JPH07503001A - コラーゲンマイクロカプセル含有注射可能組成物 - Google Patents

コラーゲンマイクロカプセル含有注射可能組成物

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JPH07503001A
JPH07503001A JP5512202A JP51220293A JPH07503001A JP H07503001 A JPH07503001 A JP H07503001A JP 5512202 A JP5512202 A JP 5512202A JP 51220293 A JP51220293 A JP 51220293A JP H07503001 A JPH07503001 A JP H07503001A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 コラーゲンマイクロカプセル含有注射可能組成物−X」1ヒL… 本発明は、基本的にはコラーゲン系マイクロカプセルを懸濁状態で含有する注射 可能な組成物、その生物医学的使用、及び薬品組成物に関する。
本発明は、より詳細には、物質の損失を埋めることを可能にし、または、生体系 、特にヒトで活性物質を都合よく誘導することを可能にする注射可能な担体の製 造に関する。
五豆弦亘 充填材開発のために多くの研究が行われた。適切な軟組織充填方法は。
一シリコン、ゼラチン、自己由来コラーゲンおよび異種コラーゲンの注射 一嵯り糸(ガツト、ボアテックス、コラーゲン)の埋め込みである。
最良の結果が得られる材料は、生体適合性およびインビトロの安定性という観点 から、異!Ti(ウシ由来)コラーゲン(注射可能なものおよび緩り糸)である ことが現在間らかになった。この軟組織充填用材料の最も一般的な利用は、本来 は、年齢(皺)によるもの、または癲痕、るい痩、不揃い性などをもたらす他の 原因(疾病、外傷、外科手術)による皮膚陥没および顔面内容の損失の治療に関 係がある。
これらの事例のいくつかにおいて、架橋コラーゲン糸(例えばB10ETICA 出願の第9104518号明細書に記載)は、この材料の生体適合性、インビト ロ安定性および充填力の高い性質ゆえに特に指摘されている。
にもかかわらず、そのような糸の使用は深い皺の充填には全く適切であるが、こ れは他の場合(例えば浅い皺、非溝状皮膚欠損)には適応性が低いことが分かっ た。このような場合には、注射可能な形態に頼らねばならない。
また形成外科の外に、実施される充填の性質および/または埋め込み部位への侵 入性のために注射可能形が必要とされる医療分野(例えば耳鼻咽喉科学、泌尿器 科学、整形外科学)が存在する。
一現今の発明の中で最も新しいものは、C0LLAGEN C0RPOR^−T ION出願の欧州特許公開第83868AI号および同第89145A2号公報 、KOKEN CO,LTD出願の欧州特許公開公報第132979A2号並び に米国特許A3949073号公報に記載されている。
−現今の注射可能コラーゲンはコラーゲン溶液である。はとんどの場合、移植物 は、細い針(一般に0.3から0.5mmの直径を有する)で注射することがで きなければならない。
この要求を満たすために、該溶液は低濃度(2から6.5%)の比較的流動状で なければならない。そのような制限によって、そうした移植物の早い時期におけ る生体分解性および安定性の問題、投与される活性物質の量が比較的少ないとい う問題が生じる。
一安定性ど生体適合性の理由のために、使用コラーゲンはアテロコラーゲン、す なわちテロペプチドと呼ばれる非螺旋構造の末端領域が排除されているコラーゲ ンである。前記テロペプチドは、実際に架橋型分子内、分子間結合の部位であり 、この結合はコラーゲンを不溶性にする。のみならず、テロペプチドはコラーゲ ンの主要な抗原決定基を担っている。現在存在する製品では、アテロコラーゲン は、螺旋構造を破壊せずにテロペプチドを専ら攻撃するペプシンでプロテアーゼ 処理して得られる。しかしながら、ペプシンはその基質上に非常に堅固に定着す るという欠点を有し、したがって、除去するのが困難である。そうなったとき、 それは、たとえ微量であってもその存在が、このようにして得られた当該生成物 の生体適合性を変える危険性がある、非常に強い抗原性をもつ分子になる。
