JPH07504246A - 調整ポンプの初期圧力を調節するための装置 - Google Patents

調整ポンプの初期圧力を調節するための装置

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JPH07504246A
JPH07504246A JP5510617A JP51061792A JPH07504246A JP H07504246 A JPH07504246 A JP H07504246A JP 5510617 A JP5510617 A JP 5510617A JP 51061792 A JP51061792 A JP 51061792A JP H07504246 A JPH07504246 A JP H07504246A
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ハルトムート ベンカート
ヴェルナー ミュンツェンマイアー
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プッツマイスター・ヴェルク マシーネンファブリーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
    • F04B49/08Regulating by delivery pressure

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
調整ポンプの初期圧力を調節するための装置本発明は、請求項1の前提概念に記 載の装置に関し、即ち、調整ポンプの初期圧力を調節するための装置、特に、例 えば濃厚物質ポンプの駆動シリンダのような液圧駆動装置のための圧力供給装置 の、高い初期圧力レベルで作動する主ポンプの初期圧力を調整するための装置に 関し、より厳密には、搬送量調整機構を有し、該搬送量調整機構が、液圧式サー ボ原動機により操作可能であり、該液圧式サーボ原動機が、搬送体積を逆方向に 変更するための駆動圧力室を圧力付勢または圧力除荷することにより駆動可能で あり、駆動圧力室の上記圧力付勢及び圧力除荷を制御するため、圧力制御される 弁が設けられ、該弁が、ポンプの初期圧力またはこれに比例する圧力で制御され て、例えばばねのような復帰要素の最小復帰力により決定される最小圧力を起点 にして、前記圧力制御される弁の制御室に伝えられる制御圧力に伴って上昇する 初期圧力を放出し、この初期圧力によりサーボ原動機の駆動圧力室を付勢可能で ある前記装置に関するものである。 この種の調節装置は既に知られており、調整ポンプの初期圧力で制御可能な弁、 例えば比例弁として構成される弁を有している。この弁は、調整ポンプの初期圧 力が上昇するに伴って、且つ弁ばねの復帰力に抗して、サーボ装置を作用させる 作用位置へ押される。この場合、圧力調節の定常状態では、調整ポンプの初期圧 力は予め設定されている弁ばねの緊張力により決定されている。この種の調節は 、体積流の調節に重畳させることができる。 体積流の調節は、調圧弁によって決定される最大レベルよりも低い圧力レベルで 、高圧ポンプの体積流が一定になるようにするためものである。しかしながらこ の種の調節の欠点は、消費装置の始動段階において、即ち消費装置の運動過程の 定常状態において比較的高い作動圧力レベルを必要とする始動段階において、圧 力の衝撃が生じることがあり、この圧力衝撃が摩耗を促進させ、またかなりの騒 音を発生させることである。なぜなら、始動段階においては、調節装置が調整ポ ンプの最大搬送体積に設定されており、且つ消費装置が始動したときに初めて最 大搬送体積が低下するからである。これと同様の事情は、消費装置または消費装 置の駆動シリンダが制止されたときに生じる。というのも、この場合も調整ポン プの初期圧力は非常に急速に、衝撃的に、圧力制限部によって与えられる値に上 昇するからである。このような問題は、特に、周期的な往復運動を実施する線形 シリンダまたは液圧式回転原動機により駆動される消費装置において著しい。 本発明の課題は、冒頭で述べた種類の調節装置を次のように構成すること、即ち 特に液圧式消費装置の始動段階において、作動圧力を穏やかに上昇させることが でき、及び(または)負荷が急激に上昇する負荷変動の際に、作動圧力を所定の 最大値まで適宜に穏やかに上昇させることができるように構成することである。 本発明は、上記課題を解決するため、復帰要素の復帰力が、制御圧力により最大 限発生可能な制御力であって、圧力制御される弁の弁ピストンに作用する制御力 のほぼ1150ないし1/10に対応する値に設定されていること、圧力制御さ れる弁が、第2の制御室としての復帰室を備え、該復帰室を圧力付勢することに より、制御力とは逆方向の付加的復帰力を発生可能であり、該付加的復帰力の最 大値が、少なくともほぼ制御力の最大値に相当していること、復帰室に伝えられ る圧力が、液圧式時間遅延要素により、圧力制御される弁の制御室に伝えられる 圧力から誘導可能であることを特徴とするものである。 本発明によれば、消費装置の始動時に圧力供給装置を作動させることにより、ま ず調整ポンプの初期圧力の高い時間的上昇率を伴う圧力上昇が生じる。この圧力 上昇は、液圧式時間遅延要素にたいして特徴的な時間であって、該時間遅延要素 の構成によって決定される時間が経過した後、一定の値に達するまで行われる。 この一定の値は、時間遅延要素を介して、圧力制御される弁の付加的な復帰室に 伝えられる圧力よりも、復帰要素の復帰力に等価な圧力だけ、実際には弁ばねの 緊張力に等価な圧力だけ大きい。このような場合において、調整ポンプの初期圧 力が圧力制御される弁の制御室に伝えられることにより生じる制御力が、ばねの 緊張力と、時間遅延要素の初期圧力が復帰室に伝えられることにより生じる力と の総和よりも大きくなると、圧力制御される弁は作用位置へ切換えられ、即ちこ の作用位置では、サーボ装置が付勢されて調整ポンプの搬送効率が減少し、これ により調整ポンプの初期圧力の上昇率が低下する。