JPH07502121A - 血小板GPIIIaP1▲A1▼およびP1▲A2▼エピトープ、その調製並びに使用 - Google Patents

血小板GPIIIaP1▲A1▼およびP1▲A2▼エピトープ、その調製並びに使用

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 血小板CPI I IaPl”およびPI”エピトープ、その調製並びに使用技 術分野 本発明は、GPIJJaと呼ばれる血小板表面の糖蛋白に関し、より具体的には 、GPIIIa分子の部分であるPIAと呼ばれる三次構造依存性抗原、その調 製および使用に関する。
従来技術 血小板抗原系、PIAは、2種の臨床的症候群、新生児免疫異常血小板減少症( NAIT)および輸血後紫斑病(FTP)と深く関わっている(Aster、免 疫性血小板減少症、Kunicki & George編、血小板の免疫学、3 87、フィラデルフィア、ペンシルバニア(+989)) oNA J Tは、 胎盤を通って移行した母体の血小板特異的抗体による血小板破壊の増加を伴う新 生児の出血性疾患で、新生児1000人に1人の頻度で発生すると算定される( Blanchet teら、Curr、 5tud、 Hematol、Blo od Tranf、、 52:87 (+986)) 。FTPは、輸血後の血 小板不適合に対する抗体介在性血小板減少症である。白色人種ではNAITおよ びPTPの最も一般的な原因はPI”変態抗原(アロアンチゲン)である。
抗PI”抗体誘発の原因であるアロアンチゲン決定基は、血小板膜GPIIIa 上に存在するCKunickiら、Mo1.1nnuno1.16:353 ( +979)) 、 P I”およびPI”表現型は、GPITIaのcDNA配 列の塩基+96にそれぞれチミジン(T)またはンチジン(C)が存在するかど うかによるCNeWmanら、J、 CHr+、 1nmves、、 83:1 778 (1989))。
T→Cの塩基変更は、成熟GPII]aの残基33におけるロイシン/プロリン 多形性を生しる。GPIIIaのアミノ末端におけるロイシンからプロリンへの 多形性が、P I ”/P I A′血血止変態盟(アロタイプ)の原因で(G oldbergら、Blood、78:681 (1989)) 、この多形性 を存する合成直線状ペプチドは抗PI”抗体と反応しなかったCFlugら、B lood、’77:1964 (1991))。このことは、ロイシン33/プ ロリン33多形性は、全体的な折りたたみまたはPI”エピトープの組み立での ための翻訳後プロセッシングに影響を及ぼしうることを提唱する。
要約 一つの特徴として、本発明は、PI”決定基を含むGPIIIaアミノ酸残基配 列をコードする、約195から800ヌクレオチド塩基対を含む単離されたDN A分子に関する。好ましくは、該DNA分子は、配列番号:2、配列番号−6、 配列番号:10、配列番号二12、配列番号:14、配列番号:16、または配 列番号:18を存する。
本発明はまた、PIA2決定基を含むGPIIIaアミノ酸配列をコードする、 約195から800ヌクレオチド塩基対を含む単離されたDNA分子に関する。
該DNA分子は、配列番号 4、配列番号、8、配列番号:20、配列番号:2 2、配列番号=24、配列番号=26、または配列番号=28を育する。
また別の特徴として、本発明は、血小板GPIIIaのplA+またはPI”決 定基のアミノ酸残基配列をコードする外来DNAセグメントに機能しうるように 連結された発現ベクターを含む組換え分子に関し、該組換え分子は、宿主細胞を 形質転換させたとき、天然の血止tFiGPT E IaPl”またはplA! 決定基のいずれかを発現させる。組換え分子で使用する外来DNAは、好ましく は、上記で説明した単離されたDNA分子である。好ましい発現ベクターはλg t22である。
更に別の特徴として、本発明は、天然の血小板GPITIaのPI”またはPI A′決定基を含むポリペプチドの調製方法に関し、該方法は、配列番号:1に示 した約残基lから約残基65のアミノ酸残基配列をコードする外来DNAに機能 しつるように連結させた発現ベクターを含む組換え分子で形質転換した宿主細胞 を培養し、さらに、該ポリペプチドを発現させるために十分な時間、培養条件下 で該形質転換宿主細胞を維持することを含む。好ましい宿主細胞は大腸菌(E、 coli)である。好ましいベクターはλgt22で、好ましい外来DNAセグ メントは、配列番号:2.4.6.8、!0.12.14.16.18.20. 22.24.26および28を含む群から選ばれる。該ポリペプチドは融合ポリ ペプチドとして発現させてもよい。
さらにまた、本発明は、配列番号・】のアミノ酸残基配列を含み、血小板GPI IIaの約65から266アミノ酸残基を含み、該ポリペプチドか血小板GPI IIaPI”またはPI”決定基を示す単離されたポリペプチドに関する。
好ましくは、該単離されたポリペプチドは、配列番号:3.5.7.9.11. 15.17.19.21.23.25.27および29から成る群から選ばれる アミノ酸残基配列を有する。
本発明はまた、第二のポリペプチドに機能しうるように連結した第一のポリペプ チドを含む、天然の血小板GP111aP1に1またはPIA″決定基を免疫学 的に模倣した融合ポリペプチドに関する。第一のポリペプチドは、第二のポリペ プチドにペプチド結合させた、免疫学的に不活性なポリペプチドまたは蛋白のア ミノ酸残基配列である。第二のポリペプチドは、血小板GP(Ilaの約65か ら266アミノ酸残基(配列番号、lのアミノ酸残基配列を含む)を含み、天然 の血小板GPIIIaのPI”またはPI”決定基を表わしている。好ましい具 体例では、第一のポリペプチドは、β−ガラクトシダーゼのアミノ酸配列を有し 、第二のポリペプチドは、配列番号・3.5.7.9.1LI3.15.17. 19.21.23.25.27および29から成る群から選ばれるアミノ酸残基 配列を有する。
さらにまた別の局面ては、本発明は、天然のGPTIIaPI^1またはPIA 2決定基と免疫的に反応するヒトの抗体の存在について、ヒトの抗体含有身体サ ンプルを分析する方法に関する。該方法は以下の工程を含む:(a)以下の(i )または(11)の抗原と人体サンプルを混合することによって免疫反応混合物 水溶液を作成し、 (i)GPIrlaの配列を育し、約65から266アミノ酸残基を含有する単 離ポリペプチド(該アミノ酸残基は、天然のPI”またはPIA2決定基を表わ し、さらに配列番号=1のアミノ酸残基配列を含む)または、(i i)天然の PIA′またはPI”決定基を表すGPIIIaの約65から266アミノ酸残 基のアミノ酸残基配列を含み、さらに配列番号・lのアミノ酸残基配列を含む融 合ポリペプチド。
(b)該免疫反応混合物水溶液を、存在する抗体か該抗原と免疫反応を起こして 免疫反応生成物を形成するために十分な時間、生物学的分析条件下で維持し、さ らに (c)形成された免疫反応生成物の存在を検出し、それによって該抗体の存在を 検出する。
該決定基が天然のGPIITaPI”決定基である場合は、該抗原は、配列番号 =3、配列番号ニア、配列番号:lI、配列番号=13、配列番号=15、配列 番号:17、配列番号・19およびβ−ガラクトシダーゼのカルボキシ末端に機 能しつるように連結された配列番号:11から成る群から選ばれる。
該決定基が天然のGPIITaPl”決定基である場合は、該抗原は、配列番号 :5、配列番号、9、配列番号:21、配列番号:23、配列番号:25、配列 番号:27、配列番号、29およびβ−ガラクトシダーゼのカルボキシ末端に機 能しうるように連結された配列番号21から成る群から選ばれる。
好ましい具体例では、検出は以下によって遂行される:(i)免疫反応生成物を ヒト抗体と免疫反応を起こす第二の抗体(この第二の抗体は機能しうるようにマ ーカーに連結されている)と混合して第二の混合物を形成し: (ii)該第二の抗体がヒト抗体と免疫反応を起こして第二の免疫反応生成物を 形成するために十分な時間、生物学的分析条件下で該第二の混合物を維持し;さ らに (i i i)該第二の免疫反応生成物に結合したマーカー量をめ、それによっ て、天然のGPIIIaPI”またはPI”決定基と反応するヒト抗体の存在を 決定する。好ましくは、該マーカーは、放射性、酵素、ビオチン、蛍光および化 学ルミネッセンス標識から成る群から選ばれ、該抗原は、ヒト体液サンプルと抗 原を混合する前に固形支持体に結合されている。
更に別の特徴として、本発明は、以下の工程を含む血小板の型分けの方法に関す る: (a)供与者からの血小板を水溶液中で抗体と混合(この抗体はGPIIIaの PI”およびPl”の両方とは結合しないが、いずれか一方と免疫反応を生じる )し、免疫反応混合物水溶液を形成し: (b)該免疫反応混合物水溶液を、該抗体が免疫反応を起こし免疫反応生成物を 形成するために十分な時間、生物学的反応条件下で維持し:さらに、(C)−切 の免疫反応生成物の存在を検出し、それによって、当該GP111aP+”また はpt”決定基の一方または他方の存在および該血小板の型を検出する。
また別の好ましい具体例では、該抗体(a)はGPITIaPl”決定基と免疫 的に反応するが、GPIIIaPI”決定基と反応しないか、または、(b)G PIIIaP]A′決定基とは免疫的に反応するが、GP T I IaP l ”決定基とは反応しない。好ましくは該抗体は単クローン抗体である。
また別の特徴として、本発明は、以下のものを含む容器を含む血小板GPIII  a P I ”決定基の型分けのためのキット形をした診断用分析系に関する 。該容器は、血小板GP 111 a(7)P ]”またはplAt決定基の1 つと免疫的に反応するか両方の決定基とは反応しない抗体の少な(とも1回の分 析に十分な量、および当該抗体と血小板の免疫反応を検出するための標識を含む 。該診断系はさらに第二の容器を含むことができ、これは、血止fFj、GP  I I 1aP +”またはPI”決定基の他方と免疫的に反応するが両決定基 とは反応しない抗体を、少なくとも1回の分析に十分な員で含む。好ましくは、 該標識は該抗体に連結されてし)る。
さらにまた、本発明は、以下を含む、血小板GP T I TaP I”または PI”決定基に対するヒト抗体の存在を調べるキット形の診断分析系に関する: (a)以下の(1)または(2)の抗原を、少なくとも1回の分析を実施するた めに十分な量で含む容器: (i)GPIIIaの配列を有しており、さらに、天然のPI”またはp1A2 決定基を有し配列番号:1のアミノ酸残基配列を含む65から266アミノ酸残 基を含んている単離されたポリペプチド。
(i i)天然のPI”またはP門決定基を有するGPIIIaの約65から2 66アミノ酸残基のアミノ酸残基配列含み、さらに配列番号1゜のアミノ酸残基 配列を含む融合ポリペプチド:(b)ヒト抗体と該抗原との免疫反応を検出する ための手段。
好ましくは、該抗原は、配列番号:3.5.7.9.11.13.15.17. 19.2L23.25.27.29およびβ−ガラクトシダーゼのカルボキシ末 端に機能しうるように連結された配列番号:11または21から成る群から選ば れるアミノ酸残基配列を有し、該抗原は固形支持体に結合されている。ヒト抗体 の免疫反応を検出する手段は、別の種から得られる標識に連結させた抗ヒト抗本 明細書の1部を成す図面において: 図1は、λgt22発現ライブラリーの構築に用いた完全な長さの血小板GP1 11aのcDNA(−格上の黒棒線)およびコードされた蛋白(灰色の長四角) を模式的に表している。コード蛋白のシグナル配列(黒四角)および膜通過ドメ イン(白四角)も該灰色の長四角内に描かれている。抗PI”抗体を用いてλg t22発現ライブラリーから単離されたGPTTIacDNAの領域は、模式的 に描かれたコード蛋白の下に棒線として描きこんだ。各cDNAによってコード される残基の数は、各棒線の右に示した。
図2は、抗PIAI抗体と反応する、単離した最小発現クローンによってコード されるアミノ酸残基を単一文字コードで表している(配列番号:llおよび13 )。
該蛋白のシグナル配列には下線を施し、システィン(C)は箱内に示し、ロイシ チドは、該配列の下に点線で示しである。
印 アミノ酸残基配列:隣接する残基間のペプチド結合を介して結合した2個または 2個以上の−続きのアミノ酸残基でペプチドまたはポリペプチドを形成する。
アミノ酸残基配列は、その構成アミノ酸について便宜的に1文字まtこ(ま3文 字の略語によって表される。アミノ酸について本明細書で用(Xられる略語(ま 、37C。
F、 R,@1. 822 (b)(2)で提供されたもので、以下の対照表で 再現する: 時開 アミノ酸 1文字 3文字 F Phe フェニルアラニン M Met メチオニン A Aha アラニン S Ser セリン P Pro プロリン K Lys リジン HHis ヒスチジン Q Gln グルタミン E Glu グルタミン酸 Z Glx Gluおよび/またはGinW Trp )リブトファン RArg アルギニン D Asp アスパラギン酸 N Asn アスパラギン B Asx Asnおよび/またはAspCCys システィン J Xaa 未特定 本明細書中のアミノ酸残基配列を構成する個々の残基はL型異性体である。また 、アミノ酸残基配列は翻訳後修飾アミノ酸、例えばヒドロキシルイLグリコジル 化アミノ酸残基、またはジスルフィド結合を介して連結された残基を含むことが できる。さらに、アミノ酸残基配列は、1つまたは2つ以上の修飾アミノ酸まタ ハ通常テナイアミノ酸、例えば37C,F、R,@ 1.822 (b)(4)  に挙げられたようなものを含むことができ、これらは、本明細書に参考文献と して含まれている。アミノ酸残基配列は、その構成アミノ酸に対応して略号によ って表されている。
匹体:リガンドに免疫学的に結合するポリペプチドまたは蛋白。抗体は(ここで 用いられているように)、免疫グロブリン分子および免疫グロブリン分子の免疫 学的に活性なフラグメントである。Fab、Fab’ 、F (ab’ )!お よびF、として当該技術分野で既知の分子部分が含まれる。典型的には、抗体は 、サイズが約6から約34人の範囲のリガンドと、約10’から10 ”M−’ の範囲で、さらにIOIIM−1の高さの会合定数で結合する。抗体は広範囲の リガンドと結合する。リガンドは小分子(例えばステロイド、プロスタグランジ ン)、バイオポリマー(例えば核酸、蛋白および多糖体)および合成ポリマー( 例えばポリプロピレン)を含む。°抗体結合部位”とは、抗原と特異的に結合す る(免疫的に反応する)重鎮および軽鎖の可変および超可変領域を構成する抗体 分子の構造部分である。゛免疫的に反応する”という用語は、抗原決定基含有分 子(抗原)と抗体結合部位を含む分子(例えば完全抗体分子またはその一部分) との間の結合を指すために本明細書では用いられている。”抗原決定基”とは、 抗体結合部位によって免疫学的に結合される抗原の構造部分である。この用語は また、“エピトープおよび“決定基”と互換的に用いられる。抗体は、抗原の単 一のエピトープ(単クローン性)または複数のエピトープ(多クローン性)と結 合することができる。ポリペプチドによって誘発される抗体は、しばしば、蛋白 免疫原で生じる多クローン抗体と反応するエピトープより少ない数のエピトープ と免疫的に反応する。そのようなポリペプチド誘発抗体は、ここではオリゴクロ ーン抗体と呼ぶ。
融合蛋白またはポリペプチド:2つの異なる蛋白の各々から由来するアミノ酸ま  残基配列を含む蛋白またはポリペプチド;それは、2つのコード配列が、それ らの読み枠が読み枠にしたがった状態で結合した組換え遺伝子の発現によって形 成される。少なくとも1つの完全な蛋白配列が発現物質に含まれる場合に融合蛋 白は得られ、一方、融合ポリペプチドには蛋白の一部分のみが存在する。このタ イプのハイブリッド遺伝子は、例えば分析が容易な蛋白で特定の遺伝子生成物を 標はその部分配列をもつ融合蛋白またはポリペプチドを得ることができる。また 別に、細胞によってそれが分泌されるように、外来シグナルペプチドに蛋白を結 合させることができる。にもかかわらず、上記の融合蛋白と融合ペプチドとの区 別は、特定の融合蛋白が考察されている場合を除き、融合ポリペプチドという用 語は、両方の種類の分子について本明細書では通常用いられる。
リガンド:特異的に特定の受容体(レセプター)分子と、通常、静電気力および /または水素結合を介して結合する構造領域を有する分子。具体的なレセプター 分子は抗体結合部位である。
オリゴヌクレオチド/ポリヌクレオチド/DNAセグメントニー重鎖または二本 鎖ヌクレオチドポリマー。ここで用いられているように、これらの用語は、天然 に生しる核酸、例えば、アデノシン(A)、シチジン(C)、グアノシン(G) 、チミジン(T)、ウリジン(U)、イノシン(1)の池、37C,F、 R, 91当該アミノ酸残基において、1つの残基のα−アミノ基と隣接する残基のα −カルボニル基との間のペプチド結合によって隣接する残基が連結されている。
ポリペプチドの一次構造は、該ポリマーの一方の末端に第一アミン基を、他方の 末端にカルボン酸基を有する。したがって、ポリペプチドは下記の式によって表 すことができる。
式中、Rは与えられたアミノ酸に特徴的な側鎖で、iはポリマーを構成するアミ ノ酸残基の数を示し、その数は2または2以上である。融合ポリペプチドの場合 のように、ポリペプチドは1つまたは1つ以上の異なるアミノ酸残基配列を含む ことができる。また、水溶液中のポリペプチドは、該溶液のpHにしたがい通常 1つまたは1つ以上の双性イオン形をしている。
蛋白:およそ50アミノ酸残基を含む単一のポリペプチドまたは一組の架橋ポリ ペプチド。蛋白は、同一のポリペプチド内または隣接ポリペプチド間で、例えば ジスルフィド架橋を介する化学的架橋を有することができる。蛋白がグリコジル 化されているとき、本明細書で考察されるGPIIIaの場合のように、それは 糖蛋白と呼ばれる。
レセプター:別の分子(リガンド)と特異的に結合する構造領域を有する、生物 学的に活性を有する蛋白性分子。抗体結合部位はレセプターの1つのタイプであ る。
ベクター:細胞内で自律的に増殖できるDNA分子であって、それに対してDN Aセグメント(例えば遺伝子またはポリヌクレオチド)を機能しつるように連結 でき、その結果結合されたセグメントの増殖を可能にする。発現ベクターは、該 DNAセグメントが該ベクターのプロモーター配列の制御下にあるとき、適切に 形質転換された宿主細胞中において、1つまたは1つ以上のポリペプチドをコー ドするDNAセグメントの発現を指令することができる。
本発明に関する研究の結果は2つの重要な示唆を含んでいる。第一に、抗PI” およびPiA!抗体に対するアロアンチゲンエピトーブは、成熟CPIIIaの アミノ末端65残基に位置することがここで示されている。以前の研究は、ロイ ツン”/プロリン31アミノ酸多形性は2つのPIA表現形の原因であるとい法 的に問題となっているアロ抗体に対するエピトープは明らかでない。
蛋白分解法を用いることによってPI”エピトープの位置についての矛盾する■ 四ら、B1oo東 ’77:1964 (1991))。これらの証拠は、P1 11エピトープは該多形性近傍に位置することを提案しているけれども、該多形 性を含む合成ペプチドを利用する最近の研究では、該合成ペプチドは抗PI”抗 体と結合することができず、抗ペプチド抗体は2種の表現形を区別することがで きないということが示されたCFlugら、貼匹〔互:l964 (1991) )。ここに提示されたデータは、抗PIAIおよびPI”抗体に対するエピトー プは、GPIIraのアミノ末端7kDaに、さらに、PIA表現形の原因であ る実際の多形性の33残基内に存在することを示した。フラッグらのデータとと もに本明細書に示したデータは、PI”およびpHlエピトープは、非直線状で GP111a分子の折り畳みおよびそのP1^含有決定基に依存している:すな わちこれらのエピトープは三次構造依存性であることを示している。
本研究における第二の重要な発見は、plAIおよびPIA!エピトープは、原 核系で発現できるということである。PI’エピトープの特徴を調べるために原 核系を利用するということは、還元感受性エピトープの発現に必要なジスルフィ ド7つのシスティンが、本研究で同定された血小板GPIIIaの小フラグメン トに存在する(図2)が、これは、これら残基間の局在スルフヒドリル結合CC a1veteら、Biochem、 J、’、273:63 (1991) ) は、エピトープの組み立てに大きく関与し、システィンゝ−システィン4″ジス ルフィド結合は必要ではないことを示している。これらの結果は、最近ニューマ ンらによって提唱された(Newmanリコシル化に左右されないことを証明し た。PIAIおよびPI”エピトープの小さな組換え模造物の大量生産の可能性 は、これらエピトープに対するアロ抗体および血小板の盟分けのための簡単な検 出分析の開発を可能にする。
