JPH07502432A - 血液留 - Google Patents

血液留

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JPH07502432A JP5510896A JP51089693A JPH07502432A JP H07502432 A JPH07502432 A JP H07502432A JP 5510896 A JP5510896 A JP 5510896A JP 51089693 A JP51089693 A JP 51089693A JP H07502432 A JPH07502432 A JP H07502432A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 典鷹貿 本発明は体外循環サポートに関する。さらに詳しくは、体外サポート循環路にお いて使用される血液留に関する。
発明の背景 体外サポート循環路は、心臓血管系の手術を受ける患者に循環サポートを提供す るために使用される。このタイプの循環路は、患者の心臓の右側から血液を取り 出す静脈ラインを備えている。静脈ラインは、血液留へと血液を運ぶ。血液留は 、例えば、アメリカ合衆国、ミネソタ州、セントポールにあるミネソタ・マイニ ング・アンド・マニュファクチュアリング社から“サーンズ(SARNS)”( カタログ番号9445)の商品名で発売されているものである。通常、血液は特 別に設計されたポンプによって、血液留の出口から、血液に酸素を付加する手段 へと運ばれる。
血液に酸素を付加する手段は、酸素付加器および熱交換器であり、アメリカ合衆 国、ミネソタ州、セントポールにあるミネソタ・マイニング・アンド・マニュフ ァクチュアリング社から“サーンズ・メンブレン・オキシジェネータ(SAl? NS MEMBRANEOXYGENATOR)”の商品名で発売されているも の、または“SMO”の商品名で発売されている熱交換器(部品番号16310 )である。酸素が付加された血液は、動脈ラインを通って患者へと運ばれる。ポ ンプが作動している間は、患者から静脈ラインへと血液が運ばれ、循環が繰り返 される。
サポート循環路は、通常、血液を浄化するサブ循環路を備えている。サブ循環路 は、手術野から血液を回収して再生利用する。サブ循環路は、1または2以上( 通常は、2〜4個)の吸引手段を有する。吸引手段は、手術野から血液を回収す る。ぜん動式の容積式ポンプ(ローラポンプとしても知られている)またはウオ ールバキューム(wall vacuum)により、負圧が吸引手段に提供され て、回収された血液がカーディオドミーリザーバへと運ばれる。カーディオドミ ーリザーバは、消泡区画およびフィルターを備えている。消泡区画を備えている のは、回収された血液は通常、多量の空気を含んでいるからである。フィルター は回収された血液を濾過する。カーディオドミーリザーバの出口は、消泡され濾 過された血液をプライム循環路の静脈血液留へと運ぶ。米国特許第389141 6号明細書、同第3993461号明細書、同第4208193号明細書および 同第4243531号明細書には、多様なカーディオドミーリザーバが開示され ている。
以」二のような構成に代えて、カーディオドミーリザーバは静脈血液留と一体的 に構成される一部分であってもよい。その場合、回収された血液はフィルターを 通過するが、静脈血は通過しない。回収された血液および静脈血の両方が消泡区 画を通過する。このような、静脈血液留とカーディオドミーリザーバとを組み合 わせたもとしては、 アメリカ合衆国、ミネソタ州、セントポールにあるミネソタ・マイニング・アン ド・マニュファクチュアリング社から“ザーンズ・メンブレン・オキシジエネー タ・ウィズ・インテグラル・カーディオドミー・リザーバ(SARNS MEM BRANE 0XYGENATORtITHINTEGRAL CARDIOT OMY RESEI?VOIR)”まタハ″SMO/ICR”(カタログ番号9 462)の商品名、および“サーンズ・フィルタ・−ド・ヒーナス・リザーバ( SARNS FILTERED VENOUS RESERVOIR)”(カタ D り番号9438)の商品名のものが、 アメリカ合衆国、カリフォルニア州、アーヒンにあるツリー社から”ll5VR F”の商品名の、カーディオドミーフィルターが一体化された硬化シェル型の静 脈血液留が、 アメリカ合衆国、マサチューセッツ州、ベレリカにあるノー・アール・バード社 から“バード・ウィリアム・バービー・エイチ4700・ンリーズ(BARD  II+、1、lAl1 IIARVEY H−47005ERIES)”の商品 名のカーディオドミーリザーバが、発売さねている。
前記循環サポートを提供する基本循環路およびサブ循環路の構成要素に対して、 多様な置換を施すことはもちろん可能である。
