JPH07503444A - うろこ状流れの個々の印刷製品を移送する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 うろこ伏流れの個々の印刷製品を移送する装置本発明は、独立した請求の範囲第 １項の上位概念に記載した装置に関する。この種の装置は技術水準においてドイ ツ連邦共和国特許出願公開第２８２０９５７号公報によって知られている。この ような装置は例えば回転印刷機から来るうろこ伏流れを処理する際に出力を高め るために使用される。装置は更に、欠陥のある印刷物を分離除去するため、ある いは選別等を行うために使用可能である。この装置によって個々の印刷製品を正 確かつ確実に分離除去することができないことが判った。従って、この装置は実 際には使用されていない。

本発明の課題は、うろこ伏流れから印刷製品を正確かつ確実に分離除去すること ができ、それにもかかわらず簡単に製作可能である、冒頭に述べた種類の装置を 提供することである。この課題は、本発明による装置において、段部から離れる 方向のキャリッジの移動によって、第２の搬送路の搬送速度が高められることに よって解決される。速度の上昇によって、うろこ伏流れから取り出される印刷製 品が短い距離でかつ同時に迅速に段部から離れるように移動する。第２の搬送路 の範囲における搬送速度の上昇によって更に、不利な転動作用が避けられる。

前記の速度の上昇が機械的な連結によって非常に確実にかつ構造的に簡単に達成 可能であることが判った。従って、本発明は、第２の搬送路の駆動装置のコスト のかかる制御を必要としない装置の製作を可能にする。

本発明の他の実施形では、第２の搬送路が前端部に、幅を調節可能な受け入れ開 口を備えている。それによって、導出すべき印刷製品の厚さに受け入れ開口を適 合させることができる。導出すべき印刷製品の先行端部が既に受け入れ開口内に 達したときに初めて、受は入れ開口が閉じると、それぞれ複数の部分からなる印 刷製品をばらばらにしないで確実に導出可能であるという利点がある。

それによって、複数の部分からなる大きな印刷製品を従来よりも大幅に速くかつ 短い距離で導出可能である。導出は本発明による装置によって従来よりも短い区 間で可能である。

他の有利な特徴は、従属請求項、次の説明および図面から明らかになる。次に、 図に基づいて本発明の実施例を詳しく説明する。

図１．　２は本発明による装置の部分図であり、図示上の理由からそれぞれ個々 の部品が省略しである。

図３は本発明による装置の分解された個々の部品を示す図である。そして、図４ 〜６はうろこ伏流れからの印刷製品の搬出を］靜りに示す図である。

図２は二つのコンベヤベルト３．４を備えた第１の搬送路ｌを示している。この コンベヤベルトはうろこ伏流れ２８を広げるために、段部Ｓを備えている。搬送 路ｌは図２において左側から段部Ｓを越えて右側へうろこ伏流れ２８を搬送する 。コンベヤベルト３の端部の上方に、それ自体公知の計数ヘッド７がうろこ伏流 れに対して離して設けられている。この計数ヘッドによって、印刷製品の位置を 測定することができる。計数ヘッド７は例えば機械の台５に固定されている。

第２の搬送路２は段部Ｓの上方から始まり、この段部がら斜め上方へ案内されて いる。この第２の搬送路２はキャリッジ６を備えている。このキャリッジはスト ッパー１．４．１５の間で案内棒１２上を無段階的に調節可能に摺動可能である 。

キャリッジ６を調節するために、複動のシリンダーピストンユニット９が設けら れている。このシリンダーピストンユニットは一端がヒンジ８によって機械の台 ５に固定され、他端が同様にヒンジ１ｏによってキャリッジ６の軸受１３に取付 けられている。図１にはキャリッジ６の下側の端位置が示しである。それによっ て、キャリッジ６はこの下側の端位置から案内棒１２の方向に上方へ移動可能で ある。