B、PI”およびPI”エピトープを免疫学的に模倣するポリペプチド血小板は 、その原形質膜の表面に糖蛋白を発現している。これら糖蛋白の1つは、GPI IIaと呼ばれる84.5キロダルトンの成熟糖蛋白である。
本発明は、天然のGPIIIaのPl”およびPI”エピトープの結合領域(エ ピトープまたは決定基)を免疫学的に類似する単離ポリペプチドに関する。
ここて用いられているように、“天然”という用語は、血小板上で発現するPi ”決定基の一次、二次および三次構造を指す。
GPIIIaはアロアンチゲンである;すなわち、それぞれの個体はGPIII aの異なる形態を発現する。ここで問題となっているアロアンチゲン決定基はP IAと命名されている。
GPllTaの1形態は、該成熟糖蛋白のアミノ末端からアミノ酸残基33位に ロイシン(Leu)残基を有する。GPTIIaのこの形態の抗原決定基はPI  Al決定基と呼ばれる。
発現されるGPITIaの第二のアロアンチケン形は33位のLeu残基の代わ りにプロリン(P r o)残基を存する。GPITIaのこの第二の形態のア ロアンチゲン決定基はPI”決定基と呼ばれる。
したがって、1つの具体例では、天然のPIAlまたはplA!決定基を免疫学 的に模倣するポリペプチドカ泪的とされる。本発明のポリペプチドは、抗天然P iA1またはPIA2抗体と免疫的に反応するが両方とは反応しない。したがっ て、目的とするポリペプチドは、天然のPI”エピトープのそれを十分に模倣す る一次、二次および三次構造を有し、免疫学的に天然のエピトープを模倣:すな わち天然のエピトープと免疫的に反応する抗体と免疫的に反応する。目的とされ る単離ポリペプチドは、したがって、天然のPI’エピトープ(決定基)の一方 または他方を表わしていると判断される。適切なヒト抗体組成物の調製は以下で 考察する。
天然のPIAlまたはPI”決定基を免疫学的に模倣する、目的とするポリペプ チドは、ヒト血止tffGPTIIaのアミノ酸残基配列のPI’含有部分と同 一または(以下に述べるように)保存的に置換されたアミノ酸残基配列を含む。
目的とするポリペプチドは、アミノ酸残基の1位から約266位の、GPIII aの”切り詰められた″アミノ酸残基配列を含み、天然のPI”またはPIA″ 決定基の範囲であるアミノ酸残基配列を含む。目的とするポリペプチドは、GP ITra配列の約65から約266アミノ酸残基を含む。特に好ましいポリペプ チドは、成熟GP711a配列のおよそ65アミノ酸残基、すなわちGPIII aの1位から65位を含むが、またアミノ末端の26残基を含むGPlllaの シグナルペプチドの配列も含むことができる(すなわちポリペプチドはアミノ酸 残基−26位で始まる残基を含むことができる)。
意図するポリペプチドはまた、免疫学的に不活性な間隙充填(連結)アミノ酸残 基配列、例えばβ−ガラクトシダーゼ配列(約1200残基)、マルトース結合 蛋白(MBP)配列(約105残基)または1acZα遺伝子産物のαペプチド (約105残基)を、当該免疫学的に不活性な配列が該ポリペプチドの免疫学的 結合特性を、本明細書で述べるように実質的に干渉しない限り(すなわち免疫学 的に不活性である限り)含むことができる。さらにまた、“ベクター誘導“アミ ノ酸残基も、本明細書で考察されるように、意図するポリペプチドの一方の端ま たは両端に含むことができる。
好ましいポリペプチドはPIA決定基を免疫学的に模倣し、GPTIIaの65 残基から266残基を含み、さらに、成熟蛋白のアミノ酸残基1位から65位の 、GPITlaに存在するPI”またはplAt決定基のアミノ酸残基配列を含 む。
PI”決定基のアミノ酸残基配列を含む好ましいポリペプチドは、配列番号。
7に示されている。本発明はまた、配列番号=7のアミノ酸残基配列を含む65 から約266残基を存するポリペプチドで、その残りの残基はGPIIIaのア ミノ酸残基配列であるポリペプチドを意図する。
そのような単離ポリペプチドの典型例は、配列番号:3、配列番号:11.配列 番号:13、配列番号:15、配列番号:17および配列番号:19に示したア ミノ酸残基配列を含む。
PI”決定基のアミノ酸残基配列を含む好ましいポリペプチドは配列番号・9に 示されている。本発明はまた、配列番号:9のアミノ酸残基配列を含む、GPl llaの65から約266残基を有するポリペプチドを意図する。
そのような単離ポリペプチドの典型例は、配列番号:5、配列番号=21、配列 番号:23、配列番号・25、配列番号:27および配列番号:29に示したア ミノ酸残基配列を含む。
好ましくは、本発明で意図されるポリペプチドは、例えば大腸菌(E、 col i)のような原核宿主細胞で組換え体として発現される。したがって、天然のP I”またはPIA!決定基を免疫学的に模倣する好ましいポリペプチドは、該ポ リペプチドをコードするベクターで形質転換された大腸菌で発現される。この点 についての好ましいポリペプチドは、配列番号:6に示したDNAセグメント( これは配列番号=7のポリペプチドをコードする)を含む発現ベクターで形質転 換された大腸菌で発現される。また別の好ましいポリペプチドは、配列番号二8 に示したDNAセグメント(このDNAセグメントは配列番号=9のポリペプチ ドをコートする)を含む発現ベクターで形質転換された大腸菌で発現される。こ れらおよび他の発現ベクターを以下で極めて詳細に説明する。
本発明のまた別の局面は、天然のPI”またはPI”決定基を免疫学的に模倣す る融合ポリペプチドである。他の場所で考察するように、PI”またはPI”決 定基を免疫学的に模倣する組換えポリペプチドはまた、また別の免疫学的に不活 性な蛋白(例えばβ−ガラクトシダーゼまたはマルトース結合蛋白)のアミノ酸 配列の全体または一部に機能しつるように連結して、したがって融合ポリペプチ ドとして発現させることもできる。
ここで融合ポリペプチドと呼ぶ本題のポリペプチドは、免疫学的に不活性な蛋白 の全体または一部分のアミノ酸残基配列を含む第二のアミノ酸残基配列に機能し つるように連結された、天然のplAIまたはPIA2決定基のアミノ酸残基配 列および三次構造を含む第一のアミノ酸残基配列を含む。アミノ酸残基配列は、 該配列が1つまたは1つ以上の共存結合によって(例えば直接的ペプチド結合ま たはペプチド結合させた連結アミノ酸配列を介在させることによって)結合され ているとき、第二のアミノ酸残基配列に“機能しつるように連結されている”と 言う。通常、第一および第二のアミノ酸残基配列は、ベクターによって導入され る1つまたはそれ以上の残基をもつペプチド結合させた第三のアミノ酸残基を介 して共に連結されている。
好ましいPI”融合ポリペプチドは、免疫学的に不活性な蛋白の全部または一部 のアミノ酸残基配列のカルボキシ末端に機能しつるように連結したPIA′決定 基のアミノ酸残基配列を含む。融合ポリペプチドの長さは、PI”決定基、免疫 学的に不活性な蛋白、さらに場合によって存在する、付加的なベクター導入連結 アミノ酸残基配列のそれぞれの長さによって決定される。
好ましい融合ポリペプチドは、PI”抗原のアミノ末端にβ−ガラクトシダーゼ 蛋白の一部分を含む。意図される特定の融合ポリペプチドは、機能しうるように 読み枠にしたがってPIAフードDNAセグメントに繋ぎ合わせたλgt22フ ァージベクターを含む組換えDNA分子で形質転換した大腸菌の発現産物である 。該発現DNAは上記で考察したような目的のポリペプチドをコードする。
また別の好ましい融合ポリペプチドは、マルトース融合蛋白(MBP)が目的の ポリペプチドのアミノ末端に融合されている融合蛋白である。MBP含有融合蛋 白は、機能しうるように読み枠にしたがってMAL”c2またはMAL”p2プ ラスミドベクターにューイングランドバイオラブより入手可能)に繋ぎ合わされ ているPIAコードDNA配列を含む組換えDNA分子を用いて発現させること ができる。ベクターMAL”c2またはMAL”p2から発現させた融合蛋白は 、蛋白分解性血液因子Xaと反応させ、MBP部分を除去し、本発明の低分子量 のPIA決定基含有ポリペプチドを提供することができる。
本明細書で考察する本発明のいずれの単離DN八へ列も、本明細書で考察する上 記のまたは他の発現ベクターの1つまたは他のものに、以下に述べるように連結 させ、続いて適切な宿主を形質転換して目的の融合ポリペプチドの発現を得る。
典型的なベクター導入連結配列は、目的の融合ポリペプチドを発現させる組換゛  え分子を構築させるために用いられるDNA分子のエンドヌクレアーゼ制限切 断に利用されるヌクレオチド配列の発現によって形成される。したがって、例え ば本明細書で考察する典型的なPI”コードDNA配列は、5all制限酵素認 識部位に近接し、λgt22の5alT部位でクローニングされる。この5a1 1部位は該ベクターにおいてEcoRIおよびNot1部位に近接している。し たがって、発現された融合ポリペプチドは、GPIIIaのアミノ酸残基に加え 、これら制限部位から発現されるアミノ酸残基を含んでいた。
分子生物学において習熟した者なら誰でも、いずれのポリペプチドも、ここで述 べたように免疫学的に不活性である限り、さらに、発現物質の不溶化(SDSの 非存在下で非拡散性)をもたらす、例えばシスティンのような残基並びに例えば トリプトファンおよびフェニルアラニン等の残基を含まない限り、または他の方 法でその免疫反応性を抑制しない限り、実質的にいずれのポリペプチドも連結配 列として用いることができることは明白であろう。連結配列(本明細書では時に スペーシング配列ともいう)は、l残基からおよそ1200残基を含むことがで きるが、後者は、融合ポリペプチドまたは融合蛋白がβ−ガラクトシダーゼのカ ルボキシ末端に連結されて発現される場合である。
典型的には、融合ポリペプチドを含む本題のポリペプチドは、大腸菌のような原 核宿主によって発現されるときにはグリコジル化されない。しかしながら、本発 明のポリペプチドは真核細胞によって製造することができ、その場合にはそれは グリコジル化されうる。また、本題のポリペプチドは、結果として得られる分子 が所望の特性を表す限り、種々の変fL例えば挿入、欠失、対立遺伝子変種にお いて存在しつるようなアミノ酸の保存的置換を含むことができる。本明細書でい う°所望の特性”とは、ここで述べたように、未変更ポリペプチドのそれと同一 または類似の免疫反応特性を修飾ポリペプチドが有することを含む。
このポリペプチドがアミノ酸残基配列に保存的置換を含む場合は、該置換アミノ 酸残基は、また別の生物学的に類似のアミノ酸残基によって置き換えられ、その 結果、生じたポリペプチドは未置換のアミノ酸残基配列と組成的に異なるアミノ 酸残基配列を有する。保存的置換の幾つかの具体例は、イソロイシン、バリン、 ロイシンまたはメチオニンのような親水性残基の別の親水性残基への置換を含む 。
また、アルギニン、リジン、グルタミン酸、アスパラギン酸、グルタミン、アス パラギン等の極性残基は、この群のまた別の種類と保存的に置換することができ る。
また別の局面の保存的置換を含むポリペプチドは、置換アミノ酸残基が未置換の 元のアミノ酸残基に置き換えられる場合に生じる。置換アミノ酸の例は37C。
F、R,@1. 822 (b) (4)で見出すことができるが、これらは参 考文献として本明細書に含まれている。本題のポリペプチドが、1つまたは1つ 以上の保存的置換を除いて天然のアポ蛋白の配列に対応するアミノ酸残基配列を 存するとき、好ましくは、天然のアポ蛋白のアミノ酸残基の約40%未満、より 好ましくは約20%未満か該ポリペプチドにおいて置換されている。
周知のように、蛋白またはポリペプチドにプロリン残基が存在するとき、配列に 捩れを生じ、これは−次構造だけでなく二次および三次構造の相違に繋がる。
実際GP111aのロイシン”/プロリン13置換は、PI”およびPI”アロ アンチゲン決定基の間の相違をもたらす。このように、別の残基のために置き換 えられたプロリン残基は保存的置換ではない。
本発明のポリペプチドは、当業者に既知のペプチド合成技術のいずれによっても 合成することができる。利用可能な該技術のいくつかの要旨は、スチュアードと ヤングの文献(J、 M、 5tuard & J、 D、 Young、 ” ペプチド固相合成”(” 5olidPhase Peptide 5ynth esis’) W、比Freeman、 Co、、サンフランシスコ(1969 ))、マインホーファーの文MO,Meinhofer、“ホルモン蛋白および ペプチド1(”Hormonal Proteins and Peptide s” 2巻、46ページ、アカデミツクプレスにューヨーク’) +983)お よび米国特許14631211号で見出すことができるが、これらは参考文献と して本明細書に含まれている。通常、これらの技術はメリフィールド(Merr ifield、 JAC3,85:2149 (1963))が記載したような 固相技術を用いる。また別に、本題ポリペプチドは、2つの小さなポリペプチド を、例えばペプチド結合またはジスルフィド結合を介して直接共役反応によって 製造することができる。
しかしながら目的のポリペプチドにおける7つのシスティンの存在のために、本 題ポリペプチドは、好ましくは、組換えDNA技術によって合成される。そのよ うな組換え技術は、所望のポリペプチドが本例の場合のように比較的大きい場合 (例えば長さが約50残基より大)は特に好ましい。本題ポリペプチドを製造す るために組換え技術が用いられる場合、所望のポリペプチドまたは該ポリペプチ ドの前駆体をコートするDNAセグメントは、その後の発現のために予め選ばれ たベクターに繋ぎ合わされる。
好ましい本題ポリペプチドは大腸菌によって発現される。したがって、大腸菌細 胞によって行われる一切の翻訳後修飾を含む保存的に置換されたポリペプチドも また意図されている。したがって、本題のポリペプチドは、ファージλgt22 またはMAL”c2もしくはMAL?1′p2のようなベクターを含む組換え分 子で形質転換された大腸菌によって発現させることができる。
C,DNAセグメント 本発明のDNAセグメント(目的のDNAセグメント)は前述の本題ポリペプチ ドをコードする。DNAセグメントは、下記で述べるようにポリメラーゼ・チェ ーン・リアクション(PCR)で作成した場合のように、高度な操作に利用可能 な分断され”単離された”化学的物質種であるべきである。ここで考察するすべ てのDNAセグメントは、5゛および3°の両末端を育する。
また別に、単離された本題のDNAセグメントは、クローニングし、または続い て適切な宿主で発現させる場合のように、ベクターに機能しつるように繋ぎ合わ せることができる。周知のように、該DNAセグメントは、本題ポリペプチドま たは本題融合ポリペプチドの発現のためにベクターに読み枠にしたがって共存結 合させるとき、ベクター(ご機能しつるように繋ぎ合わされる”。さらに、DN Aセグメントが機能しうるように発現ベクターに繋ぎ合わされるとき、該DNA セグメントの発現がプロモーター配列の制御下にあるように、該プロモーター配 列が存在する。機能しつるように繋ぎ合わされた本題DNAセグメントを含むベ クターは下記で極めて詳細に考察する。
好ましい単離DNAセグメントは、本題ポリペプチド(例えば配列番号ニアまた は配列番号−9のアミノ酸残基配列)をコードする少なくとも195塩基対(b p)のヌクレオチド配列を含む。PI”またはp+At決定基のアミノ酸残基配 列をコードするヌクレオチド配列は、配列番号:2または配列番号=4に示した ようにGPIIIaの約800ヌクレオチド塩基対までを含むことができる。
1つの具体例では、本発明の単離DNA分子は、PIAI決定基を含むGPII Iaのアミノ酸残基配列をコードする約195から約800ヌクレオチド塩基対 (b p)を含む。好ましくは、このGPIIIaのアミノ酸残基配列は、配列 番号・3、配列番号、7、配列番号:ll、配列番号:13、配列番号:15、 配列番号:17または配列番号:19である。これらのアミノ酸残基配列をコー ドする単離されたDNA分子は、配列番号:2、配列番号=6、配列番号:10 、配列番号:12、配列番号=14、配列番号:16および配列番号:18にそ れぞれ示されている。
また別の具体例では、本発明の単離DNA分子は、PI〜決定基を含むGPII Taのアミノ酸残基配列をコードする約195から約800ヌクレオチド塩基対 を含む。好ましくは、このGPIllaのアミノ酸残基配列は、配列番号:5、 配列番号:9、配列番号=21、配列番号:23、配列番号:25、配列番号= 27または配列番号:29である。これらのアミノ酸残基配列をコードする単離 DNA分子は、配列番号:4、配列番号二8、配列番号=20、配列番号=22 、配列番号=24、配列番号:26および配列番号:28にそれぞれ示されてい る。
本題の単、llDNAセグメントまたは、以下で考察する組換えDNA分子とし てベクターに繋ぎ合わされたそのセグメントは、PIAIまたはplA!決定基 のアミノ酸残基以外のアミノ酸残基をコードするコドン、すなわちベクター導入 残基または配列もまた含むことができる。これらの他のコドンおよび発現ポリペ プチドのコードされたアミノ酸残基は、先に述べたスペーシング(連結)配列を 構成する。
したがって、目的のポリペプチドは、本題の単離DNAセグメントによってコー ドすることができる。発現された融合ポリペプチドの場合のように、しばしば目 的のポリペプチドの一部分はベクターによって与えられる。とはいえ、ベクター および制限部位の適切な選択によって、本発明の単離DNAセグメントは、スペ ーシングアミノ酸残基配列のない所望のポリペプチドをコードすることもできる 。
本発明の単離DNAセグメントの全長は、少なくとも前述のPI”またはPI” 決定基をコードする配列が存在する限り、殆どの場合選択の問題である。
例えば、千から数千の塩基対が発現終止コドンの下流に存在しつる。同じように 、Pi”またはPI”決定基発現開始コドンの上流に千から数千またはそれ以上 の塩基対か存在しつる。ただし、本題DNAセグメントがPI”またはPI”決 定基を、β−ga上遺伝子およびβ−11上遺伝子の制御配列部分同様そこに含 まれている、該発現読み枠が維持されていなければならない。
上記に述べたDNAセグメントに匹敵する(相補的な)RNAセグメントもまた 目的とされる。この具体例では、RNAセグメントはRNAベクター(例えばウ ィルスRNA)に周知のように繋ぎ合わせることができる。
本題のDNAセグメントは、化学的技術、例えば周知のホスホトリエステル法( Matteuciら、JAC3,103:3185 (1981) )で容易に 合成することができる。
DNAセグメントを化学的に合成することによって、鋳型のポリペプチドのアミ ノ酸残基または配列のどのような所望の置換、挿入または欠失も、該当する変更 を該DNAセグメントのヌクレオチド配列に施すことによって容易に提供するこ とができる。
化学合成技術に加え、酵素的技術によっても本発明のDNAセグメントを製造す ることができる。したがって、予め限定された認識配列でDNA分子を切断する 制限酵素を、本題ポリペプチドをコードするより大きなりNA分子からDNAフ ラグメントを単離するために用いることができる。典型的には、この方法で産生 されるDNAフラグメントは粘着“張り出し′末端を有し、それによって、−重 鎖のヌクレオチド配列は該分子の二本鎖領域を越えて伸長する。そのような粘着 末端の存在は平滑端DNA分子よりしばしば好ましいが、平滑端DNAも、1つ の平滑端および1つの張り出し末端を有するフラグメントの場合のように用いる ことができる。典型的に平滑端を提供する、比較的特異性の少ない酵素(例えば DNA分解酵素I (DNアーゼI)も用いることができ、ここでも実際に用い た。続いて、単離DNAフラグメントを適切なベクターに機能しうるように繋ぎ (クローニングし)、それによって、目的DNAセグメントをベクターに取り入 れることができる。
目的ポリペプチドをコードするRNAセグメントを用いる場合はいつでも、該R NAセグメントを含むRNA分子は、逆転写酵素を用いて相補的DNA (cD NA)に転写される。続いて該cDNA分子を発現ベクターに繋ぎ、これで適切 な宿主を形質転換し、所望の本題ポリペプチドを得ることができる。
