JP2755270B2 - 感光防止用覆い付きインスタントカメラ - Google Patents

感光防止用覆い付きインスタントカメラ

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JP2755270B2
JP2755270B2 JP2403318A JP40331890A JP2755270B2 JP 2755270 B2 JP2755270 B2 JP 2755270B2 JP 2403318 A JP2403318 A JP 2403318A JP 40331890 A JP40331890 A JP 40331890A JP 2755270 B2 JP2755270 B2 JP 2755270B2
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/48Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus
    • G03B17/50Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus with both developing and finishing apparatus
    • G03B17/52Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus with both developing and finishing apparatus of the Land type

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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の拡散ローラを使
って、カメラ内で現像処理がされる自動現像フィルムユ
ニットの集合体を使用するインスタントカメラに関す
る。ローラーは、露光済みフィルムユニットの要素間に
薬液を押し広げると同時に、のぞき窓のある貯蔵室に露
光済みフィルムユニットを移動させる。
【0002】
【従来の技術】インスタントカメラと、それに使用する
一般タイプのフィルム集合体に関する従来の技術で直面
する問題の一つに、当業者に「ライト・パイピング」と
して知られるものがある。この現象は、この分野で一般
的な自動現像フィルムに関する。米国特許第3,81
0,211号に詳細に説明されている。特に、ライトパ
イピングはカメラで現像処理中に、ローラーの出口側に
置かれたフィルムのユニットの透明層の一部に、外部か
ら光が当たることに関連している。通常露光済みのフィ
ルムユニットは、フィルムの層の間に薬液を拡げるロー
ラーを通り、カメラから排出される。薬液は潜在画像の
現像が開始されるようにフィルムユニットを処理をす
る。ローラーをフィルムが通る際、フィルムには処理済
と未処理の部分がある。光はフィルムユニットの最外部
すなわち透明層に沿って長手方向に進み、ローラーの手
前にあるフィルムユニットの感光層の未処理部分に不都
合な「フォギング」を生じさせることがある。
【0003】この現象をより明確に理解するために次の
事を理解しておかねばならない。すなわち、前記特許に
記載されているフィルムユニットは感光層と受像層と、
感光層がそれを通して露光される透明な外層と感光層上
の透明層とは反対側にある第一遮光層と現像中に第二遮
光層を形成するための透明外層と感光層の間に広げるこ
とのできる二酸化チタンを含む不透明化剤とを有する。
遮光層は受像層にできた画像をフィルムユニットの各層
をはがさず見られるような位置に配置され、第一、第二
遮光層は、入射光による感光層のフォギングを防ぐ。外
部の透明層は、グラファイトを含むカーボンブラツクの
ピグメントを含有し、その量は、写真露光中に事実上全
入射光の透過を妨げるには不十分であるが、第二遮光層
ができるまでの間、第二遮光層が形成されていない感光
層の面へ、第二遮光層が形成された部分からの光の伝達
によって生じるフォンギングを実質的に減殺するか、あ
るいは防止するのに十分な量である。このように、いっ
たん遮光剤を含む薬液が感光層の隅々まで広げられる
と、感光層は外部光の入射から保護され、フィルムユニ
ット自体が光にさらされても現像を完了することができ
る。しかし前記特許中の前述したカメラの構成において
は各フィルムの薬液処理部分は外部光にさらされるが、
その一部はローラーの反対側のカメラの遮光室に残り、
薬液処理がまだなされないままでいる。その場合フィル
ムユニットの薬液処理済み部分の透明層に入射した外部
光は、薬液層を通過して、露光済みの感光層部分に進む
ことはできないが、この光の一部は、透明層内で反射
し、層の長手方向に沿ってカメラの暗室内に分散または
拡散し、透明層のローラーの反対側に出て、その下の未
処理の感光層が存在する位置に、到達することができ
る。透明層とその付近の露光済み感光層の間には、不透
明化剤を含む薬液が存在しないため、その光線は未処理
部分の感光層に追加露光すなわちフォギングの効果をも
たらすおそれがある。かくして、透明層(例えば、マイ
ラー)には、不透明化剤が配合される。製造過程で、透
明層には、感光層の正常な写真露光のさまたげになら
ず、かつライトパイピング問題の予防に役立つ量の、た
とえばカーボンブラックが分散状態で含まれる。ライト
パイピングの問題を完全に予防するには、さらに、露光
済みフィルムユニットの薬液で処理された部分の長さが