−その充填機能を保証するために、該移植物は、注入後、一定容積を保持しなけ ればならず、さらに、それは周辺組織にあまり拡散してはいけない。したがって 、それは十分に長期間維持される一種のマトリノクヌを構成し、宿主組織に定着 し、さらに処置領域の回復を可能にする。現在存在する製品では、そのような特 性はアテロコラーゲン溶液を用いることによって満たされるが、これは体温で沈 殿し、したがって、注射部位に残存する繊維の形成をもたらし、一方、賦形剤は 徐々に再吸収される(米国特許第A3949073号参照)。
その結果は、該製品は流動性を保持することができるように、注射前は低温(1 0℃以下)で保存しなければならないということで、この性質は、それを注射に よって投与する場合には避けることができない。結果として、この原理に基づく 注射可能コラーゲンは、保存に特定の注意が必要で、この事はその使用を複雑に する。
一従来の注射可能コラーゲンの主な制限は、インビボにおけるその再吸収性に在 る。
実際、コラーゲンの分解は、結合組織代謝の部分を形作る正常な生物学的工程で ある。この工程は、多数の酵素、特に、コラーゲンの最初の攻撃を引き起こすコ ラゲナーゼを包含する。コラーゲンの生体分解性は、特に重要な問題を生じる。
実際、陥没および構成要素の損失の充填は、永久的治療であるか、または、いず れの場合にも移植物の急速な再吸収はほとんどない適度に耐久的な治療であるべ きである。
種々の物理的および化学的処理が存在するが、この処理は、コラーゲン分子間の 架橋結合の数を増加させることによって、再吸収を減少させることができる。ゲ ルタールアルデヒドは、最も広く用いられる架橋剤である(欧州特許公開第八8 9145号公報に記載)。
これは特に有効であるが、溶液中に存在するときに重合されるという大きな不利 を有する。したがって、この薬剤で架橋された材料は、時間が経てばゲルタール アルデヒド単量体(これは110−25pp以上で細胞毒性を有する)を遊離す る。したがって、この原理にしたがって製造された注射可能コラーゲン(欧州特 許公開第89145A2号公報)は、非架橋移植物より一般に分解性が少ない( 皺の充填については、平均安定性は6力月から1年に対して1年から2年の間で ある)が、他方で、それらは一定の疑念を抱かせる副作用をより頻繁に引き起こ し、したがってその使用を減少させる。
11皇1且 本発明の主要な目的は、直径が0.3〜0.5mmの細い針でも容易に注射する ことができる、高いコラーゲン濃度、特に少なくとも7%(重量/容積)、好ま しくは約10%の高さのコラーゲン濃度の注射可能な材料を調製する溶液を提供 することである。
本発明の他の目的は、ある溶液を提供することによって上記に示した新しい技術 的問題を解決することであるが、この溶液により、活性物質を運ぶ傍ら、例えば 有機体中に活性分子を徐放することによって、問題の組織または器官のスクリー ニングによって、さらに天然の物質の保護によって該活性分子の治療における最 適化を可能にする系が提唱される。
本発明のまた別の目的は、生体適合性が改良された溶液を提供することによって 、上記に示した新しい技術的問題を解決することであり、この溶液においては分 解生成物は望ましくない反応を引き起こしがちな残基を生じない。
本発明のさらにまた別の目的は、ある溶液によって上記に示した新しい技術的問 題を解決することであるが、この溶液により、生物体、特にヒトに注射された材 料の分解速度は調節され、その結果移植物の有効期間が担体付加活性物質の放出 動態同様調節することができる。
本発明の目的はまた充填材料を提供することであるが、そのインビボ安定性は、 少なくともゲルタールアルデヒド処理コラーゲン物質のそれと等しい。
−すべての前記技術的問題は同時に解決されたが、これは、さらに満足のいく、 安全で、信頼に足る再現可能な態様で、工業的かつ医療的規模で用いることがで き、一方安価である。
