JPH0750359B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0750359B2
JPH0750359B2 JP60137408A JP13740885A JPH0750359B2 JP H0750359 B2 JPH0750359 B2 JP H0750359B2 JP 60137408 A JP60137408 A JP 60137408A JP 13740885 A JP13740885 A JP 13740885A JP H0750359 B2 JPH0750359 B2 JP H0750359B2
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毅 國司
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は複写機等の画像形成装置に関するもので、特に
同一の感光体上で両面複写や多重複写を行なう場合に転
写材の変化によって搬送状態が変化する場合でも、転写
効率をおとさないで感光体から転写材を確実に分離する
ことができる画像形成装置に関するものである。
従来の技術 従来、この種の電子写真装置用の転写・分離装置として
次の方法が知られている。現像装置によってトナー像を
形成した感光体表面に転写前露光やトナーの極性と同極
性あるいはこれにAC電圧を加えた転写前帯電をほどこ
し、トナーと感光体との吸着力を弱めた後、転写紙を感
光体表面に密着させその転写紙の背面にトナーの極性と
逆極性の帯電を行なうことによって感光体表面のトナー
を転写紙に転写する。その後、その転写紙の背面にAC帯
電、あるいはこれにトナーの極性と同極性のDC成分を加
えた帯電をほどこし転写紙の除電を行ない転写紙の弾力
を利用することによって感光体から転写紙を分離する。
そして、両面複写機構や多重複写機構を持つ電子写真装
置では、一度定着装置を通過した転写紙に対して、両面
複写の場合はもう一方の面に、多重の場合は同一面に再
度トナー像を転写して分離を行なう必要がある。一度、
定着装置を通過した転写紙は圧力定着法、熱定着法等の
いずれの定着法にせよ定着ローラから受ける圧力や熱の
影響でカールを生じる。定着装置の構造上第1面目定着
後のカールの向きが第1図に示すような上向きのカール
の場合、両面複写時2面目では転写紙のカールは感光体
の曲面と逆の方向となり分離性は良好であるが、多重複
写時2面目では転写紙のカールと感光体の曲面は同一の
方向となり分離性は非常に悪くなる。定着器の構成によ
ってはこの逆となる場合も考えられるが、いずれにせよ
分離性の良い面と悪い面が生じる。このため両面複写時
2面目と多重複写時2面目とで転写前帯電、転写用帯
電、分離用帯電の電流を同一の値に設定した場合、分離
性の良い両面複写時2面目は分離するが分離性の悪い多
重コピー時2面目は分離しないという事態や、逆に多重
複写時2面目の分離はするが、両面複写時2面目では分
離の際に、転写紙上に転写したトナーが感光体表面に再
転写するという転写効率が悪い事態が発生する恐れがあ
る等の問題点を有するものである。また、定着器排出後
のカールの向きが逆の場合は、両面複写で分離性が悪
く、多重複写では分離性が良くなるので、多重複写では
分離可能だが両面複写では分離しないという事態や、逆
に両面複写では分離するが、多重複写では再転写が発生
する場合がある。
発明の目的 そこで、本発明は以上の欠点に鑑みて改良された新規な
画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明の別の目的は転写材の変化状態に対応して確実に
分離できる画像形成装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、像担持体の像を
転写材にに静電的に転写するために像担持体へ向かって
電荷を与える転写手段と、転写後像担持体から転写材を
静電的に分離する分離手段と、を有し、転写材に像を形
成する画像形成装置において、あらかじめ転写材の第1
面に像が形成された転写材に対して第1面に再度像を形
成する第1モードと、転写材の第1面と逆の第2面に再
度像を形成する第2モードと、が選択可能であり、上記
選択されるモードに応じて上記再度像を形成するため
の、上記転写手段又は上記分離手段の少なくとも一方の
出力を変化させたことを特徴とするものである。
実施例 以下、本発明の具体的実施例について図に従って詳細に
説明する。
第2図は本発明を実施した自動両面および多重複写機能
を持った電子写真装置の概略図である。感光体10の表面
を一次帯電器32で一様に帯電し、その感光体10表面に画
像露光33を照射して形成した静電潜像を現像装置34でト
ナー像に現像した後トナー像がのった感光体10表面に転
写前帯電器9でAC放置にトナーと同極性のDC放電を加え
た帯電をほどこし、トナーの電荷を増加させると同時に
感光体10表面に一時帯電で与えた電荷の残留電荷の除電
を行なう。この転写前帯電によってトナーの転写効率を
上昇させると共に感光体10表面の残留電荷を除去し、分
離時の再転写を防止している。こうして転写前の処理が
加えられた感光体10の表面に転写紙40を転写ガイド11に
よって密着させた後、転写帯電器13を用い、転写紙40の
背面にトナーの極性とは逆極性の帯電をほどこし、静電
気力を利用してトナー像を転写紙40に転写する。次に分
離帯電器14で転写紙40にAC放電あるいはこれにトナーと
同極性のDC放電を加えた帯電を行ない転写の際に転写紙
40が受けた電荷を除電し転写紙40が持つ感光体10への静
電気的付着力を除去し、転写紙40の自重と弾性力を利用
して転写紙40を感光体10表面から分離する。こうしてト
ナー像を転写し感光体10から分離された転写紙40は、定
着器16でそのトナー像を定着され、片面複写の場合は、
第1フラツパ20と排紙ローラ17によって機外に排出され