前述のタイプの体外サポートシステムにおいては、(a)循環路内のプライムの 容積を最小に抑えること、(b)循環路内を循環する血液に対するダメージ(溶 血)を最小に抑えること、(C)循環路内において空気塞栓が発生してこれが患 者に送られるのを防止すること、および(d)循環路内においてプライムが失わ れること、にとりわけ興味が持たれてきた。一般的に、循環路内のプライムの容 積が小さくなると、輸血が少なくてすむ。つまり、プライムの容積を少なくする と、輸血量も少なくなる。勿論、エイズやB型肝炎等の疾病の危険も少なくなる 。エイズやB型肝炎は、血液によって感染し、その感染は輸血検査を注意深く行 っても避けることができない。溶血を減じて空気塞栓を防止することは、有利か つ必要であると広く認識されてもいる。
静脈血液留内の流体の最小容積を定めるのに、これまで主に、血液留の出口に対 する血液の液位が考慮されてきた。そのような血液留の血液の最低液位は、出口 に対して十分高く設定されて、血液留から出ていく血液によって渦が形成される ことが防止されてきた。渦が形成されるのが好ましくないのは、血液留から出て い(血液が渦によって空気を含むこととなってしまうからである。
多くの静脈血液留においては、静脈血の入口が最低液位よりも高い位置に配置さ れており、血液留の入口と出口との間の流路に消泡区画が配置されている。人口 を最低液位よりも高く配置する理由の1つは、血液留の消泡区画の合成材料と血 液との接触時間およびその量を減じるためである。主要循環路のポンプが作動し ているときは、空気が入口内を上方に移動しても問題はないと考えられる。ポン プが停止しているときに空気が入口内を上方に移動して、静脈ラインにおいてプ ライムがなくなるのを防止するために、潅流(perfusion)を行う者や 手術を行う者は、これまで適切なりランプ(例えば、止血鉗子)を使用して、ポ ンプが停止して静脈ライン内に流れが生じていないときに静脈ラインをクランプ してきた。
ポンプが停止したときに、潅流を行う者や手術を行う者が、静脈ラインのクラン プをできなかった場合には、静脈ラインからプライムが失われることがある。そ の場合には、ポンプが再度作動を始める前に、潅流を行う者は静脈ラインにもう 一度プライムを供給する必要がある。
一体的に構成された血液留、熱交換器および酸素付加器が、アメリカ合衆国、コ ロラド州、レイクウッドにあるコープ・ラボラトリーズ社から“CML”(カタ ログ番号050−104−000)の商品名で発売されている。さらに、米国特 許第4818490号明細書および同第4656004号明細書を参照すべきで ある。その血液留は、その内部の消泡要素内へと下方に延びる入口チューブを備 えている。その入口チューブの下方の下流側端部は、水平面内において、環状の フランジに囲まれている。環状のフラン7は、消泡要素の支持構造体の下側表面 から上方に向かって延びている。“CML”のブランドの血液留は、人口チュー ブの下流側端部の近傍に流体のプールを形成しており、流体をトラップする。こ のことは、プライムを静脈ライン内で維持するのに役立つ。
発明の概要 本発明の血液留は、主に、ハウジング、出口および入口を備えてなる。ハウジン グは、頂部、底部および側壁部を有しており、血液を保持するチャンバを定めて いる。出口は底部またはその近傍に配置されており、流体(例えば、血液や食塩 のプライム溶液)をチャンバの底部から排出する。流体は入口からチャンバ内に 供給される。入口および出口は、血液留内の血液の通常の流れに対して、上流方 向および下流方向を定めている。入口は、チャンバ内で頂部から下方に延びる入 口チューブを備えている。入口チューブは、チャンバ内で下流側端部において終 結している。チャンバ内の定められた最小作動液位は、出口よりも高い位置にあ る。しかし、入口チューブの下流側端部よりは低い位置にある。また、血液留は 、全体がカップまたはボウル形状の流体トラップを備えている。流体トラップは 、入口チューブに取り付けられている。流体トラップは、下流側端部よりも高い 位置において入口チューブを囲むリムを有しており、流体を入口チューブの下流 側端部付近にトラップする。
ハウジングは全体が強固で透明な材料から作られていて、チャンバ内の定められ た最小作動液位を表示するしるしを有していることが好ましい。
さらに、血液留は、第2の入口、漏斗および新規なデフレクタ手段を備えている ことが好ましい。第2の入口は、カーディオドミーリザーバからの血液をチャン バ内に供給する。漏斗はチャンバ内に配置されており、第2の入口から入ってき た血液を入口チューブの外側に導(。デフレクタ手段は、第2の入口から入って きた血液の流れ方向を流体トラップから離れるように導く。デフレクタ手段は、 入口チューブに取り付けられた邪魔板からなることが最も好ましい。邪魔板は、 入口チューブから外側に、流体トラップのリムを越えて延びる周縁部を有してい る。
流体トラップは、邪魔板によって入口チューブに取り付けられていて、邪魔板と 流体トラップのリムとの間に空間を形成していることが最も好ましい。この空間 を通って流体が流体トラップから出ていく。邪魔板と流体トラ・ノブのリムとの 間に形成される空間の面積は、入口チューブの内部横断面積よりも十分大きい。