したがって、第一の特徴において、本発明はコラーゲン基剤組成物を提供するが 、これは注射が容易で、アテロコラーゲン、又は多糖類特にグリコサミノグリカ ンとアテロコラーゲンとの混合物のマイクロカプセルを、粘稠な生体適合性担体 溶液中に懸濁状態で含むという特徴を有する。好ましくは、該マイクロカプセル は粘稠な担体溶液と一緒になって全体として、当該組成物を、特に針から継続的 糸状の形態で注射することを可能にする粘稠性を有する。
実施態様の特定の変形にしたがえば、担体溶液は、少なくとも蛋白物質(例えば アテロコラーゲン)および/または多糖類物質を含む。
該担体溶液が蛋白物質を含む場合、当該蛋白物質は有利にはアテロコラーゲンで あり、これは酵素的または化学的手段で得ることができるが、好ましくは化学的 処理、とりわけ水酸化ナトリウムを用いて得ることができる。化学的処理は、酵 素的処理が用いられる場合(酵素は通常はペプシンである)に生じるような酵素 の残留を防ぐので特に有利であり、このことは充填物質の生体適合性を高める。
アテロコラーゲンが酵素処理、とりわけペプシンによる酵素処理、または化学的 処理、とりわけ水酸化ナトリウムによる化学的処理で得られる場合は、コラーゲ ンの架橋切断の度合い、したがって担体材料の粘稠度を調節することが可能であ る。
実施態様の別の変形にしたがえば、多糖類物質は任意に担体材料中で蛋白物質と 混合して用いられるが、それは、グリコサミノグリカン、アルギネート、デキス トラン、セルロースまたはセルロース誘導体、キサンタンゴム、アラビアゴムお よびその混合物から成る群から選ばれる。
したがって、実施態様の有利な変形によれば、マイクロカプセル中のアテロコラ ーゲンは、目的とする利用に適した架橋切断速度で架橋切断される。
当該マイクロカプセルの調製のためにアテロコラーゲンと混合して用いることが できる多糖類は、特に構造性グリコサミノグリカンから成る群から選ばれるグリ コサミノグリカンで、これは、コンドロイチン−4−スルフェート、コンドロイ チン−6−スルフェート、デルマタンースルマエート、ヘパラン−スルフェート 、グラタン−スルフェート、並びにヘパリンおよびその誘導体、特に約2000 から約10000の分子量を有する低分子量のへバリン、並びにポリホロシト特 にデキストランから選ばれる。
マイクロカプセルを調製する工程は、出願人の先行特許(フランス特許公開第A 2642329号公報に記載されたものに基づき、これは参照により本明細書に 含まれる。
有利には、アテロコラーゲンに対する多糖類の比率は10から70重量%の間、 より有利には15から50重量%の間に含まれる。
マイクロカプセルの調製は、アテロコラーゲンおよび任意に多糖類とを界面架橋 によって架橋することにある。これは、アテロコラーゲンと多糖類との溶液のエ マルジョンを連続相を形成する疎水性液体(ここではアテロコラーゲンおよび/ または多糖類は本質的に不溶性である)中に分散された相として製造することに よって実施される。
架橋のために、架橋剤はアテロコラーゲンと任意に多糖類との溶液のエマルジョ ンに加えられる。当該架橋剤は、界面架橋反応を惹起することができるように、 アテロコラーゲンおよび多糖類のアシル置換可能基と反応することができる反応 基を含む。好ましい架橋剤は、酸二塩化物または酸無水物、または二もしくは多 塩基カルボン酸である。他の好ましい架橋剤は、塩化テレフタロイル、フタール 酸塩化物、セバシン酸塩化物、琥珀酸塩化物、三カルボン酸(例えばクエン酸) の塩化物または酸無水物(例えば無水琥珀酸)である。
アテロコラーゲンおよび/または多糖類が不溶である疎水性液体としては、脂肪 酸エステルを用いることが好ましい。
例えばこれは、普通には非経口的に投与できるもの(例えばトリグリセリド、オ レイン酸エチル)、または毒性をもたないもの(例えばミリスチン酸イソプロピ ル、2−ヘキシルエチルココエート)から選ばれる。
多糖類溶液中の多糖類の濃度は、有利には0.5から4%の間、より有利には0 .5から2%の間、さらに好ましくは約1%である。
マイクロカプセルの調製のためのアテロコラーゲン溶液は、0.5から2重量% の間に含まれる濃度を有するアテロコラーゲン水溶液である。
マイクロカプセルの調製のためには、アテロコラーゲンはコラーゲンの酵素的消 化、とりわけパパインを用いるか、または水酸化ナトリウムを用いる化学的処理 によって得ることができた。
