JPH0750133Y2 - 工作機械のインデックステーブルの割出し装置 - Google Patents

工作機械のインデックステーブルの割出し装置

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JPH0750133Y2
JPH0750133Y2 JP9137389U JP9137389U JPH0750133Y2 JP H0750133 Y2 JPH0750133 Y2 JP H0750133Y2 JP 9137389 U JP9137389 U JP 9137389U JP 9137389 U JP9137389 U JP 9137389U JP H0750133 Y2 JPH0750133 Y2 JP H0750133Y2
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JP9137389U
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伸 甲谷
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DMG Mori Co Ltd
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Mori Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、工作機械のインデックステーブルの割出し装
置に関し、特に、割出し作業時間を短縮して、工作機械
の稼動効率を高められるとともに、装置が小型で割出し
のための旋回に要するエネルギを節約できるようにした
工作機械のインデックステーブルの割出し装置に関す
る。
〈従来の技術〉 従来、工作機械のインデックステーブルとして、例えば
第4図に示すように、インデックステーブル1のテーブ
ル本体2にパレットベース3が回転可能に支持され、イ
ンデックステーブル1の割出し装置4はテーブル本体2
に固定される基準輪5、基準輪5と同心に配置され、パ
レットベース3に固定される旋回輪6、これら両輪5・
6に同時に係脱されるロック具7、及びテーブル本体2
に支持され、前記ロック具7を進退駆動する駆動装置8
とを備え、ロック具7が前記両輪5・6に同時に係合さ
れるクランプ状態では、パレットベース3が旋回輪6、
ロック具7及び基準輪5を介してテーブル本体2に回転
不能にロックされるとともに、ロック具7で旋回輪6を
テーブル本体2に押圧してテーブル本体2に対してパレ
ットベース3をクランプするように構成し、ロック具7
が前記両輪5・6から同時に離脱するアンクランプ状態
では、テーブル本体2へのパレットベース3の押圧を解
除するとともに、パレットベース3がテーブル本体2に
対して回転自在となるように構成したものがある。
この従来例においては、駆動装置8によるクランプ力で
パレットベース3をテーブル本体2にクランプされるの
で、加工力によってパレットベース3の片側がテーブル
本体2から浮き上がる、いわゆる片上がりを防止して、
加工精度を高めることができる。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、従来の工作機械のインデックステーブルの割
出し装置では、テーブル本体2と旋回輪6とが直接に当
接されているので、パレットベース3を回転させる時
に、大きな摩擦抵抗が生じる。このため、割出し作業時
間が長くなる上、パレットベース3を回転させるのに強
力な旋回駆動装置が必要となる。更に、ユーザーにとっ
ては割出し作業を行うための電力等のエネルギを多く必
要とするため、省エネルギ化を図る上で不利になる。
本考案は上記の事情を考慮してなされたものであり、割
出し作業時間を短縮して、工作機械の稼動効率を高めた
れるとともに、装置が小型で割出しのための旋回に要す
るエネルギを節約できるようにした工作機械のインデッ
クステーブルの割出し装置を提供することを目的とする
ものである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、例えば第4図に示すように、インデックステ
ーブル1のテーブル本体2にパレットベース3が回転可
能に支持され、インデックステーブル1の割出し装置4
はテーブル本体2に固定される基準輪5、基準輪5と同
心に配置され、パレットベース3に固定される旋回輪
6、これら両輪5・6に同時に係脱されるロック具7、
及びテーブル本体2に支持され、前記ロック具7を進退
駆動する駆動装置8とを備え、ロック具7が前記両輪5
・6に同時に係合されるクランプ状態では、パレットベ
ース3が旋回輪6、ロック具7及び基準輪5を介してテ
ーブル本体2に回転不能にロックされるとともに、ロッ
ク具7で旋回輪6をテーブル本体2に押圧してテーブル
本体2に対してパレットベース3をクランプするように
構成し、ロック具7が前記両輪5・6から同時に離脱す
るアンクランプ状態では、テーブル本体2へのパレット
ベース3の押圧を解除するとともに、パレットベース3
がテーブル本体2に対して回転自在となるように構成し
た工作機械のインデックステーブルの割出し装置を前提
