JPH07504704A - 硬質表面の希釈クリーニングのための組成物および方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 硬質表面の希釈クリーニングのための組成物および方法 技　術　分　野 本発明は、硬質表面のクリーニングに関する。少なくとも１種類の高度にエトキ シル化したノニオン性界面活性剤と望ましくはアニオン性界面活性剤を含んでな る硬質表面のクリーニング組成物は、使用前に希釈されて顕著な希釈クリーニン グ性能を呈する。

背　景 硬質表面のクリーニング組成物は、当該技術分野で周知である。これらの組成物 には、エトキシル化したノニオン性界面活性剤などの多くの界面活性剤を用いる ことが知られている。これらの組成物に典型的に用いられるエトキシル化したノ ニオン性界面活性剤は、低級エトキシレート、すなわちエトキシル化度が５から ７のものである。

また、希釈した形態で用いることができる組成物も、当該技術分野で知られてい る。このような組成物には、希釈時の効率的なりリーニング性能を持続させる上 で、問題がある。希釈クリーニング用のこのような組成物は・例えば同時係属欧 州特許出願ＥＰ９１８７０１０９．５号明細書に記載されている。これらの組成 物では、アルカノールアミンを用いることによって希釈クリーニング性能を得て いる。

従って、本発明の目的は、希釈した形態で効果的に用いることのできる硬質表面 のクリーニング組成物を提供することである。

この目的は、少なくとも１種類の高度にエトキシル化したノニオン性界面活性剤 を、好ましくは少なくとも１種類のアニオン性界面活性剤と一緒に含んでなる硬 質表面のクリーニング組成物を配合することによって達成できることが分かった 。これらの組成物は意外にも、前記のノニオン性界面活性剤を含まない同一組成 のものと比較して、希釈すると顕著なりリーニング性能を示すが、ニートの、す なわち希釈しない組成物でもクリーニング性能は同じであり、前記ノニオン性界 面活性剤が含まれているかどうかには関係ないのである。

すなわち、前記の高度にエトキシル化したノニオン性界面活性剤を含んでなる硬 質表面のクリーニング組成物は、ニートでも希釈しても、顕著なりリーニング性 能を示すことが分かった。

意外なことには、前記の組成物は、高度にエトキシル化したノニオン性界面活性 剤を含んでいるが、これらは油よごれに対して特に効果的である。このような油 よごれは、通常油や脂肪性の食品によって或いは人間の体に接触するだけでも生 じ、従って殆どの表面に、特に浴室や台所に存在するものである。本発明による 組成物は、このようなあらゆる種類の表面に用いるのに適している。

また、本発明は、前記の高度にエトキシル化したノニオン性界面活性剤が含まれ ているため、他成分の濃度を少なくし、しかも最適のクリーニング性能を保つよ うにした組成物を処方することができるという点で特に有用であり、しかも、使 用者は同じ作業を行うのに少量の生成物で済むのである。この利点は、環境上の 適合性という点で特に価値がある。

高度にエトキシル脂肪アルコールを含んでなる組成物については、５Ｕ５９５３ ６９号（要約）に記載されている。これらの組成物は、製織機の金属表面のクリ ーニング用に考案されている。

発明の要約 従って、本発明は、少なくとも１種類のノニオン性界面活性剤を総組成物の重量 の０．５％から３０％含んでなる硬質表面のクリーニングを行う組成物であって 、前記ノニオン性界面活性剤が、式 ％式％） （式中、Ｒは０８〜Ｃ２２アルキル鎖または０８〜ｃ２８アルキルベンゼン鎖で あり、ｎが２１〜６５の整数である）を有するもの、またはそれらの混合物であ ることを特徴とする組成物を包含する。

また、本発明は、少な（とも１種類のアニオン性界面活性剤と少なくとも１種類 のノニオン性界面活性剤とを含んでなる混合物を総組成物の重量の０．５％から ３０％含んでなる硬質表面のクリーニングを行う組成物であって、前記ノニオン 性界面活性剤が、式％式％） （式中、Ｒは０８〜Ｃ２２アルキル鎖または０８〜Ｃ２８アルキルベンゼン鎖で あり、ｎが２１〜６５の整数である）を有するもの、またはそれらの混合物であ ることを特徴とする組成物も包含する。