マイクロカプセルを調製する実際の工程については、フランス特許出願公開第2 642329号公報、および特に実施例1から6で言及され、この文献は参照に より本明細書に含まれる。
有利な実施態様にしたがえば、マイクロカプセルの大きさは、500μm以下で ある。いくつかの事例では、マイクロカプセルの大きさは、250μm未満であ り、さらに、特に0.3から0.5mmの直径をもつ細い針で組成物を注射する と思われる場合は、20から50μmの間に含まれることもある。
特定の変形にしたがえば、粘稠な生体適合性担体溶液に対するマイクロカプセル の相対的な割合は、重量/容積で0゜5−15/99.5−85の間に含まれる 。
特に有利な実施態様にしたがえば、該マイクロカプセルは少なくとも活性物質を 含むが、この活性物質は、マイクロカプセル内もしくはマイクロカプセルの壁塊 中に包まれているか、または内側および/または外側表面にグラフトされている 。当該活性物質は、生物学的に、または化粧品として、または医薬的に活性なも のである。生物学的に活性な物質とは、必ずしも美容用でも治療用でもないシス テムで生物学的効果をもつ物質を指す。現在のところ好ましい活性物質は、ヒド ロキシアパタイトで、特に粒子形の、例えば約50μmに等しい大きさである。
第二の特徴では、本発明はまた生物学的、化粧品的または医薬的に活性な物質の 担体剤としての前記組成物の使用を提供する。
本発明はさらに、上記で定義したように容易に注射できる、コラーゲン系組成物 を含むことを特徴とする医薬組成物に関する。
本発明は最終的に、上記で定義した注射可能な組成物から調製されることを特徴 とする移植物に関する。
のみならず、本発明はまた組成物の特別な実施態様に関する。好ましい特別な実 施態様は、マイクロカプセルが任意にグリコサミノグリカン(例えばコンドロイ チン−4−スルフェート)と混合されたアテロコラーゲンを基剤とし、当該マイ クロカプセルが、任意にグリコサミノグリカン(特にコンドロイチン−4−スル フェート)と混合されたアテロコラーゲンゲルの粘稠な生体適合性担体溶液中に 懸濁されたヒドロキシアパタイト顆粒を含んでいる具体例である。ヒドロキシア パタイト顆粒の寸法が約50μmであるとき、該マイクロカプセルの寸法は約2 00μmである。
特に有利な実施態様にしたがえば、粘稠な生体適合性担体溶液は、生理学的条件 のpHおよび浸透圧に合わされるが、好ましくは6,8から7.5の間に含まれ るpHおよび260から320m05m/] 820の間に含まれる浸透圧を有 する。マイクロカプセル懸濁液を含む溶液を完成させるためには、担体溶液のそ のようなpHおよび浸透圧は、例えば、燐酸塩混合物、−および二ナトリウムソ ーダおよび/またはカリウムの混合物、またはリン酸緩衝液および塩化ナトリウ ムの混合物を含むリン酸緩衝液で調節することによって得ることができる。
マイクロカプセルの構成物、任意に多糖類と混合されるアテロコラーゲンの性質 のため、該マイクロカプセルは軟らかく変形可能であり、その結果、本発明にし たがって粘稠な生体適合性担体溶液中に懸濁状態にある場合、組成物は、全体と して流れる特性をもち、それによって、直径0.3から0゜5μmの針で、10 %(重量/容積)のコラーゲンを含む材料を容易に注射することが可能である。
この能力は、従来の製品の最高濃度(6,5%)に対して35%の増加である。
したがって、本発明の組成物は、充填材(軟組織充填材または骨再生用骨充填材 のいずれか)として用いるのに特に適している。そのような適用では、活性物質 濃度の増加はいずれも移植物の寿命および充填の効果の事実上の増加をもたらす ことは明白である。
本発明の組成物はしたがって、アテロコラーゲン形のコラーゲンの生物学的特性 を、用いられ得る他のいずれの物質(アテロコラーゲンとともに架橋される多糖 類、球体中の溶液または懸濁液中の活性物質、それらの表面にグラフトされた分 子)の特性にも融合させる。
したがって、本発明の組成物は、活性物質の担体系として広範囲の応用をもつ。
