JPH07504720A - 彎曲状のサクションボックス装置 - Google Patents

彎曲状のサクションボックス装置

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JPH07504720A
JPH07504720A JP6502379A JP50237994A JPH07504720A JP H07504720 A JPH07504720 A JP H07504720A JP 6502379 A JP6502379 A JP 6502379A JP 50237994 A JP50237994 A JP 50237994A JP H07504720 A JPH07504720 A JP H07504720A
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クローニン、デニス・シー
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ベロイト・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
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    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 彎曲状のサクションボックス装置 技術分野 本発明は、一対の共働するロールによって形成されたニップの方向又は広幅ニッ ププレスのニップの方向ヘラニブを誘導するための彎曲状のサクションボックス 装置に関する。
更に詳細には、本発明は、サクションロール又はその類似装置を必要としない彎 曲状のサクションボックス装置に関する。
背景技術 製紙機械の圧搾部において、サクシロンピックアップロールは、通常形成された ウェブ(web)を長網抄紙機(Fourdrinier)の金網がらプレスフ ェルトの上に移行させるために設けられており、それによってプレスフェルトは ウェブを下流のプレスニップの方へ誘導している。
また、形成されたウェブがニッププレスの方向へ誘導されるように前記のプレス フェルトの下に支持される際に、ウェブはニップを通過する前に蒸気流を受ける のが好ましい。
更に詳細には、この蒸気は、通常蒸気ボックス又は類僚の手段によってウェブの 表面に直接供給される。真空ボックスは、ウェブから余分の蒸気を抽出するよう にウェブの反対側に位置している。
更に詳細には、蒸気を加えることによるように熱がプレスフェルト上に支持され たウェブに加えられると、ウェブ内に含まれた水分の粘性と表面張力とが減少し てウェブ内の繊維が軟化し、繊維の温度が高まることにより繊維質がちじみやす くなる。このように粘性が減少し繊維が軟化することによって、ウェブを次のニ ッププレスによって圧搾中に強化する間にウェブから水分を更に除去し易くなる 。
然しなから、蒸気ボックスの近傍にサクシボンピックアップロール又は一つ以上 の真空ロールを設けることは、その製造にかなりの経費を必要とする0例えば、 サクションロールはそこにロールシェル(roll 5hell)を穿孔するた めに600人時を必要とすることもある。また、このようなロールは比較的に複 雑な内部シールバッキング等を備える必要がある。従って、サクションロールの 値段がlOO万ドル以上になることも珍しくない。
発盟■開示 本発明は、凸面を有する第1のシュ一手段と、更に別の凸面を画定している別の シュ一手段とを、これらのシューの間に位置するサクションボックス手段と共に 含んで構成されたサクションボックス装置を備えることによって前記の経費のか かる工程を克服している。
更に、本発明はサクションボックス手段と単一のシュ一手段とを含む配置も含ん でいる。前記の彎曲状のサクションボックス装置は、長編抄紙機の金網からウェ ブをプレスフェルト上に移動させるか又はウェブを誘導している間に蒸気で浸透 させることができる。
従って、本発明の主要な目的は、従来の型式の装置の前記の不都合を克服し、か つ、圧搾部にウェブを誘導する技術に著しく貢献する彎曲状のサクションボック ス装置を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、ウェブを誘導するための凸面を画定する第1のシエ 一手段ト、このシューに対して下流に位置するボックス手段と、そのボックスか らニッププレスの方ヘウェブを誘導するための別の凸面を画定するもう一つのシ ュ一手段と含む彎曲状のサクションボックス装置を提供することである。
