JPH07502897A - ネコ白血病ウイルスワクチン - Google Patents

ネコ白血病ウイルスワクチン

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JPH07502897A JP5512609A JP51260993A JPH07502897A JP H07502897 A JPH07502897 A JP H07502897A JP 5512609 A JP5512609 A JP 5512609A JP 51260993 A JP51260993 A JP 51260993A JP H07502897 A JPH07502897 A JP H07502897A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ネコ白血病ウィルスワクチン 本願は、一般には、獣医学ワクチンに関し、より詳細には、ネコ白血病ウィルス により引き起こされるネコの持続感染を予防するための組成物および方法に関す る。
発明の背景 ネコ白血病は、ネコ科動物、特に飼いネコの衰弱性のウィルス性疾患で、しばし ば動物の死をもたらす。ネコ白血病の発病機序は以下の段階に分けることができ る 初期疾を、回復または寛解、そして末期症状である。一般に、持続的にウィ ルス血症になるネコ科動物のみが、感染初期に有意な臨床的あるいは血液学的兆 候を示す。臨床的兆候は、種々の程度の発熱、倦怠感、体重減少、全身性リンパ 節疾唐および血液学的異常を包含する。
ネコ白血病ウィルス(FeLV)に感染したネコ科動物は無症候性であるかもし れずまたはネコ白面病疾、轡の症状を示すかもしれない。自然感染の後、約、4 0%のネコ科が、FeLVに対する体液性免疫応答を示し、ウィルスを拒絶し、 免疫性になる。感染の初期段階に死亡した場合、それは、通常、重症の骨髄抑制 および/または二次感染の直接の結果である。キャリヤーであるネコ科動物がそ の生涯を通して無症候性を保持するかもしれないが、これらの動物の大部分はあ るFeLV関連疾関連疾病するであろう。
FeLVキャリヤーに対するウィルスの効果に直接関連する疾患は、腫瘍性疾患 、骨髄抑制生涯、免疫生涯および生殖の問題を包含する。間接的に関連する疾患 は、ウィルス性および細菌性二次感染ならびに原生動物性疾患である。
FeLVは、通常、感染動物と感染していない動物との物理的接触により伝達さ れる。3種のFeL〜・′亜型がネコの疾患に関連している。亜型Aはすべての FeLV感染のうち100%に存在する。ウィルスをFeLVに感染したネコ科 動物から単離する場合、FeLVAが単独で見い出される場合が50%、FeL VBとともにFeLVAが見い出される場合が49%、そしてFeLV亜型A、 BおよびCが一緒になって引き起こしたと見られる感染である場合がわずかに1 %である。該ウィルスは外的環境中で非常に不安定で、室温において数時間以上 生存することは希で、たいていの消毒薬て失活される。
多くの既知FeLV用ワクチンがある[例えば、ノヤレ・ソト(Jarrett )著。
オリジンス・オン・ヒユーマン・キャンサー(Origins of Flum an Cancer)中。
1215〜1222頁、 「ネコ白血病に対するワクチンの開発J (1977 年)およびピンク−(Pinter)ら、ウイロoシー(Virol、 )第8 3巻・417〜422頁(1977年)参照]。しかしながら、これらの既知ワ クチン1ま、免疫性を示す一貫した抗体応答を誘発しない。そのうえ、該ワクチ ンは持続ウィルス血症を予防するが、感染を予防しない。いくらかのネコ科動物 は、感染を解除する前に一時的なウィルス血症となる。このウィルス血症状態は 免疫抑制を伴し)、動物は二次感染に対してより感受性になる[ンエイ・エム・ スカーレ・ソト(J、 M、 5carlett)ら、カーネル・ベタリナリア ン(Cornell Vet、 ) 、第80巻(第3号)・237〜242頁 (1990年)]。
加えて、ある種のFeLVサブユニットワクチンにより誘導された免疫応答力く 、実際にFeLVの抗体増加感染を媒介しうろことが報告されてL)る[ペダー セン(Pedersen )ら、ベタリナリー・イミュノロノー・アンド・イミ ュノノく゛ノロノー(Vet、 Immunol、 Immunopathol 、 ) 、第11巻 123頁(1986年)]。
当該分野において、ウィルス蛋白質に対する抗体増加を起こさずにFeLV感染 に対する防御能を有するワクチンおよびワクチン組成物:二つ(嘱ての必要性力 く存在する。
発明の要約 −の態様において、本発明は、FeLVにより引き起こされる疾、壱に対する防 御にて有用である抗原を産生ずるFeLV亜型で形質転換されtこ安定なネコT 細胞すンパ睡細胞株を提供する。−の具体例において、FeL〜r亜型Aカ1ら なる細胞株が提供される。他の具体例では、亜型A、BおよびCのうち1種まj こ1まそれ以上の種類が使用される。形質転換細胞は、細胞膜」−のCD4およ びCD8T細胞抗原の存在により特徴付けられ、培養において、選択されたFe L’v’亜型ウィルス蛋白質の産生能を有する。
別の態様において、本発明は、前記形質転換細胞を培養し、細胞溶解物または培 養基から単離することにより製造される選択FeLV亜型蛋白質(ウィルス蛋白 質)を提供する。