この圧力上昇調節の“振動” 状態では、調節されない状態に比べて調整ポンプの初期圧力の上昇率が低下し、 より厳密には、調整ポンプの初期圧力は、時間遅延要素の構成によって決定され る時間定数(直線に近似している)と共に上昇する。この場合、このような調節 を導入してから、調整ポンプの初期圧力は、復帰要素の所定の復帰力によって生 じる圧力差だけ、圧ツノ制御される弁の復帰室に時間遅延要素を介して伝えられ る圧力よりも大きい。このことは、消費装置の作動中に消費装置が突然制止され る場合、よって調整ポンプの初期圧力が上昇する場合にも当てはまる。この場合 、調節は上昇した初期圧力レベルから行われる。 本発明による調節装置の有利な構成によれば、絞りと、この絞りを介して圧力を 蓄積可能な圧力だめとが設けられ、消費装置の作動中に絞りと圧力だめとの中間 接続部に生じる圧力は、圧力制御される弁の復帰室に伝えられる。このように構 成すると、絞りの流動抵抗と圧力だめの蓄積容量との積は、時間遅延要素の遅延 時間定数を表す量となる。時間遅延要素の遅延時間定数は、その大きさを予め設 定することによって与えられる。この場合、時間遅延要素の遅延時間定数を目的 に応じて変化させる際には、圧力だめの容量が十分大きいことを前提とし、時間 遅延要素が調整絞りとして構成されていれば特に有利である。 どのような場合でも調整ポンプの初期圧力を例えば400パールの最大値に制限 できるためには(このことは、本発明による調節装置に設けられる、圧力制御さ れる弁の構成及び作用によってのみ可能である)、調整ポンプの高圧出口と時間 遅延要素との間に減圧器が接続されているのが有利である。この減圧器は、調整 ポンプの高圧出口が閾値に達したときを起点に、比較的高い圧力が時間遅延要素 または圧力制御される弁の復帰室へ伝えられることを阻止する。その結果、調節 装置との協働(こより、調整ポンプの最大初期圧力は、閾値圧力と復帰要素の緊 張力との総和に等価な圧力に相当する値に制限される。 複雑な液圧設備内に、調整ポンプにより圧力媒体を供給される消費装置が複数設 けられている場合、例えば周期的に反復する作動サイクルの経過にお)%て、消 費装置が異なる時点で“オン”にされ、個々の消費装置を作動させるためにわず かな時間しかない場合には、このような作動時間が経過している間に時間遅延要 素力;遮断可能であるのが有利である。このことは、最も簡単な例で1よ、時間 遅延要素の圧力だめを遮断することによって達成可能である。 この目的のために適する弁は、本発明による調節装置の有利な構成では、3ボ一 ト2位置切換弁として構成されている。3ボ一ト2位置切換弁の基本位置におl 、Nては、圧力だめが絞りと連通し、3ボ一ト2位置切換弁の切換え位置では、 圧力だめが絞りにたいして遮断されてし\るが、圧力供給装置の無圧の備蓄容器 に接続されてしする。 これにより、備蓄容器を切換え位置で放圧させること力;できるので、次の始動 サイクルで備蓄容器を再び負荷させ、その時間遅延機能を果たさせることができ る。 消費装置の“非緩衝”制御のために、ポンプ出口と時間遅延要素との間に接続さ せる弁として適当なのは、基本位置において、調整ボ:/ブの高圧出口が時間遅 延要素に接続され、切換え位置において、調整ポンプの高圧出口が時間遅延要素 にたいして遮断され、且つ圧力制御される弁の第2の制御室と直接連通している ような弁である。 これとの組合せで好ましいのは、弁の切換え位置で調整ポンプの高圧出口が接続 される制御管と、時間遅延要素の圧力だめとの間に、弁の切換え位置で圧力だめ に圧力が蓄積されることを阻止するため、圧力だめ内の圧力よりも高い制御管内 の圧力により遮断方向へ付勢されている逆止弁が接続されていることである。 圧力制御される弁の第2の制御室と、時間遅延要素の作用個所であって、調圧弁 の第2の制御室に伝えられる圧力が作用可能な作用個所との間に、基本位置から 作用位置へ切換え可能な弁が接続されており、この弁の基本位置において5作用 個所が第2の制御室に連通し、作用位置において、第2の制御室が、作用個所に たいして遮断され、且つ圧力供給装置の無圧の備蓄容器に連通している構成を採 用すると1本発明による圧力調節装置は、圧力制御される弁の復帰ばねの緊張力 に等価な値に調整ポンプの初期圧力を制限するために利用することができる。 調整ポンプの高圧出口を遮断し、同時にポンプ出口を圧力制御される弁の第2の 制御室と直接連通させるために設けられている弁と、制御室を圧力除荷するため に利用される弁とは、それぞれ3ボ一ト2位置切換弁として構成することができ 、またはただ1つの4ボ一ト3位置切換弁として実施してもよい。或いは、上記 二つの弁を、液圧システムへの本発明の適用の仕方に応じて、圧力制御される弁 、または電気的に制御される電磁弁、これらを組み合わせて制御される弁として 構成してもよい。 圧力調節装置を消費装置の種々の作動条件に簡単に適合させることができるよう に、圧力制御される弁の復帰弁ばねの予緊張力を調整可能であるのが有利である 。 以上述べた調節機能は、圧力制御される弁が、調整ポンプの初期圧力を一定に調 節させる調圧弁として接続され、この調圧弁により調整ポンプがほぼ一定の初期 圧力に調節可能である場合も、また圧力制御される弁が、調整ポンプの初期体積 流量を一定に調節させる体積流調節弁として接続され、この体積流調節弁により 調整ポンプがほぼ一定の初期体積流量値に調節可能である場合も、得られる。 次に、本発明の他の特徴及び詳細を、添付の図面に図示した実施例に関して説明 する。 