この薬剤形は、特にその使用に応じて以下のことを可能にするという利点を有す るニー該当系への徐放の制御、標的組織または器官のスクリーニング、正常部分 の保護によって活性分子の治療の最適化が可能ニ ー通常は外科的ルート(例えば骨領域)によってのみ接近し得る領域に経皮ルー トによる接近が可能、したがって患者の受ける損傷並びに入院期間および費用の 軽減が可能。
明らかに、充填材の機能が特に有利な薬剤形の使用と有利に結び付く多数の応用 を考えることがまた可能である。
本発明の組成物は、その分解が望ましくない反応を引き起こしがちな残基を生じ ない限り、担体としての使用に特に適している。これは、ある穐の先行技術の合 成ポリマーをしのぐ主要な利点を構成する。
マイクロカプセルの分解は、一方ではアテロコラーゲンの化学的または酵素的手 段による架橋度の変更によって、他方では界面架橋速度の調節によって、極めて 広い範囲で調節することができる。したがって、高速からゲルタールアルデヒド で架橋された材料で得られたものより速い速度まで再吸収速度を調節することが 可能で、−労咳薬剤の毒性と結びついている不利な点は避けることができる。
したがって、本発明の組成物応用の範囲は、該組成物を移植領域に可能な限り長 時間留めるか、または宿主組織に多かれ少くなかれ迅速に再吸収置換させるかに かかわらず、該組酸物(特に移植形での)の持続時間および活性物質の放出動態 によって多様になる。
それゆえに、本発明は、先行技術を越える明白な利点を有する技術的解決を提供 する。
本発明の他の目的、特徴および利点は、いずれの場合においても本発明の範囲を 制限するものではない、本発明のいくつかの実施態様を参照しながら提示する説 明的記載からより明らかに理解されよう。しかしながら、該実施態様は本発明の 必須の部分を構成し、当業者はそれらを熟読して、それらから生じる新規な一般 的特徴を理解し得よう。
実施例ではすべての百分率は、特に記載がな1チれば重量で示される。
−11アテロコラーゲンゲル の20か 50 mのアテロコラ−ンマイクロカ プセルの7.濁この懸濁物は、特に軟組織用充填機能を確保することを目的とす る生成物である。
a)ペプシン処理によるアテロコラーゲンの調製屠殺したばかりの子牛の皮膚を 、3%硫化ナトリウムおよび4%石灰を含む液で、1200gの皮膚に対して2 00mIの溶液の割合で化学的脱毛処理を行う。続いて真皮を、回転帯ノコギリ で剥ぎ取り操作によって残存皮膚から分離する。
得られた組織を粉砕し、4mmの穴を有するスクリーンから押し出す。
粉砕した材料をペプシン含有0.5M酢酸溶液に、乾燥コラーゲンLogに対し て酵素1gの割合で懸濁させ、混合物のpHを必要な場合には2から3の間に調 節する。撹拌後、風合物を36時間10℃で保温する。濾過後、塩化ナトリウム 0.7Mを添加してコラーゲンを沈殿させる。撹拌および保温(4時間)後、沈 殿した繊維を遠心分111!(1400Orpm)によって回収する。上清を除 去し、残留物をトリス緩衝液0.05M−NaCIO,15Mに懸濁させ、その 液のpHを繊維を懸濁させた後8.5に調節することによってペプシンを不活化 する。10℃で3日間保温した後、滅菌脱イオン水に対して該懸濁液を、排除閾 値が6000から8000ダルトンの間の、好ましくはチューブ形にした透析膜 を用いて透析する。
b)pH8−8,2の緩衝液中のアテロコラーゲン溶液の調製 透析チューブから得たアテロコラーゲンを、以下のような容積および最終濃度の 重炭酸ナトリウム溶液で希釈するニーアテロコラーゲン 1% −無水重炭酸ナトリウム 4% 得られた溶液のpHが確実に8から8.2の間に含まれることを確認する。その ような溶液1kgを調製する。
C)架橋剤の調製 塩化テレフタロイル100gを41の疎水性溶媒、好ましくは、迫常非経ロルー トで投与されるもの(例えばトリグリセリド、オレイン酸エチル)、または毒性 をもたないもの(例えばミリスチン酸イソプロピル、エチル−2−へキシルココ エート)から選ばれる脂肪酸エステルに添加する。
d)乳化 上記基乍にしたがい選択した31の疎水性溶媒を容器に入れる。先に調製した緩 衝アテロコラーゲン溶液を、7200rpmで回転するUltra Turax  (登録商標)に撹拌下で加える。