さらに別の態様において、本発明は、本発明の細胞株により産生された選択Fe LV抗原からなるFeLVワクチン組成物を提供する。FeLVピリオンgp7 0新生抗原またはネコ・オンコーナウィルス(Oncornavirus)細胞 付随の膜抗原(FOCMA)に対する中和抗体が実質的に存在しない状態におい ても、該ワクチンは、予防接種した動物を1種以上のFeLV亜型による感染か ら防御しうる。
さらに別の態様において、本発明の細胞株を他のネコ白血病ウィルス抗原と組み 合わせることにより産生される抗原からなるワクチン組成物が提供される。該ワ クチンは、異なる菌株のネコ白血病ウィルスでの感染に対する防御能を有する。
本発明のさらなる態様は、本発明の細胞株由来の失活抗原流体および所望により アジュバントを適当な担体と合することからなる、FeLV感染に対するワクチ ンの製造法を包含する。
もう一つの言様において、本発明は、本発明の適当なワクチン組成物を感染して いないネコ科動物に接種することによる、ネコ白血病の臨床的症状を予防する方 法を提供する。
さらに別の態様において、本発明は、本発明のFeLVワクチンと選択されたワ クチンとを同時あるいは連続的に投与することによる、選択されたネコ・ワクチ ンに対する免疫応答性を高める方法を提供する。本発明のFeLVワクチンと共 に投与するのに適したワクチンは、例えば、ネコ汎白血球減少症、カリシ(ca Hci) 、鼻気管炎およびクラミジアのワクチンまたは他の抗原に対して、接 種された動物において防御が考えられる他の抗原を包含する。
本発明の他の態様および利点は、発明の詳細な説明を参考にすれば明らかとなろ う。
図面の簡単な説明 図1は、リカード(Rickard) FeLVA、 B (±、対照群)で攻 撃しただ後、12週間にわたるウィルス血症に対するクローンE FeLVAワ クチン(U、ワクチングループ)の試験結果を示すグラフである。
図2は、0(U)および12週(±)におけるクローンEワクチン投与動物と対 照動物に対するFeLV感染率を示すグラフである。
発明の詳細な説明 本発明によれば、選択した安定なネコT細胞リンパ腫細胞株を、慣用的方法によ り、少なくとも1種のFeLV亜型で感染させる。下記に詳細に記載するように 、本発明の具体例にて使用された細胞株はT細胞リンパ肉腫細胞株3201(8 1回継代)であり、オハイオ州立大学のリチャード・オルセン(Richard olsen)博士から得た。
細胞株3201の性質(すなわち多くの回数の継代による安定な核型、および細 胞膜上のT細胞CD4とCD8抗原の保持、ならびにネコ・オンコーナウィルス 細胞付随の膜抗原(FOCMA)の欠損)を共有する他のネコT細胞リンパ腫細 胞株を、同様の方法で感染させて本発明のワクチン組成物を製造してもよい。
他のネコT細胞株を、個人的にあるいは公の受託機関から得てもよい。それゆえ 、本発明は、特に例示された細胞株の使用に限定されることはない。
本発明によれば、細胞株を、1種またはそれ以上のFeLV亜型A、BおよびC で形質転換あるいは感染させてもよい。メリーランド州、ロックビル(Rock ville)のジ・アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクンヨン(the  American Type Cu1ture Co11ection) 、ア イオワ州、エイムス(^mes)のザ・ナショナル・ベタリナリー・サービス・ ラボラトリ−(the NationalVeterinary 5ervic e Laboratory) 、ザ・ナンgナル・インスティテユート・オン・ ヘルス(the National In5titute of Health ) 、あるいは私的な研究機関から種々のFeLV亜型を得ることができる。好 ましくは、細胞株を、FeLV亜型Aて感染させる。なぜならば、それがずべて のFeL〜7感染に関連しているからである。ついて、感染細胞株を無血清培地 で培養する。細胞培養上清を集めてFeLVgp70エンベロープ抗原について チェックし、細胞を集め、クローン化させる。p27 (FeLVコア蛋白)E LISA(後記)において最適な細胞生存度および活性度を有するクローンを選 択し、多(の回数継代する。
少なくとも1菌株のFeLVに対する免疫を生成する能力があり、また細胞膜上 にCD4およびCD8T細胞抗原を保持している、FeLV蛋白質またはポリペ プチド抗原を産生ずることのできる安定な細胞株を選択できるように、細胞継代 回数が当業者により選択されうる。しかしながら、本明細書記載の特定の細胞株 に関しては、継代回数は15ないし35回である。他のネコ細胞株に関して同様 の回数の継代を行ってもよい。
好ましくは、該細胞を培養し、無血清培地にて継代させる。その多くの方法は当 該分野において利用可能である。感染細胞は完全なgp70ウィルスエンベロー プ蛋白質を無血清培地中に分泌する。感染細胞を含血清培地にて培養すると、感 染性完全ウィルス粒子が該培地中に分泌されるため、感染細胞を含血清培地にて 培養することが望ましくない。
本発明の細胞株を用い、以下に示す、サブユニットワクチンまたは完全細胞ワク チンを調製してもよい。
サブユニットワクチン ついて、選択された継代からの細胞培養を収穫し、懸濁させる。該培養を無血清 培地にて約3〜10日間貯蔵する。50%の生存度が観察される時に、培養を収 穫する。培養および抗原含有培養流体を、当業者が決定できる、適当な常套手段 により清澄化させる。−例として、培養流体を濾過により清澄し、望ましくない 細胞残骸または培地成分を除去してもよい。