上記のアミノ酸残基配列をコードするDNAセグメントに開始コドンおよび終止 コドンを提供することができ、また開始および終止コドンの1つまたは両方をよ り大きなりNA分子(例えば該DNAセグメントに機能しうるように繋いだベク ター)によって与えることができる。本発明の所望のポリペプチドは、開始およ び終止コドンを慎重に配置することによって生成することができる。例えば、ヌ クレオチド配列は該セグメントの3′および5′末端の1つまたは両方に付与す ることができ、その結果、N−末端またはC−末端のアミノ酸残基配列を含むこ とによって、前述のエピトープアミノ酸残基配列より大きいポリペプチドが発現 される。さらに、レギュレーター、プロモーターおよびオペレーター座位は、所 望の場合、目的DNAセグメントの5゛末端に与えられる。
標準的な化学的または酵素的合成技術に加え、このDNAセグメントはポリメラ ーゼ・チェーン・リアクション(PCR)を用いて生成することができる。
PCRでは、鋳型の核酸の特定部分に相補的なプライマー分子を用い、該標的に 相補的な核酸領域を含むプライマーの伸長生成物を形成する反応によって、特異 的なポリ核酸標的が転写される。鋳型と伸長プライマーを単離した後、各プライ マーの伸長生成物は鋳型として機能し、特異的に相補的プライマー分子とアニー リングする。生じた伸長が開始された鋳型はさらに進行する伸長反応のための基 質として機能する。これらの工程は繰り返され(好ましくは自動反復工程を用い て)、それによってプライマーがハイブリダイズする最初のポリ核酸標的は指数 関数的に増幅される。PCRを行う方法は既に詳しく記載されている(例えば米 国特許第4683195号および4683202号参照、これらの記述は参考文 献として本明細書に含まれている)。
標的DNAセグメントは、しばしば極めて少量しか存在しないので、PCRは標 的DNAセグメントの十分な増幅をもたらし、標的セグメントの効率的なりロー ニングおよび発現を可能にする。
PCRは、各増幅段階で重合反応を開始するために正方向および逆方向の一本鎖 オリゴヌクレオチドブライマー分子を用いるので、少なくとも標的DNAの一部 分に相補的な正方向および逆方向のプライマー分子が必要とされる。さらに必要 とされるものは、標的DNAセグメントに相補的なプライマー分子の領域に近接 する、予め選択した制限酵素の認識部位をもつヌクレオチド配列を有するプライ マー分子である。
該プライマーは、重合のための薬剤の存在下で伸長生成物の合成を開始させるた めに十分長くなければならない。プライマーの正確な長さは、温度およびプライ マーの由来を含む多くの因子に左右される。例えば、鋳型配列の複雑さにもよる が、ポリヌクレオチドブライマーは、典型的には15から25、またはそれより 多いヌクレオチドを含むが、それより少ないヌクレオチドを含むことができる。
ポリヌクレオチドブライマーでは8ヌクレオチドでも有効に使用できることが報 告されたC3tudierら、Proc、 Natl、 Acad、 Sci、  USA、 86:6917−21 (1989) )。
短いプライマー分子では、十分に安定なハイブリダイゼーション複合体を形成し 、プライマー伸長を開始させるためにより低い温度が一般に必要である。
用いられるプライマーは、増幅させる各配列の鎖に対して実質的に相補的である ように選択される。したがって、プライマーは、その対応する鋳型配列と非恣意 的にハイブリダイズするために十分に相補的なヌクレオチドを含む。それゆえ、 プライマー配列のハイブリダイズする領域は鋳型と正確に相補的でないかもしれ ない。
例えば、非相補的ポリヌクレオチドは、実質的にそのポリヌクレオチドと相補的 なプライマー配列の残りの部分とともに、プライマーの5°末端に結合すること ができる。そのような非相補的なポリヌクレオチドは蛋白結合部位をコードする か、または該コドンの読み枠の調製を可能にする。また、プライマー配列が鋳型 の鎖の配列と十分な相補性を存することを条件として、非相補的塩基をプライマ ー内に点在させ、ハイブリダイズする条件下で非恣意的ハイブリダイゼーション (イノシン塩基が非特異的なコード化用いられる場合のように)が生じることを 可能にすることができる。プライマーの3′末端に正確に適合する3ヌクレオチ ドの小さなプライマーは、プライマー伸長生成物を特異的に開始させることがで きるC3onwnerら、Nuc、 ACid Res、、17:6749 ( +989))。
好ましくは、効率を最大にするため一本鎖で提供されるが、二本鎖であってもよ い。二本鎖のプライマーを用いる場合は、伸長生成物の調製に用いる前に、該プ ライマーをまず融解して鎖を単離する。好ましくは、プライマーはポリデオキシ リポヌクレオチドである。
プライマーは種々の方法によって調製できるが、これらの方法は、デノーブ化学 合成および天然の核酸配列(例えば遺伝子、対立形質遺伝子、イントロン、およ びゲノム、プラスミドまたはベクターのコドン)からの核酸フラグメントの誘導 を含む。フラグメントは、より大きな二本鎖核酸の制限エンドヌクレアーゼによ る制限消化およびポリメラーゼと核酸鋳型を用いる重合合成のような方法によっ て得ることかできる。ポリヌクレオチドのデノーブ化学合成は、一般に、本題ポ リペプチドをコードする天然のDNA配列が既知のときに好ましく、適切ないず れの方法(例えば周知のホスホトリエステル法またはホスホジエステル法)に述 は本明細書に参考文献として含まれている)。
核酸からのプライマー分子の誘導は、典型的には核酸をクローニングベクターと ともに適切な宿主に導入しくベクターの増殖はクローニングされる核酸の量を増 加させる)、続いてクローニングされた核酸のフラグメントまたはサブフラグメ ントを単離することを含む。核酸フラグメントのサブクローニング技術についト スブリングハーバ−研究所刊、390−401ページ、(1982);米国特許 第4416988号および4403036号(これらの記述は本明細書に参考文 献として含まれている)。
本方法でハイブリダイズされる鋳型核酸配列はいずれの核酸含有サンプルにおい ても用いることができるが、ただしサンプルは、純度および濃度に関して核酸ハ イブリダイゼーション反応に適合する形態である必要がある。7%イブリダイゼ ーンヨンに適した程度に核酸を単離することは一般に既知で、穐々の手段で達成 できる(例えば次の文献を参照〔マニアーテイス(Maniatis)ら、分子 クローニング:実験車マニュアル(Molecular Cloning: A  Laboratory Manual)、コールドスプリングハーバ−研究所 刊、390−401ページ、(1982);オースペル(Ausubel)ら、 分子生物学の今日のプロトコール(Protocols in Mo1ecul ar Biology)、 JohnWiley & 5ons刊、(+987 ))。
ハイブリダイゼーション反応は、プライマーがその相補的核酸鋳型にハイブリダ イズすることができる、予め限定した条件下で実施される。ここで用いられてい る“ハイブリダイゼーション条件′とは、プライマーが鋳型配列とアニールし核 酸二重合体を形成することかできる、インキュベーションの時間、温度およびp Hの指標の一組を指す。そのようなハイブリダイゼーシタン条件は、例えばハイ ブリダイズするプライマーの長さ、プライマーと鋳型との間の相補性の度合しX 、該ポリヌクレオチドのグアノシンおよびシチジン含量、所望するハイブリダイ ゼーションの厳密性およびハイブリダイゼーションの動態に影響を与えつる塩お よび付加的試薬の存在のような因子に左右される。与えられたハイブリダイゼー ション反応混合物についてのハイブリダイゼーション条件の最適化のための方法 は当業界て既知であるが、典型的には、ハイブリダイゼーション条件は、pHを 4から9の間に緩衝させた溶液、温度は18°Cから75“C1好ましくはおよ そ37°Cからおよそ65°C1より好ましくはおよそ54℃、時間は0.5秒 から24時間、好ましくはおよそ2分を含む。
ハイブリダイゼーションは、周知のように均質または非均質形式で実施される。
均質ハイブリダイゼーション反応は完全に溶液中て行われ、そに場合、ハイブリ ダイズされるべきプライマーおよび鋳型配列の両方が溶液中で溶解形で存在する 。
非均質反応は、反応媒体中で不溶性であるマトリックスの使用が必要で、該マト リックスにプライマーまたは鋳型のいずれかが結合されている。さらにまた、c DNA形成、ジデオキシ配列形成、およびブライマーハイブリダイゼーションが 最初の工程であるプライマー伸長反応を用いる他の工程のために、単離mRNA またはウィルスRNAの逆転写が実施される均質ハイブリダイゼーション反応が 意図される。
核酸含有鋳型配列が二本鎖(d s)形である場合、好ましくは、例えばハイブ リダイゼーション反応の前に熱またはアルカリ処理でそれを変性させる。dsD NAの変性は、ノゾブリダイズされるべきプライマーと混合する前に実施するか 、またはプライマーとdsDNAを混合した後に実施することができる。プライ マー自体が二本鎖分子として提供される場合、混合前にそれを変性させるか、ま たは鋳型を含むdsDNAと一緒に変性させることができる。
プライマー伸長反応は適切ないずれの方法を用いても実施できる。好ましくは、 プライマーの過剰分子(ゲノム核酸について、通常10’:I(プライマー二鋳 型))を鋳型鎖を含む緩衝液に混合する。高いモル過剰がこの方法の効率を高め るために好ましい。長さが約20から25ヌクレオチドのポリヌクレオチドブラ イマーについては、典型的な割合は、哺乳類ゲノムDDNA100nから500 ngにつきまたはプラスミド10から501gにつき、50ngから1μgの範 囲、好ましくは250ngである。
デオキシリボヌクレオチドトリホスフェート(dNTP)(dATP、dCTP 、dGTPおよびdTTP)もまたプライマー伸長反応混合物に、プライマー伸 長生成物の合成を支援するために適切な量で混合される。当業者は用いる量を容 易に決定できる。
典型的なプライマー伸長反応では、ハイブリダイゼーション混合物は、約90− 100°C1約1から10分、好ましくは約1から4分加熱される。この加熱時 間後、溶液を室温まで冷却し、プライマー自体壓のハイブリダイゼーションを可 能にする。該冷却混合物に、プライマー伸長反応を誘導または触媒する適切な試 薬を加える。合成反応は、室温から該誘導試薬がもはや効率よく機能できない温 度以上て行うことができる。したがって、例えば誘導試薬としてDNAポリメラ ーゼが用いられる場合、ポリメラーゼが耐熱性でない限り、適切な温度は一般に 約40°Cを越えない。
誘導試薬は、プライマー伸長生成物の合成を達成するいずれの化合物または系で もよい。この目的のための適切な試薬は、例えば大腸菌DNAポリメラーゼI、 大腸菌DNAポリメラーゼIのクレノフフラグメント、T4DNAポリメラーゼ 、T7DNAポリメラーゼ、組換え修飾T7DNAポリメラーゼ、および他のD NAポリメラーゼ、逆転写酵素、並びにプライマー伸長反応を促進する他の酵素 を含む。
耐熱性(熱好性)DNAポリメラーゼは、自動化温度サイクルのPCR形式でそ れらは熱に安定であるという点て特に好ましい。代表的な耐熱性ポリメラーゼr ius)(Bukhrashu山ら、Biochem、Biophys、 Ac ta、1008:102 (+989); Elie らA Biochem、 Biophys、 Actz、 951:261 (+98 8))、テルムス・フイリホルミス(Thermusラプス(Thermus  flavusXMolecular Biology Re5ources:  ミルウォキー、ワイオミング)から単離されたポリメラーゼ、および“ベント” (”Vent“)ポリメラーゼにューイングランドバイオラブ、ビバリー、マサ チューセッツ)である。特に好ましいものはTaqDNAポリメラーゼで、パー キンエルマーシータス(ノーウオーク、コネチカット)、プロメガ(マジソン、 ワイオミング)およびストラタジーン(ラホイヤ、カリフォルニア)を含む種々 のものから入手可能である。
さらに、組換えTaqDNAポリメラーゼであるAm1iTaq慴DNAポリメ ラーゼ(バーキンエルマーシータスから入手可能)も特に好ましい。
PCRは、典型的には以下の工程を反応混合物について反復することによって実 施される: (1)加熱して変性−重鎖鋳型およびプライマーを形成し、(2) 冷却して鋳型にプライマーをハイブリダイズさせ、(3)予め限定した条件を維 持してプライマー伸長生成物を形成させる=特定の核酸配列をPCHによって増 幅させる方法およびシステムは米国特許第4683195号および468320 2号(これらは参考文献として本明細書に含まれる)、並びにPCR技法(PC RTechnology)、エルリッヒ(Erl 1ch)纒、ストックトンプ レス(+989)、ファルーナ(Faloona)ら、λIethods in  Enzymol、 二335 (+987);ポリメラーゼ・チェーン・リア クション、エルリッヒら編、コールドスプリングハーバ−研究室出版(1989 )に記載されている。
増幅核酸生成物の検出には、周知の種々の技術のいずれも用いることができる。
好ましい具体例では、増幅生成物は、分子量を基にゲル電気泳動によって単離さ れ、該単離生成物は核酸に特異的な染色で可視化される。種々の核酸特異的染色 が存在し、電気泳動で単離された核酸を可視化するに適しているが、臭化エチジ ウムが好ましい。
増幅核酸生成物を検出するまた別の方法は、ハイブリダイゼーションによる検出 手段を含むが、これは該増幅生成物にハイブリダイズすることができる標識オリ ゴヌクレオチドプローブを用いる。そのような検出手段の典型は、サザンプロッ ト分析、インビトロ標識ポリリボヌクレオチドプローブを用いるリボヌクレアー ゼ保護分析、および特定のヌクレオチド配列を有する核酸を検出する方法に類の 分子生物学のプロトコール(Current Protocols in Mo 1ecular Biology)、JohnWiley & 5ons、 1 987)。
特定の核酸配列の存在を検出するまた別の方法では、プライマー伸長反応で用い られたデオキシヌクレオチドトリホスフェート(dNTP)が、プライマー伸長 生成物を検出させる標識または指示団を含む。典型的には、そのような標識は、 放射性原子、化学修飾ヌクレオチド塩基などである。適切な放射性標識は’H1 I′CS″Pおよび3sSなどである。
放射性標識dNTPに代わるものは、化学的に修飾され、金属錯塩化剤、ビオチ ン含有基、蛍光化合物などを含むdNTPである。有用な金属錯塩化剤は、蛍光 ランタニド金属およびβ−ジケトネートリガンドによって形成されるランタニド キレート化合物である。ランタニドは核酸に結合し、それによって蛍光ランタニ ド/核酸複合体が形成される(米国特許第4374120号、同4569790 号、並びに国際特許出願公告公報EP139675号およn08?102708 号(これらの記述は本明細書に参考文献どして含まれている)を参照)。
ビオチンまたはアクリジンエステル標識オリゴヌクレオチドおよびポリヌクレオ チドとしてのそれらの使用は既に記載されている(米国特許第4707404号 、国際特許出願公告公報ep212951号および欧州特許出願公告公報876 36号参照)。オリゴヌクレオチドの有用な蛍光マーカーには、フルオレセイン 、ローダミン、テキサス赤、NBDなどが含まれる。
ハイブリダイズしたプローブからハイブリッド非形成標識プローブを単離する技 術は周知であり、典型的には、その化学的特性に基づく一本鎖核酸の二本鎖核酸 からの単離を含む。しばしば、非均質的単離形式が用いられ、その場合ノ)イブ リッド非形成プローブは、不溶性マトリックスに結合した標flDNA二重合体 から洗浄によって単離される。この技術の典型はサザンプロットで、この場合、 マ上記DNAセグメント(外来DNAセグメント)に機能しうるように連結され たベクターを含む組換えDNA分子もまた目的とされる。該組換えDNA分子( DNAtM築物)は、本発明のポリペプチドをコードする本題DNAセグメント の増幅および/または発現を促進することができる。
目的の組換えDNA分子は、天然のPI”またはPI”決定基のアミノ酸残基配 列をコードする前述の単離DNAセグメントを含んでいる。好ましくは、該DN A−1=グメントは、配列番号=2.4.6.8、io、12.14.16.1 8.20.22.24.26および28から成る群から選ばれる。
特に好ましい組換えDNA分子(これは適切な宿主細胞内で形質転換により増殖 することができる)は、PI”決定基のアミノ酸残基配列をコードする配列番号 :10の本題DNAセグメントを含み、さらに、GPIIIaのリーダーアミノ 酸残基配列をコードするヌクレオチド塩基配列を含む。配列番号;20に示すま た別の好ましいDNAセグメントはPIA!決定基をコードする。好ましくは、 該DNA構築物は、本題ポリペプチドをフードする約195から約800塩基対 のヌクレオチド配列を含む。
典型的には、本発明の組換えDNA分子は、上記のPI”またはpIA!決定基 と融合させた免疫学的(ご不活性な”連結ペプチド配列をコードするDNA配列 を含む。この点に関して典型的な配列は、β−ガラクトシダーゼまたはMBP分 子部分をコードする。そのような組換えDNA分子は、読み枠にしたがって目的 DNAセグメントを、β−ガラクトシダーゼまたMBP蛋白もしくはペプチドを コードする遺伝子を含むベクターに挿入することによって得ることができる。
目的の組換えDNA分子(ベクター)は環状化しても直線状にしてもよい。
本発明のまた別の局面は、融合ポリペプチドをコードする前述のDNAセグメン トに、機能しつるように連結された発現ベクターを含む組換えDNA分子に関す る。該ベクター分子は、前述の免疫学的に不活性な蛋白のアミノ酸残基配列に機 能しつるように連結された、前述の天然形plA+またはPI”のアミノ酸残基 配列を含む融合ポリペプチドの増幅および発現を可能にする。
したがって、本題融合ポリペプチドをコードする典型的なベクターは以下を含む : (a)免疫学的に不活性な蛋白(例えばβ−ガラクトシダーゼまたはMBP)の 全体または部分のアミノ酸残基配列を含むアミノ酸残基配列をコードするおよそ 3600ヌクレオチドを含む第一のヌクレオチド配列(これは、この第一のヌク レオチド配列に機能しうるように連結された第二のヌクレオチドを伴う)、およ び: (b)天然のplAIまたはplA!決定基のアミノ酸残基配列を含むGPIT Iaのアミノ酸残基配列をコードする約195から約800ヌクレオチドを含む 第二のヌクレオチド配列。
好ましくは、第二のヌクレオチド配列は約275ヌクレオチドを含む。天然のP I”決定基のアミ人酸残基配列を含む、GPIIIaのアミノ酸残基配列をコー ドするヌクレオチド配列は配列番号:lOに示される。天然のPI”決定基のア ミノ酸残基配列を含む、GPTIIaのアミノ酸残基配列をコードするヌクレオ チド配列は配列番号=20に示される。
目的の組換えDNA分子を形成するために、本発明のDNAセグメントが機能し つるように連結されるベクターの選択は、所望される機能的特性、例えば転写効 率、選択される形質転換宿主細胞内での発現効率、制限部位の位置(例えばPC R生成物がベクターで直接クローニングされる場合)なとに左右される。しかし ながら、本発明のベクターは、少なくとも、本題のポリペプチドをコードするD NAセグメントの複製を指令することができる。
好ましくは、選ばれるベクターは原核細胞レプリコン、すなわち自律的複製およ び形質転換原核宿主細胞内での染色体外組換えDNA分子の維持を指令する能力 を有するDNA配列を含む。そのようなレプリコンは当該技術分野で周知である 。さらに、原核細胞レプリコンを含むベクターはまた、好ましくは、薬剤耐性遺 伝子を含み、それによって、ベクターて形質転換された宿主は容易にスクリーニ ングすることができる。典型的な細菌の薬剤耐性遺伝子は、アンピシリンまたは テトラサイクリンに対する耐性を付与するものである。糖代謝に基づくスクリー ニング手段としてのβ−ガラクトシダーゼの使用もまた、本発明で意図されるも のである。
原核細胞レプリコンを含むベクターは、好ましくは、本題ポリペプチドの遺伝子 の転写を指令することができる原核細胞プロモーターを含む。プロモーターは、 RNAポリメラーゼの結合および、−重鎖DNAのメソセンジャーRNA(mR NA)分子への転写を促進するDNA配列によって形成される発現制御要素(エ レメント)である。細菌宿主に適合したプロモーター配列(例えばtacプロモ ーター)は、典型的には、本発明のDNAセグメントの挿入に好都合な制限部位 を有するプラスミドベクターで提供される。そのようなベクタープラスミドの輿 望は、pUC8、pUC9、pBR322およびpBR329’(バイオラッド ラボラトリーズ(リッチモンド、カリフォルニア)より入手可能);pPL。
pURSpKK223 (ファルマシア(ビス力タウエー、ニュージャージ)よ り入手可能);MAL”c2およびMALTI192 にューイングランドバイ オラブ(ビバリー、マサチューセッツ)より入手可能)、およびλg t 22  (PromegaCorp、、 (マジソン、ライスコンシン)より入手可能 )である。λgt22ベクターか好ましい。