ローラーの噛み込み位置からローラーの下流側の透明層
の端までの長さで測って、たとえば1インチ半に達する
迄、その露光フィルムユニットの薬液で処理された部分
を闇黒裡に保つことが必要である。このように、第3,
810,211号特許に記載されたカメラは、フィルム
ユニットの先端部がカメラを出て外光に当たる前に、一
定の長さの露光済フィルムユニットが薬液処理されるよ
うに、ローラー出口すなわち下流側に暗室を備えてい
る。ところが、外部光は、露光済みフィルムユニットに
沿ってその未処理部分の方へ進む。しかし、その光が前
記の長さを進むうちに、カーボンブラックが十分光を吸
収し、フィルム感光層の未処理部分に、もはや作用しな
いレベルにまで、そのエネルギーを減殺すると信じられ
ている。その光の当たる場所に出る前のそのような処理
済み部分の必要な長さは、明らかに透明層のカーボンブ
ラック濃度の関数である。
【0004】上述したライトパイピング問題の解決法
は、米国特許第3,810,211号にさらに詳しく説
明されている。これによれば、各フィルムユニットの透
明層は、露光済み未処理フィルムユニットの感光層のラ
イトパイピングによるフォギングを防止するための遮光
性色素を含んでいる。さらに、この特許においては、薬
液拡散ローラと、排出開口との間に遮光板を設置し、こ
の遮光板により、そのローラから出るそれぞれのフィル
ムユニットを偏向させ、またカメラの排出開口とローラ
との間にあるフィルムの薬液処理済み部分を、カメラか
ら排出されるフィルムの処理済みの長さが所定値に達す
るまで、遮光状態に保つようにしている。このカメラに
は覗き窓を有する貯蔵室は設置されていない。
【0005】この問題の解決のためのもう1つの提案
は、米国特許第3,940,774号になされており、
この特許においては不透明材料製のコイル状に巻かれた
シートが用いられ、このシートが、まだ薬液拡散ローラ
の入口側にあるフィルムの未処理後端部のフォギングを
防止するために、カメラから出るフィルムユニットをし
だいに被覆し、それによってフィルムユニットに対しち
ょうど1秒間ほど多くの暗黒時間を与えるようになって
いる。このカメラには、内部にある現像済みフィルムユ
ニットを見るための窓を備えた貯蔵室は設置されていな
い。
【0006】米国特許第3,460,452号には、露
光済みフィルムユニットを外部光から保護するための不
透明材料製コイルの使用についての記載がある。しか
し、この構成においては、コイルは、フィルムユニット
の露光に際し、露光済みフィルムの移動に伴ってほどか
れるのであるが、このことはライトパイピング問題の発
生とは関係がない。そのわけは、この時、フィルムの薬
液の拡散は起こっていないからである。
【0007】本発明は、米国特許第4,774,535
号および第4,839,676号に開示されている一般
形式を有するインスタントカメラおよび関連のフィルム
集合体に対し適用可能である。しかし、ライトパイピン
グ問題は、第4,774,535号のカメラには存在し
ない。そのわけは、現像中の露光済みフィルムユニット
が遮光領域から、さらに現像を進めるための遮光性イン
ビビション室内へ移動し、そこからカメラ外へ前進させ
ることができるようになっているからである。この室は
窓を備え、この窓を通して現像済みフィルムを見うるよ
うになっていて、現像期間中は不透明なカーテンまたは
ブラインドがこの窓を覆って室内を遮光状態にする。こ
のブラインドは、解除可能に遮光すなわち被覆位置に保
持され、その時は露光済みフィルムを見ることはできな
いが、それが解除された時は、窓を通して露光済みフィ
ルム内の画像を見ることができる。この構成において
は、現像過程中にのぞき窓をブラインドによつて覆い、
室内を遮光状態に保つ必要がある。
【0008】ライトパイピング問題は、特許第4,83
9,676号のカメラにも存在しない。この特許には遮
光性貯蔵およびインビビション室が開示されており、こ
の室は、現像液を以前に拡散したローラから露光済みフ
ィルムユニットを受入れ、内部において現像を行い、ま
たそこからフィルムユニットをカメラ外へ排出すること
ができる。この室は、1つの壁面にのぞき窓を有し、こ
の窓は、貯蔵およびインビビション室内においてフィル
ムユニットが現像されている間は、ブランイドによって
覆われる。しかし、全現像期間の完了後には、ブライン
ドは開放されうる。この構成においても、全現像過程中
においては、のぞき窓上にブラインドを保持し、フィル
ムの現像中に必要な遮光状態を維持しなくてはならな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、露光
済みフィルムユニットが可視像を形成している間内部に
留まるべきインビビション室を有する自動現像形カメ
ラ、すなわちインスタントカメラを提供することであ
り、この室は、現像中の画像を検査するための窓を有
し、また、このカメラは、露光済みフィルムユニットの
未処理部分が、該ユニットの長さに沿っての外部光のパ
イピングにより不都合なフォギングを生じることを防止
するための窓覆いを有する。
【0010】本発明のもう1つの目的は、露光済みフィ
ルムユニットの前端部が1対の薬液拡散ローラの間から
出る時、カメラのインビビション室の窓の一部のみを覆
う窓覆いを有する、上述の形式のインスタントカメラを
提供することである。
【0011】本発明の他の諸目的は、一部は自明のもの
であり、一部は以下の説明中に現われる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記特許第