図1は 調整ポンプとして構成された高圧ポンプと、るための本発明による圧力 調節装置とを備えた圧力供給装置の液圧回路図、 図23は 調整ポンプの搬送体積を調整するために設けられた調整シリンダを駆 動制御するために図1の圧力調節装置に使用される調圧弁の縦断面図、 図2bは 図28の調圧弁の変形例であって、復帰ばねの緊張力を調整可能な調 圧弁の縦断面図、図3は 図1の圧力調節装置の作用を説明するためのグラフ、 図4は 圧力供給装置の変形例の液圧回路図であって、圧力供給装置の高圧ポン プのための、本発明にしたがって負荷に応じて作動する初期圧力調節部と、調圧 装置と協働して圧力調節部を一時的に遮断し、ポンプの初期圧力を制限するため の作用制御弁とを備えた圧力供給装置の変形例の液圧回路図、図4aと 図4bは それぞれ本発明による圧力調節装置の範囲内で適用可能な作用制御弁 の実施例を示す図、 図5は 本発明による圧力調節装置の変形例であって、圧力制御される弁として 体積流調節弁が利用され、この体積流調節弁により調整ポンプをほぼ一定の初期 体積流量に調節可能な圧力調節装置の変形例の図1及び図4に対応する図、 である。 図1に図示した圧力供給装置10は、例えばリニアシリンダとして構成される液 圧原動機が往復運動を行うような液圧消費装置に使用されることを想定している 。往復運動は、できるだけ一定の行程速度で行われる必要がある。その際、この 種の駆動シリンダの始動時に、及び(または)運動方向に転換時に、急速な圧力 上昇として生じるピストンの圧力衝撃を、必要な場合には緩衝させて、摩耗及び (または)騒音の発生を抑える必要がある。 このような要求は、濃厚物質ポンプにおいて通常要求されるものであり、特に駆 動シリンダが400パール以下の高圧で作動するコンクリートポンプにおいては 典型的な要求である。 圧力供給装置10の中心的な機能要素は、一定の初期圧力に調節可能な、または 圧力媒体初期体積流を一定に調節可能な調整ポンプ11である。調整ポンプ11 は、説明のために、回転駆動可能な回動円板型スラストピストンポンプを前提と している。回動円板型スラストピストンポンプにおいては、図示していないシリ ンダプロッりの1回転による搬送量は、スラストポンプピストンの中心軸線の方 向にたいする、図1で矢印12で示した回動円板の調整角を変化させることによ −1ゼロと最大値Q、、、、の間で可変である。二の場合、搬送体積ゼロに対応 する、破線で示した回動円板12の位置は、該回動円板12の面がポンプ】】の 図示していないスラストピストンポンプ要素の中心軸線にたいして直角に延びる ような位置である。 図示した実施例では このような回動円板12の調整のために、サーボ装置13 として線形差動シリンダが設置フられている。この線形差動シリンダのピストン 14には、回動円板12が、差動シリンダのケーシングの片側から走出するピス トン棒16を介して連結されている。 このサーボ装置13の配置は、そのビス)・ン14の底部付近での位置により、 ポンプ11の最大搬送体積に相当する回動円板12の位置が関係づ)プられてい るように、且つピストン棒1Gが差動シリンダ13のケーシングから最も突出し 、た位置がポンプの搬送体積ゼロに関係づけられる回動ビスI・ンの位置に(1 ]当するように選定されている。差動シリンダ13の、ピストン棒を同軸に取り 囲んでいる渦巻きばね17により、差動シリンダ】3のピストンがその底部11 近の終端位置へ押され、その結果始動時にポンプ11がまず最大搬送量に設定さ れる1、ピストン14の可能な種々の位置で渦巻きばね17によりもたらされる 復帰力は、底部付近の駆動室18の圧力付勢により、及び(または)差動シリン ダ13のピストン棒側の駆動室19の圧ノJ付勢により発生可能な、ピストン】 4に作用する力に比べて、無視できるものとみなす。 調整ポンプ11の初期圧力を調節するための装置20の範囲内には、例えば比例 弁として構成される調圧弁21が設けられている。図28には、この調圧弁21 の構成が詳細に図示されている。 この調圧弁21は、圧力制御されるスライド弁として構成されでいる。このスラ イド弁は、その機能によれば、3ボ一ト2位置切換弁である。ばねで心合わせさ れる基本位置Oにおいでは、サーボ装置シリンダ13の底部側の駆動室18が圧 力のない、即ち大気圧にある備蓄容器23と連通17、調整ポンプ11の高圧出 口24にたいして遮断されている。基本位置Oにたいして二者択一的な作動位置 Iにおいては、差動シリンダ13の底部側の駆動室18は圧力供給装置10の備 蓄容器23にたいして遮断されており、そのかわり、調圧弁21の貫流ルート2 6を介して調整ポンプ11の高圧出口24と連通している。高圧出口24には、 サーボ装置として設けられた差動シリンダ】3のピストン棒側の駆動室19も継 続的に接続されている。 調圧弁2】は、第1の制御室27を有してし)る。この第1の制御室27も同様 に調整ポンプ】1の高J王iB口24に継続的に接続されている。制御室27を 調整4でンブ11の高圧出口24で圧力付勢することにより、図1で3/2・切 換え記号で表された弁ピストン28iこたし1して、この弁ピストン28をその 作動位置Iに付勢するttJI御力に、が作用する。この制御力Klの大きさは 、(よIf積PA(t) ・fによって与えられる。この場合PA(t)は、調 整ポンプ11の初期圧力のモーメント値であ1、fは、第1の制御室27の軸方 向に移動可能な片側の画成部を形成している弁ピストン28のピストン端部フラ ンジ29の横断面積である。 さらに調圧弁21は、第2の制御室31を有してし)る。 この第2の制御室31を圧力により付勢することにより、調圧弁21の弁ばね3 2によって継続的に生じる復帰力と同方向に向けられ、この復帰力に加算される 付加復帰力I(。を弁ピストン28に作用させることができる。この付加復帰力 K。により弁ピストン28は、調圧弁21の作動位置0に対応する終端位置のほ うへ押される。 上記付加復帰力K。