この構成により、邪魔板と流体トラップのリムとの間に形成される空間を通って 流体トラップから出ていく血液は、入口チューブ内を流れる血液に比べて減速さ れる。邪魔板の形状は全体が環状であって、入口チューブを密に受け入れる開口 部を有していることが好ましい。また、邪魔板の上表面は、入口チューブから全 体的に下方に向かって傾斜していて、第2の入口から入ってきた血液が上表面に 沿って流れ易くなっていることが好ましい。
流体トラップのリムは、入口チューブとほぼ同心であって、流体トラップの凹状 の内表面が入口チューブの下方端部と面していることが最も好ましい。流体トラ ップのリムの直径は、入口チューブの直径よりも十分大きい。このような構成に より、血液はリムを越えて流体トラップを出ていく前に流体トラ・ノブ内で減速 される。例えば、流体トラップのリムの直径は、入口チューブの直径のほぼ3倍 である。
流体トラップは、凹状の内表面に上方に延びる凸状の突出部を備えているのが都 合がよい。突出部は、入口チューブの中心軸に沿って配置されていて、入口チュ ーブから入ってきた血液が流体トラップの凹状の内表面に沿って流れ易(なって いる。
血液留は、体外循環サポートシステムの一構成要素として設計されている。体外 循環サポートシステムは、血液留の他に、患者から血液を取り出す静脈ライン、 血液に酸素を付加する酸素付加器、システム内で血液を循環させるポンプ、およ び酸素が付加された血液を虫者に戻す動脈ラインを備えている。静脈ラインは、 血液留の入口とその間に流体が流れ得るように連結されている。酸素付加器は、 血液留の出口とその間に流体が流れ得るように連結されており、血液が患者に戻 される前に酸素を付加する。ポンプは、システム内の血液の流れに対して、血液 留の出口と酸素付加器との間に配置されることが好ましい。そして、システムは 、酸素付加器に取り付けられた熱交換器、およびカーディオドミーリザーバをさ らに有することが好ましい。熱交換器は、患者に戻される血液の温度を制御する 。
カーディオドミーリザーバは、手術野から回収された血液の濾過および消泡を行 う。
本発明により、体外サーポト循環路に適用できる新規な血液留が提供される。
本発明の血液留は、空気が血液留の入口を通って上方に移動するのを防止し得る ように、また、特にポンプの作動が停止して静脈ラインがクランプされていない 場合にプライムを血液留の上流の静脈ライン内に維持し得るように設計されてい る。本発明の血液留は、このことを達成するとともに、入口チューブの下流側端 部が血液留の最小作動液位よりも高く配置されることを許容する。
プライムを静脈ライン内に維持する流体トラップが、入口チューブに取り付けら れているので、血液留の底部や消泡要素の底部等の他の構造部には流体トラップ を設ける必要がない。流体トラップを入口チューブに取り付けることにより、流 体トラップ(および消泡要素)を、血液留内の通常の作動液位よりも上方の位置 に配置することが容易になると考えられる。さらにこの構成により、流体トラッ プと入口チューブとの関係を適切にしつつ血液留の組み立てが容易になると考え られる。
本発明の第2の態様によれば、流体トラップ内の、血液または他の流体で満たさ れたプールが、他の流体によってかき乱されることがない。他の流体とは、例え ば、カーディオドミーリザーバから血液留内に入ってくる血液である。このこと は新規な邪魔板によって達成される。新規な邪魔板は、第2の入口から血液留内 に入ってくる血液の流れ方向を流体トラップからそらせる。また、新規な邪魔板 は、流体トラップを入口チューブに取り付ける。
図面の簡単な説明 添付の図面を参照して本発明をさらに説明する。図面においては、同一の参照符 号は同一の部分を示す。
図1は、本発明の血液留の垂直断面図であり、本発明に係る新規な流体トラップ および邪魔板を示している。
図2は、図1に示された流体トラップおよび邪魔板の拡大断面図である。
図3は、図1および図2に示された邪魔板の底部を示す斜視図である。
図4は、図1〜図3に示される血液留を含む体外サポート循環路を示す概略的な ブロック線図である。
好ましい実施例の詳細な説明 図1には、本発明の血液留が示されており、全体が参照番号10で示されている 。
血液留10はハウジング12を備えており、ハウジング12は血液を保持するチ ャンバ14を構成している。出口16カかクランプ12に設けられており、チャ ンバ14から血液を排出する。また、血液をチャンバ14内に供給する入口18 が設けられている。
入口18は、血液留10の使用状態において、出口16よりも上方に位置するよ うに構成されている。入口18および出口16は、血液留10内を流れる血液の 通常の流れに対して、上流方向および下流方向を定めている。血液留10は新規 な流体トラップ20を備えており、流体トラップ20は入口18に取り付けられ ている。流体トラップ20は、流体をトラップして、空気が入口18を通して上 方に移動するのを防止する。