4,774,535号および第4,839,676号に
一般的に開示されている形式のインスタント形カメラの
装填ドアに適用される。この形式のカメラは、内部の複
数のフィルムユニットを逐次露光位置に置くべく、フィ
ルム集合体を配置しかつ支持するための構造を有するフ
ィルムチャンバを包囲するハウジングを含む。
【0013】それぞれのフィルムユニットは複数の層を
含み、それらの層としては、不透明支持層と、感光層
と、この感光層上に重ねられた透明受像層であってこの
透明層を通して露光が行なわれる該透明受像層と、フィ
ルムユニットの一端部に配置された破裂可能な薬液容器
と、がある。露光後、フィルムユニットは加圧ローラー
に掛けられて薬液容器が破裂させられ、薬液がフィルム
ユニットの各層間に拡がってフィルムユニット内におけ
る可視像の形成が開始される。
【0014】
【発明の作用・効果】本発明においては、薬液拡散ロー
ラがフィルムユニットを装填ドアにより一部が形成され
た貯蔵室内へ直接送り込む。このドアは、フィルムユニ
ット内の画像を見るためののぞき窓を有する。画像が現
像された後のフィルムユニットは、貯蔵室内に貯蔵され
るか、または貯蔵室から排出口を経て送り出される。こ
の窓は常態においては覆われていないが、フィルムユニ
ットの画像領域の一部がローラから出て窓上の位置へ達
するに要する時間中は、部分的に、または完全に、覆
い、すなわちブラインドによって覆われるようになって
いる。のぞき窓の、この部分的、または完全な被覆は、
自動的に十分な長さの時間にわたって行なわれ、それに
よって、露光済みフィルムユニットの処理済み部分は、
フィルムユニットがもはやライトパイピングを起こさな
い、所定の長さに達するまで暗黒裡にた保たれる。これ
は、窓のすぐそばの装填ドア上に取付けられ、常態にお
いては窓を覆わない状態に保持される、伸長可能かつ不
透明な覆い、すなわちブラインドによって行なわれる。
しかし、フィルムユニットが薬液拡散ローラから出て、
薬液が拡散する時、覆い、すなわちブラインドは、フィ
ルムユニットおよび/または窓を覆う位置に、フィルム
ユニットの所定の長さがローラ間から出終るまで置かれ
る。この長さに達した後には、潜像の未処理部分はもは
や貯蔵室に入る光により影響されなくなる。ブランイド
を、窓を覆わない元の位置へ自動的に復帰させることに
より、露光済みフィルムユニット上の現像済み画像を見
うるようにする手段が設けられている。従って、この構
成によれば、露光済みフィルムユニットの潜像に対して
化学作用を及ぼす光が、薬液拡散ローラの入口側にまだ
存在するフィルム部分であって該光がその下のフィルム
ユニットの感光層表面にフォギングを生ぜしめうる該部
分に達するまで、フィルムユニットの長さに沿ってパイ
ピングされることが防止される。従って、本発明のイン
スタントカメラは、以下の詳細な開示に例示されるよう
な構成、諸要素の組合せ、および諸部品の配置を有する
装置を含み、本発明の適用範囲は、特許請求の範囲に示
されている。本発明の実施の最良と思われる態様は、添
付の図面に示されている。
【0015】
【実施例】図1および図2には、米国特許第4,77
4,535号および第4,839,676号に開示され
ている一般形式を有する、インスタント形すなわち自動
現像形の折畳み式カメラ10が示されている。本発明は
折畳み式カメラに関して説明されるが、本発明は折畳み
式でないカメラに対しても同様に適用しうることを、こ
こで注意しておかなくてはならない。カメラ10は、底
部に装填ドア14を有する第1または主ハウジング12
を含む。第1ハウジング12はさらに、前部壁18およ
び後部壁20、および端部壁22および24を有する。
ドア14は、主ハウジング12の端部壁22にヒンジ
(図示されていない)によつて旋回可能に連結されてお
り、このヒンジは、カメラの対物レンズ28の軸にほぼ
平行に、また前部および後部壁18および20に対して
垂直になっている。主ハウジング12はさらに、上方に
延長して凹部36を画定する、間隔をおいた1対のフラ
ンジ32および34を有する頂部壁を含む。
【0016】カメラ10はさらに第2ハウジング38を
含み、第2ハウジング38は後部壁20にほぼ平行な軸
(図示されていない)の回りに旋回可能なように第1ハ
ウジング12に連結され、凹部36内に収容された不動
作位置と、図1に示された動作位置との間で移動しうる
ようになっている。第2ハウジング38は、前述の対物
レンズ28と、シャッタ構体と、光電池窓40と、を支
持する。第2ハウジングの頂部壁は、カメラが折畳まれ
た時、カメラ10の第3ハウジング46を収容するよう
になっている凹部44を含む。
【0017】第3ハウジング46は、第1ハウジング1
2の後部壁20に対し、後部壁20とほぼ平行な水平軸
(図示されていない)の回りに旋回可能なように連結さ
れている。第3ハウジング46には、第4ハウジング5
2を旋回自在に収容するための凹部50が設けられてい
る。第4ハウジング52は、ストロボ54のような人工
照明源と、測距窓56とを支持する。第4ハウジング5
2は、第2および第3ハウジング38および46と同様
に、図1に示された起立位置をとるように付勢されてい
る。さらに第4ハウジング52は、カメラを折畳む際に
は、第3ハウジング46が凹部44内へ移動せしめられ
る以前に、凹部50内へ収容されるようになっている。
【0018】諸ハウジングが図1に示された位置にある