本発明の更に別の目的は、第1のシューともう一つのシューとがその摩耗を減ら す目的でセラミックでできている彎曲状のサクションボックス装置を提供するこ とである。
本発明の更に別の目的は、前記のシューのそれぞれの凸面が複数の穿孔を画定し 、これらの穿孔がウェブをそれぞれの凸面の方へ引き付けるために部分真空源に 接続されている彎曲状のサクションボックス装置を提供することである。
本発明の更に別の目的は、ボックス手段が、ウェブからの蒸気を除去する速度を 機械方向で調整できるように第1と第2の仕切部を含む彎曲状のサクシロンボッ クス装置を提供することである。
本発明の更に別の目的は、サクションボックス装置のそれぞれの表面とウェブと の間で又はこれらの表面とウェブを支持しているプレスフェルトとの間で、摩擦 による摩耗を減らすためにこれら表面に潤滑用の水を供給するための複数のシャ ワーを含む彎曲状のサクションボックス装置を提供することである。
本発明の他の目的及び利点は、後述の詳細な説明と添付の図面とを併せて考察す ることによって当事者には明らかになるであろう。
本発明は、ウェブをニッププレスのニップの方へ誘導する彎曲状のサクションボ ックス装置に関する。
更に詳細には、彎曲状のサクションボックス装置は、ニップに対して上流に位置 する第1のシュ一手段を含み、このシュ一手段はウェブを誘導するための凸面を 画定している。
ボックス手段は、第1のシュ一手段からウェブを誘導するために第1のシュ一手 段に対して下流に位置している。このボックス手段は、部分真空手段に接続され ている。
別のシュ一手段はボックス手段に対して下流に位置し、ボックス手段がらニップ の方ヘウェブを誘導するために別の凸面を画定している。
更に詳細には、第1のシュ一手段はセラミック材から成り、凸面によって誘導さ れたウェブがこの凸面に引き付けられるようにこの凸面から可変部分真空源へ延 在する複数の穿孔を画定している。
更に詳細には、第1のシュ一手段は、ウェブを誘導するための第1の曲面を有す る中空でないシューと、このシューに対して下流に位置する別のシューとを含む 、この別のシューは別の曲面ををし、この別の曲面は、ウェブがこの曲面の方へ 引き付けられるようにこの曲面から可変部分真空源の方へ延在する複数の穿孔を 画定している。
サクションボックス装置は、また、ダブテール(dove−tail)形(あり 継ぎ手形)をした延長部を形成する枠組みを含んでいる。
中空でないシューはクロスマシン方向に切り込のついた溝を有し、この溝は、前 記のシューを取り外しできるように枠組みに留めるためにダブテール形の延長部 と共働している。
ボックス手段は穿孔面を有し、この面は、ウェブがこの穿孔面を通過中にこの面 方向に引き付けられるように部分真空手段に接続されている。
更に詳細には、ボックス手段は第1のシュ一手段に近接して位置する第1の仕切 部を含んでいる。この第1の仕切部は、ウェブを穿孔面に引き付けるために部分 真空手段の第1真空源に接続されている。
第2の仕切部は第1仕切部に対して下流に位置している。この第2の仕切部は、 ウェブを穿孔面に引き付けるのを補助するために部分真空手段の第2真空源に接 続されている。穿孔面は、また、第1の仕切部と共働する上流の穿孔蓋(clo sure)と、第2の仕切部と共働する下流の穿孔蓋とを含む、この配置は、下 流の穿孔蓋に加わる真空レベルに関して異なる真空レベルを上流の穿孔蓋に加ね えることができるようになっている。
本発明の一実施態様においては、穿孔面は平面であり、別の実施態様においては 、穿孔面は凸面をしている。
本発明の好ましい実施態様においては、別のシュ一手段はセラミック材がら成り 、ウェブをニップの方へ誘導するために別の凸面から部分真空源へ延在する複数 のチャンネルを画定している。
加えて、本装置は別のシュ一手段とボックス手段との間でウェブに潤滑水を供給 するために第1のシャワーを含んでいる。
本装置は、また、上流と下流とに位置する各穿孔蓋の間でウェブに潤滑水を供給 するように第2のシャワーを含んでおり、ボックス手段と第1のシュ一手段との 間でウェブに潤滑水を供給するように第3のシャワーを含んでいる。
また、シャワ一手段は、中空でないシューとそれに近接するシューとの間でウェ ブに潤滑水を与えるようにも設けられている。