として、上記の目的を達成するため、次のような手段を
講じている。
すなわち、前記旋回輪6とテーブル本体2に形成した転
動軌道面11との間に弾性変形可能な転動体9を介在さ
せ、前記クランプ状態では、転動体9が弾性変形して、
旋回輪6がテーブル本体2に押圧固定され、アンクラン
プ状態では、転動体9が弾性復元して、旋回輪6をテー
ブル本体2から浮き上がらせるように構成する。
〈作用〉 本考案においては、クランプ状態では、旋回輪6がテー
ブル本体2に押圧固定されるので、いわゆる、片上がり
の発生を防止できる。また、アンクランプ状態では、転
動体9が弾性復元して、旋回輪6をテーブル本体2から
浮き上がらせるので、パレットベース3の回転抵抗が転
動体9の回転抵抗になって著しく低下する。
本考案においては、転動体9はローラ、球等の回転体で
あれば特に制限されないが、中空ローラ状の転動体9は
容易に弾性変形させると同時に強力な弾性復元力を得る
ことができるので推奨される。
また、ロック具はテーブル本体2の全周にわたって設け
る必要はないが、どの方位に対してもパレットベース3
をクランプする力が均等になるように、テーブル本体2
の全周にわたって輪状に設けることが好ましい。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第4図は本考案の一実施例に係るマシニングセンタのイ
ンデックステーブルの縦断面図である。
同図に示すように、インデックステーブル1のテーブル
本体2にパレットベース3が回転可能に支持される。す
なわち、テーブル本体2の中心に立設した中心軸21にパ
レットベース3が回転可能に、かつ、所定の範囲内で昇
降可能に外嵌されるとともに、パレットベース3の外周
部が中空弾性ローラ9を介してテーブル本体2に支持さ
れている。
インデックステーブル1の割出し装置4はテーブル本体
2に固定される基準輪5、基準輪5と同心に配置され、
パレットベース3に固定される旋回輪6、これら両輪5
・6に同時に係脱されるロック輪(ロック具)7、及び
テーブル本体2に支持され、前記ロック輪7を進退駆動
する駆動装置8とを備える。
この駆動装置8は、テーブル本体2の外周部に形成され
る環状の受圧室81aと、下降駆動用油圧シリンダ81及び
テーブル本体2とロック輪7との間に挿入される上昇駆
動用バネ82とで構成される。
第1図に示すように、基準輪5、旋回輪6の各上面及び
ロック輪7の下面にはリング状の平面歯車5a・6a・7aが
形成され、ロック輪7が、前記両輪5・6に同時に係合
されるクランプ状態では、パレットベース3が旋回輪
6、ロック具7及び基準輪5を介してテーブル本体2に
回転不能にロックされるとともに、ロック具7で旋回輪
6をテーブル本体2に押圧してテーブル本体2に対して
パレットベース3をクランプするように構成し、ロック
具7が前記両輪5・6から同時に離脱するアンクランプ
状態では、テーブル本体2へのパレットベース3の押圧
を解除するとともに、パレットベース3がテーブル本体
2に対して回転自在となるようにしてある。
ところで、このマシニングセンタのインデックステーブ
ルでは、前記旋回輪6とこれがオーバーラップするテー
ブル本体2の部分、すなわち、転動軌道面11に、例えば
合成樹脂、金属等の弾性を有する材料によって作られた
中空ローラ9(第2図にその断面を示す)が挿入され
る。そして、前記クランプ状態では、この中空ローラ9
が弾性変形して、旋回輪6がテーブル本体2に押圧固定
され、アンクランプ状態では、中空ローラ9が弾性復元
して、旋回輪6をテーブル本体2から例えば0.01mm程度
浮き上がらせるように構成される。
なお、中空ローラ9は転動軌道面11に沿って等間隔を置
いて配置され、その間隔を保持するために、第3図に示
すように、中空ローラ9を填め込むノッチ12aを形成し
たリテーナ12が使用される。
このマシニングセンタのインデックステーブルにおいて
は、クランプ状態では、中空ローラ9が弾性変形してパ
レットベース3に固定された旋回輪6がテーブル本体2
の受止面13に油圧シリンダ81によって押圧されて固定さ
れる。その結果、加工力によりパレットベース3の片上
がりが発生することを防止でき、加工精度を高めること
ができる。
また、アンクランプ状態では、中空ローラ9が弾性復元
することにより、旋回輪6がテーブル本体2の受止面13
から浮き上がるので、パレットベース3の回転に対する
抵抗は、旋回輪6と受止面13との摩擦抵抗に比べると遥
かに小さい中空ローラ9の回転抵抗が抵抗となり、パレ
ットベース3を軽い力で迅速に回転させることができ、
割出作業時間を短縮できる上、パレットベース3を旋回
駆動する駆動装置として小能力の駆動装置を使用するこ
とができ、小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、ユーザーにとっては、パレットベース3を旋回駆
動するためのエネルギ消費を少なくできるので、省エネ
ルギを図ることができる。
〈考案の効果〉 以上のように、本考案によれば、クランプ状態では、駆
動装置で旋回輪をロック具を介してテーブル本体に押圧
するので、加工力によるパレットベースの片上がりを防