時、第1ハウジング12の頂部壁30の凹部内にある露
出サイクル開始ボタン58(図1参照)を作動させる
と、写像光線はレンズ28を通ってカメラ10内へ入
り、鏡(図示されていない)により下方へ反射されてフ
ィルムユニット上に達する。カメラ10は、装填ドア1
4を経て到達しうるフィルム室60(図3)を有する。
フィルム室60は、米国特許第4,839,676号に
示されているフィルム集合体70を収容するようになっ
ている。フィルム室60は,内部に堆積された複数のフ
ィルムユニット74を逐次露光するための位置に、集合
体70のフィルムカセット72を配置する機能を有する
水平壁62により、部分的に画定されている。これらの
フィルムユニットは、前述のように、完全な、自動現像
形すなわちインスタント形のものである。
【0019】フィルム集合体70は、フィルムカセット
72と、フィルムユニット74と、の他に、フィルムユ
ニット74の堆積をフィルムカセット72の上部すなわ
ち前部壁76へ向かって弾性的に押圧するための付勢手
段(図示されていない)をも含む。カセットの上部壁7
6は、ほぼ長方形状の露光開口78を有し、この開口
は、フィルム室60の壁62に設けられた対応形状の開
口64に重なるように配置される。上部壁76は、1対
の平行な側部壁80、後端部壁81、その反対側の前端
部壁(図示されていない)、および底部壁88と共に、
フィルムユニット74の堆積を収容するための室をカセ
ット内に画定する。前述の付勢手段(図示されていな
い)は、米国特許第4,774,535号に開示されて
いる底部壁88と、これに隣接する最下端部のフィルム
ユニット74との間に配置されることによって、堆積内
の最上端部のフィルムユニット74を上部壁76の内面
に対して、(1) その感光層90が露光開口78に重な
り、(2) その先端部がカセットの前端部壁内の細長い排
出口92を通って送り出されうる位置にあり、かつ、
(3) その後端部が後端部壁81に隣接するように、押圧
する。それぞれのフィルムユニット74の先端部には薬
液の容器94(図4参照)が備えられ、それぞれのフィ
ルムユニットの後端部には過剰な薬液を収容するための
トラップ98が形成されている。それぞれのフィルムユ
ニット74は、感光層90の他に、フィルムユニットが
カセット内にある時最上部にある光透過層96(図3)
と、層90および96の間に配置された受像層と、最下
部の不透明層と、を含む。
【0020】米国特許第4,774,535号に示され
ているように、このカメラには、露光済みフィルムユニ
ット74をカセット72から移動させるためのフィルム
前進部材を駆動する手段が備えられている。フィルムユ
ニットは移動せしめられると、装填ドア14の端部壁2
2へのヒンジ連結部とは反対側の端部近くに配置され
た、1対の薬液拡散ローラ110および112へ案内さ
れる。それぞれのフィルムユニットは、光透過層96を
最上部にしてカセット72から出で行き、水平に一方向
へ進み、その後、層96が最下部になるようにさかさま
にされて水平に他方向へ逆進せしめられ、図5に示され
ているように拡散ローラ110および112の噛み合い
の中へ送り込まれる。
【0021】装填ドア14の一端部には、横方向の間隔
をおいた1対の直立耳部120が形成されており、これ
らの耳部は、ドアの平坦部分124に接合するその端部
の傾斜フランジ122上にある。平坦部分124は、ド
アの主平坦領域126から下方へ低下している。部分1
24の前方の領域126上には、ハウジング60の壁6
2から垂下する垂下ばねラッチ132(図3)を収容す
るための、2つの直立ラッチ収容耳部128がある。こ
れらの耳部128は、横方向の間隔を有しカメラのフィ
ルム排出ドア(図示されていない)が存在するカメラ端
部まで延長する平行な1対の直立フランジ130の内端
部にある。このようにして、フランジ130の間には、
露光済みのフィルムユニット74のための、貯蔵および
インビビション室134が形成され、この室は排出ドア
により開閉される。
【0022】本発明においては、フィルムユニット74
がまだ拡散ローラ110および112内に未処理の後端
部を有する時に、のぞき窓136を経て室134内へ入
った外部光により、現像中のフィルムユニット74を長
手方向に通して行なわれるライトパイピングを防止する
ための手段が備えられる。この窓136は、室134の
一端部118の近くに設けられ、拡散ローラ110およ
び112から前方へフィルムユニット74の長さより短
い距離だけ隔たっているので、フィルムユニットの前端
部は、その後端部が拡散ローラ110および112の噛
み合い部位から離れる以前に、窓136に到達する。図
4に示されているように、貯蔵室134は拡散ローラ1
10および112からの露光済み且つ処理済みフィルム
ユニットを受入れ、相次ぐフィルムユニットは、米国特
許第4,774,535号に示されているように、案内
されて、窓の上かつ以前に置かれたフィルムユニットの
下に挿入され、その後それは所望に従って、特許第4,
774,535号に開示されているものに類似した往復
動可能なフィルム前進板(図示されていない)によって
排出されるか、または、排出ドアを開きフィルムユニッ
トの端部をつかむことによって、簡単に手で取り出され
る。
【0023】露光済みフィルムユニット74は、特許第
4,774,535号に示されている形式のものであり
うる適切な手段(図示されていない)により、拡散ロー
ラ110および112の噛み合い部位へ送り込まれる。
