチドについてコードするインサート(ここで、PR=、  FR−、PRl、 FRa、 CDRIN、 CDR1□及びCDR,、は上 記の意味を育する)を含んで成り、任意的にイントロンを更に含む組換DNAに 関する。特に好ましいのは、ネズミ又はヒトフレームワーク領域FR6,PR, 、PR?及びPR,についてコードするインサート、並びにSEQ 10 NO : 3のDNA配列90〜+04 (CDRIN) 、DNA配列147〜19 7 (CDR1,)及びDNA配列294〜335 (CDR2H)の相補性決 定領域についてコードするインサートを含んで成る式■のポリペプチドについて コードする組換DNAである。最も好ましいのはSEQ ID NO’ : 3 のDNA配列9〜368のインサートを含んで成るDNA (ここで、任意的に 1又は複数の、例えば1〜10個のヌクレオチドは別のヌクレオチドにより交換 されている)、特にSEQ ID NO: 3のDNA配列9〜368のインサ ートを含んで成るDNAである。SEQ 10 NO: 3に示す配列のヌクレ オチドが別のヌクレオチドにより変換されているDNAにおいて、かかる交換は 、軽鎖可変領域についてコードするDNAについて前記した通り、コードする相 補性決定領域(CDR)のアミノ酸配列を変更しない場合が好ましい。
完全四量体イムノグロブリン分子の集成及び活性抗体の発現のため、軽鎖及び重 鎮可変領域についてコードする組換DNAインサートを、軽鎖及び重鎮ヒト定常 領域についてコードする対応のDNAと融合させ、次いで適当な宿主細胞に、例 えばベクターに一体化させた後に移入する。
従って、本発明はヒト定常領域に又はλに融合した、前記の軽鎖可変ドメインに ついてコードするインサートを含んで成る組換DNAも考慮する。好ましいのは 、ヒト定常領域にに融合した前述の好適な可変領域についてコードする組換DN Aである。
同様に、本発明はヒト定常領域γ、例えばγ1.γ2.γ3又はγ4に融合した 前述の重鎮可変領域についてコードするインサートを含んで成る組換DNAを考 慮する。好ましいのは、ヒト定常領域γlに融合した、前述の好適な可変領域に ついてコードする組換DNAである。
本発明は更に、前述の抗イデイオタイプモノクローナル抗体のフラグメント、例 えばかかる抗体のFab、 Fab’ もしくはFvフラグメントをコードする 組換DNA 、並びに前述の抗体又はフラグメントのコンジュゲート、例えば前 述の抗原性を高める化合物に融合したもしくは酵素に融合したかかる抗体の軽鎖 及び/もしくは重鎮を含んで成る融合タンパク質についてコードするDNAを考 慮する。
更に、本発明は、軽鎖可変ドメイン及び/又は重鎮可変ドメインについてコード するインサートを含んで成るバイブリドベクターである組換DNAを考慮する。
本発明の好適なバイブリドベクターは、前述の軽鎖についてコードするインサー ト、特にキメラのネズミ/ヒト軽鎖、及び/又は重鎮についてコードするインサ ート、好ましくは前述のキメラのネズミ/ヒト重鎖を含んで成る。
好ましくは、本発明のバイブリドベクターは、発現コントロール配列、特に後述 するものに作動連結している前述のインサートを含んで成る。
本発明のバイブリドベクターは任意的に複製起点もしくは自己複製配列、lもし くは複数の優勢マーカー配列、並びに任意的に、発現コントロール配列、シグナ ル配列及び追加の制限部位を含んで成る。
ベクターは典型的には適合性宿主細胞と協同して二つの機能を担う。−の機能は イムノグロブリン鎖をエンコードする核酸のクローニングを助長する、即ち、有 用な量の核酸(クローニングベクター)を産生ずることにある。他の機能は、染 色体外因子として維持されることにより、又は宿主染色体の中に組込まれること により(発現ベクター)、適当な宿主の中での遺伝子構築体の複製及び発現を供 することにある。クローニングベクターは前述の遺伝子構築体、複製起点もしく は自己複製配列、選択マーカー配列、並びに任意的に、シグナル配列及び追加の 制限部位を含んで成る。発現ベクターは更に遺伝子の転写及び翻訳にとって必須 の発現コントロール配列を含んで成る。
複製起点又は自己複製配列は、シミアンウィルス(SV40)もしくはその他の ウィルス源に由来するが如きの外生起点を含ませるようにベクターを構築する、 又は宿主細胞染色体機能のいづれかにより供される。
マーカーはベクターを含む宿主細胞の選別を可能にする。選択マーカーには、銅 の如きの重金属に対する、又はテトラサイクリン、アンピシリン、ジエネチシン (G−418)、ネオマイシン、カナマイシンもしくはヒグロマイシンの如きの 抗生物質に対する耐性を授ける遺伝子であるか、又は宿主細胞遺伝子的損傷、例 えばチミジンキナーゼ、ヒボキサンチンホスホリルトランスフェラーゼ、ジヒド ロホレートリダクターゼ等の欠落を補完する遺伝子が含まれる。
シグナル配列は、例えばプレ配列、抗体の分泌を誘導する分泌配列、又はスプラ イスシグナル等でありうる。
発現コントロール配列として、このベクターDNAはプロモーター、mRNAの 転写の開始及び終止にとって、並びに安定化にとって必須な配列、更には任意的 にエンハンサー及び追加の調節配列を含んで成る。
広範囲にわたる様々なプロモート配列が、宿主細胞の性質(こ依存して利用でき つる。強力であり、且つ同時によく制御されるプロモーターが最も有用である。
転写の開始のための配列は例えばシャインーダルガルノ(Shine−Dalg arno)配列である。a+RNAの転写の開始及び終止並びに安定化にとって 必須な配列は、例えば発現宿主に由来するウィルス又は真核系cDNAの非コー ド5′−領域及び3′−領域それぞれより一般に獲得される。エンハンサーは、 例えばシミアンウィルス、ポリオマウイルス、牛バビロマウイルス又はモロニー サルコマウィルスに由来するウィルス起源、又はゲノム、特にネズミ起源の転写 刺激DNA配列である。
このベクターDNAの様々なりNA上セグメント作動連結している、即ち、それ らは互いに連なり、そして機能的に配置されている。
大腸菌株の中での複製及び発現にとって適当であるベクターの例はバクテリオフ ァージ、例えばλバクテリオファージの誘導体又はプラスミドである。適当なベ クターは完全レプリコン、マーカー遺伝子、制限エンドヌクレアーゼにとっての 認識配列(これにより外来DNA 、そして任意的に発現コントロール配列はこ れらの部位に挿入されつる)、並びに任意的にシグナル配列及びエンハンサーを 含む。
微生物プロモーターは例えば温度感受性レプレッサーにより制御されるバクテリ オファージλの強力な左方向プロモーターPLである。更に適当なのは大腸菌プ ロモーター、例えばlacレプレッサーにより抑制され、そしてイソプロピル− β−D−チオガラクトシドにより誘発される1ac(ラクトース)プロモーター 、trpレプレッサーにより抑制され、そして例えばトリプトファン飢餓により 誘発されるtrpc )リブトファン)プロモーター、及びlacレプレッサー により抑制されるtac(バイブリドtrp−1acプロモーター)である。
酵母における複製及び発現にとって適当なベクターは酵母複製起点及び酵母にと っての選択遺伝子マーカーを含む。かかるベクターの一グループは複製起点とし てのいわゆるars配列(自己複製配列)が含まれる。これらのベクターは形質 転換を経て酵母細胞の中に染(2ミクロン)プラスミドDNAの全体又は一部を 含むベクターが利用できうる。かかるベクターは細胞の中に既にある2μプラス ミドの中に組換えにより組込まれるか、又は自己的に複製するであろう。
2μ配列は高形質転換頻度及び高コピー数を達しめるときに特に適する。
ADI(IもしくはADHII遺伝子、酸性ホスファターゼ(亜亜もしくはPI (05)遺伝子、イソ チトクローム遺伝子にとってのプロモーター、又は解糖 経路にかかわるプロモーター、例えばエノラーゼ、グリセルアルデヒド−3−ホ スフェートキナーゼ(PGK) 、ヘキソキナーゼ、ピルベートデカルボキシラ ーゼ、ホスホフルクトキナーゼ、グルコース−6−リン酸イソメラーゼ、3−ホ スホグリセレートムターゼ、ピルベートキナーゼ、トリオセリン酸イソメラーゼ 、ホスホグルコースイソメラーゼ及びグルコキナーゼ遺伝子のプロモーターが利 用できつる。
哺乳動物宿主細胞にとって適当なプロモーターは、シミアンウィルス40 (S V40) 、ラウス肉腫ウィルス(RSV)、アデノウィルス2、牛バピロマウ ィルス(BPV)、バボバウィルスBK突然変異体(BKV)、又はマウスもし くはヒトサイトメガロウィルス(CMV)の如きのウィルスから獲得される。他 方、これらのベクターは哺乳動物発現産物、例えばアクチン、コラーゲン、ミオ シン等に由来するプロモーター、又はイムノグロブリン遺伝子配列に通常結合し ている天然プロモーター及びコントロール配列を含んで成りうる。
これらのベクターは原核系及び真核系宿主にとって適当でありうる。
軽鎖及び重鎮にとっての遺伝子構築体は、二つのベクターの助けを借りて宿主細 胞の中に順次又は同時に移入される。他方、重鎮及び軽鎖を両方とも同一のバイ ブリドベクターの中にクローンし、そして宿主細胞の中に単一構築体として一段 手順で組込む。第三の択一法は、連結していないDNAフラグメントの同時感染 を利用する。
所望の抗イデイオタイプモノクローナル抗体についてコードする組換DNAは例 えば形質転換宿主細胞を培養することにより調製できつる。
特に、かかるDNAは、 a ) HMW−MAAの内部像を抱える可変重鎖及び/又は軽鎖可変ドメイン についてコードするDNAを、例えば適当なハイブリドーマ細胞系のゲノムから DNAを単離し、そしてDNAプローブを用いて所望のDNAを選別することに より、又は適当なハイブリドーマ細胞系からmRNAを単離し、そして所望の重 鎮及び/又は軽鎖ドメインをコードするcDNAを調製することにより、調製す る:b)ヒト抗体の重鎮及び/又は軽鎖定常領域についてコードするDNAを、 例えばゲノムライブラリーからDNAを単離し、そしてDNAプローブを用いて 前記抗体の定常領域についてコードする所望のDNAを選別することにより調製 する;C)段階a)とb)のDNAを適当なバイブリドベクターの中に組込むこ とにより、所望の遺伝子を構築する。
d)獲得したバイブリドベクターを受容宿主細胞の中に移入するか、又は所望の 遺伝子についてコードするDNAを回収し、そして未連結のDNAを適当な受容 宿主細胞の中に移入する:e)形質転換宿主細胞を選別して培養する;並びにf )任意的に所望のDNAを単離する;ことを含んで成る方法により調製されうる 。
上述の工程の段階a)にかかわるDNAは、ゲノムDNAの単離により、又は単 離したmRNAからのcDNAの調製により獲得できつる。ハイブリドーマ細胞 由来のゲノムDNAは当業界に公知の方法により単離でき、その方法は例えばT riton (商標)の如きの清浄剤の存在下での溶解にするその細胞の破壊、 例えばフェノール及びCI(C1s /イソアミルアルコールによる処理による DNAの抽出、並びにDNAの沈殿についての段階を含む。このDNAは、好都 合にはl又は複数の制限エンドヌクレアーゼ、例えばXbal、BglIl、  EcoRl、 HindI[。
Bam1(Iにより断片化し、得られるフラグメントを適当な担体、例えばニト ロセルロース膜上で複製し、そして課題のポリペプチド配列についてコードする DNA配列の存在、特に再配列したH−及びL−鎖■g遺伝子座の存在について 、前述、そしてより詳しくは後述するようにDNAプローブでスクリーンにかけ る。この手順により、DNAフラグメントは重鎖V、 D及びJ領域並びに軽鎖 V及びJ領域を、それぞれあるならばリーダー配列及びイントロンと一緒に含む ことが見い出された。ハイブリドーマ細胞由来のcDNAを同様に当業界に公知 の方法により、例えば全細胞性RNAを抽出し、適当なりロフトグラフィー法、 例えばオリゴ(dT)−セルロースでのクロマトグラフィーにより単離し、cD NAをデオキシヌクレオチド三リン酸及び逆転写酵素の混合物により、ネズミイ ムノグロブリン重鎮及び軽鎖定常遺伝子の中の適当な領域に対して相補性なオリ ゴヌクレオチドブライマーの存在下で合成し、そしてこのcDNAを単離するこ とにより調製される。DNA単離を簡略化する手段として、所望のゲノムDNA 又はcDNAをポリメラーゼ連鎖反応(PCR)技術を利用して増幅してよい。
PCRはDNA領域に特異的な二本のプライマーからのその遺伝子の両端での伸 長の反復ラウンドを包括する。好ましくは、適当なハイブリドーマ細胞系由来の 全mRNAのcDNA転写物を、加熱/冷却サイクルにおいてTag、 DNA ポリメラーゼにより、Ig(7) H及びL鎖可変領域のそれぞれにハイブリダ イズするように仕立てたプライマーの存在下で処理する。
上記の工程の段階b)にかかわるゲノムヒトDNAは、当業界に公知の方法に従 って、適当なヒト組織、好ましくはヒト胎盤又はヒト胎児肝細胞から単離する。
ゲノムDNAライブラリーをそれより、適当な制限エンドヌクレアーゼ、例えば )Iae I[及びAlu Iによる限界消化により構築し、次いでλシャロン (Charon)ファージ、例えばλシャロン4aの中に、樹立された手順に従 い組込む。このゲノムDNAライブラリーを例えばニトロセルロース膜上で複製 し、次いで課題のDNA配列について下記の通りにDNAプローブでスクリーン にかけた。所望のDNAはPCR技術を利用して増幅されつる。
マウス可変領域又はヒト定常領域についてのDNAプローブは合成りNA 、所 望のイムノグロブリンについてコードするmRNAのcDNA、又は既知のヌク レオチド配列のゲノムDNA又はDNAフラグメントでありうる。L−/H−鎖 の可変領域の再配列1g遺伝子座の検出及び/又は増幅のためのプローブとして 、そのDNAが由来する哺乳動物、例えばBa1b/CマウスにおけるL−/H −鎖の1g座を構成する隣接の保存型可変又は定常領域の既知のヌクレオチド配 列のDNAフラグメントを選別する。ヒトDNA配列の検出のためのネズミDN Aプローブの可能な利用はネズミとヒトDNAとの間での配列相同性を基礎とす る。このDNAプローブは合成したものであるか、又は適当な哺乳動物の適当な 組織、例えばBa1b/cマウスの肝臓から単離し、そして標準の方法により精 製したものである。必要ならば、このプローブDNAをラベル化、例えばよく知 られたニック−翻訳技術により放射性ラベルし、次いで補助剤、例えばカルシウ ムキレート化剤、粘度調節化合物、タンパク質、非特異的DNA等を含むバッフ ァー及び塩溶液の中で、選択ハイブリダイゼーションを優先する温度でこのヒト DNAライブラリーとハイブリダイズさせる。