の値は、積Pa (t) ・fによって与えられる。この場 合Pa (t)は、第2の制御室31に導入される圧ツノのモーメント値であり 、fは、第2の制御室3】の軸方向に移動可能な片側の画成部を形成している制 御ピストン要素33の横断面積である。制御ピストン要素33の有効横断面積f は、第1の制御室27の軸方向に移動可能な画成部を形成しているピストン端部 フランジ29の横断面積に等しいものとする。 圧力調節装置20の範囲内には、圧力だめ34も設けられている。圧力だめ34 は、調整ポンプ11により体積流調整機構1例えば調整絞り36を介して圧力を 蓄積させることができる。この、蓄積される圧力の最大値P7..は1図示した 特殊な実施例の場合に調整絞り36と調整ポンプ】1の高圧出口24との間で切 換えられる減圧器または制限器37によって調整可能に与えられる。 調整絞り36ど圧力だめ34の間の中央接続部38の圧f>Pa (t)は、制 御管39を介して調圧弁21の第2の制御室31に伝えられる。 中央接続部38と圧力だめ34の間には、周期的に制御可能で、3ボ一ト2位置 切換弁として構成された遅延制御弁41が接続されている。遅延制御弁41は、 ばねで心合わせされ乙基本位置Oを有している。この基本位置0で圧力だめ34 は、この基本位置で開口している貫流ルート42を介して中央接続部42に連通 しており、よって調整絞り36と減圧器37とを介して調整ポンプ】1の高圧出 口24に連通している。そして作動位置1では、圧力だめ34は中央接続部38 にたいして遮断されている。しかしそのかわり、作動位置Iで開口している貫流 ルート43を介して、圧力供給装置10の圧力のない備蓄容器23と連通してい る。 ここで“周期的に制御可能”であるということは、遅延制御弁41が、圧力供給 装置10に接続されている消費装置の種々の作動段階と適当に同期して両作動位 置0と1の間で切り替えられ、これにより、調整ポンプ11の圧力出口24で、 消費装置の作動に好ましい所望の低い圧力上昇率または高い圧力上昇率を設定で きるということを意味している。 図1に図示した実施例では、遅延制御弁41は、圧力制御される弁として構成さ れている。この弁は、制御室44に伝えられる圧力衝撃を継続させるために、圧 力だめ34を備蓄容器23と連通させる作動位置Iへ切り替えられる。この場合 、この圧力衝撃は、車路弁または逆止弁として構成される液圧終端位置検出器4 6によって発生し、この圧力衝撃が適用されるのは次のような場合であり、即ち 消費装置、例えば管転轍切換え式の2シリンダ・濃厚物質ポンプの液圧駆動シリ ンダ48の駆動ピストン47が図示した終端位置のすぐ近くに達し、この位置で 、この駆動シリンダ48によって駆動される濃厚物質ポンプの搬送シリンダの搬 送行程が終了する場合であり、一方前記圧力衝撃が再び低下する場合は次のよう な場合であり、即ち駆動シーリング48の圧力作用を底部側の圧力作用からピス トン棒側の圧力作用へ切り替えた後、即ち駆動シリンダ48によって駆動される 搬送シリンダを搬送作動へ切り替えた後、駆動ピストン47が図示した終端位置 から再び復帰し、これにより、液圧終端位置検出器46の制御入力部49と参照 入力部51とが再び同一の圧力レベルであって、駆動シリンダ48のピストン棒 側の駆動圧力室52内の圧力レベルに達し、底部側の駆動圧力室53が圧力軽減 されたときに駆動シリンダ48のピストン47が再びその底部側の終端位置へ移 動する場合である。なお、ピストン47のこの終端位置を検知するため、他の終 端位置検出器を設けてもよい。 この終端位置検出器は、終端位置へ達したときに圧力出力信号を発し、この信号 により遅延制御弁41を対応的に制御可能である。 以上の構成をもつ圧力供給装置は1図1において調整ポンプ11の高圧出口24 と圧力供給装置10の備蓄容器23の間で切換えられる流動抵抗器54により代 表される消費装置の典型的な作動状況においては、例えば次のように作動する。 1、始動段階 始動状態では、調整ポンプ11をオンすることにより、作動されるが、この始動 状態の前提は、減圧器37が所定の圧ツノ上限値P a m * s、例えば2 00バールに設定されていること、圧力だめ34が最小圧力に設定され、例えば 完全に除荷されていること、調整絞り36が、圧力だめ34にたいする構成との 組合せで所望の遅延時間でか得られるような流動抵抗に設定されていることであ る。 上記所望の遅延時間τにより、調整絞り36と圧力だめ34の間の中央接続部3 8に生じる圧力Pa(t)(この圧力は、制御管39を介して調圧弁21の第2 の制御室31に伝えられる)は、調整ポンプ11をオンした後に該調整ポンプ1 1の高圧出口34に生じる初期圧力pA(t>にたいして時間的に遅延している 。さらに、始動状態の前提は、消費装置としての濃厚物質ポンプの搬送シリンダ が充填され、その結果ポンプの始動時に、被搬送物による慣性力及び摩擦力が作 用することである。 制御室27と31が圧力除荷されている場合、調圧弁21は、弁ばね32の緊張 力により、基本位置0にある。 この場合弁ばね32の緊張力は、例えば20バールの制御圧力に等しいように設 定され、即ち調整ポンプ11の最大初期圧力PAのほぼ1/20ないし1/10 である。 調圧弁21の基本位置Oにおいて解放されている貫流ルート56を介して、サー ボ装置13の底部側の駆動室18が圧力除荷され、その結果調整ポンプ11はサ ーボ装置13の復帰ばね17の作用により、最大体積流による作動状態になる。 この初期状態において、調整ポンプ11が例えば時点toでオンにされると、調 整ポンプ11が最大体積流で作動し、一方初期圧力はポンプ駆動シリンダ48を 始動させるには当初十分ではないので、非常に急速に圧力上昇が生じる。この圧 力上昇を、図3のグラフにおいて、全体を58で示したpA(t)変化曲線の急 傾斜のカーブ57で示した。