ここで使用されている“流体トラップ”は、チューブまたは開口部の一端に配置 されたプール内に流体を保持して、当該チューブまたは開口部の一端から空気が 入り込むのを阻止するよう構成されている。
ハウジング12は全体が強固で透明な、例えばポリカーボネート等の材料から作 られている。ハウジング12には、作動可能な最小限の液位(Mて示される液位 )にしるしが付けられている。“サーンズの静脈血液留lOの使用に適した最大 の容積はほぼ4500+nlであり、最小の容積は300m1である。
図1に示されているように、ハウシング12の頂部24には回転式キャップ22 が配置されている。回転式キャップ22は、静脈ライン(図4の28)と第1の 入口18つまり静脈人口18とをその間で流体が流れ得るようにつなぐチューブ コネクション26、およびカーディオドミーリザーバ(図4の32)からのライ ンと第2の入口31とをその間で流体が流れ得るようにつなぐチューブコネクシ ョン30を備えている。チューブコネクション26は、注射器のルアー(lue r)ハブと接続されるルアーフィッティング34、および温度センサ(図示せず )と接続されるフィッティング36を備えている。注射器は、例えば、薬物を静 脈人口18に注入するのに使用され、温度センサは入ってくる血液の温度を検知 する。回転式キャップ22には、プライム溶液(priωe 5olutjon )を受け入れるチューブコネクション(図示せず)および2つのルアーフィッテ ィング(図示せず)が設けられている。代表的には、チューブコネクション26 の内径は1/′2インチ(13mm)であり、チューブコネクション30の内径 は3/8インチ(]、Omm)であり、プライム溶液を受け入れるチューブコネ クションの内径は1/4インチ(6mm)である。
血液留10の静脈人口18は、入口チューブ38を備えている。入口チューブ3 8は、キャップ22から下方に延びており、チューブコネクション28(原文通 り)の内部空間と連通し流体が流れる内部空間を有している。入口チューブ38 の長さは、約9゜9インチ(250mm)であることが好ましく、その下流側端 部40は出口】6の位置からほぼ44インチ(100mo+)の高さであり、最 低作動液位から1425インチ(32mm)の高さである。入口チューブ38の 内径はほぼ1/2インチ(13mm)であって、内径部の横断面積はほぼ127 mm2である。
第2の入口31は、入口チューブ38と同心状に配置された漏斗44内に形成さ れる空間部42内に、カーディオドミーリザーバ32からの血液を供給する。漏 斗44は、入口チューブ38に向かって収束するように下方に延びておりチュー ブ46につながっている。チューブ46は、入口チューブ38の一部を囲んでお り、入口チューブ38と同心状に配置されている。チューブ46の内径はほぼ7 /8インチ(22mm)で、入口チューブ38の外径はほぼ5/8インチ(16 mm)である。チューブ46と入口チューブ38との間の空間の横断面積はほぼ 1.90++m2(第2の入口31は、径が3/8インチ(10n+m)で、横 断面積が71m+12である)である。また、チューブ46の下端48は、入口 チューブ38の下流側端部40よりもほぼ1.875インチ(48mm)だけ高 い位置に配置されている。以上のような構成により、カーディオドミーリザーバ 32からの血液が、第2の入口31がら空間部42内に入り、漏斗伺に沿って下 方に流れ、そしてチューブ46と入口チューブ38との間を流れる。
管状の消泡要素または区画50がチャンバ14内に配置されている。消泡区画5 0は、漏斗44の頂部部分に沿う肩部とハウジング12の底部部分に沿う肩部と の間に延びている。消泡区画50は、ポリプロピレンからなる中央開口支持グリ ッドまたはスクリーン、グリッドを囲う連続気泡発泡体、および発泡体を囲うフ ック(sock)を主な構成として形成することができる。以上のような構成に より、静脈人口18または入口31からチャンバ14内に入る血液は、出口16 に到達する前に必ず消泡区画50を通過する。消泡区画50の底部が、Mで示さ れる最小作動液位よりも上方に位置していることが最も好ましい。
好ましい変形例においては、消泡区画50は、通常の作動液位より完全に上方と なるように配置される。消泡区画50の下端部を通常の液位よりも上方に配置す ることによって、血液と消泡区画50との接触を最小限に抑えることができる。
消泡区画50は、液位が増加して通常液位よりもある程度上昇しない限り、血液 中に部分的に浸漬されることはない。
さらに、血液留10は、頂部24の回転しない部分に、通気孔56および他のル アーフィンティング(図示せず)を有することが好ましい。通気孔56および他 のルアーフィッティングは、消泡区画50の外側部分に通気し得るように、チャ ンバ14に設けられている。