これらのローラは回転しうるように適切に支持され、モ
ータ(図示されていない)によって前記特許に記載され
ているようにして駆動される。このモータは、ボタン5
8が押下されると適切な長さの時間の間付勢されて、フ
ィルムユニット74を完全に拡散ローラ110および1
12を経て移動させ、かつ貯蔵室134内へ送り込む。
フィルムユニットが貯蔵室134へ入るとき、それらは
逐次案内傾斜炉(図示されていない)へ送られ、それに
よってそれらは特許第4,839,676号に開示され
ているようにして、貯蔵室内に堆積される。この室内の
最下部のフィルムユニットは、窓136を通して見るこ
とができ、また端部壁22の排出開口を経て、手または
自動フィルム前進手段により取出すことができる。
【0024】図5において、拡散ローラ110および1
12は、装填ドア14の低下部分124のちょうど真上
に配置されていることに注意すべきである。前述のよう
に、フィルムユニット74が拡散ローラ110および1
12から出る時、窓を覆う手段が備えられている。本発
明の1つの実施例であるこの手段は、不透明ストリップ
材から形成されたロールまたはコイル140を含み、こ
れはローラ112のすぐ近くの、このローラに平行な、
装填ドア14の低下部分に設置されている。このロール
140は、米国特許第3,460,452号および第
3,940,774号に開示されている種類の材料によ
り形成されうるが、好ましくは、心棒の上にコイルとし
て巻かれた時、ほどかれるのに抵抗する固有の弾性を有
するか、または、装填ドアの低下部分内に回転しうるよ
うに適切に支持されたばね構造を有するようにされる。
不透明材料製のコイル140は、ストリップから形成さ
れ、常態においては、窓136を覆わない巻上げられた
位置にある。しかし、それはほどかれて、窓136を部
分的に、または完全に覆う、平らなブラインドまたはカ
ーテン142になりうる。これは、図4および図5にし
めされているように、処理されるフィルムユニット74
が、拡散ローラ110および112のかみ合いから後方
に延びる未処理の後端部分をまだ有する時に起こる。こ
の窓を覆うカーテン142は、室134内の光が層96
に入射した後、フィルム層96内を長手方向に感光層9
0の未処理部分の隣接位置まで進み、そこで潜像のフォ
ギングを起こすことを防止する。
【0025】前述のように、ローラ110および112
は、ボタン58の押下によって適切な時間の間付勢され
るモータにより駆動され、それと同時に、フィルム前進
手段および2対の端縁部ローラ(図示されていない)が
働いて、露光済みフィルムユニット74の先端部を拡散
ローラ110および112のかみ合いの中へ進める。フ
ィルムユニット74の先端部はローラ110および11
2から出ると、コイル140上を通過し、カーテン14
2の先端部に設けられた、直立横方向肩部を有する唇部
144に係合する。コイル140の常態である不動作位
置においては、唇部144は、フィルムユニット74の
先端部によって係合されるべきコイル上の位置に半径方
向に突出している。フィルムユニット74の先端部は唇
部144に係合した後、コイル140から不透明カーテ
ン142をほどき続けながら窓136に向かって、また
さらにその上を移動し続ける。この、コイル140をほ
どく動作は、カーテン142の先端の唇部144が、直
立フランジ130の外端部近くのカム146に当たるま
で継続される。
【0026】唇部144は、フィルムユニット74の先
端部により係合される肩部148を有し(図4)、唇部
144は下向きにテーパしていることによって、カム1
46の下側の下方へ傾斜した表面152と、装填ドア1
4の隣接する平坦表面126との協働により形成される
収容口150内へ入る。従って、ブラインドまたはカー
テン142の先端部144がカム表面152に接触する
と、それは下方へ偏向せしめられてフィルムユニット7
4の先端部から解放され、カーテンは自動的にコイル1
40へ巻戻される。カーテン142(図2および図3)
の幅はフィルムユニット74よりも大きいので、カーテ
ンはカム146に係合するがフィルムユニットは係合し
ない。もし、カーテン142が窓136の一部のみを覆
うようにしたければ、カム146をもっとローラ110
および112の方へ近づけ、例えば図5の154に点線
で示されている位置に置けばよい。いずれの場合におい
ても、窓136およびフィルムユニットは十分な時間の
間覆われて、フィルムユニット74の未処理部分がライ
トパイピングの影響をもはや受けないようにされる。し
かし、透明な最上層への光の入射点と、ローラのかみ合
いとの間の距離が、前述の所定距離より小さくなる可能
性がある間は、カーテンを解放しないことが重要であ
る。
【0027】図6から図8までには、本発明のもう1つ
の実施例が示されている。ここでは、本発明は、装填ド
ア214を有し、全体が200に示されている、前述の
形式のカメラに適用される。ドア214は、本発明にお
ける好ましい形状を有し、カメラによって支持されてい
る。拡散ローラ210および214は前述のように備え
られ、また前述のように低下部分224の上方にあるよ
うに装填ドア214に取付けられている。装填ドアは、
前述のように位置する窓236を有し、装填ドアの外端
部288は、拡散ローラ210および212から出た
後、排出口(図示されていない)へ向かう処理済みのフ
ィルムユニット274を受入れる貯蔵室234の前部に
ある。
【0028】この実施例においては、窓236を部分的
