JPH0750298B2 - 露光済みフィルム・ユニットを現像中に保管する室を有するカメラ - Google Patents

露光済みフィルム・ユニットを現像中に保管する室を有するカメラ

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JPH0750298B2
JPH0750298B2 JP3247846A JP24784691A JPH0750298B2 JP H0750298 B2 JPH0750298 B2 JP H0750298B2 JP 3247846 A JP3247846 A JP 3247846A JP 24784691 A JP24784691 A JP 24784691A JP H0750298 B2 JPH0750298 B2 JP H0750298B2
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film unit
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ジェイ.フレイザー リチャード
ジェイ ロウニー ケネス
ディー.ホワイトサイド ジョージ
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ポラロイド コーポレイション
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/48Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus
    • G03B17/50Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus with both developing and finishing apparatus
    • G03B17/52Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus with both developing and finishing apparatus of the Land type

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はインスタント型すなわ
ち自己現像型のフィルム・ユニットと共に用いる装置、
さらに特定していえば、露光済みフィルム・ユニットを
可視像生成中保管する現像室を有するカメラに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】インスタント型のフィルム用の装置、例
えばカメラやカメラバックスの容積を小さくする試みは
これまで成功してきた。それは部分的にはフィルム・ユ
ニットに化学的な不透明化手段を付与して、可視像生成
中に外光によってフィルム・ユニットの感光乳材すなわ
ち感光層がさらに露光することを防ぎ、装置の中に光を
通さない現像室を設けることを不要にした。しかしなが
らかかる装置に光を通さない現像室を設けることは、そ
れを納めるスペースが必要という欠点を補うだけの利点
がある。例えば不透明染料のような不透明物質をインス
タント型のフィルム・ユニットの現像液から除くことに
よって、現像液のコストを下げることができる。さらに
これによって、受像層と感光層の間に広がる現像液の層
を薄くし、解像度を改善し、可視像生成時間を減らすこ
とができる。
【0003】光を通さない現像室を持ったインスタント
型カメラの全容積は、露光済みフィルム・ユニットをカ
セットから引き出し、動きを反転させてカセットのほぼ
下にある現像室に向けることによって小さくなる。この
種のカメラの典型的な例は、U.S.特許No.3,5
37,370に記載されている。これはカメラのハウジ
ングの外側に大きな旋回可能な容器を持ち、露光済みフ
ィルム・ユニットを現像前に受け容れるようになってお
り、カメラの容積が大きくなる。
【0004】フィルム・ユニットをカメラのハウジング
中のフィルム・カセットの後部に納める最近の進歩は、
米国特許第4,664,497号に示されている。これ
には光を通さない現像室があり、その中に潜像が可視像
にほぼ変わるまで露光済みフィルム・ユニットを留める
ようになっている。この装置はフィルム室を納めるハウ
ジングを持ち、その中にある複数のフィルム・ユニット
が連続的に露光されるようにフィルム・アセンブリーを
配置し支持する構造になっている。フィルム・アセンブ
リーを支持する構造の後部または下には部屋があり、現
像液が層全体に広がった後の露光済みフィルム・ユニッ
トを納め、また現像液がある時間十分にフィルム・ユニ
ットを浸し、以後外光が入っても、生成した可視像に悪
影響を与えなくなるまで光を通さない環境を作る。この