ハウジング12の底部に貫通する他の静脈人口58が設けられていてもよい。下 方の静脈人口58が設けられた場合には、静脈ライン28を血液留10の頂部か ら静脈人口18に接続する代わりに、血液留10の底部へ接続することができる 。下方の静脈人口58のチューブコネクション60は、上方の静脈人口18のチ ューブコネクション26と同一のものであって、チューブコネクション60は、 ルアーフィッティング62および温度センサに接続されるフィッティング64を 有している。温度センサは入ってくる血液の温度を検知する。下方の静脈人口5 8を使用した場合に有利な点の1つは、ポンプ(図4の66(原文通り))が通 常のオフ状聾にあるとき、血液が入口58に溜まるということである。それは、 下方の静脈人口58が、チャンバ14の底部に向かって上向きにされているから である。下方の静脈人口58の不利な点の1つは、温度センサとルアーフィッテ ィング62とが、ハウジング12の底部という不都合な位置に配置されるという ことである。
はぼC字型のフランジ66が、ハウジング12の底部に配置されている。フラン ジ66は、上から見るとほぼC字型であり、チャンバ14の床部から消泡区画5 0の内部空間68に向かって上方に延びている。フランジ66はCの字の解放さ れた端部に向かうように、出口16から遠ざかる方向に、下向きのテーバが付け られている。ハウジング12の底部は、参照番号70で示されているように、出 口16に向かって下方に傾斜がつけらでいる。
血液留10は、手術野71から集められた血液を濾過しない前述のタイプの静脈 血液留10であってもよい。または、その代わりに、静脈血液留とカーディオド ミーリザーバとを組み合わせたタイプのものであってもよい。このタイプのもの には、例えば、アメリカ合衆国、ミネソタ州、セントポールにあるミネソタ・マ イニング・アンド・マニュファクチュアリング社から”サーンズ・フィルタート ・ビーナス・リザーバ(SARNS FILTERED VENOUS RES ERVO丁R)”(7)商品名テ発売すレテイルもツカある(カタログ番号94 38)。本発明の血液留lOは、バヨネットタイプの留め具(図示せず)を有し ていることが最も好ましい。この留め具は、PCT国際公開番号第W091/1 3640号(出願番号PCT/US91101704)に開示されている。
血液留10は、“サーンズ・メンブレン・オキシジエネーター・ウィズ・インテ グラル−リザーバ(SARNS MEMBRANE 0XYGENATORWI THINTEGRAL RESERIIOIII、 SMO/Iq)”(カ タログ番号9461)および“サーンズ・メンブレン・オキシジエネーター・ウ ィズ・インテグラル・カーティオドミー・リザーバ(SARNS MEMBRA NE 0XYGENATORfItHINTEGRAL CARDIOTOMY  RESERVOIRSSMO/ICR)”(カタログ番号9462)のいずれ かであってもよい。この2つは、ともにミネソタ州、セントポールにあるミネソ タ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング社から発売されている。本 発明の適用においては他の血液留も適しており、本明細書における記述は説明の ためであって、それに限定されるものではない。
より具体的には、図2に示されているように、新規な流体トラップ20は全体が ボウルまたはカップ状の流体トラップ20であることが好ましく、入口チューブ 38の下方の下流側端部40付近に配置されている。流体トラップ20は全体が 凹状の内表面72およびリム74を有している。内表面72は、血液留10の使 用に際しては、入口チューブ38の下端40に向かって上方に向いている。リム 74の内径は、入口チューブ38の外径よりも大きい。例えば、流体トラップ2 0のリム74の内径はほぼ1.4インチ(36noa)であり、入口チューブ3 8の有効外径はほぼ0.716インチ(1b+e)である。(ここで、入口チュ ーブ38の有効外径とは、入口チューブ38に取り付けられた新規な邪魔板78 の円筒状部分76も含むものである。)流体トラップ20のリム74は、血液留 10の使用状態において、入口チューブ38の下方の下流側端部40の最下端よ りもやや上方を囲んでいる。例えば、リム74は入口チューブ38の下端40の 最下部の上方0.35インチ(9關)の位置に配置されている。
このような構成により、血液またはプライム溶液(例えば、約10o+1)を流 体トラップ20内にトラップする流体トラップが提供される。そして、空気が上 方に向かって移動して人口チューブ38や静脈ライン28に入ること、および人 口チューブ38や静脈ライン28内からプライムが失われることが防止される。
血液留10の使用状態において、入口チューブ38の下端40および流体トラッ プ20は、最小限の作動液位を示すしるしMよりもかなり上方に配置されている 。図1に示されているように、流体トラップ20の底部はハウジング12の床部 から上方に間隔をおいて配置されていて、血液がハウジング12の床部に沿って 流体トラップ20の下側を流れ得ることが最も好ましい。