所望のDNA配列を含むフラグメントが同定されたら、このフラグメントを非本 質的なりNAを除去するために更に操作にかける、一端又は両端で修飾する15 次いで介在配列の全体又は一部を除去するために処理する、等してよい。
所望の遺伝子を作るための様々なりNAフラグメントの連結は慣用技術に従い、 例えば平滑又は付着末端リゲーション、適当な付着末端を供するための制限酵素 消化、適宜の付着末端における補完(フィルイン)、所望されない連結を回避す るためのアルカリホスファターゼ処理、及び適当なりガーゼによるリゲーション によって実施される。
組換DNAの移入、例えばバイブリドベクターの移入、及び形質転換細胞の選別 は下記の通りである。
更に、本発明は上記の組換DNAにより形質転換された適当な宿主細胞、即ち、 本発明の所望の抗イデイオタイプモノクローナル抗体の軽鎖をエンコードするD NA及び/又は重鎮をエンコードするDNAにより形質転換された宿主細胞に関 する。
本発明の宿主細胞はインビトロでの培養が可能でなくてはならない。適当な宿主 細胞は原核又は真核超厚であり、そして細菌細胞、特に大腸菌、酵母、例えばサ ツカロマイシス セレビシェ、又は哺乳動物細胞が含まれる。機能性の四量体抗 体の産生のための適切な環境を供するため、真核系の宿主細胞、特に哺乳動物又 は酵母起源が好ましく、なぜなら機能性四量体抗体分子の生合成は適正な新生ポ リペプチド鎖の折りたたみ及び集成を必要とするからである。原核系宿主、特に 大腸菌は本発明の抗体フラグメント、例えばFab−及びFv−フラグメントの 産生のために用いられつる。
適当な宿主は改変又は修飾酵素の欠く又は少ない微生物、例えば細菌、特に大腸 菌の特定の株、及び酵母、例えばサツカロマイシスセレビシェである。
本発明に関する最も好ましい宿主細胞は哺乳動物細胞、例えばCO5−7細胞、 Bowes黒色腫細胞、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞、胎芽肺細 胞L−132、及び特にリンパ起源の哺乳動物細胞、例えばリンホーマ、ミエロ ーマ、ハイブリドーマ、トリオーマ又はクアドローマ細胞、例えばFAl、 s p 210又はX63−Ag3.653細胞である。好ましいのは細胞系Sp  210の細胞であり、これはよく特徴付けられた、マウス牌臓細胞とミエローマ X63−Ag3との融合に由来するIg非分泌性マウス細胞系である。
これらの宿主細胞をL−鎖遺伝子構築体単独で、H−iJt遺伝子構築体単独で 、又は両者で、二つの独立のベクターの助けを借りて順次又は同時に移入させる ことにより、又は上記した通り二本鎖−構築体(L−鎖/H−鎖)ベクターを用 いることによる一段手順でトランスフェクトせしめる。別の方法においては、未 連結の遺伝子構築体を順次又は同時に宿主細胞にトランスフェクトさせることが あ好ましいのは、両遺伝子構築体でトランスフェクトされた前述の抗イデイオタ イプモノクローナル抗体を分泌する宿主細胞、例えば細胞系MK2−CHγ1の 細胞である。本発明の宿主細胞の更なる例は、択一的な配向のH−及びL−鎖遺 伝子構築体を含み、本発明のモノクローナル抗体の高いレベルの発現を助長する 追加のDNA因子の組込まれた類似の組換プラスミドでトランスフェクトされた 細胞である。
本発明の宿主細胞は遺伝的に安定であり、一定の特異性の本発明の抗イデイオタ イプモノクローナル抗体を産生及び好ましくは分泌し、そして深凍結培養物から 融解により活性化され、そして再クローニングできる。
この形質転換宿主細胞は当業界に公知の方法により、炭素の同化源、例えば炭水 化物、例えばグルコース又はラクトース、窒素、例えばアミノ酸、ペプチド、タ ンパク質又はその分解産物、例えばペプトン、アンモニウム塩等、並びに無機塩 、例えばナトリウム、カリウム、マグネシウム及びカルシウムの硫酸塩、リン酸 塩及び/又は炭酸塩を含む液体培地の中で培養される。この培地は更に、成長促 進物質、例えば微量元素、例えば鉄、亜鉛、マグネシウム等を含む。
この培地は好ましくは淘汰圧を及ぼし、且つ形質転換されていないか又はバイブ リドベクターを失った細胞の増殖を防止するように選ぶ。そこで、例えば抗生物 質を、もしバイブリドベクターか抗生物質耐性遺伝子をマーカーとして含むなら その培地に加える。例えば、必須アミノ酸において栄養素要求性であり、そのバ イブリドベクターがその宿主の欠陥を補完する酵素をコードする遺伝子を含む宿 主細胞を用いるとき、前記アミノ酸を欠くの最少培地を形質転換細胞の培養に用 いる。
培養は、当業界に公知である方法により行われる。その培養条件、例えば温度、 培地のpH値及び発酵時間は、最大力価の本発明のポリペプチド又は誘導体が獲 得できるように選ぶ。従って、大腸菌又は酵母株を好ましくは好気性条件のもと で、振盪又は撹拌しながら、約20°C〜40°C1好ましくは約30℃の温度 で、4〜8のpH値、好ましくは約pH7で、約4〜30時間、好ましくは本発 明のポリペプチド又は誘導体の最大収率が達せられるまで浸漬培養することによ り培養する。
細胞密度が十分な値に到達したら、その培養を中止し、そしてポリペプチド又は 誘導体を単離してよい。もしそのバイブリドベクターが適当な分泌シグナル配列 を含むなら、そのポリペプチド又は誘導体はその形質転換細胞により培養培地の 中に直接分泌される。そうでなければ、その細胞を例えばSO3,NP−40( 商標) 、Triton (商標)又はデオキシコール酸の如きの清浄剤による 処理によって破壊、リゾチームもしくは類似の活性酵素により溶解、又は浸透圧 ショックもしくは超音波により崩壊しなければならない。細胞の破砕はもしシグ ナル配列が細胞のペリプラズマへの所望のタンパク質の分泌をもたらしめる場合 も必要である。もし宿主微生物として酵母を使用すると、その細胞壁はグルコシ ダーゼによる酵素消化によって除去できつる。他方、又は追加的に、機械的な力 、例えば剪断力(例えばフレンチプレス、Dyno m1l1等)又はガラスピ ーズもしくは酸化アルミニウムを伴っての振盪、又は液体窒素の中での交互の凍 結と、例えば30℃〜40°Cでの融解、並びに超音波がその細胞を破壊するの に利用できうる。
タンパク質、核酸及びその他の細胞構成成分を含む、細胞を破砕した後に獲得さ れる混合物の遠心の後に得られる細胞上清液又は溶液を、本発明のポリペプチド を含むタンパク質において、公知の方法で富化せしめる。従って、例えばほとん どの非タンパク質性構成成分をポリエチレンイミン処理により除去し、そして本 発明のポリペプチド及び誘導体を含むタンパク質を例えば上記の方法により単離 する。
本発明は形質転換宿主細胞の調製のための方法(こも関連し、その方法は、上述 の適当な受容宿細胞を本発明にかかわるl又は2種のベクターで形質転換し、そ してこの形質転換細胞を選別することを特徴とする。
微生物、例えばS、セレビシェ(A、 1innenら、Proc、 Natl 。
Acad、 Sci、 LISA 75 : 1929.1978)及び大腸菌 (M、 Mandelら、J、 Mo1. Biol、 53 + 159.1 970)の形質転換については文献に記載の通りに実施される。
従って、大腸菌細胞の形質転換手順は、例えばDNAの取込みを可能にする細胞 のCa”予備処理、及びバイブリドベクターとのインキュベーションを含む。そ の後の形質転換細胞の選別は、例えばその細胞を、ベクターDNAのマーカー配 列の種類に応じて親細胞からのその形質転換細胞の選別を可能にする選択増殖培 地に移すことにより達成されうる。好ましくは、このベクターを含まない細胞を 増殖させない増殖培地を使用する。酵母の形質転換は、例えば酵母細胞壁のグル コシダーゼによる酵素除去、ポリエチレングリコール及びCa2“イオンの存在 下での獲得されたスフェロプラストのこのベクターによる処理、並びにこのスフ ェロプラストを寒天の中に包埋することによる細胞壁の再生の段階を含んで成る 。好ましくは、この再生用寒天は再生及び前述の形質転換細胞の選別を同時に可 能にするように調製する。
高等真核起源、例えば哺乳動物細胞系の細胞の形質転換はトランスフェクション により好適に成される。トランスフェクションは慣用技術、例えばリン酸カルシ ウム沈殿、細胞核へのマイクロインジェクション、プロトプラスト融合、エレク トロポレーション、即ち、細胞膜の浸透性を一時期に高める短い電気パルスによ るDNAの導入、等によって実施される。トランスフェクションはヘルパー化合 物、例えばジエチルアミノエチルデキストラン、ジメチルスルホキシド、グリセ ロール、ポリエチレングリコール等の存在下で、又はベクター DNAとリン酸 カルシウムとの共沈殿により実施されうる。
トランスフェクション手順の後、トランスフェクト細胞を同定し、そしてトラン スフェクションのために用いたDNAの選択マーカーに対応する選別手順の助け を借りて選別する。選択マーカーには、重金属、例えば銅、又は抗生物質、例え ばG −418(ジエネチシン、ネオマイシン誘導体)もしくはヒグロマイシン に対する耐性を授ける遺伝子、又は宿主細胞の遺伝子的欠損、例えばチミジンキ ナーゼ、ヒポキサンチン ホスホリボシルトランスフェラーゼ、ジヒドロホレー ト リダクターゼ等の欠落を補完する遺伝子が含まれる。例えば、もしトランス フェクションに用いたDNAがジエネチシン耐性についてのマーカーを含んで成 るなら、形質転換細胞を同定し、そしてこの抗生物質ジエネチシンの存在下での 培養により非形質転換細胞から分ける。
本発明にかかわる抗イデイオタイプモノクローナル抗体及びその誘導体は数多く の予防的、治療的及び診断的目的にとって有用である。特に、本発明はHMW− MAAに対する免疫応答の調節によって黒色腫を処置する方法を考慮する。
能動的な免疫療法は抗体の誘発及び/又は患者もしくは動物におけるT−細胞応 答を含んで成る。能動的な免疫療法においては、本発明の抗体を、その免疫系の 有利な成分を刺激するように免疫応答を高めるために投与してよい:例えば黒色 腫の処置において、HMW−MAAに対して特異的な体液性及び細胞性応答を誘 発することが所望される。
本発明にかかわる抗イデイオタイプモノクローナル抗体及びその誘導体は、その 免疫調節がイディオタイプ−抗イデイオタイプ反応ネットワークにおいて機能す ることに基づき、例えばHMW−MAAに対する免疫応答を調節するために利用 されつる。その調節は特異的であり、そして可変領域が由来しているネズミ抗イ ディオタイプモノクローナル抗体の産生のために用いた抗体(Ab−1)の選択 、即ち免疫用Ab−1の特異性により、及び本発明の抗体のアイソタイプにより 決定され、なぜなら異なるアイソタイプの抗イデイオタイプ抗体は異なる免疫調 節機能を有するからである。本発明の抗体に対する有害な免疫応答の機会は、比 較のネズミ又はその他の非ヒト抗体の繰返り適用により生ずる有害な反応に比べ てかなり引き下げられる。本発明の抗体は内部像タイプであるため、それらはH MW−MAAに対して特異的な抗体(Abs−3)を誘発することができる(能 動的免疫療法)。これらの誘発抗体は免疫のために最初に用いた抗体(Ab−1 )と同一の一般反応性パターンを有する。HMW−MAAに対して特異的な抗体 (Ab−3)の内生産生の刺激は受動的な免疫療法におけるかかる免疫用抗体( Abs−1)の直接適用の欠点、即ち、多大な回数の注射及び大用量の必要性を 解消する。
本発明のMabは、免疫用抗体の適当な選択によりHMW−MAAの特異的な決 定基を擬態するように[受注生産」できうる。従って、本発明にかかわる抗イデ イオタイプモノクローナル抗体及びその誘導体、特にフラグメント及び抗原性を 高める化合物を有するコンジュゲートは、黒色腫の制御及び処置にとって有用な 試薬であり、即ちそれらは例えば腫瘍退化を起こす及び/又は腫瘍の再発を防止 するのに有効に利用できつる。
更に、本発明の抗イデイオタイプMAbは、免疫用モノクローナル抗体により認 識される高分子量黒色腫関連抗原の決定基に対する免疫性の誘発により黒色腫を 予防するために有用である。
本発明は、本発明にかかわる抗イデイオタイプモノクローナル抗体及び/又はそ の誘導体を含んで成る薬理組成物も考慮している。
この薬理組成物は例えばこの抗イデイオタイプモノクローナル抗体及び/又はそ の誘導体を、治療的に有効な量において、適当な薬理学的に許容されている担体 と一緒に、又は混入されて含んで成る。
考慮される抗体の誘導体はフラグメント、又は抗原性を高める化合物とのコンジ ュゲートである。
好ましいのは非経口的適用、及び吸入、例えば経鼻適用のための薬理組成物であ る。筋肉内、皮下もしくは静脈適用、又は吸入のための組成物は、例えば等張性 水性溶液又は懸濁物であり、任意的に使用直前に凍結乾燥又は濃縮製剤から用意 するものである。油中の懸濁物は油状成分として、注射目的のために慣用な植物 、合成又は半合酸油を含む。この薬理組成物は滅菌されていてよく、そして補助 剤、例えばその成分の保存、安定化、湿潤、乳化又は溶解のためのもの、浸透圧 の調節のための塩、バッファー、及び/又は粘度を調節する化合物、例えばナト リウムカルボキシセルロース、カルボキシメチルセルロース、ナトリウムカルボ キシメルチセルロース、デキストラン、ポリビニルピロリドン又はゼラチンを含 みうる。
好ましいのは、内因性抗体(Abs−3)の形成を積極的に及ぼす補助剤を更に 含んで成る薬理組成物である。考慮される補助剤は、完全フロイント補助剤(鉱 物油、水及びミコバクテリア抽出物のエマルション)、不完全フロインドアジュ バント(水及び油のみのエマルション)、鉱物ゲル、例えば水酸化アルミニウム ゲル、界面活性物質、例えばリソレシチン、ポリアニオン、ペプチド、BCG( バチルス カルメツチーブニリン)、又は上記の抗原性を高める化合物である。