pA(t)変化曲線は、調整ポンプ11の高圧出口 24での圧力PA(t)の経時変化を定量的に表している。この圧力上昇には、 調整絞り36と圧力だめ34によって形成される時間遅延要素の中央接続部38 に作用可能な圧力Pa (t)の“より緩速な”圧力上昇が伴う。圧力Pa ( t>の時間変化は、図3のグラフにおいて定量的にPa (t>変化曲線59に よって示されている。 時点t1において、調整ポンプ11の高圧出口24に供給される初期圧力PA( t)であって、調圧弁21の第1の制御室27に伝えられる初期圧力PA(t) と、この初期圧力に比べてより緩速に上昇し、時間遅延要素36.34の中央接 続部38に作用し且つ調圧弁21の第2の制御室31に伝えられる圧力Pa ( t)との間に差が生じ、この圧力の差が調圧弁21の弁ばね32の緊張力に等し いような値に達すると、調圧弁21は作用位置Iに押され、この位置で貫流ルー ト26を介して調整ポンプ11の初期圧力Pa (t)はサーボ装置13の底部 側の駆動室18へ伝えられ、これによりサーボ装置13は体積流が減少するよう に制御され、調整ポンプ11を調整させる。 時点t1から有効になる調節により、この調節の“振動する” (定常)状態に おいて、時間的な上昇率ΔpA(t)/Δtは、即ちPA(t)曲線58の上昇 率は、時点t、につづく時間の間に、時点t。と時点
【1の間の初期範囲61で のPa (t)変化曲線の上昇率ΔPa(t)/Δtに高々相当しているような 値、よって始動直後(時点t。と時点t1の間におけるpA(t)曲線58の最 初の上昇カーブ57によって表されている)におtlる調整ポンプ11の初期圧 力pA(t)の圧力上昇率よりもかなり低い値に低下する。この場合調整ポンプ 11の初期圧力PA(t)は、時間遅延要素36.34の作用位置38における 圧力よりも、調圧弁21の弁ばね32の緊張力に相当する圧力差(例えば20バ ール)だけ常に大きい。なお、時間遅延要素36.34の作用位置38における 圧力は、各時点において圧力だめ34に作用する圧力に相当している。 このように、圧ノJだめ34を目的に応じて構成し、且つ調整絞り36の流動抵 抗を調整することにより、圧利よ供給装置10により供給される液圧消費装置の “穏やかな”始動が可能になり望ましい。 ■、消費装置の周期的作動段階 駆動シリンダ48のピストン47の各終端位置において各液圧終端位置検出器4 6の圧力パルス出力信号によって発生する遅延制御弁41の切換えにより、よっ てこれに対応して圧力だめ34が放圧されることにより、駆動シリンダ48のピ ストン47の運動方向が逆転した直後に、前述した始動段階と同様の条件が得ら れる。この場合圧力だめ34は放圧されるが、調整ポンプ11を穏やかに始動さ せる調節装置20は作動していない。この時間は1例えば管転轍切換え式2シリ ンダ農密物質ポンプの場合には、管転轍のための駆動シリンダの駆動制御のため に用いられる。なぜなら、この切換え過程は非常に迅速に行う必要があり、よっ てこのような切換え過程の遅延は、穏やかな始動のためにも不必要だからである 。 ■、制動負荷段階 圧力供給装置10の定常的な作動状態において、即ち調整ポンプ11の初期圧力 が一定であるような負荷54の作動段階であって、同様に負荷54の初期体積流 と圧力だめ34に蓄積される圧力とが調整ポンプ11の初期圧力に相当している ような作動段階において、例えば農密物質ポンプまたはその駆動シリンダの制動 により急激に負荷が上昇すると、調整ポンプ11の高圧出口24における圧力が 時間遅延要素36.34の中央接続部38での圧ツノよりも急速に上昇するので 、調圧弁21が応答して、調整ポンプ11の搬送体積が低下する。この時点での 調整ポンプ11の初期圧力は、始動状況に応じて“緩速に”調節されて、次のよ うな上限値まで上昇する。 即ち、圧力低減器37に設定された限界値Pam1tよりも。 弁ばね32の緊張力に等しい圧力差だけ高いような上限値まで上昇する。 圧力供給装置10(これを多面的に使用するためには圧力調節装置20と組み合 わせるのが合目的である)の他の構成を説明するために、図4を参照する。 図1と図4に図示した圧力供給装置10と10′の構成要素及び作用要素には同 一の符号を付したので、図4に図示した実施例の構成要素及び作用要素に関して は、図1を用いて説明した構成要素及び作用要素を指摘するにとどめる。 図4に図示した圧力供給装置10°では、圧力調節装置20′の範囲内に、体積 流調節弁61が付加的に設けられている。この体積流調節弁61を用いると、調 整ポンプ11の初期体積流を、消費装置54を作動させるために必要な(はぼ一 定の)値に調節することができる。 この値は、目標値設定要素62を設定することにより予め設定することができる 。 目標値設定要素62は、調整絞りとして構成されている。この調整絞りは、調整 ポンプ11の高圧出口24と、圧力供給装置10′に接続されている消費装置5 4との間に接続されている。消費装置54の作動時に、該消費装置54の作動圧 力供給接続部63と調整ポンプ11の高圧出口24の間に生じる圧力差は、この 圧力差を検知することによって検出される、調整絞り62によって押し出された 体積流を正確に表す量である。 体積流調節弁61は、構造的に調圧弁21に対応しており、圧力制御される3ボ ート2位置切換え比例弁として構成されている。この3ボート2位置切換え比例 弁は、第1の制御室64と第2の制御室66とを有している。 これらの制御室を圧力で付勢することにより、互いに逆方向に向けられている制 御力と復帰力とを、3ボート2位置切換え弁符号67によって表されている弁ピ ストンに作用させることができる。ここでも制御室64と66は、両制御室を同 じ大きさの圧力で付勢したときに、これにより弁ピストン67に作用する力が補 償されるように構成されている。 