真核細胞に適合する発現ベクター(好ましくはを椎動物細胞に適合するもの)も また、前述の組換えDNA分子を形成するために用いることができる。真核細胞 発現ベクターは当該技術分野で周知であり、幾つかの発売元から入手できる。
典型的には、そのようなベクターは、所望のDNAセグメントの挿入のために好 都合な制限部位を有する。そのようなベクターの典型例は、pSVLおよびpK SV−10(ファルマンア)、pBPV−1pML2d (インターナショナル バイオテクノロジー社)、およびpTDTl (ATCC,f!31255)で ある。真核細胞に適合するベクターで使用する好ましい薬剤耐性マーカーは、ネ オマイシンホスホ本発明の組換えDNAを発現するレトロウィルスベクターもま た本発明が意図するものである。所望のDNA分子を発現させるレトロウィルス ベクターの構築および使用は既に記載されている(ソーブら(Sorgeら、M o1. Ce11. Biol、、 4:1730−37 (+984))の文 献を参照)。
本DNAセグメントを相補的な粘着末端を介してベクターに機能しつるように連 結するために、多くの方法か利用可能である。例えば、相補的なホモポリマー鎖 を挿入されるへきDNAセグメントおよびベクターDNAに付加することができ る。続いて、ベクターおよびDNAセグメントを相補的なホモポリマー付加部の 間で水素結合によってハイブリダイズさせ、組換え二重合体DNA分子を形成す る。また別に、1つまたは1つ以上の制限部位を含む合成リンカ−を用い、本D NAセグメントをベクターに会合させることができる。
DNAセグメントをエンドヌクレアーゼ制限消化で調製するときは、突出3゜一 本鎖末端を除去し、さらに後退した3′末端を充填するDNAポリメラーゼで処 理して、それによって平滑端を有するDNAセグメントを生成することができる 。平滑端DNAセグメントを、例えばバタテリオファージT4DNAリガーゼ( これは平tf!l端DNA分子の連結を触媒することができる)のような酵素の 存在下で、極めて過剰モルのリンカ−分子とともにインキュベートする。したが って、この反応生成物は、その中に制限部位を有するリンカ−配列に末端で共有 結合したDNAセグメントである。続いて、これらのDNAセグメントの制限部 位は適切な制限酵素で切断さね、この切断されたDNAセグメントの末端と適合 する末端を有する発現ベクターに該セグメントは連結される。種々の制限エンド ヌクレアーゼ部位を含む合成リンカ−は、インターナショナルバイオテクノロジ ー社にューヘブン、コネチカット)を含む多数の発売元から市販されている。
E、形質転換および精製 また、本発明で意図するものは、前述のDNAセグメントを含む前述の組換えD NA分子で安定的に形質転換された細胞である。宿主細胞は、原核細胞でも真核 細胞でもいずれでもよい。好ましい原核宿主細胞は大腸菌、例えば大腸菌Y10 90(rつ株、Y1089(r−)株またはLE392株(プロメガより入手可 能)である。好ましい真核宿主細胞は、麦酒酵母菌(S、 cerivisia e)のような酵母菌および哺乳類細胞、好ましくはを椎動物細胞(例えばマウス 、ラット、ヤギまたは霊長類細胞株からの細胞)、例えばチャイニーズハムスタ ー卵巣(CHO)細胞を含む。
本発明の組換えDNA分子による適切な宿主細胞(例えば大腸菌Y1090株) の形質転換は、用いられるベクターの種類に例によって依存する周知の方法によ って達成される。原核細胞の形質転換に関しては、マニアーティスらの文献バー バー、ニューヨーク(1982))を参照し、を椎動物細胞のレトロウィルス首 尾よ(形質転換された細胞(すなわち本発明の組換えDNA分子で安定的に形質 転換された細胞)は、周知の技術で同定することができる。例えば、安定的に形 質転換された細胞はクローニングさね、単クローン性のコロニーを生じる。
これらのコロニーからの細胞を採集して溶解し、そのDNA内容物を所望のDN Aセグメントの存在について、サザン(Southern、 J、 1Jo1.  Biol、、 98:503(1975))によって記載されたような方法を 用いて調べる。
所望のDNAセグメントの存在の直接分析に加え、形質転換の成功は、形質転換 細胞が前述のポリペプチドを発現しているときは、周知の免疫学的方法で確認す ることができる。この方法では、形質転換されていると思われる細胞サンプルを 、該ポリペプチドを発現するために十分な時間、適切な栄養培地中で培養を続け る。これらの細胞を採集し、目的のポリペプチドと免疫的に反応する(特異的に 結合する)抗体を用い所望の抗原性について調べる。
本発明でまた意図されるものは、安定的に形質転換された宿主細胞培養である。
形質転換宿主細胞の培養に有用な栄養培地は当該技術分野で周知であり、幾つか の販売元から得ることができる。哺乳類宿主細胞を用いるときは、“血清非含有 ”培地を使用するのが好ましい。
一旦安定的に形質転換された宿主細胞が識別されると、これらの細胞は、該ポリ ペプチドを発現させるために十分な時間、適切な培養条件下でこれらの細胞を維 持(培養)することによって、目的のポリペプチドを発現(調製)するための方 法に使用することができる。発現されたポリペプチドは、好ましくは培養細胞か ら単離(回収)される。
培養から発現蛋白を回収する方法は、当該技術分野で周知である。例えば、ゲル ろ過、ゲルクロマトグラフィー、限外ろ過、電気泳動、イオン交換、アフィニテ ィークロマトグラフィーおよび関連技術が、培養から発現蛋白を単離するために 用いることができる。さらに、免疫化学的方法(例えば免疫親和性、免疫吸着な ど)を、本明細書で述べる方法によって例証するように周知の方法を用いて実施 することができる。
F、抗体および接種物 本発明の単離ポリペプチドは、天然のGPIIIaPI”またはplA!決定基 と免疫的に反応する抗体の調製のための免疫原として用いることができる。本発 明の単離ポリペプチドは、天然のGPIIIaPl”およびPI”と実質的に同 じ一次、二次および三次構造を有するので、産生された抗体は、該単離抗体およ び天然のPI”またはPI”抗原決定基の1つの両方と反応する(ただし決定基 のもう一方とは反応しない)。
本発明の抗体は、典型的には本発明のポリペプチドを含む接種物で宿主哺乳動物 を免疫し、抗体が生じるために十分な期間該宿主を維持し、それによって天然の GPIIIaPl”またはplA!決定基について免疫特異性を有する哺乳類の 抗体分子を誘発することによって製造される。続いて、抗体分子を該哺乳類から 採集し、周知の技術、例えばDEAEセファデックスを用いてIgG分画を得る ことによって所望の程度まで単離する。
゛接種物”という言葉は、天然のGPIIIaPI”またはPI”決定基と免疫 的に反応する抗体の調製のために用いる活性成分として、免疫原となりうる量の 本発明の単独ポリペプチドまたは融合ポリペプチドとして含有する組成物水溶液 を指すために本明細書では用いられている。接種物はしばしば抗体誘発促進のた めにアジュバントを含む。
天然のGP T I TaP I”決定基に対して免疫特異性を有する抗体分子 を製造するために接種物に使用される、適切な本発明の単離ポリペプチドまたは 融合ポリペプチドは以下に記載するようなものであり、それらは配列番号:3. 7.11.13.15.17および19のアミノ酸配列を含む。特に好ましい単 離ポリペプチドは、配列番号ニアおよび配列番号:11のアミノ酸残基配列を含 む。
天然のGPIIIaPIA2決定基に対して免疫特異性を有する抗体分子を製造 するために接種物に使用される、適切な本発明の単離ポリペプチドまたは融合ポ リペプチドは以下に記載するようなものであり、それらは配列番号・5.9.2 1.23.25.27および29のアミノ酸配列を含む。特に好ましい単離ポリ ペプチドは、配列番号・9および配列番号=21のアミノ酸残基配列を含む。
上記の抗体組成物はオリゴクローン性である。
天然のGPIIIaPI”またはPI”決定基の一方のみと免疫的に反応するが 、他のGPIIIaまたは他の決定基、例えば融合ポリペプチドの他の部分の決 定基とは免疫的に反応しない抗体分子を製造するために、免疫吸着法を用い、望 ましくない免疫特異性を除去する。
免疫特異性を除去するための免疫吸着法は一般に周知で、典型的には先ず第一に 所望の抗体分子を含む組成物を、天然のGPTIIaP1^1またはP1^雪決 定基含有ポリペプチドの一方または他方を結合させた固相と接触させ、免疫吸着 混合物を形成させることを含む。該ポリペプチドは、好ましくはGPIIIaの 1から65のアミノ酸残基のただ1つを含み、その結果他のGPIIIaエピト ープとの交叉反応を最小にする。
該免疫吸着混合物を免疫反応条件下で、免疫複合体が固相で形成される(すなわ ち固相結合免疫複合体が形成される)ために十分な時間維持する。その後、液相 と固相を単離し、固相に免疫吸着された所望の抗体分子を有する固相を保有する 。続いて、該免疫複合体の結合抗体を標準的な技術で該複合体から単離する。
固相に結合させた他方のPIA抗原を用いて上記の単離を繰り返せば、一方の決 定基と反応するが他方とは反応しない抗体が液相で提供される。
好ましい抗体分子はオリゴクローン抗体、すなわち抗原上の限定された数のエピ トープと免疫的に反応する抗体である。好ましいオリゴクローン抗体組成物は、 天然のCPIITa分子のアミノ末端の65アミノ酸のエピトープ、すなわちP I”またはplA2決定基の一方または他方と免疫的に反応する。そのようなオ リゴクローン抗体は、上記の免疫吸着技術を用いて、または前述のPIA決定基 含有ポリペプチドまたは融合ポリペプチドの1つで免疫することによって調製で きる。
天然のPIA決定基に対する単クローン抗体(Mab)もまた本発明で意図され るものである。“単クローン抗体組成物”という言葉は、特定の抗原と免疫的に 反応することができるただ1種の抗体結合部位を存する抗体分子の集団をいう。
したがって本Ma bMi成物は、典型的には、それが免疫的に反応するいずれ の抗原についてもただ1つの結合親和性を存する。本発明のMabは、典型的に は、ただ1種の抗体分子を分泌(生成)する単一細胞クローン(ハイブリドーマ と呼ばれる)によって産生された抗体を含む。ハイブリドーマ細胞は、抗体産生 細胞とミエローマまたは他の自律永続細胞株とを融合させることによって形成さ れる。
そのような抗体は、最初コーラ−とミルシュタインによって記載された(Koh ler& !Jilstein、Nature、 256:495−497 ( +975)、その記述は本明細書に参考文献として含まれる)。単クローン抗体 調製についてのより最近の記載は米国特許第4818678号に見出されるが、 その記述はまた本明細書に参考文献として含まれる。
そのように調製したハイブリドーマまたは他の細胞(下記)上清を、天然のGP IIIaPI”およびGPITIaPI”決定基の両方、例えば抗体産生宿主細 胞を誘発するために接種物において使用した単離ポリペプチドとの免疫反応性に ついてスクリーニングすることができる。一方の決定基とは免疫的に反応するが 他方とは反応しない抗体を分泌する1つまたは1つ以上のハイブリドーマまたは 他の細胞株を、例えばクローニングによって永続させる。
単クローン抗体はまた、キメラ抗体を製造する技術分野で習熟した者にとって周 知の方法によって製造できる。これらの方法は、免疫グロブリンの可変領域(免 疫グロブリン軽鎖の可変領域を構成する可変領域の一部分および免疫グロブリン 重鎮の可変領域を構成する可変領域の一部分の両方を含む)の全体または一部分 をコードする核酸の単離、高等操作および発現を含む。可変領域コード核酸の単 離、操作並びに原核細胞および真核細胞でのその発現は以下の文献に記載されて いる二口ビンソン(Robinson)ら、国際特許公開公報WO391009 9号:ウィンター(Winter)ら、欧州特許出願公告公報IE239400 号:リーディング(Reading)米国特許第4714681号:キャビン− (Cabilly)ら、欧州特許出願公告公報第125023号3833−38 37 (+989)。典型的には、該核酸は、予め選択された抗原(リガンド) に結合する免疫グロブリンの可変領域の全体または一部分をコードする。そのよ うな核酸の起源は当業者にとって周知であるが、例えば、予め選択された抗原と 結合する単クローン抗体を産生ずるハイブリドーマから得ることができ、また予 め選択した抗原を複数の免疫グロブリン可変領域をコードする発現ライブラリー をスクリーニングするために、したがって核酸を単離するために用いることもで きる。
本発明でまた意図されるものは、本発明の単クローン抗体を産生ずるハイブリド ーマ細胞およびハイブリドーマ細胞を含む培養である。
そのように産生される抗体は、とりわけ、体サンプル中の血小板の型分けまたは 血液サンプルのスクリーニングのために本発明の方法およびシステムで用いるこ とができる。
活性成分としてペプチドを含む接種物の調製は当該技術分野でよく理解されてい る。典型的には、そのような接種物は、注射できるように(溶液または懸濁液の いずれかのような)調製される。注射の前にIllに溶解または懸濁させるため に適した固体形もまた調製できる。該調製物はまた乳化物であってもよい。
周知のように、免疫原活性成分は、医薬的に許容され、さらに該活性成分と適合 する水性賦形剤に溶解、懸濁または混合される。“医薬的に許容される”または “生理学的に耐えつる”という語は、宿主の哺乳類に投与したとき、典型的には アレルギーまたは同様な不利な反応を生じない分子物質および組成物を指す。
適切な賦形剤は、目的とする使用に左右されるが広範囲の形態をとることができ 、例えば食塩を含む水溶液、燐酸緩衝食塩水(PBS)、デキストロース、グリ セロール、エタノールおよびその組み合わせである。さらに所望の場合は、該接 種物は少量の補助物質、例えば湿潤もしくは乳化剤、pH緩衝剤、鉱物油、担体 または接種物の有効性を強化するアジュバントを含むことができる。好ましい具 体例は、活性成分として少なくともおよそ0.01%からおよそ99%の本発明 の単離ポリペプチドまたは融合ポリペプチドを、典型的には賦形剤1ミリリツト ル(ml)につき10から200μgの活性成分の濃度で含む。
接種物はまた、免疫される哺乳動物の免疫反応の発生を促進させる抗原性担体に 連結させた本発明の単離ポリペプチドまたは融合ポリペプチドを含むことができ る。有用な担体は当該技術分野で周知で、一般には蛋白自体である。そのような 担体の典型例は、キーホールリンペットのヘモシアニン、エデスチン、チログロ ブリン、アルブミン(例えばウシ血清アルブミン(BSA)またはヒト血清アル ブミン(H3A) )、赤血球細胞(例えばヒツジ赤血球(SRBC)) 、破 傷風トキソイド、コレラトキソイドの他、ポリアミノ酸(例えばポリ(D−リジ ン・D−グルタミン酸))などである。
1つまたは1つ以上のアミノ酸残基を、それがポリペプチド上に予め存在しない 場合は、該ポリペプチドのアミノまたはカルボキシ末端に付加して、担体へのポ リペプチドの結合を助長させることができる。該ペプチドのアミノまたはカルボ キシ末端に付加されたシスティン残基は、ジスルフィド結合を介してポリマーを 形成するために特に有用である。しかしながら、結合物を調製するために当該技 術分野で周知の他の方法もまた用いることができる。典型的な付加連結方法は、 マイケル付加反応生成物、ゲルタールアルデヒドのようなジアルデヒドCKl  1psteinら、J、 Infect、 Dis、、147:318−326  (1983))などの使用、または、担体にアミド結合を形成するために水溶 性カルボジイミドを使用する場合のようなカルボジイミド技術の使用を含む。
また当該技術分野で周知のように、単離ポリペプチドを仲介連結基の手段によっ てその担体に結合させることはしばしば利点を有する。上記に述べたように、ゲ ルタールアルデヒドはそのような連結基の1つである。しかしながら、システさ らに、MBSは、エステル−アミド交換反応によって担体にまず付加することが できる。その後、この付加に続いて、ブロックされたメルカプト基(例えばチオ ール酢酸、CH,C03H)をマレイミドニ重結合を越えて付加させることかで きる。該アシル遮断基の切断後、ジスルフィド結合は脱遮断連結基メルカプタン と該蛋白のシスティン残基のメルカプタンとの間で形成される。
抗原性担体は、免疫反応を高めまたは支援するため(免疫相乗作用)、または担 体と一体となった接種物を使用することによって免疫反応のタイプを指令するた めに用いることができる。例えば以下の記載を参照のこと二ミリッヒ(Mili ch)ら、米国特許第4599231号、4599230号および468313 6号並びにソーントン(Thornton)ら、米国特許第4818527号お よび4882145号。
免疫相乗作用の他の手段は、リボゾームおよび免疫刺激複合体(ISCOM)粒 子の使用を含む。リボゾームの類のない多目的性はそのサイズ調整能、表面特性 、脂質組成およびそれらが抗原を収容する方法にある。リボゾーム形成方法は当 業界で既知である。例えば以下の文献を参照のことニブレスコツト(Presc ott)編、細胞生物学における方法(Methods in Ce1l Bi ology)、14巻、アカデミツクプレ入ニューヨーク、(+976) 33 ページから)。lSC0M粒子では、ケージ様マトリックスがQu i IA  (南アメリカの樹木の樹皮より抽出)で構成される。このマトリックスの表面と の疎水性相互反応によって付加された抗原性蛋白またはペプチドによって強力な 免疫反応が惹起される。
担体の選択は、免疫原の決定基部分より該免疫原の全体的な使用により依存し、 さらに本発明に必ずしも含まれない基準に基づく。例えば、接種物は哺乳類宿主 に使用されるので、周知のように、特定の哺乳類で不利な反応を生じない担体が 選択される。
接種物は、慣用的に非経口的(注射による)に、例えば皮下または筋肉内に投与 される。他の投与態様に適したまた別の製剤は、座薬および、いくつかの事例で は経口製剤を含む。座薬については、慣用的な結合剤および担体は、例えばポリ アルキレングリコールまたはトリグリセリッドを含むことができ、そのような座 薬は、0.5%から10%、好ましくは1−2%の範囲で活性成分を含む混合物 から形成できる。経口製剤は、例えば、医薬品等級のマンニトール、ラクトース 、澱粉、ステアリン酸マグネシウム、サッカリンナトリウム、セルロース、炭酸 マグネシウムなどのような通常用いられる賦形剤を含む。該組成物は、溶液、懸 濁物、錠剤、ピル、カプセル、徐放性製剤または粉末の形態をとり、10−95 %、好ましくは25−70%の活性成分を含むことができる。
本発明の単離ポリペプチドは、中性形または塩として接種物に製剤化できる。
医薬的に許容できる塩は酸付加塩(該蛋白または抗原の遊離アミノ基とともに形 成される)を含むが、これらは、無機酸(例えば塩酸または燐酸)または酢酸、 蓚酸、酒石酸、マンデル酸などの有機酸で生成される。遊離カルボキシル基とと もに生成される塩はまた、無機塩基(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム 、水酸化アンモニウム、水酸化カルシウムまたは水酸化第二鉄)およびイソプロ ピルアミン、トリメチルアミン、ヒスチジン、プロケインなどの有機塩基から調 製できる。
該接種物は調剤形に適合した態様で、抗体産生免疫反応を誘発するために免疫原 性を有しさらに効果的であるような量で投与される。所望の結果を達成するため に投与されるべき接種物の分量は専門化の判定に左右され、さらに個々の哺乳類 宿主に特育であるが、実験的宿主(例えばマウス、ラット、ウサギ、ヤギなど) については周知である。
接種物はまた、賦形剤の一部分として前述のようにアジュバントを含むことがで きる。実験動物で使用されるフロイントの完全アジュバント(CFA)、フロイ ントの不完全アジュバント(IFA)は、当該技術分野で周知である。明欝のよ うな医薬的に許容できるアジュバントもまた使用できる。したがって、典型的な 接種物は、約0.5mgから約2.5mgの明着、または0. 1%から1%の AI (OH)3に吸着させた本発明の単離ポリペプチドの約50から200μ gを含む1mlの燐酸緩衝食塩水(PBS)を含む。好ましい接種物は、2.5 mgの明容担体に吸着させた100μgのポリペプチドを含む1mIPBSを含 む。
該接種物の投与後、該接種物を与えられた哺乳類宿主は、該哺乳類の免疫系が免 疫学的に反応するために十分な時間、典型的には周知のように2から8週間のす 一ダーでPIA含有免疫原と免疫的に反応する抗体の産生まで維持される。
本発明の単離ポリペプチド、融合ポリペプチド、および本発明の天然のCPll laPl”またはPI”決定基と免疫的に反応する抗体は、血小板の型分けおよ び天然のGPIITaPI”またはPI”決定基と免疫的に反応する抗体の検出 のための診断方法および系に、後述のように用いることができる。