特に好ましいのはムラミルペプチドMTP−PE又はみょうばんである。もしこ の薬理組成物が本発明の抗体又はフラグメントと、抗原性を高める化合物とのコ ンジュゲートを含むなら、更なる補助剤は必要でないことがある。
この薬理組成物は当業界に公知の方法、例えば慣用の混合、溶解又は凍結乾燥に より調製され、そして約0.O1%〜約50%の活性成分を含む。これらは投与 単位形態、例えば即時に使用されるアンプルもしくはバイアル、又は凍結乾燥固 形状態であってもよい。
投与の特定の態様及び用量は、かかりっけの医師により、患者の個性、疾患の状 態、処置する黒色腫のタイプ等を考慮して選ばれるであろう。哺乳動物にとって の治療用量は、患者の状態及び適用の態様に応じて体重のkg当り、約30μg 〜100μgの本発明の抗イデイオタイプモノクローナル抗体及び/又は誘導体 である。
本発明の薬理組成物は当業界に公知の方法により、例えば慣用の混合、溶解、糖 衣化又は凍結乾燥工程により調製される。注射のための薬理組成物を加工し、ア ンプル又はバイアルの中に充填し、そして当業界に公知の方法に従って無菌状態 のもとてシールする。
本発明にかかわる抗イデイオタイプMAb及びその誘導体はHMW−MAAに対 して特異的な抗体の定性及び定量決定のためにも利用できつる。これは黒色腫を モニターするために、黒色腫の診断のために、その疾患が本発明の抗イデイオタ イプモノクローナル抗体で処置してよいかを決断するため、並びにこの抗イデイ オタイプモノクローナル抗体及びその誘導体によるその疾患の処置をモニターす るために特に有用である。本発明の抗体は例えばネズミ定常領域に対する免疫応 答性が排除されるため、インビボ診断におけるその利用が特に有利である。
一般に、本発明にかかわる抗イデイオタイプモノクローナル抗体又はその誘導体 は、HMW−MAAに対して特異的な抗体のイデイオトーブと抗イデイオタイプ 抗体のイディオトーブ間の結合相互作用を頼りとする任意の公知のイムノアッセ イにおいて利用できつる。かかるアッセイの例は、放射性、酵素、蛍光、ケミル ミネッセンス、免疫沈殿、ラテックス凝集及びヘムアグルチネーションイムノア ッセイである。
本発明にかかわる抗イデイオタイプモノクローナル抗体はそのまま、又は放射性 ラベル化誘導体の形態においてラジオイムノアッセイ(RIA)に利用できうる 。HMW−MAAに対して特異的な抗体の直接的又は間接的(競合)決定が伴う 任意の公知のRIAの改良法、例えば可溶性相(均質) RIA 、固相(不均 質) RIA 、シングルRIA又はダブル(サンドイッチ) RIAが利用で きつる。
かかるラジオイムノアッセイの例はサンドイッチRIAであり、それにおいては 適当な抗体、例えばマイクロタイタープレート又は試験管、例えばポリスチレン 、ポリプロピレンもしくはポリビニルクロリドのプラスチック面、ガラスもしく はプラスチックビーズ、濾紙、デキストラン等、セルロースアセテートもしくは ニトロセルロースシート、磁性粒子等に、本発明の抗イデイオタイプモノクロー ナル抗体を、単純吸着により、又は任意的にグルタルアルデヒドもしくは臭化シ アンによる担体の活性化を経て、コートする。次にBMW−MAA抗体に対して 特異的な抗体及びこれも抗−HMW−MAA抗体と反応し、且つ例えばI’ll で放射性ラベルされている最終的なポリクローナル抗体を含む試験溶液を加える 。この試験溶液中のBMW−MAAに対して特異的な抗体の量は結合したポリク ローナル抗体の量に正比例し、従って固相の放射活性を測定することにより決定 され本発明にかかわる抗イデイオタイプモノクローナル抗体はそのまま、又は酵 素コンジュゲート誘導体の形態において酵素イムノアッセイに利用できつる。ラ ジオイムノアッセイについて前述した通り、任意の公知の酵素イムノアッセイの 改良法が利用できうる。
この試験は上述のイムノアッセイに類似する、放射性ラベルの代わりに酵素ラベ ルを使用する方法で実施される。その試験溶液中に存在するHMW−MAAに対 して特異的な抗体の量に対応して形成される免疫複合体の量は酵素基質溶液を加 えることによって決定される。
この酵素基質反応は例えば目により又は光学測定装置により観察される色調変化 をもたらす。
本発明にかかわる抗イデイオタイプモノクローナル抗体はそのまま、又はケミル ミネッセントマーカーにコンジュゲートされた誘導体の形態でケミルミネッセン スイムノアッセイに利用できうる。ラジオイムノアッセイについて前述した通り 、任意の公知のケミルミネッセスイムノアッセイの改良法が利用できつる。
この試験は上述のイムノアッセイに類似する、放射性ラベルの代わりにケミルミ ネッセントラベルを使用する方法で実施される。その試験溶液中に存在するHM W−MAAに対して特異的な抗体の量に対応して形成される免疫複合体の量はル ミネッセンスを誘発する化合物、例えばH2O,及びNa0)lを加える、そし て光学測定手段により光の放射を測定することによって決定される。
BMW−MAAに対して特異的な抗体の決定のための前述した抗イデイオタイプ モノクローナル抗体及びその誘導体の発明にかかる使用は、その他の本質的に知 られるイムノアッセイ、例えばイムノフルオレセンスアッセイ、ラテックス凝集 、ヘムアグルチネーション、抗イデイオタイプMAbでコートされた光ファイバ ー及び結合現象を電気又は光信号に変換するその他直接作用イムノセンサーを利 用する消失光アッセイを含む。
本発明はまた、本発明の抗イデイオタイプモノクローナル抗体及び/又はその誘 導体、並びにその他のポリクローナル又はチックローナル抗体及び/又は補助剤 を含んで成る、HMW−MAAに対して特異的な抗体の定性及び定量決定のため の検査キットも考慮する。
ラジオイムノアッセイのための本発明にかかわる検査キットは例えば適当な担体 、任意的に1もしくは数種のポリクローナル及び/もしくはモノクローナル抗体 の凍結乾燥化溶液、放射性ラベル抗体の溶液、HMW−MAA抗原に対して特異 的な抗体の標準溶液、バッファー溶液、並びに任意的に、非特異的な吸着及び凝 集の生成を防ぐためのポリペプチド又は清浄剤、ピペット、反応槽、検量曲線、 仕様書等を含む。この検査キットの抗体の一つは本発明の抗イデイオタイプモノ クローナル抗体である。
酵素イムノアッセイのための本発明にかかわる検査キットは例えば適当な担体、 任意的にIもしくは数種のポリクローナル及び/もしくはモノクローナル抗体の 凍結乾燥化溶液、任意的に酵素−又はビオチンコンジュゲート抗体の凍結乾燥又 は濃縮溶液、ビオチンラベル化抗体を使用するなら酵素アビジンコンジュゲート の溶液、固形又は溶解形質の酵素基質、HMW−MAA抗原に対して特異的な抗 体の標準溶液、バッファー溶液、並びに任意的に、非特異的な吸着及び凝集の生 成を防ぐためのポリペプチド又は清浄剤、ピペット、反応槽、検量曲線、仕様書 等を含む。この検査キットの抗体の一つは本発明の抗イデイオタイプモノクロー ナル抗体である。
本発明は特に実施例に記載の抗体、組換DNA 、形質転換細胞、薬理組成物及 びそれらの製造方法を考慮する。
以下の実施例は本発明を例証し、何ら限定するものではない。
略語 ^TP アデノシン三リン酸 bp 塩基対 BSA 牛血清アルブミン CDR相補性決定領域 CIAP 仔牛小腸アルカリホスファターゼCIAP−バッフy−(IOX)  10mM ZnC1,、10mM MgC1t、0.5Mト ’ノスーHC1, pH7゜6 DNA I3ガーゼバt7y−(IOX) o、LM MgC1*、0.5M  ) ’J ス−HCl、pH7,6dNTP デオキシリボヌクレオチド三リン 酸DTT ジチオスレイトール EDTA エチレンジアミン四酢酸 FCS 胎児牛血清 H−鎖 重鎖 HEPES N−2−ヒドロキシエチル−ピペラジン−N“−2−エタンスルホ ン酸 HMW−MAA 高分子量−黒色腫関連抗原HT ヒボキサンチン/チミジン L−鎖 軽鎖 rg イムノグロブリン kb キロ塩基対 MAb (複数の)モノクローナル抗体NT−バフフT−(IOX) 0.IM  MgC1z、1mM ジチオスレイトール。
500 Mg BSA/ml (Serva、画分V)、 0.5Mトリス−M CI、 pH7゜5 PBS リン酸緩衝食塩水溶液(Dulbecco &Vogt、 J、 Ex p、 Med、 99.167、1954)PBS−CM MgC1,及びCa C1x抜きのPBSPCR−バッフy−(IOX) 15mM MgC1t、0 .5M KCl、0.IMβ−メルカプトエタノール、0.5%(w/v) T ween −20” (Merck)、 0.5%(w/v) NP−40”( Merck)、 0.1M )リス−IC1,pns、aPNK−バッフr−0 ,1M MgC1*、1mM EDTA、0.5M ) リス−IC1,pH7 ,5 RIA−バッフr−1%BSAを含むPBSバッファ −(Serva。
画分V)、 0.2%NaN5 (Merck)、 0.05%(w/v) T ween−20” (Merck)RT−バッフy−(5X) 15mM Mg Cb、0.375M KCI、50mM DTT。
0.25M トリス−HCl、 pH8,3基質バフフy−10%(v/v)ジ ェタノールアミン(Merck)。
0.2%NaNa (Merck)、 0.1%MgCl * 。
pHは9.8にHCIで調整 TAB−バッフy−1mM EDTA、 0.04M )リスーアセテートTB E−バフ1r−89mM 硼酸、2mM EDTA、89mM )リス−硼酸塩 TE−バッフy−1mM EDTA、10mM トリス−HCl、pH8,0ト リス トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンV−領域 可変領域 実施例 ブリドーマMK2−23の機能的1g H−及びL−鎖V−領域エクソンのクロ ーニング及び順応 利用した一般方法はSambrookら(Molecular Cloning  : ALaboratory Manual、第2版、 Co1d Spri ng Harbor Press、 1989)により詳しく述べられている。
1、1 ネズミハイブリドーマMK2−23の起源及びRNAの調製: MK2 −23と呼ばれるネズミハイブリドーマの製造及び性質は欧州特許出願第428 、485に記載されている。これは抗−HMW−MAAネズネズノクローナル抗 体763.74上のイディオタイプ決定基に対してBa1b/cマウスにおいて 高揚されたBリンパ球より調製される。全RNAをLe Mewら(Cell  23.561−571.1981)により述べられている手順を利用して、約0 .5〜lXl0”の細胞から単離する。
1.2 機能的なH−及びL−鎖1g cDNA配列のインビトロ増幅・ハイブ リドーマMK2−23の中で発現された[g遺伝子のコード領域に相当するヌク レオチド配列を全ハイブリドーマRNAの逆転写、及びTaqDNAポリメラー ゼを用いるIg cDNA転写物のインビトロでの増幅により獲得した。以下の オリゴヌクレオチドブライマーを使用した(かっこ内の文字は、その位置での縮 重ヌクレオチドを記号化してM/Cにはマウス[g L −il Cに定常領域 エクソンの逆アンチVHIFOR,VHIBACK、 VKIFOR及びVKI BACKは、0rlandoら(Proc。
Natl、 Acad、 Sci、 USA 86.3833−3837.19 87)により述べられている Ig H−及びrg L−IIV−領域プライマ ーに相当するが、ただしここで用いたVKI FORは2個の縮重塩基置換を存 する(上記で下線を付した)。後者のプライマーのセットは増幅V−領域のその 後のクローニングを助長するDNA制限部位を含む(実施例13参照のこと)。
これらは: VHIFOR: BstEI[(GGTGACC) ; V)II BACK : PstI(CTGCAG) ; VKIFOR: BgLI[( AGATCT) ; VKIBACK : PvuIr(CAGCTG)。
Ig H−鎖mRNAの逆転写及び増幅のため、全MK2−23ハイブリドーマ RNA (10Mg)を、10μlのRT−バッファー、14μlのH*0.2 .5μmのスベリミジン(10mM)、 0.5μmのBSA(10mg/ml ) 、 10μmの混合dNTP (2mMづツ;N=A、 T、 G及びC) 、10μlのTritonX−100” (10%、 v/v) 、 1.5  μmのRNA−me Block”(Stratagene)及び1μ+のVH IFORブライv −(50pmol)を含む溶液の中ノ200単位(7)MM LV逆転写酵素(1u 1 ; Gibco−BRL)l:より37°Cで90 m1n処理する。
Ig cDNAを含むこの溶液の一部(5μl)を、62.5μlのH2O。
lOμlのPCR−バッファー、lOμlのdNTP混合物(21nMづつ、N =A。
T、 G及びC) 、 10m1のジメチルスルホキシド(Merck)及び2 μlのプライ7−VHIFOR及びVHIBACK (H,0中で50pmol )を含む溶液io。
μmの中でのインビトロ増幅に委ねる。この溶液を混合し、そして93℃で3  min熱し、37°Cに冷却し、0.4μlのAmpli Taq” DNAポ リメラーゼ(Perkin Elmer Cetus)を加え、そしてこの溶液 に、1mlのEppendorfTMチューブの中で100μlのパラフィン油 を載せる。
次いでこの溶液を温度サイクラ−(Intelligent Heating  Block。
Hybaid)の中で下記の通りにインキュベートするDNA鎖の最終合成を終 了させるゴ1”Cで0.2 win 、続いて93℃で0.01+nin 、続 いて37℃で0.2m1n(4サイクル);71℃で0.2 min 、続いて 93°Cで0,01w1n 、続いて62°Cで0.2 m1n(30サイクル );71″Cで3m1n、続いて62°Cで0.2 min 、続いて71”C で3m1noこの溶液の1/10の容量を、増幅DNA産物を識別化するための エチジウムプロミドを含む1%のアガロースゲル上での電気泳動により分析する 。Ig H−鎖の有効な選択的増幅は、U、V、イルミネーションのもとで見て 、約350bpのDNAバンドをもたらしめた。時折り、増幅反応の別の無関係 な副産物が異なるサイズのDNAバンドとして観察される。