残りの抗原物質、ウィルスRNAおよび細胞DNAを包含する、清澄化した培養 流体中の残りの核酸を常套手段により失活させる。例えば、濾過して単離した抗 原をブロモエチレンイミン、ベータプロピオラクトンまたは他の数種の適当な不 活性化剤で失活させてもよい。ついで、得られた不活性化抗原培養流体を任意の 選択されたアジュバントと混合し、ワクチンとして用いるために処方してもよい 。また、培養流体を、当該分野に知られた慣用的蛋白質精製手段により、さらな る精製に付し、抗原蛋白質を単離してもよい。
本発明の−の具体例として、T細胞リンパ腫細胞株3201クローンEをFeL V亜型八で感へさせて数回継代し、FeLVAによる高産生細胞を選択する。
細胞培養上清を収集し、FeLV抗原についてチェックし、細胞を収集してクロ ーン化する。最適細胞生存度およびp27ELIsA活性を有するクローンを選 択し、マスター・セル・ストック(MC3)を産生ずるために15回、または( MC5+20)を産生ずるために35回継代する。ついで、MCSまたはMC3 +20を収穫し、懸濁させ、無血清培地に3〜10日間貯蔵する。
50%の生存度が観察される時に、培養を収穫する。FeLV抗原を本発明のF c1LV感染ネコT細胞により回りの無血清培地および培養流体中に分泌させ、 濾過により清澄化させ、失活させる。培養流体中の得られた失活FeLVgp7 0抗原蛋白質はFeLV亜型Aに対して特異的能動免疫を提供する能力を有する 。
細胞株3201クローンEは、発明者および譲受人であるスミスクライン・ビー チャム・ラボラトリ−・インコーホレイテッド(ペンシルベニア州、キング・オ ン・プルンア) (SmithKline Beecham Laborato ry、 Inc、 )により維持されている。
ワクチン組成物の処方において、清澄化された失活抗原培養流体またはより精製 された抗原蛋白質を感染していないネコ科動物に投与し、該動物をFeLVによ る感染から保護する。本発明に係る、単離されるかまたは培養流体中に存在する かのいずれかである、培地中に分泌される抗原ウィルス蛋白質は、完全ウィルス 蛋白質自身よりもむしろ、FeLVウィルスエンベロープ蛋白質gp70のエピ トープまたはエピトープ部に結合する、循環抗体を接種動物にて生成する能力を 有する。これらの抗体が、細胞株を感染させるのに用いた特定のFeLVのgp 70のエピトープよりも池のエピトープに対して交差反応であることは示されて いなかった。本発明の抗原蛋白質または培養流体に照射することにより得られる 抗体はいずれもFOCMAに結合しない。例えば、クローンEにより産生される 抗原は、抗体がFeLVAのgp70エピトープまたはその一部を標的とするが 、亜型Bおよび亜型Cgp70またはFOCMAに結合しない、接種動物におけ る抗体の形成を誘発する。感染したT細胞株により産生されるウィルス蛋白質は 、完全な蛋白質の結合よりもむしろエビトビツクであるため、例えば、FeLV Aに対する誘発抗体応答は、FeLVBまたはFeLVCと交差反応的でない。
同様に、T細胞を感染させるのに用いる選択されたFeLV亜型が亜型Bまたは 亜型Cである場合、同様の交差反応性の欠如が証明されるであろうと考えられる 。
本発明に係るクローンEまたは他の感染T細胞により産生されるこれらの失活ア ジュバント抗原を用い、FeLVAまたは1種またはそれ以上の他のFeLV亜 型による持続感染から免疫処理動物を保護する能力を有するワクチンを生成する ことができる。有利には、これらの抗原は、前記のgp70エピトープよりも、 他のFeLV抗原に対する抗体の増加を生じさせない。
完全細胞ワクチン 前記の別法において、本発明の感染細胞株をネコ科動物に投与してもよい。本来 、十分に免疫原性であるならば、非感染物質をワクチンとして用いることが好ま しい。完全細胞は、当該分野における種々の公知技法により失活させることがで きる。
本発明のワクチン処方はすべて、好ましくは、活性成分として適量の本発明の失 活ウィルス抗原(または培養流体)または完全細胞を含有する、滅菌非経口用溶 液または懸濁液、滅菌経口用溶液またはり濁液などの単位用量形にてネコ科動物 に投与する。本明細書にて用いる場合、「単位用量形」なる語は、ネコに対する 用量であって、アジュバント、必要ならば、所望により医薬上許容される希釈剤 、担体またはビヒクルと組み合わせて、所望の治療効果を得るために要求される 量(すなわち、有効量)の本発明のウィルス抗原または完全細胞を含有する各単 位を言う。非経口投与の場合、流体単位用量形は、ビヒクルに懸濁させるがまた は溶解させた活性成分を用いて製造され、滅菌とすべきである。
本発明の各単位用量のワクチン組成物は、好ましくは、約11000n/mL〜 約10.OOOng/mLの全ウィルスgp70蛋白質を、さらに好ましくは約 1500ng/mL 〜約8.000 n g/mLの完全ウィルス蛋白質を含 有する。