体積流調節弁61の第1の制御室64は、制御管68を介して調整ポンプ11の 高圧出口24に接続されている。体積流調節弁61の第2の制御室66は、他の 制御管69を介して消費装置54の供給接続部63に接続されている。 緊張力を調整可能な弁ばね71により、且つ体積流調節弁61の第2の制御室6 6を圧力で付勢することにより、体積流調節弁61はその基本位置へ押される。 一方、調節ポンプ11の高い初期圧力PA(t)で第1の制御室64を圧力付勢 することにより生じる調整力は、体積流調節弁61の弁ピストン67を作用位置 Iへ押す。 体積流調節弁61は、その基本位置0において開口する貫流ルート72と、作用 位置■において解放される貫流ルート73とを有している。もし、同時に調圧弁 21が基本位置0にあると、貫流ルート72を介して、調整駆動シリンダ13の 底部側の駆動室18が圧力供給装置の無圧の備蓄容器23に連通し、同様に調圧 弁21が基本位置0にあるときには、貫流ルート73を介して、調整ポンプ11 の高圧出口24から送られる初期圧力が調整駆動シリンダ13の底部側の駆動室 18に伝えられる。 初期圧力により、調整ポンプ11の搬送体積を減少させるために調整駆動シリン ダ13が駆動される。 目標値設定要素62を介して生じる圧力差が、体積流調節弁61の弁ばね71の 緊張力によって予め与えられている値よりも大きくなると、調整ポンプ11の初 期体積流が減少する。前記圧力−差が、弁ばね71の緊張力によって決定される 値(典型的な値は20バールである)よりも小さくなると、調整ポンプ11の初 期体積流は再び増大する。 調整ポンプ11の高圧出口24に急速に発生する圧力をいわば緩衝する時間遅延 要素36.34の作用を一時的に遮断することができるように、例えば図示して いない他の液圧消費装置を時間遅延なく制御できるように、図4の実施例では1 作用制御弁74が設けられている。 作用制御弁74は、減圧器37と時間遅延要素36.34の間に接続されている 。 この作用制御弁74は3ボ一ト2位置切換弁として構成され、ばねで心合わせさ れる基本位置0を有している。 この基本位置で、減圧器37の圧力でぐち76が作用制御弁74の貫流ルート7 7を介して時間遅延要素36゜34の調整絞り36と連通ずる。しかし作用制御 弁74の第2の出口接続部78にたいして遮断されている。第2の出口接続部7 8は、バイパス管79を介して制御管39に連通している。バイパス管79を介 して、圧力が調圧弁21の第2の制御室31に伝えられる。この作用制御弁74 は、液圧により、及び(または)電気的に作用位置Iへ切換え可能である。この 作用位置において、減圧器37の圧力出口アロは時間遅延要素36.34の調整 絞り36にたいして遮断されている。しかしバイパス管79とは連通している。 時間遅延要素36.34の中央接続部38とバイパス管79、または調圧弁21 の第2の制御室31に通じている制御管39との間には、逆止弁81が接続され ている。逆止弁81は、時間遅延要素36.34の中央接続部38での圧力より も高いバイパス管79または制御管39内の圧力により遮断位置で保持され、制 御管39内の圧力よりも高い中央接続部38での圧力により開弁方向へ付勢され る。この逆止弁81により、作用制御弁74の作用位置Iにおいて圧力媒体が圧 力だめ34によって受容されることを防止するとともに、圧力媒体が直接調圧弁 21の第2の制御室31へ誘導されて、調圧弁21を確実にその基本位置0で保 持させる用を成す。この基本位置0では、調整シリンダ13の底部側の駆動室1 8は圧力除荷されており、よって調整ポンプ11は最大搬送量に設定されている 。 さらに、図4の圧力調節装置20′の範囲には、3ボート2位置切換え電磁弁と して図示された除荷弁82が設けられている。この除荷弁82は基本位置0を有 し、この基本位置では、調圧弁21の第2の制御室31に逆止弁81を介して、 或いは直接に制御圧力を伝えることができる。或いは、制御信号による制御磁石 83の制御の際に占める作用位置Iは、次のような貫流位置を有し、即ちこの貫 流位置では、調圧弁21の制御室31は圧力供給装置10′の無圧の備蓄容器2 3と連通し、一方逆止弁81に接続されている、または直接に遅延時間要素36 .34の中央接続部38に接続されている制御管39にたいしては遮断されてい る。 除荷弁82の上記励起位置では、調整ポンプ11の初期圧力は、実際には、調圧 弁21の場合によっては調整可能な弁ばね32の緊張力に等しいような低い値で ある。 除荷弁82は、特に、消費装置を制動したときに圧力供給装置10′を過負荷に たいして保護するために適している。 図4の実施例において作用弁及び除荷弁として設けられている二つの3ボ一ト2 位置切換弁74と82の代わりに、図48と図4bの変形回路に図示したように 、それぞれ1つの4ボ一ト3位置切換弁84(図4a)または84° (図4b )を、図4に図示したような調節装置20’の範囲内に設けてもよい。 図4aの4ボ一ト3位置切換弁84は、もっばら電気的に制御可能な電磁弁とし て構成され、異なる制御電流r+(例えば3A)及びIn(例えば6A)の制御 信号により、ばねで心合わせされる基本位置0から作用位置Iへ、及び作用位置 ■へ切換え可能である。基本位置0においては、調整ポンプ11の初期圧力の上 昇遅延調節が可能であり1作用位置Iにおいでは、この調節はいわば遮断されて おり1作用位置■では、調圧弁21の第2の制御室31−通じている制御管39 が備蓄容器23に接続され5これにより、調整ポンプ11の初期圧力は、調圧弁 2]の弁ばね32の緊張力に等しい低いレベル(例えば20バール)へ制限され る。 図4aの4ボ一ト3位置切換弁84では、ただ1つの弁ばね84だけが設けられ 、その増大する復帰力に抗して−It−84をその作用位置I及び■へ制御しな ければならず、その際この弁84の基本位置は“エツジ位置”であったが、図4 bに図示した4ボ一ト3位置切換弁84゛では、互いに逆の方向へ作用する二つ の弁ばね86゛。 