Ig L−1di mRNAの逆転写及びインビトロ増幅をH−鎖mRNAにつ いて上記した通りに実施するが、ただし逆転写段階については、VHIFORプ ライマーをMC/Cにオリゴヌクレオチドブライマーに置き換え、そしてインビ トロ増幅段階については、VHIFOR及びVHIBACKプライマーをVKI FOR及びVKIBACKオリゴヌクレオチドブライマーに置き換える。有効な 増幅をH−鎖配列について上述した通りに、アガロースゲル電気泳動を利用して モニターし、そしてU、 V、イルミネーションのもとて約330 bpのDN Aバンドの存在により示される。
両ケースにおいて、増幅材料をまずフェノール/CHCl、 、次いでCICI gによる抽出によって精製する。この材料を最後に0.3MのNa0Ac、 p H7,0の存在下で一20°Cで2容量のエタノールで沈殿させ、その温度で7 0%のエタノールで洗い、そしてそのDNAペレットを風及びL−iJjcDN A(実施例1.2参照)を、フレノウDNAポリメラーゼ及びポリヌクレオチド キナーゼによる処理によるDNAフラグメントの末端を準備した後に平滑末端ク ローンに付する。
実施例1.2に従って調製したDNAフラグメントをTE−バッファー(20μ l)の中に溶かし、別々に、17μmのO*O,Sμlの混合dNTP (l  mMづツ;N=A、 T、 G及びC)及び5μmのNT−バフ7アーに加え、 そして15単位(3μm)のフレノウフラグメントDNAポリメラーゼI (B oehringer)により室温で30111in処理する。この酵素を65℃ で10m1nその溶液を熱することにより不活性化し、次いでその処理サンプル をエチジウムプロミドを含む1%のアガロースゲル上でTAE−バッファーを用 いて電気泳動にかける。U、 V、イルミネーションのもとて識別化される増幅 H−鎖DNAについての約350 bp及び増幅り一部DNAについての約33 0 bpのDNAバンドをメスで切り出し、そして分別GENECLEAN”カ ラム(BIO101Inc、)上でその製造者の仕様書に従って精製する。各D NAを、7.5μlのH2Oを加えた30μmの製造者の溶離バッファーにおい て溶離させる。
精製H−及びL−鎖cDNAフラグメント(37,5μm)を別々に、5μlの PNK−バッファー、0.5μIのジチオスレイトール、1μlのスペルミジン (50mM)及び5μlのATP(10mM)の添加により49μmにし、そし てそれぞれを1μmのT4ポリヌクレオチドキナーゼ(10単位; Pharm acia)により37°Cで30m1n処理する。その反応を、5μmの0.5 mMの二ナトリウムーEDTA、 pH7,5、続いて35μlのTE−バッフ ァー及び10m1の3Mの酢酸ナトリウムpH7,0の添加により停止させ、次 にそのDNA溶液をフェノール/CHCl5. CHCl!で抽出し、そして2 .5容量(V/V)の95%のエタノールで沈殿させる。遠心後、上清液を除去 し、そしてDNAベレットを乾かし、次いで5μlのTE−バッファーに溶かす 。
DNAフラグメントをSma I−消化、脱リン酸化 BLUESCR[PTT l″KS+ベクター(Stratagene)の中にクローンする。このポリヌ クレオチドキナーゼ処理したH−又はL −1cDNAフラグメントの一部(2 μl)を別々に、lμlのDNAリガーゼバッファー、1μmの10Xのジチオ スレイトール(0,1M) 、 0.5 tt 1の20XのATP(10mM )。
3.5μmのH2O及び1μm (400単位)のT4 DNAリガーゼ(Ne wEngland Biolabs)の存在下で14°Cで4hかけて、100  ng (1tt 1 )の調製BLUESCRrPTTl″ベクターにリゲー トさせる。
DNAリゲーション産物を標準の手順を利用して調製した大腸菌に12/BZ2 34のコンピテント細胞の中に形質転換せしめる。アンピシリン耐性クローンを 採取し、そしてプラスミドDNAを調製する。適度のサイズのDNAインサート を存するクローンは、プラスミドDNAのEcoRI +XbaI (これはS malIクローニング部位の対立側上にあるベクターポリリンカー配列を切断す る)の同時消化、及びエチジウムプロミドを含む1%のアガロースゲル上での電 気泳動によるDNAフラグメントの分析により同定されうる。
1.4 機能的なTg )I−及びL−鎖遺伝子再配列の同定:適正なサイズの DNAインサートを存するクローン化プラスミドのヌクレオチド配列を、5EQ tJENASE”システムにより、T3及びT7オリゴヌクレオチドプライマー 並びに製造者のプロトコール(United StatesBiochemic al)を用いて二本鎖DNA鋳型上で決定する。同一の配列を有する複数のプラ スミドクローンが獲得される。典型的なりローン(MK2−23LPCR1及び MK2−231(PCRI)の配列を、L−及びH−鎖それぞれについてSEo  10 NO: 1及びSEQ 10 NO: 2に示す。示す配列はIg関連 配列の選択的インビトロ増幅のために用いたオリゴヌクレオチドブライマー、プ ライマー内に位置するDNA制限部位の位置、並びにネズミrgv−領域配列の データーベース(Kabatら、rsequences of protein s of immunological 1nterest J第4版。
U、 S、 Dept、 Health & Human 5ervices、  1987)との比較により推定したIg L−及びH−鎖V−領域の相補性決 定領域(CDRs)の位置を含んでいる。MK2−23HPCR1から推定した 予ff1llN−末端配列はマウスMAb MK2−23の独立のH−及びL− 鎖のN−末端配列分析から実験的に決定したものに相当する。上記に加えて、第 2の異なる再配列Ig L−鎖V−領域、更には別の再配列rg H−鎖V−領 域に相当するDNAクローンが得られた。これらの追加のH−及びL−鎖再配列 の両者の予測のN−末端配列はマウスMAb MK2−23のそれとは異なる。
MK2−23LPCR1のV−領域再配列はJ2 L−鎖J−ミニ遺伝子連結エ クソン(ヌクレオチド位置298で始まる。SEQ rD NO: 1 )を使 用しており、そして機能的なIg L−鎖遺伝子再配列の特徴であるV−Jエク ソンの融合により形成されるポリペプチド配列をエンコードする連続オーブンリ ーディングフレームを含む。
MK2−23HPCR1(7) V−領域再配列1;!JHIH−鎖J−ミニ遺 伝子連結エクソン(ヌクレオチド位置321で始まる;SEo ID NO:  2 )を使用しており、そして機能的なIg H−鎖遺伝子再配列の特徴である V−D−Jエクソンの融合により形成されるポリペプチド配列をエンコードする 連続オーブンリーディングフレームを含む。
上記の配列とは別に、MK2−23細胞mRNAを用いて時折りその他のDNA クローンが得られるが、どれもIg H−又はL−IV−領域配列と共通点がな い。インビトロ増幅より得られる配列がV−領域配列の中に点突然変異を含む可 能性を低めるため、H−及びL−鎖配列を含む少なくとも2種の独立クローン化 プラスミドの配列を比較し、そして同一であることが示される。
実施例Z DNA操作のためのクローニングベクターの構築2.1 ベクターK S+ex PvuK 二BLUESCRIPT” KS+プラスミドベクター( Stratogene)の中での発現のためのMK2−23LPCR1配列のク ローニングを助長するため、(2つの)非本質的なPvu I[制限部位を排除 する。BLUESCRIPT” KS+プラスミドDNA(10℃g )をPv u Ifにより完全消化して約2300及び360 bpの2本の直鎖DNAフ ラグメントを作り上げる。これらのDNAフラグメントをエチジウムプロミドを 含む1%のアガロースゲル上での電気泳動により分け、そしてGENECLEA N” (BIO101Inc、)を用いて精製する。このことは、約150 n gの精製された360 bpフラグメントと、約600 ngの2300bl) フラグメントを供する。この大きめ(2300bl))のフラグメントを20章 位の仔牛小腸アルカリホスファターゼ(CIAP : Boehringer) で処理する。このCIAP−処理フラグメントを次にフェノール/CHCl5  、次いでCHCl、で抽出し、0.54容量のイソプロパツールにより、0.3 MのNa0Ac、 p)17.0の存在下で沈殿させ、そしてそのDNAベレッ トで一20°Cで70%(V/V)のエタノールで洗う。そのペレットを風乾し 、そして6μlのTE−バッファーの中に溶かす。
NcoI DNA制限部位を含むオリゴヌクレオチドリンカー(1μIのI(, 0の中で10ng) (pCCCATGGG ; New England B iolabs)を、36.5a I cDHtO、5it 1 (7)IOX  ノPNKバッファー、0.5 μm(7)0.1 Mノジチオスレイトール、l μlの50mMのスペルミジン及び5μlの10mMのATPを含む溶液の中で 、1μlのT4ポリヌクレオチドキナーゼ(PL Biochemicals) により30n+in 37°Cで処理する。リン酸化リンカ−を11.t I  (150ng)の360 bpのPvu I[−消化KS+プラスミドDNAフ ラグメント及び5μlのCIAP−処理化2300bpフラグメント(200n g)に加える。この混合物のフラグメントをフェノール/ClC1,、次いでC HCl2で抽出し、モして0,3MのNa0Ac、 pH7,0の存在下で一2 0°Cでエタノールにより沈殿させ、70%(V / V )のエタノールで洗 い、風乾し、そして0.5+++Iの820の中に溶かす。このプラスミドDN A/リンカ−混合物を、10.000単位15μmのT4 DNAリガーゼ(N ew England Biolabs、)を用いて、100 μlのDNA  リガーゼバッファー、100 μlの0.1Mのジチオスレイトール、50μm の20mMのATP及び245μlの820を含む全容量1mlの溶液の中で4 ℃で一夜すゲートさせる。リゲーション産物を大腸菌に12/B2234に形質 転換し、アンピシリン耐性コロニーを選別し、そして標準の手順(3HIbro okら、前掲、第1.82−84章及び第1.25−28章)を利用してプラス ミドDNA調製品を作る。360 bp及び2300bp DNAフラグメント 間の両方の連結部においてリゲートされた後天的Neo I−リンカ−を有する プラスミドをNeo Iを用いるDNA制限分析により検出する。
Nco I制限部位をかかるプラスミドの一つから、Nco Iにより最後まで 消化することにより排除し、この消化DNAのサンプルをフレノウDNAポリメ ラーゼにより平滑末端フラグメントが作り上げられるように処理し、そしてNc oIr付着末端」を排除し、次いでT4DNAリガーゼを用いてそのフラグメン トを再すゲートに付する。これらは全て前記及び実施例1.3に記載の標準手順 を利用する。
KS+ex Pvunと呼ぶ最終プラスミドは、KS+ベクターの中のPvu  II制限部位のもとの位置においてNeo Iリンカ−を含み、それにおいては そのNeo I部位はフレノウDNAポリメラーゼを用いて排除されている。3 60 lap及び2300bp KS+DNAフラグメントの相対配向及びポリ リンカーDNAクローニング部位はBLUESCRIPT” KS+ベクターに おけるのと同じのままとなっている。
3833−3837.1989 ; The Medical Re5earc h Council、 20 ParkCrescent、 London W IN 4ALにより入手可能となっている)はそれぞれ817 bp及び684 1)pのBa1l(I /HindI[制限フラグメントを含み、実施例1.2 及び1.3に記載のオリゴヌクレオチドを用いてMK2−23細胞RNAから増 幅させたIg H−及びL−IV−領域DNA配列を受容可能である。これらの BamHI / Hindl[[ベクターDNAフラグメントはマウス1gプロ モーター、リーダーペプチドエクソン及び機能的に再配列したV−D−J及びV −J−V領域エクソンを含む。
このDNAを大腸菌に12/TGIに形質転換し、そしてプラスミドDNAを標 準の手順を利用して調製する:各バクテリオファージDNA調製品をそれぞれB amHI及び旧ndI[Iを用いて最後まで消化し、そして各ケースにおいて小 さめのBamHI / Hi nd I[[フラグメント(M13−VHPCR Iニツイては8171)p、そしテM13−VKPCRII:ツイテは648  bp)を、エチジウムプロミドを含む0.8%のアガロースゲル上で電気泳動に より単離する。U、V、イルミネーションのもとて識別化される適正なサイズの DNAバンドをそのゲルから切り出し、そしてそのアガロースから電気溶離によ りDNAを回収し、それに続いてフェノール/C1(C1,抽出、及びイソプロ パツールによる沈殿を行う。DNAベレットを風乾し、そして別々に10μmの TE−バッファーに溶かす。
2.2.1 ベクターKS+VHX−Vec : M13−VHPCRIにおい て、BamHI /HindIIl[セグメントは酵素PstI及びBs tE  IIにとっての固有の内在DNA制限部位を含み、「無関係」なIg H−鎖 V−領域の除去及びMK2−23HPCR1のPstIとBstEI[制限部位 との間に位置するが如きのV−領域配列による交換が可能となっている。DNA 増幅プライマーVHIFOR及びVHIBACKの中でのPstI及びBstE I[の正確な位置は、H−鎖ポリベブチドコード配列が、このV−領域タンパク 質の発現を助長するまわりのDNA配列と共に、適正な翻訳フレームの中に維持 されることを確実にする。