装置には、フィルム・アセンブリーを支える構造の一端
の近くに取り付けた電池で駆動するモータがあり、ま
た、露光済みフィルム・ユニットをアセンブリーのフィ
ルム・カセットからモータの周辺を通って光を通さない
現像室へ送る手段がある。上記の搬送手段は、最上段の
フィルム・ユニットをフィルム・カセットから送るよう
になった、自由端を持った片持ち部材、露光済みフィル
ム・ユニットの横端に係合してフィルム・カセットから
引き出し、モータの周囲を回って円筒形をした一対の重
ね合わせローラへ送るようにした、横に配列した複数対
の重ね合わせ摩擦輪、重ね合わせローラ、および露光済
みフィルム・ユニットを光を通さない現像室へ進める第
2の片持ち部材を含む。ローラ(拡液ローラ)の役目
は、前進するフィルム・ユニットの先頭部にある現像液
の容器を壊し、液を層全面に拡げ、拡散によって可視像
を生成することである。
【0005】露光済みフィルム・ユニットがローラのか
み込みから離れる際、その末端部は第2の片持ち部材に
係合する位置に来て、次に現像室に送られる。さらにこ
の装置には、フィルム・アセンブリーを上記の支持構造
に納めるための装填扉がある。現像室の一つのの面を構
成する装填扉には窓があり、現像室にあるフィルム・ユ
ニットの可視像を装填扉を開けずに見ることができる。
このような窓は通常ブラインドによって光を通さない。
ブラインドは窓をおおう動作位置から、室中のフィルム
・ユニットを見ることができる非動作位置へ動かせる。
ブラインドは、現像室に入る最後の露光済みユニットに
可視像が十分生成されるまで、ラッチによって動作位置
に保持される。可視像が生成されると、タイミング回路
がソレノイドを働かせて、ブラインドが非動作位置に来
るようにラッチを動かす。現像室にはまた光を通さない
開口部があり、ここから現像室の中のフィルム・ユニッ
トは一まとめにして写真機の外へ取り出される。このた
めに、手動スライドのような適当な手段がついている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のB.ジョンソン
他に与えられた '497特許に記述された型の装置は、
フィルム・ユニットが拡液ローラのかみ込みから外れる
時の勢いが、フィルム・ユニットの末尾部を拡液ローラ
のしっかりしたかみ込みから完全に外すのに十分ではな
いという問題点を有する。つまり、フィルム・ユニット
の末尾部が、光を通さない現像室へ送るために第2の片
持ち部材との係合位置へ来ないことがある。
【0007】
【問題を解決するための手段】この発明は、米国特許第
4,664,497号の多くの特徴を持った自己現像す
なわちインスタント型写真機に関するものである。特に
この発明は、露光済みフィルム・ユニットが、潜像がほ
ぼ可視像に変わるまで留まる現像室を有するカメラを含
む。カメラの作動部品は、頂面、側面および底面を持っ
たハウジングに入れられている。底面にある窓は、フィ
ルム・ユニットが吸収室へ進む間、部分的におおわれて
いる。この室は通常の意味で光を通さないものではない
が、動いているフィルム・ユニットは、露光したフィル
ム・ユニットに作用する外光からは十分遮断されている
ので、現像工程に悪い影響を与えることはない。
【0008】往復できるシェードすなわちブラインド
は、カメラの背面の覗き窓のすぐ近くに取り付けられて
いる。シェードは、露光済みフィードよを露光後にフィ
ルム・カセットから取り出すためのフィルム・ユニット
搬送手段に、機械的に取り付けられている。露光済みフ
ィルム・ユニットがカセットから進むと同時に、シェー
ドが閉じて覗き窓の一部分をおおう。シェードは、露光
済みフィルム・ユニットがフィルム搬送手段によって現
像室に納まるまでは覗き窓から引き戻されない。フィル
ム搬送手段と往復できるブラインドとの機械的連結機構
は露光したフィルム・ユニットの末尾部が拡液ローラに
かみ込んで通る時にこれに係合する手段を含む。拡液ロ
ーラは現像液容器を壊して、現像液を通常の方法で拡散
させる。前記の手段がフィルム・ユニットの末尾部に係
合して覗き窓の近くの位置に進めた後、ブラインドは引
き戻されて窓から覗くことができる。
【0009】フィルム・ユニットの末尾部に係合する手
段が取り付けられているのは、拡液ローラの入口すなわ
ち下流側で、かつフィルム・ユニットの進行路から外れ
ている第1位置から、拡液ローラの出口すなわち上流側
にある第2位置へ動かすためである。このようにして、
露光したフィルム・ユニットの末尾部が拡液ローラのか
み込みから十分に押し出されない場合には、末端部が第
1位置から第2位置へ動くまで、フィルム・ユニット係
合手段がフィルム・ユニットに係合して動かす。
【0010】
【実施例】図にインスタント型または自己現像型の折り
