JPH0750372A - パワー半導体モジュール - Google Patents

パワー半導体モジュール

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JPH0750372A
JPH0750372A JP5195796A JP19579693A JPH0750372A JP H0750372 A JPH0750372 A JP H0750372A JP 5195796 A JP5195796 A JP 5195796A JP 19579693 A JP19579693 A JP 19579693A JP H0750372 A JPH0750372 A JP H0750372A
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solder
diffusion plate
heat diffusion
module
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JP5195796A
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Yoshihiko Koike
義彦 小池
Ryuichi Saito
隆一 斉藤
Shigeki Sekine
茂樹 関根
Yuuji Wakizawa
祐二 脇澤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • H01L2924/13055Insulated gate bipolar transistor [IGBT]

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Abstract

(57)【要約】 【目的】各部材を順次接合する構成のパワー半導体モジ
ュールにおいて、半田寿命の長い高信頼性モジュールを
得ること。 【構成】モジュール内部に使用されるCu熱拡散板とC
u基板のヤング率、硬度を同じとする。そのためにCu
材がなまされない温度以下での接合を行う構成とする
か、Cu熱拡散板とCu基板を共になます構成とした。 【効果】モジュール作成時、あるいは動作時にモジュー
ルを構成する各部材の変形を抑えることができ、各半田
にかかる応力を低減することで長寿命化が図れた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に係り、特
に、複数個のパワー素子を同一基板上に搭載し複数の基
板を積層化したパワー半導体モジュールの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来からIGBT,ダイオード,GT
O,パワートランジスタ等のパワー半導体スイッチング
素子を絶縁容器内に密封して構成したパワー半導体モジ
ュールが知られている。これらの素子はその耐圧や電流
容量に応じて各種インバータ装置などに応用されてい
る。中でもIGBTは電圧制御素子であるため制御が容
易であり、大電流の高周波動作が可能であるなどの利点
を有している素子である。IGBTなどのパワー半導体
モジュールは、通常、モジュール取り付け基板部と電流
通電部が電気的に絶縁されている構造となっている。す
なわち、半導体素子と電極などが半田などによって接合
ないし金属ワイヤ接続された電流通電部がアルミナある
いはAlNなどのセラミックからなる絶縁板を介してC
u板などからなる取り付け基板部上に接合された構造と
なる。このような構造のパワー半導体モジュールにおい
ては、スイッチング条件により半導体モジュール全体の
温度が変化する。また、パワー半導体モジュール内部で
も半導体チップとモジュール取り付け基板部との間に介
在する各基板間において、温度差が生じる。パワー半導
体モジュールの寿命は各部材を接合している半田あるい
はろう材に前記温度差を原因とする熱疲労によるクラッ
クが生じ、熱抵抗が上昇する現象によって決定される。
従来パワー半導体モジュールの長寿命化の為に、半導体
チップの下には熱膨張係数差が比較的小さいMo板やW
板(熱膨張係数;Si:2.6×10-6/℃,Mo:4.
9×10-6/℃,W:4.6×10-6/℃,Cu:16.