キャリッジ６の支承板１１にはフラップ１６が揺動可能に支承されている。フラ ップＩ６の側方には、揺動軸３７から離して、アーム３８が取付けられている。

このアームには、図示していない複動のシリンダーピストンユニットが取付けら れている。このシリンダーピストンユニットによって、フラップは図２の位置か ら出発して上方および下方へ揺動可能である。フラップ１６の揺動軸３７の中央 にはローラ２５が支承されている。キャリッジ６に対して動かないこのローラ２ ５は、このローラの上方に支承された挟持ローラ２３と共に、受は入れ開口Ａを 形成している。搬出すべき印刷製品２８ａ（図４）がこの受け入れ開口を通って 第２の搬送路２の２個のスライド板２６．２７の間に搬入可能である。挟持ロー ラ２３はトグルレバー２２に支承されている。このトグルレバーは複動のシリン ダーピストンユニット２０によって軸１８回りに揺動可能である。シリンダーピ ストンユニット２０はヒンジ連結部２１を介してキャリッジの支承板１１に固定 され、ヒンジ１９でレバー１７のアーム４３に作用している。シリンダーピスト ンユニット２０によって、他方のアーム２２に支承された挟持ローラ２３は図２ に示す位置から出発してローラ２５から上方へ持上げ可能である。シリンダーピ ストンユニット２０によりて押圧力を反対方向にローラ２５に加えることができ る。

特に図３に示すように、トグルレバー１７の軸受１８は軸３２の中央に配置され ている。この軸はその端部のところでキャリッジ６の支承板１１に支承されてい る。図３に示すように、軸３２の一端は軸受３３を通って突出し、この端部が歯 車３４に相対回転しないように連結されている。歯車は内側が歯付ベルト２８に かみ合っている。この歯付ベルト２８はローラ２９，３０を介して案内されてい る。この場合、一方のローラ２９は駆動軸３５に固定されている。両ローラ２９ ．３０は互いに離して機械の台５に支承されている。他の無端の駆動ベルト４４ は、軸３２に固定されたローラ４５と、挟持ローラ２３に連結されたローラ４６ とを連結する。歯車３４と駆動ベルト２８を確実に連結するために、支承板ｌに 支承された押圧ローラ２９が設けられている。駆動モータ４５は軸３５に連結さ れ、それによって挟持ローラ２３はキャリッジ６の位置とは無関係に矢印４１方 向に回転可能である。キャリッジ６がシリンダーピストンユニットによって矢印 ４２の方向に上方へ摺動すると、歯車３４は歯付ベルト２８に係合しているのて この歯付ベルトの移動によって付加的に駆動される。キャリッジ６が矢印４２の 方向に移動すると、歯付ベルト２８の回転速度が同じであるときには、ローラ２ ３の回転速度は自動的にキャリッジ６の移動速度に相応して高められる。これに 対して、キャリッジ６が矢印４２と反対方向に移動すると、挟持ローラ２３の回 転速度は相応してゆっくりになる。次に、図」〜６に基づいて、本発明による装 置の作用について説明する。

図４の装置の場合、フラップ１６は下側の位置へ揺動している。この位置では、 フラップの前端部がうろこ状流れ２８に係合している。搬出すべき１枚の印刷製 品２８ａはフラップ１６によって受け取られ、前側の縁部Ｋがローラ２５と挟持 ローラ２３の間の受け入れ開口内にある。ローラ２５と２３の間に間隔りが生じ るように、トグルレバー１７がシリンダーピストンユニット２０によって操作さ れる。この間隔りは、印刷製品２８ａが実質的に抵抗なしにこの両ローラの間に 入るように、選定されている。この場合、挟持ローラ２３は矢印４１の方向に回 転し、予備選定された押圧力によって印刷製品２８ａを捕らえることができる。