この817 bp M13−VHPCRI DANフラグメントをBLUESC RIPTTMKS+ベクターにリゲートした後にクローンする。このベクターは 使用のために制限酵素BamHI +Hindl[[による消化、それに続くフ ェノール/ CHC1,及びCHCl、による抽出、エタノール沈殿、遠心、7 0%のエタノールによる洗浄、そのDNAベレットの乾燥及びTE−バッファー の中での溶解により調製する。リゲーションは、2μmのBamHI+Hind I[処理済ベクターDNA(40μg) 、 2.5 μmのM13−VHPC RI DNAフラグメント(2,5μm) 、 1.5 u 1の10mMのA TP、 t、s41の0.1Mのジチオスレイトール、1.5μmのDNAリガ ーゼバッファー、4.5μmのTE−バッファー及び1゜5μl (600単位 )のT4 DNAリガーゼ(New England Biolabs)を含む 15μlの溶液の中で14°Cで6h行う。
リゲーション産物を大腸菌に12/TGIに形質転換し、アンピシリン耐性コロ ニーを選別し、そして標準の手順(Sambrookら、前掲、第1、82−8 4及び1.25−28章)を利用してプラスミドDNAを調製する。
817 bpのBamHI /HfndlI[インサー)−DNAフラグメント を有する組換プラスミドを含むクローンを選別し、そしてその配列を、T3/7 7オリゴヌクレオチドブライマーを用いてSEQUENASETMシステムを利 用して、その製造者(United 5tates Biochemical) により供される条件を用い、M13−VHPCRIに由来する推測フラグメント に相当するかを確認する。このプラスミドをKS+VH−Vecと称する。
KS+V)I−Vecを、BLUESCRIPT” KS+ポリリンカーに由来 するはじめからあるものに加えて第二のXba I DNA制限部位の導入によ って更に改変させる。KS−VH−Vec DNAを制限エンドヌクレアーゼH indn[により最後まで消化し、そしてそのフラグメントを仔牛小腸アルカリ ホスファターゼにより標準の手順(実施例2.1参照)を利用して脱リン酸化す る。処理後、そのDNAをTE−バッファーの中に120 ng/mlの濃度で 溶かす。溶解後、そのDNAフラグメント(0,5μl)を、1μmのXba  Iオリゴヌクレオチドリンカー(pCTCTAGAG ;500 ng/ u  1 ; New England Biolabs、)、1.5μmの10mM のATP、1.5μlの0.1Mのジチオスレイトール、1.5μlのDNAリ ガーゼバッファー及び7.5μlのTE−バッファーに加え、そして1.5μm (600単位)T4 DNAリガーゼ(New England Biolab s )を用いて14°Cで一夜すゲートする。リゲーションの後、その混合物を 大腸菌に12/TGIを形質転換するために用い、アンピシリン耐性コロニーを 選別し、そしてプラスミドDNA調製品を上記の通り、標準の手順(Sambr ookら、前掲、第1.82−84及び1.25−28章)を利用して作る。
後天Xba I−リンカ−配列を存するプラスミドを制限エンドヌクレアーゼX ba Iを用いる消化によって検出する。−のプラスミドを選別し、そしてその ヌクレオチド配列が、BLUESCRrPT” KS+配列の中のもとの旧nd I[制限部位において組込まれた追加のXba I−リンカ−配列を有するか確 認する。
2、Z2 ベクターKS+VKX−Vec : H13−VKPCRIにおいて 、Bam1(I /Bindl[セグメントは酵素Pvu If及びBe1lに とっての固有の内在DNA制限部位を含み、[無関係JなIg L−MV−領域 の除去及びVK2−23LPCR1のPvu IIとBgllI制限部位との間 に位置するが如きのV−領域配列による変換が可能となっている。DNA増幅プ ライマーVKIFOR及びVKIBACKの中でのPvu II及びBglI[ の正確な位置は、L−鎖ポリペプチドコード配列が、V−領域タンパク質の発現 を助長するまわりのDNA配列と共に適正な翻訳フレームの中に維持されること を確実にする。このDNA制限酵素BclIはDam+メチル化に対して感受性 であるため、適当なりam−宿主株、例えば大腸菌に12/BZ103. K1 2/E3225又はに12/R832を、クローニング目的のためにBcl I 制限部位を利用するため、ここで意図するファージ及びプラスミドの増幅のため に使用しなければならない。
H13−VKPCRIの648 bpのBamFI 1 / )lindI[D NAフラグメントをH13−VHPCRIと類似の手法で(実施例2.2.1  ) 、BamHI /1(indll[−消化法KS+ex PvuI[ベクタ ー(実施例2.1に記載)へのリゲーションによってクローンする。形質転換後 、コロニーを選別し、648 bpのBamHI / HindI[インサート フラグメントを有する組換プラスミドを含むものを分析し、そしてその配列を9 、上記の通りにT3/T7オリゴヌクレオチドブライマーを伴う5EQUENA SE”システムを利用してMl 3−VKPCR1に由来する予測のフラグメン トに相当するかを確認する。
このプラスミドをKS + VK −Vecと称する。
このKS + VK −Vecベクターを、BLUESCRIPT” KS+ポ リリンカー配列中でのHindI[制限部位でのXba I−リンカ−の導入に より更に改変し、そしてその配列をKS+Vl(X−Vecについて記載したの と類似の手法で確認する(実施例Z2.1)。プラスミドDNAを大腸菌に12 /R832(Dam−)の中に、そのeel I制限部位をクローニング目的の ために非メチル化状態に保つために形質転換する。最終プラスミドベクターをK S+VKX−Vecと称する。
ヒトDNAライブラリーをバクテリオファージスベクターシャロン4aの中で、 ヒト胎児肝臓DNAの制限エンドヌクレアーゼHael[r及びAlu Iによ り公開の手順(Lawnら、Ce1l 15.1157.1978)を用いる限 界消化により構築する。約lXl0’の個の組換ファージを大腸菌Kl 2/8 03上にプレートし、そして相同性ネズミIg H−鎖DNAプローブを用いて ヒトIgH−IDNA配列の存在についてスクリーンする。
マウスIgγ2b遺伝子座のXba I / Hha Iフラグメントに相当す るニック翻訳済32p−ラベルマウスIgG H−鎖DNAプローブを前述の通 り(Takahashi ら、Ce1l 29.671−679.1982)組 換ファージをスクリーンするために用いる。分析したーのDNAクローン(#  95/ 4 )は、制限地図化及びヌクレオチド配列分析による決定に従い、ヒ トIgG1定常領域エクソンCHI 、ヒンジ領域、CH2及びCH3を包括す る7kbのHindll[DNAセグメントを含む。配列決定したクローン#9 5/4の一部は公開のヒトIgG1遺伝子配列(EMBLデーターベース配列エ ントリー1(UMrGCC4)に相当し、これは7kbのHindI[[セグメ ントの−の末端()1indI[I)制限部位から始まる(Ellisonら、 Nucleic Ac1dsRes、10.4071−4079.1982)。
ヒトIgG1定常領域エクソンを含むクローン#95/4由来の7kbのHin dI[DNAフラグメントを脱リン酸化BLUESCRrPT” KS+ベクタ ーのHindI[I部位の中にサブクローンし、そして大腸菌K12/TGIに 形質転換せしめる。アンピシリン耐性コロニーを採取し、プラスミドDNAを調 製し、そしてサブクローンされた7kbのDNAフラグメントを含むものを標準 の手順(Sambrookら、前掲、第1.82−84及び1.25−28章) を利用して単離する。−のクローンに由来するプラスミドDNAを同定し、それ においてはヒトIgGI C)Ifエクソンの5′に位置するHindl11部 位はBLUESCRIPT” KS+のポリリンカーのXbaI DNA制限部 位の隣りに並んでいる。このプラスミドをγI−KS+と称する。
ヒトIgG1コード配列を含むγ1−KS+の全7kbDNAインサートを、こ のヒトDNAインサートの両側上でKS+ポリリンカーを切断するEcoRI  / Xba Iを用いるγ1−KS+の消化の後に(いづれの酵素もγ1−KS +の7kbの)lindn[インサー) DNAフラグメントを含まない)、エ チジウムプロミドを含む1%のアガロースゲル上での電気泳動により回収する。
このDNAフラグメントを電気溶離し、フェノール/CHCl、 、次いでCH C1,で抽出し、そして標準の手順を利用してエタノール沈殿/遠心により回収 する。このDNAをフラグメント1と称する。このDNAをTE−バッファーの 中に溶かし、そして−20°Cで保存する。
3.2 ネズミIgH−鎖転写エンハンサーを含むDNAフラグメント[g H −鎖遺伝子座のヌクレオチド2877−3563に相当する686 bpのXb a I / EcoRI DNAフラグメント(GENBANにデーターベース エントリーMUSS IGCDO7)をEcoRI / Xba I−消化法B LUESCRIPT” KS+ベクターの中にクローンし、そしてT3及びT7 オリゴヌクレオチドブライマーを伴う5EQUENASE”システムを利用して その配列を確認する。
このプラスミドをpDA24/ 3と呼ぶ。このpDA24/ 3のインサート DNAウムブロミドを含む1%のアガロースゲル上での電気泳動の後に回収する 。このDNAをTE−バッファーの中に溶かし、そして−20°Cでpsvgp t (Southern & Berg、 J、 Mo1. At)1)、 G enet、 1.327.1982)の中への同時リゲーションにクローンし、 EcoRIを用いる消化により線状化する。このDNAリゲーション混合物は消 化法のpsV2gptベク −ターDNA(IgIのTE−バッファー中son g) 、フラグメント1(1,3μlのTE−バッファー中70ng) 、フラ グメント2(1,0μmのTE−バッファー中7ng) 、1.5 a 1の1 0mMのATP、 1.5μmの0.1Mのジチオスレイトール、1.5μlの DNAリガーゼバッファー、5.7 μm (7)TE−バッファー及び1.5  tt I ノT4 DNAリガーゼ(600単位; New England  Biolabs)を含む。リゲーションは14℃で一夜行う。
大腸菌に12/TGIの中への形質転換の後、アンピシリン耐性組換体を同定し 、そしてプラスミドDNAを標準の手順(Sambrookら、前掲、第1.8 2−84及び1.25−28章)を利用して調製する。DNAクローンを、酵素 EcoRI、 BamHI、 HindI[[、PvuIr及びXba Iを用 いる制限分析結果に基づいて選択する。適当なりNA制限特性を有するプラスミ ドを選び、そしてHuγI−EH−gptと呼ぶ。このプラスミドはpsV2g pt配列、並びに固有Xba I切断部位により分割されたマウスIgH−鎖エ ンハンサー及びヒトI[iG1定常領域エクソンを含む。
Xba Iセグメント(公開の生殖細胞系列1g L−鎮座のヌクレオチド位置 659−2900 ; 1Jaxら、Proc、 Natl、 Acad、 S ci、 USA 76、3450−3454.1979 ; EMBLデーター ベース配列エントリーMtjS IGKJC2)に相当するニック翻訳済3ff iP−ラベル化ネズミIg生殖細胞系列り一部J−領域ゲツムDNAプローブを 調製する。このプローブを、相同性ヒトCにL−鎖DNA配列を含むセグメント についてのヒト組換λフアージDNAライブラリーをスクリーンするのに、Ig  H−鎖配列について記載のと類似の手順を利用して用いる(実施例3.1)。
陽性ハイブリダイズ用組換ファージを選び、そして標準の手順を利用してDNA を調製する。
ヒトIg(、c定常領域エクソンを含む約2.5kbのBat I / Eco RIフラグメントに相当するDNAフラグメントをクロスハイブリダイズ用組換 ファージよりサブクローンする(tlieterら、Ce1l η、 197− 207、1980)。このBa1I DNA制限部位及びCにコード領域はEM BLデーターベース配列エントリーHUMIGKC3に記載されている;Ba1 IDNA切断部位=ヌクレオチド位置31.Cにコード領域=ヌクレオチド位置 334−656 。使用するクローニングベクターはSma I / EcoR I消化法BLUESCRIPT” KS+とし、そして利用する方法は標準のク ローニング手順とする( Sambrookら、前掲、第1.63−70章)。
所望のDNA制限特徴を有する組換プラスミドを選び、そしてその構造をT3及 びT7オリゴヌクレオチドブライマーを伴う5EQUENASE”システムを利 用し、その製造者のプロトコールに従って部分配列決定により確認する。このプ ラスミドをpDA27と呼ぶ。
pDA27は酵素Xba Iにとっての2つのDNA制限部位を含む;一方はK S+ポリリンカーに由来し、第二はEcoRI部位から約1kbに位置するpD A27のヒトCにDNAインサートにおける部位にある。発現ベクターの構築に おけるその後の利用を助長するため、後者のDNA制限部位を下記の通りに排除 する: pDA27 DNA(30℃g)を4μmのXbaI(1単位/ μl  ; 13oehringer)により37°Cで45m1n部分消化する。次 にこのDNAをフェノール/CHCl、 、 C)Ic1.で抽出し、エタノー ル沈殿に付し、そして108mのNT−バッファー、4μlの混合dNTP ( 2mMづツ;N=A、 T、 G及びC)の加えた82μlの蒸留H,0に溶か す。フレノウフラグメントDNAポリメラーゼ(4μm;4.9単位/μI :  Boehringer)を加え、そしてその混合物を室温で30m1nインキ ユベートし、その後その酵素を65°Cで5m1n熱することにより熱不活性化 せしめる。部分消化は、約5.5kbのDNAフラグメントを作り上げ、これを エチジウム プロミドを含む0.8%のアガロースゲル上での電気泳動により最 終消化産物から分離する。電気泳動後、その5.5kl)のDNAバンドをその アガロースゲルから電気溶離させ、そしてフェノール/クロロホルム抽出により 回収し、そして前述の通りエタノール沈殿に付す。このDNAペレットを20μ lのTE−バッファーの中に溶かす(収量的40ng)。この材料の半分を再す ゲートし、大腸菌に12/BZ234に形質転換し、そしてアンピシリン耐性コ ロニーを選別する。プラスミドDNAを適当なりローンから調製し、そしてEc oRI 十Xba rの組合せにより消化する。適正にXba I部位の排除さ れたプラスミドは二つのEcoRI/ XbaI DNA制限フラグメントを作 り上げるニ一方は約3kb(KS+ベクター配列を含む)、そして他方は2.s kb/ヒトCに一含有フラグメント)。かかるプラスミドの一つを選別し、そし てpDA28と呼ぶ。