本装置は、また、この装置を潤滑させ、かつ、冷却させる目的で潤滑水を連続し て供給するために第1のシュ一手段に対しては上流に位置するフラッドシャワー (flood shower)を含んでおり、このようなフラッドシャワーは、 第1のシュ一手段とウェブの間に置かれている。
本発明は、また、蒸気噴霧手段がボックス手段に近接して置かれて、ウェブがこ の噴霧手段とボックス手段との間に位置するようになっている配置を含んでいる 。この配置によって、噴霧手段によってウェブに蒸気を加える際に蒸気がウェブ 内の水分の粘性を減少させて次の広幅ニップブレスにおける圧搾工程中に水分を 除去するのを補佐する。
更に、余分な蒸気はウェブから除去され、ボックス手段を通って抽出される。
更に詳細には、坪量の大きなシートを処理する際には、真空はシートへの蒸気の 浸透を高める。その目的は蒸気がシートの中を実際に通り抜けることではない。
なぜならこれはむしろ熱の伝わりを弱くするからである。目的はむしろ、できる だけ多くの蒸気をシートの中にできるだけ深く浸透させ、その中に凝縮させ、そ れによってウェブに潜熱を放出させることにある。
本発明の種々の修正及び変化が可能であることは、添付の図面についてなされる 詳細な説明を考察すれば当事者には明らかであろう、しかし、そのような修正及 び変化は本発明の精神と範囲内にあるものである。
シュ一手段が支持ロールの上に位置するような逆型広幅ニップブレスを備えるこ とはそのような修正の中に含まれる。
更に、本発明によるシューとサクションボックスとの組合せ装置はブレスニップ の出口に置かれてもよく、それによってウェブがニップがら離脱するのを容易に する。
本発明は特にシートプロウィング(sheet blowjng)の問題を克服 している。シートプロウィングというのは、特に高速度で、ウェブが一対の互い に反対方向に回転しているブレスロールに近づく時に起こる現象である。ウェブ の動きによって発生した空気流は、ニップがせばまる所で高圧域を形成してシー トを支持フェルトから吹き上げがちである。前記のシートプロウィングは、ウェ ブが単一のフェルト上に支持されて従来のニップブレス又は広幅ニッププレスに 入る限り常に起こる問題である。
従来型の配置に於ては、ニップがせばまる場所からこのような高圧の空気を除去 するように、アンチブロウ・ロール(anti−blow roll)がサクシ ョン手段と共に設置されていた。しかしながら、このようなアンチブロウ・ロー ルの直径は往々にしてブレスニップの支持ロールの直径より大きくなってしまう ためにそれを高圧の起こるニップの場所に近接して設置することは不可能であっ た。
本発明は、この問題を克服し、サクションボックス装置をニップがせばまる位置 に近接して設置することができる。本発明のサクションボックス装置の利点は、 更に、このサクションボックスが従来の配置に使用される同等のアンチプロウ・ ロールよりもかなり静かに稼働することである。
図両ぶ111別路明 図1は、二つの吸込みロールと連動する従来型のサクションボックスの側面図で ある。
図2は、本発明による彎曲状のサクシ町ンボックス装置の側面図であり、製紙機 械の圧搾部内に配置された本発明の装置を示している。
図3は、図2に示した本発明の彎曲状のサクションボックス装置の拡大正面図で ある。
図4は、図3に示したボックス装置に類似しているが、ボックス手段が彎曲しな お、本発明の各実施例にわたって同じ符号は同じ部分を表わす。
るための のノ襠 図1は、全般的に符号IOで示した先行技術の圧搾部の側面図であって、ウェブ Wを長編抄紙機の金網12からブレスフェルト14へ移行させるためのサクショ ンピックアップロール11を示している、ウェブWは、従来の圧搾ロールカップ ル18を通って誘導されるように更に別のプレスフェルト16と前記のプレスフ ェルト14との間に挟み込まれる。その後、ウェブはオーブンドロー(open  draw)部19を経て誘導され、直径の大きいサクションロール20によっ て下層フェルト22の上に引き出される。下層フェルト22上に支持されたウェ ブWはサクションボックス24の表面上を摺動する。前記サクションボックス2 4は、蒸気噴霧手段又は蒸気噴霧ボンクス26に対してウェブの反対側に位置し ている。
下層フェルト22上に支持されたウェブWは、次いで、サクションロール20よ りも直径の小さな別のサクションロール28のまわりに持ち込まれる。