畳み式カメラ10の写真装置を示す。カメラ10には第
1すなわち主ハウジング12があり、その底面16には
装填ドア14(図3)がある。第1ハウジング12には
前面18、背面20、側面22および24がある。ドア
14は主ハウジング12の側面22に蝶番(図示せず)
によって旋回するように連結されており、蝶番は一般に
カメラの対物レンズ28の軸に平行でそして前面18お
よび背面20に垂直である。主ハウジング12にはさら
に頂面30があり、一対の隔たったフランジ32と34
が上に突き出て凹部36を作る。
【0011】カメラ10にはさらに、一般に背面20に
平行な軸(図示せず)の周りに旋回するように第1ハウ
ジング12に接合する第2ハウジング38があり、凹部
36に納まった非動作位置(図1参照)と図2に示す動
作位置の間で動く。第2ハウジング38は上記の対物レ
ンズ28、シャッター・アセンブリーおよび光電池窓4
0を支えている。第2ハウジングの頂面42には凹部4
4があり、カメラを畳み込んだ時または折り畳んだ時に
カメラ10の第3ハウジング46を受ける。
【0012】第3ハウジング46は一般に裏面20に平
行な水平軸(図示せず)の周りを旋回するように第1ハ
ウジング12の背面20に結合されている。第3ハウジ
ング46には第4ハウジング52を旋回するように受け
る凹部50がある。
【0013】第4ハウジング52はストロボ54のよう
な人工光源および距離測定窓56を支える。第4ハウジ
ング52は第2ハウジング38および第3ハウジング4
6と同様に、図2に示すように偏って立ち上がる。さら
に第4ハウジング52は第3ハウジング46が凹部44
に納まる前に凹部50に納まるようになっている。
【0014】各ハウジングが図2に示す位置にある時
に、第1ハウジング12の頂面30の凹部にある露光サ
イクル開始ボタン58(図1参照)を押せば、像光線が
レンズ28を通ってカメラ10に入り、鏡(図示せず)
によって下方のフィルム・ユニット62へ反射する。
【0015】カメラ10にはフィルム・アセンブリーが
納めてある。これはフィルム・ユニット62の束がスプ
リング64によってカセット60の前方壁66の方へ弾
力的にバイアスをかけられているフィルム・カセット6
0を含み、一番上のフィルム・ユニット62が壁66に
ある露光窓68の側に置かれる。フィルム・ユニット6
2は一体となった自己現像すなわちインスタント型で、
この技術でよく知られているように、先頭部に壊すこと
のできる現像液の容器70と、末尾部に余分な現像液を
受けるトラップ72を持つ。カメラ10はまた、フィル
ム・ユニット62が連続して露光できるようにフィルム
・カセット60を支えるプレート74を持つ。プレート
74は下に付き出た端部76およびフィルム・カセット
60の端面82と接触する上に付き出たフランジ80を
持ち、これによってフィルム・カセット60は対物レン
ズ28の反射光軸に対して正しい位置に置かれる。
【0016】カメラ10はまた現像室84を持つ。これ
は装填ドア14、支持プレート74、端部76および第
1ハウジング12の前面18および背面20から成る。
現像室84は上記の現像液がフィルム・ユニット62の
一つまたは複数の層に吸収される間、露光済みフィルム
・ユニットを納めるところである。露光済みフィルム・
ユニット62が室84に入ると、後で説明するように、
露光済みフィルム・ユニットに作用する光を遮断する。
【0017】フィルム・ユニット62は装填ドア14の
直立した端面にある出口を経て現像室84から出る。こ
の出口は、88で旋回するように取り付けられたドア8
6で閉じる。
【0018】フランジ94(図5が見やすい)は現像室
84の側壁部90および92から内側に向かって伸びて
おり、露光済みフィルム・ユニットの側面を支える。ス
プリング96(図3)は支持プレート74に取り付けら
れており、露光済みフィルム・ユニットを室84内の位
置に摩擦力によって保持している。
【0019】フィルム・ユニット62の露光が終わると
モータ100が回り、第1フィルム係合部材102を往
復させて露光済みフィルム・ユニットの末尾部に係合
し、カセット60の前壁78にある出側開口部104を
通ってフィルム・カセット60の外へ押し出す。露光済
みフィルム・ユニット62がフィルム・カセット60か
ら出ると、横に並んだ複数対(一対だけ示す)のモータ
駆動の摩擦輪106と108にかみ込まれる。輪106
と108は、露光済みフィルム・ユニットの両横の像の
ある部分の外側および現像液容器70の端の外側をかみ
込む。2対の摩擦輪106と108は露光済みフィルム
・ユニット62を引続き動かし、その先頭部が、露光済
みフィルム・ユニットの広さと少なくとも等しい長さを
持った一対のモータ駆動のローラ110と112に達す
るまで送る。この動きの間、露光済みフィルム・ユニッ