G4診断方法 天然のGPITIaPI”またはPi”決定基の1つと免疫学的に反応するが他 方とは反応しない抗体を検出する方法、および血小板を型分けする方法も本発明 の目的である。
血小板摩分は方法は、天然のGPIIIaPI”またはPI”決定基の一方また は他方を発現している血小板の性状を知るために用いられる。この方法は、供与 者および受容者の血液をスクリーニングし、したがって血小板不適合の問題が発 生する前にそれを明らかにするために(その結果FTPのような状態を避けるこ とができる)用いることができる。
さらに、血小板製分は方法および、天然のGPIIIaPl”またはplAfi 決定基と免疫学的に反応する抗体を検出する方法は、NΔITの場合のような出 生時および妊娠中の血小板不適合の可能性を明らかにするために、予想される両 親の血小板および血液を検査するために用いることができる。
したがって、ある具体例では、本発明は特異的GPIIIaPIAの存在を検出 する方法を目的とする。天然のCPlllaPl”決定基と免疫学的に反応する 抗体の存在を患者で検出するために、抗体を含存する体サンプル、好ましくは体 液サンプル(例えば患者の血液、血漿、血清、尿または唾液)を生物学的分析条 件下で、天然のGPIIIa蛋白PI”またはplA!決定基を発現し、GPI IIa蛋白配列の約65から約266アミノ酸残基をその中に含み、さらに配列 番号:lのアミノ酸残基を包含する単離ポリペプチドまたは融合ポリペプチドで ある抗原と混合し、免疫反応混合物水溶液をつくる。この混合物を生物学的分析 条件下で、抗体および抗原との間の免疫反応生成物(免疫複合体)の生成を可能 にするために十分な時間維持する。続いて、複合体の存在、および好ましくは量 を本明細書で述べるように検出することができる。複合体の存在は、天然のCP lllaPl”またはplA11決定基と免疫的に反応する抗体を示唆する。
好ましくは、PI”決定基に対する抗体の検出のために、この方法で用いられる 抗原は、配列番号=3、配列番号=7、配列番号:11.配列番号:13、配列 番号:15、配列番号・17、配列番号:19および、β−ガラクトシダーゼの カルボキシ末端に機能しうるように連結された配列番号;7から成る群から選ば れる。上記の方法で天然のCPlllaPl”決定基と免疫的に反応する抗体の 存在を検出するために、好ましく用いられる抗原は、配列番号:5、配列番号、 9、配列番号:21、配列番号:23、配列番号・25、配列番号:27、配列 番号:29および、β−ガラクトシダーゼのカルボキシ末端に機能しつるように 連結された配列番号=9から成る群から選ばれる。
好ましい具体例では、単離ポリペプチドまたは融合ポリペプチドと患者の抗体と の間で形成される免疫反応生成物の存在は、下記に極めて詳細に考察する特異的 結合試薬を用いて検出される。標識した特異的結合試薬は、ここに記載するよう に特異的結合試薬および1mを含む。
例えば、まず免疫反応生成物を、標識した特異的結合試薬と混合して標識混合物 をつくる。続いてこの標識混合物を、存在する免疫反応生成物が、標識された特 異的結合試薬と結合し標識生成物を形成するために十分な時間、特異的結合に適 した条件下で維持する。続いて、形成された標識生成物の存在、および好ましく は量が検出され、免疫反応生成物の存在または量が示される。
好ましい具体例では、本発明の方法は、ここで開示される系のように、免疫複合 体が固相で形成され、検出される態様で実施される。
したがって、好ましい診断方法では、単離ポリペプチドまたは融合ポリペプチド は、固体マトリックスに結合され、固相を形成する。固体マトリックスへの固定 方法は、当該技術分野で周知である。そのような方法は、吸着(これが好ましい )、該複合体に対する第二の抗体の使用(例えば該ポリペプチドに含まれるGP TIIaのまた別の部分に対する抗体または、β−ガラクトシダーゼまたはその 一部分が目的のポリペプチドに融合されている場合は、β−ガラクトシダーゼに 対する抗体)を含む。共有結合による固定もまた意図される。特異的固体マトリ ックスは以下で極めて詳細に考察する。
特異的結合試薬が、該単離ポリペプチドと固相で免疫複合体を形成した抗体と複 合体を形成することができる蛋白Aまたは抗ヒトIg(例えばIgGまたはIg M)であることはさらに好ましい。最も好ましいものは、標識された特異的結合 試薬の使用で、この場合、fftaは放射性同位元素、酵素、ビオチンまたは蛍 光マーカー(例えばランタニド)である。
この固相の具体例では、前述の組換え融合ポリペプチドを使用することが特に好 ましい。また別の好ましい診断方法では、本発明の単離ポリペプチドまたは融合 ポリペプチドを前述のように固体マトリックスに固定し、さらに、該生物学的サ ンプルの希釈物を免疫複合体形成工程に付すが、この工程では、該固形支持体と 生物学的サンプルの希釈物を接触させ、固相結合免疫複合体が形成されるために 十分な時間、生物学的分析条件下で該接触を維持し、該固相および液相を単離し て非結合物質を除去する。生物学的サンプルに存在する抗体は複数の結合手をも つので、続いて加えられる標識ポリペプチドまたは融合ポリペプチドは、固相ポ リペプチドと可溶性標識分子との間でブリッジとして作用するサンプルの抗体に よって該固相に付着する。固相における標識の存在は、サンプル中の特異的抗体 の存在、好ましくは量を示す。当業者は希釈の範囲を決定し、それによって固相 における標識抗原の濃度を決定することができる。
該生物学的サンプルを固相と接触させる前または同時に、生物学的サンプルおよ び本発明の単離ポリペプチドを混合し、二価または多価の特異的抗体の架橋特性 を利用して三重子複合体を固相上で形成させることができる。特に有用な標識と して、本発明のビオチン化ポリペプチドがff識抗原が可能である。これによっ て酵素−ストレプトアビジンまたは酵素−アビジン複合体の添加とそれに続く適 切な基質の添加によるその後の検出が可能になる。セイヨウワサビペルオキシダ ーゼ、アルカリホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼまたはウレアーゼのよう な酵素がしばしば用いられるが、これらおよび他のものは幾つかの適切な基質と ともに市販されている。形成された複合体の直接検出を可能にするマーカーを用 いる好ましい標識は、放射性同位元素(例えばヨウ素)またはユーロピウムのよ うなランタニドキレートを含む。別の具体例では、本発明は、以下の工程を含む 血小板の型分は方法を目的とする: (a)水溶液中で供与者の血小板を、GPIIIaPl”およびPI”決定基の 一方または他方と免疫的に反応するが両方とは反応しない抗体と前述のように混 合し、免疫反応混合物水溶液を形成し;(b)これらの混合された抗体が免疫的 に反応し、免疫反応生成物を形成するために十分な時間、生物学的分析条件下で 該免疫反応混合物を維持し;さらに;(C)当該免疫反応生成物の存在を検出し 、それによって、GPIIIaPl”またはPIA′決定基の一方または他方の 存在並びに血小板型を検出する。 この分析で用いられる抗体は血小板供与者の 種板外の動物種由来であることが好ましい。したがって、例えば該抗体はマウス 、ラット、ウサギ、ヤギ、ウマなどから産生ずることができる。このように、混 合された抗体と血小板との間の免疫反応の存在は、前述のように酵素または放射 性元素のような標識を含む種特異的抗−抗体とのさらに別の免疫反応によって検 出される。
より好ましくは、混合される抗GPTIIaP1”またはPi”決定基抗体は、 ここで考察するようにそれ自体の標識を含み、それによって、また別の免疫反応 は必要とされない。最も好ましくは、これらの抗PIA抗体は単クローン抗体で 、アルカリホスファターゼまたはセイヨウワサビペルオキシダーゼのような酵素 標識を含む。
好ましい具体例では、この方法で用いられる抗体は、GPITIaPl”決定基 と免疫的に反応し、GPTIIaPl”決定基とは反応しない。
また別の好ましい具体例では、この方法で用いられる抗体は、GPIITaPI A!と免疫的に反応し、GPIIIaPl”決定基とは反応しない。
好ましくは、両方の具体例で用いられる抗体は単クローン抗体である。
血小板型分は方法もまた本発明内に含まれる。前述のように、この血小板型分は 方法では、種々の周知の非均質的および均質的なプロトコールを用いることがで きる。好ましくは、供与者からの血小板含有体サンプルは、抗PI”またはPI A′抗体と水性組成物中で混合され、免疫反応混合物を形成する。
上記で形成された免疫反応混合物は、該抗体が血小板上のそれらの抗原と免疫的 に反応するために十分な時間、生物学的分析条件下で維持される。免疫複合検察 されるいずれの手段によっても検出できる。
前述の免疫反応が生じる維持時間は、周知のように広範囲に変えることができる 。典型的には、維持時間は約1分から約2時間の範囲で、典型的に用いられるの は約30から約90分である。
抗体分子は、無傷の抗体またはその結合部位含有(パラトープ含有)部分を含む 。典型的なバラトープ含有部分は、周知のようにFab、 F (ab’ )* およびF、部分である。さらに、抗体のFe部分が存在する場合は、この部分は 、バラーブ含有部分とは異なる動物に固存のアミノ酸残基配列を存する。例えば 、周知のようにヒトのF1部分は、遺伝子工学技術を施した場合のように、マウ スの結合部位を含む部分とともに存在させることが可能である。
本分析方法で用いられる“生物学的分析条件′は、分析されるサンプルの他、こ の分析で用いる抗体およびポリペプチドの生物学的活性を維持するために選択さ れる。典型的に許容される“生物学的分析条件”は、約4°Cから約45°Cの 範囲、好ましくは約37℃の温度:pH値は約5から約9の範囲、好ましくは約 7、さらに、イオン強度は蒸留水のそれから約IMの塩化ナトリウムのそわ、好 ましくは生理学的食塩水のそれを含む。そのような条件を最適化する方法は当業 者にとり既知である。
目的分析で形成される免疫複合体の存在または量を決定する態様は、該免疫複合 体を識別するために望ましい方法によって左右される。例えば、該分析で用いら れる抗体は血小板との免疫複合体の形成前または形成後に標識することができる 。該標識免疫複合体は、それぞれの標識の検出に適した方法、例えば放射性標識 が用いられているときは放射能検出によって、蛍光物が用いられているときは蛍 光検出によって、ビオチン標識が用いられているときはアビジンとの反応によっ て、酵素標識が用いられているときは酵素基質の検出生成物への変換によるなど して定量化できる。また別に、未標識免疫複合体は、該免疫複合体と標識された 物質(これは免疫複合体と特異的に反応するもので、例えば標識抗−抗体である )との間の免疫反応生成物の形成によって検出することができる。それによって 標識は分析されるべき免疫複合体に付着し、これは検出を容易にすることができ る。
H0診断系 キット形の診断系は、ここに記載する方法にしたがって少なくとも1回の分析に 十分な量の中に、本発明の単離ポリペプチドもしくは融合ポリペプチド、または 天然のGPITIaPI”もしくはPIAt決定基と免疫的に反応する本発明の 抗体を別々に梱包した試薬として含む。典型的には梱包された試薬の使用につい ての指示もまた含まれる。
“使用についての指示”は典型的には試薬の濃度または少なくとも1種類の分析 方法のパラメーター(例えば、混合されるべき試薬およびサンプルの相対量、試 薬/サンプル混合物の維持時間、温度、緩衝液の条件など)を記載する重要な表 示を含む。
好ましい具体例では、本発明の診断系はさらに標識または、上記の方法で調製さ れた免疫反応生成物の形成を示すことができる表示手段を含む。
本明細書で用いられるように、“標識”および“表示手段“という用語は、複合 体の存在を示すための検出可能なシグナルの産生に直接的または間接的に含まれ る単一原子または分子を指す。いずれの標識または表示手段も抗体のような試薬 物質、ポリペプチドまたは融合ポリペプチドに連結または取り込ませることがで きるが、また別々に用いることもできる。さらにこれらの原子または分子はまた 別の試薬と連係させて用いてもよい。そのような標識は、それ自体臨床診断化学 の分野で周知であるが、それらが別に新規な蛋白、方法および/または系を利用 する限り本発明の部分を構成する。
該標識は、抗体または抗原を変性させることなくそれらと化学的に結合し、有用 な免疫蛍光トレーサーであるフルオロクロム(染料)を形成することができる蛍 光標識剤でもよい。適切な蛍光標識剤は、フルオレセインイソシアネーh(FT C)、フルオレセインイソチオシアナイト(FITC)、5−ジメチルアミン− 1−ナフタレンスルホニルクロリド(DANSC)、テトラメチルローダミンイ ソチオシアネート(TRITC)、リサミン、ローダミン8200スルホニルク ロリド(RB200SC)、キレート−ランタニド結合物(例えばEu5Tb、 Sm)などである。免疫蛍光分析技術についての記載は以下の文献で見出される :デルカ(DeLuca)、“免疫蛍光分析” (’ [mmunofluor escence Analysis”)、手段としての抗体(Antibody  as a Tool)より、Marchalonisら纒、John Wil ey &5ons、 Ltd、、 189−231ページ(+982)(本明細 書には参考文献として含まれる))。
好ましい具体例では、該標識は酵素、例えばセイヨウワサビペルオキシダーゼ( HRP)(本明細書で実例として用いられている)、グルコースオキシダーゼ、 アルカリホスファターゼなどである。主たる標識がHRPまたはグルコースオキ シダーゼのような酵素である場合、さらに別の試薬が、抗体−抗原複合体(免疫 反応物)が形成された事実を可視化させるために要求される。HRPのためのそ のような付加試薬は過酸化水素および酸化染料前駆体(例えばジアミノベンジン )を含む。HRPについて有用な付加試薬は、2,2゛ −アジノビス(3−エ チルベンゾチアプリン−6−スルホン酸)(ABTS)である。
放射性元素はまた標識剤として有用である。典型的な放射性標識剤は、ガンマ線 放射を起こす放射性元素である。それ自体でガンマ線を放出する、例えばHA  l、+t$ 1. HI L 4+ 1および@l Crのような元素は、ガン マ線放射性元素表示群の1つの種類を代表する。特に好ましいものはI″sIで ある。有用な標識手段のまた別の群は、それ自体陽電子を放出する、例えばII C,ImF、 Is□およびIffNのような元素である。そのように放出され た陽電子は、動物の体内に存在する電子に衝突するときガンマ線を放出する。ま た有用なものは、ベータ線放出物質で、例えばII+インジウム、tH,ff1 S、+40またはllpである。
また別の標識が当該技術分野で既に記載されており、本発明の診断系での使用に 適している。例えば、分子対の間で見出される特異的な親和性を用いることがで きるが、その場合1つは特異的な結合剤に固定された標識として、他方は標識の 存在を検出する手段として用いられる。典型的な分子対は、ビオチン:アビジン (この場合ビオチンは標識である)およびペルオキシダーゼ:抗ペルオキシダー ゼ(PAP)(この場合ペルオキシダーゼは標識である)である。
標識の連結、すなわちポリペプチドおよび蛋白の標識は当該技術分野で周知であ る。例えば、ハイブリドーマによって産生される抗体分子は、培養液中の成分と して提供される、放射性同位元素を含有するアミノ酸の代謝的取り込みによって 標識される。例えばガルファーらの文献(Galfreら、Meth、 Enz ymol、、 73:3−46 (1981))を参照のこと。活性化官能基を 介する蛋白の共役またはカップリングの技術は特に応用できる。例えば以下の文 献を参照のこと:オーラメアス診断系はまた、好ましくは別々の容器として、特 異的な結合剤を含むことができる。゛特異的結合剤”は、試薬と選択的に結合す る分子物質で、本発明の生成物と順序にしたがって反応するが、それ自体は本発 明の蛋白発現生成物ではない。
典型的な特異的結合剤は抗体分子、例えば抗ヒトIgGもしくは抗ヒトIgM、 補体蛋白もしくはそのフラグメント、蛋白Aなどである。好ましくは、特異的結 合剤は、これらの抗体が免疫反応生成物または免疫複合体の一部分として存在す るとき、天然のGPIIIaPI”またはPI”決定基と免疫的に反応する抗体 と結合することができる。
好ましい具体例では、該特異的結合剤は標識される。しがし、該診断系が標識さ れていない特異的結合剤を含む場合、典型的には、該結合剤は増幅手段または試 薬として用いられる。これらの具体例では、標識された特異的結合剤は、増幅手 段が試薬物質含有複合体と結合するとき、該増幅手段に特異的に結合する。
本発明の診断キットは、例えば、”ELISA”形式で前述の方法において用い られ、体液サンプル(例えば血清、血漿または唾液)中の抗体の存在または量を 検出することができる。”ELISA″は、サンプル中に存在する抗原または抗 体の量を検出または定量するために、固相に結合させた抗体または抗原および酵 素抗原または酵素抗体共役物を用いる酵素結合免疫吸着分析を指す。ELISメ ディカルパブリケーション、ロサンジェルス、カリフォルニア(1982))  ;米国特許第3654090号、3850752号、4016043号(これら は全て本明細書に参考文献として含まれる)。
したがって好ましい具体例では、前述のように本発明の天然のGPIIIaPI AIまたはPI”決定基と免疫的に反応する目的の単離ポリペプチド、融合ポリ ペプチドまたは抗体は、固形支持体を形成するために固体マトリックスに固定す ることができ、これは本題診断系に別々に梱包される。
有用な固体マトリックスは当該技術分野で周知である。そのような物質は、架橋 デキストラン(ファルマシアファインケミカルズ(ビス力タウエー、ニューシャ ーシー)からセファデックスの商標名で市販);アガロース:直径およそ1ミク ロンからおよそ5ミリメートルのポリスチレンビーズ(アボットラボラトリーズ (ノースジカゴ、イリノイ)から市販);塩化ポリビニル、ポリスチレン、架橋 ポリアクリルアミド、ニトロセルロースもしくはナイロン基材網状物(例えばシ ート、細片もしくはへら状物)、または、ポリスチレンもしくはポリビニルクロ リドから製造された管、プレート、もしくはマイクロリットルプレートのくぼみ を含む。
以下の実施例は本発明の特定の具体例を詳述するもので、いかなる場合にも本明 細書および請求の範囲を制限するものではない。
■、結果 無作為に切断したGPI I TacDNAフラグメントを原核細胞発現ベクタ ーλgt22に挿入して、血小板GPIIIaエピトープライブラリーを構築し た。
このライブラリーは、長さが平均100−200アミノ酸残基である、β−ガラ クトシダーゼに融合させたGPIIIaの無作為フラグメントを発現する。
このλgt22−GPIIIaエピトープライブラリーを、plAlzビトーブ を発現しているクローンのために精製抗plA+抗体を用いてスクリーニングし た。
患者番号1からの清製抗PI”抗体と反応する、それぞれ別個の5クローンを単 離し、この組換えファージの各々のDNAの配列分析によって、GPIIIaの アミノ末端に対するPI”エピトープの位置を決定した(図1)。
多クローン抗GPIIIa抗体を用いてλgt22−GPIIIaエピトープラ イブラリーをスクリーニングして、全GPTIIa配列からのフラグメントを単 離した。しかしながら、これらGPTIIaの他の領域は、4人の患者の抗PI  Al抗体と反応しなかった。
PI”抗原を含む最小フラグメントは、成熟GPITIaのアミノ末端65残基 および27残基のシグナル配列を発現していた(図2)。得られた全てのクロー ンはこの領域が共通で、4人から得た精製抗Pi”抗体と反応したが、これはP I”エピトープはGPT目aのアミノ末端65残基に位置することを示唆しCl 1n、Invest、、 83:IT78 (1989): Goldberg erら、里ood、 78:681 (1991) )@、 T →C,、、it換によってGPIIIaのアミノ末端65残基を発現しているλ gt22クローンで、PI”(プロリン■)表現形を構築した。
プロリンでロイシン■を置換した結果、抗PI”抗体反応性は消失したが、多ク ローン抗GPIIIa抗体との反応性は、ファージプラークとの免疫反応によっ て証明されたようにそのままであった。したがって、残基33は、この7KDa のGPITIaのアミノ末端フラグメントにおけるPI”エピトープの形成に重 要であった。