5×10-6/℃)等を使う方法が一般的に知られてい
る。また、半田層の厚さが熱疲労寿命に大きな影響を与
えることから半田の厚さを均一化する方法が知られてい
る。この他に半田の材質やモジュール内部に使われる部
材の材質を適正化することによって信頼性を向上させる
方法がとられてきた。これらの技術に関するものとして
は特開昭59−35464号公報,特開昭62−198140号公報,
特開昭61−51934号公報,特開昭61−237456号公報など
が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では熱疲
労寿命を考える上でモジュール作成時、あるいはモジュ
ール動作時の熱変動による素材の物性の変化や変形によ
って半田にかかる応力が変化することについては考慮さ
れていなかった。熱疲労寿命を向上させる方法としては
半田膜厚を熱抵抗が許容される範囲で厚く、かつ均一に
することが重要であり、例えば特開昭59−35464 号公報
では半田材中に球状物質を混入させる方法、特開昭62−
198140号公報では半導体チップとMo板を高温半田で接
合し、そのMo板と放熱用ブロックを半田よりも熱伝導
度の大きい金属による網状体を挿入した低温半田材です
る方法があった。また、特開昭61−51934 号公報のよう
にSn−Sb半田と共晶半田を組み合わせるなどの材質
を変えることだけで向上させる方法があった。しかし、
これらの方法では半田にかかる応力を低減させるのでは
なく耐応力性を向上させる方法であり、モジュール内部
に複数枚の部材を積層させた場合に起こる各部材の変形
による寿命低下の問題がある。さらに特開昭61−237456
号公報ではモジュール内部に使われる部材の線膨張係数
と縦弾性係数を規定することでろう付けによる積層構造
を可能としていた。しかし、この方法はろう付け時に基
板の物性値が変化し、半田にかかる応力が変化すること
により半田寿命が低下するという問題がある。
【0004】本発明の目的は、パワー半導体モジュール
の内部構造を複数のCu材を積層させた場合でも高い信
頼性を確保できる構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】パワー半導体モジュール
の長寿命化の観点から複数個の半導体チップの下はMo
板あるいはW板を個々の半導体チップに配置接合し、そ
の下は熱伝導を良くするためにCu熱拡散板を接合し
た。該Mo板あるいはW板とCu熱拡散板の接合にはC
u材がなまらない350℃以下で接合できる金と錫で構
成された半田を用いた。また、半導体チップとMo板あ
るいはW板との接合には金と錫で構成された半田の融点
以下で接合できる錫ベースでアンチモン入りの半田を用
いた。さらにモジュール内部での絶縁をとるための絶縁
板を介してのCuモジュール取り付け基板への接合には
錫ベースでアンチモン入りの半田の融点以下で接合でき
る鉛と錫で構成された半田を用いた。また、Cu熱拡散
板は周辺部の厚さが中心部に比べ薄くなるよう機械的に
加工して用いた。さらに、絶縁板の表面のメッキパター
ンはCu熱拡散板の半田接合される面の一辺の長さが熱
拡散板の長さと接合に用いる半田厚さの2倍を加えた長
さ以上とした。
【0006】
【作用】チップ下半田は、熱膨張係数差の小さい半導体
チップとMo板あるいはW板を接合する構造とし、熱ス
トレスを低減して長寿命化が図れる。該Mo板あるいは
W板は熱伝導性が良くないことからこの下にCu熱拡散
板を接合することでモジュール取り付け基板部、及び複
数個配置した半導体ペレットの面方向での熱広がりを良
くし、半導体ペレットの放熱効率を向上させることがで
きる。Cu材は350℃異常に加熱すると硬度あるいは
ヤング率が低下し、熱ストレスによる各部材変化の挙動
が変化する。このため、Cu熱拡散板とMo板あるいは
W板との接合には350℃以下の温度で接合が可能であ
り、かつ弾性領域が広くクリープしずらい金と錫で構成
された半田を用いた。これによりCu熱拡散板が加熱さ
れることによる変形を低減することができる。更に、C
u熱拡散板とMo板あるいはW板との接合後は各部材の
熱膨張係数が異なるため、接合後にはCu熱拡散板がM
o板あるいはW板側(表側)を凸にして変形する。接合
後にMo板あるいはW板の付いていない側(裏面)を機
械加工などの手段により平坦化することでCu熱拡散板
の周辺部の厚さを中央部に比べ薄くして、Cu熱拡散板