また、本発明は、前記の組成物を水で希釈して得られる希釈組成物も包含する。

前記の希釈組成物は、前記のノニオン性界面活性剤または前記のアニオン性界面 活性剤およびノニオン性界面活性剤の混合物を総組成物の重量の０．０１％から ３．５％含んでいる。

また、本発明は、硬質表面のクリーニング法であって、組成物が少なくとも１種 類の、式 ％式％） （式中、Ｒは０８〜Ｃ２２アルキル鎖または０８〜Ｃ２８アルキルベンゼン鎖で あり、ｎが２１〜６５の整数である）を有するもの、またはそれらの混合物を含 んでなる組成物を水で希釈して、前記硬質表面に適用する方法を包含本発明の組 成物は、本質的成分として高度にエトキシル化したノニオン性界面活性剤を含む ものである。本発明の組成物に用いるこの高度にエトキシル化したノニオン性界 面活性剤は慎重に選択され、式 ％式％） （式中、Ｒは０８〜Ｃ２２アルキル鎖または０８〜０２８アルキルベンゼン鎖で あり、ｎは１０から６５の整数である）を有するもの、またはそれらの混合物で ある群に属している。これほどエトキシル化度の高いエトキシル化アルコールだ ゛けで希釈した形態で、特に油よごれについて前記のようなりリーニング性能を 有するということは、実に予想外のことである。従って、本発明の組成物に用い られる好ましいノニオン性界面活性剤は、前記の式でｎが１１〜３５のものであ り、更に好ましくは１８〜３５、最も好ましくは２１〜３０のものである。本発 明で用いられる好ましいＲ鎖は、０８〜Ｃ２２アルキル鎖である。本発明で用い られる高度にエトキシル化したノニオン性界面活性剤の製造に好適な化学的方法 については、当該技術分野で詳細に報告されている。また、本発明で用いるのに 好適な高度にエトキシル化したノニオン性界面活性剤も市販されており、例えば ＢＡＳＦ製のＬＵＴＥＮＳＯＬ　、または５ＨＥＬＬ製のＤＯＢＡＮＯＬＲなど の商品名のシリーズで発売されている。本発明で用いるのに好適な高度にエトキ シル化したアルコールは、ＬＵＴＥＮＳＯＬＲＡＯ３０（Ｒ１＊Ｃ１３およびＣ １５アルキル鎖の混合物であり、ｎは３０）である。Ｒ基が異なり且つエトキシ ル化度が異なる同様な高度にエトキシル化したノニオン性界面活性剤の混合物を 用いることも可能である。

本発明の組成物は、更にアニオン性界面活性剤を含むこともできる。先行技術分 野では、アルキルベンゼンスルフェートおよびスルホネート、パラフィンスルホ ネート、脂肪酸および脂肪酸エステルのスルホネートなどのアニオン性界面活性 剤が広汎に記載されており、それら総てが本発明で用いるのに好適である。また 、前記のアニオン性界面活性剤は、ナトリウム、カリウム、アンモニウムおよび トリエタノールアミン塩などのそれらの塩の形態で用いることもできる。本発明 による組成物に用いるのに好ましいアニオン性界面活性剤は、パラフィンスルホ ネートであり、好ましくは、それらのナトリウム塩の形態である。

本発明の組成物が、前記の高度にエトキシル化したノニオン性界面活性剤および 前記のアニオン性界面活性剤を両方共含んでなるときは、これらは好ましくは、 アニオン性界面活性剤とノニオン性界面活性剤との重量比が０．２〜５、更に好 ましくは、０，５〜２．５で含まれる。

本発明の１つの態様では、本発明による硬質表面のクリーニング組成物は、式 ％式％） （式中、Ｒは０８〜Ｃ２２アルキル鎖またはＣ８から０２８アルキルベンゼン鎖 であり、ｎは２１から６５の整数である）を有する少なくとも１種類のノニオン 性界面活性剤またはそれらの混合物を、全組成物の０．５重量％〜３０重量％、 好ましくは１重量％〜１５重量％含んでなる。