かくして、本発明は、ネコ白血病の臨床的兆候を記載する。前に感染していない ネコ科動物を前記の本発明のワクチンで予防接種する。個々の動物の予防接種に 関して、投与量は、ウィルス感染の本体、動物の年齢、健康状態および体重、付 随治療の種類、治療頻度および治療割合に依存する。例えば、本発明のFeL■ ワクチンを他のFeLV抗原と組み合わせて投与した場合、FeLV病からの防 御を得るのに要求される本発明に従って産生される失活FeLVの量は、本発明 の失活FeLV抗原を他の抗原の不存在下で投与した場合と同量であるかまたは より少量であると考えられる。
適当な医薬上許容されるビヒクルは当該分野における当業者に周知である。例え ば、ビヒクルとしては、水、液体アルコール、液体グリコール、液体ポリアルキ レングリコール、液体エステル、液体アミド、液体蛋白質加水分解物および液体 ラノリンが挙げられる。
好ましくは、本発明のワクチンは、前記の抗原および1種またはそれ以上の慣用 的アジュバントと一緒に処方される。好ましい処方において、タイル(Quil )Aを10および502g/mLの間、最も好ましくは約25a=g/mLの最 終濃度にて最終生成物に加え、水酸化アルミニウムを約1〜約10%容量の間、 最も好ましくは約5%容量の最終濃度にて加える。
しかし、他の適当なアジュバントをキールAまたは水酸化アルミニウムの代わり に用いてもよい。このような他の適当なアジュバントは、サポニン、油基剤アジ ュバント、ポリマー、リポソーム、細菌性抗原および他の細胞壁誘導体、コロイ ド、植物油、接合ミトゲン、植物抽出物およびトキソイド、炭化水素、コレステ ロールおよびその誘導体、ならびにプラスチックポリマーを包含する。
所望により、本発明のワクチン処方はまた、他の慣用的ワクチン組成成分を含有 していてもよい。クエン酸、水酸化ナトリウムのような安定化化合物を適当な慣 用的配合量にて用いてもよい。Hepes緩衝剤のような、他の成分および緩衝 剤を用いてpHを調整してもよい。ワクチン処方は局所麻酔剤を包含する。さら に、ワクチン処方は、メルチオレート、ゲンタミンンおよびパラベンのような保 存剤を含有してもよい。好ましい処方においては、メルチオレートを約1:10 .000〜1:50.000の間、最も好ましくは約1:20.OOOにて希釈 液に加える。加えて、界面活性剤または湿潤剤を組成物中に配合し、活性成分の 均一な分配を容易にしてもよい。
本発明の他の具体例において、本発明の失活ウィルス抗原または完全細胞を他の ネコ白血病ウィルス抗原と組み合わせて用い、種々のネコ白血病菌株による感染 に対して防御能を有するワクチン組成物を生成できる。そのような他のウィルス 抗原は、細胞株を他の望ましいFeLV型または菌株、例えばFeL〜7Bまた はFeLVCで感染させることによって、本発明の抗原について記載されている のと同様の方法にて産生できる。また、本発明のワクチンにて用いるための他の 抗原は、当該分野における当業者に知られた方法、例えば、出展明示により本明 細書の一部とする、オルセン(Olsen)の米国特許第4.332,793号 に記載の方法により製造してもよい。また、所望の細胞株、例、クローンEを付 加ウィルスで共同感染させることが望ましい。−例として、クローンEを別のF eLV亜型、例えば、FeLVBおよび/′またはFeLVCと共同感染させ、 1種以上のFeLV亜型のgp70ウィルス蛋白質を得てもよい。別例として、 本発明のF e L V感染細胞株を、本明細書中に示されているような別のネ コ・ウィルスと共同感染させてもよい。
本発明はまた、本発明のワクチンを選択された非FeLVワクチンと同時または 連続的に投与することにより、選択された非FeLVネコ・ワクチンに対する免 疫応答を強化する方法を提供する。このような状況において、適当量にて、すな わち、単位用量形にて投与した場合、本発明のFeLVワクチンはFeLVによ る感染が原因である疾患に対して保護を与えるように作用するだけでなく、選択 された非FeLVワクチンに対する動物免疫応答の強化能を有する一般的免疫刺 激剤としても作用する。例えば、細胞膜由来の抗原、すなわち、CD4+および CDS+抗原を本発明のワクチン処方中に配合してもよい。
本発明のFeLVワクチンと共に、共同投与(同時または連続的)する場合の適 当なワクチンは、他のネコ病原菌、例えば、ネコ汎白血球減少症、カリチ、鼻気 管炎、狂犬病、ネコ免疫不全のウィルス、およびクラミジアのワクチンまたは他 の抗原に対して予防接種された動物において防御が要求されている他の抗原に対 するワクチンを包含する。これらの病原菌に対する既知の慣用ワクチンは当該分 野の当業者に利用可能である。
また、本発明のFeLVワクチンは、選択された非FeLVワクチン用の希釈剤 として用いてもよい。このような場合、FeLVワクチンは、FeLVにより引 き起こされる疾患に対して保護を与えるための適当な量にて、すなわち、単位用 量の形態にて投与されない。どちらかと言えば、希釈剤として用いる場合、本発 明のFeLVワクチンは、単に、選択された非FeLVワクチンに対する予防接 種された動物の免疫応答についての刺激剤として作用するであろう。
これらの実施例は、本発明のウィルス流体およびワクチン処方の好ましい製法を 説明する。これらの実施例は単なる例示であって、本発明の範囲を制限するもの ではない。