に限られた長さの時間の間覆うための、不透明材料製の
往復動可能な平らなブラインドまたはカーテン242
が、ドア214の主平坦領域226に隣接して取付けら
れている。このブラインドは、窓236よりも面積が小
さく、図8には1/2より小さい面積であるように示さ
れており、従って、それが窓上の位置に移動した時は、
窓236の一部のみしか覆わない。しかし、それは窓全
体を覆うのに十分な面積とすることもできるのである
が、そのようにすると、それが窓236に対して常態の
非遮光位置にある時に、大きいスペースを占有する必要
を生じる。ブラインド242の往復動は、全体が244
に示されているギアおよびラックユニットによって行な
われる。このユニットは、ブラインド242から立上が
る一体的ラック246を含み、このラック246は、隣
接する直立ドアフランジ230のすぐ内側の側部に配置
され、これに対して往復動しうるようになっている。ブ
ラインド242はまた、フランジ230に沿って延長
し、フランジ230から突出する案内ピン250を収容
する長手方向のみぞ穴を有する一体的案内248を有す
る。ばね252は、常態においてはブラインド242
を、窓236を覆わない不動作位置へ引張っており、図
示されているようにドア214に設けられた柱253に
固定されると共に、ブラインド242に連結されてい
る。ギア254は、直立した他のギア256の表面上に
形成されている。ギア256は、カメラ内にある前述の
モータ(図示されていない)によって駆動されるギア列
(図示されていない)に連結されており、このモータ
は、付勢された時は、拡散ローラ210および212を
も適切な長さの時間の間駆動する。この他のギア256
は、フランジ230上に回転しうるように支持されてお
り、上向きに突出しているラック246上に重ねて乗せ
られ、周方向に延長するギア254上のギアセグメント
258が、図8に示されているようにラック246の歯
に係合する。ギア254上のギアセグメント258の両
端間にはまた、ラックに係合するカム260および引っ
込んだ表面262が周方向に形成されている。
【0029】ブラインド242は常態においては、ばね
252により窓236を覆わない位置に保持され、ギア
254のギアセグメント258はラック246に係合し
ている。カメラのシャッタボタン58の押下によって付
勢されるモータの作動によって、他のギア256が図8
の矢印の方向に回転せしめられると、それはラック24
6および取付けられたブラインド242を窓236の上
へ移動させる。この移動は、カム260がラックに係合
して、ブラインド242を所定の位置に所定時間の間保
持するまで続けられる。ギア254がさらに(図8で見
て)時計回りに回転すると、カム260は最後に静止し
ていたラックから外れ、それによってバネ252は、ラ
ック246を元の位置へ復帰せしめうるようになる。ギ
アラック246に対する駆動が行なわれると、露光済み
フィルムユニットがローラのかみ合い部位から出る前
に、ブラインド242が移動せしめられて窓236の一
部を覆い、それによって、のぞき窓236から入った光
が到達しない状態下で露光済みフィルムユニット74が
通過する、拡散ローラ210および212のかみ合いか
ら測った径路の長さが効果的に増大せしめられる。従っ
て、ライトパイピングは起こらなくなる。
【0030】前述のように、本発明は、堆積された自動
現像形フィルムユニットを含むフィルム集合体を収容す
る、インスタント形カメラに適用される。このカメラ
は、露光済みフィルムニットに係合して、フィルムユニ
ットの層間に薬液を拡散すると同時にフィルムユニット
を、のぞき窓を有する貯蔵室内へ送り込むための1対の
ローラを備えている。この窓に対する、不透明材料製の
覆いが、拡散ローラの出口側近くに配置される。露光済
みフィルムユニットが貯蔵室へ送り込まれる時、実施例
における覆いは図8で見て窓の右側を既に部分的に覆っ
ており、所定の長さの時間の後に、覆わない位置へ自動
的に復帰する。この時間は、露光済み且つ処理済みのフ
ィルムユニットを十分に暗黒裡に留める長さを有し、そ
のためフィルムユニットの処理済ずみの長さは、その
時、フィルムユニットがもはや光の影響を受けない所定
の値に達している。この時、フィルムユニットの先端部
は、窓の覆われていない部分の上を移動することができ
る。そのわけは、露光済みフィルムユニットに対し化学
作用を及ぼす光が、まだ拡散ローラの入口側にあるフィ
ルムユニットの未処理部分に達するまで、フィルムユニ
ットの長さ方向に沿ってパイピングされるおそれがない
からである。窓は短時間の間だけ、すなわち露光済みフ
ィルムユニットがローラ210および212のかみ合い
の間から出てしまうまで、覆われているので、インビビ
ション室の窓が、全現像過程の完了するまで覆われてい
なくてはならない従来技術のカメラに比し、動作が速く
行なわれる。
【0031】上述の装置に対しては、本発明の範囲から
逸脱することなく、ある改変を行ないうるので、以上の
説明に含まれ、あるいは添付図面に示されているすべて
の事項は、例示的な意味のものと解釈されるべきであっ
て、限定的な意味のものと解釈されるべきではない。例
えば、実施例の覆いは、露光済みフィルムユニットがロ
ーラのかみ合い部位から出始める時、すでに窓を部分的
に覆う位置にあるように説明したが、覆いの窓へ向かっ
ての移動は、フィルムユニットがローラのかみ合いの間
から出始めるときに同時に起こるように、すなわちそれ
