JPH0750095Y2 - 金属製廃材などの切断装置 - Google Patents
金属製廃材などの切断装置Info
- Publication number
- JPH0750095Y2 JPH0750095Y2 JP1991096708U JP9670891U JPH0750095Y2 JP H0750095 Y2 JPH0750095 Y2 JP H0750095Y2 JP 1991096708 U JP1991096708 U JP 1991096708U JP 9670891 U JP9670891 U JP 9670891U JP H0750095 Y2 JPH0750095 Y2 JP H0750095Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable blade
- cutting device
- piece
- blade
- fixed blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Shovels (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
- Shearing Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車、船舶、あるい
はビルなどの構造物を解体処理するさいに好適な金属製
廃材などの切断装置に関する。
はビルなどの構造物を解体処理するさいに好適な金属製
廃材などの切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の切断装置としては、本考
案者が先に開示した金属製廃材などの切断装置(実開昭
60−91311号公報、実開昭60−134512号
公報)が知られている。かかる切断装置は、固定刃と可
動刃とをスリ合せ自在に軸着すると共に、可動刃の基端
部に大型の流体圧シリンダを連結した基本構成を有する
ものであり、自動車のシャシや形鋼など比較的大型の金
属製廃材を確実に切断することができるものである。
案者が先に開示した金属製廃材などの切断装置(実開昭
60−91311号公報、実開昭60−134512号
公報)が知られている。かかる切断装置は、固定刃と可
動刃とをスリ合せ自在に軸着すると共に、可動刃の基端
部に大型の流体圧シリンダを連結した基本構成を有する
ものであり、自動車のシャシや形鋼など比較的大型の金
属製廃材を確実に切断することができるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如く構成された従来装置は、以下の欠点を有するもので
ある。まず第1に、流体圧シリンダでもって直接的に可
動刃を固定刃方向に押圧してスリ合せ、所要の金属製廃
材を切断するものであるから、切断時には刃元より刃先
にしたがって漸次押圧力が弱まりやすく、大型の金属製
廃材などの場合には必ずしもスム−ズな切断がしずらい
ものである。第2に、流体圧シリンダでもって直接的に
可動刃を固定刃方向に押圧してスリ合わせるため、常に
大きな押圧力をもつ流体圧シリンダが必要とされ、必然
的に装置自体が大型化するのみならず、動力費が大とな
るものである。
如く構成された従来装置は、以下の欠点を有するもので
ある。まず第1に、流体圧シリンダでもって直接的に可
動刃を固定刃方向に押圧してスリ合せ、所要の金属製廃
材を切断するものであるから、切断時には刃元より刃先
にしたがって漸次押圧力が弱まりやすく、大型の金属製
廃材などの場合には必ずしもスム−ズな切断がしずらい
ものである。第2に、流体圧シリンダでもって直接的に
可動刃を固定刃方向に押圧してスリ合わせるため、常に
大きな押圧力をもつ流体圧シリンダが必要とされ、必然
的に装置自体が大型化するのみならず、動力費が大とな
るものである。
【0004】本考案は、従来の問題点を一挙に解決し、
小さな押圧力でもって可動刃を固定刃にスリ合せ、所要
の金属製廃材等をスム−ズに切断することが出来るのみ
ならず、装置自体を非常にコンパクト化することが出来
る金属製廃材などの切断装置を提供するにある。
小さな押圧力でもって可動刃を固定刃にスリ合せ、所要
の金属製廃材等をスム−ズに切断することが出来るのみ
ならず、装置自体を非常にコンパクト化することが出来
る金属製廃材などの切断装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本考案は、略箱状
フレ−ム1の先部に固定刃2と可動刃3がスリ合せ自在
に突設せられ、同フレ−ム1内の後部には略倒L字形状
とされた作動片6の一端部が枢着されると共に、該作動
片6の自由端には流体圧シリンダ7が連結せられ、か
つ、作動片6の折曲部9と前記可動刃3の後端部は棒状
の連結片8を介して連結された構成よりなる。
フレ−ム1の先部に固定刃2と可動刃3がスリ合せ自在
に突設せられ、同フレ−ム1内の後部には略倒L字形状
とされた作動片6の一端部が枢着されると共に、該作動
片6の自由端には流体圧シリンダ7が連結せられ、か
つ、作動片6の折曲部9と前記可動刃3の後端部は棒状
の連結片8を介して連結された構成よりなる。
【0006】
【作用】略倒L字形状作動片6の一端部を支点とし、同
他端部を流体圧シリンダ7により押圧して回動せしめ、
所謂テコ作用により連結片8を介して可動刃3を固定刃
2にスリ合せつつ被切断物を切断せしめる。
他端部を流体圧シリンダ7により押圧して回動せしめ、
所謂テコ作用により連結片8を介して可動刃3を固定刃