ト62の先頭部は湾曲プレート118に接触し、露光済
みフィルム・ユニット62はこれに沿ってモータ100
およびその台116の周囲を周り、ローラ110と11
2にかみ込まれる。第1フィルム係合部材102、複数
対の摩擦輪106と108および拡液ローラ110と1
12で第1フィルム搬送手段を形成する。ローラ110
と112にかみ込まれる直前に、露光済みフィルム・ユ
ニット62は旋回可能に取り付けられた圧力プレート1
11およびフィルム・カセット60に接した拡液制御面
113の間を通る。
【0020】ローラ110と112は露光済みフィルム
・ユニット62を現像室84に向かって引続き動かし、
同時に現像液の容器70を壊してフィルム・ユニット6
2の層の間に液を広げ、拡散移動プロセスによってフィ
ルム・ユニットの中に可視像を生成し始める。現像液が
容器70から出るに従って液の波ができ、その形状は圧
力プレート111および拡液制御面113の働きによっ
てできる、せき止め効果によって変わる。例えばローラ
110と112によって広げられる現像液の層の厚さ
は、調整できるストップピン115を圧力プレート11
1の方向へまたは逆方向へ動かすことにより制御され
る。
【0021】フィルム係合部材102が動くとブラケッ
ト119(図5が見やすい)と機械的に結合または係合
し、ブラケットは部材102と共に右へ動かされ、同時
に第2フィルム搬送手段125の突起120と係合し、
次に説明するように、第2フィルム搬送手段は拡液ロー
ラ110,112から露光済みフィルム・ユニットが出
た後のフィルム・ユニットの動きを継続させる。
【0022】露光済みフィルム・ユニット62がローラ
110,112から出ると、その先頭部はフィルム偏向
プレート121に接触し、フィルム・ユニットは現像室
84にある以前に露光したフィルム・ユニット62の末
尾部の下側と、レールすなわちフランジ94の上部との
間に偏向させる。
【0023】フィルム・ユニット62が偏向プレート1
21に接触しレール94に導かれた時に、覗き窓は不透
明なブラインド124に部分的におおわれる。ブライン
ド124は、フィルム・ユニットが開口部104を通
り、フィルム・カセット60から出て複数対のローラ1
06と108にかみ込まれる時に、覗き窓122の約1
/4ないし1/3をおおう遮光位置に動く。図3に示す
ように第1フィルム係合部材102が右へ動く時に、図
5に示すようにブラケット119で概略示した接続機構
も右へ動く。ブラケット119の動きは第2フィルム搬
送手段125を右へ動かす。第2フィルム搬送手段12
5はいくつかの部品から成る。第1の部材は、側壁90
にほぼ平行な、パネルの形をした要素126である。パ
ネル126は図5に示すようにスプリング127によっ
て左へバイアスされている。
【0024】パネル126は細長い接続部材128に乗
っている。細長い接続部材128は側壁90に平行な、
往復できる面上に取り付けられている。部材128の横
に付出たピン129は壁90の中のガイドスロット13
0の中に伸びている。現像室84の外側にある細長い接
続部材128の形は、図5のように壁90にかくれ、破
線で示されている。
【0025】ブラケット119が右へ動くと突起120
(壁90の上面に突出している)と係合して、パネル1
26を右へ動かす。パネル126から室84の内側に突
出したフランジ131は、スプリング133によって細
長い接続部材128のフランジ132に連結され、一体
となって、第1係合部材102が右へ動くと細長い接続
部材128を右へ動かす。
【0026】部材128のスロット114はレバーアー
ム135(図5に主として破線で示す)の一端に固定さ
れている第1直立スタッド134に係合する。レバーア
ーム135はピボット136で旋回し、第1スタッド1
34が右へ動くと、レバーアーム135は時計方向に回
転して他の端にある第2直立スタッド137を左へ動か
す。第2スタッド137はブラインド124にあるスロ
ット138を通ってレバーアーム135から上へ突出て
おり、スロット138は第2スタッド137がブライン
ド124を左へ動かして覗き窓122の一部をおおう時
にブラインドの往復運動を可能にする。
【0027】レバーアーム135が時計方向に動くと同
時に、細長い接続部材128の右への動きは壁141の
側面にあるスロット140に乗っている一体フランジ1
39によって導かれる。拡液ローラ112の面141に
近い端はローラ110よりも短いことに注意されたい。
これによって通路ができ、フランジ139及び立ち上が
り突起142を持つ細長い接続部材128の端はローラ
の間又はこれを過ぎる位置までスライドして拡液ローラ
110および112の入口すなわち下流にまで下向きに
導かれて進み、ローラ110の後方下部に達することが
できる。