実施例1−クローンE細胞株の調製 継代81のT細胞リンパ肉腫細胞株(3201)[ドクター・リチャード・オル セン(Dr、 Richard 01sen)、オハイオ・ステイト・ユニバー シティ(OhJO3tate tJniversity)]を、5℃で10分間 、1000 X 9で遠心する。上澄み液を廃棄した後、該細胞を、ウソ胎児血 ′/f415%、L−グルタミン(200mM)2%、ピルビン酸ナトリウム( 100iM)1%、ペニシリン/ストレプトマイシン1%からなり、残部が50 %RPMT 1640150%リーボウィッツ(Leibowitz)−15で ある増殖培地に再懸濁させる。トランスファー比は、細胞1部、増殖培地8部で あり、トランスファーは、4〜5日ごとに生じる。次いて、8個の75cmフラ スコの各々の中に細胞懸濁液4011をアリコント化する。
次いで、培養フラスコにゆるく蓋をし、37℃のCotインキュベーター中に置 く。
前記のように増殖させた1〜2日齢の3201細胞を含有するフラスコの内容物 を1500rpmで10分間遠心した。上澄み液を廃棄し、細胞を3201−D EAE培地5 ml/フラスコで再懸濁した。この培地は、前記増殖培地50m /および蒸留水1ml当たり10真9と混合したジエチルアミノエチルデキスト ラン0.15m1から調製され、滅菌化のためにオートクレーブに付される。次 いで、再懸濁した細胞ペレットを、37φCで、5%CO2中で30分間インキ ュベートした。
インキュベーション後、細胞を再度遠心しく1500rpm、10分)、次いで 、3201−DEAE培地を吸い出した。次いで、細胞ベレットを、必要な量( 約4胃l)の3201増殖培地に再懸濁させて、3×106細胞/wslを得た 。次いで、感染させる準備ができるまで、これらの細胞を、5%COm中、37 ℃でインキュベートした。
細胞株を継代123に増殖させる間に、ELI SAによって、FeLV p2 7(該グループ特異的抗原またはFeLVの核蛋白質)およびウィルス力価につ いて細胞を慣用的に検査した。p27の検出は、FeLV感染の主な診断指標で ある。
CL81細胞[ATCC]におけるウィルス単離は、ピー・フィッンンジャ−( P 、 F ishinger)ら、ジャーナル・オン・バイooノー(J 、  Virol、 )、14(1)・177−179 (1974)に開示されて いるとおりに行った。細胞は、不変的にFeLV陰性であった。次いで、公知の 方法に従って、細胞をMn2+およびMg2十−逆転写酵素(RT)活性につい て試験し、FeLV (Mn2十−依存性)およびネコ免疫不全ウィルス(Mg 2+−依存性)検出について試験した。
細胞は、ケイ・バッファ (K、 Haffer)、バクンーン(Vaccin e)、5 : 133−135 (1987)に開示されている方法による間接 蛍光性抗体法によって測定されるように、Mn2+およびMg2+−RT活性な らびにFOCMAの両方に対して陰性であった。T細胞マーカー分析によって、 細胞がCD4およびCD8陽性であることが判明した。
継代123で、遠心しf= (100X 9で10分間)CT600細胞[ドク ター・ニールズ・ベダーソン(Dr、 N1els Pederson)、ユニ バーシティ・オン・カリフォルニア・アラ・ディヴイス(University  of Ca1ifornia at Davis)]から得た0、 45a! 冨濾過上澄み液24麿l(ポリブレン2田q/ml)に3201細胞を再懸濁さ せることによって、該3201細胞をFeLVサブタイプA (FeLVA)に 感染させた。これらのCT600細胞は、培養上澄み液中にFeLVAを分泌し た。FeLV感染3201細胞の5継代後、上澄み液1wI当たり3×104F FU(フォーカス形成単位(Focus Forming Units))のp 27ELISA活性およびウィルス力価が得られた。さらに2継代後、RPMI  1640+10%ウソ血清での限界希釈によって、96ウエルプレート中で細 胞をクローン化させた。
最適細胞生育能および最大p27 ELISA活性を有するクローン(クローン E)を選択し、15回継代して基本細胞原液(Master Ce1l 5ta ck (MC3))を製造した。継代15を収穫し、血清捕捉培地に懸濁させ、 無血清環境中に置いた。適切な血清捕捉培地は、例えば、RPMl 1640. 10%ウシ成体血清(ABS)および10%ジメチルスルホキシド(DMSO) である。培地中のMC8の濃度は、約lX108細胞/ml〜約5X108細胞 /wslであるべきである。
細胞株の安定性を測定するために、クローンE細胞株の染色体分析は、MC8お よびMC3+20被検物(基本細胞原液+20継代、継代35)に対して行った 。各々についてのモダール(modal)数は、38てあり、飼いネコの二倍体 数(2n=38)と同じである。各被検物は、雄性核型を産生した。高継代被検 物(MC3+20)の2.3個の分裂中期においてマーカー染色体が見られたが 、破損または損傷染色体は見られなかった。分布分析によって、細胞株の形質転 換も有意な分解も示唆されなかった。
実施例2−クローンE細胞株の染色体分析MC5(継代15)の培養艷濁液、お よび、さらに20継代後のMC3+20(すなわち、継代35)をコルセミド( Colcemid)で処理し、KCI低張溶液に曝露させ、メタノール酢酸混合 物(3・1)中で固定化させ、顕微鏡スライドガラス上で風乾させた。該スライ ドガラスをライト染色法で染色して、Gバンド化調製物を得た。