2にスリ合せつつ被切断物を切断せしめる。
【0007】
【実施例】以下に、本考案を図面に示す一実施例につい
て説明する。1は先端面および上端面が開放状とされて
なる略箱体状のフレ−ム、2・3は該フレ−ム1の先部
に突設された固定刃と可動刃で、該両刃2・3はその基
端部がフレ−ム1の先部内に軸4を介してスリ合せ自在
に軸着されると共に、可動刃3の刃部5は内蔵されたバ
ネ部材により常時スリ合わせ方向へ付勢されるものとさ
れている。6は一端がフレ−ム1内の後部上端に枢着ピ
ンでもって枢着された略倒L字形状の作動片、7は該作
動片6の自由端に枢着ピンを介して連結された油圧シリ
ンダ、8は上記作動片6の折曲部9と可動刃3の基端部
上端とを枢着ピンでもって連結する棒状の連結片、10
は前記フレ−ム1の後端に設けられたホルダである。そ
の他、11はベ−スマシン、12は該ベ−スマシン11
に旋回・屈曲自在に立設された多関節ア−ムである。
て説明する。1は先端面および上端面が開放状とされて
なる略箱体状のフレ−ム、2・3は該フレ−ム1の先部
に突設された固定刃と可動刃で、該両刃2・3はその基
端部がフレ−ム1の先部内に軸4を介してスリ合せ自在
に軸着されると共に、可動刃3の刃部5は内蔵されたバ
ネ部材により常時スリ合わせ方向へ付勢されるものとさ
れている。6は一端がフレ−ム1内の後部上端に枢着ピ
ンでもって枢着された略倒L字形状の作動片、7は該作
動片6の自由端に枢着ピンを介して連結された油圧シリ
ンダ、8は上記作動片6の折曲部9と可動刃3の基端部
上端とを枢着ピンでもって連結する棒状の連結片、10
は前記フレ−ム1の後端に設けられたホルダである。そ
の他、11はベ−スマシン、12は該ベ−スマシン11
に旋回・屈曲自在に立設された多関節ア−ムである。
【0008】上述の如く構成された切断装置は、図3に
示すように、ベ−スマシン11に立設された多関節ア−
ム12の先端に所要の取付け具を介して取付け、所要の
金属製廃材を切断しつつ解体作業を行う。即ち、図1に
示すように、固定刃2と可動刃3を開作動せしめた状態
で自動車のシャシなど切断すべき所要の金属製廃材を掴
持する。しかるのち、油圧シリンダ7を作動せしめる
と、作動片6はその一端部を支点として上方へ回動を開
始し、連結片8を介して可動刃3を回動せしめつつ固定
刃2にスリ合せて次第に金属製廃材を切断せしめる(図
2参照)。このさい、略倒L字形状作動片6の一端部を
支点とし、同他端部を油圧シリンダ7により押圧して回
動せしめるため、作動片6の折曲部9が作用点となって
所謂テコ作用により連結片8を介して可動刃3を固定刃
2にスリ合せることが出来、少ない押圧力で持って切断
を極めてスム−ズに、しかも、確実になし得る。以下同
様に、油圧シリンダ7を作動せしめつつ作動片6および
連結片8を介して可動刃3を固定刃2にスリ合せ、所要
の金属製廃材を切断しつつ解体処理を行う。
示すように、ベ−スマシン11に立設された多関節ア−
ム12の先端に所要の取付け具を介して取付け、所要の
金属製廃材を切断しつつ解体作業を行う。即ち、図1に
示すように、固定刃2と可動刃3を開作動せしめた状態
で自動車のシャシなど切断すべき所要の金属製廃材を掴
持する。しかるのち、油圧シリンダ7を作動せしめる
と、作動片6はその一端部を支点として上方へ回動を開
始し、連結片8を介して可動刃3を回動せしめつつ固定
刃2にスリ合せて次第に金属製廃材を切断せしめる(図
2参照)。このさい、略倒L字形状作動片6の一端部を
支点とし、同他端部を油圧シリンダ7により押圧して回
動せしめるため、作動片6の折曲部9が作用点となって
所謂テコ作用により連結片8を介して可動刃3を固定刃
2にスリ合せることが出来、少ない押圧力で持って切断
を極めてスム−ズに、しかも、確実になし得る。以下同
様に、油圧シリンダ7を作動せしめつつ作動片6および
連結片8を介して可動刃3を固定刃2にスリ合せ、所要
の金属製廃材を切断しつつ解体処理を行う。
【0009】なお、上記実施例において、油圧シリンダ
7の代りにエアシリンダなどの流体圧シリンダを採用し
ても良いこと勿論である。
7の代りにエアシリンダなどの流体圧シリンダを採用し
ても良いこと勿論である。
【0010】
【考案の効果】本考案によれば以上の次第で、略箱状フ
レ−ム1の先部に固定刃2と可動刃3がスリ合せ自在に
突設せられ、同フレ−ム1内の後部には略倒L字形状と
された作動片6の一端部が枢着されると共に、該作動片
6の自由端には流体圧シリンダ7が連結せられ、かつ、
作動片6の折曲部9と前記可動刃3の後端部は棒状の連
結片8を介して連結されているから、略倒L字形状作動
片6の一端部を支点とし、同他端部を油圧シリンダ7に
より押圧して回動せしめつつ同折曲部9を作用点とし、
所謂テコ作用により連結片8を介して可動刃3を固定刃
2にスリ合せることが出来るものであって、少ない押圧
力により金属製廃材の切断を極めてスム−ズに、しか
も、確実に行うことが出来るのみならず、切断装置自体
をコンパクトに構成することが出来るものである。
レ−ム1の先部に固定刃2と可動刃3がスリ合せ自在に
突設せられ、同フレ−ム1内の後部には略倒L字形状と
された作動片6の一端部が枢着されると共に、該作動片
6の自由端には流体圧シリンダ7が連結せられ、かつ、
作動片6の折曲部9と前記可動刃3の後端部は棒状の連
結片8を介して連結されているから、略倒L字形状作動
片6の一端部を支点とし、同他端部を油圧シリンダ7に
より押圧して回動せしめつつ同折曲部9を作用点とし、