ウェブと下層フェルト22が更にこのサクションロール28を包込むと、ウェブ は下層フェルト22と上層フェルト30との間に挟まれる。
その後、下層フェルト22と上層フェルト30との間に挟まれたウェブは、全般 的に符号32で示した広幅ニッププレスの広幅ニップNの方へ誘導される。
しかしながら、前記の先行技術による配置には、三つの比較的高価なサクション ロール11.20.28を装備しなければならない。
本発明は、以下に説明する二つの彎曲状のサクションボックス装置を装備するこ とによって前記の11.20.28のようなサクションロールの必要をなくして いる。
更に詳細には、図2は、全般的に符号32Aで示した広幅ニッププレスのニップ NAの方ヘウェブWAを誘導するための全般的に符号34.34 ’で示した彎 曲状のサクションボックス装置を有する圧搾部10Aの側面図である。
図3は、図2に示したサクションボックス装置34の拡大図である。この装置3 4は、ニップNAに対して上流に位置し全般的に符号36で示した第1のシュ一 手段を含む、このシュ一手段36は、ウェブWAを誘導するための全般的に符号 38で示した凸面を画定している。全般的に符号40で示したボックス手段は、 第1のシュ一手段36からウェブWAを誘導するためにシュ一手段36に対して 下流に位置している。ボックス手段40は、全般的に符号42で示した部分真空 手段に接続されている。
全般的に符号44で示した別のシュ一手段は、前記ボックス手段40に対して下 流に位置している。このシュ一手段44は、ウェブWAをボックス手段40から ニップNAの方へ誘導するための別の凸面46を画定している。
本発明の好ましい実施例においては、第1のシュ一手段36はセラミック材から 成っている。
第1のシュ一手段36は、真空手段42から真空度を制御するためのバルブのよ うな可変部分真空[52へ凸面38から延在する複数の穿孔48.49.50を 画定している。
この配置は、凸面38によって誘導されるウェブWAをこの凸面に引き付けるた めのものである。
第1のシュ一手段36は、更に詳細には、ウェブWA又は下層ブレスフェル)2 2Aを誘導するための第1の曲面56を有する中空でないシュー54を含む。
別のシュー58は、中空でないシュー54に対して下流に位置している。このシ ュー58は更に別の曲面60を有する。この曲面60は複数の穿孔4B−50を 画定し、これらの穿孔はウェブWAを曲面60の方へ引き付けるように曲面60 から可変部分真空源52へ延在している。
前記装置34は、またダブテール(dove tail)形の延長部64を画定 している枠組b62を含んでいる。
中空でないシュー54は、このシュー54を枠組62に取り外しできるように取 付けるためダブテール形の延長部64と共働するクロスマシン方向に切り込まれ た溝66を画定している。
ボックス手段40は全般的に符号6Bで示した穿孔面を含み、この面は、ウェブ WAがこの面を通過中にこの面方向に引き付けられるように部分真空源手段42 に接続されている。
更に詳細には、ボックス手段40は、更に、第1のシュ一手段36に近接して位 置する第1の仕切部70を含む、この仕切部70は、ウェブWAを穿孔面6訪向 に引き付けるために制御バルブ72を経て部分真空手段42に接続されている。
第2の仕切部74は第1の仕切部70に対し下流に位置し、ウェブWAを穿孔面 6防向へ引き寄せるのを補助するために制御バルブ76を経て部分真空手段42 に接続されている。
穿孔面68は、また、第1の仕切部70と共働する上流の穿孔蓋78と、第2の 仕切部74と共働する下流の穿孔蓋80とを含む、この配置は、下流の穿孔蓋8 0に加わる真空レベルに関して上流の穿孔蓋78に加わる真空レベルに異なる真 空レベル値を与えられるようになっている。
図3に示される本発明の一実施例に於ては、穿孔面68は平面である。
図4に示される本発明の別の実施例に於ては、穿孔面68Bは凸面である。他の 点については、図4の装置は図3の装置と同じである。
本発明の再実施例に於て、別のシュ一手段44はセラミック材から成り、ウェブ WAをニップNAの方へ誘導するために凸面46から制御バルブ86を経て部分 真空手段42へ延在する複数のチャンネル82.83.84を画定している。
図3及び図4に示した装置は、また、シュ一手段44とボックス手段40との間 でフェルト22Aに潤滑剤を供給するための第1シヤワーB8を含んでいる。
第2のシャワー90は、上流の穿孔蓋78と下流の穿孔蓋80との間でフェルl −22Aに潤滑剤を供給する。