流体トラップ20のリム74はほぼ円形であって、入口チューブ38とほぼ同心 に配置されていることが最も好ましい。流体トラップ20のリム74の内径は、 入口チューブ38の有効外径および内径よりも十分大きく、血液は流体トラップ 20のリム74を越えて流体トラップ20を出ていく前に流体トラップ20内で 減速する。例えば、流体トラップ20のリム74の直径は、入口チューブ38の 直径のほぼ3倍である。このような構成により、邪魔板78の円筒状部分76と 流体トラップ20のリム74との間に形成される空間が、入口チューブ38の内 部横断面積よりも十分大きくなる。図面に示された例の寸法は、リム74と円筒 状部分76との開の横断面積はほぼ733IIII112であり、入口チューブ 38の内部横断面積はほぼ127mm2である。これらの横断面積の割合は、5 8対1であり、この割合は血液をその流量を減じることなく流体トラップ20内 で減速させるのに十分である。
流体トラップ20は、凹状の内表面に、上方に延びる凸状の突出部80を有して いることが好ましい。突出部80は、入口チューブ38の中心軸に沿って配置さ れており、血液が入口チューブ38から流体トラップ20の凹状の内表面へと容 易に流れるようにしている。例えば、突出部80は、流体トラップ20の内表面 72からほぼ0.075インチ(2mm)だけ突出していて、曲率半径がほぼ0 .25インチ(6■)である。そして、他の部分はこれに比例した寸法で図示さ れている。
図2に示されているように、流体トラップ20の形状は幾分複雑であって、例え ば、外径が1.5インチ(38mm)のリム74や、突出部80の近傍からリム 74に向かってほぼ05インチ(13mm)の曲率半径で上方に湾曲している底 部を有している。流体トラップ20の形状は、内表面72によって減速され方向 が変えられる血液に対して優しく設計されている。
血液留】0はさらに、新規なデフレクタ手段(例えば、邪魔板78)を備えてい ることが好ましい。デフレクタ手段は、第2の入口31から入って(る血液の流 れの方向を流体トラップ20からそらせて、その血液が流体トラップ20内の血 液をかき乱すことがないようにする。図2に示されているように、邪魔板78は 、入口チューブ38に取り付けられる円筒状部分76を有している。邪魔板78 の周縁部82は、円筒状部分76および入口チューブ38から外側に向かって、 流体トラップ20のリム74を越えて延びている。
邪魔板78の形状は、はぼ環状であって開口部84を有している。開口部84は 、入口チューブ38を密に受け入れる。開口部84の上表面86は下方に向かっ て入口チューブ38から傾斜しており、第2の入口31から入ってくる血液が上 表面86に沿って流れ易くなっている。例えば、邪魔板78の外径はほぼ2イン チ(51+I1m)であり、流体トラップ20のリム74の直径はほぼ15イン チ(38mm)である。上表面86は下方に向かって水平面に対してほぼ10° の角度で入口チューブ38から傾斜している。
流体トラップ20は、邪魔板78により入口チューブ38に取り付けられていて 、邪魔板78の下側面88と流体トラップ20のリム74との間に空間が形成さ れており、流体がそこを通って流体トラップ20から出ていき得ることが好まし い。例えば、図2に参照番号90で示されているタブが、邪魔板78の下側面8 8から突出しており、流体トラップ20を邪魔板78の下方に取り付けている。
邪魔板78の下側面88と流体トラップ20のリム74との間に形成される空間 は、人口チューブ38の内部横断面積よりも十分大きい。これにより、邪魔板7 8と流体トラップ20のリム74との間の空間を通って流体トラップ20から出 ていく血液が、入口チューブ38内を流れる血液に対して減速される。例えば、 流体トラップ20のリム74から邪魔板78の下側面88へと上方に拡がる環状 の開口領域の面積は、はぼ588mm2であり、入口チューブ38の内部横断面 積は127mm2である。これらの血液の流れる領域面積の比率はほぼ46対l である。血液は、リム74と邪魔板78の下側面88との間、および入口チュー ブ38の内部を流れる。
図4に示されているように、血液留10は、体外循環サポートシステム92の一 構成要素として設計されている。システム92は、血液留10の他に、患者94 から血液を採取する静脈ライン28、血液中に酸素を導入する酸素付加器96、 ポンプ98、および酸素が導入された血液を患者94に戻す動脈ラインを有して いる。静脈ライン28と血液留10の静脈入口18とは、その間を流体が流れ得 るように連結されている。
酸素付加器96は、血液留10の出口16に対して、その間で流体が流れ得るよ うに連結されており、血液が患者94に戻される前に血液に酸素を導入する。ポ ンプ98は、システム92内で血液およびプライム溶液を循環させる。静脈ライ ン28をクランプするために、通常は、クランプまたは止血鉗子101が使用さ れる。