A、基本細胞原液調製物 飼いネコ(フエリス・カドウス(felis catus))の二倍体およびモ ダール染色体数は、38である。全部で“75個のMC3調製物の分裂中期を分 析した。38個の分裂中期(506%)は、2n=38のモダール染色体数を有 した。11個の分裂中期(14,6%)は、37の染色体数を有し、8個の分裂 中期(10゜6%)は、36染色体を有した。細胞の22%は、18〜35の範 囲の数を有した。1個のハイパーモダール分裂中期が観察された。マーカー染色 体は、検出されなかった。
B 基本細胞原液+20調製物 全部で75個のM CS +20の分裂中期を分析した。26個の分裂中期(3 4゜6%)は、正常な核型(2n=38)を有し:40個の分裂中期(186% )は、37の染色体数を有し、10この分裂中期(13,3%)は、3にの染色 体を有した。分析した分裂中期の27%は、低二倍体であり、5個の分裂中期( 66%)は、ハイバーモダールであった。マーカー染色体を有する4個の分裂中 期が見られた。
Cまとめ MC3およびMC8+20の両方についてのモダール数は、38てあり、飼いネ コの二倍体数(2n=38)と同じてあった。各被検物は、雄性核型を産生じた 。高継代被検物(MC5+20)の2.3個の分裂中期においてマーカー染色体 が見られたが、破損または損傷した染色体は、見られなかった。分布分析によっ て、細胞株の形質転換も有意な分解も示唆されなかった。
実施例3−不活化クローンE抗原を含有するワクチンの調製物A インキュベー フヨシおよび収穫 玲蔵庫からのクローンE細胞(実施例1において前記したとおり調製した、1× 106細胞/wlてのMC3)を、回転ビン中でインキュベートし、50/発酵 槽にスケールアンプする。各細胞培養液収穫物を維持培地(pH6,95−7, 3)と−緒に遠心することによって洗浄して、細胞からつ/血清を除去する。細 胞を維持培地中で約1〜5X106細胞7mlの細胞密度に懸濁させる。細胞生 育能が50%未満に低下したと同時に、無血清維持液中で36〜37℃で1〜1 2日インキュベーション後、培養液を収穫する。細胞溶解および分裂は、光学顕 微鏡によって観察可能である。例えば、トリバンブルー除去試験は、細胞死滅を 判断するのに有用な一技術である。
後日の浄化のために収穫した培養液を一40℃以下で冷凍させるか、または、浄 化させて、溶液フラクションから残存する無傷の細胞を分離する。収穫物質の最 低許容収量は、gp7o抗原141当たり1100nである。この必要な最低収 量よりも少ない収穫した物質は、以下の方法によって濃縮されて最小収量を達成 するか、または、プールが最小収量を満たすように他の収穫した物質と一緒にプ ールする。
B、不活化 クローンE流体は、以下のとおり失活させる。クローンE細胞からの培養流体の 体積を測定した後、35″+2℃で、培!la液に不活化剤である二元エチルイ ミン(binary ethylimine) (B E I )を最終BE  Ia度1mM(1,0%)にまで添加する。BEI溶液は、蒸留水中2001M 2−ブロモエチルアミンおよび蒸留水中0.4MNaOHの無菌溶液から調製さ れる。各々同体積を混合し、37℃の水浴中で1時間インキュベートする。4℃ で貯蔵する場合、最終溶液は、調製の2時間以内に使用する。培養濾液を、少な (とも2日間、失活させる間じゆう一定に撹拌しつつ、約37℃で維持する。
不活化後、プールから代表的な試料を採取し、9 CFR113,120(a) に従って、不活化の完了について試験する。初生NL−FK−1(ネコの腎臓) 細胞[スミスクライン・ビーチャム・アニマル・ヘルス(SmithKline  Beecham、Animal health)]の75CI2培養物をDE AE−デキストランで処理し、不活化ウィルス流体のロット当たり1.Qmfを 接種し、次いで、少なくとも5つの継代培養を含み、36℃+1℃で21日間、 維持する。別法としては、NL−FK−1細胞の代わりに、クランデル(Cra ndel)・ネコ腎臓細胞[アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクンHン( American Type Cu1ture Co11ection)]を使 用してもよい。
維持期間後、FeLVp27抗原の存在について細胞単層を試験する。これは、 フルオレセインイソチオンアネート(F I TC)フンシュゲート免疫グロブ リンまたは市販のモノクローナルをベースとした認可された診断試験キット[例 えば、ケンブリッジ・バイオ・サイエンス・カンパニー(Cambridge  Bio 5cienceCo、)]を使用して行うことができる。検出可能なp 27抗原の不在は、充分な不活化試験を構成する。
最Pa度約0.25%(W/V)に添加した蒸留水中1M無菌チオ硫酸ナトリウ ム溶液でBEI−不活化流体を中和する。不活化培養流体を限外濾過装置によっ て濃縮してもよい。これは、高い抗原収量が得られる場合、または、スペースが 珍重される組合せ生成物中で不活化培養流体を使用すべきである場合に望ましい 。
濃縮する場合、流体は、初期不活化培iI濾液体積の少なくとも5倍の濃度を有 すべきである。不活化流体は、濃縮されていてもいなくても、アジュバントされ るまで、約4℃で貯蔵する。