第3のシャワー92は、ボックス手段40と第1のシュ一手段36との間でウェ ブフェルl−22Aに潤滑剤を供給する。
装置34は、また、固定シュー54と別のシュー58との間でフェルト22Aに 潤滑剤を供給するためのシャワ一手段94を含んでいる。
更に詳細には、この潤滑剤は水であり、装置34は、また、この装置34を潤滑 し、かつ、冷却するための水を連続的に供給するように、第4のシュ一手段36 に対して上流に位置するフラッドシャワー(f lood−shower) 9 6を含んでいる。フラッドシャワ−96は第1のシュ一手段36とフェルト22 Aとの間に配置されている。
本発明の実施例に於ては、装置34は、更に、図3の符号68又は図4の符号6 8Bで示したようなボックス手段に近接して配置された蒸気噴霧手段26Aを含 む、この配置によると、ウェブWAが噴霧手段26Aとボックス手段68,68 8との間に位置するようになっている。また、この配置では、矢印Sで示した蒸 気が蒸気噴霧手段26AからウェブWAに加えられる際にウェブWA内の水分の 粘性を減少して、次の広幅ニッププレス32Aに於ける圧搾工程中に水分を除去 し易くするようになっている。矢印BSで示した余分な蒸気はウェブWAを通っ て引出され、ボックス手段68.68Bを通うて抽出される。
本発明は、また、ウェブWAを長編抄紙機の金網12Aからブレスフェル目4A 上に移すための図2に示したサクシジンボックス装置34′を含む。
彎曲状のツクジョンボックス装置f34’は、実質上図2に示したボックス装置 34と同じものである。このようなボックス装置34′は、従来技術を用いた処 理工程に使用されるような高価なサクションピックアップロール11の必要を克 服している。
彎曲状のサクシジンボックス装置34′の作動中、ウェブWAは、ボックス装置 34の場合のように、全般に符号36′で示した第1シュ一手段、ボックス手段 40′及び別のシュ一手段44′にわたって加えられた真空によって長網抄紙機 の金m12Aから取り除かれる。
本発明の彎曲状のボックス装置は、逆型広幅ニッププレスに応用することができ る。この場合は、このボックス装置はピックアップ装置及びアンチシートブロー イング装置として役立つ。これらの装置として、本発明の彎曲状のボックス装置 は従来のアンチシートブローイングサクションロールの代りに用いられる。
本発明による前記の彎曲状のボックス装置は、二つのサクションロールと真空手 段とこれらの間に位置する蒸気ボックスの設備費用を削減するという利点を有す る。加えて、前記の本発明による配置は、ピックアップ装置と逆型広幅ニッププ レスとの間でもろいウェブを制御できる。これに反し、従来のサクションロール を用いた装置では、ウェブを上下両側からフェルトで覆うためにプレスフェルト の一つをピックアップロールの近くまで延ばす必要がしばしばあり、フェルトの スパンが少なくとも6フイートになってしまう、また、本発明による配置は特に 、彎曲状のボックスがこれに対応する従来のサクションロールより薄くできてい るので、逆ニップのすぐ近くまでウェブを制御できる。
本発明は、また、ブレスニップのごく近くまでウェブを制御することができるの で、従来のロール対に適用することもできる。
以上に説明したように、蒸気が彎曲状のボックス装置に通って供給されるが、蒸 気を加えること自体は本発明に不可欠なものではない0本発明の一つの変形とし て、蒸気が加えられても加えられなくても良い彎曲状の真空ボックスを含んでい る。
蒸気がウェブに加えられると、この蒸気による熱が繊維の表面張力を低め、これ によって次のプレスニップに於ける水分の除去を補助する。例えば20°F(華 氏)の温度増加に対し1%増分の水分を圧搾中に除去できる。温度の粘性に対す る相関性は非線形であるが固体粘性は線形である。
本発明の好ましい実施例に於ては、彎曲状のシューは真空源に接続されており、 本発明による彎曲状のボックスをブレスニップの後ろのニップに対してすぐ下流 に置くことができる。前記したように、本発明のサクションボックスは騒音レベ ルを下げる。これは、従来のサクションロールの配置においては、サクションロ ール内の孔が同し位置に回ってくるようにしであるので特有の音をたてるのであ るが、本発明による静止したサクションボックスを使用する場合はこれが無いか らである。
本発明は、ウェブを長編抄紙機の金網から圧搾部のプレスフェルト上に移すため の比較的安価な手段を提供し、ウェブを圧搾するのに先立ってウェブから余分な 蒸気を効果的に除去できるサクシジンボックス装置を提供している。