そして、トグルレバー１７がシリンダーピストンユニット２０によって矢印４０ 方向に揺動させられ、印刷製品２８ａに対するローラ２３．２５の押圧力が高め られる。はぼ同時に、キャリッジ６がシリンダーピストンユニット９によって段 部Ｓから右上に向かって矢印４２の方向に摺動させられる。上述のように、この 摺動の結果、ローラ４１の回転速度が高められる。キャリッジ６の後退速度は例 えば２ｍ／秒である。それによって、挟持ローラ２３の周速は例えば１ｍ／秒か ら３ｍ／秒へ高められる。この場合、歯付ベルト２８の速度は変わらない。

ローラ２５と２３の間に挟まれた印刷製品２８ａは、キャリッジ６の後退時に、 高められた速度で受け入れ開口Ａ内に引っ張られる。この速度上昇に相応して、 ローラ２５と２３の間での印刷製品２８ａの滞留時間が短くなる。更に、印刷製 品２８ａは短い時間でうろこ状流れ２８から導き出される。

導き出された印刷製品２８ａは案内板２６．２７を通って例えば他のコンベヤベ ルト４８上にもたらされるかあるいは図示していない容器に投入される。

キャリッジ６は図１に示した位置において他の印刷製品を導き出すまで待機位置 に保持してもよいし、直ちに出発位置へ移動させてもよい。

Ｆｉｇ、２

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．段部（Ｓ）を有する第１の搬送路（１）から、段部（Ｓ）のところで分岐す る第２の搬送路（２）へ、うろこ状流れ（２８）の個々の印刷製品を移送するた めの装置であって、第２の搬送路（２）が段部（Ｓ）に対して斜めにかつこの段 部から離れる方向に移動可能なキャリッジ（６）を備え、このキャリッジがその 静止状態で下端位置を占め、キャリッジが第１の搬送路（１）の作用範囲におい てこの作用範囲から外へ揺動可能なフラップ（１６）を備えている装置において 、段部（Ｓ）から離れる方向のキャリッジの移動によって、第２の搬送路（２） の搬送速度が高められることを特徴とする装置。
2. ２．第２の搬送路（２）がその前端部に、導出すべき印刷製品（２８ａ）用の、 幅を調節可能な受け入れ開口（Ａ）を備えていることを特徴とする請求の範囲第 １項の装置。
3. ３．第２の搬送路（２）がその前端部に、導出可能な個々の印刷製品（２８ａ） を掴むための上方へ持上げ可能な挟持ローラ（２３）を備えていることを特徴と する請求の範囲第１項の装置。
4. ４．挟持ローラ（２３）が揺動可能なレバー（１７）に支承されていることを特 徴とする請求の範囲第３項の装置。
5. ５．キャリッジ（６）を段部（Ｓ）から離れるように移動させるときに、第２の 搬送路（２）の速度が所定の速度だけ自動的に高められるように、キャリッジ（ ６）が第２の搬送路（２）の駆動装置に連結されていることを特徴とする請求の 範囲第１〜４項のいずれか一つの装置。
6. ６．第２の搬送路（２）の速度がほぼキャリッジ（６）の移動速度だけ高められ ることを特徴とする請求の範囲第５項の装置。
7. ７．キャリッジ（６）が駆動軸（３２）を備え、この駆動軸がキャリッジ（６） の前端部の引き込み機構（２３）に連結され、キャリッジ（６）を段部（Ｓ）か ら離れる方向に移動させるときに駆動軸（３２）が駆動ペルト（２８）の部分上 を振動し、それによって駆動軸（３２）の回転速度がキャリッジ（６）の移動速 度に相応して高められるよう、駆動軸（３２）が駆動ベルト（２８）に係合して いることを特徴とする請求の範囲第１〜６項のいずれか一つの装置。
8. ８．駆動ペルト（２８）が歯付ペルトまたはローラチェーンであることを特徴と する請求の範囲第７項の装置。
9. ９．キャリッジ（６）の後退速度がうろこ状流れ（２８）の搬送速度以上である ことを特徴とする請求の範囲第１〜８項のいずれか一つの装置。