C抗原の1度の標準化 所望により、補助剤の添加前に、希釈剤を添加して、より高い力価の流体を標準 化してもよい。最終温度約25 a=g/xiで該生成物に補助剤としてタイル (Quil) A [スーパーホス(S uperfos)、スウェーデンコを 添加する。最終濃度5容量%で生成物に補助剤として水酸化アルミニウムゲル( アルヒドロゲル(A lhydrogel)、2%A 120 s )を添加す る。保存剤として供するために、メルチオレート(merthiolate)を 最終濃度1:10,000までに添加する。
前記成分の添加後、モノクローナル抗体カブチャー試験によって、gp70抗原 の濃度(+19/++ff)を測定する。gp70についてのモノクローナルカ ブチャーアッセイ(MAb−ELI SA)は、モノクローナル抗体IC−2[ スミスクライン・ビーチャム(SmithKline Beechae)コの1 6.000希釈(10a=l)で被覆した96−ウェルボトムプレート(イムノ ロン(I n++aunolon) 2 )中で行われる。
IC−2を0.01Mホウ酸塩バッファー(pH9,0)中で希釈する。被覆プ レートを4℃で一晩インキユベートする。インキュベーション後、コーティング 溶液を廃棄し、プレートを、37℃で30分間、ホウ酸塩バッファー中2%B5 A100 peI/ウェルで後被覆する。該プレートをPBS−トウィーン(T ween)で3回洗浄する。gp7o標準を、PBS−0,25%BSA−0, 25%トリトン(Triton) X 100 [シグマ(S igma)]中 で約1640ng/aIに希釈する。
次いで、同一希釈剤中で4つの該標準の連続2倍希釈を調製する(82−103 ng/ysl)。試料を、直接、PBS−0,286%BSA−0.286%ト リトン中、1:8または必要な別の割合に希釈する。全て5つの標準および試料 希釈物をウェル当たり100a=rで、トリブリケートで、洗浄したプレート上 に付す。該プレートを37℃で1時間インキュベートし、次いで、PBS−)ウ ィーンで5回洗浄する。PBS−トゥイーン中3%BSA中で1 :3200に 希釈されたヤギ抗gp70(吸収されたウシ血清)を各ウェルに添加する( 1 . OO;z17ウエル)。
プレートを再度37℃で1時間インキュベートする。プレートをPBS−トウィ ーンで3回洗浄し、PBS−トウイーン中0.5%BSA中のウサギ抗ヤギIg G100ae//ウェルを添加する。
使用したコンジュゲート希釈物は、約20分以内で405ni/ 490nll lで1゜0〜1.3の最低参照希釈反復試験区についての光学密度を提供する。
プレートを37℃で1時間インキュベートし、PBS−トウィーンで3回洗浄す る。ABTS基質(クロマケン(chromagen)) 100 a=1/ウ ェルを添加し、プレートを、室温で、第1標準(1640n9/mA’)が40 5n+i/ 490ne参照でOD値1.3に達するまで、インキュベートする 。
プレートを測定した後、標準および試料に対するOD値を、バックグラウンド吸 光度について修正する。次いで、参照標準の対数1度から標準曲線を作成し、こ の曲線から各試験試料希釈物の値を決定する。各試験試料のgp70含量を、標 準曲線の■界内になる試料の希釈物について得られた値の平均として計算する。
gp70についてMAb−ELISAによって試験された値は、前記方法を使用 して、約295ng/mlであった。
D ワクチンの構築 保存剤および補助剤の不活化クローンE流体への添加後、該製剤を4℃で少なく とも2時間混合し、1QNNaOHの添加によって、pHを7.1+0.1に調 節する。このノリアルの試験後、他の構築された多量のノリアルと混合すること によって成分を調節する。ワクチンの各投与量は、放出時に合計gl)701m f当たり少なくとも1768ngを含有する。
実施例4一本発明のワクチン製剤による接種の臨床的効果抗原投与後12週間を 通じて、−4性および持続性FeLVウィルス血症を予防する際のFeL〜′A ワクチンの有効性を測定するために、以下の臨床研究を行った。
前記実施例3の記載に従って、FeLVA不活化流体を調製した。この研究で使 用されるサブユニットワクチンを調製するために、これらの流体0.445*1 を、ArOHo、o51zおよびRPMI 1640培地Q、5++rと混合し た。
10〜14週齢のFeLV−陰性、SPF不:+ [リバティ・ラブダ(L 1 bertyLabs)、ニューシャーシー州すハティ]を使用した。ネコ10匹 をワクチングループおよび対照グループに当てた。O日月および21日間に皮下 経路によってワクチン注射した。各ワクチン注射の−1,0および+1日後に各 ネコの体温を測定した。抗原投与(&12週間を通じて、0.21.35日目お よび2週間に1度、全血分析を行った。gp70に対する抗体力価は、ELI  SAによって、FOCMA力価は、ケイ+バッファ −(K、 Haffer) ら、バクシーン(V accine)、8:12−16 (1990)に開示さ れている間接ELI SAによるIFAおよび■N応答によって測定された(ワ クチン注射後5週開目および抗原投与後12週間目のみ)。
抗原投与の一1日月およびO日月に、全てのネコをメチルプレドニソロン(me thyl prednisolone)で免疫抑制した。連続2日間、ネコにF eLV−リカード(Rickard) A、B [USDA、ナショナル・ベタ リナリー・サービシズ・ラボラトリ−(National Veterinar y 5ervices Laboratory)、アイオワ州アメス]6.65 X105 FFU/il/日を経鼻経路によって抗原投与した。抗原投与前、お よび抗原投与後12週間を通じて2週間に1度、クローン81細胞アツセイ[ピ ー・フィッシンンヤー(P 、 F ishinger)ら、ジャーナル・オン ・パイロロジー(J 、 Virol、 )、14(1)+177−179 ( 1974)]によってウィルス血症を測定した。