その上、本発明のサクシジンボックス装置は、ウェブから蒸気を除去するために 使用される時には、二つの関連した従来の吸入ロールの必要を克服し、作動騒音 を減少とすると同時に真空手段をより効果的に使用することが可能である。
補正書の写しく翻訳文)提出書(特許法第184条の8)平成6年12月16日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ウェブ(W)をニツププレス(32a)のニツプ(N)の方へ誘導するため の彎曲状のサクションボックス装置(34)において;ニツプ(N)に対して上 流に配置され、ウェブ(W)を誘導するために凸面(38)を画定する第1のシ ュー手段(36)と;ウェブ(W)を前記第1のシュー手段(36)から誘導す るためにシュー手段(36)に対して下流に配置されたボックス手段(40)と ;を備えることを特徴とする彎曲状のサクションボックス装置(34)。 2.前記の第1のシュー手段(36)がセラミック材から成ることを特徴とする 請求の範囲1に記載の彎曲状のサクシヨンボツクス装置(34)。 3.前記の第1のシュー手段(36)が、凸面(38)から可変部分真空源(5 2)へ延在する複数の穿孔(48,49,50)を画定して、前記の凸面(38 )によって誘導されたウェブ(W)をこの凸面(38)の方へ引き付けるように なっていることを特徴とする請求の範囲1に記載の彎曲状のサクションボックス 装置(34)。 4.前記の第1のシュー手段(36)が;ウェブ(W)を誘導するための第1の 曲面(56)を有する中空でないシュー(54)と; 前記のシュー(54)に対して下流に配置された別のシュー(58)とを含み; 前記の別のシュー(58)が別の曲面(60)を有し、この曲面(60)はそこ から可変部分真空源(52)へ延在する複数の穿孔(49−50)を画定して、 ウェブ(W)を曲面(60)の方へ引き付けるようになっている; ことを特徴とする請求の範囲1に記載の彎曲状のサクションボックス装置(34 )。 5.ダブテール形の拡張部(64)を画定する枠組み(62)と;前記の固定シ ュー(54)を前記の枠組み(62)に取り外しできるように取付けるために前 記の拡張部(64)と共働するクロスマシン方向に切り込みの入った溝(66) を画定する前記の中空でないシュー(54)と;を更に含むことを特赦とする請 求の範囲4に記載の彎曲状のサクションボックス装置(34)。 6.部分真空手段(42)に接続されている穿孔面(68)を含み、ウェブ(W )が前記の穿孔面(68)を通過中にこの穿孔面(68)の方へ引き付けられる ようにならていることを特徴とする請求の範囲1に記載の彎曲状のサクションボ ックス装置(34)。 7.前記のボックス手段(40)は更に;前記の第1のシュー手段(36)に近 接して配置されると共に、ウェブ(W)を前記穿孔面(68)の方へ引き付ける ために前記部分真空手段(42)の第1部分真空源に接続された第1の仕切部( 70)と; 前記の第1の仕切部(70)に対して下流に配置されると共に、ウェブ(W)を 前記穿孔面(68)の方へ引き付けるのを補佐するために前記の部分真空源(4 2)の第2部分真空源に接続された第2の仕切部(74)と;を含むことを特徴 とする請求の範囲6に記載の彎曲状のサクションボックス装置(34)。 8.前記の穿孔面(68)は更に; 前記の第1の仕切部(70)と共働する上流に位置する穿孔蓋(78)と、前記 の第2の仕切部(74)と共働する下流に位置する穿孔蓋(80)と;を含み; 前記の下流の穿孔蓋(80)に加えられる真空レベルに関して異なる真空レベル を前記の上流の穿孔蓋(78)に与えることが出来るように構成されている;こ とを特徴とする請求の範囲7に記載の彎曲状のサクションボックス装置(34) 。 9.前記の穿孔面(68)が平面であることを特徴とする請求の範囲6に記載の 彎曲状のサクションボックス装置(34)。 10.前記の穿孔面(68)が凸面であることを特徴とする請求の範囲6に記載 の彎曲状のサクションボックス装置(34)。 11.前記のボックス手段(40)に対して下流に配置された別のシュー手段( 44)を更に含み、 前記別のシュー手段(44)がウェブ(W)を前記のボックス手段(40)から ニップ(N)の方へ誘導するために別の凸面(46)を画定していることを特徴 とする請求の範囲1に記載の彎曲状のサクションボックス装置(34)。 