J、方法および材料 4人のFTP罹患者の血1 (Dr、 S、 5chinke、 San Ja cinto(患者1)+ Dr、 G、 Schmidt、シティオブホーブ・ メディカルセンター、 Duarte(患者2): Dr、 V、 Blanc hette、小児病院、トロント(患者3および4)の好意により提供された血 漿)由来の抗PI”アロ抗体を、CnBr−セファロース−4BCL(ファルマ シア、ビス力タウエー、ニューシャーシー)に結合させた血小板糖蛋白複合体C PIIb−111aを用いてアフィニティー精製を行った。
洗浄正常血小板を、1%のトリトンX−100を含む等張のクエン酸緩衝液(p H6,5)で30分4°Cて溶解し、その後1100000Xで4°C60分遠 心した。上清をCnBr−セファロース−4BCLに結合させたマウス抗GPI lb単クローン抗体(2A9. Dr、 V、 Woods、カリフォルニア大 学サンディエゴ分校により提供)とともに4°Cで一晩インキユベートした。P BSで洗浄後、結合GPITb−ITIaをPBS (pHI o)中の1%オ クタグルコピラノシド(○PG)中のO,1Mジエチルアミンで溶出させ、直ち に1%OPG含有0.1M燐酸緩衝液で透析した。この精製GPIlb−TII a−セファロースを血漿とともに4°Cて一晩インキユベートし、洗浄し、結合 アロ抗体を0.1Mグリシン(pH2,5)で溶出させ、直ちに1Mトリス(p H9)で中和し、さらにPBSで透析した。この抗体溶出液を抗原捕捉分析(W oodsら、Blood、 63:368 (1984))で測定した。
実施例2.エピトープライブラリーの構築およびスクリーニング完全な長さのG PIIIaをコードする2、6kbの二本鎖フラグメントを、制限酵素sph  Tおよび5pelてプラスミドB53a 印’Tooleら、旺四東亙:14  (1989))を切断して単離し、続いてアガロースゲルから2.6kbのノく ンドを精製した。続いてこの単離したバンドの5μgを0.5ngのDNアーゼ Iで37°C30分、20mMトリス−CI (pH7,5)および1.5mM MnC1zの05ml中で消化した。該反応混合物のフェノール:クロロホルム 抽出によって反応を迅速に停止させる。
生したGPTllaDNAをエタノールで沈澱させた後、フラグメントをT4D NAポリメラーゼで二本鎖5ailリンカ−GGTCC;ACC(ここに示した 方向の配列のみ、配列番号:30)に連結し、制限酵素5allで切断し、さら に5ail消化脱燐酸λgt22 (ブログマ社、マジソン、ライスコンシン) に連結した。続いて連結DNAのパッケージングを行い、未増幅ライブラリーの 力価を大腸菌Y1090で調べたところ、2X10’(84%の組換え)の総フ ァージ数を含んでいることが分かった。
Natl、 Acad、 Sci、、 USA、 80:1194 (+983 ))にしたがって飽和させた濾紙で誘発した。続いてこの濾紙をウサギ抗GPI TIa多クローン抗体(λgt22感染大腸菌YI090溶解物で前処理吸収、 正常ウサギ血清で前処理吸収) CLoftusら、5cience、 24訂 915 (1990))または精製抗P111抗体(1:100希釈)のいずれ かてスクリーニングした。
結合抗体は、ペルオキシダーゼ結合抗ウサギ免疫グロブリンG(IgG)または 抗ヒトIgG二次抗体を用い、発色性基質、0−フェニレンジアミンで増幅して 検出した。この精製した抗GPITIaおよび抗PI”陽性ファージを、λgt 22と組換えλgt22構築物のl=1混合物の100から200プラークを大 腸菌Y1090上に撒いてスクリーニングした。IacZ遺伝子を誘発し、濾紙 を小片に切り、前処理吸収抗GPIIIa抗体、正常ウサギ血清、抗plA+抗 体およびヒト血清でスクリーニングした。
実施例4.GPITIa挿入物の配列決定組換えλgt22DNAを記載〔分子 クローニング:実験室マニュアル、第2版、サンプルツク(Sambrook) ら纒、コールドスプリングハーバ−研究所出版部(1989))にしたがって単 離し、EcoRIおよびNotl制限酵素で切断し、標準的技術でプラスミドブ ルースクリプトI ISK+/−(ストラタジーン、ラホイヤ、カリフォルニア )でサブクローニングした。続いて、ジデオキシ配列決定T3プライマー(スト ラテジーン)を用いて両方の鎖の配列を決定し、該DNAフラグメントの境界を めた。最小の抗Pl”pA性GPIIlaフラグメント(292bp)のプラス ミドサブクローンの完全な配列を決定し、続いて突然変異誘発に用いた。
実施例5.インビトロ突然変異 オリゴヌクレオチド誘導突然変異は、プライマー伸長法(Zollarら、Nu c、 Ac、ids Res、、lo:6487(1982))および鎖選別法 〔Kunkelら、Proc、 Natl、 Acad、 Sci。
USA、82:488 (+985)) (これは非変異鎖に対して強力な生物 学的選別を提供する)を組み合わせて実施した。GPIIIaの塩基+96のT 4C単一変異を、オリゴヌクレオチドGGTGAGCCCGGAGGCAGGG CCTCAを用いて292bpフラグメントに導入した。
期待の変異を有する挿入物をNci1部位の出現(Newmanら、J、 C1 1n、 1nvest、、 83:1778 (+989))でスクリーニング し、続いて、完全に配列決定を行った。
T→CrIL換をもつ挿入物を続いてλgt22にサブクローニングし、PJ” エピトープ含有融合ポリペプチドを形成した。
実施例6.FnフラグメントMBP融合蛋白の調製および単離2つのMBPコー ドプラスミド、pMAL”p2およびI)MAL”c2を、本融合蛋白を大腸菌 て発現するためのベクターとして使用する。融合蛋白のMBP領域は、池の細胞 性蛋白から該融合生成物を容易に精製することを可能にする。
これらのベクターは周知の技術〔分子クローニング:実験室マニュアル、第諏、 サンプルツク(Sambrook)ら纒、コールドスプリングハーバ−研究所出 版部、コールドスプリングハーバ−、ニューヨーク(1989))とその後で以 下に記載する方法を行うことによって構築される。これらのベクターに先行する ものについての多くの考察(すなわちベクターpPR734およびplH821 (制限地図、構築遺伝子およびコード配列、使用および使用手順を含む))は、 分子生物学の今日的手法(Current Pro(ocols in Alo lecular Biology、 Au5ubel ら纒、GreenePu blishing As5ociates & Wiley−1ntersci e口ce、ニューヨーク(1989) 16.6.1−16、6.12ページ) で見出すことがてきる。
A、MBPベクターの構築 典型的なMBPベクターの構築は、前述のEcoRI−Not Tフラグメント に含まれる、PI”の65アミノ酸残基エピトープをコードする配列番号:2の PI”フードDNAを含むcDNAクローンを用いて以下の通りに行われる。こ のフラグメントは、所望のPl”エピトープをコードするDNAだけでなく、λ gt22ポリリンカー領域のDNAを含むが、それとともに5′末端にEcoR 1部位を、3゛末端にNot1部位を、さらにそれらの間に5allおよびxb a1部位を育する。本明細書で考察されるPl”またはPI”エピトープをコー ドするまた別のcDNAクローンも同様に用いることができることは理解される ところであろう。
したがって、抗PI”陽性GPIIIaフラグメントを含む前述のλgt22ベ クターを5allで消化する。マルトース結合蛋白融合蛋白ベクターpMALt Mc2(=ニーイングランドバイオラブ社、ビバーリー、マサチューセッツ)を 5allで消化し、5all粘着末端を生成する。plA+コード5ail−3 a11フラグメントをDNAT4リガーゼを用いて該ベクターに繋ぎ、クローニ ングしたPI”コード遺伝子フラグメントを機能しうるようにMBPコード遺伝 子フラグメントに連結させた、融合ポリペプチド形成構築物を作成する。得られ た組換えDNA分子はMBP−PIA+融合ポリペプチドを発現させることがで きる。
上記の操作の結果、発現融合ポリペプチドのカルボキシ末端はいくつかの非GP 111a残基配列を含んでいる。さらに、この後に詳しく考察するように、pM AL”c2ベクターのSci1部位はポリリンカー領域の3°末端近くに位置し ている。したがって、ファクターXaで切断したあとですら、生じた組換えポリ ペプチドは、該分子のアミノ末端にいくつかのベクター誘導残基を含んでいる。
これらのベクター誘導残基は前述の5allリンカ−付加によって導入されたも のにさらに付加される。
当業者には、ベクター誘導残基を排除するために該発現融合ポリペプチドを短く するまた別の周知の技術が利用できることは理解されよう。そのような操作の1 つは、読み枠にしたがった5′平滑端PI”エピトープコードDNAフラグメン トを利用するもので、これをpMALTMc2またはpMAL”p2ベクターの Xmn1部位に挿入し、それによってファクターXaでの切断後、ベクター誘導 アミノ酸残基は組換えポリペプチドには存在しなくなる。また別の操作はGP1 11aコード配列の3′末端に連結した読み枠にしたがった終止コドンを利用す るもので、このコドン自体は、該DNAに挿入するために利用しつるさらに下流 の制限部位に連結される。この操作により、組換えポリペプチドのカルボキシ末 端からベクター誘導残基は除去される。
ベクターpMAL”c2およびpMAL”p2はニューイングランドバイオラへ の融合蛋白の輸送を促進する)力次失していることを除いて、ベクターpMAβ −D−チオガラクトシド)が発現誘発に用いられるまで発現活性を抑制すること ができる。残余のベクターの骨格はpKK233−2 (ファルマシア、ピスヵ タウエー、ニューシャーシー)のAval(充填連結)からEcoRI (充填 連結)まての部分である。
マルトース結合蛋白融合発現系(MBP発現系)の重要な構成成分は、アマンよ びpMAL’″p2 (pPR734)ベクターにューイングランドバイオラブ 、ビバリー、マサチューセッツ)並びにpKK223−3およびpKK233− 2(ファルマシア、ビス力タウエー、ニューシャーシー)で市販されている。
MBP発現系は場合によって、先にファラボーによって報告された(Farab augh。
ドする遺伝子を含んでいる。発現ベクターにIacT遺伝子が存在しない場合、 ラムダリプレッサーを発現している細菌株、例えばJMIOI、JM105.5 M107、JM I 09 (ATCC#33323)およびJM 110 ( ATCC#47013) (Yanisch−Perronら、Gene、 3 3:103 (1985))を用いてトランス形式で提供することができる。
これらの細菌株はストラテジーン(ラホイヤ、カルフォルニア)から市販されて いる。
ングハーバー研究所出版部、コールドスプリングハーバ−、ニューヨーク(19 89))に記載されているような標準的な分子生物学の技術を用いて、機能しつ るように一緒に繋ぎ合わせることができる。必要な場合には、種々の成分の読み 枠を合成リンカ−1種々の空白充填反応または種々のエキソヌクレオ−シスを用 いて調節することができる。さらに、読み枠における種々の欠失または調節を、 ループ削除による変異または市販の突然変異キット(例えばバイオラッドラボラ トリーズ(リッチモンド、カリフォルニア)製の突然変異キット)を用いて容易 に行うことができる。
この発現系の必要な成分の各々はこれから詳細に述べる。アマンらによって先に 報告された(Amannら、Gene、 25:167−178 (+983) )P t a c 11プロモーターは、多数の入手可能なベクター、例えばP KK223−3 (ファルマシア)、PIH821およびpPR734にューイ ングランドバイオラブ、ビバリー、マ単離することができる。
HB I OI (ATCC#33694)または野性壓大腸菌KI2)の染色 体から単離したHimalE遺伝子はデユーブレーらによって配列が決定され( Duplayら、J、 Biol。
Che+u、、 25艶10606−10613(1984))、したがってm alE遺伝子に特異的なブローントとして化学的に合成することができ、これら のセグメントはT4DNAリガーゼを用いて連結さtt、malE遺伝子を製造 することができる。成熟マルトース結合蛋白(malE遺伝子産物)は、デユブ レーらの報告のように(Duplayら、J、 Biol、 Chem、、 2 5訂+0606−10613(1984))、malE遺伝子配列のコドン28 −342によってコードされる。該発現ベクターは、マルトース結合蛋白リーダ ー配列および成熟マルトース結合蛋白をコードするコドンを含むか(例えばpM AL”p2の場合)、または成熟マルトース結合蛋白をコードするmalE遺伝 子の1部分のみ(例えばpMAL’″c2の場合)を含む。
ら、と凹、競:IO3−119(1985))が報告したプラスミドベクターp UCI9から単離できるが、さらに市販もされている。1acZα遺伝子および malE遺伝子は、有用な制限エンドヌクレアーゼ認識配列(この部分へクロー ニングすることによって挿入のためのブルー/ホワイトスクリーニングか可能に なる)を含むポリリンカーを用いて繋ぎ合わせることができる。
ターは、入手可能なベクター(例えば、PEA300(ATC(437181) PKK223−3およびPKK233−2 (ファルマシア)並びにPIH82 1およびPPR734にューイングランドバイオラブ))から容易に単離できる 。例えば、rrnBリポソーム転写ターミネータ−は、H4ndlllおよびP vu I制限エンドヌクレアーゼを用いてpKK223−3から単離できる。
(Parabaugh、 Nature、 274ニア65−769 (197 8))によって配列が決定された。さらに、1acl遺伝子は幾つかの入手可能 なベクター(例えばpブルースクリプトIIKSおよびpブルースクリプトSK (ストラテジーン)並びにpUc18およびpUc19(ファルマシア))に含 まれている。Iacl遺伝子は、これらのベクターから制限エンドヌクレアーゼ および標準的分子生物学技術を用いて単離できる。Iacl遺伝子は、該発現ベ クター内または該発現ベクターが増殖している細菌内に存在する。発現ベクター 内のmalEおよび1acZ遺伝子の間に存在する複数のクローニング部位(ポ リリンカー)を表1に示し、配列番号32として配列リストに挙げた。
青土 発現系におけるポリリンカーの配列 GGA TCCTC’r AGA GTCGACCTG CAG」は凪LXu− ・ GCA AGCTTG +++シ!− 制限エンドヌクレアーゼ切断部位は上の表のDNA配列の上に示され、各々の部 位には下線が引かれている。融合蛋白のファクターXa切断のための4残基の認 識部位は、表に示す最初の4つのコドンによってコードされる。10個のアスパ ラギン残基をコードするDNAがmalE遺伝子および上記のポリリンカーを単 離する。
上に記したように、複数のクローニング部位(ポリリンカー)は、malEと1 acZ遺伝子との間に位置するファクターXa切断部位をコードする核酸セグメ ントを含む。このベクターによって産生されるマルトース結合蛋白融合蛋白はフ ァクターXa切断部位で切断することができ、それによって、所望の蛋白の精製 および究極の低分子量組換え体の産生を促進する。ここに述べるように、例えば plA+またはplxtをコードする外来遺伝子は表1に例示する1つまたはl っ以上の制限部位に挿入することができる。Xmn1部位を用いられ、さらに発 現融合蛋白がファクターXaで切断されるときは、該ベクターのために、PI” またはpiA!ポリペプチドに対して何も付加されない。また別の部位を用いる 場合は、およそ15個までのベクター由来残基を付加することができるが、それ はどの部位か用いられるかによる。
上記のように目的のPI”またはPI”DNA挿入物を含むプラスミドベクター が一旦調製されると、このベクターは標準的な技術にしたがい大腸菌を形質転換 するために用いられる。形質転換可能ないずれの大腸菌も用いることができ、P R722またはER1451株にューイングランドバイオラブより入手可能)が 特に適切である。生じた形質転換大腸菌を続いて培養増殖させる。
B、MBP融合蛋白の発現 特定のMBP融合蛋白の動態を知るための小規模実験にって述べる。このプロト コールにより3つの粗抽出分画が得られる;低浸透圧ショック工程によって調製 した全細胞粗抽出物、この粗抽出物からの不溶性物質およびペリプラズム分画で ある。
80m1の高栄養ブロス+グルコースおよびアンピシリン(1リツトル当たり、 10gトリプトン、5g酵母抽出物、5gNaCl、1gグルコースを含み、高 圧蒸気滅菌しアンピシリンを1ooμg/]で添加)に、上記のようにして作成 した融合プラスミドを含む形質転換大腸菌細胞を接種する。十分に通気して2× 10”細胞/mlまで37°Cて増殖させる。1mlのサンプルをとり微量遠心 機で2分間遠心する(未誘発細胞)。上清を捨て、細胞を100μlの5DS− PAGEサンプル緩衝液に再浮遊させる。ヴオルテックスで攪拌し、氷上に静置 する。
TPTG(イソプロピルチオガラクトシド)を残余の培養に加え、最終濃度を0 .3mMとする(例えばH,O中(1)0. 1Mノストック溶液0.24m1 )。
37°Cで2時間培養を継続する。1mlのサンプルを取り、微量遠心機で2分 間遠心する(誘発細胞)。上清を捨て、細胞をSDS’−PAGEサンプル緩衝 液150μlに再浮遊させる。ヴオルテックスで攪拌し再浮遊させ、氷上に静置 する。
る。
培養を2つの部分標本に分番九細胞を4000XglO分遠心して採集する。
上清を捨て、5mlの10mM燐酸ナトリウム、30mMのNaC1%0.25 %のトゥイーン20、l0mMのEDTA、10mMのEGTA (ジグ7E4 378)、pH7,0に一方のペレット(サンプルA)を再浮遊させる。他方の ペレット(サンプルB)を10m1の30mM)リス−塩酸、20%蔗糖、p) [8,0(各々0.1gの湿潤重量の細胞について9m1)に再浮遊させる。
ドライアイス−エタノール浴でサンプルAを凍結しくまたは20”Cでおよそ1 8時間)、続いて冷水中で融解させる。サンプルを超音波処理し、ブラッドフォ ードアッセーまたは2801m (Ats。)での吸収によって、それが最大と なるまで蛋白の遊離を測定して細胞破壊をモニターする。9000Xgで20分 遠心する。上清を捨て(粗抽出l)氷上で保存する。ペレットを5mlの10m M燐酸ナトリウム、0.25%トウィーン20,30mMNaC1、IOmME DTA、I OmMEGTA、 pH7,0に再浮遊させる。これは不溶性物質 の懸濁物である(粗抽出2)。
EDTAを1mMのサンプルBに加え、震盪または攪拌しながら室温で5−10 分インキュベートする。4℃で遠心し、上清をすべて除去し、ペレットを10m 1の水冷5mM硫酸マグネシウムに再浮遊させる。水浴で10分震盪または攪拌 する。上清は冷浸透圧ショック液である。
5μmの2XSDS−PAGEサンプル緩衝液を5μlの粗抽出物Iおよび2に 加え、さらに10μmの2XSDS−PAGEサンプル緩衝液を10μmの冷浸 透圧ショック液に加える。これらのサンプルを、未誘発および誘発サンプルとと もに5分間煮沸する。微量遠心機で2分遠心する。20μIの未誘発および誘発 細胞サンプル並びに全抽出サンプルを10%5DS−PAGEゲルに添加する。
上記サンプルの1=5希釈を用いる全く同じ5DS−PAGEゲルもまた用いる ことができる。続いてウェスタンプロットを実施し、抗MBP血清またはクロー ニングしたGPIIIa部分に特異的な血清で展開し、所望のエピトープを含む 抽出物を同定する。
C,MBP融合蛋白の精製 300m1の樹脂用には、ioHのアミロース(シグマ、カタログ番号A−70 43)、40m1のH,Olおよび10100Oビーカーに入れた攪拌バーを用 意し、攪拌しながら50°Cに温める。換気フード中で60m1の5NNaOH を加え、続いて激しく攪拌しながら30m1のエピクロルヒドリン(シグマ、カ タログ番号R−4255)を加える。この懸濁物はゲル化に際して発熱するであ ろう。懸濁物が固体ゲルを形成し微かに黄色となるまで、約10分攪拌を続ける 。室温まで冷却しく約45分から1時間)、続いてゲルを切って細片にし、Io oomlのH!。
で3回洗浄する。ゲルをウェアリングミキサーに移し、約3から5秒間ゲルを砕 く。10100Oの50mMグリセリン−塩酸、0.5MNaCl、I)H2, 0で2回洗浄し、洗浄の間に微粒子を排除する。
水で3回洗浄しく微粒子は排除し続ける)、続いてl0mM燐酸ナトリウム、p H7,0で3回洗浄する。10mMの燐酸ナトリウム、0.02%のアジ化ナト リウム、pH7,0にゲルを懸濁させ、4°Cで保存する。樹脂上の非特異的部 位をIooomlの3%無脂肪ドライミルクで4°Cで一晩ブロックする。
(2)アフィニティークロマトグラフィー以下はMBP融合蛋白の大規模精製の プロトコールである。