止して加工精度を高めることができる。また、アンクラ
ンプ状態では、転動体によりパレットベースをテーブル
本体から浮き上がらせるので、パレットベースの回転に
対する抵抗を著しく低減させることができる。その結
果、割出し作業時間を短縮できるとともに、パレットベ
ースを旋回駆動するための駆動装置を小能力にすること
ができ、小型化及び低コスト化を図ることができる。ま
た、小能力の駆動装置を用いることにより、電力等のエ
ネルギ資源を節約することができる。
本考案において、特に、転動体を中空ローラで構成する
場合には、中実ローラ、中空あるいは中実の球に比べ
て、外径に対する弾性変形量の割合を大きく取ることが
でき、転動体を弾性変形させるに要する力を小さくでき
る。その結果、パレットベースをクランプするための駆
動力を小さくすることができ、そのための駆動装置の小
能力化、小型化、低価格化を図ることができるととも
に、電力等のエネルギ資源を一層大きく節約することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るマシニングセンタのイ
ンデックステーブルの割出し装置の拡大縦断面図、第2
図はその中空ローラの断面図、第3図はそのリテーナの
平面図、第4図はそのインデックステーブルの縦断面図
である。 1……インデックステーブル、2……テーブル本体、3
……パレットベース、4……割出し装置、5……基準
輪、6……旋回輪、7……ロック輪(ロック具)、8…
…駆動装置、9……中空ローラ(転動体)、11……転動
軌道面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械のインデックステーブル(1)の
    テーブル本体(2)にパレットベース(3)が回転可能
    に支持され、 インデックステーブル(1)の割出し装置(4)はテー
    ブル本体(2)に固定される基準輪(5)、基準輪
    (5)と同心に配置され、パレットベース(3)に固定
    される旋回輪(6)、これら両輪(5)・(6)に同時
    に係脱されるロック具(7)、及びテーブル本体(2)
    に支持され、前記ロック具(7)を進退駆動する駆動装
    置(8)とを備え、 ロック具(7)が前記両輪(5)・(6)に同時に係合
    されるクランプ状態では、パレットベース(3)が旋回
    輪(6)、ロック具(7)及び基準輪(5)を介してテ
    ーブル本体(2)に回転不能にロックされるとともに、
    ロック具(7)で旋回輪(6)をテーブル本体(2)に
    押圧してテーブル本体(2)に対してパレットベース
    (3)をクランプするように構成し、ロック具(7)が
    前記両輪(5)・(6)から同時に離脱するアンクラン
    プ状態では、テーブル本体(2)へのパレットベース
    (3)の押圧を解除するとともに、パレットベース
    (3)がテーブル本体(2)に対して回転自在となるよ
    うに構成した、工作機械のインデックステーブルの割出
    し装置において、 前記旋回輪(6)とテーブル本体(2)に形成した転動
    軌道面(11)との間に弾性変形可能な転動体(9)を介
    在させ、 前記クランプ状態では、転動体(9)が弾性変形して、
    旋回輪(6)がテーブル本体(2)に押圧固定され、ア
    ンクランプ状態では、転動体(9)が弾性復元して、旋
    回輪(6)をテーブル本体(2)から浮き上がらせるよ
    うに構成した事を特徴とする、工作機械のインデックス
    テーブルの割出し装置
  2. 【請求項2】前記転動体(9)が中空円筒形のローラで
    あることを特徴とする請求項1に記載の工作機械のイン
    デックステーブルの割出し装置
JP9137389U 1989-08-01 1989-08-01 工作機械のインデックステーブルの割出し装置 Expired - Lifetime JPH0750133Y2 (ja)

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JPH0329249U JPH0329249U (ja) 1991-03-22
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CN100429041C (zh) * 2003-11-06 2008-10-29 津田驹工业株式会社 换位工作台
CN100443258C (zh) * 2003-11-07 2008-12-17 津田驹工业株式会社 换位工作台

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JP4585096B2 (ja) * 2000-08-11 2010-11-24 中村留精密工業株式会社 工作機械の旋回割出し装置
JP5277057B2 (ja) * 2009-04-14 2013-08-28 津田駒工業株式会社 工作機械用の主軸駆動装置における回転抵抗付与装置

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