86″が設けられている。弁ばね86’、86°′は、この・1ボー ト3位置 切換弁84”の弁ピストンを中央位置に心合わせする。この中央心合わせ位置が 基本位置Oである。従って二つの制御磁石87と88が設けられている1、これ らの制御磁石を選択的に制御することにより、4ボ一ト3位置切換弁84′を作 用位置Iまたは■へ制御可能である。作用位置Iまたは■は、図4aの電磁石8 4の作用位置IまたはHに作用的に対応している。これと異なるのは、図4bに 図示した4ボ一ト3位置切換弁84°は直接基本位置Oから作用位置■へ切り換 えることができ、この場合作用位置Iを“通過する”必要がないことである。二 者択一的に、または制御磁石87(その励磁により図4bの4ボ一ト3位置切換 弁84′を作用位置■へ切換え可能である)に加えて、制御室89として図示し た液圧制御装置を設置′Jてもよい。例えば遅延制御弁41の液圧制御ど同時に 行われる制御室89の圧力付勢により、4ボ一ト3位置切換弁84′を作用位置 Iへ切換え可能である。 図4aと図4bに図示しまた他の構成要素が、図1と図4に関して説明した構成 要素と同一であるかぎりにおいては、両者は同一の構成でおり、且つ同一の作用 を有し、よって図1と図4に基づいて行った説明を指摘するにとどめる。 次に、図2bを用いて、圧力調節装置20または20′の範囲に設けられた調圧 弁21の特殊な構成について述べると、この調圧弁21では、調整ポンプ11の 初期圧力の最小値を決定する弁ばね32の緊張力は、調整可能である。 3ボ一ト2位置切換弁として象徴的に図示した弁ピストン28を調圧弁21の基 本位置Oへ押す弁ばね32は、調圧弁21中心縦軸線91に沿って見て、弁ピス トン28の突き棒状の突出部93に軸線方向において係合する第1の支持皿92 と、第2の支持皿94との間に軸線方向において調節されている。第2の支持皿 94は、弁ばね32とは逆の側に制御ピストン突出部96を有している。この制 御ピストン突出部96により、第2の支持皿94は、弁ケース98にねじ込み可 能な制御ケース部分99の軸線方向の穴97内で気密に且つ移動可能に案内され ている。 この軸線方向の穴97内では、制御ピストン要素101が圧力の漏れがないよう に移動可能に案内されている。 制御ピストン要素】01は、細い突き棒状の突出部102(その直径は軸線方向 の制御ケース穴97の直径よりも小さい)によって、第2のばね支持皿94の制 御ピストン突出部96で軸線方向において支持されている。第2の支持皿94の 制御ピストン突出部96と制御ピストン要素101の密封フランジ103との間 で軸線方向に延びている空間104により、軸線方向に第2の制御室31が形成 されている。弁ばね32の緊張力は、調整ねじ106によって調整可能である。 調整ねじ106は、制御ケース部分99のねじ部分107にねじ込み可能に案内 されており、軸線方向の突き棒状の突出部108を介して制御ピストン要素10 1で支持されている。 制御ピストン突出部96、制御ピストン要素101及びねじ部分107の軸線方 向に開ける案内長さと、制御管39が接続されている制御室接続ダクト109の 配置は、次のように互いに同調しており、即ち移動可能な構成要素の可能な行程 の範囲内で常に制御室接続ダクトが制御室31に通じることにより、ばね緊張力 を最大限変化させることができるように同調している。 次に、図5を用いて他の実施例を説明するが、この実施例は構造的に、また作用 的にも図4の実施例に十分対応している。 図5に図示した圧力供給装置10“′の構成要素及び作用要素が図4に図示した 圧力供給要素10゛と同一の符号を有しているかぎりにおいては、図4の説明を 指摘するにとどめる。従って、圧力供給装置10゛′とその圧力調節装置20″ の説明は、図4の実施例と異なる点だけを説明することにする。以下に、その相 違点を説明する。 時間遅延制御弁44との組合せで調整絞り36と圧力だめ34により形成される 時間遅延要素に伝えられる圧力は、作動圧力供給接続部63において低下する。 作動圧力供給接続部63は、消費装置54と調整ポンプ11の高圧出口24の間 に目標値設定要素62として接続されている調整絞りと消費装置54との中間接 続部である。 調整絞りは、体積流調節弁61による流動調節用の体積流上ンサとして設けられ ている。体積流調節弁61は、図5の実施例の場合、例えば調整ポンプ11の始 動時に圧力を調節するために利用される。従って、調整絞り36と圧力だめ34 の間の中間接続部38に生じる圧力Pa (t)は、制御管39を介して体積流 調節弁61の第2の制御室66に伝えられる。その結果、調整ポンプの高い初期 圧力pA(t)による体積流調節弁61の第1の制御室64の圧力付勢から生じ る、体積流調節弁61の弁ピストン67をその基本位置Iへ押す調整力に反作用 を及ぼす復帰力は、復帰ばね71によって生じる復帰力と、初期圧力PA(t) にたいして時間的に遅延している初期圧力Pa (t)による第2の制御室66 の圧力付勢により生じる復帰力との総和に対応している。 調圧弁21には、該調圧弁をその基本位置Oへ押す復帰要素として、弁ばね32 だけが設けられている。弁ばね32の緊張力は調整可能である。調圧弁21の典 型的な構成では、弁ばね32の緊張力を、50バールと400バールの間の圧力 に等価値の値に調整可能である。一方、体積流調節弁61の典型的な構成では、 弁ばね71の緊張力は、10バールと30バールの間の圧力に等価値の値に調整 可能である。図5の圧力供給装置10″の作用は、消費装置の始動段階、周期的 な作動段階、及び制止負荷段階時の特性にかんして図1及び図4の圧力供給装置 10と10′のそれに完全に同一である。 