A、血清学的分析 ワクチングループのネコは、gp70 EL I SA (このアッセイについ ての抗原は、生として、FeLVサブタイプBおよびCである)予備抗原投与に おいて低い〜検出不可能な応答を有した。抗原投与後12週間では、ワクチン注 射は、gp70およびFOCMA抗原に対する強い抗体応答を増大させた。抗原 投与時および抗原投与の12週間後のVN力価は、白血球2ワクチン注射につい て通常観察される応答と同様であった。すなわち、gp’yoに対する高いEL I SA力価および適度のFOCMA力価が観察された。
B、ウィルス血症測定 一過性ウィルス血症(累積感染発生率)は、対照における100%と比較して、 予防接種において有意に低下した(60%)(p<0.01、フイツシャーズ・ イグザクト・テスト(Fisher’s Exact Te5t) ) [第1 図を参照]。同様に、持続性ウィルス血症は、予防接種において30%に有意に 低下し、一方、対照の80%は、持続性ウィルス血症であった(p<0.01) [第2図を参照〕。
これは、不活化クローンE流体を含有するワクチンが、予防接種しない対照と比 較して、初期および持続性感染の両方に対して予防接種に対する統計学的に有意 な保護を提供することを示す。
本発明の種々の変形および変種は、前記定義の明細書中に含まれ、当業者に明白 であると思われる。本発明の組成物および製造方法に対するかかる変形および別 法は、添付の請求の範囲の範囲に包含されると思われる。
フロントページの続き (51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号(C12P 21100 C12R1:91) I

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.少なくとも1種のFeLV亜型で感染させた安定な細胞株であって、ネコ・ オンコーナウイルス細胞付随の膜抗原のないことにより特徴付けられるネコT細 胞リンパ腫細胞株。
  2. 2.さらに、細胞膜上にT細胞CD4およびCD8抗原を保持することを特徴と する請求項1記載の細胞株。
  3. 3.FeLV亜型が、FeLV亜型A、FeLV亜型BおよびFeLV亜型Cか らなる群より選択される請求項1記載の細胞株。
  4. 4.少なくとも1種のFeLV亜型で感染させた安定なネコT細胞リンパ腫細胞 株を適当な培養培地で培養し、蛋白質を細胞溶解物または該培養培地より単離す ることにより得られるFeLV亜型蛋白質であって、その細胞株がネコ・オンコ ーナウイルス細胞付随の膜抗原のないことを特徴とするFeLV亜型蛋白質。
  5. 5.さらに、細胞株が細胞膜上にT細胞CD4およびCD8抗原を保持すること を特徴とする請求項4記載の蛋白質。
  6. 6.医薬上許容される担体中、少なくとも1種のFeLV亜型で感染させた安定 なネコT細胞リンパ腫細胞株により産生される有効量のFeLV抗原蛋白質から なり、該細胞がネコ・オンコーナウイルス細胞付随の膜抗原のないことを特徴と する、ネコ白血病ウイルス(FeLV)の1種以上の菌株により引き起こされる 疾患を防御するためのワクチン。
  7. 7.さらに、細胞株が細胞膜上にT細胞CD4およびCD8抗原を保持すること を特徴とする請求項6記載のワクチン。
  8. 8.FeLV亜型が、FeLV亜型A、FeLV亜型BおよびFeLV亜型Cか らなる群より選択される請求項6記載のワクチン。
  9. 9.追加のネコ白血病ウイルス抗原蛋白質からなり、ネコ白血病ウイルスの異な る菌株による感染からの防御能を有する請求項6記載のワクチン。
  10. 10.抗原蛋白質を細胞株の細胞膜から誘導する請求項6記載のワクチン。
  11. 11.医薬上許容される担体中、少なくとも1種のFeLV亜型で感染させた、 有効量の失活させた安定なネコT細胞リンパ腫細胞からなり、該細胞株がネコ・ オンコーナウイルス細胞付随の膜抗原のないことを特徴とする、ネコ白血病ウイ ルス(FeLV)の1種以上の菌株により引き起こされる疾患を防御するための ワクチン。
  12. 12.さらに、細胞株が細胞膜上にT細胞CD4およびCD8抗原を保持するこ とを特徴とする請求項11記載のワクチン。
  13. 13.FeLV亜型が、FeLV亜型A、FeLV亜型BおよびFeLV亜型C からなる群より選択される請求項11記載のワクチン。
  14. 14.追加のネコ白血病ウイルス抗原蛋白質からなり、ネコ白血病ウイルスの異 なる菌株による感染からの防御能を有する請求項11記載のワクチン。
  15. 15.有効量の請求項6または請求項11に記載のワクチンを感染していないネ コ科動物に投与することを特徴とするネコ白血病の臨床的徴候の予防方法。
  16. 16.有効量の請求項6または請求項11に記載のワクチンをネコ科動物に同時 または連続的に投与することにより、選択された非FeLVネコ・ワクチンに対 する免疫応答を高める方法。
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