らがいっしょに移動するようにもできる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形式による折畳み式自動現像形すな
わちインスタント形カメラの起立動作状態における斜視
図。
【図2】のぞき窓を示すカメラの底面図。
【図3】貯蔵室内の現像済みフィルムユニットの堆積を
示す、図2の3−3線における横断面図。
【図4】本発明の一形式の実施例を示す図2の4−4線
におけるカメラの装填ドアを通る部分縦断面図。
【図5】図4の装填ドアの上側の斜視図。
【図6】本発明の好ましい形式の実施例を示すカメラの
底面図。
【図7】図6の装填ドアの上側の斜視図。
【図8】本発明の好ましい形式の実施例を示す図6の8
−8線における装填ドアを通る部分断面図。
【符号の説明】
10,200 インスタントカメラ 60 フィルム室 72 フィルムカセット 74,274 フィルムユニット 90 感光層 96 光透過層 110,112,210,212 薬液拡散ローラ 134,234 貯蔵およびインビビション室 136,236 のぞき窓 140 コイル 142,242 ブラインド 144 唇部 146 カム 148 肩部 244 ギアおよびラックユニット 246 ラック 252 ばね 254,ギア 256,他のギア 258 ギアセグメント 260 カム
フロントページの続き (56)参考文献 米国特許5019842(US,A) 欧州特許出願公開434927(EP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 17/52

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インスタントカメラであって、 複数のインスタント・フィルムユニットを収容し逐次露
    光位置に置くフィルムカセット支持手段であって、各フ
    ィルムユニットは光透過性の透明な外層を有し、該外層
    中には、下部感光層の正常な写真露光を妨げる量として
    は不足するが、化学作用をする光のフィルムユニット長
    手方向への透過を実質的に減殺するには十分な量の不透
    明化剤が分散されている、前記支持手段と、 窓を有する貯蔵室を画定する手段であって、該貯蔵室中
    に置かれた露光済みフィルムユニット上の画像を該窓を
    通じて見ることができる、画定手段と、 露光済みフィルムユニットをカセットから前記貯蔵室へ
    移動させる手段であって、露光済みフィルムユニットの
    各層間に不透明化剤を含む薬液を拡散させてその中の可
    視像の形成を開始させ、同時にフィルムを該貯蔵室へ移
    動させて該窓に重ねる、一対のローラーを有する移動手
    段と、 前記窓と重ならない不動作位置から動作位置へ移動可能
    に設置されている遮光手段であって、該動作位置では、
    該遮光手段は該窓の一部のみを覆って、前記一対のロー
    ラーの噛み込み位置から、露光済みフィルムユニットの
    光透過性透明層が前記遮光手段との重なりを離れて前記
    窓から侵入する光に打たれる点までの、露光済みフィル
    ムユニットの移動を所定距離まで増加せしめ、これによ
    り、光透過性透明層の長手方向に伝達されるいかなる光
    も、処理液が未到達の下部感光層の面に化学作用をしな
    いようにする、遮光手段と、 前記フィルムユニットが前記所定距離を進んだ後、前記
    遮光手段を前記不動作位置へ復帰させる復帰手段と、 を有する、前記インスタントカメラ。
  2. 【請求項2】 前記遮光手段は、前記ローラーの前の前
    記窓近くに往復動可能に配置された平らな遮光部材でで
    きたブラインドである、請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記処理済みフィルムユニットの前記先
    端部が、前記窓上を進行するより以前に、前記窓上を前
    記ブラインドを進行させる手段をさらに備える、請求項
    2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 インスタントカメラであって、 複数のインスタント・フィルムユニットを収容し逐次露
    光位置に置くフィルムカセットを支持する手段であっ
    て、各フィルムユニットは光透過性の透明な外層を有
    し、該外層中には、下部感光層の正常な写真露光を妨げ
    る量としては不足するが、化学作用をする光のフィルム
    ユニット長手方向への透過を実質的に減殺するには十分
    な量の不透明化剤が分散されている、前記支持手段と、 窓を有する貯蔵室を画定する手段であって、該貯蔵室中
    に置かれた露光済みフィルムユニット上の画像を該窓を
    通じて見ることができる、画定手段と、 露光済みフィルムユニットをカセットから前記貯蔵室へ
    移動させる手段であって、露光済みフィルムユニットの
    各層間に不透明化剤を含む薬液を拡散させてその中の可
    視像の形成を開始させ、同時にフィルムを該貯蔵室へ移
    動させて該窓に重ねる一対のローラーを有し、該ローラ
    ーと該窓はフィルムユニットの長さより短くない距離を
    隔てて配置される、移動手段と、 前記窓と重ならない不動作位置から動作位置へ移動可能
    に設置されている遮光手段であって、該動作位置では、
    該遮光手段は該窓の少なくとも一部を覆って、薬液がフ
    ィルムユニット長手方向の所定距離まで到達するまでは