圧力供給装置10″では、図1及び図4の圧力供給装置1010’の減圧器37 に対応するような、その機能のために特に構成された構成要素を設ける必要はな い。 r 1 国捺調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.調整ポンプの初期圧力を調節するための装置、特に、例えば濃厚物質ポンプ の駆動シリンダのような液圧駆動装置のための圧力供給装置の、高い初期圧力レ ベルで作動する主ポンプの初期圧力を調整するための装置であって、搬送量調整 機構を有し、該搬送量調整機構が、液圧式サーボ原動機により操作可能であり、 該液圧式サーボ原動機が、搬送体積を逆方向に変更するための駆動圧力室を圧力 付勢または圧力除荷することにより駆動可能であり、駆動圧力室の上記圧力付勢 及び圧力除荷を制御するため、圧力制御される弁が設けられ、該弁が、ポンプの 初期圧力またはこれに比例する圧力で制御されて、例えばばねのような復帰要素 の最小復帰力により決定される最小圧力を起点にして、前記圧力制御される弁の 制御室に伝えられる制御圧力に伴って上昇する初期圧力を放出し、この初期圧力 によりサーボ原動機の駆動圧力室を付勢可能である前記装置において、復帰要素 (32,71)の復帰力が、制御圧力により最大限発生可能な制御カであって、 圧力制御される弁(21,61)の弁ピストン(28,67)に作用する制御力 のほぼ1/50ないし1/10に対応する値に設定されていること、圧力制御さ れる弁(21,61)が、第2の制御室としての復帰室(31,66)を備え、 該復帰室を圧力付勢することにより、制御力とは逆方向の付加的復帰力を発生可 能であり、該付加的復帰力の最大値が、少なくともほぼ制御力の最大値に相当し ていること、復帰室(31,66)に伝えられる圧力が、液圧式時間遅延要素( 36.34)により、圧力制御される弁(21)の制御室(31,66)に伝え られる圧力から誘導可能であることを特徴とする装置。 2.時間遅延要素として、絞り(36)と、この絞り(36)を介して圧力を蓄 質可能な圧力だめ(34)とが設けられ、絞り(36)と圧力だめ(34)との 中間接続部(38)に、圧力制御される弁(21,61)の第2の制御室(31 ,66)が接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。 3.絞り(36)が調整絞りとして構成されていることを特赦とする、請求項2 に記載の装置。 4.減圧器(37)が圧力制限要素として設けられ、該圧力制限要素が、高圧ポ ンプ(11)の初期圧力を、調整可能な値に制限することを特徴とする、請求項 1から3までのいずれか1つに記載の装置。 5.時間遅延要素(36,34)が遮断可能であることを特徴とする、請求項1 から4までのいずれか1つに記載の装置。 6.圧力だめ(34)が、絞り(36)にたいして遮断可能であることを特徴と する、請求項5に記載の装置。 7.圧力だめ(34)を遮断するために設けられている遅延制御弁(41)が3 ボート2位置切換弁として構成され、該3ボート2位置切換弁の基本位置におい て圧力だめ(34)が絞り(36)と連通し、3ポート2位置切換弁の切換え位 置で、圧力だめ(34)が絞り(36)にたいして遮断可能であり、且つ圧力供 給装置(10;10′;10′′)の備蓄容器(23)に接続されていることを 特徴とする、請求項6に記載の装置。 8.調整ポンプ(11)の高圧出口(24)と時間遅延要素(36,34)の間 に弁(74;84;84′)が設けられ、この弁が、基本位置(0)と切換え位 置(I)とを有し、基本位置(0)において,調整ポンプ(11)の高圧出口( 24)が時間遅延要素(36,34)に接続され、切換え位置(I)において、 調整ポンプ(11)の高圧出口(24)が時間遅延要素(36,34)にたいし て遮断され、且つ圧力制御される弁(21,61)の第2の制御室(31,66 )と直接連通していることを特徴とする、請求項5から7までのいずれか1つに 記載の装置。 9.作用制御弁(74;84;84′)の切換え位置(I)で調整ポンプ(11 )の高圧出口(24)が接続される制御管(39)と、時間遅延要素(36,3 4)の圧力だめ(34)との間に、圧力だめ(34)内の圧力よりも高い制御管 (39)内の圧力により遮断方向へ付勢されている逆止弁(81)が接続されて いることを特徴とする、請求項8に記載の装置。 10.圧力制御される弁(21,61)の第2の制御室(31,66)と、時間 遅延要素(36,34)の作用個所(38;38,81)であって、調圧弁(2 1)の第2の制御室(31)に伝えられる圧力が作用可能な作用個所(38;3 8,81)との間に、基本位置(0)から作用位置へ切換え可能な弁(82;8 4;84′)が接続されており、基本位置(0)において、作用個所(38;3 8,81)が第2の制御室(31;66)に連通し、作用位置において、第2の 制御室(31;66)が、作用個所(38)にたいして遮断され、且つ圧力供給 装置(10;10′)の無圧の備蓄容器(23)に連通していることを特徴とす る、請求項5から9までのいずれか1つに記載の装置。 11.圧力制御される弁(21,61)の弁ばね(32,71)の予緊張力を調 整可能であることを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1つに記載の 装置。 12.圧力制御される弁(61)が、調整ポンプ(11)の初期圧力を一定に調 節させる調圧弁として接続されていることを特徴とする、請求項1から11まで のいずれか1つに記載の装置。 13.圧力制御される弁(61)が、調整ポンプ(11)の初期体積流量を一定 に調節させる体積流調節弁として接続されていることを特徴とする、請求項1か ら11までのいずれか1つに記載の装置。
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