本発明の第二の態様では、本発明による硬質表面のクリーニング組成物は、少な くとも１種類のアニオン性界面活性剤および少なくとも１種類のノニオン性界面 活性剤を含んでなる混合物を全組成物の０．５重量％〜３０重量％、好ましくは １重量％〜１５重量％含んでなり、前記ノニオン性界面活性剤は、式 ％式％） （式中、Ｒは０８〜Ｃ２２アルキル鎖またはＣ８から０２８アルキルベンゼン鎖 であり、ｎは２１から６５の整数である）を有するもの、またはそれらの混合物 である。

本発明による希釈した組成物は前記の組成物を希釈して得られ、前記の混合物を 全組成物の０．００１重量％〜３．５重量％、好ましくは０．０１重量％〜０． ３重量％含む。

更に、本発明による硬質表面のクリーニング組成物は、追加の界面活性剤、例え ば他のノニオン性界面活性剤、両性および双生イオン性界面活性剤並びにそれら の混合物などを含むことができる。これらの典型的なものは、低級のエトキシル 化したノニオン性界面活性剤（例えばエトキシル化度が約７のもの）、アミンオ キシド、ベタイン、スルホベタインなどであり、これらは洗浄力の技術分野で周 知である。

更に、本発明による組成物は、アルカノールアミンまたはそれらの混合物を、全 組成物の０．１重量％〜１０重量％、好ましくは０．５重量％〜５重量％、最も 好ましくは、０．８重量％〜３重量％含むことができる。このような濃度では、 アルカノールアミンは希釈されていない生成物中で緩衝効果並びに希釈組成物の クリーニング性能を高める効果を有する。本発明の組成物に用いるのに好適なア ルカノールアミンとしては、モノアルカノールアミン、ジアルカノールアミン、 トリアルカノールアミン、アルキルアルカノールアミン、ジアルキルアルカノー ルアミンおよびアルコキシアルカノールアミンが挙げられる。

本発明で用いられる好ましいアルカノールアミンとしては、モノエタノールアミ ン、トリエタノールアミン、アミノエチルプロパンジオール、２−アミノエチル プロパノールおよびエトキシエタノールアミンが挙げられる。

特に好ましいのは、モノエタノールアミン、トリエタノールアミンおよびエトキ シエタノールアミンである。

更に、本発明の組成物は、ビルダーを含むことができる。本発明で用いるのに好 適なビルダーには、ニトリロトリアセテート（ＮＴＡ）　、ポリカルボキシレー ト、シトレート、水溶性ホスフェート、例えばトリポリホスフェートおよびオル ト−およびピローリン酸ナトリウム、シリケート、エチレンジアミンテトラアセ テート（ＥＤＴＡ）　、アミノ−ポリホスホネート（ＤＥＱＵＥＳＴ）など、Ｅ Ｐ−Ａ−２８６１６７号明細書に記載されているエーテルカルボキシレートビル グー、ホスフェート、ＥＰ−Ａ−３１７５４２号、ＥＰ−２６２１１２号および ＥＰ−Ａ−３９９１３３号明細書に記載のイミノニ酢酸誘導体、およびそれらの 混合物が挙げられる。本発明で用いられる好ましいビルダー／金属イオン封鎖剤 は、ピロリン酸四カリウム、クエン酸および炭酸ナトリウムから選択される。本 発明の硬質表面クリーニング組成物は、ビルダーを全組成物の１５重量％まで、 好ましくは１重量％〜１０重量％を含むことができる。