ポンプ98は、/ステム92内を流れる血液の流れに対して、血液留10の出口 16と酸素付加器86(原文通り)の入口との間に配置されていることが好まし いが、他の構成が採用されてもよい。ポンプ98はどのようなものであっても適 しており、通常のローラポンプ(ぜん動式ポンプまたは容積式ポンプとしても知 られている。)や遠心ポンプであってもよい。適切なローラポンプは、アメリカ 合衆国、ミネソタ州、セントポールにあるミネソタ・マイニング・アンド・マニ ュファクチュアリング社から“サーンズ9000(SARNS 9000)”の 商品名で発売されているシステムの一部として入手可能である。適切な遠心ポン プは、譲渡により共有となった米国特許第4589822号明細書、同第460 6698号明細書、同第4690002号明細書、同第4778445号明細書 、同第4781525号明細書、および同第4984972号明細書に開示され ており、アメリカ合衆国、ミネソタ州、セントポールにあるミネソタ・マイニン グ・アンド・マニュファクチュアリング社から“サーンズ7850遠心ポンプ( SARNS 7850 Centrifugal Puwp)”の商品名で発売 されている。
適切な酸素付加器96は、アメリカ合衆国、ミネソタ州、セントポールにあるミ ネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング社から“サーンズ・メ ンブレン・オキシジェネータ(SARNS Membrane Oxygena tor)”または−5M0”の商品名で発売されている。米国特許第37944 68号明細書、同第3927980号明細書、および同第4690758号明細 書には、酸素付加器の様々な特徴が記載されている。前記“サーンズのブランド の酸素付加器96は、当該酸素付加器の上に熱交換器】02を備えており、患者 94に戻される血液の温度を制御する。
図4に参照番号104で示されているように、システム92は通常、血液を浄化 するサブサーキット104を備えている。サブサーキット104は、手術野71 から血液を吸引する血液吸引装置106、血液吸引装置106に負圧を提供する ローラポンプ108(または他の適切な負圧源)、および手術野71から回収さ れた血液を濾過し消泡するカーディオドミーリザーバ32を含んでいる。カーデ ィオドミーリザーバ32の出口は、静脈血液留10の入口31とその間に流体が 流れ得るように連結されており、濾過された血液を静脈血液留10に供給する。
カーディオドミーリザーバ32は、米国特許第3891416号明細書、同第3 99346]号明細書、同第42081.93号明細書、および同第42435 31号明細書に開示されている。
操作 まずサポートンステム92が、この分野でよく知られている方法で接続される。
静脈ライン28の患者側端部と動脈ライン100の患者側端部とが互いに連結さ れ、食塩のプライム溶液がプライム溶液入口(図示せず)から血液留10に加え られる。
ポンプ98が作動して、食塩のプライム溶液を各ライン、酸素付加器96、およ び熱交換器102内を循環させ、これらの構成要素内の空気を排出する。(シス テム92からは、血液留内部を除いて、空気が排除される。)このようなシステ ム92の操作の他の態様、例えば血液浄化サブ循環路の操作や心臓麻酔の方法等 、はここでは説明しない。
血液留10が患者94よりも下方に配置され、静脈ライン28および動脈ライン 100が患者94に取り付けられる。静脈ライン28のある部分は、患者94お よび血液留10よりも上方に配置される。
このとき、システム92は患者94に接続して、食塩および血液を患者94の体 内に通常の方法によって導入し得る状態になっている。この導入を行う者は、い (つかのポイントにおいて、ポンプ98を閉じることにより導入を停止すること ができる。一般的にこのタイプの多くのシステムの使用においては、静脈ライン を止血鉗子101を用いて静脈ラインをクランプして、静脈ラインおよび入口チ ューブからプライム溶液が失われて(de−priming)、空気が入ること を防止する。もしこのようなことが行われず、静脈ライン28がクランプされな い場合には、本発明の流体トラップ20により、ポンプ98が作動していない間 に空気が入口チューブ38および静脈ライン28に入りプライム溶液が失われる ことが防止される。
本発明の技術的範囲から逸脱することなく、前記構成に多様な変更を加えること ができる。前記の記述および添付の図面に示された事項は、説明を目的としたも のであって、それらに限定することを意図したものではない。
国際調査報告 OFT/lle。フ/nQAc+