が加熱されることによる変形を低減することができ、モ
ジュールの長寿命化が図れる。Cu熱拡散板とMo板あ
るいはW板との接合には金と錫で構成された半田の融点
以下であり、かつ熱ストレスに強い錫ベースでアンチモ
ン入りの半田で接合することにより長寿命化が図れる。
さらにモジュール内部での絶縁をとるための絶縁板を介
する接合には錫ベースでアンチモン入りの半田の融点以
下で接合できる鉛と錫で構成された半田を用いる。鉛と
錫で構成された半田はCu熱拡散板の接合時、あるいは
モジュール使用時の温度変化での変形をクリープで許容
することができ、長寿命化が図れる。絶縁板を介する半
田の長寿命化の為に絶縁板の表面のメッキパターンはC
u熱拡散板の半田接合される面の一辺の長さが熱拡散板
の長さと接合に用いる半田厚さの2倍を加えた長さ以上
とし、接合後に半田のフィレットが全周に形成される構
造とすることでクラックの発生を遅らせることによって
も長寿命化を図った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0008】図1は本発明の一実施例を示すパワー半導
体モジュールの断面構造である。図2は、図1の半導体
モジュールの内部配置を示す平面図である。図1の実施
例においては、コレクタ共通電極をかねたCuからなる
熱拡散板103の上に8個のSiチップを図2のように
分散して配置する。Siチップのうち、6個はIGBTチッ
プ101であり、2個はダイオードチップ102であ
る。
【0009】Siチップ101/102は、例えば5%
アンチモン−0.6% ニッケル−0.05%リン−錫
(5Sb−0.6Ni−0.05P−Sn)半田層100
により、それぞれMo板104に接合されている。Mo
板104は、例えば80%金−錫(80Au−Sn)半
田層120によりCu熱拡散板103に接合されてい
る。熱拡散板103は例えば40%鉛−錫(40Pb−
Sn)半田層105,107によりAl23からなる絶
縁板106を介してCuからなるモジュール取り付け基
板108に接合されている。コレクタ共通電極103は
図示しない105と同じ材質の半田層109により、コ
レクタ端子110に接合されている。IGBT101の
エミッタ電極とダイオードチップ102のアノード電極
とは、Alワイヤ115により、エミッタ端子114に
接合されている。エミッタ端子114は、5Sb−Sn
半田層113により、Al23からなるエミッタ端子用
絶縁板112により接合されている。エミッタ端子用絶
縁板112は5Sb−Sn半田層111により、コレク
タ共通電極103に接合されている。
【0010】図3は図1,図2で示した構成のパワー半
導体モジュールで、Cu熱拡散板103がモジュール形
成過程の熱履歴によりなまされることでCu基板とヤン
グ率が異なった場合の各半田層の寿命の関係を示す。従
来法は銀ろうを用いてMo板とCu熱拡散板を接合し、
Cu材がなまった場合の半田寿命であり、本発明は80
Au−Sn半田を用いて接合した場合の結果を示す。1
07半田層はヤング率が小さくなるにつれ劣化するため
なまされない条件で接合する必要がある。図4はCu材
の応力−歪曲線を示す。図1,図2で示した構成のパワ
ー半導体モジュールではCu熱拡散板の歪が約0.06
% となり例えばCu熱拡散板103とMo板104を
銀ろうにより接合した場合の条件で焼鈍することでなま
された後の見かけ上のヤング率は1/20に低下する。
本来ヤング率とは弾性領域での応力−歪曲線の傾きであ
り、Cuがなまされると弾性領域が小さくなるが、この
弾性領域で応力−歪曲線の傾きは変化しない。ここでい
う見かけ上のヤング率とはCu熱拡散板にかかる歪まで
を直線近似した線の傾きとしているまた、Cu材の硬度
も82Hvから50Hvに低下し、モジュール作成時あ
るいは完成後の使用時の温度変化でのCu材の変形率が
大きくなり半田に生ずる歪が大きくなる。80Au−S
n半田にて接合した場合、融点が280℃なのでCu拡
散板のヤング率を変化させないで形成することをが可能
である。
【0011】Mo板とCu熱拡散板の接合に銀ろうを用
いることでCu熱拡散板がなまされた場合は、同じ熱処
理によりCu基板もなますことにより応力均衡が取れ、
Cu熱拡散板とCu基板をなまさないで形成したモジュ
ールと同等の半田寿命を得ることができる。但し、両基