ここで、ヒトCに一コード領域の5′に位置するXbaI DNA制限部位(K S+ポリリンカー由来)を含むpDA28の2.5kbのヒトDNAフラグメン トをEcoRI / Xba Iによる消化によってこのプラスミドから回収し 、そして0.8%のアガロースゲル上での電気泳動により精製し、続いてフェノ ール/CHCl2 、次いでC)IC1zによる抽出、エタノール沈殿、乾燥及 びTE−バッファーの中での溶解を行う。このント2(ネズミIgI4−鎖 転 写エンハンサ−を含む約700 bpのント:実施例4.1)をベクターpSV 2neo (Southern & Berg、 J、 Mol。
Apl) c、Genet、I 、 327.1982)への同時リゲーション によりクローン、BcoRIを用いる消化によって線状化する。DNAを、20 ngのDNAリガーゼバッファー、2μlのl0mMのATP、2μmの0.1 Mのジチオスレイトール及び10μmの810を含む混合物の中で、1μmのT 4 DNAリガーゼ(400単位/ μl ; New England Bi olabs)を用いて14℃で一夜すゲートする。このリゲーション混合物を大 腸菌KI2/803に形質転換し、アンピシリン−耐性コロニーを選別し、そし て標準の手順を利用してプラスミドDNAを調製する( Sambrookら、 前掲、第1.82−84及び1.25−28章)。プラスミドをEcoRI /  Xba I及びPstlによる消化によって分析し、そしてDNAフラグメン トの所望の配向を有するものを選び、HuCに−EH−neoと称する。
ターKS+VHX−Vec (7,5tt g ;実施例2.2.1)を制限エ ンドヌクレアーゼBstEII/ Xbarを用いて最後まで消化し、次いでそ のDNAフラグメントをエチジウムプロミドを含む0.8%のアガロースゲル上 で分画する。消化は、「無関係」なV−領域遺伝子セグメント(約330 bl l)及び約3.3kbのBstEII/ XbaIベクターDNA :7ラグメ ントを示し、それをゲルから切り出し、電気溶離により回収し、フェノール/C HCl2 、次いでcoctsで抽出し、そしてエタノールで沈殿に付す。遠心 後に得られるDNAベレットを70%のエタノールの中で一20℃で洗い、そし て蒸留H,Oに溶かす。
プラスミドMK2−23HPCR1(約30μg;実施例1.4)を制限エンド ヌクレアーゼBstEII/ PstIにより完全に消化し、クローン化MK2 −23Ig H−鎖V−領域を含む約330 bpのDNAフラグメント(SE o 1ONO:3)が遊離される。このフラグメントを1%のアガロースゲル上 での電気泳動によりベクター配列から分離し、G2NECLEAN”(BIO1 01Inc、)を用い、その製造者により供される手順を利用して分画により回 収する。DNAを一20゛Cで2.5容量の95%のエタノールにより、0.3 MのNa0Ac、 pH7,oの存在下で沈殿させ、同一の温度で70%のエタ ノールを用いて洗い、そしてTE−バッファーの中に溶解する。その収量は約6 001gのDNAである。
前記の通りl: KS+V)IX−Vecより単離した約3.3kb(7)ベク ターDNA 7ラグメント(2μlの820中10100Oを、単離した約33 0 bpのMK2−23 [g H−!IIV−領域DNAフラグメント(lμ lのTE−バッファ−中10ng)と共に4℃で、1u1のDNAリガーゼバッ ファー、1μmの0.1Mのジチオスレイトール、0.5μlの20mMのAT P 、 3.5μlのHzO及びlμlのT4 DNAリガーゼ(400単位/ μl;NewEngland Biolabs)の存在下でリゲートさせる。D NAリゲーション産物を大腸菌に12/BZ234の中に形質転換せしめ、アン ピシリン耐性コロニーを選別し、そしてプラスミドDNAクローンを同定する。
予測のDNA制限特性を有するいくつかのクローンを同定し、モしてMK2−2 3 1g H−MV−領域を含む一クローンをT3/T7オリゴヌクレオチドブ ライマーを伴う5EQUENASE”システムを用い、その製造者のプロトコー ルを利用して配列決定する。このDNAクローンをクローン#782と呼ぶ。。
りo−:/#407 It、M13−VHPCR1カセット(実施例2.2ニ記 載)への一体化により発現のために適応されたMK2−23 rg H−鎖V− 領域を含む。この適応したH−鎖V−領域エクソンと、H−鎖リーダーペプチド エクソン、及びM13−V)IPCRIカセットに由来するプロモーター因子は 、Xba rによる消化によって約830 bpのDNAフラグメント上にクロ ーン#407から一緒に遊離する。このXba Iフラグメントを大型のベクタ ー含WDNAフラグメントから、0.8%のアガロースゲル上での電気泳動によ り分け、フェノール/ClC1,抽出により精製し、そして標準の手順によりエ タノール沈殿に付し、次いでTE−バッファーに溶解する。このDNAフラグメ ントをプラスミドベクター〇uγ1−EHgpt (実施例3.3)に下記のよ うにリゲートする二200 ngのXba I消化法、脱リン酸化Huγ1−E H−gpt(2tt 1のTE−バッファー中)及び10ngの単離化DNAフ ラグメント(0,5μlのTE−バッファー中)を、2μlのDNAリガーゼバ ッファー、2μlの0.1Mのジチオスレイトール、lμlの20mMのATP 及び10.5μlのH,0に加える。DNAリゲーションを4℃で、2μmの7 4 DNAリガーゼ(800単位; New IEngland Biolab s)を用いて一夜行う。DNAリゲーション産物を大腸菌に12/BZ234に 形質転換し、アンピシリン耐性コロニーを選び、そして標準の手順を利用してプ ラスミドDNAを調製する( Sambrookら、前掲、第1.82−84及 び1.25−28章)。挿入された約830 bpのXbaI DNAフラグメ ントを発現のために必要な方向で含むプラスミドをBstEIIにより検出する 。プラスミドDNAを−のDNAクローンから調製し、MK2−23−Hur  I H3と称する。
5.2 キメラIg L−鎖発現ベクターMK2−23− Hu Ctcの作製 二ベクターKS+VKX−Vec (60μg ;実施例2’1L2)を制限エ ンドヌクレアーゼBcl I / PvuI[を用いて最後まで消化し、仔牛小 腸アルカリホスファターゼにより標準の手順(実施例2.1参照)を利用して脱 リン酸化し、そしてそのDNAフラグメントを、TBE−バッファーを用いてエ チジウムプロミドを含む0.8%のアガロースゲル上で分画する。
消化は、「無関係jなV−領域セグメント(約300 bp)及び約3.3kb のBcl I / PvuI[ベクターDNAフラグメントを遊離させ、これを ゲルから切り出し、電気溶離により回収し、フェノール/CHCl、、次いでC HC1,で抽出し、そしてイソプロパツールで沈殿させる。遠心により得られる DNAペレットを70%のエタノールの中で一20°Cで洗い、そして100μ lのTO−バッファーの中に溶かす。
プラスミドMK2−23 LPCRI (実施例1.4)を制限エンドヌクレア ーゼBglII/ Pvuπにより完全に消化し、クローン化MK2−23 1 g L−鎖V−領域を含む約380 bpのDNAフラグメント(SEQ +O NO: 1)を遊離する。このフラグメント・を0,8%のアガロースゲル上で の電気泳動によりベクター配列から分け、電気溶離により回収し、フェノール/ CHCl、 、次いでCHCl、により抽出し、−20℃で2.5容量の95% のエタノールにより0.3MのNa0Ac、 pH7,0の存在下で沈殿させ、 70%のエタノールで同じ温度で洗い、モしてTE−バッファーの中に溶かす。
前記のとおりにKS+VKX−Vexから単離した約3.3kbの脱リン酸化ベ クターDNAフラグメント(2μmのTE−/<ソファ−中200 ng)を、 2μlの0.1Mのジチオスレイトール、1μmの20mMのATP 、 10 μlの1ltO,2μlのDNAリガーゼノくソファー及び2μ] (800単 位; New England Biolabs)のT4 DNAリガーゼの存 在下で、単離した約320 bpノMK2−23 1g L−鎖V−領域DNA 7ラグメント(1μmのTE−バッファー中50ng)と共にリゲートする。D NAリゲーション産物を大腸菌に12/BZ234に形質転換し、アンピシリン 耐性コロニーを選別し、プラスミドDNAを単離し、そしてXba Iを用t) る制限分析によりクローンを同定し、そして配列分析をT3及びT7オリゴヌク レオチドブライマーを有する5EQLIENASE”システムを用J、X、製造 者のプロトコールに従い行う。−のクローンを選ぶ。このクローンをクローン# 1401と呼ぶ。
クローン# 1401は、M13−VKPCRIカセット(実施例Z2に記載) への一体化により発現のために適応されたMK2−23 1g L−鎖V−領域 を含む。この適応したL−MV−領域エクソンと、L−鎖す−ダーペプチドエク ソン、及びM13−VKPCRIカセットに由来するプロモーター因子は、Xb a Iによる消化によって約650 bllのDNAフラグメント上にクローン # 1401から一緒に遊離する。この小さめのXba Iフラグメントを大型 のベクター含有DNAフラグメントから、0.8%のアガロースゲル上での電気 泳動により分け、フェノール/CHCl! 抽出により精製し、そして標準の手 順によりエタノール沈殿に付し、次いでTE−バッファーに溶解する。このDN AフラグメントをプラスミドベクターHuCに−EH−neo(実施例4.2) に下記のようにリゲートする: 100 ngのXba I消化法、脱リン酸化 HuCtc −EH−neo(1μlのTE−バッファー中)及び20ngの単 離化DNAフラグメント(4μlのTE−バッファー中)を、lμlのDNAリ ガーゼバッファー、1μlの0.1Mのジチオスレイトール、0.5μlの20 mMのATP、 1.5μmのH,0及び1μlの74 DNAリガーゼ(40 0単位; New EnglandBiolabs)を加える。リゲーションは 15°Cで2h行う。DNAリゲーション産物を大腸菌に12/BZ234に形 質転換し、アンピシリン耐性コロニーを選び、そして標準の手順を利用してプラ スミドDNAを調製する( Sambrookら、前掲、第1.82−84及び 1.25−28章)。挿入された約650 bpのXba I DNAフラグメ ントを発現のために必要な方向で含むプラスミドをBstEI[により検出する 。プラスミドDNAを−のDNAクローンから調製し、MK2−23− Hu  Cpc 1406と称する。
実施例6、 MK2−23−EurI H3及びMK2−23− HuCtc  1406を用いるsp 210ミエローマ細胞のトランスフェクション6、1  細胞の増殖及び調製: Sp 210 (ATCCCRL 1581)はリンパ 起源のよく特徴付けられたマウス細胞系である。これはマウス牌臓細胞と、ミx  o −v MOPC−21のサプラインである(にohlerとMilste in。
Eur、J、Immunol、6. 511. 1976 ; Shulman  ら、Nature 276゜270、1978)ミエローマX63−Ag3と の融合により得られる[g非分泌性細胞系変異体である。Sp 210細胞を3 7°Cで、5%(v/v)FCS(Amimed)、 1 mMのピルビン酸ナ トリウム(Gibco)、2 mMのし一グルタミン(Amimed) 、 l 0mMのHEPESバッフy +、 pH7,4(Serva)及び10μg/ rnlのゲンタマイシン(Sigma)の加えたHBIOf”培地(HanaB iologies)の中で増殖させる。
細胞を、175 cがの組織培養フラスコ(Costar、 3151)の中で 、組織培養インキュベーター中で湿った雰囲気のエアー及び5%のCO3におい て増殖させる。細胞を50m1の滅菌チューブ(Falcon2070)の中で 、4°C(200x g、 800 rev/win ; Beckman J 、 6B/P遠心株)の中での緩やかな遠心により回収し、−120“Cで、清 浄な滅菌プラスチックキャップ付きチューブの中の15%のFCS (Amim ed)及び7.5%(V / V )のジメチルスルホキシド(5erva)の 中に凍結及び保存する。
感染の24h前、Sp 210細胞を新鮮な増殖培地の中へとlXl0″細胞/ +nlの濃度で継代培養する。トランスフェクションの直前に、細胞を上述の通 りに回収し、そしてその細胞ペレット(全部で約9×107の細胞数)をPBS −CMの中で4°Cで2回洗い、そして同一のバッファーに約lXl0”細胞/ mlの濃度で再懸濁する。
6.2 DNAフラグメントの調製及び感染:トランスフェクションのため、プ ラスミドDNA MK2−23−Hur l H3(実施例5.1)及びMK2 −23−I(uCに1406 (実施例5.2)を制限エンドヌクレアーゼEc oRIを用い、キメラマウス:ヒトIg H−及びL−鎖インサートDNAフラ グメントを遊離させるために最後まで消化する。消化したDNAをフェノール/ C)Ic1. 、次いでClCl5で抽出し、−20°Cでエタノールにより0 .3MのNa0Ac、 pH7,0の存在下で沈殿に付し、70%のエタノール により同一の温度で洗い、そしてTE−バッファーの中に再懸濁させる。