本発明の組成物は、溶媒を含むこともできる。本発明で用いられる好適な溶媒に は、ｎ−ブトキシプロパノールまたはｎ−ブトキシプロポキシプロパノールなど のプロピレングリコール誘導体、水溶性ＣＡＲＢ　ＩＴＯＬＲ溶媒または水溶性 ＣＥＬＬＯ８ＯＬＶＥＲ溶媒が挙げられ、水溶性ＣＡＲＢ　Ｉ　ＴＯＬＲ溶媒は 、２−（２−アルコキシエトキシ）エタ７ノールのクラスの化合物であってこの アルコキシ基がエチル、プロピルまたはブチルから誘導されるものであり、好ま しい水溶性カルピトールは、２−（２−ブトキシエトキシ）エタノールであって ブチルカルピトールとしても知られている。水溶性ＣＥＬＬＯ８ＯＬｖＥＲ溶媒 は、２−アルコキシエトキシエタノールのクラスの化合物であり、２−ブトキシ エトキシエタノールが好ましい。他の好適な溶媒には、ベンジルアルコール、お よび２−エチル−１，３−へキサンジオールおよび２，２．４−１リメチル−１ ，３−ベンタンジオールのようなジオールおよびそれらの混合物が挙げられる。

本発明で用いられる好ましい溶媒は、ｎ−ブトキシプロポキシプロパノール、Ｂ ＵＴＹＬＣＡＲＢＩＴＯＬＲおよびそれらの混合物である。本発明による組成物 は、溶媒を全組成物の１５重量％まで、好ましくは３重量％〜１０重量％含む。

また、本発明の組成物は、微量成分を含むことによって、美的または付加的な生 成物性能の利得を提供することができる。典型的な微量成分としては、香料、染 料、蛍光増白剤、汚れ懸濁剤、洗剤用酵素、ゲル調節剤、増粘剤、凍結−解凍安 定剤、殺菌剤、保存料などが挙げられる。

本発明による硬質表面のクリーニング法では、式％式％） （式中、Ｒは０８〜Ｃ２２アルキル鎖またはＣ８から０２１１アルキルベンゼン 鎖であり、ｎは２１から６５の整数である）を有する少なくとも１種類のノニオ ン性界面活性剤またはそれらの混合物を水で希釈して、前記鉱質表面へ適用する 。本発明の好ましい方法では、この組成物は、更に前記アニオン性界面活性剤を 含む。

本発明の好ましい方法では、前記組成物は、その重量の１０〜２００倍、更に好 ましくは５ｏ〜１５０倍の水で希釈した後、前記硬質表面に適用される。

本発明の様々な態様を、下記の実施例によって更に説下記の組成物を、下記の成 分を下記に記載の割合で混合することによって製造した。

組成物 ＃１　＃２　＃３　＃４ 頗：　１％ パラフィンスルホン酸ナトリウム　３　３　３　３アルコールエトキシレート３ ０ＥＯ（１）　２　−　−　２アルコールエトキシレート１２ＥＯ（２）　−３ −−アルコールエトキシレート　７ＥＯ（３）　１　−　−　１アルコールベン ゼンエトキシレートｌ０ＥＯ（４＞　−３−クエン酸　２　２　２　３ ブチルカルピトール　Ｒ４４４７ ｎ−ブトキシプロポキシプロパノール　−　−−２，５トリエタノールアミン　 １　１　２　１水および微量成分　総量を１００％とする組成物 ＃５　＃６　＃７　＃８ 成分：　重量％ パラフィンスルホン酸ナトリウム　３　−　−　−アルキル硫酸ナトリウム　− ３−− アルコールエトキシレート硫酸ナトリウム　−−３−アルコールエトキシレート ３０ＥＯ（１）　２　２　−　４アルコールエトキシレート１２ＥＯ（２）　１ 　−　３　−アルコールエトキシレー）７ＥＯ（３）　−１−−クエン酸　４　 ３　４　− ピロリン酸四カリウム　−一−４ ブチルカルピトールＲ４４６５ ｎ−ブトキシプロポキシプロパノール　−−−２前記の実施例で、（１）は高度 にエトキシル化したノニオン性界面活性剤であって、ＲがＣおよびＣ１５アルキ ル鎖の混合物であり、ｎが３０であるものである。

（２）は高度にエトキシル化したノニオン性界面活性剤であって、ＲがＣおよび Ｃ１５アルキル鎖の混合物であす、ｎが１２であるものである。（３）は低級エ トキシル化したノニオン性界面活性剤であって、ｎが７であるものである。（４ ）は高度にエトキシル化したノニオン性界面活性剤であって、ＲがＣ１９および Ｃ２１アルキルベンゼン鎖であり、ｎが１０であるものである。