e)架橋 架橋剤溶液を得られたエマルジョンに添加する。30分間撹拌し続ける。このよ うにしてマイクロカプセルが得られる。
f)洗浄 1、0 lの疎水性溶媒で3回洗浄を行い、マイクロカプセルを1100Orp で回転するローバテールデカンターで傾瀉によって採集する。エタノールで5か ら8回同じ方法で洗浄しく合計15から201)、その後3から5回滅菌脱イオ ン水で洗浄する。
g)凍結乾燥 マイクロカプセル含有洗浄生成物の凍結乾燥は慣用的な方法で実施する。
h)滅菌 密封容器に該乾燥球体を包装後、マイクロカプセルをガンマ線(25kGy)に 暴露して滅菌する。
1)懸濁液の製造 この後に記載する条件のナトリウム化合物処理で架橋切断する。 a)で述べた ような脱毛、剥ぎ取りおよび粉砕後、粉砕材料をpH7,5のリン酸緩衝液(2 1,7g/lのNA2HPO4および0.78g/]のKH2PO4)で2回洗 浄し、続いて滅菌脱イオン水で2回洗浄する。
該粉砕材料を続いてソーダ溶液と8日間接触させる。その割合は、ソーダの最終 量が8%(重量/容積)となる濃度の溶液41に対して粉砕材料1kgである。
この処理の後、pHが2−2.5の間になる濃縮塩酸を添加することによって、 アテロコラーゲンを沈殿させる。生じた懸濁物を透析チューブ(6000から8 000ダルトンの間の排除閾値を有する)に入れ、滅菌脱イオン水に対して透析 する。
得られたアテロコラーゲンを続いて透析し、ガンマ線で滅菌して滅菌状態の溶液 に入れる。6.8から7.5の間に含まれるpHおよび260から320mOs +n/1 )+20の間に含まれる浸透圧を得るために、該溶液のpHおよび浸 透圧をリン酸緩衝液(−および二ナトリウムソーダおよび/またはリン酸カリウ ムの混合物)またはリン酸緩衝液と塩化ナトリウムの混合物を用いて調節する。
該懸濁液組成例 一アテロコラーゲン 1% −Na2HPO40,02M −NaCI 0.13M −pH7,3 J)マイクロカプセルの懸濁 工程l)で得たアテロコラーゲン懸濁液にマイクロカプセルを滅菌状態で、懸濁 液1mlにつき乾燥球体100mgの割合で懸濁させる。この懸濁液を撹拌し完 全に均質な混合物を得る。この混合物のpHを確認する。
k)注射筒の調製 ルーア−ロック型先端および0.3から0.5mmの直径をもつ針を備えた1m l注射筒に滅菌状態でこの混合物を入れる。
1)得られた生成物の評価 *プログラム化位相差熱量測定による熱安定性。
凍結乾燥後のマイクロカプセルについて記録された指標は以下の通りである 一変性開始温度 65℃ 一変性最高時温度 726℃ 一変性終了温度、80℃ これらの値は特に高く、例えばゲルタールアルデヒドで架橋することによって得 られた生成物と同じ規模である。
*インビボでの評価: この試験は体重が180から200gの雌のウィスターラットで実施した。材料 をラットの背部の皮下に移植した。各移植部位(ラット1匹あたり2か所)に0 .1mlの懸濁液を注入した。
移植後1日後および7日後に実施した生検および組織学的コントロールは以下の 結果を示したニ ー高い充填力 一完全な生体適合性ニ ー移植物の分解は全く出現せず。
これらの結果は、該移植物について特に高い長期安定性を確認させる。
2°ヒドロキシアパタイト ・200 mのアテロコラ−ンおよびコンドロイチ ン−4−スルフェートのマイクロカプセルの アテロコラ−ンおよびコンドロイ チン−4−スルフェート ル の1.物この実施例では、ヒドロキシアパタイト 顆粒(骨無機質に近い無機質化学的組成で骨再生に用いられる)は、マイクロカ プセルに取り込まれる。この系はヒドロキシアパタイト顆粒を運ぶことを可能に し、トロカールで該顆粒を注射することを可能にする。これらはよって経皮で骨 領域に移植される。
a)ソーダ処理によるアテロコラーゲンの調製この工程は実施例1、項l)で述 べたものと同じ条件で実施する。
b)コンドロイチン−4−スルフェートの調製子羊の鼻中隔(筋および脂肪組織 を除去)を細切れにし、4mmの穴をもつスクリーンから押し出して粉砕する: この粉砕した材料を、rMERCKJの1%パパインを含む塩化カリウム緩衝液 (11,8g/lのKCI、78.8mg/lのシスティン、180 m g  / lのEDTA)中に6℃で24時間置く。