それぞれの消化したプラスミドDNAのサンプル(5gg)を合わせ(TE−バ ッファー中で!5μmの全容量)、そして事前に増殖させておいた2 X 10 7(200μm)のsp 210細胞に0℃で加え、前述の通りに洗い、そして PBS−CMの中に再懸濁させる(実施例6.1)。この細胞とDNAを、水冷 滅菌PBS−CMを用いて0°Cに予め冷却しておいたTA750エレクトロト ランスフェクション装置(Kruess G+nbH)のバレルの中に引き入れ る。細胞を、その製造者により供されるシリンダー状エレクトロポレーションチ ャンバーを用い、2回の10μsにわたる3500 v / cmの電気パルス に、パルスの間で30sの間隔を伴って委ねる。細胞を清浄な滅菌冷凍チューブ (Nunc)の中にゆっくり注ぎ入れ、そして氷上にIO分保ぢ、その後それら を15%(V / V )のFCS(Amimed)を含む付加HBIOI”増 殖培地(前記の実施例6を参照)の中で希釈しく1’: 3. v/v) 、そ して室温で20+++inインキユベートする。次にこれらの細胞を100 m lの同じ増殖培地の中に更に希釈し、そして1mlのサンプルを24−ウェルN unclonTI1組織培養クラスター(Delta)のウェルに分注する。3 7°Cで24hのインキュベーション後、各ウェル中の0.5mlの増殖培地を 除去し、そして付加HBIOIT′″(Hana Biologics) +  1 : 45の希釈率のHT (Sigma、 50 XHT培地補助物)及び 1mg/mlのジエネチシン(Gibco)の付加された15%(v / v  )のFCS(Amimed)を含む予め温めておいた選択培地0.5mlに置き 換える。この培地の半分を4811毎に追加の前述の選択培地と交換し、そして 選別を少なくとも14日間続ける。
1gを分泌するクローンを抗−ヒトIgに一部及び抗−ヒトIgG抗体を用いる ELISAにより以下の通りに同定する:96穴マイクロタイタープレート(N unclonTMmaxisorp)にPBS中の1 :500(v/v)の希 釈率のヤギ抗−ヒトに抗体(Tago、 4106) 50μlを、4℃での一 夜インキュベーションによりコートする。次にプレートをPBS+0.05%の Tween−20” (Fluka)で6回洗い、続いて37°Cで20m1n  、 RIA−バッファー(100μl/ウエル)でインキュベートする。プレ ートを再びPBS+0.05%のTween−20” (Fluka)で洗う。
トランスフェクト−マクローン(実施例6.1)由来の細胞培養上清液をRIA −バッファーを用いて希釈し、各ウェルに50μmのサンプルを加え、そしてそ のマイクロタイタープレートを37°Cで2hインキユベートする。細胞培養上 溝液によるインキュベーションの後、プレートをPBS+0.05%のTwee n−20T1″(Pluka)を用いて6回洗い、その後RIA中のアルカリホ スファターゼコンジュゲート化モノクローナルマウス抗−ヒトγ重鎖抗体50u l/ウェル(1: 1000. v/v希釈率; Sigma A−1668) を加え、そしてそのプレートを37°Cで2hインキユベートする。再びプレー トをPBS+0.05%のTween−20” (Fluka)で6回洗い、モ してp−ニトロフェニルホスフェート基質を加え(100μm/ウェル;Sig ma 104ホスファターゼ基質錠剤;4%5mgの錠剤を20m1の基質バッ ファーに溶かす)、その後そのプレートを暗所で室温で10m1nインキユベー トする。それらのプレートを0.5MのNaOH(100μI/ウエル)とイン キュベートし、そして光度計(TrTERTEK”。
multiscan MCC)を用いてA46@を測定する。組換MAbの濃度 を、精製マウス:同一のヒトアイソトープのヒトキメラ抗体(IgG1. に) の希釈系列より成る標準品を対照に決定する。
陽性ウェル由来のサンプルを限界希釈によりクローンする。組換MAb MK2 −CHγlを産生するMに2−CBr4−6と称する−のクローンが選別される 。
実施例& マウス/ヒトキメラMAb MK2−C)lγ1の特異性a) EL ISA ネズミ抗−イディオタイプMAb MK2−23は、ネズミMAb 763.7 4 (実施例1参照) 、IgG1. にアイソトープのモノクローナル抗体上 のイディオタイプ決定基を認識する。
マイクロタイタープレート(96穴Nunclon” maxisorp)に、 PBS中の1:85(v/v)の希釈率の精製ネズミMAb 763.74 ( ストック濃度0.85mg/ml) 50μmを、4°Cでの一夜のインキュベ ーションによりコートする。次にプレートをPBS40.05%のTween− 20” (Fluka)で6回洗い、続いて37°Cで20m1n 、 RIA −バッファ (100μ!/ウエル)でインキュベートする。プレートを再びP BS+0.05%のTween−20” (Fluka)で洗う。トランスフェ クト−7MK2−Cl71−6並びに陰性コントロールとしての異なる別個の特 異性の2つの対合(IgG1゜に)キメラ抗体(CH(’f−13−33及びF 5−CI(γl)由来の細胞培養上溝液をRIA−バッファーを用いて希釈し、 その50μmをマイクロタイターウェルに加え、そしてそのプレートを37℃で 2hインキユベートする。インキュベーションの後、プレートをPBS+0.0 5%のTween−20” (Fluka)を用いて6回洗い、その後RIA中 のアルカリホスファターゼコンジュゲート化モノクローナルマウス抗−ヒトγ重 鎖抗体50μl/ウェル(1: 1000. v/v希釈率; Sigma A −1668)を加え、そしてそのプレートを37°Cで2hインキユベートする 。再びプレートをPBS40.05%のTween−20” (Fluka)で 6回洗い、そしてp−ニトロフェニルホスフェート基質を加え(100μl/ウ ェル; Sigma 104ホスファターゼ基質錠剤;4%5mgの錠剤を20 +nlの基質バッファーに溶かす)、その後そのプレートを暗所で室温で10m 1nインキユベートする。それらのプレートを0.5MのNaOH(100μm /ウェル)とインキュベートし、そして光度計(TITERTEK”、 mul tiscan MCC)を用いてA4.、を測定する。結果(A4−1値)を下 記の表に示す二発色抗体 F5−Cl71 CHCl−13−33MK2−Cl 71(上清液) 抗−ヒトr O,0170,013o、780b)オフタロ二−二重拡散アッセ イ オクタロニー二重拡散アッセイは、5μlの精製Mab 763,74゜MAb  MK2.23又1;!MAb MK2−Cl71 (0,5mg/ml) 、 ヤギ抗−ヒトrgc(Pc) (Jackson 109−005−089)及 びヤギ抗−マウスIgG (Pc)(Jackson 115−005−071 )を用いて行った。Mab MK2−Cl71はMAb763、74、抗−ヒト IgG (Pc)及び抗−ヒトに抗血清とのみ沈殿系を形成した。
MK2−CHγ1 ° + + + −MK2−23 + −−+ g/lのD−グルコースを含むDMEM (Gibco)、 Nutrient  Mix F12)IAM (Gibco)及びRPMI (Gibco)のl  : 1 : 1 (v/v)の混合物であり、以下の添加物を伴う:L−グル タミン(300mg/ 1 、 Sigma)、ピルビン酸ナトリウム(73m g/ I + Gibco)、グルコース(1,7g/l、 Fluka)、β −メルカプトエタノール(2,3mg/ 1 、 Sigma)、エタノールア ミン(13,3mg/ 1. Sigma)、NaHCOa (2,3g/ 1  、 Merck)及びゲンタマイシン(10mg/ 1 、 Sigma)。
隻里且は竺10工と同じ組成を有するが、しかし更に2%(v / v )のυ 1troser” HY (Gibco)を含む。
トランスフエフトーマMK−C8γ1−6の細胞(実施例7)を培地2の中で無 血清条件のもとての増殖に順応させる。無血清順応細胞の永久ストックを凍結保 存する。培養のため、細胞を培地2の中に4×104細胞/mlの初期細胞濃度 において、37゛C15%のCO! + 95%の湿度において、Brouwe rインキュベータータイプ3035の中で継代培養する。50m1中の5X10 ”の細胞(91%の生存率、Trypan Blue”染色を利用して測定)を 、Acusyt −JrTI′l11動中空ファイノく一細胞培養システム(E ndotronics Inc、、 Coon Rapids、 TM 554 33. USA)を接種せしめるのに用いる。この培養システムはその製造者の 仕様に従い、循環培地として培地lを、そして細胞増殖培地として培地2を用い て作動させる。37°Cで7日間の増殖後、培地lの循環を開始し、そして培養 上演液の最初の収穫物を取る。細胞培養は正常な運転条件で70日まで続ける。
細胞培養上清液中の抗体の濃度を実施例7のELISAを利用して決定する。
実施例1O,キメラMAb MK2−CHγ1の精製−70℃に保った1010 0Oの細胞培養上清液を室温で融解し、そして0.22μmのフィルターを介し て無菌条件のもとで濾過する。その濾液を3ml/winで5epharose 7ThICL−48(Pharmacia)に汲み入れて、その溶液から全ての 大型の凝集物を除去する。このカラムが出る液体を直接、プロティン−Aアガロ ースの第二カラム(2,5cm×7 cm)(IPA 300 、固定化組換プ ロティン−A、 Repligen、 Cambridge。
USA)に通す。100 mMのクエン酸ナトリウム、pH6,0を両力ラムに 、3ml/n+inにて、その溶離液の2801mでの吸光度(UV−1モニタ ー、Pharmacia)が0に達し、且ツp)1が6.0(タイプ2195p H/導電率メーター、LKB)となるまで通す。このプロティン−へカラムに結 合した所望の抗体を次にその両力ラムに100 mMのクエン酸ナトリウム、p 14.0で3ml/minで浸入れることにより溶離させる。溶離した抗体を2 80 nmでの吸光度により検出し、そして大傷的に滅菌50m1プラスチツク チユーブ(Costar)の中に集める。120 mlの全容量を集める。
プールしたプロティン−A溶離液を、導電率(モデル4070導電率メーター、 Jenway、 Es5ex、 UK)が2.3mSに下がるまで(全容量50 0m1)滅菌水で希釈する。この溶液を50mMの酢酸ナトリウム、pH5,0 で平衡化したS−3epharose” HP (HR35/100. Pha rmacia)のプレパックカラムに5a+l/minで通ずる。このカラムを 50mMの酢酸ナトリウムで5ml/minにて、その導電率及びpHがもとの 平衡値に達し、且つUv吸光度が0に達するまで洗う。結合した抗体を、100 %の50IIIMの酢酸ナトリウム、pH5,0から100%の50mMの酢酸 ナトリウム及び500 mM(7)NaC1,pH5,0に至る、85m1nに わたる3ml/minの流速での勾配により溶離させる。この抗体はメジャービ ーク及びマイナーピークにおいて53+ninで溶離し始める。両ピークを大傷 的に2本の滅菌プラスチックの300 mlのボトルに集め、そのpHをIMの トリスペースでpH7,0に合わせ、そしてその溶液を0.22μmのフィルタ ー (Sterivex−GS”、 Millipore)を介して無菌条件の もとで濾過し、そして4°Cで保存する。メジャー及びマイナービークは共に所 望の抗体を含む。S5−5epharoseT上での泳動度における相違は、抗 体のグリコジル化の相違の結果と思われる。
メジャーピークのタンパク質を含む溶離液を、YMIOマイクロ濾過膜を有する Am1con 8050撹拌セルを利用するマイクロ濾過により20m1の容量 に下げる。この抗体のサンプル20m1を次に自動的に、PBSで平衡化された 5300 )IRゲル濾過カラム(1,3x65cm、 Pharmacia) に載せる。溶離する抗体を280 nmでのU■吸収により検出する。そのタン パク質を大傷的に集め、そして0.22μmのフィルター(Millipore )を介して滅菌ポリスチレンフラスコの中に滅菌濾過する。その調製品を暗所で 4°Cで保存する。
実施例11.非経口投与のための薬理製剤実施例1O由来の10mgのキメラ抗 イデイオタイプモノクローナル抗体MK−CHγ1を50m1のPBSに溶かす 。この溶液を滅菌フィルターに通し、その濾液を10等分し、そして無菌条件の もとてアンプルに充填する。そのアンプルは低温、例えば4°Cで保存すること が好ましい。この薬理製剤は注射のために適切であり、そしてそのまま、又はみ ょうばんを含む薬理製剤、BCG (バチルス カルメツチーブニリン)を含む 薬理製剤、もしくはムラミルペプチドMTP−PEを含む薬理製剤と一緒に適用 する。
寄託データm: ハイブリドーマ細胞系MK2−CIγ16は、寄託番号92030642のもと で、1992年3月6日に、ヨーロピアン コレクション オブ アニマル セ ル カルチャーズ(ECACC)、ボートン ダウン、サリズノくリー、ウィル ツ5P40JG、英国に寄託した。