lリットルの高栄養ブロス、グルコースおよびアンピシリン(1リツトルにつき 10gトリプトン、5g酵母エキストラクト、5gNaCl、1gグルコース、 加圧滅菌しアンピシリンを100μg/m+に加える)に、所望のMBP融合蛋 白を発現しているプラスミドを含む形質転換大腸菌細胞を接種する。2XIO” 細胞/ml (As。。は0. 4)まで増殖させる。IPTGを最終濃度0. 3mMで加える(例えば0.1Mのストック水溶液の85mgまたは3m1)。
形質転換大腸菌細胞を発現が生じるために十分な時間(例えばlから3時間)3 7°Cでインキュベートする。
4000×gで遠心して細胞を採集し、50m1のl0mM燐酸ナトリウム、3 0mMNaCl、0,2%トウイーン20、I OmMEDT八、lomMEG TA(シグマ、カタログ番号E−4378) 、pH7,0に再浮遊させる。こ の再浮遊サンプルをドライアイス−エタノール浴で凍結しくまたは約20’Cで 18時間)、冷水で融解させる。超音波処理し、ブラッドフォード分析またはA □、を用いて蛋白遊離を測定し、それが最大に達するまで細胞破壊をモニターす る。9000×g30分遠心し、上溝を採集し粗抽出物を形成する。
架橋アミロース樹脂をエーレンマイヤーフラスコに注ぎ入れ静置する。少なくと も等容量のカラム緩衝液+0.25%トウィーン2oて数分樹脂を洗浄する(カ ラム緩衝液310mM燐酸ナトリウム、0.5MNaCl、pH7,0)。
培養1リツトルにつき約40から200m1の樹脂をカラムに注ぎ入れ、カラム を同じ緩衝液の3カラム容量で洗浄する。
粗抽出物をカラム緩衝液+0.25%トウィーン2oでl:5に希釈する。希釈 粗抽出物を、 (] OX (カラム直径(cm))”)ml/時間の流速で添 加する。これは、2.5cmカラムで約1ml/分である。粗抽出物の希釈は、 蛋白濃度を約2.5mg/mlに減少させることを目的とする。大雑把には、細 胞湿潤重量1gは約120mg蛋白に当たる。
すべてのMBP融合ポリペプチドがカラムに結合したことを確信するために、粗 抽出物を2回カラムに通すが、殆どの場合、結合能力のあるMBP融合ポリペプ チドは全て第一回のカラム通過でカラムに結合する。融合ポリペプチドはまた、 粗抽出物と樹脂を4°Cで2から76時時間中かに攪拌しながらインキュベート することによってバッチ式で樹脂に添加することができる。3カラム容量のカラ ム緩衝液+0.25%トウィーン2oで洗浄し、続いてトウィーン2oを含まな い5カラム容量のカラム緩衝液て洗浄する。
融合ポリペプチドを10mM燐酸ナトリウム、0.5MNaCl 10mMvル トース、pH7,0で溶出させる。1oから20分画(各々はカラム容量の11 5からl/10である)を採集し、該分画を蛋白について、例えばブラッドフォ ード分析またはA□。を用いて分析する(MBP融合ポリペプチドを含む分画は 容易に検出できる蛋白を有する)。MBP融合PI”またはplA!ポリペプチ ドは、カラムのボイドボリュームの後すぐに溶出する。蛋白含有分画をプールす る。4X100容量のl0mMトリス−塩酸、100mMNaC]、pH8,0 に対して透析し、マルトースを除去する。アミコン・セントリコンもしくはセン トリブレツブ濃縮器、アミコン攪拌付き細胞濃縮器または同等物で濃縮する。
MBPドメインがファクターXaでPI”またはPI”ポリペプチドから切断さ れる場合、さらにアミロースアフィニティークロマトグラフィーでMBPを除去 する。その後、所望のplA+またはPI”ポリペプチドを、例えばDEAE− セファロースまたはモノーQHPLCクロマトグラフィーのような標準的手段で 精製することがてきる。
本発明は明確さと理解のために実施例によって詳細に説明したが、ある種の明白 な修飾は添付の請求の範囲内で実施されつるであろう。
配列リスト (1)一般情報: (i)出願人:Ronald D、 BowditchRobert MclJ illan Mark H,Ginsberg (i i)発明の名称: 血小板GP 111aP I”およびPI”エピトープ、その製造および使用( i i i)配列の総数:32 (iv)郵便物の宛先: (A)名宛人:Dressler、 Goldsmith、 5hare、 5 utker & Mllnamow、 Ltd。
(B)丁名: 180 North 5tetson Avenue(C)町名 : Chicag。
(D)州名:イリノイ (E)国名:アメリカ合衆国 (F)ジップコード+60601 (v)コンピューター解読形式。
(A)媒体型:フロッピーディスク (B)コンピューター IBMPCコンパチブル(C) 演算システL: PC −DO3/MS−DO3(D)ソフトPajentln Re1ease #1 .O,バージョン#1.25(vD現在の出願状況・ (A)出願番号: (B)出願日。
(C)分類: (viji)代理人情報: (A)氏名: Edward P、 Gam5on(B)登録番号+29381 (C)リファレンス/トケット番号:5CRF276.0(ix)通信に関する 情報: (A)を話: (312)616−5418(B)ファクシミリ: (312) 616−5460(2)配列番号:lの情報: (i)配列の性状: (A)長さ=65アミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー二直線状 (i i)分子の種類;ペプチド (ix)特性: (A)名称/キー:修飾部位 (B)所在場所=33 (D)他の情報、/標識=Xaa /註=“Xaaはロイノンまたはプロリンである”。
(xi)実際の配列:配列番号:1 CLy Pro A@n Il@ cys Thr Thr 入rg C1y  Val Sat S@r Cys Gin Gin Cyw{ l S 10 15 Leu Ala Vat Ser Pro Met Cys Ala 丁rp  Cys 5er Asp GLu Ala Leu Pr。
Xaa C1y Ser Pro Arg Cys Asp L@u Lye  Glu 八so Lau LaI3 Lye 入1p ^1■ コS 、 40 45 Cy1^1a Pro C1u Sat us GLu Ph@Pro Val  g@r Glu Ala Arg Vai Lsu5o ss 6a 2(“ (2)配列番号、2の情報。
(i)配列の性状。
(A)長さニア98塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数、二本鎖 (D)トポロジー・直線状 (11)分子の種類=DNA(ゲノム性)(ix)特徴。
(A)名称/キー:CD5 (B)所在場所:1..798 (xi)実際の配列:配列番号・2 (2)配列番号−3の情報・ (i)配列の性状: (A)長さ:266アミノ酸 (B)型アミノ酸 (D)トポロジー 直線状 (11)分子の種類、ペプチド (xi)実際の配列、配列番号−3 Mat Arg Ala Arg Pro 八rq Pro Arg Pro  Leu Trp Val 丁hr Val Lllu ^1■ I S 10 15 L@u にIV Ala f、eu Ala Gly Val C1y Val  Gly CLy Pro Mn Xl* eys Thr丁hr 入rg G ly Val Sat Sir cys Glr+ Gin Cys Lau  Ala Val ser Pro Me■ Cys ^1畠 Trp Cym S@r Amp Glu kLa L@u  Pro L@u Gly B@r Pro Arg cysSo 55 60 ^*p L@u Lye GLu Agn L@u Leu Lys Asp  Agn Cym Ala Pro Glu 5−r rleC1u Phe P ro Val Ser Glu Ala Arg Val Leu Glu A mp krq Pro Leu 5srII5 90 95 ^up Lym Gly 5er Gly Asp Ser Ser Gin  Val 丁hr Gin Val Sir Pro (it{ 人r91111 入1a Leu Arq Leu krq Pro Asp  Amp Ser LY@ Agn Phe Ser l1e1ユ5 12o ユ 25 CLn Val krq Gin Val C1u Asp Tyr Pro  Val Asp 工is 丁yr Tyr Leu Met1コ0 1コ5 1 40 A++p L@u Ser Tyr Ser Met Ly@^sp Amp  L@u Trp Ser 工141 Gln^gn LauGly Thr L ys L@u Ala Thr Gin Mst Arg Lys’ Leu  Thr 5ar Agn Lau Ar■ 165 170 ニア5 !l@ Ser Pro Pro Glu Ala L@u Glu Asn  Pro Cys Tyr AIIP Met Ly−τhr丁hr Cys L @u Pro M@t Ph@ Gly Tyr Lys It’s Vlll  L@LI Thr Leu 丁hr O−p GLn Val Thr 入rg Phe Asn C1u C1u Val  Lys Lys Gin Sir Val Set 八r9(2)配列番号 4 の情報・ (i)配列の性状; (A)長さニア98夷基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数 二本鎖 (D)トポロジー二直線状 (11)分子の種類・DNA (ゲノム性)(ix)特徴 (A)名称/キー:CD5 (B)所在場所+1..798 (xl)実際の配列、配列番号・4 Amp L4u Lys Glu Asn Leu Leu Lys Asp  Asn Cym Ala Pro Glu Sur l1e65 70 フS  5O (2)配列番号:5の情報: (i)配列の性状。
(A)長さ:266アミノ酸 (B)型、アミノ酸 (D)トポロジー:直線状 (i i)分子の種類、蛋白 (xi)実際の配列、配列番号 5 M@t Arg Ala Arg Pro Arg Pro Arg Pro  Lsu 丁rp Val Thr Vlll L@LI AP1l I S 10 is L@u C1y Ala L*u^la Gly Vml Gly Val G ly Gly Pro 触n Xle Cys ThrThr Arg Gly  Vil S@r 5*r Cym Gin Gln Cym Leu Ala  Val Ssr Pro H@tCys Ala Trp cys s@r  Amp (ilu Ala L@u Pro Pro Gly Sat Pro  Arg Cy■ x叩り、@u LyIIGlu Agn L@u Leu Lys Asp J vn Cy@Ala Pro Glu Sir Xl曽Val Cys^sp  にilu L、ys Xis Gly Trp Arg Asn(2)配列番号 ・6の情報: (i)配列の性状: (A)長さ +95塩基対 (B)型:1′!i酸 (C)鎖の数・二本鎖 (D)トポロジー、直線状 (i i)分子の種類:DNA(ゲノム性)(ix)特徴: (A)名称/キー: CD5 (B)所在場所 1.、+95 (xi)実際の配列、配列番号・6 (2)配列番号 7の情報: (i)配列の性状 (A)長さ二65アミノ酸 (B)梨 アミノ酸 (D)トポロジー・直線状 (i i)分子の種類、蛋白 (xi)実際の配列:配列番号・7 Gly Pro Asn Ile Cys Thr Thr Arg Gly  Val S@r S@r Cys Gin Gin CysI S no 1s Leu C1y S@r Pro Arg Cys Amp Leu Lye  Glu Asn Leu Leu Lye Asp ^5n(2)配列番号:8 の情報: (i)配列の性状: (A)長さ:195塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:二本鎖 (D)トポロジー・直線状 (i i)分子の種類:DNA(ゲノム性)(ix)特徴: (A)名称/キー: CD5 (B)所在場所:1..195 (xi)実際の配列:配列番号:8 (2)配列番号:9の情報。
(i)配列の性状。
(A)長さ、65アミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー二直線状 (i i)分子の種類:蛋白 (xi)実際の配列・配列番号、9 Guy Pro Asn XLm Cys Thr 丁h【 Arg Gly  VaL Ssr 5IIr Cys can Gin Cy■ l 5 10 is CYm Ala Pro GLu S@r XLm C1u f’h* Pro  Val S@r Glu Ala 入rg VaL Ls■ So 55 60 (2)配列番号・10の情報。
(i)配列の性状: (A)長さ=273塩基対 (B)型:核酸 (C)jllの数二二本鎖 (D)トポロジー二直線状 (i i)分子の種類:DNA(ゲノム性)(ix)特徴・ (A)名称/キー:CD5 (B)所在場所:1..273 (xi)実際の配列:配列番号、10 (2)配列番号=11の情報: (i)配列の性状: (A)長さ:91アミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー:直線状 (i i)分子の種類:蛋白 (xi)実際の配列:配列番号:1l (2)配列番号用2のtn報: (i)配列の性状 (A)長さ、417塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:二本鎖 (D)トポロジー 直線状 (i i)分子の種類:DNA(ゲノム性)(IX)特徴: (A)名称/キー:CD5 (B)所在場所:1..417 (Xl)実際の配列:配列番号・12 (2)配列番号 13の情報。
(i)配列の性状: (A)長さ・139アミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー・直線状 (iり分子の種類、蛋白 (xi)実際の配列・配列番号:13 Net Arg Ala Arg Pro Arq Pro Arg Pro  Leu Trp Val Thr Val Leu Alal 10 is L@u Gly Ala Leu Ala Gly Val Gly Val  C1y Gly Pro Ala Ha Cym τhr20 2s コ。
Thr kg Gly Val Ser Ser Cys Gin Gin C ys Leu Alm Val 5er Pro MatCys Ala Tr p CY@ 5er A@p Glu Ala L@u Pro L、*u G ly Ser Pro Arg Cy■ 50s56゜ Asp Leu Lys Glu Asn Lsu Leu Ly−^sp^a n Cy++ Ala Pro Glu Ser 11eGlu Phe Pr o Val Ser Glu^la Argνal Lsu Glu Asp  Arg Pro Lsu 5erIts 90 95 Asp Lye にGly Ser Gly Asp 5er Ser Gin  Van Thr Gln Val Ser Pro Gi■ ユ00 105 1ユO Arg Ile Ala Lmu Arg Leu Arg Pro^sp A sp Ssr Lye^IIn Phe Ssr Ileユis 120 12 5 cln Val Arg Gin Val Glu Asp Tyr Pro  Val Asp130 ユコ5 (2)配列番号:14の情報。
(i)配列の性状: (A)長さ・447塩基対 (B)繁・核酸 (C)鎖の数:二本鎖 (D)トポロジー、直線状 (i i)分子の種類:DNA(ゲノム性)(ix)特徴: (A)名称/キー:CD5 (B)所在場所+1..447 (x i)実際の配列:配列番号:I4(2)配列番号−15の情報− (i)配列の性状。
(A)長さ、149アミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー、直線状 (i i)分子の種類:蛋白 (xi)実際の配列;配列番号−15 Met ^r9 ^1− Arg Pro Arg Pro Arg Pro  Leu τrpVaL ↑hr VaI L電u λ1a15 10 is t@u Gly ALa Leu Ala Gly Val Gly Val  Gly C1y Pro ^―n XL@ CY−丁hrτhr Arg Gl y Val Ser Ser Cys Gin Gin Cys Leu Al a VaL Ser Pro M@tコS 40 45 Cyg Ala 丁rp Cys 5@r Asp Glu Ala Leu  Pro Leu ely Ssi Pro Arg CysSo 5560 ^*p Leu Lys Glu Asn Leu Leu Lys ^1p^ an Cys 入la Pro C1u ssr ll−6S70 75 11 0 Glu PM Pro Vml 5@r GLu Ala Arg Val L eu C1u ^@p Arg Pro Leu 5et8590 9% ^−p LY# Gly Ser GLy^mp Ser Ser Gin V alτhr Gin Val Ser Pro +1n0Ar Z1@^1m− Arg L@u^rq Pro^1p^sp Ser Lys Asn Pm  Ser ILeGin Vil 入rg GLn Vai Glu A+wp  Tyr Pro Val Asp lie Tyr Tyr Leu Me■ 1コ0 13S 140 ^@P Leu 5@r Tyr S@r(2)配列番号、16の情報 (1)配列の性状 (八)長さ・4501基対 (B)型 核酸 (C)鎖の数、二本鎖 (D)トポロジー・直線状 (11)分子の種類、DNA(ゲノム性)(ix)特徴: (A)名称/キー: CD5 (B)所在場所:1..450 (xi)実際の配列、配列番号、16 (2)配列番号、17の情報: (i)配列の性状。
(A)長さ 150アミノ酸 (B)型アミノ酸 (D)トポロジー 直線状 (i i)分子の種類、蛋白 (xi)実際の配列:配列番号・17 M@t Arg Ala Arg Pro Arg Pro Arg Pro  Leu Trp Van 丁hr Val Leu Alll S 10 15 L@u Gly Ala Leu Ala Gly Val Gly Val  Gly Gly Pro Asn Ile Cys Thrτhr 入rq G ly Val 5er 5sr Cys Gin Gin C:ys Leu  Aim Val Sey: Pro M■ Cys Ala Trp Cys Sar Asp Glu Ala L、@u  Pro Leu Gly Ser Pr口 Arg CY■ So 55 60 人@pL*uLysC1uAsnLeuLeuLye^−pAsnCys^1a ProcluSerHaGlu Ph@Pro Val Ser Glu Ai m Arg Val Lsu Glu Asp Arg Pro Lmu 5i raS 90 95 AwpLy1Gly5@rGuy^5pSerS@rGinValThrGin VatSmt:ProGLI′l^rg Ile Ala Leu Arg L eu Arg Pro 装置p A@p Sur LyII Asn Phe  5tar X戟■ 115 120 ユ25 Gin Val 入rg Gin Val Glu Asp Tyr Pro  Val AIIP Ile 丁yr Tyr Leu Ma■ 130 、 135 140 ^@p Leu s@rτyr s@r Met(2)配列番号用8の情報・ (1)配列の性状・ (A)長さ 492塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数二二本鎖 (D)トポロジー、直線状 (11)分子の種類 DNA(ゲノム性)(ix)特徴。
