JPH07501719A - 腹腔鏡用電気手術ペンシル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 腹腔鏡用電気手術ペンシル 髪吸Ｑ立団 本発明は、電気外科器具、特に従来の電気外科手術及びガス促進電気手術の二つ のモードに対応するペンシル装置に関するものであり、このペンシル装置は特に 腹腔鏡を用いる処置での使用に適用される。

及匪Ω蓋見 伝統的な電気外科手術、即ち、電極を含むペンシル装置が組織と接触し或いは接 近して配置される手術手順がよく知られている。このような技術は治療の対象と なる組織への高周波電気エネルギーによる処置を含んでいる。電極に加わる電気 信号特性等に基づいて切断したり、凝固させることが可能な点が、従来の電気手 術の利点である０例えば信号の波形及びパワーを変化させることにより、外科医 は手術モードを変更できる。

最近では高周波療法を達成するために、ガス促進式電気手術ペンシル装置が利用 されている。ガス促進式電気手術では、電極がら組織に対し電気エネルギーを伝 えるためにガスの流れが利用されている。そして、はぼ均一の電気手術効果が達 成できることがガス促進式電気手術の利点である。またガス促進式電気手術の別 の利点としては、電極と組織との接触を伴うことなく、これらの効果が達成でき ることがある。接触の結果として電極に付着物が生じることにより器具の性能に 影響を及ぼしたり、時間を要する電極の清掃や電極の取り替えを要することがあ るため、このような接触は好ましくない。

電気手術装置が効果を発揮する処置のひとつとしては、腹腔鏡を用いる手術が挙 げられる。腹腔鏡を用いる手術において、外科医は内部の手術部位を腹腔鏡によ り見ることができる。大きな切開を伴うことなく手術を行うために、套管を通し 患者の体内へ挿入された電極と共に腹腔鏡を利用することが可能である。

電気手術処置の利点及びその用法はここ何年もの間において拡大してきているが 、治療者の利益の完全な実現に向けた多くの課題が残されている０例えば、従来 の電気手術モード及びガス促進電気手術モードの両方の機能を有する電気手術ペ ンシル装置に対する要望が一般にある。従来モードにより組織を切断し、ガス促 進モードにより閃光治療することを外科医が望む場合、一般に二つの別々のペン シル装置、そしておそらく二つの別々のシステムが用いられている。一つを用い る場合と比較して、二つのペンシル装置の使用は、より大きな空間を必要とする うえに、手術器具に対し更に多くの投資を要するといった不都合を残す、更に二 つのペンシル装置を用いることは、二つの操作を要し、特に腹腔鏡による手術を より長引かせることとなる。

特に、狭い通路を通して装置を挿入した際、或いは、外科医の視野が限定される 部位で装置を使用した際に発生する過失による組織への穿孔の可能性を減少させ ることにより、電気手術装置の安全性を高めることが別の課題として挙げられて いる０例えば、従来のペンシル装置と共に腹腔鏡を用いた処置では、露出した電 極を套管（カニユーレ）を通し奥深く入れ過ぎると穿孔を引き起こすことがある 。同様に、特定の処置、例えば腹腔鏡を用いた処置において、套管を通し電極が 挿入された場合など、電極が手術の為に設置された際に、電極が組織または体液 と接触し、その結果として使用中の器具の性能に対し影響を及ぼしたり、または 電極の清掃あるいは交換の必要性といった問題を極力低減することが、別の課題 として挙げられている。

聚吸ΩＡ！ 本発明の目的は、次の事項を含む、即ち、手術のために器具が設置された状態ま たはその反対に器具が使用されない状態における組織への穿孔、または電極と組 織または体液との好ましからざる接触の危険性を減少するために、電極を取り除 くことのできる電気手術ペンシル装置が非作動状態すなわち電極に電流が供給さ れていない状態において、実質上、電極が曝されることがないものを提供するこ と。

電気手術ペンシル装置が、電極とノズルを含み、これらの電極とノズルは互いに 相対的移動を許容するよう互いに接続されており、器具が非作動状態にある場合 に電極及びノズルが収納配置に選択的に維持されるものを提供すること。

電気手術器具は、スライド可能に接続された頭部（ノーズ部）及び尾部（テール 部）を含むハウジングを有し、電極またはノズルの一つが頭部に接続されるとと もに、他方は尾部に接続され互いの相対的移動が許容されるものを提供すること 。

従来の電気手術による切断または凝固に用いられる第１のモード、及び、ガス促 進式高周波治療に用いられる第２のモードを選択的に使い分けることが可能なデ ュアルモード式電気手術器具であり、腹腔鏡による処置に使用されるものを提供 すること。

ガス噴射ノズル及び電極の相対位置を外科医が手動により制御するデュアルモー ド式電気手術器具を提供すること。

更なる目的及びそれに対応する利点は当業者には明白となることであろう。

本発明の実施例に従う電気手術器具が提供されている。１つの態様において、電 気手術器具は同一軸を有するノズル及び電極を含む外科手術装置（外科手術アセ ンブリ）を有する。この外科手術装置は第１の配置及び第２の配置の間で配置変 化可能であり、第２の配置にある場合よりも第１の配置において電極がノズルよ り前出している。更に、手術用に電極が位置決めされている際または電気手術器 具が不使用の際などの外科手術装置が不活性な状態において、外科手術装置は第 ２の配置に維持され得る。ガス促進手術用として、外科手術装置が第２の配置に あるときに、ガスをノズルへ送り出す為にガス送り出しシステムを備えることが 可能である。

本発明の別の態様に基づき、ペンシル型ハウジングを有する電気手術器具が提供 される。ペンシルハウジングは尾部及び頭部を有し、これらは互いの相対的移動 を許容するようスライド可能に互いに接続されている０尾部または頭部の１つは 電極に接続されており、他方はノズルに接続されている６尾部と頭部の相対的移 動は、電極とノズルの相対的移動、即ち収納位置と電極が露出された位置との間 における移動をもたらす。ハウジングは更に、収納位置におけるガス促進手術用 にガス搬送用内部通路を含んでいる。

本発明の別の態様に基づき、腹腔鏡による処置での使用に適応した電気手術機器 が提供されている。当該機器は、套管、電極、ノズル及び位置決め装置を含んで おり、このうち電極及びノズルは共通の軸を有する。ノズルは套管に対し固着さ れている０位置決め装置は、非ガス促進式電気手術用の第１の位置と、ガス促進 式電気手術用の第２の位置の間でノズルに対して電極を移動させるためのもので あり、第２の位置におけるよりも第１の位置において、電極がノズルより前出図 １は、電極及びノズルが収納配置に配置された状態での本発明の実施例の側断面 図である。

図２は、電極が露出されるように電極及びノズルが配置された状態での図１の実 施例の側断面図である。

図３は、デュアルモードの手術のために、不活性ガス供給手段及び電気外科用発 電器と連結された図１．２の実施例を示す。

図４は、電極及びノズルが収納配置にある状態の本発明の別個を示す斜視図であ る。

図５は、電極が露出するように電極及びノズルが位置決めされた図４の実施例の 斜視図である。

図６は、電極及びノズルが収納配置された図４の実施例の側面図である。

図７は、電極が露出されるように電極及びノズルが位置決めされた図４の実施例 の側面図である。

及肌Ω誼組な説■ 図１〜図３において、照合を容易にするべく同一部材は対応する同符号で識別す る０図１．２を参照すると、本発明の実施例に従って構成された電気外科用機器 は参照番号１０で示されている０機器１０は、伝統的な電極１２、ノズル１４及 びペンシルケース１６を有する外科用外科手術装置からなる１図１．２は、電極 １２及びノズル１４が収納配置に（図１）、電極１２が露出位置に（図２）配置 される機器１０を示す。

機器１０のペンシルハウジング１６の外形は、主として円筒形中空突出部（ノー ズ部）１８及び円筒形中空尾部（テール部）２０によって定義される。突出部１ ８及び尾部２０はプラスチック成形されて使用者が把持する形状となってもよい 、突出部１８は内部の突出部シリンダ２２を有し、尾部２０は同心円状に慴動可 能に近接するためにそこから伸長する尾部ピストン２４を有する。シリンダ２２ 及びピストン２４は相互間に摩擦嵌合を提供する寸法にされている。即ち、シリ ンダ２２とピストン２４との相対配置が適正に維持できるよう、シリンダ２２の 内径及びピストン２４の外径は相互間の摺動に抵抗を提供するように選択されて いる。

以下に述べるように、電極１２は尾部２０と連動すべく取り付けられ、ノズル１ ４は突出部１８と連動すべく取り付けられるために、突出部１８と尾部２０との 慴動可能な近接は、収納配置と露出配置との間で電極１２とノズル１４との相互 運動を許容する１図１，２に示すように、第１の配置（図１）と第２の配置（図 ２）との間で機器１０を摺動可能に配置すべく指制御を促進するために、突出部 に放射状湾曲部２６が設けられている。下記事項を考察することで理解されよう が、手術のために電極１２が位置決め中である時、または機器１０が使用中でな い時のように、機器１０が非稼動状態にある時に、従来の電気外科のための露出 配置及びガス促進電気外科のための収納位置において機器１０が利用され得る。

図示した実施例において、例えばＯリングのような、シリンダ２２とピストン２ ４との摩擦嵌合の一助となり、更に肩部２５と協働してシリンダ２２とピストン ２４との相互運動を調整する機能を果たす円周状密閉部材８４をピストン２４は 備えている。この点において、電極１２及びノズル１４が収納位置にある時に肩 部２５は密閉部材８４の一つに接触することにより、電極１２及びノズル１４が 収納状態にあって電極１２に対するノズル１４の過度の伸長を抑制することを明 確に示す、それに関連し、肩部２５は傾斜面２７を有し、この傾斜面２７は前縁 から後縁へ放射状に広がり、且つ突出部１８における通常「ｖ」字形の切欠き２ ９と協働してハウジング１６の構成を促進する。突出部１８と尾部２０とは構成 中に共に押圧されるため、密閉部材８４と傾斜面２７との相互作用は肩部２５を 外側に付勢して切欠き２９を圧縮することにより、肩部２５が密閉部材８４に跨 ることを可能とする。

内側ブーツ２８、中間ブーツ３０及び鞘状外側ブーツ３２からなるブーツアセン ブリは、尾部２０を貫通して伸長し、機器１０の第１の従来式及び第２のガス促 進式手術の選択制御用の構成部材を支持、方向付け、絶縁、保護する０例として １尾部２０の内側と内側ブーツ２８の外側とは嵌合するような形状をとることが でき、及び／又は相互接合に調整可能である（図示せず）、内側ブーツ２８及び 中間ブーツ３０は弾性エラストマー或いはポリウレタンから成形できる。外側ブ ーツ３２もそのような素材から成形可能であり、同ブーツ３２はアセンブリ上を 伸長して突出部１８、中間ブーツ３０及び尾部２０と保持するように係合し、使 用者による当該機器１０の把持及び制御を向上させる。

内側ブーツ２８は電気回路板３４及び電気的に相互接続されたソケット３６を保 護するように支持し、次にソケット３６は電極１２を支持して同電極１２と電気 的に相互接続する０図１．２に示すように、回路板３４は、第１及び第２圧力ス ナツプドームスイツチ３８．４０を備え、三導体ＲＦ信号供給ワイヤ４２に電気 的に相互接続されている。それに応じて、外側ブーツ３２と中間ブーツ３０との 相補的な第１湾曲部４８へ使用者が所定圧力を印加する際に第１スナツプドーム スイツチ３８が閉鎖されて従来の第１モードの組織切開処置のために電極１２に 適正なＲＦ倍信号提供を開始するように、内側ブーツ２８及び中間ブーツ３０が 、第１スナツプドームスイツチ３８と対向関係になるように第１ボタン４４及び ボタンスペーサ４６を支持する。

同様に、外側ブーツ３２と内側ブーツ３０との相補的第２湾曲部５２へ使用者が 所定圧力を印加する際に、第２スナツプドームスイツチ４０が閉鎖されて、第− 或いは第二モードの凝固処置のために電極１２に適正なＲＦ倍信号提供を開始す るように、内側ブーツ２８と中間ブーツ３０は、第２スナツプドームスイツチ４ ０と対向関係になるように第２ボタン４９と圧力スイッチ５０とをそれぞれ支持 している。使用者が第２湾曲部５２へ所定圧力を印加する際に第２モードのガス 促進高周波療法処置のために、ペンシル１０への不活性ガスの搬送が開始される ように、圧力スイッチ５０は２導体ガス供給信号ワイヤ５４に相互接続されてい る。実施例の便利な第１及び第２モードの凝固手術を選択制御すべく、凝固のた めにＲＦ倍信号提供を開始するのに必要な印加圧力量は、不活性ガスの供給を開 始するのに必要な印加圧力量以下にすることを理解されたい、それと関連して実 施例において、外側ブーツ３２の第１湾曲部４８及び第２湾曲部５２は使用者が 適正且つ効率的に機器１ｏを利用する視覚的補助手段となるべく、現行の電気外 科用発電器の電力インジケータと一致するよう色分けできる（例えば、それぞれ 黄色と青色）。

ガス供給管５６は一端５８が尾部２０の接骨６０に接合されている。ガス吐出管 ５６の他端６２は、更に論及するが不活性ガス供給手段８８とインターフェース で連結するよう設計された接合部材６４に接合されている。ＲＦ信号供給ワイヤ ４２及びガス制御信号ワイヤ５４は尾部２０、ガス供給管５６を貫通して伸長し 、接合部材６４から露出している。ＲＦ信号供給ワイヤ４２は、標準電気外科用 発電器８６との相互接続用の標準プラグ６３を末端とする。同様に、ガス供給信 号ワイヤ５４は不活性ガス供給手段７６との相互接続用の２導体プラグ６６を末 端とする。

機器１０は有効に利用され、腹腔鏡検査の実施例及び応用に関連して更に記載す るが、装置の多くの特徴が非腹腔鏡検査の応用においても有用であることを当業 者は理解できよう。

図示した実施例において、ノズル１４と突出部１８は共に例えば粘着性或いは熱 性接着によりアクセス套管の内径以下の外径を有する套管６８に固定的に相互接 合されている。同様に１尾部電極７０及び伝導性電極管７２を備える電極アセン ブリは、電極１２を尾部２４に固定的に接合する。湾曲部２６を把持して突出部 シリンダ２２に対して尾部２４を慴動させることにより、図１の従来の第１モー ドの配置と図２のガス促進第２モードの配置との間で機器１０が便利に配置され 得るように、電極１２がノズル１４及び套管６８内に摺動可能に位置決めされて いる。ノズル１４は手術部位において機器１０によって発生した熱に耐えるに適 したセラミック先端部１５を有してもよいが、それは套管６８の先端を越えての びている。

ガス促進手術中或いは例えば手術のために電極１２が位置決め中である時のよう に機器１０が非稼動状態である時、図２の配置において機器１０を更に維持すべ く突出部１８と尾部２０との間にバネ或いは他の弾性部材（図示せず）が作動的 に配置されてもよい。例えば、シリンダ壁７４とピストン壁７６との間、或いは 突出部壁７８と尾部壁８０との間にバネが設けられ、その結果、機器１０が非稼 動状態である時にガス促進高周波療法処置及び組織穿刺防止のためにバネが電極 １２を付勢してノズル１４に対し十分に引き込まれた位置を占めてもよい、より 詳細には、効果的な第２モードのガス促進高周波療法のために電極１２がノズル １４から約０．２５インチ（約０．６４ｃｍ）だけ前方に突出するように機器１ ０が設計されるのが好ましい。より好ましくは、第２モード操作のために或いは 装置が非稼働状態にある時に電極１２及びノズルはほぼ収納される。第１モード の切開／凝固処置のために電極１２はノズル１４から約０．５インチ（約１゜２ ７ｃｍ）或いはそれ以上前方に突出するのが好ましい。

図１に示すように、尾部２０、突出部１８及びブーツアセンブリ（即ち２８及び ３０）は、ガス促進第２モードの手術におけるガス供給管５６からノズル１４へ の不活性ガスの搬送用の内部脈絡８２を区画すべく、構成され相互接合されてい る。それと関連して、第２モード手術中のガス漏れを削減あるいは排除すべく突 出部シリンダ２２と尾部ピストン２４との間にＯリングのような密閉部材８４が 設けられている。このように、シリンダ２２及びピストン２４の内部が、収納配 置における脈絡８２の一部を形成することが理解されよう、先に触れ且つ図３に 示したように、接合部材６４及びガス制御信号ワイヤ５４の導体プラグ６６は機 器１０に用いるためのガス供給手段８８に接続されている。当業者には理解され るように、そのようなガス供給手段は、アメリカ合衆国コロラド州デンバーのビ ーコン研究所の「ビーマーワン」電気外科用カート、或いは、不活性ガス貯蔵器 （例えばタンク）及びそれと相互接合された制御手段（例：電子作動制御弁）を 備える他のいかなる構成でもよい。

ＲＦ信号供給ワイヤ４２の標準プラグ６３は、機器１０を使用すべく標準電気外 科用発電器８６に相互接続されている。単に例として、電気外科用発電器８６は 下記のいずれでも或いはそれに相当するものでよい、即ち、パリラブ社の「フォ ース２」もしくは「フォース４」発電器、バードエレクトロメディカルシステム ズ社（７）ｒＥＭｓ３０００Ｊ、　ｒＥＭＳ４４００ＪもＬ＜ｌ：！　ｒＥＭＳ ５０００Ｊ、アーブエレクトロメディカルエクイップメントのｒＡｃｃ４５０Ｊ 、　ｒＡｃｃ４７０ＪもしくはｒＭｃｃ３５０Ｊ　、ボビ社のｒＸｌｏＪ、コン セプト社の「９０００」、または、アスベンラボラトリーズ社の「エクスキャリ バー」、　ｒＭＨ３８０」もしくはｒＭＨ４５０Ｊ、これらの製品は標準プラグ ６３を受容するように設計され１組織切開のために適正な第１の所定のＲＦ倍信 号例えば１〜３００ワツト）及び凝固のために適正な第２の所定のＲＦ倍信号例 えば１〜１２０ワツト）を選択的に提供するように予め設定が可能である。

機器１０は以下のように腹腔鏡手術において使用され得る。まず、医師は進入套 管の挿入を許容するような小さな切開を行う。進入套管の先端には套管針が設け られており、手術する患部への経路を提供するために、進入套管は患者に挿入さ れる。その後、以下に記述されるように、電極１２及びノズル１４は進入套管を 通して手術する患部へ挿入される。医師は手術のために、患部の様子を視覚にて 伝える光学システムの助けにより、電極１２及びノズル１４を配置する。電極１ ２は、頭部１８を握ること及び尾部２４を押圧することにより、収納位置から露 出位置へ移動されるため、同電極１２はノズル１４に対して慴動可能に伸展され る。この点では、電極が進入套管を通って慴動する際の摩擦力のために、套管６ ８が進入套管に対して相対的に固定し続ける傾向があるため、進入套管と套管６ ８との間が密着されるがことが留意される。当然ながら、電極及びノズル１４は 手術のために進入套管の端部を越えて配置される６手術のために、電極１２及び ノズル１４が収納されることにより、組織を刺激すること、及び、電極と組織ま たは体液の接触を防ぐことができる。

従来の第１のモードの切開を行うために、機器１ｏは図２に示すように配置され 、電気外科用発電機８６からＲＦ信号伝達ワイヤ４２及び回路基板３４を通って 電極１２へ、初期設定された切開信号を伝達するために、第１の膨張部４８が使 用者により押圧される。第１の膨張部４８からの圧力開放により、もちろん切開 信号は停止される。従来の第１のモードの凝固手術が行われる場合、電気外科ｙ Ａ重電機６からＲＦ信号伝達ワイヤ及び回路基板３４を通って電極１２に初期設 定されたＲＦ［画信号の伝達を行うために、第２の膨張部５２が使用者により押 圧される。第２のモードのガス促進高周波治療を行うために、機器１ｏは図１に 示すように配置され、使用者は単に第２膨張部を強く押圧することにより、供給 ホース５６及び機器１０の通過経路８２を通してノズル１２への不活性ガスの供 給を行うために、ガス供給信号ワイヤ５４が信号をガス供給装置８８に送るよう にスイッチ５０が閉じられる。

図４〜７を参照すると、本発明の別例に基づいて構成された機器９ｏの斜視図（ 図４．５）及び断面図（図６．７）が示されている１機器９ｏは、従来の電極９ ２、ガス供給ノズル９４、套管９６及び、頭部１００及び摺動可能に相互連結さ れた尾部１０２を有するペンシル型ハウジング９８を含む手術装置から構成され ている０図４〜７は、促進ガスの第２のモードの作業のために、電極９２がノズ ル９４に対して相対的な収納位置にある場合（図４．６）、及び、電極９２が従 来の第１のモードのために露出される場合（図５．７）の機器９０を示している 。

頭部１００及びノズル９４に対して、尾部１０２及び電極９２の動きを楽にする ために、尾部１０２には１組み込み型のまたは相互に連結された尾部ハンドル１ ０４が設けられ２頭部１００には、組み込み型のまたは相互に連結された頭部ハ ンドル１０６が設けられている。好ましくは、ハンドル１０４，１０６は手術の 間の操作が容易になるような形状及び配置とされる１図示されているように、ハ ンドル１０４，１０６は片手でコントロールできるように１通常ピストル状に構 成されている。

更に機器９０は、部材１０４，１０６を離間するように押圧するために、頭部１ ００と尾部１０２との間に配置されたスプリング１０５または他の弾性部材を備 える。このため、電極９２は図４．６の収納位置を保持する６図示されているよ うに、スプリング１０５は尾部１０２の肩部１１３と、頭部１００の凹部１１１ の基部１１６とを付勢する。従来の第１のモードの作業が要求される場合、オペ レータは図５．７の配置に対して機器９０を移動させるためにハンドル１０４゜ １０６を使用できる。

固定装置は、機器９０を第１モードの配置に維持するために設けられている。

例えば、機器９０を第１モードの配置に保持するために、保合部材が頭部１００ 及び尾部１０２の反対の面に設けられている。図示された実施例では、固定装置 は尾部のピストン１２０の外面１１８に形成されたスロット（溝）１０８と、頭 部のシリンダ１２４の内面１２２からスロット１０８内へ内方へ延びる凸部１０ ９とを備える。長手部１１０は、一対の通常平行な長手方向の稜線１２６により 規定され、長手方向に対して横方向の部分１１２は稜線１２８及び肩１１３によ り規定されている。

固定装置は更に、塵やほこりの侵入を防ぎスプリング１０５を収容するためのス リーブ１０７を備える。従って、スリーブ１０７は凹部１１１内で摺動できるよ うに受け入れられており、機器が図４，６の格納位置から図５．７の露出位置へ 移動される際、凸部１０９はスロット１０８内を摺動する０機器９０は凸部が横 向きの部材１１２の中に受け入れられるように、図５に示す回転ノーズ部分１０ ０により、露出された第１モードの配置に固定される。もちろん、スロット１０ Ｂはシリンダ１２４の内面１２２に設けられてもよく、凸部１０９はシリンダ１ ２４の外面１１８より延長してもよく、スロット１０８の方向は同じ結果を得る ために反転されてもよい、加えて、スロット１０８の第２の横向き部材（図示さ れていない）は格納位置に機器９０を固定するために横向き部材１１２のスロッ ト１０８とは反対の端部に設けられてもよく、その結果、さらに電極１２が不用 意に露呈されることが防がれる。

電極が手術のために配置されている場合、または機器が使用されない場合の様な 機器が作動していない場合に、電極及びノズルが格納状態に維持され得る電気外 科機器が提供されることが本発明の利点である。ガス促進電気外科モードと同様 に従来の電気外科モードにおいてもそのような装置が機能できることが本発明の 別な利点である。腹腔鏡を使用する場合に適用されるデュアルモードの電気外科 機器が提供されることが本発明のもう一つの利点である。また、本発明では手術 の間、オペレータは電極及びノズルの相対的な配置の簡単な手動コントロールを 維持できる。他の利点は当業者には明白であろう。

本発明は多くの利点を構成する一つの実施例に関連して記載されているが、多く の別例が発明の広い範囲内に含まれるものと考えられる１例えば、そして無制限 に、好適な実施例では第１及び第２モードのコントロールスイッチがペンシルハ ウジングのグリップ部上に直接設けられているが、そのようなスイッチは別個に 設けられてもよい０例えば、図１〜３の実施例のガス供給スイッチ５０は、機器 １０上の第３の膨張部（図示せず）及び／または１図３に図示されているように 、全く別個にガス供給装置８８に接続された足踏みスイッチ１１４を介して設け てもよい、同様に、組織切断及び／または凝固を選択的に開始するための２本ワ イヤのスイッチは、ガス供給装置８８に接続された足踏みスイッチ内に別個に設 けてもよい、加えて、本発明はデュアルモードで腹腔鏡に使用する場合に利点が あるが、装置が作動しない場合に電極及びノズルを格納位置に維持する能力を含 み、それには制限されない多くの特徴は、非二元モード及び／または腹腔鏡を使 用しない場合にも適用可能であると考えられる。

上記の記載によれば、当業者にとって明白な他の別個は、以下に記載の請求の範 囲によりさらに定義されているように、本発明の範囲内に含まれるものである。

図３ 特表千７−５０１７１９　（７）

Claims (25)

【特許請求の範囲】
1. １．共通の軸を持つノズル及び電極を備えた外科手術装置と、前記電極が露出さ れる第１の配置と、前記電極及びノズルが収められる第２の配置との間で前記外 科手術装置を配置するための第１手段と、前記外科手術装置が非稼動状態にある 場合に、当該装置を前記第２の配置に維持するための第２手段と、を備えた電気 外科器具。
2. ２．前記外科手術装置が前記第１の配置にある場合に、前記ノズルに対してガス を送り出すガス搬送手段を更に備えてなる請求項１に記載の電気外科器具。
3. ３．第１の手術モードと第２の手術モードの間で選択するためのモード選択手段 を更に備えてなる請求項２に記載の電気外科器具。
4. ４．前記モード選択手段は、前記ノズルヘのガス搬送を制御する圧力スイッチを 備えてなる請求項３に記載の電気外科器具。
5. ５．前記第１の手術モードにおいて、前記外科手術装置を前記第１の配置に保持 する保持手段を更に備えてなる請求項３に記載の電気外科器具。
6. ６．前記保持手段は、前記ノズル及び前記電極のうちの一方と一体の第１の連動 部材と、前記ノズル及び前記電極のうちの他方と一体の第２の連動部材とを備え ており、前記外科手術装置が前記第１の配置にある場合に、前記第１の連動部材 が前記第２の連動部材と係合する請求項５に記載の電気外科器具。
7. ７．前記保持手段は、前記ノズル及び前記電極のうちの一方と一体的に連結され た突部と、前記ノズル及び前記電極のうちの他方と一体的に連結されて前記突部 をスライド可能に受承するための、縦部分と横部分とを有する溝とを備え、前記 突部が前記溝の横部分に受承されている場合に、前記外科手術装置が前記第１の 配置に保持される請求項５に記載の電気外科器具。
8. ８．前記第１手段は、前記ノズルに一体連結された第１の部分と、前記電極に一 体連結された第２の部分とを含むハウジングを備えてなり、前記第１の部分は前 記第２の部分に対してスライド可能に相互連結されている請求項１に記載の電気 外科器具。
9. ９．前記第２手段は、前記外科手術装置を前記第２の配置に維持するための、前 記第１及び第２の部分間に作動的に配置された弾性部材を備えてなる請求項８に 記載の電気外科器具。
10. １０．前記第２手段は、前記第１の部分と一体の第１の連動部材と、前記第２の 部分と一体の第２の連動部材とを備え、前記外科手術装置が前記第２の配置にあ る場合に、第１の連動部材は前記第２の連動部材と係合する請求項８に記載の電 気外科器具。
11. １１．前記ハウジングと前記ノズルとの間に配置されて、前記外科手術装置の腹 腔鏡への適用を可能とする長尺状チューブを更に備えてなる請求項８に記載の電 気外科器具。
12. １２．前記ノズルが前記チューブに固定的に連結されている請求項１１に記載の 電気外科器具。
13. １３．前記第１手段は前記第１の部分と一体の、横方向へ延びる部材を備えてお り、この部材をつかむことによって前記外科手術装置が配置される請求項８に記 載の電気外科器具。
14. １４．前記第１手段は、前記第２の部分と一体の、横方向へ延びる第２の部材を 更に備えてなり、一つの手で前記第１及び第２の部材をつかむことによって前記 外科手術装置が配置可能である請求項１３に記載の電気外科器具。
15. １５．電源から電極への電気信号の供給を選択的に制御する信号制御手段を更に 備えてなる請求項１に記載の電気外科器具。
16. １６．前記信号制御手段は、少なくとも、組織切断に十分な第１の信号と凝固に 十分な第２の信号との間で、前記信号を選択的に切り換えるスイッチ手段を備え てなる請求項１５に記載の電気外科器具。
17. １７．ノズルと、 前記ノズルと共通の軸を持つ電極と、 前記ノズルに対して前記電極を、第１の手術モード用の第１の位置と第２の手術 モード用の第２の位置との間で動かす第１手段と、前記第２の手術モードにおい て前記電極を前記第２の位置に維持する第２手段と、を備えており、 前記電極は、前記第２の位置にある場合よりも、前記第１の位置にあるノズルに 対してもっと前方の位置にある電気外科器具。
18. １８．前記第１の手術モードにおいて、前記ノズルに対してガスを送り出すガス 搬送手段を更に備えてなる請求項１７に記載の電気外科器具。
19. １９．前記維持手段は、前記第１の部分と一体の第１の連動部材と、前記第２の 部分と一体の第２の連動部材とを備えており、前記第１及び第２の部分はそれら の間の摩擦接触を提供するように寸法決定されている請求項１７に記載の電気外 科器具。
20. ２０．前記維持手段は、前記第１及び第２の部分を離すように付勢するための当 該第１及び第２の部分の間に配置された弾性部材を備えてなる請求項１７に記載 の電気外科器具。
21. ２１．套管と、 前記套管に固着されたノズルと、 前記ノズルと共通の軸を持つ電極と、 非ガス促進電気外科用の第１の位置と、ガス促進電気外科用の第２の位置との間 において、前記ノズルに対して前記電極を動かすための位置決め手段と、ガス促 進電気外科のために、前記ノズルに対してガスを送り出すガス搬送手段と、を備 えており、 前記電極は、第２の位置における場合よりも第１の位置においてノズルに対して もっと前方にある電気外科用機器。
22. ２２．前記電極を前記第１の位置に保持する保持手段を更に備える請求項２１に 記載の電気外科用機器。
23. ２３．前記電極を前記第２の位置に維持する手段を更に備えてなる請求項２１に 記載の電気外科用機器。
24. ２４．ノズルと、 前記ノズルと共通の軸を持つ電極と、 第１の部分及び第２の部分を有するペンシル型ハウジングと、を備えており、第 １及び第２の部分は、それらの間の相移動のためにスライド可能に相互連結され ており、 当該第１及び第２の部分のうちの一方は前記電極に対して連結され、当該第１及 び第２の部分の他方は前記ノズルに対して連結されている電気外科器具。
25. ２５．前記電極が前記ノズルの端部を超えて前方に延びる第１の位置、及び、前 記第２の部分に対して前記第１の部分をスライドさせることにより前記電極及び 前記ノズルが収められる第２の位置から、前記電極が移動可能である請求項２４ に記載の電気外科器具。