【0028】第2フィルム搬送手段125の右への動き
は、フィルム係合端すなわち細長い接続部材128の突
起142が拡液ローラ110および112の入側に来た
所でとまる。そして突起は露光済みフィルム・ユニット
が拡液ローラ110および112の間にかみ込まれる時
にその走行路の下に来る。シェード124が覗き窓12
2を一部分おおうように動くことによって、露光済みフ
ィルム・ユニットが室84の中に十分長い距離進むまで
現像液が層の間に広がることができ、先頭部(容器の
端)がシェード124の左端との重なりから出て来る時
に、フィルム・ユニットの感光層の未現像部分をぼやけ
させやすい拡液ローラの入側部分まで、外光はフィルム
・ユニットに沿って入り込むことができない。容器70
の中の現像液はある量のシールド剤すなわち減光剤を含
んでおり、フィルム・ユニットの感光層が拡液ローラ1
10,112と室84との間を通る時にさらに露光する
ことを防ぐ。この特徴は、ブラインド124による部分
的なシールドと相まって、露光済みフィルム・ユニット
に作用する光が現像中のフィルム・ユニットの感光部に
達することを防ぐ。シェード124が覗き窓122を部
分的におおうことによって、化学的な不透明成分を含む
現像液をフィルム・ユニットの層に吸収させるための時
間を増やし、フィルム・ユニットが最終的にシェード1
24との重なりから出る時に感光層を外光から守る。
【0029】シェードはまた、フィルム・ユニットの先
頭部がシェード124との重なりから出る前の、ローラ
110と112の出側すなわち上流側にあるフィルム・
ユニットの外側の透明層すなわち支持部の長さをかなり
増やす。この透明層は光を洩れ込ませることが知られて
いるので、その内部にはカーボンブラックのような内部
光に対して不透明にする物が層全体に分散しており、下
にある感光層が露光することは邪魔せず、外光が長さ方
向に伝わることは邪魔するようになっている。外光のエ
ネルギーは、このカーボンブラックによって下部の感光
層に作用しないレベルにまで下げることができると考え
られている。これを可能にするめために、1)透明層の
中のカーボンブラックの量または密度をふやすか、2)
カーボンブラックの密度を最小にしたまま、拡液ローラ
の出側の透明層の先端部が、窓122を通って室84に
入る外光に打たれる前の長さを増すとよい。第1の方法
は下部の感光層の露光に悪い影響を与える可能性がある
ので、他に理由がなければ後者の方が望ましい。後者の
ように長さを伸ばせば、外光が透明層の長さ方向に入り
込む際に連続して邪魔される(ぶつかる)のでそのエネ
ルギーレベルが次第に減少し、下部の感光層が現像液の
コーティングによってまだ保護されていない所に達する
までには、光化学作用を起すレベル以下になると考えら
れている。
【0030】感光したフィルム・ユニットがモータ台1
16とプレート118の間の環状のシュートから出る
と、現像液の破裂可能容器70を含む先頭部は部材12
8の突起142に係合することなくモータ駆動の拡液ロ
ーラ110,112のかみ込みを通り抜ける。
【0031】フィルム・ユニットの先頭部が拡液ローラ
の出側から出て来ると、フィルム偏向板121によって
上の方へ導かれ、出てくるフィルム・ユニットはカメラ
の底面14にある窓122に近い側に来る。フィルム・
ユニットの末尾部が拡液ローラのかみ込みから離れると
装置(図示せず)が働き、フィルム係合手段102を左
に動かして元の位置に戻す。この動きによって、スプリ
ング127が第2フィルム搬送手段125を左へ引き戻
す時に、ブラケット129は左へ動く。パネル126が
左へ動くと、フランジ131と細長い接続部材128の
直立したフランジ150との係合によって、フィルムに
係合する突起142すなわち第2フィルム係合手段を露
光済みフィルム・ユニットの末尾部と係合させることが
でき、窓122を通して見ることのできる現像室84へ
の移動が完了する。
【0032】細長い接続部材128が左へ動くと第1ス
タッド134が左へ引かれ、レバーアーム135が反時
計方向に回転し、第2スタッド137が、覗き窓122
をおおっている場所からシェード124を引く。
【0033】現像室84にあるフィルム・ユニットは、
第3図に示すようにカメラの左端にあるドア86を単に
旋回すれば、検査のために取り出すことができる。この
後フィルム・ユニットは必要ならフィルム室84に戻せ
る。
【0034】細長い接続部材128は壊れやすい構造な
ので、部材128が抵抗を受けるとスプリング接続13
3によって、部材128とパネル126とを同時に右へ
動かすことが防がれる。これは部材128の保護になっ
ており、部材119と連動してパネル126が右に動く
とスプリング133が伸びて、部材128が同時に動い
たり折れたりする可能性をなくする。