4000rpmで回転するデカンタ−を用いて継続遠心することによって、上清 を残留物から分離する。次に40g/lのトリクロロ酢酸を上清みに加える。沈 殿物を前記の技術にしたがい継続遠心によって除去する。上清をソーダ塊で中和 する。6000から8000ダルトンの間の排除閾値をもつ透析チューブを用い て、混合物を続いて滅菌脱イオン水に透析する。この透析溶液を凍結乾燥する。
コンドロイチン−4−スルフェートは乾燥状態で得られる。
c)pH8,9の緩衝液中のアテロコラーゲンおよびコンドロイチン−4−スル フェート溶液の調製透析チューブから得た繊維形のアテロコラーゲンを、以下の 通りの最終濃度および容積のコンドロイチン−4−スルフェートおよび炭酸ナト リウムを含む溶液で希釈する。
−アテロコラーゲン=1.6% 一コンドロイチンー4−スルフェート 0.6%−無水炭酸ナトリウム、4.8 % 混合物のpHは、濃縮塩酸で8.9に調整する。この溶液1kgが得られる。
d)ヒドロキシアパタイトの取り込み ヒドロキシアパタイトは、約50μmの直径の球状顆粒形で上記に述べた調製物 に、5%(重量/容積)の割合で取り込まれる。
e)架橋剤の調製 180gの塩化テレフタロイルを41のミリスチン酸イソプロピルに加える。混 合物を機械的に撹拌する。
f)乳化 150 m lのスパン85 (ICI Company)を31のミリスチン 酸イソプロピルと混合する。ヒドロキシアパタイト含有コラーゲン溶液を機械的 に撹拌されている混合物に注ぎ入れる。エマルジョンを得るために、全体を数分 間撹拌する。
g)架橋 架橋剤溶液を得られたエマルジョンに加える。30分撹拌し続ける。このように してヒドロキシアパタイト顆粒を含むマイクロカプセルを得る。
b )洗浄 実施例1で述べたものと同じ条件で洗浄する。
i)懸濁液の調製 透析チューブから得たアテロコラーゲンを、以下の通りの最終濃度および容積の コンドロイチン−4−スルフェート溶液で希釈する゛ −アテロコラーゲン 0.8% −コンドロイチン−4−スルフェート 0.2%J)マイクロカプセルの懸濁 最終混合物においてアテロコラーゲンとコンドロイチン−4−スルフェートを含 む混合物の90%がマイクロカプセルに由来し、10%が懸濁液に由来するとい う割合で、マイクロカプセルを上記に述べた媒質に懸濁させる。
本発明の組成物はこのようにして得られるが、これは、そのまま用いてもよく、 また以下に述べるように処理することもできる。
k)凍結乾燥 工程j)で得られた組成物は慣用的な方法で凍結乾燥する。
l)滅菌 実施例1と同じ条件である。
m)緩衝液中の再水和 0.1Mのリン酸緩衝液1 m l当たり500 m gの凍結乾燥物の割合で 、凍結乾燥物を滅菌状態で懸濁させる。リン酸緩衝液のpHを、混合物のpHが 7から7.3の間になるように固定する。
n)注射筒の調製 滅菌状態で、この混合物を直径1.5mmの針を付けた5mlの注射筒に入れる 。
国際調査報告 B、TICb 61/111111tW

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.容易に注射できるコラーゲン系組成物であって、当該組成物が、アテロコラ ーゲンまたはアテロコラーゲンと多糖類、特にグリコサミノグリカンとの混合物 のマイクロカプセルを、粘稠な生体適合性担体溶液中に懸濁状態で含み、該マイ クロカプセル並びに粘稠な担体溶液は、当該組成物を特に針から連続的な糸状の 形で注射することを可能にする粘稠性を有することを特徴とする組成物。
  2. 2.前記担体溶液が、少なくともアテロコラーゲンのような蛋白物質、および/ または多糖類物質を含むことを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の組成物。
  3. 3.前記担体溶液が、好ましくは化学的処理、とりわけソーダを用いて得られる アテロコラーゲンから選ばれる蛋白物質を含むことを特徴とする、請求の範囲第 1項または第2項に記載の組成物。
  4. 4.前記マイクロカプセルのアテロコラーゲンが、目的の適用に適した架橋切断 速度で架橋切断されることを特徴とする、請求の範囲第1項から第3項のうち1 つに記載の組成物。