前記の組成物１〜８は、ニートでまたは希釈して用いることができる。本発明に よる方法では、これらの組成物は、その重量の６５倍の水で希釈して、硬質表面 に適用される。

フロントページの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＰＴ、ＳＥ） 、０Ａ（ＢＦ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、ＣＩ、ＣＭ、ＧＡ、ＧＮ、ＭＬ、ＭＲ，ＳＮ 、ＴＤ。

ＴＧ）、ＡＵ、ＢＢ、ＢＧ、ＢＲ，ＣＡ、ＣＺ、ＦＩ。

ＨＵ、ＪＰ、ＫＰ、ＫＲ，ＬＫ、ＭＧ、ＭＮ、ＭＷ、ＮＯ，ＮＺ、ＰＬ、ＲＯ， ＲＵ、ＳＤ、ＳＫ、ＵＡ、ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．少なくとも１種類のノニオン性界面活性剤を全組成物の０．５重量％〜３０ 重量％含んでなる硬質表面のクリーニング組成物であって、前記ノニオン性界面 活性剤が、式、ＲＯ−（ＣＨ２ＣＨ２Ｏ）ｎＨ（式中、ＲはＣ８〜Ｃ２２アルキ ル鎖またはＣ８〜Ｃ２８アルキルベンゼン鎖であり、ｎは２１〜６５の整数であ る）を有するかまたはその混合物であることを特徴とする、組成物。 ２．少なくとも１種類のアニオン性界面活性剤および少なくとも１種類のノニオ ン性界面活性剤を含んでなる混合物を全組成物の０．５重量％〜３０重量％含ん でなる硬質表面のクリーニング組成物であって、前記ノニオン性界面活性剤が、 式、ＲＯ−（ＣＨ２ＣＨ２Ｏ）ｎＨ（式中、ＲはＣ８〜Ｃ２２アルキル鎖または Ｃ８〜Ｃ２８アルキルベンゼン鎖であり、ｎは２１〜６５の整数である）を有す るかまたはその混合物であることを特徴とする、組成物。 ３．前記アニオン性界面活性剤および前記ノニオン性界面活性剤が、アニオン性 界面活性剤対ノニオン性界面活性剤の重量比で０．２〜５、好ましくは０．５〜 ２．５で含まれる、請求の範囲第２項に記載の組成物。 ４．前記アニオン性界面活性剤が、パラフィンスルホン酸のナトリウム塩の形態 である、請求の範囲第２項および第３項に記載の組成物。 ５．ｎが１１〜３５、好ましくは１８〜３５の整数である、請求の範囲第２〜４ 項のいずれか１項に記載の組成物。 ６．ｎが２１〜１０の整数である、請求の範囲第１〜５項のいずれか１項に記載 の組成物。 ７．ＲがＣ８〜Ｃ２２アルキル鎖である、請求の範囲第１〜６項のいずれか１項 に記載の組成物。 ８．請求の範囲第１〜７項のいずれか１項に記載の組成物を水で希釈することに よって得ることができる希釈した鉱質表面クリーニング組成物であって、前記ノ ニオン性界面活性剤または前記アニオン性界面活性剤とノニオン性界面活性剤と の混合物を全組成物の０．５重量％〜３０重量％、好ましくは０．０１重量％〜 ０．３重量％含んでなる、組成物。 ９．式 ＲＯ−（ＣＨ２ＣＨ２Ｏ）ｎＨ （式中、ＲがＣ８〜Ｃ２２アルキル鎖またはＣ８〜Ｃ２８アルキルベンゼン鎖で あり、ｎが１０〜６５の整数である）を有する少なくとも１種類のノニオン性界 面活性剤、またはそれらの混合物を含んでなる組成物を、水で希釈し、前記硬質 表面に適用することを特徴とする、硬質表面のクリーニング法。 １０．前記組成物が、更にアニオン性界面活性剤を含む、請求の範囲第９項に記 載の方法。 １１．前記組成物を、その重量の１０〜２００倍、更に好ましくは５０〜１５０ 倍の水で希釈した後に、前記硬質表面に適用する、請求の範囲第９項および第１ ０項に記載の方法。