る。また、多重複写モードの場合転写紙40は第1フラツ
パ20と紙ガイド18と第2フラツパ21と紙送りローラ19に
よって第2図に示す様に中間トレイ41に積載される。両
面複写モードの場合には転写紙40は第1フラツパ20と紙
ガイド18と第2フラツパ21と反転用紙送りローラ22によ
って一時反転用紙ガイド23に収納された後、再び反転用
紙送りローラ22と第2フラツパ21と紙送りローラ19によ
つて裏と表を反転された状態で中間トレイ41に積載され
る。
中間トレイ41に積載された転写紙40は、再給紙ローラ43
と再給紙用紙送りローラ44と再給紙用紙ガイド45によっ
て再び転写・分離・定着の行程を経て機外に排出され
る。
本発明を実施した場合、両面複写2面目と多重複写2面
目とで分離帯電の電流のDC成分をそれぞれの転写紙40の
カールの向きに応じた値に設定することで常に安定した
転写分離を行なっている。本発明の実験に用いた装置で
は定着器16から排出された転写紙は第1図に示すような
上カールを生じる。すなわち多重複写2面目では転写紙
40は感光体表面に沿う方向にカールを持っており分離性
が悪く、両面複写2面目ではこの逆の傾向があるのであ
る。この場合両面複写2面目、多重複写2面目共に転写
前帯電のDC成分を−100μA、転写帯電の転写電流を+3
00μAに固定した条件で分離帯電のDC成分の分離電流を
0μAから−200μAまで変化させて分離性能を観察し
たところ第3図に示すような結果を得た。この結果から
定着器16から排出された後のカールが上カールの場合、
両面複写2面目には分離電流を−80μA、多重複写2面
目には−120μAと設定するのが最も安定して転写・分
離が行なえることがわかる。これは転写紙40のカールが
感光体10表面に沿っている場合は分離しずらいため分離
電流を上げて転写紙の除電を多目に行ない転写紙と感光
体の付着力をより小さくする必要があるということであ
る。逆に転写紙40のカールが感光体10表面の曲面と逆の
方向の場合は分離性がよいので少ない除電効果で分離が
可能であることを意味する。
本実施例では両面複写時2面目と多重複写時2面目とで
分離電流のみを変化させたが、分離電流を増加させるか
わりに転写電流を減少させたり、分離電流を減少させる
かわりに転写電流を増加させても同様の効果を得ること
ができる。また、両方を同時に変化させても同様の効果
を得ることができる。また、転写電流、分離電流を変化
させる代わりに転写前帯電器の電流を変化させることも
可能でその三つのうちいずれか一つ又は二つ以上の電流
値を変化させることもできる。
発明の効果 以上説明したように、両面複写時2面目と多重複写時2
面目とで転写前帯電、転写用帯電、除電分離用帯電のい
ずれか一つ又は二つ以上の電流値を変化させることによ
って、転写紙のカールの向きにかかわらず常に安定した
転写及び分離を行なうことが可能になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は転写材の上向きのカール状態を示した断面図、
第2図は本発明の実施例の概略断面図、第3図は実験結
果を示す図である。 10:感光体、11:一次帯電器、12:画像露光、13:現像装
置、14:転写前帯電用帯電器、15:転写前露光装置、16:
転写用帯電器、17:除電分離用帯電器、18:クリーニング
装置、19:転写紙、20:定着用ローラ、21:トナー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体の像を転写材に静電的に転写する
    ために像担持体へ向かって電荷を与える転写手段と、転
    写後像担持体から転写材を静電的に分離する分離手段
    と、を有し、転写材に像を形成する画像形成装置におい
    て、 あらかじめ転写材の第1面に像が形成された転写材に対
    して第1面に再度像を形成する第1モードと、転写材の
    第1面と逆の第2面に再度像を形成する第2モードと、
    が選択可能であり、上記選択されるモードに応じて上記
    再度像を形成するための、上記転写手段又は上記分離手
    段の少なくとも一方の出力を変化させたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記転写手段は像担持体の像形成位置と転
    写位置との間に設けられた転写前帯電器と、転写位置に
    設けられた転写帯電器と、を有する特許請求の範囲第1
    項記載の画像形成装置。
JP60137408A 1985-06-24 1985-06-24 画像形成装置 Expired - Lifetime JPH0750359B2 (ja)

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JP60137408A JPH0750359B2 (ja) 1985-06-24 1985-06-24 画像形成装置

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JP60137408A JPH0750359B2 (ja) 1985-06-24 1985-06-24 画像形成装置

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JPS61295583A JPS61295583A (ja) 1986-12-26
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JPS5723980A (en) * 1980-07-21 1982-02-08 Ricoh Co Ltd Copying and separation device for both side type electronic photographic copying machine

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