  5. 5.前記担体溶液の多糖類物質が、グリコサミノグリカン、アルギン酸塩、デキ ストラン、セルロースもしくはセルロース誘導体、キサンタンガム、アラビアゴ ムおよびそれらの混合物から選ばれることを特徴とする、請求の範囲第2項から 第4項のうちの1つに記載の組成物。
  6. 6.前記マイクロカプセルがアテロコラーゲンまたは架橋アテロコラーゲンおよ び多糖類の混合物から製造され、当該多糖類が好ましくは、コンドロイチン−4 一スルフェート、コンドロイチン−6一スルフェート、デルマタン−スルフェー ト、ヘパラン−スルフェート、ケラタン−スルフェートから成る群から選ばれる 構造性グリコサミノグリカンの他、ヘパリンおよびその誘導体、特に約2000 から10000の間に含まれる分子量をもつ低分子量のヘパリン並びにポリホロ シド、特にデキストランから選ばれることを特徴とする、請求の範囲第1項から 第5項のうち1つに記載の組成物。
  7. 7.マイクロカプセルの担体溶液に対する重量/容積の相対比率が、該担体溶液 の体積に対してマイクロカプセルが0.5から15重量%の間に含まれることを 特徴とする、請求の範囲第1項から第6項のうち1つに記載の組成物。
  8. 8.多糖類のマイクロカプセル内のアテロコラーゲンに対する重量比が、10か ら70%の間に含まれることを特徴とする、請求の範囲第1項から第7項のうち 1つに記載の組成物。
  9. 9.前記マイクロカプセルが、少なくともマイクロカプセル内に包まれているか 、またはその内側および/または外側表面にグラフトされた活性物質を含み、当 該活性物質が好ましくは生物学的に、化粧品的に、または医薬的に活性な物質で あることを特徴とする、請求の範囲第1項から第8項のうち1つに記載の組成物 。
  10. 10.前記マイクロカプセルの大きさが約50μm未満であることを特徴とする 、先行の請求項の1つに記載の組成物。
  11. 11.前記マイクロカプセルがアテロコラーゲンまたはアテロコラーゲンとグリ コサミノグリカン、特にコンドロイチン−4−スルフェートとの混合物から製造 され、さらに、それらがヒドロキシアパタイト顆粒を含み、該担体溶液が、任意 にグリコサミノグリカン、特にコンドロイチン−4−スルフェートと混合された アテロコラーゲンのゲルから製造されることを特徴とする、請求の範囲第1項か ら第10項のうち1つに記載の組成物。
  12. 12.前記組成物のコラーゲン濃度が重量/容積で少なくとも7%、好ましくは 約10%であることを特徴とする、請求の範囲第1項から第11項のうち1つに 記載の組成物。
  13. 13.マイクロカプセルの分解が、界面架橋速度の調節、および/または化学的 または酵素的手段によるアテロコラーゲンの架橋切断の種々の速度によって調整 されることを特徴とする、請求の範囲第1項から第12項のうち1つに記載の組 成物。
  14. 14.前記粘稠な生体適合性担体溶液が、好ましくは、6.8から7.5の間に 含まれるpH、および260から320mOsm/1H20の間に含まれる浸透 圧を有する生理的条件のpHおよび浸透圧に、特にリン酸緩衝液またはリン酸緩 衝液と塩化ナトリウムとの混合物によって調節されることを特徴とする、請求の 範囲第1項から第13項のうち1つに記載の組成物。
  15. 15.請求の範囲第1項から第14項のうちいずれか1つに規定された組成物の 活性物質、特に生物学的に、化粧品的にまたは医薬的に活性な物質の、担体薬剤 としての使用。
  16. 16.請求の範囲第1項から第14項のうちいずれか1つに記載の組成物の、特 にグルタールアルデヒド処理コラーゲン材料の安定性と少なくとも等しいインビ ボ安定性を有する、特に軟組織または骨組織用の充填材としての使用。
  17. 17.請求の範囲第1項から第14項のうちいずれか1つに規定されたようなコ ラーゲンを基材とする組成物を含むことを特徴とする医薬組成物。
  18. 18.請求の範囲第1項から第14項のうちいずれか1つに規定されたようなコ ラーゲンを基材とする組成物から調製されたことを特徴とする充填材。
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