(A)名称/キー:CD5 (B)所在場所=11,492 (xi)実際の配列:配列番号・18 (2)配列番号:19の情報: (i)配列の性状; (八)長さ:164アミノ酸 (B)型;アミノ酸 (D)トポロジー:直線状 (i i)分子の種類:蛋白 (xi)実際の配列:配列番号=19 MIICArg Ala Arq Pro Arq Pro Arg Pro  Lau Trp Vat τhr VaL Lmu ^1龜I S 10 is L@uGlyAlaLauAlaC1yVat(icyVaLGlyG4yPr o^−nXL*cysThrτhr Arg C1y Val Sir Sat  CY@ Gin C1n Cym Lau Ala Val Set Pro  14eZ Cy−Ala Trp Cym 5er Asp Glu Ala Lsu P ro Lmu GLy Sat Pro Arg CysSo 55 60 ^會p Leu Lye Giu Amn Leu L、eu Lye Asp  Asn Cym Ala Pro (ilu Ser Z撃■ Glu Phe Pre Val 5IIr Glu^la Arg Val  Leu (Luλ1p^rg Pro Lau 5IIrkmp Lys C1 y Sir GLy 八mp Ser 5IIr GLn Val 丁hr G in Val 5@r Pro G1■ 1oo 105 110 ^rg Ile Ala Leu Arq Leu Arq Pro Amp  Asp Ser LY@ 入@n Phe Sir X’h■ Gin Val Arg Gin Val (ilu Amp Tyr Pro  Val Amp Xi@ Tyr Tyr Leu 5s■ 13o 1コ5 140 A@P Leu Sat Tyr Sat Met Lye^mp Asp L au Trp Sir ILe Gin^an Leu145 150 15! + 160 (2)配列番号。20の情報: (i)配列の性状 (Δ)長さ:273塩基対 (B)型 核酸 (C)鎖の数:二本鎖 (D)トポロジー 直線状 (11)分子の種類:DNA(ゲノム性)(ix)特徴 (A)名称/キー:CD5 (B)所在場所:1..273 (xi)実際の配列:配列番号:20 (2)配列番号=21の情報: (i)配列の性状・ (A)長さ:91アミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー二直線状 (i i)分子の種類:蛋白 (Xl)実際の配列:配列番号:21 s@t 入rg Ala 入’9 Pro Arg Pro Arg Pre  Ltu Trp VaL τhr Val Lau AlaI S 10 15 L@u C1y Ala Lau Ala C1y Val C1y VaL  (ily Gly Pro Asn 工i@ Cys Th■ τhr Arg Gly Val Set Sat Cys Gln Gin  Cys L@u^la Val Ser Pro Hatcys Alaτrp  Cys 5er Asp Glu^la Lau Pro Pro C1y  Sat Pro Arg CysSo 55 60 (2)配列番号=22の情報。
(i)配列の性状。
(A)長さ:417塩基対 (B)壓 核酸 (C)鎖の数二二本鎖 (D)トポロジー・直線状 (i i)分子の種類:DNA(ゲノム性)(ix)特徴; (A)名称/キー・CD5 (B)所在場所:1..417 (xi)実際の配列:配列番号−22 (2)配列番号:23の情1: (D配列の性状: (A)長さ 139アミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー−直線状 (t i)分子の種類:蛋白 (xi)実際の配列、配列番号=23 Mat Arg Ala JLrg Pro Arg Pro Arg Pro  Lau 丁rp Val τhr Val Lau Al■ I S 10 15 Lau Gly Ala Leu Ala C1y Val Gly Val  Gly Gly Pro Agn X1* Cym Thr20 25 コ〇 τhr 入rg Gly Val 5@r Sat Cym (Ln Gin  Cys Lau ^1鳳 Val Sir Pro HatAspLauLys C1uAmnL@uL*uLyeAmpA*nCY@AlaPreGLuSer XL*65 7o )s g。
Glu Phe Pro Val !ier (lu^la Arg Val  Leu Glu Amp Arg Pro Lmu S@ras 90 95 Asp Lys C1y ser Gly Asp 5*r Ser Glr+  Val ?hr Gin Val 5er Pr6 GP氏@−’ Zoo 105 、 1l1 0Ar rle Ala Lmu Arg Leau 入rg Pro Amp  Amp ssr Lys Asn Ph・ 5er l1■ 115 120 us Gin Val Arg Gin VaL Glu、Asp Tyr Pro  VaI Asp130 1コ5 (2)配列番号:24の情報。
(i)配列の性状: (A)長さ:4471基対 (B)型 核酸 (C)鎖の数二二本鎖 (D)トポロジー:直線状 (11)分子の種類:DNA(ゲノム性)(ix)特徴: (A)名称/キー:CD5 (B)所在場所:1..447 (xi)実際の配列・配列番号:24 (2)配列番号=25の情n (i)配列の性状: (A)長さ:149アミノ酸 (B)壓二アミノ酸 (D)トポロジー−直線状 (11)分子の種類・蛋白 (x i)実際の配列:配列番号:25M1lt Ar9 ^111 Arg  Pro 入rg Pro Arg Pro Lau Trp Val Thr  Val L@u ^P畠 l S 10 15 Lmu C1y Ala L@u Ala C1y Val Gly Val  C1y Gly Pro Asn X1* Cy−丁hrThr Arg Gl y Val Sat Sir Cys Gin Gin Cyw L@u ^1 m Vml 5IIr Pro M@■ 3S 40 45 CY−Ala Trp Cym Sir Asp GLu Ala f、*u  1lra Pto GLy Ssr 1lro 入Xq c凾■ So 55 60 ^mp L@u Lys (lu^an Leu L@u Lys^mp As n Cym Ala Pro C1u Sir ffl・Glu Ph@Pro  Val Sat Glu Ala Arg Val Leu GLu Asp  Arg Pro Leu 5irx*pLymGlySerGlyxspS@ rSirclnVan丁hrGinVa15erProGinArq 11e  Ala Lsu Arg Leu Arg Pro Amp Amp Sir  Lys 八an Phe 5er XL・xxs x>o xス5 Gin Val Arg Gin Val にlu ^嘗p Tyr Pro  Val Asp Il@ Tyr Tyr L@u Met130 、 135  140 ^@p Lau 5llr Tyr S@r(2)配列番号:26のtW報 (i)配列の性状: (A)長さ 450塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:二本鎖 (D)トポロジー:直線状 (11)分子の種類:DNA(ゲノム性)(ix)特徴: (A)名称/キー:CD5 (B)所在場所用、、450 (xi)実際の配列:配列番号:26 (2)配列番号:27の情報 (1)配列の性状。
(八)長さ用50アミノ酸 (B)撃 アミノ酸 (D)トポロジー 直線状 (白)分子のff類・蛋白 (X夏)実際の配列 配列番号、27 M@t Aj9^藷^rq Pro、Ar9 Pro^rg Pro Leu  Trp Val Thr Val L*u^lal S 10 1s XJu Gly Ala L@u Ala Gly Val C1y VaI  C1y cly Pro A11ll ffl* Cym shr Thr kxq Gly Val Sir 5@r Cys Gin Gin  Cym L@u ^1m Val Sat Pro M・tCYm Ala ’ rf Cym Sat Amp G’hu ^1m 1au Pro Pro  C1y S・r Pro λrg cy■ So 55 60 (2)配列番号=28の情報: (i)配列の性状: (A)長さ、492塩基対 (B)型:核酸 (C)jJIの数、二本鎖 (D)トポロジー:直線状 (i i)分子の種類:DNA(ゲノム性)(ix)特徴・ (A)名称/キー:CD5 (B)所在場所:I、、492 (xl)実際の配列:配列番号・28 (2)配列番号:29の情報: (i)配列の性状: (八)長さ:164アミノ酸 (B)型二アミノ酸 (D)トポロジー:直線状 (11)分子の種類;蛋白 (xi)実際の配列:配列番号=29 Met krq Aia 入rq Pro Ar+2 Pro ^xq Pro  Lsu 丁Hp Val Thr Val Lsu AL■ L@u Gly 八la L@u Ala Gly VaL C1y V畠L  GLy Gly Pro Asn Ile C)++l T■■ Thr Arg C1y Val S@r S@r Cys Gin Gin  Cys Lau Ala Val Ser Pro MetコS 40 45 CY藝 入1m Trp Cys S@r ^@p Glu ALa L@u  Pro Pra Gly Se+= Pro 入fq CY■ So 55 60 人1p Leu Lys Glu Asn Leu L@u LYm Asp  Asn 07口 Ala P+”o Glu Sur l1■ Glu Phe Pro Val Ser (Lu^la Arg Val L @uGlu Asp^rg Pro L@u 5ierAjP Lys Gly  Ssr Gly 入−p 5瞼r S@r Gln Val Thr Gin  Val Sir Pro GinWoo IQs 110 Azg工1@^1aLau^rgL*u八rgProAjPAIIPSsrL、 ymAsntheSurXi・Gin Val krq Gin VaL (: lu Asp Tyt Pro Val^−p mis Tyr Tyrし+u N・t1]o 1コS 140 Asp L@u S@r Tyr S@r Mt Lym Asp Asp L *uτrp Sat工is Gin Asn ku145 150 1ss 1 60 (2)配列番号:30の情報: (i)配列の性状4 (A)長さ=8塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数二二本鎖 (D)トポロジー:直線状 (i i)分子の種類:DNA(ゲノム性)(x i)実際の配列:配列番号= 30GGTCGACC (2)配列番号:31の情報: (i)配列の性状: (A)長さ=24塩基対 (B)型・核酸 (C)*の数ニー重鎖 (D)トポロジー:直線状 (目)分子の種類:DNA(ゲノム性)(xi)実際の配列:配列番号、3I CaπkCcCcG GkGGCJmCc+r(J 24(2)配列番号:32 の情報: (i)配列の性状: (A)長さ・57塩基対 (B)型・核酸 (C)鎖の数ニー重鎖 (D)トポロノー二直線状 (i i)分子の種類 DNA (ゲノム性)(xi)実際の配列・配列番号、 33 ATCGAGGGAA GGATTTCAGA ATTCGGATCCTCTA GAGTCG ACCTGCAGGCAAGCTTG 57フロントページの続 き (51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号C07K 19100 C12Q 1/68 A 9453−4B(72)発明者 マツクミラン ロパ ートアメリカ合衆国 カリフォルニア州 92014 デル マー トゥエルヴス ストリート 203 I (72)発明者 ギンズバーグ マーク エイチアメリカ合衆国 カリフォルニ ア州 92122 サン ディエゴ レシールド ブレイス 2944

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.約195から800ヌクレオチド塩基対を含む単離されたDNA分子であっ て、該DNA分子がPlA1決定基を含むGPIIIaのアミノ酸残基配列をコ ードする単離されたDNA分子。 2.配列番号:2、配列番号:6、配列番号:10、配列番号:12、配列番号 :14、配列番号:16、または配列番号:18のヌクレオチド塩基配列を有す る、請求の範囲第1項の単離されたDNA分子。 3.約195から800ヌクレオチド塩基対を含む単離されたDNA分子であっ て、該DNA分子がPlA2決定基を含むGPIIIaのアミノ酸残基配列をコ ードする単離されたDNA分子。 4配列番号:4、配列番号:8、配列番号:20、配列番号:22、配列番号: 24、配列番号:26、または配列番号:28のヌクレオチド塩基配列を有する 、請求の範囲第3項の単離されたDNA分子。 5.外来DNAセグメントに機能しうるように連結された発現ベクターを含む組 換え分子であって、当該外来DNAセグメントが、配列番号:1に示した約残基 1から約残基65の血小板GPIIIaのPlA1またはPlA2決定基のアミ ノ酸残基配列をコードし、当該組換え分子が、それで宿主細胞を形質転換したと きに、天然の血小板GPIIIaPlA1またはPlA2決定基の何れかを発現 する組換え分子。 6.前記外来DNAセグメントが、配列番号:2、4、6、8、10、12、1 4、16、18、20、22、24、26および28から成る辞から選ばれる、 請求の範囲第5項に記載の組換え分子。 7.前記発現ベクターがλgt22である、請求の範囲第5項に記載の組換え分 子。 8.天然の血小板GPIIIaPlA1またはPlA2決定基を含むポリペプチ ドの製造方法であって、該方法が、以下の工程:配列番号:1に示した約残基1 から約残基65のアミノ酸残基をコードする外来DNAセグメントに機能しうる ように連結された発現ベクターを含む組換え分子で宿主細胞を形質転換する工程 ;さらに、該形質転換宿主細胞を前記ポリペプチドが発現するに十分な時間培養 条件下で維持す工程 を含むポリペプチド製造方法。 9.前記宿主細胞が大腸菌である、請求の範囲第8項に記載の方法。 10.前記ベクターがλgt22である、請求の範囲第9項に記載の方法。 11.前記DNAセグメントが配列番号:2、4、6、8、10、12、14、 16、18、20、22、24、26および28を有する群から選ばれる、請求 の範囲第10項に記載の方法。 12.前記ポリペプチドが融合ポリペプチドとして発現される、請求の範囲第8 項に記載の方法。 13.さらに前記発現ポリペプチドを回収する工程を含む、請求の範囲第8項に 記載の方法。 14.配列番号:1のアミノ酸残基を含む血小板GPIIIaの約65から約2 66アミノ酸残基を含む単離されたポリペプチドであって、前記ポリペプチドが 血小板GPIIIaPlA1,またはPlA2決定基を示す単離されたポリペプ チド。 15.前記ポリペプチドが、配列番号:3、5、7、9、11、15、17、1 9、21、23、25、27および29から成る群から選ばれるアミノ酸残基を 有する、請求の範囲第14項に記載の単離されたポリペプチド。 16.第二のポリペプチドに機能しうるように連結された第一のポリペプチドを 含む、天然の血小板GPIIIaPlA1またはPlA2決定基を免疫学的に模 倣した融合ポリペプチドであって、 前記第一のポリペプチドは、前記第二のポリペプチドにペプチド結合した免疫学 的に不活性なポリペプチドまたは蛋白のアミノ酸残基配列を示し;前記第二のポ リペプチドは、血小板GPIIIaの約65から約266アミノ酸残基を含み、 配列番号:1のアミノ酸残基を含み、さらに、血小板GPIIIaPlA1また はPlA2決定基を示す融合ポリペプチド。 17.前記第一のポリペプチドがβ−ガラクトシダーゼのアミノ酸配列を有する 、請求の範囲第16項に記載の融合ポリペプチド。 18.前記第二のポリペプチドが配列番号:3、5、7、9、11、13、15 、17、19、21、23、25、27および29から成る群から選ばれる、請 求の範囲第17項に記載の融合ポリペプチド。 19.天然のGPIIIaPlA1またはPlA2決定基と免疫的に反応するヒ トの抗体の存在についてヒト抗体含有身体サンプルを分析する方法であって、以 下の工程: (a)前記体サンプルを以下の抗原: (i)GPIIIaの配列を有し、天然のPlA1またはPlA2決定基を示し 、さらに配列番号:1のアミノ酸残基配列を含む約65から266アミノ酸残基 を含む単離されたポリペプチド、または(ii)GPIIIaの約65から26 6アミノ酸残基のアミノ酸残基配列を含み、天然のPlA1またはPlA2決定 基を示し、さらに、配列番号:1のアミノ酸残基配列を含む融合蛋白;と混合す ることによって水性免疫反応混合物を形成する工程;(b)前記水性免疫反応混 合物を、存在している抗体が前記抗原と免疫的に反応して免疫反応生成物を形成 するために十分な時間、生物学的な分析条件下で維持する工程;さらに (c)前記形成した免疫反応生成物の存在を検出し、それによって前記抗体の存 在を検出する工程; を含む方法。 20.前記決定基が天然のGPIIIaP1A1決定基で、前記抗原が、配列番 号:3、配列番号:7、配列番号:11、配列番号:13、配列番号:15、配 列番号:17、配列番号:19およびβ−ガラクトシダーゼのカルボキシ末端に 機能しうるように連結された配列番号:11から成る詳から選ばれる、請求の範 囲第19項に記載の方法。 21.前記決定基が天然のGPIIIaPlA1決定基で、前記抗原が、配列番 号:5、配列番号:9、配列番号:21、配列番号:23、配列番号:25、配 列番号:27、配列番号:29およびβ−ガラクトシダーゼのカルボキシ末端に 機能しうるように連結された配列番号:21から成る群から選ばれる、請求の範 囲第19項に記載の方法。 22.検出が以下の工程: (i)前記免疫反応生成物を、ヒト抗体と免疫的に反応する第二の抗体と混合し て第二の混合物を形成する工程、この場合、前記第二の抗体は機能しうるように マーカーに連結されている; (ii)前記第二の混合物を、前記第二の抗体が該ヒト抗体と免疫的に反応して 第二の免疫反応生成物を形成するに十分な時間、生物学的分析条件下で維持する 工程:さらに、 (iii)前記第二の免疫反応生成物に固定されたマーカーの量を決定し、それ によって天然のGPIIIaPlA1またはPlA2決定基と免疫的に反応する ヒト抗体の存在を決定する工程; を含む、訴求の範囲第19項の方法。 23.前記マーカーが、放射性、酵素、ビオチン、蛍光、および化学ルミネッセ ンス標註から成る群から選ばれる、請求の範囲第22項の方法。 24.前記抗原が、ヒト体液サンプルと抗原とを混合する前に固体支持体に固定 される、請求の範囲第19項の方法。 25.以下の工程: (a)水性媒体中で供与者からの血小板を、GPIIIaPlA1およびPlA 2決定基の一方または他方と免疫的に反応するが両方とは反応しない抗体と混合 して、水性免疫反応混合物を形成する工程;(b)該水性免疫反応混合物を、前 記抗体が免疫的に反応して免疫反応生成物を形成するために十分な時間、生物学 的反応条件下で維持する工程;(c)前記免疫反応生成物の存在を検出し、それ によって当該GPIIIaPlA1またはPlA2決定基の一方または他方の存 在および血小板の型を検出する工程: を含む血小板の型分け方法。 26.前記抗体がGPIIIaPlA1決定基と免疫的に反応し、GPIIIa PlA2決定基とは免疫的に反応しない、請求の範囲第25項に記載の方法。 27.前記抗体がGPIIIaPlA2決定基と免疫的に反応し、GPIIIa PlA1決定基とは免疫的に反応しない、請求の範囲第25項に記載の方法。 28.前記抗体が単クローン抗体である、請求の範囲第25項に記載の方法。 29.以下の要素: GPIIIaPlA1またはPlA2決定基の一方と免疫的に反応するが、両方 の決定基とは免疫的に反応しない抗体を、少なくとも1回の分析に十分な量で含 む容器;および 前記抗体と血小板との免疫反応を検出するための標識:を含む血小板GPIII aPlAの型分けのためのキット形の診断分析系。 30.当該標識が当該抗体に連結されている、請求の範囲第29項に記載の系。 31.さらに、前記血小板GPIIIaPlA1またはPlA2決定基の他方と 免疫的に反応するが、両方の決定基とは免疫的に反応しない抗体を、少なくとも 1回の分析に十分な量で含む第二の容器を含む、請求の範囲第29項に記載の系 。 32.以下の要素: (a)以下の抗原を少なくとも1回の分析を実施するために十分な量で含む容器 ; (i)GPIIIaの配列を有する単離ポリペプチドで、さらに天然のPlA1 またはPlA2決定基を表し、配列番号:1のアミノ酸残基配列を含む約65か ら266アミノ酸残基をその中に含んでいる単離されたポリペプチド、または (ii)GPIIIaの約65から266アミノ酸残基のアミノ酸残基配列を含 み、天然のPlA1またはPlA2決定基を表し、さらに、配列番号:1のアミ ノ酸残基配列を含む融合ポリペプチド、(b)前記ヒト抗体と前記抗原との免疫 反応を検出するための手段;を含む血小板GPIIIaPlA1またはPlA2 決定基に対するヒト抗体の存在について分析するためのキット形の診断分析系。 33.前記抗原が固形支持体に固定されて存在する、請求の範囲第32項に記載 の系。 34.前記抗原が、配列番号:3、5、7、9、11、13、15、17、19 、21、23、25、27、29、およびβ−ガラクトシダーゼのカルボキシ末 端に機能しうるように連結されている配列番号:11又は21から成る群から選 ばれるアミノ酸残基配列を有する、請求の範囲第32項に記載の系。 35.前記ヒト抗体の免疫反応を検出するための前記手段が、別の種からの標識 結合坑ヒト抗体である、訴求の範囲第32項に記載の系。
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