所謂テコ作用により連結片8を介して可動刃3を固定刃
2にスリ合せることが出来るものであって、少ない押圧
力により金属製廃材の切断を極めてスム−ズに、しか
も、確実に行うことが出来るのみならず、切断装置自体
をコンパクトに構成することが出来るものである。
【図1】本考案の一実施例を示す一部破断側面図であ
る。
る。
【図2】同作動状態を示す一部破断側面図である。
【図3】同使用状態を示す側面図である。
1 フレ−ム 2 固定刃 3 可動刃 6 作動片 7 油圧シリンダ 8 連結片 9 折曲部
Claims (1)
- 【請求項1】略箱状フレ−ム1の先部に固定刃2と可動
刃3がスリ合せ自在に突設せられ、同フレ−ム1内の後
部には略倒L字形状とされた作動片6の一端部が枢着さ
れると共に、該作動片6の自由端には流体圧シリンダ7
が連結せられ、かつ、作動片6の折曲部9と前記可動刃
3の後端部は棒状の連結片8を介して連結されてなるこ
とを特徴とする金属製廃材などの切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991096708U JPH0750095Y2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 金属製廃材などの切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991096708U JPH0750095Y2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 金属製廃材などの切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0539820U JPH0539820U (ja) | 1993-05-28 |
JPH0750095Y2 true JPH0750095Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=14172253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991096708U Expired - Lifetime JPH0750095Y2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 金属製廃材などの切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750095Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5928157U (ja) * | 1982-08-12 | 1984-02-21 | 飯田 星祥 | シヨベル系掘削機の切断・破砕用フロントアタツチメント |
-
1991
- 1991-10-28 JP JP1991096708U patent/JPH0750095Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0539820U (ja) | 1993-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2404948A1 (en) | Adjustable pedal mechanism for a motor vehicle | |
CA2415516A1 (en) | Jaw crusher | |
EP0930121A3 (en) | Blade mounting device in cutting tool | |
JP4298965B2 (ja) | パイプレンチ | |
JPH0750095Y2 (ja) | 金属製廃材などの切断装置 | |
GB2352201A (en) | Device for carrying out mechanical work on components by means of tool elements arranged on a preferably C-shaped tool holder | |
JP2002264103A (ja) | 廃材用切断装置 | |
JPH0315217Y2 (ja) | ||
JPS624340Y2 (ja) | ||
JP3056069B2 (ja) | 金属製廃材などの切断装置 | |
JP2773336B2 (ja) | ヘミング加工工具 | |
JPS6327978Y2 (ja) | ||
JPS6138782Y2 (ja) | ||
JP3084631U (ja) | アール剪断装置 | |
JPS6039405Y2 (ja) | 解体機 | |
JP2967657B2 (ja) | クランプ装置 | |
JPH0620398Y2 (ja) | マイクロマニピュレータ | |
JP3170666B2 (ja) | プレス用自動開き機構付きカバー | |
JP2569472Y2 (ja) | プレス成形装置 | |
JPS6219369Y2 (ja) | ||
JP2523193Y2 (ja) | 金属製廃材などの切断装置 | |
JPH0321921Y2 (ja) | ||
JP3587999B2 (ja) | 油圧パンチャー | |
US2682794A (en) | Prong bending tool | |
JPS5821634Y2 (ja) | クランプ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |