JPH0750192Y2 - フィルムの耳部矯正装置 - Google Patents

フィルムの耳部矯正装置

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JPH0750192Y2
JPH0750192Y2 JP1991091849U JP9184991U JPH0750192Y2 JP H0750192 Y2 JPH0750192 Y2 JP H0750192Y2 JP 1991091849 U JP1991091849 U JP 1991091849U JP 9184991 U JP9184991 U JP 9184991U JP H0750192 Y2 JPH0750192 Y2 JP H0750192Y2
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JP
Japan
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film
upper guide
support
lower guide
guide plate
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JP1991091849U
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JPH0535252U (ja
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邦弘 河内
美則 高田
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Japan Steel Works Ltd
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Japan Steel Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フィルムの耳部矯正装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフィルム横延伸装置としては、実
開昭62−41524号公報に示されるようなものがあ
る。これに示されるフィルム横延伸装置は、フィルム両
縁部にそれぞれ接触する矯正ロール装置が設けられてい
る。矯正ロール装置は上下方向位置を調節可能な上下方
向調節機構及びフィルム送り方向に平行な軸を中心とす
る傾斜角度を調節可能な傾斜角調節機構を有している。
フィルムは、これの耳部が矯正ロール装置に挟み込ま
れ、これにより反りを矯正されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のフィルム横延伸装置のフィルムの耳部矯正
装置には、上下方向調節機構及び傾斜角調節機構を必要
とするため、構成が複雑になり、装置の価格が高くなる
という問題点があった。本考案は、上記のような課題を
解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、矯正ロール装
置の代わりにフィルムの耳をガイドするガイド装置を設
けることにより上記課題を解決する。すなわち本考案の
請求項1記載のフィルム横延伸装置のフィルムの耳部矯
正装置は、フィルムの耳部を平らに矯正した後、フィル
ム横延伸装置(50)に供給するものを対象にしてお
り、フィルムの耳部矯正装置は、互いに水平方向の対向
する位置にフィルム幅寸法だけ離して配置された2つの
上側ガイド機構(18,26,28,及び30)と、こ
れらと垂直方向の対向する位置にそれぞれ配置された下
側ガイド機構(12,及び16)と、から構成されてお
り、上記上側ガイド機構は、上記フィルム横延伸装置
(50)に固定されたサポート(26)と、サポート
(26)に対してヒンジ金具(28)を介して上方に跳
ね上げ可能に連結された支持金具(30)と、支持金具
(30)と連結された上側ガイド部材(18)と、を有
しており、 上記下側ガイド機構は、固定部に固定された
固定部材(16)と、これに固定された下側ガイド板
(12)と、を有しており、上側ガイド部材(18)及
び下側ガイド板(12)は、あらかじめ設定されたすき
間を隔てて互いに平行に配置されており、矯正前のフィ
ルムは、これの耳部を上記すき間に挟み込んだ状態てフ
ィルム横延伸装置(50)側に移送さねるようになって
いる。また、請求項2記載のものは、上記支持金具(3
0)又は上側ガイド部材(18)には、上下方向に長い
取付位置調整用の長穴(18d)が形成されており、長
穴(18d)を介して支持金具(30)及び上側ガイド
部材(18)が互いに連結されている。なお、かっこ内
の符号は実施例の対応する部材を示す。
【0005】
【作用】請求項1記載のものにおいては、矯正前のフィ
ルムは、これの両端側の耳部が上側ガイド機構の上側ガ
イド部材及び下側ガイド機構の下側ガイド板間のすき間
に挟み込まれた状態でフィルム横延伸装置側に送られ
る。フィルムの耳部は、すき間を通過している間に反り
が矯正されて平らにされる。これにより矯正後のフィル
ムは、フィルム横延伸装置によって確実に把持されるの
で、円滑に横延伸作業を行うことができる。上側ガイド
部材及び支持金具を一体の状態で上方に跳ね上げること
ができるので、横延伸装置にフィルムを最初に通すため
のフィルム通しが容易になるとともに、フィルムの破断
事故が発生した場合に、破断したフィルムを取り除くた
めの対応処置が容易に行える。また、請求項2記載のも
のにおいては、上側ガイド部材を支持金具に対して上下
に移動させて取付位置を調整することにより、上記すき
間の大きさを変更することができるので、フィルムの厚
みが変更された場合でも、フィルムに適切な矯正を行う
ことができる。
【0006】
【実施例】図1に本考案の実施例を示す。フィルム横延
伸装置50のフィルム流れ方向から見て上流側位置に下
側ガイド板12が配置されている。下側ガイド板12の
下面には補強板14が固着されている。下側ガイド板1
2及び補強板14は、固定部材16を介して固定部に固
定されている。下側ガイド板12には、後述する傾斜案
内部12a及び切欠き部12bが形成されている。下側
ガイド板12の上方には上側ガイド部材18が配置され
ている。上側ガイド部材18は、上記下側ガイド板12
と平行な上側ガイド板部18a、これの一部を直角に折
り曲げた取付部18b、後述する傾斜案内部18c、及
び長穴18dから形成されている。下側ガイド板12及
び上側ガイド板部18aの上流側にはフィルム面から見
てそれぞれ反対方向に傾斜する傾斜案内部12a及び1
8cが形成されている。下側ガイド板12の下流側に
は、フィルム横延伸装置50のフィルムクリップ装置5
2と干渉しないように円弧状の切欠き部12bが形成さ
れている。下側ガイド板12、補強板14、及び固定部
材16によって下側ガイド機構が構成されている。一
方、フィルム横延伸装置50のカバー20にはヒンジ金
具22を介して板部材24が連結されており、板部材2
4にはサポート26がボルト止めされている。サポート
26にはヒンジ金具28を介して断面「L」字状の支持
金具30が連結されている。上述の上側ガイド部材18
の取付部18bには、上下方向の長穴18dが互いに平
行に2つ形成されており、取付部18bが支持金具30
にボルト止めされている。上側ガイド部材18、板部材
24、サポート26、ヒンジ金具28、及び支持金具3
0などによって上側ガイド機構が構成されている。上側
ガイド部材18を固定しているボルトを緩めた状態で、
上側ガイド部材18を長穴18dに沿って図中、上下に
移動させることにより上側ガイド板部18a下面と、下
側ガイド板12上面との間のすき間寸法を変えることが
可能である。上述のカバー20には取っ手32が取り付
けられている。図示してないが、上述の下側ガイド機構
及び上側ガイド機構と同様な構成のガイド機構が、フィ
ルムの幅寸法だけ離して対向配置されている。各2つの
下側ガイド機構及び上側ガイド機構によってフィルムの
耳部矯正装置10が構成されている。矯正前のフィルム
は、これの耳部がフィルムの耳部矯正装置10の傾斜案
内部12a及び18cに案内されながら下側ガイド板1
2及び上側ガイド板部18a間のすき間に入り込み、フ
ィルム横延伸装置50側に移動して行くうちに平らに矯
正されるようになっている。フィルムの耳部矯正装置1
0は、耳部が平らに矯正されたフィルムをフィルム横延
伸装置50のフィルムクリップ装置52に受け渡すこと
が可能である。
【0007】次、この実施例の作用を説明する。あらか
じめ使用するフィルムの厚さ寸法に応じて両下側ガイド
板12及び両上側ガイド部材18の上側ガイド板部18
a間のすき間寸法をそれぞれ同じ所定の値に設定してお
く。次に、両上側ガイド部材18を支持金具30と一体
の状態でそれぞれ上方に跳ね上げておいて、図示してな
いフィルム供給装置から横延伸装置50にフィルムを最
初に通すためのフィルム通しが行われる。すなわち、フ
ィルム供給装置から引き出されたフィルムは、フィルム
の耳部矯正装置10、及び横延伸装置50を通って図示
してないフィルム巻取装置に巻き付けられる。次に両上
側ガイド部材18及び支持金具30を図示の位置に引き
下げることにより、準備作業が終了し、フィルムの横延
伸作業が開始される。フィルム供給装置及びフィルム巻
取装置を駆動することにより、フィルムは、下側ガイド
板12の傾斜案内部12a及び上側ガイド部材18の傾
斜案内部18cによって案内されながら下側ガイド板1
2及び上側ガイド板部18a間のすき間にそれぞれ挟み
込まれ、両すき間を移動する間に、耳部の反りなどが矯
正される。フィルムは、これの耳部が平らにされた後、
フィルム横延伸装置50のフィルムクリップ装置52に
引き渡される。フィルムは、フィルムクリップ装置52
に把持された状態で、横方向に引伸される。すなわちフ
ィルムの横延伸が行われる。横延伸されたフィルムは図
示してないフィルム巻取装置によって巻き取られる。横
延伸するフィルムの厚さ寸法が変更になった場合には、
上側ガイド部材18を支持金具30に取り付けているボ
ルトを緩め、上側ガイド部材18を長穴18dに沿って
上下させることによりフィルム案内面間のすき間をそれ
ぞれ調整した後、上側ガイド部材18を支持金具30に
それぞれ固定すればよい。これによりフィルムの厚さ寸
法に対応して耳部の矯正をすることができる。
【0008】フィルムの横延伸中に、フィルムの破断事
故が発生した場合には、図示してないフィルム供給装置
及びフィルム巻取装置を停止させた後、上側ガイド部材
18及び支持金具30を一体辺状態で図中上方に跳ね上
げること、これらがヒンジ金具28を中心としてほぼ1
80度回動するので、下側ガイド板12及び上側ガイド
部材18間にまつわり付いている破断フィルムを容易に
取り除くことができる。さらにフィルム横延伸装置50
の周辺まで破断フィルムがまつわり付いている場合に
は、取っ手32を持ってカバー20をフィルム横延伸装
置50から取り外す。これによりフィルム横延伸装置5
0の周辺にまつわり付いている破断フィルムをすべて取
り除くことができる。なお、上記実施例の説明において
は、上側ガイド部材18に上下方向に長い長穴18dを
形成するものとしたが、上側ガイド部材18に長穴を形
成する代わりに、支持金具30に上下方向に長い耳穴を
形成するようにしてもよい。 また、上記実施例の説明に
おいては、下側ガイド板12を補強板14を介して固定
部材16に固定するものとしたが、下側ガイド板12に
補強部を形成して、これを固定部材16に直接固定する
ようにしてもよい。
【0009】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば簡
単なフィルムの耳部矯正装置によって横延伸前のフィル
ムの耳部を平らにすることができる。したがって横延伸
装置を安価のものにすることができる。また、上側ガイ
ド部材及び支持金具を一体の状態で上方に跳ね上げるこ
とにより、横延伸装置にフィルムを最初に通すためのフ
ィルム通しが容易になるとともに、横延咋中のフィルム
が破断した場合であっても、耳部矯正装置などにまつわ
り付いた破断フィルムを迅速に取り除くことができる。
さらに、請求項2記載のものにおいては、請求項1の効
果に加えて、スィルムの厚みが変更された場合でも、上
側ガイド部材を支持金具に対して上下に移動させて取付
位置を調整することにより、上記すき間の大きさを変更
することができるので、フィルムに適切な矯正を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフィルムの耳部矯正装置の部分斜視図
である。
【符号の説明】
12 下側ガイド板 14 補強板 16 固定部材 18 上側ガイド部材 24 板部材 26 サポート 28 ヒンジ金具 30 支持金具 50 フィルム横延伸装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの耳部を平らに矯正した後、フ
    ィルム横延伸装置(50)に供給するフィルムの耳部矯
    正装置において、 フィルムの耳部矯正装置は、互いに水平方向の対向する
    位置にフィルムの幅寸法だけ離して配置された2つの上
    側ガイド機構(18,26,28,及び30)と、これ
    らと垂直方向の対向する位置にそれぞれ配置された下側
    ガイド機構(12,及び16)と、から構成されてお
    り、上記上側ガイド機構は、 上記フィルム横延伸装置(50)に固定されたサポート
    (26)と、 サポート(26)に対してヒンじ金具(28)を介して
    上方に跳ね上げ可能に連結された支持金具(30)と、 支持金具(30)と連結された上側ガイド部材(18)
    と、 を有しており、 上記下側ガイド機構は、 固定部に固定された固定部材(16)と、 これに固定された下側ガイド板(12)と、 を有しており、 上側ガイド部材(18)及び下側ガイド板(12)は、
    あらかじめ設定されたすき間を隔てて互いに平行に配置
    されており、矯正前のフィルムは、これの耳部を上記す
    き間に挟み込んだ状態でフィルム横延伸装置(50)側
    に移送されるように配置されていること、 を特徴とする フィルムの耳部矯正装置。
  2. 【請求項2】 上記支持金具(30)又は上側ガイド部
    材(18)には、上下方向に長い取付位置調整用の長穴
    (18d)が形成されており、長穴(18d)を介して
    支持金具(30)及び上側ガイド部材(18)が互いに
    連結されていること、 を特徴とする 請求項1記載のフィルムの耳部矯正装置。
JP1991091849U 1991-10-14 1991-10-14 フィルムの耳部矯正装置 Expired - Lifetime JPH0750192Y2 (ja)

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JPH0535252U JPH0535252U (ja) 1993-05-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB1564174A (en) * 1977-04-05 1980-04-02 Ici Ltd Process and apparatus for feeding a moving web to a stenter apparatus
JPH0442099Y2 (ja) * 1985-08-29 1992-10-05
JPH0735880Y2 (ja) * 1988-08-08 1995-08-16 株式会社小松製作所 ブルドーザの排土装置

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