12.前記の別のシュー手段(44)がセラミック材から成ることを特徴とする 請求の範囲11に記載の彎曲状のサクションボックス装置(34)。 13.前記の別のシュー手段(44)が、ウェブ(W)をニップ(N)の方へ誘 導するために前記の別の凸面(46)から部分真空源(42)へ延在する複数の チャンネル(82,83,84)を画定していることを特徴とする請求の範囲1 1に記載の彎曲状のサクションボックス装置(34)。 14.前記の別のシュー手段(44)と前記のボックス手段(40)との間でウ ェブ(W)に潤滑剤を供給する第1のシャワー(88)と;前記の上流の蓋と下 流の蓋(78,80)との間でウェブ(W)に潤滑剤を供給する第2のシヤワー (90)と; 前記ボツクス手段(40)と前記の第1のシュー手段(36)との間でウェブ( W)に潤滑剤を供給する第3のシャワー(92)と、を含むことを特徴とする請 求の範囲8に記載の前記彎曲状のサクションボックス装置(34)。 15.前記中空でないシュー(54)と前記の別のシュー(58)との間でウェ ブ(W)に潤滑剤を供給するシャワー手段(94)を更に含むことを特徴とする 請求の範囲4に記載の彎曲状のサクションボックス装置(34)。 16.前記の潤滑剤が水であることを特徴とする請求の範囲14に記載の彎曲状 のサクションボックス装置(34)。 17.前記の潤滑剤が水であることを特徴とする請求の範囲15に記載の彎曲状 のサクションボックス装置(34)。 18.装置(34)を潤滑にさせ、かつ、冷却するための水を連続的に供給する ように前記の第1のシュー手段(36)に対して上流に配置されたフラッドシャ ワー(96)を更に含み、 前記フラッドシヤワー(96)が前記第1のシュー手段(36)とウェブ(W) との間に配置されていることを特徴とする請求の範囲1に記載の彎曲状のサクシ ョンボックス装置(34)。 19.前記ボックス手段(68)に近接して配置された蒸気噴射手段(26)を 更に含み、ウェブ(W)を前記噴射手段(26)と前記ボツクス手段(68)と の間に配置することによって、ウェブ(W)に前記噴射手段(26)からの蒸気 が加わる際に蒸気(S)がウェブ(W)内の水分の粘性を減少させて次のニップ プレス(32)に於ける圧搾中の水分の除去を補佐し、余剰蒸気はウェブ(W) を通り抜けて引き出され、前記のボックス手段(68)を経て抽出されるこどを 特徴とする請求の範囲1に記載の彎曲状のサクシヨンボックス装置(34)。 20.ウェブ(W)をニツププレス(32)のニップ(N)の方へ誘導するため の彎曲状のサクションボックス装置(34)において;ニップ(N)に対して上 流に配置されると共に、ウェブ(W)を誘導するために凸面(38)を画定する 第1のシュー手段(36)と;ウェブ(W)を前記第1のシュー手段(36)か ら誘導するためにシュー手段(36)に対して下流に配置されると共に、部分真 空手段(42)に接続されたボックス手段(40)と; 前記ボックス手段(40)に対して下流に配置されると共に、ウェブ(W)を前 記ボックス手段(40)からニップ(N)の方へ誘導するための別の凸面(46 )を画定する別のシュー手段(44)と; を備え; ピックアップロール(II)なしでウェブ(W)を移動させる;ことを特徴とす る彎曲状のサクションボックス装置(34)。 21.ウェブ(W)をニッププレス(32)のニップ(N)の方へ誘導するため の彎曲状のサクションボックス装置(34)において;ニップ(N)に対して上 流に配置されると共に、ウェブ(W)を誘導するために凸面(46)を画定する 第1のシュー手段(36)と;ウェブ(W)を前記第1のシュー手段(36)か ら誘導するためにシュー手段(36)に対して下流に配置されると共に、部分真 空手段(42)に接続されたボックス手段(40)と; 前記ボックス手段(40)に対して下流に配置されると共に、ウェブ(W)を前 記ボックス手段(40)からニップ(N)の方へ誘導するための別の凸面(46 )を画定する別のシュー手段(44)と;前記のボックス手段(68)に近接し て配置され、蒸気(S)を前記ボックス手段(68)の方へ供給して次のニップ プレス(32)におけるウェブ(W)の圧搾中に水分の除去を補佐する蒸気噴射 手段(26)と; を備えることを特徴とする彎曲状のサクションボックス装置(34)。
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