【0035】フィルム・ユニット62がすべて感光さ
れ、現像され、現像室84に移動されると、装填ドア1
4のラッチを外し、蝶番(図示せず)の周りに時計方向
に回転させて、空になったフィルム・カセット60を取
り外すことができる。装填ドア14を開の位置に旋回す
ると、拡液ローラ110と112、フィルム・カセット
60を支える支持プレート74、第2フィルム搬送手段
125およびシェード124が一緒に動き、摩擦ローラ
106,108や部品110,118の間の環状シュー
トのような固定物に触れることができる。
【0036】上記の装置は、この発明に関連した範囲か
ら逸脱することなく若干の変更を加えることができるの
で、これまで記述し、付随した図面に示した内容は全て
例示と解釈すべきであって、限定して考えるべきもので
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を含む折り畳み式のインスタント型カメ
ラの、折り畳んだ状態の透視図。
【図2】図1のカメラの、立ち上げた動作状態の透視
図。
【図3】図1の3−3線にほぼ沿った、カメラの部分的
な切断で、分かりやすくするためにカメラの上部を省略
した、拡大した断面図。
【図4】図1のカメラの底面図。
【図5】図1のカメラの底面と関連する部品の部分的な
透視図。
【符号の説明】
10 カメラ 12 第1ハウジング 14 装着ドア 16 底面 18 前面 20 背面 22,24 側面 28 対物レンズ 30,42 頂面 32,34 フランジ 36,44,50 凹部 38 第2ハウジング 40 光電池窓 46 第3ハウジング 52 第4ハウジング 54 ストロボ 56 距離測定窓 58 露光サイクル開始ボタン 60 フィルム・カセット 62 フィルム・ユニット 64,96 スプリング 66 前方壁 68 露光窓 70 容器 72 トラップ 74 プレート 76 端部 78 前壁 80,94 フランジ 82 端面 84 現像室 86 ドア 90,92 側壁部 94,131,132,139 フランジ 100 モータ 102 第1フィルム係合部材 104 出側開口部 106,108 摩擦輪 110,112 拡液ローラ 111 圧力プレート 113 拡液制御面 114,138,142 スロット 115 ストップピン 116 モータ台 118 湾曲プレート 119 ブラケット 120 突起 121 偏向プレート 122 覗き窓 124 シェード、ブラインド 125 第2フィルム搬送手段 126 パネル 127,133 スプリング 128 細長い接続部材 129 ピン 130 ガイドスロット 134 第1直立スタッド 135 レバーアーム 137 第2直立スタッド 140 スロット 141 壁 142 突起、第2フィルム係合部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−213632(JP,A)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のインスタント型フィルム・ユニッ
    トを連続的に露光する位置に納めたフィルム・カセット
    を支持する手段と、現像室を区画すると共に、露光済み
    フィルム・ユニット上の画像を見ることができる窓を含
    む区画手段と、露光後にフィルム・ユニットを前記現像
    室へ送る第1の搬送手段であって、露光済みフィルム・
    ユニットをフィルム・カセットから取り出す第1のフィ
    ルム係合手段、および露光済みフィルム・ユニットに可
    視像形成を開始させるように該フィルム・ユニット中の
    層間に処理液を拡げる拡液手段を含む、前記第1の搬送
    手段と、第2のフィルム係合手段を含み、露光済みフィ
    ルム・ユニットを前記拡液手段から前記現像室へ送る第
    2の搬送手段であって、該第2のフィルム係合手段は第
    1位置から第2位置へ移動するように取り付けられてお
    り、該第1位置において、該係合手段は前記拡液手段の
    入口側にありかつ露光済みフィルム・ユニットが前記拡
    液手段に近づく際に露光済みフィルム・ユニットの移動
    経路を逃げる位置に置かれ、該第2位置において、該係
    合手段は前記拡液手段の出口側にあって露光済みフィル
    ム・ユニットの尾端部に係合して露光済みフィルム・ユ
    ニットを前記現像室に進める、前記第2の搬送手段と、
    を有する写真装置。
  2. 【請求項2】 前記拡液手段が密着並列する一対のロー
    ラを含み、該ローラの少なくとも1つが、前記第2のフ
    ィルム係合手段の前記第1位置と第2位置の間での移動
    を許す通路を規定する手段を含む、請求項1記載の写真