    化学作用をする光が該窓に入射してフィルムユニットの
    透明層に当たることを排除し、これにより、光透過性の
    透明層の横方向に透過する光が、前記所定距離から先の
    薬液が未到達の感光層の面に作用しないようにし、該遮
    光手段は不透明材料のストリップ状のブラインドを含
    み、該ストリップはその先端部を進行するフィルムユニ
    ットの先端部に噛み合わせて、フィルムユニットがロー
    ラーを離れるに従って該ストリップのコイルがほどかれ
    るようにする係合手段を含む、遮光手段と、 前記係合手段を解放する解除手段と、 薬液が感光層の全面に到達した後、前記遮光手段を前記
    不動作位置へ復帰させる復帰手段と、 を有する、前記インスタントカメラ。
  5. 【請求項5】 前記解除手段は前記貯蔵室に配置され、
    前記ブラインドが窓を覆う所定の位置に達すると、該ブ
    ラインドの前記先端部と噛み合うようにした、請求項4
    記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記露光済みフィルムユニットは前記コ
    イルがほどかれるにつれて不透明な前記ストリップ上を
    進行し、該ストリップ先端部にある前記係合手段は該先
    端部を横切る方向に設けられた肩部を有し、該肩部は該
    フィルムユニットが該ストリップ上を進行する際に該フ
    ィルムユニットの先端部と噛み合い、前記解除手段は、
    該ストリップ先端部を該フィルムユニットから解放する
    ために該先端部の高さを低くするカムを有する、請求項
    4記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 インスタントカメラであって、 複数のインスタント・フィルムユニットを収容し逐次露
    光位置に置くフィルムカセットを支持する手段であっ
    て、各フィルムユニットは光透過性の透明な外層を有
    し、該外層中には、下部感光層の正常な写真露光を妨げ
    る量としては不足するが、化学作用をする光のフィルム
    ユニット長手方向への透過を実質的に減殺するには十分
    な量の不透明化剤が分散されている、前記支持手段と、 窓を有する貯蔵室を画定する手段であって、該貯蔵室中
    に置かれた露光済みフィルムユニット上の画像を該窓を
    通じて見ることができる、画定手段と、 露光済みフィルムユニットをカセットから前記貯蔵室へ
    移動させる手段であって、露光済みフィルムユニットの
    各層間に不透明化剤を含む薬液を拡散させてその中の可
    視像の形成を開始させ、同時にフィルムを該貯蔵室へ移
    動させて該窓に重ねる一対のローラーを有し、該ローラ
    ーと該窓はフィルムユニットの長さより短くない距離を
    隔てて配置される、移動手段と、 前記窓と重ならない不動作位置から動作位置へ移動可能
    に設置されている遮光手段であって、該動作位置では、
    該遮光手段は該窓の少なくとも一部を覆って、薬液がフ
    ィルムユニット長手方向の所定距離まで到達するまでは
    化学作用をする光が該窓に入射してフィルムユニットの
    透明層に当たることを排除し、これにより、光透過性の
    透明層の横方向に透過する光が、前記所定距離から先の
    薬液が未到達の感光層の面に作用しないようにし、該遮
    光手段は前記ローラーの前の前記窓近くに往復動可能に
    配置された平らな遮光材料でできたブラインドである、
    遮光手段と、 薬液が感光層の全面に到達した後、前記遮光手段を前記
    不動作位置へ復帰させる復帰手段と、 前記処理済みのフィルムユニットの前記先端部が前記窓
    上を進行するより以前に、前記窓上を前記ブラインドを
    進行させるためのラックとギアを含む手段と、 を有する、前記インスタントカメラ。
  8. 【請求項8】 前記ローラーと前記ギアを同時に回転さ
    せる手段をさらに備える、請求項7記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 前記ギアの周囲の一定部分に、前記ラッ
    クとかみ合う歯と周囲の一部に歯のないカム部分を備え
    る、請求項8記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 前記ラックの歯は、前記ブラインドか
    ら立ち上る前記ラックの上端に形成されており、前記ギ
    アは、直立した前記ラックに重なって直立する他のギヤ
    上にある請求項9記載のカメラ。
JP2403318A 1989-12-29 1990-12-18 感光防止用覆い付きインスタントカメラ Expired - Lifetime JP2755270B2 (ja)

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US459342 1989-12-29

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JPH03290640A JPH03290640A (ja) 1991-12-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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