板をなました場合、温度変化による変形量が大きくなる
傾向があるので反り量を規定するモジュールの場合は部
材の厚さを適正化して反り量を低減する必要がある。
【0012】半導体チップ下半田層100の材質もCu
熱拡散板103をなまさない条件のもとでの選択をする
必要がある。その選択肢として以下の3種類の方法があ
る。Au−Sn半田を用い、半導体チップ/Mo板/
Cu熱拡散板を同時に接合する。Au−Sn半田より
融点が高くCuがなまらない範囲の温度で接合可能な半
田を用い、半導体チップ/Mo板を先に接合する。A
u−Sn半田より融点が低い半田を用い、Mo板/Cu
熱拡散板の接合を先に行い半導体チップ別途接合する。
いずれの方法でも作成は可能であるが、熱膨張係数の異
なる部品を接合するため形成時の温度は低くし、半田接
合後の温度変化(冷却過程)による部材の変化での半田へ
の歪を極力小さくした方が有利である。図5は図1,図
2で示した構成のパワー半導体モジュールで、半導体チ
ップ下半田100の材質及び厚さの違いによる寿命の変
化を示す。の方法による1.5Ag −5Sn−Pb半
田との方法による5Sb−0.6Ni−0.05P−S
n半田の比較では5Sb−0.6Ni−0.05P−Sn
半田の方が寿命の点からも有利でありこれを用いた構造
とした。本実施例ではSb入り半田として5Sb−0.
6Ni−0.05P−Sn半田を使った例を記載した
が、Sbの添加量として7〜5%、またNi,Pの添加
されない半田でもほぼ同じ熱疲労寿命が得られる。ま
た、モジュール作成時の他の部品の構成等によっては、
寿命の許容される範囲内での方法を取っても問題な
い。
【0013】Cu熱拡散板とCuモジュール取り付け基
板をAl23からなる絶縁板106を介して接合する半
田には40Pb−Snを用いた。これにより表1に示す
ように3回の温度階層でモジュール内部で使用するCu
材のヤング率、硬度を変えること無く図1,図2に示す
構造のパワー半導体モジュールを構成することができ
る。
【0014】
【表1】
【0015】図6は、Cu熱拡散板/絶縁板/Cu基板
との接合状況の1部を模式的に示す。半田は接合部材の
周辺で図中に示したフィレットを形成することで熱疲労
試験時のクラックの入り始めを遅くすることができる。
本実施例の場合、モジュール内部の絶縁を確保するため
接合後Cu熱拡散板の周辺にセラミックの絶縁部が面方
向で残るようセラミック基板の表面にメッキパターンを
形成している。そのメッキの大きさはCu熱拡散板の半
田接合される面の一辺の長さが熱拡散板の長さと接合に
用いる半田厚さの2倍を加えた長さ以上とし、接合後に
半田のフィレットが全周に形成される構造とすること
で、クラックの発生を遅らせることによっても長寿命化
を図った。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、半導体モジュール内部
のCuからなる複数枚の熱拡散板及びCu基板を接合時
にCuがなまされない温度階層を取ることでのヤング率
及び硬度を同じとした。またMo板/Cu熱拡散板を接
合後裏面を研削したことで加工時及び動作時の熱変動に
よって変化率を小さくした。これらにより半田にかかる
応力を低減させることができ、半導体モジュールを長寿
命化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体モジュールの一実施例の内
部構造を示す断面図である。
【図2】図1の半導体モジュールの内部配置を示す平面
図である。
【図3】図1の実施例においてCu熱拡散板のヤング率
が変化した場合の各層の107半田層の寿命を示す図で
ある。
【図4】Cu熱拡散板の応力−歪曲線から各条件下での
ヤング率及び硬度を示す図である。
【図5】図1の実施例において、Siチップ下半田の膜
厚と組成の違いによるはんだ寿命の差を示す図である。
【図6】Cu熱拡散板/絶縁板接合状況の1部を模式的
に示す図である。
【符号の説明】
100…錫ベースでアンチモン入りの半田層、101…
IGBTチップ、102…ダイオードチップ、103…コ
レクタ電極兼用Cu熱拡散板、104…Mo応力緩衝
板、105…鉛と錫で構成された半田層、106…絶縁
板、107…鉛と錫で構成された半田層、108…Cu
モジュール取り付け基板、109…鉛と錫で構成された
半田層、110…コレクタ電極、111…錫ベースでア
ンチモン入りの半田層、112…エミッタ端子用絶縁