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の搬送手段を前記第1のフィル
    ム係合手段に結合して同時作動させる手段を含む、請求
    項2記載の写真装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のフィルム係合手段の
    相対運動を許すことにより、該第2のフィルム係合手段
    の前記第2位置から第1位置への移動が妨げられた際に
    も、該第1または第2のフィルム係合手段を破壊から保
    護する手段を含む、請求項3記載の写真装置。
  5. 【請求項5】 前記相対運動を許す手段が、前記第2の
    フィルム係合手段を前記第2の搬送手段の近接部分に弾
    性的に結合する手段を含む、請求項4記載の写真装置。
  6. 【請求項6】 前記窓を覆わない非動作位置と前記窓を
    覆う動作位置との間を動くように取り付けられたシェー
    ドと、前記シェードと前記第2の搬送手段とを連結し
    て、前記第2のフィルム係合手段が前記第1位置へ移動
    する際に前記シェードを前記動作位置へ動かす手段とを
    含む、請求項3記載の写真装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のフィルム係合手段が前記第2
    位置へ移動する際に、前記連結手段が前記シェードを前
    記非動作位置へ移動させる、請求項6項記載の写真装
    置。
  8. 【請求項8】 前記連結手段が、一端が前記第2のフィ
    ルム係合手段に結合して動き他端が前記シェードに結合
    されているレバーを含む、請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記現像室が前記窓を取り付けた装填扉
    を含み、該装填扉が含む主平面は、露光時にフィルムユ
    ニットが置かれる平面と実質的に平行でその裏側に置か
    れている、請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】露光済みフィルムユニットの各々が最初
    に前記現像室に入る際に、前記シェードと現像室内にあ
    るフィルムユニットとの間へ入るように導く手段を含
    み、これにより、最後のフィルムユニットが前記現像室
    の前記窓を通して見える位置に入るようにした、請求項
    2記載の装置。
JP3247846A 1990-11-08 1991-09-26 露光済みフィルム・ユニットを現像中に保管する室を有するカメラ Expired - Lifetime JPH0750298B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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US07/610,803 US5049907A (en) 1990-11-08 1990-11-08 Camera having chamber for storing exposed film units during their development

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Publication Number Publication Date
JPH04249231A JPH04249231A (ja) 1992-09-04
JPH0750298B2 true JPH0750298B2 (ja) 1995-05-31

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US6317561B1 (en) 2000-01-31 2001-11-13 Polaroid Corporation Processing fluid spread system for a detachable electronic photographic printer and camera
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DE69118665D1 (de) 1996-05-15
EP0487898A1 (en) 1992-06-03
CA2047832A1 (en) 1992-05-09
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EP0487898B1 (en) 1996-04-10
JPH04249231A (ja) 1992-09-04
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