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.体外サポート循環路に使用される血液留(10)であって、頂部、底部およ び側壁部を備えており、血液を保持するチャンバ(14)を定めるハウジング( 12)、 ハウジング(12)の底部またはその近傍に配置されており、チャンバ(14) の底部から流体を排出する出口(16)、チャンバ(14)に流体を供給する入 口(18)、およびチャンバ(14)内で入口チューブ(38)に取り付けられ た、カップまたはボウル形状の流体トラップ(20)、 を備えており、 チャンバ(14)は、定められた最低作動液位を有しており、作動液位は出口( 16)よりも高い位置に配置されており、入口(18)および出口(16)が、 血液留(10)内での血液の通常の流れに対して、上流方向および下流方向を定 めており、入口(18)は、入口チューブ(38)を備えており、入口チューブ (38)は、ハウジング(12)の頂部(24)からチャンバ(14)内へと下 方に延びて下流側端部(40)において終結しており、 入口チューブ(38)の下流側端部(40)は、血液留(10)の使用状態にお いて、定められた最低作動液位よりも高い位置に配置されており、入口(18) は、ハウジング(14)の頂部(24)において、接続部チューブ(28)を有 しており、接続チューブ(28)と入口(18)との間には流体が流れることが 可能であり、 流体トラップ(20)は、流体を入口チューブ(38)の下流側端部(40)近 傍にトラップするように、入口チューブ(38)の下流側端部(40)よりも高 い位置において入口チューブ(38)を囲むリム(74)を有している、血液留 (10)。 2.前記ハウジング(12)が透明であって、チャンバ(14)内の定められた 最低作動液位を表示するしるしが付けられている、請求項1記載の血液留(10 )。 3.前記チャンバ(14)内に消泡区画(50)をさらに有しており、前記入口 チューブ(38)は、前記ハウジング(12)の頂部(24)から前記チャンバ (14)内へと延びており、 前記流体トラップ(20)は、全体が凹状の内表面(72)を有しており、内表 面(72)は、血液留(10)の使用状態において、上方を向いていて入口チュ ーブ(38)の下流側端部(40)に面しており、 消泡区画(50)を通って流体が前記入口(18)から前記出口(16)へ到達 し、消泡区画(50)の底端部は、チャンバ(14)内の定められた最低作動液 位を示す前記しるしょりも高い位置に配置されている、請求項2記載の血液留( 10)。 4.前記消泡区画(50)の底端部が、チャンバ(14)内での通常の作動液位 よりも高い位置に、前記チャンバ(14)の底部から間隔をおいて配置されてい る、請求項3記載の血液留(10)。 5.前記入口(18)が、前記チャンバ(14)に静脈血を供給する第1の入口 (18)を構成しており、 カーディオトミーリザーバ(32)からの血液をチャンバ(14)に供給する第 2の入口(31)、および 前記入口チューブ(38)に取り付けられ、第2の入口(31)からの血液の流 れの方向を前記流体トラップ(20)からそらせる邪魔板(78)をさらに有し ており、 邪魔板(78)の周縁部(82)は、入口チューブ(38)から流体トラップ( 20)のリム(74)を越えて延びている、 請求項3記載の血液留(10)。 6.前記流体トラップ(20)が、前記邪魔板(78)によって前記入口チュー ブ(38)に取り付けられており、 邪魔板(78)と流体トラップ(20)のリム(74)との間には、流体がそこ を通って流体トラップ(20)から出ていく空間が形成されている、請求項5記 載の血液留(10)。 7.前記ハウジング(12)内に配置された漏斗(44)をさらに有しており、 漏斗(44)は、前記第2の入口(31)からの血液を前記入口チューブ(38 )の外側周囲に導き、前記邪魔板(78)は、全体が現状の形状であり、入口チ ューブ(38)を密に受け入れる開口部(84)を備えており、邪魔板(78) の上表面(86)は、入口チューブ(38)から下方に向かって全体が傾斜して いて、第2の入口(31)からの血液が上表面(86)に沿って流れ易くなって おり、邪魔板(78)と流体トラップ(20)のリム(74)との間に形成され る空間は、入口チューブ(38)の内部横断面積よりも十分大きく、これにより 、邪魔板(78)と流体トラップ(20)のリム(74)との間を通って流体ト ラップ(20)から出ていく血液が、入口チューブ(38)内を流れる血液に対 して減速される、請求項6記載の血液留(10)。 8.前記入口チューブ(38)が全体的に筒状であり、前記流体トラップ(20 )のリム(74)は全体的に円形で入口チューブ(38)とほぼ同心であり、 流体トラップ(20)の凹状の内表面(72)は、入口チューブ(38)の下流 側端部(40)に面しており、内表面(72)には上方に向かって延びる突出部 (80)が形成されており、 突出部(80)は、入口チューブ(38)の中心軸に沿って配置されており、入 口チューブ(38)からの血液が流体トラップ(20)の凹状の内表面(72) に沿って流れ易くなっている、請求項5記載の血液留(10)。 9.前記流体トラップ(20)のリム(74)の直径が、前記入口チューブ(3 8)の直径よりも十分大きく、これにより、血液が流体トラップ(20)のリム (74)を越えて流体トラップ(20)から出ていく前に、流体トラップ(20 )内で減速される、請求項8記載の血液留(10)。 10.前記ハウジング(12)が、全体が強固な材料から作られている、請求項 9記載の血液留(10)。
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