板、113…錫ベースでアンチモン入りの半田層、11
4…エミッタ電極、115…Alワイヤー、116…錫
ベースでアンチモン入りの半田層、117…ゲート端子
用絶縁板、118…錫ベースでアンチモン入りの半田
層、119…ゲート電極、120…金と錫で構成された
半田層、170…Niメッキ面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 脇澤 祐二 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Si半導体チップ下にMo板、あるいはW
    板からなる応力緩衝板を設け、該応力緩衝板下にCu材
    からなる熱拡散板を設け、該熱拡散板下にAl23ある
    いはAlNからなる絶縁板を設け、該絶縁板下にCu材
    からなるモジュール取り付け基板を設け、各部材を順次
    接合する構成のパワー半導体モジュールにおいて前記応
    力緩衝板との前記熱拡散板の接合が前記熱拡散板及び前
    記モジュール取り付け基板の焼きなまされる温度以下で
    なされ、前記熱拡散板と前記モジュール取り付け基板の
    ヤング率及び硬度がモジュール完成後ほぼ等しいことを
    特徴とするパワー半導体モジュール。
  2. 【請求項2】請求項1において、各部材の接合に金と錫
    で構成された半田と、錫ベースでアンチモン入りの半田
    と、鉛と錫で構成された半田の3種類を使用して構成し
    たことを特徴とするパワー半導体モジュール。
  3. 【請求項3】請求項2において、Si半導体チップが複
    数の場合、複数の半導体チップの下にそれぞれ1枚のM
    o板あるいはW板からなる応力緩衝板を設け、前記複数
    の応力緩衝板の下に1枚のCu材からなる熱拡散板を設
    け、前記熱拡散板をAl23あるいはAlNからなる絶
    縁板を介してCu材からなるモジュール取り付け基板を
    設ける構造において、前記複数の半導体チップと応力緩
    衝板の接合に錫ベースでアンチモン入りの半田、前記複
    数の応力緩衝板と熱拡散板の接合を金と錫で構成された
    半田、前記熱拡散板と絶縁板とモジュール取り付け基板
    の接合を鉛と錫で構成された半田を使用したことを特徴
    とするパワー半導体モジュール。
  4. 【請求項4】請求項1において、該応力緩衝板の接合が
    該熱拡散板の焼きなまされる温度以上でなされた場合、
    該モジュール取り付け基板も同じ熱履歴を加えることで
    前記熱拡散板と前記モジュール取り付け基板のヤング率
    及び硬度がなまされた状態でほぼ等しいことを特徴とす
    るパワー半導体モジュール。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項において、該
    熱拡散板の周辺の厚さを中央部に比べ薄くしたことを特
    徴とするパワー半導体モジュール。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項において、該
    熱拡散板を該絶縁基板に接合した後の該熱拡散板の裏面
    の形状が平坦でないことを特徴とするパワー半導体モジ
    ュール。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項において、該
    絶縁板上下にメタライズパターンを介してメッキ層を形
    成し、前記メッキ層に半田を介して該熱拡散板を接合す
    る場合、メッキ層の面積を接合される熱拡散板の面積よ
    り大きくし、該メッキ層一辺の長さが熱拡散板の長さと
    接合に用いる半田厚さの2倍を加えた長さ以上であるこ
    と特徴とするパワー半導体モジュール。
JP5195796A 1993-08-06 1993-08-06 パワー半導体モジュール Pending JPH0750372A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0924845A3 (en) * 1997-12-22 2001-05-23 Omnirel LLC Power semiconductor module

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