配列表 (1)一般情報: (i)出願人: (A)名称:チバーガイギーエージー (B)通り:クリベクストリー) : 141(C)市:バセル (E)国;スイス (F)郵便番号(ZIP) : 4002(G)電話番号: +4161691 111(H)テレファックス番号: +41616967976(I)テレック ス番号: 962991(ii)発明の名称:遺伝子操作抗体 (ii)配列の数=4 (iv)コンピューター読取方式 (A)媒体タイプ:フロッピーディスク(B)コンピューター: IBM PC コンパチブル(C)作動システム: PC−DOS/MS−DO3(D)ソフト ウェアー: Patentln Re1ease #1.0. Version #1.25 (EPO) (v)現出願人データm: 出願番号: (2) ID No : Iについての情報:(i)配列の特徴: (A)長さ:334塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:二本鎖 (D)トポロジー2直鎖 (ii)分子の梨:DNA(ゲノム) (ii)ヒボセティカル:NO (汁)アンチセンス二N0 (v)フラグメントの型:N−末端 (ix)特徴: (A)名称/キー: CD5 (B)位置ニア、、330 (D)その他の情報:/備考=[抗体MK2−CHガンマ−1の軽鎖可変ドメイ ン」 (ix)特徴: (A)名称/キー: m1sc特徴 (B)位置: 1..24 (D)その他の情報:/機能=「プライマーVKIBACKJ(ix)特徴: (A)名称/キー:組sc−特徴 (B)位置ニア、、12 (D) ソ(7)他の情報:/機能=[制限部位PVUIIJ(欣)特徴: (A)名称/キー:m1sc−特徴 (B)位置: 70..114 (D)その他の情報:/機能= rCDRル」(ix)特徴: (A)名称/キー: m1sc−特徴 (B)位置: 163..180 (D)その他の情報:/機能= rCDR2L J(ix)特徴: (B)位置: 277、 、303 (D)その他の情報:/機能= rcDR3L J(ix)特徴: (A)名称/キー: m1sc−特徴 −ら (1x)特徴: (A)名称/キー: m1sc−特徴 (B)位置: 326..331 (D)その他の情報:/機能=「制限部位BGLIIJ(xi)配列の詳細:S EQ iD No : 1 :GACATr CAG CTG ACCCAG  TCT CCA GCT TCT CTG GCT GTG TCT CTT  GGGGin Leu Thr Gin Ser Pro Ala Ser L eu Ala Val Ser Leu Glyl 5 10 CAG AGA GTCACCATCTCCTGCAGA GCCAGT GM  AGT GTr GAA TAT TATGln Arg Val Thr工 le Ser Cys Arg Ala Ser Glu Ser Val G lu Tyr 、TyrGGCTCA AGT TTA ATG CAG TG G TAT CAA CAG AAA CCA GGA CAG CCA CC CGly Ser Ser Leu Meセ Gln Trp Tyr Gin  Gln Lys Pro Gly Gin Pro Pr。
人AA CTCCTCATCTAT GCT GCA TCCAACGTA G AA TCT GGG GTCCCT GCCLys Leu Leu 工1e  Tyr Ala Ala Ser Asn Val Glu Ser Gly  Val Pro Alaso 55 6;Q AGG TIT AGT GGCAGT GGG TCT GGG ACA G ACTrCAGCCTCAACA”IN: CATArg Phe Ser G ly Ser Gly Ser Gly Thr Asp Phe Ser L eu Asn 工1e HisCCT GTG GAに GAG GAT GA T ATT GCA ATG TAT TTCTGT CAG CM AGT  AGGPro Val Glu Glu Asp Asp 工le Ala M eヒ Tyr Phe Cys Gln Gin Ser ArgAM ATr  CCG TACACG TTCGGA GGG GGG ACCAAG CT G GAG ATCTAACLys工le Pro Tyr Thr Phe  Gly Gly Gly Thr Lys Leu Glu工1e(2) SE Q IDN0 : 2についての情報:(i)配列の特徴。
(A)長さ:108アミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー二直鎖 (ii)分子の型:タンパク質 (xi)配列の詳細+ SEQ ID NO: 2 :Gln Leu Thr  Gin Ser Pro Ala Sir Leu Ala Val Sir  Leu Gly Gin Argl 5 10 15 Val Thr工le Ser Cys Arg Ala Ser Glu S er Val Glu Tyr Tyr Gly 5erSer Lau Me LGin Trp Tyr Gin Gin Lys Pro Gly Gln  Pro Pro Lys LeuLeu Ile Tyr Ala 八la  Ser Asn Val Glu Ser Gly Val Pro Ala  Arg PheGlu Glu Asp Asp工1e Ala Mej Ty r Phe Cys Gin Gln Ser Arg Lys工1ePro  Tyr Thr Phe Gly Gly Gly Thr Lys Leu  Glu l1e(2) SEQ IDN0 : 3についての情報:(1)配列 の特徴: (A)長さ・368塩基対 (B)型二核酸 (C)鎖の数:二本鎖 (D)トポロジー:直鎖 (ii)分子の型:DNA(ゲノム) (ix)特徴: (A)名称/キー: CD5 (B)位11: 9..359 (D)その他の情報:/備考=「抗体MK2−CHガンマ−1の重鎮可変ドメイ ン」 (ix)特徴: (A)名称/キー: wise特徴 (B)位置: 1..22 (D) ソ(7)他の情報:/機能;[ブラー1’? −V)IIBACKJ( ix)特徴: (A)名称/キー:、m1sc特徴 (B)位置:10.夏4 (D)その他の情報:/機能;「制限部位PSTIJ(ix)特徴: (A)名称/キー: m1sc特徴 (B)位置: 90.、l04 (D)ソノ他ノ情Iil:/機能= rcDRIHJ(ix)特徴: (A)名称/キー: m1sc特徴 (B)位置: 147.、l97 (D)その他の情報:/機能; rcDR2HJ(ix)特徴: (B)位置: 294..335 (D)その他の情報:/機能; rCDR3)I J(ix)特徴: (A)名称/キー: m1sc−特徴 (B)位置: 353..359 (D)その他の情報:/機能;「制限部位BstEIIJ(xi)配列の詳細:  SEQ ID NO: 3 :AGG%CAG CTG CAG GAG T CT GGG GGA GGCTrA GTG、CAG CCT GGA GG G TCCLeu Gin Glu Ser Gly Gly Gly Leu  Val Gin Pro Gly Gly 5erCGG AAA CTCT CCTGT GCA GCCTCT GGA TTCACT TrCAGT A GC77m’ GGAArg Lys Leu Ser Cys Ala Al a Ser Gly Phe Thr Phe Ser Ser Phe Gl yATG CACTGG GTr CGT CAG GCT CCA GAG  AAG GGG CTG GAG TGG GTCGCAMej His Tr p Val Arg Gin Ala Pro Glu Lys Gly Le u Glu Trp Val AlaTACATT AGT AGT GACA GT AGT AACATCTACTAT GCA GACACA GTG M GTyr工le Ser Ser Asp Ser Ser Asn工1e T yr Tyr Ala Asp Thr Val LysCM ATG ACC AGT CTA AGG TCT GAG GACACG GCCATG TA T TACTGT GCAGin Mell、Thr Ser Leu Arg  Ser Glu Asp Thr Ala Men Tyr Tyr Cys  Al■ AGA TCG AACTAT GTT GGT TACCACGTCCGG  TGG TACTTCGAT GTCTGGArg Ser Asn Tyr  Val Gly Tyr His Val Arg Trp Tyr Phe  Asp Val TrpGGCCM GGG ACCACG GTCACCGT CTCCTCAGly Gin Gly Thr Thr Val Thr(i )配列の特徴: (A)長さ=117アミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖 (ii)分子の型:タンパク質 (xl)配列の詳細: SEQ IDNo : 4 :Leu Ser Cys  Ala Ala Ser Gly Phe Thr Phe Ser Ser  Phe Guy Met His20 ’ 25 30 Trp Val Arg Gin Ala Pro Glu Lys Gly  Leu Glu Trp Val Ala Tyr工1eSer Ser As p Ser Ser Asn工le Tyr Tyr Ala Asp Thr  Val Lys Gly ArgSo 55 60 Phe Thr Ile Ser Arg Asp Asn Pro Lys  Asn Thr Leu Phe Leu Gin MetThr Ser L eu Arg Ser Glu Asp Thr Ala Mej Tyr T yr Cys Ala Arg 5erAsn Tyr Val Gly Ty r His Val Arg Trp Tyr Phe Asp Val Tr p Gly G1nGly Thr Thr Val Thr田Il!!損審輻 台 1.711.741.11.Ha”丁/EP93100505フロントページの 続き (51) Int、C1,’ 識別記号 庁内整理番号C07K 16/46  8318−4HC12N 5/10 15109 ZNA GOIN 33153 D 7055−2J331574 Z 7055−2J 331577 B 7055−2J //(C12P 21108 C12R1:91) I

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ヒト定常領域と、ヒト高分子量一黒色腫関連抗原(HMW−MAA)上のエ ピトープの内部像である可変領域とを含んで成る抗イディオタイプモノクローナ ル抗体及びこの抗体の誘導体。 2.前記可変領域が、高分子量黒色腫関連抗原(HMW−MAA)上の、MAb 763.74と呼ばれるネズミモノクローナル抗体により認識される決定基の内 部像である請求項1記載の抗体及びその誘導体。 3.その軽鎖可変領域が次式のポリペプチドFR1−CDR1L−FR2−CD R2L−FR2−CDR2L−FR4(I)(式中、FR1は19〜23個の天 然アミノ酸を含んで成るポリペプチド残基であり、FR2は13〜17個の天然 アミノ酸を含んで成るポリペプチド残基であり、FR2は30〜34個の天然ア ミノ酸を含んで成るポリペプチド残基であり、FR4は7〜11個の天然アミノ 酸を含んで成るポリペプチド残基であり、CD1LはSEQIDNO:1のアミ ノ酸配列22〜36のポリペプチド残基であり、CDR2LはSEQIDNO: 1のアミノ酸配列52〜58のポリペプチド残基であり、そしてCDR2LはS EQIDNO:1のアミノ酸配列91〜99のポリペプチド残基であり、そして ここでそのアミノ酸CysはS−S架橋を形成している酸化状態でありうる) を含んで成る請求項1記載の抗体及びその誘導体。 4.その軽鎖可変領域が次式のポリペプチドFR5−CDRIH−FR4−CD R2H−FR7−CDR3H−FR6(II)(式中、FR5は25〜29個の 天然アミノ酸を含んで成るポリペプチド残基であり、FR6は12〜16個の天 然アミノ酸を含んで成るポリペプチド残基であり、FR7は30〜34個の天然 アミノ酸を含んで成るポリペプチド残基であり、FR6は6〜10個の天然アミ ノ酸を含んで成るポリペプチド残基であり、CDR1HはSEQIDNO:3の アミノ酸配列28〜32のポリペプチド残基であり、CDR2HはSEQIDN O:3のアミノ酸配列47〜63のポリペプチド残基であり、そしてCDR2H はSEQIDNO:3のアミノ酸配列96〜109のポリペプチド残基であり、 そしてここでそのアミノ酸CysはS−S架橋を形成している酸化状態でありう る) を含んで成る請求項1記載の抗体及びその誘導体。 5.ヨーロピアンコレクションオブアニマルセルカルチャーズ(ECACC)に 1992年3月6日に、寄託番号92030642のもとで奇託されているハイ プリドーマ細胞系HK2−CHγ1−6により産生される、MK2−CHγ1と 称される請求項1記載の抗体及びその抗体の誘導体。 6.前記抗体のフラグメントであるか、又は修飾により前記抗体もしくは前記フ ラグメントより獲得できる分子である、請求項1記載の抗体の誘導体。 7.請求項1記載の抗体又はその誘導体の製造方法てあって、本発明のタンパク 質を産生する適当な宿主細胞をインビトロ又はインビロで増幅し、そして必要で あれば、その所望のタンパク質を単離し、そして任意的にその誘導体に変換せし めることを特徴とする方法。 8.請求項1記載の抗体の軽鎖可変領域及び/又は重鎖可変領域をコードするイ ンサートを含んで成る組換DNA。 9.請求項3記載の式Iのポリペプチド(式中、FR1,FR2,FR3及びF R4は哺乳動物の抗体にあるフレームワーク領域であり、CDR1LはSEQI DNO:1のアミノ酸配列22〜36のポリペプチド残基であり、CDR2Lは SEQIDNO:1のアミノ酸配列52〜58のポリペプチド残基であり、そし てCDR2LはSEQIDNO:1のアミノ酸配列91〜99のポリペプチド残 基である)をコードするインサートを含んで成る、請求項8記載の組換DNA。 10.請求項4記載の式IIのポリペプチド(式中、FR5,FR6,FR7及 びFR8は哺乳動物の抗体にあるフレームワーク領域であり、CDR1HはSE QIDNO:3のアミノ酸配列28〜32のポリペプチド残基であり、CDR2 HはSEQIDNO:3のアミノ酸配列47〜63のポリペプチド残基であり、 そしてCDR3HはSEQIDNO:3のアミノ酸配列96〜109のポリペプ チド残基である)をコードするインサートを含んで成る、請求項8記載の組換D NA。 ll.ハイブリドベクターである、請求項8記載の組換DNA。 12.請求項11記載の組換DNAにより形質転換された宿主細胞。 13.黒色腫の予防又は治療のための方法において使用するための、請求項1記 載の抗体又はその誘導体。 14.請求項1記載の抗体及び/又はその鋳導体、並びに薬理学的に許容されて いる担体を含んで成る薬理組成物。 15.HH−WAAに対して特異的な抗体の定性的及び定量的決定のための請求 項1記載の抗体及び/又はその誘導体の利用。 16.請求項1記載の抗体及び/又はその誘導体を含んで成る、HMW−MAA に対して特異的な抗体の定性的及び定量的決定のための検査キット。
JP5505540A 1992-03-17 1993-03-05 遺伝子操作抗体 Pending JPH07504802A (ja)

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